JP2010184363A - 画像形成装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】インクの吐出不良を抑制することのできる新たな技術を提供する。
【解決手段】或る頁の印字を実行する前に、この頁の印字で印字される画素(●)に対応するノズルのメニスカスを揺動させ(◎)、印字されない画素に対応するノズルのメニスカスを静止状態(○)に保つ。この制御によって、次の頁の印字で、前の頁で吐出しなかったノズルを用いて印字するときに、吐出不良が起きにくい。
【選択図】図7

Description

本発明は、インクを吐出して画像を印字するインクジェット方式の画像形成装置に関するものである。
インクジェット式の画像形成装置において、インク滴の吐出が停止した状態のノズル内では、インクの分散媒が蒸発することにより、インクの粘度が増大する。この粘度の増大により、その後の印字において、インク滴が吐出されなかったり、画像が乱れたりすることがある。
この問題に対して、従来、インク滴が吐出しない程度に、インクのメニスカスを揺動させる技術が提案されている(例えば特許文献1)
特開2006‐264075号公報
しかし、本発明者は、メニスカスの揺動を行っても、インクの吐出異常が発生するという新たな知見を得た。さらに、本発明者は、このような現象が起きる原因に、以下の事象が含まれることを見出した。
静止状態にあるインクでは、大気との接触面において、分散媒の蒸発によって粘度が増加した層が形成される。従来は、メニスカスの揺動によって、この層を拡散させて、インク滴を正常に吐出しようとしていた。しかし、このように層を拡散させることで、インクにおける大気との接触面付近の分散媒濃度が増加する(つまり、分散質濃度が低下する)。すると、この接触面からさらに分散媒が蒸発して、粘度の増加した層が新たに形成される。このように、従来の技術では、粘度の増加と揺動による分散媒蒸発の促進とが繰り返され、その結果、メニスカスを揺動させたにもかかわらず、ノズル内のインクの粘度が増大し、インク滴の吐出異常が発生する。
本発明は、以上の問題点に鑑み、インク滴の吐出異常を防止することができる新たな技術を提供することを課題とする。
上記課題を解決するために、第1発明の画像形成装置は、記録媒体上に1画素分のインク滴を吐出する複数のノズルと、各ノズルに連通し、内部にインクを収容可能な複数の加圧室と、各加圧室内のインクに圧力を加えることで、上記ノズルからインク滴を吐出させる吐出動作、及び上記ノズル内のインクのメニスカスを揺動させるがインク滴を吐出させない揺動動作を実行する圧力印加部と、を備えるヘッドと;上記圧力印加部を稼動させて、画像データを印字する印字制御部と;上記圧力印加部の動作を制御する揺動制御装置であって、メニスカスの揺動の後で最初に印字が予定されている画像データの印字において使用されるノズルのメニスカスを、印字が予定されている上記画像データの印字時に上記使用ノズルからインク滴が吐出される前に揺動させ、かつ、印字が予定されている上記画像データの印字において使用されないノズルのメニスカスを揺動させないように、上記圧力印加部を制御する揺動制御装置と;を備える。
また、第2発明の画像形成装置は、第1発明の画像形成装置であって、上記揺動制御装置が、上記第2圧力印加部を制御して、ノズルのメニスカスの揺動を非印字中に実行させるようになっている。
また、第3発明の画像形成装置は、第1又は第2発明の画像形成装置であって、上記ヘッドに対して、上記記録媒体を搬送する搬送部をさらに備える。
本発明の画像形成装置によると、インク滴の吐出異常が抑制される。その理由の1つに、以下のような作用があると推測される。
インクにおける大気との接触面付近では、分散媒の蒸発により粘度が増加した層が形成される。この層は、インクからの分散媒の更なる蒸発を抑制する作用を有する。本発明の画像形成装置において、揺動制御装置は、使用されないノズルのメニスカスを揺動させないことで、これらのノズルについては上述の層によりインクの分散媒の蒸発を抑制する。その一方で、揺動制御装置は、使用されるノズルのメニスカスを揺動させることにより、この層を拡散して、印字時のインク滴の吐出異常を抑制することができる。
