JP2010193664A - フィードバック制御方法、モータ制御方法、及びモータ制御装置 - Google Patents

フィードバック制御方法、モータ制御方法、及びモータ制御装置 Download PDF

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Abstract

【課題】演算サイクルを保持したままでフィードバック制御の応答性を向上させる。
【解決手段】電圧指令vd,vqを出力する1つのサイクルタイムTAにおいて、サンプリング周期TBでモータ電流IU,IV,IWを検出するサンプリングタイミングta,tbが2回設定され、サイクルタイムTAは、最初のサンプリングタイミングtaにおいて、モータ電流IU,IV,IWを取得する第1データ取得工程と、モータ電流IU,IV,IW及びモータ電流IU,IV,IWが情報処理された処理データの一方又は双方を一時記憶データとして記憶する一時記憶工程と、2回目のサンプリングタイミングtbにおいて、モータ電流IU,IV,IWを取得する第2データ取得工程と、一時記憶データと第2データ取得工程において取得されたモータ電流IU,IV,IWとを用いて電圧指令vd,vqを演算する電圧指令演算工程とを有する。
【選択図】図3

Description

本発明は、被制御対象物の制御結果に伴う物理量を検出し、当該被制御対象物をフィードバック制御して制御指令を出力する演算をコンピュータに実行させるフィードバック制御方法に関する。また、被制御対象物がモータの場合においては、本発明は、当該モータに流れるモータ電流を検出し、フィードバック制御により前記モータを駆動する電圧指令を出力する演算をコンピュータに実行させるモータ制御方法に関する。また、本発明は、モータに流れるモータ電流の検出結果を用いて前記モータを駆動する電圧指令をフィードバック制御するモータ制御装置に関する。
モータなどのアクチュエータの制御においては、しばしばフィードバック制御が実施される。アクチュエータの被制御結果、例えばアクチュエータに流れる電流などを検出し、目標電流と実際に流れる電流との差を減じるべく、アクチュエータの駆動指令が制御される。デジタル技術が進歩した近年では、データ処理の容易性もあり、このようなフィードバック制御は主としてマイクロコンピュータとなどの論理演算プロセッサを利用して実施される。従って、電流等、被制御対象物の制御結果に伴う物理量も所定のサンプリング周期でデジタルデータとして取得される。マイクロコンピュータやDSP(digital signal processor)などの論理演算プロセッサは、システムクロックから生成された所定の演算サイクルを有している。一般的なフィードバック制御では、この演算サイクルと物理量のサンプリング周期とが同じであり、1演算サイクルにおいて1時点でのサンプリング結果が用いられる。
特開2008−167603号公報(特許文献1)には、そのようなフィードバック制御を用いたモータ制御装置の技術が開示されている。モータ電流をサンプリングするサンプリング部は、モータ電流検出回路の出力信号を所定のサンプリング周期ごとにサンプリングして、モータ電流を電流偏差演算部に与える。電流偏差演算部は、電流偏差を求め、これを電流PWM制御部に与える。電流PWM制御部は、電流偏差が零になるように、比例積分演算によってデューティー比を定め、電流PWM信号をモータ駆動回路に与える。つまり、電流PWM信号がモータ駆動回路に与えられるまでの1演算サイクルにおいて、1時点でのモータ電流の検出結果が用いられる。
特開2008−167603号公報(第17〜18段落等)
ところで、フィードバック制御の応答性は、サンプリング周期を短くして、いわゆる測定対象の検出分解能を上げることによって向上させることができることが知られている。しかし、高くなった分解能、つまり、短くなったサンプリング周期にフィードバック制御を追従させるには、演算サイクルも短くする必要がある。演算サイクルを短くするにはマイクロコンピュータ等に高性能化が求められ、コストアップにもつながることになる。
本発明は、上記課題に鑑みて創案されたもので、演算サイクルを保持したままでフィードバック制御の応答性を向上させる技術を提供することを目的とする。
上記目的を達成するための本発明に係るフィードバック制御方法の特徴構成は、
被制御対象物の制御結果に伴う物理量を検出し、当該被制御対象物をフィードバック制御して制御指令を出力する演算をコンピュータに実行させるフィードバック制御方法であって、
前記コンピュータが前記制御対象物に対して1回の制御結果を出力する1つのサイクルタイムにおいて、前記被制御対象物の制御結果に伴う物理量を離散的に検出するサンプリングタイミングが2回設定され、
