JP2010189805A - 放射線防護エプロン - Google Patents

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Abstract

【課題】着用する際、着ている衣類を傷めることがなく、比較的軽量で丈夫であり、取扱性等に優れた、放射線防護エプロンを提供する。
【解決手段】着用時に少なくとも肩部及び肩胛骨部を被覆する左背面部21と右背面部22は、それぞれメッシュ素材で形成されるとともに、前面部10の首周り部12から縦方向に延びる縦輪郭線23と、アームホール部30の下方の脇部31から横方向に延びる横輪郭線24とで画されて形成され、かつ縦輪郭線23と横輪郭線24が交わるコーナー部25は、背面部側でウエストラインの近傍に位置する。左背面部23及び右背面部24の各コーナー部25に細幅のベルト40を取り付けるとともに、コーナー部25とアームホール部30ないし脇部31とを横断する帯状補強材27を設ける。
【選択図】図1

Description

本発明は、放射線防護エプロン、詳しくは、放射線診療従事者等が放射線防護のために着用する、エプロンタイプの放射線防護衣に関する。
放射線診療従事者は、放射線被曝による身体への悪影響を避けるため、高い遮蔽性を有する鉛を含有した塩化ビニル樹脂等の合成樹脂シートを用いて製作された放射線防護衣を着用して作業を行っている。放射線診療従事者のみならず、受診者に同伴して放射線診療室に入る者も被曝を避けるため放射線防護衣を着用するケースは多い。
従来、この種の放射線防護衣として、図3に示すものが知られている。この防護衣50は、アームホール部に腕を通して着用するエプロンタイプのもので、背面部51,51は、両肩部及び脇下部から肩胛骨部を覆うとともに、ほぼ左右肩甲骨部の間で交叉した後それぞれ斜め下方に延びる左右一対の帯状部52,52を有しており、この帯状部52,52の各端部53,53は、前面部55の脇部(骨盤付近)に面ファスナーで固定されるようになっている。上記帯状部52,52の各端部53,53を除く背面部51,51は、通気性を有するメッシュ素材で形成されたものがあり、通気性を確保するとともに軽量化が図られている。
しかし、放射線防護衣は含鉛シートで重量が重いので身体にしっかりと固定する必要があり、また様々な体格に合わせて着用できるようにするため、上記従来の放射線防護衣にあっては、帯状部52,53の各端部54,55を前面部56の脇部に固定するための面ファスナー部分(図3(a)において散点ハッチングで示す。)の面積がある程度大きくならざるを得ない。このため、放射線防護衣を着用する際、この面ファスナー部分が、着ている衣類に触れやすく、触れることによって、着ている衣類の生地を傷めるおそれがあった。
なお、被服において、通気性や伸縮性を確保するため、適宜箇所をメッシュ素材で形成することは、特許文献1に記載されているとおり知られている。
登録実用新案3071828号公報
本発明は、着用する際、着ている衣類を傷めることがなく、比較的軽量で丈夫であり、取扱性等に優れた、エプロンタイプの放射線防護衣(以下、放射線防護エプロンという。)を提供することを目的とする。
本発明の放射線防護エプロンは、前面部と背面部とアームホール部とを有してなり、
背面部は、着用時に少なくとも肩部及び肩胛骨部を被覆する左背面部と右背面部とを有し、
前記左背面部及び前記右背面部は、それぞれメッシュ素材で形成されるとともに、前記前面部の首周り部から縦方向に延びる縦輪郭線と、前記アームホール部の下方の脇部から横方向に延びる横輪郭線とで画されて形成され、かつ前記縦輪郭線と前記横輪郭線が交わるコーナー部は、背面部側でウエストラインの近傍に位置しており、
前記左背面部及び前記右背面部の各コーナー部に細幅のベルトを取り付けるとともに、前記コーナー部と前記アームホール部ないし脇部とを横断する帯状補強材を設けたことを主要な特徴とする。
本発明の放射線防護エプロンは、従来のもののように面ファスナーを用いておらず、左背面部及び右背面部の各コーナー部に取り付けた細幅のベルトを腰に巻き回して着用するため、着用する際、着ている衣類を傷めることがない。また、左背面部及び右背面部が従来のものに比べて少面積であるため、比較的軽量であり、取り扱いやすい。さらに、メッシュ素材で形成された左背面部及び右背面部に、コーナー部とアームホール部ないし脇部とを横断する帯状補強材を設けているため、長期間の使用による型崩れを防止することができるという利点がある。
本発明の実施の形態に係る放射線防護エプロンの、(a)は正面図、(b)は背面図である。 本発明の実施の形態に係る放射線防護エプロンのコーナー部付近の拡大斜視図である。 従来の放射線防護エプロンの、(a)は正面図、(b)は背面図である。
以下、本発明の放射線防護エプロンの実施の形態を図1,2を参照して説明する。
放射線防護エプロン1は、前面部10と背面部20とアームホール部30,30とを有し、さらに、腰に巻き回して固定するための細幅のベルト40,40を有する。
首周り部12を含む前面部10、背面部20及びアームホール部30の各縁部は、合成樹脂シート等の適宜素材を用いた縁取りテープによって、縫着等の手段で、補強を兼ねた縁取り処理がなされている。
前面部10は、所定の放射線遮蔽性能を有する、鉛を含有した塩化ビニル樹脂等の合成樹脂シートで作られている。前面部10は、着用時に少なくとも胸部と腹部を被覆する。
背面部20は、着用時に少なくとも肩部及び肩胛骨部を被覆する左背面部21と右背面部22とを有する。左背面部21及び右背面部22は、それぞれメッシュ素材で形成されている。
メッシュ素材は、合成繊維メッシュその他の網目状の素材で、衣類としての通気性を確保し得るものであればよく、材料、メッシュ数、メッシュの孔の形状等、限定されない。
