JP2010181776A - 表示パネルの製造方法 - Google Patents

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【課題】液晶等の表示材料と未硬化のシール剤とが接触することによって発生するコンタミネーションによる表示材料の劣化を防止するとともに、上側基板と下側基板とが強固かつ、シールパターンに隙間が発生することなく接続された表示パネルの製造方法および表示パネルを提供すること。
【解決手段】表示材料の充填に先立って、セルギャップを形成するとともに上側基板と下側基板とを接続するシールパターンに、下側基板のシールパターンが形成された面とは反対の面の側から光を照射して、シールパターンの下側基板と接する面およびセルギャップ側の面の表面に仮硬化層を形成することで、液晶等の表示材料と未硬化のシール剤とが接触することによって発生するコンタミネーションによる表示材料の劣化を防止するとともに、上側基板と下側基板とが強固かつ、シールパターンに隙間が発生することなく接続された表示パネルの製造方法を提供することができる。
【選択図】図2

Description

本発明は、表示パネルの製造方法に関し、特に表示材料とシール剤とのコンタミネーションのない表示パネルの製造方法に関する。
情報機器等の表示装置に用いられる液晶パネル等の表示パネルは、1対のガラス基板の間にスペーサを配置して数μm程度の所定の隙間(以下、セルギャップと言う)を形成し、セルギャップに液晶等の表示材料を充填することによってパネルを形成している。
セルギャップに液晶等の表示材料を充填する方法の1つとしては、真空注入法という方法がある。真空注入法とは、スペーサを配置した1対の基板を、注入口を設けたシール剤で貼り合わせて空セルを形成する。形成された空セルを真空チャンバー内で真空引きして内部を真空とする。次に、真空チャンバー内で注入口を液晶等の表示材料の槽に浸しておいて、真空チャンバーを大気開放する。これによって、空セルの内部の真空と大気との差圧を利用して空セル内へ液晶を注入してパネルを製造する方法である。
しかし、表示パネルのサイズの大型化やセルギャップのサイズの微細化が進むにつれて、真空注入法では注入時間が長時間必要になり、生産性が低下するという課題が出てきた。
そこで、真空注入法に代わる方法として真空貼り合わせ法という方法が用いられるようになってきた。真空貼り合わせ法の大まかな流れとしては、図7に示すように、下側基板101上に、例えばUV(紫外線)硬化型のシール剤103によってシールパターン105を形成し(図7(a))、シールパターン105の内側にディスペンサを用いて液晶材料107を適量塗布する(図7(b))。
その後、下側基板101全体を真空チャンバー内で減圧し、減圧環境で上側基板201を貼り合わせる(図7(c))。貼り合わせにより、ディスペンサで塗布した液晶材料107がシールパターン105の内側へ広がる。次に、真空チャンバー内を大気開放することで、大気圧により均一に上側基板201全面を加圧する。その後シール剤103をUV光照射によって硬化させて、上側基板201と下側基板101とを接着し、表示パネル1を完成させる(図7(d))。
しかし、上側基板201と下側基板101とを貼り合わせることにより、シールパターン105の内側に塗布した液晶材料107がシールパターン105の内側に広がる。液晶材料107の側からみると、広がった液晶材料107が硬化していないシール剤103と接触するために、接触部分でコンタミネーションが発生し、液晶材料107の劣化の原因となる。またシール剤103側からみると、未硬化のシール剤103が液晶材料107と接触するために、シール性の低下やシール不良、シール寸法不良等の不具合が発生する。
そこで、特許文献1には、真空貼り合わせ法において、シールパターン105が形成された後で、液晶材料107の塗布前に、形成されたシールパターン105の表面だけを硬化させる仮硬化処理を行うことで、上述した問題点を解決する方法が開示されている。仮硬化処理は、UV硬化型のシール剤であれば、完全硬化するUV光照射量より少ないUV光を照射してシール剤の表面だけを硬化させればよい。また熱硬化型のシール剤であれば、完全硬化する温度より低い温度で焼成したり、焼成時間を短くしたりしてシール剤の表面だけを硬化させればよい。
