JP2010187302A - 動画像符号化装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】色差を重視して符号化する場合に限らず、輝度を重視して符号化する場合にも、リアルタイム処理に適用可能な少ない処理量で、画質の向上を図ることができる動画像符号化装置を得ることを目的とする。
【解決手段】符号化設定情報が示す符号化の設定内容に応じてクロマQPオフセットを決定するクロマQPオフセット決定部11を設け、H.264/AVCエンコードコア部12がマクロブロック毎に圧縮符号化を実施する際、クロマQPオフセット決定部11により決定されたクロマQPオフセットに応じて、動画像データにおける輝度信号及び色差信号に割り当てる符号量を設定する。
【選択図】図1

Description

この発明は、ディジタル映像信号の各ピクチャを所定の単位領域に分割し、単位領域毎に圧縮符号化を実施する動画像符号化装置に関するものである。
例えば、MPEG(Moving Picture Experts Group)やITU−T H.26xなどの国際標準映像符号化方式では、映像信号の各フレームにおいて、輝度信号16×16画素と、その輝度信号16×16画素に対応する色差信号8×8画素分とをまとめたブロックデータ(以下、「マクロブロック」と称する)を一単位として、圧縮符号化(動き探索/補償技術や、直交変換/変換係数量子化技術に基づく圧縮符号化)を実施する方法が採用されている。
上記の国際標準映像符号化方式を採用する動画像符号化装置から出力された動画像圧縮データであるビットストリームを復号する場合も、マクロブロック単位に復号処理を実施し、最終的に1画像全部のマクロブロックを復号した後、復号画像として出力する。
国際標準映像符号化方式ITU−T H.264では、復号画像の画質向上を図ることができるようにするために、輝度信号と色差信号の量子化幅を異なる値に設定することが可能な方式を採用している。
即ち、国際標準映像符号化方式ITU−T H.264では、色差信号の量子化幅を輝度信号の量子化幅からの差分値で符号化する方式を規格化している。
例えば、以下の特許文献1には、輝度信号と色差信号の量子化幅を決定する動画像符号化装置が開示されている。
即ち、この動画像符号化装置では、輝度信号や色差信号の分散や平均値からの差分絶対値和を画素単位で計算することで、輝度信号の変化量が小さく、色差信号の変化量が大きい場合には、色差信号の量子化幅を小さくするようにしている。
したがって、色差を重視して符号化する場合には、色差信号の量子化幅を小さくすることができるため、画質の向上を図ることができる。
特開2007−116558号公報(段落番号[0014])
従来の動画像符号化装置は以上のように構成されているので、色差を重視して符号化する場合には、色差信号の量子化幅を小さくして、画質の向上を図ることができる。しかし、輝度を重視して符号化する場合には、画質の向上を図るための手段がなく、画質の向上を図ることができない課題があった。
また、輝度信号や色差信号の分散や平均値からの差分絶対値和を画素単位で計算するなどの前処理が必要であるため、演算の処理量が多く、リアルタイム処理に不向きである課題もあった。
この発明は上記のような課題を解決するためになされたもので、色差を重視して符号化する場合に限らず、輝度を重視して符号化する場合にも、リアルタイム処理に適用可能な少ない処理量で、画質の向上を図ることができる動画像符号化装置を得ることを目的とする。
この発明に係る動画像符号化装置は、符号化の設定内容に応じて、ディジタル映像信号における輝度信号の量子化幅に対する色差信号の量子化幅のオフセット値を決定するオフセット値決定手段を設け、圧縮符号化手段が単位領域毎に圧縮符号化を実施する際、オフセット値決定手段により決定されたオフセット値に応じて、その輝度信号及び色差信号に割り当てる符号量を設定するようにしたものである。
この発明によれば、符号化の設定内容に応じて、ディジタル映像信号における輝度信号の量子化幅に対する色差信号の量子化幅のオフセット値を決定するオフセット値決定手段を設け、圧縮符号化手段が単位領域毎に圧縮符号化を実施する際、オフセット値決定手段により決定されたオフセット値に応じて、その輝度信号及び色差信号に割り当てる符号量を設定するように構成しているので、色差を重視して符号化する場合に限らず、輝度を重視して符号化する場合にも、リアルタイム処理に適用可能な少ない処理量で、画質の向上を図ることができる効果がある。
この発明の実施の形態1による動画像符号化装置と動画像復号装置からなるシステムを示す構成図である。 動画像符号化装置1に与えられる符号化設定情報の一例を示す説明図である。 この発明の実施の形態1による動画像符号化装置を示す構成図である。 この発明の実施の形態1による動画像符号化装置のクロマQPオフセット決定部11を示す構成図である。 クロマQPオフセット算出部11bにおける閾値処理の一例を示す説明図である。 この発明の実施の形態2による動画像符号化装置を示す構成図である。 この発明の実施の形態2による動画像符号化装置のクロマQPオフセット決定部13を示す構成図である。 この発明の実施の形態3による動画像符号化装置を示す構成図である。 この発明の実施の形態3による動画像符号化装置のクロマQPオフセット決定部14を示す構成図である。 この発明の実施の形態4による動画像符号化装置を示す構成図である。 この発明の実施の形態4による動画像符号化装置のクロマQPオフセット決定部16を示す構成図である。 この発明の実施の形態5による動画像符号化装置を示す構成図である。 この発明の実施の形態5による動画像符号化装置のクロマQPオフセット決定部17を示す構成図である。 この発明の実施の形態6による動画像符号化装置を示す構成図である。 この発明の実施の形態6による動画像符号化装置のクロマQPオフセット決定部18を示す構成図である。 クロマQPオフセット算出部18aにおけるマクロブロック平均符号量の閾値処理の一例を示す説明図である。 クロマQPオフセット算出部18aにおけるピクチャタイプ依存変動幅の算出処理の一例を示す説明図である。
実施の形態1.
