JP2010200541A - 駆動装置およびその制御モード切替方法並びに車両 - Google Patents

駆動装置およびその制御モード切替方法並びに車両 Download PDF

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Abstract

【課題】インバータによる三相交流電動機の駆動をより適正に行なう。
【解決手段】矩形波制御モードでモータMG2を駆動しているときに、昇圧回路によりインバータに印加される高電圧系の電圧VHがバッテリの電圧から昇圧され上昇を開始した昇圧開始フラグFが値1のときには(S160)、トルク指令Tm2*から得られる目標電流量Ire*と第2モータに印加される電流量Ireとの差電流ΔIreが昇圧開始フラグFが値0のときに用いる第1電流Iref1より小さい第2電流Iref2以上に至ったときに矩形波制御モードから過変調制御モードに切り替える(S180,S190)。これにより、インバータによる第2モータの駆動をより適正に行なうことができる。
【選択図】図4

Description

本発明は、駆動装置およびその制御方法並びに車両に関し、詳しくは、パルス幅変調制御モードと矩形波制御モードと過変調制御モードとのうちいずれかを用いて三相交流電動機を駆動する駆動装置およびその制御モード切替方法並びに車両に関する。
従来、この種の駆動装置としては、モータジェネレータと、モータジェネレータを駆動するインバータと、バッテリと、バッテリからの電力を昇圧してインバータに供給する昇圧コンバータとを備え、PWM制御モードと過変調制御モードと矩形波制御モードとのうちいずれかの制御モードを用いてモータジェネレータを駆動するものが提案されている(例えば、特許文献1参照)。この装置では、矩形波制御モードのときに昇圧コンバータの昇圧指令がなされたときには、過変調制御モードまたはPWM制御モードへ切り換えてモータジェネレータを駆動することにより、装置の過電流を抑制するものとしている。
特解2005−51894号公報
上述した駆動装置の矩形波制御モードは、他の制御モードに比して、制御上の応答性は低いが、モータジェネレータから大きなトルクを出力することができると共にインバータのスイッチングによる損失を小さくすることができるなどの特徴を有することが知られている。また、矩形波制御モードのときに昇圧コンバータによる昇圧が開始されると、昇圧コンバータによる昇圧に伴うインバータの過渡的な電圧変動と矩形波制御モードの制御上の応答性によるインバータからの電流変動とが重畳することにより、モータジェネレータからのトルクが変動する場合がある。
本発明の駆動装置およびその制御モード切替方法並びに車両は、インバータによる三相交流電動機の駆動をより適正に行なうことを主目的とする。
本発明の駆動装置およびその制御方法並びに車両は、上述の主目的を達成するために以下の手段を採った。
本発明の駆動装置は、
三相交流電動機と、前記三相交流電動機を駆動するインバータと、バッテリと、前記バッテリからの電力を昇圧して前記インバータに供給する昇圧回路と、前記三相交流電動機を駆動すべきトルク指令と前記三相交流電動機の回転数と前記インバータに印加される電圧とに基づいてパルス幅変調による擬似的三相交流電圧を用いて前記三相交流電動機を駆動するパルス幅変調制御モードと矩形波電圧を用いて前記三相交流電動機を駆動する矩形波制御モードと擬似的三相交流電圧と矩形波電圧との中間の過変調電圧を用いて前記三相交流電動機を駆動する過変調制御モードとのうちいずれかを用いて前記三相交流電動機を駆動する駆動装置であって、
前記三相交流電動機に印加される電流を検出する電流検出手段と、
前記矩形波制御モードで前記三相交流電動機を駆動制御しているときに前記昇圧回路により前記インバータに印加される電圧が保持されているときには前記トルク指令に応じて得られる前記三相交流電動機に印加すべき目標電流と前記検出された電流との差電流が第1の所定電流以上に至ったときに前記矩形波制御モードから前記過変調制御モードに切り替え、前記矩形波制御モードで前記三相交流電動機を駆動制御しているときに前記昇圧回路により前記インバータに印加される電圧が昇圧され上昇しているときには前記差電流が前記第1の所定電流より小さい第2の所定電流以上に至ったときに前記矩形波制御モードから前記過変調制御モードに切り替える制御モード切替手段と、
を備えることを要旨とする。
この本発明の駆動装置では、矩形波制御モードで三相交流電動機を駆動制御しているときに昇圧回路によりインバータに印加される電圧が保持されているときには三相交流電動機を駆動すべきトルク指令に応じて得られる三相交流電動機に印加すべき目標電流と三相交流電動機に印加される電流との差電流が第1の所定電流以上に至ったときに矩形波制御モードから過変調制御モードに切り替え、矩形波制御モードで三相交流電動機を駆動制御しているときに昇圧回路によりインバータに印加される電圧が昇圧され上昇しているときには差電流が第1の所定電流より小さい第2の所定電流以上に至ったときに矩形波制御モードから過変調制御モードに切り替える。したがって、昇圧回路によりインバータに印加される電圧が昇圧され上昇しているときには、第1の所定電流より小さい第2の所定電流を用いるから、インバータから三相交流電動機に印加される電流の変動が大きくなるのを抑制することができる。また、昇圧回路によりインバータに印加される電圧が昇圧され上昇しているときには差電流に拘わらずに矩形波制御モードから過変調制御モードに切り替えるものに比して、矩形波制御モードを継続しやすくすることができる。この結果、インバータによる三相交流電動機の駆動をより適正に行なうことができる。
こうした本発明の駆動装置において、前記制御モード切替手段は、前記矩形波制御モードで前記三相交流電動機を駆動制御しているときに前記昇圧回路により前記インバータに印加される電圧が前記バッテリの電圧から昇圧され上昇しているときには前記差電流が前記第2の所定電流以上に至ったときに前記矩形波制御モードから前記過変調制御モードに切り替える手段である、ものとすることもできる。この場合、前記制御モード切替手段は、前記矩形波制御モードで前記三相交流電動機を駆動制御しているときに前記昇圧回路により前記インバータに印加される電圧が保持されているとき及び前記昇圧回路により前記インバータに印加される電圧が前記バッテリの電圧から昇圧された電圧から更に昇圧され上昇しているときには前記差電流が前記第1の所定電流以上に至ったときに前記矩形波制御モードから前記過変調制御モードに切替える手段である、ものとすることもできる。
