JP2010184060A - パチンコ遊技島における遊技球回収用の樋 - Google Patents

パチンコ遊技島における遊技球回収用の樋 Download PDF

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Abstract

【課題】パチンコ遊技島における遊技球回収用の樋に関して、生産性に優れ、球止まりのない樋を提供する。
【解決手段】溝状通路を構成する樋(25)は、両側壁(26)に複数の底板(27)を連設状に架設することにより上流側から下流側に向けて所定角度θの下降勾配を有する底壁を構成する。両側壁(26)に角度θ1の下降勾配を有する被係止部(42)を設け、底板(27)に上流側の高低差H2と下流側の高低差H1をH1>H2とした係止部(44)を設けると共に、該係止部(44)の基準線Xに対して角度θ2の下降勾配を有する平板部(43)を設ける。これにより、係止部(44)を被係止部(42)に係止したとき、平板部43が所定角度θ(θ1−θ2=θ)とされた樋の底壁を形成するように構成されている。複数の底板(27)を連設すると、前記H1>H2の構成により、隣り合う平板部(43)(43)が上流側から下流側に落下する段差(45)を形成する。
【選択図】図10

Description

本発明は、左右に列設される複数のパチンコ機から成る遊技列を形成するフレームを構築したパチンコ遊技島において、遊技球を回収する溝状通路を形成する樋に関する。
従来、パチンコ遊技島は、左右に列設される複数のパチンコ機から成る遊技列を形成するフレームを構築しており、該島の内部の下方空間に、遊技球を回収する溝状通路を形成する樋が設けられている。
一般的に、樋は、正面側壁板と背面側壁板により長手方向に延びる溝状通路の両側壁を構成し、該両側壁に底板を架設することにより溝状通路の底壁を構成しており、金属板を使用した板金加工により形成される。
この際、樋の底壁は、遊技機から落下した遊技球を回収方向に移動させるため、上流側から下流側に向かい水平線に対して所定角度θの下降勾配を有するように形成されている。この勾配の角度θは、遊技球の移動速度を制御するために重要とされ、通常、約3度(厳格には2.86度)に設定することが求められる。
このため、従来、遊技島の左右全長に延びる長尺の樋を形成するためには、多数の部品点数に及ぶ部材の板金加工と、多数の部位の溶接作業等が必要であり、特に、底壁を前述のような所定角度θを保持するように高精度で固着する必要があるため、生産性が悪く、しかも、コスト高となる。
更に、前述のように底壁に下降勾配を設けた樋においても、遊技機から排出された多数の遊技球が樋の内部で塊状に団結して結着すると、所望の通りに移動しない所謂球止まりを生じるため、頻繁に保守点検を行い、団結した遊技球を解きほぐしてやることが必要となる。
特開2006−132133号公報 特開2005−245651号公報
上述のような球止まりの問題は、溝状通路を構成する樋の底壁に、上流側から下流側に落下する段差を形成することにより解消できる。このような段差を所定間隔で設ければ、樋の内部で塊状に団結した遊技球が段差部分での落下と、底壁の下降勾配に沿う移動を繰り返す。これにより、塊状とされた遊技球の団結が未然に防止され、又は団結したとしても解きほぐされるので、樋の底壁の下降勾配に従って移動しやすくなる。
また、上述のような生産性の問題は、長手方向に分割された複数の底板を連設するように構成することにより解消できる。連設された底板の平板部で樋の底壁を形成する構成とすれば、前述のような段差を隣り合う底壁の平板部の間に簡単に形成することが可能となる。
この際、複数の底板が同形同寸となるように構成すれば、多数の底板の量産が容易となり、しかも、複数の底板を順不同で連設するだけで、所望の樋を形成することが可能となる。
