JP2010193305A - コンテンツ再生装置及び方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】ユーザが指定した領域に関係のあるシーンのみを再生することができ、ひいては、コンテンツデータの再生の利便性を向上することのできるコンテンツ再生装置及び方法を提供する。
【解決手段】コンテンツ再生装置は、映像データと、前記映像データに基づいて表示される映像のシーン毎に変動する前記映像の一部の指定領域を示す領域情報とを含むコンテンツデータを再生するコンテンツ再生装置であって、ユーザが指定した前記映像の一部の領域であるユーザ領域を示す情報を取得するユーザ領域情報取得手段と、前記シーン毎に、前記ユーザ領域と前記指定領域が重なる場合には、そのシーンを再生すると判定し、前記ユーザ領域と前記指定領域が重ならない場合には、そのシーンを再生しないと判定する判定手段とを有する。
【選択図】図2
【解決手段】コンテンツ再生装置は、映像データと、前記映像データに基づいて表示される映像のシーン毎に変動する前記映像の一部の指定領域を示す領域情報とを含むコンテンツデータを再生するコンテンツ再生装置であって、ユーザが指定した前記映像の一部の領域であるユーザ領域を示す情報を取得するユーザ領域情報取得手段と、前記シーン毎に、前記ユーザ領域と前記指定領域が重なる場合には、そのシーンを再生すると判定し、前記ユーザ領域と前記指定領域が重ならない場合には、そのシーンを再生しないと判定する判定手段とを有する。
【選択図】図2
Description
本発明は、コンテンツ再生装置及び方法に関する。
近年、映像(映像信号)として、HD(High Definition)規格の映像(例えば、1920×1080ピクセルの映像)が一般的に用いられている。一方、放送方式として、高度衛星デジタル放送規格の映像を含むコンテンツデータの放送(高度衛星デジタル放送)のための方式が検討されている。高度衛星デジタル放送規格では、スーパーハイビジョン(SHV)と呼ばれる7680×4320ピクセルの映像を含むコンテンツデータを放送すること(SHV放送)が可能なため、更なる高精細化ならびに高機能化を実現することができる。また、このような放送方式において、映像全体(7680×4320ピクセルの映像;全体映像)をダウンコンバートして視聴する形態のほかに、映像の一部の領域を切り出して視聴する形態が検討されている。当該一部の領域は、例えば、放送局が指定した領域(局側画角;局側領域)やユーザ(視聴者)が任意に指定した領域(ユーザ画角;ユーザ領域)である。ユーザ領域は、ユーザが注目する領域であると考えられるため、「注目領域」と言うこともできる。このような映像を含むコンテンツデータは、記憶装置に記録され、後に再生されることがある。
従来、記憶装置に記録されたコンテンツデータ(映像を含むコンテンツデータ)を再生するコンテンツ再生装置において、映像の開始から終了までの時間の内、一部の時間帯のみを再生(ダイジェスト再生)する機能を有するコンテンツ再生装置がある。そのようなコンテンツ再生装置に関する技術は、例えば、特許文献1,2に開示されている。具体的には、特許文献1に開示の装置は、入力されたテキスト情報とコンテンツデータに含まれるシーン毎のインデクス情報と比較し、該テキスト情報に関連するシーンの時間帯を抽出する。そして、該テキスト情報に関連するシーンをダイジェスト再生する。特許文献2に開示の装置は、映像内でユーザが指定したシーンと類似のシーンを、指定したシーンの画像データに基づいて抽出する。そして、ユーザが指定したシーン及びその類似のシーンをダイジェスト再生する。
しかしながら、高度衛星デジタル放送で放送されたコンテンツデータをダイジェスト再生する際に、上述した従来技術を用いることは好ましくない。例えば、注目領域に関係のあるシーンをダイジェスト再生する際に、上述した従来技術を用いることは好ましくない。具体的には、特許文献1に開示の装置では、テキスト情報とインデクス情報が関連していれば、当該インデクス情報が注目領域以外の領域の映像によるものであっても、当該インデクス情報に対応するシーンを再生してしまう。即ち、注目領域とは無関係のシーンが再生されてしまう。また、コンテンツデータに含まれる映像は、対象となるフィールド全体を固定カメラ等で撮影した映像であることが想定される。そのため、特許文献2に開示の技術では、注目領域と関係があるか否かに関わらず、指定したシーンと類似のシーン(ほぼ全てのシーン)が再生されてしまう。注目領域と無関係のシーンの再生は、ユーザの意図とは異なるため、ユーザの不満の原因となり、好ましくない。
そこで、本発明は、ユーザが指定した領域に関係のあるシーンのみを再生することができ、ひいては、コンテンツデータの再生の利便性を向上することのできるコンテンツ再生装置及び方法を提供することを目的とする。
上述した課題を解決するために、本発明のコンテンツ再生装置は、
映像データと、前記映像データに基づいて表示される映像のシーン毎に変動する前記映像の一部の指定領域を示す領域情報とを含むコンテンツデータを再生するコンテンツ再生装置であって、
ユーザが指定した前記映像の一部の領域であるユーザ領域を示す情報を取得するユーザ領域情報取得手段と、
前記シーン毎に、前記ユーザ領域と前記指定領域が重なる場合には、そのシーンを再生すると判定し、
前記ユーザ領域と前記指定領域が重ならない場合には、そのシーンを再生しないと判定する判定手段とを有する
ことを特徴とする。
映像データと、前記映像データに基づいて表示される映像のシーン毎に変動する前記映像の一部の指定領域を示す領域情報とを含むコンテンツデータを再生するコンテンツ再生装置であって、
ユーザが指定した前記映像の一部の領域であるユーザ領域を示す情報を取得するユーザ領域情報取得手段と、
前記シーン毎に、前記ユーザ領域と前記指定領域が重なる場合には、そのシーンを再生すると判定し、
前記ユーザ領域と前記指定領域が重ならない場合には、そのシーンを再生しないと判定する判定手段とを有する