図1はこの発明の実施の形態1による動画像符号化装置と動画像復号装置からなるシステムを示す構成図である。
図1において、動画像符号化装置1は例えばH.264/AVCの符号化方式を採用しており、ディジタル映像信号である動画像データと、符号化の設定内容を示す符号化設定情報とを入力すると、その動画像データの各ピクチャをマクロブロック単位(所定の単位領域)に分割し、マクロブロック毎に圧縮符号化を実施して、その符号化設定情報が示す符号化の設定内容を満足する動画像圧縮データをビットストリームとして出力する処理を実施する。
動画像復号装置2は動画像符号化装置1から出力されたビットストリームをマクロブロック単位に復号して、最終的に1画像全部のマクロブロックを復号した後、復号画像として表示動画像データを出力する処理を実施する。
図2は動画像符号化装置1に与えられる符号化設定情報の一例を示す説明図である。
図2の例では、符号化の設定内容として、ビットレート、フレームレート、画像解像度、符号化ピクチャタイプ(I/P/Bピクチャ)、符号化モード情報(画質重視であるのか、動き重視であるのかを示す情報)、GOP構成、ピクチャタイプ符号量比が示されている。
このような符号化設定情報は、一般に広く知られている情報である。
図3はこの発明の実施の形態1による動画像符号化装置1を示す構成図である。
図3において、クロマQPオフセット決定部11は符号化設定情報が示す符号化の設定内容に応じて、動画像データにおける輝度信号の量子化幅に対する色差信号の量子化幅のオフセット値を決定する処理を実施する。
以下、輝度信号の量子化幅に対する色差信号の量子化幅のオフセット値を「クロマQPオフセット」と称する。
「クロマQPオフセット」は、色差のQPを輝度のQPとの差分値で示している情報であり、H.264/AVC符号化規格に記載されている「chroma_qp_index_offset」と「second_chroma_qp_index_offset」のことである。この値は、“−12”から“+12”の範囲の値をとることがH.264/AVC符号化規格で定められている。
ここで、「クロマ」は色差を意味し、「QP」は量子化幅を意味する。
なお、クロマQPオフセット決定部11はオフセット値決定手段を構成している。
H.264/AVCエンコードコア部12はH.264/AVCの符号化方式を採用しており、動画像データの各ピクチャをマクロブロック単位に分割し、マクロブロック毎に圧縮符号化を実施して、その符号化設定情報が示す符号化の設定内容を満足するビットストリームを出力する処理を実施する。
H.264/AVCエンコードコア部12は、一般のH.264/AVCエンコーダと同様に、マクロブロックを一単位として、イントラ画素予測/動き探索/補償技術や、直交変換/変換係数量子化/可変長符号化技術に基づいて、圧縮符号化を実施するものである。
ただし、ITU−T H.264では、輝度信号と色差信号の量子化幅を異なる値に設定することが可能な方式を採用しているが、一般のH.264/AVCエンコーダでは、クロマQPオフセットを“0”として符号化している。
これに対して、H.264/AVCエンコードコア部12では、マクロブロック毎に圧縮符号化を実施する際、クロマQPオフセット決定部11により決定されたクロマQPオフセットに応じて、動画像データにおける輝度信号及び色差信号に割り当てる符号量を設定して、各マクロブロックをH.264/AVC符号化している。
なお、H.264/AVCエンコードコア部12は圧縮符号化手段を構成している。
図4はこの発明の実施の形態1による動画像符号化装置1のクロマQPオフセット決定部11を示す構成図である。
図4において、マクロブロック平均符号量算出部11aは符号化設定情報が示す符号化の設定内容に含まれているビットレート、フレームレート及び画像解像度からマクロブロック平均符号量(単位領域当りの符号量)の期待値として、マクロブロック平均符号量avg_code_per_MBを算出する処理を実施する。
クロマQPオフセット算出部11bはマクロブロック平均符号量算出部11aにより算出されたマクロブロック平均符号量avg_code_per_MBからクロマQPオフセットを算出する処理を実施する。
即ち、クロマQPオフセット算出部11bはマクロブロック平均符号量avg_code_per_MBに対する閾値処理を実施することで、マクロブロック平均符号量avg_code_per_MBが小さい場合には、大きな値のクロマQPオフセットを算出し、マクロブロック平均符号量avg_code_per_MBが大きい場合には、小さな値のクロマQPオフセットを算出する。
図5はクロマQPオフセット算出部11bにおける閾値処理の一例を示す説明図である。
次に動作について説明する。
クロマQPオフセット決定部11は、外部から符号化設定情報が与えられると、その符号化設定情報が示す符号化の設定内容に応じて、クロマQPオフセットを決定する。
即ち、クロマQPオフセット決定部11のマクロブロック平均符号量算出部11aは、下記の式(1)に示すように、符号化設定情報が示す符号化の設定内容に含まれているビットレート、フレームレート及び画像解像度からマクロブロック平均符号量の期待値として、マクロブロック平均符号量avg_code_per_MBを算出する。
avg_code_per_MB
=bit_rate
/((width/16)×(height/16)×frame_rate)
(1)
ただし、bit_rate:ビットレート(bits/sec)
frame_rate:フレームレート(frames/sec)
width,height:画像解像度(pixels)
一般に、符号化設定情報が示す符号化の設定内容のうち、ピクチャ単位に値が変化するのは符号化ピクチャタイプだけである。
このため、式(1)の計算は、H.264/AVCエンコードコア部12がH.264/AVC符号化を開始する前に、外部から符号化設定情報が与えられたときに、1回だけ実施すれば十分であり、クロマQPオフセット算出部11bにおける演算の処理量として、極めて少ないものとなる。
クロマQPオフセット算出部11bは、マクロブロック平均符号量算出部11aがマクロブロック平均符号量avg_code_per_MBを算出すると、そのマクロブロック平均符号量avg_code_per_MBに対する閾値処理を実施することで、マクロブロック平均符号量avg_code_per_MBが小さい場合には、大きな値のクロマQPオフセットを算出し、マクロブロック平均符号量avg_code_per_MBが大きい場合には、小さな値のクロマQPオフセットを算出する。
例えば、5段階の閾値処理を実施する場合には、予め、4つの閾値Th1〜Th4(Th<Th2<Th3<Th4)を設定し、図5に示すように、マクロブロック平均符号量avg_code_per_MBが閾値Th1未満であれば、クロマQPオフセットを“+12”に決定する。
