JP2010201326A - チューブ状器具の洗浄装置及び洗浄容器 - Google Patents

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Abstract

【課題】洗浄準備が煩雑で且つ多数本のチューブ状器具の洗浄が困難な従来の洗浄装置の課題を解消する。
【解決手段】複数本のチューブ状器具Tが、長軸に沿って収容可能に形成された筒状容器であって、筒状容器の一端側に洗浄液が供給される供給口20が形成されていると共に、供給口20から供給されてチューブ状器具Tの各内腔を洗浄した洗浄液が排出される排出口22が筒状容器の他端側に形成されている洗浄容器14と、洗浄容器14が挿入される洗浄槽内に設けられ、洗浄容器14の一端側を着脱可能に把持する把持部と、前記把持部に把持された洗浄容器14の供給口20に、洗浄水を供給する洗浄水の供給手段と、チューブ状器具T内に洗浄水が通液されるように、筒状容器14の内圧を所定圧力に調整する圧力調整手段とを具備する。
【選択図】図2

Description

本発明はチューブ状器具及び洗浄容器に関する。
血液や唾液等の体液の吸引に用いた吸引管や内視鏡に用いたチューブ等のチューブ状器具は、付着した体液やタンパク質を洗浄した後、滅菌処理が施されて再使用される。
かかるチューブ状器具の洗浄装置として、例えば下記特許文献1には、図8に示す洗浄装置が提案されている。
この図8に示す洗浄装置では、洗浄槽100内に挿入されたバスケット102の網状部102a上に載置されたチューブ状器具104,104は、その各一端が把持部材106によって把持されている。
かかる把持部材106,106・・は、バスケット102内に設けられたボックス状の洗浄水供給部108の壁面に設けられている。この洗浄水供給部108には、洗浄槽100の外部から洗浄水が供給される。
特開2008−272705号公報
図8に示す洗浄装置によれば、内視鏡に用いた直管状のチューブ状器具の内腔に付着している体液等を洗浄することができる。
しかし、図8に示す洗浄装置では、チューブ状器具104,104・・の各一端を把持部材106に把持させることが必要であるため、洗浄準備が煩雑である。
また、図8に示す洗浄装置では、チューブ状器具の洗浄は、把持部材106,106・・の数によって制限を受けるため、多数本のチューブ状器具の洗浄には適していない。
そこで、本発明は、洗浄準備が煩雑で且つ多数本のチューブ状器具の洗浄が困難な従来の洗浄装置の課題を解消し、洗浄準備が容易で且つ多数本のチューブ状器具の洗浄を容易に行うことができるチューブ状器具の洗浄装置及び洗浄容器を提供することを目的とする。
本発明者等は、前記課題を解決すべく検討した結果、複数本のチューブ状器具を収容した洗浄容器の一端部を、図8に示す把持部材106に把持させて、洗浄容器の一端部に形成した供給口から洗浄水を供給し、洗浄容器の他端部に形成した排出口から洗浄水を排出することによって、チューブ状器具の各内腔が洗浄されることを知り、本発明に到達した。
すなわち、本発明は、両端に開口部が形成された複数本のチューブ状器具が、長軸に沿って収容可能に形成された筒状容器であって、前記筒状容器の一端側に洗浄液が供給される供給口が形成されていると共に、前記供給口から供給されて前記チューブ状器具の各内腔を洗浄した洗浄液が排出される排出口が前記筒状容器の他端側に形成されている洗浄容器と、前記洗浄容器が挿入される洗浄槽内に設けられ、前記洗浄容器の一端側を着脱可能に把持する把持部と、前記把持部に把持された洗浄容器の一端側の供給口に、洗浄水を供給する洗浄水の供給手段と、前記チューブ状器具内に洗浄水が通液されるように、前記筒状容器の内圧を所定圧力に調整する圧力調整手段とを具備することを特徴とするチューブ状器具の洗浄装置にある。
