JP2010189142A - シート処理装置及び画像形成装置 - Google Patents

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Hirosuke Obuchi
大渕  裕輔
Hitoshi Fujimoto
仁志 藤本
Kenichi Hayashi
賢一 林
Gakugen Hayasaka
学玄 早坂
Nasaku Kamiya
奈作 神谷
Kiyoshi Watanabe
潔 渡邊
Hideki Kushida
秀樹 櫛田
Toshiyuki Iwata
俊行 岩田
Toshiki Momoya
俊樹 百家
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Abstract

【課題】シートに切欠きを形成する際に、シートにシワ、破れ、バリ等が発生するのを防止する。
【解決手段】シート処理装置のシート断裁部120が、シートを支持し、固定刃121Aを有する支持台121と、支持台121の固定刃121Aに対向して配置され、固定刃121Aに対して移動する断裁刃122と、を備えている。断裁刃122は、固定刃121Aの刃先121a,121bに対して傾斜し、互いに交差して共通の刃先端Yを有する2つの刃先122a,122bを備えている。そして、断裁刃122は、刃先端Yを支持台121に支持されたシートの面上の一点に当接させた後、固定刃121Aの刃先121a,121bに沿って移動し、2つの刃先122a,122bによりシートの面上の一点から縁辺に向かってシートを断裁する。
【選択図】図5

Description

本発明は、シートに切欠きを形成するシート処理装置及び画像形成装置に関する。
従来、複写機、レーザビームプリンタ、ファクシミリ及びこれらの複合機等の画像形成装置においては、シートに画像を形成する画像形成部と、画像形成部で画像形成されたシートに処理を施すシート処理装置とを有するものが一般に知られている。ここで、このようなシート処理装置としては、画像が形成されたシートを積み重ねてシート束を形成した後、シート束を折り曲げて中折り冊子を作成する中綴じ製本するものが知られている。
この種のシート処理装置を有する画像形成装置では、予めタブが形成されているインデックスシートに画像形成して製本することが可能である。しかし、インデックスシートに形成されているタブの位置は予め決まっているため、タブの位置を変更するときにはインデックスシートを所定の位置にタブが設定されているものに変更しなければならず、自由度が低かった。
そこで、近年では、シートにおける搬送方向上流側の端部及び下流側の端部を断裁して切欠くことでタブを形成するものが提案されている(特許文献1参照)。
図8は、従来のシート処理装置の構成を示す図である。このシート処理装置においては、精密紙駆動機構501によってシートの搬送路に沿ってシートPがパンチプレート505に搬送される。このようにパンチプレート505に搬送されたシートPがパンチ508に達すると、パンチ508は、コントローラ509の制御の下、最初にタブ502の第1側でシートPの端片503を打ち抜く。
次に、パンチ508がY方向に移動して、タブ502の第2側でシートPの端片504を打ち抜き、再度第1側でシートPの残りの端片506を打ち抜く。このようにしてシートを切欠くことによりタブ502を形成することができる。なお、異なる種類のパンチを使用することで、シートPに窓507を形成することも可能である。
この種のパンチでは、刃先がシートに対して平行であり、シートを打ち抜く際に、パンチの刃先全体をシートの面に当接させて押し切るように断裁している。
特表2004−525840号公報
しかしながら、上述した従来のパンチによる打ち抜きでは、パンチの刃先全体をシートに押し付けて一気に断裁するため、シートの状態によっては、シートにシワや破れが生じることがあった。また、このようにシートを断裁することにより、シートの断裁面にはバリ等が発生しやすくなり、品位の低いインデックスシートが生産されることがあった。
また、このように押し切り断裁を行う装置では、シートを断裁するために駆動力が大きいものとなるので、それを構成する装置が大型化してしまうという問題もあった。
そこで、本発明は、上述の事情に鑑みてなされたものであり、シートに切欠きを形成する際に、シートにシワ、破れ、バリ等が発生するのを防止することができるシート処理装置及び画像形成装置を提供することを目的とするものである。
