JP2010194415A - 浄水器 - Google Patents

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Abstract

【課題】家庭等一般に使用可能な殺菌能力を備えた浄水器を提供すること。
【解決手段】深紫外LED22を浄水器の殺菌光源として用い、浄水器に流入した水により深紫外LEDを冷却する。深紫外LEDは紫外線発光部22と放熱部122を有し、殺菌対象の流水を導く一連の水路は紫外線発光部および放熱部を巡る。殺菌される水自体では冷却が不足のときは浄水と混ざらない冷却用流水を追加して放熱部を冷却する。貯水部40に深紫外LED構造を水没させ、水の殺菌と深紫外LED構造の冷却を同時に行う。PWM制御と水冷を組合せ、紫外線非発生冷却期間を利用して効果的に深紫外LEDを冷却する。水流出量に応じ、PWM制御で深紫外LEDから発生する紫外線エネルギーを変化させる。所定の浄水器使用毎に電灯線電力が供給されている状態において二次電池駆動のテストを行う。
【選択図】図6

Description

本発明は、浄水器に関し、さらに詳しくは殺菌能力を備えた浄水器に関する。
近年、飲料水等の水質には関心が高まり、家庭においても浄水器が普及している。また、清浄な水の確保のためには濾過に加え殺菌も問題であり殺菌灯を内装した浄水器も提案されている。
特開平10−192893号公報
しかしながら、殺菌能力を備えた浄水器を家庭等一般に使用可能な形で提供するにはなお多くの問題点が残されている。
本発明の課題は、上記に鑑み、家庭等一般に使用可能な殺菌能力を備えた浄水器を提供することにある。
上記課題を解決するため、本発明は、水流入部と、深紫外LEDを光源として水流入部から流入する水を殺菌する紫外線殺菌部と、紫外線殺菌部により殺菌された浄水を流出させる水流出部と、水流入部から流入した水により深紫外LEDを冷却する冷却部とを有する浄水器を提供する。LEDは発熱により発光効率が低下するが、本発明の上記構成によれば、浄水のために流入する水により深紫外LEDを水冷できるので殺菌効果を落とすことなく効果的に浄水を作ることが可能となる。
本発明の具体的な特徴によれば、冷却部は、水流入部から流入して水流出部から流出する水自体によって深紫外LEDを冷却する。これによって深紫外LEDによる水の殺菌とその水による深紫外LEDの冷却を有機的に結びつけた構成が可能となる。本発明のより具体的な特徴によれば、冷却部は、深紫外LEDから発生する紫外線の照射を受ける水を深紫外LEDの冷却のために導く一連の水路を有する。本発明のさらに具体的な特徴によれば、深紫外LEDは紫外線発光部と放熱部を有し、上記の一連の水路は紫外線発生部および放熱部を巡るよう配置される。
本発明の他の具体的な特徴によれば、冷却部は、水流入部から流入するとともに水流出路から流出する浄水と混ざらない冷却用水を導く冷却用水路を有する。この特徴によれば、殺菌された浄水の必要量とは独立に冷却に必要な水を確保することができ、またこのようにして確保される冷却用水は浄水と混ざらないので殺菌が不充分であっても差し支えない。
上記に基づく本発明のより具体的な特徴によれば、冷却部は、水流入部から流入して水流出部から流出する水自体によって深紫外LEDを冷却するとともに、この冷却が不充分のとき冷却用水路に水流入部からの水を導く加水部を有する。これによって、まずは殺菌される水自体で効果的に冷却を行い、これが不足のときは冷却用水路の冷却能力を追加的に動員することができる。本発明のさらに具体的な特徴によれば、冷却用水路に前記水流入部からの水を導くか否かを水流出部の水温に基づいて決定する。
本発明の他の特徴によれば、貯水部と、深紫外LEDを光源として貯水部に貯水される水を殺菌するとともに貯水部に貯水される水自体により前記深紫外LEDを冷却する放熱構造をもつ紫外線殺菌部と有する浄水器が提供される。これによって貯水部に深紫外LED構造を水没させることによる水の殺菌と貯水部に深紫外LED構造を水没させることによるその冷却を有機的に結びつけた構成が可能となる。
本発明のより具体的な特徴によれば、放熱構造として、深紫外LEDに接続される金属放熱板が採用される。本発明のさらに具体的な特徴によれば、金属放熱板は貯水部に貯水される水と直接接しないよう被覆される。これによって殺菌構造を貯水部に水没させることによる浄水の汚染が防止される。上記本発明に関する他の具体的特徴によれば、貯水部に貯水される水の水位に応じて深紫外LEDが制御される。これによって、例えば水位が低い時に水面から出る殺菌構造部分が無意味且つ冷却不能状態で駆動され続けることなどを防止できる。
本発明の他の特徴によれば、深紫外LEDを光源として水を殺菌する紫外線殺菌部と、深紫外LEDを水により冷却する冷却部と、深紫外LEDを紫外線発生期間と紫外線非発生冷却期間とが繰り返されるよう駆動する駆動部とを有する浄水器が提供される。これによって深紫外LEDからの紫外線非発生冷却期間の設置と水による深紫外LEDの冷却が水を対象とする浄水器の中で有機的に結びつき、殺菌効果のある浄水器を効果的に提供することができる。本発明の具体的な特徴によれば、水流入部と、紫外線殺菌部により殺菌された浄水を流出させる水流出部を有し、冷却部は水流入部から流入して水流出部から流出する水自体によって深紫外LEDを冷却する。これによって上記特徴を生かした具体的な構成を提供することができる。本発明のより具体的な特徴によれば、深紫外LEDの駆動部は、深紫外LEDから発生する紫外線エネルギーを変化させるため、紫外線発生期間と紫外線非発生冷却期間を利用してこれらの比率を変更する。
