JP2009240377A - 医療器具の洗浄装置およびそれに用いられる器具接続アダプタ - Google Patents

医療器具の洗浄装置およびそれに用いられる器具接続アダプタ Download PDF

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Abstract

【課題】様々な種類の医療器具との接続を確実なものとするとすることで、洗浄水により医療器具内の管路を確実に洗浄することができ、二次感染を予防することができる医療器具の洗浄装置およびそれに用いられる器具接続アダプタを提供する。
【解決手段】洗浄装置1は、軟性内視鏡Eを浸漬する洗浄水を貯留する洗浄槽3と、洗浄槽3内の洗浄水を、管路を通じて吸引して循環させる吸引ポンプ5と、軟性内視鏡Eを吸引ポンプへの循環管路の装着口となるノズル35bに接続する器具接続アダプタ7とを備えている。この器具接続アダプタ7は、軟性内視鏡Eの先端が挿入される軟質チューブ72fが設けられたアダプタ本体72と、軟質チューブ72fに挿入された軟性内視鏡Eの先端部分を軟質チューブ72fの外側から締め付ける固定バンド71とから形成されている。
【選択図】図2

Description

本発明は、医療器具に設けられた管路内を洗浄するに好適な医療器具の洗浄装置およびそれに用いられる器具接続アダプタに関する。
管路を有する医療器具としては、例えば、腹部などを切開して手術する際に使用される
外科用手術器具や、胃や腸を検査したり診療したりするための軟性内視鏡などがある。これらの医療器具は、手術した後や検査した後には管路内に、血液や粘液などの付着物が付着するので、確実に洗浄しなければ、次に使用するときに他の患者に二次感染を起こすおそれがある。このような医療器具を洗浄する洗浄装置が、例えば、特許文献1に記載されている。
この特許文献1に記載の外科手術器具の洗浄装置は、外科手術器具を浸漬する洗浄水が貯留される洗浄槽と、細管の先端に負圧を印加し、外科手術器具の複数本の管路から洗浄水を吸引して細管を通過させる負圧発生装置とを備えたものである。
また、医療器具として口腔吸引用等の医療用チューブを洗浄する装置が特許文献2に記載されている。この特許文献2には、連結具が複数個収容できる容積を有したアダプト容器を温水および温風が圧送される配管に連結すると共に、アダプト容器に着脱自在に被せられる蓋体に弾性キャップを設け、弾性キャップに複数本の医療用チューブを挿通し得る透孔を形成した医療用チューブ洗浄装置が記載されている。
このように、特許文献1に記載の医療器具の洗浄装置では1本の外科手術器具を、特許文献2に記載の医療用チューブ洗浄装置では、一度に複数本の医療用チューブを接続して、洗浄することができるものである。
特開2006−81829号公報 特開2005−13511号公報
しかし、外科手術器具や複数本の医療用チューブだけでなく、軟性内視鏡や硬性内視鏡など医療器具は太さが様々であるので、被洗浄物である医療器具の種類に応じて医療器具を洗浄するために洗浄装置本体に接続するための挿入部分の内径の異なる器具接続アダプタを揃える必要がある。
また、相当な圧力が加わった洗浄水がこの医療器具と器具接続アダプタとにかかるので、器具接続アダプタのサイズが医療器具と合致していなければ、医療器具が器具接続アダプタから外れてしまうおそれがある。そうなると洗浄中にいつのまにか医療器具が外れてしまい洗浄できないおそれもある。従って、様々な種類の医療器具との接続を確実なものとする器具接続アダプタが望まれている。
そこで本発明は、様々な種類の医療器具との接続を確実なものとするとすることで、洗浄水により医療器具内の管路を確実に洗浄することができ、二次感染を予防することができる医療器具の洗浄装置およびそれに用いられる器具接続アダプタを提供することを目的とする。
