JP2010191112A - 反射シート - Google Patents

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Abstract

【課題】反射率が高く、薄くて軽量で、しかも折曲げ等の加工特性が良好な反射シートの提供。
【解決手段】本発明の反射シートは、結晶性を有するポリマーからなる空洞含有樹脂層と、長550nmにおける透過率が30%以下の基材とが積層されてなり、前記空洞含有樹脂層の表面に垂直で、かつ第一の延伸方向に直角な断面における空洞の平均の厚みをr(μm)とし、前記空洞含有樹脂層の表面に垂直で、かつ前記第一の延伸方向に平行な断面における空洞の平均の長さをL(μm)としたときのL/r比が、10以上であり、かつ厚みが、30μm〜150μmである。
【選択図】なし

Description

本発明は、液晶表示装置のバックライト用反射シート、反射型スクリーンなどに好適に使用可能な反射シートに関する。
近年、液晶テレビやコンピュータの普及とともに、液晶反射板用途において、より高い反射率を示す反射シートが求められている。
前記反射シートに応用可能な技術として、樹脂(例えば、ポリエステル系樹脂)内部に、微細な空洞を多量に含有させて空洞層を形成する技術が提案されている。前記ポリエステル系樹脂に前記空洞層が形成されると、該空洞層の存在により前記ポリエステル系樹脂の反射率が高まるためである。
例えば特許文献1では、微細な空洞を多数含有するポリエステル系樹脂フィルムの背面に、アルミニウム製のシートを配し、該アルミニウム製シートの高い反射率を利用してフィルムの反射率を向上させた液晶モニター用反射光拡散フィルムが提案されている。この技術においては、波長400〜700nmにおける、前記フィルムの平均反射率と、前記フィルムの背面に前記アルミニウム製シートを配した際の平均反射率との差が4%程度であり、未だ改善の余地がある。また、前記フィルムに前記アルミニウム製シートを配した場合、全体の厚みが大きいため、そのまま折り曲げて使用するのが困難であり、加工性に劣るという問題がある。仮に、厚みを薄くして設けると、反射板用途に必要な特性が得られ難いという問題がある。
したがって、高い反射率を維持しつつ、薄くて軽量であり、しかも折曲げ等の加工特性が良好な反射シートは、未だ提供されていないのが現状である。
特開2002−71915号公報
本発明は、従来における前記諸問題を解決し、以下の目的を達成することを課題とする。即ち、本発明は、反射率が高く、薄くて軽量で、しかも折曲げ等の加工特性が良好な反射シートを提供することを目的とする。
前記課題を解決するための手段としては、以下の通りである。即ち、
<1> 結晶性を有するポリマーからなる空洞含有樹脂層と、波長550nmにおける透過率が30%以下の基材とが積層されてなり、
前記空洞含有樹脂層の表面に垂直で、かつ第一の延伸方向に直角な断面における空洞の平均の厚みをr(μm)とし、前記空洞含有樹脂層の表面に垂直で、かつ前記第一の延伸方向に平行な断面における空洞の平均の長さをL(μm)としたときのL/r比が、10以上であり、
かつ厚みが、30μm〜150μmであることを特徴とする反射シートである。
<2> 基材の厚みが、0.001μm〜140μmである前記<1>に記載の反射シートである。
<3> 基材が、熱可塑性樹脂からなる空洞含有フィルム、金属蒸着により形成されてなる層、顔料を含有する熱可塑性樹脂からなる層、及び金属板の少なくともいずれかである前記<1>から<2>のいずれかに記載の反射シートである。
<4> 結晶性を有するポリマーが、ポリオレフィン類、ポリアミド類及びポリエステル類から選択される少なくとも1種である前記<1>から<3>のいずれかに記載の反射シートである。
<5> 空洞含有樹脂層の透過率をM(%)とし、前記空洞含有樹脂層と同じ厚みで、前記空洞含有樹脂層を構成する結晶性を有するポリマーと同一の結晶性を有するポリマーからなり、空洞を含有しないポリマー層の透過率をN(%)としたときのM/N比が0.2以下であり、かつ前記空洞含有樹脂層の光沢度が50以上である前記<1>から<4>のいずれかに記載の反射シートである。
<6> 空洞含有樹脂層の表面に垂直で、かつ第一の延伸方向に直角な断面における空洞の層厚方向の平均の個数をP個とし、結晶性を有するポリマー層の屈折率をN1、空洞層の屈折率をN2、N1とN2との差をΔN(=N1−N2)とするとき、ΔNとPとの積が3以上である前記<1>から<5>のいずれかに記載の反射シートである。
<7> 少なくとも1種類の結晶性を有するポリマーが、複数種類の結晶状態からなる前記<1>から<6>のいずれかに記載の反射シートである。
<8> 空洞含有樹脂層が、1種類の結晶性を有するポリマーのみからなる前記<1>から<7>のいずれかに記載の反射シートである。
<9> 空洞含有樹脂層が、結晶性を有するポリマーからなるポリマー成形体を、10〜36,000mm/minの速度で、かつ、
延伸温度をT(℃)、結晶性を有するポリマーのガラス転移温度をTg(℃)としたときに、
(Tg−30)(℃)≦T(℃)≦(Tg+50)(℃)
で示される範囲の延伸温度T(℃)で延伸することにより形成された空洞を含む前記<1>から<8>のいずれかに記載の反射シートである。
本発明によると、従来における前記諸問題を解決でき、反射率が高く、薄くて軽量で、しかも折曲げ等の加工特性が良好な反射シートを提供することができる。
図1は、空洞含有樹脂層の製造方法の一例を示す図であって、二軸延伸フィルム製造装置のフロー図である。 図2Aは、アスペクト比を説明するための図であって、空洞含有樹脂層の斜視図である。 図2Bは、アスペクト比を説明するための図であって、図2Aにおける空洞含有樹脂層のA−A’断面図である。 図2Cは、アスペクト比を説明するための図であって、図2Aにおける空洞含有樹脂層のB−B’断面図である。 図3は、実施例1及び比較例1の反射シートにおける、波長400〜700nmでの反射率を比較したグラフである。
(反射シート)
本発明の反射シートは、空洞含有樹脂層と、基材とを少なくとも有してなり、更に必要に応じて適宜選択した、その他の層を有してなる。
−空洞含有樹脂層−
前記空洞含有樹脂層は、結晶性を有するポリマーから少なくともなり、更に必要に応じてその他の成分を含んでなる。
