JP2010199749A - 端末装置およびプログラム - Google Patents

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Abstract

【課題】所望の機能を直感的な操作で実行可能な端末装置を実現する。
【解決手段】携帯電話10では、表示部106上に配設される接触操作部105の出力に基づき、例えば電波受信強度を表す電波アイコンの「ダブルタッチ」もしくは電波アイコンをタッチして「画面中央部にスライド」する接触操作を検出すると、その操作に対応して生成される機能ID「C01」の設定情報に従って電波送信を止める電波オフモードに設定したり解除したりするので、直感的かつ確実な操作で使用状況(電波受信強度)に関連する機能を実行させることができる。
【選択図】図25

Description

本発明は、所望の機能を直感的な操作で実行させ得る端末装置およびプログラムに関する。
携帯電話などの端末装置では、例えば電話をかけようとする場合には発信用のハードキーを押下操作したり、発信用のソフトキー(アイコン)を接触操作したりする等、ユーザ所望の機能を実行させる際にはハードキーの押下操作やソフトキー(アイコン)の接触操作が要求される。この種の技術として、例えば特許文献1には、シークレットモードのオンオフ状態を示すシークレットモード通知アイコン、バイブレータのオンオフ状態を示すバイブレータ設定通知アイコン、電池節約モードのオンオフ状態を示す電池節約モード設定通知アイコンなどの各種機能設定アイコンを表示画面に表示し、それらの内からカーソルキー操作で選択されるアイコンに対応付けられた機能を決定キー操作に応じてオン設定またはオフ設定する携帯端末が開示されている。
特開2003−298715号公報
ところで、上記特許文献1に開示の技術では、表示画面に設けられた各種機能設定アイコンの内から所望する機能のアイコンをカーソルキー操作で選択し、さらに決定キー操作に応じて状態設定する為、表示されるアイコンの意味を知らなかったり、キー操作に不慣れであったりすると、ユーザ所望の機能を実行させることが出来ないことも起こり得る。つまり、換言すると、所望の機能を直感的な操作で実行させることが出来ない、という問題がある。
本発明は、このような事情に鑑みてなされたもので、所望の機能を直感的な操作で実行させることができる端末装置およびプログラムを提供することを目的としている。
上記目的を達成するため、請求項1に記載の発明では、端末装置の使用状況を取得する取得手段と、前記取得手段により取得された使用状況を示す識別情報を表示画面に表示する表示制御手段と、表示画面上の接触操作を検出する接触操作検出手段と、前記接触操作検出手段が、前記表示制御手段により画面表示された識別情報の表示領域における第1の接触操作を検出してから当該表示領域で行われる第2の接触操作を検出した場合に、検出された第1および第2の接触操作の内容に応じて、当該識別情報が示す使用状況に関連する複数の機能の何れかを選択する機能選択手段と、前記機能選択手段により選択された機能を実行する実行手段とを具備することを特徴とする。
上記請求項1に従属する請求項2に記載の発明では、前記機能選択手段は、前記接触操作検出手段が識別情報の表示領域を連続的に接触したことを表す第1および第2の接触操作を検出した場合、識別情報のダブルタッチ操作であることを判別する操作判別手段を備えることを特徴とする。
上記請求項1に従属する請求項3に記載の発明では、前記機能選択手段は、前記接触操作検出手段が識別情報の表示領域を接触する第1の接触操作を検出した後、当該表示領域を所定の表示位置に移動させるようになぞる第2の接触操作を検出した場合、識別情報のスライド操作であることを判別する操作判別手段を備えることを特徴とする。
上記請求項1に従属する請求項4に記載の発明では、前記表示制御手段により画面表示された識別情報が示す使用状況に基づき、前記機能選択手段によって選択された機能の実行の可否を判別する実行判別手段を更に備え、前記実行手段は、前記実行判別手段により実行可能と判別された場合に、前記機能選択手段により選択された機能を実行することを特徴とする。
上記請求項1に従属する請求項5に記載の発明では、通信手段を更に備え、前記取得手段は、この通信手段の通信状況を取得し、前記表示制御手段は、前記取得手段により取得された通信状況を示す識別情報を表示画面に表示することを特徴とする。
上記請求項5に従属する請求項6に記載の発明では、前記実行手段は、通信を制限する設定機能を実行することを特徴とする。
上記請求項5に従属する請求項7に記載の発明では、通信相手を指定する相手指定手段を更に備え、前記実行手段は、前記機能選択手段により選択された機能が通信機能の場合、前記相手指定手段により指定された通信相手との通信を実行することを特徴とする。
上記請求項7に従属する請求項8に記載の発明では、前記相手指定手段により指定された通信相手の識別情報に基づいて、複数の通信手段のいずれかを選択する通信選択手段を更に備え、前記実行手段は、前記通信選択手段により選択された通信手段を利用して、前記相手指定手段により指定された通信相手に対する通信機能を実行することを特徴とする。
上記請求項5に従属する請求項9に記載の発明では、データを指定するデータ指定手段を更に備え、前記実行手段は、前記機能選択手段により選択された機能が通信機能の場合、前記データ指定手段により指定されたデータを送信することを特徴とする。
上記請求項1に従属する請求項10に記載の発明では、前記表示制御手段は、前記取得手段が端末装置の電源の使用状況を取得した場合、その取得された電源の使用状況を示す識別情報を表示画面に表示することを特徴とする。
上記請求項10に従属する請求項11に記載の発明では、前記実行手段は、主要動作を停止させるための電源オフ機能又は主要動作を開始させるための電源オン機能のいずれか一方を実行することを特徴とする。
上記請求項10に従属する請求項12に記載の発明では、前記実行手段は、消費電力を抑制する動作モードの設定機能を実行することを特徴とする。
上記請求項1に従属する請求項13に記載の発明では、前記表示制御手段は、前記取得手段が時刻を取得した場合、その取得された時刻を示す識別情報を表示画面に表示することを特徴とする。
上記請求項13に従属する請求項14に記載の発明では、前記実行手段は、所定の時刻の到来を報知するアラーム設定機能又は所定の時間の経過を報知するタイマ設定機能のいずれか一方を実行することを特徴とする。
請求項15に記載の発明では、通信手段と、前記通信手段の通信状況を取得する取得手段と、前記取得手段により取得された通信状況を示す識別情報を表示画面に表示する表示制御手段と、表示画面上の接触操作を検出する接触操作検出手段と、前記接触操作検出手段によって、前記表示制御手段により画面表示された識別情報の表示領域を指定する接触操作が検出された場合に、前記通信手段を用いた通信を実行する実行手段とを具備することを特徴とする。
上記請求項15に従属する請求項16に記載の発明では、通信相手を表示画面に表示する相手表示制御手段を更に備え、前記接触操作検出手段が、前記表示制御手段により画面表示された識別情報の表示領域を指定する第1の接触操作を検出した後、当該表示領域から前記相手表示制御手段により画面表示された通信相手の画面表示位置まで移動させる第2の接触操作を検出した場合、あるいは前記相手表示制御手段により画面表示された通信相手の画面表示位置を指定する第1の接触操作を検出した後、当該画面表示位置から前記表示制御手段により画面表示された識別情報の表示領域まで移動させる第2の接触操作を検出した場合に、前記実行手段は、前記通信相手との通信を実行することを特徴とする。
上記請求項15に従属する請求項17に記載の発明では、データを表示画面に表示するデータ表示制御手段を更に備え、前記接触操作検出手段が、前記表示制御手段により画面表示された識別情報の表示領域を指定する第1の接触操作を検出した後、当該表示領域から前記データ表示制御手段により画面表示されたデータの画面表示位置まで移動させる第2の接触操作を検出した場合、あるいは前記データ表示制御手段により画面表示されたデータの画面表示位置を指定する第1の接触操作を検出した後、当該画面表示位置から前記表示制御手段により画面表示された識別情報の表示領域まで移動させる第2の接触操作を検出した場合に、前記実行手段は、前記データの送信を実行することを特徴とする。
請求項18に記載の発明では、端末装置の電源の使用状況を取得する取得手段と、前記取得手段により取得された電源の使用状況を示す識別情報を表示画面に表示する表示制御手段と、表示画面上の接触操作を検出する接触操作検出手段と、前記接触操作検出手段によって、前記表示制御手段により画面表示された識別情報の表示領域を指定する接触操作が検出された場合に、主要動作を停止させる電源オフ機能又は主要動作を開始させる電源オン機能のいずれか一方を実行する実行手段とを具備することを特徴とする。
請求項19に記載の発明では、通信相手を識別する識別情報を表示画面に表示する表示制御手段と、表示画面上の接触操作を検出する接触操作検出手段と、前記接触操作検出手段によって、前記表示制御手段により画面表示された識別情報の表示領域を指定する接触操作が検出された場合に、その接触操作によって指定された識別情報の種別を判別する種別判別手段と、前記種別判別手段によって判別された種別に対応する情報を、接触操作で指定された表示領域の識別情報に付加する情報付加機能を実行する実行手段とを具備することを特徴とする。
上記請求項19に従属する請求項20に記載の発明では、前記実行手段は、識別情報の表示領域に所定の接触操作が行われた場合に、情報を識別情報に付加することを特徴とする。
上記請求項19に従属する請求項21に記載の発明では、前記実行手段は、識別情報の表示領域の前部で接触操作が行われた場合に、当該識別情報の先頭に情報を付加することを特徴とする。
上記請求項19に従属する請求項22に記載の発明では、前記実行手段は、識別情報の表示領域の後部で接触操作が行われた場合に、当該識別情報の末尾に情報を付加することを特徴とする。
上記請求項19に従属する請求項23に記載の発明では、前記実行手段は、識別情報の表示領域において所定位置を指定する第1の接触操作が行われた後、この第1の接触操作で指定された位置を移動させる第2の接触操作が行われた場合に、情報を識別情報に付加することを特徴とする。
上記請求項23に従属する請求項24に記載の発明では、前記実行手段は、第1の接触操作で指定された位置を右方向へ移動させる第2の接触操作が行われた場合に、識別情報の先頭に情報を付加することを特徴とする。
上記請求項23に従属する請求項25に記載の発明では、前記実行手段は、第1の接触操作で指定された位置を左方向へ移動させる第2の接触操作が行われた場合に、識別情報の末尾に情報を付加することを特徴とする。
上記請求項19に従属する請求項26に記載の発明では、接触操作によって指定された識別情報が、情報を付加することに適した識別情報か否かを判別する付加判別手段を更に備え、前記実行手段は、前記付加判別手段により情報を付加することに適した識別情報であると判別された場合に、識別情報に情報を付加することを特徴とする。
請求項27に記載の発明では、端末装置に搭載されるコンピュータに、端末装置の使用状況を取得する取得ステップと、前記取得ステップにより取得された使用状況を示す識別情報を表示画面に表示する表示制御ステップと、表示画面上の接触操作を検出する接触操作検出ステップと、前記接触操作検出ステップが、前記表示制御ステップにて画面表示された識別情報の表示領域における第1の接触操作を検出してから当該表示領域で行われる第2の接触操作を検出した場合に、検出された第1および第2の接触操作の内容に応じて、当該識別情報が示す使用状況に関連する複数の機能の何れかを選択する機能選択ステップと、前記機能選択ステップにより選択された機能を実行する実行ステップとを実行させることを特徴とする。
請求項28に記載の発明では、端末装置に搭載されるコンピュータに、通信ステップと、前記通信ステップの通信状況を取得する取得ステップと、前記取得ステップで取得された通信状況を示す識別情報を表示画面に表示する表示制御手ステップと、表示画面上の接触操作を検出する接触操作検出ステップと、前記接触操作検出ステップによって、前記表示制御ステップで画面表示された識別情報の表示領域を指定する接触操作が検出された場合に、前記通信ステップの通信を実行する実行ステップとを実行させることを特徴とする。
請求項29に記載の発明では、端末装置に搭載されるコンピュータに、端末装置の電源の使用状況を取得する取得ステップと、前記取得ステップにより取得された電源の使用状況を示す識別情報を表示画面に表示する表示制御ステップと、表示画面上の接触操作を検出する接触操作検出ステップと、前記接触操作検出ステップによって、前記表示制御ステップで画面表示された識別情報の表示領域を指定する接触操作が検出された場合に、主要動作を停止させる電源オフ機能又は主要動作を開始させる電源オン機能のいずれか一方を実行する実行ステップとを実行させることを特徴とする。
請求項30に記載の発明では、端末装置に搭載されるコンピュータに、通信相手を識別する識別情報を表示画面に表示する表示制御ステップと、表示画面上の接触操作を検出する接触操作検出ステップと、前記接触操作検出ステップによって、前記表示制御ステップで画面表示された識別情報の表示領域を指定する接触操作が検出された場合に、その接触操作によって指定された識別情報の種別を判別する種別判別ステップと、前記種別判別ステップによって判別された種別に対応する情報を、接触操作で指定された表示領域の識別情報に付加する情報付加機能を実行する実行ステップとを実行させることを特徴とする。
