JP2010180838A - エンジンバルブ開閉タイミング調整装置用制御バルブ - Google Patents
エンジンバルブ開閉タイミング調整装置用制御バルブ Download PDFInfo
- Publication number
- JP2010180838A JP2010180838A JP2009026856A JP2009026856A JP2010180838A JP 2010180838 A JP2010180838 A JP 2010180838A JP 2009026856 A JP2009026856 A JP 2009026856A JP 2009026856 A JP2009026856 A JP 2009026856A JP 2010180838 A JP2010180838 A JP 2010180838A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- spool
- pressure regulator
- inner ring
- bearing
- fixed
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Images
Classifications
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F01—MACHINES OR ENGINES IN GENERAL; ENGINE PLANTS IN GENERAL; STEAM ENGINES
- F01L—CYCLICALLY OPERATING VALVES FOR MACHINES OR ENGINES
- F01L1/00—Valve-gear or valve arrangements, e.g. lift-valve gear
- F01L1/02—Valve drive
- F01L1/04—Valve drive by means of cams, camshafts, cam discs, eccentrics or the like
- F01L1/047—Camshafts
- F01L2001/0475—Hollow camshafts
Landscapes
- Valve Device For Special Equipments (AREA)
Abstract
【課題】回転調圧器をスプールの軸芯回りで固定駆動部に対して回転可能に支持させつつ、駆動源の駆動力を可動体を介してスプールに軸受の中央孔を介して伝達させるエンジンバルブ開閉タイミング調整装置用制御バルブを提供する。
【解決手段】制御バルブ1は、カムシャフト102と共に回転するように設けられた回転調圧器2と、固定部に固定される固定駆動部5と、軸芯P1の回りで回転調圧器2を固定駆動部5に対して周方向に回転可能に支持する軸受6とを有する。軸受6は、軸芯P1またはこれの延長線を包囲するように中央孔63を形成する内周面を有するリング状をなし、回転調圧器2と固定駆動部5との間に介在する。
【選択図】図2
【解決手段】制御バルブ1は、カムシャフト102と共に回転するように設けられた回転調圧器2と、固定部に固定される固定駆動部5と、軸芯P1の回りで回転調圧器2を固定駆動部5に対して周方向に回転可能に支持する軸受6とを有する。軸受6は、軸芯P1またはこれの延長線を包囲するように中央孔63を形成する内周面を有するリング状をなし、回転調圧器2と固定駆動部5との間に介在する。
【選択図】図2
Description
本発明はエンジンバルブの開閉タイミングを調整するタイミング調整装置に用いられる用制御バルブに関する。
従来、エンジンバルブ開閉タイミング調整装置が知られている。これは、エンジンの駆動条件に応じて、エンジンに搭載されているエンジンバルブの開閉タイミングを調整するものである。これにより燃費等が改善される。
そして、タイミング調整装置の油路に連通するポートの開閉を切り替える制御バルブが知られている。この制御バルブは、エンジンのカムシャフトと共に回転するように設けられた回転調圧器と、固定部に固定された固定駆動部とを有する(特許文献1)。
ここで、回転調圧器は、エンジンバルブの開閉タイミングを調整するタイミング調整装置の油路に連通する複数のポートをもつ筒体と、筒体の内部に嵌合され軸芯をもち軸芯に沿って直動することによりポートの開閉を切り替えるスプールとを有する。固定駆動部は、スプールを押圧させる可動軸と、可動軸を直動させる駆動力を発揮する駆動源とを有する。
ところで、上記した制御バルブによれば、固定駆動部の可動軸の先端にカップ状の調整部材を嵌合し、回転調圧器のスプールを調整部材に突きあてている。固定駆動部により可動軸がこれの軸芯方向に沿って移動すると、調整部材を介して回転調圧器のスプールを同方向に直動させて、回転調圧器のポートの開閉を実施し、オイルの流路を切り替える。上記した制御バルブによれば、スプールの初期位置を調整する場合には、調整部材を交換し、カップ状の調整部材の底部の厚みを変更することにしている。
本発明は上記したエンジンバルブ開閉タイミング調整装置用制御バルブを更に技術的に進めたものであり、回転調圧器をスプールの軸芯回りで固定駆動部に対して軸受により回転可能に支持させつつ、駆動源の駆動力を可動体を介してスプールに向けて軸受の中央孔を介して伝達させることができるエンジンバルブ開閉タイミング調整装置用制御バルブを提供することを課題とする。
本発明に係るエンジンバルブ開閉タイミング調整装置用制御バルブは、(i)エンジンのカムシャフトと共に回転するように設けられ、エンジンバルブの開閉タイミングを調整するタイミング調整装置の油路に連通する複数のポートをもつ筒体と、筒体の内部に嵌合され軸芯をもち軸芯に沿って直動することによりポートの開閉を切り替えるためのスプールとを有する回転調圧器と、
(ii)固定部に固定され、ポートの開閉を切り替えるようにスプールを移動させてスプールを筒体の内部において直動させる軸状をなす可動体と、スプールでポートの開閉を切り替えるように可動体をこれの軸芯に沿って直動させる駆動力を発生させる駆動源とをもつ固定駆動部と、
(iii)スプールの軸芯または軸芯の延長線を包囲するように中央孔を形成する内周面を有するリング状をなし、回転調圧器と固定駆動部との間に介在し、スプールの軸芯または軸芯の延長線の回りで回転調圧器を固定駆動部に対して周方向に回転可能に支持する軸受とを具備しており、
(iv)軸受の中央孔は、可動体からスプールへ向かう動力伝達経路を配置していることを特徴とする。
(ii)固定部に固定され、ポートの開閉を切り替えるようにスプールを移動させてスプールを筒体の内部において直動させる軸状をなす可動体と、スプールでポートの開閉を切り替えるように可動体をこれの軸芯に沿って直動させる駆動力を発生させる駆動源とをもつ固定駆動部と、
(iii)スプールの軸芯または軸芯の延長線を包囲するように中央孔を形成する内周面を有するリング状をなし、回転調圧器と固定駆動部との間に介在し、スプールの軸芯または軸芯の延長線の回りで回転調圧器を固定駆動部に対して周方向に回転可能に支持する軸受とを具備しており、
(iv)軸受の中央孔は、可動体からスプールへ向かう動力伝達経路を配置していることを特徴とする。
