JP2010186104A - 現像ローラ、現像方法、電子写真プロセスカートリッジ及び電子写真画像形成装置 - Google Patents

現像ローラ、現像方法、電子写真プロセスカートリッジ及び電子写真画像形成装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2010186104A
JP2010186104A JP2009030898A JP2009030898A JP2010186104A JP 2010186104 A JP2010186104 A JP 2010186104A JP 2009030898 A JP2009030898 A JP 2009030898A JP 2009030898 A JP2009030898 A JP 2009030898A JP 2010186104 A JP2010186104 A JP 2010186104A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
developing roller
toner
less
developing
coating layer
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2009030898A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2010186104A5 (ja
JP5247515B2 (ja
Inventor
Kenichi Yamauchi
健一 山内
Hidenori Sato
秀紀 佐藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Canon Inc
Original Assignee
Canon Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Canon Inc filed Critical Canon Inc
Priority to JP2009030898A priority Critical patent/JP5247515B2/ja
Publication of JP2010186104A publication Critical patent/JP2010186104A/ja
Publication of JP2010186104A5 publication Critical patent/JP2010186104A5/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5247515B2 publication Critical patent/JP5247515B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Dry Development In Electrophotography (AREA)
  • Electrophotography Configuration And Component (AREA)
  • Rolls And Other Rotary Bodies (AREA)

Abstract

【課題】カーボンブラック凝集を抑制し、現像ローラのトナーの担持不良を改善して、画像不良を低減し、軟化剤が現像ローラ表面へ染み出すのが防がれた現像ローラを提供する。
【解決手段】導電性芯体上に弾性層とその外周上に被覆層を有する現像ローラにおいて、該弾性層は、Mw100,000以上500,000以下のスチレン−イソプレン共重合体又はその水添物、Mw10,000以上48,000以下のポリイソプレン及びカーボンブラックを含有し、該ポリイソプレンを全弾性層中10質量%以上50質量%以下含んでいる。
【選択図】図1

