JP2010181734A - 画像表示装置 - Google Patents

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範巳 安江
Masahiro Sakakibara
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Abstract

【課題】低速走査部固有の不要な共振の影響を抑制することができる画像表示装置を提供する。
【解決手段】画像表示装置は、画像信号に応じた光を出射する光源部と、第一の走査方向に対して相対的に高速に光を走査する高速走査部と、第一の走査方向とは略直交する第二の走査方向に対して相対的に低速に光を走査する低速走査部と、を備えた。画像表示装置は、低速走査部の走査領域を略二分する第一走査領域の光と第二走査領域の光をそれぞれ光軸の異なる第一光路と第二光路とに分岐する光路分岐部と、光路分岐部で第一光路と第二光路に分岐した第一走査領域の光と第二走査領域の光とを同一光軸の光路に合流させる光路合成部と、第一走査領域と第二走査領域とでそれぞれ連続して異なる画像フレームの光を光源部から出射させる制御部と、を備える。
【選択図】図3

Description

本発明は、画像表示装置に関するものであり、特に、画像信号に応じた強度の光を第一の走査方向に対して相対的に高速に走査する高速走査部と、第一の走査方向とは略直交する第二の走査方向に対して相対的に低速に光を走査する低速走査部と、を備えた画像表示装置に関する。
従来より、画像信号に応じた光を出射する光源部と、この光源部から出射された光を第一の走査方向に高速に走査する高速走査部と、第一の走査方向とは略直交する第二の走査方向に対し、光を反射ミラーで低速に走査する低速走査部と、それら高速走査部及び低速走査部を駆動して光源部から出射させた光を2次元走査する制御部と、を備えた画像表示装置が知られている。
このような画像表示装置の低速走査部は、鋸波形状の駆動信号によって非共振モードでガルバノミラーなどの光走査素子を強制駆動させるものが一般的である。しかし、例え低速に走査する場合であっても、光走査素子に所望の走査(駆動信号の波形に忠実な揺動)をさせるのは容易ではない。例えば、光走査素子は駆動周波数より周波数が高いところに不要な固有の共振周波数を有することがあり、不要な共振が誘起されやすく、所望の走査が得られない場合が多い。そのため、例えば、特許文献1には、駆動信号の波形を光走査素子の共振を低減可能な波形とした画像表示装置が開示されている。
特開2006−276399号公報
しかしながら、上述したような画像表示装置では、光走査素子の固体差や使用状態などにより生じる特性の違いや変動にまで対応することは困難である。そのため、結局、表示画像に前記共振等による画質劣化(歪みや輝度むらなど)が現れるおそれがあり、その対策は困難であった。
また、低速走査部の走査周波数を下げられれば、必然的に駆動周波数が下がり、低速走査に所望の走査をさせ易くなるが、低速走査部の走査周波数は通常、規定されているので、そのような対策も施しにくい。
本発明は、上述したような課題などに鑑みてなされたものであり、所望の低速走査を行う場合において、低速走査部の走査周波数より低い駆動周波数(例えば1/2)にて実現することによって、光走査素子固有の不要な共振の影響を抑制し易くするなど、所望の走査を実現し易く、表示画像の画質劣化を低減することができる画像表示装置を提供することを目的とする。
以上のような目的を達成するために、本発明は、以下のようなものを提供する。
すなわち、請求項1記載の本発明では、画像信号に応じた光を出射する光源部と、第一の走査方向に対して相対的に高速に光を走査する高速走査部と、前記第一の走査方向とは略直交する第二の走査方向に対して相対的に低速に光を走査する低速走査部と、前記高速走査部及び前記低速走査部を駆動して前記光源部から出射させた光を2次元走査する制御部と、を備えた画像表示装置において、前記低速走査部の走査領域を略二分する第一走査領域の光と第二走査領域の光をそれぞれ光軸の異なる第一光路と第二光路とに分岐する光路分岐部と、前記光路分岐部で前記第一光路と前記第二光路に分岐した前記第一走査領域の光と前記第二走査領域の光とを同一光軸の光路に合流させる光路合成部と、を備え、前記制御部は、第一走査領域と第二走査領域とでそれぞれ連続して異なる画像フレームの光を前記光源部から出射させることを特徴とするものである。
また、請求項2記載の本発明では、請求項1に記載の発明において、前記光路合成部は、前記第一走査領域の光と前記第二走査領域の光を、前記光路分岐部による分岐前の走査方向の関係を維持したまま、同一光軸の光路に合流させることを特徴とするものである。
