JP2010201511A - ブシュ及び該ブシュを備えたガイドブシュ装置 - Google Patents

ブシュ及び該ブシュを備えたガイドブシュ装置 Download PDF

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Abstract

【課題】縮径に必要な軸方向の押圧力を小さくしブシュの内径調節を容易とするとともに、軸方向で内径の縮径量を均等とし内径サイズのバラツキを抑制するブシュ及び該ブシュを備えたガイドブシュ装置を提供すること。
【解決手段】ブシュ本体110に軸方向に延びるスリット111を設け、該スリット端部の周方向両側にテーパ部112を設け、ブシュ本体110の両端に設けた押圧部材120がテーパ部112に係合する係合部121を有し、両端側から加圧することによって、スリット111の間隙を縮小し、押圧部材120の軸方向位置に応じてブシュ本体110の内径を調節すること。
【選択図】図1

Description

本発明は、棒状素材を支持するためのブシュ及び該ブシュを備えたガイドブシュ装置に関するものである。
従来、自動旋盤等において、切削工具の近くで棒状素材を回転及び軸方向に摺動可能に支持するガイドブシュ装置が一般的に知られている。
該ガイドブシュ装置に使用するブシュとして、軸方向に押圧することにより内径を均等に縮径可能なブシュが公知である(例えば、特許文献1参照。)。
特開昭51−97883号公報(第2頁、図1)
このような公知のブシュは、軸方向に加わる押圧力によるブシュ本体自体の軸方向の圧縮変形を径方向の内径の縮径に変換する構造であるためブシュの内径を縮径させるために軸方向に大きな押圧力が必要であり、ブシュの内径調節が容易ではないという問題があった。
本請求項1に係る発明は、中空柱状のブシュ本体を備え、該ブシュ本体を軸方向に加圧することによりブシュ本体の内径が縮径するブシュにおいて、ブシュ本体の両端に、押圧部材を設け、前記ブシュ本体に、軸方向に延びるスリットを設け、該スリット端部の周方向両側にテーパ部を設け、前記押圧部材が、前記テーパ部に係合する係合部を有し、前記係合部を、押圧部材を介してブシュ本体を両端側から加圧することによって、前記スリットの間隙を縮小するように形成し、押圧部材の軸方向位置に応じてブシュ本体の内径を調節することにより、前記課題を解決するものである。
本請求項2に係る発明は、請求項1に記載されたブシュの構成に加えて、スリットが、前記ブシュ本体の軸方向に全体に延びる1本のスリットからなることにより、前記課題を解決するものである。
本請求項3に係る発明は、請求項2に記載されたブシュの構成に加えて、ブシュ本体が、前記スリットの端部と軸心を挟んで反対側の端部に軸心調整テーパ係合部を有し、前記押圧部材が、前記軸心調整テーパ部と係合して前記ブシュ本体を軸方向に押圧した際に軸心を前記スリット方向に移動させる軸心調整係合部を有することにより、前記課題を解決するものである。
本請求項4に係る発明は、請求項1に記載されたブシュの構成に加えて、スリットが、前記ブシュ本体の軸方向の両端部からそれぞれ延びる2本以上のスリットからなることにより、前記課題を解決するものである。
本請求項5に係る発明は、請求項4に記載されたブシュの構成に加えて、ブシュ本体の両端側のスリットを、一端側の周方向の配置と、他端側の周方向の配置とが互いに異なるように設けたことにより、前記課題を解決するものである。
本請求項6に係る発明のブシュは、請求項1乃至請求項5のいずれか1つに記載されたブシュの構成に加えて、テーパ部が、軸方向に平行な面と傾斜した面が交互に設けられてなることにより、前記課題を解決するものである。
本請求項7に係る発明は、棒状素材を支持するガイドブシュ装置において、請求項1乃至請求項6のいずれか1つに記載のブシュが装着されたことにより、前記課題を解決するものである。
本請求項8に係る発明は、請求項7に記載されたガイドブシュ装置の構成に加えて、ブシュを内装する支持体を設け、該支持体に前記押圧部材を、支持体に対して軸心を保持した状態で、軸方向に摺動可能に支持したことにより、前記課題を解決するものである。
本請求項1に係る発明のブシュは、押圧部材の係合部によってテーパ部を押圧することによって、スリット間隔を狭めて内径の調節を行うため、ブシュ本体は軸方向で内径の縮径量が均等となり、内径サイズのバラツキを抑制することができる他、押圧部材に対する加圧力がブシュ本体のスリットの間隔を狭める方向に直接作用するため、縮径に必要な軸方向の押圧力を小さくすることができ、ブシュの内径調節を容易に行うことができる。