本発明の他の特徴によれば、水流入部と、深紫外LEDを光源として水流入部から流入する水を殺菌する紫外線殺菌部と、紫外線殺菌部により殺菌された水を流出させる水流出部と、水流出部からの水流出量に基づき前記深紫外LEDから発生する紫外線エネルギーを制御する制御部とを有することを特徴とする浄水器が提供される。これによって必要な浄水に応じた殺菌が可能となる。
本発明の他の特徴によれば、深紫外LEDを光源として水を殺菌する紫外線殺菌部と、深紫外LEDを駆動するため外部より電力供給を受けるとともに供給された電力により充電される二次電池を持つ電源部と、通常は前記外部より供給される電力を深紫外LEDに供給するとともに、所定条件に基づき外部から電力が供給されている状態において二次電池より深紫外LEDに電力を供給する制御部とを有する浄水器が提供される。これによって、所定条件成立毎に二次電池の機能をチェックでき、停電などにより二次電池から深紫外LEDに電力を供給すべきいざというときに二次電池が機能しない状況を事前に防止できる。本発明の具体的な特徴によれば、紫外線殺菌部により殺菌された水を流出させる水流出部を有し、制御部はこの水流出部からの水流出状況に応じ二次電池より深紫外LEDに電力を供給する。これは上記所定条件の合理的な一つの例である。
上記のように、本発明によれば、家庭等一般での使用に好適な紫外線殺菌能力を備えた浄水器を提供することができる。
本発明の実施の形態に係る浄水器システムの実施例を示すブロック図である。 図1の制御部の基本機能を示すフローチャートである。 図2のステップS2におけるテスト処理の詳細を示すフローチャートである。 図2のステップS26における流水処理の詳細を示すフローチャートである。 図2のステップS34における貯水処理の詳細を示すフローチャートである。 図1の実施例における殺菌装置および浄水貯水槽の詳細構成を示すブロック図である。
図1は、本発明の実施の形態に係る浄水器システムの実施例を示すブロック図である。浄水器2は、外部から引き込まれる家庭内水道管4の元栓6から分岐した水道管に原水流入部7が接続されている。なお、図1において番号2は浄水器の外壁部をも意味している。一方、元栓6から分岐した他の水道管は浄水器2に対するバイパスとして直接切換栓8に接続されている。切換栓8は、例えば家庭の台所の流しに設けられており元栓6から直接導かれる原水と浄水器2から導かれる浄水を切換えて出水することができる。図1では上記のように白抜きの矢印で水の流れを示しており、この点は以下でも同様である。なお、切換栓8により浄水器2から出水する操作は手動でも行えるが浄水器2側からの制御でもこれを行うことができる。このとき、切換栓8を手動で操作した場合、その情報は浄水器2側に伝えられる。
浄水器2に導かれた原水は水圧計10および流量計12を通って濾過槽14に入る。濾過槽14は比較的大きな水中の不純物を濾過して除去する。濾過槽14を通った水はさらに吸着槽16に入り、分子レベルの不純物が吸着により除去される。吸着槽16を通った水はさらに殺菌装置18の殺菌槽20に入り、ここで微生物の死滅が図られる。
殺菌槽20には深紫外LED群22が設けられており、殺菌槽20の水路はこれら深紫外LED群22の間を巡るよう構成されている。この深紫外LED群22はUV−BまたはUV−Cレベルの深紫外線を発生することができる。また、深紫外線を透過させるため、深紫外LED群22を巡る水路は石英ガラスによって構成されている。深紫外LED群22は制御部24によって制御される駆動回路26によって駆動される。
駆動回路26による駆動は比較的周波数の低いパルス幅変調制御(以下、「PWM制御」)によっているが、これは後述のように深紫外線のエネルギー量を殺菌対象の水量に応じて変更するのがその目的の一つである。PWM制御のもう一つの目的は、連続点灯による深紫外LEDの過熱を防止して発光効率を上げることにある。つまり、深紫外LEDが点灯してその温度が高まり発光効率が悪くなる前に深紫外LEDをオフしてこれが冷却するのを待ち、再度点灯するという動作を行わせるためにPWM制御を行っている。
また、本発明によれば後述のように深紫外LEDを浄水器に導かれる水により冷却しているので、PWMによりオフする冷却期間を設ける効果が高い。紫外線の光源としては、水銀ランプやキセノンランプが一般的であるが、本実施例では深紫外LEDを採用することにより、殺菌効果が高く小型で家庭用に適した浄水器を実現している。なお、深紫外線は人体にとって危険でもあるので、後述するように本実施例では種々の安全対策を講じている。なお、駆動回路26を制御する制御部24はコンピュータからなり、その機能は記憶部に記憶されたプログラムと演算回路によって実行される。
