JP2010183455A - 半導体装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】高い精度のインピーダンス調整回路を有する半導体装置を提供する。
【解決手段】可変抵抗回路と外部抵抗素子との分圧電圧と、基準電圧とを比較する差動増幅回路にオフセット調整回路を設ける。オフセット調整回路は、第1と第2オセット調整信号によりそれぞれオン/オフ制御されて上記差動増幅回路の第1と第2負荷抵抗に流れる電流を形成し、それぞれ並列形態にされた複数からなる第2と第3MOSFET群を有する。上記差動増幅回路の両入力に基準電圧を供給した状態にし、上記第2と第3MOSFET群に供給される第1オフセット調整信号による電流を変化させて上記差動増幅回路及びデジタル変換段を通した出力信号が変化した時点での第1オフセット調整信号又は上記第2オフセット調整信号をオフセット調整設定信号とする。
【選択図】図1

Description

この発明は、半導体装置に関し、例えばインピーダンス調整回路を備えたものに利用して有効な技術に関するものである。
メモリLSI(大規模集積回路)とMPU(マイクロプロセッサ)間等のデータ転送を高速に行うためには、伝送系のインピーダンス整合をとり、反射による伝送波形の歪みを抑える必要がある。高速シンクロナスRAM(ランダム・アクセス・メモリ)製品等においては、インピーダンス整合をとるために出力ドライバや受端抵抗値が規格に合致するよう専用ピンに接続した抵抗素子の抵抗値と等しくなるように調整する仕様のものがある。このようなインピーダンス調整機能を持つ出力回路に関しては、例えば特開2006−203405号公報等がある。
特開2006−203405号公報、
半導体技術の進展による素子微細化が進められている。また、信号伝達速度の高速化等のために伝達信号の小振幅化が求められる。これらのことを考慮すると、前記メモリLSIやMPU等のような半導体装置においては、出力ドライバや受端抵抗値に対する規格が、益々厳しくなることは必須である。しかし、微細化されたMOSトランジスタ等においては、プロセスばらつきが大きくなる傾向にある。したがって、可変抵抗回路のインピーダンスを専用ピンに接続した抵抗素子の抵抗値に高い精度で設定する上で、それに用いられる電圧比較回路(差動増幅回路)での上記プロセスばらつき等によるオフセットが大きな問題となるであろうことに気が付いた。
この発明の目的は、高い精度でのインピーダンス調整を可能にしたインピーダンス調整回路を有する半導体装置を提供することにある。この発明の前記ならびにそのほかの目的と新規な特徴は、本明細書の記述および添付図面から明らかになるであろう。
本願において開示される1つの実施例は、以下の通りである。インピーダンス調整回路を構成する可変抵抗回路と外部抵抗素子による分圧電圧を基準電圧と比較する差動増幅回路にオフセット調整回路を設ける。オフセット調整回路は、第1と第2オセット調整信号によりそれぞれオン/オフ制御されて上記差動増幅回路の第1と第2負荷抵抗に流れる電流を形成し、それぞれ並列形態にされた複数からなる第2と第3MOSFET群を有する。上記差動増幅回路の両入力端子に基準電圧を供給した状態にし、上記第2MOSFET群に供給される第1オフセット調整信号による電流を増加又は減少させて上記差動増幅回路及びデジタル変換段を通した出力信号が変化した時点での第1オフセット調整信号、上記第3MOSFET群に供給される第2オフセット調整信号による電流を増加又は減少させて上記差動増幅回路及びデジタル変換段を通した出力信号が変化した時点での第2オフセット調整信号をオフセット調整設定信号とする。
オフセット調整回路によりオフセットを減少させることができるから、高い精度でのインピーダンス調整を可能にしたインピーダンス調整回路を実現できる。
この発明に係る半導体装置に設けられるインピーダンス調整回路の一実施例の概略回路図である。 この発明に係る半導体装置の一実施例の概略ブロック図である。 図1の初段アンプ回路の動作を説明するための特性図である。 この発明に係るオフセット調整動作を説明するための一実施例のフローチャート図である。 この発明に係るインピーダンス調整動作を説明するための一実施例のフローチャート図である。 この発明に係るインピーダンス調整設定動作を説明するための一実施例のフローチャート図である。 この発明に係る半導体装置に設けられるインピーダンス調整回路の他の一実施例の概略回路図である。 図1の可変抵抗回路RXの一実施例の具体的説明図である。 図1の可変抵抗回路RXの他の一実施例の具体的説明図である。 図1のオフセット調整回路の一実施例の具体的説明図である。 この発明に係る半導体装置に設けられるインピーダンス調整回路の更に他の一実施例の概略回路図である。 この発明に係る半導体装置に設けられるインピーダンス調整回路及びデータ入力回路の一実施例の概略回路図である。 この発明に係るインピーダンス調整回路の動作説明図である。 この発明に係るオフセット調整回路を利用したインピーダンス調整方法の説明図である。
添付の図面に沿って、この発明の好ましい実施の形態について詳細に説明する。
図1には、この発明に係る半導体装置に設けられるインピーダンス調整回路の一実施例の概略回路図が示されている。可変抵抗回路RXは、外部端子を介して接続される抵抗R1の抵抗値に対応した抵抗値を持つように設定される。抵抗R2とR3は、同じ抵抗値(R2=R3)にされる。これにより、上記抵抗R2とR3の分圧電圧である基準電圧VREFは、電源電圧VDDの1/2の電圧(=VDD/2)にされる。この実施例のインピーダンス調整回路では、上記基準電圧VREFと上記抵抗R1と可変抵抗回路RXで上記電源電圧VDDを分圧した電圧INとが同じ電圧になるように上記可変抵抗回路RXに供給されるインピーダンス調整信号を形成するようにすることにより、上記抵抗R1と可変抵抗回路RXの抵抗値とを等しくする。
上記抵抗R2とR3は、抵抗R1と同様に外部抵抗素子とされてもよいが、半導体集積回路に形成された抵抗素子を利用するものであってもよい。半導体集積回路において、製造プロセスにより抵抗値そのもののばらつきは比較的大きくなるが、同じ製造プロセスにより形成された素子同士は、同様な製造ばらつきの影響を受けるので抵抗比は高い精度に形成される。したがって、上記抵抗R2とR3を高い精度で抵抗比が設定できることを条件にして半導体集積回路に形成されるものであってもよい。
上記基準電圧VREFと電圧INとが同じ電圧になるようなインピーダンス調整信号を高い精度で生成するために、スイッチSW1、初段アンプ回路、オフセット調整回路、増幅段及びデジタル変換段が設けられる。
