JP2010191897A - 警報器及び照明器具 - Google Patents

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Abstract

【課題】必要に応じて警報器の周囲以外の場所も容易に照明することができる、警報器及び照明器具を提供すること。
【解決手段】警報器1は、監視領域における異常発生を検出する検出手段と、当該警報器1に取り外し可能に接続され若しくは当該警報器1から分離して配置された携帯用ライト60を、検出手段による異常発生の検出時に点灯又は点滅若しくは明滅させる照明起動手段とを備える。例えば、携帯用ライト60を操作電線66を介して警報器1に接続し、必要時には、携帯用ライト60や操作電線66を引っ張ることで、携帯用ライト60を警報器1から取り外すことができるようにする。
【選択図】図1

Description

本発明は、監視領域における火災発生やガス漏れ等の異常を検出して警報を発する警報器と、この警報器により点灯又は点滅若しくは明滅される照明器具に関する。
従来から、監視領域に設置され、この監視領域で発生した各種の異常を検出して警報を発する警報器が広く利用されている。例えば、一般住宅において、ガスを検出してガス漏れ警報を発するガス警報器や、煙を検出して火災警報を発する火災警報器が利用されている。ここで、夜間に異常が発生した場合には、周りが暗いために消火活動や避難動作を適切に行うことができない可能性がある。
この事態を防止するため、警報器に、光を床面に向けて照射する発光表示部を設け、火災要因を検出した時や、または他の火災警報器から発報信号を受信した時に、音響警報の出力と同時に、発光表示部を作動して床面に向けて光を照射させることが提案されている(例えば特許文献1参照)。
あるいは、警報器に、内部電源部と非常照明部を設け、地震等により商用電源が停止した場合には照明器具を点灯させることで、警報器の周囲を照らすことも提案されている(例えば特許文献2参照)。
特開2006−39818号公報 特開2005−293308号公報
しかしながら、従来の警報器においては、警報器に照明機能を一体に設けているため、この警報器が設置されている部屋の内部の限られた範囲にしか照明を行うことができず、消火活動や避難動作を行うために必要な消火器具や照明スイッチを照らすことができなかったり、この部屋の外部に避難等したい場合であっても当該外部を照らすことができなかったので、使用者が適切な行動を取ることが依然として困難である可能性があった。
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、必要に応じて警報器の周囲以外の場所も容易に照明することができる、警報器及び照明器具を提供することを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、請求項1に記載の警報器は、監視領域における異常発生を検出する検出手段と、当該警報器に取り外し可能に接続され若しくは当該警報器から分離して配置された照明器具を、前記検出手段による前記異常発生の検出時に点灯又は点滅若しくは明滅させる照明起動手段とを備える。
請求項2に記載の警報器は、請求項1に記載の警報器において、前記照明起動手段は、前記照明器具に電力供給するために当該照明器具に設けられた照明器具側コネクタに対して、着脱自在に接続された警報器側コネクタを備え、前記照明器具側コネクタを前記警報器側コネクタに接続することにより、前記照明器具を当該警報器に取り外し可能に接続したものである。
請求項3に記載の警報器は、請求項2に記載の警報器において、当該警報器を操作するための操作スイッチと、前記照明器具に電力供給するために当該照明器具から引き出されて前記照明器具側コネクタに接続された操作電線の一部を当該警報器に係止させるものであって、当該操作電線が引っ張られた際に当該操作電線が受ける張力に応じて、当該操作電線と共に移動するか若しくは当該操作電線の係止を解除する係止手段と、前記操作電線と共に前記係止手段が移動した際に、前記操作スイッチを動作させるスイッチ連動手段とを備えたものである。
請求項4に記載の警報器は、請求項1から3のいずれか一項に記載の警報器において、前記照明起動手段は、前記検出手段による前記異常発生の検出時に、前記照明器具を点灯又は点滅若しくは明滅させるための照明起動信号を送信する警報器側通信手段であり、前記警報器側通信手段から送信された前記照明起動信号を、前記照明器具に設けられた照明器具側通信手段にて受信することにより、前記筐体とは別体に構成された前記照明器具を点灯又は点滅若しくは明滅させるものである。
請求項5に記載の警報器は、請求項4に記載の警報器において、前記警報器側通信手段は、前記検出手段による前記異常発生の検出時に、当該警報器と連動動作を行う他の警報器の警報器側通信手段に異常検出信号を送信し、前記他の警報器の前記警報器側通信手段から送信された前記異常検出信号を受信した場合に、前記照明起動信号を送信するものである。
請求項6に記載の照明器具は、監視領域における異常発生を検出して警報を行う警報器に取り外し可能に接続され若しくは前記警報器から分離して配置された照明器具であって、前記警報器により当該照明器具が点灯又は点滅若しくは明滅された際に、当該点灯又は点滅若しくは明滅の状態を保持するための自己保持手段を備えたものである。