本発明は、シートに切欠きを形成するシート処理装置において、シートを支持する支持台と、前記支持台に設けられた固定刃と、前記固定刃の刃面に対向して配置された刃面を有し、前記固定刃の刃面に沿って移動する可動刃と、を備え、前記可動刃は、前記固定刃の刃先に対して傾斜し、互いに交差して形成された共通の刃先端を有する2つの刃先を備え、前記共通の刃先端を前記支持台に支持されたシートの面上の一点に当接させた後、前記固定刃の刃面に沿って移動し、前記2つの刃先によりシートの面上の一点からシートの縁辺に向かってシートを断裁する、ことを特徴とするものである。
本発明によれば、シートは可動刃の刃先の刃先端が当接するシートの面上の一点から2つの刃先によりシートの縁辺に向かって断裁される。したがって、シートの断裁の際にシートが撓むことなく支持台に張られた状態に保たれ、傾斜した2つの刃先によりスムーズに断裁されるので、シートにシワ、破れ、バリが発生するのを防止することができる。また、断裁力が小さくなるので、可動刃を駆動する駆動力も小さくなり、装置をコンパクトにすることができる。
本発明の実施の形態に係るシート処理装置を備えた画像形成装置の概略構成を示す説明図である。 シート処理装置の概略構成を示す斜視図である。 画像形成装置を制御する制御部の構成を示すブロック図である。 シート断裁部を示す説明図であり、(a)は、断裁刃を断裁待機位置に移動させている状態を示す図であり、(b)は、断裁刃を断裁位置に移動させている状態を示す図である。 シート断裁部の要部を示す説明図である。 シートを切欠いた状態を示す説明図である。 断裁刃を断裁位置に移動させた際のシート断裁部の要部を示す説明図である。 従来のシート処理装置の構成を示す図である。
以下、本発明を実施するための最良の形態を図面を参照しながら詳細に説明する。
図1は、本発明の実施の形態に係るシート処理装置を備えた画像形成装置の概略構成を示す説明図である。
図1において、1000は画像形成装置、601は画像形成装置本体(以下、装置本体という)、602は装置本体601の上部に設けられた原稿読み取り部(イメージリーダ)、400は複数の原稿を自動的に読み取るための原稿搬送装置である。
装置本体601は、画像形成するための通常のシートPを積載する給紙カセット909a,909b、電子写真プロセスを用いてシート上にトナー画像を形成する画像形成部300、シートに形成されたトナー画像を定着させる定着部904等を備えている。画像形成部300は、イエロー、マゼンタ、シアン、ブラック用の感光体ドラム914a〜914dを有している。また、装置本体601の上面にはユーザが装置本体601に対して各種入力/設定を行うため操作部610が、また装置本体601の側方には、シート処理装置100が接続されている。
ここで、シート処理装置100は、装置本体601にオンライン接続されると共に、装置本体601から搬送(排出)されたシートPを順に取り込み、取り込んだシートPの端部を切欠いてタブを形成するものである。なお、960は、装置本体601及びシート処理装置100の制御を司る制御部である。
そして、このような画像形成装置1000において、不図示の原稿の画像をシートPに形成する際には、まず原稿搬送装置400により搬送された原稿の画像を、原稿読み取り部602に設けられたイメージセンサ602aにより読み取る。この後、読み取られたデジタルデータを露光手段としての露光装置200に入力し、露光装置200は、このデジタルデータに応じた光を画像形成部300の感光体ドラム914(914a〜914d)に照射する。このように光が照射されると、感光体ドラム表面に静電潜像が形成され、この静電潜像を現像することにより、感光体ドラム表面にイエロー、マゼンタ、シアン、ブラックの各色トナー画像が形成される。
次に、この4色のトナー画像を給紙カセット909a,909bから給送されたシート上に転写し、この後、シート上に転写されたトナー像を、定着部904により永久定着する。なお、このようにトナー画像を定着した後、シートPの片面に画像を形成するモードであれば、そのまま、シートPを排出ローラ対907からシート処理装置100に排出する。