前記空洞含有樹脂層の形状としては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができ、例えば、フィルム状やシート状が挙げられる。
−−結晶性を有するポリマー−−
一般に、ポリマーは、結晶性を有するポリマー(以下、単に「結晶性ポリマー」と称することがある。)と、非晶性(アモルファス)ポリマーとに分けられるが、結晶性ポリマーといえども100%結晶状態であるということはなく、分子構造の中に長い鎖状の分子が規則的に並んだ結晶性領域と、規則的に並んでいない非結晶(アモルファス)領域とを含んでいる。
したがって、前記空洞含有樹脂層における前記結晶性を有するポリマーとしては、分子構造の中に少なくとも前記結晶性領域を含んでいればよく、結晶性領域と非結晶領域とが混在していてもよい。
前記結晶性ポリマーとしては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができ、例えば、高密度ポリエチレン、ポリオレフィン類(例えば、ポリプロピレンなど)、ポリアミド類(PA)(例えば、ナイロン−6など)、ポリアセタール類(POM)、ポリエステル類(例えば、PET、PEN、PTT、PBT、PBNなど)、シンジオタクチック・ポリスチレン(SPS)、ポリフェニレンサルファイド類(PPS)、ポリエーテルエーテルケトン類(PEEK)、液晶ポリマー類(LCP)、フッ素樹脂、などが挙げられる。これらの中でも、力学強度が高く、製造が容易な点で、ポリオレフィン類、ポリアミド類、ポリエステル類、シンジオタクチック・ポリスチレン(SPS)、液晶ポリマー類(LCP)が好ましく、ポリエステル類がより好ましい。また、これらのうちの2種以上のポリマーをブレンドしたり、共重合させたりして使用してもよい。
前記結晶性ポリマーの溶融粘度としては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができるが、50〜700Pa・sが好ましく、70〜500Pa・sがより好ましく、80〜300Pa・sが更に好ましい。
前記溶融粘度が50Pa・s以上であると、溶融製膜時の垂れ膜が安定し、均一に製膜し易くなる点で好ましい。また、前記溶融粘度が700Pa・s以下であると、溶融製膜時の粘度が適切になって押出しし易くなったり、製膜時の溶融膜がレベリングされて凹凸を低減することができる点で好ましい。
ここで、前記溶融粘度は、プレートタイプのレオメーターやキャピラリーレオメーターにより測定することができる。
前記結晶性ポリマーの極限粘度(IV)としては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができるが、0.4〜1.2が好ましく、0.6〜1.0がより好ましく、0.7〜0.9が更に好ましい。
前記IVが0.4以上であると、製膜されたフィルムの強度が高まる点で好ましい。また、前記IVが1.2以下であると、フィルムの強度が過剰に高くならず、適切に延伸することができる点で好ましい。
ここで、前記IVは、ウベローデ型粘度計により測定することができる。
前記結晶性ポリマーの融点(Tm)としては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができるが、40〜350℃が好ましく、100〜300℃がより好ましく、150〜260℃が更に好ましい。
前記融点が40℃以上であると、通常の使用で予想される温度範囲で形を保ち易くなる点で好ましい。また、前記融点が350℃以下であると、高温での加工に必要とされる特殊な技術を特に用いることなく、均一に製膜することができる点で好ましい。
ここで、前記融点は、示差熱分析装置(DSC)により測定することができる。
前記ポリエステル類(以下、「ポリエステル樹脂」と称する。)は、エステル結合を主鎖の主要な結合鎖とする高分子化合物の総称を意味する。したがって、前記結晶性を有するポリマーとして好適な前記ポリエステル樹脂としては、前記例示したPET(ポリエチレンテレフタエレート)、PEN(ポリエチレンナフタレート)、PTT(ポリトリメチレンテレフタレート)、PBT(ポリブチレンテレフタレート)、PBN(ポリブチレンナフタレート)だけでなく、ポリ乳酸、ポリエチレンサクシネ−ト、ポリブチレンサクシネ−トなども挙げられる。ジカルボン酸成分とジオール成分との重縮合反応によって得られる高分子化合物が全て含まれる。
前記ジカルボン酸成分としては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができ、例えば、芳香族ジカルボン酸、脂肪族ジカルボン酸、脂環族ジカルボン酸、オキシカルボン酸、多官能酸などが挙げられる。これらの中でも、力学強度が高く、耐熱性に優れる点で、芳香族ジカルボン酸が好ましい。
前記芳香族ジカルボン酸としては、例えば、テレフタル酸、イソフタル酸、ジフェニルジカルボン酸、ジフェニルスルホンジカルボン酸、ナフタレンジカルボン酸、ジフェノキシエタンジカルボン酸、5−ナトリウムスルホイソフタル酸などが挙げられる。これらの中でも、安価で入手可能な点で、テレフタル酸、イソフタル酸、ジフェニルジカルボン酸、ナフタレンジカルボン酸が好ましく、テレフタル酸、ジフェニルジカルボン酸、ナフタレンジカルボン酸がより好ましい。
前記脂肪族ジカルボン酸としては、例えば、シュウ酸、コハク酸、エイコ酸、アジピン酸、セバシン酸、ダイマー酸、ドデカンジオン酸、マレイン酸、フマル酸などが挙げられる。
前記脂環族ジカルボン酸としては、例えば、シクロヘキシンジカルボン酸などが挙げられる。
前記オキシカルボン酸としては、例えば、p−オキシ安息香酸などが挙げられる。
前記多官能酸としては、例えば、トリメリット酸、ピロメリット酸などが挙げられる。
前記ジオ−ル成分としては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができ、例えば、脂肪族ジオール、脂環族ジオール、芳香族ジオール、ジエチレングリコール、ポリアルキレングリコールなどが挙げられる。これらの中でも、結晶性や延伸性が良好な点で、脂肪族ジオールが好ましい。