ことを特徴とする。
本発明によれば、ユーザが指定した領域に関係のあるシーンのみを再生することができ、ひいては、コンテンツデータの再生の利便性を向上することのできるコンテンツ再生装置及び方法を提供することができる。
以下、本発明の実施形態の具体的な実施例(実施例1〜3)について説明する。
<実施例1>
まず、実施例1に係るコンテンツ再生装置について、図面を参照して説明する。本実施例に係るコンテンツ再生装置は、映像データと、該映像データに基づいて表示される映像の一部の指定領域(局側領域)を示す局側領域情報とを含むコンテンツデータ(番組データ)を再生する。なお、局側領域は、放送局側が推薦する領域であるため、シーン毎に異なることが予想される。そこで、本実施例では、局側領域情報によって示される領域は、
映像のシーン毎に変動するものとする。
まず、実施例1に係るコンテンツ再生装置について、図面を参照して説明する。本実施例に係るコンテンツ再生装置は、映像データと、該映像データに基づいて表示される映像の一部の指定領域(局側領域)を示す局側領域情報とを含むコンテンツデータ(番組データ)を再生する。なお、局側領域は、放送局側が推薦する領域であるため、シーン毎に異なることが予想される。そこで、本実施例では、局側領域情報によって示される領域は、
映像のシーン毎に変動するものとする。
図1は、実施例1に係るコンテンツ再生装置101の概略構成を示すブロック図である。図1に示すように、コンテンツ再生装置101は、リモコン受信部102、制御部103、放送受信処理部104、録画・再生制御部105、コンテンツ記憶部106を備える。また、コンテンツ再生装置101は、コンテンツ判定部107、メモリ部108、再生部分抽出部109、DEMUX(デマルチプレクサ)処理部110、映像処理部111、音声処理部112を備える。
リモコン受信部102は、リモコンからの赤外線などの信号(リモコンコード)を受信して制御部103に送信する。
制御部103は、リモコン受信部102からの信号を解析し、解析結果に応じたチャンネルへの選局などの処理命令を放送受信処理部104に送る。また、録画および再生に関する処理命令を録画・再生制御部105へ送る。
放送受信処理部104は、制御部103から指示されたチャンネルを選局し、当該チャンネルで放送されているコンテンツデータを受信する。そして、受信したコンテンツデータに対して、復調処理および誤り訂正処理を施す。受信したコンテンツデータを視聴する場合には、復調処理および誤り訂正処理によって生成されたTS(Transport Stream)信号(MPEG2−TS信号)をDEMUX処理部110に送信する。受信したコンテンツデータを録画する(コンテンツ記憶部106へ記録する)場合には、TS信号を録画・再生制御部105に送信する。
録画・再生制御部105は、制御部103より任意のチャンネルで放送されているコンテンツデータの録画指示を受けた場合に、コンテンツ記憶部106に当該コンテンツデータ(放送受信処理部104から送られるTS信号)を記録する。また、制御部103より任意のコンテンツデータの再生指示を受けた場合には、コンテンツ記憶部106から当該コンテンツデータを読み出し、DEMUX処理部110に送信する。
コンテンツ記憶部106には、録画するコンテンツデータが記録される。本実施例では、録画するコンテンツデータはユーザが選択する(録画選択する)ものとする。なお、コンテンツ記憶部106としては、誘電体メモリ、磁気ディスク、光磁気ディスクなどを適用すればよい。なお、コンテンツ記憶部106は、取り外し可能な記録媒体であってもよいし、外部機器に設けられていてもよい。
コンテンツ判定部107は、再生するコンテンツデータが局側領域に関する情報(局側領域情報)を有するコンテンツデータか否か(SHV放送によるコンテンツデータか否か)を判定する。本実施例では、再生するコンテンツデータはユーザが選択する(再生選択する)ものとする。局側領域は、局側領域情報によって示される領域である。
メモリ部108は、再生するコンテンツデータがSHV放送によるものであり、ユーザが再生したい領域(ユーザ領域;注目領域)を指定した場合に、当該ユーザ領域を表す情報(ユーザ領域情報)を格納する。また、後述する再生部分抽出部109にて生成された再生時間などの再生スケジュール情報を格納する。
再生部分抽出部109は、映像の一部の領域(ユーザ領域)を切り出して再生する場合に、シーン毎に、ユーザ領域と局側指示領域との位置関係に基づいて、そのシーンを再生するか否かを判定する。ユーザ領域を表す情報(ユーザ領域情報)はメモリ部108に格納されている。局側領域を表す情報(局側領域情報)はDEMUX処理部110から取得
される。再生するシーンに関する情報は、再生スケジュール情報としてメモリ部108に格納される。
される。再生するシーンに関する情報は、再生スケジュール情報としてメモリ部108に格納される。
DEMUX処理部110は、放送受信処理部104または録画・再生制御部105から出力されたコンテンツデータ(TS信号)を、当該コンテンツデータのパケットIDに従って、映像データ、音声データ、付加データに分離する。映像データ、音声データ、付加データは、それぞれ、映像処理部111、音声処理部112、録画・再生制御部105に送信される。
映像処理部111は、ITU−T H.264/ISO/IEC14496−10(MPEG−4AVCなど)で符号化された映像データを復号し、複合した映像データを表示装置に出力する。表示装置は、例えば、電子放出素子を有するディスプレイ、液晶ディスプレイ、プラズマディスプレイ、有機ELディスプレイなどである。
音声処理部112は、MPEG−2 AACなどで符号化された音声データを復号し、複合した音声データを音声出力装置に出力する。音声出力装置は、例えば、スピーカーなどである。
次に、再生部分抽出部109について詳しく説明する。
図2は、再生部分抽出部109の構成例である。再生部分抽出部109は、ユーザ領域情報取得部201、位置検出部202、領域比較部203、再生スケジュール生成部204で構成される。
