JP2010187272A - 圧電発振器 - Google Patents

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Abstract

【課題】位相雑音特性におけるフロアノイズを改善する。
【解決手段】圧電振動子10と、圧電振動子10を発振させ発振信号OSCを出力する発振回路100と、発振信号OSCがベース端子に入力されエミッタ接地されたPNPトランジスターQ2と、PNPトランジスターQ2のコレクタ端子にベース端子が接続されエミッタ接地されたNPNトランジスターQ3と、NPNトランジスターQ3のコレクタ端子と接続されたバッファ回路200と、を含む圧電発振器1。
【選択図】図1

Description

本発明は、圧電発振器に関し、特に集積化に適した圧電発振器に関する。
圧電発振器を構成する発振回路を代表するものとしては、主にコルピッツ型とピアース型がある。一般的にコルピッツ型の圧電発振器は、ベース接地増幅回路を縦積みにしたカスコード構造のために低電源電圧化への対応が困難である。一方、ピアース型の圧電発振器は低電源電圧化が容易である。しかしながら、発振回路とバッファ回路との間に設ける交流結合容量は比較的に大きい容量であるため、これらの回路を1チップのICに集積化させて小型化を図るのは難しいという問題があった。
この問題を解決するために、例えば特許文献1には、発振回路とバッファ回路との間にレベルシフト回路を設け、直流電圧の整合を図ることで発振回路−バッファ間の結合容量を不要とし、ICチップの小型化を実現する方法が記載されている。
特開2002−16439号公報(図1)
しかしながら、従来の方法では、バッファ回路の初段がNPNトランジスターを使ったエミッタフォロアであり初段ゲインを1以上に大きくできないため、次段のノイズの影響が大きくなってしまう。そこで、バッファ回路の初段のゲインを大きくするためにNPNトランジスターを使ったエミッタ接地回路を用いた場合、NPNトランジスターのコレクターの直流電圧が上がるほか電圧振幅も大きくなって波形が歪み、次段の出力波形のデューティー比(対称性)が悪くなってしまう。さらにこれを解決する方法として、NPNトランジスターの代わりにPNPトランジスターを用いたエミッタ接地回路を構成する方法もあるが、PNPトランジスターは雑音指数(NF)が高く、初段に使うには好ましくないのが一般的である。したがって、発振器を低ノイズ化するには非常に困難である。また、従来の回路構成だと、最終段がエミッタ接地回路であるため出力インピーダンスを低くできず、低インピーダンスの負荷を駆動する際に出力レベル(振幅)が小さくなってしまうという課題があり、+0dBm以上の出力レベルを確保できない。
本発明は、上述の課題の少なくとも一部を解決するためになされたものであり、以下の形態または適用例として実現することが可能である。
[適用例1]
圧電振動子と、前記圧電振動子を発振させ発振信号を出力する発振回路と、前記発振信号がベース端子に入力されエミッタ接地されたPNPトランジスターと、前記PNPトランジスターのコレクター端子にベース端子が接続されエミッタ接地されたNPNトランジスターと、前記NPNトランジスターのコレクター端子と接続されたバッファ回路と、を含む、ことを特徴とする圧電発振器。
この構成によれば、PNPトランジスターによるエミッタ接地増幅を発振回路の出力端に直接接続することで、発振回路の出力信号をレベルシフトする際にバッファの初段ゲインを大きく設定することができ、トータルでの雑音指数を従来よりもさげることが可能になったため、位相雑音特性におけるフロアノイズを改善することができる。
[適用例2]
上記に記載の圧電発振器において、前記バッファ回路の最終段はエミッタフォロア回路であることを特徴とする圧電発振器。
この構成によれば、PNPトランジスターによるエミッタ接地増幅を発振回路の出力端に直接接続することで、発振回路の出力信号をレベルシフトする際にバッファの初段ゲインを大きく設定することができ、トータルでの雑音指数を従来よりもさげることで位相雑音特性におけるフロアノイズを改善することができると共に、最終段をエミッタフォロア回路構成とすることで出力インピーダンスを低くすることができ、低インピーダンスの負荷を駆動する際の出力レベル(振幅)を大きくすることができる。
[適用例3]
上記に記載の圧電発振器において、前記発振回路はピアース型発振回路であることを特徴とする圧電発振器。
この構成によれば、PNPトランジスターによるエミッタ接地増幅を発振回路の出力端に直接接続することで、発振回路の出力信号をレベルシフトする際にバッファの初段ゲインを大きく設定することができ、トータルでの雑音指数を従来よりもさげることが可能になったため、位相雑音特性におけるフロアノイズを改善することができる。
