JP2010189119A - 記録シート搬送装置および画像形成装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】用紙の先端をレジストレーションロールのニップ部に突き当てて撓みを形成する際の用紙の音鳴りを抑制する。
【解決手段】レジストレーションロール34のニップ部に用紙の先端を突き当ててループRを形成している間、テイクアウェイロールの従動ロール60bの円形部61および半円部62が駆動ロールとともに用紙Pを挟んで送り出し、用紙Pの後端がテイクアウェイロールを抜けるときに半円部62が用紙Pをニップしないようにする。
【選択図】図3

Description

本発明は、記録シート搬送装置およびこの記録シート搬送装置を用いた画像形成装置に関する。
画像形成装置としては、例えば特許文献1に記載されているように、転写機構に用紙が供給される際に、用紙をレジストレーションロールのニップ部に突き当てて用紙に撓みを形成し、レジストレーションロールの搬送力を弱くして用紙を転写機構に送ることにより、用紙を正確に位置決めするようにしたものがある。
また、特許文献2には、手差しにより用紙を供給し搬送するローラの中央部を断面半円形とし、幅が小さい用紙を断面半円形の部分に通すことで幅ひろの用紙とは異なる条件で用紙を送るようにした画像形成装置が記載されている。
特開平11−015221号公報 特開2002−249257号公報 特開2007−187455号公報
本発明は、記録シートをロールのニップ部に突き当てて撓みを形成する際の記録シートの音鳴りを抑制することができる記録シート搬送装置および画像形成装置を提供することを目的としている。
請求項1に係る発明は、外周が互いに接触して記録シートを挟んで送る一対の第1ロールと、外周が互いに接触し接触した部分に前記第1ロールから送られた記録シートを突き当てて撓みを形成し、次いで記録シートを挟んで送る一対の第2ロールとを供えた記録シート搬送装置において、前記第1ロールは、前記記録シートを撓ませている間に前記記録シートを挟む軸方向長さをL1とし、前記記録シートが前記第1ロールから抜け出るときの前記記録シートを挟む軸方向長さをL2としたときに、L1>L2の関係を満たすことを特徴とする。
請求項2に係る発明は、請求項1に記載の発明において、前記第1ロールは、軸方向長さがL2の内側部分では断面円形であり、軸方向長さがL2の部分よりも軸方向外側の両端部では、前記第1ロールの少なくともいずれか一方の断面は円の一部が欠けた形状をしていることを特徴とする。
請求項3に係る発明は、請求項2に記載の発明において、前記第1ロールは、軸方向長さがL2の部分よりも軸方向外側の両端部において円の一部が欠けた一様な断面を有していることを特徴とする。
請求項4に係る発明は、前記第1ロールは、請求項2に記載の発明において、軸方向長さがL2の部分よりも軸方向外側の両端部において、外側へ向かうに従って前記第1ロールの外周面から中心に向かって漸次近付く傾斜面が形成されていることを特徴とする。
請求項5に係る発明は、請求項1〜4のいずれかに記載の発明において、前記第1ロールの上流側の位置に、記録シートの先端を検出する記録シート検出手段を設け、前記第1ロールに、その位相を検出する位相検出手段を設け、前記記録シート検出手段と前記位相検出手段の検出結果に基づいて前記第1ロールの回転速度を加減することを特徴とする。
請求項6に係る発明は、請求項3に記載の発明において、横軸を前記第1ロールの直径とし、縦軸を記録シートの搬送方向長さとしたグラフにおいて、前記第1ロールの円の一部が欠けた一様な非円形断面の部分が記録シートをニップしている状態からニップしない状態に切り替わるときの搬送長さと、非円形断面の部分が記録シートをニップしていない状態からニップする状態に切り替わるときの搬送長さとを前記グラフに記載し、このグラフの縦軸に、選択した複数種類の記録シートの搬送方向長さを当てはめ、全ての記録シートの縦軸値において前記非円形断面の部分が記録シートをニップしていない状態となるように前記第1ロールの直径を選択したことを特徴とする。