本発明は、上記の課題を解決したパチンコ遊技島における遊技球回収用の樋を提供するものであり、その第1の手段として構成したところは、左右に列設される複数のパチンコ機から成る遊技列を形成するフレームを構築したパチンコ遊技島であり、島の内部の下方空間に遊技球を回収する溝状通路を形成する樋(25)を設け、該樋の底壁に上流側から下流側に向かい水平線に対して所定角度θの下降勾配を形成して成る構成において、前記樋(25)は、正面側壁板(26F)及び背面側壁板(26B)により長手方向に延びる溝状通路の両側壁を構成し、該両側壁に架設される複数の底板(27)を長手方向に連設することにより該底板の平板部(43)で溝状通路の底壁を構成しており、底板(27)の連設部に位置して隣り合う底板の平板部(43)(43)の間に、上流側から下流側に落下する段差(45)を形成して成る点にある。
また、本発明が第2の手段として構成したところは、前記構成に関して、前記正面側壁板(26F)及び背面側壁板(26B)は、相互に対向すると共に上流側から下流側に向かい水平線に対して角度θ1の下降勾配を形成する被係止部(42)を設け、前記底板(27)は、樋の底壁を構成する平板部(43)から前記被係止部(42)に係止される係止部(44)を延設し、上流側に位置する係止部(44a)と平板部(43)の間に高低差H2を設けると共に、下流側に位置する係止部(44b)と平板部(43)の間に高低差H1を設け、前記高低差をH1>H2に形成することにより、上流側の係止部(44a)と下流側の係止部(44b)を結ぶ基準線Xに対して平板部(43)が角度θ2の下降勾配を有するように形成し、前記所定角度θと前記被係止部(42)の角度θ1と前記係止部(44)の角度θ2を、θ1>θ2、かつθ1−θ2=θとなるように構成することにより、前記係止部(44)を前記被係止部(42)に係止することにより複数の底板(27)(27)を長手方向に連設した状態で、各底板の平板部(43)が前記所定角度θの下降勾配を保持して固定され、底板(27)の連設部に位置して隣り合う平板部(43)(43)が上流側から下流側に落下する段差(45)を形成して成る点にある。
請求項1に記載の本発明によれば、樋25は、正面側壁板26Fと背面側壁板26Bにより長手方向に延びる溝状通路の両側壁を構成し、該両側壁に架設される複数の底板27を長手方向に連設することにより該底板27の平板部43で溝状通路の底壁を構成しており、このように底壁を分割された複数の底板27で形成するものであるから、樋25の生産性が向上し、連設された底板27の隣り合う平板部43、43の間に、上流側から下流側に落下する段差45を簡単に形成することが可能となる。
そして、底板27の平板部43に所定角度θの下降勾配を形成しながら前述のような段差45を形成する結果、樋25の内部で塊状態とされた遊技球46が段差45における落下と、平板部43の下降勾配に沿う移動を繰り返し、これにより、塊状とされた遊技球46の団結が未然に防止され、又は団結したとしても解きほぐされるので、平板部43の下降勾配に従って移動しやすくなり、従来のような球止まりを防止できる。
請求項2に記載の本発明によれば、両側壁26の被係止部42の角度θ1と底板27の係止部44の角度θ2を、θ1>θ2、かつθ1−θ2=θとなるように構成した結果、被係止部42に係止部44を係止するだけで、底板27の平板部43が所定角度θの下降勾配を形成するので、底板27の組付け作業が容易であり、樋25の生産性を向上する。
この際、底板27の係止部44の角度θ2は、上流側の係止部44aと平板部43の高低差H1と、下流側の係止部44bと平板部43の高低差H2を、H1>H2とすることにより形成されているので、複数の底板27を連設したとき、前記H1>H2に相当する落差となる段差45が自動的に形成される利点がある。そして、このように構成することにより、複数の底板27、27は、同形同寸に形成されるので、多数の底板27の量産が容易となり、しかも、複数の底板27、27を順不同で連設するだけで、所望の樋を形成することが可能となる。
