JP2007048379A - プログラムの再生方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】 再生パターンを途中で変更することができるプログラムの再生方法を提供する。
【解決手段】 プログラムの再生方法であって、所定のプログラムを所定の第1の再生パターンで再生している状態から、前記所定のプログラムの一部については内容が認識できないように飛ばし、該一部と異なる他の一部については内容を認識することが可能な速度で再生する第2の再生パターンで再生する状態にするための指示を受けるステップと、前記指示を受けた時の再生位置の近傍に位置する、前記第2の再生パターンにおける飛ばし終了位置を検出するステップと、検出した飛ばし終了位置又はその近傍から前記プログラムの再生を開始するステップと、を有する。
【選択図】 図8
【解決手段】 プログラムの再生方法であって、所定のプログラムを所定の第1の再生パターンで再生している状態から、前記所定のプログラムの一部については内容が認識できないように飛ばし、該一部と異なる他の一部については内容を認識することが可能な速度で再生する第2の再生パターンで再生する状態にするための指示を受けるステップと、前記指示を受けた時の再生位置の近傍に位置する、前記第2の再生パターンにおける飛ばし終了位置を検出するステップと、検出した飛ばし終了位置又はその近傍から前記プログラムの再生を開始するステップと、を有する。
【選択図】 図8
Description
本発明は、プログラムの再生方法、特に、特定の再生パターンでプログラムを再生中に別の再生パターンへ切り替える方法に関する。
近年のコンテンツ(プログラム)には、従来の映像コンテンツや音声コンテンツだけでなく、これらのコンテンツの補足データとなり得るデータコンテンツが付加されている場合が増えている。
放送コンテンツについて言えば、映像・音声からなる番組コンテンツの補足データとして、番組名や放映時間といったデータが事前及び/又は同時に放送局より提供されている。非特許文献1には、放送局より提供され得る補足データが記載されている。
また、DVD等のメディアで提供されるコンテンツについて言えば、映像・音声からなるコンテンツ本体に加えて、出演者の情報やメイキング・インタビューといったコンテンツ、コンテンツ本体の特定の位置と結び付けられたチャプター情報といったデータが付属されている場合が数多くある。そして、これらの補足データは様々な形態を伴ってコンテンツ視聴者へ提供されている。
放送コンテンツについて言えば、事前及び/又は同時に放送局より提供される番組名や放映時間等のデータが、受信機内部で処理されることで例えば電子番組表(EPG)として表現されることとなり、視聴者の番組選択等に対する操作支援が見込まれることとなる。
また、DVD等のコンテンツについて言えば、メニュー等を介して補足データを統合的に表現することで、視聴者は難なくコンテンツ本体や補足コンテンツの再生・切り替え等を行えることとなる。
このように、コンテンツ本体の補足データは、特定の意図を持って処理することで、コンテンツ視聴者に対して様々な便宜を図ることが可能なものである。
これらの補足データは、補足するデータの範囲・内容・量等に関して年々充実してきている。放送コンテンツを例に挙げれば、地上波デジタル放送・BS/CSデジタル放送・地上波アナログ放送・BSアナログ放送いずれに関しても、向こう8日間の番組放映スケジュールが各局について提供されている。その際、放映時間や番組名といったほぼ全番組に付加される基本データに加えて、番組説明や出演者情報、ハイビジョン映像であるとかステレオ放送であるといったコンテンツのフォーマットに関する情報、視聴年齢制限に関する情報等の様々なデータが、多くの番組についても付加されている。
非特許文献1には、これらの補足データが記載されている。更には、このような番組コンテンツ全体に関する補足データに加えて、シリーズ番組や続編といった番組間に跨るような補足データや、スポーツでの得点シーンや音楽番組での特定アーティスト出演シーンといった番組内部を限定するような補足データ等も提供されつつある。
非特許文献2には、これらの補足データが記載されている。このような補足データが提供されることによって、コンテンツ視聴者は、コンテンツ間の選択・視聴のみならずコンテンツ内の特定部分間の選択・視聴さえも蓄積済みのコンテンツに限定はされるものの容
易に行えることになる。
易に行えることになる。
