JP2010194632A - 板ガラス加工装置 - Google Patents

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Abstract


【課題】レンズや板ガラスなどの光学部品であるワークの外周を連続的に研削加工することができるようにする。
【解決手段】レンズや板ガラスなどの光学部品であるワークWの外周を研削加工する光学部品加工装置10において、回転駆動される研削砥石30を進退制御する砥石支持装置20と、ワークWを把持し、研削砥石30を臨ませて回転制御するワーク支持装置50とを備え、ワーク支持装置50によるワークWの回転制御に同期して砥石支持装置20により研削砥石30が進退制御されることにより、研削砥石30で前記ワークWの外周を所定の形状に研削加工する。
【選択図】図1

Description

本発明は、レンズや板ガラスなどの光学部品であるワークの外周を研削加工する光学部品加工装置に関する。
従来の技術としては、例えば特開2000−218489号公報に示すようなものがある。
すなわち、同特許文献には、対抗する一対のカップ型治具にてレンズを挟圧保持する芯取機において、芯取機のレンズ軸の回転と砥石軸の外径を切削する方向とを電子カム制御可能なNC装置を用いてレンズの外形を小判型あるいは角型に加工する技術が開示されている。
特開2000−218489号公報
しかしながら、このような従来の技術では、レンズの外周を連続的に加工することが出来ず、生産性が悪いという問題点があった。
本発明は、このような従来の技術が有する問題点に着目してなされたもので、レンズや板ガラスなどの光学部品であるワークの外周を連続的に研削加工することができるようにした光学部品加工装置を提供することを目的としている。
かかる目的を達成するための本発明の要旨とするところは、次の各項の発明に存する。
[1]レンズや板ガラスなどの光学部品であるワーク(W)の外周を研削加工する光学部品加工装置(10)において、
回転駆動される研削砥石(30)を進退制御する砥石支持装置(20)と、ワーク(W)を把持し、前記研削砥石(30)を臨ませて回転制御するワーク支持装置(50)とを備え、
前記ワーク支持装置(50)によるワーク(W)の回転制御に同期して前記砥石支持装置(20)により前記研削砥石(30)が進退制御されることにより、前記研削砥石30で前記ワーク(W)の外周を所定の形状に研削加工することを特徴とする光学部品加工装置(10)。
[2]レンズや板ガラスなどの光学部品であるワーク(W)の外周を研削加工する光学部品加工装置(10)において、
回転駆動される研削砥石(30)を進退制御する砥石支持装置(20)と、光学部品を把持し、光学部品を前記研削砥石(30)を臨ませて回転制御するワーク支持装置(50)とを備え、
前記砥石支持装置(20)は、前記研削砥石(30)が固定されて回転駆動される砥石軸(41)を備えた移動ベース(40)と、該移動ベース(40)を進退制御する制御機構(45)とを備えて成り、
前記ワーク支持装置(50)は、前記砥石支持装置(20)の研削砥石(30)を臨むようワーク(W)を保持するチャック(55)と、ワーク(W)を保持したまま該チャック(55)を回転制御する回転駆動機構(80)とを備え、
前記ワーク支持装置(50)によるワーク(W)の回転制御に同期して前記砥石支持装置(20)により前記研削砥石(30)が進退制御されることにより、前記研削砥石(30)で前記ワーク(W)の外周を所定の形状に研削加工することを特徴とする光学部品加工装置(10)。
[3]レンズや板ガラスなどの光学部品であるワーク(W)の外周を研削加工する光学部品加工装置(10)において、
回転駆動される研削砥石(30)を進退制御する砥石支持装置(20)と、光学部品を把持し、光学部品を前記研削砥石(30)を臨ませて回転制御するワーク支持装置(50)とを備え、
