JP2010190112A - 内燃機関制御装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】プラグ汚染を迅速に解消できる内燃機関制御装置を提供する。
【解決手段】点火プラグの汚染進行度合(汚染積算カウンタの値)を算出する汚染度算出手段(S35,S41)と、算出した汚染進行度合が、基準度合(第2基準値KUSU)より大きいプラグ清掃要求状態であるか否かを判定する清掃判定手段(S46)と、前記プラグ清掃要求状態であると判定された場合(S46:NO)に、点火プラグに付着している異物の除去に供する清掃用放電を実施するよう制御する清掃制御手段(S40)と、を備えることを特徴とする。これによれば、汚染進行度合が基準度合より大きくなった場合には、通常の着火用放電とは別に清掃用放電が実施されるので、この清掃用放電により、点火プラグに付着したカーボンは焼き切られ未燃燃料は吹き飛ばされることとなる。よって、汚染が進行した場合には点火プラグを直接的に清掃して、プラグ汚染を迅速に解消できる。
【選択図】 図4
【解決手段】点火プラグの汚染進行度合(汚染積算カウンタの値)を算出する汚染度算出手段(S35,S41)と、算出した汚染進行度合が、基準度合(第2基準値KUSU)より大きいプラグ清掃要求状態であるか否かを判定する清掃判定手段(S46)と、前記プラグ清掃要求状態であると判定された場合(S46:NO)に、点火プラグに付着している異物の除去に供する清掃用放電を実施するよう制御する清掃制御手段(S40)と、を備えることを特徴とする。これによれば、汚染進行度合が基準度合より大きくなった場合には、通常の着火用放電とは別に清掃用放電が実施されるので、この清掃用放電により、点火プラグに付着したカーボンは焼き切られ未燃燃料は吹き飛ばされることとなる。よって、汚染が進行した場合には点火プラグを直接的に清掃して、プラグ汚染を迅速に解消できる。
【選択図】 図4
Description
本発明は、点火プラグを備えた点火式内燃機関に対する制御装置に関する。
内燃機関の点火プラグには各種異物が付着し得る。例えば、噴射した燃料が液体のまま未燃燃料として点火プラグに付着する「かぶり」や、燃焼に伴い生じたカーボンが点火プラグに付着する「くすぶり」等が挙げられる。そして、点火プラグに付着した異物の堆積(プラグ汚染)が進行すると、点火プラグで適正な放電が行われずに失火することが懸念される。
このような懸念に対し特許文献1記載の制御では、プラグ汚染が規定値以上に進行した場合には、失火が生じ易い成層燃焼の実行を禁止して均質燃焼を継続させることで、燃焼の安定化を促進して失火回避を図っている。
しかしながら、上述の如く燃焼状態を変更(成層燃焼を禁止)することで失火回避を図る従来制御では、汚染した状態の点火プラグを直接的に清掃するものではないため、プラグ汚染を迅速に解消できるものではなく、この点で未だ改善の余地がある。
本発明は、上記課題を解決するためになされたものであり、その目的は、プラグ汚染を迅速に解消できる内燃機関制御装置を提供することにある。
以下、上記課題を解決するための手段、及びその作用効果について記載する。
請求項1記載の発明では、点火プラグの汚染進行度合を算出する汚染度算出手段と、前記汚染度算出手段により算出された汚染進行度合が、基準度合より大きいプラグ清掃要求状態であるか否かを判定する清掃判定手段と、前記プラグ清掃要求状態であると判定された場合に、着火に供する着火用放電とは別に、前記点火プラグに付着している異物の除去に供する清掃用放電を実施するよう制御する清掃制御手段と、を備えることを特徴とする。
これによれば、点火プラグの汚染進行度合が基準度合より大きくなった場合には、通常の着火用放電とは別に清掃用放電が実施されるので、この清掃用放電により、点火プラグに付着したカーボンは焼き切られ未燃燃料は吹き飛ばされることとなる。よって、汚染が進行した場合には点火プラグを直接的に清掃して、プラグ汚染を迅速に解消できる。
請求項2記載の発明では、前記汚染度算出手段は、前記清掃用放電を実施した回数、及び前記清掃用放電を実施することなく前記着火用放電を実施した回数の少なくとも一方に基づき前記汚染進行度合を算出することを特徴とする。以下、清掃用放電を実施することなく実施した着火用放電のことを「通常放電」と記載する。
実際の汚染進行度合は、清掃用放電を実施した回数や、清掃用放電を実施することなく着火用放電を実施した回数に応じて変化するので、これらの回数の少なくとも一方に基づき汚染進行度合を算出する上記請求項2記載の発明によれば、汚染進行度合を精度良く算出することを容易に実現できる。
請求項3記載の発明では、前記汚染度算出手段は、前記進行度合を表す指標として汚染積算カウンタを1燃焼サイクル毎に更新して算出するカウンタ手段を有し、前記カウンタ手段は、前記清掃用放電を実施することなく前記着火用放電(通常放電)を実施した場合と前記清掃用放電を実施した場合とで、前記汚染積算カウンタに対して異なる値を加減算して前記更新を行うことを特徴とする。
燃焼温度が高ければ、通常放電であっても汚染進行度合を後退させることができる。但し、同じ燃焼温度であれば、清掃用放電を実施した場合の方が、通常放電を実施した場合よりも汚染進行度合を大きく後退させることができる。つまり、燃焼温度等の環境条件が同じであれば、清掃用放電を実施した場合の方が、通常放電を実施した場合よりも汚染進行度合を大きく後退させることができると言える。この点を鑑みた上記請求項3記載の発明によれば、通常放電を実施した場合と清掃用放電を実施した場合とで汚染積算カウンタに対して異なる値を加減算して更新するので、汚染進行度合を精度良く算出することを容易に実現できる。
請求項4記載の発明では、前記カウンタ手段は、放電を実施した時の燃焼温度に応じて、前記汚染積算カウンタに対して異なる値を加減算して前記更新を行うことを特徴とする。
清掃用放電を実施した場合においては、その時の燃焼温度が高いほど、カーボンの焼き切り及び未燃燃料の吹き飛ばしの度合が大きくなる。つまり、汚染進行度合を大きく後退させることができる。また、通常放電を実施した場合においては、その時の燃焼温度が高いほど、カーボン又は未燃燃料の付着量が少なくなる。つまり、汚染進行が抑制される。これらの点を鑑みた上記請求項4記載の発明によれば、放電を実施した時の燃焼温度に応じて汚染積算カウンタに対して異なる値を加減算して更新するので、汚染進行度合を精度良く算出することを容易に実現できる。
なお、燃焼温度は機関回転速度及び機関負荷と相関が高いので、機関回転速度又は機関負荷に応じて汚染積算カウンタを更新させれば、燃焼温度に応じて汚染積算カウンタを更新することを容易に実現でき、好適である。
また、汚染度算出手段が汚染度算出手段カウンタ手段を有していない場合であっても、請求項5記載の如く、前記汚染度算出手段が、燃焼温度に基づき前記汚染進行度合を補正する燃焼温度補正手段を有していれば、上記請求項4と同様にして、汚染進行度合を精度良く算出することを容易に実現できる。