請求項7に記載の照明器具は、監視領域における異常発生を検出して警報を行う警報器に取り外し可能に接続され若しくは前記警報器から分離して配置された照明器具であって、前記警報器から送信された照明起動信号を受信する通信部と、前記通信部にて前記照明起動信号が受信された際に、当該照明器具を点灯又は点滅若しくは明滅させる点灯手段とを備えたものである。
請求項1に記載の警報器によれば、監視領域における異常発生を検出した際に、照明器具を自動的に点灯又は点滅若しくは明滅することができ、照明器具の設置場所を照らすことができる点に加えて、使用者が照明器具を携帯して任意の場所を照らすことができるため、消火活動や避難動作を行うために必要な消火器具や照明スイッチを照らしたり、照明器具が設置されている部屋の外部に避難等した場合においても当該外部や避難路を照らすことが可能となる等、必要に応じて警報器の周囲以外の場所も容易に照明することが可能となるため、使用者が適切な行動を取ることを一層容易にすることができる。
請求項2に記載の警報器によれば、照明器具側コネクタを警報器側コネクタに接続することにより、照明器具を警報器に取り外し可能に接続することで、通常時や異常検出時には警報器に接続した状態のままで照明器具を点灯又は点滅若しくは明滅させることで、この照明器具を室内灯や固定式の非常灯のように使用することができ、また異常検出時には照明器具側コネクタを警報器側コネクタから取り外すことで照明器具を容易に持ち運ぶことが可能となる。
請求項3に記載の警報器によれば、照明器具を警報器に接続している操作電線を引っ張ることでスイッチ連動手段を介して操作スイッチを動作させることができ、操作電線を従来の操作紐と同様に使用することができて、別途に操作紐を設ける必要がなくなる。また、例えば所定以上の力で操作電線を引っ張ることで当該操作電線の警報器に対する係止を解除することもできるので、照明器具を警報器から容易に取り外すことが可能となる。
請求項4に記載の警報器によれば、異常発生の検出時に送信された照明起動信号により照明器具を点灯又は点滅若しくは明滅させるので、例えば照明器具が警報器とは別体に構成され、離れた場所に設置された場合であっても、照明起動信号を無線にて送受信することで照明器具を点灯又は点滅若しくは明滅させることが可能となり、照明器具の設置位置の自由度を高めることができる。
請求項5に記載の警報器によれば、他の警報器から送信された異常検出信号を受信した場合に、照明起動信号を送信するので、異常を検出した警報器以外の警報器に組み合わせられた照明器具を点灯又は点滅若しくは明滅させることが可能となり、例えば、火源となっている部屋に設置されている照明器具を取りに行くことが危険な場合であっても、他の部屋に設置されている照明器具を自動的に点灯又は点滅若しくは明滅させて携帯することができ、照明器具を利用する上での安全性や利便性を一層高めることが可能となる。
請求項6に記載の照明器具によれば、警報器により当該照明器具が点灯又は点滅若しくは明滅された際に、当該点灯又は点滅の状態を保持することができるので、照明器具の点灯又は点滅若しくは明滅の状態を継続して保持することができ、例えば照明器具が警報器から取り外された時点で、警報器からの電力供給が遮断されることによって照明器具が一旦消灯して、照明器具を再点灯する必要があるような場合に比べて、照明器具を利用する上での安全性や利便性を一層高めることが可能となる。
請求項7に記載の照明器具によれば、警報器から送信された照明起動信号を受信して当該照明器具を点灯又は点滅若しくは明滅させることが可能となり、警報器から照明器具を分離して配置できるので、照明器具の配置位置の自由度を高めることができる。
本発明の実施の形態1に係る警報器の取付け状態における側面図である。 (a)は警報器の正面図、図2(b)は警報器の背面図である。 図1の警報器の分解斜視図である。 警報器の電気的構成を概念的に示すブロック図である。 点灯制御回路の構成例を示す回路図であり、(a)は点灯制御回路をオープンコレクタとして構成した場合の回路図、(b)は点灯制御回路をフォトMOS型リレーとして構成した場合の回路図である。 自己保持回路の構成例を示す回路図である。 ライト側コネクタを示す図であり、(a)は警報器側コネクタとの接続時の状態を示す図、(b)は警報器側コネクタとの非接続時の状態を示す図である。 自己保持回路を省略した例を示す回路図である。 警報器及び操作電線の要部縦断面図であり、(a)は通常時、(b)は操作時、(c)は取り外し時をそれぞれ示す図である。 (a)は図9(a)の係止部周辺の拡大図、(b)は図9(c)の係止部周辺の拡大図、(c)は変形例に係る係止部周辺の拡大図である。 実施の形態2に係る警報器及び携帯用ライトの電気的構成を概念的に示すブロック図である。
添付図面を参照して、以下にこの発明に係る警報器の各実施の形態を詳細に説明する。ただし、各実施の形態によって本発明が限定されるものではない。
〔実施の形態1〕
最初に、実施の形態1について説明する。この実施の形態1は、住宅用警報器(以下「警報器」)の筺体に、操作電線を介して携帯用ライトを取り外し可能に接続した形態である。