前記砥石支持装置(20)は、前記研削砥石(30)が固定されて回転駆動される砥石軸(41)を備えた移動ベース(40)と、該移動ベース(40)を進退制御する制御機構(45)と、該移動ベース(40)を進退移動可能に支持するとともに、前記研削砥石(30)のワーク(W)への横方向の位置を調節できるよう該移動ベース(40)を支持したまま横方向に移動して位置調節可能な調節ベース(25)とを備えて成り、
前記ワーク支持装置(50)は、前記砥石支持装置(20)の研削砥石(30)を臨むようワーク(W)を押しチャック部材(56)と受けチャック部材(58)とで挟んで保持するチャック(55)と、該押しチャック部材(56)を押し引き駆動する加圧機構(60)と、受けチャック部材(58)の内部から負圧でワーク(W)を吸着する吸着機構(70)と、該押しチャック部材(56)と受けチャック部材(58)との間にワーク(W)を保持したまま該チャック(55)を回転制御する回転駆動機構(80)とを備え、
前記ワーク支持装置(50)によるワーク(W)の回転制御に同期して前記砥石支持装置(20)により前記研削砥石(30)が進退制御されることにより、前記研削砥石(30)で前記ワーク(W)の外周を所定の形状に研削加工することを特徴とする光学部品加工装置(10)。
[4]前記押しチャック部材(56)は、微小角度変位可能な可変ジョイント(62)を介して前記加圧機構(60)に接続されていることを特徴とする項3に記載の光学部品加工装置(10)。
[5]ワーク(W)は4角形をしており、直線部(W1)の研削のための進退制御する砥石支持装置(20)と、ワーク(W)を把持し、前記研削砥石(30)を臨ませて回転制御するワーク支持装置(50)とを有することを特徴とする項1,2または3に記載の光学部品加工装置(10)。
[6]ワーク(W)は4角形をしており、コーナー部(W2)の研削のための進退制御する砥石支持装置(20)と、ワーク(W)を把持し、前記研削砥石(30)を臨ませて回転制御するワーク支持装置(50)とを有することを特徴とする項1,2または3に記載の光学部品加工装置(10)。
[7]ワーク(W)は4角形をしており、直線部(W1)の研削のための進退制御に連続して、コーナー部(W2)の研削のための進退制御をする砥石支持装置(20)と、ワーク(W)を把持し、前記研削砥石(30)を臨ませて直線部(W1)とコーナー部(W2)とを連続して回転制御するワーク支持装置(50)とを有することを特徴とする項1,2または3に記載の光学部品加工装置(10)。
[8]前記研削砥石(30)は、ワーク(W)の外周の端面を研削する端面研削面(31)と、外周の角を研削する面取り研削面(32,33)とを有することを特徴とする項1,2または3に記載の光学部品加工装置(10)。
[9]前記研削砥石(30)は、ワーク(W)の外周の端面を研削する端面研削面(31)と、外周の角を研削する面取り研削面(32,33)とを有し、ワーク(W)の外周の断面を同時に研削加工することを特徴とする項1,2または3に記載の光学部品加工装置(10)。
[10]4角形のワーク(W)の外周を1回転で研削することを特徴とする項7,8または9に記載の光学部品加工装置(10)。
前記本発明は次のように作用する。
光学部品加工装置(10)は、レンズや板ガラスなどの光学部品であるワーク(W)の外周を研削加工する。
回転駆動される研削砥石(30)を砥石支持装置(20)で進退制御し、ワーク支持装置(50)によりワーク(W)を把持し、研削砥石(30)を臨んで回転制御する。ワーク支持装置(50)によるワーク(W)の回転制御と砥石支持装置(20)による研削砥石(30)の進退制御は同期して動作し、研削砥石(30)でワーク(W)の外周を所定の形状に研削加工する。
砥石支持装置(20)では、移動ベース(40)上で研削砥石(30)が固定され、移動ベース(40)が進退制御されることにより研削砥石(30)が制御機構(45)により進退制御される。
ワーク支持装置(50)では、砥石支持装置(20)の研削砥石(30)を臨むようチャック(55)にワーク(W)を保持し、ワーク(W)を保持したままチャック(55)が回転駆動機構(80)により回転制御されることにより、ワーク(W)が回転制御される。