図3は、ユーザ領域および局側領域の一例を示す図である。まず、SHVのピクセル座標情報を(X,Y)とした場合に、映像(全体映像;受信映像)の左上の座標は(0,0)となり、右下の座標は(7679,4319)となる。また、局側領域の開始座標(左上の座標)を(Xsn,Ysn)、終了座標(右下の座標)を(Xen,Yen)とする。局側領域情報は、EIT(Event Information Table)などに挿入される拡張イベント記述子を用いて伝送することができる。また、ユーザが任意に指定することができるユーザ領域の開始座標を(Xs,Ys)、終了座標を(Xe,Ye)とする。
図3を用いて、図2の各機能について説明する。
ユーザ領域情報取得部201は、コンテンツデータの再生時にユーザがリモコンの十字キーおよび決定ボタンなどを用いて指定したユーザ領域の開始座標(Xs,Ys)および終了座標(Xe,Ye)をユーザ領域情報として検出・取得する。ユーザ領域情報取得部201がユーザ領域情報取得手段に相当する。
位置検出部202は、再生選択されたコンテンツデータのEITなどに挿入された拡張イベント記述子を抽出して、局側領域情報としてシーン毎の局側領域の開始座標(Xsn,Ysn)、終了座標(Xen,Yen)を検出・取得する。そして、局側領域の開始座標および終了座標から、局側領域の位置を算出する。本実施例では、局側領域の中心位置(座標(Xcn,Ycn))を局側領域の位置とする。
領域比較部203は、シーン毎に、ユーザ領域と局側領域の位置関係を把握し、当該位置関係を再生スケジュール生成部204に送信する。具体的には、ユーザ領域と局側領域が重なっているか否かを判定し、判定結果を再生スケジュール生成部204に送信する。本実施例では、ユーザ領域に局側領域の中心位置が含まれる場合に、ユーザ領域と局側領
域が重なっていると判定し、ユーザ領域に局側領域の中心位置が含まれない場合に、ユーザ領域と局側領域が重なっていないと判定する。
域が重なっていると判定し、ユーザ領域に局側領域の中心位置が含まれない場合に、ユーザ領域と局側領域が重なっていないと判定する。
再生スケジュール生成部204は、シーン毎に、領域比較部203から入力された上記位置関係に応じて、そのシーンを再生するか否かを判定する。そして、再生するシーンを表す再生スケジュール情報を生成し、当該再生スケジュール情報をメモリ部108に格納する。本実施例では、ユーザ領域と局側領域とが重なっている場合に、そのシーンを再生すると判定し、ユーザ領域と局側領域とが重なっていない場合に、そのシーンを再生しないと判定する。そして、再生すると判定されたシーンのみを再生するための再生スケジュール情報が生成され、メモリ部108に格納される。再生スケジュール情報の詳細については後述する。なお、領域比較部203と再生スケジュール生成部204を併せたものが、判定手段に相当する。
次に、DEMUX処理部110から出力される付加データについて説明する。
社団法人電波産業会(ARIB)の標準規格(ARIB STD−B10)で規定されているように、デジタル放送においては、映像、音声および番組に関する種々の情報をPSI/SI(Program Specific Information/Service Information)データ内の各種テーブルを用いて送出することが可能である。
本実施例では、これらのテーブルのうち番組名、放送時刻、番組説明などの番組に関する情報を送るEIT(Event Information Table)のコンポーネント記述子のコンポーネント種別(component_type)を用いて、コンテンツの映像のフォーマット(映像フォーマット)がSHVの映像フォーマット(SHV映像フォーマット)であること、コンテンツデータに局側領域情報が含まれていることを伝送する。
図5は、コンポーネント記述子の詳細を示す図である。コンポーネント種別0x00〜0xC0までは、現在規格化されている映像フォーマットのコンポーネント(映像コンポーネント)を示している。SHV映像フォーマットは、ハイビジョン映像を超える高解像度の映像のフォーマットであり、現在は規格化されていない。本実施例では、映像フォーマットがSHV映像フォーマットであることならびに局側領域情報の有無を示すコンポーネント種別として、コンポーネント種別0xE1〜0xF3を用いる。
コンテンツが図3に示すような局側領域情報を含む場合には、局側領域情報は、EITなどに挿入される拡張形式イベント記述子を用いて伝送される。拡張形式イベント記述子は、図6に示すようなデータ構造を有しており、局側領域情報はitem_description_charに含まれる。本実施例では図7に示すように、局側領域のX方向の先頭アドレス(開始Xアドレス;Xsn)と最終アドレス(終了Xアドレス;Xen)、及び、Y方向の先頭アドレス(開始Yアドレス;Ysn)と最終アドレス(終了Yアドレス;Yen)が伝送される。
次に、録画されたコンテンツデータを再生する際のコンテンツ再生装置101の処理(コンテンツ再生方法の一例)について説明する。図4は、録画されたコンテンツデータを再生する際のコンテンツ再生装置101の処理を示すフローチャートである。図4の処理は、ユーザが再生コンテンツデータを選択再生することで開始される。
まず、S401において、録画・再生制御部105が、選択されたコンテンツデータをコンテンツ記憶部106から抽出し、DEMUX処理部110に送信する。DEMUX処
理部110は、コンテンツデータを映像データ、音声データ、付加データに分離し、録画・再生制御部105へ戻す。その際、DEMUX処理部110は、付加データのみをデコードする。そして、録画・再生制御部105が、デコードされた付加データをコンテンツ判定部107に送信する。コンテンツ判定部107は、受信したデータのEITのコンポーネント記述子からコンポーネントを識別するための情報(コンポーネント識別情報)を抽出する。そして、選択されたコンテンツデータの種別を判定し、局側領域情報を含むか否かを判定する。コンテンツデータが局側領域情報を含む場合には(S401:Yes)、S403に進み、局側領域情報を含まない場合には(S401:No)、S402に進む。
