JP2010187503A - 電源供給システム、その診断方法及びプログラム - Google Patents

電源供給システム、その診断方法及びプログラム Download PDF

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Abstract

【課題】電源供給装置を電源供給システムに投入する前に実施する診断の信頼性を向上する。
【解決手段】
電源供給システムは、複数の電源供給装置P1、P2、P3と、常用コンポーネントC1、C2及び予備コンポーネントY1を含む負荷に対して電流供給装置からの電源を供給可能な電源ラインL1、L2とを有する。電源供給システム内に電源供給装置P3を組み込む前に、電源ラインから切り離した状態で単独に電源供給装置P3を診断する第1の診断ステップと、電源供給装置P3から、模擬負荷Y1、T1に電源を供給した状態で、電源供給装置P3を診断する第2の診断ステップとを実行する。
【選択図】図2

Description

本発明は、電源供給システム、その診断方法及びプログラムに関し、更に詳しくは、複数の電源供給装置を有する冗長構成の電源供給システム、電源供給装置を電源供給システム内に組み込む前に電源供給装置の健全性を診断する診断方法、及び、プログラムに関する。
近年、SERVER/BLADE装置などのコンピュータ装置では、電力消費量の増大が問題となっており、きめ細かな電源運用が行われている。一方、DC電源装置などでは、原価低減を目的として、安価な部品を使う傾向があり、コンピュータ装置ほどには高い信頼性は実現していない。しかし、省電力を図ったSERVER/BLADE装置であっても、例えば冗長構成を採用するコンピュータシステムでは、運用を停止するような障害/原因を発生させることは、大きな損害を招くおそれがある。このため、安全で信頼性が高い電源運用を行うことは必須である。この目的で冗長構成の電源供給装置を含む電源供給システムが使用される。
冗長構成のコンピュータ(コンポーネント)を含むコンピュータシステムでは、稼働中のコンポーネントの台数は、運転中に変化し、また、コンポーネントの増設も頻繁に行われる。運転中のコンピュータシステムに、新たなコンポーネントを組み込む際には、不足する電源容量を補充するために、その電源供給システム内に新たな電源コンバータが組み込まれる。電源供給システム内に電源コンバータを組み込む際には、組み込む電源コンバータのDC出力を停止した状態で、電源供給システム内に組み込む。この際には、組み込む電源コンバータが健全であることが前提である。しかし、実際には、不具合を有する電源コンバータや、準備不足のためDC電源を供給できない状態の電源コンバータであっても、電源供給システム内に組み込まれる可能性がある。
組み込まれた電源コンバータが、電源供給機能を実際には有していない場合には、増設されたコンポーネントや、予備コンポーネントを新たに稼働させると、電源容量が不足してシステムダウンが発生するおそれがある。また電源コンバータの健全性チェックは、電源供給システム内に組み込んでから行うので、組み込んだ電源コンバータが故障していた場合には、その電源コンバータの故障に引きずられてシステムダウンが発生するおそれがある。システムダウンまでには至らなくとも、故障した電源コンバータを組み込むと、必要なコンポーネントが使用できず、業務遅延が発生しかねない。
特許文献1は、DC/DCコンバータをシステム内に組み込む際に、その組込みに先立ってDC/DCコンバータの健全性を自己診断させる直流バックアップ電源装置を記載している。この直流バックアップ電源装置では、故障したDC/DCコンバータをシステム内に組み込んだ際に発生するシステムダウンのおそれを回避する。
特開2003−309934号公報
ところで、特許文献1に記載の直流バックアップ電源装置では、DC出力の健全性の有無を自己診断した後に、DC/DCコンバータをシステム内に組み込んでいる。しかし、その自己診断は、実負荷をかけた状態で行っていないので、DC/DCコンバータの潜在的な故障が発見できずに診断が終了する場合がある。このような場合には、故障を有するDC/DCコンバータが、正常なDC/DCコンバータであるとして、システム内に組み込まれてしまう。従って、DC/DCコンバータをシステム内に組み込んで実負荷をかけた際に、潜在していた故障が顕在化し、システムダウンなどに至るおそれがある。
