JP2010198670A - 記録媒体と、それを用いる電子機器 - Google Patents

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Abstract

【課題】本発明は、記録媒体と、それを用いる電子機器に関するもので、衝撃発生時でも、元の読取層への復元動作が行えるようにすることを目的とするものである。
【解決手段】そして、この目的を達成するために本発明は、中心部に回転駆動用貫通孔2Aが形成された円板状の記録媒体であって、この記録媒体内の厚さ方向には、複数の渦巻状のホログラム層3が、所定間隔で、多層状態に形成され、これら各渦巻状のホログラム層3は、情報記録用のホログラムで構成され、かつ各渦巻状のホログラム層3の内周側のホログラム4Gには、層検出情報が記録された構成としたものである。
【選択図】図4

Description

本発明は、記録媒体と、それを用いる電子機器に関するものである。
近年、記録容量を大きくするために、下記特許文献1に示すごとく、記録媒体に多層記録することが種々提案されている。
すなわち、下記特許文献1に示すものでは、円板状の記録媒体内の厚さ方向に、複数のホログラム層を多層状態で設けているので、記録容量は極めて大きくなる。
この特許文献1に示した従来例の特徴点は、記録媒体にホログラム層を予め設けているので、この記録媒体への記録時でも、再生時でも、記録媒体の片側から、そのホログラム層に向けて光を照射すれば良いという点である。
すなわち、記録時には、記録媒体の片側から、そのホログラム層の記録部分のホログラムに光を照射し、光学的な変質を起こさせ、ホログラムを消失させる部分と、光を照射せず、ホログラムを残存させる部分とを形成することで、デジタル的な記録を行うことが出来る。
また、再生時にも、記録媒体の片側から、そのホログラム層のホログラムの消失部分と、ホログラムの残存部分に光を照射し、そこからの反射光を読み取れば、デジタル的な再生を行うことが出来る。
米国特許第7388695号明細書
上述したように、円板状の記録媒体の内部に、複数層のホログラム層を設けたものでは、記録容量が極めて多くなるが、例えば、記録の読み取り時に衝撃が加わると、光供給手段から記録媒体への光照射部分が、現読取層から他の層へと移動して(飛んで)しまい、この時には衝撃移動後の層が何層目かを判別することが出来ないので、元の読取層への復元動作が行えないという課題があった。
そこで、本発明は、衝撃発生時でも、元の読取層への復元動作が行えるようにすることを目的とするものである。
そして、この目的を達成するために本発明は、中心部に回転駆動用貫通孔が形成された円板状の記録媒体であって、この記録媒体内の厚さ方向には、複数の渦巻状のホログラム層が、所定間隔で、多層状態に形成され、これら各渦巻状のホログラム層は、情報記録用のホログラムで構成され、かつ各渦巻状のホログラム層の内周側のホログラムには、層検出情報が記録された構成とし、これにより所期の目的を達成するものである。
以上のように本発明は、中心部に回転駆動用貫通孔が形成された円板状の記録媒体であって、この記録媒体内の厚さ方向には、複数の渦巻状のホログラム層が、所定間隔で、多層状態に形成され、これら各渦巻状のホログラム層は、情報記録用のホログラムで構成され、かつ各渦巻状のホログラム層の内周側のホログラムには、層検出情報が記録された構成としたものであるので、衝撃発生時の復元動作が行えるようになる。
すなわち、本発明では、各渦巻状のホログラム層の内周側のホログラムに、層検出情報を記録させたものであるので、衝撃発生時には、衝撃移動後の層から、その層の内周側へと光供給手段による光照射部分を移動させ、その後この内周側のホログラムに記憶させた層検出情報を読み取ることで、移動後の層を検出することが出来、その結果として元の読取層への復元動作が行えるようになるのである。
以下、本発明の一実施形態を、添付図面を用いて説明する。