上記初段アンプ回路は、差動形態にされたNチャネルMOSFETMP1,MN1と、初段アンプ回路の動作電流を形成する定電流源Io、及び負荷抵抗RP1,RN1から構成される。上記MOSFETMP1,MN1の共通接続されたソースと接地電位GNDとの間に上記定電流源Ioが設けられる。上記MOSFETMP1,MN1のドレインと電源電圧端子VDDとの間に上記負荷抵抗RP1,RN1が設けられる。
上記オフセット調整回路は、上記MOSFETMP1のドレインと回路の接地電位GNDとの間に設けられた可変抵抗回路(又は可変電流源回路)RPXと、上記MOSFETMN1のドレインと回路の接地電位GNDとの間に設けられた可変抵抗回路(又は可変電流源回路)RNXとにより構成される。上記可変抵抗回路RPXは、オフセット調整ポジ側信号が供給される。上記可変抵抗回路RNXは、オフセット調整ネガ側信号が供給される。
上記増幅段は、上記初段アンプ回路と同様な差動増幅回路により構成される。すなわち、増幅段は、差動形態にされたNチャネルMOSFETMP2,MN2と、増幅段の動作電流を形成する定電流源Io、及び負荷抵抗RP2,RN2から構成される。ここで、Ioは、定電流源を意味し、上記初段アンプ回路の動作電流と上記増幅段の動作電流とが必ずしも同じ電流値であることを意味するものではない。
この実施例では、オフセット調整を効果的に行うようにするために、上記初段アンプ回路における電圧増幅率は、例えば1〜2程度に小さく設定される。これに対して、上記増幅段の増幅率は、上記初段アンプ回路の電圧増幅率よりも大きくされる。言い換えるならば、上記のようにオフセット調整を効果的に行うようにするために、上記初段アンプ回路における電圧増幅率を1〜2程度に小さく設定するために、出力側に増幅段及びデジタル変換段を設けて、前記インピーダンス調整動作のために必要な本来の電圧比較動作を実現する。
スイッチSW1は、上記初段アンプ回路におけるオフセット調整のために設けられる。オフセット調整動作のときには、スイッチSW1が接点1側に接続され、上記初段アンプ回路の両入力端子であるMOSFETMP1,MN1のゲートが短絡されて、上記基準電圧VREFが共に供給される。つまり、MOSFETMP1のゲート電圧IN’は、上記基準電圧VREFとされる。そして、インピーダンス調整動作のときに、スイッチSW1が接点2側に接続され、初段アンプ回路の入力端子であるMOSFETMP1のゲート電圧IN’は、上記抵抗R1と可変抵抗回路RXで形成された分圧電圧INとされる。
インピーダンス制御論理回路は、上記デジタル変換段を構成する増幅回路AMPのハイレベル/ロウレベルの出力信号OUTを受けて、オフセット調整信号、インピーダンス調整信号及び上記スイッチSW1のスイッチ制御を行うSW1制御信号を形成する。上記オフセット調整信号は、前記のように可変抵抗回路RPXとRNXに対応したオフセット調整ポジ側信号とオフセット調整ネガ側信号から構成される。
図2には、この発明に係る半導体装置の一実施例の概略ブロック図が示されている。この実施例では、半導体装置のうちインピーダンス調整に関連する部分が例示的に示されている。同図において、図1回路部は、前記図1の抵抗R1〜R3、スイッチSW1及び可変抵抗回路RXと、初段アンプ回路、オフセット調整回路、増幅段及びデジタル変換段から構成される。インピーダンス制御論理回路は、前記図1に示したようなSW1制御信号、オフセット調整信号及びインピーダンス調整信号の他に、インピーダンス調整設定信号を生成する。
可変抵抗回路RX1は、入力端子DIに設けられた終端抵抗として設けられる。可変抵抗回路QPとQNは、出力端子DOに設けられた出力回路として設けられる。上記インピーダンス調整設定信号は、上記終端回路として用いられる可変抵抗回路RX1、出力回路として用いられる可変抵抗回路QP,QNのインピーダンスを設定する信号として用いられる。上記入力端子DIには、入力回路DIBの入力端子が接続される。終端抵抗として用いられる可変抵抗回路RX1は、入力端子DIに接続される信号伝送路のインピーダンスとインピーダンス整合された抵抗値に設定されて、入力端子DIにおける伝達信号のインピーダンス不整合による反射等を防止して入力信号の伝達を高速にする。
半導体装置において、上記のような入力端子DIが複数個設けられている場合には、それに対応して上記同様な可変抵抗回路RX1がそれぞれの入力端子に対応して複数個設けられる。これら複数の可変抵抗回路RX1に対して、上記インピーダンス整合設定信号が共通に供給される。
上記出力回路の可変抵抗回路QPとQNは、出力制御信号DOC、出力信号do及び上記インピーダンス調整設定信号を受ける出力制御回路DVCにより制御される。例えば、出力制御信号DOCにより出力動作が有効とされたとき、出力信号doに対応して可変抵抗回路QP又はQNの動作を有効にしてハイレベル又はロウレベルの出力信号を形成する。このときの可変抵抗回路QP又はQNのオン抵抗値が前記同様に出力端子DOに接続される信号伝送路のインピーダンスとインピーダンス整合された抵抗値に設定されて、出力端子DOにおける伝達信号のインピーダンス不整合による反射等を防止して出力信号の伝達を高速にする。
出力制御信号DOCにより出力動作が無効とされたとき、出力信号doには無関係にいずれか一方を動作状態にする。あるいは、可変抵抗回路QP及びQNの動作を共に非動作状態にする。この可変抵抗回路QP及びQNが共に非動作状態の場合には、出力端子DOは、ハイインピーダンス状態にされる。もしも、この出力端子DOに接続される信号伝送路を用いて信号入力を行う構成では、上記可変抵抗回路QNを動作状態にして終端抵抗として用いるようにしてもよい。終端抵抗は、接地側に設けられるプルダウン抵抗の他に、電源電圧VDD側に設けられるプルアップ抵抗であってもよい。この場合には、上記可変抵抗回路QPを動作状態にして終端抵抗として用いるようにされる。
半導体装置において、上記のような出力端子DOが複数個設けられている場合には、それに対応して上記同様な可変抵抗回路QP,QN及び出力制御回路DVCがそれぞれの出力端子に対応して複数個設けられる。これら複数の可変抵抗回路QP,QNに供給される上記インピーダンス整合設定信号は共通に用いられる。
上記実施例において、終端回路を構成する可変半抗回路RX1及び出力回路を構成する可変抵抗回路QNは、NチャネルMOSFETが用いられる。これに対して、上記出力回路を構成する可変抵抗回路QPは、PチャネルMOSFETが用いられる。したがって、後述するように、図1回路部及びインピーダンス制御論理回路は、PチャネルMOSFETに向けたインピーダンス整合信号及びインピーダンス整合設定信号を形成する機能が設けられる。
