JP2010199258A - 固体撮像装置とその製造方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】導波路および中空部を備える固体撮像装置を、少ない工程数で製造する。
【解決手段】電荷生成部102が表面層に設けられている基板100の上面を覆う絶縁膜層110において、電荷生成部102と対応する位置に導波路140を設けるともに、導波路140よりも外側に中空部150を設け、中空部150は空密とし間口を塞ぐ構造にする。製法においては、電荷生成部102が設けられている基板100の上面に絶縁膜層110を形成する。絶縁膜層110において、電荷生成部102と対応する位置に導波路140用の開口部142と中空部150用の開口部152を形成する。絶縁膜層110上に光透過性のライナー膜160を形成するとともに、ライナー膜160により開口部152の間口を空密状態で塞ぐ。導波路140と中空部150を同時に形成できるし、導波路140と中空部150の間に絶縁膜層110の材料が介在するので反射界面が増える。
【選択図】図2D

Description

本発明は、固体撮像装置とその製造方法に関する。より詳細には、電荷生成部の上部に導波路が形成され、その周囲に中空部(空隙部)が配置された構造の固体撮像装置とその製造方法に関する。
固体撮像装置の単位画素の電荷生成部(受光部)に斜め方向から入射光が入射すると、本来入射されるべき単位画素の電荷生成部に入射せず、迷光となって隣接する他の単位画素の電荷生成部に入射して光電変換される場合がある。この場合、本来の単位画素では入射光を有効に利用できないので感度低下に繋がるし、隣接画素間で撮像特性の劣化(隣接画素間クロストーク)が生じる。
この対策として、入射光を電荷生成部に集光させて有効に利用するための中空部(エアギャップ、気体層)を備える固体撮像装置が提案されている(特許文献1,2を参照)。基本思想は、層間膜中や導波路と層間膜との間に中空部を形成し、層間膜と中空部との屈折率差を利用し全反射させることで、斜めに入射して来た光においても電荷生成部へ向かうようにガイドし、隣接画素に斜め入射光が入射する確率を小さくする手法である。
特開2008− 10544号公報 特開2005−175072号公報
図6および図6Aは、特許文献1に記載の仕組みを説明する図である。固体撮像装置1Xを製造するときには、先ず、単結晶シリコンなどの半導体材料からなる基板900の表面層に電荷生成部902を形成する。エッチングレートが、上層は遅く下層は速いそれぞれ組成を変えた酸化膜を基板900上に積層する、つまり、エッチングレートが異なる層間膜を積層する(酸化膜の積層工程)。一例として、基板900側である下層にはBPTEOS膜911を成膜し、その上層に酸化膜としてプラズマCVD法により形成されるP−SiO膜912を成膜する。そして、ドライエッチング加工でトレンチを形成する(トレンチ形成工程)(図6(1))。次に、積層した層間膜(BPTEOS膜911、P−SiO膜912)のエッチングレートの差を利用して、ウェットエッチングにて下層のBPTEOS膜911のみ意図的にトレンチ幅を広げる(選択的トレンチ幅拡大工程:図6(2))。
次に、カバレッジの悪いCVDでオーバーハングさせて埋め込むことで中空部950を形成する(埋込み工程:図6(3))。ただし、それだけでは、中空部950上に筋(線)が入るので、さらに、HDP(High Density Plasma )−CVDによりエッチバックとデポ(成膜)を繰り返すことで筋を塞ぐようにしている。
また、特許文献1では、図6Aに示す固体撮像装置1Yのように、上層配線よりも高く中空部950を作る例も開示されている。
特許文献2では、導波路を加工した後に中空部にするダミー膜を形成し、不要な導波路底のダミー膜を除去してから有機誘電膜を埋め込んだ後、導波路開口部のダミー膜上層の層間膜の一部を選択的にエッチングしてダミー膜を露出させる。これにたとえば、CF4やCCl4などF(フッ素)やCl(塩素)がエッチングの主成分となるガスを用いてダミー膜のみ選択的にエッチングすることで中空部を形成する。また、ダミー膜を選択的にエッチングし中空部を形成した後に、P−CVD(プラズマCVD)法やUV−CVD(紫外光CVD)法を低温で使用し、導波路開口部と側壁部のデポレートの違いを利用して側壁部に薄いライナー膜を形成することで、導波路開口部では間口を塞ぐ。
特許文献1の仕組みは、酸化膜の積層工程、トレンチ形成工程、選択的トレンチ幅拡大工程、および埋込み工程が必要で、工程数が多く、コストが高くなる難点がある。特許文献2の仕組みは、従来プロセスよりも工程数が格段に増えており、特許文献1と同様に、コストが高くなる懸念が考えられる。これら工程数に関する難点を第1の問題点と記す。
本発明は、前記第1の問題点に鑑みてなされたもので、入射光を電荷生成部に集光させて有効に利用するための導波路および中空部を備える固体撮像装置にするに当たり、特許文献1,2よりも少ない工程数にできる仕組みを提供することを目的とする。
本発明は、信号電荷を生成する電荷生成部が表面層に設けられている基板の上面を覆う層に、電荷生成部と対応する位置に導波路(用の開口部)を設けるともに、導波路よりも外側に中空部(用の開口部)を設け、中空部を空密とし間口を塞ぐ構造である。