理部110は、コンテンツデータを映像データ、音声データ、付加データに分離し、録画・再生制御部105へ戻す。その際、DEMUX処理部110は、付加データのみをデコードする。そして、録画・再生制御部105が、デコードされた付加データをコンテンツ判定部107に送信する。コンテンツ判定部107は、受信したデータのEITのコンポーネント記述子からコンポーネントを識別するための情報(コンポーネント識別情報)を抽出する。そして、選択されたコンテンツデータの種別を判定し、局側領域情報を含むか否かを判定する。コンテンツデータが局側領域情報を含む場合には(S401:Yes)、S403に進み、局側領域情報を含まない場合には(S401:No)、S402に進む。
S402では、コンテンツデータが局側領域情報を含まないコンテンツデータであるため、録画・再生制御部105がコンテンツデータの(全体映像での)全編再生を準備し、処理を終了する。
S403では、録画・再生制御部105が、再生開始直後の画像(全体映像の1フレーム分の画像)をDEMUX処理部110に送信し、DEMUX処理部110が当該画像を表す映像データ(映像信号)を映像処理部111へ送信してS404に進む。
S404では、録画・再生制御部105が、全体映像から一部の領域を切り出して再生するか否か(領域指定再生を行うか否か)のメッセージなどを表示装置に表示する。ユーザが不図示のリモコンなどを用いて領域(ユーザ領域)を指定した場合など、領域指定再生を行う旨の指示がなされた場合には、S405に進み、領域指定再生を行わない旨の指示がなされた場合には、S402に進む。
S402では、上述同様に、録画・再生制御部105がコンテンツの全編再生を準備し、処理を終了する。
S405では、ユーザ領域情報取得部201が、ユーザ領域情報として、ユーザ領域の開始アドレス(開始座標(Xs,Ys))、終了アドレス(終了座標(Xe,Ye))を検出・取得し、メモリ部108に格納する。そして、S406に進む。
S406以降の処理(S407〜S411の処理)では、再生部分抽出部109が、選択したコンテンツデータから再生部分(再生するシーン)の抽出を行う。具体的には、コンテンツデータの先頭(最初のシーン)から最後(最後のシーン)の間で、シーン毎に、そのシーンを再生するか否かを判定し、再生すると判定されたシーンの抽出を行う。以下、1シーンについての処理について説明する。
S407では、録画・再生制御部105が、選択されたコンテンツデータをコンテンツ記憶部106から抽出し、DEMUX処理部110に送信する。DEMUX処理部110は、コンテンツデータを映像データ、音声データ、付加データに分離し、録画・再生制御部105へ戻す。その際、DEMUX処理部110は、付加データのみをデコードする。そして、録画・再生制御部105が、デコードされた付加データを位置検出部202に送信する。位置検出部202は、EITの拡張形式イベント記述子から、処理対象のシーン(対象シーン)における、局側領域の開始アドレス(開始座標(Xsn,Ysn))およ
び終了アドレス(終了座標(Xen,Yen))を抽出する。そして、対象シーンにおける、局側領域の中心アドレス(中心座標(Xcn,Ycn)=((Xen−Xsn)/2,(Yen−Ysn)/2))を算出する。算出された中心アドレス(中心アドレス情報)は、タイムスタンプ情報(コンテンツ内の対象シーンの時間位置を表す情報)と共にメモリ部108に格納される。そして、S408に進む
び終了アドレス(終了座標(Xen,Yen))を抽出する。そして、対象シーンにおける、局側領域の中心アドレス(中心座標(Xcn,Ycn)=((Xen−Xsn)/2,(Yen−Ysn)/2))を算出する。算出された中心アドレス(中心アドレス情報)は、タイムスタンプ情報(コンテンツ内の対象シーンの時間位置を表す情報)と共にメモリ部108に格納される。そして、S408に進む
S408では、ユーザ領域情報取得部201が、S405にてメモリ部108に格納したユーザ領域情報を抽出して領域比較部203に送信する。また、位置検出部202が、算出した局側領域の中心アドレス情報とタイムスタンプ情報を領域比較部203に送信する。領域比較部203は、ユーザ領域(ユーザ領域情報)と局側領域の位置(中心アドレス情報)を比較する。Xs<Xcn<Xe、及び、Ys<Ycn<Yeを満たす場合、即ち、ユーザ領域内に局側領域の位置が含まれる場合には(S408:Yes)、S409に進む。Xs<Xcn<Xe、または、Ys<Ycn<Yeの少なくともいずれかを満たさない場合、即ち、ユーザ領域内に局側領域の位置が含まれない場合は(S408:No)、S410へ進む。
S409、S410、S411では、再生スケジュール生成部204が、再生スケジュール情報を更新する。再生スケジュール情報は、録画・再生制御部105によってメモリ部108から取得され、再生スケジュール生成部204へ送られる。なお、本実施例では、以下で説明する情報を含まない状態を、再生スケジュール情報の初期状態とする。また、再生スケジュール情報は、対象シーンがコンテンツの一番初めのシーンであるときに作成され、メモリ部108に格納されるものであってもよい。
S409では、再生スケジュール生成部204が、タイムスタンプ情報、ユーザ領域情報、及び、中心アドレス情報と共に、対象シーンを再生するための情報を、再生スケジュール情報に書き加え、S411に進む。S410では、再生スケジュール生成部204が、タイムスタンプ情報、ユーザ領域情報、及び、中心アドレス情報と共に、対象シーンを再生しないための情報を、再生スケジュール情報に書き加え、S412に進む。
S411では、再生スケジュール生成部204は、再生時間T1にシーン間隔(本実施
例の場合は1シーンあたり1秒の間隔を有するものとする)だけ加算したものを、新たに