Description

本発明は、現像ローラ、該現像ローラを使用した現像方法及び該現像ローラを使用した電子写真プロセスカートリッジ並びに電子写真画像形成装置に関する。
従来、複写機やレーザープリンターの如き電子写真画像形成装置にはトナーを感光ドラムに移動させて顕在化する目的で、現像ローラが使用されている。現像ローラとしては感光ドラムとの間で安定した接触幅を確保するために、通常は芯金の周りに導電性ゴムなどを含む弾性層を有するものが用いられている。
当該弾性層には、通常、架橋ゴムが広く使用されている。しかし、架橋ゴムは、架橋工程が必要であり、架橋工程には時間を要するため、現像ローラの生産性の点で課題がある。また、原材料が架橋されているため、現像ローラの弾性層を使用後に溶解して、再び任意の形状に成形して利用するといったリサイクルが困難となっている。そこで、弾性層をスチレンと各種共役ジエンの共重合樹脂である熱可塑性スチレン系エラストマーで形成し、生産性、リサイクル性を向上させた現像ローラが提案されている(特許文献1)。
また、スチレンと各種共役ジエンの共重合樹脂の水素添加物であるスチレン系エラストマーとオイルを含有させることにより、弾性層の低硬度化を図ることが提案されている(特許文献2)。
特開平1−117149号公報 特開2000−3085号公報
しかし、本発明者らの検討によれば、上記従来例では以下のような課題があった。
1.電流値が低下しやすく画像濃度の低下やムラが出やすい。
2.一般的なスチレンエラストマーの弾性層の外周上に被覆層を形成する場合、連続画像形成により現像ローラの被覆層が剥がれやすい。
本発明の目的は、電流値が安定しており、画像濃度の低下やムラが生じにくく、被覆層の密着性に優れ、かつ、良好なリサイクル性を有している現像ローラを提供することにある。また、本発明の目的は、長期にわたって、安定して高品質な電子写真画像を形成することのできる現像方法、及び当該現像方法に好適に用い得る電子写真プロセスカートリッジ及び電子写真画像形成装置を提供することにある。
本発明者らは、現像ローラの生産性、体積抵抗安定性、染み出し、カーボンブラックの分散性、形状安定性、被覆層の密着性、画像形成性に関して鋭意検討を行った。その結果、弾性層に特定分子量のスチレン系エラストマー、特定分子量のポリイソプレン及びカーボンブラックを含み、該ポリイソプレンの含有量を規定すると、上記目的を達成した現像ローラを見出した。本発明者らは、さらに検討し、遂に本発明に至った。
すなわち、本発明に係る現像ローラは、導電性芯体の上に弾性層とその外周上に被覆層を有する現像ローラにおいて、該弾性層が、(1)重量平均分子量Mwが、100,000以上500,000以下のスチレン−イソプレン共重合体又はその水添物、(2)Mwが、10,000以上48,000以下のポリイソプレン及び(3)カーボンブラックを含有し、該(2)の含有量が該弾性層の10質量%以上50質量%以下であることを特徴とする。
また、本発明に係る現像方法は、現像ローラの表面に担持させたトナーによって感光ドラムに形成された静電潜像を可視化する工程を有する現像方法において、該トナーが少なくとも結着樹脂と着色剤を含むトナー粒子を含有し、該トナーの損失正接tanδが70℃以上110℃以下に極小値及び極大値を有し、140℃以上200℃以下にさらに極大値を有し、該トナーの140℃における損失弾性率が1.0×104dN/m2以上2.0×105dN/m2以下であり、かつ、該現像ローラが上記の現像ローラであることを特徴とする。
また、本発明に係る電子写真プロセスカートリッジは、静電潜像を担持する感光ドラム、現像装置及び帯電部材を一体として有しており、電子写真画像形成装置の本体に着脱可能である電子写真プロセスカートリッジであって、該現像装置が、上記の現像ローラを有していることを特徴とする。
さらに、本発明に係る電子写真画像形成装置は、静電潜像を担持する感光ドラムと、表面にトナーを担持し、該感光ドラムの表面に該トナーを搬送する上記の現像ローラとを有することを特徴とする。
本発明によれば、現像ローラの生産性、体積抵抗安定性、被覆層の密着性、染み出し、電気抵抗のムラが少なく、形状安定性、被覆層の密着性に優れリサイクル性を有し、画像形成に優れた現像ローラが提供される。また、本発明によれば、該現像ローラを使用した現像方法、電子写真プロセスカートリッジ及び電子写真画像形成装置も提供される。
本発明の現像ローラの一例を示す模式的断面図である。 現像ローラの抵抗値の測定方法を説明するための模式図である。 本発明の画像形成装置の一例を示す模式図である。 本発明の電子写真プロセスカートリッジの一例を示す模式図である。 被覆層を形成するプラズマCVD装置を示す模式図である。
図1は、本発明に係る現像ローラの一例の模式的断面図である。本発明に係る現像ローラは、導電性芯体1及びその上に弾性層2を有し、その外周上に被覆層3を有する。
弾性層2は、(1)重量平均分子量Mwが、100,000以上500,000以下のスチレン−イソプレン共重合体又はその水添物、(2)Mwが、10,000以上48,000以下のポリイソプレン及び(3)カーボンブラックを含有する。そして、上記(2)は、その含有量が該弾性層の10質量%以上50質量%以下である。弾性層2は、弾性を有する範囲内の応力により変形するが、応力が除かれれば、元の形状に戻る性質を有する。
連続画像形成時に生じる現像ローラの電流値低下という現象には、弾性層に含まれる、導電材であるカーボンブラックの弾性層中での動きやすさが関与しているものと考えられる。すなわち、現像ローラが、その外部から繰り返し応力や電界を受けることによって、弾性層中のカーボンブラックがごく微細な範囲で移動し、近傍のカーボンブラック同士が凝集する。そのため、部分的にカーボンブラックの距離が離れる部位が発生する。その結果,網目状に形成された導電部(いわゆる導電パス)に欠損が生じ、電流値が低下する。したがって、連続画像形成を行っても電流値変動の少ない現像ローラを得るためには、カーボンブラックの動きを抑制する材料設計が必要であると考えた。そして、スチレン−イソプレン共重合体に、軟質剤として、Mw10,000以上48,000以下のポリイソプレンを含有させたところ、カーボンブラックの移動が抑制され、長期の使用によっても現像ローラの電流値の変動が抑制されることを見出した。
(1)スチレン−イソプレン共重合体又はその水添物について。
スチレン−イソプレン共重合体又はその水添物は、Mw100,000以上500,000以下が好ましく、さらに好ましくは150,000以上300,000以下である。Mwが100,000よりも小さいものでは、スチレン−イソプレン共重合体の結晶性が低下し、動きやすくなり、形状安定性が低下し、カーボンブラックも動きやすくなる。Mwが500,000よりも大きいと混練しにくく、カーボンブラックの混練時の分散性が低下し、現像ローラの電流値にムラが生じやすい。
スチレン−イソプレン共重合体は、スチレン含有量が5質量%以上70質量%以下、好ましくは10質量%以上50質量%以下、特に好ましくは10質量%以上40質量%以下であるものが好ましい。また、本発明の特徴を損なわない範囲でエチレンやブテンの如き炭素数10未満の直鎖のアルケンを含む3元共重合体であっても良い。
また、前記スチレン−イソプレン共重合体は水素添加された水添物でもよく、その場合には水添率が90%以上、好ましくは95%以上のブロック共重合体が好ましい。
(2)ポリイソプレンについて。
ポリイソプレンは、Mw10,000以上48,000以下、さらに好ましくは25,000以上40,000以下のものである。Mwが10,000よりも小さい場合には染み出しやすく、カーボンブラックが移動しやすくなり、カーボンブラックの凝集を招き、現像ローラの体積抵抗率が増加することがある。また、Mwが48,000よりも大きいと軟質剤として機能せず、高硬度の現像ローラとなり、トナーの劣化を促進し、画像の低下を引き起こしやすい。
また、前記ポリイソプレンの該弾性層中における添加量は、全弾性体中の10質量%以上50質量%以下である。10質量%未満では現像ローラとして硬度が低下せず、画像に不具合が発生し、50質量%を超えると染み出しやすく、形状も不安定となる場合がある。
(3)カーボンブラックについて。
カーボンブラックとしては、この分野で使用されている公知のものが使用可能であるが、DBP吸収量(cm3/100g)と窒素吸着比表面積(m2/g)の比(DBP吸収量/窒素吸着比表面積)が、1.0以上4.0以下であるものがより好ましい。