請求項6記載の発明では、内燃機関の燃焼に供する燃料の性状を検出する燃料性状検出手段を備え、前記汚染度算出手段は、前記燃料性状検出手段により検出された燃料性状に基づき前記汚染進行度合を補正する燃料性状補正手段を有することを特徴とする。
ところで近年では、ガソリンにアルコールを混合させた燃料を用いて燃焼させる技術が進歩しているが、このようなアルコール混合燃料を用いた場合には、混合させていない場合と同じ出力トルクを得るには燃料噴射量を増大させることを要する。すると、「かぶり」の量が増大することとなり、プラグ汚染が促進されることとなる。つまり、燃料性状に応じて汚染進行度合が異なってくると言える。この点を鑑みた上記請求項6記載の発明によれば、燃料性状に基づき汚染進行度合を補正するので、汚染進行度合を精度良く算出することを容易に実現できる。
請求項7記載の発明では、前記清掃制御手段は、1燃焼サイクル中に前記清掃用放電を実施する回数を、機関冷却水温度に応じて可変設定することを特徴とする。
内燃機関を構成するシリンダの温度(つまり機関冷却水温度)が低いほどプラグ汚染が進行していることが予想される。そして、プラグ汚染の進行度合が大きいほど、1燃焼サイクル中に清掃用放電を実施する回数を増やした方が、カーボンの焼き切り及び未燃燃料の吹き飛ばしの度合が大きくなる。つまり、汚染進行度合を大きく後退させることができる。この点を鑑みた上記請求項7記載の発明によれば、1燃焼サイクル中に清掃用放電を実施する回数を機関冷却水温度に応じて可変設定するので、機関冷却水温度が低いほど清掃用放電の回数を増大させることでプラグ汚染をより一層迅速に解消できるとともに、機関冷却水温度が高いほど清掃用放電の回数を減少させることで不必要に清掃用放電が実施されることを抑制できる。
請求項8記載の発明では、前記清掃制御手段は、内燃機関の膨張行程及び排気行程のいずれかの時に前記清掃用放電を実施させることを特徴とする。
点火プラグへの未燃燃料の付着は吸気行程及び圧縮行程で生じるのが一般的である。この点を鑑みた上記請求項8記載の発明によれば、「かぶり」や「くすぶり」が生じる吸気・圧縮行程以外の行程、つまり膨張行程及び排気行程のいずれかの時に清掃用放電を実施させるので、清掃用放電により点火プラグを清掃するにあたり、その清掃量を向上できる。また、燃焼中に生じたすす(カーボン)が点火プラグに付着し、その付着したカーボンを清掃する為には、膨張行程における燃焼終了直後(例えばATDC90℃A近傍)で清掃用放電を実施させることが望ましい。
請求項9記載の発明では、自動停止条件が成立した場合に内燃機関を自動停止し、自動始動条件が成立した場合に内燃機関を自動始動するアイドルストップシステムを備えた内燃機関に適用したことを特徴とする。
このようなアイドルストップシステムを備えた内燃機関においては、内燃機関の始動と停止が頻繁に繰り返されることとなるため始動回数が増大する。すると、始動時には燃料噴射量を増大させる始動時増量補正を実施するのが一般的であるため、このように始動回数が増大する内燃機関においては、「かぶり」や「くすぶり」が頻繁に生じることとなる。したがって、このようなアイドルストップシステムを備えた内燃機関に上記請求項1〜8のいずれかの発明を適用した本発明によれば、プラグ汚染を迅速に解消できるといった上述の効果が好適に発揮される。
請求項10記載の発明では、筒内に燃料を直接噴射する筒内噴射式内燃機関に適用したことを特徴とする。
このような筒内噴射式内燃機関においては、吸気ポートに燃料を噴射するポート噴射式内燃機関に比べて「かぶり」や「くすぶり」が生じやすい。したがって、このような筒内噴射式内燃機関に上記請求項1〜9のいずれかの発明を適用した本発明によれば、プラグ汚染を迅速に解消できるといった上述の効果が好適に発揮される。
以下、本発明にかかる内燃機関制御装置を筒内噴射式内燃機関の制御に適用した各実施形態について、図面を参照しつつ説明する。
(第1実施形態)
図1は、本実施形態にかかる制御装置が制御対象とする、筒内噴射式内燃機関の概略構成を表すブロック図である。筒内噴射式内燃機関(以下、「エンジン」と記載)10は、車両に搭載された火花点火式のガソリンエンジンである。エンジン10のシリンダヘッド12には燃料噴射弁14が設けられ、シリンダブロック16、ピストン18及びシリンダヘッド12により区画された燃焼室20内に直接燃料を噴射可能としている。なお燃料噴射弁14には高圧燃料ポンプ(図示略)からデリバリパイプ14aを介して高圧燃料が供給されている。このことにより、圧縮行程末期においても燃料噴射弁14から燃焼室20内に燃料噴射が可能となっている。
図1は、本実施形態にかかる制御装置が制御対象とする、筒内噴射式内燃機関の概略構成を表すブロック図である。筒内噴射式内燃機関(以下、「エンジン」と記載)10は、車両に搭載された火花点火式のガソリンエンジンである。エンジン10のシリンダヘッド12には燃料噴射弁14が設けられ、シリンダブロック16、ピストン18及びシリンダヘッド12により区画された燃焼室20内に直接燃料を噴射可能としている。なお燃料噴射弁14には高圧燃料ポンプ(図示略)からデリバリパイプ14aを介して高圧燃料が供給されている。このことにより、圧縮行程末期においても燃料噴射弁14から燃焼室20内に燃料噴射が可能となっている。
そして、燃焼室20の天井部分には点火プラグ22が配置されて、燃料噴射弁14から噴射された燃料により形成される混合気に対して着火可能としている。点火プラグ22への電圧印加は点火装置23により制御される。点火装置23は図示しないイグニッションコイル及びスイッチ回路を有して構成され、バッテリ68からイグニッションコイルの一次側への通電をスイッチ回路で制御することにより、イグニッションコイルの二次側に接続された点火プラグ22での放電を制御する。
シリンダヘッド12に形成された吸気ポート24は吸気バルブ26により開閉される。吸気ポート24への吸気の供給は、吸気通路28を介してなされる。吸気通路28にはサージタンク30が設けられ、サージタンク30の上流にはスロットルバルブ32が設けられている。スロットルバルブ32は電動モータ34により開度(スロットル開度TA)が調整され、このスロットル開度TAはスロットル開度センサ36により検出されている。
また、シリンダヘッド12に形成された排気ポート38は排気バルブ40により開閉される。燃焼室20から排気ポート38に排出された排気は、排気通路42及び排気浄化触媒(図示略)等を介して外部に排出される。
燃焼室20内の混合気の燃焼に伴うピストン18の往復運動は、コンロッド44を介してクランクシャフト46の回転運動に変換される。クランクシャフト46は図示しないトルクコンバータや変速機を介して車輪に動力を伝達している。