また、本発明は、両端に開口部が形成された複数本のチューブ状器具が、長軸に沿って収容可能に形成された筒状容器から成る洗浄容器であって、前記洗浄容器が、その一端側に洗浄液が供給される供給口が形成されていると共に、前記供給口から供給されて前記チューブ状器具の各内腔を洗浄した洗浄液が排出される排出口が前記洗浄容器の他端側に形成されていることを特徴とする洗浄容器にある。
かかる本発明において、圧力調整手段として、洗浄容器内を通過する洗浄水に対して所定の圧力損失を付与し、前記洗浄容器内を所定圧力に調整する圧力調整手段を採用することが簡単である。
この圧力調整手段として、洗浄容器の他端側に形成された排出口を、前記洗浄容器内に収容したチューブ状器具の端部が挿入され、前記排出口から排出される洗浄液量を調整できるように、出口側方向に開口面積が次第に狭くなるテーパ状排出口に形成した圧力調整手段を採用することによっても、洗浄容器内を所定の圧力に調整でき、且つテーパ状排出口に端部が挿入されたチューブ状器具の内腔を流れる洗浄水量が増加して、洗浄効果を向上できる。
かかる本発明において、洗浄容器内に洗浄水を間欠供給できるように、供給手段を制御する制御部を設けることによって、チューブ状器具の内腔を更に一層洗浄できる。
また、把持部に一端側を回転可能に把持した洗浄容器を、その他端側に形成した排出口から排出する洗浄水によって回転することにより、洗浄容器内に収容したチューブ状器具の各々に平均した洗浄水の通水を行うことができる。
本発明に係るチューブ状器具の洗浄装置では、複数本のチューブ状器具が収容された洗浄容器の一端側を把持部に把持することによって、洗浄準備が終了する。このため、複数本のチューブ状器具の各々を把持部材に把持させる従来の洗浄装置に比較して洗浄準備が容易である。
この様に、複数本のチューブ状器具を洗浄容器内に収容して洗浄できるため、多数本のチューブ状器具を洗浄する場合であっても、適当なサイズの洗浄容器を選択することによって、その洗浄を容易に行うことができる。
しかも、洗浄容器内に収容されたチューブ状器具の各内腔には、洗浄容器の内圧を所定圧力に調整する圧力調整手段によって洗浄水を通液できる結果、複数本のチューブ状器具を同時に洗浄できる。
また、洗浄容器内にチューブ状器具を収容するため、途中に曲折部が形成された曲折チューブ状器具の洗浄も容易に行うことができる。
本発明で用いる洗浄容器14の一例を示すと共に、洗浄容器14を装着した洗浄装置の一例を説明する説明図である。 図1に示す洗浄容器14の縦断面図である。 図1に示す洗浄装置の概要を説明する概略図である。 図2に示す洗浄容器14の他の形態を説明する部分縦断面図である。 図2に示す洗浄容器14の他の形態を説明する部分縦断面図である。 図2に示す洗浄容器14の他の形態を説明する部分縦断面図である。 洗浄容器14を装着できる洗浄装置の他の例を説明する概略図である。 従来の洗浄装置を説明する説明図である。
本発明に係るチューブ状器具の洗浄装置の一例を図1に示す。図1に示す洗浄装置には、洗浄槽10内に挿入されたバスケット12の網状部12a上に洗浄容器14が載置されている。この洗浄容器14の一端部は、把持部16に把持されている。かかる把持部16は、バスケット12内に設けられたボックス状の洗浄水供給部18の壁面に複数個設けられている。この洗浄水供給部18には、洗浄槽10の外部から洗浄水が供給される。
かかる洗浄容器14は、図2に示す様に、筒状容器であって、円筒状部14aの一端側に円錐状端部14bが螺着されている。この円錐状端部14bの頂部には、洗浄水の供給口20が設けられており、把持部16に挿入されて把持される。