このような構造の固体撮像装置の製法においては、先ず、信号電荷を生成する電荷生成部が表面層に設けられている基板の上面を覆う層を形成する。この基板の上面を覆う層に、電荷生成部と対応する位置に導波路用の開口部を形成するとともに、当該導波路よりも外側に中空部用の開口部を形成する。そして、基板の上面を覆う層上に光透過性の層を形成するとともに、この光透過性の層により中空部用の開口部を空密とし間口を塞ぐようにする。つまり、導波路と中空部を同時に形成することを特徴とするものである。好ましくは、導波路用の開口部を光透過性の材料で埋めるとよい。
導波路形成工程で、同時に、中空部も形成することができるので、従来技術と比較して、導波路を形成するための工程とは別に中空部を形成するための工程を設ける必要ない。加えて、導波路と中空部との間に基板の上面を覆う層の材料が介在することになるので、特許文献2よりも反射界面が増える。
本発明の一態様によれば、特許文献1,2よりも少ない工程数で、導波路および中空部を備える固体撮像装置を製造できる。そのため、コスト低減の効果も期待できる。
加えて、電荷生成部から外れた光を漏れなく電荷生成部へ戻す効果が、特許文献2よりも高まる。
本実施形態に対する比較例を説明する図である。 第1実施形態を説明する図である。 第1実施形態を説明する図である。 第1実施形態を説明する図である。 第1実施形態を説明する図である。 第1実施形態を説明する図である。 第2実施形態を説明する図である。 第2実施形態を説明する図である。 第2実施形態を説明する図である。 第2実施形態を説明する図である。 第2実施形態を説明する図である。 第3実施形態を説明する図である。 第3実施形態を説明する図である。 第4実施形態を説明する図である。 第4実施形態を説明する図である。 第4実施形態を説明する図である。 特許文献1に記載の仕組みを説明する図である。 特許文献1に記載の仕組みを説明する図である。
以下、図面を参照して本発明の実施形態について詳細に説明する。なお、物質の表記において、本来下付きの数値で示すべきものは、下付きにせずに半角の数値で示す。
説明は以下の順序で行なう。
1.比較例とその問題点
2.本実施形態の製法の基本
3.第1実施形態(中空部は受光部より内側で1つ:層間絶縁膜はシリコン酸化膜)
4.第2実施形態(中空部は受光部より内側で1つ:層間絶縁膜はシリコン酸化膜に対して低誘電率膜)
5.第3実施形態(中空部は受光部より外側で1つ:層間絶縁膜はシリコン酸化膜)
6.第4実施形態(中空部は複数:層間絶縁膜はシリコン酸化膜)
<比較例とその問題点>
図1は、本実施形態に対する比較例を説明する図である。
近年、固体撮像装置においては、画素の微細化の進行によってマイクロレンズへ入射して来た光を受効率良く受光部まで集光することが厳しくなってきている。
[比較例の構造]
たとえば、図1に示す比較例の固体撮像装置1Zは、銅(Cu)配線構造に導波路を適用したカラー撮像用のものである。金属配線層を銅配線構造にするのは配線抵抗を低くすることを目的とするものである。
基板100には、受光部である電荷生成部102や図示を割愛した転送ゲートや電荷転送部や画素信号生成部などを形成しておく。電荷生成部102を備えた基板100上には絶縁膜層104が形成されている。この絶縁膜層104は、エッチングストッパ膜としても利用される。
絶縁膜層104上には絶縁膜層110が形成されている。絶縁膜層110は、詳細には、複数の層間絶縁膜(この例では111,112,113,114,115の5層)を含む。絶縁膜層110は金属配線層120(この例では121,122,123,124の4層)の形成に利用される。
金属配線層120は、銅配線構造のものである。導波路140を適用する場合には、Cuイオン拡散による信頼性劣化を抑制する目的で、絶縁膜層110と金属配線層120の間にバリア絶縁膜130(この例では131,132,133,134の4層)が設けられる。
電荷生成部102上の絶縁膜層110の部分には導波路140が形成されている。一例として、開口部142が設けられ、その開口部142の側壁と絶縁膜層110の最上部(この例では層間絶縁膜115)を一体的に覆うライナー膜160が形成されている。つまり、導波路140に対してライナー膜160が形成されている。さらに、ライナー膜160が付された開口部142を埋め、かつ、層間絶縁膜115上のライナー膜160も覆うように、光透過性材料の光透過層170が設けられている。
カラー撮像用であるので、光透過層170上の電荷生成部102(つまり開口部142)と対応する位置に、色分離フィルタ180とマイクロレンズ190がこの順に設けられる。
[比較例の問題点]
ここで、図1(2)に示すように、固体撮像装置1Zの電荷生成部102に斜め方向から入射光が入射すると、本来入射されるべき単位画素の電荷生成部102に入射せず、迷光となって隣接する他の単位画素の電荷生成部102に入射して光電変換される場合がある。
また、この例ではバリア絶縁膜130を形成しているが、最近のシミュレーション評価では、導波路140内へ集光されて来た光がライナー膜160を通してバリア絶縁膜130へ逃げるデータも出てきている。導波路140を設置するだけでは集光効率を確保するのが厳しいことが分かってきている。
これらの事象があると、本来の単位画素では入射光を有効に利用できないので感度低下に繋がるし、隣接画素間で撮像特性の劣化(隣接画素間クロストーク)が生じる。