図1は実施の形態1に係る警報器の取付け状態における側面図、図2(a)は警報器の正面図、図2(b)は警報器の背面図、図3は図1の警報器の分解斜視図である。この警報器1は、監視領域における異常発生を検出して警報を行うものである。ここで、具体的な監視領域や設置対象は任意であり、例えば、一般住宅の台所や寝室等の天井や壁等に設置可能であるが、図1には壁Wに取付けベース2を介して警報器1を取付けた例を示す。また、警報器1による異常検出対象は任意であり、例えば、煙を検出して火災警報を発すること、ガスを検出してガス漏れ警報を発すること、又は、一酸化炭素(CO)を検出して不完全燃焼警報を発することができるが、以下の例では煙検出式の火災警報器に本発明を適用した場合について説明する。なお、以下の説明においては、壁Wに近接する方向を表側、表側と反対側を裏側と称する。
この警報器1には、携帯用ライト60が取り外し自在に接続されている。以下、警報器1と携帯用ライト60のそれぞれの構成を順次説明する。
(警報器)
警報器1は、図1〜3に示すように、筐体10の内部に、煙検出部20、第1基板30、中ケース40、及び第2基板50を重合状に収容して構成されている。
筐体10は、後述する制御部59を含む警報器1の構成要素の一部を収容するもので、例えば樹脂から形成された表ケース11と裏ケース12を相互に組み合わせて構成されている。表ケース11には、複数の煙流入口13が設けられており、この煙流入口13を介して筐体10の内部に侵入した煙の濃度が煙検出部20において公知の方法にて測定されることで、火災の有無が判定される。また、図2に示すように、表ケース11には、後述する表示部31を挿通する表示孔14、及び後述するスピーカ54からの音響出力を警報器1の外部に放出するためのスピーカ孔15が設けられている。一方、裏ケース12には、図3に示すように、その裏側の外面(設置対象である壁Wに対向する面。以下、「設置面」)から筐体10の内部へ貫通する複数の鍵状の電源端子16が設けられている。そして、図1に示す取付けベース2の図示しない電源端子に対して、この電源端子16の外面側に突出する部分を係脱自在に係止させることで、警報器1を取付けベース2に対して機械的及び電気的に取付けることができる。また、図2に示したように、裏ケース12の設置面には、挿通孔17及びコネクタ孔18が設けられている。この挿通孔17は、操作電線66及び後述するライト側コネクタ67を挿通可能な形状の開口部として形成されている。コネクタ孔18は、火災移報を行うための外部端子であり、当該コネクタ孔18を介して、図示しない火災移報用線路が警報器1に接続される。
図3に戻り、煙検出部20は、監視領域における煙を検出する煙検出手段である。具体的には、煙検出部20は、煙流入口13から流入した煙の濃度を検出し、その濃度に応じた数値を示す検出信号を後述する制御部59に出力する。なお、煙の濃度の検出方法は公知の技術であるので説明を省略する。
第1基板30は、各種電気素子を実装するための回路基板であり、ここでは、上述した煙検出部20に加えて、火災警報や電源の状態等を表示するための表示部31が実装されている(表示部31はLED等を用いるが、図3において図示を省略する)。
中ケース40は、筐体10の外形に略対応する外周形状となる樹脂成形部材である。この中ケース40には図面下側から、上述した煙検出部20及び第1基板30を組み込み収容することができる。
第2基板50は、各種電気素子を実装するための回路基板であり、ここでは、接続端子51、電源端子52、及び操作スイッチ53が実装されている(なお、第2基板50には、この他にも図3に図示しない電気素子が実装されているが、これらの電気素子については後述する)。接続端子51は、第1基板30と第2基板50とを相互に電気的に接続するための接続手段である。電源端子52は第2基板50の電気回路に導通する金属部材で、第2基板50及び電源端子52の各々における相互に対応する位置に設けた挿通孔に電源端子16を挿通させ、この電源端子16を電源端子52に半田付け固定することで、電源端子16を介して供給された電力を第2基板50に供給する。操作スイッチ53は、警報器1を操作するための操作手段である。本実施の形態における操作とは、警報器1の警報機能の点検を指示することや、警報出力を停止させる操作であるが、他の任意の操作であってもよい。具体的には、操作スイッチ53は、プッシュスイッチとして構成されており、その先端部が第2基板50に向けて押圧されることでONされると、このON状態が後述する点検処理部59cにて検知され、所定の動作が起動される。
次に、警報器1の電気的構成について説明する。図4は、警報器1の電気的構成を概念的に示すブロック図である。警報器1は、上述したように、第1基板30と第2基板50とを備え、第1基板30には、煙検出部20及び表示部31が実装されており、第2基板50には、上述した接続端子51、電源端子52、及び操作スイッチ53に加えて、スピーカ54、記憶部55、表示出力部56、警報器側コネクタ57、点灯制御回路58、及び制御部59が実装されている。なお、これら第1基板30と第2基板50とに対する実装構成は任意に変更できる。
スピーカ54は、警報音を出力する警報音出力手段である。また、記憶部55は、各種処理に必要なデータ及び本発明に係るプログラムの如き情報を記憶する手段である。この記憶部55は、例えば、RAM(Random Access Memory)の如き書き換え可能な記憶手段を用いて構成される。また、表示出力部56は、制御部59からの指示に応じて、表示部31への出力制御を行う。