請求項7に係る発明は、請求項1に記載の発明において、前記第1ロールは、第1駆動ロールと第1従動ロールとからなり、前記第1従動ロールは、前記L2の軸方向長さを有する中央ロール部と、この中央ロール部の両端側に設けられた端ロール部とを備え、前記記録シートを撓ませている間に前記中央ロール部および前記端ロール部が第1駆動ロールとともに前記記録シートを挟み、前記記録シートが前記第1ロールから抜け出るときに前記端ロール部が前記第1駆動ロールから離れる方向へ移動して前記記録シートから離れることを特徴とする。
請求項8に係る発明は、請求項7に記載の発明において、前記端ロールは、その中央部に前記中央ロールのシャフトが隙間をもって貫通する孔を備えるとともに、その外周を軸受手段により回転自在に支持され、前記軸受手段は、前記第1駆動ロールに対して接近および離れる方向に移動可能であることを特徴とする。
請求項9に係る発明は、トナー画像を形成する画像形成部と、前記画像形成部で形成されたトナー画像を記録シートに転写する転写部と、前記記録シートに転写された前記トナー画像を定着させる定着部と、前記記録シートを前記画像形成部、前記転写部、および前記定着部へ順番に搬送する搬送手段とを備えた画像形成装置において、前記搬送手段は、駆動ロールとこの駆動ロールと接触して連れ回る従動ロールとからなる複数の搬送ロールを備え、前記搬送ロールの一部を請求項1〜8のいずれかに記載の記録シート搬送装置で構成し、この記録シート搬送装置の駆動源を他の搬送ロールの駆動源とは別に設けたことを特徴とする。
請求項10に係る発明は、請求項8に記載の発明において、前記第1ロールは、他の駆動手段を駆動するモータとは別個のモータにより駆動されることを特徴とする。
請求項1に係る発明によれば、記録シートを第2ロールのニップ部に突き当ててループを形成する際や、ループを形成した後記録シートが第1ロールから抜け出るときの記録シートの音鳴りを抑制することができる。
請求項2に係る発明によれば、簡単な構成で記録シートがループを形成する際や第1ロールから抜け出るときの記録シートの音鳴りを抑制することができる。
請求項3に係る発明によれば、上記と同様に簡単な構成で記録シートがループを形成する際や第1ロールから抜け出るときの記録シートの音鳴りを抑制することができる。
請求項4に係る発明によれば、上記と同様に簡単な構成で記録シートがループを形成する際や第1ロールから抜け出るときの記録シートの音鳴りを低減することができるとともに、第1ロールの記録シートに対するニップ長さが連続的に変化するので、その変化の際の記録シートの音鳴りが抑制される。
請求項5に係る発明によれば、記録シートがループを形成する際の第1ロールの位相を調整することができる。これにより、記録シートの搬送方向長さが変わっても記録シートがループを形成する際の記録シートの音鳴りを抑制することができる。
請求項6に係る発明によれば、記録シートの搬送方向長さが変わっても記録シートが第1ロールを抜け出るときの記録シートの音鳴りを抑制することができる。
請求項7に係る発明によれば、端ロールを第1駆動ロールから離れる方向へ移動させることにより、第1ロールの位相に関係なく記録シートが第1ロールから抜け出るときの記録シートの音鳴りを抑制することができる。したがって、あらゆるサイズの記録シートにおいて音鳴りを抑制することができる。
請求項8に係る発明によれば、簡単な構成で請求項7に係る発明の効果を得ることができる。
請求項9に係る発明によれば、記録シートの音鳴りを低減することができる画像形成装置が提供される。
請求項10に係る発明によれば、記録シートがループを形成する際の第1ロールの位相を調整することができる。これにより、記録シートの搬送方向長さが変わっても記録シートがループを形成する際の記録シートの音鳴りを抑制することができる。
本発明の一実施形態の画像形成装置を示す断面図である。 (A)は実施形態のテイクアウェイロールを示す側面図、(B)は(A)のB−B線断面図、(C)は(A)のC−C線断面図、(D)は(A)矢印D矢視である。 (A)は従来技術におけるテイクアウェイロールの作用を示す斜視図、(B),(C)は実施形態のテイクアウェイロールの作用を示す斜視図である。 実施形態のレジストレーションロールおよびテイクアウェイロールを示す側面図である。 テイクアウェイロールの直径と用紙ニップ区間の関係を示すグラフである。 (A)は本発明の他の実施形態におけるテイクアウェイロールを示す側面図であり、(B)は(A)の矢印B矢視である。 図6に示す実施形態の変形例を示す側面図である。 図6に示す実施形態の変形例を示す斜視図である。