また、このような動力伝達系とは別に、クランクシャフト46の一端は電磁クラッチ48を介してプーリ50に接続されている。このプーリ50は、ベルト52により他の3つのプーリ54,56,58との間で動力の伝達が可能とされている。この内、プーリ54によりエアコン用コンプレッサ60が駆動可能とされ、プーリ56によりパワーステアリングポンプ62が駆動可能とされている。
もう一つのプーリ58は、モータジェネレータ64に連結されている。モータジェネレータ64はプーリ58側からのエンジン駆動力により発電を行う発電機としての機能と、プーリ58側へモータジェネレータ64の駆動力を供給する電動機としての機能とを併せ持っている。モータジェネレータ64が発電機として機能する場合は、発電した電力はインバータ66を介してバッテリ68へ送られる。この時、インバータ66の位相制御を通じてバッテリ68へ送られる電力を調整することで、モータジェネレータ64の発電量が調整される。一方、モータジェネレータ64が電動機として機能する場合は、バッテリ68に蓄電された電力がインバータ66を介してモータジェネレータ64に供給される。この時のモータジェネレータ64の駆動制御はインバータ66の位相制御により行われる。
マイクロコンピュータを中心として構成されている電子制御装置(以下、「ECU」と記載)70は、前述したスロットル開度センサ36からスロットル開度TA、モータジェネレータ64内蔵の回転速度センサからモータジェネレータ回転速度、バッテリ68の電圧あるいは充放電時の電流量、イグニッションスイッチ72のスイッチ状態、車速センサ74から車速SPD、アクセル開度センサ76からアクセルペダルの踏み込み量(アクセル開度ACCP)、ブレーキスイッチ78からブレーキペダルの踏み込み有無、エンジン回転速度センサ80からクランクシャフト46の回転速度(エンジン回転速度NE)、エアフロメータ82から吸入空気量GA、冷却水温センサ84からエンジン冷却水温THW、アイドルスイッチ86からアクセルペダルの踏み込み有無状態、排気通路42に設けられた空燃比センサ88から空燃比検出値Voxを検出している。
このようにして得られたデータに基づいて、ECU70は、電動モータ34を駆動してスロットル開度TAを調整する。更に燃料噴射弁14からの噴射時期を調整することにより、吸気行程時に燃焼室20内に燃料を噴射することにより均質燃焼を実行したり、圧縮行程末期に燃焼室20内に燃料を噴射することにより成層燃焼を実行する。
更にエンジン10は、アイドルストップシステムを備えており、自動停止条件が成立すると、燃料噴射弁14からの燃料噴射を停止して、エンジン10の運転を自動停止させる。また、自動始動条件が成立するとモータジェネレータ64の駆動力により、プーリ58、ベルト52、プーリ50及び電磁クラッチ48を介してクランクシャフト46を回転させ、エンジン10を始動させる。
次に、自動停止処理及び自動始動処理について説明する。図2は自動停止処理のフローチャートを、図3は自動始動処理のフローチャートを示す。これらの処理はECU70のマイコンにより短時間周期(例えば、所定のクランク角度周期、1燃焼サイクル周期、又はマイコンの演算周期)で繰り返し実行される処理である。
自動停止処理(図2)が開始されると、まず自動停止実行を判定するための運転状態が読み込まれる(S10)。例えば、冷却水温センサ84から検出されるエンジン冷却水温THW、アイドルスイッチ86から検出されるアクセルペダルの踏み込み有無、バッテリ68の蓄電量、ブレーキスイッチ78から検出されるブレーキペダルの踏み込み有無、および車速センサ74から検出される車速SPD等を、ECU70内部のRAMの作業領域に読み込む。
次に、これらの運転状態から自動停止条件が成立したか否かが判定される(S11)。例えば、(1)エンジン10が暖機後でありかつ過熱していない状態(エンジン冷却水温THWが水温上限値よりも低く、かつ水温下限値より高い)、(2)アクセルペダルが踏まれていない状態(アイドルスイッチ86:オン)、(3)バッテリ68の蓄電量がある程度以上である状態、(4)ブレーキペダルが踏み込まれている状態(ブレーキスイッチ78:オン)、および(5)車両が停止している状態(車速SPDが0km/h)であるとの条件(1)〜(5)がすべて満足された場合に自動停止条件が成立したと判定する。
上記条件(1)〜(5)の一つでも満足されていない場合には自動停止条件は不成立として(S11:NO)、一旦本処理を終了する。一方、運転者が交叉点等にて車両を停止させたことにより自動停止条件が成立した場合には(S11:YES)、次にアイドルストップ実行許可フラグ(以下、「IS実行許可フラグ」と記載)が「ON」か否かが判定される(S12)。IS実行許可フラグ=「OFF」であれば(S12:NO)、このまま一旦本処理を終了する。すなわち、自動停止条件が成立しているにもかかわらず、エンジン10の自動停止は実行しない。このことにより、後述する自動始動処理も行われることがないので自動始動に伴う点火プラグ22の汚染進行が抑制される。
一方、IS実行許可フラグ=「ON」であれば(S12:YES)、燃料噴射弁14からの燃料噴射を停止するとともに点火プラグ22による点火を停止するといった、エンジン10を自動停止させる処理が実行される(S13)。こうして、図2の自動停止処理を一旦終了する。
次に、自動始動処理(図3)について説明する。自動始動処理が開始されると、まず自動始動実行を判定するための運転状態が読み込まれる(S20)。ここでは、例えば、自動停止処理(図2)のステップS10にて読み込んだデータと同じ、エンジン冷却水温THW、アクセルペダルの踏み込み有無、バッテリ68の蓄電量、ブレーキペダルの踏み込み有無、および車速SPD等をRAMの作業領域に読み込む。
次に、これらの運転状態から自動始動条件が成立したか否かが判定される(S21)。例えば、自動停止処理によるエンジン停止状態にあるとの条件下に、(1)エンジン10が暖機後でありかつ過熱していない状態(エンジン冷却水温THWが水温上限値THWmaxよりも低く、かつ水温下限値THWminより高い)、(2)アクセルペダルが踏まれていない状態(アイドルスイッチ86:オン)、(3)バッテリ68の蓄電量がある程度以上である状態、(4)ブレーキペダルが踏み込まれている状態(ブレーキスイッチ78:オン)、および(5)車両が停止している状態(車速SPDが0km/h)であるとの条件(1)〜(5)の内の1つでも満足されなかった場合に自動始動条件が成立したと判定する。上述した自動始動条件の(1)〜(5)は、自動停止条件にて用いた各条件と同じ内容であったが、これに限る必要はなく、条件(1)〜(5)以外の条件を設定しても良く。また条件(1)〜(5)の内のいくつかに絞っても良い。