本発明の医療器具の洗浄装置は、管路を有する医療器具を浸漬する洗浄水を貯留する洗浄槽と、前記洗浄槽内の洗浄水を、前記管路を通じて循環させる循環ポンプと、前記医療器具を前記循環ポンプへの循環管路に接続する器具接続アダプタとを有し、前記器具接続アダプタは、前記医療器具の管路先端が挿入される軟質チューブと、前記軟質チューブに挿入された前記先端部分を前記軟質チューブの外側から締め付ける固定手段とを備えていることを特徴とする。
また、本発明の洗浄装置に用いられる器具接続アダプタは、管路を有する医療器具を浸漬する洗浄水を貯留する洗浄槽と、前記洗浄槽内の洗浄水を、前記管路を通じて循環させる循環ポンプとを備えた医療器具の洗浄装置に用いられ、前記医療器具を前記循環ポンプへの循環管路に接続する器具接続アダプタであって、前記医療器具の管路先端が挿入される軟質チューブと、前記軟質チューブに挿入された前記先端部分を前記軟質チューブの外側から締め付ける固定手段とを備えていることを特徴とする。
洗浄槽に配置された医療器具は洗浄水に浸漬され、循環ポンプによる洗浄水の循環により医療器具の外側と内側の管路とが洗浄される。この医療器具と循環ポンプへ通じる循環管路とを接続する本発明の器具接続アダプタは、医療器具の管路先端を挿入する部分が軟質チューブで形成されているので容易に挿入することができる。管路先端が挿入された状態の医療器具は、軟質チューブに挿入された先端部分が軟質チューブの外側から固定手段により締め付けられているので、多少、軟質チューブの内径が管路先端に対して大きくても確実に医療器具を固定することができる。また、軟質チューブの内径を大きめに設定していれば、様々な医療器具にも対応が可能である。
前記固定手段が、一端側に設けられた貫通孔に、他端側を挿通させることで、前記一端側にできる輪の直径が調整可能な帯状部材であると、様々な太さの医療器具でも確実に固定することができる。また、固定手段を簡易なものとすることができる。
前記軟質チューブが基端側から先端側へ向かって拡径していると、医療器具の先端が挿入しやすく、位置決めしやすい。
前記軟質チューブが、光透過性素材で形成されていると、固定手段により医療器具を器具接続アダプタに固定するときに軟質チューブ内の状態を確認しながら固定することができるので、更に固定を確実なものとすることができる。
前記軟質チューブが、熱収縮チューブで形成されていると、循環管路へ軟質チューブの加工が容易である。
本発明の洗浄装置は、軟質チューブに挿入された医療器具の先端部分を、固定手段により軟質チューブの外側から締め付けているので、多少、軟質チューブの内径が管路先端に対して大きくても確実に固定することができると共に、様々な医療器具にも対応が可能である。よって、本発明の洗浄装置は、洗浄水により医療器具内の管路を確実に洗浄することができるので、二次感染を予防することができる。
本実施の形態に係る医療器具の洗浄装置を、図面に基づいて説明する。
図1は、本発明の実施の形態に係る医療器具の洗浄装置の外観図であり、(A)は平面図、(B)は正面図、(C)は右側面図である。図2は、図1に示す洗浄装置の内部の状態を示す平面図である。図3は、図1に示す洗浄装置の内部の状態を示す正面図である。図4は、図1に示す洗浄装置の内部の状態を示す右側面図である。図5は、器具接続アダプタの固定バンドを示す斜視図である。図6は、器具接続アダプタのアダプタ本体を示す図である。図7は、器具接続アダプタのアダプタ本体の変形例を示す図である。なお、図3および図4においては、被洗浄物である軟性内視鏡は図示していない。
図1(A)から同図(C)に示すように洗浄装置1は、洗浄水によって医療器具に形成された管路内を洗浄する装置である。
洗浄装置1は、高さが約320mm、幅が約730mm、奥行き約500mmの箱状に形成された装置本体2に、ガラスや樹脂で形成された透明部材21aが嵌め込まれ、逆U字状に形成された把手21bが前部に設けられた蓋部21が設けられている。この蓋部21は、装置本体2に蝶番21cを介して回動可能に設けられている。
