JP2001309383A - 画像符号化装置および方法 - Google Patents

画像符号化装置および方法

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JP2001309383A
JP2001309383A JP2000116056A JP2000116056A JP2001309383A JP 2001309383 A JP2001309383 A JP 2001309383A JP 2000116056 A JP2000116056 A JP 2000116056A JP 2000116056 A JP2000116056 A JP 2000116056A JP 2001309383 A JP2001309383 A JP 2001309383A
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JP2000116056A
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Nobuhiko Yamada
信彦 山田
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Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 MPEG符号化装置で、シーンチェンジ画像
以外の画像品質を劣化させることなく、高速かつ簡易な
方法でシーンチェンジ画像の画像品質を向上させる。 【解決手段】 符号化する画像データのピクチャタイプ
を判定し、Iピクチャであるときは画像データの輝度差
分合計値を算出し、記憶していた直前のIピクチャまた
はPピクチャの輝度差分合計値と置き換え記憶し、Pピ
クチャであるときは画像データの輝度差分合計値を算出
し、記憶していた直前のIピクチャまたはPピクチャの
輝度差分合計値との差分からシーンチェンジを検出し、
シーンチェンジ後最初に表示されるPピクチャの符号化
ビット割当量を増やす。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、画像符号化装置お
よび画像符号化方法に関し、特にフレーム間またはフィ
ールド間相関を利用したシーンチェンジ検出を行う画像
符号化装置および画像符号化方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】現在の標準的な動画像符号化規格である
MPEG2を利用した符号化では、I、P、Bのピクチ
ャタイプがあり、符号化順でIピクチャから始まるこれ
らのピクチャのまとまりをGOPと呼ぶ。符号化ビット
の割当てはピクチャタイプやGOP長などによりその配
分を決め、画像シーケンスの特徴により変化させる場合
もあるが、被参照画像であるIピクチャとPピクチャの
ビット割当てを多く、Bピクチャのビット割当を少なく
する場合が多い。
【0003】シーンチェンジでは、シーンチェンジ前後
の画像の相関が低いため、シーンチェンジ画像に対する
割当てビット量を増やすべきである。しかし画像に対し
て予め決められたビット割当しかしないので、本来多く
のビット量を割当てるべきであるシーンチェンジ画像の
画質が劣化することがある。
【0004】シーンチェンジは時間軸上で隣接する画像
間の相関、例えば輝度の差分から検出できる。
【0005】図7に輝度の差分によるシーンチェンジ画
像検出処理のフローチャートを示す。
【0006】以下、図7を参照してシーンチェンジ画像
検出処理シーケンスの概略を説明する。
【0007】まず、現在の画像の輝度合計を算出する
(ステップ71)。
【0008】次に、直前の画像の輝度合計と前記現在の
画像の輝度合計との差分を算出する(ステップ72)。
【0009】次に、算出した前記現在の画像の輝度合計
を記憶する(ステップ73)。ここで記憶した輝度合計
が、現在の画像の次の画像に対する前記直前の画像の輝
度合計である。
【0010】次に、ステップ72で算出した直前の画像
の輝度合計と前記現在の画像の輝度合計との差分を、予
め定められたシーンチェンジ判定閾値と比較し(ステッ
プ74)、差分が前記予め定められたシーンチェンジ判
定閾値よりも大きければシーンチェンジ画像と判定し、
現在の画像に対する符号化ビット量割当を増加する(ス
テップ75)。
【0011】次に図6を参照して、輝度の差分によるシ
ーンチェンジ画像検出の一具体例を説明する。
【0012】図6の画像シーケンス1および2は、I
0、B1、B2、P3、B4、B5、P6の各ピクチャ