また、請求項3記載の本発明では、請求項1に記載の発明において、前記光路合成部は、前記第一走査領域の光と前記第二走査領域の光を、一方の走査領域の光が前記光路分岐部による分岐前の走査方向と逆向きとなる関係にして、同一光軸の光路に合流させることを特徴とするものである。
また、請求項4記載の本発明では、請求項1から3のいずれかに記載の発明において、前記第二光路にリレー光学系を設けて前記第二光路の光路長を前記第一光路の光路長よりも長くしたことを特徴とするものである。
また、請求項5記載の本発明では、請求項1から3のいずれかに記載の発明において、前記第一光路と前記第二光路と同一光路長としたことを特徴とするものである。
また、請求項6記載の本発明では、請求項1から5のいずれかに記載の発明において、前記低速走査部は、前記低速走査部の走査方向を前記第一走査領域から前記第二走査領域へ向けて移動させる往路走査と、前記低速走査部の走査方向を前記第二走査領域から前記第一走査領域へ向けて移動させる復路走査とで、それぞれ2画像フレーム分の光を前記光源部から出射させることを特徴とするものである。
また、請求項7記載の本発明では、請求項6に記載の発明において、前記制御部は、前記低速走査部に対称波状の駆動信号を入力して前記往路走査と前記復路走査とを連続させることを特徴とするものである。
また、請求項8記載の本発明では、請求項7に記載の発明において、前記制御部は、前記低速走査部に三角波状の駆動信号を入力して前記往路走査と前記復路走査とを連続させることを特徴とするものである。
また、請求項9記載の本発明では、請求項7に記載の発明において、前記制御部は、前記低速走査部に台形波形状の駆動信号を入力して前記往路走査と前記復路走査とを所定間隔を空けて連続させることを特徴とするものである。
また、請求項10記載の本発明では、請求項1から9のいずれかに記載の発明において、画像信号から1フレーム分の画素情報をフレームの先頭から順に記憶する記憶部を備え、前記制御部は、前記往路走査のときと前記復路走査のときとで、前記記憶部からの画素情報の読み出し順序を逆転させることを特徴とするものである。
また、請求項11記載の本発明では、請求項1から10のいずれかに記載の発明において、前記光路合成部は、前記第一光路から入射した光と前記第二光路から入射した光の相対的な偏光方向を略90度異なるように同一光軸に合流させることを特徴とするものである。
本発明によれば、所望の低速走査を行う場合において、その低速走査部の走査周波数より低い駆動周波数にて実現することによって、所望の走査を実現し易く、表示画像の画質劣化を低減することができる。
本実施形態における網膜走査型ディスプレイを示す説明図である。 本実施形態における網膜走査型ディスプレイの第2リレー光学系の構成を示す概略図である。 本実施形態における網膜走査型ディスプレイの制御を示す説明図である。 本実施形態における網膜走査型ディスプレイの第2リレー光学系の構成を示す概略図である。 本実施形態における網膜走査型ディスプレイの制御を示す説明図である。 本実施形態における網膜走査型ディスプレイの制御を示す説明図である。
以下に、本発明に好適な実施形態について図面に基づいて説明する。また、本発明の画像表示装置を網膜走査型ディスプレイ1に採用した実施形態について以下に説明する。
[画像表示装置の電気的構成]
本実施形態における網膜走査型ディスプレイ1の電気的構成などについて図1を用いて説明する。
図1に示すように、網膜走査型ディスプレイ1には、外部から供給される画像信号Sを処理するための光源ユニット部10が設けられている。光源ユニット部10には、外部からの画像信号Sが入力され、それに基づいて映像を合成するための要素となる各信号を発生する画像信号供給回路11が設けられ、この画像信号供給回路11から画像信号13(13r,13g,13b)、水平駆動信号18、垂直駆動信号19が出力される。この光源ユニット部10は、画像信号Sに応じてレーザ光を出射する光源部として機能する。
また、光源ユニット部10には、画像信号供給回路11から画像信号13として伝達される赤(R),緑(G),青(B)の各画像信号をもとにそれぞれ強度調整されたレーザ光を出射するように、Rレーザ21,Gレーザ22,Bレーザを23、それぞれ駆動するためのRレーザドライバ15,Gレーザドライバ16,Bレーザドライバ17が設けられている。さらに、各レーザより出射されたレーザ光を平行光にコリメートするように設けられたコリメート光学系24と、それぞれコリメートされたレーザ光を合波するダイクロイックミラー25と、合波されたレーザ光を光ファイバ30に導く結合光学系26とが設けられている。尚、Rレーザ21,Gレーザ22,Bレーザ23として、レーザダイオード等の半導体レーザや固体レーザを利用してもよい。