以上説明したように本発明によれば、スプールの軸芯またはスプールの軸芯の延長線を包囲するように中央孔を形成する内周面を有するリング状をなす軸受が設けられている。この軸受は、回転調圧器と固定駆動部との間に介在しており、スプールの軸芯またはこれの延長線の回りで回転調圧器を固定駆動部に対して周方向に回転可能に支持する。従って回転調圧器をスプールの軸芯回りで固定駆動部に対して回転可能に支持することができる。
リング状の軸受の内周面で形成される中央孔は、スプールの軸芯またはスプールの軸芯の延長線を包囲する。このため駆動源の駆動力で可動体が直動するとき、可動体はスプールを移動させてスプールを同じ方向に直動させる。このように
リング状の軸受の中央孔は、可動体からスプールへ向かう動力伝達経路を配置している。
リング状の軸受の中央孔は、可動体からスプールへ向かう動力伝達経路を配置している。
このように本発明は、固定駆動部に対して回転調圧器を回転可能に支持するための軸受の中央孔のスペースを有効利用し、可動体からスプールへ向かう動力伝達経路は、リング状の軸受の中央孔内に配置されているため、小型化が図られる。すなわち、本発明によれば、回転調圧器をスプールの軸芯回りで固定駆動部に対して軸受により回転可能に支持させつつ、駆動源の駆動力を可動体を介してスプールに軸受の中央孔を介して伝達させてポートの開閉を切り替えることができる。
本発明の一視点によれば、軸受はころがり軸受が好ましい。この場合、軸受は、スプールの軸芯またはスプールの軸芯の延長線の回りを包囲する内輪と、内輪よりも外周側に配置された外輪と、内輪および外輪の間に介在する複数個の転動体とをもつことが好ましい。この場合、回転調圧器および固定駆動部のうちのいずれか一方は内輪に当接されて位置決めされ、回転調圧器および固定駆動部のうちのいずれか他方は外輪に当接されて位置決めされることが好ましい(請求項2)。転動体は、球体、円筒等が挙げられる。軸受としては、玉軸受、円筒ころ軸受、アンギュラ軸受、自動調芯軸受等の公知の軸受が挙げられ、単列式、複列的でも良い。
本発明の一視点によれば、内輪は、スプールの軸直角方向と平行な方向に沿って延設され且つ互いに背向する一対の内輪軸端面を有し、外輪は、スプールの軸直角方向と平行な方向に沿って延設され且つ互いに背向する一対の外輪軸端面を有することが好ましい。この場合、回転調圧器は、外輪の一対の外輪軸端面のうちの回転調圧器に対向する外輪軸端面に当接される調圧器当接面を有することが好ましい。且つ。固定駆動部は、内輪の一対の内輪軸端面のうちの固定駆動部に対向する内輪軸端面に当接される駆動部当接面を有することが好ましい(請求項3)。この場合、内輪の軸端面および外輪の軸端面は、位置決め用のストッパ面として作用することができる。
また、本発明の一視点によれば、内輪は、スプールの軸直角方向と平行な方向に沿って延設され且つ互いに背向する一対の内輪軸端面を有し、外輪は、スプールの軸直角方向と平行な方向に沿って延設され且つ互いに背向する一対の外輪軸端面を有しており、回転調圧器は、内輪の一対の内輪軸端面のうちの回転調圧器に対向する外輪軸端面に当接される調圧器当接面を有し、固定駆動部は、外輪の一対の外輪軸端面のうちの固定駆動部に対向する外輪軸端面に当接される駆動部当接面を有することが好ましい(請求項4)。この場合、内輪の軸端面および外輪の軸端面は、位置決め用のストッパ面として作用することができる。
本発明の一視点によれば、スプールの軸芯の延長線に沿って固定駆動部を回転調圧器に向けて付勢する付勢力を発揮させる付勢要素が設けられていることが好ましい。この場合、付勢要素の付勢力により固定駆動部は軸受を介して回転調圧器に当接されて位置決めされる。付勢要素は板バネ、コイルバネ、皿バネ等の公知のバネ、発泡体等の多孔質体、軟質樹脂やゴム等の高分子系材料が採用できる。
エンジンに搭載されているカムシャフトと固定部との間に、スプールの軸芯の方向において、組付公差、寸法公差等の影響で変位が存在するおそれがある。しかしながら変位が存在する場合であっても、付勢要素の付勢力により、固定駆動部は、軸受を介して回転調圧器に押圧されて、軸長方向において位置決めされる(請求項5)。このように軸受は軸長方向において固定駆動部の位置を規制させるストッパ面として機能することができる。このため上記変位を吸収することができる。なお固定部は、固定駆動部を保持するための部位であり、カムシャフトと異なり回転しない部位であり、エンジンカバー、ボディ等が例示される。
また、本発明の一視点によれば、固定駆動部が磁路を形成して駆動力を発生させる場合には、軸受において、内輪の一対の内輪軸端面のうち、調圧器当接面および駆動部当接面に当接していない内輪軸端面については、空間に対面させることができる。空間は磁気抵抗が高いため、磁路の阻害が抑えられる。同様に、外輪の一対の外輪軸端面のうち、調圧器当接面および駆動部当接面に当接していない外輪軸端面については、空間に対面させることができる。空間は磁気抵抗が高いため、固定駆動部が発生させる磁路の阻害が抑えられる。
カムシャフトは回転するため、回転調圧器は回転に伴い振動するおそれがある。そこで本発明の一視点によれば、振動を吸収する弾性材料で形成された弾性部材が、固定駆動部と固定部との間に介在されていることが好ましい(請求項6)。回転調圧器の振動が固定駆動部側および固定部側に伝達されることが抑制される。弾性部材としては、発泡体等の多孔質体、軟質樹脂やゴム等の高分子系材料、板バネ等が採用できる。
また組付時において、スプールが回転調圧器から脱落するおそれがあることがある。そこで本発明の一視点によれば、組付時において、スプールに係合されスプールの脱落を抑えるストッパが、固定駆動部と回転調圧器との間に介在されていることが好ましい(請求項7)。この場合、組付時におけるスプールの脱落が抑えられる。
本発明の一視点によれば、固定駆動部を固定部に取り付けるための固定ブラケットが設けられており、固定ブラケットは、スプールの軸直角方向に沿って延設された長孔状の固定穴を有し、固定穴を挿通した取付具を固定部に取り付けることにより、固定駆動部は固定部に固定されることが好ましい(請求項8)。取付具はボルト、リベットなどが挙げられる。
以下、本発明の実施例1について図1〜図3を参照して説明する。本実施例に係る制御バルブは、車両に搭載されるエンジンの燃焼室のポートを開閉させるエンジンバルブの開閉タイミングを調整する装置に使用される。図1に示されるように、制御バルブ1は、大別すると、カムシャフトと共に回転する回転調圧器2と、カムシャフトと共に回転しないように固定されている固定駆動部5とを有する。回転調圧器2は、中空室21をもつ金属またはセラミックスを基材とする筒体20と、筒体20の中空室21の内部に移動可能に嵌合された金属またはセラミックスを基材とする軸状をなすスプール26とを有する。
図1に示されるように、筒体20は、中空室21に連通するように径方向(軸直角方向)に貫通する複数個のポート22と、ドレン室23と、オイルパン等に向けてオイルを排出するようにドレン室23に連通するドレン路24とをもつ。筒体20には、連結筒として機能する連結ソケット25が接続されている。筒体20は、連結ソケット25によりエンジンのカムシャフト102に連結される。エンジンが駆動すると、カムシャフト102がこれの軸芯回りで回転し、ひいては、ソケット25を介して回転調圧器2がスプール26の軸芯P1の回りで回転される。回転調圧器2の外周側には、エンジンバルブの開閉タイミングを進角方向および遅角方向に油路を調整するためのタイミング調整装置4が設けられている。タイミング調整装置4はドレン通路4dをもち、カムシャフト102および回転調圧器2と共に回転する。
