JP2010196933A - 水供給装置 - Google Patents

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岳文 中村
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Abstract

【課題】コーヒー抽出器や加湿器等の水タンクから水受け部側に止水弁を介して水を供給する水供給装置の水供給性能を向上させる。
【解決手段】水タンクと、該水タンクの一端側開口部に設けられたキャップ部と、該キャップ部に設けられた水流出口を閉じる止水弁と、上記水流出口を介して流出されてくる水を所定量貯留した後に所要部に供給する水受け部と、該水受け部側の上記水流出口に対応する位置にあって、上記水受け部に水タンクが設置された時に上記水流出口内に挿入されて上記止水弁を開く止水弁開放部材とを備えてなる水供給装置であって、上記止水弁を、上記キャップ部の水流出口の入口側を開閉するように一端側を支点として上下方向に回動可能となったフラップ構造のものとして、確実な水の供給を可能とした。
【選択図】 図3

Description

本願発明は、コーヒー抽出器や加湿器等の装置本体の水受け部を有する水タンク設置部に対して着脱可能に設置される水タンクを備え、同水タンク内の水を開閉可能な止水弁を介して水受け部から装置本体側の所要の給水部に供給するようにした水供給装置の水供給部の構造に関するものである。
例えばドリップ式のコーヒー抽出器は、所望量の水を貯留することができる水タンクと該水タンクが着脱可能に装着される水タンク設置部を備えた抽出器本体とからなり、抽出器本体の水タンク設置部には、下方側散水装置部分に水又は湯を注ぐための水受け部(水受けトレー)が設けられている。上記水タンクは、下部側開口部に止水弁(逆止弁)を備えたキャップ部(螺合蓋)を有し、該キャップ部を外し、かつ開口部を上にした状態で水を入れ、その後、再び同キャップ部を螺合し、かつ開口部を下にした状態で上記抽出器本体の水タンク設置部に設置される。抽出器本体側の水タンク設置部には、上記水タンク側キャップ部を着脱可能に嵌合し、同嵌合状態において水タンクから水受け部への給水を可能とする給水構造が採用されており、同水タンク設置部の水受け部には、上記水タンク設置時に上記キャップ部の止水弁を水タンク内に押し上げて水タンク内の水が流出されるようにする止水弁開放軸と水タンクから流出した水を貯留する水貯留部が設けられており、上記止水弁が開放されると、上記水タンク内の水が一旦水受け部の水貯留部に貯留され、その後同水貯留部に貯留された水が、そのまま又は所定の加熱部を介して加熱された後に下方側のコーヒードリップ流路又は散水装置部分に供給されるように構成されている(例えば特許文献1を参照)。
また、例えば室内の空気を加湿する加湿器の場合にも、水タンクの下方側開口部には止水弁(逆止弁)を備えたキャツプ部(螺合蓋)が着脱可能に設けられており、該水タンク内に上述のようにして水を入れ、同様にキャップ部側を下にして加湿器本体側の止水弁開放軸を有する水受け部を備えた水タンク設置部に対して同様の嵌合状態で設置されるようになっている。そして、同嵌合状態において水受け部に貯留された水が所要の給水流路を介して所定の加湿手段に供給されるようになっている(例えば特許文献2を参照)。
特許第3698146号公報 特開2006−329467号公報
以上のような水供給構造の水供給装置では、少なくとも水タンクと水受け部が上下に積層されることになり、その水頭差を利用してドリップ流路又は散水部、加湿部等必要な部分に有効に水を供給することができる。
しかし、上記のような構成の水供給装置の場合、次のような問題がある。
すなわち、同構成では、その何れの場合にあっても、上記止水弁13が、例えば図8に示すような中心部に所定の太さの弁軸13eを有するリフト型(上下昇降型)の開閉弁により形成されているため、弁体13c(シート13d)の開口時の高さ(ストローク)を大きくするには限界があり(弁軸13eの長さが長くなる)、弁体13c(13d)とキャップ部15の水流出口11との間の開放時の隙間(間隔)を大きくすることができない。