また、網膜走査型ディスプレイ1には、光源ユニット部10から伝搬されたレーザ光を水平走査系42に導くコリメート光学系41と、コリメートされたレーザ光を、光走査素子としてのガルバノミラー42aを利用して水平方向に走査する水平走査系42と、水平走査系42によって走査されたレーザ光を垂直走査系44に導く第1リレー光学系43と、水平走査系42に走査され、第1リレー光学系43を介して入射されたレーザ光を、光走査素子としてのガルバノミラー44aを利用して垂直方向に走査する垂直走査系44と、垂直走査系44に走査されたレーザ光をユーザの瞳孔47に入射し、ユーザの眼の網膜48に画像を投影する第2リレー光学系45と、が設けられている。
尚、具体的な一例としては、水平走査系42は、表示すべき画像の1走査線ごとに、レーザ光を水平方向に水平走査する光学系である。また、水平走査系42は、レーザビームを水平方向に走査するガルバノミラー42aと、そのガルバノミラー42aの駆動制御を行う水平制御回路42cとを備えている。
これに対し、垂直走査系44は、表示すべき画像の1フレームごとに、レーザ光を最初の走査線から最後の走査線に向かって垂直方向に垂直走査する光学系である。また、垂直走査系44は、垂直走査するガルバノミラー44aと、そのガルバノミラー44aの駆動制御を行う垂直制御回路44cとを備えている。
水平走査系42は、垂直走査系44より相対的に高速にすなわち高周波数でレーザ光を走査するように設計されている。また、水平走査系42,垂直走査系44は、各々画像信号供給回路11に接続され、画像信号供給回路11より出力される水平駆動信号18、垂直駆動信号19にそれぞれ同期してレーザ光を走査するように構成されている。
尚、本実施形態における水平走査系42は、入射されるレーザ光を水平方向(第一の走査方向)に対して相対的に高速に走査させる高速走査部の一例に相当する。また、本実施形態における垂直走査系44は、その水平方向に走査されたレーザ光を、垂直方向(第二の走査方向)に対して相対的に低速に走査させる低速走査部の一例に相当する。
また、本実施形態においては、水平走査系42のガルバノミラー42aと、垂直走査系44のガルバノミラー44aとは、名称を同じように説明したが、レーザ光を走査するように其の反射面が揺動(回転)させられるものであれば、圧電駆動、電磁駆動、静電駆動等いずれの駆動方式によるものであってもよいことは言うまでもない。また、本実施形態においては、水平走査系42を共振タイプの走査系とし、垂直走査系44を非共振タイプの走査系としたが、これに限らず、例えば、垂直走査系44を共振タイプの走査系としてもよいし、どちらも非共振タイプの走査系としてもよい。
次に、本発明の一実施形態の網膜走査型ディスプレイ1が、外部からの画像信号Sを受けてから、ユーザの網膜上に映像を投影するまでの過程について図1を用いて説明する。
図1に示すように、本実施形態の網膜走査型ディスプレイ1では、光源ユニット部10に設けられた画像信号供給回路11が外部からの画像信号Sの供給を受けると、画像信号供給回路11は、赤,緑,青の各色のレーザ光を出力させるためのR画像信号13r,G画像信号13g,B画像信号13bからなる画像信号13を出力すると共に、画像信号Sに含まれるか又は一緒に入力される水平同期信号と垂直同期信号に基づいて、水平駆動信号18と、垂直駆動信号19とを出力する。Rレーザドライバ15,Gレーザドライバ16,Bレーザドライバ17は各々入力されたR画像信号13r,G画像信号13g,B画像信号13bに基づいてRレーザ21,Gレーザ22,Bレーザ23に対してそれぞれの駆動信号を出力する。Rレーザ21,Gレーザ22,Bレーザ23はそれぞれの駆動信号に応じた強度のレーザ光を発生し、各々をコリメート光学系24に出力する。また、画像信号供給回路11は、水平走査系42のガルバノミラー42aの駆動状態を示すBD同期タイミング信号(図示せず)に応じて、レーザ光を発生し、各々をコリメート光学系24に出力するタイミングを制御する。つまり、このような網膜走査型ディスプレイ1(画像信号供給回路11)は、ガルバノミラー42aなどにレーザ光を出射させるタイミングを制御することとなる。各レーザ21,22,23から発生されるレーザ光は、このコリメート光学系24によってそれぞれが平行光にコリメートされ、さらに、ダイクロイックミラー25に入射されて1つのレーザ光となるよう合成された後、結合光学系26によって光ファイバ30に入射されるよう導かれる。
光ファイバ30によって伝搬されたレーザ光は、光ファイバ30からコリメート光学系41によって平行光にコリメートされて水平走査系42に出射される。この出射されたレーザ光は、水平走査系42のガルバノミラー42aの反射ミラー42bに入射される。また、ガルバノミラー42aの反射ミラー42bに入射したレーザ光は水平駆動信号18に同期して水平方向に走査されて第1リレー光学系43を介し、垂直走査系44のガルバノミラー44aの反射ミラー44bに入射する。ガルバノミラー44aは、垂直駆動信号19に同期して、その反射ミラー44bが入射光を垂直方向に反射するように往復振動をしており、このガルバノミラー44aによってレーザ光は垂直方向に走査される。このように画像信号供給回路11は、高速走査部である水平走査系42及び低速走査部である垂直走査系44を駆動して光源部から出射させた光を2次元走査する制御部として機能する。