本発明の第1実施形態のインクジェットプリンタ1の構成の構成を示す概略正面図。 ヘッド21のインク吐出面23の平面図。 ヘッド21のA−A矢視断面図。 ヘッド駆動部210及び制御装置10の要部構成を示すブロック図。 画像データ解析の流れを示すフローチャート。 揺動制御の流れを示すフローチャート。 ヘッド21に入力される信号の例を模式的に示す図面。 ヘッド21に入力される信号の他の例を模式的に示す図面。 第2実施形態に係るインクジェットプリンタ100のブロック図。 画像データ加工の流れを示すフローチャート。 第2実施形態においてヘッド21に入力される信号の例を模式的に示す図面。 比較形態においてヘッドに入力される信号を模式的に示す図面。
1.第1実施形態
本発明の実施の一形態に係るインクジェットプリンタ1について、図面を参照して以下に説明する。
〔1〕インクジェットプリンタ1
(1-1)インクジェットプリンタ1の全体構成
インクジェットプリンタ1の要部構成を図1に示す。図1は、インクジェットプリンタ1の構成を模式的に示す概略正面図である。
インクジェットプリンタ1は、画像形成装置の一例であり、図1に示すように、画像形成部2と、用紙収納部3と、用紙搬送部4と、排出部5と、昇降装置7と、を備える。なお、このインクジェットプリンタ1に使用されるインクは、水を主成分とする分散媒に、分散質として表面を樹脂で被覆した顔料を分散させたものである。
画像形成部2は、画像情報に基づいて画像を形成する部分であって、4つのヘッド21を備える。
4つのヘッド21は、インク吐出面23を備え、後述する用紙搬送部4の用紙搬送ベルト42の上方に、用紙搬送部4の用紙搬送方向に沿って並べて配置される。ヘッド21は、インク吐出面23を用紙搬送部4に向けて配置される。各ヘッド21は、それぞれ異なる色のインクを収納しており、収納されているインクを吐出することで、図示しない上位装置から送信された画像データに応じた印字を行う。ヘッド21全体は、一方向(図1の紙面に直交する方向、図2等に方向Eとして示す)に延びた部材であって、略直方体形状である。
用紙収納部3は、記録媒体の一例である用紙を収納する。また、用紙収納部3は、用紙供給側の先端部上方に、回転することで用紙搬送部4に用紙を送り出す供給ローラ3aを有している。
用紙搬送部4は、記録媒体の搬送部の一例であり、用紙収納部3の用紙を画像形成部2に搬送し、さらに、画像形成部2で表面に画像が形成された用紙を排出部5に搬送する。具体的には、用紙搬送部4は、複数の搬送ローラ41と、搬送ベルト42と、ベルト支持部材43と、ベルト用ローラ44及び45と、を備える。搬送ローラ41は、回転することで用紙を図1中の左方向(方向D)に向けて搬送する。搬送ベルト42は、無端ベルトであり、ヘッド21の下方に、ベルト用ローラ44及び45に架け渡された状態で配置される。ベルト用ローラ44が回転することによって搬送ベルト42及びベルト用ローラ45は回転し、この回転により、用紙が搬送される。なお、ベルト用ローラ44は不図示の駆動用モータによって駆動される。ベルト用ローラ44及び45は、ベルト支持部材43に回転可能に固定されている。つまり、搬送ベルト42は、ベルト用ローラ44及び45を介して、ベルト支持部材43に支持される。
昇降装置7は、搬送ベルト42の下方に配置されており、搬送ベルト42を上下に昇降させる。具体的には、昇降装置7は、一対の偏心カム71,72を有している。一対の偏心カム71,72のうち図1において左側に位置する偏心カム71(以下、「第1偏心カム71」と呼ぶ)は、軸部73を中心に回転可能に設けられており、図示しないモータによって回転駆動される。第1偏心カム71には複数のベアリング74が設けられており、第1偏心カム71は、ベアリング74を介してベルト支持部材43を支持している。なお、図1では、ベアリング74の1つのみに符号を付して他は省略している。図1において右側に位置する偏心カム72(以下、「第2偏心カム72」と呼ぶ)は、第1偏心カム71と同様の構造であり、第1偏心カム71と図1における左右方向に対象な形状を有している。図1は、搬送ベルト42が上昇した状態を示しており、この状態から、一対の偏心カム71,72が内側向きに回転することにより、搬送ベルト42が下降する。昇降装置7は、画像形成部2によって用紙上に画像を形成する際には、搬送ベルト42を図1に示す上昇状態として、ヘッド21と用紙との間隙を、印刷に好適な大きさ(例えば約1mm)とする。また、昇降装置7は、搬送ベルト42上で発生した用紙のジャムの処理を行う際や、後述するクリーニング装置によるヘッド21のクリーニングを行う際には、搬送ベルト42を下降状態として、ヘッド21と用紙との間隙を広げる。