自動停止処理によるエンジン停止状態ではない場合、あるいは自動停止処理によるエンジン停止状態であっても上記条件(1)〜(5)のすべてが満足されている場合には自動始動条件は不成立として(S21:NO)、一旦本処理を終了する。
自動停止処理によるエンジン停止状態において上記条件(1)〜(5)の一つでも満足されなくなった場合には自動始動条件は成立したとして(S21:YES)、アイドルストップ状態からエンジン運転状態に復帰させるべくエンジン始動処理を実行し(S22)、一旦、本処理を終了する。
このステップS22によるエンジン始動処理により、ECU70においては、まずモータジェネレータ64が駆動され、電磁クラッチ48が接続状態にされる。このことによりエンジン10のクランクシャフト46が回転される。そして更に始動時の燃料噴射処理と点火時期制御処理とが実行されて、エンジン10が自動始動される。そして始動が完了すれば、通常の燃料噴射制御処理、点火時期制御処理、その他のエンジン運転に必要な処理が開始される。
次に、ECU70による点火制御について説明する。
ECU70は、点火装置23の作動を制御することで点火プラグ22での放電タイミング(点火時期)を制御する。通常の着火に供する放電(着火用放電)は圧縮行程中に実施される。この着火用放電の点火時期は、エンジン回転速度NE及びエンジン負荷等に基づき算出される。エンジン負荷としては吸入空気量GAやアクセル開度ACCP等を用いる。
ところで、燃料噴射弁14から噴射した燃料が液体のまま点火プラグ22の電極22aに付着する「かぶり」や、燃焼に伴い生じたカーボンが電極22aに付着する「くすぶり」等の発生により、点火プラグ22に付着した異物の堆積(プラグ汚染)が進行すると、点火プラグ22で適正な放電が行われずに失火することが懸念される。この懸念を解消すべくECU70は、着火用放電とは別に、点火プラグ22に付着している異物の除去に供する清掃用放電を実施するよう点火装置23の作動を制御する。
着火用放電が圧縮行程中に実施されるのに対し、清掃用放電は圧縮行程以外の行程(膨張行程及び排気行程のいずれか)中に実施される。具体的には、清掃用放電は着火燃焼の直後に実施され、膨張行程におけるATDC90℃A近傍で清掃用放電を実施させることが望ましい。また、清掃用放電の点火時期は予め設定された時期に固定して設定してもよいし、可変設定してもよい。可変設定する場合には、エンジン回転速度NE、エンジン負荷、着火用放電時期、後述する汚染進行度合等に応じて可変設定することが具体例として挙げられる。
ECU70は、点火プラグ22の汚染進行度合を算出し、算出した汚染進行度合が基準度合より大きいプラグ清掃要求状態になると清掃用放電を実施する。つまり、プラグ清掃要求状態の場合には1燃焼サイクル中に着火用放電及び清掃用放電を行う多重放電を実施する。一方、プラグ清掃要求状態でない場合には、清掃用放電を行うことなく1燃焼サイクル中に着火用放電(この場合の着火用放電は以下、「通常放電」と記載)を実施する。
次に、本実施形態の要部である清掃用放電実行判定処理について、図4のフローチャートを用いて説明する。この処理はECU70のマイコンにより短時間周期(例えば、所定のクランク角度周期、1燃焼サイクル周期、又はマイコンの演算周期)で繰り返し実行される処理である。
清掃用放電実行判定処理が開始されると、まずECU70のRAMに設けられた作業領域に、前述した各センサやスイッチ類からのデータがエンジン10の運転状態として読み込まれる(S30)。次にプラグ清浄実行フラグが「OFF」か否かが判定される(S31)。ここでプラグ清浄実行フラグは、点火プラグ22の汚染進行度合が大きかった場合に、先述した清掃用放電を実施するか否かを決定するためのフラグである。
ここでプラグ清掃実行フラグ=「OFF」であれば(S31:YES)、次にIS実行許可フラグが「ON」であり、かつ前回の制御周期におけるIS実行許可フラグが「OFF」であるか否かが判定される(S32)。ここでIS実行許可フラグは、先述したエンジン自動停止処理により「ON」に設定され、エンジン自動始動処理により「OFF」に設定されるフラグである。したがって、ステップS32では、自動停止処理が実行されたタイミングを検出するものである。
今回のIS実行許可フラグが「ON」で、かつ前回のIS実行許可フラグが「OFF」でなければ(S32:NO)、例えば、今回及び前回ともにIS実行許可フラグが「OFF」であれば、次にエンジン10の運転状態に基づいて、汚染積算カウンタを次式1のごとく積算計算により更新する(S41(汚染度算出手段、カウンタ手段))。この汚染積算カウンタの値は点火プラグ22の「汚染進行度合」に相当するものである。
汚染積算カウンタ(今回値) ← 汚染積算カウンタ(前回値) + Kmap(NE,負荷) …[式1]
ここで積算される値であるKmap(NE,負荷)は、図5(a)に示すマップKmap1(燃焼温度補正手段に相当)に基づいて、エンジン回転速度NE及びエンジン負荷から算出される値である。図5(a)から判るように、低負荷、低NEであるほど汚染積算カウンタが増加するよう設定されている。なお、エンジン負荷を表す値としては、吸入空気量GAやアクセル開度ACCP等が挙げられる。
ここで積算される値であるKmap(NE,負荷)は、図5(a)に示すマップKmap1(燃焼温度補正手段に相当)に基づいて、エンジン回転速度NE及びエンジン負荷から算出される値である。図5(a)から判るように、低負荷、低NEであるほど汚染積算カウンタが増加するよう設定されている。なお、エンジン負荷を表す値としては、吸入空気量GAやアクセル開度ACCP等が挙げられる。
次に、この汚染積算カウンタが第1基準値KCLEAN未満か否かが判定される(S42(清掃判定手段))。汚染積算カウンタ<KCLEANであれば(S42:YES)、次にプラグ清浄実行フラグに「OFF」を、IS実行許可フラグに「ON」を、清掃用放電許可フラグに「OFF」を設定する(S43)。IS実行許可フラグは先述した自動停止処理にて自動停止条件が成立した場合に、実際にエンジン停止処理の実行を許可するか否かを判定するためのフラグである。
次にアイドルストップ回数超過状態フラグ(以下、「IS回数超過状態フラグ」と記載)が「ON」か否かが判定される(S44)。IS回数超過状態フラグは、後述するアイドルストップ回数カウンタ(以下、「IS回数カウンタ」と記載)がIS基準回数を越えたことを示すフラグである。ここでIS回数超過状態フラグ=「OFF」であれば(S44:NO)、前回周期用のIS回数カウンタの値(前回値)を今回のIS回数カウンタの値(今回値)に設定して(S38)、図4に示す本処理を一旦終了する。