図3には、図1の初段アンプ回路の動作を説明するための特性図が示されている。図3(A)は、オフセットを持つ場合の例が示されている。MOSFETMN1とMP1の製造ばらつきにより、ゲート,ソース間に同じ電圧が供給された状態でMOSFETMN1に流れる電流IDSNが、MOSFETMP1に流れる電流IDSPよりも大きい(IDSN>IDSP)とき、入力電圧INと基準電圧VREFが等しいときに、出力ノードN1は、同図に微細点線で示したN1(理想)に対して実線で示したN1(現実)が低下し、出力ノードP1は逆に微細点線で示したP1(理想)に対して実線で示したP1(現実)が上昇する。
上記のように電流IDSNとIDSPの電流差に対応したオフセット電圧が発生し、このオフセット電圧を考慮して出力ノードP1(現実)とN1(現実)とが等しくなる交点を境にして、出力ノードP1(現実)とN1(現実)との電位関係が逆転する。つまり、上記交点よりも入力電圧INが低い電圧範囲では、出力OUTがロウレベルであり、上記交点よりも入力電圧INが高くなる電圧範囲では出力OUTがハイレベルになる。
もしも、図3(A)のようなオフセットを持つ回路を用いた場合には、上記オフセット電圧分だけ、後述するようなインピーダンス調整動作に誤差が発生し、この誤差によって素子微細化や高速化に伴って益々厳しくなるであろう出力ドライバや受端抵抗値に対する規格を満足しなくなるという問題が発生する。
図3(B)は、図1の初段アンプ回路がオフセットを持たない理想的な回路の場合が示されている。この理想的な回路では、基準電圧VREFに対して入力電圧INが低い電圧範囲では、出力OUTがロウレベルであり、基準電圧VREFに対して入力電圧INが高い電圧範囲では、出力OUTがハイレベルに変化する。このような理想的な回路に調整するのが、この実施例のオフセット調整回路である。前記の例(IDSN>IDSP)では、図3(A)に同図に太い点線で示したように負荷抵抗RP1に流れる電流を増加させて、上記出力ノードP1の電圧を低下させて、上記出力ノードN1(現実)との交差点が図3(B)のような理想的な回路と同様となるように調整するものである。
図4には、この発明に係るオフセット調整動作を説明するための一実施例のフローチャート図が示されている。このオフセット調整動作は、インピーダンス制御論理回路により実行される。このオフセット調整動作は、後述するインピーダンス調整動作に先行して実行される。
ステップ(1)では、スイッチSW1を接点1側に切り替える。これにより、初段アンプ回路の両入力端子に基準電圧VREFを供給する。オフセット調整のための可変抵抗回路RPX,NPXはオフ状態にする。このオフ状態は、可変抵抗回路RPX,NPX電流を流さない状態のことである。
ステップ(2)では、オフセット調整ポジ側である可変抵抗回路RPXを抵抗最小値でオン状態にさせる。つまり、可変抵抗回路RPXにより最大電流を流すようにする。
ステップ(3)では、前記インピーダンス制御デジタル変換段の出力であるOUT端子のモニタ(判定)を行う。もしも、入力L判定とされたなら、つまり、上記のようにスイッチSW1により両入力電圧がVREFである状態のときに、上記のように調整電圧を最大にしてもオフセット電圧が大きくて、等価的にMOSFETMP1のゲート電圧がMOSFETMN1のゲート電圧VREFよりも低い状態と等価であると判定されたなら、調整範囲超過エラーとする。つまり、上記初段アンプ回路は不良とされる。
ステップ(3)では、入力H判定とされたなら、つまり、上記のようにスイッチSW1により両入力電圧がVREFである状態のときに、上記のように調整電圧を最大にすることにより、オフセット電圧分を超えて等価的にMOSFETMP1のゲート電圧がMOSFETMN1のゲート電圧VREFよりも高い状態と等価であると判定されたなら、次のステップ(4)に移行する。
ステップ(4)では、オフセット調整ポジ側の抵抗値(RPX)の抵抗値を前の状態から1ポジションだけ大きくする。
ステップ(5)では、上記オフセット調整ポジ側の可変抵抗回路RPXの抵抗値最大(RPXオフ)まで到達したかを判定する。上記のように最小値から1ポジションだけ大きくしただけのときには、ステップ(6)に移行することになる。
ステップ(6)では、OUT端子のモニタの判定を行う。もしも、入力L判定されたなら、ステップ(7)でオフセット調整終了とされ、次に説明するインピーダンス調整動作に移行する。前記ステップ(2)で調整電圧を最大にしてオフセット電圧分を超えてMOSFETMP1のゲート電圧がMOSFETMN1のゲート電圧VREFよりも高い状態と等価である状態では、ステップ(3)のようにOUT端子のモニタ出力が入力H判定であり、それがステップ(4)での抵抗値の1ポジション(1単位)大きくしてオフセット調整電位を微小電圧分だけ低くしたときに上記電位関係が逆転して入力L判定に変化したなら、そこがオフセット調整点であるとみなされる。
ステップ(6)で、前記ステップ(3)同様に入力H判定とされると、ステップ(4)に戻り、オフセット調整ポジ側の抵抗値(RPX)の抵抗値を前の状態から1ポジションだけ更に大きくする。このようにステップ(4)−(5)−(6)のステップが上記入力L判定されるまで繰り返され、ステップ(7)でオフセット調整終了とされ、次に説明するインピーダンス調整動作に移行する。
ステップ(5)において、上記抵抗値最大(RPXオフ)まで到達しても、上記入力L判定が得られないときには、上記ポジ側の抵抗値(RPX)ではオフセット調整が不能であるので、ステップ(8)に移行する。
ステップ(8)では、オフセット調整ネガ側の抵抗値(RNX)の抵抗値を前の状態から1ポジションだけ小さくする。前記のようにステップ(1)にてオフセット調整ネガ側の抵抗値(RNX)はオフされているので、まずは最大抵抗値に設定される。言い換えるならば、最小電流をネガ側負荷抵抗RN1に流して回路ノードN1をロウレベル側に下げて上記オフセット低いと判定された回路ノードP1側に一致させるようにする。
ステップ(9)では、上記オフセット調整ネガ側の可変抵抗回路RNXの抵抗値最小まで到達したかを判定する。上記のように最大値から1ポジションだけ小さくしただけのときには、ステップ(10)に移行することになる。