ワーク支持装置(50)にワーク(W)を支持するには、押しチャック部材(56)と受けチャック部材(58)とで挟んで砥石支持装置(20)の研削砥石(30)を臨むようワーク(W)をチャック(55)に保持する。保持動作時に押しチャック部材(56)は引いた位置にあり、吸着機構(70)により、受けチャック部材(58)の内部から負圧でワーク(W)を吸着し、加圧機構(60)により押しチャック部材(56)を押して、押しチャック部材(56)と受けチャック部材(58)との間にワーク(W)を保持し、回転駆動機構(80)がチャック(55)を回転制御する。
また、砥石支持装置(20)では、移動ベース(40)が調節ベース(25)上で進退移動可能であり、調節ベース(25)は移動ベース(40)を支持したまま横方向に移動して位置調節可能となっており、研削砥石(30)のワーク(W)への横方向の位置に誤差が生じたような場合に調節することができる。
押しチャック部材(56)は、微小角度変位可能な可変ジョイント(62)を介して加圧機構(60)に接続されているので、押しチャック部材(56)と受けチャック部材(58)との角度に誤差があった場合でも誤差を吸収してワーク(W)を挟むことが出来るとともに、研削砥石(30)を横方向に移動してワーク(W)との位置を変えた加工をすることができる。
ワーク(W)が4角形の場合、砥石支持装置(20)は、直線部(W1)の研削のための進退制御され、ワーク支持装置(50)は、ワーク(W)を把持し、研削砥石(30)を臨んで回転制御される。
ワーク(W)が4角形の場合、砥石支持装置(20)は、コーナー部(W2)の研削のための進退制御がなされ、ワーク支持装置(50)は、ワーク(W)を把持し、研削砥石(30)を臨んでコーナー部(W2)の研削のための回転制御がなされる。
ワーク(W)が4角形の場合、砥石支持装置(20)は、直線部(W1)の研削のための進退制御に連続して、コーナー部(W2)の研削のための進退制御がなされ、ワーク支持装置(50)は、ワーク(W)を把持し、研削砥石(30)を臨んで直線部(W1)とコーナー部(W2)とを連続して回転制御される。
ワーク(W)の外周の端面は研削砥石(30)の端面研削面(31)で研削され、外周の角は、面取り研削面(32,33)で研削される。
研削砥石(30)の、ワーク(W)の外周の端面を研削する端面研削面(31)と、外周の角を研削する面取り研削面(32,33)とはワーク(W)の加工後の断面形状とされ、ワーク(W)の外周の断面は、研削砥石(30)の端面研削面(31)と面取り研削面(32,33)とで、外周の端面と外周の角とが同時に研削加工される。4角形のワーク(W)であっても、外周を1回転で研削することができる。
本発明にかかる光学部品加工装置によれば、ワーク支持装置によるワークの回転制御と砥石支持装置による研削砥石の進退制御は同期して動作するようにしたので、研削砥石でワークの外周を所望の所定の形状に研削加工することができる。
調節ベースは移動ベースを支持したまま横方向に移動して位置調節可能であるので、研削砥石のワークへの横方向の位置に誤差が生じたような場合に容易に調節することができる。
押しチャック部材を微小角度変位可能な可変ジョイントを介して加圧機構に接続したので、押しチャック部材と受けチャック部材との角度に誤差があった場合でも誤差を吸収してワークを挟むことが出来るとともに、研削砥石を横方向に移動してワークとの位置を変えた加工をすることができる。
ワークが4角形の場合でも、直線部の研削のための研削砥石の進退制御とワークの回転制御がなされるので、これら制御の設定のみで直線部を研削することができ、コーナー部の研削のための進退制御と回転制御がなされる。直線部の研削のための研削砥石の進退制御に連続して、コーナー部の研削のための進退制御がなされ、ワークも研削砥石を臨んで直線部とコーナー部とが連続して回転制御され、円滑な研削加工が出来る。
ワークの外周の端面は研削砥石の端面研削面で研削され、外周の角は、面取り研削面で研削されるので、研削砥石は姿勢を変えることなく加工を進めることができる。