通常、このようなコンテンツ間及び/又はコンテンツ内の選択・視聴を行うためには、蓄積されているコンテンツ及び/又は特定部分を一覧表示できるようなメニュー等が別途設けられている。そして、視聴者はこれらのメニュー等を見ながらコンテンツ及び/又は特定部分を選択・視聴することになる。このようなメニュー等も補足データの一部であり、コンテンツ提供者及び/又は補足データ提供者によって提供されるものである。
特開2001−306586(特許文献1)には、コンテンツをダイジェスト視聴する構成が開示されている。
特開2001−306586号公報
社団法人 電波産業会 標準規格 ARIB STD-B10 4.0版 「デジタル放送に使用する番組配列情報」
社団法人 電波産業会 標準規格 ARIB STD-B38 1.2版 「サーバ型放送における符号化、伝送及び蓄積制御方式」
しかしながら、ダイジェスト視聴と通常視聴との間の切り換えや、異なるダイジェスト視聴パターン間の切り換えについては、従来考慮はされていなかった。
本発明は上記の従来技術の課題を鑑みなされたもので、その目的とするところは、再生パターンを途中で変更することができるプログラムの再生方法を提供することにある。
上記目的を達成するため、本発明にあっては、
プログラムの再生方法であって、
所定のプログラムを所定の第1の再生パターンで再生している状態から、前記所定のプログラムの一部については内容が認識できないように飛ばし、該一部と異なる他の一部については内容を認識することが可能な速度で再生する第2の再生パターンで再生する状態にするための指示を受けるステップと、
前記指示を受けた時の再生位置の近傍に位置する、前記第2の再生パターンにおける飛ばし終了位置を検出するステップと、
検出した飛ばし終了位置又はその近傍から前記プログラムの再生を開始するステップと、
を有する。
プログラムの再生方法であって、
所定のプログラムを所定の第1の再生パターンで再生している状態から、前記所定のプログラムの一部については内容が認識できないように飛ばし、該一部と異なる他の一部については内容を認識することが可能な速度で再生する第2の再生パターンで再生する状態にするための指示を受けるステップと、
前記指示を受けた時の再生位置の近傍に位置する、前記第2の再生パターンにおける飛ばし終了位置を検出するステップと、
検出した飛ばし終了位置又はその近傍から前記プログラムの再生を開始するステップと、
を有する。
また、本発明の他の態様にあっては、
プログラムの再生方法であって、
所定のプログラムを、該所定のプログラムの一部については内容が認識できないように飛ばし、該一部と異なる他の一部については内容を認識することが可能な速度で再生する第1の再生パターンで再生している状態から、前記所定のプログラムの一部を飛ばさずに通常速度で再生する第2の再生パターンで再生する状態にするための指示を受けるステップと、
前記指示を受けた時の再生位置に対応する再生位置から前記第2の再生パターンで再生を開始するステップと、
を有する。
プログラムの再生方法であって、
所定のプログラムを、該所定のプログラムの一部については内容が認識できないように飛ばし、該一部と異なる他の一部については内容を認識することが可能な速度で再生する第1の再生パターンで再生している状態から、前記所定のプログラムの一部を飛ばさずに通常速度で再生する第2の再生パターンで再生する状態にするための指示を受けるステップと、
前記指示を受けた時の再生位置に対応する再生位置から前記第2の再生パターンで再生を開始するステップと、
を有する。
ここで、「プログラム」とは、いわゆるコンテンツに含まれるものであり、TV番組(サーバ型放送番組を含む)やDVD等の記録メディアに記録されている映画等の映像を含
むプログラム(コンテント)や、ラジオ番組、蓄積型の音声番組(ポッドキャスティング等)、CDに記録されている曲(音楽)、落語等の音プログラムを含むものである。
むプログラム(コンテント)や、ラジオ番組、蓄積型の音声番組(ポッドキャスティング等)、CDに記録されている曲(音楽)、落語等の音プログラムを含むものである。
また、「再生パターン」とは、同一のプログラムにおいて、その再生方法(主としてプログラム全体の中で再生する位置(時間))を定義、特定したものである。例えば、全体が60分の再生時間であるプログラムについて、内容を部分的に省略した30分ダイジェスト、15分ダイジェスト等の再生パターンが考えられる。