本発明の車両は、上述のいずれかの態様の本発明の駆動装置、即ち、基本的には、三相交流電動機と、前記三相交流電動機を駆動するインバータと、バッテリと、前記バッテリからの電力を昇圧して前記インバータに供給する昇圧回路と、前記三相交流電動機を駆動すべきトルク指令と前記三相交流電動機の回転数と前記インバータに印加される電圧とに基づいてパルス幅変調による擬似的三相交流電圧を用いて前記三相交流電動機を駆動するパルス幅変調制御モードと矩形波電圧を用いて前記三相交流電動機を駆動する矩形波制御モードと擬似的三相交流電圧と矩形波電圧との中間の過変調電圧を用いて前記三相交流電動機を駆動する過変調制御モードとのうちいずれかを用いて前記三相交流電動機を駆動する駆動装置であって、前記三相交流電動機に印加される電流を検出する電流検出手段と、前記矩形波制御モードで前記三相交流電動機を駆動制御しているときに前記昇圧回路により前記インバータに印加される電圧が保持されているときには前記トルク指令に応じて得られる前記三相交流電動機に印加すべき目標電流と前記検出された電流との差電流が第1の所定電流以上に至ったときに前記矩形波制御モードから前記過変調制御モードに切り替え、前記矩形波制御モードで前記三相交流電動機を駆動制御しているときに前記昇圧回路により前記インバータに印加される電圧が昇圧され上昇しているときには前記差電流が前記第1の所定電流より小さい第2の所定電流以上に至ったときに前記矩形波制御モードから前記過変調制御モードに切り替える制御モード切替手段と、を備える駆動装置を搭載した車両であって、前記三相交流電動機は、車軸に連結された駆動軸に接続されてなる、ことを要旨とする。
この本発明の車両では、上述のいずれかの態様の本発明の駆動装置を搭載するから、本発明の駆動装置が奏する効果、例えばインバータによる三相交流電動機の駆動をより適正に行なうことができる効果などと同様の効果を奏することができる。
本発明の駆動装置の制御モード切替方法は、
三相交流電動機と、前記三相交流電動機を駆動するインバータと、バッテリと、前記バッテリからの電力を昇圧して前記インバータに供給する昇圧回路と、前記三相交流電動機を駆動すべきトルク指令と前記三相交流電動機の回転数と前記インバータに印加される電圧とに基づいてパルス幅変調による擬似的三相交流電圧を用いて前記三相交流電動機を駆動するパルス幅変調制御モードと矩形波電圧を用いて前記三相交流電動機を駆動する矩形波制御モードと擬似的三相交流電圧と矩形波電圧との中間の過変調電圧を用いて前記三相交流電動機を駆動する過変調制御モードとのうちいずれかを用いて前記三相交流電動機を駆動する駆動装置の制御モード切替方法であって、
前記矩形波制御モードで前記三相交流電動機を駆動制御しているときに前記昇圧回路により前記インバータに印加される電圧が保持されているときには前記トルク指令に応じて得られる前記三相交流電動機に印加すべき目標電流と前記三相交流電動機に印加される電流との差電流が第1の所定電流以上に至ったときに前記矩形波制御モードから前記過変調制御モードに切り替え、前記矩形波制御モードで前記三相交流電動機を駆動制御しているときに前記昇圧回路により前記インバータに印加される電圧が昇圧され上昇しているときには前記差電流が前記第1の所定電流より小さい第2の所定電流以上に至ったときに前記矩形波制御モードから前記過変調制御モードに切り替える、
ことを特徴とする。
この本発明の駆動装置の制御モード切替方法では、矩形波制御モードで三相交流電動機を駆動制御しているときに昇圧回路によりインバータに印加される電圧が保持されているときには三相交流電動機を駆動すべきトルク指令に応じて得られる三相交流電動機に印加すべき目標電流と三相交流電動機に印加される電流との差電流が第1の所定電流以上に至ったときに矩形波制御モードから過変調制御モードに切り替え、矩形波制御モードで三相交流電動機を駆動制御しているときに昇圧回路によりインバータに印加される電圧が昇圧され上昇しているときには差電流が第1の所定電流より小さい第2の所定電流以上に至ったときに矩形波制御モードから過変調制御モードに切り替える。したがって、昇圧回路によりインバータに印加される電圧が昇圧され上昇しているときには、第1の所定電流より小さい第2の所定電流を用いるから、インバータから三相交流電動機に印加される電流の変動が大きくなるのを抑制することができる。また、昇圧回路によりインバータに印加される電圧が昇圧され上昇しているときには差電流に拘わらずに矩形波制御モードから過変調制御モードに切り替えるものに比して、矩形波制御モードを継続しやすくすることができる。この結果、インバータによる三相交流電動機の駆動をより適正に行なうことができる。
本発明の一実施例である駆動装置を搭載したハイブリッド自動車20の構成の概略を示す構成図である。 モータMG1,MG2を含む電機駆動系の構成の概略を示す構成図である。 モータMG2の制御モード設定用マップの一例を示す説明図である。 実施例のモータECU40により実行される制御モード切替ルーチンの一例を示すフローチャートである。 昇圧開始フラグFが設定される様子の一例を示す説明図である。 目標電流設定用マップの一例を示す説明図である。 昇圧回路55によるバッテリ50の電圧からの昇圧動作が行なわれる際の高電圧系の電圧と昇圧開始フラグFと差電流ΔIreと制御モードとの時間変化の様子の一例を示す説明図である。 変形例の昇圧中フラグF1や昇圧中フラグF2が設定される様子の一例を示す説明図である。 変形例の電気自動車120の構成の概略を示す構成図である。
次に、本発明を実施するための形態を実施例を用いて説明する。
図1は本発明の一実施例である駆動装置を搭載したハイブリッド自動車20の構成の概略を示す構成図であり、図2はモータMG1,MG2を含む電機駆動系の構成の概略を示す構成図である。実施例のハイブリッド自動車20は、図1に示すように、エンジン22と、エンジン22の出力軸としてのクランクシャフト26にダンパ28を介して接続された3軸式の動力分配統合機構30と、動力分配統合機構30に接続された発電可能なモータMG1と、動力分配統合機構30に接続された駆動軸としてのリングギヤ軸32aに減速ギヤ35を介して接続されたモータMG2と、直流電流を交流電流に変換してモータMG1,MG2に供給可能なインバータ41,42と、バッテリ50からの電力をその電圧を変換してインバータ41,42に供給可能な昇圧回路55と、車両全体をコントロールするハイブリッド用電子制御ユニット70とを備える。ここで、実施例の駆動装置としては、主としてモータMG2とインバータ42とバッテリ50と昇圧回路55と後述するモータ用電子制御ユニット40とが該当する。