前記脂肪族ジオールとしては、例えば、エチレングリコール、プロパンジオール、ブタンジオール、ペンタンジオール、ヘキサンジオール、ネオペンチルグリコール、トリエチレングリコールなどが挙げられる。これらの中でも、プロパンジオール、ブタンジオール、ペンタンジオール、ヘキサンジオールが特に好ましい。
前記脂環族ジオールとしては、例えば、シクロヘキサンジメタノールなどが挙げられる。
前記芳香族ジオールとしては、例えば、ビスフェノールA、ビスフェノールSなどが挙げられる。
前記ポリエステル樹脂の数平均分子量としては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができるが、12,000〜40,000が好ましく、18,000〜40,000がより好ましく、18,500〜30,000が更に好ましい。
前記数平均分子量が、12,000未満であると、フィルム等に加工した場合、力学強度が不足することがあり、40,000を超えると、重合が困難になることがある。
前記ポリエステル樹脂の溶融粘度としては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができるが、50〜700Pa・sが好ましく、70〜500Pa・sがより好ましく、80〜300Pa・sが更に好ましい。
前記溶融粘度が大きいほうが延伸時にボイドを発現しやすいが、前記溶融粘度が700Pa・s以下であると、製膜時に押出しがし易くなったり、樹脂の流れが安定して滞留が発生し難くなり、品質が安定する点で好ましい。更に、前記溶融粘度が700Pa・s以下であると、延伸時に延伸張力が適切に保たれるために、均一に延伸し易くなり、破断し難くなる点で好ましい。
また、前記溶融粘度が50Pa・s以上であると、製膜時にダイヘッドから吐出される溶融膜の形態が維持し易くなり、安定的に成形することができたり、製品が破損し難くなったりするなど、物性が高まる点で好ましい。
前記ポリエステル樹脂の極限粘度(IV)としては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができるが、0.4〜1.2が好ましく、0.6〜1.0がより好ましく、0.7〜0.9が更に好ましい。
前記IVが大きいほうが延伸時にボイドを発現しやすいが、前記IVが1.2以下であると、製膜時に押出しがし易くなったり、樹脂の流れが安定して滞留が発生し難くなり、品質が安定する点で好ましい。更に、前記IVが1.2以下であると、製膜時に溶融樹脂のフィルターを設置した場合であっても、フィルターに負荷がかかり難く、樹脂の流れが安定して滞留が発生し難くなる点で好ましい。
更に、前記IVが1.2以下であると、延伸時に延伸張力が適切に保たれるために、均一に延伸し易くなり、装置に負荷がかかり難い点で好ましい。また、前記IVが0.4以上であると、製品が破損し難くなり、物性が高まる点で好ましい。
前記ポリエステル樹脂の融点(Tm)としては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができるが、耐熱性や製膜性に優れる点で、150〜300℃が好ましく、180〜270℃がより好ましい。
なお、前記ポリエステル樹脂として、前記ジカルボン酸成分と前記ジオール成分とが、それぞれ1種で重合してポリマーを形成していてもよく、前記ジカルボン酸成分及び前記ジオール成分の少なくともいずれかが、2種以上で共重合してポリマーを形成していてもよい。また、前記ポリエステル樹脂として、2種以上のポリマーをブレンドして使用してもよい。
前記2種以上のポリマーのブレンドにおいて、主たるポリマーに対して添加されるポリマーは、前記主たるポリマーに対して、溶融粘度及び極限粘度が近く、添加量が少量である方が、製膜時や溶融押出し時に物性が高まり、押出しし易くなる点で好ましい。
また、前記ポリエステル樹脂の流動特性の改良、光線透過性の制御、塗布液との密着性の向上などを目的として、前記ポリエステル樹脂に対してポリエステル系以外の樹脂を添加してもよい。
このように、前記空洞含有樹脂層は、従来技術において添加されていた無機系微粒子、相溶しない樹脂などの空洞形成剤を特に添加しなくても、簡便な工程でボイドを形成させることができる。また、不活性ガスを予め樹脂の中に溶け込ませるための特殊な設備も必要としない。なお、前記空洞含有樹脂層の製造方法については、後述する。
ここで、前記空洞含有樹脂層は、空洞の発現に寄与しない成分であれば、必要に応じてその他の成分を含んでいてもよい。
前記その他の成分としては、耐熱安定剤、酸化防止剤、有機の易滑剤、核剤、染料、顔料、分散剤、カップリング剤などが挙げられる。前記その他の成分が空洞の発現に寄与したかどうかは、空洞内又は空洞の界面部分に、前記結晶性ポリマー以外の成分(例えば、後述する各成分など)が検出されるかどうかにより判別することができる。例えば、エネルギー分散型X線分析装置付き走査型電子顕微鏡や、顕微ラマン法などにより検出することができる。
前記酸化防止剤としては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができ、例えば、公知のヒンダードフェノール類が挙げられる。
前記ヒンダードフェノール類としては、例えば、イルガノックス1010、同スミライザーBHT、同スミライザーGA−80などの商品名で市販されている酸化防止剤が挙げられる。
また、前記酸化防止剤を一次酸化防止剤として利用し、更に二次酸化防止剤を組み合わせて適用することもできる。
前記二次酸化防止剤としては、例えば、スミライザーTPL−R、同スミライザーTPM、同スミライザーTP−Dなどの商品名で市販されている酸化防止剤が挙げられる。
−−空洞−−
前記空洞含有樹脂層は、空洞を含有し、前記空洞のアスペクト比に特徴を有している。
前記空洞とは、樹脂層内部に存在する、真空状態のドメイン若しくは気相のドメインを意味する。
前記空洞のアスペクト比を、図2A〜2Cを用いて以下に説明する。
図2Aは、空洞含有樹脂層の斜視図であり、図2Bは、図2Aにおける空洞含有樹脂層のA−A’断面図であり、図2Cは、図2Aにおける空洞含有樹脂層のB−B’断面図である。