図1は記録媒体として、ホログラムディスク(MH)、CD、DVD、BDを記録、再生することが出来る電子機器を示している。
先ずは記録媒体として、ホログラムディスク(MH)を用いた場合における、記録、再生について説明する。
図1に示したホログラムディスク(MH)1は、図2に示すように円板状の板体2で構成され、その中心部分に形成した回転駆動用貫通孔2Aには、駆動軸(図示せず)が挿入され、これによりホログラムディスク(MH)1は回転駆動されるようになっている。
本実施形態で用いるホログラムディスク(MH)1は図1に示すように、板体2の内部にあらかじめ複数の渦巻状のホログラム層3が所定間隔をおいて形成されたものである。
また、各渦巻状のホログラム層3は、図2、図3からも理解されるように、渦巻状のホログラム帯4により構成したものであるが、各層の渦巻状のホログラム帯4は、それぞれ上、下層の渦巻状のホログラム帯4とは分離されている。つまり、各層の渦巻状のホログラム帯4の外周端、内周端とも、それぞれ上、下方向に所定間隔をおいて配置されている。
本実施形態では、上記(特許文献1)の技術を利用し、板体2の内部に、上、下に所定間隔をおいて配置された複数の渦巻状のホログラム帯4よりなる渦巻状のホログラム層3を形成したものであって、記録時には渦巻状のホログラム帯4に光を照射して光学的な変質を起こさせ、その部分の渦巻状のホログラム帯4を消失(例えばデジタル信号の0)させ、また光を照射しない部分の渦巻状のホログラム帯4は元の状態、つまり非消失(例えばデジタル信号の1)の状態として保持し、これにより円周方向に、断続的な「0」「1」のデジタル記録が行えるものである。
そして、再生時には、前記「0」「1」のデジタル信号を読み取って、再生を行うのである。
本実施形態における特徴点の一つは、図2、図3に示すごとく、渦巻状のホログラム層3の一層毎が、連続した渦巻状のホログラム帯4により構成されていることである。
各渦巻状のホログラム帯4は、図3に示すごとく上、下方向に複数の干渉縞を有するものであり、これら上、下方向の干渉縞のうち、上、下方向の中間層部分(例えば4X)は幅(渦巻状のホログラム帯4の長手方向に直行する方向)が広く、その中間層部分(例えば4X)から上方の上方層(例えば4Y)になればなるほど幅は狭くなっており、また前記中間層部分(例えば4X)から下方の下方層(例えば4Z)になればなるほど幅が狭くなっている。
以下、図1〜図3を用いて、ホログラムディスク(MH)1に形成した渦巻状のホログラム帯4への記録、再生について説明する。
図1のレーザダイオード5から出射された青色のレーザ光(405nm)は、リレーレンズ6、ビームスプリッタ7、液晶式の1/2波長板8、球面収差補正素子9、ビームスプリッタ10、1/4波長板11を通過し、レンズ12を介して渦巻状のホログラム層3の目的とする層(深さ方向で目的とする層)の渦巻状のホログラム帯4に照射される。
なお、目的とする層(深さ方向の層)に焦点を合わせるためには、レンズ12とホログラムディスク(MH)1との距離を可変することとしている。
記録時においては、渦巻状のホログラム帯4に照射するレーザ光を強く(読み取り時の約10倍)しており、これによりレーザ光が照射された部分の渦巻状のホログラム帯4は光学的な変性を起こして、その部分のホログラムが消失し、またレーザ光が照射されなかった部分の渦巻状のホログラム帯4は光学的な変性は起こさず、非消失状態となる。つまりこれによりデジタル的な、いわゆる「0」「1」のデジタル信号による記録が行われる。
なお、ビームスプリッタ7は青色のレーザ光は通過させるが、赤色や赤外のレーザ光は通過させないものである。
また液晶式の1/2波長板8は、電圧印加により偏光方向を変えるものであるが、この図1の場合は、0FF状態である。
さらにビームスプリッタ10は、P偏光を通過させ、S偏光は反射させるものである。
次に、再生について説明する。