エンジン22は、例えばガソリンまたは軽油などの炭化水素系の燃料により動力を出力する内燃機関であり、エンジン用電子制御ユニット(以下、エンジンECUという)24により燃料噴射制御や点火制御,吸入空気量調節制御などの運転制御を受けている。エンジンECU24には、エンジン22の運転状態を検出する各種センサからの信号、例えば、エンジン22のクランクシャフト26のクランク角を検出する図示しないクランクポジションセンサからのクランクポジションなどが入力されている。エンジンECU24は、ハイブリッド用電子制御ユニット70と通信しており、ハイブリッド用電子制御ユニット70からの制御信号によりエンジン22を運転制御すると共に必要に応じてエンジン22の運転状態に関するデータをハイブリッド用電子制御ユニット70に出力する。なお、エンジンECU24は、図示しないクランクポジションセンサからのクランクポジションに基づいてクランクシャフト26の回転数、即ちエンジン22の回転数Neも演算している。
動力分配統合機構30は、外歯歯車のサンギヤ31と、このサンギヤ31と同心円上に配置された内歯歯車のリングギヤ32と、サンギヤ31に噛合すると共にリングギヤ32に噛合する複数のピニオンギヤ33と、複数のピニオンギヤ33を自転かつ公転自在に保持するキャリア34とを備え、サンギヤ31とリングギヤ32とキャリア34とを回転要素として差動作用を行なう遊星歯車機構として構成されている。動力分配統合機構30は、キャリア34にはエンジン22のクランクシャフト26が、サンギヤ31にはモータMG1が、リングギヤ32にはリングギヤ軸32aを介して減速ギヤ35がそれぞれ連結されており、モータMG1が発電機として機能するときにはキャリア34から入力されるエンジン22からの動力をサンギヤ31側とリングギヤ32側にそのギヤ比に応じて分配し、モータMG1が電動機として機能するときにはキャリア34から入力されるエンジン22からの動力とサンギヤ31から入力されるモータMG1からの動力を統合してリングギヤ32側に出力する。リングギヤ32に出力された動力は、リングギヤ軸32aからギヤ機構60およびデファレンシャルギヤ62を介して、最終的には車両の駆動輪63a,63bに出力される。
モータMG1およびモータMG2は、図2に示すように、いずれも永久磁石が埋め込まれたロータと三相コイルが巻回されたステータとを備える周知の同期発電電動機として構成されている。インバータ41,42は、6つのトランジスタT11〜T16,T21〜26と、トランジスタT11〜T16,T21〜T26に逆方向に並列接続された6つのダイオードD11〜D16,D21〜D26とにより構成されている。トランジスタT11〜T16,T21〜T26は、それぞれインバータ41,42が電力ライン54として共用する正極母線54aと負極母線54bとに対してソース側とシンク側になるよう2個ずつペアで配置されており、対となるトランジスタ同士の接続点の各々にモータMG1,MG2の三相コイル(U相,V相,W相)の各々が接続されている。したがって、正極母線54aと負極母線54bとの間に電圧が作用している状態で対をなすトランジスタT11〜T16,T21〜T26のオン時間の割合を制御することにより三相コイルに回転磁界を形成でき、モータMG1,MG2を回転駆動することができる。インバータ41,42は、正極母線54aと負極母線54bとを共用しているから、モータMG1,MG2のいずれかで発電される電力を他のモータに供給することができる。正極母線54aと負極母線54bとには平滑用のコンデンサ57が接続されている。
昇圧回路55は、図2に示すように、2つのトランジスタT31,T32とトランジスタT31,T32に逆方向に並列接続された2つのダイオードD31,D32とリアクトルLとにより構成されている。2つのトランジスタT31,T32は、それぞれインバータ41,42の正極母線54aと負極母線54bとに接続されており、その接続点にリアクトルLが接続されている。また、リアクトルLと負極母線54bとにはそれぞれバッテリ50の正極端子と負極端子とが接続されている。したがって、トランジスタT31,T32をオンオフ制御することによりバッテリ50の直流電力をその電圧を昇圧してインバータ41,42に供給したり正極母線54aと負極母線54bとに作用している直流電圧を降圧してバッテリ50を充電したりすることができる。リアクトルLと負極母線54bとには平滑用のコンデンサ58が接続されている。以下、昇圧回路55より電力ライン54側を高電圧系といい、昇圧回路55よりバッテリ50側を低電圧系という。
インバータ41,42および昇圧回路55は、いずれもモータ用電子制御ユニット(以下、モータECUという)40により制御され、これによりモータMG1,MG2が駆動制御される。モータECU40には、モータMG1,MG2を駆動制御するために必要な信号、例えばモータMG1,MG2の回転子の回転位置を検出する回転位置検出センサ43,44からの信号やモータ41,42の三相コイルのU相,V相に流れる相電流を検出する電流センサ45U,45V,46U,46Vからの相電流Iu1,Iv1,Iu2,Iv2,電圧センサ57aからのコンデンサ57の電圧(以下、高電圧系の電圧VHという),電圧センサ58aからのコンデンサ58の電圧などが入力されている。モータECU40からは、インバータ41,42のトランジスタT11〜T16,T21〜T26へのスイッチング制御信号や昇圧回路55のトランジスタT31,T32へのスイッチング制御信号が出力されている。モータECU40は、ハイブリッド用電子制御ユニット70と通信しており、ハイブリッド用電子制御ユニット70からの制御信号によってモータMG1,MG2を駆動制御すると共に必要に応じてモータMG1,MG2の運転状態に関するデータをハイブリッド用電子制御ユニット70に出力する。なお、モータECU40は、回転位置検出センサ43,44からの信号に基づいてモータMG1,MG2の回転数Nm1,Nm2および電気角θe1,θe2も演算している。
バッテリ50は、ニッケル水素電池やリチウムイオン電池などの二次電池として構成されており、バッテリ用電子制御ユニット(以下、バッテリECUという)52によって管理されている。バッテリECU52には、バッテリ50を管理するのに必要な信号、例えば、バッテリ50の端子間に設置された図示しない電圧センサからの端子間電圧,バッテリ50の出力端子に接続された図示しない電流センサからの充放電電流,バッテリ50に取り付けられた温度センサ51からの電池温度Tbなどが入力されており、必要に応じてバッテリ50の状態に関するデータを通信によりハイブリッド用電子制御ユニット70に出力する。また、バッテリECU52は、バッテリ50を管理するために電流センサにより検出された充放電電流の積算値に基づいて残容量(SOC)を演算したり、演算した残容量(SOC)と電池温度Tbとに基づいてバッテリ50を充放電してもよい最大許容電力である入出力制限Win,Woutを演算している。なお、バッテリ50の入出力制限Win,Woutは、電池温度Tbに基づいて入出力制限Win,Woutの基本値を設定し、バッテリ50の残容量(SOC))に基づいて出力制限用補正係数と入力制限用補正係数とを設定し、設定した入出力制限Win,Woutの基本値に補正係数を乗じることにより設定することができる。