ガルバノミラー44aによって走査されたレーザ光は、第2リレー光学系45を介して、ユーザの瞳孔47に入射する。これによって、ユーザはこのように2次元走査されて網膜上に投影されたレーザ光による画像を認識することができる。つまり、この網膜走査型ディスプレイ1は、画像に関する画像信号に応じて変調されたレーザ光を走査させて出射させることで、ユーザの少なくとも一方の眼の網膜に画像を投影し、画像を表示する画像表示装置の一例に相当する。
[第2リレー光学系45の構成]
また、上述した第2リレー光学系45の構成について図2を用いて以下に説明する。尚、図2においては、理解を容易とするために、レーザ光(以下、単に「光」とする)の中心(光軸)のみを示している。
本実施形態における第2リレー光学系45は、図2に示すように、光を分岐させる光分岐部50と、分岐させた光路を合流させる光路合成部51と、を含む構成である。
光分岐部50は、低速走査部である垂直走査系44のガルバノミラー44aによって低速に走査された光を分岐する。特に、この光分岐部50は、ガルバノミラー44aの走査領域52を略二分する第一走査領域52aの光と第二走査領域52bの光をそれぞれ光軸の異なる第一光路Aと第二光路Bとに分岐する。この光分岐部50は、リレー系レンズ60aと、反射ミラー61a及び61bとを含む構成である。尚、ガルバノミラー44aの走査領域52における光軸中心(垂直方向における走査範囲の中心)及びその付近の領域を、第一走査領域52aと第二走査領域52bのいずれにも含まれないようにしている。すなわち、走査領域52における光軸中心及びその付近の領域を有効画像を表示しない無効表示領域としており、この無効表示領域で走査される光は第2リレー光学系45から出射しないようにしている。かかる構成により、ガルバノミラー44aの駆動が万一停止して走査領域52における光軸中心やその付近の領域に光を走査することになった場合でも、安全性を担保することができる。
第一走査領域52aにおける光は、リレー系レンズ60aを透過し、反射ミラー61aで反射されて、第一光路Aとして反射ミラー66aに入射し、第一走査領域52bにおける光は、リレー系レンズ60aを透過し、反射ミラー61bで反射されて、第二光路Bとして反射ミラー66bに入射する。
光路合成部51は、第一光路Aと第二光路Bに分岐した第一走査領域52aの光と第二走査領域52bの光とを同一光軸の光路に合流させることにより、第一走査領域52aと第二走査領域52bとを重ねて合成走査領域52xとする。
光路合成部51は、反射ミラー66a,66b,67a,67bと、1/2波長板68aと、偏光プリズム69aと、リレー系レンズ70aとを含む構成である。1/2波長板68aは、偏光特性を90度回転する機能を有し、P波をS波に、若しくは、S波をP波に変換することが可能である。仮にガルバノミラー44aからの反射光をP波とすると、光路AはS波に変換され、光路BはP波のままで偏光プリズム69aに入射する。また、偏光プリズム69aは、光路A方向からのS波と光路B方向からのP波を反射する面を有する。
第一走査領域52aにおける光は、第一光路Aとして反射ミラー66aに入射した光は、1/2波長板68aに入射し、1/2波長板68aを透過した光が反射ミラー67aに入射する。反射ミラー67aで反射された光は、偏光プリズム69aに入射し、リレー系レンズ70aに入射する。第二走査領域52bにおける光は、第二光路Bとして反射ミラー66bに入射した光は、反射ミラー67bに入射する。反射ミラー67bで反射された光は、偏光プリズム69aに入射し、リレー系レンズ70aに入射する。
このように、1/2波長板68aにより、第一光路Aから入射した光と第二光路Bから入射した光の相対的な偏光方向を略90度異なるようにした後、偏光プリズム69aにより、同一光軸の光路Xに合流させることとなる。従って、光の相対的な偏光方向を略90度になるように合流させることによって、偏光プリズム69aを用いて容易に光路を合流させることができる。
また、光分岐部50と光路合成部51は、例えば第一光路Aと第二光路Bとを対称に配置することで第一光路Aと第二光路Bと同一光路長とすることができ、これにより共役関係を維持することができる。
尚、上述においては、水平走査系42、第1リレー光学系、垂直走査系44及び第2リレー光学系45の順に配置し、第2リレー光学系45に光分岐部50と光路合成部51とを設けるようにしたが、垂直走査系44により垂直方向に走査された光をその後の光路で分岐、合流させるものであればよい。