特に前述のように、内径サイズのバラツキが抑制されるため、ガイドブシュ装置として使用する場合、概ねブシュ本体の内周面全体で棒状素材を支持し、加工中に棒材素材の振れを防止することができ、製品の加工精度が向上する。
本請求項2に係る発明のブシュは、請求項1に係るブシュが奏する効果に加えて、スリットを1本とすることで単純な構造で、軸方向全体で内径の縮径量を均等とすることができる。
本請求項3に係る発明のブシュは、請求項2に係るブシュが奏する効果に加えて、スリット間隔を狭めて内径を縮径したときに発生する軸心のずれを補正することができる。
本請求項4に係る発明のブシュは、請求項1に係るブシュが奏する効果に加えて、スリット間隔を狭めて内径を縮径したときに軸心のずれの発生を防止することができる。
本請求項5に係る発明のブシュは、請求項4に係るブシュが奏する効果に加えて、軸方向全体で内径の縮径量を均等とすることができる。
本請求項6に係る発明のブシュは、請求項1乃至請求項5のいずれか1つに係るブシュが奏する効果に加えて、押圧部材の係合部をテーパ部の軸方向に平行な面の位置に保持することで、ブシュ本体の弾性で拡径方向に力が作用しても押圧部材の軸方向への移動力が発生しないため、縮径されたブシュの内径を確実に保持することができる。さらに押圧部材の軸方向位置に応じてブシュ本体の内径サイズを段階的に調節することができるとともに、内径サイズの管理を行うことができる。
請求項1乃至請求項6のいずれかに係るブシュを使用して、本請求項7または請求項8に係る発明のガイドブシュ装置を構成することができる。
本発明の一実施例であるブシュを備えたガイドブシュ装置の断面図。 本発明の第1実施例であるブシュの全体斜視図。 図2の分解斜視図。 図2のブシュの平面図。 図4のブシュの内径を縮径した時の平面図。 本発明の第2実施例であるブシュの全体斜視図。 図6の分解斜視図。 図6のブシュの平面図。 図6のブシュ本体の正面図および断面図。 図2のブシュの拡縮時の軸心の断面説明図。 本発明の第3実施例であるブシュの側面図。 本発明のブシュのテーパ部の他の実施例の拡大図。
まず、本発明の一実施例であるブシュ100を備えたガイドブシュ装置150は、自動旋盤等の図示しない主軸の前面で工具による加工作業位置の近傍に設けられており、図1に示すように、工具側(図面左側)にブシュ100を内装するブシュ支持部151がガイドブシュ固定コラム160にスリーブ161を介して固定されている。主軸(図示せず)に把持された棒状素材は、図面右方から挿入されブシュ100を貫通して図面左方に突出する。
ブシュ100は、ブシュ支持部151に形成されたブシュ挿入孔に挿入され、主軸側(図面右側)端部をブシュ支持部151に内装された固定部材152に当て止めされ、工具側端部(図面左側)を、ブシュ支持部151に螺合した調節部材153によって押圧され支持されている。ブシュ100は、調節部材153をブシュ支持部151に対して進退させることにより、工具側端部が押圧され、内径が調節される。ブシュ100の内径は貫通される棒状素材の径に応じて、棒状素材を回転及び摺動可能に支持するように調節される。棒状素材は、前記のように内径が調節されたブッシュ100によってガイドされながら従来同様加工される。
本発明の第1実施例であるブシュ100は、図2乃至図5に示すように、中空柱状のブシュ本体110と、ブシュ本体110の両端に配置された中空柱状の2つの押圧部材120からなる。ブシュ本体110は、軸方向全長にわたって延びる1本のスリット111を有している。スリット111の両端部には、該スリット111が先端部に位置するテーパ状突起112が設けられている。テーパ状突起112がスリット111の端部の周方向両側のテーパ部を構成している。
押圧部材120は、ブシュ本体110のテーパ状突起112と係合する係合部121を有している。係合部121は、押圧部材120の軸心に対して平行な押接面を有するコ字状の切欠きからなる。両押圧部材120に対して各々端部から軸心方向に沿って加圧し、2つの押圧部材120をブシュ本体110の両側から軸心方向にその間隔を狭める方向に移動させることで、両係合部121の押接面が、テーパ状突起112の周面に押接され、スリット111が両端部において周方向にその間隔が狭まる方向に押圧され、図5に示すように、ブシュ本体110の内径が縮小する。