殺菌槽20の外壁の一部は、深紫外線を可視光に変換する蛍光物質が内側に塗布されているとともに深紫外線自体は通さない通常のガラスで構成される蛍光観察窓28となっており、この蛍光観察窓28から導光される可視の蛍光により深紫外LEDの発光を浄水器2の外部から目視で確認することができる。また、殺菌槽20には、深紫外LED群22から発光され殺菌槽20内の石英ガラス水路を透過した光を受光する水路透過光受光部30が設けられており、その出力を制御部24に送ることにより深紫外LED群22の発光を目視に頼らず確認することができる。水路透過光受光部30は深紫外線に感度を持つ受光素子を用いるかまたは蛍光物質により変換された蛍光をより長波長側に感度をもつ受光素子で検出するようにしてもよい。水路透過光受光部30は単に深紫外LED群22の発光の確認だけでなく、石英ガラスの水路内部の汚れを検出し、殺菌効果の低下を検出するためのものである。
深紫外LED群22は発熱により発光効率が低下するが、本発明の実施例では、殺菌槽20を巡る水自体により深紫外LED群22を水冷する構成をとっている。水温計32は、殺菌槽20を巡る水の水温を検出し制御部24にこれを伝えている。制御部24は水温が所定以上になったとき冷却加水部34に指示し、深紫外LED群22内の別系列の追加水冷路に水を導くため、吸着槽16から殺菌槽20への水の流入量を増加させる。しかし、追加水冷路を流れる水は殺菌時間が充分ではないので浄水には混入させずに排水口36から廃棄する。
殺菌槽20で殺菌された浄水は浄水流出部37に接続される切換栓8から流水として利用することができるとともに、貯水栓38を開いて浄水貯水槽40に貯水し、必要に応じ切換栓8とは別系列の給水栓42を開いて取り出すこともできる。なお浄水貯水槽40に貯水する場合は、切換栓8からリアルタイムで給水する場合に比べ、殺菌槽20の流水量を少なくし、深紫外LED群22のエネルギー強度を落とすことができる。また、浄水貯水槽40に長期間貯水した浄水はその安全性が保証できないので、貯水時間が所定時間を越えると排水栓44を開いて浄水貯水槽40の水を廃棄し、殺菌槽20からの新鮮な浄水と入れ換えることができる。貯水栓38および排水栓44の制御は、浄水貯水槽40の水位およびその時間的変化を検出する制御部24によって自動的に行われる。浄水貯水槽40にも深紫外LED群46が設けられており、貯水中の浄水をさらに殺菌する。深紫外LED群46は制御部24に制御される。なお、図示を省略しているが、浄水貯水槽40にも殺菌槽20と同様の蛍光観察窓および透過光受光部が設けられていて浄水貯水槽40の深紫外LED群46の点灯状態の目視および制御部24による確認が可能である。
濾過槽14、吸着槽16、殺菌槽20および浄水貯水槽40の各部品の交換や清掃や等のメンテナンスを行うための部品交換用開閉部50を開けて行われる。このとき深紫外線被爆の危険があるので、制御部24は部品交換用開閉部50の開閉状態をモニタし、これが開放状態にあるときは深紫外LED群22および深紫外LED群46の点灯を禁止する。ここで「開放状態」とは明らかな開放状態だけでなく適正に閉鎖されていないなど紫外線漏れのおそれがあるすべての状態を含むものとする。さらに、部品交換用開閉部50が確実に閉まっていないかまたは浄水器2の外壁のどこかが破損することにより外部から内部への光漏れが生じていないかどうかを光密センサ52でチェックし、外部からの光漏れが検出された場合は、逆に内部から外部への紫外線漏れのおそれがあるので、制御部24はこれに応じて深紫外LED群22および深紫外LED群46の点灯を禁止する。
制御部24は、さらに浄水器2が使用状態になく、水圧計10に水圧がかかっていないとき、または流水計12が所定の流量を検出しないとき、それぞれ深紫外LED群22の点灯を禁止する。制御部24は、浄水貯水槽40が空の状態のとき深紫外LED群46の点灯を禁止する。これらによって、深紫外線の被爆による不測の事態を予防している。警告部54は上記のようにして深紫外LED群22または深紫外LED群46の点灯を禁止すべき異常状態が生じたときこれを浄水器外部に光信号または警告音やアナウンスなどの音信号で警告する。
以上のような浄水器2の各構成は電灯線56のコンセントに接続される電源部58により給電されている。電源部58には二次電池60が備えられており、トリクル充電により満充電状態に維持されていて停電時などの浄水殺菌に備える。電源部58は切換栓の開閉が所定回数に達する毎に短時間だけ電灯線からの電力供給がある状態において二次電池60による給電に切換えられる。これによって二次電池60の性能劣化をテストし、いざというときに二次電池60による殺菌ができなくなるような事態を事前に防止する。なお、本実施例の殺菌用深紫外線光源は電力消費が少ないLEDなので、電源を完全な電池駆動とすることも可能である。
図2は、制御部24の基本機能を示すフローチャートであり、浄水器2を設置して電源部56を電灯線54のコンセントに接続するか、または電池式駆動の場合は電池装着によりスタートする。フローがスタートするとステップS2でテスト処理が行われ浄水器2が正しく設置されたかどうかチェックする。その詳細は後述する。