本発明の1実施形態を示す斜視図である。 本発明の1実施形態に使用する支柱ユニットを左側から示す斜視図である。 前記支柱ユニットを右側から示す斜視図である。 本発明の1実施形態の構成部材を分解して示す斜視図である。 支柱ユニットと、梁部材と、側壁板と、盤状体の関係を示す分解斜視図である。 盤状体の意匠形態を上から見た状態を正面として示し、(A)は正面図、(B)は背面図、(C)は底面図、(D)は左側面図、(E)は右側面図、(F)はA−A断面図、(G)はB−B断面図である。 本発明の1実施形態に関して、盤状体を上から示す平面図である。 図7のC−C断面図である。 本発明の1実施形態に関する樋の構成部材を分解して示す斜視図である。 本発明の1実施形態に関する樋を示す縦断面図である。 参考例に関する樋を示す縦断面図である。
以下図面に基づいて本発明の好ましい実施形態を詳述する。
(全体的構成)
図1に示すように、遊技島1は、正面側フレーム4Fと背面側フレーム4Bを構築し、複数のパチンコ機又はパチスロ機等の遊技機2を左右に列設して成る正面側遊技列3Fと背面側遊技列3Bをそれぞれ正面側フレーム4Fと背面側フレーム4Bに形成している。従って、図例の場合、正面側遊技列3Fと背面側遊技列3Bを有する両面形式の島を構成する。しかしながら、本発明は、必ずしも両面形式の島に限定されるものではなく、少なくとも正面側フレーム4Fに正面側遊技列3Fを形成し、背面側フレーム4Bをパチンコホールの壁面に沿って設置する片面形式の島であっても良い。
図1及び図4に示すように、正面側フレーム4Fは、左右に間隔をあけて立設された正面側支柱5F、5Fと、隣り合う正面側支柱を連結する正面側梁部材6Fと、正面側梁部材6Fの上方に搭載される正面側支持板部7Fと、該正面側支持板部から外方に張り出す正面側棚板部8Fを備えている。
通常、正面側支柱5F、5Fの間隔ピッチは、遊技機2の幅に対応する寸法、或いは遊技機2の幅の整数倍に対応する寸法に設定されており、このような間隔ピッチに応じて左右方向に延びる正面側支持板部7Fの上に遊技機2を搭載することにより、正面側遊技列3Fが形成される。この状態で、列設された遊技機2、2の下縁に沿って正面側棚板部8Fが張り出し状に延設され、遊技球の容器や、ユーザの携帯品等を載置するための棚として供される。
背面側フレーム4Bは前記正面側フレーム4Fと背あわせの状態で対称形となるように形成される。即ち、左右に間隔をあけて立設された背面側支柱5B、5Bと、隣り合う背面側支柱を連結する背面側梁部材6B(図8参照)と、背面側梁部材の上方に搭載される背面側支持板部7Bを備え、両面形式の島を形成する図示実施形態の場合は、該背面側支持板部から外方に張り出す背面側棚板部8Bを備えている。
正面側フレーム4Fの場合と同様に、背面側支柱5B、5Bの間隔ピッチは、遊技機2の幅に対応する寸法、或いは遊技機2の幅の整数倍に対応する寸法に設定され、両面形式の島を形成する図示実施形態の場合は、このような間隔ピッチに応じて左右方向に延びる背面側支持板部7Bの上に遊技機2を搭載することにより、背面側遊技列3Bが形成される。この状態で、列設された遊技機2の下縁に沿って背面側棚板部8Bが張り出し状に延設され、遊技球の容器や、ユーザの携帯品等を載置するための棚として供される。
(支柱ユニットの構成)
正面側と背面側に対応する正面側支柱5Fと背面側支柱5Bは、図2及び図3に示すような支柱ユニット5Uを構成している。支柱ユニット5Uは、全体的に金属板で形成され、底辺部9の両端から正面側支柱5Fと背面側支柱5Bを起立し、両支柱の上端を上辺部10により連結した一体枠状の矩形枠11を構成しており、前記上辺部10に上部フレーム12をビス等で固着される。