図1における破線は信号再生時を示し、この時は渦巻状のホログラム帯4に照射するレーザ光を弱く(記録時の1/10)しているので、渦巻状のホログラム層3の渦巻状のホログラム帯4に光学的な変性は発生せず、ひたすら渦巻状のホログラム帯4からの反射光を受光素子13で受光し、再生信号を得るようにしている。
渦巻状のホログラム帯4からの反射光は、レンズ12に到達する前に一度1/4波長板11を通過しているので、反射光として再度この1/4波長板11を通過することでP偏光からS偏光となり、よってビームスプリッタ10で反射され、次に球面収差補正素子14、BDのトラッキング用素子15、焦点調整レンズ16を介して上述のごとく受光素子13に到達し、読み取りが行われるようになっている。
以上の説明で、基本的な構成と動作が理解されたところで、以下に各部の特徴点について説明する。
本実施形態においては、記録時、上記レーザダイオード5から出射された青色のレーザ光は、目的とする層の渦巻状のホログラム帯4に照射され、その照射部分の渦巻状のホログラム帯4を消失させることになる。
図4における4A、4B部分が、この渦巻状のホログラム帯4の消失エリア(デジタル信号の例えば0)となり、このうち消失エリア4Aは単発の消失エリアで、4Bは渦巻状のホログラム帯4の長手方向に、渦巻状のホログラム帯4の消失エリア4Aが連続形成された状態を示している。
また、これらの消失エリア4A、4B以外の渦巻状のホログラム帯4は、例えば非消失エリア(デジタル信号の例えば1)4C、4Dとなっており、このうち非消失エリア4Cは単発的な非消失エリアで、4Dは非消失エリア4Cが連続形成された状態を示している。
本実施形態においては、図4の消失エリア4Aに示した5Aが、上記レーザダイオード5から出射され、渦巻状のホログラム帯4に照射された青色のレーザ光(円形光)を示している。
ここで重要なことは、本実施形態の記録時においては、図5に示すごとく、渦巻状のホログラム帯4に照射する青色のレーザ光(円形光)5Aは、エネルギーレベルKを超えた部分が、渦巻状のホログラム帯4の長手方向に直交する方向の幅よりも小さくなるようにしていることであり、これにより本実施形態では記録時のレーザ光(円形光)5Aを、以降は図5の小径の5aと表現する。
そして、さらに特徴的なことは、記録時のこの小径のレーザ光(円形光)5aを図4のごとく、渦巻状のホログラム帯4の長手方向の両側に非照射部分が出来るように、長手方向の中心線部分を掃引する状態で照射することである。
つまり、このようにすれば、記録時に図4に示すように、レーザダイオード5からレーザ光(円形光)5aを出射すれば、渦巻状のホログラム帯4の長手方向には、渦巻状のホログラム帯4の消失エリア4A、4Bと非消失エリア4C、4Dが形成されるが、さらに前記消失エリア4A、4Bであっても、渦巻状のホログラム帯4の長手方向に直交する方向の両側には、渦巻状のホログラム帯4の非消失エリア4E、4Fが形成される。
これらの非消失エリア4E、4Fにおいては、図3から理解されるようにホログラム(4X、およびその近傍のホログラム)が存在しており、本実施形態ではこのように非消失エリア4E、4Fであっても残存しているホログラム(4X、およびその近傍のホログラム)をトラッキング情報として活用するものである。
勿論、非消失エリア4C、4Dにおいては、渦巻状のホログラム帯4の長手方向に直交する両側には、同じく図3に示すホログラム(4X、およびその近傍のホログラム)が存在しているので、結論として渦巻状のホログラム帯4の長手方向に直交する両側には、トラッキング情報エリアが形成された状態となっており、このトラッキング情報エリアからのトラッキング情報を活用し、適切なトラッキング制御を行うことが出来るようになる。
また、このようなトラッキング情報エリアは、内層の渦巻状のホログラム帯4であっても形成されているので、この内層の渦巻状のホログラム帯4への記録、再生時にも、このトラッキング情報エリアからのトラッキング情報を活用し、適切なトラッキング制御を行うことが出来るようになるのである。