特開2003−5194号公報
しかしながら、特許文献1に記載の方法では、コンタミネーションの発生による液晶材料の劣化を低減させることはできても、シール剤の表面が上側基板と下側基板とを貼り合わせる前から仮硬化した状態になっているため、上側基板と下側基板との接着剤も兼ねているシール剤の上側基板と下側基板との接着力が弱くなってしまう。
また、シール剤の表面が仮硬化しているために、上側基板と下側基板とを貼り合わせた時に、シール剤と上側基板との間に隙間が残り、液晶材料がシールパターンの外側へ漏れ出したり、貼り合わせ後の大気開放時にシールパターン内部に大気圧がかかったりして、表示不良の原因になる。
本発明は、上記事情に鑑みてなされたもので、液晶等の表示材料と未硬化のシール剤とが接触することによって発生するコンタミネーションによる表示材料の劣化を防止するとともに、上側基板と下側基板とが強固かつ、シールパターンに隙間が発生することなく接続された表示パネルの製造方法を提供することを目的とする。
本発明の目的は、下記構成により達成することができる。
1.上側基板と、
下側基板と、
前記上側基板と前記下側基板との間に充填された表示材料と、
前記上側基板と前記下側基板との間に、前記表示材料が充填される領域であるセルギャップを囲むように形成され、前記上側基板と前記下側基板とを接続するシールパターンとを備えた表示パネルの製造方法において、
前記下側基板の上に、シール剤を用いて前記シールパターンを形成することで、前記セルギャップを形成するシールパターン形成工程と、
前記下側基板の前記シールパターンが形成された面とは反対の面の側から光を照射することで、前記シールパターンの前記セルギャップ側の面の表面に仮硬化層を形成するとともに、前記シールパターンの前記下側基板と接している面とは反対側の面には仮硬化層を形成しない仮硬化工程と、
前記シールパターンによって形成された前記セルギャップに前記表示材料を塗布する表示材料塗布工程と、
前記下側基板と前記上側基板とを貼り合わせる貼り合わせ工程と、
前記シールパターンを硬化させる硬化工程とを、この順に実行することを特徴とする表示パネルの製造方法。
2.前記仮硬化工程において照射される前記光は、前記下側基板の前記シールパターンが形成された面とは反対の面の前記セルギャップ側から斜めに照射されることを特徴とする前記1に記載の表示パネルの製造方法。
3.前記硬化工程における前記シールパターンの硬化は、前記上側基板の前記シールパターンと接する面とは反対の面の側から光を照射することで行われることを特徴とする前記1または2に記載の表示パネルの製造方法。
4.前記硬化工程における前記シールパターンの硬化は、前記下側基板の前記シールパターンが形成された面とは反対の面の側から光を照射することで行われることを特徴とする前記1または2に記載の表示パネルの製造方法。
5.前記貼り合わせ工程よりも前に、前記シールパターンから所定の間隔だけ外側に第2シールパターンを形成する第2シールパターン形成工程を備え、
少なくとも前記貼り合わせ工程を減圧状態で行うことで、前記シールパターンと前記第2シールパターンとの間の減圧領域が減圧状態に保たれることを特徴とする前記1から4の何れか1項に記載の表示パネルの製造方法。
本発明によれば、表示材料の充填に先立って、セルギャップを形成するとともに上側基板と下側基板とを接続するシールパターンに、下側基板のシールパターンが形成された面とは反対の面の側から光を照射して、シールパターンの下側基板と接する面およびセルギャップ側の面の表面に仮硬化層を形成することで、液晶等の表示材料と未硬化のシール剤とが接触することによって発生するコンタミネーションによる表示材料の劣化を防止するとともに、上側基板と下側基板とが強固かつ、シールパターンに隙間が発生することなく接続された表示パネルの製造方法を提供することができる。