DBP吸収量は、アグリゲートの発達具合(ストラクチャー)と相関性が高いため、ストラクチャーの発達度を意味する。窒素吸着比表面積はカーボンブラックの全比表面積を測定することで、カーボンブラックの粒径の指標となる。
従って、DBP吸収量/窒素吸着比表面積が、1.0以上4.0以下の範囲が好ましい。1未満では、カーボンブラックの粒径が小さすぎるために動きやすくカーボンブラックの凝集が起こる可能性や、カーボンブラックのストラクチャーが小さく、現像ローラの電流値が低下する可能性がある。同様にDBP吸収量/窒素吸着比表面積が4よりも大きい場合にも導電性が得にくい場合があり、その結果、画像形成性が低下することがある。なお、本発明におけるDBP吸収量及び窒素吸着比表面積はJIS−K−6217に記載の方法に準じて測定できる。
さらに、前記弾性層には、必要に応じて充填剤、増量剤、酸化防止剤、老化防止剤又は加工助剤等の各種添加剤を使用することができる。充填剤及び増量剤としては、以下のものが挙げられる。シリカ、石英微粉末、ケイソウ土、酸化亜鉛、塩基性炭酸マグネシウム、活性炭酸カルシウム、ケイ酸マグネシウム、ケイ酸アルミニウム、二酸化チタン、タルク、雲母粉末、硫酸アルミニウム、硫酸カルシウム、硫酸バリウム、ガラス繊維、有機補強剤、有機充填剤。これらの充填剤は表面を有機珪素化合物等で処理して疎水化してあってもよい。酸化防止剤としては、ヒンダードフェノール系酸化防止剤、フェノール系酸化防止剤、リン系酸化防止剤、アミン系酸化防止剤、硫黄系酸化防止剤が挙げられる。加工助剤としては、ステアリン酸、オレイン酸の如き脂肪酸、該脂肪酸の金属塩やエステルなどが挙げられる。
弾性層の成形方法は、従来から知られている押出成形法、射出成形法の如き成型方法によって製造することができる。層構成としては本発明に記載された特徴を有すれば限定されず、2層以上の構成とすることもできる。弾性層の厚みとしては、本発明に記載された特徴を有すれば特に限定されないが、好ましくは1mm以上5mm以下である。1mm未満ではトナーに導電性芯体の硬度の影響を与えてしまい、トナーの劣化を促進しやすく、5mmよりも大きいと成形加工性が不安定となり、弾性層の形状に不良が生じる場合がある。
被覆層3は、現像ローラの機能を向上させるため、特に、弾性層からの低分子量の成分の染み出しの防止、トナーへの帯電性の向上、耐摩耗性の向上などを図り、有機系あるいは無機系のものが設けられる。
有機系の被覆層としては、以下の樹脂で形成された被覆層が挙げられる。ポリアミド樹脂;フッ素樹脂;スチレン系樹脂;ビニル系樹脂;ポリカーボネート樹脂;アクリル系樹脂;ポリエチレン、ポリプロピレン、エチレン酢酸ビニル共重合樹脂のポリオレフィン系樹脂等の熱可塑性樹脂;エポキシ樹脂、ポリエステル樹脂、アルキッド樹脂、フェノール樹脂、メラミン樹脂、ポリウレタン樹脂、尿素樹脂、シリコン樹脂、ポリイミド樹脂の如き熱硬化性樹脂など。
無機系の被覆層としては、シリカ膜や炭素膜が挙げられる。シリカ膜としてはO―Si―Oを主骨格とし、全元素におけるSiとOの占める割合が60%以上であり、H、O、Cの少なくとも1つがSiに結合されたSiOxが挙げられる。炭素膜としては高硬度、電気絶縁性、赤外線透過性を持つカーボン薄膜であるダイヤモンドライクカーボン(DLC)が挙げられる。なお、DLCは、炭素を主骨格とし、かつ若干の水素を含有し,ダイヤモンド結合(SP3結合)とグラファイト結合(SP2結合)の両方の結合が混在しているアモルファス構造を有している。
これらの被覆層の中では、SiOxが染み出し防止性から好適である。本発明において、被覆層はSiOxを主成分とするものであり、該SiOxは、Si−O、及びSi―Cの化学結合を有し、かつSiとOの原子比O/Siが0.65以上1.95以下、SiとCの原子比C/Siが0.15以上1.65以下であることが好ましい。
これら被覆層の厚みは、形成される被覆層の種類や形成方法により適宜選択される。
有機系の被覆層の場合には3μm以上100μm以下が適当である。3μm未満では染み出し性が不十分であり、100μmよりも厚いと現像ローラの体積抵抗ムラの原因となる場合がある。
無機系の被膜層の場合には、0.01μm以上3μm以下であることが好ましい。0.01μm未満では、弾性層の被覆が困難であり、弾性層の削れや磨耗が生じやすくなり、3μmよりも厚いと被覆層の割れが生じることがある。
また、被覆層の構成としては本発明に記載された特徴を有すれば限定されず、2層以上とすることもできる。
被覆層3は、ディップコート、スプレーコート、ロールコートの如き塗工方法によって形成することができる。また、多層押出成形やチューブ被覆などの方法やプラズマCVD法の如き公知の被覆層の形成方法によってもかまわない。
中でも、プラズマCVD法は、常温処理が可能であることや無溶剤方式であることから好ましい。プラズマCVD法は、高速電子による原料ガスの分解を利用するため、生成エネルギーの大きな原料ガスを解離することができる。生成したプラズマは、電子温度とガス温度が異なる熱的非平衡状態にあり、ワークであるローラ基体の弾性層の処理面温度が低くても比較的均一な被覆層を形成することができるという利点がある。
プラズマCVD法における原料ガスのプラズマ化は、グロー放電によって実現される。このグロー放電の方式によって、プラズマCVD法は直流グロー放電を利用する方法、高周波グロー放電を利用する方法、マイクロ波放電を利用する方法などが知られている。本発明においては形成される被覆層の種類により、適宜選択すればよい。
プラズマCVD法による皮膜層形成方法の一例として、高周波グロー放電を利用するプラズマCVD法による方法を図5に模式的に示した。この装置は、原料ガス供給部27、希ガス供給部28、一組の平行に配置した平板電極29、高周波電源30、減圧装置31、回転装置32及び真空チャンバー33を備えている。一組の電極間に回転装置32に接続した状態でローラ基体が取り付けられる。ローラ基体は、通常、その回転軸を、前記の一組の平行に配置した平板電極29の上下電極の間の空間の上下及び左右若しくは前後方向の中央位置に、また、平板電極29の表面と平行に配置することが好ましい。また、複数の基体を配置する場合は、電極と各基体の距離がそれぞれ等しくなる様に配置することが好ましい。平板電極29には高周波電源30が接続されている。平板電極29には必要に応じて水、空気、液体窒素などを使用した冷却手段を設けても良い。
前記プラズマCVD法による被覆層の厚みとしては、弾性層を磨耗から保護し、弾性層からの染み出しを低減する観点から、0.01μm乃至3.0μmが好適である。被覆層の厚みを上記の数値範囲内とすることにより、弾性層から低分子物質が染み出した場合にも、当該低分子物質が現像ローラの表面にブリードアウトすることを有効に抑制できる。また、成膜に過度の時間を要しないため、生産性が低下することもない。被覆層3は、弾性層2と被覆層3との剥離が生じないようにより密着性を向上させるために、弾性層の外周上をコロナ処理、フレーム処理、エキシマUV処理の如き表面改質方法にて改質してもよい。
導電性芯体1は、従来からこの種の現像ローラに用いられているものが使用可能であり、その材料は十分な強度を有し、且つ導電性を有すれば特に限定されない。例えば、銅、アルミニウム、チタン、ニッケルなどの金属や、炭素繊維をプラスチックで固めた複合材料等の剛直で導電性を示す材料が挙げられる。合金鋼としては、ステンレス鋼、ニッケルクロム鋼、ニッケルクロムモリブテン鋼、クロム鋼、クロムモリブテン鋼、Al、Cr、Mo及びVを添加した窒化用鋼が挙げられる。その中でも特に強度の観点から、合金製のものが好ましい。更に防錆対策として導電性芯体材料にめっき、酸化処理を施すことができる。形状としては棒状体又はパイプ状体のものが使用できる。また、弾性層との密着性を向上させる目的で、必要に応じて、その表面にプライマー処理層を形成してもよい。導電性芯体の外径は通常Φ4mm乃至Φ20mmの範囲である。
現像ローラの体積抵抗率の測定方法の模式図を図2に示した。現像ローラの体積抵抗率は室温20℃、相対湿度50%RH環境下にて、以下の方法により測定した。すなわち、直径Φ40mmのSUSドラム6に現像ローラを当接させ導電性芯体の両端露出部に各500gの荷重4(合計1kgの荷重)をかける。この状態でローラを45rpmで回転させ、導電性芯体よりDC100Vを2秒間印加した時の抵抗をマルチメーター5にて0.1秒ごとに21点測定する。そして現像ローラが一周する間の電気抵抗率の最大値と最小値を求め、その平均値を現像ローラの体積抵抗率とする。現像ローラの体積抵抗率としては、1×104Ωcm以上1×108Ωcm以下にすることが好ましい。該現像ローラの体積抵抗率が1×104Ωcm未満では感光ドラムに欠損があった場合に電流のリークが発生し画像不良が起きる場合があり、1×108Ωcmよりも大きい場合にはベタ画像の濃度不足が発生する場合がある。