特許文献1の仕組みは、中空部の溝の幅は200nm程度で形成されるが、画素の縮小化が進むと、画素用のトラジスタや配線を微細化しても、中空部および前工程であるトレンチ形成の段階で占める領域が大き過ぎるため、レイアウト上適用できない虞れがある。特許文献2の仕組みは、CF4やCCl4 などF(フッ素)やCl(塩素)がエッチングの主成分となるガスを用いてダミー膜のみ選択的にエッチングすることで中空部を形成する。しかしながら、画素の縮小化が進むと、導波路のアスペクト比が大きくなるため、導波路底部付近のダミー膜までエッチングガスが届かず中空部が形成できない虞れがある。これら画素の微細化に関するレイアウト面の難点を第2の問題点と記す。
<本実施形態の製法の基本>
前記問題点の対策として、本実施形態では、入射光を電荷生成部に集光させて有効に利用するための中空部を備える構造を採用することにする。導波路技術と中空部技術との組合せによって集光効率を向上させるのである。この際には、特許文献1,2における画素の微細化が進んだ場合のレイアウト面の問題点(第2の問題点)をも解消しつつ、特許文献1,2よりも少ない工程数にできる仕組みにする。
その基本的な考え方は、導波路と中空部を同時に形成することを特徴とする。通常の導波路工程フローを使用して中空部も同時に形成することが可能なため、工程が新たに増えることがない。また、導波路と中空部の2つが存在することで、反射界面が2重以上になることも特徴である。これにより、今まで導波路を透過して取り逃がしていた光においても中空部と層間膜との界面で全反射させて導波路内に戻せるため、集光効率の向上が期待できる。シミュレーション結果にあったライナー膜160からバリア絶縁膜130へ逃げてゆく光においても、中空部形成によって自動的にバリア絶縁膜130が寸断されるために、逃げ道がなくなり、導波路140内に確実に戻すことができる。
さらに、中空部によって隣接画素への迷光の進入をブロックする効果もあるため、カラー撮像構成では混色(色および輝度のクロストーク)を抑制することが可能であるし、モノクロ撮像構成でも輝度のクロストークを抑制することができる。
また、第2の問題点に関しては、中空部用の開口部を空密とし間口を塞ぐ工程において、絶縁膜層110の上面および導波路140(用の開口部)の壁面を覆い、かつ、中空部(用の開口部)を空密とし間口を塞ぐように、保護層を形成することで解決する。特に、この保護層を形成する工程では、保護層を中空部用の開口部の間口でオーバーハングさせることで、中空部用の開口部を空密とし間口を塞ぐように、保護層の材料や、ガス流量比、高周波パワー、圧力、温度などの製造条件を設定する。好ましくは、保護層が導波路140(用の開口部)の間口でオーバーハングするとき、当該間口を塞がないように、保護層の材料や、ガス流量比、高周波パワー、圧力、温度などの製造条件を設定する。つまり、導波路140に対してはカバレッジよく保護膜が形成でき、中空部に対してはオーバーハングを引き起こし、開口部が埋まらないような材料または製造条件に設定すると言うことである。
以下、具体的な構造例・製法例を示して説明する。
<第1実施形態>
図2〜図2Dは、第1実施形態を説明する図である。第1実施形態の固体撮像装置1Aは、電荷生成部102より内側に1つの中空部を環状に配置するととともに、層間絶縁膜としてシリコン酸化膜を適用する点に特徴がある。「環状」とは、平面視したときに、全体として概ね輪のようになっていればよく、一部が途切れていてもよい。
先ず、図2に示すように、単結晶シリコンなどの半導体材料からなる基板100の表面層に電荷生成部102を形成する。図示を割愛するが、基板100には、電荷生成部102の他に、たとえば、電荷生成部102で生成された信号電荷が運ばれるフローティング領域を構成する拡散層や、複数のトランジスタなどで構成される画素信号生成部なども形成される。
次に、基板100上に絶縁膜層104を形成する。絶縁膜層104上に、層間絶縁膜111〜115から構成される絶縁膜層110、層間絶縁膜111〜114内に設けられた金属配線層120(121〜124)、層間絶縁膜111〜115間のバリア絶縁膜130(131〜134)を、下層側から順次形成する。金属配線層120は、銅配線構造にする。
バリア絶縁膜130は、絶縁膜層110に埋め込んだ金属配線層120の表面が酸化されることを防止するためのCu表面保護膜(およびCu拡散防止膜)として機能する。因みに、金属配線層120は電荷生成部102上に配置されることがないように形成されることとする。
絶縁膜層110を構成する層間絶縁膜111〜115や金属配線層120およびバリア絶縁膜130の層数は、一例に過ぎない。固体撮像装置を具現する上で必要な配線構造であれば、絶縁膜層110や、それらを介して形成される金属配線層120やバリア絶縁膜130の数の増減は可能である。
ここで、絶縁膜層110(層間絶縁膜111〜115)としては、たとえば、シリコン酸化膜SiO2 を適用する。
次に、図2Aに示すように、電荷生成部102と対面する位置に導波路140および中空部150を形成するためにパターニングを行なう。画素ピッチを、およそ1.75〜1.1μmピッチとする場合、中空部150を形成する溝は100nmを越えない幅であることが望ましい。導波路140と中空部150の平面形状は、たとえば8角形にする。
導波路140および中空部150を形成するためにパターニングを行なう際には、たとえば、先ず、層間絶縁膜115上にレジスト106を塗布し、このレジスト106直上にレジストマスクを配置し、露光をする方式(プロキシミティ方式)を採る。あるいは、レジストマスクをレジスト106から離し、投影する方式(プロジェクション方式)を用いてもよい。