1.画像形成装置の全体構成
以下、本発明の一実施形態について図面を参照して説明する。図1において符号1は、画像形成装置である。画像形成装置1は、制御部5と、画像形成ユニット10と、一次転写部20と、給紙部30と、二次転写部40と、定着部50とを備えている。カラープリンタ1は、シアン(C)、マゼンタ(M)、イエロー(Y)、ブラック(K)の4色の色成分の重ね合わせた画像を用紙(記録シート)Pに印刷する。
画像形成ユニット10は、制御部5から供給される画像データに応じてレーザ光を走査するレーザ光走査部11と、このレーザ光走査部11の上方に配置され、レーザ光走査部11で走査されたレーザ光により静電潜像が形成される感光体ドラム12とを有している。レーザ光走査部11は、各色の画像データに応じて変調したレーザ光を偏向走査して、感光体ドラム12に照射する。そして、各色の画像データに応じた静電潜像が感光体ドラム12に形成され、静電潜像が現像器13を通過することにより現像器13から感光体ドラム12の表面にトナーが供給され、その表面の静電潜像にトナーが残ってトナー像が現像される。
感光体ドラム12上のトナー像は、矢印B方向に循環している一次転写部20の転写ベルト21上に一次転写される。転写ベルト21の内周側には、感光体ドラム12との間に転写ベルト21を挟み、転写ベルト21と連れ回りする一次転写ロール24が回転自在に設けられている。転写ベルト21を挟んで駆動ロール22と対向する位置には、転写ベルト21の表面を掃除するベルトクリーナ25が設けられている。
給紙部30は、給紙保管部31から引き出した記録部材Pを二次転写装置40に向けて搬送するものであり、多数の用紙Pが収容される用紙収容部31と、用紙収容31から1枚の用紙Pを引き出す抽出ロール32と、搬送ロール33とを備えている。また、給紙装置30は、定められたタイミングで二次転写部40に用紙Pを送り込むレジストレーションロール34と、このレジストレーションロール34に用紙Pを送り込むテイクアウェイロール60とを備えている。テイクアウェイロール60の構成については後に詳しく説明する。
二次転写部40は、バックアップロール23との間に転写ベルト21を挟み、バックアップロール23との間に転写圧を発生させながら連れ回りする二次転写ロール41を備えている。二次転写部40においては、用紙収容部31から搬送された用紙Pが、転写ベルト21上のトナー像とタイミングを合わせて二次転写ロール41と転写ベルト21との間に挿入され、用紙Pの表面にトナー像が二次転写される。二次転写された用紙Pは、定着部50に送られる。
定着部50は、加熱ロール51と、加圧ロール52とを備えている。加熱ロール51と加圧ロール52との間に用紙Pを加熱しながら強く挟んで搬送することにより、用紙Pの表面に二次転写像を定着させる。
2.用紙搬送機構の構成
図2はテイクアウェイロール60を示す側面図である。テイクアウェイロール60は、モータによって回転させられる駆動ロール60aと、駆動ロール60aに対して連れ回りする従動ロール60bとからなり、図2には従動ロール60bを示している。なお、従動ロール60bに代えて駆動ロール60aを図2のように構成することができ、あるいは、両ロール60a,60bとも図2のように構成することができる。また、駆動ロール60aのモータは、他の構成要素を駆動するモータとは別個に設けられており、他の駆動系とは独立して制御される。
テイクアウェイロール60の従動ロール60bの中央部には、断面円形の円形部61が形成され、円形部61の両側には断面が例えば半円形の半円部62が形成されている。また、従動ロール60bの中心には、シャフト63が貫通させられている。このシャフト63には、エンコーダ等の位相検出手段(図示略)が設けられており、位相検出手段の検出結果は制御部5に入力される。また、図4に示すように、テイクアウェイロール60の上流側の用紙搬送経路には、用紙Pの先端を検出する用紙検出センサ(用紙検出手段)65が配置されている。この用紙検出センサ65の検出結果は制御部5に入力される。