本発明における現像方法において使用されるトナーは、粉砕トナー、重合トナーが使用可能である。それらのトナー中でも、少なくとも結着樹脂と着色剤とを含有するトナー粒子を含むものである。そして、該トナーの損失弾性率と貯蔵弾性率の比である損失正接tanδが70℃以上110℃以下に極小値及び極大値を有し、さらに140℃以上200℃以下に極大値を有していることが望ましい。損失正接の温度が70℃未満である場合にはトナーが帯電部材との摺擦熱によって変形して破損し画像不良となることがある。また、極大値が110℃よりも大きいとトナー像が紙などの転写材への定着性が低下することがある。さらにはもう一つの極大値として140℃以上200℃以下の温度範囲にも極大値をもつ。この温度範囲で極大値をもつということは設定温度上昇に伴い減少してきた貯蔵弾性率が140℃以上200℃以下の温度範囲における極大値の温度近傍でその減少割合がゆるやかになることを示す。これはトナーが溶融状態となる温度近傍において貯蔵弾性率の温度依存性を従来のものよりも小さくできることを意味する。したがい、極大値が本範囲内にあることにより、グロスの高く優れた画像を得ることができる現像方法となる。また、トナーの温度140℃における損失弾性率は1.0×104dN/m2以上2.0×105dN/m2以下である。温度140℃における損失弾性率が1.0×104dN/m2未満である場合には、転写材表層への凹凸への追従性が優れたトナーとなるものの、トナーが柔らかすぎて、転写材自体のグロス差を反映しすぎてしまい、グロス値を適切な範囲にすることが難しい。逆に、2.0×105dN/m2を超える場合には、転写材表層への凹凸への追従性に劣るトナーとなり、転写材との定着性が低下してしまうために、保存性の良好な画像を提供することができない。
次に上記本発明の製造方法によって得られた現像ローラを有する電子写真プロセスカートリッジ及び電子写真画像形成装置を説明する。
図3、図4に、本発明の電子写真プロセスカートリッジ及び電子写真画像形成装置の一例の概略構成図を示す。
なお、図3は、イエロー、シアン、マゼンタ及びブラックの各色の画像形成装置を備えたタンデム型のカラー画像形成装置の一例を示したものである。なお、各色の画像形成装置は色ごとの差異はあるものの基本構成は同じであるので、以下では一つの装置構成について説明する。
感光ドラム7は、矢印方向に回転し、帯電部材14によって一様に帯電される。感光ドラム7に静電潜像を書き込む露光手段であるレーザー光13により、その表面に静電潜像が形成される。該静電潜像は、感光ドラム7に対して接触配置される現像装置12によってトナー10が付与されることにより現像され、トナー像として可視化される。
現像は露光部にトナー像を形成するいわゆる反転現像である。可視化された感光ドラム7上のトナー像は、転写部材である転写ローラ19によってトナー像の形成と同期して送られてきた記録媒体である紙24に転写される。なお、記録媒体である紙24は、給紙ローラ25により転写搬送ベルト22に送られて来、吸着ローラ26の働きにより搬送ベルト22に吸着固定(担持)される。該転写搬送ベルト22は、駆動ローラ18、テンションローラ21及び従動ローラ23に掛けまわされ、駆動ローラ18の駆動により移動し、担持した紙24を搬送する。さらに、稼動ローラ18と従動ローラ23の間に各色の画像形成装置が順次配されている。また、転写搬送ベルト22は、感光ドラム7と転写ローラ19に狭持されている。トナー像が転写された紙24は、駆動ローラ18の近傍で剥離手段により転写搬送ベルト22から剥がされ、定着装置17に送られ、そこで定着処理され、装置外に排出され、プリント動作が終了する。
一方、転写されずに感光ドラム7上に残存したトナーは、感光ドラム表面をクリーニングするためのクリーニング部材であるクリーニングブレード16により掻き取られ廃トナー容器15に収納され、クリーニングされた感光ドラム7は再び画像形成に供される。
現像装置12は、一成分非磁性トナー10を収容した現像容器と、現像容器内の長手方向に延在する開口部に位置し感光ドラム7と対向設置された現像ローラ8とを備え、感光ドラム7上の静電潜像を現像して可視化するようになっている。さらに、現像装置12には、現像ローラ8にトナー10を供給するトナー塗布部材9と、現像ローラ8に担持されたトナーの量を規制すると共に摩擦帯電する規制部材11が設けられている。なお、トナー塗布部材9の構造としては、発泡骨格状スポンジ構造や軸芯体上にレーヨン、ポリアミド等の繊維を植毛したファーブラシ構造のものが、現像ローラ8へのトナー供給及び未現像トナーの剥ぎ取りの点から好ましい。例えば、軸芯体上にポリウレタンフォームを設けた直径16mmの弾性ローラを用いることができる。
電子写真画像形成装置では、現像ローラが本発明の現像ローラであり、かつ、トナーとしては上記特性を有するものが用いられる。
また、電子写真画像形成装置は、感光ドラム、現像装置、帯電部材及びクリーニング装置が一体化して、電子写真プロセスカートリッジを構成していて、本体に着脱可能に装着されていてもよい。そのような構成の電子写真プロセスカートリッジを図4に示している。すなわち、該電子写真プロセスカートリッジは、感光ドラム7と、現像ローラ8、規制部材11及びトナー塗布部材9を有する現像装置12と、帯電部材14とクリーニングブレード16及び廃トナー容器15とを有している。なお、図3のフルカラー画像形成装置においては不可能であるが、モノカラー画像形成装置においては、転写ローラ8も電子写真プロセスカートリッジに組み込んで一体とするも可能である。なお、本発明の電子写真プロセスカートリッジは、現像装置中の現像ローラとして本発明の現像ローラを組みこんでいる限り、感光ドラム、現像装置及び帯電ローラを有していればよい。
以下、実施例によってさらに本発明を詳細に説明するが、本発明を何ら限定するものではない。また、原材料に特に記載が無い場合においては、市販の高純度品を使用した。
弾性体用エラストマーは製造例1乃至15により製造し、カーボンブラックは表1のものを用いた。また、現像ローラの評価に用いたトナーは下記製造例16、17により製造した。
[スチレン−イソプレン共重合体及びその水添物の製造]
[製造例1]
(スチレン−イソプレン共重合体(SIS−A)とその水添物(水添SIS−A))
乾燥窒素で置換した攪拌機能付き50リットルの耐圧容器中に、シクロヘキサン10kg、スチレン2.5kg、重合開始剤sec−ブチルリチウム12gを添加し、容器内温度50℃で60分間攪拌し、スチレンを重合した。その後、テトラヒドロフラン50gを加え、次いで、イソプレン5kg、スチレン2.5kgを順次添加した。さらに、60分攪拌してスチレン−イソプレン−スチレンのトリブロック構造のスチレン−イソプレン共重合体(SIS−A)を得た。得られた重合体をシクロヘキサン溶媒中でPd−炭素を触媒として2MPaの水素雰囲気下で水素添加を行い、水添物(水添SIS−A)を得た。得られた水添SIS−Aの重量平均分子量MwをGPC法で測定したところ、50万であった。また、水素添加処理前後の重合体のヨウ素価から水添率を算出したところ、水添率は95%であった。
本発明におけるGPC法でのMwの測定は、以下によった。すなわち、40℃のヒートチャンバ中でカラムを安定化させ、この温度におけるカラムに、溶媒としてTHF(テトラヒドロフラン)を毎分1mlの流速で流し、THF試料溶液を約100μl注入して測定する。試料の分子量測定に当っては、試料の有する分子量分布を、数種の単分散ポリスチレン標準試料により作成された検量線の対数値とカウント数との関係から算出した。また、検出器にはRI(屈折率)検出器を用いる。
[製造例2]
(スチレン−イソプレン共重合体(SIS−B)とその水添物(水添SIS−B))
容器内温度を40℃とし、最初のスチレン重合を40分、イソプレン及びスチレンを添加した後の重合時間を40分に変更した以外は、製造例1と同様にして、スチレン−イソプレン共重合体(SIS−B)を得た。さらに、製造例1と同様にしてその水添物(水添SIS−B)を得た。なお、得られた水添SIS−BのMwは20万であり、水添率は95%であった。
[製造例3]
(スチレン−イソプレン共重合体(SIS−C)とその水添物(水添SIS−C))