上記したように回転調圧器2は、筒体20およびスプール26と共に、エンジンのカムシャフト102と共に回転するように設けられている。筒体20に形成されているポート22は、筒体20の径方向に貫通しており、タイミング調整装置4の油路に連通可能とされている。スプール26は複数個の流路27および複数個のランド部28をもつ。スプール26は軸芯P1をもち、筒体20の内部に嵌合されており、軸芯P1に沿って筒体20の内部において直動可能とされている。
スプール26の軸芯P1は、カムシャフト102の軸芯に対応しており、カムシャフト102の軸芯に対して同軸の関係とされている。スプール26の直動に伴いスプール26の流路27が筒体20のポート22に対面するとき、そのポート22は開放される。スプール26の直動に伴いスプール26のランド部28がポート22に対面するとき、そのポート22は閉鎖される。このようにしてタイミング調整装置4の油路が切り替えられ、エンジンバルブの開閉タイミングが調整される。
図1に示されるように、回転調圧器2の内部には、リターンバネ29および逆止弁30が内蔵されている。リターンバネ29は、スプール26をリターン方向(矢印X2方向)に付勢させ固定駆動部5に向けて移動させる付勢力を発揮させる。場合によっては、リターンバネ29はコイルバネとされているが、板バネ、捻りコイルバネとしても良い。逆止弁30は、エンジンの停止時に、タイミング調整装置4に溜まっているオイルの流出を抑え、タイミング調整装置4のオイルが全てオイルパンに排出されないようにするためのものである。
次に、固定駆動部5について説明する。固定駆動部5は、固定部として機能するエンジンカバー106に着脱可能に固定される。図1に示されるように、固定駆動部5は、長軸状をなす可動体として機能する可動軸50と、可動軸50をこれの軸芯P2に沿って直動させる駆動力を発生させる駆動源51と、駆動源51の外周側を包囲する外装スリーブ52とをもつ。
駆動源51は、励磁コイル53と、励磁コイル53に励磁電流が給電されたときに発生する磁路を形成する前側の第1ヨーク54および後側の第2ヨーク55とを有する。図1に示されるように、第1ヨーク54は、可動軸50を挿通させる挿通孔54aと、軸直角方向に突設したフランジ部54fとを有する。第2ヨーク55は、可動軸50の基端部を嵌合させる嵌合孔55aを有する。制御装置により励磁コイル53に励磁電流が給電されると、第1ヨーク54および第2ヨーク55を介して磁路が形成され、可動軸50がこれの軸芯P2に沿ってスプール26を押圧する方向に(矢印X1方向)に所定のストロークぶん直動する。これによりスプール26が筒体20の内部において同方向に移動し、ポート22の開閉が切り替えられる。なお、第1ヨーク54および第2ヨーク55は、高い透磁率を有する材料(例えば鉄系材料)で形成されていることが好ましい。
次に、図2を参照しつつ軸受6について説明する。軸受6はリング状をなしており、回転調圧器2と固定駆動部5との間に介在する。軸受6の軸受機能により、回転調圧器2は、固定駆動部5に対して軸芯P1回りで周方向に回転可能となるように支持される。軸受6は、これ内輪60の内周面で形成された断面円形状をなす中央孔63をもつ。中央孔63は、軸芯P1または軸芯P1の延長線を包囲するとともに、可動軸50の軸芯P2または可動軸50の軸芯P2の延長線を包囲する。
軸受6はころがり軸受である。具体的には、図2に示されるように、軸受6は、リング状の内輪60と、内輪60よりも外周側に配置されたリング状の外輪62と、内輪60および外輪62の間の隙間64xに存在するように周方向に並設された複数個の球状の転動体64とをもつ。隙間64xは、周方向に沿って断続的に設けられており、第1ヨーク54の材料に比較して高い磁気抵抗をもつ。なお本実施例は軸受64の内輪60と外輪62との間の隙間64xを後述するように磁気ギャップとして有効利用している。
内輪60および外輪62は、軸芯P1または軸芯P1の延長線の回り、並びに、可動軸50の軸芯P2または可動軸50の軸芯P2の延長線の回りを包囲する。なお、内輪60、外輪62および転動体64は、鉄系等の金属で耐摩耗性を有するように形成されていることが好ましい。但しセラミックスでも良い。
本実施例によれば、回転調圧器2は軸受6の外輪62に当接されて位置決めされる。固定駆動部5は軸受6の内輪60に当接されて位置決めされる。転動体64は球体とされており、転動性が確保されている。
更に説明を加える。図2に示されるように、内輪60は、互いに背向する一対の内輪軸端面60e,60e’と、リング状をなす内輪内周面60iと、リング状をなす内輪外周面60pを有する。内輪軸端面60e,60e’は、スプール26の軸直角方向(矢印Y方向,スプール26の径方向)と平行な方向に沿って延設されている。
外輪62は、互いに背向する一対の外輪軸端面62e,62e’と、リング状をなす外輪外周面62pと、リング状をなす外輪内周面62iとを有する。外輪軸端面62e,62e’は、スプール26の軸直角方向(矢印Y方向)と平行な方向に沿って延設されている。スプール26の軸直角方向は、スプール26および筒体20の半径方向に相当する。
図2に示されるように、回転調圧器2の筒体20は、固定駆動部5に対向する調圧器当接面70を有する。調圧器当接面70は、軸芯P1の回りを1周するリング形状をなしており、スプール26の軸直角方向(矢印Y方向)と平行な方向に沿って延設されている。調圧器当接面70は、外輪62の一対の外輪軸端面62e,62e’のうちの回転調圧器2に対向する外輪軸端面62eに当接され、軸長方向において位置決めされる。ここで、軸長方向とは、スプール26の軸芯P1が延設されている方向、可動軸50の軸芯P2が延設されている方向を意味する。
図2に示されるように、固定駆動部5の第1ヨーク54は、回転調圧器2に対向する駆動部当接面72を有する段部72sをもつ。駆動部当接面72および段部72sは、軸芯P1,P2の回りを1周するリング形状をなしており、スプール26の軸直角方向(矢印Y方向)と平行な方向に沿って延設されている。駆動部当接面72は、内輪60の一対の内輪軸端面60e,60e’のうちの固定駆動部5に対向する内輪軸端面60eに当接され、軸長方向において位置決めされる。
更に説明を加える。図2に示されるように、回転調圧器2の筒体20は、回転調圧器2と共に軸芯P1の回りで一体回転する回転筒部20cをもつ。回転筒部20cは、軸芯P1,P2の回りを1周するように、固定駆動部5に向けて突設されている。
図2に示されるように、回転筒部20cは、調圧器内周面20iを有する。調圧器内周面20iは、軸芯P1,P2の回りを1周するリング形状をなしており、軸芯P1,P2と平行な方向に沿って延設されている。調圧器内周面20iは、軸受6の外輪62の外周面62pに対面して係合されるため、軸直角方向(矢印Y方向)において位置決めされる。
図2に示されるように、固定駆動部5の第1ヨーク54は、固定筒部54cを有する。固定筒部54cは、回転調圧器2に向けて突設されており、可動軸50の軸芯P2の回りを1周する。固定筒部54cは、駆動部外周面54pと、先端に向かうにつれて外径が縮径する円錐面状のガイド面54dとを有する。駆動部外周面54pは、軸芯P1の回りを1周するリング形状をなしており、軸芯P1と平行な方向に沿って延設されている。
駆動部外周面54pは、軸受6の内輪60の内周面60iに対面して係合されるため、固定駆動部5は軸直角方向(矢印Y方向)において位置決めされる。