再生時間T1とし、再生スケジュール情報に書き加える。再生時間T1の初期値は0であり、S411でシーン間隔が加算された再生時間T1は、対象シーンまでの再生時間を表す。そして、録画・再生制御部105が再生スケジュール生成部204から再生スケジュール情報を取得し、メモリ部108に格納する。そして、S412に進む。
例の場合は1シーンあたり1秒の間隔を有するものとする)だけ加算したものを、新たに
再生時間T1とし、再生スケジュール情報に書き加える。再生時間T1の初期値は0であり、S411でシーン間隔が加算された再生時間T1は、対象シーンまでの再生時間を表す。そして、録画・再生制御部105が再生スケジュール生成部204から再生スケジュール情報を取得し、メモリ部108に格納する。そして、S412に進む。
S412において、コンテンツデータが次のシーンを含む場合には(S412:No)、S407へ戻り、対象シーンがコンテンツデータ内の最後のシーンである場合には(S412:Yes)、S413へ進む。
S413では、録画・再生制御部105は、メモリ部108に格納された再生スケジュール情報から、再生時間T1を抽出し、再生時間T1を表す情報を表示装置に出力する(出力手段)。最終的な再生時間T1は、ユーザ領域内に局側領域の位置が含まれるシーン(再生すると判定されたシーン)の総時間に対応する。
なお、最終的にメモリ部108に格納される再生スケジュール情報は、例えば、図8のようになる。図8の例では、対象シーンを再生するか否かを再生有無情報で表している。具体的には、再生するシーンに対しては再生有無情報を「有」とし、再生しないシーンに対しては再生有無情報を「無」としている。
以上述べたように、実施例1に係るコンテンツ再生装置によれば、SHV放送のコンテンツデータを再生する際に、ユーザが指定した領域に関係のあるシーン(ユーザの視聴したいシーン)のみを、再生(ダイジェスト再生)することができる。その結果、コンテンツデータの再生の利便性を向上することができる。
<実施例2>
次に、実施例2に係るコンテンツ再生装置について説明する。本実施例では、ユーザが、ユーザ領域のほかに、シーンの総再生時間を設定する場合(再生時間をT1からT2へ変更する場合)を想定する。なお、実施例2において、コンテンツ再生装置のブロック構成(図1)および録画されたコンテンツを再生する際の処理手順(図4)は基本的に同じであるため、説明を省略する。
次に、実施例2に係るコンテンツ再生装置について説明する。本実施例では、ユーザが、ユーザ領域のほかに、シーンの総再生時間を設定する場合(再生時間をT1からT2へ変更する場合)を想定する。なお、実施例2において、コンテンツ再生装置のブロック構成(図1)および録画されたコンテンツを再生する際の処理手順(図4)は基本的に同じであるため、説明を省略する。
本実施例に係る再生部分抽出部109の構成において、実施例1(図2)と異なる部分について図9を用いて説明する。
ユーザが再生時間T2を設定すると、ユーザ領域生成部901は、再生時間T2を表す情報を取得し、再生時間T2とメモリ部108に格納されている再生時間T1とに基づいて、ユーザ領域のサイズを変更する(変更手段)。そして、ユーザ領域の変更後の開始アドレス(Xs’,Ys’)、終了アドレス(Xe’,Ye’)をユーザ領域情報取得部201に送信する。ユーザ領域のサイズを変更する際のコンテンツ再生装置101の処理の流れ(コンテンツ再生方法の一例)について図10のフローチャートを用いて説明する。図10の処理はユーザが再生コンテンツ及びユーザ領域を設定後に再生時間をT1からT2に変更することで開始される。
S1001では、ユーザ領域生成部901が、設定された再生時間T2とメモリ部108に格納されている再生時間T1を比較する。再生時間T2が再生時間T1よりも長い場合には(S1001:Yes)、S1002に進む。
S1002以降の処理(S1003〜S1007の処理)は、ユーザ領域生成部901が、メモリ部108に格納された再生スケジュール情報において再生有無情報が「無」となっているシーン(非再生シーン)に対して、1シーンずつ行う。なお、本実施例では、S1003〜S1007の処理を時間的に早いシーンから順に行う。
S1003では、ユーザ領域生成部901が、ユーザ領域の開始アドレス(Xs,Ys
)、終了アドレス(Xe,Ye)を、それぞれ、開始アドレス(Xs’,Ys’)、終了アドレス(Xe’,Ye’)に変更してメモリ部108に送信し、S1004へ進む。例え
ば、変更後の開始アドレス(Xs’,Ys’)、終了アドレス(Xe’,Ye’)は、それぞれ、(Xs−1,Ys−1)、(Xe+1,Ye+1)である。
)、終了アドレス(Xe,Ye)を、それぞれ、開始アドレス(Xs’,Ys’)、終了アドレス(Xe’,Ye’)に変更してメモリ部108に送信し、S1004へ進む。例え
ば、変更後の開始アドレス(Xs’,Ys’)、終了アドレス(Xe’,Ye’)は、それぞれ、(Xs−1,Ys−1)、(Xe+1,Ye+1)である。
S1004では、ユーザ領域情報取得部201がメモリ部108から変更されたユーザ領域情報を抽出して領域比較部203に送信する。また、位置検出部202がメモリ部108から抽出した非再生シーン(対象シーン)の局側領域の中心アドレス情報(Xcn,
Ycn)を領域比較部203に送信する。領域比較部203は、送信されたユーザ領域(ユーザ領域情報)と局側領域の位置(中心アドレス情報)を比較する。Xs’<Xcn<Xe’、及び、Ys’<Ycn<Ye’を満たす場合、即ち、ユーザ領域内に、局側領域の位置が含まれる場合には(S1004:Yes)、S1005に進む。Xs’<Xcn<Xe’、及び、Ys’<Ycn<Ye’の少なくともいずれかを満たさない場合、即ち、ユーザ領域内に、局側領域の位置が含まれない場合には、S1007へ進む。