以後、同様な条件が継続して、上述したステップS30〜S32,ステップS41〜S44,S38の処理を繰り返した後、今回のIS実行許可フラグが「ON」で、かつ前回のIS実行許可フラグが「OFF」となると(S32:YES)、次にIS回数カウンタがインクリメントされる(S33)。そしてIS回数カウンタがIS基準回数を越えているか否かが判定される(S34)。IS回数カウンタ≦IS基準回数である内は(S34:NO)、以後、ステップS41〜S44,S38の処理を繰り返す。したがってステップS43の実行により、プラグ清浄実行フラグは「OFF」状態に維持される。
自動停止と自動始動とが頻繁に繰り返されて(S32:YES)、IS回数カウンタがインクリメントされる(S33)ことにより、IS回数カウンタ>IS基準回数となると(S34:YES)、次に汚染積算カウンタが次式2に示すごとく設定される(S35(汚染度算出手段、カウンタ手段))。
汚染積算カウンタ ← KUSU + α …[式2]
ここで第2基準値KUSUは、前述した第1基準値KCLEANとともに汚染積算カウンタの大きさを判定するための値であり、「KUSU>KCLEAN」の関係にある。また、第1基準値KCLEAN及び第2基準値KUSUは「基準度合」に相当する。また、増加補正値αは、汚染積算カウンタを第2基準値KUSUよりも十分に大きく設定するための値である。
ここで第2基準値KUSUは、前述した第1基準値KCLEANとともに汚染積算カウンタの大きさを判定するための値であり、「KUSU>KCLEAN」の関係にある。また、第1基準値KCLEAN及び第2基準値KUSUは「基準度合」に相当する。また、増加補正値αは、汚染積算カウンタを第2基準値KUSUよりも十分に大きく設定するための値である。
そしてIS回数超過状態フラグに「ON」を設定し(S36)、プラグ清浄実行フラグに「ON」を設定する(S37)。そして前回周期用のIS回数カウンタの値(前回値)を今回のIS回数カウンタの値(今回値)に設定して(S38)、図4に示す本処理を一旦終了する。
このように、プラグ清浄実行フラグ=「ON」となったことにより、次回の制御周期のステップS31では「NO」と判定される。このことにより、次回の制御周期のステップS39の処理にてIS実行許可フラグには「OFF」が設定される。したがって、自動停止自動始動は実行されなくなる。
そして清掃用放電許可フラグには「ON」が設定される(S40(清掃制御手段))。このことにより、先述した清掃用放電が所定のタイミング(例えば膨張行程におけるATDC90℃A近傍のタイミング)で実施されるようになる。つまり、1燃焼サイクル中に着火用放電及び清掃用放電がともに為される多重放電が実施されるようになる。
次に、エンジン10の運転状態に基づいて、先述した式1のごとく積算計算して汚染積算カウンタの値を更新する(S41)。但し、ステップS32,S33の処理の後にステップS41にて汚染積算カウンタを更新する場合には、先述した図5(a)のマップKmap1に基づいてKmap(NE,負荷)を算出するのに対し、ステップS40の処理の後にステップS41にて汚染積算カウンタを更新する場合には、図5(b)のマップKmap2(燃焼温度補正手段に相当)に基づいてKmap(NE,負荷)の値を算出する。つまり、ステップS41の処理にて汚染積算カウンタを更新するにあたり、清掃用放電を実施した場合と実施しなかった場合とで異なるマップを用いて更新する。
なお、図5(b)のマップKmap2も図5(a)のマップKmap1と同様にして、エンジン回転速度NE及びエンジン負荷からKmap(NE,負荷)を算出するものである。図5(b)から判るように、低負荷、低NEであるほど汚染積算カウンタが増加するよう設定されている。また、図5(a)(b)の比較から判るように、エンジン回転速度NE及びエンジン負荷が同じであれば、マップKmap1によるKmapの値の方がマップKmap2に比べて汚染積算カウンタを増加させるよう設定されている。
また、マップKmap1ではKmapの値が1〜5に設定されており、汚染積算カウンタが減少することのないように設定されている。これに対し、マップKmap2ではKmapの値が−3〜1に設定されており、基本的には汚染積算カウンタが減少するように設定されている。但し、低負荷、低NEである場合には例外的に汚染積算カウンタが増加するように設定されている。
次に、この汚染積算カウンタの値が第1基準値KCLEAN未満か否かが判定される(S42)。ここでステップS35の処理により更新された汚染積算カウンタは、前回の制御周期にて第1基準値KCLEANに比較すれば十分に大きな値である「第2基準値KUSU+α」に設定されている。このため汚染積算カウンタ≧KCLEANと判定される(S42:NO)。
そして次に汚染積算カウンタの値が第2基準値KUSU未満か否かが判定される(S46(清掃判定手段))。ここにおいても汚染積算カウンタ≧KUSUであることから(S46:NO)、次にプラグ清浄実行フラグに「ON」を設定し(S37)、ステップS38の処理を実行して本処理を一旦終了する。
以後、ステップS30,S31,S39〜S42,S46,S37,S38の処理を繰り返す。このことにより、自動停止処理及び自動始動処理は実行が禁止され、更に点火プラグ22での放電は、着火用放電に加え清掃用放電が為される多重放電のみに限られることになる。このことにより、ステップS41にて行われる前記式1の汚染積算カウンタの更新計算にては図5(b)のマップKmap2が用いられ続ける。このため、「Kmap(NE,負荷)<0」となる場合が多くなり、汚染積算カウンタは減少する傾向となる。
このような汚染積算カウンタの減少により、汚染積算カウンタ<KUSUとなると(S46:YES)、ステップS37は実行されなくなるが、プラグ清浄実行フラグは「ON」を維持したままであるので、自動停止処理及び自動始動処理の実行禁止と点火方式の多重放電への限定は継続するので、汚染積算カウンタの減少傾向は継続する。このように、自動停止処理及び自動始動処理の実行禁止と点火方式の多重放電への限定が継続し、この間に点火プラグ22の汚染状態は解消されることになる。
そして、汚染積算カウンタの減少により、汚染積算カウンタ<KCLEANと判定される(S42:YES)と、次にプラグ清浄実行フラグに「OFF」を、IS実行許可フラグに「ON」を、清掃用放電許可フラグに「OFF」を設定する(S43)。
次にIS回数超過状態フラグが「ON」か否かが判定される(S44)。ここではIS回数超過状態フラグ=「ON」となっていることから(S44:YES)、IS回数カウンタの値をクリアするとともに、IS回数超過状態フラグに「OFF」を設定する(S45)。そして、ステップS38を実行して図4の本処理を一旦終了する。
こうして、プラグ清浄実行フラグが「OFF」に戻ることにより、最初の処理状態に戻ると共に、IS実行許可フラグに「ON」が設定されることにより自動停止自動始動が可能となる。更に、清掃用放電許可フラグに「OFF」が設定されることで、清掃用放電を実施することなく着火用放電を行う通常放電が実施されることとなる。