さてエンジンの組付時に、組付公差または寸法公差等の影響で、カムシャフト102を搭載するエンジンとエンジンカバー106(固定部)との相対位置が軸芯P1に沿った方向において変位することがある。このような場合であっても、軸受6の軸端面60e,62eをストッパ面として利用することにより、回転調圧器2に対して固定駆動部5を軸長方向に規制させることができる。このため上記した変位を吸収することができる。
図2に示されるように、回転調圧器2において、調整器内周面20iと調圧器当接面70は、断面で直角な係合部101を構成する。同様に、固定駆動部5において、駆動部外周面54pと駆動部当接面72は、断面で直角な係合部102を構成する。
図2に示されるように、スプール26のうち可動軸50の先端面50kに対向する側には、係合体80(伝達要素)が係合されている。係合体80の係合室80cを介して、球(伝達要素)82が介在している。球82は、スプール26と可動軸50の先端面50kとの間に位置しており、転動性をもち、スプール26と可動軸50との間における駆動力伝達を行う。ここで、可動軸50が矢印X1方向に移動すると、係合体80および球82を介してスプール26が同方向に押圧されて移動する。励磁電流がオフとされているとき、リターンバネ29の付勢力によりスプール26が矢印X2方向に移動する。すると、係合体80および球82を介して可動軸50が同方向に押圧されて移動する。
次に、制御バルブ1の組付形態の一例を説明する。本実施例によれば、図1に示されるように、固定部としてのエンジンカバー106には取付孔107が貫通されて形成されている。エンジンカバー106に固定駆動部5を取り付けるための固定ブラケット90が設けられている。
エンジンカバー106の取付孔107に固定駆動部5を挿入させた状態で、ボルトで形成された取付具90dを固定ブラケット90の固定穴90aおよび付勢バネ91の挿通穴91aに挿通する。そのエンジンカバー106(固定部)の雌螺子孔で形成された固定穴106cに取付具90dを螺着させて固定させる。これにより固定駆動部5は、固定ブラケット90および取付具90dを介してエンジンカバー106(固定部)に着脱可能に固定される。なお、取付孔107の内壁面と固定駆動部5との間には隙間108が形成される。
さて、従来では、回転調圧器2をカムシャフト102共に保持するエンジンとエンジンカバー106との間に、軸芯P1の方向において、組付公差および寸法公差等の影響で変位ずれが存在することがある。従来では、軸長方向における位置変位が存在していると、その位置変位に相当する距離ぶん、固定駆動部5の励磁コイル53が可動軸50の移動ストロークを増加させる必要があった。このため励磁コイル53が大型化し、固定駆動部5が大型化し、サイズ、価格の面において好ましくなかった。
この点について本実施例によれば、固定駆動部5は、軸受6を介して回転調圧器2の筒体20に当接されるまで、エンジンカバー106の取付孔107内に移動可能に設けられている。更に、付勢要素としての付勢バネ91が設けられている。付勢バネ91は、固定駆動部5を回転調圧器2に向けて軸芯P1の延長線に沿って、つまり矢印XA方向(図1参照)に向けて付勢させる付勢力を発揮させる。この結果、付勢バネ91の付勢力により、固定駆動部5の先端に配置されている第1ヨーク54は、軸受6を介して回転調圧器2の筒体20に当接される。
具体的には、図2および図3に示されるように、固定駆動部5の先端に位置されている第1ヨーク54の駆動部当接面72は、軸受6の内輪60の内輪軸端面60eに押圧される。且つ、外輪62の外輪軸端面62eは、ストッパ85を介して回転調圧器2の筒体20の調圧器当接面70に押圧させる。これにより固定駆動部5は、付勢バネ91により軸芯P1の方向において回転調圧器2に向けて付勢され、更に、軸受6を介して回転調圧器2に当接されて位置決めされる。
このように付勢バネ91により、固定駆動部5は軸受6を介して回転調圧器2に押圧されて軸長方向において位置決めされる。このため従来と同様に、回転調圧器2をカムシャフト102共に保持するエンジンとエンジンカバー106との間に、軸芯P1,P2の方向において、組付公差等の影響で位置変位が万一存在していたとしても、付勢バネ91により、固定駆動部5は軸受6を介して回転調圧器2に押圧されて軸長方向において位置決めされる。このように軸受6の外輪軸端面62eおよび内輪軸端面60eは、軸長方向において固定駆動部5の位置を規制させるストッパ面として機能することができる。この結果、本実施例によれば、その位置変位に相当する距離ぶん、固定駆動部5の励磁コイル53が可動軸50の移動ストロークを増加させることが廃止できる。このため励磁コイル53の大型化が避けられ、固定駆動部5の大型化が避けられ、サイズ、価格の面において有利となる。
図1に示されるように、付勢バネ91は、挿通孔91aを有する固定部91cと、固定部91cにL次形状に連設された板バネ部91eとをもつ。板バネ部91eは、可動軸50の軸芯P2付近を付勢する。固定部91cと板バネ部91eとの間の寸法L2(図2参照)が抑えられているため、小型化に貢献できる。
ところで、エンジンの組付時において、組付公差および寸法公差等の影響で、カムシャフト102を搭載するエンジンとエンジンカバー106との相対位置がスプール26の軸直角方向(矢印Y方向)においても変位することがある。そこで本実施例によれば、固定穴90aは、真円形状ではなく、スプール26の軸直角方向(矢印Y方向)に沿って延設された長孔状をなす。これによりエンジンカバー106とエンジンとの相対位置がスプール26の軸直角方向(矢印Y方向)においても変位しているときであっても、取付具90dに対して固定穴90aの位置を調整すれば、その変位を吸収することができ、制御バルブ1の組付精度が確保される。
ところで、回転調圧器2がカムシャフト102と共に回転するとき、エンジンまたはカムシャフト102等の振動に起因し、回転調圧器2がスプール26の軸直角方向(矢印Y方向)において振動するおそれがある。その振動が固定駆動部5にも、更にはエンジンカバー106にも伝達されるおそれがある。この場合、固定駆動部5の保護性を高めるため、固定駆動部5の取付強度を維持させるためには、好ましくない。
そこで本実施例によれば、図1に示されるように、取付孔107の内壁面と固定駆動部5との間には、振動絶縁機能を果たすことができる隙間108が形成されている。これにより振動が固定駆動部5介して直接伝達されないように抑制されている。更に、振動吸収性をもつ弾性材料で形成された振動吸収性を有する弾性部材93m,93kが、固定駆動部5とエンジンカバー106(固定部)との間に介在されている。具体的には、振動吸収性を有する弾性部材93mが、エンジンカバー106(固定部)に固定された固定ブラケット90と固定駆動部5の外装スリーブ52との間に介在されている。更に、振動吸収性を有する弾性部材93kが、エンジンカバー106(固定部)と固定ブラケット90との間に介在されている。このため回転調圧器2の振動が固定駆動部5、ひいては固定ブラケット90やエンジンカバー106に伝達されることが抑制される。このような弾性部材93は、発泡体等の多孔質体、軟質樹脂やゴム等の高分子系材料で形成されている。弾性部材93はリング状をなしており、可動軸50の軸芯P2を1周するように包囲するため、振動吸収性を高めることができる。