本発明では、所望の機能を直感的な操作で実行させることができる。
第1実施形態による携帯電話10が有する機能の概要を説明する為のシステム構成図である。 第1実施形態による携帯電話10の外観を示す斜視図である。 第1実施形態による携帯電話10の電気的構成を示すブロック図である。 記憶部101のアイコン情報記憶部101cに記憶されるアイコン情報の一例を示す図である。 記憶部101の接触操作情報記憶部101dに記憶される接触操作情報の一例を示す図である。 記憶部101の機能情報記憶部101eに記憶される機能情報の一例を示す図である。 記憶部101の設定情報記憶部101fに記憶される設定情報の一例を示す図である。 第1実施形態によるメインルーチンの動作を示すフローチャートである。 第1実施形態によるメインルーチンの動作を示すフローチャートである。 第1実施形態によるアイコン処理Aの動作を示すフローチャートである。 第1実施形態による電池アイコンタッチ操作処理の動作を示すフローチャートである。 第1実施形態によるキー操作処理の動作を示すフローチャートである。 第1実施形態によるタッチ操作処理の動作を示すフローチャートである。 第1実施形態によるアイコン処理Bの動作を示すフローチャートである。 第1実施形態による電波アイコンタッチ操作処理の動作を示すフローチャートである。 第1実施形態による時刻アイコンタッチ操作処理の動作を示すフローチャートである。 第1実施形態によるアイコン処理Cの動作を示すフローチャートである。 第1実施形態による電波アイコン関連機能実行処理の動作を示すフローチャートである。 第1実施形態による電波アイコン関連機能実行処理の動作を示すフローチャートである。 第1実施形態による音声通話発信処理の動作を示すフローチャートである。 第1実施形態によるメール発信処理の動作を示すフローチャートである。 第1実施形態による近距離無線送信処理の動作を示すフローチャートである。 第1実施形態による電池アイコン関連機能実行処理の動作を示すフローチャートである。 第1実施形態による時刻アイコン関連機能実行処理の動作を示すフローチャートである。 第1実施形態による電波アイコン関連機能実行処理の動作例を示す図である。 第1実施形態による電波アイコン関連機能実行処理の動作例を示す図である。 第1実施形態による電池アイコン関連機能実行処理の動作例を示す図である。 第2実施形態による記憶部101に記憶される付加番号情報(先頭)、付加番号情報(末尾)および付加ドメイン情報の各構成を示す図である。 第2実施形態によるアイコン処理Cの動作を示すフローチャートである。 第2実施形態によるアイコン処理Cの動作を示すフローチャートである。 第2実施形態によるアイコン処理Cの動作例を示す図である。 第2実施形態によるアイコン処理Cの動作例を示す図である。
以下、図面を参照して本発明の実施の形態について説明する。
[第1実施形態]
A.構成
(1)システム構成
図1は、本発明の第1実施形態による携帯電話10が有する機能の概要を説明する為のシステム構成図である。携帯電話10は、移動無線通信機能およびメール送受信機能を備える。移動無線通信機能を用いて通話する場合、携帯電話10は、位置登録している基地局BSを介して発信側の交換機SWに発呼する。発信側の交換機SWは、発呼に応じて、無線通信網RN中に設けられる加入者登録サーバ(不図示)から問い合せた着番号(加入者番号)および位置登録情報に基づき着信側の交換機SWを呼出す。着信側の交換機SWは、着信側の基地局BSを介して着信側の携帯電話10を呼出し、これに応じて着信側が着呼応答すると、発信側の交換機SWと着信側の交換機SWとのリンクが確立して通話可能になる。
メール送受信機能を用いて携帯電話10から送信されるメールは、基地局BS、交換機SWおよび無線通信網RN中に設けられるゲートウェイサーバ(不図示)を経てインターネットITN上のメール装置20に伝送される。メール装置20は、上述とは逆の経路を辿って宛先のメールアドレスを有する携帯電話10にメールを送出するようになっている。
(2)携帯電話10の外観
携帯電話10は、受話部筐体と送話部筐体とが折り畳み可能な周知の折り畳み開閉タイプの筐体構造を有する。図2(a)は折り畳みを開いた「オープンスタイル」の外観を、図2(b)は「オープンスタイル」において受話部筐体をその長手方向を回転軸として180度回転し表示画面を外側に露出させた状態で折り畳みを閉じた「ビュースタイル」の外観を示す斜視図である。なお、図示していないが、表示画面を内側に隠す状態で受話部筐体と送話部筐体とを折り畳んだ状態を「クローズスタイル」と称する。
図2に示すように、携帯電話10の受話部筐体には、音声出力用のスピーカSP(受話口)や、表示画面(液晶パネル)上に接触操作部105(透明タッチパネル)を備えた表示部106が配設される。携帯電話10の送話部筐体には、音声入力用のマイクMIC(送話口)およびキー操作部107を構成する各種操作キーや操作ボタン等が設けられる。
(3)携帯電話10の電気的構成
図3は、第1実施形態による携帯電話10の電気的構成を示すブロック図である。この図において、制御部100は、CPUおよび入出力回路などから構成され、後述する接触操作部105およびキー操作部107から供給される各種の操作イベントに応じて、携帯電話10の各部の動作を制御する。本発明の要旨に係わる制御部100の特徴的な処理動作については追って詳述する。
記憶部101は、ROMおよびRAMから構成され、後述の各記憶部101a〜101kを有する。プログラム記憶部101aには、制御部100により実行される各種プログラムや、所定のプログラムにより参照される制御データの他、例えば待受画面などの各種表示画面を形成する画面データが記憶される。
なお、プログラム記憶部101aに記憶される各種プログラムとは、追って詳述するメインルーチン、アイコン処理A、電池アイコンタッチ処理、キー操作処理、タッチ操作処理、アイコン処理B、電波アイコンタッチ操作処理、時刻アイコンタッチ操作処理、アイコン処理C、電波アイコン関連機能実行処理、音声通話発信処理、メール発信処理、近距離無線送信処理、電池アイコン関連機能実行処理および時刻アイコン関連機能実行処理を含む。
各種情報一時記憶部101bには、各種レジスタ・フラグデータや、表示部106に画面表示する画面データなど携帯電話10の動作に必要なデータが一時記憶される。アイコン情報記憶部101cには、表示部106に表示される各種アイコンの表示態様を指定するアイコン情報が記憶される。アイコン情報とは、具体的には図4に図示する一例のように、アイコンID、アイコン名およびアイコン表示態様を指定するデータから構成される。例えば、アイコンIDが「A01」の「電波アイコン」の場合、通信状況を示す電波受信レベルに対応してアイコン表示態様を指定するデータを指定するようになっている。
接触操作情報記憶部101dには、図5に図示する通り、操作IDに対応したタッチ操作の内容を表す接触操作情報が記憶される。つまり、接触操作情報とは、接触操作部105においてなされる接触操作(タッチ操作およびスライド操作)を表すデータであり、例えば操作IDが「B01」の場合には「シングルタッチ」操作を表す。機能情報記憶部101eには、図6に図示する電波アイコン用機能情報、電池アイコン用機能情報および時刻アイコン用機能情報が記憶される。
図6(a)は、電波アイコン用機能情報の一例を示す図である。電波アイコン用機能情報とは、電波アイコンが示す通信状況に関連する機能で、電波アイコンに割り当てる機能の内容を表すデータである。その機能内容は機能IDで指定される。例えば機能IDが「C01」であれば、電波アイコンに「電波オフモード設定/解除」する機能を割り当てることを表す。
図6(b)は、電池アイコン用機能情報の一例を示す図である。電池アイコン用機能情報とは、電池アイコンが示す電源の使用状況に関連する機能で、電池アイコンに割り当てる機能の内容を表すデータである。その機能内容は機能IDで指定される。例えば機能IDが「D01」であれば、電池アイコンに「電源オン/オフ」する機能を割り当てることを表す。
図6(c)は、時刻アイコン用機能情報の一例を示す図である。時刻アイコン用機能情報とは、時刻アイコンが示す時刻状況に関連する機能で、時刻アイコンに割り当てる機能の内容を表すデータである。その機能内容は機能IDで指定される。例えば機能IDが「E01」であれば、電池アイコンに「アラーム設定/解除」する機能を割り当てることを表す。
設定情報記憶部101fには、それぞれのアイコン(電波アイコン、電池アイコン、時刻アイコンなど)に対してどのような接触操作(タッチ操作およびスライド操作)をすると、どの機能を実行するかを表す設定情報が記憶される。具体的には、図7に図示するように、アイコンIDで指定されるアイコンにおいて、操作IDで指定される操作内容の接触操作が行われた場合に実行される機能内容を機能IDで指定する情報である。ここで、アイコンIDとはアイコン情報記憶部101c(図4参照)に、操作IDとは接触操作情報記憶部101d(図5参照)に、機能IDとは機能情報記憶部101eにそれぞれ記憶される情報である。
図7に図示する一例において、例えば電波アイコン(アイコンID:「A01」)がダブルタッチ(操作ID:「B02」)された場合には、電波オフモード設定/解除(機能ID:「C01」)する機能が実行指示される。なお、図7に図示する機能IDにおける太枠は、ユーザ設定される機能IDを表す。すなわち、ユーザの設定操作によって、アイコンID(アイコン種別)と操作ID(操作内容)とに対応付けられる機能ID(機能内容)をユーザ所望のものに設定することも可能になっている。
相手情報記憶部101gには、アドレス帳データ、発信履歴データおよび着信履歴データなどが記憶される。データ記憶部101hには、ユーザデータ(静止画像データ、動画像データ、音楽データなど)が記憶される。メール記憶部101iには、送受信メールデータが記憶される。モード情報記憶部101jには、携帯電話10の各種動作モード(省電力モード、電波オフモード、無音着信モードなど)の設定/解除の状態などを表すデータが記憶される。アラーム・タイマ情報記憶部101kには、アラーム時刻データなどが記憶される。
無線通信送受信部102は、データ通信時には制御部100の制御の下に、アンテナANT1を介して基地局BSとデータ授受を行い、音声通話時にはアンテナANT1を介して受信復調した音声データを制御部100に出力する一方、制御部100から供給される音声データを変調して得た送信信号を高周波増幅してアンテナANT1から送出する。近距離無線通信部103は、制御部100の制御の下に、ユーザ指定のデータを無線送信する。なお、近距離無線通信部103から無線送信されるデータは、例えばワイヤレスヘッドホンなどのBluetooth(登録商標)対応機器で受信可能になる。
音声信号処理部104は、スピーカSPおよびマイクMICを備え、制御部100から供給される音声データを音声信号にD/A変換してスピーカSPから発音させたり、マイクMICから出力される音声信号を音声データにA/D変換して制御部100に供給する。接触操作部105は、表示部106の表示画面上に配設される透明タッチパネルから構成され、その透明タッチパネルの接触操作(タッチ操作やスライド操作)に応じた出力(操作イベント)を発生する。表示部106は、カラー液晶パネルおよび表示ドライバから構成され、制御部100の制御の下に、待受画面など各種画面を表示したり、前述した各種アイコン(電波アイコン、電池アイコン、時刻アイコンなど)を画面表示する。
キー操作部107には、パワーオンオフする電源スイッチ、通話開始/終了時に操作されるオフフック/オンフックスイッチ、ダイヤルスイッチと兼用の文字入力スイッチ等の各種操作キーを有し、これらキーやボタンの操作に応じたイベントを発生して制御部100に出力する。RTC108は、時刻経時やタイマ割り込みに用いるリアルタイムクロックを発生して制御部100に供給する。報知部109は、制御部100から供給される報知信号に応じて報知動作(サウンドスピーカ109aの鳴音、LED109bの発光および振動モータ109cの駆動)を行う。電池部110は携帯電話10の各部を駆動する駆動電圧を発生する。
B.動作
次に、図8〜図27を参照して上記構成による携帯電話10の動作を説明する。以下では、制御部100が実行するメインルーチン、アイコン処理A、電池アイコンタッチ処理、キー操作処理、タッチ操作処理、アイコン処理B、電波アイコンタッチ操作処理、時刻アイコンタッチ操作処理、アイコン処理C、電波アイコン関連機能実行処理、音声通話発信処理、メール発信処理、近距離無線送信処理、電池アイコン関連機能実行処理および時刻アイコン関連機能実行処理の各動作について述べる。
(1)メインルーチンの動作
図8〜図9は、制御部100が実行するメインルーチンの動作を示すフローチャートである。電源オフされている携帯電話10では、制御部100がステップSA1において所定周期毎に電池部110の電池残量を検出する。電池残量を検出するタイミングになると、このステップSA1の判断結果が「YES」になり、ステップSA2に進み、電池部110が発生する駆動電圧レベルに基づき電池残量を検出し、検出した電池残量に応じた電池アイコンの表示態様をアイコン情報記憶部101cから読み出して電池アイコンの表示を更新した後、上記ステップSA1に処理を戻す。
