JP2010193218A - 携帯電子機器 - Google Patents

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JP2010193218A JP2009035961A JP2009035961A JP2010193218A JP 2010193218 A JP2010193218 A JP 2010193218A JP 2009035961 A JP2009035961 A JP 2009035961A JP 2009035961 A JP2009035961 A JP 2009035961A JP 2010193218 A JP2010193218 A JP 2010193218A
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Masamichi Kodama
雅道 児玉
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Abstract

【課題】筐体の薄型化を図りつつ、デザインの自由度を確保することができる携帯電子機器を提供する。
【解決手段】携帯電話機は、上部筐体のリアケース5と、上部筐体のリアケース5と内面側同士を対向させた状態で接合される上部筐体のフロントケース4と、上部筐体のリアケース5の外面側に配置されて、外観の主要部を形成する意匠パネル8と、を有し、上部筐体のリアケース5は、意匠パネル8を載置可能な載置部21を有し、意匠パネル8は、外観を構成する平面部16と、前記外面側の反対面側に少なくとも1つの螺着用のボス部10と、を有し、上部筐体のフロントケース4は、意匠パネル8のボス部10に対して螺着される。
【選択図】図9

Description

本発明は携帯電話機、PDA、携帯型ゲーム機、携帯用テレビ、携帯用ラジオ等の携帯電子機器に関する。
特許文献1には、一方の筐体にナットを一体的に埋め込み、このナットにネジ止めすることによって、ナットが埋め込まれた一方の筐体と他方の筐体とを結合させる携帯電子機器が記載されている。
また、図1のように、リアケース105の一部であるボス部110に金属性のナット111を樹脂成型によって一体的に形成し、ボス部110があるリアケース109の表面側部分にまで、意匠パネル108が配置されることも従来行われている。
さらに、図2のように、リアケース105の一部であるボス部110に金属性のナット111を樹脂成型によって一体的に形成しているが、ボス部110があるリアケース109の表面側部分までは、意匠パネル108を配置しないことも従来行われている。
実公平3―011967号公報
しかしながら、図1のように構成すると、フロントケース104の厚さAに、ボス部110の長さB、リアケース105の厚さC、両面テープ112の厚さD及び意匠パネル108の厚さEを足したものが筐体の厚さとなってしまう。
これにより、薄型化が求められる携帯電子機器において、筐体の厚さを増してしまい望ましくない。
一方、図2のように構成すると、筐体の厚さは、フロントケースの厚さAに、ボス部の長さB及びリアケースの厚さCのみを足したものになり薄型化を図ることができるが、意匠パネル108の形状を制約してしまう。
このことは、デザインの自由度を制約してしまうことを意味しており、携帯電子機器はそのデザインが重要視されるので、デザインの自由度を制限することは好ましくない。
本発明の目的は、筐体の薄型化を図りつつ、デザインの自由度を確保することができる携帯電子機器を提供することである。
本発明の携帯電子機器は、第1の筐体部材と、前記第1の筐体部材と、内面側同士を対向させた状態で接合される第2の筐体部材と、前記第1の筐体部材の外面側に配置されて、外観の主要部を形成する意匠パネルと、を有し、前記第1の筐体部材は、前記意匠パネルを載置可能な載置部を有し、前記意匠パネルは、外観を構成する平面部と、前記外面側の反対面側に少なくとも1つの螺着用のボス部と、を有し、前記第2の筐体部材は、前記意匠パネルのボス部に対して螺着される。
好適には、前記意匠パネルは、前記ボス部に対向する部分に、他の部分の肉厚よりも薄い肉厚となる薄肉部を有する。
好適には、前記ボス部にはナット部材を配置し、ボルト部材によって前記第2の筐体部材と螺着される。
好適には、前記第1の筐体部材は、前記ボス部が挿入される穴部を有している。
好適には、前記意匠パネルは、補強部材を有し、前記補強部材は、ボス部と平面部とを結合する部分に配置されている。
好適には、前記補強部材は、平面部と直角な平面を持つリブ形状を有し、前記補強部材は前記ボス部を中心として放射状に配置されている。