また、このようなトラッキング情報エリアは、消失エリア4A、4Bであっても、渦巻状のホログラム帯4の長手方向に直交する方向の幅の両側に非消失エリア4E、4Fを残すだけで形成することができるので、極めて安定的に形成出来るものとなる。
図6、図7は上記トラッキング情報エリアからのトラッキング情報によりトラッキングを行う状態を説明するものである。
なお、トラッキング制御としては位相差法や、3ビーム法が存在し、それらの制御は良く知られたものであるので、本実施形態では、この部分については簡単な説明にとどめる。
図6は、再生時におけるトラッキング制御を示している。この時、レーザダイオード5から照射されるレーザ光(円形光)5Aは、再生時であるので、渦巻状のホログラム帯4に実際に現れる大きさの5Aとしている。
このようなレーザ光(円形光)5Aが渦巻状のホログラム帯4に掃引、照射されると渦巻状のホログラム帯4の長手方向に直交する両側に存在するトラッキング情報エリアからのトラッキング情報により受光素子13に接続された位相比較器(図7の13A)では、内外へのずれが検出される。
図7(b)はトラッキングずれの無い状態で、この時には、位相を考慮した位相比較器13AでのA+CとB+Dの位相が同じ状態となるので、レンズ12のトラッキング制御は行われない。
図7(a)は、レーザ光(円形光)5Aが渦巻状のホログラム帯4の非消失エリア4F側に片寄った状態を示し、この時にはB+Dの位相がA+Cの位相よりも早く検出されるので、この非消失エリア4F側に片寄った状態が検出され、その結果としてレンズ12を中央に戻すトラッキング制御が行われる。
図7(c)は、レーザ光(円形光)5Aが渦巻状のホログラム帯4の非消失エリア4E側に片寄った状態を示し、この時にはA+Cの位相がB+Dの位相よりも早く検出されるので、この非消失エリア4E側に片寄った状態が検出され、その結果としてレンズ12を中央に戻すトラッキング制御が行われる。
以上のごとく、本実施形態によれば、トラッキング情報エリアからのトラッキング情報を活用し、適切なトラッキング制御を行うことが出来る。
本実施形態では、図2のごとく、板体2の内部に、上、下方向に所定間隔をおいて複数の渦巻状のホログラム層3を設けたものにおいて、各渦巻状のホログラム層3を構成する渦巻状のホログラム帯4の内周側のホログラム(図8の4G)に、層検出情報を記録している。
また、この内周側のホログラム(図8の4G)の両側にも、上述したトラッキング情報エリアが存在する。
なお、本実施形態では、上述のごとく一層毎の渦巻状のホログラム層3が、連続した渦巻状のホログラム帯4により構成されているので、前記ホログラム(図8の4G)は、各渦巻状のホログラム帯4の最内周部近傍に、何層目かを示す「1」「0」のデジタル信号を、レーザダイオード5からのレーザ光(円形光)5aにより書き込むか、あるいは、各渦巻状のホログラム帯4の作成時に、この内周部分に事前に作成してしまうか、により形成される。
そして、このように各渦巻状のホログラム層3を構成する渦巻状のホログラム帯4の最内周側のホログラム(図8の4G)に、何層目かを示す層検出情報を記録しておけば、各層への記録や再生時に、このホログラム(図8の4G)により、記録、あるいは再生するための目的とする渦巻状のホログラム層3を確認することができる。
また、図2、図3に示す各渦巻状のホログラム帯4の両側には、現在市販されているDVD等と同じようにアドレス情報(これらの図2、図3の図面の煩雑化を避けるために図示せず)が書き込まれているので、目的層の目的番地は、上記渦巻状のホログラム帯4の両側のアドレス情報で、確認できる構成となっている。
このアドレス確認についていま少し説明をすると、図4〜図6からも理解されるように、レーザ光(円形光)5Aは渦巻状のホログラム帯4よりも大きくなっているので、各層の渦巻状のホログラム帯4の両側にアドレス情報を書き込んでおけば、この各層毎のアドレス情報をレーザ光(円形光)5Aで簡単に読めるようになっているのである。