前記矩形枠11の底辺部9及び一対の支柱5A、5Bは、内周縁部をほぼ直角に折曲することにより補強リブ13を形成している。一対の支柱5A、5Bは、底辺部9の下端から所定高さhの領域で、前記補強リブ13の折曲方向と同じ方向に向けてほぼ直角に折曲された連結支柱部14、14を延設し、該連結支柱部14、14の側縁を相互に対向するようにほぼ直角に折曲することにより内向きリブ15を形成している。尚、連結支柱部14、14には多数の被着孔が形成されている。
前記矩形枠11の上辺部10は、外周縁部を前記補強リブ13の折曲方向と同じ方向に向けてほぼ直角に折曲することにより門形の庇部16を形成すると共に、該上辺部10の内周縁部のほぼ中央に下向きの舌片17を延設し、該舌片にガイド孔17aを開設している。
前記上フレーム12は、前記上辺部10よりも長く延びる基板部18の両端から起立部19、19を延設し、基板部18の両端部と起立部19、19の外周縁部を前記庇部16の折曲方向と同じ方向に向けてほぼ直角に折曲することにより横壁部20を形成している。
上フレーム12の基板部18を矩形枠11の上辺部10に重ね合わせると共にビス等で固着することにより支柱ユニット5Uが形成され、図4に示すように、複数の支柱ユニット5U、5Uが前述した所定間隔ピッチで設置される。
(支柱ユニットの連結構成)
そこで、支柱ユニット5U、5Uは、正面側においては、左右に隣り合う正面側支柱5F、5Fの連結支柱部14の上端近傍部を前記被着孔を介して正面側梁部材6Fにより連結され、下端近傍部を前記被着孔を介して正面側連結幕板21Fにより連結され、これにより、正面側フレーム4Fが構築される。同様に、背面側においても、左右に隣り合う背面側支柱5B、5Bの連結支柱部14の上端近傍部を前記被着孔を介して背面側梁部材6B(図8参照)により連結され、下端近傍部を前記被着孔を介して背面側連結幕板21B(図8参照)により連結され、これにより、背面側フレーム4Bが構築される。
支柱ユニット5U、5Uの上フレーム12は、正面側において、左右に隣り合う横壁部20の上端近傍部を正面側上桟部材22Fにより連結され、下端近傍部を正面側下桟部材23Fにより連結され、横壁部20の下面を正面側木板24Fにより連結される。同様に、背面側において、左右に隣り合う横壁部20の上端近傍部を背面側上桟部材22B(図1参照)により連結され、下端近傍部を背面側下桟部材23B(図1参照)により連結され、横壁20の下面を背面側木板24B(図1参照)により連結される。
このようにして構築された正面側フレーム4Fと背面側フレーム4Bの間には、前記矩形枠11の枠内空間に相当する空間部Sが形成される。空間部Sの上部は、前記ガイド孔17を介して保持される配線等の機器空間として利用される。空間部Sの下部は、遊技球を回収する溝状通路を形成する樋25を形成するための内部空間として利用される。その間に位置する空間部Sの中程部は、梁部材6F、6Bの上方に搭載される遊技機2の搭載空間として利用される。
図1に示すように、前記樋25は、正面側壁板26Fと背面側壁板26Bにより左右長手方向に延びる溝状通路の両側壁を構成し、該両側壁に架設される多数の底板27を長手方向に連設することにより溝状通路の底壁を構成する。
(盤状体の構成)
図4に示すように、正面側梁部材6Fと背面側梁部材6B(図8参照)に架設される1枚の盤状体28が設けられる。盤状体28は、正面側梁部材6Fと背面側梁部材6Bに搭載される正面側支持板部7Fと背面側支持板部7Bを一体に備え、正面側支持板部7Fと背面側支持板部7Bの間に位置する中央部に前記樋25に臨む窓孔29を開設し、該盤状体28の少なくとも左右両縁部に正面側支持板部7Fと背面側支持板部7Bを一体に連結する盤部30a、30bを形成している。図例の場合、複数の窓孔29、29を形成することにより、両窓孔の間にも盤部30cが形成されている。そして、盤状体28は、図示実施形態のような両面形式の島を形成するため、前記正面側支持板部7Fと背面側支持板部7Bから正面側棚板部8Fと背面側棚板部8Bを一体に延設している。尚、片面形式の島を形成する場合は、背面側棚板部8Bを設けない。