本発明における表示パネルの製造方法の第1の実施の形態を示すフローチャートである。 図1の各工程を示す表示パネルの断面模式図である。 本発明における表示パネルの製造方法の第2の実施の形態を説明するための模式図である。 本発明における表示パネルの製造方法の第3の実施の形態を説明するための模式図である。 本発明における表示パネルの製造方法の第4の実施の形態を示すフローチャートである。 第4の実施の形態の大まかな流れを示す模式図である。 従来の真空貼り合わせ法の大まかな流れを示す図である。
以下、本発明を図示の実施の形態に基づいて説明するが、本発明は該実施の形態に限らない。なお、図中、同一あるいは同等の部分には同一の番号を付与し、重複する説明は省略する。
最初に、本発明における表示パネルの製造方法の第1の実施の形態について、図1および図2を用いて説明する、図1は、本発明における表示パネルの製造方法の第1の実施の形態を示すフローチャートであり、図2は、図1の各工程を示す模式図である。
まず、図1のフローチャートについて、図2を参照しながら説明する。
ステップS101(シールパターン形成工程)
シール剤103を用いてシールパターン105を形成する工程である。図2(a)に示すように、表示パネル1の表示領域11となる領域(以下、セルギャップと言う)11bを囲むように設けられた下側基板101上の所定のシール位置11aに、例えばディスペンサを用いてシール剤103を塗布してシールパターン105を形成する。
下側基板101および後述する上側基板201の材質は、ガラス基板、硬質プラスチック基板、軟質プラスチック基板等、特に問わない。また、下側基板101および上側基板201は、同一の材質であってもよいし、異なる材質であってもよい。
シールパターン105は、表示パネル1の表示領域11の隔壁であり、図2(a)の左右のシールパターン105の間がセルギャップ11bである。ここで、シール剤103はUV硬化型のシール剤であるとして説明するが、それに限るわけではない。
ステップS103(仮硬化工程)
シールパターン105を形成しているシール剤103の表面を仮硬化処理して仮硬化層103aを形成する工程である。図2(b)に示すように、シールパターン105を形成しているシール剤103にUV光を照射して、シール剤103の下側基板101に接している面と、セルギャップ11b側およびセルギャップ11bとは反対側の面の表面のみを仮硬化処理して仮硬化層103aを形成する。
UV光の照射方向は、下側基板101のシールパターン105が形成された面とは反対の面(以下、裏面と言う)側からであり、UV光の照射量は、完全硬化するUV光照射量よりも少ない照射量である。この時、シール剤103の下側基板101に接している面とは反対側の面103bは未硬化である。
これによって、表示パネル1の表示領域11となるセルギャップ11bを確保できるとともに、後述するステップS105(表示材料塗布工程)およびステップS109(貼り合わせ工程)において、表示材料107と硬化していないシール剤103とが直接接触することによるコンタミネーションの発生を防ぐことができる。
なお、例えばシール剤103が熱硬化型のシール剤であれば、赤外線を用いて下側基板101の裏面側から完全硬化する照射温度よりも低い温度で照射するか、完全硬化する照射時間よりも短時間の照射を実施して、シール剤103の表面を仮硬化させればよい。
ステップS105(表示材料塗布工程)
セルギャップ11bに、液晶等の表示材料107を塗布する工程である。図2(c)に示すように、左右のシールパターン105の間のセルギャップ11bに、例えばディスペンサを用いて表示材料107を塗布する。
表示材料107の塗布パターンは、線引きでも、パターンでも、図6(b)に例示したようなアイランドパターンを複数配置したものでもよく、上側基板201と下側基板101とを貼り合わせた時に、セルギャップ11bを十分に満たす適量を塗布できればよい。表示材料107は、液晶や電気化学素子等、液状の表示機能を備える材料であれば材質は特に問わない。
なお、上述したスペーサは、表示材料107を塗布する前に、例えばインクジェット法によって予め表示領域11となるセルギャップ11bに散布されていてもよいし、表示材料107に混ぜられて、表示材料107の塗布と同時に散布されてもよく、方法は問わない。
ステップS107(アライメント工程)