また、水流出口11の中心部に円柱状の所定の太さの弁軸13eが存在し、その外周囲に閉弁付勢用のコイルスプリングが設けられることから、例えば図9に示すように、実際の水流出口11自体の開口断面積が小さく、しかも同開口部11の断面形状がドーナツ状のものとなるために、弁軸13eの外周を旋回状態で水が流出することになり、水の流れが乱れて気泡が発生しやすく、圧損や粘性抵抗(流動抵抗)も高くなることから、スムーズに水の流出が実現されない。
この傾向は、水タンク内の水量が減少して、水頭差が小さくなるほど一層顕著になる。
本願発明は、このような問題を解決するためになされたもので、止水弁を上下方向に水平な状態で昇降するリフト型のものからフラップ型のものに変え、また同フラップ型の止水弁を扁平な板状の止水弁突き上げ部材で突き上げて開放させることにより、水流出口の流入側空間を大きく開放させるとともに、水流出口の断面積を大きくし、かつ水タンクから流出する水の旋回をなくすなどして気泡の発生を抑制し、よりスムーズな水の流出を可能とした水供給装置を提供することを目的とするものである。
本願発明は、上記の問題を解決するために、次のような有効な課題解決手段を備えて構成されている。
(1) 請求項1の発明の課題解決手段
この発明の課題解決手段は、水タンクと、該水タンクの一端側開口部に設けられたキャップ部と、該キャップ部に設けられた水流出口を閉じる止水弁と、上記水流出口を介して流出されてくる水を所定量貯留した後に所要部に供給する水受け部と、該水受け部側の上記水流出口に対応する位置にあって、上記水受け部に水タンクが設置された時に上記水流出口内に挿入されて上記止水弁を開く止水弁開放部材とを備えてなる水供給装置であって、上記止水弁が、上記キャップ部の水流出口の入口側を開閉するように一端側を支点として上下方向に回動可能となったフラップ構造のものよりなることを特徴としている。
このような構成によると、水流出口の開口径の全てを有効に利用することができ、かつ水流出口の入口側を閉じている止水弁が上方側に垂直状態に近くなるまで大きく開放され、しかも同開放状態におけるフラップ構造の止水弁が水流出口内への水ガイド板の作用を果たすようになる。
したがって、水流出口部における水タンク側から水受け部側への水の流出がスムーズになり、効率の良い給水を可能とすることができる。その結果、水タンク内の水量が減少して、水頭差が小さくなったようなばあいにも、スムーズな水の流出が実現される。
(2) 請求項2の発明の課題解決手段
この発明の課題解決手段は、上記請求項1の発明の課題解決手段において、上記止水弁の開放部材を扁平な板状部材とし、止水弁の裏面側平面に対してクロス状態で作用するように位置させたことを特徴としている。
このような構成によると、キャップ部の水流出口の断面形状が一対の半円形状の組み合わせとなり、従来のドーナツ状のものに比べて口径を拡大することができるとともに、従来のドーナツ状の場合のように流出する水が旋回しないようになり、流れの乱れが解消されて、気泡が発生しにくくなる。
その結果、より水の流出がスムーズになり、その流出量を増大させることができる。
(3) 請求項3の発明の課題解決手段
この発明の課題解決手段は、上記請求項1又は2の発明の課題解決手段において、キャップ部に、止水弁を有する水流出口とは別に水タンク内上方の空間部まで延びる筒体で囲まれた空気の出入口を設け、該空気出入口に逆止弁を設け、水受け部に水タンクが設置された時に同逆止弁を水受け部側の逆止弁開放部材で開閉するようにするとともに、上記水流出口の水受け部側水貯留部内への出口部の長さを、上記空気出入口の出口部の長さよりも長くしたことを特徴としている。
このような構成によると、水受け部に水タンク内の水が給水されると、上記空気出入口のところで、一旦給水がストップする。そして、その後、水受け部の水の水位が減少すると、上記空気出入口から空気のみが補充されるので、その分水流出口から水が流出し、再び空気出入口の位置でストップする。水タンク内に水がある限り、その水位如何にかかわらず、この作用が繰り返される。その結果、水受け部内の水の水位をほぼ一定に保つことができるようになる。