好適には、前記穴部は、補強部材の放射状の形状に合わせて、放射形状となっている。
好適には、前記第1の筐体部材と第2の筐体部材の接合は、前記意匠パネルに形成されたボス部と第2の筐体部材との螺着によってなされる。
好適には、前記第2の筐体部材には表示部が配置されている。
好適には、前記第1の筐体部材、前記第2の筐体部材及び前記意匠パネルは、樹脂成型によって形成されている
本発明によると筐体の薄型化を図りつつ、デザインの自由度を確保することができる携帯電子機器を提供することができる。
従来例を説明するための説明図である。 従来例を説明するための説明図である。 本発明の実施形態に係る携帯電話機の外観を開状態で示す斜視図である。 携帯電話機の閉状態での外観斜視図である。 上部筐体のリアケース及び意匠パネルのみとした外観斜視図である。 図5の意匠パネルの背面図である。 図7(a)は、図6においてボス部を拡大した説明図である。また、図7(b)は、図6においてA方向からのボス部様子を拡大した説明図である。 上部筐体のリアケースの正面図である。 図4のVIII−VIII断面における断面図である。
図3は、本発明の実施形態に係る携帯電話機1の外観を開状態で示す斜視図である。
携帯電話機1は、いわゆる折り畳み式の携帯電話機1として構成されており、開状態と閉状態との間で互いに回動可能に連結された上部筐体2及び下部筐体3を有している。
図3は、上部筐体2及び下部筐体3の開状態を示している。
上部筐体2は、下部筐体3と対向する部分を構成する上部筐体のフロントケース4と、下部筐体3とは反対側部分を構成する上部筐体のリアケース5とを有している。
下部筐体3は、上部筐体2と対向する部分を構成する下部筐体のフロントケース6と、上部筐体2とは反対側部分を構成する下部筐体のリアケース7とを有している。
上部筐体のフロントケース4及び上部筐体のリアケース5は後述する手段によって互いに固定され、上部筐体のフロントケース4及び上部筐体のリアケース5の間に形成された空間に種々の電子部材を収容する収容空間を構成する。
下部筐体のフロントケース6及び下部筐体のリアケース7はネジ等により互いに固定され、下部筐体のフロントケース6及び下部筐体のリアケース7の間に形成された空間に種々の電子部材を収容する収容空間を構成する。
これらの上部筐体のフロントケース4、上部筐体のリアケース5、下部筐体のフロントケース6及び下部筐体のリアケース7は、例えば、樹脂により形成されている。
また、第1筐体のフロントケースには、LCD(液晶ディスプレイ)やOLED(Organic light-emitting diode(有機EL))等から構成される表示部20も配置される。
図4は、携帯電話機1の閉状態での外観斜視図である。
携帯電話機1を上部筐体のリアケース5側から観察すると、図4のように、上部筐体のリアケース5はその長手方向の両サイドを形成する規制部15のみが露出している。
そして、この規制部15の間には意匠パネル8が配置されている。
意匠パネル8は上部筐体のリアケース側を観察した時には、その外観のほとんどを形成している。
また、上部筐体のリアケース5及び意匠パネル8は樹脂成型によって形成されているので、その形状をある程度自由に形成することができる。
図5は、上部筐体のリアケース5及び意匠パネル8のみとした外観斜視図である。
上部筐体のリアケース5及び意匠パネル8は、下部筐体3と結合する側である長手方向の一方部分には湾曲部分18を有している。
この湾曲部分18は携帯電話機1を開状態と閉状態とに展開・折りたたみする時に、上部筐体のリアケース5及び意匠パネル8が下部筐体3と接触しないために設けられている。
そして、上部筐体のリアケース5及び意匠パネル8は、湾曲部分18の間に凹み部19を有している。この凹み部19は上部筐体2と下部筐体3とを結合するジョイント部材が挿入されるための部分である。
ところで、携帯電話機1はボタン操作を行わない場合には通常閉状態を成している上に、机の上などに置かれる場合には、閉状態でかつ上部筐体のリアケース5及び意匠パネル8側が上になって置かれることが多い。
それゆえ、上部筐体のリアケース5及び意匠パネル8側の外観は、携帯電話機1の外観のうちでもっとも重要な部分の一つである。そして、意匠パネル8は外観のほとんどを占めるのであることから、上部筐体のリアケース5よりも意匠パネル8の方が更に重要である。
すなわち、上部筐体のリアケース5の外観は極めて重要であるため、その表面にわずかでもヒケ等の外観不良が生じることは可能な限り避ける必要がある。