上述した処理の流れは、自動停止処理及び自動始動処理の繰り返しによりIS回数カウンタがIS基準回数を越えたことに起因して(S34:YES)、汚染積算カウンタを第1基準値KCLEANよりも大きい値となるよう設定して(S35)、通常放電から多重放電に切り替える場合である。このような場合の他に、IS回数カウンタがIS基準回数を越えていなくても(S34:NO)、図5(a)のマップKmap1を用いた汚染積算カウンタの増加に起因して(S41)、通常放電から多重放電に切り替える場合もある。
更に、自動停止処理及び自動始動処理の実行を禁止していても(S32:NO)、図5(a)のマップKmap1を用いた汚染積算カウンタの増加に起因して(S41)、通常放電から多重放電に切り替える場合もある。また、多重放電を実施していても(S31:NO)、高負荷,高NEの状態が継続すれば、図5(b)のマップKmap2を用いた汚染積算カウンタの増加に起因して(S41)、多重放電が継続される場合もある。但し、多重放電の継続には制限が設けられている。
また、通常放電を継続させている状態において、高負荷、高NEの状態が継続していれば図5(a)のマップKmap1を用いた汚染積算カウンタの増加は緩慢になる。しかし、マップKmap1を用いた汚染積算カウンタの値が第1基準値KCLEANに達していなくても、IS回数カウンタ>IS基準回数となれば(S34:YES)、ステップS35の処理により汚染積算カウンタを強制的に第1基準値KCLEANよりも大きい値に設定することで、汚染積算カウンタ≧KCLEANと判定させて(S42:NO)、通常放電から多重放電に切り替えさせる。
すなわち、ステップS30〜S32,S41〜S44,S38の処理を繰り返す間に、自動停止処理及び自動始動処理が頻繁になされたり低負荷,低NE運転状態が継続することによって、図5(a)のマップKmap1が選択される頻度が高まった場合を考える。この結果、前記式1の「kmap(NE,負荷)>0」となる場合が多くなり、汚染積算カウンタは増加する傾向となる。
この汚染積算カウンタの増加により、汚染積算カウンタ≧KCLEANと判定される(S42:NO)と、次に汚染積算カウンタの値が第2基準値KUSU未満か否かが判定される(S46)。最初は汚染積算カウンタ<KUSUであることから(S46:YES)、ステップS38を実行して本処理を一旦終了する。
そして、更に汚染積算カウンタが増加して、汚染積算カウンタ≧KUSUとなると(S46:NO)、次にプラグ清浄実行フラグに「ON」を設定し(S37)、ステップS38の処理を実行して本処理を一旦終了する。
次の制御周期では、プラグ清掃実行フラグ=「ON」であることから(S31:NO)、次にIS実行許可フラグには「OFF」が設定される(S39)。このことにより自動停止自動始動は実行されなくなる。そして清掃用放電許可フラグが「ON」に設定される(S40)。このことにより着火用放電と共に清掃用放電を行う多重点火のみが実行されるようになる。このことにより、図5(a)のマップが継続してあるいは高頻度で用いられるようになり、前記式1の計算では汚染積算カウンタは減少傾向となる。
次に前記式1にて汚染積算カウンタが更新され(S41)、次に、この汚染積算カウンタの値が第1基準値KCLEAN未満か否かが判定される(S42)。ここで汚染積算カウンタは最初は汚染積算カウンタ≧KCLEANと判定される(S42:NO)。そして次に汚染積算カウンタの値が第2基準値KUSU未満か否かが判定される(S46)。ここでは汚染積算カウンタは減少傾向となっていることから、汚染積算カウンタ<KUSUとなり(S46:YES)、次にステップS38の処理を実行して本処理を一旦終了する。
以後、ステップS30,S31,S39〜S42,S46,S38の処理を繰り返す。そして汚染積算カウンタの減少継続により、汚染積算カウンタ<KCLEANと判定されると(S42:YES)、次にプラグ清浄実行フラグに「OFF」を、IS実行許可フラグに「ON」を、清掃用放電許可フラグに「OFF」を設定する(S43)。
次にIS回数超過状態フラグが「ON」か否かが判定される(S44)。この場合は、自動停止自動始動の繰り返しによる燻り進行ではないので、IS回数超過状態フラグ=「OFF」であることから(S44で「NO」)、ステップS38を実行して一旦本処理を終了する。
こうして、プラグ清浄実行フラグが「OFF」に戻ることにより、最初の処理状態に戻ると共に、IS実行許可フラグに「ON」が設定されることにより自動停止自動始動が可能となる。更に清掃用放電許可フラグに「OFF」が設定されることで、清掃用放電を行うことなく着火用放電を実施する通常放電が可能となる。
図4の清掃用放電実行判定処理では、上述したごとく、自動停止処理及び自動始動処理の実行回数、あるいは点火方式により計算される汚染積算カウンタにより、点火プラグ22の汚染進行度合を判定している。そして汚染進行度合が大きくなれば、自動停止処理及び自動始動処理の実行が禁止され、更に点火方式も多重点火のみに限られることになる。そして、この自動停止処理及び自動始動処理の実行禁止と、点火方式の多重点火への限定により、汚染進行度合が減少すれば、自動停止処理及び自動始動処理の実行許可と、通常点火の許可とにより通常のエンジン運転状態に戻している。
以上詳述した本実施形態によれば、以下の効果が得られるようになる。
(1)図4のステップS41にて積算計算される汚染積算カウンタが第2基準値KUSUより大きくなった場合には(S46:NO)、点火プラグ22の汚染進行度合が基準度合よりも大きいプラグ清掃要求状態になったとみなして、清掃用放電許可フラグを「ON」に設定して(S40)清掃用放電(多重放電)を実施する。そのため、この清掃用放電の実施により、点火プラグ22に付着したカーボンは焼き切られ未燃燃料は吹き飛ばされることとなる。よって、点火プラグ22の汚染が進行した場合には清掃用放電により点火プラグ22を直接的に清掃するので、点火プラグ22の汚染を迅速に解消できる。
(2)清掃用放電(多重放電)を実施した期間が長いほど(つまり清掃用放電の実施回数が多いほど)、プラグ清浄が促進されて汚染進行度合は後退する。この点を鑑みた本実施形態では、清掃用放電が継続する場合には汚染積算カウンタに対する加減算値(Kmap)を減少させるよう図5(b)のマップKmap2を設定することで、清掃用放電が継続すると汚染積算カウンタを減少させる。よって、汚染進行度合を精度良く算出することを容易に実現できる。
(3)清掃用放電を行うことなく着火用放電を実施する期間が長いほど(つまり通常放電の実施回数が多いほど)、清掃用放電の場合に比べてプラグ汚染は進行する。この点を鑑みた本実施形態では、通常放電が継続する場合には汚染積算カウンタに対する加減算値(Kmap)を増加させるよう図5(a)のマップKmap1を設定することで、通常放電が継続すると汚染積算カウンタを増加させる。よって、汚染進行度合を精度良く算出することを容易に実現できる。