制御部59は、警報器1における各種の制御を行う制御手段である。この制御部59の具体的構成は任意であるが、例えば、記憶部55に記憶されたプログラムを呼出して解析・実行するCPU(Central Processing Unit)として構成することができる。本実施例において、この制御部59は、検出処理部59a、警報処理部59b、及び点検処理部59cを備えて構成されている。検出処理部59aは、煙検出部20から入力された検出値に基づいて、監視領域における異常(ここでは火災)の発生を検出する検出手段であり、火災発生を検出した場合には警報信号を出力する。警報処理部59bは、検出処理部59aからの警報信号に基づき、スピーカ54や表示部31によって火災発生等の警報を行わせる。また、点検処理部59cは、操作スイッチ53が操作された場合、当該操作の方法に応じて、点検動作と、当該点検動作以外の所定の動作とを実行するための所定の処理を行う。概略的には、点検処理部59cは、操作スイッチ53の操作方法に応じて、点検の開始や警報出力の停止を行う。例えば、通常監視状態において操作スイッチ53が押圧された場合には所定の点検処理を開始し、警報出力中に操作スイッチ53が押圧された場合には警報出力を停止する。ただし、この点検処理自体は従来と同様に行なうことができるので、その説明を省略する。
警報器側コネクタ57は、携帯用ライト60に電力を供給するための電力用端子であり、例えば陽極と陰極を有する雄型端子として構成される。特に、警報器側コネクタ57と後述するライト側コネクタ67は、相互に着脱自在に接続される電力用端子として構成されており、操作電線を介してライト側コネクタ67が所定以上の張力で引っ張られた場合に、当該ライト側コネクタ67と警報器側コネクタ57との接続が解除可能なように構成されている。例えば、警報器側コネクタ57とライト側コネクタ67は、相手方に対するハウジング係止構造や嵌合構造を持たないか、これらの構造を持つ場合であっても係止力や嵌合力が弱い構造を有する。
点灯制御回路58は、煙検出部20による煙発生の検出時に、携帯用ライト60を点灯又は点滅若しくは明滅(以下「点灯」)させる照明起動手段である。この点灯制御回路58の構成例を図5の(a)(b)にそれぞれ示す。図5(a)の例は、点灯制御回路58をオープンコレクタとして構成した例である。すなわち、検出処理部59aから出力された警報信号が線路58a、58bに入力されると、トランジスタ58cがONとなって線路58dが通電し、この線路58dに接続された警報器側コネクタ57(図5には図示せず)のピン(極)58j、58k間が短絡される。あるいは、図5(b)の例は、点灯制御回路58をフォトMOS型リレー(a接点)として構成した例である。すなわち、検出処理部59aから出力された警報信号が線路58e、58fに入力されると、発光ダイオード58gが点灯し、この光によってフォトMOS58hがONとなって線路58iが通電し、この線路58iに接続された警報器側コネクタ57のピン58j、58k間が短絡される。いずれの例においても、このように警報器側コネクタ57のピン58j、58k間が短絡されることで、警報器側コネクタ57に接続された後述するライト側コネクタ67及び操作電線66を介して携帯用ライト60を点灯させる。なお、最も単純な構成としては、携帯用ライト60は警報器1からの電源供給は受けず、後述する内蔵の電池62で点灯するようにしてもよい。
(携帯用ライト)
次に図1〜3に示した携帯用ライト60の構成について説明する。携帯用ライト60は、筐体10に取り外し可能に接続された携帯用の照明器具である。例えば、携帯用ライト60は、特記する構造を除いては公知の電池内蔵型携帯用ライトと同様に構成することができ、中空筒状の筐体61の内部に、電源となる電池62、携帯用ライト60の点灯を制御するための点灯回路63、及び光源となるLED64を収容すると共に、筐体61の側面にスイッチ65を設けて構成されている(電池62、点灯回路63、及びLED64は後述する図6のみに図示する)。点灯回路63には、操作電線66の端部が接続されており、ライト側コネクタ67のピン間が短絡の状態で(図5(a)の線路58d又は図5(b)の線路58iが導通状態で)、操作電線66を介して電池62から供給される電力により携帯用ライト60が点灯される。また、ライト側コネクタ67のピン間がオープン状態では、電力が供給されていない場合には携帯用ライト60は点灯されないが、後述する図6のスイッチ63cをONすることにより、電池62からの電力により携帯用ライト60が点灯される。
操作電線66は、使用者が操作スイッチ53を介して警報器1を操作するための操作手段であり、従来の住宅用火災警報器に取り付けられている操作紐と同様の操作機能を有する。また、操作電線66は、警報器1から携帯用ライト60に対する電力供給を行うための電力供給線路としての機能を有する。例えば、操作電線66は、極細ワイヤーを封入した被覆材にて芯材を被覆することで構成されており、その引っ張り強度が一般的な電線よりも高められている。この操作電線66の一端は後述するライト側コネクタ67に接続されており、操作電線66の他端は点灯回路63に接続されている。この操作電線66の長さは任意であるが、警報器1を壁Wに取り付けた際に、当該操作電線66を介して吊り下げられた携帯用ライト60に使用者の手が届く程度の長さとする。
ライト側コネクタ67は、携帯用ライト60の点灯を制御するための照明器具側コネクタであり、例えば陽極と陰極を有する雌型端子として構成される。
