JP2010187639A - 蛇昇塔防止ネット - Google Patents

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Abstract

【課題】複数の鋼材(主柱材101、斜材102、水平材103等)から構成される送電用鉄塔100の脚部に着脱自在に添設して蛇の昇塔を防止するネットであって、着脱自在であり、かつ送電用鉄塔の脚部に密着して取り付けることができ、再利用可能な蛇昇塔防止ネットを提供する。
【解決手段】蛇昇塔防止ネット10を構成する線材の適所に蛇の昇塔を妨害する蛇昇塔妨害突起を備える。蛇昇塔防止ネット10のネット本体11の角隅部に備えられた取付紐13と、ネット本体の長辺中央部分の適所備えられた取付用磁石15とを用いて送電用鉄塔100の脚部に取り付ける。
【選択図】図2

Description

本発明は、送電用鉄塔に蛇が昇塔することを防止する装置に関する。
発電所にて発電された電力を送電線により送るための送電用鉄塔が各所に配置されている。この送電用鉄塔にカラス等の鳥類が営巣することがあり、この卵やひな等を狙って昇塔した蛇が送電線に接触することにより地絡事故等の電気事故が発生する。このような電気事故を防ぐため、蛇の送電用鉄塔等への昇塔を防止するための技術が種々提案されている。
例えば特許文献1には、蛇の昇塔を阻止するように回転する複数本のローラと、これを並列支持する枠体と、枠体を鉄塔の脚部に着脱自在に装着するための取付金具等からなる鉄塔防蛇器具が記載されている。蛇がローラを伝って昇塔しようとしても、蛇の体重によりローラが回転して昇塔を防止する。
また特許文献2には、表面に半円球状の突起を有する蛇昇塔防止シートを鉄塔脚部の主柱材や斜材に設置する工法について記載されている。蛇昇塔防止シートが設置された箇所では蛇が身体を支持できないため、蛇の昇塔が防止される。
特開2008−148634公報 特開2008−154461公報
しかしながら、特許文献1記載の発明では、取付ボルトが多数ある主柱材に対しては、鉄塔防蛇器具の枠体を密着させて取り付けることができない。このため、蛇が鉄塔防蛇器具と取付ボルトとの隙間から昇塔する可能性があるという問題がある。また、枠体を分解することができないため、運搬時にかさばるという問題がある。
特許文献2記載の発明では、蛇昇塔防止シートの全面に接着剤層を有している。このため、蛇昇塔防止シートの取り扱いは非常に困難であり、蛇昇塔防止シートを主塔柱、補助塔柱に貼付する作業は、空気混入防止や位置決め等が煩雑であるという問題がある。また、送電用鉄塔を再塗装する際には、蛇昇塔防止シートを剥がさねばならず、一旦剥がしたシートは再利用できないためコストの増大を招くという問題がある。
本発明は、上述の事情に鑑みてなされたものであり、送電用鉄塔の脚部に着脱自在かつ密着して取り付けることができ、再利用可能な蛇昇塔防止装置を提供することを目的とする。
上記の課題を解決するために、請求項1に記載の発明は、複数の鋼材から構成される送電用鉄塔の脚部に着脱自在に添設して蛇の昇塔を防止するネットであって、該ネットを構成する線材の適所に蛇の昇塔を妨害する蛇昇塔妨害突起を備えたことを特徴とする。
請求項2に記載の発明は、前記蛇昇塔妨害突起は、前記線材の交差部に形成した交差玉部、又は/及び、交差部間の線材の中間部分に形成した中間玉部であることを特徴とする。
請求項1又は2に記載の発明では、蛇昇塔防止ネットに備えられた蛇昇塔妨害突起が蛇の昇塔を妨害する。
請求項3に記載の発明は、前記蛇昇塔妨害突起を備えたネット本体と、該ネット本体の角隅部に備えられて前記鋼材に装着するための取付用紐と、前記ネット本体の長辺中央部分の適所に備えられて前記鋼材に磁力により吸着する取付用磁石と、を備えたことを特徴とする。