マクロブロック平均符号量avg_code_per_MBが閾値Th1以上であるが、閾値Th2未満であれば、クロマQPオフセットを“+6”に決定する。
同様に、マクロブロック平均符号量avg_code_per_MBが閾値Th2以上であるが、閾値Th3未満であれば、クロマQPオフセットを“0”に決定し、マクロブロック平均符号量avg_code_per_MBが閾値Th3以上であるが、閾値Th4未満であれば、クロマQPオフセットを“−6”に決定する。
また、マクロブロック平均符号量avg_code_per_MBが閾値Th4以上であれば、クロマQPオフセットを“−12”に決定する。
ここでは、クロマQPオフセット算出部11bが5段階の閾値処理を実施するものについて示したが、これは一例に過ぎず、例えば、より細かな25段階の閾値処理を実施するようにしてもよい。
H.264/AVCエンコードコア部12は、動画像データと符号化設定情報を入力すると、その動画像データの各ピクチャをマクロブロック単位に分割し、マクロブロック毎に圧縮符号化を実施して、その符号化設定情報が示す符号化の設定内容を満足するビットストリームを出力する。
ただし、H.264/AVCエンコードコア部12は、マクロブロック毎に圧縮符号化を実施する際、クロマQPオフセット決定部11により決定されたクロマQPオフセットに応じて、動画像データにおける輝度信号及び色差信号に割り当てる符号量を設定して、各マクロブロックをH.264/AVC符号化する。
即ち、H.264/AVCエンコードコア部12は、クロマQPオフセット決定部11により決定されたクロマQPオフセットの値が大きい場合(マクロブロック平均符号量avg_code_per_MBが小さい場合)、与えられる少ない符号量を輝度に重点的に割り振るようにする。これにより、マクロブロック平均符号量avg_code_per_MBが小さい場合には、輝度が重視されることになり、その結果、主観画質が向上する利点が得られる。
一方、クロマQPオフセット決定部11により決定されたクロマQPオフセットの値が小さい場合(マクロブロック平均符号量avg_code_per_MBが大きい場合)、与えられる大きな符号量を色差にも十分に割り振るようにする。これにより、マクロブロック平均符号量avg_code_per_MBが大きい場合には、色差信号にも十分な符号量が割り当てられることになり、その結果、主観画質が向上する利点が得られる。
以上で明らかなように、この実施の形態1によれば、符号化設定情報が示す符号化の設定内容に応じてクロマQPオフセットを決定するクロマQPオフセット決定部11を設け、H.264/AVCエンコードコア部12がマクロブロック毎に圧縮符号化を実施する際、クロマQPオフセット決定部11により決定されたクロマQPオフセットに応じて、動画像データにおける輝度信号及び色差信号に割り当てる符号量を設定するように構成しているので、色差を重視して符号化する場合に限らず、輝度を重視して符号化する場合にも、リアルタイム処理に適用可能な少ない処理量で、画質の向上を図ることができる効果を奏する。
即ち、この実施の形態1によれば、マクロブロック平均符号量算出部11aがビットレート、フレームレート及び画像解像度からマクロブロック平均符号量avg_code_per_MBを算出し、クロマQPオフセット算出部11bがマクロブロック平均符号量算出部11aにより算出されたマクロブロック平均符号量avg_code_per_MBからクロマQPオフセットを算出するように構成したので、H.264/AVC符号化を開始する前に、外部から符号化設定情報が与えられたときに、1回だけクロマQPオフセットを算出すればよく、少ない演算の処理量で、輝度と色差のバランスをとることができる効果を奏する。
実施の形態2.
図6はこの発明の実施の形態2による動画像符号化装置1を示す構成図であり、図において、図3と同一符号は同一又は相当部分を示すので説明を省略する。
クロマQPオフセット決定部13は図3のクロマQPオフセット決定部11と同様に、符号化設定情報が示す符号化の設定内容に応じてクロマQPオフセットを決定する処理を実施する。
ただし、クロマQPオフセットの決定方法が、図3のクロマQPオフセット決定部11と相違している。
なお、クロマQPオフセット決定部13はオフセット値決定手段を構成している。
図7はこの発明の実施の形態2による動画像符号化装置1のクロマQPオフセット決定部13を示す構成図である。
図7において、クロマQPオフセット算出部13aは符号化設定情報が示す符号化の設定内容に含まれているピクチャタイプに応じてクロマQPオフセットを算出する処理を実施する。
次に動作について説明する。
ただし、上記実施の形態1と比較して、図3のクロマQPオフセット決定部11の代わりに、クロマQPオフセット決定部13が設けられた点以外は同様であるため、クロマQPオフセット決定部13の動作のみを説明する。
クロマQPオフセット決定部13のクロマQPオフセット算出部13aは、外部から符号化設定情報が与えられると、その符号化設定情報が示す符号化の設定内容に含まれている符号化ピクチャタイプに応じてクロマQPオフセットを算出する。
具体的には、下記のようにして、クロマQPオフセットを決定する例が考えられる。
例えば、符号化ピクチャタイプがIピクチャの場合には、クロマQPオフセットを“0”に決定する。
また、符号化ピクチャタイプがPピクチャや参照Bピクチャの場合には、クロマQPオフセットを“+6”に決定し、符号化ピクチャタイプが非参照Bピクチャの場合には、クロマQPオフセットを“+12”に決定する。
一般のH.264/AVC符号化では、すべての符号化画像にとって、参照元を辿っていけば、すべてIピクチャに辿り着くことが知られている。
つまり、IピクチャでクロマQPオフセットを“0”として、色差信号を輝度信号と同等に扱って符号化しておくことにより、PピクチャやBピクチャで、クロマQPオフセットを“+6”や“+12”として色差信号を軽視したとしても、その参照元であるIピクチャで符号化された色差信号を参照しつつ間接的に引き継ぐことが可能であり、結果として、全体の主観画質を向上する効果が得られる。
同様の理由で、参照される可能性のあるPピクチャや参照Bピクチャについては、クロマQPオフセットを“+6”程度としておき、参照されない非参照Bピクチャについては、クロマQPオフセットを“+12”とすることで、参照される可能性のある画像について、色差信号の扱いをやや重視しておくことで、全体の主観画質を向上する効果が得られる。
以上で明らかなように、この実施の形態2によれば、クロマQPオフセット算出部13aがピクチャタイプに応じてクロマQPオフセットを算出するように構成したので、参照されない画像ほど、色差信号を軽視するようにクロマQPオフセットを決定することが可能になり、結果的に全体の主観画質の向上につながる効果が得られる。
実施の形態3.