Ycn)を領域比較部203に送信する。領域比較部203は、送信されたユーザ領域(ユーザ領域情報)と局側領域の位置(中心アドレス情報)を比較する。Xs’<Xcn<Xe’、及び、Ys’<Ycn<Ye’を満たす場合、即ち、ユーザ領域内に、局側領域の位置が含まれる場合には(S1004:Yes)、S1005に進む。Xs’<Xcn<Xe’、及び、Ys’<Ycn<Ye’の少なくともいずれかを満たさない場合、即ち、ユーザ領域内に、局側領域の位置が含まれない場合には、S1007へ進む。
S1005では、再生スケジュール生成部204が、対象シーンにおける再生有無情報を「無」から「有」に変更し、S1006に進む。
S1006では、再生スケジュール生成部204が、再生時間T1にシーン間隔(本実
施例の場合は1秒)だけ加算したものを、新たに再生時間T1とし、メモリ部108に格
納する。そして、S1007に進む。
施例の場合は1秒)だけ加算したものを、新たに再生時間T1とし、メモリ部108に格
納する。そして、S1007に進む。
S1007において、コンテンツデータが、対象シーンよりも時間的に後のシーンで、かつ、再生有無情報が「無」のシーンを含む場合には(S1007:No)、S1003へ戻る。対象シーンが、コンテンツデータ内の再生有無情報が「無」のシーンのうち、時間的に最後のシーンである場合には(S1007:Yes)、S1008に進む。
S1008では、録画・再生制御部105が、メモリ部108に格納された再生スケジュール情報から、再生時間T1を抽出し、再生時間T1と再生時間T2を比較する。T1≧T2を満たした場合には(S1008:Yes)、S1016へ進み、T1≧T2を満たしていない場合には(S1008:No)、S1002に戻る。
S1016では、図11に示すように、長く設定された再生時間T2に適した領域(ユーザが設定した注目領域よりも大きい領域)の映像を表示し、フローを終了する。
一方、再生時間T2が再生時間T1よりも短い場合には(S1001:No)、S1009に進む。S1009以降の処理(S1010〜S1014の処理)は、ユーザ領域生成部901が、メモリ部108に格納された再生スケジュール情報において再生有無情報が「有」となっているシーン(再生シーン)に対して、1シーンずつ行う。なお、本実施例では、S1010〜S1014の処理を時間的に早いシーンから順に行う。
S1010では、ユーザ領域生成部901が、ユーザ領域の開始アドレス(Xs,Ys
)、終了アドレス(Xe,Ye)を、それぞれ、開始アドレス(Xs’,Ys’)、終了アドレス(Xe’,Ye’)に変更してメモリ部108に送信し、S1011へ進む。例え
ば、変更後の開始アドレス(Xs’,Ys’)、終了アドレス(Xe’,Ye’)は、それぞれ、(Xs+1,Ys+1)、(Xe−1,Ye−1)である。
)、終了アドレス(Xe,Ye)を、それぞれ、開始アドレス(Xs’,Ys’)、終了アドレス(Xe’,Ye’)に変更してメモリ部108に送信し、S1011へ進む。例え
ば、変更後の開始アドレス(Xs’,Ys’)、終了アドレス(Xe’,Ye’)は、それぞれ、(Xs+1,Ys+1)、(Xe−1,Ye−1)である。
S1011では、ユーザ領域情報取得部201がメモリ部108から変更されたユーザ領域情報を抽出して領域比較部203に送信する。また、位置検出部202がメモリ部108から抽出した再生シーン(対象シーン)の局側領域の中心アドレス情報(Xcn,Y
cn)を領域比較部203に送信する。領域比較部203は、送信されたユーザ領域(ユーザ領域情報)と局側領域の位置(中心アドレス情報)を比較する。Xs’<Xcn<Xe’、及び、Ys’<Ycn<Ye’の少なくともいずれかを満たさない場合、即ち、ユーザ領域内に、局側領域の位置が含まれない場合には(S1011:No)、S1012に進む。Xs’<Xcn<Xe’、及び、Ys’<Ycn<Ye’を満たす場合、即ち、ユーザ領域内に、局側領域の位置が含まれる場合には(S1011:Yes)、S1014へ進む。
cn)を領域比較部203に送信する。領域比較部203は、送信されたユーザ領域(ユーザ領域情報)と局側領域の位置(中心アドレス情報)を比較する。Xs’<Xcn<Xe’、及び、Ys’<Ycn<Ye’の少なくともいずれかを満たさない場合、即ち、ユーザ領域内に、局側領域の位置が含まれない場合には(S1011:No)、S1012に進む。Xs’<Xcn<Xe’、及び、Ys’<Ycn<Ye’を満たす場合、即ち、ユーザ領域内に、局側領域の位置が含まれる場合には(S1011:Yes)、S1014へ進む。
S1012では、再生スケジュール生成部204が、対象シーンにおける再生有無情報を「有」から「無」に変更し、S1013に進む。
S1013では、再生スケジュール生成部204が、再生時間T1をシーン間隔(本実
施例の場合は1秒)だけ減算したものを、新たに再生時間T1とし、メモリ部108に格
納する。そして、S1014に進む。
施例の場合は1秒)だけ減算したものを、新たに再生時間T1とし、メモリ部108に格
納する。そして、S1014に進む。
S1014において、コンテンツデータが、対象シーンよりも時間的に後のシーンで、かつ、再生有無情報が「有」のシーンを含む場合には(S1014:No)、S1010へ戻る。対象シーンが、コンテンツデータ内の再生有無情報が「有」のシーンのうち、時間的に最後のシーンである場合には(S1014:Yes)、S1015に進む。
S1015では、録画・再生制御部105が、メモリ部108に格納された再生スケジュール情報から、再生時間T1を抽出し、再生時間T1と再生時間T2を比較する。T1
≦T2を満たした場合には(S1015:Yes)、S1016へ進み、T1≦T2を満たしていない場合には(S1015:No)、S1009に戻る。
≦T2を満たした場合には(S1015:Yes)、S1016へ進み、T1≦T2を満たしていない場合には(S1015:No)、S1009に戻る。
S1016では、図12に示すように、短く設定された再生時間T2に適した領域(ユーザが設定した注目領域よりも小さい領域)の映像を表示し、フローを終了する。
