JP2010197950A - カメラモジュール及びその組立方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】簡単な組立工程で良好な光学性能を得ることができるカメラモジュール及びその組立方法を提供することができる。
【解決手段】鏡筒部材10内に、撮像素子61上に結像させる複数のレンズ20、40を挿入し、この鏡筒部材10に、撮像素子61を搭載した基板60を結合するレンズモジュール100において、鏡筒部材10に、複数のレンズ20、40を挿入した状態においてさらに仮保持部材としてのスペーサ板50を挿入し、このスペーサ板50と鏡筒部材10との間に、スペーサ板50を鏡筒部材10に保持し複数のレンズ20、40を抜け止める仮止構造(仮保持溝53、仮保持突条16)を設けた。
【選択図】図1
【解決手段】鏡筒部材10内に、撮像素子61上に結像させる複数のレンズ20、40を挿入し、この鏡筒部材10に、撮像素子61を搭載した基板60を結合するレンズモジュール100において、鏡筒部材10に、複数のレンズ20、40を挿入した状態においてさらに仮保持部材としてのスペーサ板50を挿入し、このスペーサ板50と鏡筒部材10との間に、スペーサ板50を鏡筒部材10に保持し複数のレンズ20、40を抜け止める仮止構造(仮保持溝53、仮保持突条16)を設けた。
【選択図】図1
Description
本発明は、カメラモジュール及びその組立方法に関する。
カメラモジュールは携帯電話機や携帯ゲーム機などに搭載されており、200〜500万画素程度の比較的高い解像度を実現するタイプと、10万画素程度の比較的低い解像度を実現するタイプとに大別される。本出願人は、後者のタイプのいわゆるVGA(Video Graphic Array)カメラモジュールの開発を進めている(特許文献1)。
特許文献1で本出願人が提案したカメラモジュールは、撮像素子を載置した基板と、この基板上に固定されるベースと、このベースに固定され複数のレンズを含むレンズ群を保持する鏡筒とを有している。ベースの内周面と鏡筒の外周面にはそれぞれ互いに螺合するネジ部が形成されており、これらネジ部の螺合深さ(螺合量)を調整して、基板に載置された撮像素子と鏡筒に保持されたレンズ群を相対移動させることにより、撮像素子とレンズ群の焦点合わせをしている。このようなカメラモジュールを組み立てる場合、複数のレンズを鏡筒内に挿入して接着するステップと、鏡筒に固定されたベースに撮像素子を搭載した基板を接着するステップが必須であった。
しかしながら、上記従来のカメラモジュールは、(鏡筒とベースからなる)鏡筒部材とレンズの接着ステップと、同鏡筒部材と基板の接着ステップとの2つの接着ステップを要しているので、組立工程が複雑である。特に、鏡筒部材とレンズを接着する接着剤にひけが発生すると、レンズ形状やレンズ間距離に影響が及んで光学性能が低下する虞がある。
本発明は、以上の問題意識に基づいてなされたものであり、簡単な組立工程で良好な光学性能を得ることができるカメラモジュール及びその組立方法を提供することを目的とする。
本発明のカメラモジュールは、鏡筒部材内に、撮像素子上に結像させる複数のレンズを挿入し、この鏡筒部材に、上記撮像素子を搭載した基板を結合するレンズモジュールにおいて、上記鏡筒部材に、上記複数のレンズを挿入した状態においてさらに仮保持部材を挿入し、この仮保持部材と鏡筒部材との間に、該仮保持部材を鏡筒部材に保持し上記複数のレンズを抜け止める仮止構造を設けたことを特徴としている。