排出部5は、画像形成部2で画像が形成された用紙を排出する。具体的には、排出部5は、インクジェットプリンタ1の上部に配置されており、複数のローラ51を備える。画像形成部2で画像が形成された用紙は、用紙搬送部4の搬送ベルト42および排出部5のローラ51によって搬送され、排出口52からインクジェットプリンタ1の上面に配設された排紙トレイ53へ排出される。
インクジェットプリンタ1は、図示しないクリーニング装置及びキャップ装置を備える。クリーニング装置は、ヘッド21と下降状態にある搬送ベルト42との間に入り込んで、ヘッド21のインク吐出面23をクリーニングする。キャップ装置は、キャップと、このキャップをインク吐出面23に装着したり外したりする脱着部とを備える。キャップ装置はインクジェットプリンタ1を使用しないときに、ヘッド21を覆うことによってヘッド21を保護し、後述のノズル24からインクの分散媒が過度に蒸発することを防止するために設けられている。
(1-2)ヘッド21
図2にヘッド21のインク吐出面23の平面図を、図3にヘッド21のA−A矢視断面図を示す。
図2に示すように、吐出面23には、後述のノズル24の開口部であって、微小径を有する複数の吐出口25が設けられている。吐出口25は、インク滴が用紙上に吐出されたときに隣り合う画素間に空白が生じないように、吐出面23上に千鳥状に配置される。また、吐出口25は、吐出面23の長手方向(方向E)において、少なくとも用紙の最大幅に渡って並べられる。
図3に示すように、ヘッド21は、吐出面23の吐出口25以外の部分を覆う撥水膜23aと、吐出口25に対して1つずつ設けられた加圧室26と、インクを貯留する図示しないインク槽と、インク槽から複数の加圧室26にインクを供給する共通流路27と、をさらに備える。加圧室26と共通流路27とは供給孔28で繋げられており、この供給孔28を介して共通流路27から加圧室26にインクが供給される。ノズル24と加圧室26とは、ノズル流路26aよって接続されている。加圧室26の壁のうち吐出面23と逆側の壁は振動板29で構成されており、振動板29は複数の加圧室26に渡って連続して形成されている。振動板29上には、同様に複数の加圧室26に渡って連続して形成された共通電極30が積層されている。共通電極30上には、加圧室26毎に別個の圧電素子22aが設けられており、共通電極30と共に圧電素子22aを挟むように、加圧室26毎に別個の個別電極31が設けられている。
後述の吐出信号の印加によって、インクは吐出口25から用紙上に吐出されるが、インク滴が吐出されない間も、ノズル24内にはインクが入っており、ノズル24内でインクはメニスカス面Mを形成している。インクの吐出及びメニスカスMの揺動については、後述する。
(1-3)印字及び揺動制御
インクジェットプリンタ1は、ヘッド駆動部210及び制御装置10をさらに備える。図4は、ヘッド駆動部210及び制御装置10の要部構成を示すブロック図である。
<ヘッド駆動部210>
図4に示すように、ヘッド駆動部210は、2種類の駆動パルス(i)及び(ii)を発生する駆動信号発生回路210aと、駆動パルス(i)又は(ii)のいずれかを、制御装置10の制御に応じて選択し、抵抗及びコンデンサ等を介して、ヘッド21の圧電素子22aに印加するセレクタ210bと、を備える。
駆動パルス(i)は、その波形がインク滴が吐出される程度の圧力を、圧電素子22aを介して加圧室26に印加するように設定されている。具体的には、駆動パルス(1)は1のパルスからなる。駆動パルス(i)のパルス幅は、ヘッド流路の固有振動周期(本例では13 usec)の半周期に近い長さ(本例では約7 usec)となるように設定される。ここで「ヘッド流路」とは、ノズル24、ノズル流路26a、加圧室26、及び供給孔28を含む部分を意味する。よって、圧電素子22aに印加される駆動電圧のパルス幅も、同様にヘッド流路の固有振動周期の半分に近い長さになる。このような駆動電圧によると、ノズル内流速は10m/sを超えるので、1つのインク滴が吐出口25から吐出される。
駆動パルス(ii)は、インク滴が吐出されずにメニスカスMが揺動されるように設定されている。具体的には、駆動パルス(ii)は、駆動パルス(i)のパルス幅よりも小さい幅のパルスが複数回繰り返されてなる。駆動パルス(ii)の個々のパルスのパルス幅は、ヘッド流路の固有振動周期よりかなり短く設定される。よって、圧電素子22aに印加される駆動電圧のパルス幅も、同様にヘッド流路の固有振動周期よりかなり短くなる。このような短いパルスが連続すると、ノズル内流速は、メニスカス面Mが揺動されるもののインク滴が吐出されない程度の値となる。