3.画像形成装置の動作
次に、上記画像形成装置1の動作について説明する。画像形成装置1では、それぞれの感光体ドラム11の表面に形成されたC,M,Y,Kの各色のトナー像を転写ベルト21に順次一次転写する。次いで、給紙部30から搬送された用紙Pに、二次転写部40により転写ベルト21上の一次転写像を二次転写する。そして、用紙Pを定着部50に送って二次転写像を定着させ、用紙を排出する。
ここで、テイクアウェイロール60から送り出された用紙Pは、先ずレジストレーションロール34にニップ部に突き当たる(図4参照)。このときレジストレーションロール34は回転していないので、用紙PにはループRが形成される。これにより、用紙の姿勢が真っ直ぐとされる。このループRを形成している間、図3(B)に示すように、従動ロール60bの円形部61および半円部62が駆動ロール60aとともに用紙Pを挟んで送り出している。つまり、テイクアウェイロール60は、用紙Pの幅の全長に亘って挟んでいる。図3(B)はループRができ上がった状態を示し、この状態からレジストレーションロール34が回転し始める。レジストレーションロール34の回転周速度は、テイクアウェイロール60の回転周速度より速いため、ループRは小さくなってゆく。なお、説明の便宜上、従動ロール60bは用紙Pの上側に記載している。
以上の制御は、用紙検出センサ65と位相検出手段の検出結果に基づき制御部5がテイクアウェイロール60の回転速度を加減することで行う。すなわち、用紙検出センサ65が用紙Pの先端を検出してからテイクアウェイロール60のニップ部に達するまでの時間は既知であるから、制御部5は、用紙Pがテイクアウェイロール60のニップ部に達したときにテイクアウェイロール60が所定の位相となるように制御する。この所定の位相とは、用紙Pの先端がレジストレーションロール34のニップ部に達してループRの形成が始まるタイミングにおいて、従動ロール60bの円形部61と半円部62とが用紙Pのニップを開始するようになる位相である。
そして、用紙Pがテイクアウェイロール60を抜ける際には、図3(B)に示す状態から従動ロール60bが約180°回転しており、円形部61のみが駆動ロールと用紙Pを挟んでいる。つまり、テイクアウェイロール60は、用紙Pの中央部のみを挟んでいる。その状態で、用紙Pはテイクアウェイロール60から抜き出されて転写部40に送られる。このような動作は、用紙Pの搬送方向の長さに対してテイクアウェイロール60の直径を適宜設定することで可能となる。この点について図5を参照して説明する。
図5は、テイクアウェイロール60の直径と半円部62が用紙をニップする長さとの関係を示すグラフである。半円部62は、半回転する毎に用紙Pのニップと用紙Pをニップしない非ニップを繰り返し、図5の右側の縦軸にはニップか非ニップかを示している。たとえば、最もロール径が大きい場合の縦軸を参照すると、半円部62の最初の半回転はニップであり、次の半回転は非ニップであり、次の半回転(1.5回転目)はニップとなる。このようにして、図5には、ニップと非ニップが交互に現れることを示している。また、その間に用紙Pが進む長さは図5の左側の縦軸に示している。テイクアウェイロール60の直径と用紙Pが進む長さは比例するので、テイクアウェイロール60の直径に対して、ニップから非ニップに切り替わるときの用紙Pが進んだ長さを破線、非ニップからニップに切り替わるときの用紙Pが進んだ長さを実線として図5に示す。
図5にA3〜B5の縦のサイズとA4の横のサイズを一点鎖線で示す。たとえば、A4の用紙を縦方向に送る場合を考えると、A4縦の一点鎖線と破線の上であって実線の下の領域と重なるときのロール径である場合に、用紙Pの後端がテイクアウェイロール60を抜けるときに半円部62が用紙Pをニップしていない。そのようにして、A3〜B5の縦のサイズとA4の横のサイズにおいて、用紙Pの後端がテイクアウェイロール60を抜けるときに半円部62が用紙Pをニップしないロール径を探すと、図5で縦の白抜き帯で示す範囲Aがそれに該当する。したがって、主要な用紙のサイズにおいて、ロール径を図5に示す範囲に設定することにより、用紙Pの後端がテイクアウェイロール60を抜けるときに半円部62が用紙Pをニップしないようにすることができる。