本発明は、上記に鑑み、電源供給装置に潜在的に存在する故障を顕在化して診断でき、故障を有する電源供給装置の電源供給システム内への組込みを防ぐことで、システムダウンなどのおそれを除いた電源供給システムを提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明は、少なくとも出力端子が並列接続又は切り離し可能な複数の電源供給装置と、該複数の電源供給装置の少なくとも一部が発生する電源を負荷に対して供給する電源ラインとを備える電源供給システムの健全性を診断する方法であって、
電源供給装置のうち少なくとも1台の被診断電源供給装置をオンとし、前記電源ラインから切り離した状態で前記被診断電源供給装置を単独に診断する第1の診断ステップと、
前記被診断電源供給装置から、前記負荷を模擬する模擬負荷に対して電源を供給した状態で、前記被診断電源供給装置を診断する第2の診断ステップと、を有することを特徴とする電源供給システムの診断方法を提供する。
また、本発明は、少なくとも出力端子が並列接続又は切り離し可能な複数の電源供給装置と、
前記電源供給装置の少なくとも一部が発生する電源を負荷に対して供給する電源ラインと、
前記電源供給装置の診断を行うコンピュータとを備え、
前記コンピュータが、
電源供給装置のうち少なくとも1台の被診断電源供給装置をオンとし、前記電源ラインから切り離した状態で前記被診断電源供給装置を単独に診断する第1の診断処理と、
前記被診断電源供給装置から、前記負荷を模擬する模擬負荷に対して電源を供給した状態で、前記被診断電源供給装置を診断する第2の診断処理と、を実行することを特徴とする電源供給システムを提供する。
更に、本発明は、少なくとも出力端子が並列接続又は切り離し可能な複数の電源供給装置と、該複数の電源供給装置の少なくとも一部が発生する電源を負荷に対して供給する電源ラインとを備える電源供給システムの健全性を診断するコンピュータのためのプログラムであって、
電源供給装置のうち少なくとも1台の被診断電源供給装置をオンとし、前記電源ラインから切り離した状態で前記被診断電源供給装置を単独に診断する第1の診断処理と、
前記被診断電源供給装置から、前記負荷を模擬する模擬負荷に対して電源を供給した状態で、前記被診断電源供給装置を診断する第2の診断処理と、を規定することを特徴とするプログラムを提供する。
本発明の電源供給システム、その診断方法、及び、プログラムでは、稼働中の電源供給装置の稼働に影響を与えることなく、且つ、模擬負荷に対して電源を供給した状態で被診断電源供給装置の診断を行う。このため、電源供給システムの運用に影響を及ぼすことなく、電源供給装置の潜在的な不良に関しても診断が可能となり、潜在的な電源供給装置の不良に起因する電源供給システムの故障の危険性を除くことが出来る。
本発明の電源供給装置の診断方法の基本構成を示すフローチャート。 本発明の一実施形態に係る電源供給システムを含むコンピュータシステムのブロック図。 図2の電源供給システムの診断プロセスを比較例の診断プロセスと共に示すフローチャート。
図1は、本発明の電源供給装置の診断方法の基本構成を示すフローチャートである。本診断方法は、少なくとも出力端子が並列接続又は切り離し可能な複数の電源供給装置と、該複数の電源供給装置の少なくとも一部が発生する電源を負荷に対して供給する電源ラインとを備える電源供給システムの診断方法である。診断では、新たに電源供給システムに組み込む少なくとも1台の電源供給装置、又は、電源供給システム内の複数の電源供給装置のうち少なくとも1台の電源供給装置を診断する。本診断方法は、処理がスタートすると(ステップS1)、まず、被診断電源供給装置を電源ラインから切り離した状態で、単独に被診断電源供給装置の診断を行う第1の診断ステップ(ステップS2)を実行する。次いで、被診断電源供給装置から、負荷を模擬する模擬負荷に対して電源を供給した状態で、被診断電源供給装置の診断を行う第2の診断ステップ(ステップS3)を実行し、双方の診断ステップが完了すると処理を終了する(ステップS4)。
第1の診断ステップS2では、被診断電源供給装置を、電源ラインから切り離した状態で、単独で健全性の診断を行う。第2の診断ステップS3では、電源供給システムの負荷を模擬する模擬負荷を負荷とし、被診断電源供給装置からこの模擬負荷に電源を供給し、その状態で健全性の診断を行う。このようにすることで、実負荷を構成するシステムの運用に影響を及ぼすことなく、実際の運転状態に近い状態で被診断電源供給装置の診断が可能となる。従って、より正確な診断が可能になり、被診断電源供給装置を電源供給システム内に導入した際の初期トラブルが防止できる。