ハイブリッド用電子制御ユニット70は、CPU72を中心とするマイクロプロセッサとして構成されており、CPU72の他に処理プログラムを記憶するROM74と、データを一時的に記憶するRAM76と、図示しない入出力ポートおよび通信ポートとを備える。ハイブリッド用電子制御ユニット70には、イグニッションスイッチ80からのイグニッション信号,シフトレバー81の操作位置を検出するシフトポジションセンサ82からのシフトポジションSP,アクセルペダル83の踏み込み量を検出するアクセルペダルポジションセンサ84からのアクセル開度Acc,ブレーキペダル85の踏み込み量を検出するブレーキペダルポジションセンサ86からのブレーキペダルポジションBP,車速センサ88からの車速Vなどが入力ポートを介して入力されている。ハイブリッド用電子制御ユニット70は、前述したように、エンジンECU24やモータECU40,バッテリECU52と通信ポートを介して接続されており、エンジンECU24やモータECU40,バッテリECU52と各種制御信号やデータのやりとりを行なっている。
こうして構成された実施例のハイブリッド自動車20は、運転者によるアクセルペダル83の踏み込み量に対応するアクセル開度Accと車速Vとに基づいて駆動軸としてのリングギヤ軸32aに出力すべき要求トルクを計算し、この要求トルクに対応する要求動力がリングギヤ軸32aに出力されるように、エンジン22とモータMG1とモータMG2とが運転制御される。エンジン22とモータMG1とモータMG2の運転制御としては、要求動力に見合う動力がエンジン22から出力されるようにエンジン22を運転制御すると共にエンジン22から出力される動力のすべてが動力分配統合機構30とモータMG1とモータMG2とによってトルク変換されてリングギヤ軸32aに出力されるようモータMG1およびモータMG2を駆動制御するトルク変換運転モードや要求動力とバッテリ50の充放電に必要な電力との和に見合う動力がエンジン22から出力されるようにエンジン22を運転制御すると共にバッテリ50の充放電を伴ってエンジン22から出力される動力の全部またはその一部が動力分配統合機構30とモータMG1とモータMG2とによるトルク変換を伴って要求動力がリングギヤ軸32aに出力されるようモータMG1およびモータMG2を駆動制御する充放電運転モード、エンジン22の運転を停止してモータMG2からの要求動力に見合う動力をリングギヤ軸32aに出力するよう運転制御するモータ運転モードなどがある。エンジン運転モードでは、ハイブリッド用電子制御ユニット70は、アクセル開度Accと車速Vとに基づいて駆動軸としてのリングギヤ軸32aに出力すべき要求トルクTr*を設定すると共に設定した要求トルクTr*にリングギヤ軸32aの回転数Nr(例えば、モータMG2の回転数Nm2を減速ギヤ35のギヤ比で除して得られる回転数や、車速Vに換算係数を乗じて得られる回転数)を乗じて得られる要求動力としての走行用パワーからバッテリ50が要求する充電用パワー(バッテリ50から放電するときが正の値)を減じてエンジン22から出力すべき要求パワーPe*を設定し、設定した要求パワーPe*に基づいてエンジン22が効率よく運転されるよう目標回転数Ne*と目標トルクTe*とを設定してエンジンECU24に送信し、エンジン22が目標回転数Ne*で回転するようモータMG1のトルク指令Tm1*を設定すると共に要求トルクTr*により走行するようモータMG2のトルク指令Tm2*を設定してモータECU40に送信する。そして、目標回転数Ne*および目標トルクTe*を受信したエンジンECU24は、目標回転数Ne*と目標トルクTe*とからなる運転ポイントでエンジン22が運転されるようエンジン22における吸入空気量調節制御や燃料噴射制御,点火制御などの制御を行なう。また、トルク指令Tm1*,Tm2*を受信したモータECU40は、トルク指令Tm1*でモータMG1が駆動されると共にトルク指令Tm2*でモータMG2が駆動されるようインバータ41,42のスイッチング素子のスイッチング制御を行なう。一方、モータ運転モードでは、ハイブリッド用電子制御ユニット70は、アクセル開度Accと車速Vとに基づく要求トルクTr*が駆動軸としてのリングギヤ軸32aに出力されるようモータMG2のトルク指令Tm2*を設定してモータECU40に送信し、これを受信したモータECU40は、トルク指令Tm2*でモータMG2が駆動されるようインバータ42のスイッチング素子のスイッチング制御を行なう。
実施例のハイブリッド自動車20では、モータECU40は、モータMG1,MG2の回転数Nm1,Nm2とトルク指令Tm1*,Tm2*とに基づいてそれぞれ複数の制御モードから1つの制御モードを選択してモータMG1,MG2が駆動されるようインバータ41,42をスイッチング制御する。図3に、モータMG2の制御モード設定用マップの一例を示す。図中、実線で示すように、回転数およびトルクが小さい領域から大きい領域への順に、三角波比較によるパルス幅変調(PWM)制御における三角波の振幅以下の振幅で正弦波状の出力電圧指令値を生成して変換した擬似的三相交流電圧としてのPWM信号でインバータをスイッチングする正弦波制御モード,三角波の振幅を超えた振幅で正弦波状の出力電圧指令値を生成して変換した過変調電圧としてのPWM信号でインバータをスイッチングする過変調制御モード,トルク指令に応じた電圧位相をもつ矩形波状の電圧でインバータをスイッチングする矩形波制御モードが選択されるよう予め定められている。したがって、低回転数低トルクの領域で正弦波制御モードを用いることにより、モータMG2を応答性よく駆動することができ、高回転数高トルクの領域で矩形波制御モードを用いることにより、インバータ42への入力電圧(高電圧系の電圧VH)に対する出力電圧(基本波成分の振幅)の割合である変調率を高くしてより大きいトルクを出力可能とすると共にインバータ42のスイッチング損失などを低減することができる。なお、モータMG1の制御モード設定用マップについても同様に定められている。