また、制御バルブ1を組み付けるにあたり、回転調圧器2に固定駆動部5を接続させるときには、付勢バネ91の付勢力に対抗する反力等に起因し、組付条件等により、回転調圧器2のスプール26が矢印X2方向に移動して筒体20から脱落するおそれがある(図2参照)。そこで本実施例によれば、図2に示されるように、スプール26の脱落を抑えるストッパ85が、筒体20の回転筒部20c内に保持されている。ストッパ85は、固定駆動部5と回転調圧器2との間に介在されている。これによりスプール26の脱落が抑えられる。
以上説明したように本実施例によれば、軸芯P1,P2またはこれらの延長線を包囲するように中央孔63を形成するリング状をなす軸受6が設けられている。この軸受6は、回転調圧器2の筒体20と固定駆動部5の第1ヨーク54との間に介在しており、軸芯P1,P2の回りで回転調圧器2を固定駆動部5に対して周方向に回転可能に支持する。従って回転調圧器2を軸芯P1,P2の回りで固定駆動部5に対して回転可能に良好に支持することができる。ここで、外輪62は回転調圧器2の筒体20に保持されているため、回転調圧器2と共に回転する。これに対して、内輪60は固定側駆動部5に保持されているため、固定状態に維持される。図3は組付後の状態を示す。図3から理解されるように、軸受6の外輪62と固定駆動部5の第1ヨーク54のフランジ部54fとの間には、隙間59がリング状に形成されている。隙間59が形成されているため、回転調圧器2と固定駆動部5との接触が抑制されつつ、回転調圧器2が外輪62と共に回転できる。
上記したように軸受6と第1ヨーク54との間にはリング状の隙間59(図3参照,空間)が形成されている。更に軸受6の内輪60と外輪62との間には、周方向に沿った隙間64x(図3参照)が形成されている。更に回転調圧器2の筒体20と軸受6との間にも、空洞状のドレン室23が形成されている。隙間59,隙間64x、ドレン室23は、第1ヨーク54の材料に比較して高い磁気抵抗(エアギャップ)をもつ空間として機能し、第1ヨーク54を透過する磁束を透過させにくい。このため、制御バルブ1の使用時において可動軸50を直動させるときにおいて、第1ヨーク54の磁路が損なわれることが抑えられる。故に、励磁コイル53への通電に基づいて可動軸50を直動させるストローク、駆動力が良好に維持される。更にストッパ85の外端85pは、外輪62の軸端面62eに接触するものの、内輪60の軸端面60eに実質的に接触していていない。
すなわち本実施例によれば、図3に示されているように、軸受6において、内輪60の一対の内輪軸端面60e,60e’のうち、駆動部当接面72に当接していない内輪軸端面60e’については、空間であるドレン室23に対面させることができる。同様に、外輪62の一対の外輪軸端面62e,62e’のうち、調圧器当接面70に当接していない外輪軸端面62e’については、空間である隙間59に対面させることができる。空間は磁気抵抗が高いため、第1ヨーク54の磁路の阻害が抑えられる。
更に本実施例によれば、リング状の軸受6の内周面で形成される中央孔6は、軸芯P1,P2またはこれらの延長線を包囲する。このため駆動源の駆動力で可動軸50が矢印X1方向に直動するとき、軸受6の中央孔63内において、可動軸50はスプール26を押圧してスプール26を同じ方向に直動させることができる。また、リターンバネ29で可動軸50が矢印X2方向に直動するとき、軸受6の中央孔63内において、スプール26は可動軸50を押圧して可動軸50を同じ方向に直動させることができる。
このように本実施例によれば、リング状の軸受6の中央孔63は、可動軸50の駆動力をスプール26に伝達させる駆動力伝達経路を形成することができる。これにより回転調圧器2のポート22の開閉をスプール26により良好に切り替えることができる。このため本実施例によれば、回転調圧器2を軸芯P1の回りで固定駆動部5に対して軸受6により回転可能に支持させつつ、駆動源の駆動力を可動軸50を介してスプール26に軸受6の中央孔63を介して伝達させることができる。
このように可動軸50およびスプール26を直動させる駆動力伝達経路を軸受6が包囲しているため、リング状の軸受6の内径および外径がそれだけ拡径される。このため回転調圧器2に固定駆動部5を軸受6を介して組み付ける際に、軸受6の径サイズが小さな場合に比較して、軸受6の姿勢の安定化が図られる。ひいては固定駆動部5の姿勢の安定化が図られる。よって、回転調圧器2に固定駆動部5を組み付ける組付精度が良好に確保される。
本実施例によれば、図3に示されるように、軸受6はストッパ85を介してドレン室23に対向する位置に配置されている。このため、ドレン室23からオイルが軸受6に供給され易くなっており、軸受6の転動性が確保される。更に、エンジンの組付時において、不可避的な組付公差等の影響で、エンジンとエンジンカバー106との相対位置が軸芯P1,P2に沿った方向において変位することがある。このような場合であっても、本実施例によれば、回転調圧器2に対して固定駆動部5を軸受6を介して当接させれば、軸長方向において回転調圧器2に対して固定駆動部5を定位置に組み付けることができるため、上記した変位を吸収することができる。
本実施例によれば、エンジンの仕様、エンジンで回転されるカムシャフト102の回転駆動形態を考慮し、軸受6は単列深溝軸受とされている。この場合、内輪60および外輪62に形成された軌道の溝は、球状の転動体64の半径よりもわずかに大きい半径の円弧で形成された横断面をなしている。この軸受6は、軸芯P1,P2の方向に沿ったアキシャル荷重、および、軸直角方向(矢印Y方向)に沿ったラジアル荷重の双方をバランス良く負荷させることができる。
図4は実施例2を示す。本実施例は実施例1と基本的には同様の構成および作用効果を有する。以下、異なる部分を中心として説明する。本実施例によれば、図4に示されるように、回転調圧器2は軸受6の内輪60に当接される。固定駆動部5は軸受6の外輪62に当接される。転動体64は球体とされており、転動性が確保されている。
図4に示されるように、回転調圧器2の筒体20は、調圧器当接面70を有する。調圧器当接面70は、軸芯P1,P2の回りを1周するリング形状をなしており、スプール26の軸直角方向と平行な方向に沿って延設されている。調圧器当接面70は、内輪60の一方の内輪軸端面60eに当接され、軸長方向において位置決めされる。
図4に示されるように、固定駆動部5の第1ヨーク54は駆動部当接面72を有する。駆動部当接面72は、軸芯P1,P2の回りを1周するリング形状をなしており、スプール26の軸直角方向(矢印Y方向)と平行な方向に沿って延設されている。駆動部当接面72は、外輪62の一方の外輪軸端面62eに当接され、軸長方向において位置決めされる。
更に説明を加える。図4に示されるように、回転調圧器2の筒体20は、回転調圧器2と共に軸芯P1の回りで一体回転する回転筒部20cをもつ。回転筒部20cは、軸芯P1,P2の回りを1周するように、固定駆動部5に向けて突設されている。回転筒部20cは、調圧器外周面20pを有する。調圧器外周面20pは、軸芯P1の回りを1周するリング形状をなしており、軸芯P1,P2と平行な方向に沿って延設されている。調圧器外周面20pは、内輪60の内周面に対面して係合され、軸直角方向(矢印Y方向)において位置決めされる。