図8はこの発明の実施の形態3による動画像符号化装置1を示す構成図であり、図において、図3と同一符号は同一又は相当部分を示すので説明を省略する。
クロマQPオフセット決定部14は図3のクロマQPオフセット決定部11と同様に、符号化設定情報が示す符号化の設定内容に応じてクロマQPオフセットを決定する処理を実施する。
ただし、クロマQPオフセットの決定方法が、図3のクロマQPオフセット決定部11と相違している。
なお、クロマQPオフセット決定部14はオフセット値決定手段を構成している。
図9はこの発明の実施の形態3による動画像符号化装置1のクロマQPオフセット決定部14を示す構成図である。
図9において、クロマQPオフセット算出部14aは符号化設定情報が示す符号化の設定内容に含まれている符号化モード情報(画質重視であるのか、動き重視であるのかを示す情報)に応じてクロマQPオフセットを算出する処理を実施する。
次に動作について説明する。
ただし、上記実施の形態1と比較して、図3のクロマQPオフセット決定部11の代わりに、クロマQPオフセット決定部14が設けられた点以外は同様であるため、クロマQPオフセット決定部14の動作のみを説明する。
クロマQPオフセット決定部14のクロマQPオフセット算出部14aは、外部から符号化設定情報が与えられると、その符号化設定情報が示す符号化の設定内容に含まれている符号化モード情報に応じてクロマQPオフセットを算出する。
具体的には、下記のようにして、クロマQPオフセットを決定する例が考えられる。
例えば、符号化モード情報が画質重視である旨を示していれば、クロマQPオフセットを“0”に決定し、その符号化モード情報が動き重視である旨を示していれば、クロマQPオフセットを“+12”に決定する。
一般のH.264/AVC符号化では、特に、符号化設定情報が示す符号化の設定内容に含まれているビットレートの値が小さい場合、そのビットレートを満足するように符号化することが困難であることがよくある。
このような場合、画質を保ちながら、コマ落としを行うことで、小さいビットレートを維持する際には、「画質重視」である旨を示す符号化モード情報を含む符号化設定情報が動画像符号化装置1に与えられ、逆に、画質を落としてでも、フレームレートを維持する際には、「動き重視」である旨を示す符号化モード情報を含む符号化設定情報が動画像符号化装置1に与えられるのが一般的である。
したがって、クロマQPオフセット算出部14aは、画質重視の場合、輝度と色差の扱いを同等にして、できるだけ画質を保つことになる。また、動き重視の場合、色差を最大限軽視してでも、できるだけコマが落ちないようにすることになり、その結果として、所望の符号化設定情報にできる限り従う形で、符号化が行われることになるため、結果的に全体の主観画質を向上する効果が得られる。
この実施の形態3では、符号化モード情報が、画質重視であるのか、動き重視であるのかを示す情報であるものについて示したが、「画質重視」と「動き重視」の2段階ではなく、例えば、「やや画質重視」や「やや動き重視」などを含めて、数多くの段階に分ける符号化モード情報を入力して、クロマQPオフセットをきめ細かく決定するようにしてもよい。
以上で明らかなように、この実施の形態3によれば、クロマQPオフセット算出部14aが符号化モード情報(画質重視であるのか、動き重視であるのかを示す情報)に応じてクロマQPオフセットを算出するように構成したので、動きを重視するモードであるほど、色差を軽視するようにクロマQPオフセットを決定することが可能になり、その結果として、所望の符号化設定情報にできる限り従う形で符号化が行われることになるため、全体の主観画質の向上につながる効果が得られる。
実施の形態4.
図10はこの発明の実施の形態4による動画像符号化装置1を示す構成図であり、図において、図3と同一符号は同一又は相当部分を示すので説明を省略する。
シーンチェンジ検出部15は動画像データを監視してシーンチェンジを検出し、シーンチェンジの有無を示すシーンチェンジ情報を出力する処理を実施する。
クロマQPオフセット決定部16は符号化設定情報が示す符号化の設定内容と、シーンチェンジ検出部15から出力されるシーンチェンジ情報とに応じて、クロマQPオフセットを決定する処理を実施する。
なお、クロマQPオフセット決定部16はオフセット値決定手段を構成している。
図11はこの発明の実施の形態4による動画像符号化装置1のクロマQPオフセット決定部16を示す構成図である。
図11において、クロマQPオフセット算出部16aは符号化設定情報が示す符号化の設定内容に含まれているピクチャタイプと、シーンチェンジ検出部15から出力されるシーンチェンジ情報とに応じて、クロマQPオフセットを算出する処理を実施する。
次に動作について説明する。
ただし、上記実施の形態1と比較して、図3のクロマQPオフセット決定部11の代わりに、クロマQPオフセット決定部16が設けられ、動画像符号化装置1の外部にシーンチェンジ検出部15が設けられている点で相違している。
シーンチェンジ検出部15は、動画像符号化装置1に与えられる動画像データを監視してシーンチェンジを検出し、シーンチェンジの有無を示すシーンチェンジ情報をクロマQPオフセット決定部16に出力する。
ただし、シーンチェンジの検出処理は公知の技術であるため、ここでは詳細な説明を省略する。
クロマQPオフセット決定部16のクロマQPオフセット算出部16aは、シーンチェンジ検出部15からシーンチェンジ情報を受けると、そのシーンチェンジ情報と符号化ピクチャタイプに応じてクロマQPオフセットを算出する。
具体的には、下記のようにして、クロマQPオフセットを決定する例が考えられる。
例えば、シーンチェンジ検出部15から出力されたシーンチェンジ情報が「シーンチェンジあり」を示し、かつ、符号化ピクチャタイプが「Iピクチャ以外」であれば、クロマQPオフセットを“+12”に決定し、シーンチェンジ情報が「シーンチェンジなし」を示し、あるいは、符号化ピクチャタイプが「Iピクチャ」であれば、クロマQPオフセットを“0”に決定する。