上記仮止構造は、上記仮保持部材の外周部と鏡筒部材の内周部の一方と他方にそれぞれ形成した少なくとも一対の仮保持溝と仮保持突条とを備え、この仮保持突条の頭部は、仮保持溝に仮保持突条を挿入した状態で、両者の脱落を防ぐ抜止頭部に加工することができる。
上記仮保持部材は、上記複数のレンズと撮像素子の間隔を定めるスペーサ部材とすることができる。
上記基板は鏡筒部材に接着固定され、該基板上の撮像素子、上記仮保持部材、及び複数のレンズが相互に当接してそれぞれの光軸方向の位置を定めることができる。
本発明のカメラモジュールの組立方法は、鏡筒部材内に、撮像素子上に結像させる複数のレンズを挿入し、この鏡筒部材に、上記撮像素子を搭載した基板を結合するレンズモジュールの組立方法であって、上記鏡筒部材内に、上記複数のレンズを挿入するステップ;上記鏡筒部材内に、さらに該鏡筒部材及び複数のレンズとは別部材からなる仮保持部材を挿入するステップ;上記仮保持部材と鏡筒部材を仮止めし、上記複数のレンズを抜け止めるステップ;及び上記基板と鏡筒部材を固定するステップ;を有することを特徴としている。
上記仮止めステップは、上記仮保持部材の外周部と鏡筒部材の内周部の一方と他方にそれぞれ形成した少なくとも一対の仮保持溝と仮保持突条を互いに係合させるステップと、上記仮保持溝と仮保持突条を係合させた状態で、上記仮保持突条の頭部を、両者の脱落を防ぐ抜止頭部に加工するステップとを含ませることができる。
上記抜止頭部加工ステップは、熱かしめによって実行するのが実際的である。
上記仮保持部材は、上記複数のレンズと撮像素子の間隔を定めるスペーサ部材とすることができる。
上記基板と鏡筒部材を固定するステップにおいて、該基板上の撮像素子、仮保持部材、及び複数のレンズを相互に当接させて光軸方向の位置を定めることができる。
本発明によれば、簡単な組立工程で良好な光学性能を得ることができるカメラモジュール及びその組立方法が得られる。
本実施形態のカメラモジュール100は、鏡筒部材10、この鏡筒部材10内に順に挿入される第1レンズ20、絞板30、第2レンズ40、フィルタ70及びスペーサ板50を有し、さらに、撮像素子61を搭載した基板60を備えている。撮像素子61を搭載した基板60は、市販品として供給されるものであり、鏡筒部材10に最終的に結合される。撮像素子61以外の要素は、合成樹脂材料の成形品からなっている。図1はこれら要素を組み合わせて結合した組立完了状態を示しており、以下の説明では、便宜上、図1の上部を各要素の上部とし、カメラモジュール100の光軸方向をX方向、光軸と直交する方向をY方向とする。
各要素を説明する。鏡筒部材10は、図2に上下を反転させて単体形状を示すように、下方の矩形の台枠部11と、この矩形台枠部11より小径の上方の円筒状部12を有し、円筒状部12の上端部は光束取入穴13を有する上端板部14で閉塞されている。矩形台枠部11と円筒状部12の間は、光軸直交壁(遮光壁)15で接続されている。円筒状部12の内円筒面(光軸中心嵌合部)12Aの内径D1は、第1レンズ20と第2レンズ40の光軸直交Y方向の位置基準となるもので、高精度に成形されている。上端板部14の内面には、その周縁部に、環状の光軸X方向基準面14Aが形成されている。以下、「光軸X方向基準面」は、光軸Xと直交する基準面を意味する。