また、モータECU40は、モータMG1,MG2の回転数Nm1,Nm2とトルク指令Tm1*,Tm2*とに基づいてモータMG1,MG2のトルク指令と回転数とからなる駆動点での駆動にそれぞれ要求される高電圧系の電圧を設定すると共に、設定したそれぞれの電圧のうち大きい方に対して緩変化処理を施して高電圧系の目標電圧VH*として設定し、高電圧系の電圧VHが目標電圧VH*になるよう昇圧回路55をスイッチング制御することにより、バッテリ50の電圧を目標電圧VH*まで昇圧することができるようになっている。図中、破線は、高電圧系の目標電圧VH*をバッテリ50の電圧に相当する電圧VH0(例えば、200Vや250Vなど)としてバッテリ50の電圧からの昇圧が行なわれないよう昇圧回路55を制御したときにモータMG2から出力可能な最大トルクの範囲内で制御モードを設定する際の制御モード設定用マップの一例を示し、回転数およびトルクが小さい領域から大きい領域への順に正弦波制御モード,過変調制御モード,矩形波制御モードが設定される。破線に対して実線は、高電圧系の目標電圧VH*を電圧VH0より高い電圧VH1(例えば、350Vや500V,650Vなど)として昇圧回路55を制御したときにモータMG2から出力可能な最大トルクの範囲内で制御モードを設定する際の制御モード設定用マップの一例を示している。したがって、例えば、昇圧回路55によるバッテリ50の電圧からの昇圧が行なわれずに高電圧系の電圧VHが保持されている状態でモータMG2を図中の駆動点Aで矩形波制御モードで駆動している最中に、破線の領域を超えてトルク指令Tm2*や回転数Nm2が大きくなると、モータMG2の制御モードは矩形波制御モードから切り替えられることなく、昇圧回路55による昇圧動作が開始されることになる。
次に、こうして構成された実施例のハイブリッド自動車20の動作、特にモータMG2の制御モードを強制的に切り替える際の動作について説明する。図4は、モータECU40により実行される制御モード切替ルーチンの一例を示すフローチャートである。このルーチンは、モータMG2を矩形波制御モードで駆動しているときに所定時間毎(例えば数msec毎)に繰り返し実行される。
図3の制御モード切替ルーチンが実行されると、モータECU40の図示しないCPUは、まず、モータMG2のトルク指令Tm2*や電流センサ46U,46Vからの相電流Iu2,Iv2,モータMG2の電気角θe2,昇圧開始フラグFなど制御モードの切り替えに必要なデータを入力する処理を実行する(ステップS100)。ここで、モータMG2のトルク指令Tm2*は、ハイブリッド用電子制御ユニット70によりこのルーチンと並行して実行される図示しない駆動制御ルーチンにより設定されたものを通信により入力するものとした。また、電気角θe2は、回転位置検出センサ44により検出されたモータMG2の回転子の回転位置に基づいて演算されたものを入力するものとした。さらに、昇圧開始フラグFは、昇圧回路55によるバッテリ50の電圧からの昇圧動作により目標電圧VH*が上昇している時間のうち昇圧動作の開始から所定時間trefに亘って値1が設定され、それ以外のときには値0が設定されるフラグである。即ち、高電圧系の目標電圧VH*がバッテリ50の電圧に相当する電圧VH0から変更されずに保持されているときには値0が設定され、その後に目標電圧VH*を電圧VH0より大きい電圧VH1まで昇圧する場合、目標電圧VH*が緩変化処理(例えばレート処理など)により徐々に上昇している時間のうち昇圧動作の開始から所定時間trefに亘って値1が設定され、目標電圧VH*が上昇している時間のうち昇圧動作の開始から所定時間trefの経過後に目標電圧VH*が電圧VH1に至るまでや目標電圧VH*が電圧VH1に至り電圧VH1で保持されているときは値0が設定され、さらにその後に目標電圧VH*を電圧VH1より大きい電圧VH2まで昇圧する場合、目標電圧VH*が上昇している最中や目標電圧VH*が電圧VH2で保持されているときには値0が設定されることになる。図5にこうして昇圧開始フラグFが設定される様子の一例を示す。なお、所定時間trefは、実施例では、昇圧回路55によるバッテリ50の電圧からの昇圧動作を開始することにより、目標電圧VH*と高電圧系の電圧VHとの差が大きくなりやすい時間としてインバータ42の特性などに基づいて実験などにより予め定めたものを用いるものとした。
こうしてデータを入力すると、トルク指令Tm2*に基づいてモータMG2のd軸,q軸の目標電流Id*,Iq*を設定し(ステップS110)、設定した目標電流Id*の二乗と目標電流Iq*の二乗との和の平方根を次式(1)により目標電流量Ire*として計算する(ステップS120)。ここで、d軸はモータMG2のロータに埋め込まれた永久磁石により形成される磁束の方向であり、q軸はd軸に対してモータMG2を正回転させる方向に電気角をπ/2だけ進角させた方向である。目標電流Id*,Iq*は、実施例では、モータMG2からトルク指令Tm2*に相当するトルクを出力できると共に目標電流量Ire*を比較的小さくすることができる関係としてトルク指令Tm2*と目標電流Id*,Iq*との関係を予め定めて目標電流設定用マップとして図示しないROMに記憶しておき、トルク指令Tm2*が与えられると記憶したマップから対応する目標電流Id*,Iq*を導出して設定するものとした。目標電流設定用マップの一例を図6に示す。図6の例では、トルクT3のトルク指令Tm2*に対応するd軸,q軸の目標電流Id*,Iq*を設定する際の様子を示している。また、図6には、トルク指令Tm2*や目標電流Id*,Iq*の他に、目標電流量Ire*と、三相コイルに通電される電流によってステータに形成される磁界の方向のq軸に対する角度としての目標電流角度θre*とについても示した。なお、矩形波制御モードでは、トルク指令に応じた電圧位相をもつ矩形波電圧を生成するトルクフィードバック制御を行なうことから、モータMG2を矩形波電圧で駆動するためにd軸,q軸の目標電流Id*,Iq*を設定することはないが、実施例では、制御モードの切り替えに用いるために目標電流Id*,Iq*を設定するものとした。
Figure 2010200541
続いて、モータMG2の三相コイルのU相,V相,W相に流れる相電流Iu2,Iv2,Iw2の総和を値0として電気角θe2を用いて相電流Iu2,Iv2をd軸,q軸の電流Id,Iqに次式(2)により座標変換(3相−2相変換)すると共に(ステップS130)、計算した電流Idの二乗と電流Iqの二乗との和の平方根を式(3)により電流量Ireとして計算し(ステップS140)、計算した目標電流量Ire*と電流量Ireとの差の絶対値を差電流ΔIreとして計算する(ステップS150)。ここで、差電流ΔIreは、トルク指令Tm2*に相当するトルクをモータMG2から出力するためにインバータ42からモータMG2に印加すべき電流に相当する目標電流量Ire*と、トルク指令Tm2*でモータMG2を駆動したときにインバータ42からモータMG2に実際に印加されている電流の大きさに相当する電流量Ireとの差により計算されたものであるが、正弦波制御モードや過変調制御モードに比して制御上の応答性が低い矩形波制御モードでは大きくなりやすい。