電池残量を検出するタイミング下でなければ、上記ステップSA1の判断結果は「NO」になり、ステップSA3に進む。ステップSA3では、電源オン操作の有無を判断する。電源スイッチがオン操作されると、判断結果は「YES」になり、ステップSA4に進み、電源オンに応じて携帯電話10の各部をイニシャライズする電源オン処理を実行した後、後述の待受処理(ステップSA7)に進む。
一方、電源オン操作が行われなければ、上記ステップSA3の判断結果は「NO」になり、ステップSA5に進み、接触操作部105におけるタッチ操作の有無を判断する。タッチ操作が行われなければ、判断結果は「NO」になり、上記ステップSA1に処理を戻す。これに対し、タッチ操作が行われると、上記ステップSA5の判断結果が「YES」となり、ステップSA6を介してアイコン処理Aを実行した後、ステップSA7の待受処理に進む。なお、アイコン処理Aでは、後述するように、電池アイコンが「シングルタッチ」された時に電源オン可能な電池残量が有れば、電源オン処理を実行するようになっている。
さて、電源オン操作もしくはタッチ操作が行われてステップSA7に進むと、制御部100は無線通信網RNに位置登録を行って待ち受け状態に入る待受処理を実行する。なお、待ち受け状態になると、表示部106には待受画面(図示略)や各種アイコン(電波アイコン、電池アイコン、時刻アイコンなど)が画面表示される。
続いて、ステップSA8〜SA12および図9のステップSA13〜SA15では、それぞれ「電波状況検出」、「電池残量検出」、「時刻更新検出」、「キー操作」、「タッチ操作」、「着信」、「電源オフ操作」および「その他の操作」の各イベントの有無を判断する。これらイベントが発生しなければ、ステップSA8〜SA12および図9のステップSA13〜SA15の各判断結果はいずれも「NO」になり、上記ステップSA7の待ち受け状態のまま待機する。そして、この待ち受け状態において上記イベントのいずれかが発生すると、その発生したイベントに対応した処理を実行する。以下、イベント別に分けて動作説明を進める。
<電波状況検出の場合>
電波状況検出イベントは一定期間毎に発生する。そのイベントタイミングになると、上記ステップSA8の判断結果は「YES」になり、ステップSA16に進む。ステップSA16では、電波状況(無線通信部102の通信状況)を検出した結果に応じて、アイコン情報記憶部101cから読み出されるアイコン情報に従って電波アイコンの表示を更新した後、上記ステップSA7の待ち受け状態に復帰する。
<電池残量検出の場合>
電池残量検出イベントは一定期間毎に発生する。そのイベントタイミングになると、上記ステップSA9の判断結果は「YES」になり、ステップSA17に進む。ステップSA17では、電池部110が発生する駆動電圧レベルに基づき電池残量(電源の使用状況)を検出した結果に応じて、アイコン情報記憶部101cから読み出されるアイコン情報に従って電池アイコンの表示を更新した後、上記ステップSA7の待ち受け状態に復帰する。
<時刻更新検出の場合>
時刻更新検出イベントは所定周期毎に発生する。そのイベントタイミングになると、上記ステップSA10の判断結果は「YES」になり、ステップSA18に進む。ステップSA18では、RTC108が発生するリアルタイムクロックに基づき計時される時刻情報(時刻状況)に従って時刻アイコンの表示を更新した後、上記ステップSA7の待ち受け状態に復帰する。
<キー操作の場合>
キー操作部107のいずれかのキーが操作されてキー操作イベントが発生すると、上記ステップSA11の判断結果が「YES」になり、ステップSA19を介してキー操作処理(後述する)を実行した後、上記ステップSA7の待ち受け状態に復帰する。
<タッチ操作の場合>
接触操作部105のタッチ操作(接触操作)に応じてタッチ操作イベントが発生すると、上記ステップSA12の判断結果が「YES」になり、ステップSA20を介してタッチ操作処理(後述する)を実行した後、上記ステップSA7の待ち受け状態に復帰する。
<着信検知の場合>
着信検知イベントが発生すると、図9に図示するステップSA13の判断結果が「YES」になり、ステップSA21に進み、音声通話処理を実行する。音声通話処理では、着信報知を行うと共に、この着信報知中にオフフック操作されると発呼側と回線接続して通話を開始させ、通話中にオンフック操作されると回線切断する。こうして音声通話処理を終えると、上記ステップSA7の待ち受け状態に復帰する。
<電源オフ操作の場合>
電源オフ操作されると、上記ステップSA14の判断結果が「YES」になり、ステップSA22に進み、電源オフ処理を実行した後、本処理を完了させる。
<その他の操作の場合>
その他の操作(例えば発信操作やメール受信操作など)が行われると、ステップSA15の判断結果が「YES」となり、ステップSA23に進み、操作に対応した処理を実行した後、上記ステップSA7の待ち受け状態に復帰する。
(2)アイコン処理Aの動作
次に、図10を参照してアイコン処理Aの動作について説明する。上述したメインルーチンのステップSA6(図8参照)を介して本処理が実行されると、制御部100は図10に図示するステップSB1に進み、電池アイコンがタッチ操作されたか否かを判断する。電池アイコンがタッチ操作されなければ、判断結果は「NO」になり、上述したメインルーチンのステップSA1(図8参照)に処理を戻す。
一方、電池アイコンがタッチ操作された場合には、上記ステップSB1の判断結果が「YES」となり、ステップSB2を介して電池アイコンタッチ操作処理を実行する。電池アイコンタッチ操作処理では、後述するように、電池アイコン上で行われるタッチ操作(シングルタッチ、ダブルタッチおよび電池アイコンをタッチして画面中央部にスライド)の内容に応じた設定情報(機能ID)を設定情報記憶部101fから読み出す。すなわち、電池アイコンのタッチ操作が「シングルタッチ」ならば機能ID「D01」の設定情報を発生し、「ダブルタッチ」ならば機能ID「D02」の設定情報を発生し、「電池アイコンをタッチして画面中央部にスライド」ならば機能ID「D02」の設定情報を発生する。
次いで、ステップSB3では、上記ステップSB2の電池アイコンタッチ操作処理において生成された設定情報が機能ID「D01」であるか否かを判断する。設定情報が機能ID「D01」でなければ、判断結果は「NO」となり、この場合、電池アイコンにアサインされたタッチ操作が行われていないと見なして前述のメインルーチンのステップSA1(図8参照)に処理を戻す。
一方、電池アイコンタッチ操作処理において生成された設定情報が機能ID「D01」であると、上記ステップSB3の判断結果は「YES」となり、ステップSB4に進み、電源オン可能な電池残量であるかどうかを判断する。電源オン可能な電池残量が無ければ、判断結果は「NO」となり、ステップSB5に進み、表示部106に電源オン出来ない旨を画面表示して前述のメインルーチンのステップSA1(図8参照)に処理を戻す。これに対し、電源オン可能な電池残量が有れば、上記ステップSB4の判断結果は「YES」となり、ステップSB6に進み、電源オン処理を実行して本処理を終える。
(3)電池アイコンタッチ操作処理の動作
次に、図11を参照して電池アイコンタッチ操作処理の動作について説明する。上述したアイコン処理AのステップSB2(図10参照)を介して本処理が実行されると、制御部100は図11に図示するステップSC1に進み、タッチ操作が「シングルタッチ」であるか否かを判断する。なお、「シングルタッチ」とは、接触操作部105(透明タッチパネル)において電池アイコンの表示領域を1回触れる操作を指す。
タッチ操作が「シングルタッチ」ならば、上記ステップSC1の判断結果は「YES」となり、ステップSC2に進み、電池アイコンを「シングルタッチ」した時の機能IDを設定情報記憶部101fから読み出す。すなわち、アイコン情報記憶部101cの登録内容(図4参照)から特定される電池アイコンのアイコンID「A02」と、接触操作情報記憶部101dの登録内容(図5参照)から特定される「シングルタッチ」の操作ID「B01」とに対応する設定情報(図7参照)として、機能ID「D01」を設定情報記憶部101fから読み出して本処理を終える。
一方、タッチ操作が「シングルタッチ」でなければ、上記ステップSC1の判断結果は「NO」になり、ステップSC3に進み、タッチ操作が「ダブルタッチ」であるか否かを判断する。なお、「ダブルタッチ」とは、接触操作部105(透明タッチパネル)において電池アイコンの表示領域を連続して2回触れる操作を指す。
そして、タッチ操作が「ダブルタッチ」であると、上記ステップSC3の判断結果が「YES」となり、ステップSC4に進む。ステップSC4では、電池アイコンを「ダブルタッチ」した時の機能IDを設定情報記憶部101fから読み出す。すなわち、アイコン情報記憶部101cの登録内容(図4参照)から特定される電池アイコンのアイコンID「A02」と、接触操作情報記憶部101dの登録内容(図5参照)から特定される「ダブルタッチ」の操作ID「B02」とに対応する設定情報(図7参照)として、機能ID「D02」を設定情報記憶部101fから読み出して本処理を終える。
タッチ操作が「ダブルタッチ」でない場合には、上記ステップSC3の判断結果が「NO」になり、ステップSC5に進み、タッチ操作が「電池アイコンをタッチして画面中央部にスライド」であるか否かを判断する。なお、「電池アイコンをタッチして画面中央部にスライド」とは、接触操作部105(透明タッチパネル)において電池アイコンの表示領域をタッチしてから画面中央部までなぞる操作を指す。タッチ操作が「電池アイコンをタッチして画面中央部にスライド」でなければ、上記ステップSC5の判断結果は「NO」になり、この場合、電池アイコンにアサインされたタッチ操作が行われていないと見なして本処理を終える。
一方、タッチ操作が「電池アイコンをタッチして画面中央部にスライド」であると、上記ステップSC5の判断結果が「YES」となり、ステップSC6に進み、電池アイコンから「画面中央部にスライド」した時の機能IDを設定情報記憶部101fから読み出す。すなわち、アイコン情報記憶部101cの登録内容(図4参照)から特定される電池アイコンのアイコンID「A02」と、接触操作情報記憶部101dの登録内容(図5参照)から特定される「画面中央部にスライド」の操作ID「B03」とに対応する設定情報(図7参照)として、機能ID「D02」を設定情報記憶部101fから読み出して本処理を終える。
このように、電池アイコンタッチ操作処理では、タッチ操作が「シングルタッチ」、「ダブルタッチ」および「電池アイコンをタッチして画面中央部にスライド」のいずれであるかを判別し、「シングルタッチ」の場合には機能ID「D01」の設定情報を発生し、「ダブルタッチ」の場合には機能ID「D02」の設定情報を発生し、「電池アイコンをタッチして画面中央部にスライド」の場合には機能ID「D02」の設定情報を発生するようになっている。
(4)キー操作処理の動作
次に、図12を参照してキー操作処理の動作について説明する。前述したメインルーチンのステップSA19(図8参照)を介して本処理が実行されると、制御部100は図12に図示するステップSD1に進み、キー操作部107において為されたキー操作が設定操作であるか否かを判断する。設定操作であったならば、判断結果は「YES」となり、ステップSD2に進む。ステップSD2では、設定情報記憶部101fに記憶される設定情報(図7参照)において、アイコンID(アイコン種別)と操作ID(操作内容)とに対応付けられる機能ID(機能内容)をユーザ所望のものに設定する設定処理を実行して本処理を終える。
一方、キー操作部107において為されたキー操作が設定操作でなかった場合には、上記ステップSD1の判断結果が「NO」になり、ステップSD3に進む。ステップSD3では、キー操作部107において為されたキー操作が相手情報指定操作であるか否かを判断する。相手情報指定操作とは、相手情報記憶部101gに記憶されるアドレス帳データ、発信履歴データおよび着信履歴データのいずれかを選択して画面表示し、その中から所望の相手情報(メールアドレス/電話番号)を指定する操作を指す。
相手情報指定操作であったならば、上記ステップSD3の判断結果は「YES」になり、ステップSD4に進み、相手情報指定操作により指定された相手情報を相手情報記憶部101gから読み出して表示部106に画面表示し、続くステップSD5では、その表示された相手情報を各種情報一時記憶部101bに一時記憶して本処理を終える。
これに対し、キー操作部107において為されたキー操作が相手情報指定操作でなかった場合には、上記ステップSD3の判断結果が「NO」になり、ステップSD6に進む。ステップSD6では、キー操作部107において為されたキー操作がデータ指定操作であるか否かを判断する。データ指定操作とは、データ記憶部101hに記憶されるユーザデータ(静止画像データ、動画像データ、音楽データなど)のいずれかを指定する操作を指す。
データ指定操作であったならば、上記ステップSD6の判断結果は「YES」になり、ステップSD7に進み、データ指定操作により指定されたユーザデータをデータ記憶部101hから読み出して表示部106に画面表示し、続くステップSD8では、その表示されたユーザデータを各種情報一時記憶部101bに一時記憶して本処理を終える。データ指定操作でなければ、上記ステップSD6の判断結果は「NO」になり、ステップSD9に進み、その他の処理を実行して本処理を終える。なお、その他の処理とは、例えば相手情報(メールアドレス/電話番号)を相手情報記憶部101gに新規登録したり、新たなユーザデータをデータ記憶部101hに登録したりする等の処理を指す。