レジスト106は、光の当たった部分を除去するポジ型と、光の当たっていない部分を除去するネガ型の何れでもよい。何れであっても、パターニングされた状態では、導波路140の部分と中空部150の部分にはレジスト106が存在しない状態にする。ここで、第1実施形態では、後述の第3実施形態との相違点として、電荷生成部102の外縁より内側に1つの中空部150が配置されるように、その中空部150の部分にはレジスト106が存在しない状態でパターニングする。
次に、図2Bに示すように、絶縁膜層110(の層間絶縁膜111〜115)とバリア絶縁膜130(131〜134)をドライエッチング法によって開口することで、導波路140の部分に開口部142を形成し、中空部150の部分に開口部152を形成する。つまり、開口部形成工程において、導波路140の加工と同時に中空部150も形成する趣旨である。
なお、開口部142の間口サイズの方が開口部152の間口サイズよりも大きいもの(たとえば3〜5倍)とする。下限の“3”は導波路140に対しての側壁膜の確実な形成と中空部150の溝が埋まることの防止の両立を図る点から規定しており、上限の“5”は中空部150の幅を過度に狭くしないことから規定している。この比率が保たれている導波路140と中空部150に対して、現状のライナー条件を適用すれば、プロセスばらつきによる影響は殆どないと考えられる。導波路140に対してはカバレッジよく側壁膜が形成でき、中空部150に対してはオーバーハングを引き起こし、溝が埋まらないようにできる。3〜5倍は一例に過ぎず、前記の規定の意義に基づき、製造条件や材料に合わせて、下限“3”や上限“5”の値を調整すればよい。
たとえば、絶縁膜層110としてシリコン酸化膜SiO2 を適用した場合には以下のような条件が考えられる。オクタフルオロシクロペンテンC5F8、アルゴンAr、酸素O2 、一酸化炭素COの流量比を1:5:1:1になるように設定し、圧力5.3Pa(パスカル)、ソースパワー2500W、基板バイアス2000W、基板温度は室温、エッチング時間は7分程度で行なう。これにより、導波路140用の開口部142と中空部150用の開口部152が同時に形成される。
次に、図2C(1)に示すように、開口部142の壁面と絶縁膜層110の最上部(この例では層間絶縁膜115)を一体的に覆う保護層の一例であるライナー膜160を形成する。ライナー膜160の材料としては、光透過性を有するとともに絶縁膜層110よりも屈折率が高いもの、さらに好ましくは絶縁膜層110の材料との屈折率差がより大きいものが望ましい。
ライナー膜160は、何れの材料を使用する場合でも、図2C(3)に示すように、開口部142に対してはカバレッジよく側壁膜が形成でき、開口部152に対してはオーバーハングを引き起こし、開口部152が埋まることがないような材料または製法にする。開口部142の壁面(側壁および底面)には漏れなくライナー膜160の材料が製膜され、かつ、オーバーハング現象を積極的に利用することで、ライナー膜160の材料が開口部152に入り込み埋まることがないようにして中空部150を形成する趣旨である。導波路140の開口部142に保護膜としてのライナー膜160を形成する工程において、同時に、中空部150の空密を維持するように開口部152の間口をオーバーハング現象を利用して封止するのである。
導波路140の開口部142の間口は、オーバーハング現象でも封止されないようにすることが好ましい。開口部142の間口が封止されると光透過層170の光透過性材料で導波路140を埋め込めなくなるからである。ただし、仮に、開口部142の間口が封止されたとしても、その場合、導波路140内が空密になるだけで、導波路140としての機能は保てる。
絶縁膜層110としてシリコン酸化膜SiO2 を適用した場合には、ライナー膜160としては、たとえばプラズマCVD法により形成されるシリコン窒化膜P−SiNがよい。このときのライナー膜160の製造条件(製法)は次のようにする。モノシランSiH4 、アンモニアNH3 、窒素N2 のガス流量比を1:1:20になるように設定し、高周波パワー800W、圧力660Pa(パスカル)、温度400℃で時間は1分30秒程度で行なう。
次に、図2Dに示すように、導波路140の内部(ライナー膜160が付された開口部142)を埋め、かつ、層間絶縁膜115上のライナー膜160も覆うように、光透過層170を形成する。つまり、導波路140の壁面および絶縁膜層110(層間絶縁膜115)の上面を一体的に覆う光透過性のライナー膜160で開口部142を埋め込み、さらに、残りの部分をライナー膜160とは異なる光透過層170をなす光透過性の材料により埋め込むのである。
光透過層170としては、たとえば、アクリル系、またはフッ素系の高分子、有機ケイ素ポリマーのシロキサン、ポリアリレンPArなど、光透過率の高い材料が挙げられる。
次に、図2Dに示すように、カラー撮像用とする場合には、光透過層170上の電荷生成部102(つまり開口部142)と対応する位置に、色分離フィルタ180とマイクロレンズ190をこの順に形成する。これにより、第1実施形態の固体撮像装置1Aとなる。図示しないが、モノクロ撮像用の場合には、色分離フィルタ180は不要である。
前記説明から理解されるように、第1実施形態の仕組みは、基板100上に絶縁膜層110を形成した後に、導波路140用の開口部142と中空部150用の開口部152を同時に形成することを特徴とする。従前の導波路140用の開口部142を形成する工程において、中空部150用の開口部152も同時に形成するので、開口部152用の工程が新たに増えることがない。