ステップS2のテスト処理が終わるとフローはステップS4に進み、まず浄水器2内部の全ての深紫外LEDをオフにする。具体的には殺菌槽20の深紫外LED群22および浄水貯水槽40の深紫外LED群46の双方がオフされる。次いでステップS6で部品交換用開閉部50が開放されたままになっていないかどうかチェックする。異常がなければステップS8に進み、光密センサ52により光漏れが検出されないかどうかチェックする。これも異常なければステップS10に進み、殺菌槽20の水路透過光受光部30によって検知される深紫外線透過光および浄水貯水槽40の不図示の受光部によって検知される深紫外線透過光がそれぞれ適正かどうかチェックする。そして適正であればステップS12に移行する。なお、ステップS10では深紫外LEDがオンされていない場合は透過光が検出されないが、この場合は適正と判断する。すなわちステップS10は深紫外LEDがオンされている場合のチェック項目である。これは以下の同様のステップでも共通である。
一方、ステップS6で部品交換用開閉部50が開放状態であることが検出されるか、またはステップS8で光密状態でないことが検出されるか、またはステップS10でいずれかの透過光が適正でないことが検出されると、いずれもステップS14に進み、該当する異常状態の警告が行われる。そしてフローはステップS4に戻り、全深紫外LEDをオフする。以下、異常が是正されない限りステップS4からステップS10およびステップS14が繰り返される。なお、ステップS6からステップS10のいずれかで異常が検出されたとき既に深紫外LEDがオフの場合ステップS4は冗長であるが、後述のようにステップS6からステップS10は種々の状況において異常の検出を行っているので、その目的である全深紫外LEDオフのためステップS4を通るようにしている。
ステップS12では、水圧計10の情報に基づき、浄水器2にかかっている水圧が適正かどうかチェックする。水圧が適正な場合とは元栓6が開かれて水道管4の水圧が浄水器にかかっている状態を意味する。水圧が適正でなければステップS6に戻り、以下、ステップS12で元栓6の開放が検出されるまでステップS6からステップS12を繰り返す。
元栓6が開かれ、水圧が浄水器2にかかっていることを水圧計10が検出することにより、ステップS12において水圧が適正であることが検知されるとステップS16に進み、浄水貯水槽40が空であるかどうかがチェックされる。空でなければステップS18に進み浄水貯水槽40の深紫外LED群46をオンしてステップS20に移行する。一方、ステップS16で浄水貯水槽40が空であるであることが検知されるとステップS22に進み浄水貯水槽40の深紫外LED群46をオフしてステップS20に移行する。いずれの場合も深紫外LED群46オンまたはオフである場合は元の状態を継続することになる。
ステップS20では、流量計12の出力に基づき「レベル1」以上の流量が浄水器2に流入しているかどうかがチェックされ、該当すればステップS24に移行する。「レベル1」とは切換栓8が開かれたと看做すことができる最低レベルの流量であり、後述のように貯水栓38が全開したときの流量はこれより小さく設定されているので、貯水栓38が開かれてもステップS20からステップS24に移行することはない。なお、流量計12が検出する水流の原因が切換栓8と貯水栓38のいずれが開かれたことによるのかの識別は、ステップS20のように流量の大きさによって判定する場合の他、制御部24によって切換栓8と貯水栓38のいずれが開かれたかの直接情報をとることによってもよい。このように構成した場合は、ステップS20は、「切換栓が浄水器側に切換えられて開放されかつ水流あり?」と読替えるものとする。
ステップS20でレベル1以上の水流が検出されるとステップS24に進み、殺菌槽20の深紫外LED群22をオンしてステップS26の流水処理に移行する。流水処理の概略は水流量に応じた深紫外LED22のエネルギー量の制御等であるが、その詳細は後述する。ステップS26の流水処理が終了するとステップS6に戻り、以下ステップS6からの処理を繰り返す。
一方ステップS20でレベル1以上の流量が検出さない場合は切換栓8からの出水はないものと見なされるのでステップS28に進み、浄水貯水槽40の貯水が長期間わたっているかどうかチェックする。例えば浄水貯水槽40の水位が一日以上変化していないことが検出されると貯水が長期間に渡っているものと看做される。長期貯水に該当しなければステップS30に進み、浄水貯水槽40の水位が所定以下になって貯水が不足しているかどうかチェックされる。貯水不足に該当しなければステップS6に戻り、以下ステップS6からの処理を繰り返す。
ステップS28で長期貯水が検出されるかステップS30で貯水不足が検出されるとステップS32に進み、殺菌槽20の深紫外LED群22をオンしてステップS34の貯水処理に移行する。貯水処理の概略は貯水の入れ替えまたは補充等であるが、その詳細は後述する。ステップS34の流水処理が終了するとステップS6に戻り、以下ステップS6からの処理を繰り返す。