ステップ(10)では、OUT端子のモニタの判定を行う。もしも、入力L判定されたなら、前記ステップ(7)でオフセット調整終了とされ、次に説明するインピーダンス調整動作に移行する。前記ステップ(5)でオフセットポジ側電流を零にしてもMOSFETMP1のゲート電圧がMOSFETNP1のゲート電圧VREFよりも高い状態と等価のときには、前記ステップ(6)のようにOUT端子のモニタ出力が入力H判定であり、それが前記ステップ(8)でオフセット調整ネガ側の可変抵抗回路RNXに1ポジション(1単位)だけ調整電流を流してオフセット調整電位を微小電圧分だけ増加させて回路ノードN1の電圧を下げたときに上記OUT端子のモニタが入力H判定から入力L判定に逆転したなら、そこがオフセット調整点であるとみなしてよい。
ステップ(10)で、入力H判定とされると、ステップ(8)に戻り、オフセット調整ネガ側の可変抵抗回路(RNX)の抵抗値を前の状態から1ポジションだけ更に小さくする。このようにステップ(8)−(9)−(10)のステップが上記入力L判定されるまで繰り返されてステップ(7)でオフセット調整終了とされ、次に説明するインピーダンス調整動作に移行する。もしも、ステップ(9)で可変抵抗回路(RNX)の電流値を最大(抵抗値では最小)に到達しても入力H判定のままなら、ステップ(11)に移行し、前記同様に回路不良(調整範囲超過エラー)と判定される。
図4のような動作シーケンスに代えて、ステップ(1)の次に、OUT端子のモニタを行ってオフセット電圧の極性を判定し、N1>P1のときには、オフセット調整ポジ側(RPX)の抵抗値をステップ(4)−(5)−(6)のように変化させてOUT端子のモニタの変化の検出によりステップ(7)に移行してオフセット調整終了とし、N1<P1のときには、オフセット調整ネガ側(RNX)の抵抗値をステップ(8)−(9)−(10)のように変化させてOUT端子のモニタ変化の検出によりステップ(7)に移行してオフセット調整終了としてもよい。
上記のオフセット調整動作の場合、オフセット調整ポジ側(RPX)及びオフセット調整ネガ側(RNX)の両方とも、ステップ(4)−(5)−(6)のようにオフセット調整電流を最大値から最小値に向かって変化させてもよいし、ステップ(8)−(9)−(10)のようにオフセット調整電流を最小値から最大値に向かって変化させてもよい。この場合には、上記オフセット電圧の極性に対応してOUT端子のモニタが逆極性となるので、オフセット電圧極性判定時のOUT端子のモニタに対して上記オフセット調整終了時ではOUT端子のモニタが反転することを検出すればよい。
図5には、この発明に係るインピーダンス調整動作を説明するための一実施例のフローチャート図が示されている。このインピーダンス調整動作は、インピーダンス制御論理回路により前記図4に示したようなオフセット調整終了の後に実行される。
ステップ(1)では、スイッチSW1を接点2側に切り替える。これにより、初段アンプ回路の両入力端子に入力電圧IN’と基準電圧VREFとが供給される。入力電圧IN’は、抵抗R1と可変抵抗回路RXの分圧電圧INに対応している。このとき、オフセット調整の抵抗RPX又はRNXは、オフセット調整設定信号により調整済みである。
ステップ(2)では、可変抵抗回路RXを抵抗最大値に設定する。
ステップ(3)では、前記OUT端子のモニタ(判定)を行う。もしも、入力L判定とされたなら、可変抵抗回路RXの抵抗値を最大にしても電圧IN(IN’)が基準電圧VREFよりも低い状態であり、可変抵抗回路RXの抵抗値が抵抗R1の抵抗値よりも小さいことを意味するので、ステップ(8)にて調整範囲超過エラーとする。つまり、このインピーダンス調整回路は不良とされる。
ステップ(3)では、入力H判定とされたなら、可変抵抗回路RXの抵抗値が抵抗R1の抵抗値よりも大きいので、次のステップ(4)に移行する。
ステップ(4)では、可変抵抗回路RXの抵抗値を前の状態から1ポジションだけ小さくする。
ステップ(5)では、上記可変抵抗回路RXの抵抗値最小まで到達したかを判定する。上記のように最小値から1ポジションだけ小さくしただけのときには、ステップ(6)に移行することになる。
ステップ(6)では、OUT端子のモニタの判定を行う。もしも、入力L判定されたなら、ステップ(7)でインピーダンス調整終了とされ、次に説明するインピーダンス調整設定動作に移行する。前記ステップ(2)でインピーダンス調整信号により可変抵抗回路RXの抵抗値を最大にした状態では、ステップ(3)のようにOUT端子のモニタ出力が入力H判定であり、それがインピーダンス調整単位を1ステップだけ小さくたときに上記OUT端子のモニタ出力電位関係が入力H判定から入力L判定に変化したなら、そこがインピーダンス調整点であるとみなされる。
ステップ(6)で、前記ステップ(3)同様に入力H判定とされると、ステップ(4)に戻り、可変抵抗回路RXの抵抗値を前の状態から1ポジションだけ更に小さくする。このようにステップ(4)−(5)−(6)のステップが上記入力L判定されるまで繰り返され、ステップ(7)でインピーダンス調整終了とされ、次に説明するインピーダンス調整設定動作に移行する。
ステップ(5)において、上記RX抵抗値最小まで到達しても上記入力L判定が得られないときには、可変抵抗回路RXの抵抗値が抵抗R1の抵抗値よりも大きいことを意味するので、ステップ(8)にて調整範囲超過エラーとする。
図6には、この発明に係るインピーダンス調整設定動作を説明するための一実施例のフローチャート図が示されている。ステップ(1)では、データの送受信中ではなく、インピーダンス値が変化しても問題ないタイミングか判定する。もしも、データが送受信中のときには、ステップ(3)により一定時間待たされてステップ(1)に戻る。これは、上記のようなデータ送受信中にインピーダンス調整設定動作が実行されて、信号伝送に悪影響を及ぼすからである。
もしも、インピーダンス調整設定動作を、電源投入時にのみ行うこと、あるいは信号の送信又は受信を行わないスタンバイ状態に限って行うことを予め決めている場合には、上記ステップ(1)の判定は不要である。
ステップ(2)では、上記図5のステップ(7)で生成されたインピーダンス調整信号を、前記図2の終端抵抗として用いられる可変抵抗回路RX1や出力回路を構成する可変抵抗回路QPとQNに伝えられる。この間は、前記データの送受信動作は禁止される。
図7には、この発明に係る半導体装置に設けられるインピーダンス調整回路の他の一実施例の概略回路図が示されている。この実施例では、前記図1のインピーダンス制御論理回路は省略されている。この実施例では、増幅段はアンプAMP1〜AMP3のように複数段で構成される。アンプAMP1は、代表として具体的回路が示されており、前記図1の増幅段と同じMOSFETMP2,MN2及び抵抗RP1,RN2及び電流源Ioにより構成される。ブラクボックスとして示されてアンプAMP2、3も上記アンプAMP1と同様な回路により構成される。