ライナー膜160と絶縁膜層110との間の屈折率差を利用することで、導波路140(ライナー膜160)を透過して取り逃がしていた光をライナー膜160と絶縁膜層110との界面で全反射させて導波路140内に戻す効果が期待できる。また、ライナー膜160は、金属配線層120への水分の漏れ込みを防止することで腐食劣化を抑制する効果や、この後に形成される光透過層170の劣化防止の効果もある。
加えて、導波路140と中空部150が存在することで、反射界面が2重以上になる。これにより、本実施形態を適用しない場合に導波路140を透過して取り逃がしていた光においても中空部150と絶縁膜層110との界面で全反射させて導波路140内に戻せるため、集光効率の向上が期待できる。
ライナー膜160からバリア絶縁膜130へ逃げてゆく光においても、中空部150の存在により、自動的にバリア絶縁膜130が寸断されるために、逃げ道がなくなり、導波路140内に確実に戻すことができる。さらに、中空部150によって隣接画素への迷光の進入をブロックする効果もあるため、カラー撮像構成では混色(色および輝度のクロストーク)を抑制することができる。
ここで、特許文献2との対比として、導波路140と中空部150の間に絶縁膜層110が介在する点に特徴がある。導波路140と中空部150が絶縁膜層110を挟んでいることにより、特許文献2よりも反射界面が多いので、電荷生成部102から外れた光を漏れなく電荷生成部102へ戻す効果が特許文献2よりも高まる。
<第2実施形態>
図3〜図3Dは、第2実施形態を説明する図である。構成部材は200番台で示し、第1実施形態と同様の構成部材には、第1実施形態と同様の10番台と1番台の番号を付して示す。
第2実施形態の固体撮像装置1Bは、中空部250が導波路240の周りに1つ存在するととともに、層間絶縁膜としてシリコン酸化膜SiO2 に対して低誘電率膜を適用する点に特徴がある。「シリコン酸化膜SiO2 に対して低誘電率膜」とは、シリコン酸化膜SiO2 よりも誘電率が低い材料の膜であることを意味する。
先ず、図3に示すように、単結晶シリコンなどの半導体材料からなる基板200の表面層に電荷生成部202を形成する。図示を割愛するが、基板200には、電荷生成部202の他に、たとえば、電荷生成部202で生成された信号電荷が運ばれるフローティング領域を構成する拡散層や、複数のトランジスタなどで構成される画素信号生成部なども形成される。
次に、基板200上に絶縁膜層204を形成する。絶縁膜層204上に、層間絶縁膜211〜215から構成される絶縁膜層210、層間絶縁膜211〜214内に設けられた金属配線層220(221〜224)、層間絶縁膜211〜215間のバリア絶縁膜230(231〜234)を、下層側から順次形成する。バリア絶縁膜230は、絶縁膜層210に埋め込んだ金属配線層220の表面が酸化されることを防止するためのCu表面保護膜(およびCu拡散防止膜)として機能する。因みに、金属配線層220は電荷生成部202上に配置されることがないように形成されることとする。
絶縁膜層210を構成する層間絶縁膜211〜215や金属配線層220およびバリア絶縁膜230の層数は、一例に過ぎない。固体撮像装置を具現する上で必要な配線構造であれば、絶縁膜層210や、それらを介して形成される金属配線層220やバリア絶縁膜230の数の増減は可能である。
絶縁膜層210(層間絶縁膜211〜215)としては、たとえば炭素含有酸化シリコンSiOC、ポリアリレンPArなどの、シリコン酸化膜SiO2 よりも誘電率が低い材料の膜を適用する。ここでは前記2つの材料を例に挙げたが、シリコン酸化膜SiO2 より誘電率が低い材料であれば、これらに限定されない。
次に、図3Aに示すように、電荷生成部202と対面する位置に導波路240および中空部250を形成するためにパターニングを行なう。画素ピッチを、およそ1.75〜1.1μmピッチとする場合、中空部250を形成する溝は100nmを越えない幅であることが望ましい。導波路240と中空部250の平面形状は、たとえば8角形にする。
導波路240および中空部250を形成するためにパターニングを行なう際には、たとえば、先ず、層間絶縁膜215上にレジスト206を塗布し、不要部分を除去する。このとき、第1実施形態と同様に、電荷生成部202の外縁より内側に1つの中空部250が配置されるように、その中空部250の部分にはレジスト206が存在しない状態でパターニングする。
次に、図3Bに示すように、絶縁膜層210(の層間絶縁膜211〜215)とバリア絶縁膜230(231〜234)をドライエッチング法によって開口することで、導波路240の部分に開口部242を形成し、中空部250の部分に開口部252を形成する。つまり、開口部形成工程において、導波路240の加工と同時に中空部250も加工する趣旨である。
なお、開口部242の間口サイズの方が開口部252の間口サイズよりも大きいもの(たとえば3〜5倍)とする。下限の“3”や上限の“5”の値の考え方は第1実施形態と同様であり、この比率が保たれている導波路240と中空部250に対して、現状のライナー条件を適用すれば、プロセスばらつきによる影響は殆どないと考えられる。導波路240に対してはカバレッジよく側壁膜が形成でき、中空部250に対してはオーバーハングを引き起こし、溝が埋まらないようにできる。