図示実施形態の場合、前記盤状体28は、前記正面側支持板部7F及び背面側支持板部7Bの上に座板7C、7Cを設けている。盤状体28と座板7C、7Cは、それぞれ木製の板部材により構成され、前記盤状体28の窓孔29、29を挟んで正面側支持板部7Fと背面側支持板部7Bの上面に座板7C、7Cを接着剤31等(図8参照)で固着一体化している。これにより、座板7C、7Cが遊技機2を搭載するための座面を提供する。
盤状体28の左右方向の幅寸法は、左右に間隔をあけて配列された正面側支柱5F、5F及び背面側支柱5B、5Bの間隔ピッチに対応するように形成されており、盤状体28の一側縁に位置して、該支柱5F、5Bと補強リブ13、13を嵌合させるための切欠部32を該盤状体28並びに座板7C、7Cに形成している。
図示実施例の場合、幅広の木製板から成る盤状体28に固着一体化された幅狭の木製板により正面側支持板部7Fと背面側支持板部7Bから隆起するように座板7C、7Cを設けているが、座板7C、7Cは、必ずしも設けなくても良い。
(盤状体等の組付構成)
図5並びに図7及び図8に示すように、正面側梁部材6F及び背面側梁部材6Bは、金属板の梁部材6により形成され、水平板部33から垂下板部34を延設しており、水平板部33の両端を連結支柱部14の上端に載置した状態で、前記垂下板部34を被着孔を介して連結支柱部14に固着される。この際、水平板部33は、長手方向に間隔をあけてナット35を溶接等により固着しており、該ナット35は水平板部33に埋設されるが、上部を上方に僅かに突出するように設けられている。尚、図8は、垂下板部34に水平板部33を下方から支持するブラケット片36を設けた例を示しているが、このようなブラケット片36は設けなくても良い。
樋25の正面側壁板26Fと背面側壁板26Bは、連結支柱部14の内側に添設される金属板製の壁板26により形成され、該壁板26の上端から前記梁部材6の上に重ね合わせられる被着片37を折曲形成している。この際、被着片27は、長手方向に間隔をあけて前記ナット35の突出部に外挿される孔38が形成されている。
盤状体28は、座板7C、7Cから正面側支持板部7F及び背面側支持板部7Bを貫通して前記ナット35に通じる固着孔39を貫設しており、該盤状体28を正面側梁部材6Fと背面側梁部材6Bの被着片37、37の上に搭載し架設した状態で、前記固着孔39を介してボルト40を前記ナット35に螺着するように構成されている。この際、固着孔39は、上端開口の周囲に凹入する座グリ部39aを形成しており、該座グリ部39aにボルト40の頭部40aを埋入し、その上に遊技機2を搭載するように構成されている。
(島の構築)
従って、上記構成によれば、所定間隔をあけて設置された支柱ユニット5Uは、連結支柱部14に梁部材6を連結固着した後、連結支柱部14の内側に添設した壁板26の被着片37を孔38とナット35の位置決めを介して梁部材6の水平部33の上に載せることにより吊持させた状態で、その上から盤状体28を搭載し、ボルト40をナット35に締着すれば、梁部材6の水平部33と、壁板26の被着片37と、盤状体28がサンドイッチ状に固着されるので、作業性が頗る良い。
そして、上述のように支柱ユニット5Uの上フレーム12に対して、上桟部材22、下桟部材23、木板24を取り付け固着することにより、全体を剛体化した正面側フレーム4Fと背面側フレーム4Bを備えた遊技島1のフレーム構造を簡単に構築することができるので、生産性を向上する。しかも、支柱ユニット5Uや、梁部材6や、壁板26等は、金属パイプ材を使用することなく、可及的薄い金属板によりスリムな形態で形成することができるので、大幅なコスト削減が可能になる。