この実施例では、上記MOSFETMP1のドレインと回路の接地電位GNDとの間に設けられた可変抵抗回路(又は可変電流源回路)RPXと、上記MOSFETMN1のドレインと回路の接地電位GNDとの間に設けられた可変抵抗回路(又は可変電流源回路)RNXとにおいて、電流源として動作するMOSFETに直列に設けられた抵抗素子と、初段アンプ回路の負荷抵抗RP1,RN1とが同じ抵抗材料で構成される。
例えば、ポリシリコン抵抗により負荷抵抗RP1,RN1を形成した場合には、上記MOSFETに直列に設けられた抵抗素子も同じポリシリコン抵抗により構成される。負荷抵抗RP1,RN1に発生するプロセスばらつきによる抵抗値変動と、それに対応した可変抵抗回路RPX,RNXに設けられた抵抗素子に発生するプロセスばらつきによる抵抗値変動とが同方向となる。例えば、負荷抵抗RP1の抵抗値が小さくなると、可変抵抗回路RPXに設けられる抵抗素子の抵抗値も小さくなるように作用するものとなる。
図8には、図1の可変抵抗回路RXの一実施例の具体的説明図が示されている。可変抵抗回路RXは、固定抵抗R0と、並列形態に接続された複数のMOSFETから構成される。上記固定抵抗R0と上記並列MOSFETとは直列に接続される。固定抵抗R0の一端は上記抵抗R1に接続される。固定抵抗R0の他端は、上記並列形態の複数のMOSFETのドレインに共通に接続される。並列形態のMOSFETは、ソースが回路の接地電位端子GNDに接続される。
上記並列接続されたMOSFETのうち1つのMOSFETは、ゲートに電源電圧VDDのようなハイレベルが供給されてオン状態にされる。このMOSFETは、そのチャネル幅WN0が最も小さくされて大きなオン抵抗値を持つようにされる。これにより、可変抵抗回路RXの最大抵抗値は、上記固定抵抗R0と上記オン抵抗値(WN0)により設定される。
チャネル幅W0〜W4に設定されたMOSFETは、特に制限されないが、2進の重みを持つように設定される。例えば、チャネル幅W0を1とすると、W1は2に、W2は4に、W3は8に、W4は16のように設定される。可変抵抗値は、上記並列形態のMOSFETWN0、W0〜W4のオン抵抗の並列合成抵抗値により設定され、その変化特性が非直線性を持つので使い勝手が悪い。可変抵抗特性を直線的に近づくよう補正するために上記固定抵抗R0が設けられる。例えば、R1を50Ωにして、可変抵抗回路で50Ωのインピーダンスにする場合には、上記固定抵抗R0の抵抗値は、目標のインピーダンスの約半分である20〜30Ω程度に設定される。
この実施例では、インピーダンス調整信号B4〜B0がすべてロウレベルのとき、上記W4〜W0に対応したMOSFETはオフ状態となり、抵抗R0とWN0のMOSFETにより抵抗値RXは最大となる。このときのRX=最大であり、抵抗R1との分圧電圧INは基準電圧VREF(=VDD/2)より大きくなる。したがって、図1回路のOUT出力は、ハイレベル(H)にされる。
前記図5のインピーダンス調整動作のように、インピーダンス制御論理回路に設けられたバイナリカウンタや加算回路等の回路によりインピーダンス調整信号B4〜B0をインクリメント(+1)しながらOUT出力がハイレベル(H)からロウレベル(L)に切り替わる点を論理回路で判定し、同図#1のインピーダンス調整信号を調整結果とする。この電圧切り替わりに、前記初段アンプ回路がオフセットを持つと、それが誤差として現れる。したがって、前記オフセット調整動作の後に、上記インピーダンス調整動作が実施される。
図9には、図1の可変抵抗回路RXの他の一実施例の具体的説明図が示されている。この実施例では、オフセット調整信号がアップ/ダウンカンウタにより形成される。このアップ/ダウンカウンタは、同図で点線で示した前記インピーダンス制御論理回路に含まれ、図1回路の出力OUTを受ける論理判定信号により、アップ/ダウンの制御と、カウントアップ/カウントダウン動作が実行される。
同図では、前記図8と同様なインピーダンス制御動作を行う場合には、アップカウント動作が指示され、計数動作は10進法表記で0−1−2−3…31まで行われる。同図では、計数動作が10進法表記で16−17に変化したときに、入力INが基準電圧VREFより低くなって、OUT出力もハイレベル(H)からロウレベル(L)に変化する様子が示されている。つまり、10進法表記の17のとき、インピーダンス調整信号B4〜B0は、2進法で10001である。したがって、W4とW0のMOSFETがオン状態に、他のW3〜W1のMOSFETをオフ状態のときの合成抵抗値に設定される。
上記のようにアップ/ダウンカウンタを用いる場合には、前記図8や図9の例とは逆に、可変抵抗回路RXを最小値に設定しておいて、ダウンカウント動作の指示によりダウン計数動作を実施して、OUT出力がロウレベル(L)からハイレベル(H)に変化する時点のときのインピーダンス調整信号を求めるようにするものであってもよい。
図10には、図1のオフセット調整回路の一実施例の具体的説明図が示されている。ポジ側可変抵抗回路RPXは、固定抵抗R00と、並列形態に接続された複数のMOSFETから構成される。上記固定抵抗R00と上記並列MOSFETとは直列に接続される。固定抵抗R00の一端は上記負荷抵抗RP1に接続される。固定抵抗R00の他端は、上記並列形態にされた複数のMOSFETのドレインに共通に接続される。並列形態のMOSFETは、ソースが回路の接地電位端子GNDに接続される。
上記並列形態にされた複数MOSFETは、チャネル幅WP0〜WP4に設定される。チャネル幅WP0を1とすると、WP1は2に、WP2は4に、WP3は8に、WP4は16のように設定される。これらのMOSFETは、ゲートに電源電圧のようなハイレベルが供給されてオン状態にされる。つまり、これらのMOSFETは飽和領域で動作するので飽和領域で動作し、それぞれが電流源とみなすことができる。したがって、2進の重みを持つオフセット調整信号をデジタル入力とし、オフセット調整用のアナログ電流を形成するものとなる。つまり、上記オフセット調整信号B4〜B0に対してオフセット調整電流iposiが直線的に変化するので、前記可変抵抗回路RXとは異なり、固定抵抗R00を省略することができるものである。
前記図4のステップ(2)〜(6)のような動作によりオフセット調整を行う動作は、オフセット調整信号B4〜B0が全てハイレベルの状態がオフセット調整電流iposiが最大となる。インピーダンス制御論理回路に設けられたバイナリカウンタや加算回路等の回路でオフセット調整信号B0〜B4をデインクリメント(−1)しながらOUT出力がハイレベル(H)からロウレベル(L)に切り替わる点を論理回路で判定し、同図#2のオフセット調整信号を調整結果とする。