一般のH.264/AVC符号化では、Iピクチャについては、参照画像がなく、圧縮効率的に低いにもかかわらず、間接的に全ての画像から参照されるような重要な画像であるために、PピクチャやBピクチャよりも、かなり多くの符号量が割り当てられるのが普通である。
また一般に、IピクチャとPピクチャとBピクチャの切り替えは、例えば、符号化順でIBBPBBPBBPBBPBBIBBPBBPBBPBBPBBIBBPBB…などのように、単に画像の順番だけで決定される場合が多くある。
しかし、シーンチェンジが何処にあるのか一般には分からないため、シーンチェンジがたまたまIピクチャになる可能性は極めて低い。
PピクチャやBピクチャにシーンチェンジがあたると、一般には想定された割り当て符号量より突発的に大きな符号量が発生するため、その後でビットレートを保つためのコマ落ちが発生し易くなってしまう。
このようなシーンチェンジを要因とする急激な符号量の発生を防ぐためには、「シーンチェンジあり」かつ「ピクチャタイプがIピクチャ以外」の場合に、クロマQPオフセットを“+12”として出力すればよい。
そこで、クロマQPオフセット決定部16のクロマQPオフセット算出部16aは、上述したように、シーンチェンジ情報が「シーンチェンジあり」を示し、かつ、符号化ピクチャタイプが「Iピクチャ以外」であれば、クロマQPオフセットを“+12”に決定することで、PピクチャやBピクチャなどの割り当て符号量が少ないピクチャタイプでシーンチェンジが発生した場合における突発的な符号量の大量発生を抑えることを可能にして、コマ落ちを防ぐようにしている。
以上で明らかなように、この実施の形態4によれば、クロマQPオフセット算出部16aが符号化設定情報が示す符号化の設定内容に含まれているピクチャタイプと、シーンチェンジ検出部15から出力されるシーンチェンジ情報とに応じて、クロマQPオフセットを算出するように構成したので、PピクチャやBピクチャなどの割り当て符号量が少ないピクチャタイプでシーンチェンジが発生した場合における突発的な符号量の大量発生を抑えることを可能にして、コマ落ちを防ぐことができるようになり、その結果として、所望の符号化設定情報にできる限り従う形で符号化が行われることになるため、全体の主観画質の向上につながる効果が得られる。
実施の形態5.
図12はこの発明の実施の形態5による動画像符号化装置1を示す構成図であり、図において、図3と同一符号は同一又は相当部分を示すので説明を省略する。
クロマQPオフセット決定部17は符号化設定情報が示す符号化の設定内容に含まれているビットレート及びフレームレート等から、その設定内容に含まれているピクチャタイプの符号量の期待値を算出し、その符号量の期待値とH.264/AVCエンコードコア部12から出力されたビットストリーム(1つ前のピクチャの動画像圧縮データ)の符号量とに応じて、クロマQPオフセットを決定する処理を実施する。
なお、クロマQPオフセット決定部17はオフセット値決定手段を構成している。
図13はこの発明の実施の形態5による動画像符号化装置1のクロマQPオフセット決定部17を示す構成図である。
図13において、ピクチャ平均符号量算出部17aは符号化設定情報が示す符号化の設定内容に含まれているビットレート及びフレームレート等から、その設定内容に含まれているピクチャタイプの符号量の期待値として、ピクチャ平均符号量を算出する処理を実施する。
クロマQPオフセット算出部17bはピクチャ平均符号量算出部17aにより算出されたピクチャ平均符号量と、H.264/AVCエンコードコア部12から出力されたビットストリーム(1つ前のピクチャの動画像圧縮データ)の符号量とを比較して、クロマQPオフセットを算出する処理を実施する。
次に動作について説明する。
ただし、上記実施の形態1と比較して、図3のクロマQPオフセット決定部11の代わりに、クロマQPオフセット決定部17が設けられた点以外は同様であるため、クロマQPオフセット決定部17の動作のみを説明する。
クロマQPオフセット決定部17のピクチャ平均符号量算出部17aは、外部から符号化設定情報が与えられると、下記の式(2)に示すように、その符号化設定情報が示す符号化の設定内容に含まれているビットレート及びフレームレート等から、その設定内容に含まれているピクチャタイプ(I,P,Bのいずれかのピクチャタイプ)の符号量の期待値として、ピクチャ平均符号量avg_code_per_PIC_X(X=I,P,Bのいずれか)を算出する。
・ avg_code_per_PIC_B
=((1+np+nb)×bit_rate)
/((wi+np・wp+nb)×frame_rate)
・ avg_code_per_PIC_P
=avg_code_per_PIC_B×wp
・ avg_code_per_PIC_I
=avg_code_per_PIC_B×wi
(2)
ただし、bit_rate:ビットレート(bits/sec)
frame_rate:フレームレート(frames/sec)
np:1GOPに含まれるPピクチャ数
nb:1GOPに含まれるBピクチャ数
wi,wp:I/P/B各ピクチャのピクチャ符号量期待値比
このため、式(2)の計算は、1ピクチャの符号化に対して、1回で十分であるため、ピクチャ平均符号量算出部17aにおける演算の処理量として、極めて少ないものとなる。
クロマQPオフセット算出部17bは、ピクチャ平均符号量算出部17aがピクチャ平均符号量avg_code_per_PIC_Xを算出すると、そのピクチャ平均符号量avg_code_per_PIC_Xとビットストリームを1ピクチャの符号化終了毎に入力し、そのピクチャ平均符号量avg_code_per_PIC_Xとビットストリームの符号量CVを比較して、クロマQPオフセットを算出する。
例えば、ビットストリームの符号量CVが、ピクチャ平均符号量avg_code_per_PIC_Xより一定値α1以上小さい場合、クロマQPオフセットの値を現ピクチャのクロマQPオフセットより小さい値に決定する。
CV+α1 < avg_code_per_PIC_X
→ クロマQPオフセットの値を小さくする