前記アスペクト比とは、空洞含有樹脂層1の表面1aに垂直で、かつ第一の延伸方向に直角な断面(図2AにおけるA−A’断面)における空洞100の平均の厚みをr(μm)(図2B参照)とし、前記空洞含有樹脂層の表面に垂直で、かつ前記第一の延伸方向に平行な断面(図2AにおけるB−B’断面)における空洞100の平均の長さをL(μm)(図2C参照)としたときのL/r比を意味する。
前記アスペクト比としては、本発明の効果を損なわない限り、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができるが、光の反射と散乱との好ましい割合として、10以上であることが必要であり、15以上が好ましく、20以上がより好ましい。
なお、前記第一の延伸方向とは、延伸が1軸のみの場合には、その1軸の延伸方向を示す。通常は、製造時に後述するポリマー成形体の流れる方向に沿って縦延伸を行うため、この縦延伸の方向が前記第一の延伸方向に相当する。
また、延伸が2軸以上の場合には、空洞形成を目的とした延伸方向のうち少なくとも1方向を示す。通常は、2軸以上の延伸においても、製造時に後述するポリマー成形体の流れる方向に沿って縦延伸が行われ、かつ、この縦延伸により空洞を形成することができるため、この縦延伸の方向が前記第一の延伸方向に相当する。
また、前記空洞含有樹脂層は、層厚方向の空洞の平均の個数P、結晶性を有するポリマー層と空洞層との屈折率差ΔN、及び、前記ΔNと前記Pとの積に、特徴を有している。
前記層厚方向の空洞の個数とは、空洞含有樹脂層1の表面1aに垂直で、かつ第一の延伸方向に直角な断面(図2AにおけるA−A’断面)において、層厚方向に含まれる空洞100の個数を意味する。
前記層厚方向の空洞の平均の個数Pとしては、本発明の効果を損なわない限り、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができるが、光の反射と透過との好ましい割合として、5個以上が好ましく、10個以上がより好ましく、15個以上が更に好ましい。
ここで、前記層厚方向の空洞の個数は、光学顕微鏡や電子顕微鏡の画像により測定することができる。
前記結晶性を有するポリマー層と空洞層との屈折率差ΔNとは、具体的には、結晶性を有するポリマー層の屈折率をN1とし、空洞層の屈折率をN2としたときに、N1とN2との差であるΔN(=N1−N2)の値を意味する。
ここで、前記結晶性を有するポリマー層の屈折率N1及び前記空洞層の屈折率N2は、アッベ屈折計などにより測定することができる。
前記ΔNと前記Pとの積としては、本発明の効果を損なわない限り、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができるが、光の反射や光沢性が良好な点で、3以上が好ましく、5以上がより好ましく、7以上が更に好ましい。
このように、前記空洞含有樹脂層は、前記空洞を含有していることにより、例えば、反射率や光沢性などにおいて、様々な優れた特性を有している。言い換えると、前記空洞含有樹脂層に含有される空洞の態様を変化させることにより、反射率や光沢性などの特性を調節することができる。
〔光沢度〕
前記空洞含有樹脂層の光沢度としては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができるが、反射による光量増大が、鮮明な画像を得ることができる点で、50以上が好ましく、70以上がより好ましく、80以上が更に好ましい。
ここで、前記光沢度は、変角光沢計により測定することができる。
また、このとき、前記空洞含有樹脂層の透過率をM(%)とし、前記空洞含有樹脂層と同じ厚みで、前記空洞含有樹脂層を構成する結晶性を有するポリマーと同一の結晶性を有するポリマーからなり、空洞を含有しないポリマー層の透過率をN(%)としたときのM/N比が、0.2以下であるのが好ましく、0.15以下がより好ましい。
前記M/N比が、0.2以下であると、正反射率は光沢の観点で好ましい。
ここで、前記透過率は、例えば、分光光度計(「U−4100」;日立製作所製)により測定することができ、具体的には、入射光をサンプルに垂直にあて、参照としてサンプルをいれず空気を比較として測定する。
更に、空洞含有樹脂層は、前記空洞を含有しつつも、従来技術において添加されていた、空洞を発現するための無機系微粒子、相溶しない樹脂などや不活性ガスが添加されていないため、優れた表面平滑性を有している。
〔表面平滑性〕
前記空洞含有樹脂層の表面平滑性としては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができるが、塗布性や被着体との接着性が良好な点で、Ra=0.3μm以下が好ましく、Ra=0.25μm以下が更に好ましく、Ra=0.1μm以下が特に好ましい。
前記空洞含有樹脂層の製造方法としては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができるが、少なくともポリマー成形体を延伸する延伸工程を含み、更に必要に応じて製膜工程などのその他の工程を含んでいるのが好ましい。
なお、前記ポリマー成形体とは、前記結晶性ポリマーからなり、特に空洞を含有していないものを意味し、例えば、ポリマーフィルム、ポリマーシートなどが挙げられる。
<延伸工程>
前記延伸工程では、前記ポリマー成形体が少なくとも1軸に延伸される。そして、前記延伸工程により、前記ポリマー成形体が延伸されるとともに、その内部に第一の延伸方向を長軸とした空洞が形成されることで、前記空洞含有樹脂層が得られる。
前記延伸により前記空洞が形成される理由としては、前記ポリマー成形体を構成する少なくとも1種類の結晶性ポリマーが、複数種類の結晶状態からなり、延伸時に伸張し難い結晶を含む相で、硬い結晶間の樹脂が引きちぎられるような形で剥離延伸されることにより、これが空洞形成源となって空洞が形成されるものと考えられる。
なお、このような延伸による空洞形成は、前記結晶性ポリマーが1種類の場合だけではなく、2種類以上の結晶性ポリマーが、ブレンド又は共重合されている場合であっても可能である。
前記延伸の方法としては、特に制限はなく、例えば、1軸延伸、逐次2軸延伸、同時2軸延伸が挙げられるが、いずれの延伸方法においても、製造時に前記ポリマー成形体の流れる方向に沿って縦延伸が行われるのが好ましい。
一般に、前記縦延伸においては、ロールの組合せやロール間の速度差により、前記縦延伸の段数や延伸速度を調節することができる。