この実施例では、ネガ側可変抵抗回路RNXは、ブラックボックスで示されているが、前記ポジ側可変抵抗回路RPXと同様な回路で構成される。ネガ側可変抵抗回路RNXにおいて、前記図4のステップ(8)〜(10)のような動作によりオフセット調整を行う動作は、オフセット調整信号B4〜B0が全てロウレベルの状態としてオフセット調整電流iposiを最小とする。インピーダンス制御論理回路に設けられたバイナリカウンタや加算回路等の回路でオフセット調整信号B4〜B0をインクリメント(+1)しながらOUT出力がハイレベル(H)からロウレベル(L)に切り替わる点を論理回路で判定し、上記同様にオフセット調整信号を調整結果とする。
図11には、この発明に係る半導体装置に設けられるインピーダンス調整回路の更に他の一実施例の概略回路図が示されている。この実施例では、前記図1のインピーダンス制御論理回路は省略されている。この実施例では、スイッチSW1は、接点3、4が追加される。接点2には前記可変抵抗回路RXに対応した可変抵抗回路RX1が設けられる。追加された接点3は、外部抵抗R2と直列接続された可変抵抗回路RX2が設けられる。追加された接点4は、外部抵抗R3と直列接続された可変抵抗回路RX3が設けられる。上記外部抵抗R2と可変抵抗回路RX2は、前記外部抵抗R1と可変抵抗回路RX1と同様な回路で構成される。これに対して、外部抵抗R3は、回路の接地電位側に設けられ、可変抵抗回路RX3は、電源電圧VDD側に設けられる。このため、可変抵抗回路RX3では、前記図8や図9で示したNチャネルMOSFETに代えて、PチャネルMOSFETが用いられる。
図11においては、上記のように抵抗R2とR3を可変抵抗回路RX2とRX3のインピーダンス調整用に用いるようにしたので、基準電圧VREFを形成する抵抗としては抵抗RHとRLが用いられる。この場合でも、R1=RX1、R2=RX2及びR3=RX3のようにする場合には、RH=RLにされる。もしも、R1=2×RX1、R2=2×RX2及びR3=2×RX3とするなら、RH=2×RLにされる。
この実施例の半導体装置において、接地電位側の可変抵抗回路の抵抗値を異なるものにする場合には、抵抗R1とR2の抵抗値がそれに対応したものとされる。これにより、2種類の可変抵抗回路を半導体装置に設けることができる。また、終端抵抗を電源電圧側に設ける場合には、外部抵抗R3と可変抵抗回路RX3が用いられる。
前記図1のように、出力回路の出力インピーダンス設定を行う場合には、QPのインピーダンス調整設定信号を形成するためにR3と可変抵抗回路RX3が用いられ、QNのインピーダンス調整設定信号を形成するためにR2と可変抵抗回路RX2が用いられる。半導体装置と接続される信号伝送路のインピーダンスが50Ωのように一定なら、終端抵抗とQNのインピーダンス調整設定信号を形成するためにR1と可変抵抗回路RX1が共通に用いるようにできる。
図11においては、スイッチSW1により接点2側に接続して、抵抗R1に対応して可変抵抗回路RX1のインピーダンス調整終了後に、スイッチSW1が接点3側に切り替えられ、上記初段アンプ回路、オフセット調整回路、増幅段及びデジタル変換段を用いた同様な動作によって抵抗R2に対応して可変抵抗回路RX2のインピーダンス調整が行われる。この可変抵抗回路RX2のインピーダンス調整終了後に、スイッチSW1が接点4側に切り替えられ、上記初段アンプ回路、オフセット調整回路、増幅段及びデジタル変換段を用いた同様な動作によって抵抗R3に対応して可変抵抗回路RX3のインピーダンス調整が行われる。
そして、前記図6に示したと同様な動作によって、上記可変抵抗回路RX1〜RX3でそれぞれ形成されたインピーダンス調整設定信号が、それぞれの可変抵抗回路に供給されて、前記終端回路、出力回路等に供給される。
前記のような初段アンプ回路、オフセット調整回路及び増幅段とデジタル変換段を用いて、スイッチSW1により切り替えて複数通りの可変抵抗回路RX1〜RX3について、インピーダンス調整を行うものでは、半導体装置の使用ピン数、回路面積及び消費電力等で有利なものとなる。
図12には、この発明に係る半導体装置に設けられるインピーダンス調整回路及びデータ入力回路の一実施例の概略回路図が示されている。この実施例のインピーダンス調整専用回路では、前記図1のインピーダンス制御論理回路は省略されている。この実施例では、インピーダンス調整専用回路と、データ入力回路DIB(0)の具体的回路が例示されているように、インピーダンス調整専用回路に示されている前記初段アンプ回路、オフセット調整回路、増幅段及びデジタル変換段と同様な回路をデータ入力回路DIB(0)として用いられる。n+1ビットのデータ入力信号を取り込むために、データ入力回路DIB(1)〜データ入力回路DIB(n)のようにn個が更に設けられる場合には、これらのデータ入力回路DIB(1)〜データ入力回路DIB(n)も上記データ入力回路DIB(0)と同様な回路で構成される。
上記データ入力回路DIB(0)の入力端子INP(0)とINN(0)に、それぞれ前記可変抵抗回路RXと同様な回路が終端抵抗回路として設けられる。同図では、省略されているが、データ入力回路DIB(1)〜データ入力回路DIB(n)のようにn個の入力端子についても、上記同様な終端抵抗回路が設けられる。
上記入力端子INP(0)とINN(0)にスイッチSWPとSWNが設けられ、オフセット調整動作のときにスイッチSWPとSWNを接点1側に接続して初段アンプ回路に同じ基準電圧VREFを供給し、インピーダンス調整専用回路において行われる前記オフセット調整動作と同様なオフセット調整が実施されて、オフセット調整信号2を形成する。このことは、データ入力回路DIB(1)〜データ入力回路DIB(n)に設けられるオフセット調整回路についても同様である。
この実施例では、信号振幅の小さな入力信号を受信するときに、前記のようなオフセット電圧により入力信号マージンが低下することがないから有利となる。そして、終端抵抗回路が設けられているので、信号反射等の影響が小さく、上記小信号振幅化とにより高速信号伝達が可能になる。
上記データ入力回路DIB(0)〜データ入力回路DIB(n)にオフセット調整動作は、インピーダンス調整専用回路によるインピーダンス調整動作(オフセット調整動作も含む)のときに、同時に並行して実行することにより調整時間の増加を小さくすることができる。