図6は、図5の意匠パネル8の背面図である。
意匠パネル8は長方形形状をしており、その長手方向の一端は湾曲部分18を有している。
また、意匠パネル8は、平面部16とボス部10とを有する。そして、平面部16は平板形状を有して、その外部側の面は携帯電話機1の外観を構成している。
この意匠パネル8の平面部16の内部側面には、各角付近に各々ボス部10が配置されている。すなわち、全部で4つのボス部10が配置されている。このボス部10は内部側に伸びる円筒状をしており、その内部には後述するナット11が埋め込まれている。
ナット11は、射出成型によって意匠パネル8を成型する際に、一体的に形成する。もっとも、必ずしも車室整形によって一体成型する必要はなく、例えば、意匠パネル8を成型した後に、ナット11を接着剤によって接着する方法や、ボス部10を高温にして溶解させてナット11を埋め込むことによることもできる。
さらに、意匠パネル8自体が強度の高い材質(強化プラスチック)によって形成されている時には、ナット11自体をなくしてしまい、後述するボルト13によって直接螺着することも可能である。
また、ボス部10の数及び位置は設計上の都合に合わせて適宜変更可能である。
図7(a)は、図6においてボス部10を拡大した説明図である。また、図7(b)は、図6においてA方向からのボス部10様子を拡大した説明図である。
図7(a)に記載した様に、ボス部10は円筒形状をしており、その中心側にはボス部10と同心円状のナット11が配置されている。そして、リブ部12はボス部10の側面から放射状に8本配置されている。もっとも、スペース状の都合によって一部のボス部10は、リブ部12の数が一部欠けているものがある。
図7(b)に記載した様に、リブ部12は平面部16とボス部10との接合を補強する様に、平面部16とリブ部12の間に配置されている。そして、リブ部12は直角三角柱形状をしており、直角な部分を構成する四角形をした平面の一つは平面部16と接合されており、直角な部分を構成する四角形をした平面の他の一つはボス部10と接合されている。
前述の様に、リブ部12は放射形状をしている。
この様にリブ部12を放射状の形状に作製した理由は、表面部16の表面異常を防止することと、ボス部10を補強することという、相反する目的を達成するためである。
すなわち、リブ部12を大きく作製してしまうと、ボス部10は強度に補強されるが、樹脂による射出成型時にボス部10及びリブ部12に樹脂が先に充填されるために、平面部16にヒケ等の表面の異常が発生してしまう。
一方、リブ部12を無くしてしまうと、平面部16に表面異常は発生しなくなるが、ボス部10の強度が不足してしまう。
そこで、平面部16に表面の異常が生じないようにリブ部12へ充填される樹脂の量を削減しつつ、リブ部12として補強作用をなさせる為に、放射状の形状としたものである。
図8は、上部筐体のリアケース5の正面図である。
上部筐体のリアケース5は、上部筐体のリアケース5の長手方向に伸び、上部筐体のリアケース5の長手方向における左右部分に配置される規制部15を有している。
規制部15は上部筐体のリアケース5の長手方向の両サイドに位置し、その長手方向の長さは、意匠パネル8と同一の長さを有している。
上部筐体のリアケース5の外観上、規制部15は上部筐体のリアケース5の短手方向の長さの約1割程度を占めており、両サイドの規制部15を合わせると約2割程度の長さとなっている。
この規制部15が、上部筐体のリアケース5の短手方向の位置決めをしている。
そして、上部筐体のリアケース5は両サイドの規制部15の間に載置部21が配置されている。規制部15と載置部21は、上部筐体のリアケース5を長手方向から観察すると凹形状を有しており、凹んだ部分が載置部21に該当する。この載置部21には意匠パネル8が載置される。
載置部21には複数の穴が穿かれている。複数の穴とは、4つのボス用穴24、4つの電子部品用穴部23である。
ボス用穴24は、円筒形のボス部10が挿入されるための円形のボス本体用穴部25と、ボス部10の側面に放射状に配置されているリブ部12のためのリブ用穴部26から構成されている。
また、電子部品用穴部23は筐体内部に配設されている数々の電子部材を配置する空間を確保するために穿かれている。
図9は、図4のVIII−VIII断面における断面図である。
図8のように、上部筐体のリアケース5の載置部21に意匠パネル8が載置される。そして、意匠パネル8のボス部10(リブ部12)は、ボス用穴24(ボス本体用穴部25、リブ用穴部26)に挿入される。
ボス部10には、ナット11が樹脂成型によって一体的に埋め込まれている。