例えば、垂直走査系44、第1リレー光学系、水平走査系42及び第2リレー光学系45の順に配置し、第1リレー光学系43に光分岐部50と光路合成部51とを設けるようにしてもよい。このようにすることで、水平方向へ走査されていない光を取り扱えることから光分岐部50と光路合成部51の小型化を図ることができる。
[第2リレー光学系45の機能]
また、上述した第2リレー光学系45の機能について図3を用いて以下に説明する。図3は、本実施形態における第2リレー光学系45の機能を示す説明図である。図3(A),(B),(D)においては横軸を垂直方向Vとし、縦軸を水平方向Hとして示し、図3(C)においては横軸を垂直方向Vとし、縦軸を時間tとして示している。
本実施形態における網膜走査型ディスプレイ1では、上述したようにガルバノミラー42aによる往復走査で光を水平方向(符号Hに示す方向)に、ガルバノミラー44aによる往復走査で光を垂直方向(符号Vに示す方向)にそれぞれ走査し、図3(A)に示すように走査領域52内で光を走査可能としており、この走査領域52のうち第一走査領域52aと第二走査領域52bで画像を形成するための光が走査される。
図3(A)では、ガルバノミラー42a及びガルバノミラー44aにより走査領域52全域で往復走査したときの光の軌跡γを示しているが、第一走査領域52aと第二走査領域52b以外で走査される光は画像形成に用いられず、図3(B)に示すように、第一走査領域52aと第二走査領域52bで画像を形成するための光が走査される。
この走査領域52においては、ガルバノミラー44aによる垂直方向の1走査(往路走査及び復路走査の各走査)により、第一走査領域52aにおける垂直方向の1走査分の光と第二走査領域52bにおける垂直方向の1走査分の光がそれぞれ走査されて、各領域52a、52bに対してそれぞれ1フレーム分の画像を形成する光の走査が行われ、合成走査領域52xにおいて2フレーム分の画像を形成する光の走査が順次行われる。
本実施形態では、ガルバノミラー44aは、図3(C)に示すように、三角波状の駆動信号を入力して往路走査と復路走査とを連続させるようにしており、第一走査領域52aと第二走査領域52bとで2フレーム分の画像(画素)が表示され、ガルバノミラー44aによる垂直方向に対する往復走査によって合計4フレーム分の画像が表示される。
尚、第一走査領域52a及び第二走査領域52bを矢印F1〜F4(図3(C)参照)で示すように走査された各領域52a,52bの光は、光分岐部50及び光路合成部51を介して合成走査領域52xにおいて各1フレーム分の画像を形成する光としてそれぞれ矢印F1〜F4で示す方向に垂直走査されることになる(図3(D)参照)。
また、画像信号供給回路11は、画像信号から1フレーム分の画素情報(画像情報)をフレームの先頭から順に記憶する記憶部(例えばVRAM)を備えており、水平ラインの走査毎に1ライン分の画素情報を記憶部から読み出し、当該画素情報に応じた強度の光を各レーザ21〜23から出力する。
ここで、水平方向に対するn本の走査ラインを順番(画像データの先頭となるラインから順番)に水平ラインL1、L2、L3、L4、・・・、Ln−1、Lnとすると、フレームF1においては第一走査領域52aを水平ラインL1からLnへの方向(以下、「正方向」とする)に走査し、フレームF2においては第二走査領域52bを正方向に走査し、フレームF3においては第二走査領域52bを水平ラインLnからL1への方向(以下、「逆方向」とする)に走査し、フレームF4においては第一走査領域52aを逆方向に走査する。このように繰り返し行うことによって、連続して画像が表示可能となる。
ガルバノミラー44aによる走査はその1走査毎にその走査方向が異なることから、画像信号供給回路11は、記憶部に記憶されている画素情報を読み出す際に、降順読み出し(各フレームの画素情報を先頭ラインから最後ラインに向けて読み出す処理)と、昇順読み出し(各フレームの画素情報を最後ラインから先頭ラインに向けて読み出す処理)を画素情報の2フレーム分毎に切り替える。すなわち、画素情報を読み出す際に、ガルバノミラー44aが第一走査領域52aに走査方向が向いているときと、ガルバノミラー44aが第二走査領域52bに走査方向が向いているときとで、画素情報の読み出し順序を逆にしている。
また、ガルバノミラー42aによる走査は往復走査であるため、各ラインの画素情報を正順読み出し(各ラインの先頭画素から最終画素に向けて読み出す処理)、逆順読み出し(各ラインの最終画素から先頭画素に向けて読み出す処理)の順番で交互に読み出す。例えば、図3に示す例では、画像信号供給回路11は、各フレームF1,F2の画素情報の読み出しを先頭ラインから、ライン単位で正順読み出し、逆順読み出しの順に繰り返し行い、各フレームF3,F4の画素情報の読み出しを最終ラインから、ライン単位で正順読み出し、逆順読み出しの順に繰り返し行うこととなる。