前記縦延伸の段数としては、1段以上であれば特に制限はないが、より安定して高速に延伸することができる点で、2段以上に縦延伸するのが好ましい。また、2段以上に縦延伸することは、1段目の延伸によりネッキングの発生を確認したうえで、2段目の延伸により空洞を形成させることができる点においても、有利である。
前記縦延伸の延伸速度としては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができるが、10〜36,000mm/minが好ましく、800〜24,000mm/minがより好ましく、1,200〜12,000mm/minが更に好ましい。
前記延伸速度が、10mm/min以上であると、充分なネッキングを発現させ易い点で好ましい。また、前記延伸速度が、36,000mm/min以下であると、均一な延伸がし易くなり、樹脂が破断し難くなり、特に、高速延伸を目的とした大型な延伸装置を必要とせず、コストを低減することができる点で好ましい。
また、前記延伸の方法としては、例えば、1段延伸、2段延伸が挙げられ、そのいずれも好適に使用することができるが、製造の歩留まりや機械の制約の点で、2段延伸がより好ましい。
より具体的には、1段延伸の場合の延伸速度としては、1,000〜36,000mm/minが好ましく、1,100〜24,000mm/minがより好ましく、1,200〜12,000mm/minが更に好ましい。
2段延伸の場合には、1段目の延伸を、ネッキングを発現させることを主なる目的とした予備的な延伸とするのが好ましい。
前記予備的な延伸の延伸速度としては、10〜300mm/minが好ましく、40〜220mm/minがより好ましく、70〜150mm/minが更に好ましい。
そして、2段延伸における、前記予備的な延伸(1段目の延伸)によりネッキングを発現させた後の2段目の延伸速度は、前記予備的な延伸の延伸速度と変えることが好ましい。
前記予備的延伸によりネッキングを発現させた後の、2段目の延伸速度としては、600〜36,000mm/minが好ましく、800〜24,000mm/minがより好ましく、1,200〜15,000mm/minが更に好ましい。
延伸時の温度としては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができるが、
延伸温度をT(℃)、ガラス転移温度をTg(℃)としたときに、
(Tg−30)(℃)≦T(℃)≦(Tg+50)(℃)
で示される範囲の延伸温度T(℃)で延伸するのが好ましく、
(Tg−25)(℃)≦T(℃)≦(Tg+45)(℃)
で示される範囲の延伸温度T(℃)で延伸するのがより好ましく、
(Tg−20)(℃)≦T(℃)≦(Tg+40)(℃)
で示される範囲の延伸温度T(℃)で延伸するのが更に好ましい。
一般に、延伸温度(℃)が高いほど延伸張力も低めに抑えられて容易に延伸できるが、前記延伸温度(℃)が、{ガラス転移温度(Tg)+50}℃以下であると、空洞含有率が高くなり、前記アスペクト比が10以上になり易い点で好ましい。また、前記延伸温度(℃)が、{ガラス転移温度(Tg)−30}℃以上であると、充分に空洞が発現する点で好ましい。
ここで、前記延伸温度T(℃)は、非接触式温度計により測定することができる。また、前記ガラス転移温度Tg(℃)は、示差熱分析装置(DSC)により測定することができる。
なお、前記延伸工程において、前記空洞の発現の妨げにならない範囲で、横延伸を行ってもよいし、行わなくてもよい。また前記横延伸を行う場合には、横延伸工程を利用してフィルムを緩和させたり、熱処理を行ったりしてもよい。
また、延伸後の空洞含有樹脂層に対し、形状安定化などの目的で、更に熱を加えて熱収縮させたり、張力を加える等の処理を行ってもよい。
前記ポリマー成形体の製造方法としては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができるが、例えば、前記結晶性ポリマーが前記ポリエステル樹脂である場合には、溶融製膜方法により好適に製造することができる。
また、前記ポリマー成形体の製造は、前記延伸工程と独立に行ってもよいし、連続的に行ってもよい。
図1は、前記空洞含有樹脂層の製造方法の一例を示す図であって、二軸延伸フィルム製造装置のフロー図である。
図1に示すように、原料樹脂11は、押出機12(原料形状や、製造規模によって、二軸押出機を用いたり、単軸押出し機を用いる)内部で熱溶融、混練された後、Tダイ13から柔らかい板状(フィルム又はシート状)に吐出される。
次に、吐出されたフィルム又はシートFは、キャスティングロール14で冷却固化されて、製膜される。製膜されたフィルム又はシートF(「ポリマー成形体」に相当する)は、縦延伸機15に送られる。
そして、製膜されたフィルム又はシートFは、縦延伸機15内で再び加熱され、速度の異なるロール15a間で、縦に延伸される。この縦延伸により、フィルム又はシートFの内部に延伸方向に沿って空洞が形成される。そして、空洞が形成されたフィルム又はシートFは、横延伸機16の左右のクリップ16aで両端を把持されて、巻取機側(図示せず)へ送られながら横に延伸されて、空洞含有樹脂層1となる。なお、前記工程において、縦延伸のみを行ったフィルム又はシートFを横延伸機16に供さず、空洞含有樹脂層1として使用してもよい。
−基材−
前記基材としては、その形状、構造、色彩、厚み、材質などについては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができるが、波長550nmにおける透過率が、30%以下であることが必要である。
〔透過率〕
前記透過率としては、波長550nmにおいて、30%以下であることが必要であり、20%以下が好ましい。前記透過率が30%以下であると、素材としての反射率に優れる。
前記透過率は、例えば、分光光度計(「U−4100」;日立製作所製)を用いて測定することができる。
前記基材の形状としては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができ、例えば、シート状、フィルム状、板状などが挙げられる。これらの中でも、薄くて軽量で、しかも折曲げ等の加工性が良好な点で、フィルム状が好ましい。