Figure 2010200541
Figure 2010200541
こうして差電流ΔIreを計算すると、昇圧開始フラグFを調べ(ステップS160)、昇圧開始フラグFが値0のときには、差電流ΔIreと第1電流Iref1とを比較し(ステップS170)、差電流ΔIreが第1電流Iref1以上のときには、モータMG2の制御モードを矩形波制御モードから過変調制御モードに強制的に切り替え(ステップS190)、差電流ΔIreが第1電流Iref1未満のときには、制御モードを切り替えることなく、制御モード切替ルーチンを終了する。ここで、第1電流Iref1は、制御上の応答性が低い矩形波制御モードを制御上の応答性がより高い過変調制御モードに切り替えてモータMG2の制御性を高めるべきか否かを判断するためのもであり、高電圧系の電圧VHが保持されているときに矩形波制御モードで定常的に生じる差電流ΔIreの上限値やこれより若干小さい電流値としてモータMG2やインバータ42の特性に基づいて実験や解析により予め定められたものを用いるものとした。これにより、モータMG2に印加すべき電流と実際に印加される電流との差が過大になるのを抑制することができる。
昇圧開始フラグFが値1のときには、差電流ΔIreと第1電流Iref1より小さい第2電流Iref2とを比較し(ステップS180)、差電流ΔIreが第2電流Iref2以上のときには、モータMG2の制御モードを矩形波制御モードから過変調制御モードに強制的に切り替え(ステップS190)、差電流ΔIreが第2電流Iref2未満のときには、制御モードを切り替えることなく、制御モード切替ルーチンを終了する。ここで、第2電流Iref2は、昇圧回路55によるバッテリ50の電圧からの昇圧動作を開始したときに制御上の応答性が低い矩形波制御モードを制御上の応答性がより高い過変調制御モードに切り替えてモータMG2の制御性を高めるか否かを判断するためのものであり、昇圧回路55によるバッテリ50の電圧からの昇圧動作を開始したときに矩形波制御モードから過変調制御モードへの強制的な切り替えが頻繁に生じない範囲内で第1電流Iref1より小さい値として実験または解析などにより予め定められたものを用いるものとした。
図7に、昇圧回路55によるバッテリ50の電圧からの昇圧動作が行なわれる際の高電圧系の電圧と昇圧開始フラグFと差電流ΔIreと制御モードとの時間変化の様子の一例を示す。図中、実線は実施例の様子を示し、一点鎖線は実施例における高電圧系の目標電圧VH*の様子を示し、破線は昇圧開始フラグFの値に拘わらず差電流ΔIreと比較するのに第1電流Iref1を用いたときの比較例の差電流ΔIreおよび制御モードの様子を示す。昇圧回路55による昇圧動作により高電圧系の電圧VHが徐々に上昇している過渡的な状態では目標電圧VH*と高電圧系の電圧VHとの差は大きくなりやすいが、特にバッテリ50の電圧から昇圧せずに高電圧系の電圧VHを保持している状態すなわちトランジスタT31,T32がそれぞれオン,オフの状態から昇圧動作が開始されると、トランジスタT31,T32が共にオフとなるデッドタイムなどのために目標電圧VH*に対して高電圧系の電圧VHは大きくなりやすい。さらに、矩形波制御モードでは、正弦波制御モードや過変調制御モードに比してインバータ42からモータMG2に印加される電流の目標値に対する差が大きくなりやすいことから、昇圧回路55による昇圧動作により目標電圧VH*が上昇しているときのインバータ42の過渡的な電圧変動と制御上の応答性が低い矩形波制御モードのときのインバータ42からの電流変動とが重畳したときにモータMG2に印加される電流の目標値からの差が過大になり、その後の制御によりモータMG2からのトルクが大きく変動する場合がある。図中、比較例(破線)では、時刻t1で昇圧回路55による昇圧動作が開始され、時刻t2で差電流ΔIreが第2電流Iref2を超えても、時刻t3で差電流ΔIreが第1電流Iref1に至るまでは矩形波制御モードから過変調制御モードへの切り替えが行なわれず、制御上の応答性などのために差電流ΔIreが第1電流Iref1をも超えて過大なるのを抑制することができない。これに対し、実施例(実線)では、時刻t2で差電流ΔIreが第1電流Iref1より小さい第2電流Iref2に至ったときに矩形波制御モードから過変調制御モードへ強制的に切り替えるから、モータMG2に印加される電流の目標値に対する差が過大になるのを抑制することができ、制御上の安定性が損なわれるのを抑制することができる。また、昇圧回路55による昇圧動作が開始されたときに直ちに矩形波制御モードから過変調制御モードへ切り替えるものに比して、矩形波制御モードが継続されやすくなるから、矩形波制御モードで出力していたモータMG2からのトルクが過変調制御モードへの切り替えにより出力できなくなることによってトルクが急減してショックが生じる頻度を低減したり、インバータ42のスイッチングによる損失を小さくしたりすることができる。この結果、インバータ42によるモータMG2の駆動をより適正に行なうことができる。
以上説明した実施例のハイブリッド自動車20によれば、矩形波制御モードでモータMG2を駆動しているときに、昇圧回路55によりインバータ42に印加される高電圧系の電圧VHがバッテリ50の電圧から昇圧され上昇を開始した昇圧開始フラグFが値1のときには、トルク指令Tm2*から得られる目標電流量Ire*とモータMG2に印加される電流量Ireとの差電流ΔIreが昇圧開始フラグFが値0のときに用いる第1電流Iref1より小さい第2電流Iref2以上に至ったときに矩形波制御モードから過変調制御モードに切り替えるから、インバータ42によるモータMG2の駆動をより適正に行なうことができる。
実施例のハイブリッド自動車20では、昇圧回路55によるバッテリ50の電圧からの昇圧動作が開始されてから所定時間trefが経過するまでは値1が設定されると共にそれ以外のときには値0が設定される昇圧開始フラグFが値1のときには差電流ΔIreを第2電流Iref2と比較するものとしたが、図8に昇圧開始フラグFに代わる昇圧中フラグF1として例示するように、昇圧動作が開始されてから所定時間trefが経過したか否かに拘わらずに昇圧回路55によるバッテリ50の電圧からの昇圧動作により目標電圧VH*が上昇している最中は値1が設定されると共にそれ以外のときには値0が設定される昇圧中フラグF1が値1のときには差電流ΔIreを第2電流Iref2と比較するものとしてもよい。さらに、図8に昇圧開始フラグFに代わる昇圧中フラグF2として例示するように、バッテリ50の電圧からの昇圧動作であるか否かに拘わらずに昇圧回路55による昇圧動作により目標電圧VH*が上昇している最中は値1が設定されると共にそれ以外のときには値0が設定される昇圧中フラグF2が値1のときには差電流ΔIrefを第2電流Iref2と比較するものとしてもよい。
