JP2010190672A - 画像評価装置及び画像評価方法並びに画像形成装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】被検対象である画像全域において、各被検対象位置での色情報を正確に取得。
【解決手段】画像担持媒体90を搬送する搬送手段40と、複数色で形成された画像に光を照射し、互いに異なる複数の波長帯ごとの拡散反射光量を取得する画像取得手段20と、前記搬送方向に対し垂直方向の特定位置に光を照射し、前記複数の波長帯ごとの拡散反射光量を取得する分光特性取得手段30と、前記画像取得手段により取得された前記画像の第1の分光反射率分布と、前記分光特性取得手段により取得された前記複数の波長帯ごとの拡散反射光量から導出した前記画像の第2の分光反射率分布とを比較し、前記第1の分光反射率分布と前記第2の分光反射率分布とが一致するように、前記画像取得手段が前記複数の波長帯ごとの拡散反射光量を取得する位置を調整して、前記画像の全面の分光反射率分布を導出する制御手段と、を有し、前記画像の色を、前記画像全面で評価する。
【選択図】図1

Description

本発明は、画像担持媒体に形成された画像の色を評価する画像評価装置及び画像評価方法、並びに画像形成装置に関する。
市場にはプリンター、複写機、それらと通信機能等の高付加価値製品である複合機、商業用印刷機など多くの画像製品があり、画像形成方法においても、電子写真方式、インクジェット方式,感熱方式等様々である。又、プロダクションプリンティング分野においても枚葉機、連帳機ともにデジタル化が進み、電子写真方式、インクジェット方式などの製品が多く市場投入されている。ユーザーニーズもモノクロ印刷からカラー印刷への移行における画像の多次元化、高精細高密度化がすすみ、写真高画質プリント、カタログ印刷、請求書等への個人嗜好に対応した広告掲載等、消費者の手元に届くサービス形態の多様化が進み、高画質、個人情報の保証、色再現への要求も高まっている。
高画質化に対応した技術として、電子写真方式では中間転写体や感光体上の定着前のトナー濃度を検知する濃度センサを搭載しトナー供給量を安定化するもの、個人情報の保証では画像形成方式によらず出力画像をカメラ等で撮像し文字認識や画像間差分による差異検出で検査するもの、色再現ではカラーパッチを出力し分光計で一点又は複数点の色計測を実行しキャリブレーションを行うもの等が上市されてきた。これらの技術は、ページ間、ページ内での画像変動に対応するため、画像全域で実行されることが望ましい。画像の全幅計測における評価技術の例を以下に示す。
例えば、ライン状の受光素子を複数並べて測定対象を検出系に対し相対的に移動する機構を設定し、全幅の分光特性を計測する。その際、受光素子間で検出対象領域からの反射光のクロストークが生じないように遮光壁を設定する技術が開示されている(例えば、特許文献1参照)。
又、画像の全幅で異なる波長帯を有する光源で連続的に照射し、反射光を取得して全幅の分光特性を取得する技術が開示されている(例えば、特許文献2参照)。
又、印刷面全幅に光を照射し、ラインセンサカメラで特定領域の濃度を検出し、平均化することで基準濃度と比較する技術が開示されている(例えば、特許文献3参照)。
又、原稿と特定原稿を複数回走査して、共通する色味情報を画像間論理和等の処理から類似度を判定する技術が開示されている(例えば、特許文献4参照)。
又、照射光と受光素子の光軸の関係を同軸落射の関係として、被検対象に高さ変動が生じても検知マークを正確に検出することができる技術が開示されている(例えば、特許文献5参照)。
又、感光体上のトナー画像にランプで光を照射し、セルフォックレンズでラインセンサに結像する技術が開示されている(例えば、非特許文献1参照)。
しかしながら、画像の色を全幅で計測しようとした場合、異なる波長帯に限定した複数の光を照射してエリアセンサで撮像するか、ラインセンサで撮像しながら計測系と被検対象を相対的に移動する構成、又は、撮像系を複数設定し、撮像系に入射する被検対象からの反射光の波長帯を限定する構成が一般的に考えられる。その際、取得される複数の波長帯に対応した画像において、画像間で被検対象とする位置にずれが生じた場合、被検対象の各位置での色情報を正確に計測することが不可能となる。
ここで波長帯の異なる複数の画像から色情報を正確に計測する方法として、各画像の被検対象の位置で取得される反射光量の強度をリファレンスとなる現画像や原稿データと比較する方法や、各画像の被検対象の位置で取得される反射光量の強度からウィナー推定などを適用して連続分光特性を推測する方法などがある。そのため、各画像で異なる位置を被検対象とした場合、リファレンスとの比較や、連続分光特性の推定に誤差が生じることとなる。
特許文献1に開示されている技術は、ライン状の計測系であり、被検対象の画像の色を全幅で計測できる一般的な構成を成すが、各波長帯で得られる画像の位置ずれを低減する方策は備えていないという問題があった。
特許文献2に開示されている技術は、異なる波長帯を有する光源からの連続的な照射光による被検対象からの反射光を取得する構成では、時間軸が生じ、被検対象の同一箇所を計測することは不可能である。仮に、当該構成で光源と受光系の組合せを複数備えたとしても、波長帯の異なる各画像の被検対象位置がずれる虞が多分にあるという問題があった。
特許文献3に開示されている技術は、全幅で色情報を取得する構成は同様であるが、検知した領域の濃度を平均化する工程により代表値としていると考えら、被検対象の色分布に関しては保証できないという問題があった。