以下、駆動パルス(i)を吐出信号、駆動パルス(ii)を揺動信号と称する。
より詳細には、信号(i)及び(ii)によるヘッド21の動作は以下の通りである。ヘッド駆動部210からの吐出信号(i)が個別電極31に印加されることで、各圧電素子22aは個別に駆動される。この駆動による圧電素子22aの変形が振動板29に伝えられ、振動板29の変形によって加圧室26は圧縮される。その結果、加圧室26内のインクに圧力が加わり、ノズル24を通ったインクが吐出口25からインク滴となって用紙上に吐出される。こうしてインク滴が用紙上に付着すると共に、用紙搬送部4が用紙を移動させるので、白紙部分に次々にインク滴が吐出される。その結果、1枚の用紙全体に画像が印刷される。上述の供給ローラ3aが所定の間隔を開けて回転されることで、用紙は所定の間隔を開けて次々に搬送され、各用紙上に順次画像が印刷される。
揺動信号(ii)が個別電極31に印加されたときは、加圧室26が圧縮されることで、メニスカスMが揺動するが、インク滴は吐出されない。
なお、本実施形態では、説明の便宜上、階調数を“2”としている。すなわち、吐出信号(i)の印加及び非印加により、ノズル24からインク滴の吐出はそれぞれ吐出及び非吐出の2つの状態に切り替えられる。しかし、実際の装置において、階調数Nの画像を形成する場合には、駆動信号発生回路210aは、各階調値に応じて又はパルス数等が互いに異なる(N−1)種の吐出信号(i)、(i)、(i)・・・・(i(N-1))を生成することができ、セレクタ210bはこれらの複数の吐出信号のいずれかを選択するようになっていてもよい。この場合も、印字しないゼロ階調では吐出信号を印加しなければよい。
<制御装置10>
次に、制御装置10について説明する。制御装置10は、CPU(Central Processing Unit)、ROM(Read Only Memory)、及びRAM(Random Access Memory)等を備え、インクジェットプリンタ1、特にヘッド駆動部210の動作を制御する。
具体的には、図4に示すように、制御装置10は、印字制御部11、画像データ解析部12、揺動制御部13を備える。なお、本明細書において、「画像データ」とは、スキャナで得られた画像データ、又は外部装置から送信されてきた画像データを指すこともあるが、以下の説明では特に、これらの画像データを基に、制御装置10に含まれる図示しない印字データ作成部において作成される、所定数の階調を有する印字データを指すものとする。
(印字制御)
印字制御部11は、画像データに基づいてセレクタ210bを制御する。印字制御について、図7を参照して説明する。
図7は、ヘッド21に入力される信号の例を模式的に示す図面である。また、この図は、画素を模式的に示した図面であるともいえる。図7中、P1及びP2は印字対象となる頁を示し、横方向つまり行の成分は主走査方向の画素を、縦方向つまり列の成分は副走査方向の画素を示す。また、図7において、第1列〜第n列の成分はそれぞれ、同一のノズル24に対応した画素を表す。つまり、或るノズルは、例えば第2列の第1行から第m行の用紙上の画素に対応し、他のノズルは、例えば第n列の第1行から第m行の用紙上の画素に対応する。
なお、図7及び後述の図8等、本明細書で参照する図面において、各画素は簡略化されている。実際のプリンタでは、非常に小さい画素が多数印字されることで、例えば横4800dpi、縦1200dpiの解像度を実現することができる。
図7に黒丸(●)で示す箇所は印字すべき画素であり、印字制御部11は、黒丸の画素に対応するノズル24については、インク滴が吐出されるように、セレクタ210bを制御して、吐出信号(i)を個別電極31に印加させる。
また、図7に白丸(○)で示す箇所は印字せずに白紙としておくべき画素であり、印字制御部11は、白丸の画素に対応するノズル24については、インク滴が吐出されないように、セレクタ210bを制御して、個別電極31に信号(i)及び(ii)のいずれも印加されないようにする。
なお、印字制御部11が制御を行うのは、本実施形態では、印字中に限られる。ここで「印字中」とは、頁P1及びP2等の印字領域204中の白丸又は黒丸に対応する信号を、ヘッド駆動部210からヘッド21に印加している期間を意味する。つまり、「印字中」とは、用紙がヘッド21により印字可能な位置にある期間を意味する、といってもよい。すなわち、「印字中」であっても、個々のノズル24は、インク滴を吐出中であったり、吐出していなかったりする。本明細書では、「印字中」に対して、「非印字中」との文言も使用されるが、その説明は後述する。