第1レンズ20は、図3に上下を反転させて単体形状を示すように、中心部の上側(光束取入穴13側)に凸の正メニスカスレンズ部21と、この正メニスカスレンズ部21の周縁の環状平板部22とを有し、この環状平板部22の下方に、光軸中心の複数(図示例では、等角度間隔で3個)の弧状の基準突起(足部)23が形成されている。基準突起23は、第1レンズ20の有効径部(正メニスカスレンズ部21)の外側の仮想円上に設けられている。環状平板部22は、鏡筒部材10の内円筒面12Aに対して大きなクリアランスをもって嵌まる外径を有している(図1ではこのクリアランスを誇張して描いている)。つまり、環状平板部22と内円筒面12Aの嵌合部分は、第1レンズ20の光軸直交Y方向の位置精度に関与しない。一方、複数の弧状の基準突起23によって形成される不連続な内円筒面(光軸中心嵌合部)23Aは、高い寸法精度の径D2を有するように成形されている。環状平板部22の上面周囲には、上端板部14の光軸X方向基準面14Aに当接する光軸X方向基準面22Aが形成されており、環状平板部22の下面の基準突起23の内側は、光軸と直交する絞隙間形成面22Bを構成し、基準突起23の下面は、光軸X方向基準面23Bを構成する。
第2レンズ40は、上下を反転させた図4に示すように、中心部の上側(第1レンズ20側)に凸の正メニスカスレンズ部41と、この正メニスカスレンズ部41の周縁の嵌合外筒状部42と、この嵌合外筒状部42のさらに周縁の位置決定環状部43とを有している。嵌合外筒状部(光軸中心嵌合部)42は、第1レンズ20の基準突起23の内円筒面23A内に高い嵌合精度で嵌合するもので、この光軸中心嵌合部分で、第2レンズ40の第1レンズ20に対する光軸直交Y方向の位置精度が出される(第1レンズ20と第2レンズ40の光軸が正しく一致する)。また、位置決定環状部43の外円筒面(光軸中心嵌合部)43Aは、円筒状部12の内円筒面12Aに高い寸法精度で嵌合し、鏡筒部材10の円筒状部12に対する第2レンズ40の光軸直交Y方向の位置が定まる。つまり、鏡筒部材10の円筒状部12に嵌合される第1レンズ20と第2レンズ40は、内円筒面12Aと位置決定環状部43(外円筒面43A)の嵌合関係、及び基準突起23(内円筒面23A)と嵌合外筒状部42の嵌合関係によって、光軸直交Y方向の位置が定まる。
位置決定環状部43の上面には、環状の光軸X方向基準面43Bが形成されている。この光軸X方向基準面43Bは、第1レンズ20の基準突起23の光軸X方向基準面23Bと当接して第1レンズ20と第2レンズ40の光軸X方向の位置を定める。
また、位置決定環状部43の下面には、光軸中心の複数(図示例では、等角度間隔で3個)の弧状の基準突起(足部)44が形成されており、この基準突起44の下面は、光軸X方向基準面44Aを構成している。
第2レンズ40の嵌合外筒状部42の上面には、環状の絞隙間形成面42Aが形成されており、この絞隙間形成面42Aと第1レンズ20の絞隙間形成面22Bとの間には、基準突起23の光軸X方向基準面23Bと位置決定環状部43の光軸X方向基準面43Bが当接した状態で、絞収納隙間(空間)P(図1)が形成されている。遮光材料からなる絞板30の厚さは、この絞収納隙間Pより薄く設定されており、外径は、複数の基準突起23によって形成される内円筒面23Aの径D2より若干小さく形成されている。従って、絞板30は、第1レンズ20と第2レンズ40の間で、浮動状態で(圧縮されることなく)支持されることとなり、絞板30の中心開口31によって、第1レンズ20と第2レンズ40の有効径の外側に入射する有害光束を遮光することができる。
スペーサ板50は、鏡筒部材10の矩形台枠部11内に収納されるもので、組立の途中工程で、以上の第1レンズ20、絞板30、第2レンズ40及びフィルタ70を鏡筒部材10内に仮保持する作用と、基板60を鏡筒部材10に結合した状態において、第1レンズ20、第2レンズ40及び基板60(撮像素子61)を正しい位置に保持する作用とを有する。このスペーサ板50は、図5に上下を反転した単体形状を示すように、全体として矩形をなし、中心部に光束透過開口51を有し、周辺部に、一対の互いに反対方向に突出する仮保持突起52を有している。仮保持突起52には、径方向外方に開いたU字溝53が形成されている。スペーサ板50の上下面には、環状の光軸X方向基準面50Aと50Bが形成されている。光束透過開口51は、絞板30とともに、絞(開口絞)機能を有する。第2レンズ40の基準突起44の内側は、スペーサ板50の光軸X方向基準面50Aとの間に、フィルタ70の収納空間を形成する凹部45を構成している。