また、意匠パネル8のナット11が配置される平面部16には、他の平面部16よりも厚さが薄い薄肉部27が設けられている。
このように薄肉部27があることによって、ボルト13の長さを長く取ることができ、より確実に意匠パネル8と上部筐体のフロントケース4を固定することが可能となる。
さらに、射出成型時には、ボス部10に流れ込んだ後に、意匠パネル8の薄肉部27に樹脂が流れ込むことになるが、薄肉部27はその厚さが薄いのであるから、必要な樹脂の量が少なくて済み、薄肉部27に樹脂が充填されやすくなるという効果がある。
ナット11は意匠パネル8の表面側に、内部側よりもその半径が大きい拡張部を有しており、この拡張部によって、ナット11が意匠パネル8から抜けることを防止している。
上部筐体のフロントケース4には他の部分より凹となっているボルト挿入部31が設けられており、この部分に空けられた穴にボルト13を挿入して、意匠パネル8のボス部10に設けられたナット11と螺着される。
これによって、上部筐体のフロントケース4と意匠パネル8は接合される。
また、意匠パネル8がボルト13とナット11との螺着によって上部筐体のフロントケース4側に引っ張られると、上部筐体のリアケース5は意匠パネル8を載置していることから、上部筐体のリアケース5も上部筐体のフロントケース4側に引っ張られる。
なお、ボルト13の頭部分はボルト挿入部31が凹形状を有するのでその凹み部分に収納される。
上部筐体のフロントケース4のその外観を構成する部分に、両面テープ28、飛散防止フィルム29及びウインドウ30が配置される。
ウインドウ30は強化ガラスによって構成される。
ウインドウ30は図示しない液晶を保護するためのものであり、飛散防止フィルム29は万一、ウインドウ30が破損した場合に、ウインドウ30を構成するガラスが飛び散るのを防止するためのものである。
このように、意匠パネル8にナット11を配置することによって、筐体の厚さは、上部筐体のフロントケース4の厚さAに、ボス部10の長さB及び上部筐体のリアケース5の厚さCのみを足したものになり薄型化を図ることができる(図1と対比)。そして、筐体の厚さが薄く構成できるということは無駄な筐体用の部材が無いことを意味するのであるから、軽量化することができる。
さらに、意匠パネル8にナット11を配置することによって、上部筐体2の厚さを増やさずに意匠パネル8を大きく取ることができ、意匠パネル8のサイズに自由度を持たせることができる(図2と対比)。そして、意匠パネル8のサイズに自由度があるということは、意匠パネル8に対するデザインの自由度が高いことを意味する。
つまり、図2のようにハブ部10が上部筐体のリアケース5に構成される場合には、意匠パネル8を避けた位置にしかハブ部10を構成することができない。
しかし、本発明のように、ハブ部10を意匠パネル8に配置するのであれば、ハブ部10は意匠パネル8が配置される範囲であればどの位置にも配置することができる。
このように意匠パネル8のどの位置にでも配置することができるということは、意匠パネル8の形状及び大きさを、ハブ部10の配置に拘束されることがなく決定できることを意味する。
そして、意匠パネル8の形状及び大きさを自由に決定できることは、デザイン上極めて有利である。
意匠パネル8の形状及び大きさがハブ部10の配置に拘束されないということは、逆に考えると、ハブ部10の位置は意匠パネル8の形状及び大きさに拘束されないということである。
このことは、ハブ部10の位置を自由に決定できるということを意味し、設計上の必要性に応じてハブ部10の位置を自由に変更できることを意味する。
このように、ハブ部10の位置を自由に変更できるということは、小型化・薄型化を極限まで求められる携帯電話機1においては、設計上極めて有利である。
また、上部筐体のリアケース5と上部筐体のフロントケース4との接合は、意匠パネル8と上部筐体のフロントケース4との螺着によってなされている。
つまり、上部筐体のフロントケース4に空けられたボルト挿入部31に挿入されるボルト13と、意匠パネル8のボス部10に配置されるナット11と、が螺着されることによって、意匠パネル8は上部筐体のフロントケース4側に移動させられる。
そうすると、意匠パネル8は意匠パネル8の上部筐体のフロントケース4側に配置されている載置部21に載置されているのであるから、意匠パネル8がフロントケース側に移動するとそれに伴い載置部21も上部筐体フロントケース4側に移動する。
そして、載置部21は上部筐体のリアケース5の一部であるのだから、載置部21が上部筐体フロントケース4側に移動するのに伴って、上部筐体のリアケース5も上部筺体のフロントケース4側に移動する。