上記構成の画像形成装置1では、ループRを形成している間、従動ロール60bの円形部61および半円部62が駆動ロール60aとともに用紙Pを挟んで送り出すから、その際の用紙Pの音鳴りを抑制することができる。すなわち、図3(A)のように、実施形態のような半円部62のない短いテイクアウェイロール60cを用いた場合には、ループRが扇状のいびつな形状となり、座屈音が発生することがあった。この点、上記実施形態では、用紙Pがその全幅にわたって挟まれているので、用紙Pが均一に送り出される。したがって、均一にループRが形成されるので、音鳴りを抑制することができる。
また、上記構成の画像形成装置1では、用紙Pの後端がテイクアウェイロール60を抜けるときに半円部62が用紙Pをニップしていないから、用紙Pがテイクアウェイロール60を抜けるときにその後端両端部がテイクアウェイロール60と衝突する音や用紙自体の跳ね音が発生するようなことがない。このように、上記構成の画像形成装置1では、用紙Pをレジストレーションロール34のニップ部に突き当ててループRを形成する際や、ループRを形成した後用紙Pがテイクアウェイロール60から抜け出るときの用紙Pの音鳴りを低減することができる。
特に、上記実施形態では、テイクアウェイロール60の従動ロール60bに半円部62を形成するという簡単な改良により用紙Pの音鳴りを抑制しており、費用に対する改善効果が大きい。
さらに、上記実施形態では、用紙Pの先端を検出する用紙検出センサ65と、テイクアウェイロール60の位相を検出する位相検出手段を設け、さらに、テイクアウェイロール60の駆動ロール60bのモータは、他の構成要素を駆動するモータとは別個に設けられて他の駆動系とは独立して制御されるから、用紙PがループRを形成する際のテイクアウェイロール60の位相を調整することができる。これにより、用紙Pのサイズが変わっても用紙Pがループを形成する際の記録シートの音鳴りを低減することができる。
加えて、図5に示すグラフでテイクアウェイロール60の直径を設定することにより、A3〜B5の縦のサイズとA4の横のサイズという殆どの用紙サイズにおいて、用紙Pの後端がテイクアウェイロール60を抜けるときに半円部62が用紙Pをニップしないようにするこができ、用紙Pがテイクアウェイロール60を抜けるときの跳ね音の発生を抑制することができる。
4.変形例
図3(C)は上記実施形態の変形例を示す図である。この変形例では、テイクアウェイロール70の従動ロール70bは、断面円形の円形部71の両側に、外側へ向かうに従って円形部71の外周面から中心に向かって漸次近付く傾斜面72aが形成されることにより、断面が非円形の非円形部72が形成されている。
このような変形例においても、用紙PにループRを形成している間、従動ロール70bの円形部71および非円形部72が駆動ロールとともに用紙Pをニップして送り出している。つまり、テイクアウェイロール70は、用紙Pの幅の全長に亘って挟んでいる。図3(C)はループRができ上がった状態を示し、この状態からレジストレーションロール34が回転し始める。そして、用紙Pがテイクアウェイロール70を抜ける際には、図3(C)に示す状態から従動ロー70bが約180°回転しており、円形部71のみが駆動ロールと用紙Pをニップしている。つまり、テイクアウェイロール70は、用紙Pの中央部のみをニップしている。その状態で、用紙Pはテイクアウェイロール70から抜き出されて転写40に送られる。
上記のような変形例においても、ループRを形成している間、従動ロール70bの円形部71および非円形部72が駆動ロールとともに用紙Pを挟んで送り出すから、用紙Pが均一に送り出される。したがって、均一にループRが形成されるので、音鳴りを抑制することができる。また、用紙Pの後端がテイクアウェイロール70を抜けるときに非円形部72が用紙Pをニップしていないから、用紙Pがテイクアウェイロール70を抜けるときにその後端両端部がテイクアウェイロール70と衝突する音や用紙自体の跳ね音が発生するようなことがない。