図3は、図2のステップS2におけるテスト処理の詳細を示すフローチャートである。フローがスタートすると、まずステップS42で全ての深紫外LEDをオフしてステップS44に進み、以下ステップS42とステップS44を繰り返して深紫外LEDをテスト点灯させるための手動操作を待つ。この間、手動操作を促す表示またはアナウンスを行うのが望ましい。手動操作があるとステップS46に進み、部品交換用開閉部50が開放されたままになっていないかどうかチェックする。異常がなければステップS48に進み、光密センサ52により光漏れが検出されないかどうかチェックする。これも異常なければステップS50に進んで、全深紫外LEDを5秒間テスト点灯させる表示を行う。
そしてステップS52に進み、深紫外LEDオンの状況下において殺菌槽20の水路透過光受光部30によって検知される深紫外線透過光および浄水貯水槽40において同様に不図示の受光部によって検知される深紫外線透過光がそれぞれ適正かどうかチェックする。なお、この場合はまだ浄水器2に水が導入されていないことを想定しており、ステップS52における「適正」とは単に点灯の有無であって、そのレベルまでは判定せず、点灯していれば適正とする。なお、全深紫外LEDがオンされる5秒間の間、蛍光観察窓からの目視によっても深紫外LED群22および深紫外LED群46の点灯を確認できる。ステップS52で透過光が適正であると判定されるとステップS54に移行する。
一方、ステップS46、ステップS48およびステップS52のいずれかで異常が検出される後ステップS56に以降して該当する異常の警告を行いステップS42に戻って全深紫外LED42をオフする。その後はステップS44で再度点灯操作を行わなければ、フローはステップS42およびステップS44を繰り返す。これに対し、警告された異常を是正して点灯操作を行えばステップS46からのチェックが再度行われる。
透過光が適正であることが検知されてステップS54に進んだ場合は、ここで元栓6の開放操作を促す案内を行い、次いでステップS58で切換栓8を浄水器側に切換えて開放する操作を待つ。この間、切換栓8の手動操作を促す表示またはアナウンスを行うのが望ましい。ステップS58で切換栓8の浄水開放操作が検出されるとステップS60に進み、水圧が適正かどうかチェックするそして水圧適正であればステップS62で流量がレベル1以上であるかどうかチェックする。ここで流量がレベル1以上であれば元栓6および切換栓8が正しく開放されたことを意味するのでステップS64に進み、殺菌槽20の深紫外LED群22をオンする。なお、このときまでにステップS50で指示された5秒間の全深紫外LEDの点灯は終わり、これらはすべて消灯状態にあることを想定している。
次いでステップS66では、深紫外LED群22がオンの状況下において殺菌槽20の水路透過光受光部30によって検知される深紫外線透過光が適正かどうかチェックする。この場合は実際に殺菌槽20に水が導入された状態でのチェックであり、「適正」とは単に深紫外LED群22が点灯していることだけでなく、その水の入った水路を透過してきた透過光のレベルが適正かどうかもチェックする。ステップS66で水路透過光が適正であると判断されれば、ステップS54に移行する。なお、この場合も、蛍光観察窓28からの目視によって深紫外LED群22の点灯を確認できる。ステップS66のチェックは、透過光が適正であるかどうかのチェックであるとともに、レベル1以上の流量を検知したとき自動的に深紫外LED群22が点灯するかどうかのチェックも兼ねている。
ステップS66で透過光が適性であると判断されるとステップS68に進み浄水器側で開放されている切換栓の閉鎖操作を待つ。この間、手動操作を促す表示またはアナウンスを行うのが望ましい。手動操作があるとフローは終了となる。一方、ステップS66で殺菌槽20の透過光が適正でないと判断されたときはステップS70に移行し、深紫外LED群22をオフするとともにステップS72に進んでその旨の警告を行い、ステップS54に戻る。ステップS60で水圧が適正でないと判断されたとき、またはテップS62で流量がレベル1以上でないと判断されたときはステップS72に移行し、該当する警告を行ってステップS54に戻る。これによって、心当たりの是正処置再度ステップS54以下のテストを行うことが可能である。
図4は、図2のステップS26における流水処理の詳細を示すフローチャートである。フローがスタートすると、ステップS82で流量レベルがレベル2(但し、レベル2>レベル1)以下かどうかチェックする。図4のフローに入ったということは流量がレベル1より大きい場合であるから、ステップS82では流量がレベル1とレベル2の間にあるかどうかを見ていることになる。該当すればステップS84に進み、図1の駆動回路26によってPWM制御する深紫外LED群22の点灯デューティーを小さく設定してステップS86に移行する。なお、流水処理では専ら深紫外LED群22を制御するので、図4では、簡単のため、「殺菌槽深紫外LED(深紫外LED群22)」をステップS84のように単に「深紫外LED」と称する。これは図4の以下のステップでも同様である。