[適用例4]
上記に記載の圧電発振器において、前記発振回路はコルピッツ型発振回路であることを特徴とする圧電発振器。
この構成によれば、PNPトランジスターによるエミッタ接地増幅を発振回路の出力端に直接接続することで、発振回路の出力信号をレベルシフトする際にバッファの初段ゲインを大きく設定することができ、トータルでの雑音指数を従来よりもさげることが可能になったため、位相雑音特性におけるフロアノイズを改善することができる。
第1実施形態に係る圧電発振器の構成を示す回路図。 (A)従来の圧電発振器の離調周波数−位相変調雑音の関係を示すグラフ、(B)従来の圧電発振器の時間−出力電圧の関係を示すグラフ、(C)第1実施形態に係る圧電発振器の離調周波数−位相変調雑音の関係を示すグラフ、(D)第1実施形態に係る圧電発振器の時間−出力電圧の関係を示すグラフ。 変形例1に係る圧電発振器の構成を示す回路図。
以下、圧電発振器の実施形態について図面に従って説明する。
(第1実施形態)
<圧電発振器の構成>
先ず、第1実施形態に係る圧電発振器の構成について、図1,2を参照して説明する。図1は、第1実施形態に係る圧電発振器の構成を示す回路図である。図2(A)は、従来の圧電発振器の離調周波数−位相変調雑音の関係を示すグラフである。図2(B)は、従来の圧電発振器の時間−出力電圧の関係を示すグラフである。図2(C)は、第1実施形態に係る圧電発振器の離調周波数−位相変調雑音の関係を示すグラフである。図2(D)は、第1実施形態に係る圧電発振器の時間−出力電圧の関係を示すグラフである。
図1に示すように、圧電発振器1は、圧電振動子10と、発振回路であるピアース型発振回路100と、PNPトランジスターQ2と、NPNトランジスターQ3と、抵抗R6,R7,R8,R9と、バッファ回路200と、コンデンサーC3と、から構成されている。
ピアース型発振回路100は、コンデンサーC1,C2と、抵抗R1,R2,R3,R4と、NPNトランジスターQ1と、から構成されている。配線N1は、圧電振動子10の一方の端子と接続され、配線N2は、圧電振動子10の他方の端子と接続されている。コンデンサーC1は、配線N1と接地線GNDとの間に接続されている。コンデンサーC2は、配線N2と接地線GNDとの間に接続されている。抵抗R1は、電源線VCCと配線N1との間に接続されている。抵抗R2は、配線N1と接地線GNDとの間に接続されている。抵抗R3は、電源線VCCと配線N2との間に接続されている。抵抗R4は、配線N7と接地線GNDとの間に接続されている。NPNトランジスターQ1は、コレクター端子が配線N2に接続され、ベース端子が配線N1に接続され、エミッタ端子が配線N7に接続されている。
PNPトランジスターQ2は、コレクター端子が配線N3に接続され、ベース端子が配線N2に接続され、エミッタ端子が配線N9に接続されている。NPNトランジスターQ3は、コレクター端子が配線N4に接続され、ベース端子が配線N3に接続され、エミッタ端子が配線N8に接続されている。抵抗R6は、電源線VCCと配線N9との間に接続されている。抵抗R7は、配線N3と接地線GNDとの間に接続されている。抵抗R8は、電源線VCCと配線N4との間に接続されている。抵抗R9は、配線N8と接地線GNDとの間に接続されている。
バッファ回路200は、NPNトランジスターQ4,Q5,Q6と、抵抗R5と、から構成されている。抵抗R5は、電源線VCCと配線N5との間に接続されている。NPNトランジスターQ5は、コレクター端子が配線N5に接続され、ベース端子が配線N5に接続され、エミッタ端子が接地線GNDに接続されている。NPNトランジスターQ4は、コレクター端子が電源線VCCに接続され、ベース端子が配線N4に接続され、エミッタ端子が接配線N6に接続されている。NPNトランジスターQ6は、コレクター端子が配線N6に接続され、ベース端子が配線N5に接続され、エミッタ端子が接地線GNDに接続されている。
コンデンサーC3の一方の端子は、配線N6に接続されている。また、図示しないが、コンデンサーC3のもう一方の端子には、本発明の圧電発振器をユーザーが使用する際に出力端子OUTに接続する回路のインピーダンスが介在するものとする。