次に、揺動制御について、図4〜図7を併せて参照して説明する。図5は画像データ解析の流れを示すフローチャートであり、図6は揺動制御の流れを示すフローチャートである。
(揺動制御)
図4及び図5に示すように、画像データ解析部12は、1の頁において、第1列に含まれる画像データを参照する(ステップS10及びS11)。第1列内に印字すべき画素が含まれていれば(ステップS12でYes)、画像データ解析部12は、第1列の揺動フラグを、参照した頁についてONにする(ステップS13)。一方、第1列内に、印字すべき画素が含まれていなければ(ステップS12でNo)、揺動フラグをOFFのまま維持する。この処理が全ての列(第1列〜第n列)について実行される(ステップS14〜S15)ことで、1頁全体の画像データ解析が終了する。また、同様の処理は、さらには印字すべき全ての頁について実行される。揺動フラグのON/OFFは、画像データ解析部12の有する図示しないメモリに保持される。
図7の例を参照して、揺動フラグのON/OFFについて具体的に説明する。
図7に示すように、複数の頁P1及びP2に渡って画像を形成する場合、頁P1の印字前に、画像データ解析部12は、頁P1の画像データを参照する。図7に示すように、頁P1の第1列には、印字すべき画素(黒丸)が含まれていない(第1列の第1行〜第m行)。そこで、画像データ解析部12は、第1列の揺動フラグを、頁P1についてはOFFのままとする。第2列及び第3列についても同様に、揺動フラグはOFFとされる。一方、第4列〜第n列には、印字すべき画素(黒丸)が含まれているので、これらの列については、画像データ解析部12は、揺動フラグをそれぞれONにする。
また、画像データ解析部12は、頁P2の印字前に頁P2の画像データを参照する。図7に示すように、頁P1の次の頁P2の画像データにおいては、全ての列に印字すべき画素(黒丸)が含まれている。よって、画像データ解析部12は、第1〜第n列のそれぞれの揺動フラグを、頁P2についてはONとする。
本実施形態において、揺動制御部13は、非印字中にセレクタ210bの動作を制御する。「非印字中」とは、印字中でない期間を指し、いわゆる「紙間」である。「紙間」とは、1)印字すべき画像データが確定してから、最初の用紙が搬送されてくるまでの間、又は2)複数用紙に渡って連続して印字を行う場合には、或る用紙の印字終了後、次の用紙への印字開始までの間、のいずれかに該当する期間を指す。なお、上記1)の「印字すべき画像データが確定」とは、図示しない操作パネルや外部装置を介して、ユーザから印刷すべき画像データを指定した印刷依頼がなされたことを指す。
図6に示すように、揺動制御部13は、非印字中に、各列に対して設定された揺動フラグのうち、直近に印字すべき頁に対応する揺動フラグを参照する(ステップS20〜S21、S24〜S25)。揺動制御部13は、揺動フラグがONになっている列のノズル24に対応する個別電極31に揺動信号(ii)を印加するように、セレクタ210bを制御する(ステップS21でYes→S22)。その結果、このノズル24ではメニスカスMが揺動される。その後、ONになっていた揺動フラグは、OFFとされる(ステップS23)。一方、揺動フラグがOFFになっている列のノズル24に対応する個別電極31には、信号(i)及び(ii)のいずれも印加されず、このノズル24のメニスカスMは静止状態を保つ(ステップS24)。
図7の例を参照して、揺動制御について具体的に説明する。図7において、頁P1の上方に符号“200”で示す領域が、上記1)で述べた「紙間」であり、頁P1とP2との間に同符号“200”で示す領域が、上記2)で述べた「紙間」である。これらの紙間領域200は、3つの領域201〜203に分けられる。第1空白領域201は印字領域204から最も離れた領域であり、第2空白領域203は印字領域204の第1行目の直前の行を含む領域であり、揺動領域202は第1空白領域201と第2空白領域203との間の領域である。
なお、図7では、説明の便宜上、領域201〜203を1行として描いているが、実際には複数のラインが含まれる。各領域の長さは、例えば、紙間領域200の副走査方向の長さを2800行(ライン)程度、第1空白領域201の長さを1300ライン程度、揺動領域202の長さを1000ライン程度、第2空白領域203の長さを500ライン程度とすることができる。