前記サイクルタイムは、
最初のサンプリングタイミングにおいて、所定のサンプリング周期で前記物理量を取得する第1データ取得工程と、
取得した前記物理量及び前記物理量が情報処理された処理データの一方又は双方を一時記憶データとして一時記憶する一時記憶工程と、
2回目のサンプリングタイミングにおいて、前記物理量を取得する第2データ取得工程と、
前記一時記憶データと前記第2データ取得工程において取得された前記物理量とを用いて前記制御指令を演算する制御指令演算工程と、を有する点にある。
この特徴構成によれば、1回のサイクルタイムに2回のサンプリングタイミングが設定され、1回のサイクルタイムにおいて2回分のサンプリング結果を利用してフィードバック制御の演算が実行される。2回分のサンプリング結果を用いることによって、実質的に測定対象である物理量の検出分解能を2倍に高め、フィードバック制御の応答性が向上する。つまり、本特徴構成によれば、演算サイクルを保持したままでフィードバック制御の応答性を向上させることが可能となる。また、制御指令を演算するメインプログラムは、2回目のサンプリングタイミング以降に実行されることになるので、おおよそサンプリング周期の1周期分は、制御指令の演算には利用されない。従って、この空いた時間に他の処理を実行することも可能である。
また、本発明に係るモータ制御方法の特徴構成は、
モータに流れるモータ電流を検出し、フィードバック制御により前記モータを駆動する電圧指令を出力する演算をコンピュータに実行させるモータ制御方法であって、
前記コンピュータが1回の電圧指令を出力する1つのサイクルタイムにおいて、所定のサンプリング周期で前記モータ電流を離散的に検出するサンプリングタイミングが2回設定され、
前記サイクルタイムは、
最初のサンプリングタイミングにおいて、前記モータ電流を取得する第1データ取得工程と、
取得した前記モータ電流及び前記モータ電流が情報処理された処理データの一方又は双方を一時記憶データとして一時記憶する一時記憶工程と、
2回目のサンプリングタイミングにおいて、前記モータ電流を取得する第2データ取得工程と、
前記一時記憶データと前記第2データ取得工程において取得された前記モータ電流とを用いて前記電圧指令を演算する電圧指令演算工程と、を有する点にある。
この特徴構成によれば、1回のサイクルタイムに2回のサンプリングタイミングが設定され、1回のサイクルタイムにおいて2回分のサンプリング結果を利用してフィードバック制御の演算が実行される。2回分のサンプリング結果を用いることによって、実質的に測定対象であるモータ電流の検出分解能を2倍に高め、フィードバック制御の応答性が向上する。つまり、本特徴構成によれば、演算サイクルを保持したままでモータ制御の応答性を向上させることが可能となる。また、電圧指令を演算するメインプログラムは、2回目のサンプリングタイミング以降に実行されることになるので、おおよそサンプリング周期の1周期分は、電圧指令の演算には利用されない。従って、この空いた時間に通信など、他の処理を実行することも可能である。
また、本発明に係るモータ制御装置の特徴構成は、
モータに流れるモータ電流の検出結果を用いて前記モータを駆動する電圧指令をフィードバック制御するモータ制御装置であって、
所定のサンプリング周期で前記モータ電流を取得するサンプラーと、
前記サンプリング周期を2周期分含むサイクルタイムにおける最初のサンプリングタイミングに取得された前記モータ電流に基づくデータとして一時記憶された一時記憶データと、2回目のサンプリングタイミングに取得された前記モータ電流とを用いて、電流制御演算を行って前記電圧指令を演算する電圧指令演算部と、を備える点にある。
この特徴構成によれば、モータ制御装置が電圧指令を演算する1サイクルタイムにサンプリング周期が2周期含まれるサンプラーによって、モータ電流が検出される。そして、最初にサンプラーによって検出されたモータ電流は、一時記憶データとして記憶される。サンプラーによって2回目にモータ電流が検出されると、このモータ電流と一時記憶データとを用いて電圧指令が演算される。一時記憶データは、モータ電流に基づくデータであるから、電圧指令演算部が電圧指令を演算する1回のサイクルタイムにおいて2回のサンプリングタイミングにおけるモータ電流を用いて電圧指令が演算される。即ち、実質的に測定対象であるモータ電流の検出分解能が2倍に高められるので、フィードバック制御の応答性が向上する。つまり、本特徴構成によれば、演算サイクルを保持したままでモータ制御の応答性を向上させることが可能となる。また、電圧指令演算部は、しばしば、マイクロコンピュータなどの論理演算プロセッサにおいて、ハードウェアとプログラムとの協働により実現される。その場合、論理演算プロセッサは、2回目のサンプリングタイミング以降に、電圧指令演算を実施すれば足りるので、1回のサイクルタイムにおいて2回目のサンプリングタイミングまでの期間に他の演算を実施することができる。