つまり、本実施形態では、上下に複数配置した各渦巻状のホログラム層3の目的とする場所は、先ず上述した各渦巻状のホログラム層3を構成する渦巻状のホログラム帯4の内周側のホログラム(図8の4G)で、何層目かを確認し、次に各渦巻状のホログラム帯4の両側のアドレス情報で、最終的なアドレス確認をすることで、最終的な確認が行える構成となっている。
そしてこのような目的場所(記録場所、あるいは再生場所)の確認をしながら記録や再生を行っている時に、衝撃が加わると、図9(a)の状態から、図9(b)のごとく、レンズ12が移動して(飛んで)しまう。
この状態になると、レンズ12が、移動後の今、何層目の渦巻状のホログラム層3にスポット位置(記録場所、あるいは再生場所)があるのかが判別できず、この図9(b)の状態から直ちに図9(a)の状態へと復帰させることは出来ない。
そこで、本実施形態では、図10に示す制御回路により、この図9(b)の状態から図9(a)の復帰動作を行わせる。
具体的には、上述した衝撃により、図9(b)の状態となると、図1に示した受光素子13を介して確認している位置情報が喪失状態となるので、これを図10に示した位置情報喪失検出部17が検出し、これを制御部18に伝達する。
制御部18は、駆動部19によりレンズ12を、図9(c)に示すごとく、図9(b)の状態から水平方向に、板体2の中心部分に形成した回転駆動用貫通孔2A側(内周側)へと移動させる。
この図9(c)に示す場所(内周側)までレンズ(光供給手段の一例)12が移動されると、その部分で直近のホログラム帯4Gから、何層目かを示す層検出情報を読み出し、これで位置情報認識部20により、何層目に移動したか(飛んだか)が、先ずは検出される。
制御部18は、この位置情報認識部20からの位置情報と、図9(a)に示している衝撃前の位置情報保持部21の位置情報とから、レンズ12の焦点が、先ずは図9(d)の位置(図9(a)と同じ層位置)になるように、このレンズ12を移動させ(レンズ12と板体2との相対距離が可変されるように移動させ)、次に移動後の渦巻状のホログラム帯4の両側に設けたアドレス情報を確認しながら、図9(d)の位置へとレンズ12を駆動部19により移動させ、これにより復帰動作が完了する。
なお、本実施形態において、各渦巻状のホログラム層3を構成する渦巻状のホログラム帯4内周側のホログラム(図8の4G)に、層検出情報を記録した理由は、円板状の板体2においては、内周側ほど、長期使用における変形が少ないということと、その極近傍の回転駆動用貫通孔2Aに、駆動軸(図示せず)が挿入され、保持されるので、レンズ12との間隔位置が安定することの、二つの理由からである。
本実施形態品では、上述したホログラムディスク(MH)1以外にも、他の情報媒体の記録、再生も行うことが出来る。
図11はレンズ22を、CD23の記録、再生用として活用する状態を示している。
つまり、CD23はレンズ22とは離れた面に信号を記録し、またはそこから信号を読み出すものであるので、レンズ12よりもNAが小さなレンズ22を活用する。
この場合、レーザダイオード24からは赤外光のレーザ光(785nm)が出射され、これがビームスプリッタ7で反射される。この時には、液晶式の1/2波長板8に電圧印加しているので、ビームスプリッタ7で反射された光はS偏光となり、次のビームスプリッタ10で反射される。
ビームスプリッタ10で反射した赤外光のレーザ光は、反射器25で反射され、1/4波長板26を通過後、レンズ22を介してCD23の目的とする部分に照射される。
この時は記録時であるので、CD23に照射するレーザ光を、読み取り時よりも強くしており、これによりレーザ光が照射されたCD23への記録が行える。
次にCD23の再生について説明する。
図11における破線は信号再生時を示し、この時はCD23に照射するレーザ光を、記録時よりも弱くしているので、ひたすらCD23からの反射波を受光素子13で受光し、再生信号を得るようにしている。