上側基板201と下側基板101との位置合せを行う工程である。下側基板101上に仮硬化させたシール剤103と表示材料107とを塗布した状態で、下側基板101を真空チャンバー内に設置し、各部材に影響の出ない範囲で減圧を実施する。図2(d)に示すように、減圧状態の真空チャンバー内で、上側基板201と下側基板101との位置合せを行う。位置合せは、例えば上側基板201と下側基板101との各々に予め設けられた位置合せパターンを目標に、カメラ等による自動アライメント等によって行われる。
ステップS109(貼り合わせ工程)
上側基板201と下側基板101とを貼り合わせる工程である。図2(e)に示すように、位置合せされた上側基板201に図の矢印A方向の圧力を加えて、上側基板201と下側基板101とを貼り合わせる。貼り合わせによって、表示材料107はセルギャップ11b全体に充填される。
シールパターン105は、セルギャップ11b側の表面に仮硬化層103aを有しているので、表示材料107が硬化していないシール剤103に接触することはなく、コンタミネーションは発生しない。また、シール剤103の下側基板101に接している面とは反対側の面103b、即ち上側基板201と接する面は未硬化状態で貼り合わせが行われるために、上側基板201と下側基板101との間の接着力は十分に確保される。さらに、シール剤103の上側基板201と接する面は未硬化状態で上側基板201と密着するために、隙間を作ることもなく表示材料107の漏れ等の不具合も発生せず、表示パネル1を製造できる。
表示領域11から離れた位置で仮止め等の固定を行った上で、真空チャンバーを大気開放する。
ステップS111(硬化工程)
シール剤103を硬化させて、上側基板201と下側基板101とを接着する工程である。図2(f)に示すように、シール剤103からなるシールパターン105にUV光を照射して完全硬化させ、表示パネル1を完成させる。UV光の照射方向は、上側基板201のシールパターン105と接する面とは反対の面の側、即ちシール剤103の未硬化部分103bの側からであり、UV光の照射量は、完全硬化するに足る照射量である。
例えばシール剤103と第2のシール剤104とが熱硬化型のシール剤であれば、上側基板201の側からの赤外線照射、あるいはオーブン等を用いた焼成等により完全硬化させればよい。
以上が、表示パネル1の製造方法の第1の実施の形態の説明である。
上述したように、本発明における表示パネルの製造方法の第1の実施の形態によれば、表示材料107の充填に先立って、セルギャップ11bを形成するとともに上側基板201と下側基板101とを接続するシールパターン105に、下側基板101の裏面側からUV光を照射して、シールパターン105の下側基板101と接する面と、セルギャップ11b側およびセルギャップ11bとは反対側の面の表面のみに仮硬化層を形成する。
これによって、液晶等の表示材料107と未硬化のシール剤103とが接触することによって発生するコンタミネーションによる表示材料107の劣化を防止するとともに、上側基板201と下側基板101とが強固かつ、シールパターン105に隙間が発生することなく接続された表示パネル1の製造方法を提供することができる。
続いて、本発明における表示パネルの製造方法の第2の実施の形態について、図3を用いて説明する。図3は、本発明における表示パネルの製造方法の第2の実施の形態を説明するための模式図である。
第2の実施の形態は、上述した第1の実施の形態の第1の変形例で、第2の実施の形態のフローチャートは、図1の第1の実施の形態のフローチャートと同じである。
第2の実施の形態が第1の実施の形態と異なる点は、図3(b)に示すように、図1のステップS103(仮硬化工程)で、UV光の照射方向が、下側基板101の裏面側の、セルギャップ11bの側から斜めに照射される点である。その他の点については、第1の実施の形態と同じであるので、説明は省略する。
これによって、仮硬化層103aは、シールパターン105のセルギャップ11b側がセルギャップ11bの反対側よりも厚く仮硬化されるので、表示材料107と未硬化のシール剤103との接触によるコンタミネーションによる表示材料の劣化をよりよく防止することができるとともに、シールパターン105の上側基板201と接する部分は未硬化のままで保たれるために、上側基板と下側基板とを強固かつ、シールパターンに隙間が発生することなく接着することができる。