特許文献4に開示されている技術は、波長帯ごとに原稿と被検対象を画像間演算により比較して判定しているが、被検対象の色変動は特定できない。また、個別に得られる画像の色情報から、画像を再構成しても、実際の被検対象に色変動が生じているかは判定不可能であるという問題があった。
特許文献5に開示されている技術は、被検対象に高さ変動が生じても安定的に色ずれを計測可能な点は非常に優れており、アレイ化することで全幅にも対応できるものの、正反射光を検出対象としているため、被検対象の色情報までは計測できないという問題があった。
非特許文献1に開示されている技術は、当該文献では定着前の感光体上のトナー像濃度を被検対象としているが、同様な構成を複数備え、各構成に波長帯を限定する素子を付加することで、全幅で色情報を計測可能であると考える。その場合でも、同様に、各画像の被検対象位置を正確に一致させなければ、正確な色情報は取得できないという問題があった。
上記の点に鑑みて、被検対象である画像全域において、各被検対象位置での色情報を正確に取得するが可能な画像評価装置、画像評価方法及び画像形成装置を提供することを課題とする。
本画像評価装置は、画像担持媒体を所定の搬送方向に搬送する搬送手段と、前記画像担持媒体に複数色で形成された画像に光を照射し、互いに異なる複数の波長帯ごとの拡散反射光量を取得する画像取得手段と、前記画像の前記搬送方向に対して垂直な方向の特定の位置に光を照射し、前記特定の位置において前記複数の波長帯ごとの拡散反射光量を取得する分光特性取得手段と、前記画像担持媒体を搬送した状態で、前記画像取得手段により取得された前記複数の波長帯ごとの拡散反射光量から導出した前記画像の第1の分光反射率分布と、前記分光特性取得手段により取得された前記特定の位置における前記複数の波長帯ごとの拡散反射光量から導出した前記画像の第2の分光反射率分布とを比較し、前記第1の分光反射率分布と前記第2の分光反射率分布とが一致するように、前記画像取得手段が前記複数の波長帯ごとの拡散反射光量を取得する位置を調整して、前記画像の全面の分光反射率分布を導出する制御手段と、を有し、前記画像の色を、前記画像全面で評価することを要件とする。
又、本画像評価方法は、画像担持媒体を搬送した状態で、前記画像担持媒体に複数色で形成された画像に光を照射し、互いに異なる複数の波長帯ごとの拡散反射光量を取得する第1工程と、画像担持媒体を搬送した状態で、前記画像の前記搬送方向に対して垂直な方向の特定の位置に光を照射し、前記特定の位置において前記複数の波長帯ごとの拡散反射光量を取得する第2工程と、前記画像取得手段により取得された前記複数の波長帯ごとの拡散反射光量から導出した前記画像の第1の分光反射率分布と、前記分光特性取得手段により取得された前記特定の位置における前記複数の波長帯ごとの拡散反射光量から導出した前記画像の第2の分光反射率分布とを比較し、前記第1の分光反射率分布と前記第2の分光反射率分布とが一致するように、前記画像取得手段が前記複数の波長帯ごとの拡散反射光量を取得する位置を調整して、前記画像の全面の分光反射率分布を導出する第3工程と、を有し、前記画像の色を、前記画像全面で評価することを要件とする。
開示の技術によれば、被検対象である画像全域において、各被検対象位置での色情報を正確に取得するが可能な画像評価装置、画像評価方法及び画像形成装置を提供することができる。
第1の実施の形態に係る画像評価装置の例を示す図である。 波長別画像取得手段の構成例を示す図である。 波長フィルタの分光透過率特性の例を示す図である。 原画像を各波長帯の画像として取得する例を示す図である。 分光特性取得手段の構成例を示す図である。 特定点の実際の分光特性と再構成した分光特性の例を示す図である。 特定の位置上の各位置で得られる分光特性の例を示す図である。 画像取得手段の波長別画像取得手段から取得されるデータと、分光特性取得手段で取得されるデータとを一致させた例を示す図である。 分光特性取得手段の他の構成例を示す図である。 第3の実施の形態に係る画像評価装置の例を示す図である。 第4の実施の形態に係る画像評価装置の例を示す図である。 複数のサンプル画像の連続波長の分光特性の例を示す図である。 複数サンプル画像に対する6つの波長帯における分光特性の例を示す図である。 制御手段により推定された連続波長の分光特性の例を示す図である。 第6の実施の形態に係る電子写真方式の画像形成装置の例を示す図である。
以下、図面を参照して、実施の形態の説明を行う。
〈第1の実施の形態〉
図1は、第1の実施の形態に係る画像評価装置の例を示す図である。図1を参照するに、画像評価装置10は、画像取得手段20と、分光特性取得手段30と、搬送手段40と、制御手段49とを有する。90は、画像担持媒体を示している。91は、画像担持媒体90における搬送方向(図1の矢印方向=X方向)に垂直な方向(図1のY方向)の特定の位置を示している。Z方向は、画像担持媒体90(XY平面)と垂直な方向である。
画像取得手段20は、複数の波長別画像取得手段21〜26を含んで構成されており、画像担持媒体90に複数色で形成された画像に光を照射し、互いに異なる複数の波長帯ごとの拡散反射光量を画像担持媒体90の全幅で順次取得する機能を有する。すなわち、画像取得手段20は、画像担持媒体90に複数色で形成された画像の色を、画像担持媒体90の全幅で順次取得することができる。
図2は、波長別画像取得手段の構成例を示す図である。図2を参照するに、波長別画像取得手段21は、光源21aと、集光レンズ21bと、結像レンズ21cと、波長フィルタ21dと、ラインセンサ21eとを有する。