また、円筒状部14aの他端側には、端面が平坦面に形成されたキャップ状部14cが螺着されている。このキャップ状部14cの側周面に、洗浄水の複数の排出口22,22・・が形成されている。
かかる洗浄容器14には、その長軸に沿って複数本のチューブ状器具T,T・・が収容される。このチューブ状器具T,T・・の収容は、円筒状部14a又はキャップ状部14cを円筒状部14aから取り外すことによって容易に行うことができる。
かかるチューブ状器具T,T・・としては、図2に示す様に、途中に曲折部が形成された曲折チューブ器具であってもよい。この様な曲折チューブ器具としては、歯科や耳鼻科等において汎用されている口腔内の唾液や鼻腔内の体液、血液等を吸引する吸引管を挙げることができる。
図1に示す洗浄槽10には、図3に示す様に、洗浄槽10内に洗浄水を給水する供給配管に制御弁50と、洗浄槽10に溜まった洗浄水を抜き出した洗浄水を洗浄水供給部18に供給するポンプ40とが設けられ、洗浄槽10の外周底面側には、超音波発振装置30とが設けられている。更に、洗浄槽10に溜まった洗浄水を排水として抜き出す排出配管の途中に制御弁52が設けられている。かかるポンプ40、制御弁50,52及び超音波発振装置30は、制御部56によって制御されている。
図2に示すチューブ状器具T,T・・の内腔を洗浄する際には、図2に示す様に、複数本のチューブ状器具T,T・・を収容した洗浄容器14を、洗浄槽10内に挿入し、その供給口20を、図1に示す様に、洗浄槽10内に設けた把持部16に挿入して把持する。
次いで、図3に示す制御部56からの信号によって、制御弁50を開いて洗浄水を洗浄槽10内に貯留する。洗浄水が洗浄槽10内に、図3に示すラインAの位置まで貯留したとき、制御部56からの信号によってポンプ40を駆動し、洗浄水供給部18及び把持部16を経由して洗浄容器14内に洗浄水を供給する。
洗浄容器14に供給された洗浄水は、円筒状部14aの一端側に螺着した円錐状端部14bに形成した供給口20から洗浄容器14内に供給され、洗浄容器14の長軸に沿って流れる。洗浄容器14内の洗浄水は、円状状部14aの他端側に螺着したキャップ状部14cの側周面に開口する複数の排出口22,22・・から噴出される。
かかる排出口22,22・・は、洗浄容器14の長手方向に流れる洗浄水の流れ方向に対して直角方向に位置している。このため、排出口22,22・・近傍での洗浄水の流れ方向が略直角に急激に曲折され、圧力損失が大きくなって、洗浄容器14内を所定圧力に調整できる。
更に、洗浄容器14の内圧は、供給口20の開口面積と排出口22,22・・の合計開口面積とを調整することによって、洗浄水の流れ方向の急激な変更と相俟って、洗浄容器14内を所定圧力に調整できる。
かかる供給口20の開口面積から求められる圧力損失と排出口22,22・・の合計開口面積から求められる開口部の圧力損失との関係は、供給口20の圧力損失<排出口22,22・・の圧力損失である。
尚、排出口22,22・・は、洗浄容器14の長手方向に沿って流れる洗浄水の流れ方向に対して直角方向に位置しているが、流れ方向に対する角度を変更して圧力損失を調整してもよい。
この様に、洗浄容器14内の所定圧力が加えられると、チューブ状器具T,T・・の内腔への洗浄水の流れが発生し、チューブ状器具T,T・・の内腔内の汚染物を除去できる。
図3に示すラインBの位置まで洗浄槽10内に洗浄水を貯留したとき、制御部56からの信号によって制御弁50を閉じる。
引き続いて、ポンプ40によって洗浄容器14内に洗浄水を供給しつつ、制御部56によってポンプ40を間欠的に停止・駆動の操作を繰り返して、洗浄容器14内の圧力を変動させる。かかる洗浄容器14内の圧力変動によって、収容されたチューブ状器具T,T・・の内腔への洗浄水の流れを変動でき、チューブ状器具T,T・・の内腔内の汚染物を更に除去できる。