実施例のハイブリッド自動車20では、モータMG2のトルク指令Tm2*から得られる目標電流量Ire*と相電流Iu2,Iv2から得られる電流量Ireとの差の絶対値としての差電流ΔIreを昇圧開始フラグFが値0のときには第1電流Iref1と比較すると共に昇圧開始フラグFが値1のときには第1電流Iref1より小さい第2電流Iref2と比較し、差電流ΔIrefが第1電流Iref1や第2電流Iref2以上のときに矩形波制御モードから過変調制御モードに切り替えるものとしたが、昇圧開始フラグFが値0のときにはモータMG2のトルク指令Tm2*に基づいて予め定めた第1のマップを用いて目標電流量Ire*と第1電流Iref1との和および差から定められる第1電流範囲を設定して相電流Iu2,Iv2から得られる電流量Ireと第1電流範囲とを比較すると共に昇圧開始フラグFが値1のときにはトルク指令Tm2*に基づいて予め定めた第2のマップを用いて目標電流量Ire*と第2電流Iref2との和および差から定められる第1電流範囲より狭い第2電流範囲を設定して相電流Iu2,Iv2から得られる電流量Ireと第2電流範囲とを比較し、電流量Ireが第1電流範囲内にないときや第2電流範囲内にないときに矩形波制御モードから過変調制御モードに切り替えるものとしてもよい。
実施例のハイブリッド自動車20では、モータMG2のトルク指令Tm2*に基づくd軸,q軸の目標電流Id*,Iq*から得られる目標電流量Ire*と相電流Iu2,Iv2に基づくd軸,q軸の電流Id,Iqから得られる電流量Ireとの差の絶対値を差電流Ireとして計算するものとしたが、モータMG2のトルク指令Tm2*に基づく三相コイルの相電流の目標値である目標相電流Iu2*,Iv2*,Iw2*のうち大きさが最も大きい電流と相電流Iu2,Iv2および相電流Iu2,Iv2から得られるW相の相電流Iw2のうち大きさが最も大きい電流との差の絶対値を差電流として計算するなどとしてもよい。
実施例では、エンジン22と二つのモータMG1,MG2とを備えるハイブリッド自動車20に適用して説明したが、図9に示すように、エンジンを備えずにバッテリ50からの電力を昇圧回路55により昇圧してモータMGに供給すると共にモータMGからの動力により走行する電気自動車120に適用するものとしてもよい。
また、こうしたハイブリッド自動車や電気自動車に適用するものに限定されるものではなく、自動車以外の列車などの車両や船舶,航空機などの移動体に搭載される駆動装置の形態や建設設備などの移動しない設備に組み込まれた駆動装置の形態としても構わない。さらに、こうした駆動装置の制御方法の形態としてもよい。
実施例の主要な要素と課題を解決するための手段の欄に記載した発明の主要な要素との対応関係について説明する。実施例では、モータMG2が「三相交流電動機」に相当し、インバータ42が「インバータ」に相当し、バッテリ50が「バッテリ」に相当し、昇圧回路55が「昇圧回路」に相当し、相電流Iu2,Iv2を検出する電流センサ46U,46VとモータMG2の回転子の回転位置を検出する回転位置検出センサ44と回転位置検出センサ44からの信号に基づいて電気角θe2を演算すると共に相電流Iu2,Iv2および電気角θe2に基づいて電流量Ireを計算する図4の制御モード切替ルーチンのステップS130.S140の処理を実行するモータECU40とが「電流検出手段」に相当し、矩形波制御モードでモータMG2を駆動しているときに昇圧回路55によるバッテリ50の電圧からの昇圧動作が開始されてから所定時間trefが経過するまで以外のときである昇圧開始フラグFが値0のときにはトルク指令Tm2*から得られる目標電流量Ire*と電流量Ireとの差の絶対値としての差電流ΔIreが第1電流Iref1以上に至ったときに矩形波制御モードから過変調制御モードに切り替え、矩形波制御モードでモータMG2を駆動しているときに昇圧回路55によるバッテリ50の電圧からの昇圧動作が開始されてから所定時間trefが経過するまでのときである昇圧開始フラグFが値1のときには差電流ΔIreが第1電流Iref1より小さい第2電流Iref2以上に至ったときに矩形波制御モードから過変調制御モードへ切り替える図4の制御モード切替ルーチンのステップS160〜S190の処理を実行するモータECU40が「制御モード切替手段」に相当する。
ここで、「三相交流電動機」としては、モータMG2に限定されるものではなく、誘導電動機など、他のタイプの三相交流電動機であっても構わない。「インバータ」としては、インバータ42に限定されるものではなく、三相交流電動機を駆動するインバータであれば如何なるものとしても構わない。「バッテリ」としては、バッテリ50に限定されるものではなく、二次電池としてのバッテリ50に限定されるものではなく、キャパシタなど、他のタイプのバッテリであっても構わない。「昇圧回路」としては、昇圧回路55に限定されるものではなく、バッテリからの電力を昇圧してインバータに供給するものであれば如何なるものとしても構わない。「電流検出手段」としては、電流センサなどのセンサと電子制御ユニットとの組み合わせに限定されるものではなく、単一のセンサからなるものとしてもよく、三相交流電動機に印加される電流を検出するものであれば如何なるものとしても構わない。「制御モード切替手段」としては、矩形波制御モードでモータMG2を駆動しているときに昇圧回路55によるバッテリ50の電圧からの昇圧動作が開始されてから所定時間trefが経過するまで以外のときである昇圧開始フラグFが値0のときにはトルク指令Tm2*から得られる目標電流量Ire*と電流量Ireとの差の絶対値としての差電流ΔIreが第1電流Iref1以上に至ったときに矩形波制御モードから過変調制御モードに切り替え、矩形波制御モードでモータMG2を駆動しているときに昇圧回路55によるバッテリ50の電圧からの昇圧動作が開始されてから所定時間trefが経過するまでのときである昇圧開始フラグFが値1のときには差電流ΔIreが第1電流Iref1より小さい第2電流Iref2以上に至ったときに矩形波制御モードから過変調制御モードへ切り替えるモータECU40に限定されるものではなく、矩形波制御モードで三相交流電動機を駆動制御しているときに昇圧回路によりインバータに印加される電圧が保持されているときにはトルク指令に応じて得られる三相交流電動機に印加すべき目標電流と検出された電流との差電流が第1の所定電流以上に至ったときに矩形波制御モードから過変調制御モードに切り替え、矩形波制御モードで三相交流電動機を駆動制御しているときに昇圧回路によりインバータに印加される電圧が昇圧され上昇しているときには差電流が第1の所定電流より小さい第2の所定電流以上に至ったときに矩形波制御モードから過変調制御モードに切り替えるものであれば如何なるものとしても構わない。