このように、本実施形態において、第一光路Aと第二光路Bに分岐した第一走査領域52aの光と第二走査領域52bの光とを同一光軸の光路Xに合流させ、第一走査領域52aと第二走査領域52bとを重ねて合成走査領域52xとしており、例えば1フレームを1/60秒周期とすると、低速方向に往路走査、復路走査をそれぞれ1/30秒周期で行えばよいこととなる。
通常の往復走査においては2画像フレーム分の光を出射させるが、上述した構成とすることによって、画像信号供給回路11は、ガルバノミラー44a(低速走査部)の走査方向を第一走査領域52aから第二走査領域52bへ向けて移動させる往路走査と、ガルバノミラー44aの走査方向を第二走査領域52bから第一走査領域52aへ向けて移動させる復路走査とで、4画像フレーム分の光を出射させることとなる。
また、画像信号から1フレーム分の画素情報をフレームの先頭から順に記憶する記憶部を含み、その記憶されている画素情報を読み出す際に、垂直走査系44の光走査素子であるガルバノミラー44aの垂直方向に対する往復走査の切り替わりで、画素情報の読み出し順序を逆転させることとなる。
このように、第一光路Aと第二光路Bに分岐した第一走査領域52aの光と第二走査領域52bの光とを同一光軸の光路Xに合流させ、第一走査領域52aと第二走査領域52bとを重ねて合成走査領域52xとしても、容易に画像を表示させることができる。
かかる構成により、低速走査部である垂直走査系44の駆動周波数を下げることが可能であり、また、上述したように三角波のような対称波形で駆動することで、更に駆動周波数を下げることが可能となる。このため、駆動周波数とガルバノミラー44a固有でかつ強制駆動時に不要な固有共振の周波数との周波数差を大きくすることができる。更には、対称波形で駆動しているため偶数次の高調波を抑圧することができる。これらに伴い、低速走査部固有の不要な固有共振の影響を更に抑制することができる。ジッターなどに基づく表示画像の画質劣化を防止することができる。また、低速走査部による走査領域52の光軸中心に、有効画像を表示しない無効表示領域を容易に設けることができ、ガルバノミラー44aの駆動が停止した際の安全性を担保することができる。また、走査する光が極めて細い径であれば、上述した2つの走査領域の光の状態(例えば光路長や共役関係など)の考慮をあまりしなくてよいため、上述した2つの走査領域の走査光の合流させることが容易となる。
[第二の実施形態]
尚、上述した実施形態においては、第一走査領域52aの光と第二走査領域52bの光を、分岐前の走査方向の関係を維持したまま、同一光軸の光路Xに合流させるたが、これに限らず、例えば、分岐前の走査方向と逆向きとなる関係で、同一光軸の光路に合流させてもよい。また、上述した実施形態においては、第一光路Aと第二光路Bと同一光路長としたが、これに限らず、例えば、第一光路と第二光路とのいずれかの光路長を長くしてもよい。また、第一光路と第二光路とが、実質的に共役関係に有り、第一光路と第二光路とが重ね合わされるように構成されていればどのような構成でも実施可能である。
具体的には、図4に示すように、第2リレー光学系45は、光を分岐させる光分岐部53と、分岐させた光路を合流させる光路合成部54と、を含む構成である。
この光分岐部53は、リレー系レンズ60c,60dを含む構成である。
第一走査領域55cにおける光は、リレー系レンズ60cを透過し、第一光路Cとしてハーフミラー68cに入射し、第二走査領域55dにおける光は、リレー系レンズ60dを透過し、第二光路Dとしてリレー系レンズ66dに入射する。
光路合成部54は、第一光路Cと第二光路Dに分岐した第一走査領域55cの光と第二走査領域55dの光とを同一光軸の光路Yに合流させることにより、第一走査領域55cと第二走査領域55dとを重ねて合成走査領域55yとする。
光路合成部54は、リレー系レンズ66d,68d,69cと、反射ミラー67dと、ハーフミラー68cとを含む構成である。
第一走査領域55cにおける光は、第一光路Cとしてハーフミラー68cを透過し、リレー系レンズ69cを透過し、ユーザの瞳孔47に入射する。第二走査領域55dにおける光は、第二光路Dとしてリレー系レンズ66dに入射した光は、反射ミラー67dに入射する。そして、反射ミラー67dに入射した光は、リレー系レンズ68dを透過し、ハーフミラー68cに入射し、リレー系レンズ69cを透過し、ユーザの瞳孔47に入射する。また、リレー系レンズ66dと、反射ミラー67dとの間では、分岐前の走査方向とは逆になる。また、このリレー系レンズ66d等のリレー光学系を、第二光路Dに設けて第二光路Dの光路長を第一光路Cの光路長よりも長くした。
[第2リレー光学系45の制御]
また、上述した第2リレー光学系45の制御について図5を用いて以下に説明する。図5は、本実施形態における第2リレー光学系45の機能を示す説明図である。図5(A)においては横軸を垂直方向Vとし、縦軸を時間tとして示し、図5(B)においては横軸を垂直方向Vとし、縦軸を水平方向Hとして示している。