一方、鏡筒部材10の矩形台枠部11の内面には、このU字溝53に対応させて一対の突条16が形成されており、スペーサ板50を矩形台枠部11内に嵌めるとき同時に、U字溝53に突条16を嵌めることで、大まかな矩形台枠部11に対するスペーサ板50の位置規制ができる(図6)。そして、この状態において突条16の先端を熱かしめして熱かしめ頭部16Pを形成すると(図7)、スペーサ板50が鏡筒部材10に対して仮保持される。この状態においては、鏡筒部材10の上下を反転させても鏡筒部材10内の第1レンズ20、絞板30、第2レンズ40、フィルタ70及びスペーサ板50は脱落することがない。
基板60は、以上の仮組立が完成した鏡筒部材10の矩形台枠部11内に、その撮像素子61を挿入した状態において、その周縁を矩形台枠部11の開口端面11Aに接着固定する。矩形台枠部11内に位置した撮像素子61は、その周縁部の撮像に関係しない位置決め面(光軸X方向基準面)61Aが、スペーサ板50の光軸X方向基準面50Bに当接する。この当接力によって、スペーサ板50は上方に押されてその光軸X方向基準面50Aが第2レンズ40の光軸X方向基準面44Aに当接し、さらに、光軸X方向基準面43Bと第1レンズ20の光軸X方向基準面23Bの当接関係、光軸X方向基準面22Aと鏡筒部材10の光軸X方向基準面14Aの当接関係によって、全ての光学要素の光軸X方向の位置が定まる。上述のように、第1レンズ20と第2レンズ40の光軸直交Y方向の位置は、鏡筒部材10の内円筒面12Aと第2レンズ40の外円筒面43Aの嵌合精度、及び第1レンズ20の基準突起23(内円筒面23A)と第2レンズ40の嵌合外筒状部42の嵌合精度によって定まっているから、以上で全ての光学要素の光軸X方向と光軸直交Y方向の位置が定まり、第1レンズ20及び第2レンズ40による被写体像が正しく撮像素子61上に結像する。
鏡筒部材10の開口端面11Aは、基板60(撮像素子61)の位置基準ではない。つまり、撮像素子61を鏡筒部材10の矩形台枠部11に挿入したとき、該基板60と開口端面11Aとの間には、誇張して示す隙間Qが生じるように寸法が設定されており、以上の位置決め状態で、接着剤17によって両者が結合される。
以上の構成のカメラモジュール100は、組立完成状態(使用状態)では、光束取入穴13から鏡筒部材10内に進入した撮影光束が、第1レンズ20の正メニスカスレンズ部21、第2レンズ40の正メニスカスレンズ部41、フィルタ70及びスペーサ板50の光束透過開口51を透過して、撮像素子61上に結像する。結像に関与する各光学要素の光軸X方向の位置及び光軸直交Y方向の位置は、上記組立行程で高精度に制御(確保)されており、何らの調整を必要としない。
次に、上述のように構成されたカメラモジュール100を組み立てる方法について説明する。
まず、鏡筒部材10の矩形台枠部11と円筒状部12を上に向けた状態で(図2)、円筒状部12に、第1レンズ20(図3)、絞板30、第2レンズ40(図4)及びフィルタ70を挿入し、さらに矩形台枠部11にスペーサ板(仮保持部材)50を挿入する。