左背面部21及び右背面部22は、アームホール30の背面側において、前面部10の中央上端縁を形成する首周り部12から縦方向に延びる縦輪郭線23と、アームホール部30の下方の脇部31から横方向に延びる横輪郭線24とでそれぞれ画されて形成され、かつ縦輪郭線23と横輪郭線24が交わるコーナー部25は、背面部20側でウエストラインの近傍に位置している。
左背面部21及び右背面部22の各コーナー部25,25には、細幅のベルト40,40が取り付けられている。細幅のベルト40,40は、腰に巻き回して使用するためのもので、互いに交叉させてウエスト前面側に回して締め、腹部において結ぶ等により固定する。
細幅のベルト40,40は、例えば、幅15〜25mm程度のもので、アクリル、木綿、ナイロン等の平紐を好適に用いることができる。
そして、左背面部21及び右背面部22には、コーナー部25とアームホール部30(背面部側)ないし脇部31とを横断する帯状補強材27が設けられている。
帯状補強材27は、コーナー部(端部)25から斜め上方に傾斜して延び、アームホール部30(背面部側)ないし脇部31で終止している。図示のものは、アームホール部30の下端位置(脇の下)で終止している例を示している。
左背面部21及び右背面部22は、メッシュ素材で構成されており、メッシュ素材は、その構造上、伸縮性に富む。また、コーナー部25,25には、細幅のベルト40,40が取り付けられ、着用時に、このベルト40,40を交叉させて腰に巻き回して締めるため、左背面部21及び右背面部22において、コーナー部25とアームホール部30ないし脇部31との間に引っ張り力が働く。このため、左背面部21及び右背面部22の縁に縁取りテープが施されていても、長期間の使用によって、メッシュ素材が伸びて経年的に型崩れを生じやすい。しかし、コーナー部25とアームホール部30ないし脇部31とを横断する帯状補強材27を設けることによって、メッシュ素材の伸びを規制し、長期間の使用による型崩れを防止することができる。
帯状補強材27は、図示のように一本の帯状に形成するほか、数本設けることも可能である。帯の形状は必ずしも直線状でなくてもよい。左背面部21及び右背面部22の両面又は片面のいずれに設けることも可能である。その素材としては、合成樹脂シートあるいは布帛類を用いることができるが、伸縮性がないかきわめて小さいものであれば、限定されない。縫着、接着、溶着、その他の適宜固定手段を用いることができる。
図2に示すように、細幅のベルト40は、コーナー部25に装着したコカン41に着脱自在に取り付けられている。コカン41は、鉄線を曲げ加工して輪状にした金具であるが、その形状は矩形状のほか、いわゆるDカン、丸カン等の適宜形状を含むものとする。符号43はコカン41を装着するためのテープ状の取付片である。
ベルト40をコカン41に着脱自在に取り付けたことにより、ベルトが消耗して交換を要する場合、防護エプロンを修理のためメーカーに送る必要がなく、ユーザーサイドでベルトのみ交換すればよいのできわめて簡便である。
細幅のベルト40の少なくとも一部には、伸縮性素材45を備えている。図示の例では、伸縮性素材として平ゴム45を用い、180°折り返した平ゴム45の両端部を、ベルト40の一方端部に縫着してある。平ゴム45をコカン41に挿通させるとともに折り返した平ゴム45によって形成されるリング内にベルト40の他方端部を通して結ぶことによって、簡単にベルト40を取り付けることができ、また取り外しも頗る簡単である。
細幅のベルト40の少なくとも一部に伸縮性素材45を備えることで、着用時のフィット性を向上させることができるとともに、次のような利点がある。
放射線防護衣は、一つのサイズで様々な体格の人が着用できることが望ましく、そのためには、ベルトを長くする必要がある。しかし、ベルトを長くすると、保管時や着脱時にベルトが床に接しやすくなり、不衛生な床の場合には衛生上の問題が生じる。したがって、ベルトは、衛生上の視点から所要の長さに収める必要がある。伸縮性素材を用いないベルトでは、その長さを所要の長さ以内に設定すると、限定された体格の人にしか適応できない製品となってしまうが、細幅のベルト40の少なくとも一部に伸縮性素材45を備えることにより、衛生上の問題を解決するとともに、様々な体格の人が着用することができる。
1 放射線防護エプロン
10 前面部
12 首周り部
21 左背面部
22 右背面部
23 縦輪郭線
24 横輪郭線
25 コーナー部
27 帯状補強材
30 アームホール部
40 ベルト
41 コカン
45 伸縮性素材

Claims (1)

  1. 前面部と背面部とアームホール部とを有してなり、
    背面部は、着用時に少なくとも肩部及び肩胛骨部を被覆する左背面部と右背面部とを有し、
    前記左背面部及び前記右背面部は、それぞれメッシュ素材で形成されるとともに、前記前面部の首周り部から縦方向に延びる縦輪郭線と、前記アームホール部の下方の脇部から横方向に延びる横輪郭線とで画されて形成され、かつ前記縦輪郭線と前記横輪郭線が交わるコーナー部は、背面部側でウエストラインの近傍に位置しており、
    前記左背面部及び前記右背面部の各コーナー部に細幅のベルトを取り付けるとともに、前記コーナー部と前記アームホール部ないし脇部とを横断する帯状補強材を設けた、放射線防護エプロン。
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JP2013068515A (ja) * 2011-09-22 2013-04-18 Japan Atom Power Co Ltd:The 放射線遮蔽体付動作補助装置

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