また、両押圧部材120に対する加圧を解除し、2つの押圧部材120をブシュ本体110の両側から軸方向にその間隔が拡がる方向に移動させることで、両係合部121の押接面によるテーパ状突起112の周面への押接が解除され、ブシュ本体110の弾性によってスリット111の間隔が周方向に広がり、ブシュ本体110の内径が拡大する。
上記のように押圧部材120に対する加圧力を調節し、押圧部材120の軸方向の位置を調節することによって、ブシュ本体110の内径を調節することができる。特に両押圧部材120を同一の力で加圧することによって、スリット111の間隔が均等に変化するため、ブシュ本体110の内径を均等に拡大及び縮小調節することができる。
本実施例のブシュ100を前記ガイドブシュ装置150に適用した場合は、調節部材153の締め込み調節によって、一方の押圧部材120が固定部材152に当て止めされた状態で、調節部材153の締め込みに応じた力で、調節部材153を他方の押圧部材120に押圧し、両押圧部材120を同一の力で加圧する。これにより調節部材153を締め込み方向又は緩め方向に回すことにより、ブシュ本体110の内径が均等に調節され、ブシュ100を貫通する棒状素材はブシュ本体110の長手方向に均一に安定してガイドされる。
このように、ブシュ本体110のスリット111が軸方向全長にわたって設けられており、押圧部材120への加圧力が係合部121からテーパ状突起112を通じて、ブシュ本体110のスリット111が周方向に間隔を狭める方向にのみに作用するため、軸方向で内径の縮径量が均等となり加工中に棒材素材の振れを防止することができるとともに、縮径に必要な軸方向の力を小さくして内径調節を容易に行うことができる。
なお、本実施例では押圧部材120の係合部121の形状を矩形状の切欠き形状としているが、テーパ状突起112に係合し、押圧部材120を軸方向に押圧することでブシュ本体110のテーパ状突起112と当接してスリット111の間隔を狭めるものであればいかなる形状であっても良い。
また、押圧部材120には、ガイドブシュ装置150に対するブシュ100の回り止めのキー溝122が設けられており、ブシュ100は図示しないキーによって、回り止めされた状態でブシュ支持部151に装着される。これにより棒状素材が回転してもブシュ100が連れ回りすることなく安定してガイドブシュ装置150に支持され、棒状素材をガイドすることができる。
なお押圧部材120は、軸方向への押圧により外径が変化することはないため、ブシュ挿入孔に径方向にガタなく挿入され、ブシュ支持部151に対して軸心を保持した状態で、軸方向に摺動可能に支持されている。
本実施例ではキー溝122を矩形状の切欠き形状としているが、ガイドブシュ装置150に対し回り止めするものであればいかなる形状であっても良い。
本発明の第2実施例であるブシュ200は、図6乃至図9に示すように、中空柱状のブシュ本体210と、ブシュ本体210の両端に配置された2つの押圧部材220からなる。
ブシュ本体210は、軸方向の両端部にそれぞれ120度の角度で均等に配置された3本のスリット211を有している。それぞれの端部から延びるスリット211は60度ずれて配置されているとともに、軸方向に中央部でオーバラップする長さまで伸びる。
それぞれのスリット211の端部には、該スリット211が先端部に位置するようにテーパ状突起212が設けられている。
押圧部材220は、各々対応するテーパ状突起212と係合する3つの係合部221を有している。各係合部221は、押圧部材220の軸心に対して平行な押接面を有するコ字状の切欠きからなる。両押圧部材220に対して各々端部から軸方向に加圧し、2つの押圧部材220をブシュ本体210の両側から軸方向にその間隔を狭める方向に移動させることで、両係合部221の押接面が、テーパ状突起212の周面に押接され、ブシュ本体210の6本のスリット211が、テーパ状突起212側の端部において周方向にその間隔が狭まる方向に押圧され、スリット211の間隔がそれぞれ狭められ、ブシュ本体210の内径が縮小する。6本のスリット211の間隔を同時に狭めるため、ブシュ本体210の軸心位置が変化することなく内径が縮小する。
このことで、棒状素材はブシュ本体210の長手方向に均一に安定して摺動支持される。
また、両押圧部材220に対する加圧を解除し、2つの押圧部材220をブシュ本体210の両側から軸方向にその間隔が拡がる方向に移動させることで、両係合部221の押接面によるテーパ状突起212の周面への押接が解除され、ブシュ本体210の弾性によってそれぞれのスリット211の間隔が周方向に広がり、ブシュ本体210の内径が拡大する。