(4)エンジンの運転状態に応じて汚染進行度合は変化する。例えば、低負荷、低NEの運転状態では「かぶり」や「くすぶり」が生じ易くなるためプラグ汚染の進行も促進されてしまう。この点を鑑みた本実施形態では、汚染進行度合が基準度合より大きいプラグ清掃要求状態であるか否かを判定するにあたり、図5の示すマップKmap1,Kmap2を用いることで汚染積算カウンタに対する加減算値(Kmap)を算出しており、これらのマップKmap1,Kmap2を、低負荷、低NEであるほど加減算値を大きくするよう設定している。よって、汚染進行度合を精度良く算出することを容易に実現できる。
(5)エンジン始動時には、燃料噴射量を増大させる始動時増量補正を行うので、燃料噴射弁14からの燃料噴射量は多くなる。すると、「かぶり」が生じ易くなるためプラグ汚染の進行も促進されてしまう。つまり、自動始動を実行する毎にプラグ汚染が大きく進行すると考えられる。この点を鑑みた本実施形態では、汚染進行度合が基準度合より大きいプラグ清掃要求状態であるか否かを判定するにあたり、IS回数カウンタ>IS基準回数となった場合(S34:YES)に、ステップS37にてプラグ清掃実行フラグを「ON」に設定(プラグ清掃要求状態であると判定)する。よって、汚染進行度合を精度良く算出することを容易に実現できる。
(6)また、汚染積算カウンタ>第2基準値KUSUとなり(S46:NO)点火プラグ22の汚染進行度合が基準度合よりも大きいプラグ清掃要求状態になったと判定された場合には、「かぶり」を生じ易くする要因となる自動停止自動始動処理の実行を禁止するので、点火プラグ22の汚染解消をより一層迅速にできる。
(7)また、プラグ清掃要求状態になったと判定された場合には、「かぶり」を生じ易くする要因となる成層燃焼を禁止することで、点火プラグ22の汚染解消迅速化を促進できる。
(第2実施形態)
上記第1実施形態では、清掃用放電を実施するにあたり、1燃焼サイクル中におけるその実施回数を固定している。例えば、1燃焼サイクル中に清掃用放電を1回のみ実施させる。これに対し本実施形態では、エンジン運転状態に応じてその実施回数を可変設定している。具体的には、図6に示すようにエンジン冷却水温THW(機関冷却水温度)が低いほど清掃用放電の実施回数を増加させる。
上記第1実施形態では、清掃用放電を実施するにあたり、1燃焼サイクル中におけるその実施回数を固定している。例えば、1燃焼サイクル中に清掃用放電を1回のみ実施させる。これに対し本実施形態では、エンジン運転状態に応じてその実施回数を可変設定している。具体的には、図6に示すようにエンジン冷却水温THW(機関冷却水温度)が低いほど清掃用放電の実施回数を増加させる。
シリンダヘッド12の温度(つまりエンジン冷却水温THW)が低いほどプラグ汚染が進行していることが予想される。そして、プラグ汚染の進行度合が大きいほど、1燃焼サイクル中に清掃用放電を実施する回数を増やした方が、カーボンの焼き切り及び未燃燃料の吹き飛ばしの度合が大きくなる。つまり、汚染進行度合を大きく後退させることができる。この点を鑑みた本実施形態によれば、エンジン冷却水温THWが低いほど1燃焼サイクル中に清掃用放電を実施する回数を増加させるので、点火プラグ22の汚染解消迅速化を促進できるとともに、エンジン冷却水温THWが高いほど清掃用放電の回数を減少させることで不必要に清掃用放電が実施されることを抑制できる。
(第3実施形態)
エンジン10の燃焼に用いる燃料として、ガソリンにアルコールを混合させたアルコール混合燃料を用いることを想定した場合において、アルコール濃度が高いほど、ガソリン100%の場合と同等の出力トルクを得るには燃料噴射量を増大させることを要する。すると、「かぶり」の量が増大することとなり、プラグ汚染が促進されることとなる。つまり、アルコール濃度が高いほど汚染進行度合は促進されると言える。そこで本実施形態では、アルコール濃度を検出するセンサ(燃料性状検出手段)、又はアルコール濃度を推定する推定手段(燃料性状検出手段)を備え、検出又は推定したアルコール濃度が高いほど、汚染進行度合を増大させるよう補正する。
エンジン10の燃焼に用いる燃料として、ガソリンにアルコールを混合させたアルコール混合燃料を用いることを想定した場合において、アルコール濃度が高いほど、ガソリン100%の場合と同等の出力トルクを得るには燃料噴射量を増大させることを要する。すると、「かぶり」の量が増大することとなり、プラグ汚染が促進されることとなる。つまり、アルコール濃度が高いほど汚染進行度合は促進されると言える。そこで本実施形態では、アルコール濃度を検出するセンサ(燃料性状検出手段)、又はアルコール濃度を推定する推定手段(燃料性状検出手段)を備え、検出又は推定したアルコール濃度が高いほど、汚染進行度合を増大させるよう補正する。
具体的には、図5のマップKmap1,Kmap2において、エンジン回転速度NE及びエンジン負荷に加えアルコール濃度をパラメータとしてKmap(NE,負荷,アルコール濃度)の値を設定する。これにより、同じエンジン回転速度NE及びエンジン負荷であっても高アルコール濃度であるほどKmapの値を大きくして汚染積算カウンタを更新させるので、汚染進行度合を推定するにあたりその推定精度を向上できる。なお、この場合のマップKmap1,Kmap2は燃料性状補正手段に相当する。
また、上記第2実施形態に本実施形態の思想を組み合わせて、図6のマップにおいて、エンジン冷却水温THWに加えアルコール濃度をパラメータとして清掃用放電回数を設定する。これにより、同じエンジン冷却水温THWであっても高アルコール濃度であるほど清掃用放電回数を多くするので、点火プラグ22の汚染解消迅速化を促進できるとともに、不必要な清掃用放電の実施を抑制できる。
(他の実施形態)
本発明は上述した各実施形態の記載内容に限定されず、以下のように変更して実施してもよい。また、各実施形態の特徴的構成をそれぞれ任意に組み合わせるようにしてもよい。
本発明は上述した各実施形態の記載内容に限定されず、以下のように変更して実施してもよい。また、各実施形態の特徴的構成をそれぞれ任意に組み合わせるようにしてもよい。
・上記第1実施形態では、IS回数カウンタ>IS基準回数との第1条件(S34:YES)、及び図5のマップKmap1,Kmap2を用いて算出した汚染積算カウンタが第2基準値KUSUより大きくなるとの第2条件(S46:NO)のいずれかを満たしていれば清掃用放電を実行する。これに対し、前記第1条件及び第2条件を両方とも満たした場合に清掃用放電を実行するようにしてもよい。また、前記第1条件を満たした場合にのみ清掃用放電を実行するようにしてもよいし、前記第2条件を満たした場合にのみ清掃用放電を実行するようにしてもよい。