また、本発明に係るモータ制御装置の前記電圧指令演算部は、前記一時記憶データと、2回目のサンプリングタイミングに取得された前記モータ電流と、当該モータ電流情報処理された処理データとから構成された行列式と、パラメータ行列との行列演算により、前記電圧指令を算出する電流制御演算部を有すると好適である。
この特徴構成によれば、2回目のサンプリングタイミングにおいてモータ電流を取得した後、速やかに行列演算を実施することによって、電圧指令を求めることが可能となる。
尚、上述した特許文献1の第17段落には、サンプリング部におけるサンプリング周期が変更可能であることが記載されている。しかし、このサンプリング周期の変更は、PWM制御の搬送波周期との同期を取るためのものである。従って、1周期のサイクルタイムにおいて、2回のサンプリングタイミングが設定されるような本発明の技術思想は示されていない。
モータ制御システムの構成例を模式的に示すブロック図 モータ制御装置の構成例を模式的に示すブロック図 モータ制御装置がモータ電流に基づいて電圧指令を演算する例を模式的に示すタイミングチャート
以下、本発明の実施形態を、本発明を車載の交流モータを制御するモータ制御装置に適用した場合を例として、図面に基づいて説明する。図1は、交流モータを駆動するモータ制御システムの構成を模式的に示すブロック図である。交流モータであるモータ12を駆動するモータ制御システムは、モータ12と直流電源20との間に介在されて、直流電源20の出力を3相交流に変換するインバータ回路5を有して構成される。インバータ回路5は、複数のスイッチング素子を有して構成される。スイッチング素子には、IGBT(insulated gate bipolar transistor)やMOSFET(metal oxide semiconductor field effect transistor)を適用すると好適である。ここでは、スイッチング素子としてIGBTを用いる場合を例示している。
インバータ回路5は、3相のブリッジ回路により構成されている。インバータ回路5の入力プラス側21と入力マイナス側22との間に2つのIGBTが直列に接続され、この直列回路が3回線並列接続される。つまり、モータ12のステータコイルu相、v相、w相のそれぞれに一組の直列回路が対応したブリッジ回路が構成される。図1において、IGBTQ3、Q5、Q1は、それぞれu相、v相、w相に対応する上段側のスイッチング素子である。また、IGBTQ4、Q6、Q2は、それぞれu相、v相、w相に対応する下段側のスイッチング素子である。尚、IGBTQ1〜Q6には、それぞれフライホイールダイオード(回生ダイオード)が並列に接続される。フライホイールダイオードは、カソード端子がIGBTのコレクタ端子に接続され、アノード端子がIGBTのエミッタ端子に接続される形で並列に接続される。
各相の上段側のIGBTQ1、Q3、Q5のコレクタはインバータ回路5の入力プラス側21に接続され、エミッタは各相の下段側のIGBTQ2、Q4、Q6のコレクタに接続されている。また、各相の下段側のIGBTQ2、Q4、Q6のエミッタは、インバータ回路5の入力マイナス側22(グラウンド)に接続されている。対となる各相のIGBT(Q5,Q6)、(Q3,Q4)、(Q1,Q2)による直列回路の中間点(IGBTの接続点)は、モータ12のu相、v相、w相のステータコイル12u、12v、12wにそれぞれ接続されている。
各IGBTQ1〜Q6のゲートは、ドライバ回路51を介して制御部としてのECU50に接続されており、それぞれ個別にスイッチング制御される。ECU50は、本発明のコンピュータ及びモータ制御装置に相当するものであり、マイクロコンピュータなどの論理回路を中核として構成される。高電圧をスイッチングするIGBTやMOSFETのゲートに入力される駆動信号は、一般的な論理回路の電圧よりも高い電圧を必要とするため、ドライバ回路51を介してインバータ回路5に入力される。
ECU50は、IGBTQ1〜Q6を、モータ12に対する目標トルク及び回転数に基づいてPWM制御することで、モータ12に3相の交流駆動電流を供給する。これにより、モータ12は、回転数、目標トルクに応じて力行する。尚、モータ12が発電機として働き、モータ12側からインバータ回路5が電力を受ける回生時も力行時と同様である。ECU50は、IGBTQ1〜Q6を、モータ12に対する目標トルク及び回転数に基づいてPWM制御することで、発電された電力を直流に変換する。尚、単純に、IGBTQ1〜Q6に並列接続されたフライホイールダイオードを用いて整流することも可能である。