光源21aは、集光レンズ21bを介して画像担持媒体90に光を照射する光照射手段としての機能を有する。光源21aとしては、例えばLED(Light Emitting Diode:発光ダイオード)アレイや冷陰極管等を用いることができる。光源21aは、例えば画像担持媒体90に垂直に(図1及び図2のZ方向から)光を照射する位置に配置されている。
集光レンズ21bは、光源21aから出射された光を画像担持媒体90に集光、コリメートして照射する機能を有する。集光レンズ21bは、省略することも可能である。結像レンズ21cは、画像担持媒体90に照射された光の拡散反射光を、波長フィルタ21dを介してラインセンサ21eに集光する機能を有する。波長フィルタ21dは、所定の波長帯の光のみを透過する波長限定手段としての機能を有する。なお、図2において、波長フィルタ21dは、画像担持媒体90とラインセンサ21eとの間の光路中に設置されているが、光源21aと画像担持媒体90との間の光路中に設置しても構わない。
ラインセンサ21eは、複数の素子から構成され、波長フィルタ21dを介して入射する所定の波長帯の拡散反射光量を取得する反射光量取得手段としての機能を有する。ラインセンサ21eを構成する複数の素子は、画像担持媒体90の搬送方向(図1のX方向)に垂直な方向(図1のY方向)に一直線状に配列されている。ラインセンサ21eとしては、例えばMOS(Metal Oxide Semiconductor Device)、CMOS(Complimentary Metal Oxide Semiconductor Device)、CCD(Charge Coupled Device)等を用いることができる。なお、ラインセンサ21eの素子数、全長、素子サイズ、被検対象の面積により、結像レンズ21cの結像特性等が決まる。
波長別画像取得手段22〜26は、波長別画像取得手段21と同様の構成であるが、波長フィルタの特性のみが異なる。波長別画像取得手段21〜26の有する波長フィルタを、それぞれ波長フィルタ21d〜26dとする。波長フィルタ21d〜26dは、互いに異なる波長帯の光を透過する波長限定手段としての機能を有する。図3は、波長フィルタの分光透過率特性の例を示す図である。波長フィルタ21dは例えばシアン光を透過し、波長フィルタ22dは例えば青色光を透過し、波長フィルタ23dは例えば緑色光を透過し、波長フィルタ24dは例えばイエロー光を透過し、波長フィルタ25dは例えばマゼンダ光を透過し、波長フィルタ26dは例えば赤色光を透過する。
図3において、RGB(赤色、緑色、青色)の3色ではなく、それ以上の波長帯(6色)を用いているのは、通常、画像製品に用いられる色材はディスプレイ等に使用されるフィルタとは異なり先鋭な波長帯を有しておらず、広い波長域に渡って分光特性を有しているため、出力画像の色を高精細に計測するためには4色以上の複数の波長帯で計測することが望ましいからである。
図4は、原画像を各波長帯の画像として取得する例を示す図である。図4において、例えば画像A1は波長別画像取得手段21(波長フィルタ21d)で取得した画像であり、画像A2は波長別画像取得手段22(波長フィルタ22d)で取得した画像であり、画像A3は波長別画像取得手段23(波長フィルタ23d)で取得した画像であり、画像A4は波長別画像取得手段24(波長フィルタ24d)で取得した画像であり、画像A5は波長別画像取得手段25(波長フィルタ25d)で取得した画像であり、画像A6は波長別画像取得手段26(波長フィルタ26d)で取得した画像である。このように、画像取得手段20(波長別画像取得手段21〜26)により、原画像A(画像担持媒体90に形成された複数色の画像)を波長フィルタ21d〜26dの波長帯に対応する画像として取得することができる。
ただし、画像取得手段20は、図1に示すように、波長別画像取得手段21〜26が画像担持媒体90のX方向に並設された構造であるため、原画像Aを波長フィルタ21d〜26dの波長帯に対応する画像として取得するためには、計測系である波長別画像取得手段21〜26と被検対象である原画像Aとを搬送手段40により相対的に移動する必要がある。
すなわち、図1において、波長別画像取得手段21〜26が略等間隔で並設されているとすると、計測系である波長別画像取得手段21〜26と被検対象である原画像A(画像担持媒体90)とを搬送手段40により相対的に移動し、ある時点での波長別画像取得手段21の出力と、ΔT後の波長別画像取得手段22の出力と、2ΔT後の波長別画像取得手段23の出力と、3ΔT後の波長別画像取得手段24の出力と、4ΔT後の波長別画像取得手段25の出力と、5ΔT後の波長別画像取得手段26の出力と、を重ね合わせることにより、原画像Aの色情報が得られる(ΔTは画像担持媒体90の特定点が隣接する波長別画像取得手段間を移動する時間)。
しかしながら、実際には「位置ずれ」が生じる場合がある。ここでいう「位置ずれ」とは、隣接する波長別画像取得手段間の相対位置のばらつきや画像担持媒体90の搬送速度のばらつき(被検対象がΔT後に隣接する波長別画像取得手段とずれた位置に移動する)等により、波長別画像取得手段21〜26の出力の重ね合わせ精度に誤差が生じることをいう。「位置ずれ」が生じた場合に、波長別画像取得手段21〜26が取得した原画像Aの色情報を重ね合わせても(再構成しても)、原画像Aの正確な色情報を導出することはできない。本発明は、このような「位置ずれ」を防止するためのものである。