(5)タッチ操作処理の動作
次に、図13を参照してタッチ操作処理の動作について説明する。前述したメインルーチンのステップSA20(図8参照)を介して本処理が実行されると、制御部100は図13に図示するステップSE1に進み、接触操作部105において為されたタッチ操作が設定操作であるか否かを判断する。設定操作であったならば、判断結果は「YES」となり、ステップSE2に進む。ステップSE2では、設定情報記憶部101fに記憶される設定情報(図7参照)において、アイコンID(アイコン種別)と操作ID(操作内容)とに対応付けられる機能ID(機能内容)をユーザ所望のものに設定する設定処理を実行して本処理を終える。
一方、接触操作部105において為されたタッチ操作が設定操作でなかった場合には、上記ステップSE1の判断結果が「NO」になり、ステップSE3に進む。ステップSE3では、接触操作部105において為されたタッチ操作が相手情報指定操作であるか否かを判断する。相手情報指定操作とは、相手情報記憶部101gに記憶されるアドレス帳データ、発信履歴データおよび着信履歴データのいずれかを選択して画面表示し、その中から所望の相手情報(メールアドレス/電話番号)を指定する操作を指す。
相手情報指定操作であったならば、上記ステップSE3の判断結果は「YES」になり、ステップSE4に進み、相手情報指定操作により指定された相手情報を相手情報記憶部101gから読み出して表示部106に画面表示し、続くステップSE5では、その表示された相手情報を各種情報一時記憶部101bに一時記憶して本処理を終える。
これに対し、接触操作部105において為されたタッチ操作が相手情報指定操作でなかった場合には、上記ステップSE3の判断結果が「NO」になり、ステップSE6に進む。ステップSE6では、接触操作部105において為されたタッチ操作がデータ指定操作であるか否かを判断する。データ指定操作とは、データ記憶部101hに記憶されるユーザデータ(静止画像データ、動画像データ、音楽データなど)のいずれかを指定する操作を指す。
データ指定操作であったならば、上記ステップSE6の判断結果が「YES」になり、ステップSE7に進み、データ指定操作により指定されたユーザデータをデータ記憶部101hから読み出して表示部106に画面表示し、続くステップSE8では、その表示されたユーザデータを各種情報一時記憶部101bに一時記憶して本処理を終える。
一方、データ指定操作でなかった場合には、上記ステップSE6の判断結果は「NO」になり、ステップSE9に進み、接触操作部105において為されたタッチ操作がアイコンタッチであるか否かを判断する。アイコンタッチであると、判断結果は「YES」になり、ステップSE10を介してアイコン処理Bを実行して本処理を終える。アイコン処理Bでは、後述するように、タッチ操作したアイコン種類(電波アイコン、電池アイコンおよび時刻アイコンなど)にアサインされた複数の機能の内、タッチ操作の内容(「シングルタッチ」、「ダブルタッチ」、「画面中央部にスライド」および「相手情報/データにスライド」)に応じて決まる設定情報(機能ID)に従った機能を実行する。
さて、アイコンタッチでない場合には、上記ステップSE9の判断結果が「NO」になり、ステップSE11に進み、接触操作部105において為されたタッチ操作が、相手情報/データのタッチであるか否かを判断する。なお、相手情報/データのタッチとは、表示部106の画面に表示される相手情報(メールアドレスや電話番号)又はデータ(画像など)のいずれかをタッチする操作を指す。
接触操作部105において為されたタッチ操作が、相手情報/データのタッチでなければ、上記ステップSE11の判断結果は「NO」になり、ステップSE12に進み、例えば相手情報(メールアドレス/電話番号)を相手情報記憶部101gに新規登録したり、新たなユーザデータをデータ記憶部101hに登録したりする等、その他の処理を実行して本処理を終える。
これに対し、接触操作部105において為されたタッチ操作が、相手情報/データのタッチならば、上記ステップSE11の判断結果は「YES」になり、ステップSE13に進み、タッチ操作された相手情報もしくはデータを各種情報一時記憶部101bに一時記憶する。そして、ステップSE14を介してアイコン処理C(図17参照)を実行した後、本処理を終える。
アイコン処理Cでは、後述するように、「相手情報/データをタッチした状態で電波アイコンまでスライド」すると、機能ID「C02+C03」の設定情報を生成し、これに基づき相手情報をタッチして電波アイコンにスライドした場合であれば、音声通話発信(相手情報が電話番号の場合)/メール発信(相手情報がメールアドレスの場合)を行い、データをタッチして電波アイコンにスライドした場合であれば、そのタッチしたデータを近距離無線通信部103から無線送信するようになっている。
(6)アイコン処理Bの動作
次に、図14を参照してアイコン処理Bの動作について説明する。上述したタッチ操作処理のステップSE10(図13参照)を介して本処理が実行されると、制御部100は図14に図示するステップSF1に進む。ステップSF1〜SF3では、タッチ操作されたアイコンが「電波アイコン」、「電池アイコン」および「時刻アイコン」のいずれであるかをそれぞれ判別する。以下、タッチ操作されたアイコンが「電波アイコン」の場合、「電池アイコン」の場合、「時刻アイコン」の場合、「それら以外のアイコン」の場合に分けて動作説明を進める。
<電波アイコンの場合>
タッチ操作されたアイコンが「電波アイコン」であると、ステップSF1の判断結果が「YES」となり、ステップSF5に進み、電波アイコンタッチ操作処理(図15参照)を実行する。電波アイコンタッチ操作処理では、後述するように、タッチ操作が「シングルタッチ」、「ダブルタッチ」、「画面中央部にスライド」および「相手情報/データからスライド」のいずれであるかを判別し、「シングルタッチ」の場合には機能ID「C02+C03」の設定情報を発生し、「ダブルタッチ」の場合には機能ID「C01」の設定情報を発生し、「画面中央部にスライド」の場合には機能ID「C01」の設定情報を発生し、「相手情報/データからスライド」の場合には機能ID「C02+C03」の設定情報を発生する。
こうして、電波アイコンに係わるタッチ操作に応じた設定情報(機能ID)が生成されると、ステップSF6を介して電波アイコン関連機能実行処理を実行する。電波アイコン関連機能実行処理では、後述するように、電波アイコンタッチ操作処理にて生成される設定情報(機能ID)に応じた処理を実行する。
具体的には、電波アイコンの「ダブルタッチ」もしくは電波アイコンをタッチして「画面中央部にスライド」した場合に生成される機能ID「C01」の設定情報に応じて、電波オフモードを設定したり解除したりする。また、「相手情報/データをタッチした状態で電波アイコンまでスライド」した場合に生成される機能ID「C02+C03」の設定情報に応じて、相手情報をタッチして電波アイコンにスライドした場合であれば、音声通話発信(相手情報が電話番号の場合)/メール発信(相手情報がメールアドレスの場合)を行い、データをタッチして電波アイコンにスライドした場合であれば、そのタッチしたデータを近距離無線通信部103から無線送信する。
<電池アイコンの場合>
タッチ操作されたアイコンが「電池アイコン」であると、ステップSF2の判断結果が「YES」となり、ステップSF7に進み、電池アイコンタッチ操作処理(図11参照)を実行する。電池アイコンタッチ操作処理では、前述したように、タッチ操作が「シングルタッチ」、「ダブルタッチ」および「画面中央部にスライド」のいずれであるかを判別し、「シングルタッチ」の場合には機能ID「D01」の設定情報を発生し、「ダブルタッチ」の場合には機能ID「D02」の設定情報を発生し、「画面中央部にスライド」の場合には機能ID「D02」の設定情報を発生する。
こうして、電池アイコンに係わるタッチ操作に応じた設定情報(機能ID)が生成されると、ステップSF8を介して電池アイコン関連機能実行処理を実行する。電池アイコン関連機能実行処理では、後述するように、生成された機能IDが「D01」(電池アイコンの「シングルタッチ」)の場合には電源オフ処理を実行する。また、生成された機能IDが「D02」(電池アイコンの「ダブルタッチ」又は電池アイコンをタッチして「画面中央部にスライド」)の場合には、省電力モード下であったならば省電力モードを解除し、一方、省電力モード下でなければ省電力モードに設定する。
<時刻アイコンの場合>
タッチ操作されたアイコンが「時刻アイコン」であると、ステップSF3の判断結果が「YES」となり、ステップSF9に進み、時刻アイコンタッチ操作処理(図16参照)を実行する。時刻アイコンタッチ操作処理では、後述するように、タッチ操作が「ダブルタッチ」および「画面中央部にスライド」のいずれであるかを判別し、「ダブルタッチ」の場合には機能ID「E02」の設定情報を発生し、「画面中央部にスライド」の場合には機能ID「E01」の設定情報を発生する。
こうして、時刻アイコンに係わるタッチ操作に応じた設定情報(機能ID)が生成されると、ステップSF10を介して時刻アイコン関連機能実行処理(図24参照)を実行する。時刻アイコン関連機能実行処理では、後述するように、時刻アイコンをタッチして「画面中央部にスライド」して機能ID「E01」の設定情報が生成されると、アラーム設定/解除を実行し、時刻アイコンの「ダブルタッチ」で機能ID「E02」の設定情報が生成されると、タイマ設定/解除を実行する。
<それら以外のアイコンの場合>
タッチ操作されたアイコンが上記各アイコン以外ならば、ステップSF1〜SF3の各判断結果はいずれも「NO」となり、ステップSF4に進み、タッチ操作されたアイコン種に対応した、その他の処理を実行して本処理を終える。
(7)電波アイコンタッチ操作処理の動作
次に、図15を参照して電波アイコンタッチ操作処理の動作について説明する。上述したアイコン処理BのステップSF5(図14参照)を介して本処理が実行されると、制御部100は図15に図示するステップSG1に進み、タッチ操作が「シングルタッチ」であるか否かを判断する。なお、「シングルタッチ」とは、接触操作部105(透明タッチパネル)において電波アイコンの表示領域を1回触れる操作を指す。
タッチ操作が「シングルタッチ」ならば、上記ステップSG1の判断結果は「YES」となり、ステップSG2に進み、電波アイコンを「シングルタッチ」した時の機能IDを設定情報記憶部101fから読み出す。すなわち、アイコン情報記憶部101cの登録内容(図4参照)から特定される電波アイコンのアイコンID「A01」と、接触操作情報記憶部101dの登録内容(図5参照)から特定される「シングルタッチ」の操作ID「B01」とに対応する設定情報(図7参照)として、機能ID「C02+C03」を設定情報記憶部101fから読み出して本処理を終える。
一方、タッチ操作が「シングルタッチ」でなければ、上記ステップSG1の判断結果は「NO」になり、ステップSG3に進み、タッチ操作が「ダブルタッチ」であるか否かを判断する。なお、「ダブルタッチ」とは、接触操作部105(透明タッチパネル)において電波アイコンの表示領域を連続して2回触れる操作を指す。
そして、タッチ操作が「ダブルタッチ」であると、上記ステップSG3の判断結果が「YES」となり、ステップSG4に進む。ステップSG4では、電波アイコンを「ダブルタッチ」した時の機能IDを設定情報記憶部101fから読み出す。すなわち、アイコン情報記憶部101cの登録内容(図4参照)から特定される電波アイコンのアイコンID「A01」と、接触操作情報記憶部101dの登録内容(図5参照)から特定される「ダブルタッチ」の操作ID「B02」とに対応する設定情報(図7参照)として、機能ID「C01」を設定情報記憶部101fから読み出して本処理を終える。
タッチ操作が「ダブルタッチ」でない場合には、上記ステップSG3の判断結果が「NO」になり、ステップSG5に進み、タッチ操作が「画面中央部にスライド」であるか否かを判断する。なお、「画面中央部にスライド」とは、接触操作部105(透明タッチパネル)において電波アイコンの表示領域をタッチしてから表示部106の画面中央部までなぞる操作を指す。
タッチ操作が「画面中央部にスライド」であると、上記ステップSG5の判断結果が「YES」となり、ステップSG6に進み、電波アイコンから「画面中央部にスライド」した時の機能IDを設定情報記憶部101fから読み出す。すなわち、アイコン情報記憶部101cの登録内容(図4参照)から特定される電波アイコンのアイコンID「A01」と、接触操作情報記憶部101dの登録内容(図5参照)から特定される「画面中央部にスライド」の操作ID「B03」とに対応する設定情報(図7参照)として、機能ID「C01」を設定情報記憶部101fから読み出して本処理を終える。
一方、タッチ操作が「画面中央部にスライド」でなければ、上記ステップSG5の判断結果は「NO」になり、ステップSG7に進み、タッチ操作が「相手情報/データからスライド」であるか否かを判断する。なお、「相手情報/データからスライド」とは、接触操作部105(透明タッチパネル)において画面表示中の相手情報又はデータをタッチして電波アイコンの表示領域までなぞる操作を指す。