また、ECU50は、回転数やモータ電流に基づいてフィードバック制御を行う。図1に示すように、モータ2のu相、v相、w相の各ステータコイル12u、12v、12wへ供給される駆動電流(モータ電流)を計測するために、電流検出部13として機能する電流センサが備えられている。電流センサによる検出値は、ECU50が受け取り、フィードバック制御に用いられる。本例では、3相全ての電流を計測する構成を示しているが、3相は平衡状態にあり、電流の瞬時値の総和は零であるので2相のみの電流を計測して、ECU50において残りの1相の電流を演算により求めてもよい。
また、モータ12には、回転検出部11として、レゾルバなどの回転検出センサが備えられており、モータ12のロータの回転角(機械角)を検出する。回転検出センサは、単独で、又はECU50と協働して回転検出部11として機能する。回転検出センサは、ロータの極数(極対数)に応じて設定されており、ロータの回転角を電気角θに変換し、電気角θに応じた信号を出力することも可能である。ECU50は、この回転角や電気角θに基づいてモータ12の回転数(角速度ω)や、インバータ回路5の各IGBTQ1〜Q6の制御タイミングを演算する。
図2は、モータ制御装置としてのECU50の構成を模式的に示すブロック図である。図2では、モータ制御システムの内、ECU50以外の構成については適宜簡略化して表している。ECU50は、図2に示すように、目標電流設定部1と、電圧指令演算部2と、2相/3相変換部3と、PWM制御部4と、3相/2相変換部6と、サンプラー7と、回転状態演算部10と有して構成される。上述したように、ECU50は、マイクロコンピュータなどの論理演算プロセッサを中核として構成される。従って、ECU50の各機能部は、それぞれ独立して構成される必要はなく、プログラムと共通のハードウェアとの協働によって各機能が実現されれば充分である。よく知られているように、論理演算プロセッサは、所定のサイクルタイムごとに、繰り返し所定の演算処理を実行するようにプログラムされる。
交流モータを制御する方法として、ベクトル制御(field oriented control : FOC)と呼ばれる制御方法が知られている。ベクトル制御では、交流モータの3相各相のステータコイルに流れるモータ電流を、回転子に配置された永久磁石が発生する磁界の方向であるd軸と、d軸に直交するq軸とのベクトル成分に座標変換してフィードバック制御を行う。本例においても、このベクトル制御を採用している。
目標電流設定部1は、モータ12を駆動するための目標電流を設定する機能部である。目標電流設定部1は、ECU50とは別の制御部、例えば車両全体を制御するECUなどから、モータ12に要求される目標トルクreq_tを受け取り、この目標トルクreq_tとモータ12の回転数などの回転状態とに基づいて目標電流値を演算する。モータ12の回転状態は、上述したように回転角検出部11により検出され、その検出結果に基づいて回転状態演算部10によって演算されて目標電流設定部1に伝達される。目標電流値は、d軸目標電流req_id及びq軸目標電流req_iqの2相電流として演算される。
電圧指令演算部2は、モータ12を駆動するための電流指令を決定するための電流制御を行うと共に、決定された電流指令を用いて電圧方程式を演算して電圧指令vd,vqを決定する機能部である。電圧指令演算部2は、目標電流設定部1により設定された目標電流req_id,req_iqと、電流検出部13により検出されて3相/2相変換部6を介してフィードバックされた2相電流id,iqに基づいて電流制御を実施して電流指令を決定する。モータ電流IU,IV,IWは、上述したように電流検出部13によって検出され、サンプラー7を介してデジタル化された3相電流iu,iv,iwとしてECU50に取得される。サンプラー7は、例えば、A/Dコンバータにより構成される。
3相電流iu,iv,iwは、実際に3相のステータコイル12v〜12Wに流れる電流を示すものである。一方、電圧指令演算部2は、ベクトル空間上において、d軸電流及びq軸電流の2相電流id,iqに対して電流制御を実施する。従って、3相電流iu,iv,iwは、回転状態演算部10から取得するロータの回転状態情報(電気角θ)に基づき、3相/2相変換部6において2相電流id,iqへ変換されて電圧指令演算部2へ伝達される。電流制御は、一般的に、比例制御(P制御)や、比例積分制御(PI制御)によって実施される。本例では、電流制御演算部8において比例積分制御による電流制御演算と電圧方程式の演算と含む行列演算を行うことによって、電圧指令が求められる。行列演算については後述する。