ここで、点灯回路63は、自己保持回路として構成されている。自己保持回路とは、操作電線66を介して携帯用ライト60が点灯された後、携帯用ライト60が警報器1から取り外された場合に、携帯用ライト60の点灯状態を保持するための自己保持手段である。このように自己保持動作を行うことにより、使用者は携帯用ライト60を継続的に使用できる。自己保持回路の具立的な回路構成としては公知の構成を適用することができるが、その構成例を図6に示す。この例では、操作電線66を介してライト側コネクタ67を用いて警報器側コネクタ57のオープンコレクタ出力端子やフォトMOSリレー出力端子(図5)に接続されている線路63a、63bが短絡されると、LED64が点灯されると共に、スイッチ63cとしてのa接点が閉状態となることで、Tr1にベース電流が流れTr1がONする。操作電線66に接続されたライト側コネクタのピン間が開放され、線路63a、63bがオープン状態となり電流が遮断された場合であっても、Tr1がONしているのでTr2にベース電流が供給される結果、Tr2が継続してON状態となり、電池62からの電力によりLED64の点灯が継続される。ただし、使用者は、スイッチ65としてのb接点を開状態とすることで、LED64を消灯することができる。
スイッチ63cは、警報器1が警報状態にないときに点灯させたり、一旦消灯した後に再点灯する場合に、閉状態となるように操作するa接点である。
なお、たとえばスライドスイッチを用いて、a接点であるスイッチ63cとb接点であるスイッチ65を一体化し、たとえば前方にスライドさせるとスイッチ63cの接点が閉状態、後方にスライドさせるとスイッチ65の接点が開状態となるようにしてもよい。この場合、いずれも操作中のみ閉状態または開状態となるノンロック(モーメンタリー)型スイッチ構造を用いる。
また、LED64の特性や接続数、接続方法によって、必要に応じ専用駆動回路や昇圧回路等を設けることができる。同じく必要に応じて、点滅回路や明滅回路を設ければよい。
なお、このように点灯回路63を自己保持回路として構成する場合の他、ライト側コネクタ67の機械的な構成を工夫することで自己保持動作を行わせることもできる。図7はこのようなライト側コネクタ67の一例を示す図であり、(a)は警報器側コネクタ57との接続時の状態を示す図、(b)は警報器側コネクタ57との非接続時の状態を示す図である。ライト側コネクタ67は、弾性体にて構成された極67a及び極67bを備えており、警報器側コネクタ57との接続時には、これら極67a及び極67bの相互間に警報器側コネクタ57の極57a及び極57bを挟持する。一方、警報器側コネクタ57との非接続時には、極67a及び極67bが自己の弾性力によって自動的に相互に接触して短絡され、電池62からの電力によってLED64が自動的に点灯される。このような構造によれば、ライト側コネクタ67が警報器側コネクタ57から取り外されることによって電池62からの電力によってLED64が点灯されるので、警報器1による火災検知の有無に関わらず、携帯用ライト60を例えば地震時や防犯用の非常用ライトとして容易に点灯させることができる。ただし、自己保持動作を完全に省略し、図8のようにスイッチ63cによる操作のみによって携帯用ライト60を点灯させるようにしてもよく、この場合には携帯用ライト60やライト側コネクタ67を簡易に構成でき、その製造コストを低減できる。図8のスイッチ63cはロック(オルタネイト)型で、スイッチ65は消灯するためのb接点を有するロック型スイッチである。前述と同様に、スライドスイッチ等を用いてスイッチ63cとスイッチ65を一体とすることも出来る。
(操作電線の接続構造)
次に、操作電線66を介した携帯用ライト60の接続構造をより具体的に説明する。図9は、警報器1及び操作電線66の要部縦断面図であり、(a)は通常時、(b)は操作時、(c)は取り外し時をそれぞれ示す。図9(a)に示すように、通常時には、警報器1の筐体10の第2基板50に警報器側コネクタ57が実装されており、この警報器側コネクタ57にライト側コネクタ67が着脱自在に接続されている。このライト側コネクタ67に接続された操作電線66は筐体10の挿通孔17を挿通して当該筐体10の外部に引き出されており、この操作電線66を垂下させた下端部に携帯用ライト60(図9には図示せず)が接続されている。
ここで、筐体10には、操作ボタン70が設けられている。操作ボタン70は、外部からの操作によって操作スイッチ53を動作させる操作手段であり、具体的には、操作部71、支持部72、連係部73、及び係止部74を備えている。操作部71は、操作スイッチ53に当接して当該操作スイッチ53を動作させるもので、略平板状に形成されており、表ケース11に形成された開口部111を介して筐体10の外部に露出され、筐体10の外部から当該操作部71を押圧することで操作スイッチ53を操作することができる。支持部72は、操作ボタン70の回動支点となるもので、操作ボタン70と一体に形成されている。連係部73は、操作電線66と共に係止部74が移動した際に、操作スイッチ53を動作させるスイッチ連動手段であり、操作部71から係止部74に至るように一体に形成された接続片である。
係止部74は、操作電線66を介して操作ボタン70を操作するために、操作電線66の一部を操作ボタン70に掛止自在に係止させる係止手段である。図10(a)には図9(a)の係止部周辺の拡大図を示す。この係止部74は、例えば中空箱状に形成されており、その一面に形成された開口部74aを介して、操作電線66の一部を当該係止部74の内部に引き込むことができる。この係止部74の内部には、環状の留め具75が配置されており、この留め具75の内部に、操作電線66の一部が折り返した状態で嵌挿されている。この留め具75は、開口部74aの内径より大きな外径を有し、係止部74の右側外部には引き出すことができないように形成されている。