分光特性取得手段30は、紙等である画像担持媒体90の特定の位置91に光を照射し、特定の位置91の複数の波長帯ごとの拡散反射光量を取得する(分光特性を取得する)機能を有する。分光特性取得手段30は、画像取得手段20のように波長別画像取得手段21〜26が画像担持媒体90のX方向に並設された構造ではないため、原画像を所定の波長帯に対応する画像として取得するために、計測系と被検対象である原画像とを相対的に移動する必要がない。その結果、「位置ずれ」のない正確な色情報を導出するができる。
図5は、分光特性取得手段の構成例を示す図である。図5を参照するに、分光特性取得手段30は、光源31と、受光系32〜37とを有する。
光源31は、画像担持媒体90に光を照射する光照射手段としての機能を有する。光源31としては、例えば白色LED等を用いることができる。光源31は、画像担持媒体90に垂直に光を照射する位置に配置されている。
受光系32〜37は、波長フィルタ(図示せず)と受光素子(図示せず)とを含んで構成されている。受光系32〜37の有する波長フィルタを、それぞれ波長フィルタ32d〜37dとする。波長フィルタ32d〜37dは、互いに異なる波長帯の光を透過する波長限定手段としての機能を有する。
波長フィルタ32d〜37dは、図3に示す波長フィルタ21d〜26dと同様の特性を有する。波長フィルタ32dは例えばシアン光を透過し、波長フィルタ33dは例えば青色光を透過し、波長フィルタ34dは例えば緑色光を透過し、波長フィルタ35dは例えばイエロー光を透過し、波長フィルタ36dは例えばマゼンダ光を透過し、波長フィルタ37dは例えば赤色光を透過する。受光素子は、反射光量取得手段として機能し、例えばフォトダイオード等を用いることができる。
光源31から出射された光は画像担持媒体90に照射され、画像担持媒体90に形成された複数色の画像による拡散反射光が受光系32〜37に入射する。すなわち、拡散反射光は、受光系32〜37を構成する互いに異なる波長帯の光を透過する波長フィルタ32d〜37dを介して、各受光素子に入射する。
搬送手段40は、搬送ローラ41と、従動ローラ42と、搬送ベルト43とを有する。搬送手段40は、図1のX方向(矢印方向)に所定の速度で画像担持媒体90を搬送する機能を有する。
制御手段49は、画像取得手段20で順次取得した特定点の拡散反射光量(画像)から分光特性(分光反射率分布)を導出する機能や、画像取得手段20で順次取得した特定点の拡散反射光量(画像)を再構成して(重ね合わせて)全画面の色情報を取得する機能等を有する。制御手段49は、例えばCPU、ROM、メインメモリなどを含み、制御手段49の各種機能は、ROM等に記録された制御プログラムがメインメモリに読み出されてCPUにより実行されることによって実現することができる。ただし、制御手段49の一部又は全部は、ハードウェアのみにより実現されてもよい。又、制御手段49は、物理的に複数の部分により構成されてもよい。
図1において、画像取得手段20で、異なる位置で異なる波長帯の画像を順次取得した際に、前述の「位置ずれ」が生じると、特定点の実際の分光特性と制御手段49が再構成した分光特性とが一致しないという結果になる。図6は、特定点の実際の分光特性と再構成した分光特性の例を示す図である。図6において、破線は特定点の実際の分光特性を示しており、実線は画像取得手段20で順次取得した特定点の画像を制御手段49が仮に再構成した(重ね合わせた)分光特性を示している。
図6を参照するに、波長フィルタ21dに対応する波長では「位置ずれ」は生じていない(破線と実線とが一致している)が、波長フィルタ22d〜26dに対応する波長では「位置ずれ」が生じている(破線と実線とが一致していない)。このことは、波長フィルタ22d〜26dに対応する波長では、計測対象の特定点のX方向に隣接する点の画像の特性を分光特性の導出に用いていることを示している。図6に示すように、「位置ずれ」が生じると、特定点の実際の分光特性と制御手段49が再構成した分光特性とが一致せず、正確な色情報を取得することが不可能となる。
しかしながら、画像評価装置10は、分光特性取得手段30を有するため、制御手段49が、全幅の色情報を取得する画像取得手段20の波長別画像取得手段21〜26から取得されるデータと、分光特性取得手段30で取得されるデータとを比較することにより、画像取得手段20の波長別画像取得手段21〜26で得られる全面の色情報を正確に位置合せし、計測可能とすることができる。
図7は、特定の位置上の各位置で得られる分光特性の例を示す図である。図8は、画像取得手段の波長別画像取得手段から取得されるデータと、分光特性取得手段で取得されるデータとを一致させた例を示す図である。図7に示すように、特定の位置91上の各位置では異なる分光特性が得られる。
そこで、制御手段49は、画像取得手段20の出力と分光特性取得手段30の出力とを一致させる為に、例えば、特定点の実際の分光特性(分光反射率分布)と再構成した分光特性(分光反射率分布)を比較し、一致していない波長帯の画像(例えば、図6の波長フィルタ22d〜26dに対応する波長帯の画像)を取得する位置を、紙等の画像担持媒体90の搬送方向に所定量移動して、再度同一波長帯のデータを取得し再度分光特性取得手段30の出力と比較する。そして、制御手段49は、この工程を、図8に示すように、画像取得手段20の出力と分光特性取得手段30の出力とが一致するまで繰り返す。その結果、全画面の色情報を正確に取得することができる。この際、移動させる所定量は、例えば図2に示す結像レンズ21cの結像特性とラインセンサ21eのセルサイズにより、画像担持媒体90上でラインセンサ21eの1画素あたりの領域とすることができる。
