JP2007227423A - 携帯電子機器の筐体 - Google Patents

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Abstract

【課題】金属と合成樹脂を用いた実用的強度を有する携帯電子機器の筐体を提供する。
【解決手段】携帯電子機器の外枠を構成する非鉄金属からなる筐体本体1と、筐体本体1の内部に固定された生分解性樹脂からなる結合部材2a〜2dを有する。筐体本体1は箱型に形成され、結合部材2a〜2dは筐体本体の底面および側壁に囲まれた空間内で底面に固定されている。筐体本体1が他の筐体構成部品3と結合部材2a〜2dおよび4a〜4dにより結合されることで筐体本体1および他の筐体構成部品3により囲まれた空間に結合部材および電子回路用基板5を収容する。
【選択図】図3

Description

本発明は携帯型電子機器の筐体構造に関する。
近年、資源枯渇や地球温暖化の対策として、植物を原料とする生分解性プラスチックへの関心が高まっており、非耐久材用途として、一般包装、食品包装、繊維等を中心に利用されている。また、カーギルダウ社(アメリカ合衆国)によりポリ乳酸が量産化され、電子機器や自動車などの耐久材用途としても使用されるようになってきた。
たとえば特開2001−196753号公報(特許文献1)には、強度を保持しつつ解体が容易になるように、外枠の接合部材に生分解性プラスチックを用いた筐体構造が開示されている。この筐体構造では、2枚の外枠材を生分解性プラスチックの接合部材で結合し、接合部材が露出した側面を取り外しが容易な側板で覆って特性劣化を防いでいる。
特開2001−196753号公報(段落0014、0015、図1)
しかしながら、特許文献1に記載された筐体構造では、接合部材が例えば土中で生分解して簡単に外れるようになっており(段落0014)、さらに生分解性プラスチックの接合部材に直接衝撃などの外力が掛かってくる。生分解性プラスチックは、従来からある石油系プラスチックに比べ、射出成形用途では耐衝撃性や樹脂合流部強度などが十分ではない。したがって、特許文献1に記載された筐体構造は、特に携帯用機器の筐体としては実用性に欠けると言わざるを得ない。
すなわち、本発明による携帯電子機器の筐体は、携帯電子機器の外枠を構成する非鉄金属からなる筐体本体と、筐体本体の内部に固定された生分解性樹脂からなる結合部材と、を有することを特徴とする。
特に、筐体本体は箱型に形成され、結合部材は筐体本体の底面および側壁に囲まれた空間内で底面に固定されていることが望ましい。あるいは本発明の一実施形態として、箱型の筐体本体が他の筐体構成部品と結合部材により結合されることで筐体本体および他の筐体構成部品により囲まれた空間を形成し、その中に結合部材および必要な電子回路を収容するが望ましい。
本発明によれば、筐体本体の内部に生分解性樹脂の結合部材が収納される構成となっているために、たとえば携帯電子機器を誤って落としたときの衝撃などは非鉄金属製の筐体本体で吸収され、生分解製樹脂製の接合部材への直接的な影響を防止できる。したがって、耐衝撃性強度などが十分ではないという生分解性プラスチックの課題を解決することができる。
すなわち、本発明による携帯型電子機器の筐体は生分解性樹脂と非鉄金属とで製造され、金属補強型生分解プラスチック筐体とでもいうべきものである。携帯電話等の電子機器を射出成形技術にて製造する筐体に生分解プラスチックを適用する際、課題となる耐衝撃性や樹脂合流点強度等の不具合を解決するため、筐体構造の外観面となる部分に非鉄金属を使用し、相手部品の結合や位置決めに必要とされるネジ部や突起部などの接合部材に生分解性プラスチックを使用する。これによって、落下時の衝撃を外側の金属部が受けることにより樹脂の脆さを回避できる。また、金属部にアルミを使用する場合は地中投棄しても腐食し土中に戻すことも可能である。
図1は本発明の一実施形態による携帯電子機器の筐体の主要部を示す分解斜視図である。本実施形態による筐体の一部は、携帯電子機器の外観枠を構成する箱型の金属筐体本体1と、その内部に固定された生分解性樹脂の結合部材2a〜2dとからなる。
金属筐体本体1は一方が開いた箱形状であり、典型的には金属プレスにより製造される。筐体の金属材料は特に規定されるものではなく、生産性、強度、質感、軽量性、コスト等を考慮して選定すればよい。より具体的にはアルミニウムなどの非鉄金属が望ましく、特に土中で腐食する材料が望ましい。
生分解性樹脂の結合部材2a〜2dは、他方の筐体/部品(ここでは図示されていない。)との結合あるいは位置決めのための部品であり、具体的にはネジ穴部や突起部を構成する。このネジ穴や突起部を形成するのが生分解性プラスチックであり、主に射出成形工法により金型を使用して形成される。結合部材2a〜2dは、箱型の金属筐体本体1の内部の底面に固定され、箱内に収納された状態で固定されている。
なお、ここでは4個の結合部材2a〜2dが金属筐体本体1の内部の底面に固定されているが、これに限定されるものではない。複数の結合部材を金属筐体本体1の内面に固定し、他方の筐体/部品との結合あるいは位置決めに利用できる個数および構成であればよい。
図2は図1の金属筐体本体と結合部材とを一体化させた筐体主要部の斜視図である。結合部材2a〜2dは箱型の金属筐体本体1の内部空間内に収納された状態で固定されているが、一例として結合部材2a〜2dの高さは金属筐体本体1の側壁の高さより低いことが望ましい。落下時の衝撃などを金属筐体本体1で吸収するためである。
金属筐体本体1と生分解性樹脂の結合部材2a〜2dとを一体化するには、いくつか方法がある。たとえば、いわゆるインサート成形法により生分解性樹脂の結合部材2a〜2dを金属筐体本体1と一体成形する方法、予め金属筐体本体1の所定部分に熱圧着テープや接着剤等を塗布しておき射出成形金型に金属を挿入して樹脂を充填することにより一体化する方法、更に、金属筐体本体1と生分解性樹脂の結合部材2a〜2dとを各々別々に製造して、後工程にて熱圧着テープや接着剤を塗布してプレス密着する方法などがある。
次に、本発明の一実施例による筐体の製造方法を説明する。ここでは金属筐体本体1の材料としてアルミ合金を用いるものとする。先ず、図1に示す箱形状の金属筐体本体1の内部底面がトリアジンチオ-ル誘導体等の表面処理剤で表面処理され、この表面処理された金属表面の所定部分に対して射出成形工法により生分解プラスチックを金型内部で溶融充填することで結合部材2a〜2dを金属筐体本体1と一体化成形する。この手法で金属と樹脂を結合するための生分解プラスチックは結晶性タイプが望ましい。
図3は本発明の一実施形態による携帯電子機器の筐体を示す分解斜視図である。図2に示す金属筐体本体1の内部に生分解プラスチックの結合部材2a〜2dが固定され、これを下側筐体とし、上側筐体3を重ねて結合させることで、内部に電子回路などを設けるための空間を有する携帯電子機器の外枠ケースを形成することができる。この内部空間に電子回路を組み込んだプリント配線板5を固定することができ、また生分解プラスチックの結合部材2a〜2dを閉じこめることができる。
上側筐体3には、下側筐体の生分解プラスチックの結合部材2a〜2dの各々と結合する位置に結合部材4a〜4dが予め設けられている。上側筐体3は合成樹脂でもよいし金属でもよい。結合部材4a〜4dは生分解プラスチックでもよいし、対応する結合部材2a〜2dがネジ穴である場合にはネジであってもよい。上側筐体3が合成樹脂の場合には結合部材4a〜4dを一体成形できるし、金属の場合には上述した方法により一体化すればよい。
プリント配線板5には、例えば携帯電話の電子回路やキーパッドなどが実装され、下側結合部材2a〜2dと上側結合部材4a〜4dとにより筐体内部に固定される。なお、図3における上側筐体3は箱型形状を有し、図2に示す下側筐体と接合させることで内部に閉じられた空間を形成するが、これに限定されるものではない。板状の上側筐体3であっても同様に、生分解プラスチックの結合部材2a〜2dやプリント配線板5を閉じこめるための内部空間を形成することができる。
本実施例によれば、箱型の金属筐体本体1の内部に生分解性プラスチックの結合部材2a〜2dが位置する構成となっているために、たとえば携帯電子機器を誤って落としたときの衝撃などは金属筐体本体1で吸収され、生分解プラスチックの接合部材2a〜2dへの直接的な影響を防止できる。したがって、本実施例による筐体構造により、耐衝撃性強度などが十分ではないという生分解性プラスチックの課題を解決することができる。
本発明は、携帯を主とする電子機器装置(例えば、携帯電話、デジタルカメラ、携帯ゲーム機、携帯音楽プレーヤ等)の筐体に適用可能である。
本発明の一実施形態による携帯電子機器の筐体の主要部を示す分解斜視図である。 図1の金属筐体本体と結合部材とを一体化させた筐体主要部の斜視図である。 本発明の一実施形態による携帯電子機器の筐体を示す分解斜視図である。
符号の説明
1 金属筐体本体
2a〜2d 生分解プラスチック結合部材
3 上側筐体
4a〜4d 上側結合部材
5 プリント配線板