2相/3相変換部3は、回転状態演算部10から取得するロータの回転状態情報(電気角θ)に基づき、電圧指令vd,vqを、実際に3相のステータコイル12v〜12wに駆動電流を流すための3相電圧指令vu,vv,vwに変換する機能部である。そして、PWM制御部4は、2相/3相変換部3において決定された3相電圧指令vu,vv,vwに基づいて、3相の駆動電圧を発生させるべく、インバータ回路5の各IGBTQ1〜Q6をスイッチングするゲート駆動信号を生成する機能部である。インバータ回路5は、PWM制御部4によりスイッチング制御されて、直流電源20の出力を交流に変換して、モータ12を駆動する。
このように、モータ12の3相のステータコイル12v〜12wに流れるモータ電流IU,IV,IW(3相電流iu,iv,iw)を検出し、これをフィードバックしてモータ12が制御される。従来の一般的なベクトル制御では、電圧指令演算部2は、サンプラー7によりサンプリングされた1回のモータ電流IU,IV,IW(3相電流iu,iv,iw)に基づいて、1サイクルの演算を実施して、1回の演算結果として電圧指令vd,vqを出力していた。しかし、本発明のモータ制御装置の電圧指令演算部2は、サンプラー7によりサンプリングされた2回のモータ電流IU,IV,IW(3相電流iu,iv,iw)に基づいて、1サイクルの演算を実施して、1回の演算結果として電圧指令vd,vqを出力する。つまり、電圧指令vd,vqを演算するサイクルタイムは保持したままで、モータ電流IU,IV,IW(3相電流iu,iv,iw)の2回分のサンプリング結果を利用し、フィードバックの分解能を向上させている。従って、フィードバック制御の応答性が大きく向上する。以下、電圧指令演算部2の構成及び機能について詳述する。
以下、図1及び図2に加え、図3も利用して説明する。図3は、モータ制御装置がモータ電流に基づいて電圧指令を演算する例を模式的に示すタイミングチャートである。サンプラー7は、アナログデータ、つまり連続データであるステータコイル12v〜12wに流れるモータ電流IU,IV,IWを所定のサンプリング周期でサンプリングして、デジタルデータ、つまり離散データである3相電流iu,iv,iwとして取得する。好適には、サンプラー7はA/Dコンバータにより構成される。図3に示すように、モータ電流IU,IV,IWは、所定のサンプリング周期TB(例えば100μs)で、サンプリングされる。モータ電流IU,IV,IWがサンプリングされた3相電流iu,iv,iwは、上述したように、3相/2相変換されて2相電流id,iqとなり、電圧指令演算部2の演算に利用される。
マイクロコンピュータなどの論理演算プロセッサにより構成されたECU50が1回の制御結果を出力する1つのサイクルタイムは、図3に符号TAで示す期間である。本実施形態において、サイクルタイムTAは、コンピュータであるECU50が1回の電圧指令vd,vqを出力する期間である。サイクルタイムTAは、例えば、200μsである。図3には、T10、T20、T30、T40の合計4周期のサイクルタイムTAが示されている。図3に示すように、モータ電流IU,IV,IWを離散的に検出するサンプリングタイミングta及びtbが、サイクルタイムTAの期間内に2回設定される。そして、サイクルタイムTAにおいてECU50は、以下の工程を有して1回の制御結果である電圧指令vd,vqを演算する。ECU50のサイクルタイムTAは、第1データ取得工程と、一時記憶工程と、第2データ取得工程と、電圧指令演算工程(制御指令演算工程)とを有する。
第1データ取得工程は、サイクルタイムTAにおける最初のサンプリングタイミングtaにおいて、モータ電流IU,IV,IWを取得する工程である。図3におけるサイクルタイムT10、T20、T30、T40のそれぞれにおける初期の時刻t1、t3、t5、t7において、モータ電流IU,IV,IWが3相電流iu,iv,iwとして取得される。尚、この第1データ取得工程において、上述した3相/2相変換を行って、3相電流iu,iv,iwを2相電流id,iqに変換しておいてもよい。
一時記憶工程は、取得したモータ電流IU,IV,IW及びモータ電流IU,IV,IWが情報処理された処理データの一方又は双方を一時記憶データとして一時記憶する工程である。尚、本実施形態においては、取得したモータ電流IU,IV,IWは、離散化された3相電流iu,iv,iwであるので、一時記憶工程は、取得した3相電流iu,iv,iw及び3相電流iu,iv,iwが情報処理された処理データの一方又は双方を一時記憶データとして一時記憶する工程でもある。また、第1データ取得工程において、3相電流iu,iv,iwが2相電流id,iqに変換されている場合、2相電流id,iqは、取得したモータ電流IU,IV,IWに相当するデータと考えてもよいし、3相電流iu,iv,iwが情報処理された処理データと考えてもよい。