このように、第1の実施の形態によれば、画像製品の開発段階や大量印刷時の検品などにおいて、オフラインで画像の色情報を全幅で計測する場合、異なる波長帯で個別に順次取得する画像の各被検対象位置の色情報を正確に導出するため、代表値となる被検対象位置(例えば特定位置91)を特定し、被検対象位置(例えば特定位置91)での色情報と、個別に順次取得した各波長帯の画像から得られる被検対象位置の色情報とを比較し、両者を一致させるように、異なる波長帯で取得する画像の位置を調整することにより、画像全域で色情報を正確に導出して、画像の評価を可能とする画像評価装置を提供することができる。
又、画像の各位置での色情報を取得可能となるため、色計測から画像設計、色設計へフィードバック可能となり、画像製品のルックアップテーブルやγ曲線の再設定、色材の色調整などを可能とする。
更に、ベリファイ機能として、画像の検品などにも対応でき、画像データを位置決めの指標としていることから枚葉紙、連帳紙等どのような形態にも対応可能となる。加えて、自動検査装置とすることで大量印刷後の検品作業にも対応可能となる。
〈第2の実施の形態〉
第2の実施の形態では、第1の実施の形態で用いた複数波長帯に限定した分光特性を取得する分光特性取得手段30(図5参照)に代えて、連続分光特性を取得する分光特性取得手段50(図9参照)を用いる例を示す。分光特性取得手段50以外の部分の構成は、図1に示す画像評価装置10と同様であるため、その説明は省略する。
図9は、分光特性取得手段の他の構成例を示す図である。図9を参照するに、分光特性取得手段50は、光源51と、ピンホール52と、グレーティング53と、ラインセンサ54とを有する。分光特性取得手段50は、紙等である画像担持媒体90の特定の位置91に光を照射し、特定の位置91の複数の波長帯ごとの拡散反射光量を取得する(分光特性を取得する)機能を有する。
光源51は、画像担持媒体90に光を照射する光照射手段としての機能を有する。光源51としては、例えばLEDやハロゲンランプ等を用いることができる。光源51は、画像担持媒体90に垂直に光を照射する位置に配置されている。ピンホール52は、計測対象以外からの拡散反射光を排除する機能を有する。色情報は拡散光であり、隣接する領域からの拡散光もランダムに伝播するからである。グレーティング53は、ピンホール52を介して入射された拡散反射光を分光する機能を有する。ラインセンサ54は、複数の素子から構成され、グレーティング53から入射される所定の波長帯の光量を取得する反射光量取得手段としての機能を有する。ラインセンサ54としては、例えばMOS(Metal Oxide Semiconductor Device)、CMOS(Complimentary Metal Oxide Semiconductor Device)、CCD(Charge Coupled Device)等を用いることができる。
このように、第2の実施の形態によれば、第1の実施の形態と同様の効果を奏するが、更に、以下の効果を奏する。すなわち、第1の実施の形態で用いた複数波長帯に限定した分光特性を取得する分光特性取得手段30(図5参照)は、分光特性取得手段30を構成する個々の受光素子及び波長フィルタの特性にばらつきがあるため、画像取得手段20との対応が多少煩雑になると考えられる。これに対して、連続分光特性を取得する分光特性取得手段50(図9参照)では、このようなばらつきを考慮する必要がないため、取得する色情報の精度を向上することが可能となる。
〈第3の実施の形態〉
第3の実施の形態では、第1の実施の形態で用いた複数波長帯に限定した分光特性を取得する分光特性取得手段30(図5参照)を複数個用いる例を示す。なお、複数個の分光特性取得手段30に代えて、複数個の分光特性取得手段50を用いても構わない。
図10は、第3の実施の形態に係る画像評価装置の例を示す図である。図10において、図1と同一構成部分には同一符号を付し、その説明を省略する場合がある。図10を参照するに、画像評価装置60は、2つの分光特性取得手段30を有する点を除いて画像評価装置10と同様に構成されている。91及び92は、画像担持媒体90の特定の位置を示している。以下、画像評価装置60において、画像評価装置10と異なる部分についてのみ説明する。
画像評価装置60は、2つの分光特性取得手段30を有することにより、特定の位置91又は92の一方が色変化の少ない画像領域である場合や、画像の存在する領域が偏在している場合等においても対応可能となる。なお、2つの分光特性取得手段30を有する代りに、単一の分光特性取得手段30を、画像担持媒体90の搬送方向(図10のX方向)と垂直な方向(図10のY方向)に移動可能とする方法も有効である。
このように、第3の実施の形態によれば、第1の実施の形態と同様の効果を奏するが、更に、以下の効果を奏する。すなわち、特定の位置の一方が色変化の少ない画像領域である場合や、画像の存在する領域が偏在している場合等においても対応可能となる。
〈第4の実施の形態〉
第4の実施の形態では、第1の実施の形態に係る画像評価装置に、画像担持媒体の搬送状態を検出する機能を追加した例を示す。
図11は、第4の実施の形態に係る画像評価装置の例を示す図である。図11において、図1と同一構成部分には同一符号を付し、その説明を省略する場合がある。なお、図11において、画像取得手段20、分光特性取得手段30又は50、及び制御手段49は省略されている。図11を参照するに、画像評価装置70は、位置検出センサ71a及び71b、並びに姿勢検出センサ72a及び72bを有する点を除いて画像評価装置10と同様に構成されている。以下、画像評価装置70において、画像評価装置10と異なる部分についてのみ説明する。