装置本体2の上面には、蓋部21を開いたときに、蓋部21が閉塞することを規制するドアラッチ22が設けられている。また、装置本体2の前面には、電源スイッチ23と、洗浄の開始を指示するスタートボタン24とが設けられている。
図2から図4に示すように、装置本体2は、管路を有する医療器具である軟性内視鏡Eを洗浄水に浸漬するために、ステンレス製の洗浄槽3を備えている。
洗浄槽3の一端部の上部には、RO(Reverse Osmosis:逆浸透)水や、一般的な上水道から供給される市水や、高温に加熱された温水が供給される給水配管31が接続されている。この給水配管31には、給水弁32が設けられている。また、洗浄槽3の一端部の下部には、洗浄槽3を循環する洗浄水の吐水口33が設けられている。
洗浄槽3の他端部の下部には、洗浄槽3内の洗浄水を排出する排水口34が設けられている。排水口34に接続している排水管34aには、洗浄槽3内の洗浄水の液位が所定レベルを超えたときに、洗浄水を排水することで洗浄槽3から溢れてしまうことを防止するオーバーフロー36が接続されている。この液位は、液位監視装置4(図2から図4においては図示せず)によって監視されている。
また、図2から図4に示すように、洗浄槽3の他端部の下部には、吸入管35aにノズル35bが設けられた吸入ユニット35が設けられている。
吸入ユニット35は、6つのノズル35bが、吸入管35aの軸線に沿って、かつ吸入口が洗浄槽3の中央に向くように、列状に配置されている。このノズル35bは、未接続状態にあるときには流路が閉じるように機能する弁付き接続継手である。
吸入管35aには、ノズル35bから洗浄水を吸引する吸引ポンプ5が接続されている。この吸引ポンプ5は、吸入管35aを介して吸引した洗浄水を、吐水口33から吐水することで、洗浄槽3内の洗浄水を循環させる循環ポンプとして機能する。
洗浄槽3の底面は、吐水口33が設けられている一端部から、排水口34が設けられている他端部に向かって下るような傾斜面に形成されている。排水口34からの排水は、排水管34aに設けられた排水弁34bによって制御される。
吸引ポンプ5は、制御装置6によって吸引の開始および停止が制御される。制御装置6は、吸引ポンプ5の制御の他に、給水弁32の開閉、排水弁34bの開閉等を制御する機能を備えている。
吸入ユニット35のノズル35bには、固定バンド71をアダプタ本体72に締め付けることで軟性内視鏡Eや他の医療器具を固定して、医療器具を吸引ポンプ5へつながる循環管路へ接続する器具接続アダプタ7が装着されている。
図5に示すように、固定バンド71は、取り外しが自在な結束バンドである。この固定バンド71は、帯状に形成されたバンド本体71aと、バンド本体71aの一端側に設けられた頭部71bとを備えている。
バンド本体71aの一面側には、ラッチ溝71axが設けられている。頭部71bには、貫通孔である係止孔71bxが設けられている。そして、係止孔71bxには、バンド本体71aの他端側を係止孔71bxに挿通させたときに、ラッチ溝71axに係止する爪部71byが設けられている。この爪部71byは、ハンドル部71bzを押すことでラッチ溝71axとの係止が解除するようになっている。
図6に示すように、アダプタ本体72は、装着部72aと、第1接続部72bと、第2接続部72cと、中継部72dと、第3接続部72eと、軟質チューブ72fとを備えている。
装着部72aは、モールド製で、ノズル35bと密着した状態で接続するためにOリング72axを備えている。
第1接続部72bは、金属製で、二重ナット構造で形成されている。
第2接続部72cは、モールド製で、細管部72cxとナット部72cyとが一体的に形成されている。