ここで、図2を参照して、一時記憶工程の処理について補足する。図2に示すように、2相電流id,iqは、記憶部2bに伝達され、一時記憶される。図中の「Z-1」は、制御理論におけるZ変換を示しており、1回前のサンプリング結果であることを示している。ここで、1回前とは、2回目のサインプリングタイミングtbから見た場合を示しているので、初回のサンプリングタイミングtaに取得された2相電流id,iqが記憶されることを示す。マイクロコンピュータ等に実装される際には、記憶部2bは、バッファメモリやワークメモリ、レジスタなどによって構成される。取得したモータ電流IU,IV,IWと2相電流id,iqとを、実質的に等価とみなす場合には、2相電流id,iqは、取得したモータ電流IU,IV,IWが一時記憶された一時記憶データに相当するデータとなる。また、2相電流id,iqは、取得したモータ電流IU,IV,IW(3相電流iu,iv,iw)が変換されたデータであるので、モータ電流IU,IV,IWが情報処理された処理データが一時記憶された一時記憶データに相当すると考えることもできる。
また、電圧指令演算においては、2相電流id,iqと目標電流req_id,req_iqとの差分電流ide,iqeも用いられる。そして、サイクルタイムTAにおける最初のサンプリングタイミングtaにおいて取得された3相電流iu,iv,iwに基づく2相電流id,iqと、目標電流req_id,req_iqとの差分電流ide,iqeは、記憶部2aに一時記憶される。図中の「Z-1」は、制御理論におけるZ変換を示しており、1回前の結果であることを示している。上記と同様に、1回前とは、2回目のサインプリングタイミングtbから見た場合を示している。従って、初回のサンプリングタイミングtaに取得された2相電流id,iqに基づく差分電流ide,iqeが記憶されることを示す。一時記憶される差分電流ide,iqeは、モータ電流IU,IV,IW(3相電流iu,iv,iw)が情報処理された処理データが一時記憶された一時記憶データに相当する。尚、この差分を演算する工程は、第1データ取得工程や一時記憶工程に含めても良いし、データ取得工程と一時記憶工程との間にデータ加工工程や差分演算工程として別途設けてもよい。また、記憶部2aは、記憶部2bと同様、マイクロコンピュータ等に実装される際には、バッファメモリやワークメモリ、レジスタなどによって構成される。
累積演算部2cは、差分電流ide,iqeの累積結果を演算する機能部である。図3に示すように、Z変換式は「1/(1-Z-1)」であるから、上記と同様に1回前のサンプリングタイミングの結果が利用されることを示している。この1回前は、2回目のサンプリングタイミングtbから見た場合を示すものである。また、累積演算部2cの出力が電圧指令演算に用いられるのは、2回目のサンプリングタイミングtbの後である。従って、累積演算部2cは、記憶部2aや記憶部2bと同様、バッファメモリやワークメモリ、レジスタなどを有して構成されると好適である。
第2データ取得工程は、サイクルタイムTAにおける2回目のサンプリングタイミングtbにおいて、モータ電流IU,IV,IW(3相電流iu,iv,iw)を取得する工程である。図3におけるサイクルタイムT10、T20、T30、T40のそれぞれにおける中盤の時刻t2、t4、t6、t8において、モータ電流IU,IV,IWが3相電流iu,iv,iwとして取得される。尚、第1データ取得工程と同様に、この第2データ取得工程において、上述した3相/2相変換を行って、3相電流iu,iv,iwを2相電流id,iqに変換しておいてもよい。
電圧指令演算工程は、上述した一時記憶データと第2データ取得工程において取得されたモータ電流IU,IV,IW(3相電流iu,iv,iw、2相電流id,iq)とを用いて、電圧指令vd,vqを演算する工程である。この工程は、図3に示すように、サイクルタイムTAにおける2回目のサンプリングタイミングtb以降に実施され、次のサイクルタイムTAが開始されるまでに完了する。つまり、サイクルタイムTAにおける2回目のサンプリングタイミングtb以降に実施され、次のサイクルタイムTAにおける最初のサンプリングタイミングtaより前に完了する。従って、電圧指令演算工程は、サンプリング周期TB以内に完了する演算である。