タッチ操作が「相手情報/データからスライド」でなければ、上記ステップSG7の判断結果は「NO」となり、この場合、無効なタッチ操作であると見なして本処理を終える。これに対し、タッチ操作が「相手情報/データからスライド」であると、判断結果が「YES」になり、ステップSG8に進み、「相手情報/データからスライド」した時の機能IDを設定情報記憶部101fから読み出す。すなわち、アイコン情報記憶部101cの登録内容(図4参照)から特定される電波アイコンのアイコンID「A01」と、接触操作情報記憶部101dの登録内容(図5参照)から特定される「相手情報/データにタッチしてアイコンにスライド」の操作ID「B04」とに対応する設定情報(図7参照)として、機能ID「C02+C03」を設定情報記憶部101fから読み出して本処理を終える。
このように、電波アイコンタッチ操作処理では、タッチ操作が「シングルタッチ」、「ダブルタッチ」、「画面中央部にスライド」および「相手情報/データからスライド」のいずれであるかを判別し、「シングルタッチ」の場合には機能ID「C02+C03」の設定情報を、「ダブルタッチ」の場合には機能ID「C01」の設定情報を、「画面中央部にスライド」の場合には機能ID「C01」の設定情報を、「相手情報/データからスライド」の場合には機能ID「C02+C03」の設定情報をそれぞれ発生するようになっている。
(8)時刻アイコンタッチ操作処理の動作
次に、図16を参照して時刻アイコンタッチ操作処理の動作について説明する。上述したアイコン処理BのステップSF9(図14参照)を介して本処理が実行されると、制御部100は図16に図示するステップSH1に進み、タッチ操作が「ダブルタッチ」であるか否かを判断する。なお、「ダブルタッチ」とは、接触操作部105(透明タッチパネル)において時刻アイコンの表示領域を連続して2回触れる操作を指す。
タッチ操作が「ダブルタッチ」であると、上記ステップSH1の判断結果が「YES」となり、ステップSH2に進み、時刻アイコンを「ダブルタッチ」した時の機能IDを設定情報記憶部101fから読み出す。すなわち、アイコン情報記憶部101cの登録内容(図4参照)から特定される時刻アイコンのアイコンID「A03」と、接触操作情報記憶部101dの登録内容(図5参照)から特定される「ダブルタッチ」の操作ID「B02」とに対応する設定情報(図7参照)として、機能ID「E02」を設定情報記憶部101fから読み出して本処理を終える。
タッチ操作が「ダブルタッチ」でなければ、上記ステップSH1の判断結果は「NO」になり、ステップSH3に進み、タッチ操作が「画面中央部にスライド」であるか否かを判断する。なお、「画面中央部にスライド」とは、接触操作部105(透明タッチパネル)において時刻アイコンの表示領域をタッチしてから表示部106の画面中央部までなぞる操作を指す。
タッチ操作が「画面中央部にスライド」であると、上記ステップSH3の判断結果が「YES」となり、ステップSH4に進み、電波アイコンから「画面中央部にスライド」した時の機能IDを設定情報記憶部101fから読み出す。すなわち、アイコン情報記憶部101cの登録内容(図4参照)から特定される時刻アイコンのアイコンID「A03」と、接触操作情報記憶部101dの登録内容(図5参照)から特定される「画面中央部にスライド」の操作ID「B03」とに対応する設定情報(図7参照)として、機能ID「E01」を設定情報記憶部101fから読み出して本処理を終える。タッチ操作が「画面中央部にスライド」でない場合には、上記ステップSH3の判断結果が「NO」となり、この場合、無効なタッチ操作であると見なして本処理を終える。
このように、時刻アイコンタッチ操作処理では、タッチ操作が「ダブルタッチ」および「画面中央部にスライド」のいずれであるかを判別し、「ダブルタッチ」の場合には機能ID「E02」の設定情報を発生し、「画面中央部にスライド」の場合には機能ID「E01」の設定情報を発生するようになっている。
(9)アイコン処理Cの動作
次に、図17を参照してアイコン処理Cの動作について説明する。前述したタッチ操作処理のステップSE14(図13参照)を介して本処理が実行されると、制御部100は図17に図示するステップSJ1に進む。ステップSJ1では、相手情報(メールアドレスや電話番号)もしくはデータ(画像など)をタッチした状態で電波アイコンまでスライドしたか否かを判断する。電波アイコンまでスライドしていなければ、判断結果は「NO」になり、ステップSJ2に進み、タッチされたその他のアイコンに応じた処理を実行して本処理を終える。
一方、相手情報(メールアドレスや電話番号)もしくはデータ(画像など)をタッチした状態で電波アイコンまでスライドした場合には、上記ステップSJ1の判断結果が「YES」になり、ステップSJ3に進む。ステップSJ3では、「相手情報/データをタッチした状態で電波アイコンまでスライド」した時の機能IDを設定情報記憶部101fから読み出す。すなわち、アイコン情報記憶部101cの登録内容(図4参照)から特定される電波アイコンのアイコンID「A01」と、接触操作情報記憶部101dの登録内容(図5参照)から特定される「相手情報/データにタッチしてアイコンにスライド」の操作ID「B04」とに対応する設定情報(図7参照)として、機能ID「C02+C03」を設定情報記憶部101fから読み出す。
そして、ステップSJ4では、電波アイコン関連機能実行処理を実行する。電波アイコン関連機能実行処理では、後述するように、上記ステップSJ3にて生成された機能ID「C02+C03」に基づき、相手情報をタッチして電波アイコンにスライドした場合であれば、音声通話発信(相手情報が電話番号の場合)/メール発信(相手情報がメールアドレスの場合)を行い、データをタッチして電波アイコンにスライドした場合であれば、そのタッチしたデータを近距離無線通信部103から無線送信する。
以上のように、アイコン処理Cでは、「相手情報/データをタッチした状態で電波アイコンまでスライド」すると、機能ID「C02+C03」の設定情報を生成する。そして、生成された機能ID「C02+C03」に基づき、相手情報(電話番号)をタッチして電波アイコンにスライドした場合には音声通話発信を行い、相手情報(メールアドレス)をタッチして電波アイコンにスライドした場合にはメール発信を行い、データをタッチして電波アイコンにスライドした場合にはそのタッチしたデータを近距離無線通信部103から無線送信するようになっている。
(10)電波アイコン関連機能実行処理の動作
次に、図18〜図19、図25〜図26を参照して電波アイコン処関連機能処理の動作について説明する。前述したアイコン処理BのステップSF6(図14参照)又は上述したアイコン処理CのステップSJ4(図17参照)を介して本処理が実行されると、制御部100は図18に図示するステップSK1に進み、機能IDが生成されているか否かを判断する。機能IDが生成されていなければ、判断結果は「YES」となり、本処理を終えるが、機能IDが生成されていると、判断結果は「NO」になり、ステップSK2に進む。
ステップSK2〜SK3および図19に図示するステップSK4〜SK5では、生成された機能IDが「C01」、「C02」、「C03」および「C02+C03」のいずれであるかを判別する。以下、機能IDが「C01」、「C02」、「C03」および「C02+C03」の各場合に分けて動作説明を進める。
<機能IDが「C01」の場合>
機能IDが「C01」であると、ステップSK2の判断結果が「YES」となり、ステップSK7に進む。ステップSK7では、現在、電波の送信を停止する電波オフモードに設定されているかどうかを判断する。そして、電波オフモードに設定されていれば、判断結果は「YES」となり、ステップSK8に進み、電波オフモードを解除して電波の送信を開始させて本処理を終える。一方、電波オフモードに設定されていなければ、上記ステップSK7の判断結果は「NO」になり、ステップSK9に進み、電波オフモードに設定して本処理を終える。
したがって、例えば図25(a)に図示するように、電波オフモードに設定されていない状態でユーザが電波アイコンをタッチして画面中央部にスライドさせたとする。そうすると、そのタッチ操作に対応する設定情報として機能ID「C01」が生成され、上述の動作に基づき、図25(b)に図示する一例のように電波オフモードに設定される。これにより、所望の機能を直感的な操作で実行させることが可能になる。
なお、上記ステップSK7〜SK8では、現在のモード設定状態に応じて自動的に電波オフモードの設定/解除を行うようにしているが、これに替えて、電波オフモードの設定/解除を指定する画面を表示し、ユーザ操作によっていずれか一方を選択する態様であっても構わない。
<機能IDが「C02」の場合>
機能IDが「C02」であると、ステップSK3の判断結果が「YES」となり、ステップSK10に進み、相手情報(電話番号又はメールアドレス)が指定されているか否かを判断する。相手情報が指定されていれば、判断結果は「YES」となり、ステップSK11に進み、指定された相手情報が電話番号であるか否かを判断する。指定された相手情報が電話番号であると、判断結果は「YES」となり、ステップSK12を介して音声通話発信処理(図20参照)を実行した後、本処理を終える。音声都和発信処理では、後述するように、通信可能な電波状況であると、指定された相手電話に基づき発信して通話する。
一方、指定された相手情報がメールアドレスの場合には、上記ステップSK11の判断結果が「NO」になり、ステップSK13を介してメール発信処理(図21参照)を実行した後、本処理を終える。メール発信処理では、後述するように、通信可能な電波状況であると、データ添付された作成メールを指定されたメールアドレス宛に送信する。
これに対し、相手情報(電話番号又はメールアドレス)が指定されていない場合には、上記ステップSK10の判断結果が「NO」になり、ステップSK14に進む。ステップSK14では、表示部106に音声通話/メールのいずれを指定するのかを確認する画面を表示部106に表示し、続くステップSK15では、その確認画面において音声通話が選択されたか否かを判断する。ユーザが音声通話を選択した場合には、上記ステップSK15の判断結果が「YES」となり、ステップSK16を介して音声通話発信処理(図20参照)を実行して本処理を終える。一方、ユーザがメールを選択した場合には、上記ステップSK15の判断結果が「NO」となり、上記ステップSK13を介してメール発信処理(図21参照)を実行して本処理を終える。
<機能IDが「C03」の場合>
機能IDが「C03」であると、図19に図示するステップSK4の判断結果が「YES」となり、ステップSK17を介して近距離無線送信処理(図22参照)を実行した後、本処理を終える。近距離無線送信処理では、後述するように、指定したデータを近距離無線通信部103から無線送信する。
<機能IDが「C02+C03」の場合>
機能IDが「C02+C03」の場合、すなわち「相手情報/データをタッチした状態で電波アイコンまでスライド」させた場合には、ステップSK5の判断結果が「YES」となり、ステップSK18に進む。ステップSK18では、相手情報(電話番号又はメールアドレス)が指定されているか否かを判断する。つまり、タッチ操作で指定されたものが相手情報又はデータのいずれであるかを判別する。
タッチ操作で相手情報が指定されている場合には、上記ステップSK18の判断結果が「YES」となり、上述したステップSK11(図18参照)に進み、指定された相手情報が電話番号であるか否かを判断する。指定された相手情報が電話番号ならば、上記ステップSK11の判断結果は「YES」となり、ステップSK12に進み、通信可能な電波状況下において、指定された相手電話に基づき発信して通話する音声通話発信処理を実行して本処理を終える。
一方、指定された相手情報がメールアドレスならば、上記ステップSK11の判断結果は「NO」になり、ステップSK13に進み、通信可能な電波状況下において、データ添付された作成メールを指定されたメールアドレス宛に送信するメール発信処理を実行して本処理を終える。
これに対し、タッチ操作でデータが指定されている場合には、上記ステップSK18の判断結果が「NO」になり、ステップSK17に進み、タッチ操作により指定されたデータを近距離無線通信部103から無線送信する近距離無線送信処理を実行して本処理を終える。
したがって、例えば図26(a)に図示するように、表示部106にアドレス帳データをリスト表示している時に、電話番号(相手情報)をタッチした状態で電波アイコンまでスライドさせると、そのタッチ操作に対応する設定情報として機能ID「C02+C03」が生成され、上述の動作に基づき、図26(b)に図示する一例のように、タッチした電話番号に基づき音声通話発信を開始する結果、所望の機能を直感的な操作で実行させることが可能になる。
なお、機能IDが「C01」、「C02」、「C03」および「C02+C03」以外の場合には、上述したステップSK1〜SK5の各判断結果がいずれも「NO」になり、ステップSK6に進み、その他の機能IDにアサインされた処理を実行して本処理を終える。また、上述したステップSK18では、タッチ操作で指定されたものが相手情報又はデータのいずれであるかを判別する態様としたが、これに限らず、音声通話発信/メール発信/近距離無線送信のいずれかを選択する機能選択画面を表示部106に表示し、ユーザ操作によっていずれかの機能を選択的に実行させる態様としても構わない。