本発明によれば、再生パターンを途中で変更する場合において、操作性を向上すると共に視聴内容の重複による非効率さを低減することができる。
以下に図面及び実施例を参照して、この発明を実施するための最良の形態を例示的に詳しく説明する。ただし、この実施例に記載されている構成は、特に特定的な記載がない限りは、この発明の範囲をそれらのみに限定する趣旨のものではない。また、以下の説明で一度説明した構成については、特に改めて記載しない限り初めの説明と同様のものである。
図1は、本発明に係る実施例1が適用されるプログラムの再生方法を示すブロック図である。
再生対象となるプログラム(コンテント)はコンテンツ蓄積部1に蓄積されている。これらのプログラムは映像コンテンツや音声コンテンツから成り、放送コンテンツでいうところの番組コンテンツに相当する。
コンテンツ蓄積部1は、複数のプログラムを蓄積可能であり、蓄積されているプログラム間の区別や各プログラムの特定・再生は、コンテンツ管理部2にて行われる。コンテンツ管理部2において特定されたプログラムは、コンテンツ再生部3にて再生がなされ、モニタ4、スピーカ10を介してプログラム視聴者へ提示される。
蓄積されているプログラムそれぞれについての補足データは、補足データ蓄積部5に蓄積されている。この補足データは、少なくともコンテンツ蓄積部1に蓄積されているプログラムとの対応をとるためのプログラム特定情報、プログラム名及びプログラム再生のための時間情報を含んでいる。
補足データの一部は、コンテンツ蓄積部1に蓄積されているプログラム間の区別や各プログラムの特定・再生のために、コンテンツ管理部2が利用する。
コンテンツ管理部2において特定されたプログラムについて再生パターンが複数あるような場合は、視聴者が再生パターンを一覧できるようなデータが、補足データの一部として補足データ蓄積部5に蓄積済みである。そのため、視聴者が該当するプログラムを選択するのに付随してこれらのデータがモニタ4上に提示され、視聴者はリモコン8を操作して任意の再生パターンを指定できる。
また、このような再生パターンを生成する際には、単純にプログラムの所定の再生位置について内容が認識できないように飛ばす(省略する)ように設定しても良い。また、前半の内容の飛ばしは少なく、後半の内容の飛ばしを多くする方法や、プログラムの内容を加味して、画像の動きや音声の変化の大小で飛ばす位置を決定しても良い。
コンテンツ管理部2は、このような再生パターンを一覧するためのデータの提示、視聴者が指示したプログラム及び再生パターンの特定、対応する再生方法で再生を行うための事前処理(再生シナリオの生成等)、等を行うものである。
再生パターン処理部6は、上述のような再生を開始する前の段階での再生パターンの特定・制御を行うためのものというよりは、プログラムが任意の再生パターンで再生処理中である場合の任意のタイミングにおいて、再生パターンの特定・制御を行うためのものである。とはいえ、プログラム再生が行われていない時点での再生パターンの特定・制御を必ずしも排除する必要はない。
プログラム視聴者のリモコン8の操作に伴う指示を受けて再生パターンの変更がなされるまでの一連の処理について、以下に例を挙げて説明する。
コンテンツ蓄積部1に蓄積されており、コンテンツ管理部2において視聴者からの指示によって特定されたプログラムが、図2に示したようなプログラムであったとする。すなわち、通常再生を行うと60分で視聴し終えるようなプログラムであり、再生パターンとして、「通常再生」、「15分ダイジェスト」、「30分ダイジェスト」の3つの再生パターンが提供されている。また、これらの再生パターンを実行するための補足データも提供されている。
補足データには、連続して再生されるべき部分(以下、このような部分を便宜上「セグメント」と称する)の開始位置を特定するための開始時刻と、開始した再生を中断するための根拠となる再生継続時間と、開始時刻及び継続時間から一意に決まるセグメントが属すべき再生パターンを特定するための情報との3種類の情報が少なくとも含まれている。
従って、図2で示した例においては、少なくとも図3に示すような情報を備えた補足データが提供されることになる。このような再生パターンを持ったプログラムの再生中に、再生パターン変更を生じさせるには、きっかけが必要であり、このようなきっかけは視聴者により提供されるものである。