重合開始剤sec−ブチルリチウムを1.2gとし、最初のスチレン重合を40分、イソプレン及びスチレンを添加した後の重合時間を40分に変更した以外は、製造例1と同様にして、スチレン−イソプレン共重合体(SIS−C)を得た。さらに、製造例1と同様にしてその水添物(水添SIS−C)を得た。なお、得られた水添SIS−CのMwは10万であり、水添率は95%であった。
[製造例4]
(スチレン−イソプレン共重合体(SIS−D)とその水添物(水添SIS−D))
最初のスチレン重合を50分、イソプレン及びスチレンを添加した後の重合時間を50分に変更した以外は、製造例1と同様にして、スチレン−イソプレン共重合体(SIS−D)を得た。さらに、製造例1と同様にしてその水添物(水添SIS−D)を得た。なお、得られた水添SIS−DのMwは30万であり、水添率は95%であった。
[製造例5]
(スチレン−イソプレン共重合体(SIS−E)とその水添物(水添SIS−E))
容器内温度を35℃、重合開始剤sec−ブチルリチウムを1.2gとし、最初のスチレン重合を30分、イソプレン及びスチレンを添加した後の重合時間を30分に変更した以外は、製造例1と同様にして、スチレン−イソプレン共重合体(SIS−E)を得た。さらに、製造例1と同様にしてその水添物(水添SIS−E)を得た。なお、得られた水添SIS−CのMwは15万であり、水添率は95%であった。
[製造例6]
(スチレン−イソプレン共重合体(SIS−F)とその水添物(水添SIS−F))
重合開始剤sec−ブチルリチウムを15gとした以外は、製造例1と同様にして、スチレン−イソプレン共重合体(SIS−F)を得た。さらに、製造例1と同様にしてその水添物(水添SIS−F)を得た。なお、得られた水添SIS−FのMwは55万であり、水添率は95%であった。
[製造例7]
(スチレン−イソプレン共重合体(SIS−G)とその水添物(水添SIS−G))
重合開始剤sec−ブチルリチウムを0.8gとし、最初のスチレン重合を30分、イソプレン及びスチレンを添加した後の重合時間を30分に変更した以外は、製造例1と同様にして、スチレン−イソプレン共重合体(SIS−G)を得た。さらに、製造例1と同様にしてその水添物(水添SIS−G)を得た。なお、得られた水添SIS−GのMwは9万であり、水添率は95%であった。
[製造例8]
(スチレン−ブタジエン共重合体(SBS)とその水添物(水添SBS))
イソプレンに代えて、ブタジエンを用いる以外は、製造例1と同様にして、スチレン−ブタジエン−スチレンのトリブロック共重合体であるスチレン−ブタジエン共重合体(SBS)を得、さらに、製造例1と同様にしてその水添物(水添SBS)を得た。なお、得られた水添SBSのMwは20万であり、水添率は95%であった。
[製造例9](ポリイソプレンA)
乾燥窒素で置換した耐圧容器中に、n−ブタノール10kg及び重合開始剤として濃度50質量%の過酸化水素3kgを投入し、次いでイソプレン40kgを投入し、耐圧容器内の温度12℃、同圧力8kg/cm2にて2時間反応させた。反応後に精製し、Mw3万のポリイソプレンAを得た。
[製造例10](ポリイソプレンB)
イソプレンの量を50kgに、反応時間を3時間とした以外は、製造例9と同様にして、Mw4.8万のポリイソプレンBを得た。
[製造例11](ポリイソプレンC)
イソプレンの量を20kgに、濃度50質量%の過酸化水素1.2kgとした以外は、製造例9と同様にして、Mw1万のポリイソプレンCを得た。
[製造例12](ポリイソプレンD)
イソプレンの量を30kgに、濃度50質量%の過酸化水素2kgとした以外は、製造例10と同様にして、Mw2.5万のポリイソプレンDを得た。
[製造例13](ポリイソプレンE)
濃度50質量%の過酸化水素4kgとした以外は、製造例10と同様にして、Mw5万のポリイソプレンEを得た。
[製造例14](ポリイソプレンF)
濃度50質量%の過酸化水素1kgとした以外は、製造例11と同様にして、Mw9千のポリイソプレンFを得た。
[製造例15](ポリブタジエン(PB))
イソプレンに換えて、ブタジエンを用いる以外は、製造例9と同様にして、Mw3万のポリブタジエン(PB)を得た。
Figure 2010186104
[製造例16](トナー1)
下記成分を、分散混合機「アトライター」(商品名、三井三池化工機株式会社製)を用いて、均一に分散混合して単量体混合物を得た。
スチレン 80質量部
n−ブチルアクリレート 15質量部
1,3−ブタンジオールジメタクリレート 0.3質量部
飽和ポリエステル樹脂(注) 4.5質量部
C.I.ピグメントブルー15:3 10質量部
(注)プロピレンオキサイド変性ビスフェノールAとイソフタル酸との重縮合物、Tg=65℃、Mn=17000、Mw/Mn=2.4。
この単量体混合物を70℃に加温している中に、ステアリン酸ステアリルを主体とするエステルワックス(DSC測定における最大吸熱ピーク67℃)9質量部を添加混合溶解した。その後、さらに、重合開始剤2,2’−アゾビス−2−メチルブチロニトリル(10時間半減期温度67℃)3質量部を溶解した。これを、70℃に加温した、イオン交換水900部にリン酸三カルシウム3部を溶解した、TK式ホモミキサー(商品名、特殊機化工業株式会社製)にて10,000rpmで撹拌している水系媒体中に投入し、7分間撹拌し、分散造粒した。次いで、その中に、スチレン5質量部とサリチル酸アルミニウム化合物「ボントロンE−88」(商品名、オリエント化学株式会社製)1質量部の混合物を加え、さらに1分間撹拌分散した。その後パドル撹拌翼で撹拌しつつ、70℃で6時間反応させ、その後反応温度を80℃に上げ、4時間撹拌を続け反応を完了した。反応終了後、室温(25℃)まで冷却した懸濁液に塩酸を加えて燐酸カルシウム塩を溶解し、濾過・水洗を行い、湿潤着色粒子を得た。
上記湿潤着色粒子を、40℃にて12時間乾燥して、重量平均粒径7.6μmの着色粒子(トナー粒子)を得た。このトナー粒子100質量部とシリコーンオイルで処理した疎水性シリカ微粉体(BET値200m2/g、一次粒径12nm)0.7質量部をヘンシェルミキサー(三井三池化工機株式会社製)で混合して、トナー1を得た。得られたトナー1の動的粘弾性特性は以下に記載の方法で測定したところ、tanδの極大値は76℃と160℃であり、また、極小値は96℃であった。さらに、測定温度140℃における損失弾性率は1.1×104dN/m2であった。
[動的粘弾性特性の測定方法]
・測定装置:動的粘弾性測定装置「ARES」(商品名、レオメトリック・サイエンティフィック・エフ・イー社製)
・測定試料:トナーを直径約8mm、高さ約2mmの円盤状に加圧成型したもの。
・測定冶具:直径8mmの円形パラレルプレートと、駆動側に円形パラレルプレートに対応したシャローカップを使用。シャローカップの底面と円形プレートの間隙 約2mm。
・測定周波数:6.28ラジアン/秒。
・測定歪の設定:初期値を0.1%にし、その後を自動測定モードに設定。
・試料の伸長補正:自動測定モードにて調整。
・測定温度:40℃から200℃。昇温2℃/分。
[製造例17](トナー2)
製造例16に係るトナー1の着色粒子(トナー粒子)の製造において、水系媒体に分散後に追加するスチレンとサリチル酸アルミニウム化合物に換えてスチレン5質量部とした。それ以外は、製造例16と同様にして、重量平均粒径7.6μmの着色粒子(トナー粒子)を得た。
このトナー粒子100質量部とシリコーンオイルで処理した疎水性シリカ微粉体(BET値200m2/g、一次粒径12nm)1.3質量部をヘンシェルミキサーで混合して、トナー2を得た。得られたトナー2のtanδの極小値は81℃であったが、極大値は66℃のみで、140℃乃至200℃の範囲に観察されなかった。なお、測定温度140℃における損失弾性率は3.3×104dN/m2であった。
[実施例1]
(弾性層の形成)
スチレン系エラストマーとして製造例1で得た水添SIS−A40質量%、ポリイソプレンとして製造例9で得たポリイソプレンA20質量%及びカーボンブラックとして、N762(表1)40質量%を2軸押出機にて混練、ペレット化を行い樹脂組成物とした。なお、2軸押出機として、直径Φ26mm、長さ960mmで、スクリュウの長さとシリンダー直径の比(L/D)が32である2軸押出機「TEM−26SS」(商品名、東芝機械株式会社製)を用いた。
ケムロック459X(商品名、ロード社製)にてプライマー処理を施した硫黄複合快削鋼(SUM)の導電性芯体(直径6mm、長さ250mm)をシームレス金型内に組み込み、前記樹脂組成物を射出成形機にて射出して同軸状に円筒形に成形した。なお、射出成形機として、住友重機械株式会社製の射出成形機「SE−180DU」(商品名)を用いた。得られた成形物の樹脂端部を、駆動側10mm、非駆動側8mmの芯体が露出するように切断して、樹脂部分の長さを232mmとした後、直径12mm、厚み3.0mmの弾性層を有するローラ基体を得た。