また、シートPの両面に画像を形成するモードであれば、シートPを定着部904から反転ローラ905に受け渡す。この後、シートの搬送方向上流端(後端)が反転切換部材905aを超えると反転ローラ905を反転させ、シートPを両面搬送ローラ906a〜906fの方向へ搬送する。そして、この後、再度、シートを画像形成部300に搬送し、裏面にイエロー、マゼンタ、シアン、ブラックの4色のトナー像を転写する。なお、このように裏面に4色のトナー像が転写されたシートは、再度定着部904に搬送されてトナー画像が定着され、この後、排出ローラ対907からシート処理装置100に搬送される。
次に、シート処理装置100の構成について説明する。
シート処理装置100は、シートPを搬送する搬送手段としての搬送部500を備えている。搬送部500は、入口ローラ対101、斜送ローラ対102、搬送ローラ対105、斜送ローラ対106、搬送ローラ対107、斜送ローラ対108、搬送ローラ対109及び排出ローラ対110を有している。そして、これらローラ対101,102,105,106,107,108,109,110が搬送方向上流側から下流側に向かってシートPの搬送路に順次配置されている。
また、シート処理装置100は、シートPの搬送方向に沿った側端部(すなわち、シートPの搬送方向と直交する幅方向の側端部)を断裁する断裁刃122を有するシート断裁部120と、シート断裁部120の下方に配置される屑箱140と、を備えている。
図2は、シート処理装置100の概略構成を示す斜視図である。
シート処理装置100は、各ローラ対101,102,105〜110を駆動するステッピングモータM1と、シートPの幅方向の側端面が突き当たり、シートPの幅方向の位置及び斜行を補正する斜行補正手段としての突き当て部104と、を備えている。
また、シート処理装置100は、入口ローラ対101のローラ同士を離間させるソレノイドSL1、搬送ローラ対105のローラ同士を離間させるソレノイドSL2、及び斜送ローラ対106のローラ同士を離間させるソレノイドSL3を備えている。更に、シート処理装置100は、搬送ローラ対107のローラ同士を離間させるソレノイドSL4、斜送ローラ対108のローラ同士を離間させるソレノイドSL5、及び搬送ローラ対109のローラ同士を離間させるソレノイドSL6を備えている。
また、シート処理装置100は、斜送ローラ対102近傍に配置され、シートPの有無を検知するパスセンサ103と、排出ローラ対110近傍に配置され、シートPの有無を検知するパスセンサ111と、を備えている。
突き当て部104は、シートPの搬送方向と平行に延びる突き当て板を有し、シートPの幅方向の一方の側端面が当接するように斜送ローラ対102の側部に対向して配置されている。突き当て部104のシートPの搬送方向下流側には、シート断裁部120が、搬送ローラ対105,107及び斜送ローラ対106,108に対向するように配置されている。
入口ローラ対101は、装置本体601から搬送(排出)されたシートPを受け取り、ステッピングモータM1の駆動により、シートPを図2中矢印A方向(搬送方向)に搬送する。入口ローラ対101は、ソレノイドSL1により図2中矢印D方向に一方のローラを離間できるようになっている。
斜送ローラ対102は、ステッピングモータM1の駆動により、突き当て部104に近づく方向(図2中矢印B方向)にシートPを斜送し、突き当て部104にシートPの側端面を突き当ててシートPを搬送しながら幅方向のシートPの位置決めをする。また、斜送ローラ対102は、シートPの側端面が突き当て部104に突き当たった後は、突き当て部104に沿って矢印A方向にシートPを搬送する。
この斜送ローラ対102の搬送力は、入口ローラ対101の搬送力よりも小さく設定されている。したがって、シートPが入口ローラ対101により挟持搬送されている間は、斜送ローラ対102の搬送力の影響を受けず、図2中矢印A方向に搬送される。
パスセンサ103は、搬送されるシートの有無を検知し、各種ローラ対やシート断裁部120の駆動タイミングを決定する際に使用される。
搬送ローラ対105,107,109は、図2中矢印A方向にシートPを搬送するローラ対であり、それぞれソレノイドSL2,SL4,SL6により図2中矢印D方向に一方のローラを離間できるようになっている。
斜送部としての斜送ローラ対106,108は、シート断裁部120の断裁刃122から離れる方向(図2中矢印C方向)にシートPを斜送するローラ対であり、それぞれソレノイドSL3,SL5により図2中矢印D方向に離間できるようになっている。