本実施例においては、再生パターン変更のためのきっかけとして、視聴者によるリモコン8の操作を採用する。操作の具体例としては、リモコン8に再生パターン変更のための専用ボタンを設け視聴者がこれを押下する、リモコン8に設けたメニュー等のボタンの押下に伴い表示される画面(GUI)内で再生パターン変更のための指示がなされ視聴者がこれに従った操作を行う、等が挙げられる。
視聴者により再生パターン変更のためのきっかけが与えられると、再生パターン処理部6内の解析部601は、該当するプログラムに対応した補足データを補足データ蓄積部5より取得ないし参照して再生パターンを列挙する。そして、これらの再生パターンをパターン情報保持部602にて保持する。
図2で示した例においては、解析部601は、補足データ蓄積部5より図4に示すような再生パターンリストを取得ないし参照することで3種類の再生パターンを特定する。また、パターン情報保持部602は、少なくとも図3に示した内容を含んだ再生パターンの情報を保持する。
図5にて、解析部601の処理フローを示す。すなわち、視聴者により再生パターン変更のための指示がなされると(S610)、補足データ蓄積部5に再生中のコンテンツに関する再生パターンリストが存在するかを調べる(S611)。再生パターンリストが存
在する場合は(S611のYes)、再生パターンリスト内の再生パターン名を取得する(S612)。これを再生パターンリストに登録されている全ての再生パターンについて行う(S613)。
在する場合は(S611のYes)、再生パターンリスト内の再生パターン名を取得する(S612)。これを再生パターンリストに登録されている全ての再生パターンについて行う(S613)。
補足データ蓄積部5に再生パターンリストが存在しない場合は(S611のNo)、再生パターンは現在再生中のパターンのみであるとみなして解析処理を終了し(S614)、再生パターンの変更は行わない。
そして、図5におけるS612にて取得された全ての再生パターンが、パターン情報保持部602にて保持されることになる。
図2で示した例において、再生パターンの変更が図6で示すように通常再生開始15分後に生じたとする。UI処理部7は、解析部601及びパターン情報保持部602において特定された3種類の再生パターンに基づいた選択肢を提示して、視聴者が新たに再生パターンを指定できるようにする。
図7は、図2で示した例を適用させた場合におけるUI処理部7が提示する選択画面の例であり、この画面で視聴者が「30分編」で特定される「30分ダイジェスト」の再生パターンを新たな再生パターンとして指定したものとする。
この指定により、所定のプログラムを通常の再生パターンで再生している状態から、所定のプログラムの一部については内容(例えば、画像や音声)が認識できないように飛ばし、該一部と異なる他の一部については内容を認識することが可能な速度で再生する「30分ダイジェスト」の再生パターンで再生する状態に変更される。
ここで、「内容を認識することが可能な速度」とは、通常の再生速度の場合だけでなく、いわゆる早送り再生の速度であっても良い。この場合にあっては、プログラムのダイジェストの再生において多くの場面をより短時間で視聴することができる。
早送り再生の場合は、内容を認識することが可能な速度の範囲でフレームレートを上げてもよい。
また、例えば映像プログラムの再生においては、早送り時に早送りの速度に合わせて一部の絵を飛ばすようにしてもよい。例えば、早送り時にGOP(Group of Picture)の中のイントラ符号化されたIピクチャのみを再生し、インター符号化されたP,Bピクチャは飛ばすことで早送り再生を実現することもできる。
新たな再生パターンを視聴者がUI処理部7によって提示された選択肢の中から特定すると、この新たに特定された再生パターンの再生開始位置及び再生開始後の再生シナリオの特定が、タイミング算出部603にてなされる。
タイミング算出部603は、再生パターンの変更が発生した時間と新たな再生パターンに関するパターン情報とから、再生を開始すべき時刻を算出する。図6で示した例においては、再生パターン変更発生時間は番組開始後15分であり、新たな再生パターン「30分ダイジェスト」に関するパターン情報は図3で示した通りである。
「30分ダイジェスト」に属するセグメントに再生パターン変更発生時間(番組開始後15分)を含むセグメントは存在しない。そのため、再生を開始すべき時刻は、この再生パターン変更発生時間より後に存在するセグメントのうちで最も時間的に近いセグメントの開始時刻(番組開始後20分)、換言すれば、再生パターン変更発生時間を挟んだ前後