・上記第1実施形態では、図5(b)のマップKmap2ではKmapの値を−3〜1に設定して、基本的には汚染積算カウンタを減少させ、低負荷、低NEである場合には例外的に汚染積算カウンタを増加させるように設定している。これに対し、マップKmap2でのKmapの値を、低負荷、低NE領域であってもマイナス値に設定して汚染積算カウンタを減少させるように設定してもよいし、低負荷、低NE領域をゼロに設定して汚染積算カウンタが増減しないように設定してもよい。
・上記第1実施形態では、図5(a)のマップKmap1ではKmapの値を1〜5に設定して汚染積算カウンタが減少することのないように設定しているが、マップKmap1でKmapの値を、高負荷、高NE領域では例外的にマイナス値に設定して汚染積算カウンタを減少させるように設定してもよいし、高負荷、高NE領域をゼロに設定して汚染積算カウンタが増減しないように設定してもよい。
・上記第1実施形態にかかる図4のステップS33の処理において、IS回数を1回ずつ加算することに替え、エンジン回転速度NE、エンジン負荷、エンジン冷却水温THW等に応じてIS回数の加算値を可変とするようにしてもよい。例えば、プラグ汚染を進行させるエンジン運転状態(低NE、低負荷、低水温)であるほど、ステップS33でのIS回数の加算値を増大させる。
・図4のステップS41で用いるマップKmap1,Kmap2において、エンジン回転速度NE及びエンジン負荷(つまり燃焼温度の相関値)に加え、エンジン冷却水温THW(つまりエンジン温度の相関値)をパラメータとしてKmap(NE,負荷,THW)の値を設定するようにしてもよい。
・図4のステップS41で用いるマップKmap1,Kmap2において、上記第1実施形態ではエンジン回転速度NE及びエンジン負荷を燃焼温度の相関値として用いているが、燃焼温度の相関値としての他の例としては、瞬時エンジン回転速度NEや筒内圧力、エンジン冷却水温THW等が挙げられる。
・図4のステップS41で用いるマップKmap1,Kmap2において、上記第1実施形態では、エンジン運転状態(燃焼温度)に応じて異なるKmap値を汚染積算カウンタに対して加減算させているが、燃焼温度に拘わらず、清掃用放電を実施した回数分だけ汚染積算カウンタの値を減算させていくようにしてもよい。また、通常放電を実施した回数分だけ汚染積算カウンタの値を加算させていくようにしてもよい。これによれば、マップKmap1,Kmap2を廃止してメモリに要求される記憶容量の軽減を図ることができる。
・上記第2実施形態では、1燃焼サイクル中に清掃用放電を実施する回数を、エンジン冷却水温THWに応じて可変設定しているが、汚染度合(汚染積算カウンタの値)に応じて可変設定するようにしてもよい。
・上記第1実施形態では、清掃用放電を実施するタイミングを、膨張行程におけるATDC90℃A近傍で固定しているが、汚染進行度合(汚染積算カウンタの値)に応じて可変設定してもよい。
・上記第1実施形態では、汚染積算カウンタ≧KCLEANと判定されて(S42:NO)点火プラグ22の清掃が要求されている場合に、自動停止処理及び自動始動処理の実行禁止と点火方式の多重放電への限定処理を実施しているが、これらの処理に加え、成層燃焼の実行を禁止して均質燃焼に限定する処理を実施してもよい。均質燃焼では成層燃焼に比べて点火プラグ22が汚染されにくくなるので、このように点火プラグの清掃を促進でき、好適である。
・1燃焼サイクル中に実施される1回の清掃用放電において、その清掃用放電の放電時間を汚染進行度合に応じて可変設定してもよい。つまり、汚染積算カウンタの値が大きいほど前記放電時間を長く設定すれば、点火プラグ22の汚染解消迅速化を促進できる。また、1回の清掃用放電に用いる放電エネルギの大きさを汚染進行度合に応じて可変設定してもよい。
・上記第1実施形態では、筒内に燃料を直接噴射する筒内噴射式内燃機関に本発明の制御装置を適用させているが、吸気ポートに燃料を噴射するポート噴射式内燃機関に適用させてもよい。また、アイドルストップシステムを備えていない内燃機関にも本発明の制御装置は適用できる。
22…点火プラグ、S35,S41…汚染度算出手段,カウンタ手段、S40…清掃制御手段、S42,S46…清掃判定手段、Kmap1,Kmap2…燃焼温度補正手段。
Claims (10)
- 点火プラグの汚染進行度合を算出する汚染度算出手段と、
前記汚染度算出手段により算出された汚染進行度合が、基準度合より大きいプラグ清掃要求状態であるか否かを判定する清掃判定手段と、
前記プラグ清掃要求状態であると判定された場合に、着火に供する着火用放電とは別に、前記点火プラグに付着している異物の除去に供する清掃用放電を実施するよう制御する清掃制御手段と、
を備えることを特徴とする内燃機関制御装置。 - 前記汚染度算出手段は、前記清掃用放電を実施した回数、及び前記清掃用放電を実施することなく前記着火用放電を実施した回数の少なくとも一方に基づき前記汚染進行度合を算出することを特徴とする請求項1に記載の内燃機関制御装置。
- 前記汚染度算出手段は、前記進行度合を表す指標として汚染積算カウンタを1燃焼サイクル毎に更新して算出するカウンタ手段を有し、
前記カウンタ手段は、前記清掃用放電を実施することなく前記着火用放電を実施した場合と前記清掃用放電を実施した場合とで、前記汚染積算カウンタに対して異なる値を加減算して前記更新を行うことを特徴とする請求項2に記載の内燃機関制御装置。 - 前記カウンタ手段は、放電を実施した時の燃焼温度に応じて、前記汚染積算カウンタに対して異なる値を加減算して前記更新を行うことを特徴とする請求項3に記載の内燃機関制御装置。
- 前記汚染度算出手段は、燃焼温度に基づき前記汚染進行度合を補正する燃焼温度補正手段を有することを特徴とする請求項1又は2に記載の内燃機関制御装置。
- 内燃機関の燃焼に供する燃料の性状を検出する燃料性状検出手段を備え、
前記汚染度算出手段は、前記燃料性状検出手段により検出された燃料性状に基づき前記汚染進行度合を補正する燃料性状補正手段を有することを特徴とする請求項1〜5のいずれか1つに記載の内燃機関制御装置。 - 前記清掃制御手段は、1燃焼サイクル中に前記清掃用放電を実施する回数を、機関冷却水温度に応じて可変設定することを特徴とする請求項1〜6のいずれか1つに記載の内燃機関制御装置。
- 前記清掃制御手段は、内燃機関の膨張行程及び排気行程のいずれかの時に前記清掃用放電を実施させることを特徴とする請求項1〜7のいずれか1つに記載の内燃機関制御装置。
- 自動停止条件が成立した場合に内燃機関を自動停止し、自動始動条件が成立した場合に内燃機関を自動始動するアイドルストップシステムを備えた内燃機関に適用したことを特徴とする請求項1〜8のいずれか1つに記載の内燃機関制御装置。
- 筒内に燃料を直接噴射する筒内噴射式内燃機関に適用したことを特徴とする請求項1〜9のいずれか1つに記載の内燃機関制御装置。
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