に分割される。
【0013】時間軸上で隣接する各ピクチャ間の相関、
例えば輝度の差分を検出し、差分の多いすなわち相関の
低いピクチャ間の2つのピクチャの内、後のピクチャを
シーンチェンジ画像と判定する。
【0014】ピクチャI0−B1間、B1−B2間、B
2−P3間、P3−B4間は、画像シーケンス1という
連続したシーンであるので、各ピクチャ間の輝度の差分
は少ない。
【0015】ピクチャB4−B5間では、ピクチャB4
は画像シーケンス1のシーンであり、ピクチャBの画像
シーケンス2とは連続しないシーンである。そのためピ
クチャB4−B5間の輝度の差分は多い。
【0016】ピクチャB5−P6間は、画像シーケンス
が2という連続したシーンであるのでピクチャ間の輝度
の差分は少ない。
【0017】従って、各ピクチャ間の輝度の差分が最も
多いのはピクチャB4−B5間であり、シーンチェンジ
画像はピクチャB5と判定される。
【0018】シーンチェンジ画像であるピクチャB5の
符号化ビット割当量を増加させることで、シーンチェン
ジ画像であるピクチャB5の画質劣化を軽減できる。
【0019】次に図8を参照して、輝度の差分によるシ
ーンチェンジ画像検出の別の具体例を説明する。
【0020】図8の画像シーケンス1、2および1a
は、I0、B1、B2、P3、B4、B5、P6の各ピ
クチャに分割される。
【0021】ここで画像シーケンス1と1aは、ほぼ同
じ内容の画像シーケンスである。
【0022】ピクチャI0−B1間、B1−B2間、B
2−P3間は、画像シーケンス1という連続したシーン
であるので、各ピクチャ間の輝度の差分は少ない。
【0023】ピクチャP3−B4間では、ピクチャP3
は画像シーケンス1のシーンであり、ピクチャB4の画
像シーケンス2とは連続しないシーンである。そのため
ピクチャP3−B4間の輝度の差分は多い。
【0024】ピクチャB4−B5間は、画像シーケンス
が2という連続したシーンであるのでピクチャ間の輝度
の差分は少ない。
【0025】ピクチャB5−P6間では、ピクチャB5
は画像シーケンス2のシーンであり、ピクチャP6の画
像シーケンス1aとは連続しないシーンである。そのた
めピクチャB5−P6間の輝度の差分は多い。
【0026】従って、各ピクチャ間の輝度の差分が多い
のはピクチャP3−B4間とピクチャB5−P6間であ
り、シーンチェンジ画像はピクチャB4とP6の2つと
判定される。
【0027】シーンチェンジ画像であるピクチャB4と
P6の符号化ビット割当量を増加させることで、シーン
チェンジ画像であるピクチャB4とP6の画質劣化を軽
減できる。
【0028】以上述べた方法以外にも、シーンチェンジ
画像を起点とするGOPを新たに設け、元のGOPから
分割し、ピクチャB5をIピクチャとすることによって
シーンチェンジによる画像品質の劣化を軽減する方法も
考えられる。
【0029】
【発明が解決しようとする課題】従来はシーンチェンジ
を検出するために全ての隣接する画像間の輝度差分比較
を行っていたが、全ての画像の輝度を求めるためには非
常に多くの処理時間が必要であった。
【0030】また、隣接する画像間の輝度比較によりシ
ーンチェンジを検出し、シーンチェンジ画像への符号割
当量を増加させると、瞬間的にしか現れないピクチャへ
のビット割当を増加させたために連続する後続ピクチャ
へのビット割当が減り、かえって画質劣化を招くことが
ある。
【0031】さらに、図8において、画像シーケンス2
から画像シーケンス1aへのシーンチェンジ後最初の被
参照画像であるP6は、画像シーケンス1aとほぼ同じ
内容の画像シーケンス1のピクチャであるP3を参照し
て作られるため、P6への符号割当量を増加させること
は過剰なビット量を一つの被参照画像に割当てることに
なる。従ってP6の割当てビット量を増加させた分だけ
Bピクチャの割当てビット量が減り、Bピクチャの画質
が劣化する。また、過剰ビット割当の発生は、周辺ピク
チャとの画質の均一性を乱すことになり望ましくない。
【0032】シーンチェンジ画像を起点とする新たなG
OPを分割生成する方法では、GOPの分割生成処理に
多くの処理時間が必要となるため、まずシーチェンジ検
出のエンコードを行い、検出したシーンチェンジを考慮
したエンコードを行うといったリアルタイムでない2パ
スエンコードを行う必要があった。
【0033】シーンチェンジ画像を起点とする新たなG
OPを分割生成する方法でリアルタイムエンコードを行
うためには、シーンチェンジ検出によるビット割当変更
を行うために前後数フレーム分のバッファが必要とな