のセグメント間にある飛ばし領域の飛ばし終了位置が好適である。
のセグメント間にある飛ばし領域の飛ばし終了位置が好適である。
飛ばし終了位置から再生することで、例えば、通常再生からダイジェスト再生への再生パターンの変更を行っても、内容の重複がなくスムーズな視聴が可能となる。
なお、厳密に飛ばし終了位置から再生を開始しても良いが、本発明はそれに限られるものではなく飛ばし終了位置から若干前後した位置から再生を開始しても構わない。
タイミング算出部603における処理フローを図8に示す。視聴者の操作により新たな再生パターンが特定されると(S630)、新たな再生パターンが再生パターン変更発生時間を含んでいるか否かを調べる(S631)。再生パターン変更発生時間が新たな再生パターンに含まれている場合(S631のYes)、再生を開始すべき時刻は再生パターン変更発生時間となる(S632)。
再生パターン変更発生時間が新たな再生パターンに含まれていない場合(S631のNo)、新たな再生パターンに属するセグメントの中で開始時刻が再生パターン変更発生時間よりも後であって且つ最も時間的に近いセグメントを特定する。そして、このセグメントの開始時刻が再生を開始すべき時刻となる(S633)。
つまり、視聴者からリモコンを介して再生パターンの変更の指示を受けた後、再生パターン変更発生時間の再生位置から、又はその近傍に位置する変更後の再生パターンにおける飛ばし終了位置を検出した場合には検出した飛ばし終了位置又はその近傍から前記プログラムの再生を開始する。
再生を開始すべき時刻が特定できると、これ以降の再生シナリオを新たな再生パターンに属するセグメントの情報に基づいて決定する(S634)。決定された再生シナリオは、再生を開始すべき時刻とこのセグメントを再生し終えるまでの時間、次項の再生すべきセグメントの開始時刻と継続時間とを少なくとも含んだものである。再生シナリオが決定し終えると(S635)、この再生シナリオに基づいた再生がなされるようコンテンツ再生部3の制御が行われる。
図6で示した例においては、再生パターン変更の前後を含むこのコンテンツの実際の再生は、変更前の再生パターンである通常再生が15分間行われ、30分ダイジェストに属する6つのセグメントのうちで視聴者が既に視聴した最初の2つのセグメントを除く4つのセグメントが再生されることになる。
このように、本発明は、指示を受けた時の再生位置の近傍に位置する、ダイジェスト再生の再生パターンにおける飛ばし終了位置を検出するステップと、検出した飛ばし終了位置又はその近傍からプログラムの再生を開始するステップとを有する。そして、通常再生の再生パターンで再生している状態で指示を受けると、所定のプログラムの一部については内容が認識できないように飛ばし、該一部と異なる他の一部については内容を認識することが可能な速度で再生する再生パターンへ移行する。
これにより、再生パターンを途中で他の再生パターンに変更することが可能となり、その際、重複した内容を再生することがない。
図6において、再生パターン切り替えは通常再生からダイジェスト再生への切り替えを示したが、ダイジェスト再生から通常再生への切り替えも同様に行える。
図6で示した例における30分ダイジェスト切り替え開始の10分後に通常再生へ再び
切り替える場合について説明する。
切り替える場合について説明する。
再生パターン処理部6が再生パターン変更発生を感知し、UI処理部7が再生パターン変更のための選択肢を提示し、視聴者が新たな再生パターンとして通常再生を指定すると、タイミング算出部603にて再生開始のタイミングが算出され再生シナリオが更新される。
新たな再生パターンが通常再生である場合、再生パターン変更発生時が該当するセグメントに必ず含まれるので、再生を開始すべき時間は再生パターン変更発生時であり再生の継続時間はこのセグメント終了までに要する時間となる。先に挙げた30分ダイジェストへの再生パターン切り替え10分後とした例では、継続時間は1080秒(18分)となる。すなわち、ダイジェスト再生から通常再生への切り替えとは、再生パターン変更発生以降をこのコンテンツが終了するまで再生することである。
図7で示したUI処理部7が提示する再生パターン変更のための選択肢においては、パターン情報保持部602に保持されている全ての再生パターンを含んだ選択肢が提示されている。しかし、再生パターン変更の発生時間によっては再生不可能な再生パターンもあり得ることを考慮することは、視聴者にとってより親切となる。