たとえば、絶縁膜層210として炭素含有酸化シリコンSiOCを適用した場合には以下のような条件が考えられる。オクタフルオロシクロブタンC4F8、窒素N2 、アルゴンArの流量比を1:5:10になるように設定し、圧力6.6Pa(パスカル)、ソースパワー2000W、基板バイアス2000W、基板温度は室温、エッチング時間は8分程度で行なう。これにより、導波路240用の開口部242と中空部250用の開口部252が同時に形成される。
次に、図3C(1)に示すように、開口部242の壁面と絶縁膜層210の最上部(この例では層間絶縁膜215)を一体的に覆う保護層の一例であるライナー膜260を形成する。ライナー膜260の材料としては、光透過性を有するとともに、絶縁膜層210の光透過性材料よりも屈折率が高いもの、さらに好ましくは絶縁膜層210の材料との屈折率差がより大きいものが望ましい。
ライナー膜260は、何れの材料を使用する場合でも、開口部242に対してはカバレッジよく側壁膜が形成でき、開口部252に対してはオーバーハングを引き起こし、開口部252が埋まることがないような材料または製法にする。開口部242の壁面(側壁および底面)には漏れなくライナー膜260の材料が製膜され、かつ、オーバーハング現象を積極的に利用することで、ライナー膜260の材料が開口部252に入り込み埋まることがないように中空部250を形成する趣旨である。導波路240の開口部242に保護膜としてのライナー膜260を形成する工程において、同時に、中空部250の空密を維持するように開口部252の間口をオーバーハング現象を利用して封止するのである。導波路240の開口部242の間口は、オーバーハング現象でも封止されないようにする。
絶縁膜層210として炭素含有酸化シリコンSiOCを適用した場合、ライナー膜260としては、たとえばプラズマCVD法により形成されるシリコン窒化膜P−SiNがよい。また、このときのライナー膜260の製造条件は次のようにする。モノシランSiH4 、アンモニアNH3 、窒素N2 のガス流量比を1:1:20になるように設定し、高周波パワー800W、圧力660Pa(パスカル)、温度400℃で時間は1分30秒程度で行なう。
次に、図3Dに示すように、導波路240の内部(ライナー膜260が付された開口部242)を埋め、かつ、層間絶縁膜215上のライナー膜260も覆うように、光透過性材料の光透過層270を形成する。
光透過層270としては、たとえば、アクリル系、またはフッ素系の高分子、有機ケイ素ポリマーのシロキサン、ポリアリレンPArなど、光透過率の高い材料が挙げられる。
次に、図3Dに示すように、カラー撮像用とする場合には、光透過層270上の電荷生成部202(つまり開口部242)と対応する位置に、色分離フィルタ280とマイクロレンズ290をこの順に形成する。これにより、第2実施形態の固体撮像装置1Bとなる。図示しないが、モノクロ撮像用の場合には、色分離フィルタ280は不要である。
第2実施形態の仕組みは、絶縁膜層210の材料をシリコン酸化膜SiO2 よりも誘電率の低い材料に置き換えている点が第1実施形態と異なるだけである。導波路240用の開口部242および中空部250用の開口部252の形成手法など、その他は第1実施形態と相違ない。よって、基本的には、第1実施形態と同様の効果が得られる。
また、絶縁膜層210の材料は、シリコン酸化膜SiO2 よりも誘電率が低いため、配線遅延時間低減の効果で、固体撮像装置1Bの電荷生成部202における光電変換の変換効率が向上する効果が期待できる。
ライナー膜260と絶縁膜層210との間の屈折率差を利用することで、導波路240(ライナー膜260)を透過して取り逃がしていた光をライナー膜260と絶縁膜層210との界面で全反射させて導波路240内に戻す効果が期待できる。また、ライナー膜260は、金属配線層220への水分の漏れ込みを防止することで腐食劣化を抑制する効果や、この後に形成される光透過層270の劣化防止の効果もある。
ここで、ライナー膜260のシリコン窒化膜P−SiNは、絶縁膜層210の炭素含有酸化シリコンSiOCとの屈折率差が大きいため、光が導波路240外へ飛び出すロスを最小限抑えることが期待できる。なお、ライナー膜260は、シリコン窒化膜P−SiNに代えて、プラズマCVD法により形成される酸窒化膜P−SiONやシリコン酸化膜P−SiO2 を適用しても、絶縁膜層210の炭素含有酸化シリコンSiOCとの屈折率差を大きく保持でき、同様の効果が得られる。
<第3実施形態>
図4〜図4Aは、第3実施形態を説明する図である。構成部材は300番台で示し、第1実施形態と同様の構成部材には、第1実施形態と同様の10番台と1番台の番号を付して示す。
第3実施形態の固体撮像装置1Cは、電荷生成部302より外側に1つの中空部350を配置するととともに、層間絶縁膜としてシリコン酸化膜を適用する点に特徴がある。前述の第2実施形態に対しても、同様に適用できる。
中空部350の形成方法は、基本的には第1実施形態と同様であるが、電荷生成部302と対面する位置に導波路340および中空部350を形成するためのパターニング時に、図4A(1)に示すような対処を採る。すなわち、電荷生成部302の外縁より外側に中空部350が配置されるように、中空部350の部分にレジスト306が存在しない状態でパターニングする。
次に、図4A(2)に示すように、絶縁膜層310(層間絶縁膜311〜315)とバリア絶縁膜330(331〜334)をドライエッチング法にて開口することで、導波路340用の開口部342を形成し、中空部350用の開口部352も同時に形成する。