また、これは必須ではないが、図3(f)に示すように、図1のステップS111(硬化工程)で、UV光の照射方向を、上側基板側の図3(b)のUV光の照射方向と対向する方向とすることで、シールパターン105のステップS103(仮硬化工程)で未硬化の部分を効率よく硬化させることができる。
続いて、本発明における表示パネルの製造方法の第3の実施の形態について、図4を用いて説明する。図4は、本発明における表示パネルの製造方法の第3の実施の形態を説明するための模式図である。
第3の実施の形態は、上述した第1の実施の形態の第2の変形例で、第3の実施の形態のフローチャートは、図1の第1の実施の形態のフローチャートと同じである。
第3の実施の形態が第1および第2の実施の形態と異なる点は、図4(f)に示すように、図1のステップS111(硬化工程)で、UV光の照射が、上側基板201のシールパターン105と接する面とは反対の面の側、即ちシールパターン105の未硬化部分103bの側からではなく、ステップS103(仮硬化工程)と同じ下側基板101の裏面側から行われる点である。その他の点については、第1の実施の形態と同じであるので、説明は省略する。
これによって、第1の実施の形態と同様に、シール剤103の仮硬化層103aと未硬化部分との両方を完全硬化させることができ、さらに、UV光照射装置を下側基板101の裏面側だけに設置すればよく、表示パネル1の製造装置の低コスト化、小型化に寄与することができる。
次に、本発明における表示パネルの製造方法の第4の実施の形態について、図5および6を用いて説明する。図5は、本発明における表示パネルの製造方法の第4の実施の形態を示すフローチャートであり、図6は、第4の実施の形態の大まかな流れを示す模式図である。
第4の実施の形態が第1、第2および第3の実施の形態と異なる点は、図5のフローチャートにおいて、ステップS103(仮硬化工程)とステップS105(表示材料塗布工程)との間に、図6(a)に示すように、シールパターン105から所定の間隔だけ外側に第2シールパターン106を形成するステップS104(第2シールパターン形成工程)が設けられた点である。
第2シールパターン106を形成するシール剤は、シールパターン105を形成するシール剤103と同じであってもよいし、異なるものであってもよい。例えばシールパターン105を形成するシール剤103には、表示材料107とのコンタミネーションが発生しにくい材料を用い、第2シールパターン106を形成するシール剤には上側基板201および下側基板101との接着力の強い材料を用いてもよい。その他の点については、第1の実施の形態と同じであるので、説明は省略する。
第2シールパターン106は、仮硬化の必要はないが、仮硬化しても構わない。従って、ステップS104(第2シールパターン形成工程)は、図5に示したステップS103(仮硬化工程)とステップS105(表示材料塗布工程)との間以外に、ステップS101(シールパターン形成工程)と同時であってもよいし、ステップS101(シールパターン形成工程)とステップS103(仮硬化工程)との間、あるいはステップS105(表示材料塗布工程)の後であってもよい。
これによって、図5のステップS109(貼り合わせ工程)において、図6(b)および(c)に示すように、減圧状態の真空チャンバー内で上側基板201と下側基板101とを貼り合わせる場合に、シールパターン105と第2シールパターン106と上側基板201と下側基板101とに囲まれた減圧領域111が減圧状態に保たれることになる。
従って、上側基板201と下側基板101とを貼り合わせた後に、真空チャンバーを大気開放しても、減圧領域111は減圧状態に保たれるので、大気圧によって上側基板201と下側基板101とを押さえつける力が発生する。そのために、図1のステップS109(貼り合わせ工程)で述べた、貼り合わせ後の仮止め等の固定をする必要がなくなる。
これによって、第4の実施の形態によれば、第1の実施の形態の効果に加え、シールパターン105から所定の間隔だけ外側に第2シールパターン106を形成することで、減圧状態を保った減圧領域111を設けることができ、大気圧を利用することで貼り合わせ後の仮止め等の固定を省略することができ、製造工程を簡略化することができる。