逆に、ビットストリームの符号量CVが、ピクチャ平均符号量avg_code_per_PIC_Xより一定値α2以上大きい場合、クロマQPオフセットの値を現ピクチャのクロマQPオフセットより大きい値に決定する。
CV > avg_code_per_PIC_X+α2
→ クロマQPオフセットの値を大きくする
なお、ビットストリームの符号量CVが、ピクチャ平均符号量avg_code_per_PIC_Xより一定値α1以上小さくなく、ビットストリームの符号量CVが、ピクチャ平均符号量avg_code_per_PIC_Xより一定値α2以上大きくもない場合、クロマQPオフセットの値を現ピクチャのクロマQPオフセットと同じ値に決定する。
ただし、最初の符号化ピクチャのクロマQPオフセットについては、例えば、初期値として“0”を設定し、次の符号化ピクチャのクロマQPオフセットから、上記のように比較して決定する。
一般のH.264/AVC符号化では、実際に発生した符号量にかかわらず一律でクロマQPオフセットを“0”、もしくは、クロマQPオフセットを一定の値とするのが普通である。
これに対して、この実施の形態5では、例えば、実際の発生符号量が小さい場合、符号量に余裕があることに鑑みて、クロマQPオフセットの値を現ピクチャのクロマQPオフセットより小さくしているので、次のピクチャの色差符号量を増やすことになる。その結果、次のピクチャの発生符号量の期待値がピクチャ平均符号量に近づくようになる。
逆に、実際の発生符号量が大きい場合、符号量に余裕がないことに鑑みて、クロマQPオフセットの値を現ピクチャのクロマQPオフセットより大きくしているので、次のピクチャの色差符号量を減らすことになる。その結果、次のピクチャの発生符号量の期待値がピクチャ平均符号量に近づくようになる。
以上で明らかなように、この実施の形態5によれば、符号化設定情報が示す符号化の設定内容に含まれているビットレート及びフレームレート等から、その設定内容に含まれているピクチャタイプのピクチャ平均符号量avg_code_per_PIC_Xを算出し、そのピクチャ平均符号量avg_code_per_PIC_XとH.264/AVCエンコードコア部12から出力されたビットストリーム(1つ前のピクチャの動画像圧縮データ)の符号量CVとに応じて、クロマQPオフセットを決定するように構成したので、次のピクチャの発生符号量の期待値がピクチャ平均符号量に近づくようになり、その結果として、所望の符号化設定情報にできる限り近づく符号量で符号化が行われることになるため、全体の主観画質の向上につながる効果が得られる。
実施の形態6.
図14はこの発明の実施の形態6による動画像符号化装置1を示す構成図であり、図において、図3及び図10と同一符号は同一又は相当部分を示すので説明を省略する。
クロマQPオフセット決定部18は符号化設定情報が示す符号化の設定内容に含まれているビットレート、フレームレート及び画像解像度からマクロブロック平均符号量avg_code_per_MBを算出するとともに、その設定内容に含まれているビットレート及びフレームレート等から、その設定内容に含まれているピクチャタイプのピクチャ平均符号量avg_code_per_PIC_Xを算出し、そのマクロブロック平均符号量avg_code_per_MB、そのピクチャ平均符号量avg_code_per_PIC_X、その設定内容に含まれている符号化モード情報(画質重視であるのか、動き重視であるのかを示す情報)、シーンチェンジ検出部15から出力されたシーンチェンジ情報及びH.264/AVCエンコードコア部12から出力されたビットストリーム(1つ前のピクチャの動画像圧縮データ)の符号量に応じて、クロマQPオフセットを決定する処理を実施する。
なお、クロマQPオフセット決定部18はオフセット値決定手段を構成している。
図15はこの発明の実施の形態6による動画像符号化装置1のクロマQPオフセット決定部18を示す構成図であり、図において、図4及び図13と同一符号は同一又は相当部分を示すので説明を省略する。
クロマQPオフセット算出部18aはマクロブロック平均符号量算出部11aにより算出されたピクチャ平均符号量avg_code_per_MB、ピクチャ平均符号量算出部17aにより算出されたピクチャ平均符号量avg_code_per_PIC_X、符号化モード情報(画質重視であるのか、動き重視であるのかを示す情報)、シーンチェンジ検出部15から出力されたシーンチェンジ情報及びH.264/AVCエンコードコア部12から出力されたビットストリーム(1つ前のピクチャの動画像圧縮データ)の符号量に応じて、クロマQPオフセットを算出する処理を実施する。
この実施の形態6では、一般のH.264/AVC符号化の場合と同様に、符号化設定情報のうち、ピクチャ単位に値が変化するのは符号化ピクチャタイプだけであるとして説明する。
クロマQPオフセット決定部18におけるクロマQPオフセット算出部18aの処理は、下記のステップ1〜3で構成されている。
ステップ1:クロマQPオフセットのベース値CQPOFF1の算出処理
ステップ2:クロマQPオフセットのピクチャタイプ依存変動幅CQPOFF2の算出
処理
ステップ3:クロマQPオフセットのピクチャタイプ更新幅CQPOFF3の算出処理
以下、ステップ1〜3の処理内容を具体的に説明する。
[ステップ1]
ステップ1の処理は、外部から符号化設定情報が与えられたとき1回だけ実行される。
まず、クロマQPオフセット算出部18aは、クロマQPオフセットのピクチャタイプ更新幅CQPOFF3を“0”に初期化する。
次に、クロマQPオフセット算出部18aは、マクロブロック平均符号量算出部11aにより算出されたピクチャ平均符号量avg_code_per_MBに対する閾値処理を実施することで、マクロブロック平均符号量avg_code_per_MBが小さい場合には、大きな値のクロマQPオフセットのベース値CQPOFF1を算出し、マクロブロック平均符号量avg_code_per_MBが大きい場合には、小さな値のクロマQPオフセットのベース値CQPOFF1を算出する。
ただし、クロマQPオフセット算出部18aは、画質重視の場合、色差を軽視しないようにするために、符号化モード情報(画質重視/動き重視)を加味して、クロマQPオフセットのベース値CQPOFF1を算出する。