第1実施形態と同様に、ガルバノミラー42aによる往復走査で光を水平方向に、ガルバノミラー44aによる往復走査(図5(A)参照)で光を垂直方向にそれぞれ走査し、走査領域55内で光を走査可能としており、この走査領域55のうち第一走査領域55cと第二走査領域55dで画像を形成するための光が走査される。
このため、上述した第1実施形態と同じように、垂直方向に対し、フレームF1においては第一走査領域55cを水平ラインL1からLnの正方向に走査し、フレームF2においては第二走査領域55dを水平ラインL1からLnの正方向に走査し、フレームF3においては第二走査領域55dを水平ラインLnからL1の逆方向に走査し、フレームF4においては第一走査領域55cを水平ラインLnからL1の逆方向に走査する。
一方、第2リレー光学系45(光路合成部51)は、上述した第1実施形態とは異なり、第一走査領域55cの光と第二走査領域55dの光を、一方の走査領域(例えば、第二走査領域55d)の光が分岐前の走査方向と逆向きとなる関係にして、同一光軸の光路Yに合流させることとしている。尚、本実施形態においては、第一走査領域55cの光と第二走査領域55dの光とは光路Yにおいて、垂直方向が逆向きになる。
このため、上述したように第二走査領域55dにおいては、分岐後において走査方向が逆になり、図5(B)に示すように、合成走査領域55yを、時系列順に、上述したフレームF1に対応する光が正方向に走査され、上述したフレームF2に対応する光が逆方向に走査され、上述したフレームF3に対応する光が正方向に走査され、上述したフレームF4に対応する光が逆方向に走査されることとなる。
尚、画像信号供給回路11は、記憶部に記憶されている画素情報を読み出す際に、水平走査方向に対応して正順読み出し、逆順読み出しの順番で、更に垂直走査方向に対応して降順読み出し、昇順読み出し、降順読み出し、昇順読み出しの順番で画像データを読み出す。例えば、図5に示す例では、画像信号供給回路11は、フレームF1の画素情報の読み出しを先頭ラインから、ライン単位で正順読み出し、逆順読み出しの順に繰り返し行い、フレームF2の画素情報の読み出しを最終ラインから、ライン単位で正順読み出し、逆順読み出しの順で繰り返し行い、フレームF3の画素情報の読み出しを、ライン単位で正順読み出し、逆順読み出しの順で繰り返し行い、フレームF4の画素情報の読み出しを、ライン単位で正順読み出し、逆順読み出しの順で繰り返し行うこととなる。
これによって、画像信号供給回路11は、ガルバノミラー44aの走査方向を第一走査領域55cから第二走査領域55dへ向けて移動させる往路走査と、ガルバノミラー44aの走査方向を第二走査領域55dから第一走査領域55cへ向けて移動させる復路走査とで、4フレーム分の画像の光を出射させることとなる。
また、画像信号から1フレーム分の画素情報をフレームの先頭から順に記憶する記憶部を含み、その記憶されている画素情報を読み出す際に、ガルバノミラー44a(低速走査部)の走査方向を第一走査領域55cと第二走査領域55dとの間や、その低速方向に対する往復走査の切り替わりで、画素情報の読み出し順序を逆転させることとなる。
これによって、第一光路Aと第二光路Bに分岐した第一走査領域55cの光と第二走査領域55dの光とを同一光軸の光路Yに合流させ、第一走査領域55cと第二走査領域55dとを重ねて合成走査領域55yとしても、容易に画像を表示させることができる。
[第三の実施形態]
また、上述した実施形態においては、三角波形状の駆動信号を入力して往復駆動させたが、これに限らず、例えば、台形波形状の駆動信号を入力して往路走査と復路走査とを連続させてもよく、鋸波形状の駆動信号を入力して一方向(単方向)走査を連続させてもよい。以下に、鋸波形状の駆動信号を入力し単方向に走査した第三の実施形態について説明する。
[第2リレー光学系45の制御]
前記鋸波形駆動の走査に関し、上述した図2に示す第2リレー光学系45の制御について図6を用いて以下に説明する。図6は、本実施形態における第2リレー光学系45の鋸波形駆動の走査に対する機能を示す説明図である。図6(A)においては横軸を垂直方向Vとし、縦軸を時間tとして示し、図6(B)においては横軸を垂直方向Vとし、縦軸を水平方向Hとして示している。
具体的に、第三の実施形態に鋸波形にて、単方向の垂直走査を行わせると、図6(A)に示すように、ガルバノミラー44aは、走査領域52内で光を走査可能となり、そのうちの第一走査領域52aと第二走査領域52bとで画像を形成するための光が走査され、2フレーム分の画像(画素)が表示される。この場合において、第一走査領域52aから第二走査領域52bに垂直方向に往路走査された後には、画像を表示させないタイミングとなり、第一走査領域52aから低速方向に往路走査が再度行われることとなる。