図7中に白丸(○)で示すように、揺動制御部13は、空白領域201及び203ではメニスカスMの静止状態を維持し、揺動領域202において、揺動フラグに応じた制御を行う。
上述したように、図7の例において、第1〜第3列の揺動フラグは、頁P1についてはOFFになっている。一方、第4〜第n列の揺動フラグは、頁P1についてはONになっている。よって、揺動制御部13は、図7の上方の揺動領域202において、第1〜第3列のノズル24についてはメニスカスMを静止状態に保ち(白丸(○))、第4〜第n列のノズル24のメニスカスMを揺動させる(二重丸(◎))。
また、図7に示す頁P2については、第1〜第n列の全てについて揺動フラグがONになっているので、揺動制御部13は、頁P1とP2との間の揺動領域202では、第1〜第n列のノズル24のメニスカスMを揺動させる(二重丸(◎))。
このように、頁P1の印字に用いられない第1〜第3列のノズルで、頁P1の印字前に、インクのメニスカスが静止状態に保たれることにより、第1〜第3列の画素のうち、頁P2で最初に印字される画素(図7中の第1〜第3列第3行の画素)における印字不良が抑制される。これは、おそらく、頁P1の印字前に揺動を行わないことによって、ノズル24のメニスカスM付近に生じた分散質濃度の高い層が、頁P1の印字中、第1〜第3列のノズルにおけるインクからの分散媒の蒸発を抑制するからであると考えられる。
以上のように、本実施形態では、画像データ解析部12及び揺動制御部13が、揺動制御装置の一例として機能する。すなわち、画像データ解析部12及び揺動制御部13は、揺動領域202の後で最初に印字される画像データの印字に使用されるノズルのメニスカスを、この揺動領域202中に揺動させ、使用されないノズルのメニスカスは静止状態に保つ。
なお、画像データ解析部12による各頁の画像データについて解析実行のタイミングは、各頁の印字実行開始より前であればよく、揺動制御が行える範囲で適宜設定される。また、このタイミングは、画像データ解析部12の有するメモリの大きさに応じても変更可能である。
例えば、画像データ解析部12のメモリが10頁分の揺動フラグを保持できるとする。この場合、互いに異なる画像データで構成される10頁分の画像データの印字が依頼されると、画像データ解析部12は、印字開始前に全ての頁の画像データを解析し、各頁について揺動フラグを設定してこれを記憶することができる。そして、揺動制御部13が、各頁の直前の揺動領域202において、この揺動フラグを参照して、揺動制御を行えばよい。
また、例えば、画像データ解析部12は、直近の2頁の画像の揺動フラグを保持できるようになっていてもよい。この場合は、10頁分の画像データを印字するとき、画像データ解析部12は印字順序に沿って2頁ずつ解析及び揺動フラグの設定を行い、この揺動フラグによる揺動制御が完了して、もはやこの2頁分の揺動フラグを保持する必要が無くなったときに、次の2頁分の解析と揺動フラグの設定を行えばよい。
また、同一の画像を複数部印刷するような場合には、画像データ解析部12が1つの画像データについて得た解析結果を用いて、複数頁についての揺動制御が行われてもよい。すなわち、同一の画像データを頁P1とP2とに連続して印字する場合は、画像データ解析部12がこの画像データに基づいて設定した揺動フラグに基づいて、図8に示すように、揺動制御部13は、最初の頁P1の直前の揺動パターンと、次の頁P2の直前の揺動パターンとを、同一のパターンとすることができる。
2.第2実施形態
本実施形態のインクジェットプリンタ100は、制御装置10に代えて制御装置101を備える以外は、第1実施形態のインクジェットプリンタ1と同様の構成である。よって、既に説明した部材と同様の構成を有する部材については、同符号を付してその説明を省略する。
図9にインクジェットプリンタ100のブロック図を示す。図9に示すように、インクジェットプリンタ100の制御装置101は、画像データ解析部111と、画像データ加工部112と、セレクタ制御部113とを備える。
画像データ解析部111は、上述の画像データ解析部12と同様に、印字対象となる画像データを解析して、各頁の各画素列について、揺動フラグを設定する(図5)。
画像データ加工部112の処理について、図10のフローチャートを参照して説明する。