研削砥石の、ワークの外周の端面を研削する端面研削面と、外周の角を研削する面取り研削面とはワークの加工後の断面形状としたので、ワークの外周の端面と外周の角とが同時に同一の工程で1回転で研削加工することができる。
本発明の一の実施の形態に係る光学部品加工装置を示す概念斜視図である。 本発明の一の実施の形態に係る光学部品加工装置の加圧機構と吸着機構を示す縦断面である。 本発明の一の実施の形態に係る光学部品加工装置のワークの直線部を研削する状態を示す概念図である。 本発明の一の実施の形態に係る光学部品加工装置のワークのコーナー部を研削する状態を示す概念図である。 本発明の一の実施の形態に係る光学部品加工装置のワークの直線部とコーナー部とを連続して研削する状態を示す概念図である。
以下、図面に基づき本発明の好適な一実施の形態を説明する。
各図は本発明の一実施の形態を示している。
図1および図2に示すように、光学部品加工装置10は、レンズや板ガラスなどの光学部品であるワークWの外周を研削加工するものであり、回転駆動される研削砥石30を進退制御する砥石支持装置20と、ワークWを把持し研削砥石30を臨ませて回転制御するワーク支持装置50とを備えて成り、ワーク支持装置50によるワークWの回転制御に同期して砥石支持装置20により研削砥石30が進退制御されることにより、研削砥石30でワークWの外周を所定の形状に研削加工するものである。
砥石支持装置20は、基台ベース21上に調節ベース25が横方向移動可能に設置され、調節ベース25上に研削砥石30を支持する移動ベース40が進退可能に設けられている。移動ベース40には砥石軸41が回転可能に支持され、制御機構45が設けられている。
砥石軸41には、研削砥石30が固定されており、砥石軸41に隣接して駆動モータ42が設置され、駆動モータ42の駆動軸43と砥石軸41とに駆動チェイン44が巻き掛けられている。
調節ベース25は、移動ベース40を進退移動可能に支持するとともに、研削砥石30のワークWへの横方向の位置を調節できるよう移動ベース40を支持したまま横方向に移動して位置調節可能である。基台ベース21にパルスモータである調節制御モータ26が設置され、調節制御モータ26から延びる出力ねじ軸27が調節ベース25に螺合している。
調節ベース25に制御機構45が設けられており、パルスモータである進退制御モータ46が設置され、進退制御モータ46から延びる進退出力ねじ軸47が移動ベース40に螺合している。
ワーク支持装置50は、砥石支持装置20の研削砥石30を臨むようワークWを押しチャック部材56と受けチャック部材58とで挟んで保持するチャック55と、押しチャック部材56を押し引き駆動する加圧機構60と、受けチャック部材58の内部から負圧でワークWを吸着する吸着機構70と、押しチャック部材56と受けチャック部材受けチャック部材58との間にワークWを保持したままチャック55を回転制御する回転駆動機構80とを備えて成る。
加圧機構60は、押ロッド61の先端に、微小角度変位可能な可変ジョイント62を介して押しチャック部材56が接続され、押ロッド61の後部には回転連結部材63を介してエアシリンダ65が連結されて成り、押ロッド61の後端には押側駆動ギア64が固設されている。
エアシリンダ65には、電磁弁66と空気圧設定機67を介して送圧管68が接続され、送圧管68の端にも空気圧設定機69が設けられている。
吸着機構70は、受筒71の先端に受けチャック部材58が連結され、受筒71の内部の吸気孔72は受けチャック部材58の内部に導通している。受筒71の後端には吸着側駆動ギア74が固設され、吸着側駆動ギア74が回転ジョイント75で支持されている。
回転ジョイント75には真空発生器76とフィルタ77を介して負圧管78が接続されている。真空発生器76より先には手動切換弁79が設けられている。