(11)音声通話発信処理の動作
次に、図20を参照して音声通話発信処理の動作について説明する。上述した電波アイコン関連機能実行処理のステップSK12又はステップSK16(図18参照)を介して本処理が実行されると、制御部100は図20に図示するステップSL1に進み、通信可能な電波状況であるか否かを判断する。通信可能な電波状況でなければ、判断結果は「NO」になり、ステップSL2に進み、音声通話できない旨のメッセージを表示部106に画面表示して本処理を終えるが、通信可能な電波状況ならば、判断結果が「YES」になり、ステップSL3に進む。
ステップSL3では、相手情報(電話番号)が指定されているか否かを判断する。指定されていなければ、判断結果は「NO」となり、ステップSL4に進み、相手情報(電話番号)を指定する指定操作を行った後、ステップSL5に進む。一方、相手情報(電話番号)が指定済みであると、上記ステップSL3の判断結果は「YES」になり、ステップSL5に進み、指定された相手電話に基づき発信して音声通話を行った後、本処理を終える。
(12)メール発信処理の動作
次に、図21を参照してメール発信処理の動作について説明する。上述した電波アイコン関連機能実行処理のステップSK13(図18参照)を介して本処理が実行されると、制御部100は図21に図示するステップSM1に進み、通信可能な電波状況であるか否かを判断する。通信可能な電波状況でなければ、判断結果は「NO」になり、ステップSM2に進み、メール発信できない旨のメッセージを表示部106に画面表示して本処理を終えるが、通信可能な電波状況ならば、判断結果が「YES」になり、ステップSM3に進む。
ステップSM3では、相手情報(メールアドレス)が指定されているか否かを判断する。指定されていなければ、判断結果は「NO」となり、ステップSM4に進み、相手情報(メールアドレス)を指定する指定操作を行った後、ステップSM5に進む。一方、相手情報(メールアドレス)が指定済みであると、上記ステップSM3の判断結果は「YES」になり、ステップSM5に進む。ステップSM5では、ユーザの入力操作に応じて送信メールを作成する処理を実行する。
メール作成が完了すると、ステップSM6に進み、送信メールに添付するデータが指定されているかどうかを判断する。未指定ならば、判断結果は「NO」になり、ステップSM7に進み、添付するデータを指定するデータ添付操作を行った後、ステップSM9に進む。なお、データ添付が不要な場合には上記ステップSM7のデータ添付操作を省略する。
一方、送信メールに添付するデータが指定済みであると、上記ステップSM6の判断結果が「YES」になり、ステップSM8に進み、上記ステップSM5において作成した送信メールにデータ添付し、続くステップSM9では、そのメールを送信して本処理を終える。
(13)近距離無線送信処理の動作
次に、図22を参照して近距離無線送信処理の動作について説明する。前述した電波アイコン関連機能実行処理のステップSK17(図19参照)を介して本処理が実行されると、制御部100は図22に図示するステップSN1に進み、送信すべきデータが指定されているかどうかを判断する。指定されていなければ、判断結果は「NO」となり、ステップSN3に進み、送信すべきデータを指定するデータ指定操作を行った後、ステップSN3に進む。一方、送信すべきデータが指定済みならば、上記ステップSN1の判断結果が「YES」になり、ステップSN3に進み、指定されたデータを近距離無線通信部103から無線送信して本処理を終える。
(14)電池アイコン関連機能実行処理の動作
次に、図23を参照して電池アイコン処関連機能処理の動作について説明する。前述したアイコン処理BのステップSF8(図14参照)を介して本処理が実行されると、制御部100は図23に図示するステップSP1に進み、機能IDが生成されているか否かを判断する。機能IDが生成されていなければ、判断結果は「YES」となり、本処理を終えるが、機能IDが生成されている場合には、判断結果が「NO」になり、ステップSP2に進む。
ステップSP2では、生成された機能IDが「D01」、つまり電池アイコンの「シングルタッチ」であるかどうかを判断する。電池アイコンの「シングルタッチ」ならば、判断結果は「YES」になり、ステップSP3に進み、携帯電話10の電源をオフ設定する電源オフ処理を実行して本処理を終える。
一方、生成された機能IDが「D01」でなければ、上記ステップSP2の判断結果は「NO」になり、ステップSP4に進む。ステップSP4では、生成された機能IDが「D02」、つまり電池アイコンの「ダブルタッチ」又は電池アイコンをタッチして「画面中央部にスライド」したか否かを判断する。生成された機能IDが「D02」でない場合、つまり「ダブルタッチ」又は「画面中央部にスライド」以外のタッチ操作であると、上記ステップSP4の判断結果が「NO」となり、ステップSP5に進み、生成された機能IDに対応した、その他の処理を実行して本処理を終える。
これに対し、生成された機能IDが「D02」の場合、つまり「ダブルタッチ」又は「画面中央部にスライド」された場合には、上記ステップSP4の判断結果が「YES」になり、ステップSP6に進む。ステップSP6では、省電力モード下であるか否かを判断する。省電力モード下ならば、判断結果は「YES」になり、ステップSP7に進む。ステップSP7では、省電力モードを解除するか否かを指定する画面を表示部106に表示し、その表示に従ってユーザが解除を指定すれば、省電力モードを解除して本処理を終える。
一方、省電力モード下でなければ、上記ステップSP6の判断結果は「NO」になり、ステップSP8に進む。ステップSP8では、省電力モードに設定するか否かを指定する画面を表示部106に表示し、その表示に従ってユーザが設定を指定すれば、省電力モードに設定して本処理を終える。なお、ここで言う省電力モードとは、特定の機能の動作を制限したり、表示部106の明るさやスピーカSPの出力音量を下げる動作態様を指す。
以上のように、電池アイコン関連機能実行処理では、生成された機能IDが「D01」(電池アイコンの「シングルタッチ」)の場合には、電源オフ処理を実行し、生成された機能IDが「D02」(電池アイコンの「ダブルタッチ」又は電池アイコンをタッチして「画面中央部にスライド」)の場合には、省電力モード下であったならば省電力モードを解除し、一方、省電力モード下でなければ省電力モードに設定する。
したがって、例えば図27(a)に図示するように、省電力モード下においてユーザが電池アイコンをタッチして画面中央部にスライドさせたとする。そうすると、そのタッチ操作に対応する設定情報として機能ID「C02」が生成され、上述の動作に基づき、図27(b)に図示する一例のように、省電力モードに設定するか否かを指定する画面を表示部106に表示し、その表示に従ってユーザが設定を指定すれば、省電力モードに設定される。これにより、所望の機能を直感的な操作で実行させることが可能になる。
(15)時刻アイコン関連機能実行処理の動作
次に、図24を参照して時刻アイコン処関連機能処理の動作について説明する。前述したアイコン処理BのステップSF10(図14参照)を介して本処理が実行されると、制御部100は図24に図示するステップSQ1に進み、機能IDが生成されているか否かを判断する。機能IDが生成されていなければ、判断結果は「YES」となり、本処理を終えるが、機能IDが生成されている場合には、判断結果が「NO」になり、ステップSQ2に進む。
ステップSQ2では、生成された機能IDが「E01」であるかどうかを判断する。機能IDが「E01」の場合、すなわち時刻アイコンをタッチして「画面中央部にスライド」した場合には、判断結果が「YES」となり、ステップSQ3に進む。ステップSQ3では、現在、アラーム設定されているか否かを判断する。アラーム設定されていると、判断結果は「YES」となり、ステップSQ4に進み、アラーム解除して本処理を終える。一方、アラーム設定されていなければ、上記ステップSQ3の判断結果は「NO」になり、ステップSQ5に進み、アラーム設定して本処理を終える。なお、ここで言うアラーム設定とは、ユーザ操作によりアラーム時刻を設定したり、予め指定しておいた時刻をアラーム時刻に設定することを指す。
これに対し、生成された機能IDが「E01」でない場合には、上記ステップSQ2の判断結果が「NO」になり、ステップSQ6に進む。ステップSQ6では、生成された機能IDが「E02」であるか否かを判断する。機能IDが「E02」でなければ、判断結果は「NO」になり、ステップSQ7に進み、生成された機能IDに対応した、その他の処理を実行して本処理を終える。
一方、生成された機能IDが「E02」の場合、つまり時刻アイコンの「ダブルタッチ」ならば、上記ステップSQ6の判断結果が「YES」になり、ステップSQ8に進む。ステップSQ8では、現在、タイマ設定されているか否かを判断する。タイマ設定されていると、判断結果は「YES」となり、ステップSQ9に進み、タイマ解除して本処理を終える。一方、タイマ設定されていなければ、上記ステップSQ8の判断結果が「NO」になり、ステップSQ10に進み、タイマ設定して本処理を終える。なお、ここで言うタイマ設定とは、ユーザ操作により計時期間を設定したり、予め指定しておいた時間を計時期間に設定することを指す。
このように、時刻アイコン関連機能実行処理では、時刻アイコンをタッチして「画面中央部にスライド」して機能ID「E01」の設定情報が生成された場合には、アラーム設定/解除を実行し、時刻アイコンの「ダブルタッチ」で機能ID「E02」の設定情報が生成された場合には、タイマ設定/解除を実行するので、所望の機能を直感的な操作で実行させることが可能になる。
以上説明したように、第1実施形態では、表示部106上に配設される接触操作部105の出力に基づき、例えば電波受信強度を表す電波アイコンの「ダブルタッチ」もしくは電波アイコンをタッチして「画面中央部にスライド」する接触操作を検出すると、その操作に対応して生成される機能ID「C01」の設定情報に従って電波送信を止める電波オフモードに設定したり解除したりする。
また、例えば「相手情報/データをタッチした状態で電波アイコンまでスライド」する接触操作を検出すると、その操作に対応して生成される機能ID「C02+C03」の設定情報に従い、相手情報をタッチして電波アイコンにスライドした場合、相手情報が電話番号ならば音声通話発信を行い、相手情報がメールアドレスならばメール発信を行う。さらに、データをタッチして電波アイコンにスライドした場合にはそのタッチしたデータを近距離無線通信部103から無線送信する。
また、電池残量を表す電池アイコンを「シングルタッチ」する接触操作を検出すると、その操作に対応して生成される機能ID「D01」の設定情報に従って携帯電話10のパワーをオフする。また例えば、電池アイコンの「ダブルタッチ」や、電池アイコンをタッチして「画面中央部にスライド」する接触操作を検出すると、その操作に対応して生成される機能ID「D02」の設定情報に従い、省電力モードに設定したり解除したりする。
さらに、現在時刻を表す時刻アイコンをタッチして「画面中央部にスライド」する接触操作を検出すると、その操作に対応して生成される機能ID「E01」の設定情報に従ってアラーム設定/解除を実行する。また、例えば時刻アイコンを「ダブルタッチ」する接触操作を検出すると、その操作に対応して生成される機能ID「E02」の設定情報に従ってタイマ設定/解除を実行する。
この結果、直感的かつ確実な操作で使用状況(電波受信強度、電池残量および時刻)に関連する機能を実行することが可能になる。また、それら機能を実行させるための専用のソフトキーや専用のアイコンを設ける必要も無くなるという効果も奏する。さらには、使用状況の計測結果(受信電波強度、電池残量および時刻)を示すアイコン(電波アイコン、電池アイコンおよび時刻アイコン)は、ユーザに報知するために常時表示しているので、それらを表示させる処理を新規に追加する必要が無い、という効果も有する。
[第2実施形態]
次に、第2実施形態について説明する。第2実施形態の構成は、上述した第1実施形態と共通するので、その説明については省略する。第2実施形態が上述の第1実施形態と相違する点は、通信相手の識別情報(電話番号又はメールアドレス)をタッチしてスライドする接触操作を検出すると、その操作に対応して記憶部101から読み出される付加番号情報を、相手情報に付加するアイコン処理Cを実行することにある。以下では、記憶部101に記憶される付加番号情報の構成およびそれを用いる第2実施形態によるアイコン処理Cの動作について述べる。
(1)付加番号情報の構成
図28は、記憶部101に記憶される付加番号情報の構成を示す図である。付加番号情報は、付加番号情報(先頭)、付加番号情報(末尾)および付加ドメイン情報に大別される。図28(a)は、付加番号情報(先頭)の構成を示す。付加番号情報(先頭)は、通信相手の識別情報として表示中の電話番号の先頭付近をタッチして右方向(電話番号末尾の方向)にスライドする接触操作を検出した場合に、その操作に応じて当該電話番号の先頭に付加する番号と、既に付加された番号にさらに付加可能な番号とを規定する情報である。