図9に、UI処理部7がパターン情報保持部602より取得した再生パターンに基づいた再生パターン切り替え用選択肢の有効性を検査する処理を示すフローチャートである。
UI処理部7は、パターン情報保持部602より全ての再生パターンに関する情報を取得ないし参照すると(S701)、各パターンが再生パターン変更時間以降において有効であるか否かを調べる(S702)。
検証中の再生パターンが再生パターン変更時間以降に再生すべき部分を含んでいれば、この再生パターンは有効とみなし(S702のYes)、この再生パターンが再生パターン変更のための選択肢として有効であるとみなす(S703)。検証中の再生パターンが再生パターン変更時間以降に再生すべき部分を含んでいなければ、この再生パターンは無効とみなし(S702のNo)、この再生パターンが再生パターン変更のための選択肢として無効であるとみなす(S704)。
これらの処理(S702〜S703/S704)を全ての再生パターンについて行い(S705のYes)、選択肢の提示を行う(S706)。
選択肢の有効/無効情報の選択肢への反映のさせかたは様々であるが、有効とみなされた選択肢のみを提示するようにしても良い。あるいは、無効とみなされた選択肢を有効なものとは別の表現(グレーアウトで表現等)で提示して視聴者にこれが無効である旨を認知させても良い。あるいは、無効とみなされた選択肢を提示はするが選択できない(フォーカスしない等)ようにしても良い。
UI処理部7が選択肢の有効性を考慮した提示を行うことにより、例えば、「視聴者が30分ダイジェストの途中で15分ダイジェストに切り替えようとした場合において、切り替え発生時以降に再生すべきセグメントが15分ダイジェストに含まれていなかった。」というような事態を簡単に視聴者が把握できることになる。
上記実施例によれば、コンテンツ視聴者がリモコン8を用いた簡単な意思表示を行うだけで、任意の再生パターンでのコンテンツ再生中において、別の任意の再生パターンへの切り替えを、視聴内容を重複させることなく行える。
また、コンテンツの再生方法に適用されるコンピュータ(CPUあるいはMPU)に上記実施例にて述べた処理を実現するためのソフトウェアプログラムコードを格納し、このプログラムコードを実行することは本発明の範疇に含まれる。また、このプログラムコード及びプログラムコードを格納した記憶媒体(フロッピー(登録商標)ディスク、ハードディスク、光ディスク、光磁気ディスク、CD−ROM、磁気テープ、不揮発性メモリカード、ROM等)も本発明を構成する。
実施例1では、補足データ蓄積部5内に再生パターンリストが存在する場合のみについて述べたが、各再生パターンに属するセグメントの情報のみを使用して同様の機能を実現することも可能である。
そもそも再生パターンリストは、視聴者によるコンテンツ選択に際して再生に先立って再生パターンの特定を行わせるための補足データとしてコンテンツ提供者及び/又は補足データ提供者が提供するものである。
この目的の観点から鑑みるに、再生パターンリストは提示されることを強く意図して用意された補足データである可能性が高く、そのことがすなわち再生パターン処理部6内の解析部601にとって処理しやすい補足データであるという保証はない。
このため、補足データ蓄積部5内に再生パターンリストが存在していたとしても、再生パターン名を特定するための処理が徒に複雑になる可能性があり、このような再生パターンリストの存在を前提としない再生パターン名の特定方法を設けることは好適である。
提示された再生パターンリストに基づいて視聴者が再生パターンを特定した場合においても、該当する再生パターンに属するセグメント情報に基づいての再生がなされることになる。
従って、再生パターン名を特定するための補足データ蓄積部5内に存在する補足データとしては、図3で示したようなセグメント情報、又は図10で示したようなセグメント情報があれば良い。
図3及び図10いずれのセグメント情報においても、再生パターンは3種類で且つ内容は同じであり、各セグメントの割り当て方法が異なるだけである。つまり、セグメント情報を構成するための必要最低限な要件は、各セグメントの開始時刻、各セグメントの継続時間及び各セグメントが属する再生パターンを特定するための情報の3つである。
図11は、再生パターンリストが存在しなかった場合の対処を含む解析部601における処理を示すフローチャートである。視聴者により再生パターン変更のための指示がなされると(S610)、補足データ蓄積部5に再生中のプログラムに関する再生パターンリストが存在するかを調べる(S611)。