特に、上記変形例では、円形部71の両側に、外側へ向かうに従って円形部71の外周面から中心に向かって漸次近付く傾斜面72aを形成しているから、従動ロール70bの用紙Pに対するニップ長さが連続的に変化する。このため、用紙Pに与える衝撃が少なく、用紙Pの音鳴りを抑制することができる。
5.その他の実施形態
図6は他の実施形態のテイクアウェイロールの従動ロール80bを示す図である。従動ロール80bの中央部には、断面円形の円形部81が配置され、円形部81の両側には断面リング状の可動部82が配置されている。円形部81の中央にはシャフト83が貫通させられ、シャフト83と可動部82の内周面との間には隙間84が設けられている。可動部82の外周は、軸受85によって回転自在に支持され、軸受85どうしはブラケット86によって接続されている。ブラケット86は、図示しない駆動機構により、テイクアウェイロールの駆動ロールに対して接近および離れる方向に移動させられる。
上記実施形態においては、用紙PにループRを形成している間、従動ロール80bの円形部81および可動部82が駆動ロールとともに用紙Pを挟んで送り出している。つまり、テイクアウェイロールは、用紙Pの幅の全長に亘って挟んでいる。用紙PにループRができ上がると、レジストレーションロール34が回転し始める。そして、用紙Pがテイクアウェイロールを抜ける際には、ブラケット86が図中上方へ移動し、可動部82が駆動ロールから離れる。つまり、テイクアウェイロールは、用紙Pの中央部のみを挟んでいる。その状態で、用紙Pはテイクアウェイロールから抜き出されて転写部40に送られる。
上記のような実施形態においても、ループRを形成している間、従動ロール80bの円形部81および可動部82が駆動ロールとともに用紙Pを挟んで送り出すから、用紙Pが均一に送り出される。したがって、均一にループRが形成されるので、音鳴りを抑制することができる。また、用紙Pの後端がテイクアウェイロールを抜けるときに可動部82が用紙Pをニップしていないから、用紙Pがテイクアウェイロールを抜けるときにその後端両端部がテイクアウェイロールと衝突する音や用紙自体の跳ね音が発生するようなことがない。特に、上記実施形態では、従動ロール80bの位相に関係なく用紙Pがテイクアウェイロールから抜け出るときの音鳴りを抑制することができる。したがって、あらゆるサイズの用紙に対して音鳴りを抑制することができる。
図7および図8は、図6に示す実施形態の変形例を示す図である。これらの図に示すように、可動部82は、円形部81と離れて配置され、中央部に挿入された軸受90によって回転自在に支持されている。軸受90の中央部は中空とされ、その内周面とシャフト83との間に隙間84が設けられている。軸受90の両端部は可動部82の端面から突出し、そこには側面視でコ字状をなすブラケット91の端部が固定されている。そして、ブラケット91は、板92によって接続され、板92は、図示しない駆動機構により、テイクアウェイロールの駆動ロールに対して接近および離れる方向に移動させられる。このような変形例においても上記実施形態と同等の作用、効果を奏することができる。特に、この変形例では、可動部82の内周面を構成する材料として摩擦抵抗の低いものを任意に選択することができるという利点がある。なお、この変形例において、軸受90を可動部82と一体的に構成し、軸受90の外周をブラケット91によって回転自在に支持する構成も採用可能である。
本発明は、複写機、プリンタ、ファクシミリ、およびこれらの複合機等の画像形成装置に利用することができる。
1 画像形成装置
34 レジストレーションロール(第2ロール)
60 テイクアウェイロール(第1ロール)
60a 従動ロール
60b 駆動ロール
61,81 円形部
62 半円部
65 用紙検出センサ(用紙検出手段)
82 可動部
P 用紙(記録シート)
R ループ(撓み)

Claims (10)