これにより水受け部以降の給水は水圧、水量共にほぼ一定での供給が可能となる。したがって、従来のような給水途中での水圧減少による給水作用の停止はなくなる。また空気と水の経路を分けているので、従来のように水と空気が同じ出口から同時に入れ替わるというようなことがなく、気泡も発生しにくい。その結果、水タンクから水受け部側への水の流出を一層スムーズなものにすることができる。
以上の結果、本願発明の水供給装置によると、水タンク内の残水量如何に関係なく、常に有効な水量を水受け部側に安定して供給できるようになる。
その結果、コーヒーメーカーや加湿器等の製品の信頼性を向上させることができる。
本願発明の実施の形態1に係るコーヒー抽出器の全体的な構成(外観)を示す側面図である。 同コーヒー抽出器全体の前後方向の縦断面図である。 同コーヒー抽出器における水タンク設置部の構成を示す前後方向の拡大縦断面図である。 同コーヒー抽出器における水タンク設置部の構成を示す左右方向の拡大縦断面図である。 同コーヒー抽出器における水タンクキャップ部の止水弁開放部材と水流出口との関係を示す説明図である。 本願発明の実施の形態2に係る加湿器の全体的な構成を示す斜視図である。 同加湿器の左右方向の縦断面図である。 従来のコーヒーメーカー等の水供給装置の止水弁の構成を示す断面図である。 同従来の止水弁と水流出口との関係を示す説明図(図8のA−A断面図)である。
<実施の形態1>
先ず図1〜図5は、この出願の発明の水供給装置を採用して構成した、この出願の発明の実施の形態1に係るコーヒー抽出器の構成を示している。
この実施の形態のコーヒー抽出器は、一例として水出しコーヒーとホットコーヒーの両方が楽しめる水と湯の2流路方式が採用されている。そして、そのコーヒー抽出器本体(筺体部)1は、例えば図1〜図4に示すように、側方から見て全体にコの字形の構造体となっており、その下部側水平部がコーヒーサーバー載置台2に、また上部側水平部が水受けトレー4、貯水タンク8、散水ケース10等を備えた水タンク設置部3にそれぞれ形成され、それらの間の空き空間部分にコーヒーサーバー(図示省略)が取り出し自由に収納セットされるようになっている。水タンク設置部3とコーヒーサーバー載置台2とは、背面側に位置して上下方向に伸びる水平断面が略コの字状の本体支柱5によって相互に連結一体化されている。
コーヒーサーバー載置台2は、上方から見ると略等径の前円後方形状をなしており、その上面側がコーヒーサーバーの載置面21に形成されているとともに、その内側には電気ヒータ22を並設一体化した加熱管23が配設されている。電気ヒータ22には、電源ライン24を介して加熱に必要なAC電源が供給され、上記水受けトレー4の水貯留部4aから水供給管9aを介して供給されて上記加熱管23内を流れる水を所望の温度(例えば100℃)の湯に加熱するようになっている。
加熱管23は、例えば平面U状に形成(後方側一側から前方に延び、前方側で他側部側にUターンして再び後方側に戻る形に形成)され、その一端側には水供給管9aの一端が、またその他端側には後述する貯水タンク8側への湯供給管9bの一端がそれぞれ接続されている。上記水供給管9aは、本体支柱5の上下に延びる空間内を通して上方側水タンク6下方の水受けトレー4の水貯留部4a底部の扇形の開口部に対して流路切替弁7を介して配設されている。
上記流路切替弁7は、水貯留部4a側に開口した図示扇形の開口を水ドリップ側貯水タンク8への流路と湯ドリップ側加熱管23の水供給管9aへの流路とに選択的に切り替えるロータリー弁となっている。
また湯供給管9bは、その流出端側が本体支柱5内を通して上記上方側水タンク設置部3内の貯水タンク8の上部に上下方向にU状の屈曲部19を介して逆流を生じないようにして延設され、同貯水タンク8の上部に加熱された湯を供給するようになっている(湯ドリップ時の場合)。