なお、実施例の主要な要素と課題を解決するための手段の欄に記載した発明の主要な要素との対応関係は、実施例が課題を解決するための手段の欄に記載した発明を実施するための形態を具体的に説明するための一例であることから、課題を解決するための手段の欄に記載した発明の要素を限定するものではない。即ち、課題を解決するための手段の欄に記載した発明についての解釈はその欄の記載に基づいて行なわれるべきものであり、実施例は課題を解決するための手段の欄に記載した発明の具体的な一例に過ぎないものである。
以上、本発明を実施するための形態について実施例を用いて説明したが、本発明はこうした実施例に何等限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において、種々なる形態で実施し得ることは勿論である。
本発明は、駆動装置や車両の製造産業などに利用可能である。
20 ハイブリッド自動車、22 エンジン、24 エンジン用電子制御ユニット(エンジンECU)、26 クランクシャフト、28 ダンパ、30 動力分配統合機構、31 サンギヤ、32 リングギヤ、32a リングギヤ軸、33 ピニオンギヤ、34 キャリア、35 減速ギヤ、40 モータ用電子制御ユニット(モータECU)、41,42 インバータ、43,44 回転位置検出センサ、45U,45V,46U,46V 電流センサ、50 バッテリ、51 温度センサ、52 バッテリ用電子制御ユニット(バッテリECU)、54 電力ライン、54a 正極母線、54b 負極母線、55 昇圧回路、57,58 コンデンサ、57a,58a 電圧センサ、60 ギヤ機構、62 デファレンシャルギヤ、63a,63b 駆動輪、70 ハイブリッド用電子制御ユニット、72 CPU、74 ROM、76 RAM、80 イグニッションスイッチ、81 シフトレバー、82 シフトポジションセンサ、83 アクセルペダル、84 アクセルペダルポジションセンサ、85 ブレーキペダル、86 ブレーキペダルポジションセンサ、88 車速センサ、120 電気自動車、D11〜D16,D21〜D26,D31,D32 ダイオード、T11〜T16,T21〜T26,T31,T32 トランジスタ、L リアクトル、MG1,MG2,MG モータ。

Claims (4)

  1. 三相交流電動機と、前記三相交流電動機を駆動するインバータと、バッテリと、前記バッテリからの電力を昇圧して前記インバータに供給する昇圧回路と、前記三相交流電動機を駆動すべきトルク指令と前記三相交流電動機の回転数と前記インバータに印加される電圧とに基づいてパルス幅変調による擬似的三相交流電圧を用いて前記三相交流電動機を駆動するパルス幅変調制御モードと矩形波電圧を用いて前記三相交流電動機を駆動する矩形波制御モードと擬似的三相交流電圧と矩形波電圧との中間の過変調電圧を用いて前記三相交流電動機を駆動する過変調制御モードとのうちいずれかを用いて前記三相交流電動機を駆動する駆動装置であって、
    前記三相交流電動機に印加される電流を検出する電流検出手段と、
    前記矩形波制御モードで前記三相交流電動機を駆動制御しているときに前記昇圧回路により前記インバータに印加される電圧が保持されているときには前記トルク指令に応じて得られる前記三相交流電動機に印加すべき目標電流と前記検出された電流との差電流が第1の所定電流以上に至ったときに前記矩形波制御モードから前記過変調制御モードに切り替え、前記矩形波制御モードで前記三相交流電動機を駆動制御しているときに前記昇圧回路により前記インバータに印加される電圧が昇圧され上昇しているときには前記差電流が前記第1の所定電流より小さい第2の所定電流以上に至ったときに前記矩形波制御モードから前記過変調制御モードに切り替える制御モード切替手段と、
    を備える駆動装置。
  2. 請求項1記載の駆動装置であって、
    前記制御モード切替手段は、前記矩形波制御モードで前記三相交流電動機を駆動制御しているときに前記昇圧回路により前記インバータに印加される電圧が前記バッテリの電圧から昇圧され上昇しているときには前記差電流が前記第2の所定電流以上に至ったときに前記矩形波制御モードから前記過変調制御モードに切り替える手段である、
    駆動装置。
  3. 請求項1または2記載の駆動装置を搭載した車両であって、
    前記三相交流電動機は、車軸に連結された駆動軸に接続されてなる、
    車両。
  4. 三相交流電動機と、前記三相交流電動機を駆動するインバータと、バッテリと、前記バッテリからの電力を昇圧して前記インバータに供給する昇圧回路と、前記三相交流電動機を駆動すべきトルク指令と前記三相交流電動機の回転数と前記インバータに印加される電圧とに基づいてパルス幅変調による擬似的三相交流電圧を用いて前記三相交流電動機を駆動するパルス幅変調制御モードと矩形波電圧を用いて前記三相交流電動機を駆動する矩形波制御モードと擬似的三相交流電圧と矩形波電圧との中間の過変調電圧を用いて前記三相交流電動機を駆動する過変調制御モードとのうちいずれかを用いて前記三相交流電動機を駆動する駆動装置の制御モード切替方法であって、
    前記矩形波制御モードで前記三相交流電動機を駆動制御しているときに前記昇圧回路により前記インバータに印加される電圧が保持されているときには前記トルク指令に応じて得られる前記三相交流電動機に印加すべき目標電流と前記三相交流電動機に印加される電流との差電流が第1の所定電流以上に至ったときに前記矩形波制御モードから前記過変調制御モードに切り替え、前記矩形波制御モードで前記三相交流電動機を駆動制御しているときに前記昇圧回路により前記インバータに印加される電圧が昇圧され上昇しているときには前記差電流が前記第1の所定電流より小さい第2の所定電流以上に至ったときに前記矩形波制御モードから前記過変調制御モードに切り替える、
    駆動装置の制御モード切替方法。
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