導波路340を形成するための工程とは別に中空部350を形成するための工程を設ける必要がなく、少ない工程数で固体撮像装置1Cを製造でき、コスト低減に繋がる。また、導波路340と中空部350の間に絶縁膜層310の材料が介在することになるので、特許文献2よりも、反射界面が増え、電荷生成部302から外れた光を漏れなく電荷生成部302へ戻す効果が、より高まる。
また、第3実施形態の固体撮像装置1Cは、電荷生成部302の外縁より外側に中空部350を設置しているので、第1実施形態の固体撮像装置1Aとの対比では、次のような作用効果の違いがある。すなわち、中空部350が受光部の一例である電荷生成部302よりも外側にあることで、本来は取り逃がしていた低い角度から入射して来る斜め光についても漏れなく電荷生成部302へ導くことができる。
<第4実施形態>
図5〜図5Bは、第4実施形態を説明する図である。構成部材は400番台で示し、第1実施形態と同様の構成部材には、第1実施形態と同様の10番台と1番台の番号を付して示す。
第4実施形態の固体撮像装置1Dは、導波路440の周りに複数の中空部450が環状に存在するととともに、層間絶縁膜としてシリコン酸化膜を適用する点に特徴がある。つまり、1つの電荷生成部402に対して中空部450を複数設置する点に特徴がある。前述の第2実施形態に対しても、同様に適用できる。
複数の中空部450が環状に存在するとは、複数の中空部450のそれぞれが、平面視したときに、全体として概ね輪のようになっていればよく、一部が途切れていてもよい。
たとえば、図5に示す第1例では、矩形の電荷生成部402の外縁を概ね取り囲むように8角形の1つ目の中空部450_1が配置されている。そして、1つ目の中空部450_1のさらに外側に2つ目の中空部450_2が配置されている。中空部450_2は、電荷生成部402の四辺と対向する位置で途切れるように、電荷生成部402の四隅に対応する位置に、中空部450_21 ,450_22 ,450_23 ,450_24 が配置されて構成されている。
図5Aに示す第2例では、矩形の電荷生成部402の外縁よりも内側に概ね内接するように8角形の1つ目の中空部450_1が配置されている。そして、1つ目の中空部450_1のさらに外側に2つ目の中空部450_2が配置されている。2つ目の中空部450_2は、電荷生成部402の4隅と対応する位置で途切れるように、電荷生成部402の四辺と対向する位置に、中空部450_21 ,450_22 ,450_23 ,450_24 が配置されて構成されている。
第1例および第2例の何れにおいても、2つ目の中空部450_2は、輪が分断されているが、平面視したときには、4つの中空部450_21 ,450_22 ,450_23 ,450_24 の集合で見たとき、全体として概ね輪のようになっている。それらを繋いで、1つ目の中空部450_1と同様に完全な輪にしてもよい。
複数の中空部450の形成方法は、基本的には第1実施形態と同様であるが、電荷生成部402と対面する位置に導波路440および中空部450を形成するためのパターニング時に、図5B(1)に示すような対処を採る。
電荷生成部402の外縁より内側に1つ目の中空部450_1が配置されるように中空部450_1の部分にレジスト406が存在しない状態でパターニングする。さらに、中空部450_1を取り囲む位置に他の中空部450_x(中空部450_2:中空部450_21 ,450_22 ,450_23 ,450_24 )の部分にレジスト406が存在しない状態でパターニングする。図5Bでは、図5Aに示す第2例の場合で示す。
次に、図5B(2)に示すように、絶縁膜層410(層間絶縁膜411〜415)とバリア絶縁膜430(431〜434)をドライエッチング法にて開口することで、導波路440用の開口部442を形成し、中空部450用の開口部452も同時に形成する。
導波路440を形成するための工程とは別に中空部450を形成するための工程を設ける必要がなく、少ない工程数で固体撮像装置1Dを製造でき、コスト低減に繋がる。また、導波路440と中空部450の間に絶縁膜層410の材料が介在することになるので、特許文献2よりも、反射界面が増え、電荷生成部402から外れた光を漏れなく電荷生成部402へ戻す効果が、より高まる。
また、第4実施形態の固体撮像装置1Dは、1つの電荷生成部402に対して複数の中空部450を設置しているので、第1実施形態の固体撮像装置1Aとの対比では、次のような作用効果の違いがある。すなわち、中空部が複数存在することにより、界面がさらに増えることで従来は取り逃がしていた低い角度から入射して来る斜め光についても漏れなく受光部の一例である電荷生成部402へ導くことができる。また、図5Aのように中空部450_1と中空部450_21,あるいは中空部450_1と中空部450_22の間に斜め光を閉じ込めることで、隣接画素への進入を防止(ブロック)することができる。
以上、本発明について実施形態を用いて説明したが、本発明の技術的範囲は前記実施形態に記載の範囲には限定されない。発明の要旨を逸脱しない範囲で前記実施形態に多様な変更または改良を加えることができ、そのような変更または改良を加えた形態も本発明の技術的範囲に含まれる。
また、前記の実施形態は、クレーム(請求項)にかかる発明を限定するものではなく、また実施形態の中で説明されている特徴の組合せの全てが発明の解決手段に必須であるとは限らない。前述した実施形態には種々の段階の発明が含まれており、開示される複数の構成要件における適宜の組合せにより種々の発明を抽出できる。実施形態に示される全構成要件から幾つかの構成要件が削除されても、効果が得られる限りにおいて、この幾つかの構成要件が削除された構成が発明として抽出され得る。