水タンク設置部3は、その上部側に凹溝部形状の水受けトレー4を設けて水タンク6を着脱可能に設置している一方、その下方側には貯水タンク8、散水ケース10を設けている。
水タンク6は、下部側開口部6aに、水流出口11、空気出入口12、それらの各々に対応する止水弁13,逆止弁14を備えたキャップ部(螺合蓋)15を有している。そして、同キャップ部15を外し、かつ開口部6aを上にした状態で水を入れ、その後、再び同キャップ部15を螺合し、かつ開口部6aを下にした状態で上記水タンク設置部3の水受けトレー4上に設置される。
水受けトレー4には、上記水タンク6側のキャップ部15部分を着脱可能に嵌合し、同嵌合状態において上記水タンク6から水受けトレー4の水貯留部4a内への給水を可能とする給水構造が採用されており、同水受けトレー4の水貯留部4a内には、上記水タンク6が設置された時に、上記キャップ部15の止水弁13,逆止弁14を水タンク6内に押し上げて水タンク6内の水が流出されるようにする止水弁開放部材16,逆止弁開放部材17が設けられており、それにより上記止水弁13,逆止弁14が開放されると、上記水タンク6内の水が一旦水受けトレー4の水貯留部4aに貯留され、その後同水貯留部4aに貯留された水が、そのまま又は前述の水供給管9aおよび加熱管23を介して加熱された後に湯供給管9bを介してリターンされ、下方側の貯水タンク8、散水ケース10部分に順次供給される。
この実施の形態の場合、上記水流出口11の止水弁13は、上記キャップ部15の水流出口11の入口側(上端側)を開閉するように、その一端13a側を支点(支持部20)として他端13b側が上下方向に回動可能となったフラップ(円形板)構造のものよりなっている。
このような構成によると、水流出口11の開口径の全てを有効に利用することができ、かつ水流出口11の入口側を閉じている止水弁13が上方側に略垂直状態に近くなるまで大きく開放され、しかも同開放状態におけるフラップ構造の弁体が水流出口11内への水ガイド板の作用を果たすようになる。
したがって、水流出口11部分における水タンク6側から水受けトレー4側水貯留部4a内への水の流出がスムーズになり、効率の良い給水を可能とすることができる。その結果、水タンク6内の水量が減少して、水頭差が小さくなったような場合にも、スムーズな水の流出が実現される。
また、この実施の形態では、上記止水弁13の開放部材16を扁平な板状部材とし、止水弁13の裏面側平面に対してクロス状態で作用するように位置させている(図3および図4を参照)。
このような構成によると、キャップ部15の水流出口11の断面形状が、例えば図5に示すように、一対の半円形状の組み合わせとなり(斜線部参照)、図9に示した従来のドーナツ状のもの(斜線部)に比べて相当に口径を拡大することができるとともに、同従来のドーナツ状の場合のように流出する水が旋回しないようになり、流れの乱れが解消されて、気泡が発生しにくくなる。
その結果、より水の流出がスムーズになり、その流出量を有効に増大させることができる。
さらに、この実施の形態の場合、例えば図3に示すように、それらの構成に加えて、上述の水タンク6側キャップ部15の内側には、、上記止水弁13を有する水流出口11とは別にキャップ部15から水タンク6内上方の空間部まで延びる筒体21で囲まれた空気の出入口12を設け、該空気出入口12に対して上記水流出口11の止水弁13と同様のフラップ構造の逆止弁14を設け、水流出口11の場合と同様に水受けトレー4側に設けた同様の板状の逆止弁開放部材17で開閉するようにしている。
そして、その上で、上記水流出口11の出口側(水受けトレー4の水貯留部4a側)には、所定の長さの円筒部11aを付加することによって、空気出入口12側よりも水流出口11の出口部の長さを長くしている。