図16はクロマQPオフセット算出部18aにおけるマクロブロック平均符号量の閾値処理の一例を示す説明図である。
図16の例では、画質重視の場合、マクロブロック平均符号量avg_code_per_MBが閾値Th3未満であれば、クロマQPオフセットのベース値CQPOFF1を“0”に決定する。
また、マクロブロック平均符号量avg_code_per_MBが閾値Th3以上であるが、閾値Th4未満であれば、クロマQPオフセットのベース値CQPOFF1を“−6”に決定し、マクロブロック平均符号量avg_code_per_MBが閾値Th4以上であれば、クロマQPオフセットのベース値CQPOFF1を“−12”に決定する。
動き重視の場合、マクロブロック平均符号量avg_code_per_MBが閾値Th1未満であれば、クロマQPオフセットのベース値CQPOFF1を“+12”に決定する。
マクロブロック平均符号量avg_code_per_MBが閾値Th1以上であるが、閾値Th2未満であれば、クロマQPオフセットのベース値CQPOFF1を“+6”に決定する。
同様に、マクロブロック平均符号量avg_code_per_MBが閾値Th2以上であるが、閾値Th3未満であれば、クロマQPオフセットのベース値CQPOFF1を“0”に決定し、マクロブロック平均符号量avg_code_per_MBが閾値Th3以上であるが、閾値Th4未満であれば、クロマQPオフセットのベース値CQPOFF1を“−6”に決定する。
マクロブロック平均符号量avg_code_per_MBが閾値Th4以上であれば、クロマQPオフセットのベース値CQPOFF1を“−12”に決定する。
ここでは、クロマQPオフセット算出部18aが5段階の閾値処理を実施するものについて示したが、これは一例に過ぎず、例えば、より細かな25段階の閾値処理を実施するようにしてもよい。
また、符号化モード情報が、画質重視であるのか、動き重視であるのかを示す情報であるものについて示したが、「画質重視」と「動き重視」の2段階ではなく、例えば、「やや画質重視」や「やや動き重視」などを含めて、数多くの段階に分ける符号化モード情報を入力して、クロマQPオフセットのベース値CQPOFF1をきめ細かく決定するようにしてもよい。
[ステップ2]
ステップ2の処理は、ステップ1の処理の後、各ピクチャの符号化前に1回実行される。
クロマQPオフセット算出部18aは、シーンチェンジ検出部15から出力されたシーンチェンジ情報と、符号化ピクチャタイプと、符号化モード情報(画質重視/動き重視)とに応じて、クロマQPオフセットのピクチャタイプ依存変動幅CQPOFF2を算出する。
図17はクロマQPオフセット算出部18aにおけるピクチャタイプ依存変動幅CQPOFF2の算出処理の一例を示す説明図である。
図17の例では、シーンチェンジなしの場合と、シーンチェンジありの場合とにテーブルを分けて、ピクチャタイプ依存変動幅CQPOFF2を算出している。
シーンチェンジなしの場合、動き重視であれば、上記実施の形態2と同様の考え方であり、符号化ピクチャタイプがIピクチャであれば、ピクチャタイプ依存変動幅CQPOFF2を“0”、符号化ピクチャタイプがPピクチャ又は参照Bピクチャであれば、ピクチャタイプ依存変動幅CQPOFF2を“+6”、符号化ピクチャタイプが非参照Bピクチャであれば、ピクチャタイプ依存変動幅CQPOFF2を“+12”に決定する。
画質重視であれば、色差を軽視しないようにするために、符号化ピクチャタイプにかかわらず、ピクチャタイプ依存変動幅CQPOFF2を一律に“0”に決定する。
シーンチェンジありの場合、動き重視であれば、上記実施の形態4と同様の考え方であり、符号化ピクチャタイプがIピクチャであれば、ピクチャタイプ依存変動幅CQPOFF2を“0”、符号化ピクチャタイプが、Pピクチャ、参照Bピクチャ又は非参照Bピクチャであれば、ピクチャタイプ依存変動幅CQPOFF2を“+12”に決定する。
画質重視であれば、シーンチェンジと言えども、ピクチャタイプによるクロマQPオフセットの変動幅をできるだけ抑えて、色差を軽視しないようにするため、Iピクチャ、Pピクチャ又は参照Bピクチャであれば、ピクチャタイプ依存変動幅CQPOFF2を“0”、符号化ピクチャタイプが非参照Bピクチャであれば、ピクチャタイプ依存変動幅CQPOFF2を“+6”に決定する。
ここでは、符号化モード情報が、画質重視であるのか、動き重視であるのかを示す情報であるものについて示したが、「画質重視」と「動き重視」の2段階ではなく、例えば、「やや画質重視」や「やや動き重視」などを含めて、数多くの段階に分ける符号化モード情報を入力して、ピクチャタイプ依存変動幅CQPOFF2をきめ細かく決定するようにしてもよい。
クロマQPオフセット算出部18aは、上記のようにして、ピクチャタイプ依存変動幅CQPOFF2を算出すると、クロマQPオフセットのベース値CQPOFF1+ピクチャタイプ依存変動幅CQPOFF2+ピクチャタイプ更新幅CQPOFF3の値を“−12”から“+12”の間の値にクリッピングし、クリッピングした値をクロマQPオフセットとしてH.264/AVCエンコードコア部12に出力する。
[ステップ3]
ステップ3の処理は、ステップ2の処理の後(各ピクチャの符号化後)に1回実行され、その後、ステップ2の処理に戻る。
クロマQPオフセット算出部18aは、ピクチャ平均符号量算出部17aにより算出されたピクチャ平均符号量avg_code_per_PIC_Xと、H.264/AVCエンコードコア部12から出力されたビットストリーム(1つ前のピクチャの動画像圧縮データ)の符号量とに応じて、クロマQPオフセットのピクチャタイプ更新幅CQPOFF3を決定する。
ピクチャ平均符号量avg_code_per_PIC_Xとビットストリームの符号量とからクロマQPオフセットのピクチャタイプ更新幅CQPOFF3を決定する方法の具体例は下記の通りである。
例えば、ビットストリームの符号量CVが、ピクチャ平均符号量avg_code_per_PIC_Xより一定値α3以上小さい場合、ピクチャタイプ更新幅CQPOFF3を現ピクチャのピクチャタイプ更新幅CQPOFF3より小さい値に決定する。