る。このようにシーンチェンジ画像を起点とする新たな
GOPを分割生成する方法では処理時間の増加が避けら
れない。
【0034】また、バッファを用いても処理時間はリア
ルタイムエンコードが可能な程度に緩和できるが、ハー
ドウェア資源の増加が必要となる。
【0035】本発明はこのような課題を解決するべく為
されたもので、シーンチェンジ画像以外の画像品質を劣
化させることなく、高速かつ簡易な方法でシーンチェン
ジ画像の画像品質を向上させることを目的とする。
【0036】
【課題を解決するための手段】被参照画像間の相関によ
りシーンチェンジから最初に表示される被参照画像を検
出するシーンチェンジ検出手段と、検出した被参照画像
の符号化ビット割当量を増やす符号化ビット量割当手段
を備える。
【0037】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態について図1
から図5を用いて説明する。
【0038】(実施の形態1)図1は本発明を実施した
画像符号化装置の構成の一例である。
【0039】以下、図1を参照して画像符号化装置の各
部の機能と動作について説明する。
【0040】画像符号化装置100は、フレーム毎の画
像データを蓄え、符号化する際に適切な順序でマクロブ
ロック分割器102と動き検出器115とに画像データ
を送るフレームメモリ101と、フレームメモリ101
からの画像データを8×8ピクセルを1つのブロックと
して4つの輝度成分のブロックと2つの色差成分のブロ
ックとからなるマクロブロック毎の画像データに分割す
るマクロブロック分割器102と、マクロブロック分割
器102からの画像データと後述する動き補償器116
からの予測画像データとの差分をとる差分器103と、
マクロブロック分割器102からの画像データと差分器
103からの画像データとのいずれを符号化するかを選
択する符号化モード選択回路104と、符号化モード選
択回路104から送られる画像データに対して離散コサ
イン変換(DCT)を行うDCT回路105と、DCT
回路105で得られたDCT係数データをピクチャ毎に
設定される量子化マトリクスと後述する量子化幅算出器
110により調整された量子化幅との積により量子化す
る量子化回路106とを含んでいる。
【0041】また、画像符号化装置100は、量子化回
路106で量子化されたDCT係数データをスキャン順
に並べ替えるスキャン順並び替え回路107と、スキャ
ン順並び替え回路107からの出力データを可変長符号
化(VLC)するために出力データに対する設定を行う
VLC設定回路108と、VLC設定回路108からの
データをVLCするVLC回路109と、VLC回路1
09から送られる符号量の情報に応じて量子化幅を調整
する量子化幅算出器110と、フレームメモリ101に
蓄えられたフレーム毎の被照画像データの輝度差分合計
値を算出し、記憶しておいた直前の被照画像データの輝
度差分合計値との差分を算出し、算出した差分からシー
ンチェンジ画像を検出し、シーンチェンジ画像を検出し
たときにシーンチェンジ検出を後述する符号化ビット量
割当回路121に通知するシーンチェンジ検出回路12
0と、シーンチェンジ検出回路120からシーンチェン
ジ検出通知を受けたときに、検出されたシーンチェンジ
画像の直後の被参照画像の符号化ビットの割当を増加さ
せるように量子化幅算出器110を制御する符号化ビッ
ト量割当回路121とを含んでいる。
【0042】なお、シーンチェンジ検出回路120への
画像データは必ずしもフレームメモリ101を経由する
必要はなく、外部から直接シーンチェンジ検出回路12
0へ画像データを入力してもよい。
【0043】さらに、画像符号化装置100は、量子化
回路106で量子化されたDCT係数データを逆量子化
する逆量子化回路111と、逆量子化されたDCT係数
データを逆DCTする逆DCT回路112と、符号化モ
ード選択回路104で差分器103からの画像データを
選択したときにのみスイッチがオンになる切替スイッチ
113と、切替スイッチ113を経由した動き補償器1
16からの予測画像データと逆DCT回路112の出力
データとを加算する加算器114と、動きベクトルを検
出する動き検出器115と、検出された動きベクトルに
基づいて動き補償を行い予測画像データを生成する動き
補償器116と、加算器114からの画像データを蓄
え、必要に応じて画像データを動き補償器116に送る
フレームメモリ117とを含んでいる。
【0044】図2は本発明による被参照画像間の輝度の
差分算出手順を示すフローチャートである。