上述のように、1枚の盤状体28の正面側支持板部7Fと背面側支持板部7Bを正面側梁部材6Fと背面側梁部材6Bに固着することにより、正面側フレーム4Fと背面側フレーム4Bが強固に連結された剛性の高い島を構築する。この際、盤状体28には、正面側棚板部8F及び背面側棚板部8Bが一体に形成されており、相互に盤部30a、30b、30cを介して一体に連結されているので、重量物が載置される等、大きな下向き荷重を受けても、偏位したり歪んだりすることがなく、極めて強固な棚を提供する。尚、片面形式の島の場合、背面側棚板部8Bは形成されておらず、正面側棚板部8Fだけが一体に形成されるが、この場合でも、正面側棚板部8Fは、正面側梁部材6Fに固着される正面側支持板部7Fから更に盤部30a、30b、30cを介して一体に延長された背面側支持板部7Bを背面側梁部材6Bに固着されているので、極めて強固な棚を提供する。
盤状体28に一体固着された座板7C、7Cに遊技機2を搭載することにより、遊技列3F、3Bが提供される。この際、ボルト頭部40aを埋入した座グリ部39aが遊技機2(又はその取付枠)の底部により閉塞されるので、ボルト40の弛みが防止される。
ところで、パチンコのユーザは、悪戯等のつもりで、隣接する遊技機2、2の間の狭い隙間からチラシ等の異物を挿入することがあり、その場合、挿入されたチラシが樋25に落下すると、遊技球の回収を阻害する異常状態を生起する。この点に関して、上記構成によれば、遊技機2、2の隣接部に位置する盤状体28の両側縁部に盤部30a、30bが備えられ、該盤部30a、30cにより樋25の上部開口を被っているので、仮にチラシ等が挿入されても、樋25に落下することを防止できる。
因みに、遊技機2は、図1に鎖線で示すように縦軸回りに開閉可能とされ、開けた状態で遊技機2の裏側を点検することが可能となるように構成されている。そこで、盤状体28は、樋25の上部開口を開放する窓孔29、29を開設しているので、樋25の保守点検が可能となる。
(樋の構成)
上述のように、遊技球を回収する溝状通路を形成する樋25は、正面側支柱5Fの内側に添設された正面側壁板26Fと、背面側支柱5Bの内側に添設された背面側壁板26Bにより左右長手方向に延びる溝状通路の両側壁を形成し、該両側壁に架設される複数の底板27を長手方向に連設することにより溝状通路の底壁を形成する。この際、樋の底壁を構成する底板27は、上流側Uから下流側Dに向かい水平線に対して所定角度θの下降勾配を有するように設置される。この勾配の角度θは、パチンコ遊技球の回収用樋の場合、通常、約3度(厳格には2.86度)に設定することが求められる。
図9及び図10に示すように、正面側壁板26F及び背面側壁板26Bを構成する金属板製の壁板26は、長手方向に複数枚の壁板26、26を連設することにより樋25の側壁を形成する。このため、壁板26の連設部にはフランジ41が外向きに折曲形成されており、該フランジをボルト・ナット及び/又は溶接等で固着することにより連続的に延設される。壁板26(正面側壁板26F及び背面側壁板26B)には、相互に対向するレール状の被係止部42が設けられている。被着片37を梁部材6に固着することにより壁板26を取り付けた状態で、該被係止部42は、上流側Uから下流側Dに向かい水平線に対して角度θ1(θ1>θ)の下降勾配を有するように形成されている。図例の場合、被係止部42は、壁板26の下縁部を断面ほぼU形のレール状に折曲することにより形成され、該レールにより形成されるレール状溝の底部が長手方向に前記角度θ1で長く延びている。
底板27は、樋25の底壁を構成する平板部43の両側縁から前記被係止部42、42に係止される係止部44を延設している。係止部44は、上流側Uに位置する係止部44aと平板部43の間に形成される高低差H2と、下流側Dに位置する係止部44bと平板部43の間に形成される高低差H1が、H1>H2となるように形成され、これにより上流側Uの係止部44aと下流側Dの係止部44bを結ぶ基準線Xに対して平板部43が角度θ2(θ1>θ2、かつθ1−θ2=θ)となる下降勾配を有するように形成されている。