このような構成によると、上記止水弁13が開かれて水受けトレー4の水貯留部4a内に水タンク6内の水が給水されると、上記空気出入口12のところで同給水が一旦ストップする。そして、その後、水貯留部4a内の水位が減少すると、今度は上記空気出入口12から空気のみが補充されるので、その分水流出口11から水タンク6内の水が流出して給水されるが、再び初期のように空気出入口12の位置までくるとストップする。そして、上記水タンク6内に給水可能な水がある限り、その水位如何にかかわらず、この作用の繰り返しが行われるので、水受けトレー4の水貯留部4a内の水の水位は、ほぼ一定に保たれる。
これにより、水受けトレー4の水貯留部4a以降の給水は水圧、水量共にほぼ一定での供給が可能となる。したがって、従来のような給水途中での水圧減少による給水作用の停止はなくなる。また空気と水の経路を別にし、完全に使い分けているので、従来のように水と空気が同じ出口から同時に入れ替わるというようなことがなく、気泡も発生しにくいので、水タンク6から水受けトレー4側への水の流出を一層スムーズなものにすることができる。
これらの結果、本願発明の水供給装置によると、水タンク6内の残水量如何に関係なく、常に有効な一定の水量を水受けトレー4部側に安定して供給できるようになる。
その結果、コーヒーメーカーの信頼性を一層向上させることができる。
なお、符号31は上記水タンク設置部3の下部側本体プレートであり、同下部側本体プレート31の前端31aは、上部側カバープレート32の前端32aと係合されて相互に一体化され、当該水タンク設置部3を形成しているとともに、その前後方向中間部には内側に設けられている上記貯水タンク8の下部側をカバーするように取り付けられる散水ケース10を着脱可能に係合する係合口31cが形成されている。そして、同係合口31cに対して、散水孔10a,10a・・・を有する受け皿形状の散水ケース10が、その外周部に設けたヘリコイド係合片を介して係合されるようになっている。また、同本体プレート31の後端31b側は、上述した背面側本体支柱5の前面側プレートとして下方側コーヒーサーバー載置台2の上面まで延設されている。
一方、上記上部側カバープレート32は、その中央部下方側に下部側本体プレート31との間で貯水タンク収納空間を形成して、上述の貯水タンク8を収納しているとともに、その後端側32bは載置される上記水タンク6の高さの約半分の高さだけ上方側に略直角に曲成されて起立した後、上記本体支柱5内を下方側から上方に延びてくる(戻ってくる)上述した湯供給管9bの上端側U状部19をカバーするように水平方向後方に曲成された後、さらに下方に向けて延設されて、上記本体支柱5の背面側プレートを形成している。これにより、水タンク6の背面側に所定の高さの上端側支柱壁を形成している。
そして、上記凹溝状の水受けトレー4は、上述した構造の水タンク6およびそのキャップ部15を図示のように嵌合し得る状態で上記カバープレート32の内側に形成された筒状の凹部内に設置されている。
貯水タンク8は、上述した水受けトレー4の水貯留部4aからの水および湯供給管9bからの湯が供給される深さの浅い皿状の容器体よりなる本体ケーシング81と、該本体ケーシング81の上部に嵌合され、本体ケーシング81の上方部を覆うカバーケーシング82とからなり、その下方に水タンク設置部3の下部側本体プレート31の係合口31cに係合されることによって、上記本体ケーシング81の下方部を覆う受け皿形状の散水ケース10が設けられている。
<実施の形態2>
次に図6および図7は、本願発明の実施の形態2に係る加湿器の構成を示している。
すでに述べたように、本願発明の水供給装置は加湿器の水供給装置として構成することも可能である。
この加湿器40は、例えば図6および図7に示すように、本体ケース41と、該本体ケース41の右側部に形成された水タンク設置部43に対して着脱可能に設置される水タンク46等からなっている。本体ケース41は合成樹脂製の部材であり、フロントケース42a、リアケース42b、トップケース44及びボトムケース45よりなり、その上部には、例えば図7に示すように、外部空気吸込口51a、シロッコファン(多翼遠心ファン)52を備えたスクロール通路51b、空気吹出口51cからなる送風機51と加湿空気吹出通路53および吹出口54が、上方から下方に、下方から上方にUターンする形で左右方向に並設されている。