図2は、本発明の一実施形態に係る電源供給装置の診断方法を適用する電源供給システムを、その負荷となるコンピュータシステムと共に示すブロック図である。コンピュータシステムは、CPUなどを搭載するボード等の運用コンポーネントC1、C2と、CPUなどを搭載するボード等で通常は運用せずに必要な場面で運用される予備コンポーネントY1とを含む。各運用コンポーネントC1、C2及び予備コンポーネントY1内には、電圧センサDD1、DD2、DD3と、電流センサAP1、AP2、AP3とが搭載される。
電源供給システムは、電源供給装置(電源コンバータ)P1、P2、P3と、各電源コンバータから出力されたDC電源を運用電源ラインL1に出力するか否かを選択するスイッチSW1、SW2、SW3と、常用(運用)電源ラインL1及び予備電源ラインL2とを含む。スイッチCSW1、CSW2、CSW3は、常用電源ラインL1及び予備電源ラインL2を経由した電源を各運用コンポーネントC1、C2に供給するか否かを選択する。スイッチTSW1は、電源コンバータから出力されたDC電源を、予備電源ラインL2を経由してコンピュータシステムに供給する際に選択される。
スイッチTSW1は、電源コンバータP1、P2から出力されたDC電源を、予備電源ラインL2を経由して供給するか否かを選択する。電源コンバータ制御部(PSOn/Off制御部)A1は、電源コンバータP1、P2、P3に電源を供給する図示しない各電源スイッチのON/OFFを制御する。システム制御部(SYSTEM供給On/Off制御部)A2は、電源コンバータP1、P2から出力されたDC電源をコンポーネントに供給するか否かを選択するON/OFF信号を生成する。コンポーネント制御部(コンポーネント供給On/Off制御部)A3は、運用電源ラインL1と予備電源ラインL2の何れをコンポーネントに供給するかを選択するライン選択信号を生成する。
負荷回路(模擬負荷装置)T1は、予備コンポーネントY1がない場合に、負荷をかけて電源コンバータP3を診断する際に使用する。電圧センサ/電流センサDD4/AP4は、負荷回路T1の電圧/電流を測定する。制御装置(サービスプロセッサ)SP1は、上記電源供給システムを含むコンピュータシステムの全体の制御を実施する。各電源コンバータP1、P2、P3と、スイッチSW1、SW2、SW3との間、及び、各電源コンバータP1、P2、P3と、スイッチTSW1との間には、電源の逆流を防止するダイオードD1〜D6が挿入されている。負荷回路T1は、例えば抵抗及びコンデンサなどの電流を消費する受動回路で構成する。
図3は、図2に示した電源供給システムの動作を示すフローチャートを、比較例の電源供給システムのフローチャートと比較して示している。以下、図2に示した電源供給システムの処理では、電源コンバータが冗長構成であり、外部マネージメントソフトや、保守員による操作などの指令を伝達する上位装置から、1台の電源コンバータの組み込みの指示があった際の処理を想定する。一部のステップの処理については、比較例のステップ及び上記実施形態におけるステップを並列的に説明する。
図2の3台の電源コンバータのうち、2台の電源が運用状態で稼働している際に処理がスタートしたとする(比較例S11/実施形態S21のステップ、以下、各ステップでは比較例及び実施形態の表示を省略する)このとき、各機器は以下の状態にある。
(1)電源供給装置(電源コンバータ):P1がON、P2がON、P3がOFF
(2)電源コンバータから出力されたDC電源をコンピュータシステムに供給するか否かを選択するスイッチ:SW1がON、SW2がON、SW3がOFF
(3)電源コンバータから出力されたDC電源を予備電源ラインL2に供給する際に選択するスイッチ:TSW1がOFF
(4)電源ライン:運用電源ラインL1が電源供給状態、予備電源ラインL2が待機状態
(5)各コンポーネントに電源を供給する際に選択するスイッチ:CSW1が運用電源ラインを選択、CSW2が運用電源ラインを選択、CSW3がOFF
(6)各コンポーネントの運用状態:コンポーネントC1が運用/動作中、コンポーネントC2が運用/動作中、予備コンポーネントY1が待機/停止中