また、斜送ローラ対106,108の搬送力は、搬送ローラ対105,107,109の搬送力よりも小さく設定されている。したがって、シートPが搬送ローラ対105,107,109により挟持搬送されている間は斜送ローラ対106,108を離間させ、シートPは斜送ローラ対106,108の搬送力の影響を受けず、図2中矢印A方向に搬送される。
排出ローラ対110は、シートPをシート処理装置100機外に排出するローラ対であり、機外に排出されたシートPはシート積載部600(図1)に積載される。
パスセンサ111は、シートPの有無を検知することにより、排出ローラ対110によるシートPの排出完了を検知する。
シート断裁部120の断裁刃122は、後述する断裁待機位置(上死点)では上死点センサ131で、後述する断裁位置(下死点)では下死点センサ132で検知される。断裁された屑は、図1の屑箱140に収納される。
図3は、画像形成装置1000を制御する制御部960の構成を示すブロック図である。制御部960は、CPU回路部150を有し、CPU回路部150は、CPU151、ROM152、RAM153を内蔵している。そして、ROM152に格納されている制御プログラムにより、原稿給送制御部401、操作部610、イメージリーダ制御部201、画像形成制御部202、プリンタ制御部301、シート処理装置制御部190を総括的に制御する。
なお、図3において、203は、画像形成装置1000と外部のコンピュータ204とのインターフェースである外部I/Fである。そして、この外部I/F203により、コンピュータ204からのプリントデータをビットマップ画像に展開し、画像データとして画像形成制御部202へ出力する。
RAM153は、制御データを一時的に保持し、また制御に伴う演算処理の作業領域として用いられる。原稿給送制御部401は、原稿搬送装置400をCPU回路部150からの指示に基づき駆動制御するものである。イメージリーダ制御部201は、原稿読み取り部602に設けられたイメージセンサ602a等に対する駆動制御を行い、イメージセンサ602aから出力されたアナログ画像信号を画像形成制御部202に転送するものである。
画像形成制御部202は、イメージセンサ602aからのアナログ画像信号をデジタル信号に変換した後に各処理を施し、このデジタル信号をビデオ信号に変換してプリンタ制御部301に出力するものである。また、コンピュータ204から外部I/F203を介して入力されたデジタル画像信号に対して各種処理を施すと共に、デジタル画像信号をビデオ信号に変換してプリンタ制御部301に出力するものである。なお、このプリンタ制御部301による処理動作は、CPU回路部150により制御される。
プリンタ制御部301は、入力されたビデオ信号に基づいて不図示の露光制御部を介して露光装置200を駆動するものである。操作部610は、画像形成に関する各種機能を設定する複数のキー、設定状態を示す情報を表示するための表示部などを有している。そして、各キーの操作に対応するキー信号をCPU回路部150に出力すると共に、CPU回路部150からの信号に基づき対応する情報を表示部に表示するものである。
シート処理装置制御部190は、シート処理装置100に搭載され、CPU回路部150と情報のやり取りを行うことにより、シート処理装置全体の駆動制御を行うものである。このシート処理装置制御部190は、不図示のCPU、RAM、ROM、I/O(入出力部)、通信インターフェース、ネットワークインターフェース等を有している。
ここで、シート処理装置制御部190のI/O(入出力部)の出力ポートには、ステッピングモータM1及び駆動モータM2並びにソレノイドSL1〜SL6が接続されている。また、I/O(入出力部)の入力ポートには、パスセンサ103、パスセンサ111、上死点センサ131及び下死点センサ132が接続されている。そして、これら各種センサからの検知信号に基づき各種駆動系の駆動を制御している。
次に、シート断裁部120の構成について説明する。
図4は、シート断裁部120を示す説明図であり、図4(a)は、断裁刃122を断裁待機位置に移動させている状態を示す図であり、図4(b)は、断裁刃122を断裁位置に移動させている状態を示す図である。