上記構造により、前述の実施例1と同様に、押圧部材220に対する加圧力を調節し、押圧部材220の軸方向の位置を調節することによって、ブシュ本体210の内径を調節することができ、両押圧部材220を同一の力で加圧することによって、全スリット211の間隔が均等に変化するため、ブシュ本体210の内径を均等に拡大及び縮小調節することができる。
なお本実施例のブシュ200を前記ガイドブシュ装置150に適用した場合は、前記実施例1と同様に、調節部材153の締め込み調節によって、両押圧部材220を同一の力で加圧するため、調節部材153を締め込み方向又は緩め方向に回すことにより、ブシュ本体210の内径が均等に調節される。この際前述のように両端部に3本ずつ計6本のスリット211は、ブシュ本体210に周方向均等に配置されているため、スリット211が周方向にその間隔が狭められ内径が縮小しても、内径の軸心のずれが発生することがない。
このように、ブシュ本体210のスリット211が両端部から3本ずつ軸方向に中央部でオーバラップする長さまで伸びるように設けられており、押圧部材220への押圧力が係合部221からテーパ状突起212を通じて、ブシュ本体210のスリット211が周方向に間隔を狭める方向にのみに作用するため、軸方向で内径の縮径量がほぼ均等となり加工中に棒材素材の振れを防止することができるとともに、縮径に必要な軸方向の押圧力を小さくして内径調節を容易に行うことができる。
なお、本実施例では押圧部材220の係合部221の形状を矩形状の切欠き形状としているが、テーパ状突起212に係合し、押圧部材220を軸方向に押圧することでブシュ本体210のテーパ状突起212と当接してスリット211の間隔を狭めるものであればいかなる形状であっても良い。
また、押圧部材220には、前記実施例1と同様のキー溝222が設けられ、棒状素材が回転してもブシュ200が連れ回りすることなく安定してガイドブシュ装置150に支持され、棒状素材をガイドすることができる。
なお押圧部材220は、実施例1と同様に、ブシュ挿入孔に径方向にガタなく挿入され、ブシュ支持部151に対して軸心を保持した状態で、軸方向に摺動可能に支持されている。前述のようにブシュ本体210が内径調節に際して軸心のずれが発生しないため、押圧部材220とブシュ本体210の軸心にずれがない状態で、ブシュ本体210の内径を調節することができる。
本実施例ではキー溝222を矩形状の切欠き形状としているが、ガイドブシュ装置150に対し回り止めするものであればいかなる形状であっても良い。
さらに、本実施例ではブシュ本体210のスリット211を両端部から3本ずつとしたが、2本あるいは4本以上であっても良い。
本発明の第3実施例であるブシュ300は、図11に示すように、前述した第1実施例のブシュ100の構成に加えて、押圧部材320の係合部321と軸心に対して対称な位置に軸心調整テーパ状突起323が設けられ、ブシュ本体310の軸心調整テーパ状突起323に対向する位置に軸心調整テーパ面313が設けられている。ブシュ本体310に押圧部材320を組み合わせると、軸心調整テーパ状突起323と軸心調整テーパ面313とが接する。
前述した第1実施例のブシュ100の構成では、図10に示すように、内部に棒状素材が挿入されていない状態でスリットの間隔が狭められると軸心Oが僅かに下方向に下がり、棒状素材の軸心と僅かにずれを生じる場合がある。本実施例では、軸心調整テーパ状突起323を設けることによって、両押圧部材320に対する軸方向の加圧(両押圧部材320の移動)に応じて、第1実施例と同様にブシュ本体310の中空柱状の内径が調節されると同時に、ブシュ本体310の軸心調整テーパ面313が押圧部材320の軸心調整テーパ状突起323に沿って移動することで、ブシュ本体310が図面上方に僅かに移動し、中空柱状の内径の軸心のずれを補正することができる。これにより押圧部材320を実施例1と同様に、ブシュ挿入孔に径方向にガタなく挿入し、ブシュ支持部151に対して押圧部材320の軸心を保持することによって、押圧部材320とブシュ本体310の軸心にずれがない状態で、ブシュ本体310の内径を調節することができる。
これらのブシュを備えたガイドブシュ装置によれば、概ねブシュの内周面全体で棒状素材を支持し、加工中に棒材素材の振れを防止することができ、製品の加工精度を向上させることができる。