たとえば、前記実施形態では、光透過層170上に色分離フィルタ180やマイクロレンズ190を設けていたが、これらを設けることは必須ではない。ただし、マイクロレンズ190を設けない場合、導波路140のみでの導光になるので集光効率が低下するのは否めない。
また、前記実施形態では、絶縁膜層110と金属配線層120との間にバリア絶縁膜130を設けているが、金属配線層120を銅配線構造としないときには、バリア絶縁膜130は不要である。
1A,1B,1C,1D…固体撮像装置、100,200,300,400…基板、102,202,302,402…電荷生成部、104,204,304,404…絶縁膜層、106,206,306,406…レジスト、110,210,310,410…絶縁膜層、120,220,320,420…金属配線層、130,230,330,430…バリア絶縁膜、140,240,340,440…導波路、142,242,342,442…開口部、150,250,350,450…中空部、152,252,352,452…開口部、160,260,360,460…ライナー膜、170,270,370,470…光透過層、180,280,380,480…色分離フィルタ、190,290,390,490…マイクロレンズ

Claims (16)

  1. 信号電荷を生成する電荷生成部が表面層に設けられている基板と、
    前記基板の上面を覆う層と、
    前記基板の上面を覆う層に設けられた、前記電荷生成部と対応する位置の導波路および、当該導波路よりも外側の中空部と、
    少なくとも前記中空部が空密となるように、前記基板の上面を覆う層上に設けられた光透過性の層と、
    を備えた固体撮像装置。
  2. 前記導波路は、光透過性の材料により埋められている
    請求項1に記載の固体撮像装置。
  3. 前記導波路は、当該導波路の壁面および前記基板の上面を一体的に覆う光透過性の保護層で埋められ、さらに、残りの部分が当該保護層とは異なる光透過性の材料により埋められている
    請求項2に記載の固体撮像装置。
  4. 前記保護層は、前記基板の上面を覆う層よりも屈折率が高い材料の膜である
    請求項3に記載の固体撮像装置。
  5. 前記基板の上面を覆う層は、シリコン酸化膜よりも誘電率が低い材料の膜である
    請求項1〜4の内の何れか一項に記載の固体撮像装置。
  6. 前記基板の上面を覆う層は、層間絶縁膜と、銅を配線材料とする金属配線層と、前記層間絶縁と前記金属配線層の間に設けられ前記銅のイオン拡散を抑制する絶縁膜を含む
    請求項1〜5の内の何れか一項に記載の固体撮像装置。
  7. 前記電荷生成部の外縁よりも外側の位置に前記中空部が設けられている
    請求項1〜6の内の何れか一項に記載の固体撮像装置。
  8. 前記中空部が複数設けられている
    請求項1〜7の内の何れか一項に記載の固体撮像装置。
  9. 信号電荷を生成する電荷生成部が表面層に設けられている基板上に、その上面を覆う層を形成する工程と、
    前記基板の上面を覆う層において、前記電荷生成部と対応する位置に導波路用の開口部を形成するとともに、当該導波路よりも外側に中空部用の開口部を形成する工程と、
    前記基板の上面を覆う層上に光透過性の層を形成するとともに、当該光透過性の層により前記中空部用の開口部を空密とし間口を塞ぐ工程と、
    を備える固体撮像装置の製造方法。
  10. 前記導波路用の開口部を光透過性材料で埋める工程
    をさらに備える請求項9に記載の固体撮像装置の製造方法。
  11. 前記中空部用の開口部を空密とし間口を塞ぐ工程を、前記基板の上面を覆う層の上面および前記導波路用の開口部の壁面を覆い、かつ、前記中空部用の開口部を空密とし間口を塞ぐように、光透過性の保護層を形成することで実現する
    請求項9または10に記載の固体撮像装置の製造方法。
  12. 前記保護層を形成する工程では、前記保護層を前記中空部用の開口部の間口でオーバーハングさせることで、前記中空部用の開口部を空密とし間口を塞ぐように、前記保護層の材料を設定する、および/または、ガス流量比、高周波パワー、圧力、温度などの製造条件を設定する
    請求項11に記載の固体撮像装置の製造方法。
  13. 前記保護層を形成する工程では、前記保護層が前記導波路用の開口部の間口でオーバーハングするとき、当該間口を塞がないように、前記保護層の材料を設定する、および/または、ガス流量比、高周波パワー、圧力、温度などの製造条件を設定する
    請求項11または12に記載の固体撮像装置の製造方法。
  14. 前記保護層を、前記基板の上面を覆う層よりも屈折率が高い材料の膜で形成する
    請求項11〜13の内の何れか一項に記載の固体撮像装置の製造方法。
  15. 前記基板の上面を覆う層を形成する工程は、シリコン酸化膜よりも誘電率が低い材料の膜で前記基板の上面を覆う層を形成する
    請求項9〜14の内の何れか一項に記載の固体撮像装置の製造方法。
  16. 前記基板の上面を覆う層を形成する工程は、層間絶縁膜を形成する工程と、銅を配線材料とする金属配線層を形成する工程と、前記層間絶縁と前記金属配線層の間に前記銅のイオン拡散を抑制する絶縁膜を形成する工程を含む
    請求項9〜15の内の何れか一項に記載の固体撮像装置の製造方法。
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