このため、図6(A)に示すように、垂直方向に対し、フレームF1〜F4において各領域52a,52bを水平ラインL1からLnへの正方向に走査することなる。
[その他の実施形態]
また、上述した実施形態においては、低速走査する垂直走査系44に本発明を採用したが、主走査系を低速に走査する副走査系であれば適用できるものなので、これに限らず、例えば、水平走査系42のほうが低速走査する副走査系であれば、水平走査系42に本発明を採用してもよい。尚、ここでいう主走査系とは、第一の走査方向に対して相対的に高速に行う走査系であり、副走査系とは、前記第一の走査方向とは略直交する第二の走査方向に対して相対的に低速に行う走査系である。また、上述した実施形態においては、光の走査領域を二分割して、それぞれを合成したが、これに限らず、例えば、光の走査領域を更に二分割して、それぞれを合成してもよく、この場合においては、1/4の駆動周波数で画像が表示可能となる。
以上、本発明の実施の形態のいくつかを図面に基づいて詳細に説明したが、これらは例示であり、発明の開示の欄に記載の態様を始めとして、当業者の知識に基づいて種々の変形、改良を施した他の形態で本発明を実施することが可能である。
1 網膜走査型ディスプレイ
11 画像信号供給回路
44 垂直走査系
44a ガルバノミラー
50,53,56 光分岐部
51,54,55 光路合成部
52,55,58走査領域
52a,55c 第一走査領域
52b,55d 第二走査領域
68a 1/2波長板
69a 偏光プリズム
A,C 第一光路
B,D 第二光路

Claims (11)

  1. 画像信号に応じた光を出射する光源部と、第一の走査方向に対して相対的に高速に光を走査する高速走査部と、前記第一の走査方向とは略直交する第二の走査方向に対して相対的に低速に光を走査する低速走査部と、前記高速走査部及び前記低速走査部を駆動して前記光源部から出射させた光を2次元走査する制御部と、を備えた画像表示装置において、
    前記低速走査部の走査領域を略二分する第一走査領域の光と第二走査領域の光をそれぞれ光軸の異なる第一光路と第二光路とに分岐する光路分岐部と、
    前記光路分岐部で前記第一光路と前記第二光路に分岐した前記第一走査領域の光と前記第二走査領域の光とを同一光軸の光路に合流させる光路合成部と、を備え、
    前記制御部は、第一走査領域と第二走査領域とでそれぞれ連続して異なる画像フレームの光を前記光源部から出射させることを特徴とする画像表示装置。
  2. 前記光路合成部は、前記第一走査領域の光と前記第二走査領域の光を、前記光路分岐部による分岐前の走査方向の関係を維持したまま、同一光軸の光路に合流させることを特徴とする請求項1に記載の画像表示装置。
  3. 前記光路合成部は、前記第一走査領域の光と前記第二走査領域の光を、一方の走査領域の光が前記光路分岐部による分岐前の走査方向と逆向きとなる関係にして、同一光軸の光路に合流させることを特徴とする請求項1に記載の画像表示装置。
  4. 前記第二光路にリレー光学系を設けて前記第二光路の光路長を前記第一光路の光路長よりも長くしたことを特徴とする請求項1から3のいずれかに記載の画像表示装置。
  5. 前記第一光路と前記第二光路と同一光路長としたことを特徴とする請求項1から3のいずれかに記載の画像表示装置。
  6. 前記低速走査部は、前記低速走査部の走査方向を前記第一走査領域から前記第二走査領域へ向けて移動させる往路走査と、前記低速走査部の走査方向を前記第二走査領域から前記第一走査領域へ向けて移動させる復路走査とで、それぞれ2画像フレーム分の光を前記光源部から出射させることを特徴とする請求項1から5のいずれかに記載の画像表示装置。
  7. 前記制御部は、前記低速走査部に対称波状の駆動信号を入力して前記往路走査と前記復路走査とを連続させることを特徴とする請求項6に記載の画像表示装置。
  8. 前記制御部は、前記低速走査部に三角波状の駆動信号を入力して前記往路走査と前記復路走査とを連続させることを特徴とする請求項7に記載の画像表示装置。
  9. 前記制御部は、前記低速走査部に台形波形状の駆動信号を入力して前記往路走査と前記復路走査とを所定間隔を空けて連続させることを特徴とする請求項7に記載の画像表示装置。
  10. 画像信号から1フレーム分の画素情報をフレームの先頭から順に記憶する記憶部を備え、
    前記制御部は、前記往路走査のときと前記復路走査のときとで、前記記憶部からの画素情報の読み出し順序を逆転させることを特徴とする請求項1から9のいずれかに記載の画像表示装置。
  11. 前記光路合成部は、前記第一光路から入射した光と前記第二光路から入射した光の相対的な偏光方向を略90度異なるように同一光軸に合流させることを特徴とする請求項1から10のいずれかに記載の画像表示装置。
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