電圧指令演算工程では、図2に示す10個のデータを用いて電流制御演算部8が電圧指令vd,vqを演算する。電流制御演算部8が用いる10個のデータは、d軸及びq軸の2相に対応する5組のデータ、「ide(n-1),iqe(n-1)」、「ide(n),iqe(n)」、「Σide,Σiqe」、「id(n-1),iq(n-1)」、「id(n),iq(n)」である。ここで、括弧内は、サンプリングの回数を示す。つまり、「n」は、サイクルタイムTAにおける2回目のサンプリングタイミングtbにおけるサンプリング結果に基づくデータを示し、「n-1」は、「n」の1回前、即ち、同じサイクルタイムTAにおける初回のサンプリングタイミングtaにおけるサンプリング結果に基づくデータを示す。例えば、「n」は、サイクルタイムT10におけるサンプリングタイミングt2におけるサンプリング結果に基づくデータを示し、「n-1」は、「n」の1回前、即ち、同じサイクルタイムT10における初回のサンプリングタイミングt1におけるサンプリング結果に基づくデータを示す。
ここで、id(n-1),iq(n-1)は、サイクルタイムTAにおける最初のサンプリングタイミングtaにサンプリングされた3相電流iu,iv,iw(iu(n-1),iv(n-1),iw(n-1))がベクトル変換された2相電流である。また、id(n),iq(n)は、サイクルタイムTAにおける2回目のサンプリングタイミングtbにサンプリングされた3相電流iu,iv,iw(iu(n),iv(n),iw(n))がベクトル変換された2相電流である。
同様に、ide(n-1),iqe(n-1)は、上述した差分電流ide,iqeであり、サイクルタイムTAにおける最初のサンプリングタイミングtaにサンプリングされた3相電流iu,iv,iw(iu(n-1),iv(n-1),iw(n-1))に基づく差分電流である。また、ide(n),iqe(n)も、上述した差分電流ide,iqeであり、サイクルタイムTAにおける2回目のサンプリングタイミングtaにサンプリングされた3相電流iu,iv,iw(iu(n),iv(n),iw(n))に基づく差分電流である。Σide,Σiqeは、上述したように、累積演算部2cにより求められた差分電流ide,iqeの累積結果である。
電流制御演算部8は、電流制御パラメータ行列Kを下記式(1)とおいて、下記式(2)に示す行列演算を行って、電圧指令vd,vqを算出する。
Figure 2010193664
Figure 2010193664
本実施形態においては、上記式(2)のような行列演算を行うために、記憶部2aに差分電流ide(n-1),iqe(n-1)を一時記憶した。当業者であれば、2相電流id,iqを一時記憶して、2回目のサンプリングタイミングtbの後、差分電流ide(n-1),iqe(n-1)を演算するように改変することも可能であろう。しかし、ECU50が1回の電圧指令を出力する1つのサイクルタイムにおいて時刻taとtbとの2回、サンプリングタイミングが設定され、2回目のサンプリングタイミングtbの後に、2回分のサインプリング結果を利用して電圧指令を演算するという本発明の技術思想においては、この改変は本実施形態と均等である。従って、そのような改変された実施形態もまた、本発明の技術範囲に属するものである。
図3によって明らかなように、サイクルタイムTAにおいて、電圧指令演算が実施される期間Tb(T2、T4、T6、T8)は約半分である。従って、電圧指令演算が実施されない残りの期間Ta(T1、T3、T5、T7)において、ECU50の他の処理を実行可能である。例えば、モータ12が正常に回転しているか否かを評価・判定するフェールセーフ機能、目標トルクreq_tに基づく目標電流req_id,req_iqの算出、目標トルクreq_tを設定する他のECUとの通信などの処理を実行することができる。
尚、本実施形態においては、例えば、サイクルタイムTAが200μsであり、サンプリング周期TBが100μsであるとした。1つの方法として、ECU50が実行する種々の処理の総計からサイクルタイムTAを決定し、その半分の時間をサンプリング周期TBとすることができる。あるいは、フィードバック制御の応答性を確保するために必要なサンプリング周期TBを決定し、その倍の時間をサイクルタイムTAとしてもよい。
例えば、サンプリング周期TBが150μs以下であれば、充分な応答性が確保できるとする。この場合、サイクルタイムTAを300μsとすることによって、本発明を良好に実施することが可能となる。また、電圧指令vd,vqを算出する以外の他の処理の結果が、300μs以下のサイクルで要求される場合には、先にサイクルタイムTAを決定した後に、サンプリング周期TBを決定すればよい。例えば、サイクルタイムTAに240μsが要求される場合には、サイクルタイムTAに応じてサンプリング周期TBを120μsと設定すればよい。このサンプリング周期TBは、充分な応答性が確保できる150μs以下であるので、本発明を良好に実施することが可能となる。