図4に示されるように、固定駆動部5の第1ヨーク54は固定筒部54cを有する。固定筒部54cは、回転調圧器2に向けて突設されており、可動軸50の軸芯P2の回りを1周する。固定筒部54cは、駆動部内周面54iを有する。駆動部内周面54iは、軸芯P1,P2の回りを1周するリング形状をなしており、軸芯P1,P2と平行な方向に沿って延設されている。駆動部内周面54iは、外輪62の外周面62pに対面して係合され、軸直角方向において位置決めされる。
ここで、内輪60は回転調圧器2の筒体20に保持されているため、回転調圧器2と共に回転する。図4に示されるように、軸受6の外輪62と筒体20との間に隙間58が軸芯P1,P2回りでリング状に形成されているため、回転調圧器2は内輪60と共に回転できる。これに対して、外輪62は固定側駆動部5に保持されているため、固定状態に維持される。
本実施例においても、エンジンの組付時において、組付公差または寸法公差等により、エンジンカバー106とエンジンとの相対位置が軸芯P1,P2に沿った方向において変位することがある。このような場合であっても、軸受6の内輪軸端面60eおよび外輪軸端面62eをストッパ面として利用し、これにより回転調圧器2に対して固定駆動部5の位置を軸長方向に規制させることができる。このため上記した変位を吸収することができる。
本実施例によれば、図4に示されるように、回転調圧器2の筒体20の回転筒部20cに形成されている調圧器外周面20pは、軸受6の内輪60の内周面60iを回転可能に支持している。このため、軸受6の径サイズが増加する傾向がある。このため回転調圧器2に固定駆動部5を軸受6を介して接続させる際に、軸受6の径サイズが小さな場合に比較して、軸受6の姿勢の安定化が図られ、ひいては固定駆動部5の姿勢の安定化が図られる。よって、回転調圧器2に固定駆動部5を組み付ける組付精度が良好に確保される。
ここで、図4に示されるように、回転筒部20cは、筒体20から矢印X2方向に向けて突出されている。ここで、本実施例に係る回転筒部20cは、軸受6の内輪60の内周面60iを支持しているため、実施例1に係る回転筒部20cよりも内径サイズが抑えられている構造となる。このため筒体20の回転筒部20cの内周面20iの内径は、スプール26の外径寸法MS(図4参照)とほぼ整合することになる。故に、スプール26が固定駆動部5に向けて矢印X2方向に移動するとき、回転筒部20cの内周面20iは、スプール26の脱落を抑えつつスプール26をガイドさせるスプールガイド面として機能することができる。
このため、回転調圧器2に固定駆動部5を組付けるとき、付勢バネ91の反力、リターンバネ29等の影響により、スプール26が矢印X2方向に移動して筒体20から脱落するおそれがあるときであっても、前述したように、筒体20の回転筒部20cの内周面20iの先端20fは、一対の内輪軸端面60e,60e’のうち固定駆動部の第1ヨーク54に対向する内輪軸端面60eに到達するように延設されており、スプール26を矢印X2方向に移動させるときにおけるスプールガイド面として機能することができ、スプール26の脱落を抑制できる。このため実施例1で採用していた、スプール26の脱落を抑えるストッパを廃止することができる。故に、組付部品の低減に有利である。図4に示されるように、本実施例においても、リング状の軸受6の内周面60iで形成される中央孔63は、可動軸50の駆動力をスプール26に伝達させる駆動力伝達経路を形成することができる。
なお本実施例においても、隙間59,64xは高い磁気抵抗をもつため、第1ヨーク54を透過する磁束を透過させにくいため、第1ヨーク54の磁路が損なわれることが抑えられる。すなわち本実施例によれば、図4に示されているように、軸受6において、内輪60の一対の内輪軸端面60e,60e’のうち、調整器当接面70に当接していない内輪軸端面60e’については、空間である隙間59に対面させることができる。同様に、外輪62の一対の外輪軸端面62e,62e’のうち、駆動部当接面72に当接していない外輪軸端面62e’については、空間である隙間58に対面させることができる。空間は磁気抵抗が高いため、第1ヨーク54の磁路の阻害が抑えられる。
図5は実施例3を示す。本実施例は実施例1と基本的には同様の構成および作用効果を有する。以下、異なる部分を中心として説明する。本実施例によれば、図5に示されるように、ストッパが設けられていない。図5に示されるように、本実施例においても、リング状の軸受6の内周面60iで形成される中央孔63は、可動軸50の駆動力をスプール26に伝達させる駆動力伝達経路を形成することができる。
図6は実施例4を示す。本実施例は実施例1と基本的には同様の構成および作用効果を有する。以下、異なる部分を中心として説明する。本実施例によれば、本実施例によれば、エンジンの駆動形態、カムシャフト102の回転駆動形態を考慮し、図6に示されるように、軸受6Cは円筒ころ軸受とされており、転動体64Cは、円筒状の外周面をもつころとされている。この転動体64Cは、長い軸長L3(図6参照)をもち、内輪60および外輪62に対して線接触性が高いため、転動体64Cの接触面積が増加し、アキシャル荷重よりもラジアル荷重を良好に負荷させることができる。カムシャフトの径方向の振動が大きく、回転調圧器2が軸芯P1に対して軸直角方向(矢印Y方向)への振動が大きいときに有効である。図6に示されるように、本実施例においても、リング状の軸受6の内周面で形成される中央孔63は、可動軸50の駆動力をスプール26に伝達させる駆動力伝達経路を形成することができる。なお軸受は円錐ころ軸受、針状ころ軸受としても良い。
図7は実施例5を示す。本実施例は実施例1と基本的には同様の構成および作用効果を有する。以下、異なる部分を中心として説明する。本実施例によれば、エンジンの仕様、エンジンで回転されるカムシャフト102の回転駆動形態を考慮し、図7に示されるように、軸受6Dは単列のアンギュラ玉軸受とされている。アンギュラ玉軸受は、球状の転動体64Dと内輪60及び外輪62との接触点を結ぶ直線W1がラジアル方向に対してある角度(接触角)をもつ。この軸受6Dはアキシャル荷重およびラジアル荷重を良好に負荷させることができるが、殊に、矢印X1方向へのアキシャル荷重を良好に負荷させることができる。このためカムシャフトの径方向の振動が抑えられており、すなわち、回転調圧器2の矢印Y方向への振動が抑えられており、且つ、固定駆動部5を回転調圧器2に矢印X1方向に向けて強い力で押しつける形態の場合に有効である。なお複列アンギュラ玉軸受としても良い。図7に示されるように、本実施例においても、リング状の軸受6の内周面で形成される中央孔63は、可動軸50の駆動力をスプール26に伝達させる駆動力伝達経路を形成することができる。
図8は実施例6として適用例を示す。本適用例は実施例1〜5と基本的には同様の構成および作用効果を有する。エンジンバルブの開閉タイミングを調整するタイミング調整装置は、車両のエンジンに搭載されるものである。この調整装置は、図8に示されるように、エンジンのクランクシャフト及びカムシャフトのうちの一方と一体回転するロータ状の第1回転部材11Xと、エンジンのクランクシャフト及びカムシャフトのうちの他方と一体回転する第2回転部材12Xと、第1回転部材11X及び第2回転部材12Xのうちの少なくとも一方に設けられ油圧室13Xと、油圧室13Xを第1室14X及び第2室15Xに仕切るベーン16Xと、第1室14X及び第2室15Xの少なくとも一方に対してオイルの供給または排出を行うことにより、第1回転部材11X及び第2回転部材12Xの周方向における相対回転位相を変化させるオイル通路17Xとを具備する。