シート断裁部120は、2つの刃先121a,121bを有する固定刃121Aが内蔵された支持台121を備えている。また、シート断裁部120は、固定刃121Aの刃先121aに対向する刃先122a及び固定刃121Aの刃先121bに対向する刃先122bを有する可動刃となる断裁刃122を備えている。断裁刃122は、支持台121(固定刃121A)の上方に配置され、昇降可能に支持されている。
支持台121は、突き当て部104のシートの搬送方向下流側に配置され、突き当て部104に沿って搬送されたシートを支持する。
固定刃121Aの刃先121a及び刃先121bは、支持台121に形成された平面視略四角形の貫通孔の上縁に形成されている。具体的には、固定刃121Aの刃先121aは、貫通孔の搬送路側の上縁に形成され、固定刃121Aの刃先121bは、貫通孔の搬送方向下流側の上縁に形成されている。
この支持台121の貫通孔の搬送路側の刃面は、平面視シートPの搬送方向と平行となるように形成されている。また、支持台121の貫通孔の搬送方向下流側の刃面は、平面視シートPの搬送方向と直交(直角に交差)するように形成されている。つまり、刃先121aと刃先121bとは、互いに直交するように支持台121の貫通孔の上縁に形成されている。支持台121の固定刃121Aの一方の刃先121aは、他方の刃先121bよりも長くなるように設定されている。
また、可動刃である断裁刃122の基体は、平面視略四角形に形成されており、2つの刃先122a,122bは、断裁刃122の基体の下縁に形成されている。具体的には、刃先122aは、基体の搬送路側の下縁に形成され、刃先122bは、基体の搬送方向下流側の下縁に形成されている。
この断裁刃122の搬送路側の刃面122waは、平面視シートPの搬送方向と平行となるように形成されている。また、断裁刃122の搬送方向下流側の刃面122wbは、平面視シートPの搬送方向と直交するように形成されている。つまり、刃先122aと刃先122bとは、互いに直交するように断裁刃122の基体の下縁に形成されている。断裁刃122の一方の刃先122aは、他方の刃先122bよりも長くなるように設定されている。
断裁刃122の刃面122wa,122wbは、固定刃121Aの刃面に対向して設けられている。そして、図4(b)に示すように、断裁刃122が断裁位置に下降し、断裁刃122の刃先122a,122bが刃先121a,121bと合わさることでシートPを断裁し、シートPに切欠きを形成するようになっている。
また、シート断裁部120は、断裁刃122を上下方向(図4中矢印E方向)に駆動する駆動手段としての駆動部160を備えている。
駆動部160は、支持台121に固定されたガイド軸125と、断裁刃122が固定される支持部材123と、支持部材123に固定され、ガイド軸125が貫通するガイドブッシュ124と、支持部材123を矢印E方向に移動させるカム機構170とを有する。
また、駆動部160は、支持台121と支持部材123との間に配置され、ガイド軸125に装着されて、常時、支持部材123を上方向(断裁刃122が断裁待機位置に移動する方向)に付勢するコイルばね130を有する。
カム機構170は、駆動モータM2と、駆動モータM2の軸に固定されたプーリ126と、支持部材123に当接するカム129と、カム129の軸に固定されたプーリ127と、プーリ126,127に張架されたタイミングベルト128とを有する。カム129は、偏心カムである。
そして、カム129が、駆動モータM2によりプーリ126,タイミングベルト128,プーリ127を介して回転駆動されることで、コイルばね130の付勢力により常時、カム129に当接している支持部材123が、図4中矢印E方向に往復運動する。これにより、支持部材123に固定される断裁刃122は、駆動部160の駆動によって、下方に移動してシートPを断裁する断裁位置(図4(b)参照)と、断裁位置から上方に退避する断裁待機位置(図4(a)参照)とに移動する。
図5は、シート断裁部120の要部を示す説明図である。
断裁刃122の刃先122aは、支持台121の固定刃121Aの刃先121aに対して傾斜しており、断裁刃122の刃先122bは、支持台121の固定刃121Aの刃先121bに対して傾斜している。
具体的に説明すると、刃先122aは、シートの搬送方向上流側から下流側に向かって刃先121a側(下方)に突出するように傾斜している。また、刃先122bは、幅方向の搬送路と反対側から搬送路側に向かって刃先121b側(下方)に突出するように傾斜している。