請求項3に記載の発明では、蛇昇塔防止ネットを取付用紐と取付用磁石とにより送電用鉄塔の脚部に着脱自在に添設する。
本発明の蛇昇塔防止ネットは蛇の昇塔を妨害する蛇昇塔妨害突起を有するので、蛇の昇塔を防止することができる。また、着脱自在であるので再利用が可能である。また、ネットから構成されるので、送電用鉄塔の脚部に存在するボルトに対して密着して取り付けることができる。
送電用鉄塔の一部を示した正面図である。 蛇昇塔防止ネットの平面図である。 蛇昇塔防止ネットの網目部分の拡大図である。 蛇昇塔防止ネットの網目部分の拡大図である。 線材の直径、線材間の距離及び網目間隔の関係を示す表である。 蛇昇塔防止ネットを装着した等辺山形鋼(主柱材、斜材・雨よけ)の断面図である。 蛇昇塔防止ネットを装着した等辺山形鋼(斜材・雨受け)の断面図である。 進入防止具の斜視図である。 蛇昇塔防止ネットを装着した中空鋼管の一部断面斜視図である。
〔第一の実施形態〕
本発明の第一の実施形態について図1乃至図4に基づいて説明する。本実施形態では、鋼材に等辺山形鋼を用いた送電用鉄塔に蛇昇塔防止ネットを装着する場合について説明する。
図1は、送電用鉄塔の一部を示した正面図である。図1に示すように送電用鉄塔100は、4本の搭脚(主柱材101)をベースに、斜材102、水平材103等の複数の鋼材をやぐら状に組み付けた骨組み構造からなる。送電用鉄塔を構成する鋼材には、一般的に等辺山形鋼又は中空鋼管が使用される。斜材に等辺山形鋼が使用された場合、斜材102の配置には、等辺山形鋼の山側を上向きに配置する雨よけ102aと、等辺山形鋼の谷側を上向きに配置する雨受け102bとがある。
送電用鉄塔100の脚部には、本実施形態に係る蛇昇塔防止ネット10を金属バンド40等により着脱自在に添設して、蛇の昇塔を防止している。
図2は、蛇昇塔防止ネットの平面図である。図2に示すように蛇昇塔防止ネット10は、蛇の昇塔を妨害する蛇昇塔妨害突起を有するネット本体11と、ネット本体11の夫々の角隅部に配置された取付穴12及び取付紐13と、ネット本体11の長辺中央部分の適所に1又は2以上配置された取付穴14及び取付用磁石15と、を備える。
ネット本体11の表面構造について説明する。
まず蛇の身体的特徴について説明する。送電用鉄塔に昇塔する際、蛇は腹側にある幅広の鱗(腹板)を移動面の小さな凹凸に引っ掛けて身体を支えている。従って、腹板を引っ掛けることができなければ、送電用鉄塔に昇塔することはできない。特許文献2(第7頁第1−2行目)に記載されているように、腹板は直径が0.05〜1mm程度の微細な球形状のものには係合せず、蛇はこのような微細な突起を有する物体上を移動することはできない。
そこで、本実施形態における蛇昇塔防止ネットの表面に、上述の微細な突起を形成する。図3、図4は、蛇昇塔防止ネットの網目部分の拡大図である。本実施形態のネット本体11は、所要径を有するとともに所定の強度及び耐候性を有する線材21により構成する。線材21には、例えばテグス或いは樹脂(例えばナイロン)等を用いる。ここで所定の強度とは、送電用鉄塔への昇塔時、降塔時に作業員がネット本体11に靴をかけても破損しない程度の強度である。
ネット本体11は、線材21同士を交差させて形成した矩形の網目22を有するネットである。なお、網目22の形状は矩形でも三角形でも、その他の多角形であってもよい。また、網目22は、線材21を編み合わせることにより形成してもよく、線材21とともに一体成形により形成してもよい。
ネット本体11の表面には直径0.05〜1.0mm程度の微細な球形状の突起(蛇昇塔妨害突起)を形成する。