中継部72dは、モールド製で、一方がナット部72cyに、他方が第3接続部72eに螺合するためにねじ棒が突出している。第3接続部72eは、モールド製で、内部の管路が拡径するように形成されている。
この第3接続部72eは、軟質チューブ72fとの接続部分に、円周方向に沿って複数の溝72exが形成されている。
軟質チューブ72fは、直径が約20mmの光透過性を有する素材であるポリオレフィン製の熱収縮チューブにより形成されている。軟質チューブ72fは、所定長さに調整された熱収縮チューブの基端側を第3接続部72eの溝72exが形成された接続部分に被せ、加熱して熱収縮チューブを収縮させることで、第3接続部72eに接続している。
この熱収縮チューブは、耐熱性や、耐薬品性の高い素材のものが望ましい。軟質チューブ72fは、熱収縮チューブでなくても、第3接続部72eに密着した状態で可能であり、固定バンド71のような外側から周面全体を締め付けることで、医療器具の先端を固定可能なものであれば、他の材質のものでも使用することができる。
ここで、光透過性を有する素材とは、内部の状態が外側から軟性内視鏡Eの先端分の把握が可能な程度の透明度を有するものをいい、透明だけでなく白濁した状態で半透明のものも含まれる。
以上のように構成された本発明の実施の形態に係る洗浄装置1の使用状態を図面に基づいて説明する。なお、本実施の形態では、1台の軟性内視鏡Eの洗浄を行うことを例に説明する。従って、洗浄装置1にはノズル35bが6つ設けられているが、5つは空きとなる。
まず、作業者は、アダプタ本体72の先端部分である軟質チューブ72fには予め固定バンド71のバンド本体71aを係止孔71bxに挿通することで一端側にできる輪の部分を挿通させておく。次に、ノズル35bに接続するアダプタ本体72の装着部72aを挿入して接続する。アダプタ本体72の接続が完了すると、軟質チューブ72fに洗浄が必要な軟性内視鏡Eの先端を挿入する。
軟性内視鏡Eの先端部分は直径が約15mm程度なのに対して、アダプタ本体72の軟質チューブ72fは直径が約20mmに形成されているため、容易に軟性内視鏡Eの先端部分を軟質チューブ72fの奥深くまで挿入することが可能である。軟性内視鏡Eの先端部分を軟質チューブ72fに挿入したら、バンド本体71aの他端側を引っ張り、軟質チューブ72fの外側から締め付けることで軟性内視鏡Eの先端を固定する。軟質チューブ72fの内径が医療器具である軟性内視鏡Eの先端より広くても、固定バンド71を用いることで、確実に固定することができる。
また、軟質チューブ72fは、透明素材で形成されているので、作業者は軟質チューブ72f内の状態を確認しながら固定することができる。従って、更に固定を確実なものとすることができる。
次に、作業者は、電源スイッチ23により洗浄装置1の電源を投入して、スタートボタン24を押下することで、制御装置6が洗浄を実施する。洗浄は、まず、制御装置6が給水弁32を開放することで、薬液が入った洗浄水を液位監視装置4からの情報に基づいて所定液位となるまで給水することから開始される。給水が完了すると、吸引ポンプ5を稼働させて洗浄液を循環させる。吸引ポンプ5の吸引は、吸入ユニット35のノズル35bを介してアダプタ本体72へ、アダプタ本体72から軟性内視鏡Eへ伝達されることで、洗浄水が、軟性内視鏡Eの基端に位置する孔から内部の管路を通じて先端部の孔からアダプタ本体72内は流入する。そして、洗浄水は、吸入ユニット35から吸引ポンプ5を通じて吐水口33から洗浄槽3へと流入することで循環する。
アダプタ本体72と軟性内視鏡Eとの接続部分には大きな吸引力がかかるが、固定バンド71が軟質チューブ72fと軟性内視鏡Eの先端部分をしっかりと固定させているので、軟質チューブ72fと軟性内視鏡Eとの接続部分から流入する洗浄水はごく僅かである。従って、吸引ポンプ5の吸引を無駄なく軟性内視鏡Eに伝達させることができる。