一方、ステップS82で流量がレベル2より大きい時はステップS88に進み、流量がレベル3(但し、レベル3>レベル2)以下かどうかチェックする。該当すればステップS90に進み、深紫外LED群22の点灯デューティーを中程度に設定してステップS86に移行する。これに対し、ステップS88で流量がレベル3より大きい時はステップS92に進み、深紫外LED群22の点灯デューティーを大きく設定してステップS86に移行する。このようにステップS82、ステップS84およびステップS88からステップS92は流量が大きくなるほど深紫外LED群22の点灯デューティーを大きくして照射エネルギーを上げるためのものである。図4では、3段階で調節しているが、これを多くするか無段階で連続的に調節するようにしてもよい。
ステップS86では、殺菌槽20の水温が所定上かどうかチェックし、所定以上であればステップS94に進んで冷却加水を指示してステップS96に移行する。ステップS94の指示に基づき、冷却加水部34は深紫外LED群22内の別系列の追加水冷路に冷却水を導くとともに熱交換後の水を排水口36から廃棄する処理を開始する。既に冷却加水を行っている場合はそれを継続する。一方、ステップS86で所定以上の水温が検知されなければステップS98に進み、加水なしの指示をしてステップS96に移行する。ステップS98の指示に基づき、冷却加水部34は冷却加水を中止する。この時点で冷却加水を行っていなければ加水なしの状態を継続する。
ステップS96では、部品交換用開閉部50が開放されたままになっていないかどうかチェックする。異常がなければステップS100に進み、光密センサ52により光漏れが検出されないかどうかチェックする。これも異常なければステップS102に進み、水路透過光受光部30によって検知される深紫外線透過光が適正かどうかチェックする。そして適正であればステップS104に移行する。
ステップS104では、流量がレベル1以上であるかどうかチェックする。そして、レベル1以上であれば切換栓8の開放による出水状態が続いていると考えられるのでステップS82に戻り、以下、流量がレベル1以下にならない限り、ステップS82からステップS104を繰り返し、流量変化、水温変化および種々の異常に対応する。一方、ステップS104で流量がレベル1以下になったことが検知されるとステップS106に進み、深紫外LED群22をオフにしてフローを終了する。
また、ステップS96で部品交換用開閉部50が開放状態であることが検出されるか、またはステップS100で光密状態でないことが検出されるか、またはステップS102で深紫外線水路透過光が適正でないことが検出されると、いずれもステップS108に進み、該当する異常状態の警告が行われる。次いでステップS110に進み、制御部24の制御で切換栓8を強制的に閉鎖しステップS106に移行する。そしてステップS106で深紫外LED群22をオフにしてフローを終了する。
図5は、図2のステップS34における貯水処理の詳細を示すフローチャートである。フローがスタートすると、ステップS122で貯水長期により貯水処理に入ったのかどうかチェックする。貯水長期による場合はステップS124に進み、深紫外LED群22および深紫外LED群46をオフにする。次いでステップS126で排水栓44を開放することにより浄水貯水槽40の排水を開始し、ステップS128を繰り返して浄水貯水槽40が空になるのを待つ。
ステップS128において浄水貯水槽40が空になったことが検知されるとステップS130に進み、深紫外LED群22および深紫外LED群46をオンにするとともに排水栓44を閉鎖する。そしてステップS132に進み、浄水貯水槽40の水位が所定以上かどうかチェックする。ステップS130からステップS132に移行した場合であれば当然水位は所定以下であるからステップS134に移行し、深紫外LED群22の点灯デューティーを小さく設定する。次いでステップS136で貯水栓38を全開にしてステップS138に移行する。ここで貯水栓38を全開した時の流水計12の流量はレベル1以下である。従って、貯水栓38が開かれても図2のステップS20から流水処理に入ることはない。
一方、ステップS132で浄水貯水槽40の水位が所定以上であった場合はステップS140に移行し、深紫外LED群22の点灯デューティーを僅少に設定し、ステップS136で貯水栓38を半開にしてステップS138に移行する。このように浄水貯水槽40の水位が所定以上である場合は貯水速度をより小さくし、深紫外LED群22のエネルギーも最小に絞る。
ステップS138では、殺菌槽20の水温が所定上かどうかチェックし、所定以上であればステップS144に進んで冷却加水を指示してステップS148に移行する。冷却加水の詳細は前述のとおりである。また、前述のとおり、既に冷却加水を行っている場合はそれを継続する。一方、ステップS138で所定以上の水温が検知されなければステップS146に進み、加水なしの指示をしてステップS148に移行する。この時点で冷却加水を行っていなければ加水なしの状態を継続することも前述のとおりである。