各第1室14Xは互いに連通している。第2室15Xは互いに連通している。ロータ状の第1回転部材11Xの外周面には複数のベーン溝18Xが形成されている。ベーン溝18Xにはベーン16Xがスライド可能にそれぞれ挿入されている。ベーン16Xはベーンバネにより半径方向外方に常時付勢されており、第1室14X及び第2室15Xの仕切性が確保されている。
オイル通路17Xは、第1室14Xに連通するオイル通路17aと、第2室15Xに連通するオイル通路17bとを有する。オイル通路17Xは制御バルブ1に接続され、更に、オイル供給源であるオイルポンプ31Xと、オイル排出側であるリザーバ32Xとにそれぞれ接続されている。制御バルブ1は制御装置(ECU)34Xにより制御される。
ロータ状の第1回転部材11Xは、エンジンのシリンダブロックに搭載されたカムシャフトに固定されており、カムシャフト102と一体回転するようにされている。第2回転部材12Xは、ロータ状の第1回転部材11Xが同軸的に嵌合するハウジング120Xと、ハウジング120Xと一体的なスプロケット121Xとをもつ。スプロケット121Xとエンジンのクランクシャフトのギヤとの間には、タイミングチェーンやタイミングベルトなどの伝達部材が架設されている。
ここで、エンジンのクランクシャフトが回転駆動すると、スプロケット121Xと共に第2回転部材12Xが回転し、油圧室13Xのオイルを介してロータ状の第1回転部材11Xが回転し、ひいてはカムシャフトが回転する。カムシャフトのカムがエンジンのバルブを押し上げて開閉させる。ベーン16Xの位相は、第1回転部材11X及び第2回転部材12Xの周方向における相対回転位相を示す。
第2回転部材12Xに取り付けられているロック部材20Xは、付勢要素としてのロック用のバネ21Xにより半径方向内方(ロック方向)に向けて常時付勢されている。ロック用のバネ21Xにより付勢されたロック部材20Xの先端部がロータ状の第1回転部材11Xのロック溝11kに係合しているときには、ロック部材20Xによるロック機能が実現されるため、第1回転部材11X及び第2回転部材12Xの周方向における相対回転位相は、固定されており、従って、第1回転部材11X及び第2回転部材12Xは一体回転するようにされている。本例では、ロック部材20Xでロックされた位置において、エンジンの円滑な始動性が得られるように、エンジンバルブの開閉タイミングが設定されている。
ところで、エンジンの回転数が増加すると、エンジンの駆動条件に応じて、第1回転部材11X及び第2回転部材12Xの周方向における相対回転位相を変化させれば、エンジンの駆動条件に応じてエンジンバルブの開閉タイミングを調整することができる。このため、ロック部材20Xを半径方向外方(ロック解除方向)に移動させ、ロック部材20Xのロック解除を行う。このようにロック部材20Xのロックを解除すれば、第1回転部材11X及び第2回転部材12Xの周方向における相対回転位相は変化可能となる。上記したようにロック部材20Xのロック解除を行った状態で、油圧室13Xの第2室15Xに対してオイルの供給を行うか、あるいは、油圧室13Xの第1室14Xのオイルを排出させれば、ベーン16Xの位相を相対的に周方向の他方向(矢印R2方向)に変位することができる。
また、油圧室13Xの第1室14Xに対してオイルの供給を行うか、あるいは、油圧室13Xの第2室15Xのオイルを排出させれば、ベーン16Xの位相を相対的に周方向の一方向(矢印R1方向)に変位することができる。これによりエンジンの駆動条件に応じて、第1回転部材11X及び第2回転部材12Xの周方向における相対回転位相を調整でき、エンジンバルブの開閉タイミングを調整することができる。なお、矢印R1方向は、進角方向及び遅角方向のうちのいずれか一方をいう。矢印R2方向は、進角方向及び遅角方向のうちのいずれか他方をいう。進角方向はエンジンバルブの開閉時期が進む方向を意味する。遅角方向はエンジンバルブの開閉時期が遅れる方向を意味する。
なおエンジンバルブの開閉タイミングを調整装置は、図8に示す構造に限定されるものではない。
その他、本発明は上記した実施形態および実施例のみに限定されるものではなく、要旨を逸脱しない範囲内で適宜変更して実施可能である。ある実施形態に特有の構造および機能は他の実施形態、他の実施例についても適用できる。
本発明は車両等に搭載されるエンジンバルブ開閉タイミング調整装置に利用することができる。
1は制御バルブ、2は回転調圧器、20は筒体、22はポート、26はスプール、4はタイミング調整装置、5は固定駆動部、50は可動軸(可動体)、P1はスプールの軸芯、P2は可動軸の軸芯、6は軸受、60は内輪、62は外輪、64は転動体、60eは内輪軸端面、62eは外輪軸端面、70は調圧器当接面、72は駆動部当接面、90は固定ブラケット、90aは固定穴、90dは取付具、91は付勢バネ(付勢要素)、93は弾性部材を示す。
Claims (8)
- (i)エンジンのカムシャフトと共に回転するように設けられ、エンジンバルブの開閉タイミングを調整するタイミング調整装置の油路に連通する複数のポートをもつ筒体と、前記筒体の内部に嵌合され軸芯をもち前記軸芯に沿って直動することにより前記ポートの開閉を切り替えるためのスプールとを有する回転調圧器と、
(ii)固定部に固定され、前記ポートの開閉を切り替えるように前記スプールを移動させて前記スプールを前記筒体の内部において直動させる軸状をなす可動体と、前記スプールで前記ポートの開閉を切り替えるように前記可動体をこれの軸芯に沿って直動させる駆動力を発生させる駆動源とをもつ固定駆動部と、
(iii)前記スプールの軸芯または前記軸芯の延長線を包囲するように中央孔を形成する内周面を有するリング状をなし、前記回転調圧器と前記固定駆動部との間に介在し、前記スプールの軸芯または軸芯の延長線の回りで前記回転調圧器を前記固定駆動部に対して周方向に回転可能に支持する軸受とを具備しており、
(iv)前記軸受の前記中央孔は、前記可動体から前記スプールへ向かう動力伝達経路を配置していることを特徴とするエンジンバルブ開閉タイミング調整装置用制御バルブ。 - 請求項1において、前記軸受は、前記スプールの軸芯または前記軸芯の延長線の回りを包囲する内輪と、前記内輪よりも外周側に配置された外輪と、前記内輪および前記外輪の間に介在する複数個の転動体とをもち、
前記回転調圧器および前記固定駆動部のうちのいずれか一方は前記内輪に当接されて位置決めされ、前記回転調圧器および前記固定駆動部のうちのいずれか他方は前記外輪に当接されて位置決めされることを特徴とするエンジンバルブ開閉タイミング調整装置用制御バルブ。 - 請求項2において、前記内輪は、前記スプールの軸直角方向と平行な方向に沿って延設され且つ互いに背向する一対の内輪軸端面を有し、前記外輪は、前記スプールの軸直角方向と平行な方向に沿って延設され且つ互いに背向する一対の外輪軸端面を有し、
前記回転調圧器は、前記外輪の一対の前記外輪軸端面のうちの前記回転調圧器に対向する外輪軸端面に当接される調圧器当接面を有し、
前記固定駆動部は、前記内輪の一対の前記内輪軸端面のうちの前記固定駆動部に対向する前記内輪軸端面に当接される駆動部当接面を有することを特徴とするエンジンバルブ開閉タイミング調整装置用制御バルブ。 - 請求項2において、前記内輪は、前記スプールの軸直角方向と平行な方向に沿って延設され且つ互いに背向する一対の内輪軸端面を有し、前記外輪は、前記スプールの軸直角方向と平行な方向に沿って延設され且つ互いに背向する一対の外輪軸端面を有し、