【0045】以下、図1と図2を使って本発明のシーン
チェンジ検出及び通知動作を説明する。
【0046】画像符号化装置に入力された画像データ
は、表示順にフレームメモリ101に格納される。
【0047】シーンチェンジ検出回路120は、フレー
ムメモリ101に新しい画像データが入力されるごとに
その画像データが被参照画像として符号化する画像がど
うかを判断する(ステップ21)。その画像データが被
参照画像として符号化する画像であれば、その画像デー
タの輝度差分合計値を算出する(ステップ22)。
【0048】このときその画像データがIピクチャであ
るときは、その画像データの輝度差分合計値と直前の被
参照画像の輝度差分合計値の差分値算出は行わない(ス
テップ23)。
【0049】このときその画像データがPピクチャであ
るときは、算出したその画像データの輝度差分合計値
と、前記直前の被参照画像の輝度差分合計値との差分値
を算出し(ステップ24)、前記直前の被参照画像の輝
度差分合計値を、算出したその画像データの輝度差分合
計値に更新する(ステップ25)。
【0050】ここで算出した差分値が予め設定されたシ
ーンチェンジを判定する輝度差分の判定基準値を超える
場合、シーンチェンジ後の最初の被参照画像であると判
定し(ステップ26)、符号化ビット割当回路121に
シーンチェンジ検出を通知する(ステップ27)。
【0051】図3は本発明による符号化ビット量割当手
順を示すフローチャートである。
【0052】次に図1と図3を使って、本発明の符号化
ビット量割当動作を説明する。
【0053】符号化ビット割当回路121は、予め設定
された符号化ビット割当て規則と、入力画像のピクチャ
タイプによって、これから符号化するピクチャへの符号
化ビット割当量を計算する(ステップ31)。
【0054】シーンチェンジ検出を通知された(ステッ
プ32)符号化ビット割当回路121は、前記シーンチ
ェンジ後の最初の被参照画像のビット割当量を、シーン
チェンジのない場合よりも増やすように量子化幅算出器
110を制御する(ステップ33)。
【0055】フレームメモリ101に入力された画像デ
ータが被参照画像として符号化する画像でない場合には
シーンチェンジ検出回路120はシーンチェンジ検出動
作を実行せず、フレームメモリ101に次の画像データ
が入力されるのを待つ。
【0056】これにより、MPEG2の符号化で最もよ
く使われているM=3(Mは、IピクチャまたはPピク
チャが現れる間隔を示す)というGOP構成において、
シーンチェンジ検出で最も処理量の大きい輝度差分の計
算量を1/3にすることができる。
【0057】(実施の形態2)本発明によるシーンチェ
ンジ検出シーケンスの具体例を図4を使って説明する。
【0058】図4では、入力する画像シーケンスとして
I0からB4までを画像シーケンス1、B5以降を画像
シーケンス2とした簡略化した画像シーケンスを用い
る。
【0059】まず、I0がフレームメモリ101に入力
されると、I0は被参照画像であるIピクチャのため、
シーンチェンジ検出回路120はI0の輝度差分合計値
を算出してこれを記憶する。
【0060】次にB1がフレームメモリ101に入力さ
れると、B1は被参照画像でないBピクチャのため、シ
ーンチェンジ検出回路120は輝度差分合計値を算出し
ない。
【0061】B1の次のB2がフレームメモリ101に
入力されると、B1と同様に被参照画像でないBピクチ
ャのため、シーンチェンジ検出回路120は輝度差分合
計値を算出しない。
【0062】B2の次のP3がフレームメモリ101に
入力されると、P3は被参照画像であるPピクチャのた
め、シーンチェンジ検出回路120はP3の輝度差分合
計を算出し、P3の輝度差分合計値と記憶されている前
記I0の輝度差分合計値との差分を算出する。
【0063】I0とP3の画像データは共に画像シーケ
ンス1であるため、P3の輝度差分合計値と記憶されて
いる前記I0の輝度差分合計値との差分は少ない。
【0064】そのためP3の輝度差分合計値と記憶され
ている前記I0の輝度差分合計値との差分が、シーンチ
ェンジ判定の閾値を超えない。従ってP3はシーンチェ
ンジ画像とは判断されず、シーンチェンジ検出回路12
0は、前記I0の輝度差分合計値に替わって新たに算出
したP3の輝度差分合計値を記憶する。
【0065】この後、B4、B5については、B1、B
2と同様に被参照画像でないBピクチャのため、シーン
チェンジ検出回路120は輝度差分合計値を算出しな
い。
【0066】P6がフレームメモリ101に入力される
と、P3と同様に被参照画像であるPピクチャのため、