ステップS148では、浄水貯水槽40の水位が満杯であるかどうかチェックする。そして満杯でなければステップS132に戻り、以下ステップS132からステップS148を繰り返して水位および水温に応じて貯水を継続する。一方、ステップS148において浄水貯水槽40の水位が満杯であることが検出されるとステップS150に進み、貯水栓38を閉鎖するとともにステップS152で深紫外LED群22をオフしてフローを終了する。なお、浄水貯水槽40における深紫外LED群46のオン状態は浄水貯水槽40における貯水がある限り継続される。
図6は、図1の実施例における殺菌装置18および浄水貯水槽40の詳細構成を示すブロック図である。共通部分には共通の番号を付し、必要のない限り説明は省略する。まず、殺菌装置18の詳細構成について説明すると、殺菌槽20の具体的構成は、図6に示すように吸着槽16から流入して殺菌装置18内を屈曲して巡り、切換栓8または貯水栓38に向かう石英ガラス水路120となっている。参考までに水路中の水の流れの方向を要所において短い矢印で示す。これは以下に説明する他の構成においても同様である。また、深紫外LED群22は、図6に示すように屈曲する石英ガラス水路120がに挟まれる位置に設けられており、石英ガラス水路120内を流れる水が殺菌のために個々の深紫外LED近傍を順次流れるとともにこの水が深紫外LED群を冷却するよう配置されている。
深紫外LED群22は、金属性の放熱基板122上に並べて配置されており、その外側を石英ガラスパッケージ124で覆っている。このとき、放熱基板122の裏側は石英ガラスパッケージから露出するよう構成される。これによって、石英ガラス120水路を放熱基板122の裏側に密接させることができ、石英ガラス120水路内部を流れる水による放熱基板122の裏側の冷却効果を高めている。また、水路透過光受光部30は、上記のようにして深紫外LED群22から発生し、石英ガラス水路120を透過した紫外線を受光する。これによって深紫外LED22からの紫外線発生を確認できるとともに、もし石英ガラス水路120の内側に汚れ等があると透過光が弱まるのでこれを検知することができる。水温計32は放熱板122による水の加熱状態が累積する石英ガラス水路120の出口近辺に設けられている。
冷却加水部34は、制御部24によって制御される加水栓126および冷却槽128を有する。冷却槽128は、加水栓126から流入した水が深紫外LED群22の石英ガラスパッケージ124および放熱基板122の裏側を直接浸して冷却するようにするためのものである。冷却後の水は後排口36から排水される。このように冷却加水部の水は直接放熱基板122の裏側に触れることにより高い冷却効果を持つとともに石英ガラス水路120を流れる浄水と混じることはない。
浄水貯水槽40の深紫外LED群46は、殺菌装置18の深紫外LED群22と同様にして金属性の放熱基板130上に並べて配置されるが、石英ガラスパッケージ132は放熱基板130の裏側も含めて深紫外LED群46を覆っている。下側の石英ガラスパッケージ134によって囲まれる深紫外LED群も同様の構成である。このようにして、浄水貯水槽40内には、石英ガラスパッケージで全体が覆われた構造を単位とする深紫外LED群の単位が水平に積み重ねる形で浄水に直接浸されている。石英ガラスパッケージは上記のように放熱基板130の裏側を覆っているが、これは貯水中の浄水が放熱板に直接触れて汚染されることを防止するためであり、放熱板130の裏側部分における石英ガラスパッケージは極めて薄く、放熱はこの薄い石英ガラスパッケージ層を通じて放熱板130の裏側から貯水内に効率的に行われる。
水位計136は貯水される浄水の水位を検出して制御部24に伝えるものであり、制御部24は伝えられた水位に基づき、駆動回路48に深紫外LED群46の制御を指示する。具体的には、下側の石英ガラスパッケージ134で覆われる深紫外LED群だけが浄水に浸るような低水位であった場合は下側の深紫外LED群の単位だけをオンとするとともに、石英ガラスパッケージ132で覆われる上側の深紫外LED群の単位まで浄水に浸るような高水位であった場合、両方の単位の深紫外LED群をオンする。これによって、水位が低い時に水面から出る上側の深紫外LED群が無意味且つ冷却不能状態で駆動され続けることなどを防止できる。図6では簡単のため水平2列の深紫外LED群の単位を図示したが、この列を多数とし、水位に応じてきめ細かくそれらのオンオフを制御してもよい。
蛍光観察窓138は、図1では図示が省略されていたものであり、浄水貯水槽40内の深紫外LED群46の点灯状態を目視することができる。透過光受光部140も、図1では図示が省略されていたものであり、上記のような構成の深紫外LED群46から発生し浄水貯水槽40内に貯水されている浄水を透過した紫外線を受光して制御部24に伝えるものである。