係止部44を底板27から下向きに折曲形成した図示実施形態の場合、底板27の係止部44、44を壁板26の被係止部42、42に挿入係止した状態で、前記基準線Xが被係止部42の角度θ1とされたレール状溝の底に合致するように構成され、従って、係止部44の高さがレール状溝の深さdよりも大きい、つまり、H2>dとなるように形成されている。
そこで、図10に示すように、梁部材6に取り付けられた壁板26の被係止部42、42に底板27の係止部44、44を係止することにより、複数の底板27を長手方向に連設すると、各底板27の平板部43は、前記所定角度θ(θ=θ1−θ2)の下降勾配を保持して固定され、その結果、上流側Uから下流側Dに向けて所定角度θの下り勾配を有する樋25の底壁が形成される。そして、連設された底板27、27の隣り合う平板部43、43は、上流側Uから下流側Dに落下する段差45を形成する。
従って、樋25は、連設された底板27により、遊技機2から排出された遊技球46を回収方向に移動させるために求められる所定角度θの下降勾配を有する底壁を構成する。しかも、長手方向に間隔をあけて随所に前記段差45を有するので、樋25の途中で遊技球46の回収方向の移動を妨げることはなく、むしろ、段差45により回収方向の移動を好適に促進する。
上記のように構成することにより、樋25は、正面側壁板26F及び背面側壁板26Bの被係止部42、42に底板27の係止部44、44を係止させることにより、複数の底板27、27を長手方向に連設するだけで、簡単に所定角度θの下降勾配を有する溝状通路の底壁が形成され、しかも、自動的に段差45が形成されることになる。そして、複数の底板27、27は、上述のように構成することにより、同形同寸に形成できるので、底板27の取り付け作業を順不同で行うことが可能になる。
パチンコ遊技機2の背部から排出される遊技済みの遊技球46は、樋25に落下され、該樋25の下流側に設けられた貯留槽に向けて移動する。樋25に落下した遊技球46は、個数が少ない場合は平板部43の下降勾配に沿って下流側に速やかに移動するが、個数が多くなり多数の遊技球46が塊状になると、相互に干渉し合って下流側に向かう移動速度が遅くなる。そして、塊状態の遊技球46が団結し、球面どうしを噛み合わせて結着すると、下流側に向けて移動しない球止まり状態を招来するおそれがある。この点に関して、図示のように、樋25の底壁に長手方向に間隔をあけて段差45を設けた構成によれば、球止まりが好適に防止される。即ち、多数の遊技球46が塊状に団結している場合でも、少なくとも1個の遊技球46が段差45を落下すると、多数塊状の遊技球46の団結状態が崩壊され、球面を噛み合わせた結着状態を解くので、その結果、遊技球46の球止まりを生じることなく、好適に下流側に向けて移動させることができる。
図11は、上記のような本発明の実施形態に対する参考例を示している。参考例は、樋25xの水平な被係止部42xに対して底板27xの係止部44xを係止することにより、複数の底板27xを連設したとき、該底板27xの平板部43xが所定角度θの下降勾配を保持するように、上流側Uの係止部44xの高さH2と、下流側Dの係止部44xの高さH1が、H1<H2となるように形成し、しかも、上流側Uの平板部43xから下流側Dの平板部43xに向けて落下する段差45xを形成している。しかしながら、この参考例のような構成によれば、樋の長さが長くなると、段差45xの数に相当して上流側Uの底板27xを嵩高くなるように形成する必要があるので、それぞれの底板27xを個別に製作し、所定順序で連設しなければならない。これに対して、本発明の実施形態の構成によれば、同形同寸の底板27を必要枚数製作し、順不同に連設するだけで、上述のように、所定角度θの下降勾配を保持し、しかも、段差45を設けた底壁を形成することができるという利点がある。