そして、刃先122a,122bは、互いに交差して形成された共通の刃先端Yを有している。つまり、刃先122a,122bは、刃先端Yを共有している。このように刃先122a,122bを形成することで、共通の刃先端YがシートP側に突出することとなる。この共通の刃先端Yは、先細りとなって尖っており、シートの面上の一点を貫通しやすくなっている。
次に、支持台121に搬送されたシートPを断裁する際の断裁刃122の動作について説明する。図6は、シートPを切欠いた状態を示す説明図である。
支持台121に搬送されたシートPを断裁する際には、駆動部160により断裁刃122を図4(a)に示す断裁待機位置から図4(b)に示す断裁位置に移動させる。
なお、ユーザは、インデックス加工の位置として、図6の(a),(b)に示すようなシートPの断裁長Xa,Xbを、操作部610(図1)で任意に設定することができる。
ここで、断裁刃122が支持台121(固定刃121A)に向かって移動(下降)している途中で、図5に示す2つの刃先122a,122bの共通の刃先端Yが、図6に示すシートの面上の一点である点P1(点P2)に当接する。
そして、更に断裁刃122を下降させると、シートの面上の点P1(点P2)を断裁刃122の刃先端Yが貫通する。この状態で更に断裁刃122を固定刃121Aの刃面に沿って下降する方向に移動させると、断裁刃122は、2つの刃先122a,122bによりシートの面上の点P1(点P2)から縁辺Pa,Pbのそれぞれに向かってシートを断裁することとなる。詳述すると、断裁刃122は、刃先122aにより点P1(点P2)からシートの搬送方向上流側の縁辺Paに向かってシートを断裁すると共に、刃先122bにより点P1(点P2)からシートの幅方向の搬送路と反対側の縁辺Pbに向かってシートを断裁する。つまり、シートは、断裁刃122の刃先122aと固定刃121Aの刃先121aとが交わる点と、断裁刃122の刃先122bと固定刃121Aの刃先121bとが交わる点の2点で断裁される。
このように、2つの刃先122a,122bによりシートを断裁することで、シートの端部には、1回の断裁処理でタブが形成される。そして、このようにシートの面上の一点から外側の縁辺Pa,Pbに向かってシートPが断裁されるので、シートは、断裁の際に撓むことなく支持台121に張られた状態に保たれ、傾斜した2つの刃先122a,122bによりスムーズに断裁される。これにより、シートにシワや破れが発生するのを防止することができ、断裁面にバリが発生するのを防止することができる。
また、断裁力が小さくなるので、断裁刃122を駆動する駆動モータM2の駆動力も小さくなり、小型の駆動モータM2とすることができるので、装置をコンパクトにすることができる。
次に、シート処理装置100を製造する際に、断裁刃122と固定刃121Aを有する支持台121とを装置本体に組み付ける場合について説明する。
図7は、断裁刃122を断裁位置に移動させた際のシート断裁部120の要部を示す説明図である。
断裁刃122及び固定刃121Aを有する支持台121を装置本体に組み付ける際には両刃の刃面が平行となるように配置するが、固定刃121A,断裁刃122には僅かに製造誤差が生じる。例えば、断裁刃122の一方の刃先122aが形成されている側の刃面122waと断裁刃122の他方の刃先122bが形成されている側の刃面122wbとが直交する(90度となる)ように製造しようとしても、僅かに90度からずれてしまうことがある。そして、刃面122waは、刃面122wbよりも平面視長く形成されている。
そこで、本実施の形態では、まず、断裁刃122の一方の刃面122waと、支持台121の固定刃121Aの刃面(不図示)との隙間(長辺側の隙間)X1を、シート断裁時にバリが生じることのない所定寸法に調整する。
そして、長辺側の隙間X1を所定寸法に調整した状態を基準に、断裁刃122の他方の刃面122wbと、支持台121の固定刃121Aの刃面(不図示)との隙間(短辺側の隙間)X2を設定する。なお、隙間X1,X2の調整の順序は、逆でもよいし、交互に微調整するようにしてもよい。
ここで、長辺側の隙間X1を所定寸法に調整した状態では、短辺側の隙間X2における刃先端Yに近い搬送路側とその反対側とでは製造誤差に起因する寸法差が生じるが、刃面122wbの長さが刃面122wbよりも短いので、その寸法差を極めて小さくできる。