CV+α3 < avg_code_per_PIC_X
→ CQPOFF3=CQPOFF3−1
逆に、ビットストリームの符号量CVが、ピクチャ平均符号量avg_code_per_PIC_Xより一定値α4以上大きい場合、ピクチャタイプ更新幅CQPOFF3を現ピクチャのピクチャタイプ更新幅CQPOFF3より大きい値に決定する。
CV > avg_code_per_PIC_X+α4
→ CQPOFF3=CQPOFF3+1
なお、ビットストリームの符号量CVが、ピクチャ平均符号量avg_code_per_PIC_Xより一定値α3以上小さくなく、ビットストリームの符号量CVが、ピクチャ平均符号量avg_code_per_PIC_Xより一定値α4以上大きくもない場合、ピクチャタイプ更新幅CQPOFF3を現ピクチャのピクチャタイプ更新幅CQPOFF3と同じ値に決定する。
以上で明らかなように、この実施の形態6によれば、クロマQPオフセット決定部18が符号化設定情報が示す符号化の設定内容に含まれているビットレート、フレームレート及び画像解像度からマクロブロック平均符号量avg_code_per_MBを算出するとともに、その設定内容に含まれているビットレート及びフレームレート等から、その設定内容に含まれているピクチャタイプのピクチャ平均符号量avg_code_per_PIC_Xを算出し、そのマクロブロック平均符号量avg_code_per_MB、そのピクチャ平均符号量avg_code_per_PIC_X、その設定内容に含まれている符号化モード情報(画質重視であるのか、動き重視であるのかを示す情報)、シーンチェンジ検出部15から出力されたシーンチェンジ情報及びH.264/AVCエンコードコア部12から出力されたビットストリームの符号量に応じて、クロマQPオフセットを決定するように構成したので、上記実施の形態1〜5で得られる効果と同様の効果が得られ、結果的に全体の主観画質の向上につながる効果が得られる。
上記実施の形態1〜6では、映像符号化方式として、H.264/AVCを用いるものについて示したが、H.264/AVCに類似する符号化方式(例えば、MPEG−2、MPEG−4 Visual、SMPTE VC−1など)を用いるようにしてもよく、同様の効果を奏することができる。
1 動画像符号化装置、2 動画像復号装置、11 クロマQPオフセット決定部(オフセット値決定手段)、11a マクロブロック平均符号量算出部、11b クロマQPオフセット算出部、12 H.264/AVCエンコードコア部(圧縮符号化手段)、13 クロマQPオフセット決定部(オフセット値決定手段)、13a クロマQPオフセット算出部、14 クロマQPオフセット決定部(オフセット値決定手段)、14a クロマQPオフセット算出部、15 シーンチェンジ検出部、16 クロマQPオフセット決定部(オフセット値決定手段)、16a クロマQPオフセット算出部、17 クロマQPオフセット決定部(オフセット値決定手段)、17a ピクチャ平均符号量算出部、17b クロマQPオフセット算出部、18 クロマQPオフセット決定部(オフセット値決定手段)、18a クロマQPオフセット算出部。

Claims (7)

  1. ディジタル映像信号の各ピクチャを所定の単位領域に分割し、単位領域毎に圧縮符号化を実施して、外部から与えられる符号化の設定内容を満足するビットストリームを出力する圧縮符号化手段を備えた動画像符号化装置において、上記符号化の設定内容に応じて、上記ディジタル映像信号における輝度信号の量子化幅に対する色差信号の量子化幅のオフセット値を決定するオフセット値決定手段を設け、上記圧縮符号化手段が単位領域毎に圧縮符号化を実施する際、上記オフセット値決定手段により決定されたオフセット値に応じて、上記輝度信号及び上記色差信号に割り当てる符号量を設定することを特徴とする動画像符号化装置。
  2. オフセット値決定手段は、符号化の設定内容に含まれているビットレート、フレームレート及び解像度から単位領域当りの符号量の期待値を算出し、上記符号量の期待値に応じてオフセット値を決定することを特徴とする請求項1記載の動画像符号化装置。
  3. オフセット値決定手段は、符号化の設定内容に含まれているピクチャタイプに応じてオフセット値を決定することを特徴とする請求項1記載の動画像符号化装置。
  4. オフセット値決定手段は、符号化の設定内容に含まれている符号化のモード情報である画質と動きのいずれを重視するかを示す情報に応じてオフセット値を決定することを特徴とする請求項1記載の動画像符号化装置。
  5. オフセット値決定手段は、符号化の設定内容に含まれているピクチャタイプと、外部から与えられるシーンチェンジの有無を示すシーンチェンジ情報とに応じてオフセット値を決定することを特徴とする請求項1記載の動画像符号化装置。
  6. オフセット値決定手段は、符号化の設定内容に含まれているビットレート及びフレームレートから、上記設定内容に含まれているピクチャタイプの符号量の期待値を算出し、上記符号量の期待値と圧縮符号化手段から出力されたビットストリームの符号量とに応じてオフセット値を決定することを特徴とする請求項1記載の動画像符号化装置。
  7. オフセット値決定手段は、符号化の設定内容に含まれているビットレート、フレームレート及び解像度から単位領域当りの符号量の期待値を算出するとともに、上記設定内容に含まれているビットレート及びフレームレートから、上記設定内容に含まれているピクチャタイプの符号量の期待値を算出し、上記単位領域当りの符号量の期待値、上記ピクチャタイプの符号量の期待値、上記設定内容に含まれている符号化のモード情報である画質と動きのいずれを重視するかを示す情報、外部から与えられるシーンチェンジの有無を示すシーンチェンジ情報及び圧縮符号化手段から出力されたビットストリームの符号量に応じて、オフセット値を決定することを特徴とする請求項1記載の動画像符号化装置。
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