(被覆層の形成)
上記で得たローラ基体を平行平板のプラズマCVD装置内に、電極との距離が50mmとなるように設置した後、真空ポンプを用いて真空チャンバー内を十分に減圧した。その後原料ガスとして、ヘキサメチルジシロキサン蒸気20sccm、酸素100sccm及びアルゴンガス22.5sccmの混合ガスを真空チャンバー内に導入し、真空チャンバー内の圧力が1.0Paになるように調整した。圧力が一定になった後、高周波電源により周波数が13.56MHz、70wの電力を、長さが300mmで放電部の総面積が120cmとなる平板電極に供給し、電極間にプラズマを発生させた。真空チャンバー内に設置したローラ基体を30rpmで回転させながら、300秒間処理を行い、被覆層を形成し、現像ローラを得た。なお、得られた現像ローラの被覆層の厚みは、下記方法で測定したところ、100nmであった。
[被覆層の厚み]
薄膜測定装置「F20−EXR」(商品名、FILMETRICS社製)にて、得られた現像ローラの長手方向で等分された3箇所、周方向で等分された3箇所、合計9箇所を室温20℃、相対湿度50%の環境下で測定した。得られた値の平均値を当該現像ローラの被膜層の厚みとした。
[実施例2〜14、比較例1〜4]
弾性層の組成を、下記表2及び表3に示したように変更した以外は、実施例1と同様にして現像ローラを得た。
[実施例15]
被覆層の形成を、原料ガス中のヘキサメチルジシロキサン蒸気を3sccmに、酸素を0sccmにし、電力を200wと変更して行った以外は、実施例2と同様にして、現像ローラを得た。
[実施例16]
被覆層の形成を、原料ガス中の酸素を0sccmとし、電力を150Wに変更して行った以外は、実施例2と同様にして、現像ローラを得た。
[実施例17]
被覆層の形成を、原料ガス中のヘキサメチルジシロキサン蒸気を10sccm、酸素を0sccとし、電力を200wに変更して行った以外は、実施例2と同様にして、現像ローラを得た。
[実施例18]
被覆層の形成を、原料ガス中のヘキサメチルジシロキサン蒸気を5sccmに、酸素を300sccmにし、新たにトルエン10sccmを加えて行った以外は、実施例2と同様にして、現像ローラを得た。
[比較例5]
スチレン系エラストマーとして、製造例8で得た水添SBSを用い、ポリイソプレンAに換えて製造例14のポリブタジエンを用いた以外は、実施例2と同様にして、現像ローラを得た。
[実施例19]
ポリオール「ニッポラン5033」(商品名、日本ポリウレタン株式会社製)とイソシアネート「コロネートL」(商品名、日本ポリウレタン株式会社製)を、[NCO]/[OH]のモル比が1.2となるように混合した。これに、カーボンブラック「三菱カーボンブラックMA100」(商品名、三菱化学社製)を適量添加して、抵抗値を調整し、さらに有機溶剤を加え、均一分散、混合して被覆層の原料液を得た。なお、該被覆層の原料液の固形分は、ローラ基体を浸漬引き上げしたときに塗布厚みが100μmになるように30質量%乃至60質量%の間で調整した。この原料液中に、実施例2におけると同様にして作製したローラ基体を浸漬してコーティングした後、引き上げて乾燥させ、温度80℃にて20分間加熱処理して、厚み20μmの被覆層が弾性層の外周に設けられた現像ローラを得た。
上記実施例、比較例で得た現像ローラを用い、通電による現像ローラの電流値変化、耐染み出し性、現像ローラの抵抗ムラ、形状及び寸法安定性、被覆層の密着性、及び画像形成性を下記により評価した。結果を表2又は表3に示す。
[通電による現像ローラの電流値変化]
得た現像ローラを、室温23℃、湿度50%RHの環境下にて、図2に示した評価システムで、印加電圧50Voltでまず電流量を測定し、その状態で10分間通電した後、再び電流値を測定した。その測定値の比(試験後の電流値/試験前の電流値)から、通電による現像ローラの電流値変化を下記基準で評価した。
A:50%以上。B:30%以上50%未満。C:10%以上30%未満。D:5%以上10%未満。E:5%以下。
[耐染み出し性]
得た現像ローラを、カラーレーザープリンターLBP5400(商品名、キヤノン株式会社製)用のシアンカラーカートリッジへ組み込み、室温40℃、湿度95%の恒温恒湿槽中に1週間放置いた後、製造例15で作製したトナー1を充填した。また、マゼンタ、イエロー及びブラックの各カートリッジは、トナーを抜き取り、さらにトナー残量検知機構を無効とした。これらカートリッジをLBP5400(商品名)に装着し、室温23℃、湿度50%の環境下でハーフトーン画像を10枚出力した。その画像に現像ローラの回転周期に表れる白い画像欠陥の有無について目視により確認し、下記基準にて評価した。
A:ハーフトーン画像上に染み出しの影響による白い画像欠陥はない。
B:1枚目には軽微な白い画像欠陥がみられるが、数枚通紙後には見られなくなる。
C:10枚目のものに僅かに白い画像欠陥がある。
D:10枚目のものに白い画像欠陥がある。
[現像ローラの抵抗ムラ]
室温20℃、相対湿度50%RH環境下にて、直径Φ40mmのSUSドラムに現像ローラを当接させ、芯体の両端露出部に500gの荷重をかける。この状態でSUSドラムを回転させ、現像ローラを45rpmで従動回転させる。この状態で導電性芯体よりDC100Voltを2秒間印加した時の抵抗をマルチメーターにて0.1秒ごとに21点測定する。そして現像ローラが一周する間の電気抵抗率の最大値と最小値を求め、その平均値を当該現像ローラの体積抵抗率とする。また、現像ローラが一周する間の電気抵抗値の最大値と最小値の比(最大値/最小値)を当該現像ローラの抵抗ムラとし、下記基準で評価した。
A:1.1倍未満。B:1.1以上1.2倍未満。C:1.2倍以上1.4倍以下。D:1.4倍超。
[形状及び寸法安定性]
得た現像ローラの形状を3次元座標測定機「ザイザックスRVF600A」(商品名、東京精密株式会社製)で観察し、振れ及び真円度を測定し、下記基準で総合的に評価した。なお、測定環境は室温20℃、相対湿度50%とした。
A:真円度の差(最大値−最小値)が10μm以下であり、振れが20μm以下で極めて優れており、現像ローラとして最適である。
B:真円度の差(最大値−最小値)が20μm以下であり、振れが30μm以下で良好であり、実用上問題がない。
C:真円度の差(最大値−最小値)が30μm以下で、振れが40μm以下であるが、現像ローラとして使用可能なレベルである。
D:真円度の差(最大値−最小値)が30μmより大きく、振れが40μmより大きい。
[被覆層の密着性]
得た現像ローラを、カラーレーザープリンターLBP5400(商品名)用シアンカラーカートリッジへ組み込み、さらにトナー1を入れ、LBP5400本体に取り付け、室温23℃、湿度50%の環境下でハーフトーン画像を100枚出力した。その後、現像ローラを取り出し、被覆層の状態を目視にて観察し、下記基準にて評価した。
A:被覆層の状態に変化なし。B:被覆層の面積中10%未満の面積で、軽微な割れ、剥がれがある。C:被覆層の面積で10%以上30%以下の面積が剥がれている。D:被覆層の面積中30%よりも大きい範囲が剥がれている。
[画像形成性]
得た現像ローラを、室温40℃、湿度95%の恒温恒湿槽中に1週間放置した後、カラーレーザープリンターLBP5400(商品名)用の電子写真プロセスカートリッジへ組み込み、トナー1を充填した。また、マゼンタ、イエロー及びブラックの各カートリッジは、トナーを抜き取り、さらにトナー残量検知機構を無効とした。これらカートリッジをLBP5400(商品名)に装着し、室温20℃、相対湿度50%の環境下で、ハーフトーンの画像を100枚出力し、100枚目を目視にてムラの有無を確認し、実用性の判断を、下記基準で行った。
A:ムラはみられない。B:ムラが極軽微で、殆どみられない。C:画像領域の20%以下の範囲にムラがみられる。D:画像領域の20%よりも広い範囲にムラがみられる。
[実施例20]
実施例2と同様にして得た現像ローラについて、トナーとして製造例16で得たトナー2を用いて上記評価を行った。結果を表3に示す。
Figure 2010186104
Figure 2010186104
本発明によれば、現像ローラの生産性、体積抵抗安定性、被覆層の密着性、染み出し、電気抵抗のムラが少なく、形状安定性、被覆層の密着性に優れリサイクル性を有し、画像形成に優れた現像ローラ、及び該現像ローラを使用した現像方法、電子写真プロセスカートリッジ、電子写真画像形成装置を得ることが可能となる。
1 導電性芯体
2 弾性層
3 被覆層