Claims (11)

  1. 結合すべき複数部品からなる携帯電子機器の筐体において、
    前記携帯電子機器の外枠を構成する非鉄金属からなる筐体本体と、
    前記筐体本体の内部に固定された生分解性樹脂からなる結合部材と、
    を有することを特徴とする携帯電子機器の筐体。
  2. 前記筐体本体は箱型に形成され、前記結合部材は前記筐体の底面および側壁に囲まれた空間内で前記底面に固定されていることを特徴とする請求項1に記載の携帯電子機器の筐体。
  3. 前記結合部材の高さ、前記筐体の側壁より低いことを特徴とする請求項2に記載の携帯電子機器の筐体。
  4. 前記筐体本体は箱形状を有し、他の筐体構成部品と前記結合部材により結合されることで前記筐体本体および前記他の筐体構成部品により囲まれた空間を形成することを特徴とする請求項1−3のいずれか1項に記載の携帯電子機器の筐体。
  5. 前記筐体本体の内部底面が表面処理され、この表面処理された金属表面の所定部分に対して所定形状の金型を用いて射出成形工法により生分解プラスチックを溶融充填することで前記結合部材が前記筐体本体と一体化成形されたことを特徴とする請求項1−4のいずれかに記載の携帯電子機器の筐体。
  6. 前記筐体本体はアルミニウムあるいはその合金からなり、前記筐体本体の内部底面はトリアジンチオ-ル誘導体などの表面処理剤により表面処理されていることを特徴とする請求項5に記載の携帯電子機器の筐体。
  7. 前記生分解プラスチックは結晶性タイプであることを特徴とする請求項5に記載の携帯電子機器の筐体。
  8. 請求項1−7のいずれか1項に記載の携帯電子機器の筐体を有する携帯電話機。
  9. 請求項1−7のいずれか1項に記載の携帯電子機器の筐体を有するデジタルカメラ。
  10. 請求項1−7のいずれか1項に記載の携帯電子機器の筐体を有する携帯ゲーム機。
  11. 請求項1−7のいずれか1項に記載の携帯電子機器の筐体を有する携帯音楽プレーヤ。

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