更に、図1に示す洗浄装置では、制御部56からの信号によって超音波発振装置30を連続駆動し、洗浄容器14に収容されているチューブ状器具T,T・・に超音波を発振して、チューブ状器具T,T・・に超音波洗浄を施す。かかる超音波洗浄によって、チューブ状器具T,T・・の内腔に付着している汚染物の剥離を促進でき、、チューブ状器具T,T・・の内腔内を更に一層洗浄できる。
尚、超音波発振装置30は、ポンプ40が停止している間のみに駆動するように、制御部56によって制御してもよい。
チューブ状器具T,T・・に対して所定時間の洗浄を施したとき、制御部56からの信号によってポンプ40を停止して洗浄を終了する。
その後、制御部56からの信号によって制御弁52を開き、洗浄槽10内の洗浄水を排水することによって、洗浄容器14内の洗浄水も排出できる。
洗浄が終了したチューブ状器具T,T・・が収容されている洗浄容器14は、供給口20を把持部16から取り外して、キャップ状部14cの平坦面を底面として自立することによって、洗浄容器14内に収容されたチューブ状器具T,T・・の水きりを行うことができる。
ところで、図3に示すラインBの位置まで洗浄槽10内に洗浄水を貯留すると、洗浄容器14に浮力が作用して軽くなる。このため、キャップ状部14cの側周面に開口した複数の排出口22,22・・からの洗浄水を、洗浄容器14の回転方向に噴出することによって、洗浄容器14を回転できる。
かかる洗浄容器14の回転によって、洗浄容器14内に収容されているチューブ状器具T,T・・の位置を変更でき、チューブ状器具T,T・・の各々に平均した洗浄水の通水を行うことができる。
この様に、洗浄容器14を回転するには、洗浄水が洗浄容器14の接線方向に噴出するように、排出口22,22・・を形成することによって可能である。
図1及び図2に示す洗浄容器14では、キャップ状部14cの側周面に排出口22,22・・を形成しているが、図4に示す様に、キャップ状部14cの底部に排出口22,22・・を形成し、その内側に側周面に貫通孔24a,24a・・が開口されたキャップ状アダプター24を装着してもよい。このキャップ状部14cとキャップ状アダプター24との間には、隙間26が形成される。
図4に示す洗浄容器14では、その内部を流れてきた洗浄水は、流れ方向を略直角に変更してキャップ状アダプター24の貫通孔24a,24a・・から隙間26に流出し、キャップ状部14cの排出口22,22・・から外部に排出される。
この様に、洗浄容器14の内部を流れてきた洗浄水の排出路を複雑化することによって、洗浄水に圧力損失が生じて、洗浄容器14内を所定圧力に調整できる。
また、図5に示す洗浄容器14の様に、キャップ状部14cの底部に形成した排出口22,22・・の各出口側に、出口側方向に開口面積が次第に狭くなるテーパ状排出口28を装着することによっても、洗浄容器14内を所定圧力に調整できる。
図5に示す洗浄容器14では、収容されたチューブ状器具Tの端部がテーパ状排出口28に挿入されて、テーパ状排出口28を流れる洗浄水に対する通過抵抗を増加し、その出口から排出される洗浄液量が、チューブ状器具Tの端部が挿入されていないテーパ状排出口28よりも低下する。このため、洗浄容器14の内圧を所定圧力に調整できる。
しかも、テーパ状排出口28に端部が挿入されたチューブ状器具Tの内腔内を確実に洗浄水が流れ、内腔内の汚染物を洗浄できる。
かかるテーパ状排出口28は、図6に示す様に、キャップ状部14cの底部を厚くして、この底部に直接テーパ状排出口28を形成してもよい。
図1に示す洗浄装置では、常温の洗浄水でチューブ状器具Tを洗浄していたが、図7に示す様に、洗浄槽10の底部にヒータを具備するポット部32を設けてもよい。