以上、モータ制御装置を例として説明したように、本発明に係るモータ制御装置、モータ制御方法によれば、演算サイクルを保持したままでフィードバック制御の応答性を向上させることが可能となる。尚、モータをフィードバック制御する場合を例として説明したが、本発明はモータに限らず様々な被制御対象物のフィードバック制御に適用することが可能である。例えば、本発明は、エアコンディショナーや電気ポット、湯沸かし器等の温度調節器や、車両などの自動操舵システムの操舵角制御、その他種々のアクチュエータのフィードバック制御に適用することができる。
つまり、被制御対象物の制御結果に伴う物理量を検出し、当該被制御対象物をフィードバック制御して制御指令を出力する演算をコンピュータに実行させるフィードバック制御方法や、フィードバック制御装置に適用することができる。上記、モータ制御を適用した実施形態に対応させると、「モータ」は「被制御対象物」に相当し、「モータ電流」は「制御結果に伴う物理量」に相当し、「電圧指令」は「制御指令」に相当する。また、上述した「電圧指令演算工程」は、「制御指令演算工程」に相当する。
本発明は、モータをはじめとするアクチュエータや、温度などの物理量を安定化させる調整器など、種々の機器をフィードバック制御するための方法、並びに装置に適用することができる。
2:電圧指令演算部
7:サンプラー
8:電流制御演算部
12:モータ
50:ECU(コンピュータ)
IU,IV,IW:モータ電流(物理量)
vd,vq:電圧指令(制御指令)
TA:サイクルタイム
TB:サンプリング周期
ta:サイクルタイムにおける最初のサンプリングタイミング
tb:サイクルタイムにおける2回目のサンプリングタイミング

Claims (4)

  1. 被制御対象物の制御結果に伴う物理量を検出し、当該被制御対象物をフィードバック制御して制御指令を出力する演算をコンピュータに実行させるフィードバック制御方法であって、
    前記コンピュータが前記制御対象物に対して1回の制御結果を出力する1つのサイクルタイムにおいて、前記被制御対象物の制御結果に伴う物理量を離散的に検出するサンプリングタイミングが2回設定され、
    前記サイクルタイムは、
    最初のサンプリングタイミングにおいて、所定のサンプリング周期で前記物理量を取得する第1データ取得工程と、
    取得した前記物理量及び前記物理量が情報処理された処理データの一方又は双方を一時記憶データとして一時記憶する一時記憶工程と、
    2回目のサンプリングタイミングにおいて、前記物理量を取得する第2データ取得工程と、
    前記一時記憶データと前記第2データ取得工程において取得された前記物理量とを用いて前記制御指令を演算する制御指令演算工程と、
    を有するフィードバック制御方法。
  2. モータに流れるモータ電流を検出し、フィードバック制御により前記モータを駆動する電圧指令を出力する演算をコンピュータに実行させるモータ制御方法であって、
    前記コンピュータが1回の電圧指令を出力する1つのサイクルタイムにおいて、所定のサンプリング周期で前記モータ電流を離散的に検出するサンプリングタイミングが2回設定され、
    前記サイクルタイムは、
    最初のサンプリングタイミングにおいて、前記モータ電流を取得する第1データ取得工程と、
    取得した前記モータ電流及び前記モータ電流が情報処理された処理データの一方又は双方を一時記憶データとして一時記憶する一時記憶工程と、
    2回目のサンプリングタイミングにおいて、前記モータ電流を取得する第2データ取得工程と、
    前記一時記憶データと前記第2データ取得工程において取得された前記モータ電流とを用いて前記電圧指令を演算する電圧指令演算工程と、
    を有するモータ制御方法。
  3. モータに流れるモータ電流の検出結果を用いて前記モータを駆動する電圧指令をフィードバック制御するモータ制御装置であって、
    所定のサンプリング周期で前記モータ電流を取得するサンプラーと、
    前記サンプリング周期を2周期分含むサイクルタイムにおける最初のサンプリングタイミングに取得された前記モータ電流に基づくデータとして一時記憶された一時記憶データと、2回目のサンプリングタイミングに取得された前記モータ電流とを用いて、電流制御演算を行って前記電圧指令を演算する電圧指令演算部と、を備えるモータ制御装置。
  4. 前記電圧指令演算部は、前記一時記憶データと、2回目のサンプリングタイミングに取得された前記モータ電流と、当該モータ電流情報処理された処理データとから構成された行列式と、パラメータ行列との行列演算により、前記電圧指令を算出する電流制御演算部を有する請求項3に記載のモータ制御装置。
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