位置検出センサ71a及び71bは、画像担持媒体90の位置を検出する機能を有する。すなわち、位置検出センサ71aと位置検出センサ71bで検出値に差異がある場合、紙画像担持媒体90が斜めに搬送されているか、斜めに傾いた状態でまっすぐ搬送されていることを検出できる。位置検出センサ71a及び71bは、例えば光源とCCD等のラインセンサからなり、紙等の画像担持媒体90からの反射光と搬送ベルト43からの反射光の境界位置変動を検出する方法等が考えられる。
姿勢検出センサ72a及び72bは、画像担持媒体90の姿勢を検出する機能を有する。すなわち、位置検出センサ71a及び71bだけでは、紙等の画像担持媒体90が斜めに搬送されているか、斜めに傾いた状態でまっすぐ搬送されているかを判断できないが、姿勢検出センサ72a及び72bの検出値により、何れであるかを判断することができる。姿勢検出センサ72a及び72bは、位置検出センサ71a及び71bと同様の構成で実現できる。又、姿勢検出センサ72a及び72bとして、近接センサを用いても構わない。
位置検出センサ71a及び71b、並びに姿勢検出センサ72a及び72bは、紙等の画像担持媒体90を搬送する際、搬送ベルト43のヨリや画像担持媒体90の姿勢変動、搬送ローラ42の偏芯等の理由により、画像担持媒体90が同一位置、同一姿勢で搬送されない場合を考慮して設けられたものである。制御手段49は、位置検出センサ71a及び71b、並びに姿勢検出センサ72a及び72bの出力を用いて、画像取得手段20と分光特性取得手段30との対応する位置を把握し、色情報の取得に適用する。
このように、第4の実施の形態によれば、第1の実施の形態と同様の効果を奏するが、更に、以下の効果を奏する。すなわち、紙等の画像担持媒体90が斜めに搬送されているか、斜めに傾いた状態でまっすぐ搬送されている場合に、制御手段49は、位置検出センサ71a及び71b、並びに姿勢検出センサ72a及び72bからその傾きを取得することにより、画像取得手段20及び分光特性取得手段30が実際に計測している画像担持媒体90上の位置を検知することができるため、画像取得手段20の波長別画像取得手段21〜26から取得されるデータと、分光特性取得手段30で取得されるデータとを精度良く一致させることが可能となる。
〈第5の実施の形態〉
第5の実施の形態では、ラインセンサを構成する各素子のばらつきを低減し色計測の精度を向上する方法について説明する。
図1の構成で、図5に示す分光特性取得手段30を適用する場合、或いは、図9に示す分光特性取得手段50を適用する場合、画像取得手段20で取得されるデータから連続分光を推定して比較することで、ラインセンサを構成する各素子のばらつきを低減し色計測の精度を向上することが考えられる。
画像取得手段20で取得されるデータから連続分光を推定する方法としては、以下に説明するウィナー推定等の方法が適用できる。
始めに、分光特性取得手段30又は分光特性取得手段50により、目的変数として図12に示す複数色の分光特性を取得する。図12は、複数のサンプル画像の連続波長の分光特性の例を示す図である。図12に示す分光特性は、単色の画像であるサンプル画像を測定して得られた連続波長の分光特性である。すなわち、図12には、互いに異なる連続波長の分光特性がサンプル画像の数だけ表示されている。
次いで、画像取得手段20により、説明変数として図13に示す各波長帯での複数色の分光特性を取得する。図13は、複数サンプル画像に対する6つの波長帯における分光特性の例を示す図である。図13に示す分光特性は、図12と同一の複数サンプル画像を測定して得られた、波長フィルタ21d〜26dの透過特性に対応する6つの波長帯における分光特性である。すなわち、図13には、互いに異なる6つの波長帯における分光特性がサンプル画像の数だけ表示されている。
更に、目的変数(図12に示す複数色の分光特性)及び説明変数(図13に示す各波長帯での複数色の分光特性)からなる相互相関行列と、説明変数(図13に示す各波長帯での複数色の分光特性)からなる自己相関行列とから、Wiener推定に適用される推定行列を導出することが可能である。推定行列の導出方法は周知であるため、その説明は省略する。
制御手段49には、予め図12及び図13に示す分光特性から導出したWiener推定に適用される推定行列が格納されている。従って、制御手段49は、画像取得手段20が測定対象である画像担持媒体90から得た6つの波長帯における拡散反射光強度から求めた分光特性に、導出した推定行列を乗じることにより、連続波長の分光特性を推定することができる。図14は、制御手段により推定された連続波長の分光特性の例を示す図である。図14において、実線で示された実測値は、分光計(図示せず)により実測した画像担持媒体90の連続波長の分光特性である。又、一点鎖線で示された分光特性は、制御手段49が測定対象である画像担持媒体90から得た6つの波長帯における拡散反射光強度から求めた分光特性である。丸で示された推定値は、この分光特性に推定行列を乗じることにより推定した連続波長の分光特性である。図14に示すように、実測値と推定値とは精度良く一致している。