上記の状態で、上位装置から予備コンポーネントY1を組み込むように指示があったとする。或いは、上位装置から電源供給システムの診断を実施することを指示されたとする。サービスプロセッサSP1は、現在使用している電源コンバータP1、P2で供給されている電力で、予備コンポーネントY1が動作可能か否かを判断する。
サービスプロセッサSP1は、電源コンバータP1、P2から供給されている電力で、予備コンポーネントY1は動作不可能と判断すると、新たに電源コンバータP3の電源をONする必要があると判断する(ステップS12/S22)。サービスプロセッサSP1は、電源コンバータP3の電源をONする必要があると判断すると、以下のステップに進む。まず、その電源コンバータP3の電源スイッチをONにする(ステップS13/S23)。
ここまでの処理は、実施形態と比較例とは同じである。以下のステップでは、実施形態と比較例とが異なるので、まず比較例の処理を説明する。比較例では、まず電源コンバータP3の電源スイッチがONとなる(ステップS13)。次いで、電源コンバータP3内の診断を単独で実施する(ステップS14)。診断の手法は、各電源コンバータの製造メーカにより内容は異なるが、例えば、内部ステータスの診断、電源コンバータによる電源供給状況の判定、及び、電力消費量の測定などを実施する。次いで、電源コンバータ内の診断結果を判定する(ステップS15)。診断の結果、異常がなければ予備コンポーネントY1の電源システムへの組み込みを実行すると決定する(ステップS16)。
ステップS15では、電源コンバータ内の内部ステータス(STATUS)の診断、電源コンバータの電源供給状況の判定、電力消費量の測定から、正常/異常を判断しているため、実際に電源コンバータP3から電源が出力されているとは限らない。例えば、ステップS15の電源コンバータP3の診断で不良が発見されれば、電源コンバータの予備コンポーネントY1のシステム内への組み込みを中止する(ステップS17)。また、予備コンポーネントY1をシステム内に組み込んだ後に、実負荷がかかった状態で電源コンバータP3の潜在的な故障が顕在化することもある。比較例では、この際に、システムの運転に影響が出ることがある。
本実施形態では、第1の診断ステップ及び第2の診断ステップを実行することで、電源コンバータの運用後に顕在化する故障の発生を防止する。以下、本実施形態における処理を説明する。まず、被診断電源コンバータP3の電源スイッチをONとし、電源コンバータ単独で診断を実施する(ステップS23、S24)。スイッチCSW3はOFFとして、予備コンポーネントY1へは電源を供給しない。また、予備電源ラインL2にも電源は供給しない状態とする。電源コンバータ内の第1の診断ステップS24は、比較例の診断ステップS14と同様な診断である。第1の診断ステップは、電源コンバータ自身の機能により実施される。
第1の診断ステップが終了すると、第2の診断ステップが実行される(ステップS25)。第2の診断ステップS25は、各電源コンバータの製造メーカにより診断内容は異なるが、電源コンバータに実負荷をかけた状態で、内部STATUSの診断、電源コンバータによる電源供給状況の判定、及び、電力消費量の測定などを実施する。この第2の診断ステップS25では、予備電源ラインL2及び予備コンポーネントY1を使用する。
詳しくは、第2の診断ステップにおける電源コンバータの内部STATUSの診断は、以下のように実施する。まず、予備コンポーネントY1に試験的なデータを与え、テスト用のプログラム又は通常時に使用するプログラムを使用して、予備コンポーネントを試験的に稼働させる。つまり、電源コンバータP3に負荷をかけ、予備コンポーネントY1内に搭載される電圧センサDD3と、予備コンポーネントY1内に搭載される電流センサAP3とから、負荷データを採取する。その負荷データから、実際に電源コンバータP3から予備コンポーネントY1に電源が供給され、正常に消費されているか否かを判定する。なお、もし、その時点で予備コンポーネントY1が存在しない場合には、負荷回路T1と、負荷回路T1の電圧/電流を測定する電圧センサ/電流センサDD4/AP4とで、電力が正常に消費されているか否かを判定する。
予備コンポーネントY1を使用する第2の診断ステップについて、その診断結果の判定が行われる(ステップS26)。診断の結果が正常であると、ステップS27に移行して、電源コンバータP3を電源供給システム内に運用電源として組み込む。具体的には、電源コンバータP3の電源スイッチをON、スイッチSW3をON、予備電源ラインL2を不使用とする。