Claims (10)

  1. 導電性芯体の上に弾性層とその外周上に被覆層を有する現像ローラにおいて、該弾性層が、(1)重量平均分子量Mwが、100,000以上500,000以下のスチレン−イソプレン共重合体又はその水添物、(2)Mwが、10,000以上48,000以下のポリイソプレン及び(3)カーボンブラックを含有し、該(2)の含有量が該弾性層の10質量%以上50質量%以下であることを特徴とする現像ローラ。
  2. 前記(1)のMwが、150,000以上300,000以下である請求項1に記載の現像ローラ。
  3. 前記(2)のMwが、25,000以上40,000以下である請求項1又は2に記載の現像ローラ。
  4. 前記(3)が、DBP吸収量(cm3/100g)とその窒素吸着比表面積(m2/g)の比(DBP吸収量/窒素吸着比表面積)が、1.0以上、4.0以下である請求項1乃至3のいずれかに記載の現像ローラ。
  5. 前記被覆層が、SiOxを主成分とするものであり、かつ、SiとOの原子比O/Siが0.65以上1.95以下、SiとCの原子比C/Siが0.15以上1.65以下である請求項1乃至4のいずれかに記載の現像ローラ。
  6. 前記被覆層が、プラズマCVD法により形成されている請求項5に記載の現像ローラ。
  7. 現像ローラの表面に担持させたトナーによって感光ドラムに形成された静電潜像を可視化する工程を有する現像方法において、該トナーが少なくとも結着樹脂と着色剤を含むトナー粒子を含有し、該トナーの損失正接tanδが70℃以上110℃以下に極小値及び極大値を有し、140℃以上200℃以下にさらに極大値を有し、該トナーの140℃における損失弾性率が1.0×104dN/m2以上2.0×105dN/m2以下であり、かつ、該現像ローラが請求項1乃至6のいずれかに記載の現像ローラであることを特徴とする現像方法。
  8. 前記現像ローラが静電潜像を担持する感光ドラムと接触した状態でトナーを担持している請求項7に記載の現像方法。
  9. 静電潜像を担持する感光ドラム、現像装置及び帯電部材を一体として有しており、電子写真画像形成装置の本体に着脱可能である電子写真プロセスカートリッジであって、該現像装置が、請求項1乃至6のいずれかに記載の現像ローラを有していることを特徴とする電子写真プロセスカートリッジ。
  10. 静電潜像を担持する感光ドラムと、表面にトナーを担持し、該感光ドラムの表面に該トナーを搬送する請求項1乃至6の何れかに記載の現像ローラとを有することを特徴とする電子写真画像形成装置。
JP2009030898A 2009-02-13 2009-02-13 現像ローラ、現像方法、電子写真プロセスカートリッジ及び電子写真画像形成装置 Active JP5247515B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2009030898A JP5247515B2 (ja) 2009-02-13 2009-02-13 現像ローラ、現像方法、電子写真プロセスカートリッジ及び電子写真画像形成装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2009030898A JP5247515B2 (ja) 2009-02-13 2009-02-13 現像ローラ、現像方法、電子写真プロセスカートリッジ及び電子写真画像形成装置