  1. 外周が互いに接触して記録シートを挟んで送る一対の第1ロールと、外周が互いに接触し接触した部分に前記第1ロールから送られた記録シートを突き当てて撓みを形成し、次いで記録シートを挟んで送る一対の第2ロールとを供えた記録シート搬送装置において、
    前記第1ロールは、前記記録シートを撓ませている間に前記記録シートを挟む軸方向長さをL1とし、前記記録シートが前記第1ロールから抜け出るときの前記記録シートを挟む軸方向長さをL2としたときに、L1>L2の関係を満たすことを特徴とする記録シート搬送装置。
  2. 前記第1ロールは、軸方向長さがL2の内側部分では断面円形であり、軸方向長さがL2の部分よりも軸方向外側の両端部では、前記第1ロールの少なくともいずれか一方の断面は円の一部が欠けた形状をしていることを特徴とする請求項1に記載の記録シート搬送装置。
  3. 前記第1ロールは、軸方向長さがL2の部分よりも軸方向外側の両端部において円の一部が欠けた一様な断面を有していることを特徴とする請求項2に記載の記録シート搬送装置。
  4. 前記第1ロールは、軸方向長さがL2の部分よりも軸方向外側の両端部において、外側へ向かうに従って前記第1ロールの外周面から中心に向かって漸次近付く傾斜面が形成されていることを特徴とする請求項2に記載の記録シート搬送装置。
  5. 前記第1ロールの上流側の位置に、記録シートの先端を検出する記録シート検出手段を設け、前記第1ロールに、その位相を検出する位相検出手段を設け、前記記録シート検出手段と前記位相検出手段の検出結果に基づいて前記第1ロールの回転速度を加減することを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載の記録シート搬送装置。
  6. 横軸を前記第1ロールの直径とし、縦軸を記録シートの搬送方向長さとしたグラフにおいて、前記第1ロールの円の一部が欠けた一様な非円形断面の部分が記録シートをニップしている状態からニップしない状態に切り替わるときの搬送長さと、非円形断面の部分が記録シートをニップしていない状態からニップする状態に切り替わるときの搬送長さとを前記グラフに記載し、このグラフの縦軸に、選択した複数種類の記録シートの搬送方向長さを当てはめ、全ての記録シートの縦軸値において前記非円形断面の部分が記録シートをニップしていない状態となるように前記第1ロールの直径を選択したことを特徴とする請求項3に記載の記録シート搬送装置。
  7. 前記第1ロールは、第1駆動ロールと第1従動ロールとからなり、前記第1従動ロールは、前記L2の軸方向長さを有する中央ロール部と、この中央ロール部の両端側に設けられた端ロール部とを備え、前記記録シートを撓ませている間に前記中央ロール部および前記端ロール部が第1駆動ロールとともに前記記録シートを挟み、前記記録シートが前記第1ロールから抜け出るときに前記端ロール部が前記第1駆動ロールから離れる方向へ移動して前記記録シートから離れることを特徴とする請求項1に記載の記録シート搬送装置。
  8. 前記端ロールは、その中央部に前記中央ロールのシャフトが隙間をもって貫通する孔を備えるとともに、その外周を軸受手段により回転自在に支持され、前記軸受手段は、前記第1駆動ロールに対して接近および離れる方向に移動可能であることを特徴とする請求項7に記載の記録シート搬送装置。
  9. トナー画像を形成する画像形成部と、前記画像形成部で形成されたトナー画像を記録シートに転写する転写部と、前記記録シートに転写された前記トナー画像を定着させる定着部と、前記記録シートを前記画像形成部、前記転写部、および前記定着部へ順番に搬送する搬送手段とを備えた画像形成装置において、
    前記搬送手段は、駆動ロールとこの駆動ロールと接触して連れ回る従動ロールとからなる複数の搬送ロールを備え、
    前記搬送ロールの一部を請求項1〜8のいずれかに記載の記録シート搬送装置で構成し、この記録シート搬送装置の駆動源を他の搬送ロールの駆動源とは別に設けたことを特徴とする画像形成装置。
  10. 前記第1ロールは、他の駆動手段を駆動するモータとは別個のモータにより駆動されることを特徴とする請求項9に記載の画像形成装置。
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