そして、それらの下部(Uターン部)には、上記スクロール通路51bを介して吹き込まれる外部空気を加湿する加湿手段として、多数枚の円板状のフィルタプレートを並設して構成したロータリフィルタ50を有する加湿空間49aが設けられており、上記外部空気吸込口51a、スクロール通路51b、シロッコファン52、空気吹出口51cを介して上方側から供給される外部空気を、上記ロータリフィルタ50のフィルタプレート間を通すことによって加湿した後に、上方側にUターンさせて上記加湿空気吹出通路53、加湿空気吹出口54を通して室内に吹き出す。
上記加湿空間49aは、底部に所定量の水が留められた水容器49内に形成されており、同水容器49内の水中にフィルタプレートの下部側を浸漬した状態で、上記ロータリフィルタ50がモータ55により回転駆動される形で設けられている。
そして、ロータリフィルタ50の回転により、そのフィルタプレートを介して上方側通風空間位置に水容器底部側の水をポンピングする形で外部空気を加湿する。
ところで、この場合にも上記水タンク設置部43は、その上部側に凹溝部形状の水受けトレー44を設けて水タンク46を着脱可能に設置している一方、その左側方には、上述の実施の形態1の場合の貯水タンクに該当する上記水容器49を設けている。
水タンク46は、その下部側開口部46aに、上記実施の形態1のものと同様に、水流出口11、空気出入口12、それらの各々に対応する止水弁13,逆止弁14を備えたキャップ部(螺合蓋)15を有している。そして、同キャップ部15を外し、かつ開口部46aを上にした状態で水を入れ、その後、再び同キャップ部15を螺合し、かつ開口部46aを下にした状態で上記水タンク設置部43の水受けトレー44上に設置される。
水受けトレー44には、上記水タンク46側のキャップ部45部分を着脱可能に嵌合し、同嵌合状態において上記水タンク46から水受けトレー44の水貯留部44a内への給水を可能とする給水構造が採用されており、同水受けトレー44の水貯留部44a内には、上記水タンク46が設置された時に、上記キャップ部15の止水弁13,逆止弁14を、それぞれ図示のように水タンク46内に押し上げて水タンク46内の水が流出されるようにする止水弁開放部材16,逆止弁開放部材17が設けられており、それにより上記止水弁13,逆止弁14が開放されると、上記水タンク46内の水が一旦水受けトレー44の水貯留部44a部分に貯留され、その後同水貯留部44aに貯留された水が、給水通路44bを介して水容器49内に供給される。
そして、この実施の形態の場合にも、上記水流出口11の止水弁13は、上記キャップ部15の水流出口11の入口側(上端側)を開閉するように、その一端側を支点(支持部20)として他端側が上下方向に回動可能となったフラップ(円形板)構造のものよりなっている。
このような構成によると、水流出口11の開口径の全てを有効に利用することができ、かつ水流出口11の入口側を閉じている止水弁13が上方側に略垂直状態に近くなるまで大きく開放され、しかも同開放状態におけるフラップ構造の弁体が水流出口11内への水ガイド板の作用を果たすようになる。
したがって、水流出口11部分における水タンク46側から水受けトレー44側水貯留部44a内への水の流出がスムーズになり、効率の良い給水を可能とすることができる。
その結果、水タンク46内の水量が減少して、水頭差が小さくなったような場合にも、スムーズな水の流出が実現される。
また、この実施の形態では、上記止水弁13の開放部材16を扁平な板状部材とし、止水弁13の裏面側平面に対してクロス状態で作用するように位置させている(図7を参照)。
このような構成によると、キャップ部15の水流出口11の断面形状が、前述の図5に示すように、一対の半円形状の組み合わせとなり(斜線部参照)、図9に示した従来のドーナツ状のもの(斜線部)に比べて相当に口径を拡大することができるとともに、同従来のドーナツ状の場合のように流出する水が旋回しないようになり、流れの乱れが解消されて、気泡が発生しにくくなる。