Publications (3)

Publication Number Publication Date
JP2010186104A true JP2010186104A (ja) 2010-08-26
JP2010186104A5 JP2010186104A5 (ja) 2012-03-22
JP5247515B2 JP5247515B2 (ja) 2013-07-24

Family

ID=42766786

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2009030898A Active JP5247515B2 (ja) 2009-02-13 2009-02-13 現像ローラ、現像方法、電子写真プロセスカートリッジ及び電子写真画像形成装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5247515B2 (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010092017A (ja) * 2008-09-12 2010-04-22 Canon Inc 現像ローラ、電子写真プロセスカートリッジ及び電子写真画像形成装置
JP2015079091A (ja) * 2013-10-16 2015-04-23 京セラドキュメントソリューションズ株式会社 画像形成装置、及び画像形成方法

Citations (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002278253A (ja) * 2001-03-15 2002-09-27 Canon Inc ローラ及び現像装置
JP2003098818A (ja) * 2001-07-19 2003-04-04 Bridgestone Corp 現像剤担持体及び現像装置
JP2003098784A (ja) * 2001-09-25 2003-04-04 Canon Inc 導電性ローラ
JP2004051829A (ja) * 2002-07-22 2004-02-19 Sumitomo Rubber Ind Ltd 導電性ポリマー組成物、その製造方法、及び該組成物を用いた導電性部材
JP2004085695A (ja) * 2002-08-23 2004-03-18 Canon Inc 半導電性ローラ
JP2006023725A (ja) * 2004-06-10 2006-01-26 Bridgestone Corp 導電性ローラ及びそれを備えた画像形成装置
JP2007065351A (ja) * 2005-08-31 2007-03-15 Canon Inc 現像方法および画像形成方法
JP2007162010A (ja) * 2005-11-17 2007-06-28 Du Pont Mitsui Polychem Co Ltd エラストマー組成物
JP2008292986A (ja) * 2007-04-27 2008-12-04 Canon Inc 現像ローラ、電子写真プロセスカートリッジ及び電子写真画像形成装置
JP2008291349A (ja) * 2007-04-27 2008-12-04 Canon Inc 電子写真用ローラ部材の製造方法

Patent Citations (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002278253A (ja) * 2001-03-15 2002-09-27 Canon Inc ローラ及び現像装置
JP2003098818A (ja) * 2001-07-19 2003-04-04 Bridgestone Corp 現像剤担持体及び現像装置
JP2003098784A (ja) * 2001-09-25 2003-04-04 Canon Inc 導電性ローラ
JP2004051829A (ja) * 2002-07-22 2004-02-19 Sumitomo Rubber Ind Ltd 導電性ポリマー組成物、その製造方法、及び該組成物を用いた導電性部材
JP2004085695A (ja) * 2002-08-23 2004-03-18 Canon Inc 半導電性ローラ
JP2006023725A (ja) * 2004-06-10 2006-01-26 Bridgestone Corp 導電性ローラ及びそれを備えた画像形成装置
JP2007065351A (ja) * 2005-08-31 2007-03-15 Canon Inc 現像方法および画像形成方法
JP2007162010A (ja) * 2005-11-17 2007-06-28 Du Pont Mitsui Polychem Co Ltd エラストマー組成物
JP2008292986A (ja) * 2007-04-27 2008-12-04 Canon Inc 現像ローラ、電子写真プロセスカートリッジ及び電子写真画像形成装置
JP2008291349A (ja) * 2007-04-27 2008-12-04 Canon Inc 電子写真用ローラ部材の製造方法

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010092017A (ja) * 2008-09-12 2010-04-22 Canon Inc 現像ローラ、電子写真プロセスカートリッジ及び電子写真画像形成装置
JP2015079091A (ja) * 2013-10-16 2015-04-23 京セラドキュメントソリューションズ株式会社 画像形成装置、及び画像形成方法

Also Published As

Publication number Publication date
JP5247515B2 (ja) 2013-07-24

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP7057154B2 (ja) 現像部材、電子写真プロセスカートリッジおよび電子写真画像形成装置
US8182405B2 (en) Developing roller, developing roller production method, process cartridge, and electrophotographic apparatus
JP5917124B2 (ja) 現像ローラ、プロセスカートリッジ及び電子写真装置
JP4451906B2 (ja) 導電性ゴムローラーの製造方法および電子写真装置用ローラー
JP5147510B2 (ja) 電子写真用ローラ部材の製造方法
KR20120094825A (ko) 대전 부재, 대전 장치, 프로세스 카트리지 및 화상 형성 장치
JP4739463B1 (ja) 電子写真用ローラの製造方法
JP2013174808A (ja) 導電性部材、プロセスカートリッジおよび電子写真画像形成装置
JP2010079289A (ja) 現像ローラ、該現像ローラを備える電子写真プロセスカートリッジ及び電子写真画像形成装置
EP3974909A1 (en) Process cartridge
JP5247515B2 (ja) 現像ローラ、現像方法、電子写真プロセスカートリッジ及び電子写真画像形成装置
JP2007316524A (ja) 現像ローラ、その製造方法、電子写真プロセスカートリッジおよび電子写真画像形成装置
JP5366425B2 (ja) 現像ローラ、現像ローラの製造方法、プロセスカートリッジ及び画像形成装置
JP2010186104A5 (ja)
JP2007130589A (ja) 弾性ローラとその製造方法、電子写真プロセスカートリッジおよび画像形成装置
JP4636942B2 (ja) ローラの製造方法、およびローラ、現像ローラ、ならびに現像装置、電子写真プロセスカートリッジ、画像形成装置
JP2005114950A (ja) 帯電部材及び画像形成装置
JP2008152104A (ja) 現像ローラ、電子写真プロセスカートリッジ及び電子写真画像形成装置
JP2007163786A (ja) 導電ローラとその製造方法、電子写真プロセスカートリッジおよび画像形成装置
JP2008044179A (ja) 導電性ベルトとその製造方法、該導電性ベルトを備えた画像形成装置
JP2020091473A (ja) 現像部材、プロセスカートリッジおよび電子写真画像形成装置
JP2008176027A (ja) 導電性ゴムローラの製造方法及び電子写真装置用ローラ
JP2007210153A (ja) ゴムローラ、ゴムローラの製造方法、電子写真プロセスカートリッジ、画像形成装置
JP2009106891A (ja) 弾性ローラの製造方法
JP2007010714A (ja) 電子写真用ベルト及び画像形成装置

Legal Events

Date Code Title Description
A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20120208

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20120208

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20130308

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20130312

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20130409

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20160419

Year of fee payment: 3