電話番号の先頭に付加する番号は、番号ID、番号名および番号から構成される。例えば番号ID「F01」の番号名「非通知」は非通知発信を表す番号「184」となる。既に付加された番号に更に付加可能な番号は、番号ID毎に付加の可否を表す。なお、図中の「○」は既に付加されている番号(番号ID)に更に付加できる番号(番号ID)であることを表す。また、図中の「×」は既に付加されている番号(番号ID)に更に付加できない番号(番号ID)であることを表す。具体的に説明すると、例えば番号ID「F01(非通知)」は、番号ID「F01(非通知)」および番号ID「F02(通知)」には更に付加できない番号なので「×」となるが、番号ID「F03(国際電話)」には付加可能なので「○」となる。
図28(b)は、付加番号情報(末尾)の構成を示す図である。付加番号情報(末尾)は、通信相手の識別情報として表示中の電話番号の末尾付近をタッチして左方向(電話番号先頭の方向)にスライドする接触操作を検出した場合に、その操作に応じて当該電話番号の末尾に付加する番号を表す情報であり、番号ID、番号名、番号および設定フラグから構成される。設定フラグは、「1」の場合に選択状態を表し、「0」の場合に非選択状態を表す。
図28(c)は、付加ドメイン情報の構成を示す図である。付加ドメイン情報は、通信相手の識別情報として表示中のメールアドレスをタッチして左方向(メールアドレス先頭の方向)にスライドする接触操作を検出した場合に、その操作に応じて当該メールアドレスの末尾に付加するドメインを表す情報であり、ドメインID、ドメイン名、ドメインおよび設定フラグから構成される。設定フラグは、「1」の場合に選択状態を表し、「0」の場合に非選択状態を表す。
(2)第2実施形態によるアイコン処理Cの動作
次に、図29〜図32を参照して第2実施形態によるアイコン処理Cの動作について説明する。第2実施形態によるアイコン処理Cは、前述の第1実施形態と同様にタッチ操作処理のステップSE14(図13参照)を介して実行される。本処理が実行されると、制御部100は図29に図示するステップSR1に進む。ステップSR1では、相手情報(通信相手の識別情報)として表示中の電話番号がタッチ操作されたか否かを判断し、図30に図示するステップSR2では、相手情報として表示中のメールアドレスがタッチ操作されたか否かを判断する。以下では、いずれもタッチ操作されない場合、電話番号がタッチ操作された場合およびメールアドレスがタッチ操作された場合に分けて動作説明を進める。
<いずれもタッチ操作されない場合>
電話番号もメールアドレスもタッチ操作されない場合には、上記ステップSR1〜SR2の各判断結果がいずれも「NO」となり、何も行わずに本処理を終える。
<電話番号がタッチ操作された場合>
電話番号がタッチ操作されると、上記ステップSR1の判断結果が「YES」になり、ステップSR3に進み、タッチ操作された位置が電話番号の前方付近(先頭付近)であるか否かを判断する。タッチ操作された位置が電話番号の前方付近(先頭付近)ならば、上記ステップSR3の判断結果は「YES」になり、ステップSR4に進む。ステップSR4では、タッチして右方向(電話番号末尾の方向)にスライドする接触操作であるか否かを判断する。左方向にスライドする接触操作であったならば、判断結果は「NO」になり、この場合、無効な接触操作であると見なして本処理を終える。
一方、図31(a)に図示する一例のように、右方向(電話番号末尾の方向)にスライドする接触操作が為されると、上記ステップSR4の判断結果は「YES」になり、ステップSR5に進み、記憶部101から付加番号情報(先頭)(図28(a)参照)を読み出す。次いで、ステップSR6では、付加番号情報(先頭)中の、既に付加された番号にさらに付加可能な番号とを規定する情報に基づき、先頭に番号が付加可能であるかどうかを判断する。付加可能ならば、判断結果は「YES」となり、後述のステップSR10に進む。
これに対し、例えば非通知番号「184」や通知番号「186」が既に先頭に付加され、更に付加することが出来ない場合には、上記ステップSR6の判断結果は「NO」になり、ステップSR7に進む。ステップSR7では、付加されている番号を削除するかどうかを確認する画面を表示部106に表示し、続くステップSR8では、その表示画面において削除する方を選択したか否かを判断する。削除しない方を選択した場合には、判断結果が「NO」になり、本処理を終える。一方、削除する方を選択した場合には、判断結果が「YES」になり、ステップSR9に進む。
そして、ステップSR9では、付加されている番号を削除した後、ステップSR10に進み、記憶部101から読み出した付加番号情報(先頭)(図28(a)参照)を参照し、例えば図31(b)に図示する一例のように、付加可能な番号名を表示部106にリスト表示する。次いで、ステップSR11では、リスト表示された付加可能な番号名の中から付加する番号名を選択し、続くステップSR12では、選択された番号名の番号を電話番号の先頭に付加して本処理を終える。
さて一方、タッチ操作された位置が電話番号の前方付近(先頭付近)でない場合には、上記ステップSR13の判断結果が「NO」になり、ステップSR13に進み、タッチ操作された位置が電話番号の後方付近(末尾付近)であるか否かを判断する。電話番号の後方付近(末尾付近)でなければ、無効なタッチ操作であると見なし、判断結果が「NO」となって本処理を終える。
これに対し、タッチ操作された位置が電話番号の後方付近(末尾付近)であると、上記ステップSR13の判断結果が「YES」になり、ステップSR14に進み、タッチして左方向(電話番号先頭の方向)にスライドする接触操作であるか否かを判断する。右方向にスライドする接触操作であったならば、判断結果は「NO」になり、この場合、無効な接触操作であると見なして本処理を終えるが、左方向(電話番号先頭の方向)にスライドする接触操作が為されると、判断結果は「YES」になり、ステップSR15に進む。
そして、ステップSR15では、記憶部101に記憶される付加番号情報(末尾)(図28(b)参照)の内、設定フラグが「1」の付加番号情報(末尾)を読み出す。次いで、ステップSR16では、読み出した付加番号情報(末尾)に含まれる番号を、電話番号の末尾に付加して本処理を終える。
<メールアドレスがタッチ操作された場合>
メールアドレスがタッチ操作されると、図30に図示するステップSR2の判断結果が「YES」になり、ステップSR17に進み、タッチして左方向(メールアドレス先頭の方向)にスライドする接触操作であるか否かを判断する。右方向にスライドする接触操作であったならば、無効な接触操作であると見なし、判断結果は「NO」になって本処理を終える。
一方、図32(a)に図示する一例のように、左方向にスライドする接触操作が為されると、上記ステップSR17の判断結果は「YES」になり、ステップSR18に進む。ステップSR18では、ドメイン名が付加されているか否かを判断する。ドメイン名が付加されていなければ、判断結果は「YES」となり、後述のステップSR22に進む。
これに対し、ドメイン名が付加されていると、上記ステップSR18の判断結果は「NO」となり、ステップSR19に進む。ステップSR18では、付加されているドメイン名を削除するかどうかを確認する画面を表示部106に表示し、続くステップSR20では、その表示画面において削除する方を選択したか否かを判断する。削除しない方を選択した場合には、判断結果が「NO」になり、本処理を終える。一方、削除する方を選択した場合には、判断結果が「YES」になり、ステップSR21に進む。
そして、ステップSR21では、付加されているドメイン名を削除した後、ステップSR22に進み、記憶部101に記憶される付加ドメイン情報(図28(c)参照)の内、設定フラグが「1」の付加ドメイン情報を読み出す。次いで、ステップSR23では、読み出した付加ドメイン情報に含まれるドメイン名を、図32(b)に図示する一例のように、メールアドレスの末尾に付加して本処理を終える。
以上のように、第2実施形態では、通信相手の識別情報として表示中の電話番号の先頭付近をタッチして右方向(電話番号末尾の方向)にスライドする接触操作(図31(a)参照)を検出した場合、その操作に応じて当該電話番号の先頭に付加可能な番号をリスト表示(図31(b)参照)し、このリスト表示された付加可能な番号名の中から付加する番号名を選択すると、選択された番号名の番号が自動的に電話番号の先頭に付加されるので、直感的な操作で番号付加することが可能になる。
また、相手情報として表示中のメールアドレスをタッチして左方向にスライドする接触操作(図32(a)参照)を検出した場合、その操作に応じて設定フラグが「1」の付加ドメイン情報を読み出し、読み出した付加ドメイン情報に含まれるドメイン名が、図32(b)に図示する一例のように、メールアドレスの末尾に自動的に付加されるので、直感的な操作でドメイン名を付加することができる。
なお、以上説明した第1〜第2実施形態において得られる、より具体的な他の効果は、下記(a)〜(l)項に記載の通りである。
(a)アイコン(電波アイコン、電池アイコンおよび時刻アイコン)の表示領域に接触した後、再び接触するという直感的かつ確実な操作で、使用状況(受信電波強度、電池残量および時刻)に関連する機能を実行することができる。
(b)アイコンの表示領域に接触してから所定の表示位置に移動させるという直感的かつ確実な操作で、使用状況に関連する機能を実行することができる。
(c)機能が実行可能な場合に実行するので、不要な処理を省略することができる。
(d)直感的かつ確実な操作で通信に関連する機能、データの送信機能、電力に関連する機能(電源オンオフ機能、消費電力を抑制する動作モードの設定機)、時間計測に関連する機能(アラーム設定機能やタイマ設定機能)を実行することができる。
(e)識別情報(各種アイコン、相手情報/データの総称)を指定するための接触の後、その識別情報を通信相手の表示領域まで移動させるという直感的な操作、あるいは、通信相手を指定するための接触の後、その通信相手を識別情報の表示領域まで移動させるという直感的な操作で、通信相手に対して通信機能を実行することができる。
(f)識別情報を指定するための接触の後、その識別情報をデータの表示領域まで移動させるという直感的な操作、あるいは、データを指定するための接触の後、そのデータを識別情報の表示領域まで移動させるという直感的な操作で、データを送信する送信機能を実行することができる。
(g)識別情報が表示されている表示領域に接触するという直感的な操作で、識別情報に対する情報付加機能を実行することができる。
(h)識別情報が表示されている表示領域のうち前方位置に対して接触するという直感的な操作で、識別情報の先頭に情報を付加することができる。先頭位置すなわち付加したい位置に対する接触に限らず、前の方という大まかな位置に対する接触で良いのでユーザは容易に接触操作をすることができる。
(i)識別情報が表示されている表示領域のうち後方位置に対して接触するという直感的な操作で、識別情報の末尾に情報を付加することができる。末尾位置すなわち付加したい位置に対する接触に限らず、後ろの方という大まかな位置に対する接触で良いのでユーザは容易に接触操作をすることができる。
(j)識別情報が表示されている表示領域のうち所定の位置に対する接触の後、その位置を移動させるという直感的かつ確実な操作で識別情報に対する情報付加機能を実行することができる。
(l)接触の後、その位置を右方向に移動させるという直感的かつ確実な操作で識別情報の先頭に情報を付加することができる。情報を付加したい先頭位置に対する厳密な接触操作ではなく、右方向という大まかな方向に関する操作で良いのでユーザは容易に接触操作をすることができる。
(k)接触の後、その位置を左方向に移動させるという直感的かつ確実な操作で識別情報の末尾に情報を付加することができる。情報を付加したい末尾位置に対する厳密な接触操作ではなく、左方向という大まかな方向に関する操作で良いのでユーザは容易に接触操作をすることができる。
(l)情報を付加することに適した識別情報の場合に情報を付加することによって、たとえば、重複が禁止されている情報を付加してしまうような不要な情報付加を防止することができる。
また、前述した第1〜第2実施形態では、端末装置として携帯電話10を想定しているが、本発明の要旨は、これに限らず、パーソナルコンピュータ、PDA、デジタルカメラ、音楽プレイヤーなど、任意の端末装置に適用可能であることは言うまでもない。
前述した第1〜第2実施形態では、折り畳み開閉タイプの携帯電話10を一例としたが、これに限らず、ストレートタイプ、スライドタイプ、スピントップタイプなど任意の筐体構造であっても構わない。記憶部101は、携帯電話10の内部に設けられるメモリに限定されず、メモリカードや外付けハードディスクなど、任意の外部記憶装置でも良い。表示部106は、携帯電話10が備えるものに限らず、外部モニタなど、任意の外部表示装置でも良い。
前述の第1実施形態では、「どのアイコンをどのような操作で指定するとどの機能が起動するか」を示す設定情報の一部をユーザが設定できるようにしたが、全てを設定できるようにしても良く、予め決定しておく態様であっても良い。識別情報は、電波アイコン、電池アイコン、時刻アイコンに限らない。端末装置の使用状況を検出してその検出結果を示す識別情報であれば良い。機能は、電波オフモードの設定/解除や電源オン/オフなどに限らない。それぞれの識別情報に関連する任意の機能で良い。電波アイコンで実行する通信機能は、音声通話、メール、近距離無線に限らない。有線、無線を問わず任意の通信機能で良い。アイコンを指定するタッチ操作は、シングルタッチ、ダブルタッチ、タッチ⇒画面中央部にスライドに限らない。一定時間以上のタッチ継続、タッチ⇒画面右下隅にスライドなど、アイコンを指定する任意の操作で良い。