その結果、より水の流出がスムーズになり、その流出量を有効に増大させることができる。
さらに、この実施の形態の場合、図7に示すように、それらの構成に加えて、上述の水タンク46側キャップ部15の内側には、、上記止水弁13を有する水流出口11とは別にキャップ部15から水タンク46内上方の空間部まで延びる筒体21で囲まれた空気の出入口12を設け、該空気出入口12に対して上記水流出口11の止水弁13と同様のフラップ構造の逆止弁14を設け、水流出口11の場合と同様に水受けトレー44側に設けた同様の板状の逆止弁開放部材17で開閉するようにしている。
そして、その上で、上記水流出口11の出口側(水受けトレー44の水貯留部44a側)には、所定の長さの円筒部11aを付加することによって、空気出入口12側よりも水流出口11の出口部の長さを長くしている。
このような構成によると、上記止水弁13が開かれて水受けトレー44の水貯留部44a内に水タンク46内の水が給水されると、上記空気出入口12のところで注水が一旦ストップする。そして、その後、水貯留部44a内の水位が減少すると、今度は上記空気出入口12から空気のみが補充されるので、その分水流出口11から水タンク46内の水が流出し給水されるが、再び初期のように空気出入口12の位置までくるとストップする。そして、上記水タンク46内に給水可能な水がある限り、その水位如何にかかわらず、この作用の繰り返しが行われるので、水受けトレー44の水貯留部44a内の水の水位は、ほぼ一定に保たれる。
これにより、水受けトレー44の水貯留部44a以降の水容器49側への給水は水圧、水量共にほぼ一定での供給が可能となる。したがって、従来のような給水途中での水圧減少による給水作用の停止はなくなる。また空気と水の経路を別にし、完全に使い分けているので、従来のように水と空気が同じ出口から同時に入れ替わるというようなことがなく、気泡も発生しにくいので、さらに水タンク46から水受けトレー44側への水の流出を一層スムーズなものにすることができる。
これらの結果、本願発明の水供給装置によると、水タンク46内の残水量如何に関係なく、常に有効な一定の水量を水受けトレー44側に安定して供給できるようになる。
その結果、加湿器の信頼性を一層向上させることができる。
1はコーヒー抽出器本体、3は水タンク設置部、4は水受けトレー、4aは水貯留部、6は水タンク、6aは開口部、8は貯水タンク、11は水流出口、12は空気出入口、13は止水弁、14は逆止弁、15はキャップ部、16は止水弁開放部材、17は逆止弁開放部材、40は加湿器、41は加湿器本体、44は水受けトレー、44aは水貯留部、46は水タンク、49は水容器、50はロータリフィルタである。

Claims (3)

  1. 水タンクと、該水タンクの一端側開口部に設けられたキャップ部と、該キャップ部に設けられた水流出口を閉じる止水弁と、上記水流出口を介して流出されてくる水を所定量貯留した後に所要部に供給する水受け部と、該水受け部側の上記水流出口に対応する位置にあって、上記水受け部に水タンクが設置された時に上記水流出口内に挿入されて上記止水弁を開く止水弁開放部材とを備えてなる水供給装置であって、上記止水弁が、上記キャップ部の水流出口の入口側を開閉するように一端側を支点として上下方向に回動可能となったフラップ構造のものよりなることを特徴とする水供給装置。
  2. 止水弁の開放部材を扁平な板状部材とし、止水弁の裏面側平面に対してクロス状態で作用するように位置させたことを特徴とする請求項1記載の水供給装置。
  3. キャップ部に、止水弁を有する水流出口とは別に水タンク内上方の空間部まで延びる筒体で囲まれた空気の出入口を設け、該空気出入口に逆止弁を設け、水受け部に水タンクが設置された時に同逆止弁を水受け部側の逆止弁開放部材で開閉するようにするとともに、上記水流出口の水受け部側水貯留部内への出口部の長さを、上記空気出入口の出口部の長さよりも長くしたことを特徴とする請求項1又は2記載の水供給装置。
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