前記基材の構造としては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができ、単層構造であってもよいし、積層構造であってもよい。
前記基材の色彩としては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができるが、反射率を向上させることができる点で、白色及び銀色が好ましい。
前記基材の材質としては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができるが、熱可塑性樹脂、顔料を含有した熱可塑性樹脂、金属などが好適に挙げられる。
前記熱可塑性樹脂からなる基材としては、内部に空洞を含有しているのが好ましく、例えば、上述した空洞含有樹脂層と同一の空洞含有フィルムを前記基材として使用してもよいし、核が存在する市販品の空洞含有フィルムを適用してもよい。
前記顔料を含有した熱可塑性樹脂における前記顔料としては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができ、例えば、白色顔料、有色顔料、無機顔料、有機顔料などが挙げられる。これらは1種単独で使用してもよいし、2種以上を併用してもよい。これらの中でも、反射率を向上させることができる点で、白色及び銀色顔料が好ましい。なお、前記有色顔料を用いた場合、反射光を変化させることができ、審美性の点で、予期せぬ効果を発揮する。
前記金属としては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができるが、例えば、銀、アルミニウムなどが好適に挙げられる。
前記金属からなる基材は、金属メッキや金属蒸着により形成してもよいし、金属板を適用してもよい。
前記金属蒸着による場合の前記金属としては、銀、アルミニウムが好適に挙げられる。
前記金属板としては、例えば、アルミホイル、アルミ板、銀蒸着板やシ―ト、金属メッキ板やシートなどが好適に挙げられる。
前記基材の厚みとしては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができるが、薄いのが好ましく、0.001〜140μmが好ましく、0.005〜70μmがより好ましい。
前記厚みが、0.001μm未満であると、蒸着等が不十分で反射率等が低下することがあり、140μmを超えると、反射シートの総厚みが大きくなり、折曲げ等の加工性及び取扱性に劣ることがある。
本発明の前記反射シートの総厚みとしては、特に制限はなく、前記空洞含有樹脂層及び前記基材の厚みに応じて適宜決定することができるが、30〜150μmであることが必要であり、40〜120μmが好ましい。
前記総厚みが、30〜150μmの範囲内であると、容易に折り曲げることができ、曲率の小さなロールに巻くことができ、加工性及び取扱性に優れる。
従来の光反射板(反射シート)は、厚みが大きく、液晶表示装置等に使用する際、そのままの状態では折曲げ等の加工が困難であった。このため、例えば、特開2004−138715号公報に記載されているように、反射シートに切り込みを入れ、この切り込みに沿って折り曲げることにより、立体的な形状を精度よく作製している。これに対し、本発明の前記反射シートは、厚みが30〜150μmと薄いので、切り込みが不要であり、そのままの状態で、精度よく折曲げ加工を行うことができる点で、有利である。
本発明の前記反射シートは、前記空洞含有樹脂層が、前記空洞を含有していることにより高い反射率を示し、更に前記基材と積層されることにより、前記反射シートの総厚みが薄いにも拘わらず、前記反射率がより向上する。また、前記反射シートの厚みが薄いので、折曲げ等の加工特性及び取扱性が良好であり、しかも軽量である。このため、液晶表示装置のバックライト用反射シート、反射型スクリーンなどに好適に使用可能であり、これらの大型化に効果的である。
以下、実施例及び比較例を挙げて本発明をより具体的に説明するが、本発明は下記実施例に何ら限定されるものではない。
(製造例1)
−空洞含有フィルムAの作製−
極限粘度(IV)=0.72であるPBT(ポリブチレンテレフタレート100%樹脂;ポリエステル類)を、溶融押出機を用いて245℃でTダイから押出し、キャスティングドラムで固化させて、厚み約200μmのポリマー成形体(ポリマーフィルム)を得た。次いで、このポリマーフィルムを1軸延伸(縦延伸)した。
具体的には、60℃の加温雰囲気下にて、200mm/minの速度で1軸延伸し、ネッキングが発生したことを確認した後、12,000mm/minの速度で、初めと同一方向に更に1軸延伸し、空洞含有フィルム(空洞含有樹脂層)Aを得た。
(製造例2)
−空洞含有フィルムBの作製−
ポリプロピレン(ポリプロピレン100%樹脂;ポリオレフリン類、Aldrich社製、重量平均分子量=190,000、数平均分子量=50,000、MFI:35g/10min(ASTM D1238、230℃、2.16kg)、Tm=170〜175℃)を、溶融押出機を用いて210℃でTダイから押出し、キャスティングドラムで固化させて、厚み約300μmのポリマー成形体(ポリマーフィルム)を得た。次いで、このポリマーフィルムを1軸延伸(縦延伸)した。
具体的には、40℃の加温雰囲気下にて6,000mm/minの速度で、1段で1軸延伸し、空洞含有フィルム(空洞含有樹脂層)Bを得た。
(製造例3)
−空洞含有フィルムCの作製−
相対粘度2.7、MI=2であるナイロン(ポリアミド類、「MXD6 S6007」;三菱ガス化学(株)製)を、溶融押出機を用いて250℃でTダイから押出し、キャスティングドラムで固化させて、厚み約230μmのポリマー成形体(ポリマーフィルム)を得た。次いで、このポリマーフィルムを1軸延伸した。
具体的には、75℃の加温雰囲気下にて、100mm/minの速度で1軸延伸し、ネッキングが発生したことを確認した後、6,000mm/minの速度で、初めと同一方向に更に1軸延伸し、空洞含有フィルム(空洞含有樹脂層)Cを得た。
(製造例4)
−空洞含有フィルムDの作製−