回転駆動機構80は、加圧機構60の押ロッド61、吸着機構70の受筒71に並行に配設された駆動軸81にパルスモータであるワーク回転制御モータ87が連結され、駆動軸81に固設された押側ギア82と受側ギア83とが中継ギア84,85を介して加圧機構60の押側駆動ギア64と吸着機構70の吸着側駆動ギア74に噛合している。
研削砥石30は、ワークWの外周の端面を研削する端面研削面31と、外周の角を研削する面取り研削面32,33とを有している。さらに、ワークWの外周の端面を研削する端面研削面31と、外周の角を研削する面取り研削面32,33とをワークWの仕上げ断面に一致させるようにしてもよい。
ワークWが4角形をしている場合、直線部W1の研削加工では、砥石支持装置20の制御機構45と、ワーク支持装置50の回転駆動機構80とは、ワークWと研削砥石30を、研削砥石30が直線部W1に対し直線的に移動するよう進退制御するようになっている。
図3には、直線部W1を研削する場合、任意の研削過程におけるワークWと研削砥石30の関係を示したものである。
図においてrはワークWの内接する円の半径、Rは研削砥石30の半径、θはワークWの回転角、θは研削砥石の中心と研削点を結ぶ線分と基準線との角度である。
二つの直角三角形oabとOAbを見比べると、共通の頂点bを挟む角は同じであるので、残りの角θとθも等しく、この二つの三角形は相似であることが分かる。
したがって、ワークを研削する際のoO間の距離は下記の式により求められ、このような関係を持つよう、研削砥石30が進退制御され、ワークWが回転制御される。
Figure 2010194632
次に切削限界位置におけるθの最大値を求めると
tanθ=ap/rより
Figure 2010194632
となり、この位置で加工を停止する。
同様に、ワークWが4角形をしていた場合、研削砥石30がコーナー部W2を円弧形に研削するよう進退制御されるようになっている。
図4は研削砥石30を用いワークWに円弧を形成する研削加工を行う際のワークWと研削砥石30の関係を示したものである。
図においてrはワークWに形成する円弧の径、Rは研削砥石の半径、θは線分ocとoaの間の角度、θは線分odとoaの間の角度、θはワークWの回転角度、線分oaはワークWの回転軸oと形成する円弧の中心aを結んでいる。上図を用いワークWと研削砥石間の距離oOを求めると次のようになる。なお、数式中^はべき乗を表している。
Figure 2010194632
oO間の距離は線分oaとodの合計なので
Figure 2010194632
また、ワークWは4角形をしている場合、研削砥石30がワークWの回転に対して直線部W1の研削のための進退制御に連続して、コーナー部W2の研削のための進退制御をするようにすることができる。研削砥石30の端面研削面31,面取り研削面32,33をワークWの仕上がり断面と同じにして、4角形のワークWの外周を1回転で研削するようにすることもできる。
次に作用を説明する。
光学部品加工装置10は、レンズや板ガラスなどの光学部品であるワークWの外周を研削加工する。回転駆動される研削砥石30を砥石支持装置20で進退制御し、ワーク支持装置50によりワークWを把持し、研削砥石30を臨んで回転制御する。ワーク支持装置50によるワークWの回転制御と砥石支持装置20による研削砥石30の進退制御は同期して動作し、研削砥石30でワークWの外周を所定の形状に研削加工する。
砥石支持装置20では、移動ベース40上で研削砥石30が固定され、移動ベース40が進退制御されることにより研削砥石30が制御機構45により進退制御される。
ワーク支持装置50では、砥石支持装置20の研削砥石30を臨むようチャック55にワークWを保持し、ワークWを保持したままチャック55が回転駆動機構80により回転制御されることにより、ワークWが回転制御される。
保持動作時に押しチャック部材56は引いた位置にあり、吸着機構70により、受けチャック部材58の内部から負圧でワークWを吸着し、加圧機構60によチャック55を押して、押しチャック部材56と受けチャック部材58との間にワークWを保持し、回転駆動機構回転駆動機構80がチャック55を回転制御する。