図10に示すように、各列に対して設定された揺動フラグのうち、直近で印字する頁に対応する揺動フラグを参照する(ステップS30〜S31、S34〜S35)。そして、画像データ加工部112は、揺動フラグがONになっている列の画像データを参照し、この列の画素のうち、この列で最初に印字される画素よりも所定数前の画素の階調を、揺動階調に設定する(ステップS32)。
揺動階調とは、例えば画像データの階調数がNであれば、(N+1)番目の階調であって、通常の階調のいずれにも含まれない。階調信号の画素では、セレクタ制御部113は、セレクタ210bに揺動信号(ii)を選択させる。
また、ステップS32の「所定数」とは、揺動階調の画素が、図10の処理の対象となっている頁の印字される画素に対するインクの吐出に揺動が影響を及ぼさない程度の数値に設定される。具体的には、所定数とは、1以上かつこの頁の直前の紙間領域200の行数(長さ)以下に設定され、よりに具体的には200以上かつ紙間領域200の行数の1/4以下に設定される。
揺動階調を設定すると揺動フラグはOFFされる(ステップS33)。
以上の処理は、1頁の画像データの全ての列について行われる(ステップS34〜S35)。この処理により、元の画像データに揺動階調が付加された加工画像データが作成される。
セレクタ制御部113は、加工画像データに基づいて、セレクタ210bを制御する。すなわち、セレクタ210bは、加工画像データ中、通常の階調の画素については、その階調値に応じて、印字する画素では吐出信号(i)を選択し、印字しない画素では信号(i)及び(ii)のいずれも選択しないことで、インクの吐出も揺動もさせない。また、揺動階調の画素については、上述したようにセレクタ210bは揺動信号(ii)を選択して、メニスカス揺動を行う。
図11に具体例を挙げる。図11は、図7の頁P1及びP2と同一の画像データに基づく加工画像データを模式的に示す図面である。なお、図11では、ステップS32の“所定数”は説明の便宜上“2”に設定されている。
図11に示すように、各頁の各印字画素(●)よりも前に、この印字画素を印字するノズルのメニスカスが揺動される(◎)。図11に示すように、頁P2の画像データに基づいて設定された揺動階調は、頁P2の印字領域204内か、頁P2と直前の頁P1との間の紙間領域200内に配置される。つまり、或る頁の画像データに基づいて設定された揺動階調は、その頁の直前の頁の印字領域204よりも後に配置される。
なお、本実施形態では、制御装置101の各機能部111〜113が、揺動制御装置として機能し、セレクタ制御部113が印字制御部として機能する。
〔3〕比較形態
図12に、比較形態におけるヘッドへの入力信号の模式図を示す。
図12に示すように、本比較形態では、揺動後に最初に印字する画像データの内容に関わらず、全てのノズル内のメニスカスを、揺動領域202中に揺動させる。
この場合、図12の頁P2にバツ(×)印で示すように、直前の頁P1で白紙であり、頁P2で印字される列(第1列〜第3列)において、印字不良が起こることがある。
これは、これらの列のノズルでは、メニスカス付近において分散質濃度が上昇した層が、頁P1の前の揺動によって分散されることで、頁P1の印字領域204中でインク吐出を行わずに静止状態にある間のインクの分散媒が促進されたためであると考えられる。
〔4〕その他の実施形態
(a)第1及び第2実施形態では、1の頁は1の用紙と対応している。つまり、第1及び第2実施形態においては、“1頁の画像データ”とは、“1枚の用紙に印字される画像データ”と言い換えることができる。つまり、2in1のように複数の頁を1枚の用紙に印字する場合には、1枚の用紙に印字される複数の頁を合わせて“1頁”と見なすことができる。
ただし、本発明はこれに限定されるものではなく、1枚の用紙に印字される複数の頁が、それぞれ独立した画像データとして処理されてもよい。通常、1枚の用紙中に複数の頁を印字する場合、各頁間には用紙搬送方向Dにおいて白紙領域が設けられる。よって、他の実施形態として、この白紙領域を上述の紙間領域200と見なして、第1及び第2実施形態と同様の処理を行うこともできる。
(b)第1及び第2実施形態では、ヘッド駆動部210、共通電極30、個別電極31、及び圧電素子22aが、インクの吐出及びメニスカスの揺動を行う圧力印加部として機能する。圧力印加部は、インクの吐出を行う第1圧力印加部と、メニスカスの揺動を行う第2圧力印加部とを備えると言い換えてもよい。第1及び第2実施形態では、吐出および揺動で単一の電極及び圧力素子が用いられたが、第1及び第2圧力印加部は、それぞれ固有の電極や圧電素子等を備えていてもよい。