CD23からの反射波は、レンズ22に到達する前に一度1/4波長板26を通過しているので、反射波として再度通過することでS偏光からP偏光となり、よって反射器25で反射後、ビームスプリッタ10を通過し、次に球面収差補正素子14、BDのトラッキング用素子15、焦点調整レンズ16を介して上述のごとく受光素子13に到達するようになっている。
図12はレンズ22を、DVD27の記録、再生用として活用する状態を示している。
つまり、DVD27はレンズ22とは離れた面(中央部分)に信号を記録し、または読み出すものであるので、NAの小さなレンズ22が活用できる。
この場合、レーザダイオード24からは赤色のレーザ光(650nm)が出射され、これがビームスプリッタ7で反射される。この時、液晶式の1/2波長板8に電圧印加することでS偏光にし、これによりビームスプリッタ10で反射される。
ビームスプリッタ10で反射した赤外光のレーザ光は、反射器25で反射され、1/4波長板26を通過後、レンズ22を介してDVD27の目的とする部分に照射される。
この時は記録時であるので、DVD27に照射するレーザ光を、読み取り時よりも強くしており、これによりレーザ光が照射されたDVD27への記録が行える。
次にDVD27の再生について説明する。
図12における破線は信号再生時を示し、この時はDVD27に照射するレーザ光を、記録時よりも弱くしているので、ひたすらDVD27からの反射波を受光素子13で受光し、再生信号を得るようにしている。
DVD27からの反射波は、レンズ22に到達する前に一度1/4波長板26を通過しているので、反射波として1/4波長板26を再度通過することでS偏光からP偏光となり、よって反射器25で反射後、ビームスプリッタ10を通過し、次に球面収差補正素子14、BDのトラッキング用素子15、焦点調整レンズ16を介して上述のごとく受光素子13に到達するようになっている。
図13はレンズ12を、BD28の記録、再生用として活用する状態を示している。
つまり、BD28はレンズ12の近傍に信号を記録し、またはそこから信号を読み出すものであるので、NAの大きなレンズ12が活用できる。
先ずは、図13を用いて、BD28への記録について説明する。
レーザダイオード5から出射された青色のレーザ光(405nm)は、リレーレンズ6、ビームスプリッタ7、液晶式の1/2波長板8、球面収差補正素子9、ビームスプリッタ10、1/4波長板11を通過し、レンズ12を介してBD28の目的部分に照射される。
この時は記録時であるので、BD28に照射されるレーザ光を、読み取り時よりも強くしており、これによりレーザ光が照射されたBD28への記録が行われる。
なお、液晶式の1/2波長板8は電圧印加しておらず、偏光方向の変化は行われない。
次にBD28の再生について説明する。
図13における破線は信号再生時を示し、この時はBD28に照射するレーザ光を、記録時よりも小さくしているので、ひたすらBD28からの反射波を受光素子13で受光し、再生信号を得るようにしている。
BD28からの反射波は、レンズ12に到達する前に一度1/4波長板11を通過しているので、反射波として1/4波長板11を再度通過することでP偏光からS偏光となり、よってビームスプリッタ10で反射され、次に球面収差補正素子14、BDのトラッキング用素子15、焦点調整レンズ16を介して上述のごとく受光素子13に到達するようになっているのである。
以上のように本発明は、中心部に回転駆動用貫通孔が形成された円板状の記録媒体であって、この記録媒体内の厚さ方向には、複数の渦巻状のホログラム層が、所定間隔で、多層状態に形成され、これら各渦巻状のホログラム層は、情報記録用のホログラムで構成され、かつ各渦巻状のホログラム層の内周側のホログラムには、層検出情報が記録された構成としたものであるので、衝撃発生時の復元動作が行えるようになる。