図7に示す洗浄装置では、チューブ状器具Tをポット部32のヒータで加温した洗浄水によって洗浄できる。このため、チューブ状器具Tを常温の洗浄水で予備洗浄した後、ポット部32のヒータで加温した洗浄水によってチューブ状器具Tを洗浄することもできる。
図1〜図7に示す洗浄装置では、途中に曲折部が形成されたチューブ状器具Tを洗浄しているが、図8に示す長い直管状のチューブ状器具104であっても、チューブ状器具104を挿入できる洗浄容器14を用いることによって、多数本のチューブ状器具104,104・・を同時に洗浄できる。
更に、図1〜図7に示す洗浄装置では、制御部56によってポンプ40を間歇的に停止・駆動を繰り返していたが、ポンプ40を連続運転してもよく、図1及び図7に示す洗浄装置に設けられていた超音波発振装置30も設けなくてもよい。
また、図2、図4〜図6に示す洗浄容器14は、図1、図3、図7に示す洗浄装置に装着して洗浄を行っているが、チューブ状器具Tの予備洗浄や本洗浄後のすすぎ等を水洗で行う際に、チューブ状器具Tを収容した洗浄容器14の供給口20に直接水道の蛇口から水を供給して水洗を行ってもよい。
尚、以上の説明では、洗浄容器14として、円筒状容器を使用してきたが、角筒状容器であっても使用できる。
図2に示す洗浄容器14(容量0.9リットル)を用いた。この洗浄容器14は、内径7.7cmの円筒状部14aの一端側に螺着した円錐状端部14bの頂部に、直径12mmの供給口20を形成し、且つ円筒状部14aの他端側に螺着したキャップ状部14cの側周面に直径6mmの排出口22を4個開口している。
かかる洗浄容器14内には、チューブ状器具Tとして、途中が曲折されて「へ」字状に形成された長さ170〜180mmのガラスピペット(内径2mm)を20本収容した。これらのガラスピペットの各々には、ブラウン社製のテストソイルを残留させている。かかるテストソイルの残留物は、テストソイルをガラスピペットに吸引吐出して、その内腔に残留させた後、50℃に設定した乾燥滅菌装置内にガラスピペットを3時間載置して乾燥させたものである。
テストソイルが内腔に残留している20本のガラスピペットを収容した洗浄容器14の供給口20を、図7に示す洗浄水供給部18の壁面に設けられている把持部16に、図1に示すように差し込み把持させた後、制御部56からの信号によって制御弁50を開いて、洗浄水としての水を洗浄槽10に供給を開始した。
洗浄槽10に貯留された水量が図7に示すラインAに到達したとき、制御部50からの信号によってポンプ40が駆動して、洗浄水供給部18及び把持部16を経由して供給口20から洗浄容器14内に水を供給し、排出口22,22・・から水を排出する予備洗浄を3分間施した。かかる予備洗浄が終了したとき、制御部56からの信号によって制御弁50を閉じると共に、ポンプ40の駆動を停止し、制御弁52を開いて洗浄槽10内の洗浄水を排出した。この予備洗浄では、超音波発振装置30及びポット部32のヒータは使用しなかった。
かかる予備洗浄を施したガラスピペットには、内腔にテストソイルが残留しているものが存在していた。
次いで、制御部56からの信号によって制御弁50を開いて、洗剤が添加された洗浄水を洗浄槽10に供給を開始した。
洗浄槽10に貯留された洗浄水量が図7に示すラインAに到達したとき、制御部50からの信号によってポンプ40を駆動した。
引き続き、洗浄水の供給を続行し、洗浄水量がラインBに到達したとき、制御部56からの信号によって制御弁50を閉じて、本洗浄を開始した。
かかる本洗浄では、ポット部32のヒータをONして洗浄水を40℃に加温調整した後、超音波発振装置30を駆動し連続して超音波を洗浄容器14に向けて発振した。また、ポンプ40を、制御部56の信号によって、15秒間駆動した後、30秒間停止する間欠運転を行った。