シーンチェンジ検出回路120はP6の輝度差分合計を
算出する。
【0067】P3の画像データは画像シーケンス1であ
り、P6の画像データは画像シーケンス2であるためそ
れぞれの画像データの差分が大きく、P6の輝度差分合
計値と記憶されている前記P3の輝度差分合計値との差
分がシーンチェンジ判定の閾値を超える。従ってP6は
シーンチェンジ画像と判定され、シーンチェンジ検出回
路120は算出した前記P6の輝度差分合計を新たに記
憶すると共に、シーンチェンジ検出を符号化ビット量割
当回路121に通知する。
【0068】シーンチェンジ検出を通知された符号化ビ
ット量割当回路121は、シーンチェンジが通知されな
いときにP6に割り当てるために算出していたビット割
当量を増やして符号化するように量子化幅算出器110
を制御する。
【0069】(実施の形態3)本発明によってシーンチ
ェンジ誤検出が防止される処理シーケンスの具体例を図
5を使って説明する。
【0070】ここでは、入力する画像シーケンスとし
て、I0から始まる主要画像シーケンスに画像B4、B
5が入り込んだ画像シーケンスを用いる。
【0071】I0がフレームメモリに入力されると、I
0は被参照画像であるIピクチャのため、シーンチェン
ジ検出回路はI0の輝度差分合計値を算出してこれを記
憶する。
【0072】次にB1がフレームメモリ101に入力さ
れると、B1は被参照画像でないBピクチャのため、シ
ーンチェンジ検出回路120は何もせずに次の画像デー
タが入力されるのを待つ。
【0073】その次のB2がフレームメモリ101に入
力されると、B1と同様に被参照画像でないBピクチャ
のため、シーンチェンジ検出回路は輝度差分合計値を算
出しない。
【0074】P3がフレームメモリ101に入力される
と、P3は被参照画像であるPピクチャのため、シーン
チェンジ検出回路120はP3の輝度差分合計を算出
し、P3の輝度差分合計値と記憶されている前記I0の
輝度差分合計値との差分値を算出する。
【0075】I0とP3の画像データは共に画像シーケ
ンス1であるため、P3の輝度差分合計値と記憶されて
いる前記I0の輝度差分合計値との差分は少ない。
【0076】そのためP3の輝度差分合計値と記憶され
ている前記I0の輝度差分合計値との差分が、シーンチ
ェンジ判定の閾値を超えない。従ってP3はシーンチェ
ンジ画像とは判断されず、シーンチェンジ検出回路12
0は、前記I0の輝度差分合計値に替わって新たに算出
したP3の輝度差分合計値を記憶する。
【0077】この後、B4、B5については、B1、B
2と同様に被参照画像でないBピクチャのため、シーン
チェンジ検出回路120は輝度差分合計値を算出しな
い。
【0078】P6がフレームメモリ101に入力される
と、P3と同様に被参照画像であるPピクチャのため、
シーンチェンジ検出回路120はP6の輝度差分合計を
算出する。
【0079】P3の画像データは画像シーケンス1であ
り、P6の画像データは画像シーケンス1とほぼ同じ画
像の画像シーケンス1aであるためそれぞれの画像デー
タの差分は小さく、P6の輝度差分合計値と記憶されて
いる前記P3の輝度差分合計値との差分がシーンチェン
ジ判定の閾値を超えない。従ってP6はシーンチェンジ
画像とは判定されない。
【0080】シーンチェンジ検出回路120は算出した
前記P6の輝度差分合計値を新たに記憶する。
【0081】符号化ビット量割当回路121は、シーン
チェンジ検出回路からシーンチェンジが通知されないた
め、P6に割り当てるために算出していた符号化ビット
割当量のままで符号化するように量子化幅算出器110
を制御する。
【0082】
【発明の効果】以上説明したように本発明に係る画像符
号化装置および画像符号化方法は、被参照画像間の相関
からシーンチェンジを検出し、シーンチェンジから最初
に表示される被参照画像を検出し、その被参照画像の符
号化ビット割当量を増やすようにしたので、簡易な処理
でシーンチェンジ画像の画像品質を向上させることがで
きる。
【0083】またシーンチェンジ検出で最も処理量の大
きい輝度差分の計算量を削減できるので、画像符号化装
置の低消費電力化や符号化処理時間の短縮を実現でき
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態による画像符号化装置の構
成図
【図2】本発明による被参照画像間の輝度の差分算出手
順を示すフローチャート
【図3】本発明による符号化ビット量割当手順を示すフ
ローチャート
【図4】本発明によるシーンチェンジ検出シーケンス図