これによって、上部筺体のリアケース5も上部筐体のフロントケース4と接することになる。
以上によって、上部筺体のリアケース5と上部筐体のフロントケース4とを、両者を直接接合する両面テープ・ネジ部材等が無くても、結合することが可能となる。
このことは、上部筺体のリアケース5と上部筐体のフロントケース4とを直接接合する両面テープ・ネジ部材等が無くなるのであるから、製造工程数の削減・材料コストの削減等を可能とする。
さらに、両面テープ等がなくなることによって、その分薄型化することが可能となる。
以上の実施形態によれば、本発明の携帯電話機1は、上部筐体のリアケース5と、上部筐体のリアケース5と、内面側同士を対向させた状態で接合される上部筐体のフロントケース4と、上部筐体のリアケース5の外面側に配置されて、外観の主要部を形成する意匠パネル8と、を有している。
そして、上部筐体のリアケース5は、意匠パネル8を載置可能な載置部21を有し、意匠パネル8は、外観を構成する平面部16と、前記外面側の反対面側に少なくとも1つの螺着用のボス部10と、を有している。
さらに、上部筐体のフロントケース4は、意匠パネル8のボス部10に対して螺着される。
このような構成によって、意匠パネル8にナット11を配置することによって、筐体の厚さは、上部筐体のフロントケース4の厚さAに、ボス部10の長さB及び上部筐体のリアケース5の厚さCのみを足したものになり薄型化を図ることができる。そして、筐体の厚さが薄く構成できるということは無駄な筐体用の部材が無いことを意味するのであるから、軽量化することができる。
また、このような構成によって、意匠パネル8にナット11を配置することによって、上部筐体2の厚さを増やさずに意匠パネル8を大きく取ることができ、意匠パネル8のサイズに自由度を持たせることができる。そして、意匠パネル8のサイズに自由度があるのであるから、意匠パネル8に対するデザインの自由度が高く有利である。
加えて、このような構成によって、ハブ部10の位置を自由に変更できる。このことは、ハブ部10の位置を自由に変更できるということは、小型化・薄型化を極限まで求められる携帯電話機1においては、設計上極めて有利である。
さらに、このような構成によって、上部筺体のリアケース5と上部筐体のフロントケース4とを、両者を直接接合する両面テープ112・ネジ部材等が無くても、結合することが可能となる。このことは、上部筺体のリアケース5と上部筐体のフロントケース4とを直接接合する両面テープ・ネジ部材等が無くなるのであるから、製造工程数の削減・材料コストの削減等を可能とする。
また、意匠パネル8は、前記ボス部10に対向する部分に、他の部分の肉厚よりも薄い肉厚となる薄肉部27を有する。
このように薄肉部27があることによって、ボルト13の長さを長く取ることができ、より確実に意匠パネル8と上部筐体のフロントケース4を固定することが可能となる。
さらに、射出成型時には、ボス部10に流れ込んだ後に、意匠パネル8の薄肉部27に樹脂が流れ込むことになるが、薄肉部27は肉厚が薄いのであるから、必要な樹脂の量が少なくて済み、薄肉部27に樹脂が充填され易くなるという効果がある。
ボス部10にはナット11を配置し、ボルト13によって上部筐体のフロントケース4と螺着される。
このような構成によって、携帯電話機1の上部筐体のフロントケース4と上部筐体のリアケース5との結合・展開を容易に行うことができる。
上部筐体のリアケース5は、ボス部10が挿入されるボス用穴24を有している。
このような構成によって、上部筐体のリアケース5の載置部21に意匠パネル8を載置しつつ、上部筐体のフロントケース4と意匠パネル8とを螺着可能とできる。
意匠パネル8は、リブ部12を有し、リブ部12は、ボス部10と平面部16とを結合する部分に配置されている。
このような構成によって、リブ部12はボス部10を補強することができる。
リブ部12は、平面部16と直角な平面を持つリブ形状を有し、リブ部12はボス部10を中心として放射状に配置されている。
このような構成によって、平面部16に表面の異常が生じないようにリブ部12へ充填される樹脂の量を削減しつつ、リブ部12にボス部10の補強を成すことができる。
ボス用穴24は、補強部材の放射状の形状に合わせて、放射形状となっている。
このような構成によって、載置部21の面積をできるだけ減らさずに、リブ部12を設けることができる。
上部筐体のリアケース5と上部筐体のフロントケース4の接合は、意匠パネル8に形成されたボス部10と上部筐体のフロントケース4との螺着によってなされる。