この本洗浄は、加温調整した後に5分間施した。本洗浄が終了したとき、制御部56からの信号によって、ポンプ40及び超音波発振装置30を停止し、制御弁52を開いて洗浄水を排出した。
かかる本洗浄を施したガラスピペットは、内腔にテストソイルが残留しているものは見当たらなかった。
更に、制御弁50を開いて、洗浄水としての水を洗浄槽10に供給を開始して、予備洗浄と同様にして粗すすぎを30秒施した後、本すすぎを2分間施した。この本すすぎでは、ポット部32のヒータをONして洗浄水を40℃に加温調整した後、超音波発振装置30を駆動し連続して超音波を洗浄容器14に向けて発振した。また、ポンプ40を、制御部56の信号によって、15秒間駆動した後、30秒間停止する間欠運転を行った。
その後、洗浄容器14からガラスピペットを取り出して、内腔の水切りを行った後、内腔に残留しているテストソイルの残留について詳細に検査したが、残留物は存在していなかった。
実施例1において、洗浄容器14に収容するガラスピペットの本数を30本とし、本洗浄の時間を10分とした他は、実施例1と同様にして洗浄を施した。洗浄終了後のガラスピペットには、テストソイルが残留しているものは見受けられなかった。
10 洗浄槽
14 洗浄容器
16 把持部
18 洗浄水供給部
20 供給口
22 排出口
24 キャップ状アダプター
24a 貫通孔
26 隙間
28 テーパ状排出口
30 超音波発振装置
32 ポット部
40 ポンプ
50,52 制御弁
56 制御部
T チューブ状器具

Claims (6)

  1. 両端に開口部が形成された複数本のチューブ状器具が、長軸に沿って収容可能に形成された筒状容器であって、前記筒状容器の一端側に洗浄液が供給される供給口が形成されていると共に、前記供給口から供給されて前記チューブ状器具の各内腔を洗浄した洗浄液が排出される排出口が前記筒状容器の他端側に形成されている洗浄容器と、
    前記洗浄容器が挿入される洗浄槽内に設けられ、前記洗浄容器の一端側を着脱可能に把持する把持部と、
    前記把持部に把持された洗浄容器の一端側の供給口に、洗浄水を供給する洗浄水の供給手段と、
    前記チューブ状器具内に洗浄水が通液されるように、前記筒状容器の内圧を所定圧力に調整する圧力調整手段とを具備することを特徴とするチューブ状器具の洗浄装置。
  2. 圧力調整手段が、洗浄容器内を通過する洗浄水に対して所定の圧力損失を付与し、前記洗浄容器内を所定圧力に調整する圧力調整手段である請求項1記載のチューブ状器具の洗浄装置。
  3. 圧力調整手段が、洗浄容器の他端側に形成された排出口が、前記洗浄容器内に収容されたチューブ状器具の端部が挿入されて、前記排出口から排出される洗浄液量が調整されるように、出口側方向に開口面積が次第に狭くなるテーパ状排出口に形成された圧力調整手段である請求項1又は請求項2記載のチューブ状器具の洗浄装置。
  4. 洗浄容器内に洗浄水が間欠供給されるように、供給手段を制御する制御部が設けられている請求項1〜3のいずれか一項記載のチューブ状器具の洗浄装置。
  5. 把持部に一端側が回転可能に把持された洗浄容器が、その他端側に形成された排出口から排出される洗浄水によって回転する請求項1〜4のいずれか一項記載のチューブ状器具の洗浄装置。
  6. 両端に開口部が形成された複数本のチューブ状器具が、長軸に沿って収容可能に形成された筒状容器から成る洗浄容器であって、
    前記洗浄容器が、その一端側に洗浄液が供給される供給口が形成されていると共に、前記供給口から供給されて前記チューブ状器具の各内腔を洗浄した洗浄液が排出される排出口が前記洗浄容器の他端側に形成されていることを特徴とする洗浄容器。
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