例えば、短辺側の隙間X2は、0.2mm程度では良好な断裁状態となり、0.3mm程度から断裁面にバリが生じることが確認されているが、短辺側の隙間X2の両側の寸法差は極めて小さいため、0.2mm程度に設定することができる。
これにより、長辺側の隙間X1及び短辺側の隙間X2をできる限り小さくすることができ、短辺側の隙間X2は多少寸法差があっても、断裁精度を確保することができる。そして、長辺側の隙間X1を所定寸法に調整すれば、短辺側の隙間X2の調整は容易となるので、シート断裁部120の生産性が向上する。
なお、上記実施の形態に基づいて本発明を説明したが、本発明はこれに限定されるものではない。
上記実施の形態では、断裁刃122の刃先122a,122bの刃先端Yが先細りとなって尖っている形状の場合について説明したが、この形状に限定するものではない。すなわち、刃先端がRの付いた丸刃形状であってもよく、刃先端である丸刃部分をシートの面上の一点に当接させた後、2つの刃先によって断裁することにより、同様の効果が得られる。
また、上記実施の形態では、断裁刃122が2つの刃先122a,122bを有する場合について説明したが、更に別の刃先を有していてもよいし、同様に交差する別の2つの刃先を有していてもよい。
また、上記実施の形態では、2つの刃先122a,122bが平面視互いに直交(直角に交差)する場合について説明したが、これに限定するものではなく、2つの刃先122a,122bが平面視互いに交差していればよい。
また、上記実施の形態では、刃先122a,122bがシートのそれぞれの縁辺Pa,Pbに向かって断裁する場合について説明したが、刃先122a,122bが1つの縁辺Pa(Pb)に向かって断裁する場合についても適用可能である。
また、上記実施の形態では、シートの幅方向の側端部を切欠く場合について説明したが、シートの搬送方向上流側又は下流側の端部を切欠く場合についても適用可能である。
また、上記実施の形態では、シート処理装置を画像形成装置に組み込んだ場合について説明したが、これに限定するものではなく、シート処理装置単体で動作させることも可能であり、また、別の機器に組み込むことも可能である。
100 シート処理装置
121 支持台
121a,121b 刃先
121A 固定刃
122 可動刃(断裁刃)
122a,122b 刃先
122wa,122wb 刃面
1000 画像形成装置
Y 刃先端

Claims (5)

  1. シートに切欠きを形成するシート処理装置において、
    シートを支持する支持台と、
    前記支持台に設けられた固定刃と、
    前記固定刃の刃面に対向して配置された刃面を有し、前記固定刃の刃面に沿って移動する可動刃と、を備え、
    前記可動刃は、前記固定刃の刃先に対して傾斜し、互いに交差して形成された共通の刃先端を有する2つの刃先を備え、前記共通の刃先端を前記支持台に支持されたシートの面上の一点に当接させた後、前記固定刃の刃面に沿って移動し、前記2つの刃先によりシートの面上の一点からシートの縁辺に向かってシートを断裁する、
    ことを特徴とするシート処理装置。
  2. 前記可動刃の一方の刃先が形成されている側の刃面と、前記固定刃の刃面との隙間を所定寸法に調整した状態を基準に、前記可動刃の他方の刃先が形成されている側の刃面と、前記固定刃の刃面との隙間を設定した、
    ことを特徴とする請求項1に記載のシート処理装置。
  3. 前記可動刃の一方の刃先は、前記可動刃の他方の刃先よりも長く形成されている、
    ことを特徴とする請求項2に記載のシート処理装置。
  4. 前記支持台に搬送するシートの斜行を補正する斜行補正手段を備えた、
    ことを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載のシート処理装置。
  5. シートにトナー像を形成する画像形成部と、
    画像形成されたシートを処理する請求項1乃至4のいずれか1項に記載のシート処理装置と、を備えた、
    ことを特徴とする画像形成装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN109895149A (zh) * 2017-12-11 2019-06-18 北京康安高分子开发中心 一种柔性薄板型材的裁切装置

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