すなわち、ワーク支持装置50のチャック55にワークWを支持するには、加圧機構60では押ロッド61を引いた状態にして押しチャック部材56を受けチャック部材58から離間させておき、ロボットなどでワークWを受けチャック部材58の前に位置させ、吸着機構70の吸気孔72に負圧をかけ受けチャック部材58にワークWを吸着する。
次に、加圧機構60のエアシリンダ65を加圧して押ロッド61を前進させ、押しチャック部材56と受けチャック部材58とで挟んで砥石支持装置20の研削砥石30を臨むようワークWをチャック55に保持する。
また、砥石支持装置20では、移動ベース40が調節ベース25上で進退移動可能であり、調節ベース25は移動ベース40を支持したまま横方向に移動して位置調節可能となっており、研削砥石30のワークWへの横方向の位置に誤差が生じたような場合に調節することができる。また、ワークWの端縁の片側のみを加工するような場合でも加工位置に研削砥石30を位置決めして保持することができる。
押しチャック部材56は、微小角度変位可能な可変ジョイント62を介して加圧機構60に接続されているので、押しチャック部材56と受けチャック部材58との角度に誤差があった場合でも誤差を吸収してワークWを挟むことが出来るとともに、研削砥石30を横方向に移動してワークWとの位置を変えた加工をすることができる。
ワークWが4角形の場合、砥石支持装置20は、直線部W1の研削のための進退制御がされ、ワーク支持装置50は、ワークWを把持し、研削砥石30を臨んで回転制御される。
ワークWが4角形の場合、砥石支持装置20は、コーナー部W2の研削のための進退制御がなされ、ワーク支持装置50は、ワークWを把持し、研削砥石30を臨んでコーナー部W2の研削のための回転制御がなされる。
ワークWが4角形の場合、砥石支持装置20は、直線部W1の研削のための進退制御に連続して、コーナー部W2の研削のための進退制御がなされ、ワーク支持装置50は、ワークWを把持し、研削砥石30を臨んで直線部W1とコーナー部W2とが連続して回転制御される。
ワークWの外周の端面は研削砥石30の端面研削面31で研削され、外周の角は、面取り研削面32,33で研削される。
図5に示すように、研削砥石30の、ワークWの外周の端面を研削する端面研削面31と、外周の角を研削する面取り研削面32,33とはワークWの加工後の断面形状とされ、ワークWの外周の断面は、研削砥石30の端面研削面31と面取り研削面32,33とで、外周の端面と外周の角とが同時に研削加工される。4角形のワークWであっても、外周を1回転で研削することができる。図5において○1〜○10までがその様子を示している。
W…ワーク
W1…直線部
W2…コーナー部
10…光学部品加工装置
20…砥石支持装置
21…基台ベース
25…調節ベース
26…調節制御モータ
27…出力ねじ軸
30…研削砥石
31…端面研削面
32,33…面取り研削面
40…移動ベース
41…砥石軸
42…駆動モータ
43…駆動軸
44…駆動チェイン
45…制御機構
46…進退制御モータ
47…進退出力ねじ軸
50…ワーク支持装置
55…チャック
56…押しチャック部材
58…受けチャック部材
60…加圧機構
61…押ロッド
62…可変ジョイント
63…回転連結部材
64…押側駆動ギア
65…エアシリンダ
66…電磁弁
67,69…空気圧設定機
68…送圧管
70…吸着機構
71…受筒
72…吸気孔
74…吸着側駆動ギア
75…回転ジョイント
76…真空発生器
77…フィルタ
78…負圧管
79…手動切換弁
80…回転駆動機構
81…駆動軸
82…押側ギア
83…受側ギア
84,85…中継ギア
87…ワーク回転制御モータ

Claims (10)

  1. レンズや板ガラスなどの光学部品であるワークの外周を研削加工する光学部品加工装置において、
    回転駆動される研削砥石を進退制御する砥石支持装置と、ワークを把持し、前記研削砥石を臨ませて回転制御するワーク支持装置とを備え、