極限粘度(IV)=0.72であるPBT(ポリブチレンテレフタレート100%樹脂;ポリエステル類)を、溶融押出機を用いて245℃でTダイから押出し、キャスティングドラムで固化させて、厚み約120μmのポリマー成形体(ポリマーフィルム)を得た。次いで、このポリマーフィルムを1軸延伸(縦延伸)した。
具体的には、60℃の加温雰囲気下にて、200mm/minの速度で1軸延伸し、ネッキングが発生したことを確認した後、12,000mm/minの速度で、初めと同一方向に更に1軸延伸し、空洞含有フィルム(空洞含有樹脂層)Dを得た。
(比較製造例1)
−反射フィルムEの作製−
特許第3013551号の記載に基づいて、反射フィルムEを作製した。
即ち、屈折率1.54の超低密度ポリエチレン(密度0.90)60質量部と、屈折率1.59のポリスチレン(分子量95,000)40質量部とを混練し、ポリエチレンをマトリックスとし、ポリスチレンを球状分散物(海島構造の島部分)とする相分離型樹脂組成物を調製した。この相分離型樹脂組成物を吐出口クリアランス0.7mmのT−ダイ式押出加工機に供給して溶融温度240℃にて押出加工を行なった。押出されたシート状の溶融樹脂を15m/分で押出し方向に強く引取り延伸をかけながら冷却して、厚み50μmの異方的光散乱材料のフィルムを得た。
次いで、このフィルムに、膜厚100μmのアルミニウム蒸着フィルムを粘着剤で貼合し、厚み150μmの反射フィルムEを得た。
(比較製造例2)
−空洞含有フィルムFの作製−
特開2002−71915号における実施例1の記載に基づいて、空洞含有フィルムFを作製した。
即ち、ポリエチレンテレフタレート樹脂(富士フイルム製、固有粘度:0.66dl/g)74質量%)、一般用ポリスチレン樹脂(PS)(「T575−57U」;三井東圧化学(株)製)25質量%、及びマレイミド変性ポリスチレン樹脂(M−PS)(「NH1200」;三井東圧化学(株)製)1質量%を、180℃で3時間真空乾燥した後、2軸スクリュー押出し機に投入し、T−ダイスより290℃で溶融押出しした後、静電気的に冷却回転ロールに密着固化することにより未延伸シートを得た。次に、該未延伸シートをロール延伸機にかけ、80℃で3.1倍に縦延伸を行った後、テンターにて125℃で2.6倍に横延伸すると共に、更にテンターにて220℃で1.4倍延伸した。その後、235℃で4%の緩和熱処理を施すことにより、フィルム内部に多数の空洞を有する厚み188μmのポリエステル系フィルム(空洞含有フィルムF)を得た。
更に、これらフィルムA〜Fのほか、反射光拡散フィルムG(「E60L」;東レ製)及び反射光拡散フィルムH(「MCPET」;古川電工製)を用意した。
以上のフィルムA〜Hについて、透過率、光沢度、厚み、表面平滑性、アスペクト比、層厚方向の空洞の平均個数P、及び結晶性ポリマー層と空洞層との屈折率差ΔNを、下記方法により測定した。結果を表1に示す。
(1)透過率の測定
分光光度計(「U−4100」;日立製作所製)を用いて測定した。フィルムの表面に垂直の方向から光を入射させ、フィルムを透過する光の強度を、フィルムを置かないブランクの値と比較した。波長は550nmを使用した。
(2)光沢度の測定
変角光沢計(「VG−1001DP」;日本電色工業(株)製)を用いて、60°入射、60°受光の条件で測定し、光沢度を得た。
(3)厚みの測定
ロングレンジ接触式変位計(「AF030(測定部)」、「AF350(指示部)」;キーエンス社製)を用いて測定した。
(4)表面平滑性の測定
光干渉式三次元形状解析装置(「NewView5022」;Zygo社製)を用い、対物レンズ50倍で測定した。
(5)アスペクト比の測定
フィルムの表面に垂直で、かつ縦延伸方向に直角な断面(図2B参照)と、前記フィルムの表面に垂直で、かつ前記縦延伸方向に平行な断面(図2C参照)とを、走査型電子顕微鏡を用いて、300〜3,000倍の適切な倍率で検鏡し、前記各断面写真において測定枠をそれぞれ設定した。この測定枠は、その枠内に空洞が50〜100個含まれるように設定した。
次に、測定枠に含まれる空洞の数を計測し、前記縦延伸方向に直角な断面の測定枠(図2B参照)に含まれる空洞の数をm個、前記縦延伸方向に平行な断面の測定枠(図2C参照)に含まれる空洞の数をn個とした。
そして、前記縦延伸方向に直角な断面の測定枠(図2B参照)に含まれる空洞の1個ずつの厚み(r)を測定し、その平均の厚みをrとした。また、前記縦延伸方向に平行な断面の測定枠(図2C参照)に含まれる空洞の1個ずつの長さ(L)を測定し、その平均の長さをLとした。
即ち、r及びLは、それぞれ下記の(1)式及び(2)式で表すことができる。
r=(Σr)/m ・・・(1)
L=(ΣL)/n ・・・(2)
そして、L/rを算出し、アスペクト比とした。
(6)層厚方向の空洞の平均の個数P
まず、走査型電子顕微鏡により、フィルムの表面に垂直で、かつ縦延伸方向に直角な断面を撮影した。
そして、断面写真において層厚方向に(フィルムの底面から上面にかけて)直線を引き、前記直線に接する空洞の個数を計測した。この作業を20本の直線について行い、平均を求めた。
(7)結晶性ポリマー層と空洞層との屈折率差ΔN
結晶性ポリマー層の屈折率N1及び空洞層の屈折率N2をアッベ屈折計により測定し、その差ΔN(=N1−N2)を算出した。
表1より、空洞含有フィルム(空洞含有樹脂層)A〜Dは、有効に光を遮断し、しかも良好な反射特性、光沢を示すことが判った。
(実施例1)
−反射シートの作製−
製造例1で作製した空洞含有フィルムAの片面に直接Ag蒸着し、厚み0.01μmの前記基材としてのAg蒸着層を作製した。
そして、このAg蒸着層の透過率は、市販の透過率99%のPETフィルム上に蒸着層を作製し、分光光度計(「U−4100」;日立製作所製)を用いて測定した。Ag蒸着層の表面に垂直な方向から光を入射させ、Ag蒸着層を透過する光の強度を、Ag蒸着層を置かないブランクの値と比較した。波長は550nmを使用した。その結果、透過率は0%であった。
ここで、前記Ag蒸着層及び前記PETフィルム上に形成した蒸着層のいずれも、イオンスパッタ装置(「E−1030型」;日立製作所製)を用いて、高真空下12mAの電流値で3分間蒸着することにより形成した。
(実施例2)
−反射シートの作製−
製造例1で作製した空洞含有フィルムAの片面に直接、実施例1と同様にして、厚み0.01μmの前記基材としてのAl蒸着層を作製した。このAl蒸着層の透過率を、実施例1と同様にして測定したところ、0.4%であった。