以上述べたように、実施例2に係るコンテンツ再生装置によれば、SHV放送のコンテンツデータを再生する際に、ユーザの視聴したいシーンのみを、ユーザの空き時間に合わせて、再生(ダイジェスト再生)することができる。その結果、コンテンツデータの再生の利便性を向上することができる。
<実施例3>
次に、実施例3に係るコンテンツ再生装置について説明する。本実施例では、ユーザが複数の領域を指定する場合、即ち、ユーザ領域(ユーザが注目したい領域)が複数存在する場合について説明する。なお、実施例3において、コンテンツ再生装置のブロック構成(図1)は基本的に同じであるため、説明を省略する。以下、上述した実施例と異なる部分について説明する。
次に、実施例3に係るコンテンツ再生装置について説明する。本実施例では、ユーザが複数の領域を指定する場合、即ち、ユーザ領域(ユーザが注目したい領域)が複数存在する場合について説明する。なお、実施例3において、コンテンツ再生装置のブロック構成(図1)は基本的に同じであるため、説明を省略する。以下、上述した実施例と異なる部分について説明する。
本実施例では、ユーザ領域情報取得部201は複数のユーザ領域に関する情報を取得する。また、本実施例では、再生部分抽出部109は、シーン毎に、複数のユーザ領域のそれぞれと局側領域との位置関係に基づいて、そのシーンを再生するか否かを判定する。具体的には、複数のユーザ領域のいずれかと局側領域が重なる場合には、そのシーンを再生すると判定し、複数のユーザ領域と局側領域が重ならない場合には、そのシーンを再生しないと判定する。
図13は、複数のユーザ領域および局側領域の一例を示す図である。図13の例では、ユーザ領域を2個としているが、ユーザ領域は3個以上であってもよい。図13の例ではユーザ領域1の開始座標を(Xs1,Ys1)、終了座標を(Xe1,Ye1)とし、ユーザ領域2の開始座標を(Xs2,Ys2)、終了座標を(Xe2,Ye2)とする。
本実施例における、録画されたコンテンツデータを再生する際のコンテンツ再生装置101の処理の流れ(コンテンツ再生方法の一例)は、図4と基本的に同じであり、以下では、異なる部分のみを説明する。具体的には、S408の処理について説明する。
本実施例では、S408において、領域比較部203が、ユーザ領域1とユーザ領域2を、それぞれ、局側領域の中心アドレスと比較する。具体的には、Xs1<Xcn<Xe1及びYs1<Ycn<Ye1、または、Xs2<Xcn<Xe2及びYs2<Ycn<Ye2を満たす場合に、S409に進む。即ち、ユーザ領域1またはユーザ領域2のいずれかに、局側領域の位置が含まれる場合に、S409に進む。Xs1<Xcn<Xe1またはYs1<Ycn<Ye1を満たさず、且つ、Xs2<Xcn<Xe2またはYs2<Ycn<Ye2を満たさない場合に、S410に進む。即ち、ユーザ領域1とユーザ領域2のどちらにも局側領域の位置が含まれない場合に、S410に進む。
以上述べたように、この実施例3によれば、ユーザが注目する領域が複数ある場合にも、それに応じたシーンのみを抽出してダイジェスト再生することができ、ユーザの利便性を向上することができる。
以上述べたように、上述した実施例1〜3によれば、音声などから判別される盛り上がりとは無関係に、シーンを再生するか否かを判定する。具体的には、ユーザ領域と局側領域との位置関係に基づいて、シーンを再生するか否かを判定する。それにより、ユーザが
指定した領域に関係のあるシーンのみを再生することができる。その結果、コンテンツデータの再生の利便性を向上することができる。
指定した領域に関係のあるシーンのみを再生することができる。その結果、コンテンツデータの再生の利便性を向上することができる。
なお、上記実施例では、局側領域の中心位置がユーザ領域に含まれる場合に、ユーザ領域と局側領域が重なっていると判定しているが、判定方法はこれに限らない。ユーザ領域が局側領域の少なくとも一部を含んでいる場合に、ユーザ領域と局側領域が重なっていると判定してもよい。そのように判定しても、上記実施例と同様の作用効果を得ることができる。但し、局側領域の中心位置がユーザ領域に含まれる場合には、ユーザ領域と局側領域との重なり量がある程度大きくなる。そのため、そのような場合にユーザ領域と局側領域が重なっていると判定すれば、ユーザ領域に関連するシーンをより確実に抽出することができる。
また、局側領域とユーザ領域との重なり量が所定量以上の場合には、ユーザ領域と局側領域が重なると判定し、重なり量が所定量未満である場合には、ユーザ領域と局側領域が重ならないと判定してもよい。そのように判定しても、上記実施例と同様の作用効果を得ることができる。なお、所定量は、ユーザ領域のサイズを基準とした量(ユーザ領域のサイズの60%など)であってもよいし、ユーザ領域のサイズとは無関係の量(300×200など)であってもよい。
なお、本実施例では、局側領域の開始アドレスと終了アドレスの抽出を、コンテンツを選択再生する際に行うものとしたが、当該抽出はコンテンツを録画する際に行ってもよい。
なお、実施例1では、再生時間T1を表示装置に出力することにより、抽出されたシーンの総時間がどれくらいの長さなのかをユーザに把握させることができるが、再生時間T1は表示しなくてもよい。再生時間T1を表示しなくても、ユーザが指定した領域に関係のあるシーンのみを再生することができる。
なお、上記実施例では、ユーザ領域情報と局側領域情報を、それぞれ、ユーザ領域、局側領域の対角位置の座標としたが、ユーザ領域情報と局側領域情報はこれに限らない。例えば、ユーザ領域情報や局側領域情報は、全ての頂点の座標で表される情報であってもよい。
なお、上記実施例では、全体映像の一部の映像がダイジェスト再生される場合について説明したが、ユーザ領域に関係のあるシーンを全体映像でダイジェスト再生してもよい。
なお、上記実施例では、シーン間隔を1秒としたが、シーン間隔はこれに限らない。シーン間隔は、0.5秒であってもよいし、2秒や5秒であってもよい。シーン間隔はどのような値であってもよい。