蛇昇塔妨害突起は、線材21同士を交差させることにより形成する。ネット本体11を構成する線材21の直径、線材21間の距離及び網目22の間隔の関係は、下記式の通りである。
(網目22の間隔L)=(線材21間の距離M)−(線材21の直径D)
ここで、線材21間の距離と網目22の間隔を0.05mm〜1.0mmとし、蛇昇塔妨害突起の直径と線材21の直径とを同一とした場合、採用可能な線材21の直径は、0.05mm〜0.9mmとなり、蛇昇塔妨害突起の直径も0.05mm〜0.9mmとなる。これを具体的に示したのが図5の表である。表における各数値間隔「0.1mm」というのは便宜上のものであり、これに限定されない。また、線材21同士が密着する場合は除外する。
また、図3に示すように線材21同士の各交差部に交差玉部23を形成することにより、或いは図4に示すように交差玉部23に加えて隣接する交差玉部23間に位置する線材21の中間部分に1又は2以上の中間玉部24を形成することにより蛇昇塔妨害突起を形成する。交差玉部23、又は/及び、中間玉部24は、ネット本体11の適所に接着剤等の樹脂を配置することにより、或いは線材21に結び目を形成することにより、或いは線材21の成形時に予め一体的に成形する等により形成することができる。さらに、樹脂、結び目等を適宜組み合わせてもよい。
次にネット本体11の大きさ(H×W)について説明する。
まず、主柱材101又は雨よけ102aである等辺山形鋼30に装着する蛇昇塔防止ネット10のネット本体11の大きさ(H×W1)について説明する。
蛇は主柱材101又は雨よけ102aである等辺山形鋼30(図6参照)を昇塔する際、2箇所以上で等辺山形鋼30を挟んで自身を支持し、蛇行しながら支持箇所を上方に移動させていくことが解明されている。その昇塔パターンには、(1)等辺山形鋼30の一の端縁31を山側と谷側から挟んで昇塔する、(2)等辺山形鋼30の山側の屈曲部32を挟んで昇塔する、(3)等辺山形鋼30の一方の端縁31と他方の端縁31とを挟んで昇塔する、(4)等辺山形鋼30の一の端縁31と山側の屈曲部32とを挟んで昇塔する、の4パターンがあり、これらを適宜組み合わせて昇塔することがわかっている。
従って、昇塔が予想される蛇の腹板が引っ掛けられる等辺山形鋼30の端縁31及び屈曲部32の周囲をネット本体11で覆うようにして、蛇が等辺山形鋼30の2箇所以上で身体を支持できなくなるようにすればよい。
具体的には、ネット本体11の長さHは、昇塔が予想される蛇の全長の少なくとも半分以上の長さとする。これは、昇塔が予想される蛇の全長の少なくとも半分以上の長さがあれば、蛇は昇塔できなくなると考えられるからである。例えば、昇塔が予想される蛇がアオダイショウであれば、その平均的な全長は1500mm〜1800mmであるので、Hは750mm〜900mm、望ましくは1000mm以上とする。
さらに、主柱材101又は雨よけ102aに取り付けられる蛇昇塔防止ネット10の下端部は、鉄塔基礎104から昇塔が予想される蛇の全長の少なくとも半分以上の長さとすることが望ましい。これは、昇塔が予想される蛇の全長の少なくとも半分以上の長さがあれば、蛇は昇塔できなくなることが実験的にわかっているからである。このようにすることで、蛇昇塔防止ネット10を小さくすることができ、コスト低減を図ることができる。
もちろん、鉄塔基礎104の直上から、昇塔が予想される蛇の全長に相当する高さまで蛇昇塔防止ネット10を装着するようにしてもよい。