以上のように本発明では、新紫外LEDを用いた浄水器を家庭用等一般の使用に供するため、紫外線被爆による不測の事態を招かないよう浄水器としての種々の安全対策を講じている。これに加え、本発明の実施例では、浄水器2が分解されて深紫外LED群22または46が取り出されて誤用されたときの事故にも配慮し、浄水器2から分離された深紫外LED群22または46単独では紫外線を発生させることができないよう構成している。具体的には、深紫外LED群を被覆している石英ガラスパッケージの接点に転用防止接点を設けるとともに石英ガラスパッケージ内に転用防止判定回路を設け、転用防止接点に浄水器2側から暗号キー信号が入力していることを転用防止判定回路が判定しない限り深紫外LED群22または46から紫外線が発生しないよう構成する。また、放熱基板122または130に接続するための個々の深紫外LEDにも転用防止内部配線部を設け、放熱基板122または130から個々の深紫外LED群22または46を不用意に取り外せばその機械的作用を受けて転用防止内部配線部が断線し、以後個々の深紫外LED群22または46を使用できないようにしている。
本発明は、家庭等一般に使用可能な殺菌能力を備えた浄水器を提供するものである。
7 水流入部
22 深紫外LED
20 紫外線殺菌部
37 水流出部
120 冷却部
120 一連の水路
22 紫外線発光部
122 放熱部
128 冷却用水路
126 加水部
24 制御部
40 貯水部
46 紫外線LED
130 放熱構造
132、134 被覆
26、48 駆動部
60 二次電池
58 電源部

Claims (17)

  1. 水流入部と、深紫外LEDを光源として前記水流入部から流入する水を殺菌する紫外線殺菌部と、前記紫外線殺菌部により殺菌された浄水を流出させる水流出部と、前記水流入部から流入した水により前記深紫外LEDを冷却する冷却部とを有することを特徴とする浄水器。
  2. 前記冷却部は、前記水流入部から流入して前記水流出部から流出する水自体によって前記深紫外LEDを冷却することを特徴とする請求項1記載の浄水器。
  3. 前記冷却部は、前記深紫外LEDから発生する紫外線の照射を受ける水を前記深紫外LEDの冷却のために導く一連の水路を有することを特徴とする請求項2記載の浄水器。
  4. 前記深紫外LEDは紫外線発光部と放熱部を有し、前記一連の水路は前記紫外線発生部および前記放熱部を巡るよう配置されることを特徴とする請求項3記載の浄水器。
  5. 前記冷却部は、前記水流入部から流入するとともに前記水流出路から流出する浄水と混ざらない冷却用水を導く冷却用水路を有することを特徴とする請求項1記載の浄水器。
  6. 前記冷却部は、前記水流入部から流入して前記水流出部から流出する水自体によって前記深紫外LEDを冷却するとともに、この冷却が不充分のとき前記冷却用水路に前記水流入部からの水を導く加水部を有することを特徴とする請求項5記載の浄水器。
  7. 前記水流出部の水温に基づいて前記冷却用水路に前記水流入部からの水を導くか否か決定する制御部を有することを特徴とする請求項6記載の浄水器。
  8. 貯水部と、深紫外LEDを光源として前記貯水部に貯水される水を殺菌するとともに前記貯水部に貯水される水自体により前記深紫外LEDを冷却する放熱構造をもつ紫外線殺菌部と有することを特徴とする浄水器。
  9. 前記放熱構造は、前記深紫外LEDに接続される金属放熱板であることを特徴とする請求項8記載の浄水器。
  10. 前記金属放熱板は貯水部に貯水される水と直接接しないよう被覆されていることを特徴とする請求項9記載の浄水器。
  11. 前記貯水部に貯水される水の水位に応じて前記深紫外LEDを制御する制御部を有することを特徴とする請求項8から10のいずれかに記載の浄水器。
  12. 深紫外LEDを光源として水を殺菌する紫外線殺菌部と、前記深紫外LEDを水により冷却する冷却部と、前記深紫外LEDを紫外線発生期間と紫外線非発生冷却期間とが繰り返されるよう駆動する駆動部とを有することを特徴とする浄水器。
  13. 水流入部と、前記紫外線殺菌部により殺菌された浄水を流出させる水流出部を有し、前記冷却部は前記水流入部から流入して前記水流出部から流出する水自体によって前記深紫外LEDを冷却することを特徴とする請求項12記載の浄水器。
  14. 前記駆動部は、紫外線発生期間と紫外線非発生冷却期間との比率を変更することが可能であることを特徴とする請求項12または13記載の浄水器。
  15. 水流入部と、深紫外LEDを光源として前記水流入部から流入する水を殺菌する紫外線殺菌部と、前記紫外線殺菌部により殺菌された水を流出させる水流出部と、前記水流出部からの水流出量に基づき前記深紫外LEDから発生する紫外線エネルギーを制御する制御部とを有することを特徴とする浄水器。
  16. 深紫外LEDを光源として水を殺菌する紫外線殺菌部と、前記深紫外LEDを駆動するため外部より電力供給を受けるとともに供給された電力により充電される二次電池を持つ電源部と、通常は前記外部より供給される電力を前記深紫外LEDに供給するとともに、所定条件に基づき外部から電力が供給されている状態において前記二次電池より前記深紫外LEDに電力を供給する制御部とを有することを特徴とする浄水器。
  17. 前記紫外線殺菌部により殺菌された水を流出させる水流出部を有し、前記制御部はこの水流出部からの水流出状況に応じ前記二次電池より前記深紫外LEDに電力を供給することを特徴とする請求項16記載の浄水器。
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