次いで、スペーサ板50と鏡筒部材10を仮止めして、第1レンズ20、絞板30、第2レンズ40及びフィルタ70を鏡筒部材10から抜止める。具体的には、スペーサ板50のU字溝53と鏡筒部材10の仮保持突条16を互いに係合させた状態で(図6)、仮保持突条16の頭部を熱かしめして両者の脱落を防ぐ抜止頭部16Pに加工する(図7)。このとき、抜止頭部16Pが仮保持突起52を押圧することなく、スペーサ板50と鏡筒部材10が仮止めされる。
最後に、鏡筒部材10を上下に反転させて鏡筒部材10の矩形台枠部11と円筒状部12を下に向けた状態で、鏡筒部材10の開口端面11Aに撮像素子61を搭載した基板60の周縁部を接着剤17で固定する。
本実施形態の組立方法によれば、基板60を固定するために鏡筒部材10を上下に反転させても、スペーサ板50と鏡筒部材10が仮止めされているので、第1レンズ20、絞板30、第2レンズ40、フィルタ70及びスペーサ板50が鏡筒部材10から脱落することがない。
しかも、この仮止めは仮保持突条16の頭部を熱かしめして抜止頭部16Pに加工するだけで完了するので、組立が簡単である。また、仮止めに接着剤を使用しないので、接着剤のひけによりレンズ形状やレンズ間距離に影響が及んで光学性能が低下するといった弊害を防止することができる。さらに、抜止頭部16Pが仮保持突起52(スペーサ板50)を押圧せずに仮止めするので、第1レンズ20と第2レンズ40のレンズ形状やレンズ間距離が変化することはなく、良好な光学性能を得ることができる。
以上の実施形態では、スペーサ板(仮保持部材)50にU字溝(仮保持溝)53を設け、鏡筒部材10に仮保持突条16(抜止頭部16P)を設けているが、この位置関係を逆にして、鏡筒部材にU字溝を設け、スペーサ板に仮保持突条を設けて抜止構造とすることも可能である。
以上の実施形態は、仮止構造としてのU字溝(仮保持溝)53と仮保持突条16をそれぞれ一対設けているが、その数や位置は本発明の技術思想の範囲内で適宜変更可能である。例えば、スペーサ板(鏡筒部材)の周辺にU字溝(仮保持突条)を4つずつ設けて仮止構造をより強固にすることもできる。
100 カメラモジュール
10 鏡筒部材
11 矩形台枠部
11A 開口端面
12 円筒状部
12A 内円筒面(光軸中心嵌合部)
13 光束取入穴
14 上端板部
14A 光軸方向基準面
15 光軸直交壁
16 仮保持突条
16P 熱かしめ頭部
17 接着剤
20 第1レンズ
21 正メニスカスレンズ部
22 環状平板部
22A 光軸方向基準面
22B 絞隙間形成面
23 基準突起
23A 内円筒面(光軸中心嵌合部)
23B 光軸方向基準面
30 絞板
31 中心開口
40 第2レンズ
41 正メニスカスレンズ部
42 嵌合外筒状部(光軸中心嵌合部)
42A 絞隙間形成面
43 位置決定環状部
43A 外円筒面(光軸中心嵌合部)
43B 光軸方向基準面
44 基準突起
44A 光軸方向基準面
50 スペーサ板
50A 50B 光軸方向基準面
51 光束透過開口
52 仮保持突起
53 U字溝
60 基板
61 撮像素子
61A 位置決め面(光軸方向基準面)
70 フィルタ
P 絞収納隙間(空間)
10 鏡筒部材
11 矩形台枠部
11A 開口端面
12 円筒状部
12A 内円筒面(光軸中心嵌合部)
13 光束取入穴
14 上端板部
14A 光軸方向基準面
15 光軸直交壁
16 仮保持突条
16P 熱かしめ頭部
17 接着剤
20 第1レンズ
21 正メニスカスレンズ部
22 環状平板部
22A 光軸方向基準面
22B 絞隙間形成面
23 基準突起
23A 内円筒面(光軸中心嵌合部)
23B 光軸方向基準面
30 絞板
31 中心開口
40 第2レンズ
41 正メニスカスレンズ部