従って、図9(b)に示すように、操作電線66を携帯用ライト60の方向に向けて張力f1で引っ張った場合には、操作電線66の一部が係止部74に係止したまま外れないため、操作電線66によって係止部74が引っ張られ、操作ボタン70が支持部72を中心に回動して、操作スイッチ53が押圧操作される。
あるいは、図9(c)に示すように、操作電線66を携帯用ライト60の方向に向けて張力f1よりも大きな張力f2で引っ張った場合には、操作電線66の一部が留め具75から外れ、操作電線66と係止部74の係止が解除される。図10(b)には図9(c)の係止部74周辺の拡大図を示す。このように係止が解除されることで、操作電線66によってライト側コネクタ67が引っ張られ、ライト側コネクタ67と警報器側コネクタ57との接続が解除されるので、これらライト側コネクタ67と操作電線66が挿通孔17から筐体10の外部に引き出され、携帯用ライト60を警報器1から取り外して携帯することが可能となる。また図10(c)のように、開口部74aの内径に対して留め具75の外形を同程度とし、開口部74aの厚み方向にテーパーを設ける等することで、操作電線66をf2以上の力で引っ張ったときに、留め具75が開口部74aから外部へ抜け出るようにしてもよい。実際には、例えば、張力f1、f2を実験等により求め、張力f1未満では係止が解除されず、かつ、張力f2以上で係止が解除されるように、留め具75による操作電線66の嵌挿力を決定することができる。例えば、一般の蛍光灯など照明器具の引き紐については、JIS C8105−1(2005)において、70Nの引っ張り荷重に1分間耐え、150Nの引っ張り荷重で1分以内に器具から外れること(紐が切れることでも良い)と規定されているため、この規格を満たすように、留め具75による操作電線66の嵌挿力を決定することも出来る。
(実施の形態1の効果)
このように実施の形態1によれば、監視領域における異常発生を検出した際に、携帯用ライト60を自動的に点灯又は点滅若しくは明滅することができ、携帯用ライト60の設置場所を照らすことができる点に加えて、使用者が携帯用ライト60を携帯して任意の場所を照らすことができるため、消火活動や避難動作を行うために必要な消火器具や照明スイッチを照らしたり、携帯用ライト60が設置されている部屋の外部に避難等した場合においても当該外部を照らすことが可能となる等、必要に応じて警報器1の周囲以外の場所も容易に照明することができ、使用者が適切な行動を取ることも一層容易になる。
また、ライト側コネクタ67を警報器側コネクタ57に接続することにより、携帯用ライト60を警報器1に取り外し可能に接続し、通常時や異常検出時には警報器1に接続した状態のままで携帯用ライト60を点灯又は点滅若しくは明滅させることで、この携帯用ライト60を室内灯や固定式の非常灯のように使用することができ、また異常検出時にはライト側コネクタ67を警報器側コネクタ57から取り外すことで携帯用ライト60を容易に持ち運ぶことが可能となる。
また、携帯用ライト60を警報器1に接続している電線を引っ張ることで操作ボタン70を介して操作スイッチ53を動作させることができ、電線を従来の操作紐と同様に使用することができて、別途に操作紐を設ける必要がなくなる。また、電線を引っ張ることで当該電線の警報器1に対する係止を解除することもできるので、携帯用ライト60を警報器1から容易に取り外すことが可能となる。
また、警報器1により当該携帯用ライト60が点灯又は点滅若しくは明滅された際に、当該点灯又は点滅の状態を保持することができるので、携帯用ライト60の点灯又は点滅の状態を継続して保持することができ、例えば携帯用ライト60が警報器1から取り外された時点で、警報器1から切り離されることによって携帯用ライト60が一旦消灯して、携帯用ライト60を再点灯する必要があるような場合に比べて、携帯用ライト60を利用する上での安全性や利便性を一層高めることが可能となる。
また、たとえば地震など、火災以外の緊急時には、警報器1が働いていない場合も携帯用ライト60を引き抜くことで点灯させることも出来、安全な避難行動がとれる。
〔実施の形態2〕
次に、実施の形態2について説明する。この実施の形態2は、警報器と携帯用ライトを操作電線で接続することなく、警報器の筐体とは別体に携帯用ライトを構成し、離れた場所に設置した場合等を示す形態であると共に、通信により携帯用ライトを点灯可能とした形態である。なお、実施の形態2の構成は、特記する場合を除いて実施の形態1の構成と略同一であり、実施の形態1の構成と略同一の構成についてはこの実施の形態1で用いたのと同一の符号及び/又は名称を必要に応じて付して、その説明を省略する。
図11は、警報器及び携帯用ライトの電気的構成を概念的に示すブロック図である。警報器100は、基本的には実施の形態1の警報器1と同様に構成されているが、警報器側コネクタ57が省略されている点、及び連動用機能が設けられている点において異なる。