なお、測定対象である画像担持媒体90から得られる6つの波長帯における拡散反射光強度に、直接導出した推定行列を乗じることにより、連続波長の分光特性を推定することも可能である。しかしながら、測定対象である画像担持媒体90から得られる6つの波長帯における拡散反射光強度から求めた分光特性に、導出した推定行列を乗じることにより、連続波長の分光特性を推定する方法の方が、より精度良く連続波長の分光特性を推定することができる。
このように、第5の実施の形態によれば、画像取得手段20で取得されるデータから、ウィナー推定等の方法により連続分光を推定して比較することで、ラインセンサを構成する各素子のばらつきを低減し色計測の精度を向上することができる。
〈第6の実施の形態〉
第6の実施の形態では、第1の実施の形態に係る画像評価装置を有する画像形成装置の例を示す。
図15は、第6の実施の形態に係る電子写真方式の画像形成装置の例を示す図である。図15を参照するに、画像形成装置80は、第1の実施の形態に係る画像評価装置10と、給紙カセット81aと、給紙カセット81bと、給紙ローラ82と、コントローラ83と、走査光学系84と、感光体85と、中間転写体86と、定着ローラ87と、排紙ローラ88とを有する。89は、画像担持媒体である紙を示している。なお、図1に示した搬送ローラ41、従動ローラ42、及び搬送ベルト43からなる搬送手段40は、画像形成装置80内では不要となる。
画像形成装置80において、給紙カセット81a及び82bから図示しないガイド、給紙ローラ82により搬送された紙89が、走査光学系84により感光体85に露光され、色材が付与されて現像される。現像された画像が中間転写体86上に、次いで、中間転写体86から紙89上に転写される。紙89上に転写された画像は定着ローラ87により定着され、画像形成された紙89は排紙ローラ88により排紙される。
画像評価装置10は、定着ローラ87の後段に設置されている。画像評価装置10は、画像形成装置80内で出力画像の色情報を全幅で計測する場合、異なる波長帯で個別に取得する画像の各被検対象位置の色情報を正確に導出するため、代表値となる被検対象位置を特定する。そして、特定した被検対象位置での色情報と、個別に取得した各波長帯の画像から得られる被検位置の色情報を比較し、両者を一致させるように位置を調整し、画像全域で色情報を正確に導出して、画像の評価を可能とし、画像形成装置80のコントローラ83等へのフィードバックを可能とする。なお、画像評価装置10に代えて、画像評価装置60、画像評価装置70等を搭載しても構わない。
このように、第6の実施の形態によれば、第1〜第5の実施の形態に係る画像評価装置を画像形成装置の所定の位置に装備することにより、画像全域に渡って色変動のない高品質な画像を提供することが可能となり、色の自動キャリブレーションを可能とすることから、安定的に画像形成装置を稼動させることができる。
又、画像全域での画像情報を取得できることから、検品や印刷データの保存等を可能とし、信頼性の高い画像形成装置を提供することができる。
以上、好ましい実施の形態について詳説したが、上述した実施の形態に制限されることはなく、特許請求の範囲に記載された範囲を逸脱することなく、上述した実施の形態に種々の変形及び置換を加えることができる。
例えば、各実施の形態に係る画像評価方法、画像評価装置、画像形成装置は、主に電子写真方式、インクジェット方式等の画像評価装置に適用すると好適であるが、オフセット印刷やカラープルーファ等の画像形成にも応用することができる。又、オフラインでの画像評価装置として画像設計、色材開発等へ応用することもできる。
10,60,70 画像評価装置
20 画像取得手段
21,22,23,24,25,26 波長別画像取得手段
21a,31,51 光源
21b 集光レンズ
21c 結像レンズ
21d,22d,23d,24d,25d,26d 波長フィルタ
21e ラインセンサ
30,50 分光特性取得手段
33,34,35,36,37 受光系
40 搬送手段
41 搬送ローラ
42 従動ローラ
43 搬送ベルト
49 制御手段
52 ピンホール
53 グレーティング
54 ラインセンサ
71a,71b 位置検出センサ
72a,72b 姿勢検出センサ
80 画像形成装置
81a 給紙カセット
81b 給紙カセット
82 給紙ローラ
83 コントローラ
84 走査光学系
85 感光体
86 中間転写体
87 定着ローラ
88 排紙ローラ
89 紙
90 画像担持媒体
91,92 特定の位置
特表2008−518218号公報 特開2005−315883号公報 特開2002−310799号公報 特許第3566334号 特開2004−101793号公報

Claims (19)

  1. 画像担持媒体を所定の搬送方向に搬送する搬送手段と、
    前記画像担持媒体に複数色で形成された画像に光を照射し、互いに異なる複数の波長帯ごとの拡散反射光量を取得する画像取得手段と、
    前記画像の前記搬送方向に対して垂直な方向の特定の位置に光を照射し、前記特定の位置において前記複数の波長帯ごとの拡散反射光量を取得する分光特性取得手段と、
    前記画像担持媒体を搬送した状態で、前記画像取得手段により取得された前記複数の波長帯ごとの拡散反射光量から導出した前記画像の第1の分光反射率分布と、前記分光特性取得手段により取得された前記特定の位置における前記複数の波長帯ごとの拡散反射光量から導出した前記画像の第2の分光反射率分布とを比較し、前記第1の分光反射率分布と前記第2の分光反射率分布とが一致するように、前記画像取得手段が前記複数の波長帯ごとの拡散反射光量を取得する位置を調整して、前記画像の全面の分光反射率分布を導出する制御手段と、を有し、前記画像の色を、前記画像全面で評価する画像評価装置。