再生パターンリストが存在する場合(S611のYes)、再生パターンリスト内の再生パターン名を取得する(S612)。これを再生パターンリストに登録されている全ての再生パターンについて行い(S613)、解析処理を終了する(S614)。
補足データ蓄積部5に再生パターンリストが存在しない場合(S611のNo)、補足データ蓄積部5内にある再生中のプログラムに関するセグメント情報を調べる(S615)。再生中のプログラムに関するセグメント情報の個々について、属する再生パターンを
特定するための情報に基づいて再生パターン名を特定する(S616)。
特定するための情報に基づいて再生パターン名を特定する(S616)。
再生中のプログラムに関するセグメント情報の全てについて再生パターン名の特定が終われば(S617のYes)、解析処理を終了する(S614)。この結果、図11におけるS612又はS616にて取得された全ての再生パターンが、パターン情報保持部602にて保持されることになる。
上記実施例によれば、視聴者による簡単な操作に基づいて特定された再生パターンを構成しているセグメント情報を処理することで、任意の再生パターンでのプログラム再生中において、別の任意の再生パターンへの切り替えを、視聴内容を重複させることなく行うことができる。
実施例3では、再生パターン処理部6におけるパターン情報の解析及び保持を、再生パターン変更の発生時期とは無関係に事前に行う方法について述べる。実施例1及び実施例2においては、プログラム視聴者による再生パターンの変更をするための操作を受けて再生パターン処理を開始していた。
再生パターン処理部6が行う処理のうち、コンテンツ管理部2が特定した再生中のプログラムが提供する再生パターンを取得・特定し、これらの情報を保持するという解析部601及びパターン情報保持部602が行う処理は、対象とするプログラムが特定されれば開始可能な処理である。
すなわち、視聴者による再生パターン変更操作の有無に関わらず、対象とするプログラムが特定された時点でこれらの再生パターン処理を行って構わないことになる。このような処理においては、再生パターン処理部6内のパターン情報保持部602が視聴者による再生パターン変更操作を受けた際に行う処理として以下に挙げる処理となる。
具体的には、事前に保持している再生中のプログラムの全再生パターン名に基づいた選択肢を視聴者に提示する処理及び視聴者により特定された新たな再生パターンに基づくタイミング算出部603の処理開始を促す処理となる。
解析部601及びパターン情報保持部602による事前の再生パターン処理が行われるのは、対象となるプログラムが特定された時点であり、あるプログラム及びプログラムの補足データがコンテンツ蓄積部1及び補足データ蓄積部5に蓄積された時点でも良い。あるいは、コンテンツ管理部2において再生すべきプログラムが特定された時点でも良い。あるいは、定期的(例えば、毎晩深夜1時)にコンテンツ蓄積部1及び補足データ蓄積部5の内容を検査して再生パターン処理が未処理であるようなプログラムを特定しても良い。
上記実施例によれば、再生中のプログラムに関する再生パターン情報は事前に解析・保持済みであるので、視聴者が再生パターン変更を欲した際に即座に選択肢を提示できるため、再生パターン変更に伴う一連の操作性が向上する。
(他の実施例)
以上述べた各実施例では、再生パターンは、プログラム(コンテンツ)の提供者(製作者、配信者)等が外部から指定したデータに基づくものであった。しかしながら本願発明の実施形態はこれに限るものではない。
以上述べた各実施例では、再生パターンは、プログラム(コンテンツ)の提供者(製作者、配信者)等が外部から指定したデータに基づくものであった。しかしながら本願発明の実施形態はこれに限るものではない。
例えば、再生装置においてプログラムの解析を行い、ダイジェスト再生のためのデータ
を得るようにしてもよい。具体的には、映像プログラムから顔検出を行い、顔が表示されていない部分を飛ばしの対象とし、その部分を飛ばして再生するための情報を生成する構成を採用できる。また、映像に同期している音声信号の解析を行い、人の声が記録されていない部分を飛ばしの対象とし、その部分を飛ばして再生するための情報を生成する構成を採用できる。