まず、連動用機能について説明する。警報器100は、例えば住宅の各部屋に配置されており、これら各警報器100が相互に連動可能となっている。この連動のための具体的構成に関しては、公知の構成を適用できるため、ここではその一例について概略のみを説明する。例えば、各警報器100の記憶部55には、各警報器100に予め設定されたアドレス番号と各警報器100の設置位置とを相互に対応付けて構成されたアドレステーブル55aが記憶されている。また、第2基板50には、警報器100の相互間で有線通信を行うための連動用インターフェース50aを設け、ここに連動用リード線50bが接続されている。
このような構成において、各警報器100の制御部59は、当該警報器100で火災を検知した場合には、火災が検知された旨の表示や音声メッセージ出力等の所定の火災警報動作を行うと共に、アドレステーブル55aに記憶された自己のアドレスを火災検知信号と共に連動用インターフェース50aを介し連動用リード線50b経由で送信する。この火災検知信号を連動用リード線50bを介して受信した他の警報器100の制御部59は、火災検知信号と共に受信したアドレスに基づいてアドレステーブル55aを参照することにより、火災を検知した警報器(連動元の警報器)100の設置位置を特定し、この設置位置で火災が検知された旨の音声メッセージを出力する。
さらに、警報器100は、実施の形態1とは異なり、携帯用ライト60と無線通信を行うための警報器側通信部101を備える。すなわち、警報器100の制御部59は、当該警報器100で火災を検知した場合や、他の警報器100から火災検知信号を受信した場合に、照明起動信号を警報器側通信部101を介して無線送信する。この照明起動信号は、携帯用ライト110を点灯させるための信号であり、任意のフォーマットにて構成される。
一方、携帯用ライト110は、警報器100から分離して配置されており、例えば警報器100が設置された部屋の入口近傍に取り外し自在に固定されている。この携帯用ライト110は、実施の形態1とほぼ同様に構成されているが、操作電線66及びライト側コネクタ67が省略されている点、及びライト側通信部112を備える点において異なる。ライト側通信部112は、警報器側通信部101から送信された照明起動信号を受信する照明器具側通信手段であり、この照明起動信号を受信した場合には、その旨を示す出力信号で図6のように構成された点灯回路63の63aと63bを短絡してTr1、Tr2をON状態とし、電池62からの電力によりLED64の点灯が継続される。
(実施の形態2の効果)
このように実施の形態2によれば、実施の形態1と同様の基本的効果に加えて、異常発生の検出時に送信された照明起動信号により携帯用ライト110を点灯又は点滅若しくは明滅させるので、例えば携帯用ライト110を警報器100とは別体に構成し、離れた場所に設置した場合であっても、照明起動信号を無線にて送受信することで携帯用ライト110を点灯又は点滅若しくは明滅させることが可能となり、携帯用ライト110の設置位置の自由度を高めることができる。
また、他の警報器100から送信された異常検出信号を受信した場合に、照明起動信号を無線送信するので、異常を検出した警報器100以外の警報器100に組み合わせられた携帯用ライト110を点灯又は点滅若しくは明滅させることが可能となり、例えば、火源となっている部屋に設置されている携帯用ライト110を取りに行くことが危険な場合であっても、他の部屋に設置されている携帯用ライト110を自動的に点灯又は点滅若しくは明滅させて携帯することができ、携帯用ライト110を利用する上での安全性や利便性を一層高めることが可能となる。
また、警報器100から送信された照明起動信号を受信して当該携帯用ライト110を点灯又は点滅若しくは明滅させることが可能となり、警報器100から携帯用ライト110を分離して配置できるので、携帯用ライト110の配置位置の自由度を高めることができる。
〔各実施の形態に対する変形例〕
以上、本発明に係る各実施の形態について説明したが、本発明の具体的な構成及び手段は、特許請求の範囲に記載した各発明の技術的思想の範囲内において、任意に改変及び改良することができる。以下、このような変形例について説明する。
(解決しようとする課題や発明の効果について)
まず、発明が解決しようとする課題や発明の効果は、前記した内容に限定されるものではなく、本発明によって、前記に記載されていない課題を解決したり、前記に記載されていない効果を奏することもでき、また、記載されている課題の一部のみを解決したり、記載されている効果の一部のみを奏することがある。
(照明器具の構成)
各実施の形態1、2では、照明器具として携帯用ライト60、110を設ける場合を説明したが、いわゆる携帯専用に製造された照明器具に限定されず、携帯専用のものでなくても、使用者が、警報器100と共に、あるいは警報器100から取り外して使用できるものであれば、任意の照明器具を採用することができる。
(警報器と携帯用ライトの対応関係)
各実施の形態1、2では、1つの警報器1、100に対して1つの携帯用ライト60、110を設ける例について説明したが、この対応関係は任意に変更でき、1つの警報器1、100に対して複数の携帯用ライト60、110を設けたり、複数の警報器1、100に対して1つの共用の携帯用ライト60、110を設けてもよい。例えば、実施の形態2のように複数の警報器100を連動させる場合において、いずれかの警報器100で火災が検出された場合には、各警報器100の設置位置と同一又は異なる部屋に配置した共用の携帯用ライト110を点灯させるようにしてもよい。