  2. 前記画像取得手段は、複数の波長別画像取得手段を有し、
    それぞれの前記波長別画像取得手段は、前記画像担持媒体に光を照射する第1の光照射手段と、
    前記画像担持媒体に照射された光の拡散反射光量を取得するアレイ状の第1の反射光量取得手段と、
    前記第1の光照射手段から出射される光の波長を限定するために、前記第1の光照射手段と前記画像担持媒体の間の光路中、又は、前記第1の反射光量取得手段により取得される前記画像担持媒体からの拡散反射光の波長を限定するために、前記画像担持媒体と前記第1の反射光量取得手段の間の光路中に設置された、複数の波長別画像取得手段それぞれにおいて異なる波長帯の光を透過させる第1の波長限定手段と、を有する請求項1記載の画像評価装置。
  3. 前記分光特性取得手段は、前記画像担持媒体の前記特定の位置に光を照射する第2の光照射手段と、
    前記特定の位置に照射された光の拡散反射光の波長を限定する複数の第2の波長限定手段と、
    前記複数の第2の波長限定手段を介して、前記拡散反射光量を取得する複数の第2の反射光量取得手段と、を有する請求項1又は2記載の画像評価装置。
  4. 前記分光特性取得手段は、前記画像担持媒体の前記特定の位置に光を照射する第3の光照射手段と、
    前記特定の位置に照射された光の拡散反射光を分光する分光手段と、
    前記分光手段で分光された光の量を取得する第3の反射光量取得手段と、を有する請求項1又は2記載の画像評価装置。
  5. 前記分光特性取得手段を複数個有する請求項1乃至4の何れか一項記載の画像評価装置。
  6. 前記分光特性取得手段を前記画像担持媒体の搬送方向に対して垂直な方向に移動する移動手段を有する請求項1乃至5の何れか一項記載の画像評価装置。
  7. 更に、前記画像担持媒体の搬送位置を検出する位置検出手段、及び/又は、前記画像担持媒体の姿勢を検出する姿勢検出手段を有し、
    前記制御手段は、前記位置検出手段、及び/又は、前記姿勢検出手段の検出結果に基づいて、前記画像取得手段及び前記分光特性取得手段が実際に計測している前記画像担持媒体上の位置を検知する請求項1乃至6の何れか一項記載の画像評価装置。
  8. 前記制御手段は、前記画像取得手段が取得した拡散反射光量から連続分光特性を推定する請求項1乃至7の何れか一項記載の画像評価装置。
  9. 前記連続分光特性は、ウィナー推定により推定される請求項8記載の画像評価装置。
  10. 画像担持媒体を搬送した状態で、前記画像担持媒体に複数色で形成された画像に光を照射し、互いに異なる複数の波長帯ごとの拡散反射光量を取得する第1工程と、
    画像担持媒体を搬送した状態で、前記画像の前記搬送方向に対して垂直な方向の特定の位置に光を照射し、前記特定の位置において前記複数の波長帯ごとの拡散反射光量を取得する第2工程と、
    前記画像取得手段により取得された前記複数の波長帯ごとの拡散反射光量から導出した前記画像の第1の分光反射率分布と、前記分光特性取得手段により取得された前記特定の位置における前記複数の波長帯ごとの拡散反射光量から導出した前記画像の第2の分光反射率分布とを比較し、前記第1の分光反射率分布と前記第2の分光反射率分布とが一致するように、前記画像取得手段が前記複数の波長帯ごとの拡散反射光量を取得する位置を調整して、前記画像の全面の分光反射率分布を導出する第3工程と、を有し、前記画像の色を、前記画像全面で評価する画像評価方法。
  11. 前記第1工程は、前記画像担持媒体に光を照射し、前記画像担持媒体に照射された光のうち特定波長の拡散反射光量を順次取得する工程である請求項10記載の画像評価方法。
  12. 前記第2工程は、前記画像担持媒体の前記特定の位置に光を照射し、前記特定の位置に照射された光のうち特定波長の拡散反射光量を同時に取得する工程である請求項10又は11記載の画像評価方法。
  13. 前記第2工程は、前記画像担持媒体の前記特定の位置に光を照射し、前記特定の位置に照射された光の拡散反射光を分光し、分光された光の量を同時に取得する工程である請求項10又は11記載の画像評価方法。
  14. 前記第2工程は、前記画像担持媒体の前記画像の前記搬送方向に対して垂直な方向の複数の特定の位置に光を照射し、前記複数の特定の位置に照射された光のうち特定波長の拡散反射光量を同時に取得する工程である請求項10又は11記載の画像評価方法。
  15. 更に、前記第2工程よりも前に、前記分光特性取得手段を前記画像担持媒体の搬送方向に対して垂直な方向に移動する工程を有する請求項10乃至14の何れか一項記載の画像評価方法。
  16. 更に、前記第3工程よりも前に、前記画像担持媒体の搬送位置を検出する位置検出工程、及び/又は、前記画像担持媒体の姿勢を検出する姿勢検出工程と、
    前記位置検出工程、及び/又は、前記姿勢検出工程の検出結果に基づいて、前記画像取得手段及び前記分光特性取得手段が実際に計測している前記画像担持媒体上の位置を検知する検知工程と、を有する請求項10乃至15の何れか一項記載の画像評価方法。
  17. 前記第3工程は、前記第1工程で取得された前記拡散反射光量から連続分光特性を推定する工程を含む請求項10乃至16の何れか一項記載の画像評価方法。
  18. 前記連続分光特性は、ウィナー推定により推定される請求項17記載の画像評価方法。
  19. 請求項1乃至9の何れか一項記載の画像評価装置を具備する画像形成装置。
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