次いで、予備コンポーネントY1を、コンピュータシステム内の運用コンポーネントとして組み込みを実施する(ステップS28)。この目的で、予備コンポーネントY1の接続を、予備電源ラインL2から運用電源ラインL1に切り替える。詳しくは、スイッチCSW3をON、スイッチTSW1をOFFとする。
ステップS26で、電源コンバータが不良と判定されると、予備コンポーネントY1のシステム内の組み込みが中止される(ステップS29)。
上記実施形態では、第1及び第2の診断ステップで正常と判定された電源コンバータを常用電源ラインL1に接続することで、潜在的な不良を有する危険性が小さな電源コンバータのみをシステムで運用できる。このため、潜在的な不良を有する電源コンバータを電源供給システム内に組み込むことで発生する不具合を防止し、コンピュータシステムにおけるシステムダウン等の危険が回避できる。
上記実施形態では、電源ラインが、運用中の常用電源ライン及び待機中の予備電源ラインを含む電源供給システムに本発明を適用し、模擬負荷を予備電源ラインに接続した状態で第2の診断を実施している。この構成により、待機中の予備電源ラインの有効利用が図られる。
また、上記実施形態では、電源供給システムの負荷となるコンピュータが、運転中の常用コンポーネント及び待機中の予備コンポーネントを含むシステムに本発明を適用している。この構成において、待機中の予備コンポーネントをONとし予備電源ラインに接続して模擬負荷とすることで、電源コンバータに対して実際の負荷に近い負荷をかけることが出来る。特に、予備コンポーネントを、実際に使用されるプログラムで処理を行う状態で稼働させると、より実際の負荷に近づけることが出来る。
上記実施形態では、第2の診断ステップが、被診断電源供給装置から前記模擬負荷に供給される電流、電圧を計測するので、実際の負荷状態に近い状態で模擬負荷を運転して、電源コンバータの診断が可能となる。
電源供給システムでは、例えば省電力等を目的として、システム内に導入されておりながらも運用されていない電源コンバータが存在する場合がある。そのような場合には、その電源コンバータを周期的に診断することで、システムの運用に影響を与えることなく、常に電源負荷の増大に備えることが出来る。
以下、本発明の変形例の電源供給システムについて述べる。一般に、電源コンバータは、その電源スイッチのON/OFFを切り替えることで、潜在的な故障が顕在化することがある。上記実施形態の診断方法は、このような故障を顕在化するために、以下のように変形することが可能である。図2の電源構成で、2台の電源コンバータP1、P2が運用中であり、1台の電源コンバータP3が待機中であるとする。また、2台のコンポーネントC1、C2が運用中で、1台のコンポーネント(例えば、図示しないC3)が待機中であるとする。この状態で、待機中の電源コンバータP3について、第1の診断ステップ及び第2の診断ステップを実行した後に、電源コンバータP3の電源スイッチをONとして、電源供給システム内に組み込む。
次いで、運用中の電源コンバータ(例えば、P1)を電源供給システムから切り離す。その後、切り離した電源コンバータP1について、第1の診断ステップ及び第2の診断ステップを実行する。診断の結果が正常であれば、その電源コンバータP1を再び電源供給システム内に組み込む。次いで、運用中のコンバータP2についても、同様にシステムから切り離し、第1の診断ステップ及び第2の診断ステップを実行する。診断の結果が正常であれば、再び電源供給システム内に組み込む。上記、診断を3台の電源コンバータP1、P2、P3について順次に、且つ、周期的又は間欠的に繰り返し行い、待機中の電源コンバータの正常を判定しておくことで、いつでも電源供給システム内に組み込むことを可能にする。
上記実施形態では、電源コンバータの電源スイッチを定期的又は間欠的にON/OFFすることで、電源コンバータの潜在的な故障が、より顕在化することが期待できる。このような診断手法を採用することで、電源供給システムの信頼性が更に向上する。
また、複数の電源コンバータの診断を、1台ずつ順次に且つ間欠的(定期的)に実施することで、複数の電源コンバータの全てがいつも稼働状態又は稼働できる状態にあり、システム運用の信頼性が更に向上する。
以上、本発明をその好適な実施形態に基づいて説明したが、本発明は、上記実施形態にのみ限定されるものではなく、上記実施形態の構成から種々の修正及び変更を施したものも、本発明の範囲に含まれる。