以上に述べたように、本発明によれば、表示材料の充填に先立って、セルギャップを形成するとともに上側基板と下側基板とを接続するシールパターンに、下側基板のシールパターンが形成された面とは反対の面の側から光を照射して、シールパターンの下側基板と接する面およびセルギャップ側の面の表面に仮硬化層を形成する。
これによって、液晶等の表示材料と未硬化のシール剤とが接触することによって発生するコンタミネーションによる表示材料の劣化を防止するとともに、上側基板と下側基板とが強固かつ、シールパターンに隙間が発生することなく接続された表示パネルの製造方法を提供することができる。
なお、本発明に係る表示パネルの製造方法を構成する各構成の細部構成および細部動作に関しては、本発明の趣旨を逸脱することのない範囲で適宜変更可能である。
1 表示パネル
11 表示領域
11a シール位置
11b セルギャップ
101 下側基板
103 シール剤
103a 仮硬化層
105 シールパターン
106 第2シールパターン
107 表示材料
111 減圧領域
201 上側基板

Claims (5)

  1. 上側基板と、
    下側基板と、
    前記上側基板と前記下側基板との間に充填された表示材料と、
    前記上側基板と前記下側基板との間に、前記表示材料が充填される領域であるセルギャップを囲むように形成され、前記上側基板と前記下側基板とを接続するシールパターンとを備えた表示パネルの製造方法において、
    前記下側基板の上に、シール剤を用いて前記シールパターンを形成することで、前記セルギャップを形成するシールパターン形成工程と、
    前記下側基板の前記シールパターンが形成された面とは反対の面の側から光を照射することで、前記シールパターンの前記セルギャップ側の面の表面に仮硬化層を形成するとともに、前記シールパターンの前記下側基板と接している面とは反対側の面には仮硬化層を形成しない仮硬化工程と、
    前記シールパターンによって形成された前記セルギャップに前記表示材料を塗布する表示材料塗布工程と、
    前記下側基板と前記上側基板とを貼り合わせる貼り合わせ工程と、
    前記シールパターンを硬化させる硬化工程とを、この順に実行することを特徴とする表示パネルの製造方法。
  2. 前記仮硬化工程において照射される前記光は、前記下側基板の前記シールパターンが形成された面とは反対の面の前記セルギャップ側から斜めに照射されることを特徴とする請求項1に記載の表示パネルの製造方法。
  3. 前記硬化工程における前記シールパターンの硬化は、前記上側基板の前記シールパターンと接する面とは反対の面の側から光を照射することで行われることを特徴とする請求項1または2に記載の表示パネルの製造方法。
  4. 前記硬化工程における前記シールパターンの硬化は、前記下側基板の前記シールパターンが形成された面とは反対の面の側から光を照射することで行われることを特徴とする請求項1または2に記載の表示パネルの製造方法。
  5. 前記貼り合わせ工程よりも前に、前記シールパターンから所定の間隔だけ外側に第2シールパターンを形成する第2シールパターン形成工程を備え、
    少なくとも前記貼り合わせ工程を減圧状態で行うことで、前記シールパターンと前記第2シールパターンとの間の減圧領域が減圧状態に保たれることを特徴とする請求項1から4の何れか1項に記載の表示パネルの製造方法。
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US9166200B2 (en) 2012-11-19 2015-10-20 Samsung Display Co., Ltd. Apparatus for manufacturing organic light emitting diode display and method for manufacturing organic light emitting diode display

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