図2(A)のグラフに示すように、従来の圧電発振器は、離調周波数が100kHzのところで比較すると、発振回路の出力信号OSCの位相変調雑音が−154dBc/Hzであるのに対し、バッファ回路の出力端子OUTの位相変調雑音は−142dBc/Hzとかけ離れてしまう。また、このとき図2(B)のグラフに示すように、バッファ回路の出力端子OUTの電圧波形は−200〜200mVの間でスイングする。実効値VRMS1で表すと約141mVとなるが、OUT端子にユーザー側の回路のインピーダンス(等価的に表すとRL//CLの並列)が介在することを考えると、たとえば、RL=2kΩ、CL=50pF、またピアース型発振回路100の発振周波数が25MHzの場合には、ZO=120Ωが負荷としてOUT端子−GND間に介在することになるので、このときの出力レベルVOUT1は、VOUT1=10×Log{(VRMS1 2/ZO)/1mW}=−7.8dBmとなり、十分な出力レベルを確保することができない。
これに対し、本第1実施形態の圧電発振器1は、図2(C)のグラフに示すように、離調周波数が100kHzのところで比較すると、発振回路100の配線N2から出力される出力信号OSCの位相変調雑音が−154dBc/Hzであるのに対し、バッファ回路の出力端子OUTの位相変調雑音は−151dBc/Hzと近接している。また、このとき、最終段である3段目がエミッタフォロアであるため、出力インピーダンスを低くすることができる。従って、低インピーダンスの負荷を駆動した場合においても、図2(D)のグラフに示すように、バッファ回路200の出力端子OUTの電圧波形は−600〜600mVの間でスイングする。実効値VRMS2で表すと約424mVであるが、上述の出力負荷条件(ZO=120Ω)においても出力レベルVOUT2は、VOUT2=10×Log{(VRMS2 2/ZO)/1mW}=+1.8dBmとなり、+0dBm以上の充分な出力レベルを確保することができる。
以上に述べた本実施形態によれば、以下の効果が得られる。
本実施形態では、PNPトランジスターQ2によるエミッタ接地増幅を発振回路100の配線N2から出力される出力信号OSCに直接接続することで、発振回路100の出力信号OSCをレベルシフトする際にバッファ回路200の初段ゲインを大きく設定することができる。一般的に知られている多段接続回路の雑音指数の計算式(式1)によれば、初段のゲインを大きく設定することで、次段以降の加算ノイズ成分(NF2−1)、(NF3−1)を小さくすることができる。また、最終段を構成する3段目のエミッタフォロアのゲインが1であっても、トータルの雑音指数には影響を及ぼさない。従って、トータルでの雑音指数を従来よりもさげることが可能になり、位相雑音特性におけるフロアノイズを改善することができる。
NF=NF1+((NF2−1)/G1)+((NF3−1)/(G12)) ・・・(式1)
NF1:初段の雑音指数、G1:初段のゲイン
NF2:次段の雑音指数、G2:次段のゲイン
NF3:3段目(最終段)の雑音指数
以上、圧電発振器の実施形態を説明したが、こうした実施の形態に何ら限定されるものではなく、趣旨を逸脱しない範囲内において様々な形態で実施し得ることができる。以下、変形例を挙げて説明する。
(変形例1)圧電発振器の変形例1について説明する。前記第1実施形態では、発振回路としてピアース型発振回路100の場合について説明したが、図3に示す圧電発振器3のように発振回路としてコルピッツ型発振回路300に置き換えても同様の効果を得ることができる。
1…圧電発振器、3…圧電発振器、10…圧電振動子、100…発振回路、200…バッファ回路、300…コルピッツ型発振回路。

Claims (4)

  1. 圧電振動子と、
    前記圧電振動子を発振させ発振信号を出力する発振回路と、
    前記発振信号がベース端子に入力されエミッタ接地されたPNPトランジスターと、
    前記PNPトランジスターのコレクター端子にベース端子が接続されエミッタ接地されたNPNトランジスターと、
    前記NPNトランジスターのコレクター端子と接続されたバッファ回路と、
    を含む、
    ことを特徴とする圧電発振器。
  2. 請求項1に記載の圧電発振器において、前記バッファ回路の最終段はエミッタフォロア回路であることを特徴とする圧電発振器。
  3. 請求項1または2に記載の圧電発振器において、前記発振回路はピアース型発振回路であることを特徴とする圧電発振器。
  4. 請求項1または2に記載の圧電発振器において、前記発振回路はコルピッツ型発振回路であることを特徴とする圧電発振器。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2023248411A1 (ja) * 2022-06-23 2023-12-28 大学共同利用機関法人 高エネルギー加速器研究機構 発振回路および電子機器

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