42 嵌合外筒状部(光軸中心嵌合部)
42A 絞隙間形成面
43 位置決定環状部
43A 外円筒面(光軸中心嵌合部)
43B 光軸方向基準面
44 基準突起
44A 光軸方向基準面
50 スペーサ板
50A 50B 光軸方向基準面
51 光束透過開口
52 仮保持突起
53 U字溝
60 基板
61 撮像素子
61A 位置決め面(光軸方向基準面)
70 フィルタ
P 絞収納隙間(空間)
Claims (9)
- 鏡筒部材内に、撮像素子上に結像させる複数のレンズを挿入し、この鏡筒部材に、上記撮像素子を搭載した基板を結合するレンズモジュールにおいて、
上記鏡筒部材に、上記複数のレンズを挿入した状態においてさらに仮保持部材を挿入し、この仮保持部材と鏡筒部材との間に、該仮保持部材を鏡筒部材に保持し上記複数のレンズを抜け止める仮止構造を設けたことを特徴とするカメラモジュール。 - 請求項1記載のカメラモジュールにおいて、
上記仮止構造は、上記仮保持部材の外周部と鏡筒部材の内周部の一方と他方にそれぞれ形成した少なくとも一対の仮保持溝と仮保持突条とを備え、この仮保持突条の頭部は、仮保持溝に仮保持突条を挿入した状態で、両者の脱落を防ぐ抜止頭部に加工されているカメラモジュール。 - 請求項1または2記載のカメラモジュールにおいて、
上記仮保持部材は、上記複数のレンズと撮像素子の間隔を定めるスペーサ部材であるカメラモジュール。 - 請求項1ないし3のいずれか1項記載のカメラモジュールにおいて、
上記基板は鏡筒部材に接着固定され、該基板上の撮像素子、上記仮保持部材、及び複数のレンズが相互に当接してそれぞれの光軸方向の位置が定まっているカメラモジュール。 - 鏡筒部材内に、撮像素子上に結像させる複数のレンズを挿入し、この鏡筒部材に、上記撮像素子を搭載した基板を結合するレンズモジュールの組立方法であって、
上記鏡筒部材内に、上記複数のレンズを挿入するステップ;
上記鏡筒部材内に、さらに該鏡筒部材及び複数のレンズとは別部材からなる仮保持部材を挿入するステップ;
上記仮保持部材と鏡筒部材を仮止めし、上記複数のレンズを抜け止めるステップ;及び
上記基板と鏡筒部材を固定するステップ;
を有することを特徴とするレンズモジュールの組立方法。 - 請求項5記載のカメラモジュールの組立方法において、
上記仮止めステップは、
上記仮保持部材の外周部と鏡筒部材の内周部の一方と他方にそれぞれ形成した少なくとも一対の仮保持溝と仮保持突条を互いに係合させるステップと、
上記仮保持溝と仮保持突条を係合させた状態で、上記仮保持突条の頭部を、両者の脱落を防ぐ抜止頭部に加工するステップとを含んでいるカメラモジュールの組立方法。 - 請求項6記載のカメラモジュールの組立方法において、
上記抜止頭部加工ステップは、熱かしめによって実行されるカメラモジュールの組立方法。 - 請求項5ないし7のいずれか1項記載のカメラモジュールの組立方法において、
上記仮保持部材は、上記複数のレンズと撮像素子の間隔を定めるスペーサ部材であるカメラモジュールの組立方法。 - 請求項5ないし8のいずれか1項記載のカメラモジュールの組立方法において、
上記基板と鏡筒部材を固定するステップにおいて、該基板上の撮像素子、仮保持部材、及び複数のレンズを相互に当接させて光軸方向の位置を定めるカメラモジュールの組立方法。
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Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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