ネット本体11の幅W1について説明する。蛇昇塔防止ネット10にて等辺山形鋼30の全周を覆ってもよいが、等辺山形鋼30の周囲の一部のみを蛇昇塔防止ネット10にて覆うようにしてもよい。この場合、ネット本体11の幅W1は、昇塔が予想される蛇の胴回り直径を考慮して決定する。図6は蛇昇塔防止ネットを装着した等辺山形鋼30の断面図であり、(a)は蛇昇塔防止ネット10の長手方向両端部に相当する部分を示し、(b)は蛇昇塔防止ネット10の長手方向中間部に相当する部分を示す図である。図6に示す等辺山形鋼30の端縁31から谷側方向に巻き付ける距離Xは、蛇の胴回り直径の半分の長さ以上となるように決定する。これは、平均胴回り直径50mmのアオダイショウを用いた実験において、X=25mmとした場合に昇塔防止の効果が得られたという知見に基づくものである。
従って、具体的には、昇塔が予想される蛇がアオダイショウであるとすると、等辺山形鋼30の端縁31から谷側方向へは、平均的なアオダイショウの胴回り直径50mmの半分である25mmを巻き付ける。そして、等辺山形鋼30の山側の全面をネット本体11にて覆う。W1を一般式で表せば、W1=2F+2X+αとなる。なお、Fは等辺山形鋼30のアングル幅であり、αは等辺山形鋼30の厚さ等を考慮した余裕度である。
次に、雨受け102bである等辺山形鋼30に装着する蛇昇塔防止ネット10のネット本体11の大きさ(H×W2)について説明する。
長さHについては、主柱材101及び雨よけ102aと同様に決定する。また、取り付け位置についても同様である。
等辺山形鋼30の周囲の一部のみを蛇昇塔防止ネット10にて覆う場合の幅W2について、図7に基づいて説明する。図7は蛇昇塔防止ネット10を装着した等辺山形鋼30(雨受け102b)の断面図であり、(a)は蛇昇塔防止ネット10の長手方向地表面側端部に相当する部分を示し、(b)は蛇昇塔防止ネット10の長手方向中間部に相当する部分を示す図である。雨受け102bの場合、蛇は等辺山形鋼30の谷側を移動するので、等辺山形鋼30の端縁31から山側方向に巻き付ける距離Xを、少なくとも蛇の胴回り直径の半分の長さとなるようにするとともに、一端縁31aから他端縁31bにむけて谷側を直線的に横断するように巻き付ける。すなわち、幅W2を一般式で表せば、W2=1.4F+2X+αとなる。もちろん、等辺山形鋼30の全周を覆ってもよいことはいうまでもない。
蛇昇塔防止ネット10の等辺山形鋼30への取り付けについて説明する。
蛇昇塔防止ネット10の長手方向両端部は、図6(a)、図7(a)に示すように、取付紐13にて等辺山形鋼30に取り付けると共に、ステンレスバンド等の金属バンド40を用いて強固に固定する。また、長手方向中間部は、図6(b)、図7(b)に示すように、取付用磁石15を等辺山形鋼30に吸着することにより固定する。何れの箇所もネット本体11がたるまないように取り付ける。
雨受け102bの場合はさらに、等辺山形鋼30と蛇昇塔防止ネット10とにより囲まれた空間Sへの進入を阻止するため、蛇昇塔防止ネット10の下端側に進入防止具50を取り付けて蓋をする。図8は進入防止具50の斜視図である。この進入防止具50は、等辺山形鋼30の谷側に嵌合する三角形状の底板51と、底板51の夫々の辺から所定長さ立ち上がる側板52と、側板52周囲において金属バンド40が嵌合するネット取付溝53と、を備える三角柱状の部材である。底板51は、雨受け102bの谷側に取り付けたときに鋭角部54が雨受け102bの端縁31から外側に張り出すようにやや大きく設定し、金属バンド40をネット取付溝53に嵌合させて、進入防止具50が強固に固定されるようにする。
このようにすることで、空間Sの入口となる蛇昇塔防止ネット10の下端側に隙間なく蓋がされ、蛇の進入が防止される。なお、蛇昇塔防止ネット10の上端側に進入防止具50を取り付けてもよい。この場合、蛇は空間Sへ進入するが、蛇昇塔防止ネット10の上端側から空間Sの外部へ出ることができず、蛇の昇塔が防止される。蛇昇塔防止ネット10の上端側に進入防止具50を取り付ける場合には、合わせて下端側にも取り付けることが望ましい。