本実施の形態に係る洗浄装置1では、吸引ポンプ5により洗浄槽3に貯留されている洗浄水を吸引することで循環させているが、例えば、逆にアダプタ本体72から洗浄水を吐出させて軟性内視鏡Eの先端部分から流入させることも可能である。この場合には、アダプタ本体72と軟性内視鏡Eとの接続部分に洗浄水により相当な圧力がかかる。この点については、固定バンド71で軟質チューブ72fと軟性内視鏡Eの先端部分をしっかりと固定しているので、軟性内視鏡Eが軟質チューブ72fから抜けることはない。
しかし、作業者が固定バンド71の締め付け具合を緩くしてしまうことで、軟性内視鏡Eの外れが心配されるならば、本実施の形態に係る洗浄装置1のように、吸引ポンプにより洗浄水を吸引する方が、軟質チューブ72fへかかる洗浄水の圧力による負担を軽減することができるので望ましい。
また、軟質チューブ72fの基端部は熱収縮させて縮径していることで密着度を向上させている。また、第3接続部72eの軟質チューブ72fとの接続部分には、円周方向に沿って複数の溝72exが形成されているので、軟質チューブ72fと第3接続部72eとの密着度を一層高めることができる。従って、軟質チューブ72fが第3接続部72eから外れたり、洗浄水が漏れたりすることはない。
循環による洗浄は、吸引ポンプ5による2分間の稼働と5分間の停止とを1サイクルとして、3サイクルを行う。このサイクルは、制御装置6にプログラミングすることで実行される。このように洗浄の1サイクルとして、軟性内視鏡Eの管路を洗浄水が流水する期間と、滞留する期間とを設けることで、除去しきれない付着物を洗浄水が滞留する期間に浮き上がらせ、次の洗浄水が流水する期間に浮き上がった付着物を流出させて除去することができるので、洗浄力を向上させることができる。
循環による洗浄が完了すると、制御装置6は排水口34を開放して洗浄水を排水する。洗浄槽3の底面は、吐水口33が設けられている一端部から、排水口34が設けられている他端部に向かって下るような傾斜面に形成されているので、速やかな排水が可能である。制御装置6は、排水を行った後に、すすぎ、および吸引による乾燥を行って洗浄を完了する。
このように本実施の形態に係る洗浄装置1は、固定バンド71が軟質チューブ72fに挿入された軟性内視鏡Eの先端部分を軟質チューブ72fの外側から締め付けるので、確実に固定することができる。また、軟質チューブ72fの内径は、軟性内視鏡Eだけでなく、硬性内視鏡、吸引嘴管、鉗子などより大きめに設定されているので対応が可能である。従って、様々な太さの医療器具の管路を確実に洗浄することができるので、二次感染を予防することができる。
なお、本実施の形態では、軟質チューブ72fに軟性内視鏡Eのみを接続しているが、口腔吸引用等の医療用チューブや、硬性内視鏡などの細い医療器具を複数本ほど一度に接続するようにしてもよい。
以上、本発明の実施の形態について説明してきたが、本発明は前記実施の形態に限定されるものではない。本実施の形態では、軟質チューブ72fは、熱収縮させることで基端側から先端側へ向かって拡径させている。つまり、製造段階においては基端側も先端側も同径であるので、長尺の熱収縮チューブを適宜長さを合わせて順次切断することで、複数の軟質チューブ72fを多数個取りすることが可能である。
しかし、先端の直径がより大きな医療器具を接続する場合には、図7に示すように軟質チューブ72xを基端側から先端側へ向かって大きく拡径するような漏斗状としてもよい。そうすることで、より大きな医療器具が接続可能となるだけでなく、容易に挿入することができると共に、位置合わせが容易である。この軟質チューブ72xは、光透過性部材で形成されているのが望ましい。
また、本実施の形態では、固定手段として軟質チューブ72fの外側から医療器具の先端を締め付ける固定バンド71を採用しているが、軟質チューブ72fの外周面全体を押圧することで軟質チューブ72fを変形させ、医療器具の先端と軟質チューブ72fの内側面とを密着させるものであれば、鋏み部材や紐状部材、枠部材などとすることも可能である。