すなわち、本発明では、各渦巻状のホログラム層の内周側のホログラムに、層検出情報を記録させたものであるので、衝撃発生時には、衝撃移動後の層から、その層の内周側へと光供給手段による光照射部分を移動させ、その後この内周側のホログラムに記憶させた層検出情報を読み取ることで、移動後の層を検出することが出来、その結果として元の読取層への復元動作が行えるようになるのである。
このため、各種の電子機器の記録媒体として広く活用が期待される。
本発明の一実施形態を示すブロック図 本発明の一実施形態のホログラムディスク(記録媒体)を示す透視斜視図 図2の一部拡大透視図 本発明の一実施形態のホログラムディスク(記録媒体)を示す一部拡大平面図 図4のレーザ光(円形光)5Aのエネルギーレベルを示す特性図 図4の再生時を示す一部拡大平面図 図4の再生時のトラッキング制御を示す図 本発明の一実施形態のホログラムディスク(記録媒体)を示す拡大斜視図 (a)〜(d)は、動作説明を行うための図 本発明の一実施形態の制御回路を示すブロック図 本発明の一実施形態でCDの記録、再生時のブロック図 本発明の一実施形態でDVDの記録、再生時を示すブロック図 本発明の一実施形態でBDの記録、再生時を示すブロック図
1 ホログラムディスク(MH)
2 板体
2A 回転駆動用貫通孔
3 渦巻状のホログラム層
4 渦巻状のホログラム帯
4A,4B 消失エリア
4C,4D,4E,4F 非消失エリア
4G 内周部のホログラム帯
5,24 レーザダイオード
5A,5a レーザ光(円形光)
6 リレーレンズ
7,10 ビームスプリッタ
8 液晶式の1/2波長板
9,14 球面収差補正素子
11,26 1/4波長板
12,22 レンズ
13 受光素子
13A 位相比較器
15 トラッキング用素子
16 焦点調整レンズ
17 位置情報喪失検出部
18 制御部
19 駆動部
20 位置情報認識部
21 位置情報保持部
23 CD
25 反射器
27 DVD
28 BD

Claims (6)

  1. 中心部に回転駆動用貫通孔が形成された円板状の記録媒体であって、この記録媒体内の厚さ方向には、複数の渦巻状のホログラム層が、所定間隔で、多層状態に形成され、これら各渦巻状のホログラム層は、情報記録用のホログラムで構成され、かつ各渦巻状のホログラム層の内周側のホログラムには、層検出情報が記録された記録媒体。
  2. 各渦巻状のホログラム層の内周側のホログラムには、層検出情報が記録され、この層検出情報の両側のホログラムには、トラッキング情報が記録された請求項1に記載の記録媒体。
  3. 請求項1、または2に記載の記録媒体から記録情報を読み取る電子機器であって、前記記録媒体の回転駆動用貫通孔に挿入される駆動軸と、前記記録媒体の少なくとも一面側から、この記録媒体内の渦巻状のホログラム層に光を照射する光供給手段と、この光供給手段から前記渦巻状のホログラム層に照射され、この渦巻状のホログラム層から反射した反射光を読み取る受光手段とを備え、前記受光手段で読み取った前記記録媒体の層検出情報からの光情報により、この記録媒体の読取層を検出する制御部を設けた電子機器。
  4. 光供給手段を、記録媒体の内、外周側へと移動させる駆動手段を設け、光供給手段がアクセスする記録媒体の位置情報喪失時には、制御部により、前記駆動手段で、光供給手段を記録媒体の内周側へと移動させる構成とした請求項3に記載の電子機器。
  5. 前記駆動手段で、光供給手段を記録媒体の内周側へと移動させた後、この駆動手段により光供給手段を記録媒体の外周側へと移動させる構成とした請求項4に記載の電子機器。
  6. 光供給手段を、記録媒体の内、外周側へと移動させるとともに、この記録媒体との距離を可変させる駆動手段を設け、光供給手段がアクセスする記録媒体の位置情報喪失時には、制御部により、前記駆動手段で、先ず光供給手段を記録媒体の内周側へと移動させ、次にこの光供給手段と記録媒体との相対距離を可変し、その後この光供給手段を記録媒体の外周側へと移動させる構成とした請求項3に記載の電子機器。
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