【図5】本発明によるシーンチェンジ誤検出防止シーケ
ンス図
【図6】従来例によるシーンチェンジ検出シーケンス図
【図7】従来例による画像間の輝度の差分算出手順のフ
ローチャート
【図8】従来例によるシーンチェンジ誤検出シーケンス
【符号の説明】
100 画像符号化装置 101,117 フレームメモリ 102 マクロブロック分割器 103 差分器 104 符号化モード選択回路 105 DCT回路 106 量子化回路 107 スキャン順並び替え回路 108 VLC設定回路 109 VLC回路 110 量子化幅算出器 111 逆量子化回路 112 逆DCT回路 113 切替スイッチ 114 加算器 115 動き検出器 116 動き補償器 120 シーンチェンジ検出回路 121 符号化ビット量割当回路

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ピクチャ内符号化及びピクチャ間予測符
    号化を行う画像符号化装置であって、 これから符号化する被参照画像と前回符号化した被参照
    画像との相関によりシーンチェンジを検出するシーンチ
    ェンジ検出手段を備えたことを特徴とする画像符号化装
    置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の画像符号化装置であっ
    て、 前記これから符号化する被参照画像の輝度差分合計値と
    前回符号化した被参照画像の輝度差分合計値との差分に
    よりシーンチェンジを検出するシーンチェンジ検出手段
    を備えたことを特徴とする画像符号化装置。
  3. 【請求項3】 請求項1記載の画像符号化装置であっ
    て、 前記シーンチェンジ検出手段からのシーンチェンジ検出
    通知によりこれから符号化する被参照画像の符号化ビッ
    ト割当量を変化させる符号化ビット量割当て手段を備え
    たことを特徴とする画像符号化装置。
  4. 【請求項4】 請求項3記載の画像符号化装置であっ
    て、 前記シーンチェンジ検出手段からのシーンチェンジ検出
    通知によりこれから符号化する被参照画像の符号化ビッ
    ト割当量を増加させる符号化ビット量割当て手段を備え
    たことを特徴とする画像符号化装置。
  5. 【請求項5】 ピクチャ内符号化及びピクチャ間予測符
    号化を行う画像符号化方法において、 これから符号化する被参照画像と前回符号化した被参照
    画像との相関を求めるステップと、 前記被参照画像と前回符号化した被参照画像との相関に
    基づいてシーンチェンジを検出するステップを実行する
    ことを特徴とする画像符号化方法。
  6. 【請求項6】 請求項5記載の画像符号化方法におい
    て、 これから符号化する被参照画像の輝度差分合計値と前回
    符号化した被参照画像の輝度差分合計値との差分を求め
    るステップを実行することを特徴とする画像符号化方
    法。
  7. 【請求項7】 請求項5記載の画像符号化方法におい
    て、 前記シーンチェンジを検出するステップと、 前記シーンチェンジを検出するステップによりシーンチ
    ェンジを検出すると、これから符号化する被参照画像の
    符号化ビット割当量を変化させる符号化ビット量割当て
    ステップを実行することを特徴とする画像符号化方法。
  8. 【請求項8】 請求項7記載の画像符号化方法におい
    て、 前記シーンチェンジを検出するステップによりシーンチ
    ェンジを検出すると、これから符号化する被参照画像の
    符号化ビット割当量を増加させる符号化ビット量割当ス
    テップを実行することを特徴とする画像符号化方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007259022A (ja) * 2006-03-23 2007-10-04 Pioneer Electronic Corp 画像復号化装置及び方法、並びにコンピュータプログラム
JP2009141953A (ja) * 2007-12-06 2009-06-25 Samsung Electronics Co Ltd 映像を階層的に符号化/復号化する方法及び装置
WO2021200492A1 (ja) * 2020-03-31 2021-10-07 株式会社ソニー・インタラクティブエンタテインメント 送信装置、送信方法及びプログラム

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