    前記ワーク支持装置によるワークの回転制御に同期して前記砥石支持装置により前記研削砥石が進退制御されることにより、前記研削砥石でワークの外周を所定の形状に研削加工することを特徴とする光学部品加工装置。
  2. レンズや板ガラスなどの光学部品であるワークの外周を研削加工する光学部品加工装置において、
    回転駆動される研削砥石を進退制御する砥石支持装置と、光学部品を把持し、光学部品を前記研削砥石を臨ませて回転制御するワーク支持装置とを備え、
    前記砥石支持装置は、前記研削砥石が固定されて回転駆動される砥石軸を備えた移動ベースと、該移動ベースを進退制御する制御機構とを備えて成り、
    前記ワーク支持装置は、前記砥石支持装置の研削砥石を臨むようワークを保持するチャックと、ワークを保持したまま該チャックを回転制御する回転駆動機構とを備え、
    前記ワーク支持装置によるワークの回転制御に同期して前記砥石支持装置により前記研削砥石が進退制御されることにより、前記研削砥石で前記ワークの外周を所定の形状に研削加工することを特徴とする光学部品加工装置。
  3. レンズや板ガラスなどの光学部品であるワークの外周を研削加工する光学部品加工装置において、
    回転駆動される研削砥石を進退制御する砥石支持装置と、光学部品を把持し、光学部品を前記研削砥石を臨ませて回転制御するワーク支持装置とを備え、
    前記砥石支持装置は、前記研削砥石が固定されて回転駆動される砥石軸を備えた移動ベースと、該移動ベースを進退制御する制御機構と、該移動ベースを進退移動可能に支持するとともに、前記研削砥石のワークへの横方向の位置を調節できるよう該移動ベースを支持したまま横方向に移動して位置調節可能な調節ベースとを備えて成り、
    前記ワーク支持装置は、前記砥石支持装置の研削砥石を臨むようワークを押しチャック部材と受けチャック部材とで挟んで保持するチャックと、該押しチャック部材を押し引き駆動する加圧機構と、受けチャック部材の内部から負圧でワークを吸着する吸着機構と、該押しチャック部材と受けチャック部材との間にワークを保持したまま該チャックを回転制御する回転駆動機構とを備え、
    前記ワーク支持装置によるワークの回転制御に同期して前記砥石支持装置により前記研削砥石が進退制御されることにより、前記研削砥石で前記ワークの外周を所定の形状に研削加工することを特徴とする光学部品加工装置。
  4. 前記押しチャック部材は、微小角度変位可能な可変ジョイントを介して前記加圧機構に接続されていることを特徴とする請求項3に記載の光学部品加工装置。
  5. ワークは4角形をしており、直線部の研削のための進退制御をする砥石支持装置と、ワークを把持し、前記研削砥石を臨ませて回転制御するワーク支持装置とを有することを特徴とする請求項1,2または3に記載の光学部品加工装置。
  6. ワークは4角形をしており、コーナー部の研削のための進退制御する砥石支持装置と、ワークを把持し、前記研削砥石を臨ませて回転制御するワーク支持装置とを有することを特徴とする請求項1,2または3に記載の光学部品加工装置。
  7. ワークは4角形をしており、直線部の研削のための進退制御に連続して、コーナー部の研削のための進退制御をする砥石支持装置と、ワークを把持し、前記研削砥石を臨ませて直線部とコーナー部とを連続して回転制御するワーク支持装置とを有することを特徴とする請求項1,2または3に記載の光学部品加工装置。
  8. 前記研削砥石は、ワークの外周の端面を研削する端面研削面と、外周の角を研削する面取り研削面とを有することを特徴とする請求項1,2または3に記載の光学部品加工装置。
  9. 前記研削砥石は、ワークの外周の端面を研削する端面研削面と、外周の角を研削する面取り研削面とを有し、ワークの外周の断面を同時に研削加工することを特徴とする請求項1,2または3に記載の光学部品加工装置。
  10. 4角形のワークの外周を1回転で研削することを特徴とする請求項7,8または9に記載の光学部品加工装置。
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