前記回転調圧器は、前記内輪の一対の前記内輪軸端面のうちの前記回転調圧器に対向する前記内輪軸端面に当接される調圧器当接面を有し、
前記固定駆動部は、前記外輪の一対の前記外輪軸端面のうちの前記固定駆動部に対向する前記外輪軸端面に当接される駆動部当接面を有することを特徴とするエンジンバルブ開閉タイミング調整装置用制御バルブ。 - 請求項1〜4のうちの一項において、前記スプールの前記軸芯の延長線に沿って前記固定駆動部を前記回転調圧器に向けて付勢する付勢力を発揮させる付勢要素が設けられており、
前記付勢要素の付勢力により前記固定駆動部は前記軸受を介して前記回転調圧器に当接されて位置決めされることを特徴とするエンジンバルブ開閉タイミング調整装置用制御バルブ。 - 請求項1〜5のうちの一項において、振動を吸収する弾性材料で形成された弾性部材が、前記固定駆動部と前記固定部との間に介在されていることを特徴とするエンジンバルブ開閉タイミング調整装置用制御バルブ。
- 請求項1〜6のうちの一項において、前記スプールに係合され前記スプールの脱落を抑えるストッパが、前記固定駆動部と前記回転調圧器との間に介在されていることを特徴とするエンジンバルブ開閉タイミング調整装置用制御バルブ。
- 請求項1〜7のうちの一項において、前記固定駆動部を前記固定部に取り付けるための固定ブラケットが設けられており、前記固定ブラケットは、前記スプールの軸直角方向に沿って延設された長孔状の固定穴を有し、前記固定穴を挿通した取付具を前記固定部に取り付けることにより、前記固定駆動部は前記固定部に固定されることを特徴とするエンジンバルブ開閉タイミング調整装置用制御バルブ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2009026856A JP2010180838A (ja) | 2009-02-09 | 2009-02-09 | エンジンバルブ開閉タイミング調整装置用制御バルブ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2009026856A JP2010180838A (ja) | 2009-02-09 | 2009-02-09 | エンジンバルブ開閉タイミング調整装置用制御バルブ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2010180838A true JP2010180838A (ja) | 2010-08-19 |
Family
ID=42762543
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2009026856A Pending JP2010180838A (ja) | 2009-02-09 | 2009-02-09 | エンジンバルブ開閉タイミング調整装置用制御バルブ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2010180838A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN104806317A (zh) * | 2014-01-29 | 2015-07-29 | 株式会社电装 | 气门正时控制器 |
DE102016118710A1 (de) * | 2016-08-04 | 2018-02-08 | Hilite Germany Gmbh | Nockenwellenverstellsystem für eine Verbrennungskraftmaschine |
CN108625119A (zh) * | 2017-03-24 | 2018-10-09 | 安徽聚隆传动科技股份有限公司 | 一种节水洗衣机排水装置 |
-
2009
- 2009-02-09 JP JP2009026856A patent/JP2010180838A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN104806317A (zh) * | 2014-01-29 | 2015-07-29 | 株式会社电装 | 气门正时控制器 |
DE102016118710A1 (de) * | 2016-08-04 | 2018-02-08 | Hilite Germany Gmbh | Nockenwellenverstellsystem für eine Verbrennungskraftmaschine |
CN108625119A (zh) * | 2017-03-24 | 2018-10-09 | 安徽聚隆传动科技股份有限公司 | 一种节水洗衣机排水装置 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP4224667B2 (ja) | 燃料噴射ポンプ | |
JP5574189B2 (ja) | バルブタイミング調整装置 | |
JP6410742B2 (ja) | 弁開閉時期制御装置 | |
US8726865B2 (en) | Harmonic drive camshaft phaser using oil for lubrication | |
JP6217438B2 (ja) | 弁開閉時期制御装置 | |
JP2005530078A (ja) | 内燃機関用カムシャフト調節器 | |
JP2009185766A (ja) | バルブタイミング調整装置 | |
US10533462B2 (en) | Valve timing change device | |
WO2021106890A1 (ja) | バルブタイミング調整装置 | |
US9447710B2 (en) | Variable valve timing control device | |
JP2010180838A (ja) | エンジンバルブ開閉タイミング調整装置用制御バルブ | |
JP2006291944A (ja) | 弁開閉時期制御装置 | |
EP2843201A1 (en) | Variable valve timing control device | |
CN106939806B (zh) | 阀开闭定时控制装置 | |
JP2016089682A (ja) | 弁開閉時期制御装置 | |
JP2019007515A (ja) | 油圧制御弁 | |
JP5105187B2 (ja) | 弁開閉時期制御装置 | |
JP2007263038A (ja) | バルブタイミング調整装置 | |
JP2009180148A (ja) | バルブタイミング調整装置 | |
EP3190274A1 (en) | Valve opening and closing timing control apparatus | |
JPWO2013108544A1 (ja) | 弁開閉時期制御装置 | |
JP6273801B2 (ja) | 弁開閉時期制御装置 | |
US10858966B2 (en) | Valve timing change device | |
JP2019007516A (ja) | 油圧制御弁とバルブタイミング制御装置。 | |
US11408532B2 (en) | Electromagnetic switching valve |