(c)第1実施形態の画像データ解析部12及び揺動制御部13は、揺動制御装置の一例として、1頁の画像データ毎にその頁の前にメニスカスの揺動領域202を設けている。すなわち、画像データ解析部12及び揺動制御部13は、図7の上方の揺動領域202の後に最初に印字が予定されている頁P1の画像データ(P1の印字領域204)に基づいて、この画像データの印字に使用されるノズル(第4〜第n列)のメニスカスを、この揺動領域202中に揺動させている。このように、第1実施形態での揺動の実行タイミングは、“この画像データ(頁P1)の印字時において使用ノズル(第4〜第n列)からインク滴が吐出される前”の一例として、各頁の紙間に設けられた揺動領域202である。
また、第2実施形態では、画像データ解析部111、画像データ加工部112及びセレクタ制御部113が、揺動制御装置の一例として機能する。上述したように、第2実施形態では、揺動の実行タイミングは、紙間だけではなく、各頁の印字中であってもよいものとされる。
このように、揺動実行のタイミングは、その揺動を実行した後、最初に印字される画像データが、その揺動を実行するか否かの判断対象となった画像データであるように設定されていればよく、紙間又は印字中のいずれであってもよい。
(d)第1及び第2実施形態では、“メニスカスの揺動の後で最初に印字が予定されている画像データ”は、頁毎の画像データである。つまり、印字において各ノズルが使用されるかどうかの判断の対象範囲は1頁である。
しかし、本発明の揺動制御装置はこれに限定されるものではなく、例えば、2以上の所定数頁を画像解析の対象単位として、この対象単位の画像データにおいて使用されるノズルのメニスカスを、対象単位毎の印字前に揺動させるものであってもよい。このとき、対象単位の画像データの印字に使用されないノズルについては、揺動は実行されない。
例えば、2頁を対象単位として、4頁の印字を行うのであれば、第1〜第2頁の印字で使用されるノズルのメニスカスのみを印字前に揺動し、次いで第1〜第2頁を印字し、その後第3〜第4頁の印字で使用されるノズルのメニスカスのみを揺動し、次いで第3〜第4頁を印字すればよい。
(e)本発明はインクジェットプリンタの他に、複写機、ファクシミリ装置等の各種画像形成装置に適用可能である。
(f)以上、異なる実施形態で説明した技術を、適宜組み合わせることもできる。
1 インクジェットプリンタ
10、101 制御装置
11 印字制御部
12、111 画像データ解析部
13 揺動制御部
112 画像データ加工部
113 セレクタ制御部
2 画像形成部
21 ヘッド
210 ヘッド駆動部
210a 駆動パルス発生部
210b セレクタ
22a 圧電素子
23 吐出面
23a 撥水膜
24 ノズル
25 吐出口
26 加圧室
27 共通流路
28 供給孔
29 振動板
30 共通電極
31 個別電極
M メニスカス面
(i) 吐出信号
(ii)揺動信号

Claims (3)

  1. 記録媒体上に1画素分のインク滴を吐出する複数のノズルと、
    各ノズルに連通し、内部にインクを収容可能な複数の加圧室と、
    各加圧室内のインクに圧力を加えることで、上記ノズルからインク滴を吐出させる吐出動作、及び上記ノズル内のインクのメニスカスを揺動させるがインク滴を吐出させない揺動動作を実行する圧力印加部と、
    を備えるヘッドと;
    上記圧力印加部を稼動させて、画像データを印字する印字制御部と;
    上記圧力印加部の動作を制御する揺動制御装置であって、メニスカスの揺動の後で最初に印字が予定されている画像データの印字において使用されるノズルのメニスカスを、印字が予定されている上記画像データの印字時に上記使用ノズルからインク滴が吐出される前に揺動させ、かつ、印字が予定されている上記画像データの印字において使用されないノズルのメニスカスを揺動させないように、上記圧力印加部を制御する揺動制御装置と;
    を備える画像形成装置。
  2. 上記揺動制御装置は、上記圧力印加部を制御して、ノズルのメニスカスの揺動を非印字中に実行させるようになっている
    請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 上記ヘッドに対して、上記記録媒体を搬送する搬送部をさらに備える
    請求項1又は2に記載の画像形成装置。
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