さらに、図12に示すように、各実施例のブシュ100、200、300において、テーパ状突起112、212、312のテーパ面を、軸方向に平行面T1と傾斜面T2を交互に設けた形状としても良い。
このことで、押圧部材120、220、320が加圧されて軸方向に移動した場合、係合部121、221、321がテーパ状突起112、212、312の傾斜面T2に当接しているときにブシュ本体110、210、310が加圧力により縮径され、平行面T1に当接しているときは、ブシュ本体110、210、310が弾性により拡がろうとしても押圧部材120、220、320に軸方向の力を及ぼさないため、縮径されたブシュ100、200、300の内径が安定的に確実に保持される。押圧部材120,220,320は、軸方向の位置に応じて各平行面T1に順に乗り上げて当接状態となるため、押圧部材120,220,320の軸方向位置に応じてブシュ本体110,210,310の内径サイズを段階的に調節することができる。押圧部材120,220,320が各平行面T1に乗り上げて当接した状態では、ブシュ本体110,210,310の内径サイズが定められるため、ブシュ本体110,210,310の内径サイズを段階的に管理することができる。
100、200、300 ・・・ブシュ
110、210、310 ・・・ブシュ本体
111、211、311 ・・・スリット
112、212、312 ・・・テーパ状突起
313 ・・・軸心調整テーパ面
120、220、320 ・・・押圧部材
121、221、321 ・・・係合部
122、222、322 ・・・キー溝
323 ・・・軸心調整テーパ状突起
150 ・・・ガイドブシュ装置
151 ・・・ブシュ支持部
152 ・・・固定部材
153 ・・・調節部材
160 ・・・ガイドブシュ固定コラム
161 ・・・スリーブ

Claims (8)

  1. 中空柱状のブシュ本体を備え、該ブシュ本体側を軸方向に加圧することによりブシュ本体の内径が縮径するブシュにおいて、
    ブシュ本体の両端に、押圧部材を設け、
    前記ブシュ本体に、軸方向に延びるスリットを設け、該スリットの端部の周方向両側にテーパ部を設け、
    前記押圧部材が、前記テーパ部に係合する係合部を有し、
    前記係合部を、テーパ部に対して軸方向に加圧し、ブシュ本体に対して押圧部材を軸方向に移動させることによって、前記スリットの間隙を縮小するように形成し、前記押圧部材の軸方向位置に応じてブシュ本体の内径を調節することを特徴とするブシュ。
  2. 前記スリットが、前記ブシュ本体の軸方向に全体に延びる1本のスリットからなることを特徴とする請求項1に記載のブシュ。
  3. 前記ブシュ本体が、前記スリットの端部と軸心を挟んで反対側の端部に軸心調整テーパ係合部を有し、
    前記押圧部材が、前記軸心調整テーパ部と係合して前記ブシュ本体を軸方向に押圧した際に軸心を前記スリット方向に移動させる軸心調整係合部を有することを特徴とする請求項2に記載のブシュ。
  4. 前記スリットが、前記ブシュ本体の軸方向の両端部からそれぞれ延びる2本以上のスリットからなることを特徴とする請求項1に記載のブシュ。
  5. 前記ブシュ本体の両端側のスリットを、一端側の周方向の配置と、他端側の周方向の配置とが互いに異なるように設けたことを特徴とする請求項4に記載のブシュ。
  6. 前記テーパ部が、軸方向に平行な面と傾斜した面が交互に設けられてなることを特徴とする請求項1乃至請求項5のいずれか1つに記載のブシュ。
  7. 棒状素材を支持するガイドブシュ装置において、
    請求項1乃至請求項6のいずれか1つに記載のブシュが装着されたことを特徴とするガイドブシュ装置。
  8. ブシュを内装する支持体を設け、該支持体に前記押圧部材を、支持体に対して軸心を保持した状態で、軸方向に摺動可能に支持したことを特徴とする請求項7に記載のガイドブシュ装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2015020244A (ja) * 2013-07-19 2015-02-02 育良精機株式会社 芯出し用治具
JP2022547811A (ja) * 2019-09-13 2022-11-16 エルエヌエス マネジメント エス・アー・エール・エル 加工する棒材のガイドチャネルの直径を調整するための装置

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