このような構成によって、上部筺体のリアケース5と上部筐体のフロントケース4とを直接接合する両面テープ・ネジ部材等が無くなるのであるから、製造工程数の削減・材料コストの削減等を可能とする。
さらに、両面テープ等がなくなることによって、その分薄型化・軽量化することが可能となる。
上部筐体のフロントケース4には表示部20が配置されている。
このような構成によって、美観が最も要求される意匠パネル8の美観を損ねない様にすることができる。
上部筐体のリアケース5、上部筐体のフロントケース4及び前記意匠パネル8は、樹脂成型によって形成されている。
このような構成によって、上部筐体のリアケース5、上部筐体のフロントケース4及び意匠パネル8を容易に形成することができる。
なお、以上の実施形態において、上部筐体のフロントケース4は本発明の第2の筐体部材の一例であり、上部筐体のリアケース5は第1の筐体部材の一例である。
本発明は、以上の実施形態に限定されず、種々の態様で実施されてよい。
携帯電子機器は、携帯電話機1に限定されない。例えば、携帯電子機器は、ノートパソコン、PDA、ゲーム機、カメラであってもよい。
また、携帯電子機器は、折り畳み式のものに限定されない。ケースが一体的に構成されたもの(1つのみのケース)であってもよい。
1…携帯電話機、2…上部筐体、3…下部筐体、4…上部筐体のフロントケース(第2の筐体部材)、5…上部筐体のリアケース(第1の筐体部材)、6…下部筐体のフロントケース、7…下部筐体のリアケース、8…意匠パネル、10…ボス部、11…ナット(ナット部材)、12…リブ部(補強部材)、13…ボルト(ボルト部材)、15…規制部、16…平面部、18…湾曲部分、19…凹み部、20…表示部、21…載置部、23…電子部品用穴部、24…ボス用穴(穴部)、25…ボス本体用穴部、26…リブ用穴部、27…薄肉部、28…両面テープ、29…飛散防止フィルム、30…ウインドウ、31…ボルト挿入部、32…表示部、112…両面テープ

Claims (10)

  1. 第1の筐体部材と、
    前記第1の筐体部材と、内面側同士を対向させた状態で接合される第2の筐体部材と、
    前記第1の筐体部材の外面側に配置されて、外観の主要部を形成する意匠パネルと、を有し、
    前記第1の筐体部材は、前記意匠パネルを載置可能な載置部を有し、
    前記意匠パネルは、
    外観を構成する平面部と、
    前記外面側の反対面側に少なくとも1つの螺着用のボス部と、を有し、
    前記第2の筐体部材は、前記意匠パネルのボス部に対して螺着される
    携帯電子機器。
  2. 前記意匠パネルは、
    前記ボス部に対向する部分に、他の部分の肉厚よりも薄い肉厚となる薄肉部を有する
    請求項1記載の携帯電子機器。
  3. 前記ボス部はナット部材を配置し、
    ボルト部材によって前記第2の筐体部材と螺着される
    請求項1又は2に記載の携帯電子機器。
  4. 前記第1の筐体部材には、前記ボス部が挿入される穴部を有している
    請求項1〜3いずれか1項に記載の携帯電子機器。
  5. 前記意匠パネルは、
    補強部材を有し、
    前記補強部材は、ボス部と平面部とを結合する部分に配置されている
    請求項1〜4いずれか1項に記載の携帯電子機器。
  6. 前記補強部材は、平面部と直角な平面を持つリブ形状を有し、
    前記補強部材は前記ボス部を中心として放射状に配置されている
    請求項5に記載の携帯電子機器。
  7. 前記穴部は、補強部材の放射状の形状に合わせて、放射形状となっている
    請求項6に記載の携帯電子機器。
  8. 前記第1の筐体部材と第2の筐体部材の接合は、
    前記意匠パネルに形成されたボス部と第2の筐体部材との螺着によってなされる
    請求項1〜7いずれか1項に記載の携帯電子機器。
  9. 前記第2の筐体部材には表示部が配置されている
    請求項1〜8いずれか1項に記載の携帯電子機器。
  10. 前記第1の筐体部材、前記第2の筐体及び前記意匠パネルは樹脂成型によって形成されている
    請求項1〜9いずれか1項に記載の携帯電子機器。
JP2009035961A 2009-02-18 2009-02-18 携帯電子機器 Pending JP2010193218A (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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