相手情報やデータを指定してアイコンを指定するタッチ操作は、相手情報にタッチ⇒アイコンにスライド、アイコンにタッチ⇒相手情報にスライドに限らない。相手情報とアイコンを同時にタッチなど、両方を指定する任意の操作で良い。相手情報に情報を付加するための指定操作は、前方付近や後方付近にタッチ⇒右や左方向にスライドに限らない。シングルタッチ、ダブルタッチ、タッチ⇒上方向にスライドなど、相手情報を指定する任意の操作で良い。相手情報に付加される情報は、特番やドメイン名に限らない。任意の文字列で良い。
識別情報が示す使用状況に関連する複数の機能を記憶するようにしたが、記憶するのは複数の機能の中の選択される1つの機能だけとしても良い。たとえば、識別情報が電池アイコンであれば、電源オン機能、電源オフ機能、省電力モード設定機能などの複数の機能のうち、省電力モード設定機能だけを電池アイコンと対応付けて記憶させておき、第1および第2の接触操作の内容に応じて、記憶されている省電力モード設定機能を選択し、その機能を実行するようにしても良い。すなわち、必ずしも複数の機能を識別情報と対応付けて記憶させておく必要はない。
10 携帯電話
100 制御部
101 記憶部
101a プログラム記憶部
101b 各種情報一時記憶部
101c アイコン情報記憶部
101d 接触操作情報記憶部
101e 機能情報記憶部
101f 設定情報記憶部
101g 相手情報記憶部
101h データ記憶部
101i メール記憶部
101j モード情報記憶部
101k アラーム・タイマ情報記憶部
102 無線通信部
103 近距離無線通信部
104 音声信号処理部
105 接触操作部
106 表示部
107 キー操作部
108 RTC
109 報知部
109a サウンドスピーカ
109b LED
109c 振動モータ
110 電池部

Claims (30)

  1. 端末装置の使用状況を取得する取得手段と、
    前記取得手段により取得された使用状況を示す識別情報を表示画面に表示する表示制御手段と、
    表示画面上の接触操作を検出する接触操作検出手段と、
    前記接触操作検出手段が、前記表示制御手段により画面表示された識別情報の表示領域における第1の接触操作を検出してから当該表示領域で行われる第2の接触操作を検出した場合に、検出された第1および第2の接触操作の内容に応じて、当該識別情報が示す使用状況に関連する複数の機能の何れかを選択する機能選択手段と、
    前記機能選択手段により選択された機能を実行する実行手段と
    を具備することを特徴とする端末装置。
  2. 前記機能選択手段は、前記接触操作検出手段が識別情報の表示領域を連続的に接触したことを表す第1および第2の接触操作を検出した場合、識別情報のダブルタッチ操作であることを判別する操作判別手段を備えることを特徴とする請求項1記載の端末装置。
  3. 前記機能選択手段は、前記接触操作検出手段が識別情報の表示領域を接触する第1の接触操作を検出した後、当該表示領域を所定の表示位置に移動させるようになぞる第2の接触操作を検出した場合、識別情報のスライド操作であることを判別する操作判別手段を備えることを特徴とする請求項1記載の端末装置。
  4. 前記表示制御手段により画面表示された識別情報が示す使用状況に基づき、前記機能選択手段によって選択された機能の実行の可否を判別する実行判別手段を更に備え、
    前記実行手段は、前記実行判別手段により実行可能と判別された場合に、前記機能選択手段により選択された機能を実行することを特徴とする請求項1記載の端末装置。
  5. 通信手段を更に備え、
    前記取得手段は、この通信手段の通信状況を取得し、
    前記表示制御手段は、前記取得手段により取得された通信状況を示す識別情報を表示画面に表示することを特徴とする請求項1記載の端末装置。
  6. 前記実行手段は、通信を制限する設定機能を実行することを特徴とする請求項5記載の端末装置。
  7. 通信相手を指定する相手指定手段を更に備え、
    前記実行手段は、前記機能選択手段により選択された機能が通信機能の場合、前記相手指定手段により指定された通信相手との通信を実行することを特徴とする請求項5記載の端末装置。
  8. 前記相手指定手段により指定された通信相手の識別情報に基づいて、複数の通信手段のいずれかを選択する通信選択手段を更に備え、
    前記実行手段は、前記通信選択手段により選択された通信手段を利用して、前記相手指定手段により指定された通信相手に対する通信機能を実行することを特徴とする請求項7記載の端末装置。
  9. データを指定するデータ指定手段を更に備え、
    前記実行手段は、前記機能選択手段により選択された機能が通信機能の場合、前記データ指定手段により指定されたデータを送信することを特徴とする請求項5記載の端末装置。
  10. 前記表示制御手段は、前記取得手段が端末装置の電源の使用状況を取得した場合、その取得された電源の使用状況を示す識別情報を表示画面に表示することを特徴とする請求項1記載の端末装置。
  11. 前記実行手段は、主要動作を停止させるための電源オフ機能又は主要動作を開始させるための電源オン機能のいずれか一方を実行することを特徴とする請求項10記載の端末装置。
  12. 前記実行手段は、消費電力を抑制する動作モードの設定機能を実行することを特徴とする請求項10記載の端末装置。
  13. 前記表示制御手段は、前記取得手段が時刻を取得した場合、その取得された時刻を示す識別情報を表示画面に表示することを特徴とする請求項1記載の端末装置。
  14. 前記実行手段は、所定の時刻の到来を報知するアラーム設定機能又は所定の時間の経過を報知するタイマ設定機能のいずれか一方を実行することを特徴とする請求項13記載の端末装置。
  15. 通信手段と、
    前記通信手段の通信状況を取得する取得手段と、
    前記取得手段により取得された通信状況を示す識別情報を表示画面に表示する表示制御手段と、
    表示画面上の接触操作を検出する接触操作検出手段と、
    前記接触操作検出手段によって、前記表示制御手段により画面表示された識別情報の表示領域を指定する接触操作が検出された場合に、前記通信手段を用いた通信を実行する実行手段と
    を具備することを特徴とする端末装置。
  16. 通信相手を表示画面に表示する相手表示制御手段を更に備え、
    前記接触操作検出手段が、
    前記表示制御手段により画面表示された識別情報の表示領域を指定する第1の接触操作を検出した後、当該表示領域から前記相手表示制御手段により画面表示された通信相手の画面表示位置まで移動させる第2の接触操作を検出した場合、
    あるいは前記相手表示制御手段により画面表示された通信相手の画面表示位置を指定する第1の接触操作を検出した後、当該画面表示位置から前記表示制御手段により画面表示された識別情報の表示領域まで移動させる第2の接触操作を検出した場合に、
    前記実行手段は、前記通信相手との通信を実行することを特徴とする請求項15記載の端末装置。
  17. データを表示画面に表示するデータ表示制御手段を更に備え、
    前記接触操作検出手段が、
    前記表示制御手段により画面表示された識別情報の表示領域を指定する第1の接触操作を検出した後、当該表示領域から前記データ表示制御手段により画面表示されたデータの画面表示位置まで移動させる第2の接触操作を検出した場合、
    あるいは前記データ表示制御手段により画面表示されたデータの画面表示位置を指定する第1の接触操作を検出した後、当該画面表示位置から前記表示制御手段により画面表示された識別情報の表示領域まで移動させる第2の接触操作を検出した場合に、
    前記実行手段は、前記データの送信を実行することを特徴とする請求項15記載の端末装置。
  18. 端末装置の電源の使用状況を取得する取得手段と、
    前記取得手段により取得された電源の使用状況を示す識別情報を表示画面に表示する表示制御手段と、
    表示画面上の接触操作を検出する接触操作検出手段と、
    前記接触操作検出手段によって、前記表示制御手段により画面表示された識別情報の表示領域を指定する接触操作が検出された場合に、主要動作を停止させる電源オフ機能又は主要動作を開始させる電源オン機能のいずれか一方を実行する実行手段と
    を具備することを特徴とする端末装置。
  19. 通信相手を識別する識別情報を表示画面に表示する表示制御手段と、
    表示画面上の接触操作を検出する接触操作検出手段と、
    前記接触操作検出手段によって、前記表示制御手段により画面表示された識別情報の表示領域を指定する接触操作が検出された場合に、その接触操作によって指定された識別情報の種別を判別する種別判別手段と、
    前記種別判別手段によって判別された種別に対応する情報を、接触操作で指定された表示領域の識別情報に付加する情報付加機能を実行する実行手段と
    を具備することを特徴とする端末装置。
  20. 前記実行手段は、識別情報の表示領域に所定の接触操作が行われた場合に、情報を識別情報に付加することを特徴とする請求項19記載の端末装置。
  21. 前記実行手段は、識別情報の表示領域の前部で接触操作が行われた場合に、当該識別情報の先頭に情報を付加することを特徴とする請求項19記載の端末装置。
  22. 前記実行手段は、識別情報の表示領域の後部で接触操作が行われた場合に、当該識別情報の末尾に情報を付加することを特徴とする請求項19記載の端末装置。
  23. 前記実行手段は、識別情報の表示領域において所定位置を指定する第1の接触操作が行われた後、この第1の接触操作で指定された位置を移動させる第2の接触操作が行われた場合に、情報を識別情報に付加することを特徴とする請求項19記載の端末装置。
  24. 前記実行手段は、第1の接触操作で指定された位置を右方向へ移動させる第2の接触操作が行われた場合に、識別情報の先頭に情報を付加することを特徴とする請求項23記載の端末装置。
  25. 前記実行手段は、第1の接触操作で指定された位置を左方向へ移動させる第2の接触操作が行われた場合に、識別情報の末尾に情報を付加することを特徴とする請求項23記載の端末装置。
  26. 接触操作によって指定された識別情報が、情報を付加することに適した識別情報か否かを判別する付加判別手段を更に備え、
    前記実行手段は、前記付加判別手段により情報を付加することに適した識別情報であると判別された場合に、識別情報に情報を付加することを特徴とする請求項19記載の端末装置。
  27. 端末装置に搭載されるコンピュータに、
    端末装置の使用状況を取得する取得ステップと、
    前記取得ステップにより取得された使用状況を示す識別情報を表示画面に表示する表示制御ステップと、
    表示画面上の接触操作を検出する接触操作検出ステップと、
    前記接触操作検出ステップが、前記表示制御ステップにて画面表示された識別情報の表示領域における第1の接触操作を検出してから当該表示領域で行われる第2の接触操作を検出した場合に、検出された第1および第2の接触操作の内容に応じて、当該識別情報が示す使用状況に関連する複数の機能の何れかを選択する機能選択ステップと、
    前記機能選択ステップにより選択された機能を実行する実行ステップと
    を実行させることを特徴とするプログラム。
  28. 端末装置に搭載されるコンピュータに、
    通信ステップと、
    前記通信ステップの通信状況を取得する取得ステップと、
    前記取得ステップで取得された通信状況を示す識別情報を表示画面に表示する表示制御手ステップと、
    表示画面上の接触操作を検出する接触操作検出ステップと、
    前記接触操作検出ステップによって、前記表示制御ステップで画面表示された識別情報の表示領域を指定する接触操作が検出された場合に、前記通信ステップの通信を実行する実行ステップと
    を実行させることを特徴とするプログラム。
  29. 端末装置に搭載されるコンピュータに、
    端末装置の電源の使用状況を取得する取得ステップと、
    前記取得ステップにより取得された電源の使用状況を示す識別情報を表示画面に表示する表示制御ステップと、
    表示画面上の接触操作を検出する接触操作検出ステップと、
    前記接触操作検出ステップによって、前記表示制御ステップで画面表示された識別情報の表示領域を指定する接触操作が検出された場合に、主要動作を停止させる電源オフ機能又は主要動作を開始させる電源オン機能のいずれか一方を実行する実行ステップと
    を実行させることを特徴とするプログラム。
  30. 端末装置に搭載されるコンピュータに、
    通信相手を識別する識別情報を表示画面に表示する表示制御ステップと、
    表示画面上の接触操作を検出する接触操作検出ステップと、
    前記接触操作検出ステップによって、前記表示制御ステップで画面表示された識別情報の表示領域を指定する接触操作が検出された場合に、その接触操作によって指定された識別情報の種別を判別する種別判別ステップと、
    前記種別判別ステップによって判別された種別に対応する情報を、接触操作で指定された表示領域の識別情報に付加する情報付加機能を実行する実行ステップと
    を実行させることを特徴とするプログラム。
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