(警報器と携帯用ライトを接続配置する場合の接続構造)
実施の形態1では、警報器1の外部に携帯用ライト60を配置した上で、これらを相互に操作電線66を介して接続しているが、警報器1の内部に携帯用ライト60の少なくとも一部を着脱自在に収容してもよい。この場合には、例えば、携帯用ライト60の筺体61にライト側コネクタ67を直接設け、このライト側コネクタ67を警報器100の警報器側コネクタ57に着脱自在に接続するようにして、操作電線66を省略してもよい。
(警報器と携帯用ライトを分離配置する場合の接続構造)
実施の形態2では、複数の警報器100を連動用リード線50bにより有線通信可能としているが、無線通信により連動を行うようにしてもよく、この場合には、警報器側通信部101を介して火災検知信号やアドレスの送受信を行ったり、連動元の警報器100の警報器側通信部101から送信した照明起動信号により、他の警報器100の携帯用ライト110を点灯起動してもよい。
1、100 警報器
2 取付けベース
10、61 筐体
11 表ケース
12 裏ケース
13 煙流入口
14 表示孔
15 スピーカ孔
16、52 電源端子
17 挿通孔
18 コネクタ孔
20 煙検出部
30 第1基板
31 表示部
40 中ケース
50 第2基板
50a 連動用インターフェース
50b 連動用リード線
51 接続端子
53 操作スイッチ
54 スピーカ
55 記憶部
55a アドレステーブル
56 表示出力部
57 警報器側コネクタ
57a、57b、67a、67b 極
58 点灯制御回路
58a、58b、58d、58e、58f、58i、63a、63b 線路
58c トランジスタ
58g 発光ダイオード
58h フォトMOS
58j、58k ピン
59 制御部
59a 検出処理部
59b 警報処理部
59c 点検処理部
60、110 携帯用ライト
62 電池
63 点灯回路
63c、65 スイッチ
64 LED
66 操作電線
67 ライト側コネクタ
70 操作ボタン
71 操作部
72 支持部
73 連係部
74 係止部
74a、111 開口部
75 留め具
101 警報器側通信部
112 ライト側通信部
W 壁

Claims (7)

  1. 監視領域における異常発生を検出する検出手段と、
    当該警報器に取り外し可能に接続され若しくは当該警報器から分離して配置された照明器具を、前記検出手段による前記異常発生の検出時に点灯又は点滅若しくは明滅させる照明起動手段と、
    を備えた警報器。
  2. 前記照明起動手段は、前記照明器具に電力供給するために当該照明器具に設けられた照明器具側コネクタに対して、着脱自在に接続された警報器側コネクタを備え、
    前記照明器具側コネクタを前記警報器側コネクタに接続することにより、前記照明器具を当該警報器に取り外し可能に接続した、
    請求項1に記載の警報器。
  3. 当該警報器を操作するための操作スイッチと、
    前記照明器具に電力供給するために当該照明器具から引き出されて前記照明器具側コネクタに接続された操作電線の一部を当該警報器に係止させるものであって、当該操作電線が引っ張られた際に当該操作電線が受ける張力に応じて、当該操作電線と共に移動するか若しくは当該操作電線の係止を解除する係止手段と、
    前記操作電線と共に前記係止手段が移動した際に、前記操作スイッチを動作させるスイッチ連動手段と、
    を備えた請求項2に記載の警報器。
  4. 前記照明起動手段は、前記検出手段による前記異常発生の検出時に、前記照明器具を点灯又は点滅させるための照明起動信号を送信する警報器側通信手段であり、
    前記警報器側通信手段から送信された前記照明起動信号を、前記照明器具に設けられた照明器具側通信手段にて受信することにより、前記筐体とは別体に構成された前記照明器具を点灯又は点滅させる、
    請求項1から3のいずれか一項に記載の警報器。
  5. 前記警報器側通信手段は、
    前記検出手段による前記異常発生の検出時に、当該警報器と連動動作を行う他の警報器の警報器側通信手段に異常検出信号を無線送信し、
    前記他の警報器の前記警報器側通信手段から送信された前記異常検出信号を受信した場合に、前記照明起動信号を送信する、
    請求項4に記載の警報器。
  6. 監視領域における異常発生を検出して警報を行う警報器に取り外し可能に接続され若しくは前記警報器から分離して配置された照明器具であって、
    前記警報器により当該照明器具が点灯又は点滅若しくは明滅された際に、当該点灯又は点滅の状態を保持するための自己保持手段、
    を備えた照明器具。
  7. 監視領域における異常発生を検出して警報を行う警報器に取り外し可能に接続され若しくは前記警報器から分離して配置された照明器具であって、
    前記警報器から送信された照明起動信号を受信する照明器具側通信手段と、
    前記照明器具側通信手段にて前記照明起動信号が受信された際に、当該照明器具を点灯又は点滅若しくは明滅させる点灯手段と、
    を備えた照明器具。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2013122918A (ja) * 2011-12-09 2013-06-20 Gio Optoelectronics Corp 発光装置

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