図13には、この発明に係るインピーダンス調整回路の動作説明図が示されている。前記のように、インピーダンス調整信号B0〜B4を10進表記で0から31に変化させることにより、入力電圧INが段階的に小さくなり、10進表記の18で基準電圧VREFよりも低くなり、OUT出力がロウレベルになる。この場合、10進表記の17と18の間には、基準電圧VREFが存在することは判るが、拡大図(A)のように基準電圧VREFが10進表記の17に近い場合と、拡大図(B)のように基準電圧VREFが10進表記の17に近い場合との両方を含む。
実際のある可変抵抗回路RXの抵抗値を測定した結果、上記10進表記での17のときの抵抗値が49Ωであり、上記10進表記での18のときの抵抗値が43Ωである。別の可変抵抗回路RXでは、上記10進表記での17のときの抵抗値が51Ωであり、上記10進表記での18のときの抵抗値が45Ωである。このように、調整ターゲットを50Ωにするように可変抵抗回路RXを設計しても、素子ばらつき等により様々に変化する。
前記前者の可変抵抗回路の例では、上記拡大図(A)の場合、基準電圧VREFとの差電圧でインピーダンス調整信号を選ぶようにするなら、上記10進表記での17のときの抵抗値が49Ωに設定できるが、上記のようにインピーダンス調整信号B0〜B4を10進表記で0から31に変化させた場合には、上記10進表記での18のときの抵抗値が43Ωに設定されてしまう。これに対して、上記拡大図(B)の場合、上記10進表記での17のときの抵抗値である49Ωに設定できる。
前記後者の可変抵抗回路RXの例では、上記拡大図(A)の場合、基準電圧VREFとの差電圧でインピーダンス調整信号を選ぶようにするなら、上記10進表記での17のときの抵抗値が51Ωに設定できるが、上記のようにインピーダンス調整信号B0〜B4を10進表記で0から31に変化させた場合には、上記10進表記での18のときの抵抗値が45Ωに設定されてしまう。これに対して、上記拡大図(B)の場合、上記10進表記での17のときの抵抗値である51Ωに設定できる。
このようにデジタル信号で可変抵抗回路を制御する構成では、誤差が必然的に発生してしまうものとなる。誤差を小さくするには、デジタル信号のビット数を多くし、言い換えるならば、並列接続されるMOSFETの数を多くして1つのステップでの抵抗値の変化幅を小さくすることが考えられる。しかし、このようにすると、MOSFETの数が増大してしまう。
本願発明のインピーダンス調整回路では、オフセット調整回路を有している。このオフセット調整回路を利用することにより、上記のようにMOSFETの数を増加させることなく、可変抵抗回路でのインピーダンス調整をより高い精度で設定することができる。
図14には、この発明に係るオフセット調整回路を利用したインピーダンス調整方法の説明図が示されている。図14(A)の例では、前記図13(A)のように基準電圧VREFが10進表記の17に近い場合でも、前記のように上記10進表記の18に対応してインピーダンス調整を行うのではなく、基準電圧VREFにより近い10進表記の17にインピーダンス調整を行うようにするものである。
例えば、上記10進表記の18に対応したインピーダンス調整信号により可変抵抗回路RXを動作させた状態で、オフセット調整回路を再度動作させてオフセット電圧−Voffsetを発生させる。つまり、相対的に回路ノードP1の電位が回路ノードN1(基準電圧VREF)よりも高くなるようにオフセット電圧−Voffsetを発生させる。具体的には、ネガ側オフセット調整回路の電流を増加させて上記オフセット電圧−Voffsetを形成する。このようオフセット電圧−Voffsetを形成するためのネガ側のオフセット調整信号を検知する。
次に、上記ネガ側オフセット調整信号をもとの状態に戻し、上記10進表記の17に対応したインピーダンス調整信号により可変抵抗回路RXを動作させた状態で、オフセット調整回路を再度動作させてオフセット電圧+Voffsetを発生させる。つまり、相対的に回路ノードP1の電位が回路ノードN1(基準電圧VREF)よりも低くなるようにオフセット電圧+Voffsetを発生させる。具体的には、ポジ側オフセット調整回路の電流を増加させて上記オフセット電圧+Voffsetを形成する。このようオフセット電圧+Voffsetを形成するためのポジ側オフセット調整信号を検知する。
もしも、同図のようにオフセット電圧+Voffsetを発生させるポジ側オフセット調整信号がオフセット電圧−Voffsetを発生させるネガ側オフセット調整信号よりも小さいときには、上記10進表記の17に対応したインピーダンス調整信号を選ぶようにする。これにより、前記図13(A)の例では、可変抵抗回路RXの抵抗値を前記のように10進表記の18に対応した抵抗値である43Ωではなく、10進表記の17に対応した抵抗値である49Ωに設定することができる。
図14(B)の例でも、同様にオフセット電圧−Voffsetと+Voffsetを発生させて、その大小関係を検知し、小さいオフセット電圧−Voffsetに対応して、上記10進表記の17に対応したインピーダンス調整信号を選ぶようにする。図14(B)では、10進表記の16に対応したインピーダンス調整信号により可変抵抗回路RXを動作させた状態で、オフセット調整回路を再度動作させてオフセット電圧+Voffsetを発生させる。これにより、可変抵抗回路RXに設けられるMOSFET及び調整ビット数を増加させることなく、上記同様に49Ω又は51Ωのように調整ターゲットである50Ωに近い抵抗値に設定することができる。
図14において、オフセット電圧+Voffsetの極性とOUT出力との関係が等価回路により例示されている。
以上本発明者によってなされた発明を、前記実施形態に基づき具体的に説明したが、本発明は、前記実施形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲において種々変更可能である。図1において、ネガ側オフセット調整回路RNXに代えて、ポジ側負荷抵抗RP1に対して並列形態にオフセット調整回路を設けるようにしてもよい。つまり、差動MOSFETMP1のドレインに、上記オフセット調整回路からの電流を供給することにより、負荷抵抗RP1に流れる電流を減少させてMOSFETMP1のドレインである回路ノードP1の電位を上昇させることができる。つまり、このようなオフセット調整回路は、負荷抵抗に対して負電流を流すような動作を行うものである。これは、図1のネガ側オフセット調整回路により回路ノードN1の電位を低下させたことと等価である。以上のことより、前記図1の実施例とは逆に、ポジ側及びネガ側両方とも電源電圧側に可変抵抗回路(可変電流源回路)を設けて、上記電流供給動作を行わせて、初段アンプ回路の負荷抵抗RP1、RN1に流れる電流を減少させることによりオフセット調整を行うようにするものであってもよい。