なお、実施例2では、T2>T1の場合に、変更後の開始アドレス、終了アドレスを、それぞれ、(Xs−1,Ys−1)、(Xe+1,Ye+1)としたが、変更後の開始アドレス、終了アドレスはこれに限らない。例えば、変更後の開始アドレス、終了アドレスを、それぞれ、(Xs−2,Ys−2)、(Xe+2,Ye+2)としてもよい。変更後の開始アドレス、終了アドレスを、それぞれ、(Xs,Ys)、(Xe+1,Ye+1)としてもよい。また、変更後の座標が全体映像の領域よりも外側に出てしまう場合には、変更可能な側(変更しても全体映像の領域外に出ない側)の座標のみを変更させればよい。T2<T1の場合も同様である。
101 コンテンツ再生装置
109 再生部分抽出部
201 ユーザ領域情報取得部
202 位置検出部
203 領域比較部
204 再生スケジュール生成部
901 ユーザ領域生成部
109 再生部分抽出部
201 ユーザ領域情報取得部
202 位置検出部
203 領域比較部
204 再生スケジュール生成部
901 ユーザ領域生成部
Claims (7)
- 映像データと、前記映像データに基づいて表示される映像のシーン毎に変動する前記映像の一部の指定領域を示す領域情報とを含むコンテンツデータを再生するコンテンツ再生装置であって、
ユーザが指定した前記映像の一部の領域であるユーザ領域を示す情報を取得するユーザ領域情報取得手段と、
前記シーン毎に、
前記ユーザ領域と前記指定領域が重なる場合には、そのシーンを再生すると判定し、
前記ユーザ領域と前記指定領域が重ならない場合には、そのシーンを再生しないと判定する
判定手段と、
を有することを特徴とするコンテンツ再生装置。 - 前記判定手段は、前記指定領域の中心位置が前記ユーザ領域に含まれる場合には、前記ユーザ領域と前記指定領域が重なると判定し、
前記指定領域の中心位置が前記ユーザ領域に含まれない場合には、前記ユーザ領域と前記指定領域が重ならないと判定する
ことを特徴とする請求項1に記載のコンテンツ再生装置。 - 前記判定手段は、
前記指定領域と前記ユーザ領域との重なり量が所定量以上の場合には、前記ユーザ領域と前記指定領域が重なると判定し、
前記重なり量が前記所定量未満である場合には、前記ユーザ領域と前記指定領域が重ならないと判定する
ことを特徴とする請求項1に記載のコンテンツ再生装置。 - 前記判定手段で再生すると判定されたシーンの総時間を表す情報を表示装置に出力する出力手段
を有することを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載のコンテンツ再生装置。 - ユーザにより設定されたシーンの総再生時間と前記判定手段で再生すると判定されたシーンの総時間とに基づいて、前記ユーザ領域のサイズを変更する変更手段
を有することを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載のコンテンツ再生装置。 - 前記ユーザ領域情報取得手段は、複数のユーザ領域に関する情報を取得し、
前記判定手段は、シーン毎に、
前記複数のユーザ領域のいずれかと前記指定領域が重なる場合には、そのシーンを再生すると判定し、
前記複数のユーザ領域と前記指定領域が重ならない場合には、そのシーンを再生しないと判定する
ことを特徴とする請求項1〜5のいずれか1項に記載のコンテンツ再生装置。 - 映像データと、前記映像データに基づいて表示される映像のシーン毎に変動する前記映像の一部の指定領域を示す領域情報とを含むコンテンツデータを再生するコンテンツ再生方法であって、
ユーザが指定した前記映像の一部の領域であるユーザ領域を示す情報を取得するステップと、
前記シーン毎に、前記ユーザ領域と前記指定領域が重なる場合には、そのシーンを再生すると判定し、
前記ユーザ領域と前記指定領域が重ならない場合には、そのシーンを再生しないと判定するステップとを有する
ことを特徴とするコンテンツ再生方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2009036942A JP2010193305A (ja) | 2009-02-19 | 2009-02-19 | コンテンツ再生装置及び方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2009036942A JP2010193305A (ja) | 2009-02-19 | 2009-02-19 | コンテンツ再生装置及び方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2010193305A true JP2010193305A (ja) | 2010-09-02 |
Family
ID=42818840
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2009036942A Withdrawn JP2010193305A (ja) | 2009-02-19 | 2009-02-19 | コンテンツ再生装置及び方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2010193305A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2014039219A (ja) * | 2012-08-20 | 2014-02-27 | Nippon Telegr & Teleph Corp <Ntt> | 映像復号装置、映像送受信システム、映像復号方法及び映像送受信方法 |
-
2009
- 2009-02-19 JP JP2009036942A patent/JP2010193305A/ja not_active Withdrawn
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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