(実施例3)
−反射シートの作製−
前記空洞含有樹脂層及び前記基材として、いずれも製造例2で作製した空洞含有フィルムBを用いた。
前記基材として用意した空洞含有フィルムBに、前記空洞含有樹脂層として、これと同一の空洞含有フィルムBを積層し、粘着剤(「E−4105」;総研化学(株)製)を塗布し、乾燥した後、貼合して、厚み80μmの反射シートを得た。
(実施例4)
−反射シートの作製−
まず、製造例2で作製した空洞含有フィルムBの片面に、TiO顔料液を塗布し、厚み10μmの塗布層を形成した。このTiO顔料塗布層の透過率を、実施例1と同様に、市販の透過率99%のPETフィルム上に塗布して測定したところ、2%であった。
(実施例5)
−反射シートの作製−
前記基材として、厚み12μmのアルミホイル(「三菱ホイル」;三菱アルミニウム(株)製)を用いた。このアルミホイルの透過率を、実施例1と同様にして、分光光度計(「U−4100」;日立製作所製)を用いて測定したところ、0%であった。
次いで、アルミホイルに、製造例3で作製した前記空洞含有樹脂層としての空洞含有フィルムCを積層し、前記粘着剤で貼合して、厚み64μmの反射シートを得た。
(実施例6)
−反射シートの作製−
前記空洞含有樹脂層及び前記基材として、いずれも製造例1で作製した空洞含有フィルムAを用いた。
前記基材として用意した空洞含有フィルムAに、前記空洞含有樹脂層として、これと同一の空洞含有フィルムAを積層し、前記粘着剤で貼合して、厚み92μmの反射シートを得た。
(実施例7)
−反射シートの作製−
前記基材として、厚み125μmのフィルム(「X20」;東レ製)を用いた。このフィルムの透過率を、実施例1と同様にして測定したところ、30%であった。
次いで、このフィルムに、製造例4で作製した前記空洞含有樹脂層としての空洞含有フィルムDを積層し、前記粘着剤で貼合して、厚み148μmの反射シートを得た。
(比較例1)
前記基材を設けず、製造例1で作製した空洞含有フィルムAを用いて、前記空洞含有樹脂層のみからなる反射シートとした。
(比較例2)
比較製造例1で作製した反射フィルムEそのものを、厚み150μmの反射シートとした。
(比較例3)
−反射シートの作製−
実施例5において、前記空洞含有フィルムCを、比較製造例2で作製した反射光拡散フィルムFに代えた以外は、実施例5と同様にして、厚み200μmの反射シートを作製した。
(比較例4)
−反射シートの作製−
実施例5において、前記空洞含有フィルムCを、反射光拡散フィルムG(「E60L」;東レ製、厚み170μm)に代えた以外は、実施例5と同様にして、厚み182μmの反射シートを作製した。
(比較例5)
実施例5において、前記空洞含有フィルムCを、反射光拡散フィルムH(「MCPET」;古川電工製、厚み1,000μm)に代えた以外は、実施例5と同様にして、厚み1,012μmの反射シートを作製した。
(比較例6)
製造例4で作製した空洞含有フィルムDの片面に直接、実施例1と同様にして、厚み0.01μmの前記基材としてのAg蒸着層を形成し、厚み23.01μmの反射シートを作製した。
実施例1〜7及び比較例1〜6で得られた反射シートについて、反射特性(反射率、反射率の差)及び加工性(折曲げ性)を以下のようにして評価した。結果を表2に示す。
(1)反射特性
〔反射率〕
反射シートの反射率は、分光光度計(「V−570」;日本分光製)に積分球を取り付け、波長400〜700nmについて、波長1nm毎に反射率を測定し、550nmでの反射率を求めた。ここで、基準値として、装置付属の標準白板の反射率を100%とした。
〔反射率の差〕
フィルムA〜フィルムH単体の平均反射率を測定した。そして、各フィルムと前記基材とを積層して作製した前記反射シートの平均反射率との差を求めた。
(2)加工性
〔折曲げ性〕
折曲げ性は、前記反射シートを、特開2007−157450号公報における図1及び図4中、反射シート19に示すように、平面から約60度に折り曲げ、下記基準に基づいて評価した。
−評価基準−
○:折り曲げに切れ込みが不要、即ち、罫線部分で折り曲げ可能である。
×:折り曲げに切れ込みが必要、即ち、罫線部分で折り曲げ不可能である。
表2より、実施例1〜7の反射シートは、いずれも反射率の差が5%以上であり、良好な反射特性を示すことが判った。また、フィルムと基材とが積層されてなるにも拘わらず、反射シートの総厚みが薄いので、折曲げ性が良好であることが判った。
また、図3に、実施例1及び比較例1の反射シートにおける、波長400〜700nmでの反射率を示す。図3より、前記空洞含有層のみからなる比較例1の反射シートに比して、前記空洞含有樹脂層に前記基材を積層してなる実施例1の反射シートは、反射率が大幅に向上していることが判った。
本発明の反射シートは、液晶表示装置におけるバックライト用反射シート、反射型スクリーンなどに好適である。
1 空洞含有樹脂層
1a 表面
100 空洞
L アスペクト比における空洞の長さ
r アスペクト比における空洞の厚み

Claims (4)

  1. 結晶性を有するポリマーからなる空洞含有樹脂層と、波長550nmにおける透過率が30%以下の基材とが積層されてなり、
    前記空洞含有樹脂層の表面に垂直で、かつ第一の延伸方向に直角な断面における空洞の平均の厚みをr(μm)とし、前記空洞含有樹脂層の表面に垂直で、かつ前記第一の延伸方向に平行な断面における空洞の平均の長さをL(μm)としたときのL/r比が、10以上であり、
    かつ厚みが、30μm〜150μmであることを特徴とする反射シート。
  2. 基材の厚みが、0.001μm〜140μmである請求項1に記載の反射シート。
  3. 基材が、熱可塑性樹脂からなる空洞含有フィルム、金属蒸着により形成されてなる層、顔料を含有する熱可塑性樹脂からなる層、及び金属板の少なくともいずれかである請求項1から2のいずれかに記載の反射シート。
  4. 結晶性を有するポリマーが、ポリオレフィン類、ポリアミド類及びポリエステル類から選択される少なくとも1種である請求項1から3のいずれかに記載の反射シート。
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