この発明は、各種インピーダンス調整回路を有する半導体装置に広く利用することができる。
MP1〜MN2…差動MOSFET、R1〜R3,RH,RL…抵抗、RP1〜RN2…負荷抵抗、SW1,SWP,SWN…スイッチ、Io…電流源、AMP,AMP1〜AMP3…増幅回路、RX,RX1〜RX3…可変抵抗回路、RPX,RPN…可変抵抗回路(可変電流源)、QP,QN…出力回路、DVC…出力制御回路、DIB…データ入力回路(0)〜(n)。

Claims (6)

  1. 第1外部端子と、
    上記第1外部端子と第1電圧端子との間に設けられた第1可変抵抗回路と、
    スイッチと、
    第1入力端子と第2入力端子とを有する差動増幅回路と、
    上記差動増幅回路の出力側に設けられたオフセット調整回路と、
    上記差動増幅回路からの出力信号を2値信号として出力するデジタル変換段と、
    上記デジタル変換段の出力信号を用いて上記オフセット調整回路に供給されるオフセット調整信号及び上記第1可変抵抗回路に供給されるインピーダンス調整信号を形成するインピーダンス制御論理回路と、
    出力回路又は終端抵抗回路とを有し、
    上記第1外部端子は、第2電圧端子との間に、設定すべき第1可変抵抗回路の抵抗値に対応した第1外部抵抗素子が接続されるものであり、
    上記第1可変抵抗回路は、上記インピーダンス調整信号によりオン/オフ制御され、並列形態にされた複数からなる第1MOSFET群を有し、
    上記差動増幅回路は、
    差動形態にされた第1MOSFET及び第2MOSFETと、
    上記第1MOSFETと第2MOSFETのドレインと動作電圧との間にそれぞれ設けられた第1負荷抵抗と第2負荷抵抗とを有し、
    上記第2入力端子には、所定の基準電圧が供給され、
    上記スイッチは、第1動作状態では上記第1入力端子に上記基準電圧を伝え、第2動作状態では上記第1入力端子に上記外部端子の電圧を伝え、
    上記オフセット調整回路は、
    第1オセット調整信号によりオン/オフ制御されて上記第1負荷抵抗に流れる電流を形成し、並列形態にされた複数からなる第2MOSFET群と、
    第2オセット調整信号によりオン/オフ制御されて上記第2負荷抵抗に流れる電流を形成し、並列形態にされた複数からなる第3MOSFET群とを有し、
    上記インピーダンス制御論理回路は、
    上記第1状態において、上記第2MOSFET群に供給される第1オフセット調整信号により電流を変化させて上記差動増幅回路及びデジタル変換段を通した出力信号が変化した時点での第1オフセット調整信号、又は上記第3MOSFET群に供給される第2オフセット調整信号により電流を変化させて上記差動増幅回路及びデジタル変換段を通した出力信号が変化した時点での上記第2オフセット調整信号をオフセット調整設定信号とし、
    上記第2状態において、上記第1MOSFET群に供給されるインピーダンス調整信号による抵抗値を一方から他方に変化させて、上記第1状態によりオフセット調整された差動増幅回路及びデジタル変換段を通した出力信号が一方から他方に変化した時点での上記インピーダンス調整信号をインピーダンス調整設定信号とし、
    上記出力回路は、上記第1可変抵抗回路に対応した第4MOSFET群を有し、上記インピーダンス調整設定信号により抵抗値が設定され、
    上記終端抵抗は、上記第1可変抵抗回路に対応した第5MOSFET群を有し、上記インピーダンス調整設定信号により抵抗値が設定される、
    半導体装置。
  2. 請求項1において、
    上記第1電圧端子は、回路の接地電位が供給され、
    上記第2電圧端子は、電源電圧が供給され、
    上記基準電圧は、上記電源電圧と接地電位との間に設けられた分圧抵抗により形成されて上記電源電圧の1/2にされる、
    半導体装置。
  3. 請求項2において、
    上記差動増幅回路と上記デジタル変換段との間には、更に増幅段が設けられ、
    上記差動増幅回路の増幅率は、上記増幅段の増幅率より小さくされる、
    半導体装置。
  4. 請求項2において、
    上記第2MOSFET群及び第3MOSFET群には、それぞれ固定抵抗素子が直列に挿入され、
    上記固定抵抗素子と、上記第1負荷抵抗及び第2負荷抵抗は、同じ抵抗材料で形成される、
    半導体装置。
  5. 請求項4において、
    第2外部端子及び第2可変抵抗回路を更に有し、
    上記第1電圧端子又は2電圧端子との間に、設定すべき第2変抵抗回路の抵抗値に対応した第2外部抵抗素子が接続されるものであり、
    上記第2可変抵抗回路は、上記第2外部端子と上記第2電圧端子又は第1電圧端子との間に設けられ、インピーダンス調整信号によりオン/オフ制御され、並列形態にされた複数からなる第4MOSFET群を有し、
    上記スイッチは、上記第2動作状態において、上記第1外部端子を上記第1入力端子に接続させる第1動作と上記第2外部端子を上記第1入力端子に接続させる第2動作とを有し、
    上記インピーダンス制御論理回路は、
    上記第1動作により上記第1状態によりオフセット調整された差動増幅回路及びデジタル変換段を用いて上記第1可変抵抗回路のインピーダンス調整設定信号を形成し、上記第2動作により上記第1状態によりオフセット調整された差動増幅回路及びデジタル変換段を用いて上記第2可変抵抗回路のインピーダンス調整設定信号を形成する、
    半導体装置。
  6. 請求項4において、
    上記インピーダンス制御論理回路は、上記第2動作状態において、
    上記インピーダンス調整設定信号による上記外部端子の電圧と基準電圧との差分と、それより1つ前のインピーダンス調整信号による上記外部端子の電圧と上記基準電圧との差分との大小関係を、
    上記第2MOSFET群に供給される第1オフセット調整信号を変化させ、上記差動増幅回路及びデジタル変換段を通した出力信号を変化させるに要する電流変化量と、上記第3MOSFET群に供給される第2オフセット調整信号を変化させ、上記差動増幅回路及びデジタル変換段を通した出力信号を変化させるに要する電流変化量との大小関係により検知し、
    上記検知された電流変化量が小さい方に対応した上記インピーダンス調整設定信号又は上記1つ前のインピーダンス調整信号をインピーダンス調整設定信号として再設定する、
    半導体装置。
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