を得るようにしてもよい。具体的には、映像プログラムから顔検出を行い、顔が表示されていない部分を飛ばしの対象とし、その部分を飛ばして再生するための情報を生成する構成を採用できる。また、映像に同期している音声信号の解析を行い、人の声が記録されていない部分を飛ばしの対象とし、その部分を飛ばして再生するための情報を生成する構成を採用できる。
また、本発明に係る実施例で解決できる具体的な課題例としては以下を挙げることができる。
すなわち、視聴者が蓄積済みコンテンツの一つのプログラムとして60分の報道番組を選択し、事前に30分のダイジェスト再生を指定して番組を視聴し始めたものの視聴開始10分後に15分のダイジェスト再生に変更したくなった場合、を挙げることができる。
このような場合、視聴者が15分のダイジェスト再生を視聴するためには、現在視聴している30分ダイジェストの再生を中断して再度このプログラムを選択し直した上で一覧表示された再生パターンの中から15分のダイジェスト再生を指定することが求められる。
更には、指定し直した15分ダイジェストの内容の一部が前回の30分ダイジェストで既に視聴した10分間の内容と重複することも十分考えられるため、視聴者の再生パターンを特定し直すという操作上の非効率さに加えて、内容的にも非効率である場合があった。
しかしながら、本発明によれば、これらの操作性の向上と共に視聴内容の重複による非効率さを低減することができる。
1 コンテンツ蓄積部
2 コンテンツ管理部
3 コンテンツ再生部
4 モニタ
5 補足データ蓄積部
6 再生パターン処理部
7 UI処理部
8 リモコン
10 スピーカ
601 解析部
602 パターン情報保持部
603 タイミング算出部
2 コンテンツ管理部
3 コンテンツ再生部
4 モニタ
5 補足データ蓄積部
6 再生パターン処理部
7 UI処理部
8 リモコン
10 スピーカ
601 解析部
602 パターン情報保持部
603 タイミング算出部
Claims (2)
- プログラムの再生方法であって、
所定のプログラムを所定の第1の再生パターンで再生している状態から、前記所定のプログラムの一部については内容が認識できないように飛ばし、該一部と異なる他の一部については内容を認識することが可能な速度で再生する第2の再生パターンで再生する状態にするための指示を受けるステップと、
前記指示を受けた時の再生位置の近傍に位置する、前記第2の再生パターンにおける飛ばし終了位置を検出するステップと、
検出した飛ばし終了位置又はその近傍から前記プログラムの再生を開始するステップと、
を有するプログラムの再生方法。 - プログラムの再生方法であって、
所定のプログラムを、該所定のプログラムの一部については内容が認識できないように飛ばし、該一部と異なる他の一部については内容を認識することが可能な速度で再生する第1の再生パターンで再生している状態から、前記所定のプログラムの一部を飛ばさずに通常速度で再生する第2の再生パターンで再生する状態にするための指示を受けるステップと、
前記指示を受けた時の再生位置に対応する再生位置から前記第2の再生パターンで再生を開始するステップと、
を有するプログラムの再生方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2005231618A JP2007048379A (ja) | 2005-08-10 | 2005-08-10 | プログラムの再生方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2005231618A JP2007048379A (ja) | 2005-08-10 | 2005-08-10 | プログラムの再生方法 |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2010205313A (ja) * | 2009-02-27 | 2010-09-16 | Sony Corp | 情報処理装置、情報処理方法およびプログラム |
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2005
- 2005-08-10 JP JP2005231618A patent/JP2007048379A/ja not_active Withdrawn
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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