1 遊技島
2 遊技機
3F 正面側遊技列
3B 背面側遊技列
4F 正面側フレーム
4D 背面側フレーム
5F 正面側支柱
5B 背面側支柱
5U 支柱ユニット
6 梁部材
6F 正面側梁部材
6B 背面側梁部材
7F 正面側支持板部
7B 背面側支持板部
7C 座板
8F 正面側棚板部
8B 背面側棚板部
11 矩形枠
14 連結支柱部
25 樋
26 壁板
26F 正面側壁板
26B 背面側壁板
27 底板
28 盤状体
29 窓孔
30a、30b 盤部
33 水平板部
34 垂下板部
35 ナット
37 被着片
38 位置決め孔
39 固着孔
39a 座グリ部
40 ボルト
40a ボルト頭部
42 被係止部
43 平板部
44 係止部
45 段差

Claims (2)

  1. 左右に列設される複数のパチンコ機から成る遊技列を形成するフレームを構築したパチンコ遊技島であり、
    島の内部の下方空間に遊技球を回収する溝状通路を形成する樋(25)を設け、該樋の底壁に上流側から下流側に向かい水平線に対して所定角度θの下降勾配を形成して成る構成において、
    前記樋(25)は、正面側壁板(26F)及び背面側壁板(26B)により長手方向に延びる溝状通路の両側壁を構成し、該両側壁に架設される複数の底板(27)を長手方向に連設することにより該底板の平板部(43)で溝状通路の底壁を構成しており、
    底板(27)の連設部に位置して隣り合う底板の平板部(43)(43)の間に、上流側から下流側に落下する段差(45)を形成して成ることを特徴とするパチンコ遊技島における遊技球回収用の樋。
  2. 左右に列設される複数のパチンコ機から成る遊技列を形成するフレームを構築したパチンコ遊技島であり、
    島の内部の下方空間に遊技球を回収する溝状通路を形成する樋(25)を設け、該樋の底壁に上流側から下流側に向かい水平線に対して所定角度θの下降勾配を形成して成る構成において、
    前記樋(25)は、正面側壁板(26F)及び背面側壁板(26B)により長手方向に延びる溝状通路の両側壁を構成し、該両側壁に架設される複数の底板(27)を長手方向に連設することにより該底板の平板部(43)で溝状通路の底壁を構成しており、
    前記正面側壁板(26F)及び背面側壁板(26B)は、相互に対向すると共に上流側から下流側に向かい水平線に対して角度θ1の下降勾配を形成する被係止部(42)を設け、
    前記底板(27)は、樋の底壁を構成する平板部(43)から前記被係止部(42)に係止される係止部(44)を延設し、上流側に位置する係止部(44a)と平板部(43)の間に高低差H2を設けると共に、下流側に位置する係止部(44b)と平板部(43)の間に高低差H1を設け、前記高低差をH1>H2に形成することにより、上流側の係止部(44a)と下流側の係止部(44b)を結ぶ基準線Xに対して平板部(43)が角度θ2の下降勾配を有するように形成し、
    前記所定角度θと前記被係止部(42)の角度θ1と前記係止部(44)の角度θ2を、θ1>θ2、かつθ1−θ2=θとなるように構成することにより、前記係止部(44)を前記被係止部(42)に係止することにより複数の底板(27)(27)を長手方向に連設した状態で、各底板の平板部(43)が前記所定角度θの下降勾配を保持して固定され、底板(27)の連設部に位置して隣り合う平板部(43)(43)が上流側から下流側に落下する段差(45)を形成して成ることを特徴とするパチンコ遊技島における遊技球回収用の樋。
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