本発明は、洗浄が必要な管路を有する医療器具の洗浄装置およびそれに用いられる器具接続アダプタに好適である。特に直径が太く、管路が複雑な軟性内視鏡の洗浄には最適である。
本発明の実施の形態に係る医療器具の洗浄装置の外観図であり、(A)は平面図、(B)は正面図、(C)は右側面図である。 図1に示す洗浄装置の内部の状態を示す平面図である。 図1に示す洗浄装置の内部の状態を示す正面図である。 図1に示す洗浄装置の内部の状態を示す右側面図である。 器具接続アダプタの固定バンドを示す斜視図である。 器具接続アダプタのアダプタ本体を示す図である。 器具接続アダプタのアダプタ本体の変形例を示す図である。
符号の説明
1 洗浄装置
2 装置本体
21 蓋部
21a 透明部材
21b 把手
21c 蝶番
22 ドアラッチ
23 電源スイッチ
24 スタートボタン
3 洗浄槽
31 給水配管
32 給水弁
33 吐水口
34 排水口
34a 排水管
34b 排水弁
35 吸入ユニット
35a 吸入管
35b ノズル
36 オーバーフロー
4 液位監視装置
5 吸引ポンプ
6 制御装置
7 器具接続アダプタ
71 固定バンド
71a バンド本体
71ax ラッチ溝
71b 頭部
71bx 係止孔
71by 爪部
71bz ハンドル部
72 アダプタ本体
72a 装着部
72ax Oリング
72b 第1接続部
72c 第2接続部
72cx 細管部
72cy ナット部
72d 中継部
72e 第3接続部
72ex 溝
72f,72x 軟質チューブ

Claims (6)

  1. 管路を有する医療器具を浸漬する洗浄水を貯留する洗浄槽と、
    前記洗浄槽内の洗浄水を、前記管路を通じて循環させる循環ポンプと、
    前記医療器具を前記循環ポンプへの循環管路に接続する器具接続アダプタとを有し、
    前記器具接続アダプタは、前記医療器具の管路先端が挿入される軟質チューブと、前記軟質チューブに挿入された前記先端部分を前記軟質チューブの外側から締め付ける固定手段とを備えていることを特徴とする医療器具の洗浄装置。
  2. 管路を有する医療器具を浸漬する洗浄水を貯留する洗浄槽と、
    前記洗浄槽内の洗浄水を、前記管路を通じて循環させる循環ポンプとを備えた医療器具の洗浄装置に用いられ、前記医療器具を前記循環ポンプへの循環管路に接続する器具接続アダプタであって、
    前記医療器具の管路先端が挿入される軟質チューブと、
    前記軟質チューブに挿入された前記先端部分を前記軟質チューブの外側から締め付ける固定手段とを備えていることを特徴とする器具接続アダプタ。
  3. 前記固定手段は、一端側に設けられた貫通孔に、他端側を挿通させることで、前記一端側にできる輪の直径が調整可能な帯状部材である請求項2記載の器具接続アダプタ。
  4. 前記軟質チューブは、基端側から先端側へ向かって拡径している請求項2または3記載の器具接続アダプタ。
  5. 前記軟質チューブは、光透過性素材で形成されている請求項2から4のいずれかの項に記載の器具接続アダプタ。
  6. 前記軟質チューブは、熱収縮チューブで形成されている請求項2から5のいずれかの項に記載の器具接続アダプタ。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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CN108838174A (zh) * 2018-04-27 2018-11-20 刘晓琳 一种新型消化内镜护理用清洗装置

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