以上説明した蛇昇塔防止ネット10では、取付紐13の代わりに取付用磁石15を備えてもよい。また、取付穴12、14の代わりに、組となる面ファスナーを夫々の長辺部分に備えてもよい。また、蛇昇塔防止ネット10を接着剤により等辺山形鋼30に接着してもよい。
このように本実施形態の蛇昇塔防止ネットは軽量で折りたためるためにかさばらず、運搬が容易である。また、取付紐、磁石及び金属バンドを用いて固定するので、鋼材への着脱が容易、かつ再利用可能である。また、蛇昇塔防止ネットはテグス或いは樹脂等、所定の強度を有する線材から構成されて、昇塔・降塔時に足で踏んでも破れないため、昇塔・降塔時に取り外す必要がない。また、ネットであるため鋼材にボルトがあっても、密着して取り付けることができる。
〔第二の実施形態〕
本発明の第二の実施形態について図9に基づいて説明する。本実施形態では、蛇昇塔防止ネット10を装着する鋼材が中空鋼管である点に特徴がある。図9は、蛇昇塔防止ネット10が装着された中空鋼管60の一部断面斜視図である。なお、第一の実施形態と同一の部分には同一の符号を付し、その説明を省略する。
蛇は、円柱状の中空鋼管60であっても、中空鋼管60の中心軸Oが重力方向に対してある程度傾いていれば昇塔することが可能である。具体的には、蛇は断面が円形の中空鋼管60の上側部分を身体で挟んで昇塔することが解っている。従って、中空鋼管60への昇塔を防止するためには、少なくとも中空鋼管60の上側部分に蛇昇塔防止ネット10を取り付ければよい。
図9において、Oは中空鋼管60の中心軸である。P1は、中心軸Oを含み、かつ重力方向に平行な面である。P2は、中心軸Oを含み、かつ面P1に垂直な面である。交点Aは、面P1と中空鋼管60の側面との上側の交点である。交点B、Cは、面P2と中空鋼管60の側面との交点である。
この場合、蛇昇塔防止ネット10の幅W3は、少なくとも交点A、B及びCを覆うように決定する。すなわち、中空鋼管60の直径をRとすれば、W3≧πR/2となる。なお、πは円周率である。もちろん、中空鋼管60の全周を覆ってもよい。
蛇昇塔防止ネット10の長さH等、本実施形態で説明を省略した部分については第一の実施形態と同様である。
このように、本実施形態に係る蛇昇塔防止ネット10は、中空鋼管60からなる送電用鉄塔100への蛇の昇塔を防止することができる。
10…蛇昇塔防止ネット、11…ネット本体、12…取付穴、13…取付紐、14…取付穴、15…取付用磁石、21…線材、22…網目、23…交差玉部、24…中間玉部、30…等辺山形鋼、31…端縁、31a…一端縁、31b…他端縁、32…屈曲部、40…金属バンド、50…進入防止具、51…底板、52…側板、53…ネット取付溝、54…鋭角部、60…中空鋼管、100…送電用鉄塔、101…主柱材、102…斜材、103…水平材、104…鉄塔基礎

Claims (3)

  1. 複数の鋼材から構成される送電用鉄塔の脚部に着脱自在に添設して蛇の昇塔を防止するネットであって、該ネットを構成する線材の適所に蛇の昇塔を妨害する蛇昇塔妨害突起を備えたことを特徴とする蛇昇塔防止ネット。
  2. 前記蛇昇塔妨害突起は、前記線材の交差部に形成した交差玉部、又は/及び、交差部間の線材の中間部分に形成した中間玉部であることを特徴とする請求項1記載の蛇昇塔防止ネット。
  3. 前記蛇昇塔妨害突起を備えたネット本体と、該ネット本体の角隅部に備えられて前記鋼材に装着するための取付用紐と、前記ネット本体の長辺中央部分の適所に備えられて前記鋼材に磁力により吸着する取付用磁石と、を備えたことを特徴とする請求項1又は2記載の蛇昇塔防止ネット。
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