本発明は、SERVER/BLADEなどの電子装置を含むコンピュータシステムのための電源供給システムに適用可能である。
P1〜P3:電源コンバータ(電源供給装置)
C1、C2:運用コンポーネント
Y1:予備コンポーネント
A1:PSOn/Off制御部
A2:システム供給On/Off制御部
A3:コンポーネント供給On/Off制御部
SP1:サービスプロセッサ
SW1〜SW3、TSW1、CSW1〜CSW3:スイッチ
DD1〜DD4:電圧センサ
AP1〜AP4:電流センサ
D1〜D6:ダイオード
L1:常用(運用)電源ライン
L2:予備電源ライン
T1:負荷回路(疑似負荷装置)

Claims (10)

  1. 少なくとも出力端子が並列接続又は切り離し可能な複数の電源供給装置と、該複数の電源供給装置の少なくとも一部が発生する電源を負荷に対して供給する電源ラインとを備える電源供給システムの健全性を診断する方法であって、
    電源供給装置のうち少なくとも1台の被診断電源供給装置をオンとし、前記電源ラインから切り離した状態で前記被診断電源供給装置を単独に診断する第1の診断ステップと、
    前記被診断電源供給装置から、前記負荷を模擬する模擬負荷に対して電源を供給した状態で、前記被診断電源供給装置を診断する第2の診断ステップと、を有することを特徴とする電源供給システムの診断方法。
  2. 前記電源ラインが、運用中の常用電源ライン及び待機中の予備電源ラインを含み、前記予備電源ラインに前記模擬負荷を接続する、請求項1に記載の電源供給システムの診断方法。
  3. 前記負荷が、運用中の常用コンポーネント及び待機中の予備コンポーネントを含み、該待機中の予備コンポーネントをオンとし、前記予備電源ラインに接続して前記模擬負荷とする、請求項2に記載の電源供給システムの診断方法。
  4. 前記第1及び第2の診断ステップで正常と判定された被診断電源供給装置を、前記常用電源ラインに接続するステップを更に有する、請求項2又は3に記載の電源供給システムの診断方法。
  5. 前記第2の診断ステップが、前記被診断電源供給装置から前記模擬負荷に供給される電流を計測するステップを有する、請求項1〜4の何れか一に記載の電源供給システムの診断方法。
  6. 前記複数の電源供給装置の診断を、1台ずつ順次に且つ間欠的に実施する、請求項1〜5の何れか一に記載の電源供給システムの診断方法。
  7. 少なくとも出力端子が並列接続又は切り離し可能な複数の電源供給装置と、
    前記電源供給装置の少なくとも一部が発生する電源を負荷に対して供給する電源ラインと、
    前記電源供給装置の診断を行うコンピュータとを備え、
    前記コンピュータが、
    電源供給装置のうち少なくとも1台の被診断電源供給装置をオンとし、前記電源ラインから切り離した状態で前記被診断電源供給装置を単独に診断する第1の診断処理と、
    前記被診断電源供給装置から、前記負荷を模擬する模擬負荷に対して電源を供給した状態で、前記被診断電源供給装置を診断する第2の診断処理と、を実行することを特徴とする電源供給システム。
  8. 前記電源ラインが、運用中の常用電源ライン及び待機中の予備電源ラインを含み、前記予備電源ラインに前記模擬負荷を接続する、請求項7に記載の電源供給システム。
  9. 前記負荷が、運用中の常用コンポーネント及び待機中の予備コンポーネントを含み、該待機中の予備コンポーネントをオンとし、前記予備電源ラインに接続して前記模擬負荷とする、請求項8に記載の電源供給システム。
  10. 少なくとも出力端子が並列接続又は切り離し可能な複数の電源供給装置と、該複数の電源供給装置の少なくとも一部が発生する電源を負荷に対して供給する電源ラインとを備える電源供給システムの健全性を診断するコンピュータのためのプログラムであって、
    電源供給装置のうち少なくとも1台の被診断電源供給装置をオンとし、前記電源ラインから切り離した状態で前記被診断電源供給装置を単独に診断する第1の診断処理と、
    前記被診断電源供給装置から、前記負荷を模擬する模擬負荷に対して電源を供給した状態で、前記被診断電源供給装置を診断する第2の診断処理と、を規定することを特徴とするプログラム。
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