JP2010179071A - 歯列を跨いで磨く歯ブラシ - Google Patents

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Abstract

【課題】従来の2面又は3面の狭小な植毛基台を平面状に並べた状態で成型し、植毛後に左右植毛基台を内側に傾けて係止又は溶着し、一体化した歯列を跨いで磨く歯ブラシは植毛基台中央部に凹溝や乾燥しない部分が出来、歯ブラシ使用後に残り滓が滞留し、次回使用時までに雑菌が繁殖し、非衛生であるから、植毛基台部の植毛面が1平面であり、磨掃効果の良い植毛束を中心線側に8°乃至10°位傾けた歯ブラシが求められる。
【解決方法】左右に連設する植毛基台の植毛束を内側に傾ける角度θを、予め水平面と両植毛面との間に付与して、植毛用のピンが垂直に抜けるようにした1次成型後、植毛内部に所望の空隙列が設けられるように植毛し、2次成型によって両植毛基台間、及びネック部の空隙を、1次成型材料と同材、又は相熔性のある軟質プラスチックで充填成型する。
【選択図】図3

Description

本発明は日常大多数の人が使用する歯ブラシのうち、歯列の噛み合わせ面と唇側(表側)舌側(裏側)の3面を同時に磨くことができる歯ブラシ(以下全歯周歯ブラシと言う)のうち、植毛束を歯ブラシ躯体の中心線側に傾けて植毛する歯ブラシに関する。
全歯周歯ブラシには、普通の歯ブラシの植毛束の中央列を短く植毛し、外側列を長く植毛したものと、植毛基台を2分割又は3分割し、各植毛面を1平面状に配列した状態で歯ブラシ躯体を成型し、植毛後に各植毛基台を内側に傾けて固定したものがある。以下後者の文献例を挙げる。
中央歯ブラシ基台の両側に側部ブラシ基台を設け、弾性帯で角度可変に結合し、中央歯ブラシ基台に短く側部歯ブラシ基台に同じか又は長く植毛することを特徴とする歯ブラシ(特許文献1)特開2001−346633
溶剤に溶け易いABS樹脂等で歯ブラシ把持部の先端両脇に夫々極めて薄い底部を有するV字溝を隔てて2つの植毛基台を設け、植毛後にV字溝の両脇を寄せ合わせ溶剤を注入し、溶着することを特徴とする歯ブラシ(特許文献2)特公昭63−503276
前記2例は組み立てに人手を要すること、及び植毛面が25粍以上となる等の欠点を改善したものとして、夫々2列の植毛孔を有する2面の植毛基台は薄肉の連繋帯で連設されるように硬質の熱可塑性合成樹脂で1次成型し、中央2列は短く外側列は長く植毛し、2面の植毛面を150°乃至160°位になるような治具に固定し、ネック部及び植毛基台間の空隙部を基材と同質又は、相熔性のある軟質合成樹脂材料で射出成型法によって充填固定する本件出願人の有する「歯列を跨いで磨く歯ブラシ」がある(特許文献3)特許4143982号
特許文献1、2においては歯磨き後、植毛基台中央凹溝部、組み立て部品の陰の部分等に残り滓や、長時間乾かない部分があり。非衛生であるが特許文献3による歯ブラシにおいても、モニター使用中に稀にではあるが160°に開いた植毛基台中央部浅い凹溝部に残り滓が滞留することが分明した。この為に次回歯ブラシを使用するまでに、目に見えなくても雑菌の繁殖は早い速度で進むから、歯ブラシ製造業者としては歯ブラシの植毛基台には残り滓が滞留するような僅かな凹凸があってはならないと思考する。
現在行われている歯ブラシの製造法は、全歯周歯ブラシを含めて、総て、把持部、ネック部、植毛基台部を一体として硬質熱可塑性合成樹脂の射出成型法によって製作し、その際総ての植毛孔は金型水平面に対し垂直に設けられる植毛孔用ピンを抜くことによって形成される。
本発明においては上記の理由から特許文献3の機能を落とさずに、1つの平面基台上に8°乃至10°位内側に傾斜した植毛束を植毛することが求められる。
段落7の製法で植毛孔を傾斜させて設けたい場合には4°位までなら成型可能であるが、それ以上に傾けたい場合には、植毛基台を2分割又は3分割して、各植毛基台を水平に並べた状態で植毛ピンを垂直に抜いて歯ブラシ躯体を形成し、植毛した後に分割した植毛基台を種々の方法で組み立てて固定しなければならず、植毛面は文献1、2、3のように2面又は3面を折り曲げた状態となる。
発明を解決する為の手段
図3は本発明が望む歯ブラシの完成時のブラシ部の側面図である。2つの植毛面2、2´は1平面にして、各植毛束は中心線に向かって8°乃至10°位傾いた角θが得られている。この状態で植毛孔は入口から外側に向かって所望の角度だけ傾斜しているので、段落7の製法で植毛孔を設ける為には植毛基台を図1、2のように各部位を連繋させて開切し、植毛面の角度を180°+2θに拡げれば植毛孔は金型の水平面に対して垂直となるので段落7の製法で施工し得る。
発明の効果
硬質熱可塑性プラスチックを射出成型法によって上記躯体を成型し、これの植毛内側2列を低く、両外側列に片側先端極細加工したフィラメントを先端極細加工した側を中央列の2倍位に、他端を1.5倍位に植毛し、植毛束列の間に歯列を跨ぐ空間を設ける。次で両植毛基台間、ネック部等の空隙部を2次成型によって両植毛面が1平面になるように金型を用いて図3のように充填成型すれば、所望の歯列を跨いで磨く歯ブラシは完成する。
本発明の歯ブラシで歯を磨くと、本件発明者の有する実用新案登録3142875号に較べ、一層歯列から外れにくく、全歯面が効率よく短時間で磨き残し無く磨け、同時に歯周ポケットの清掃や、歯肉のマッサージも効率よく出来るので、虫歯や歯周病の予防により効果がある。
磨き方の指導を受けなくても形を見ただけで使用法は判り、使用中に歯列から外れにくいので、幼児や介護を要する人でも自身で使用できる。
普通の歯ブラシの植毛基台の形は把持部の先端に細いネック部を経て、巾が10乃至12粍位、長さ15乃至25粍位、厚さ5粍位の形が定着している。この形、寸法を大きく変更することなく、植毛列のみを歯ブラシ躯体の中心線側に向けて8°乃至10°位傾けた植毛束を有する形に、植毛束の植毛の仕方のみを変えた形が良いので以下詳述する。
発明を実施する為の最良の形態
図2の植毛基台を有し、図1のような歯ブラシ躯体の多数個取り可能な金型を用意し、これによって熱可塑性合成樹脂の射出成型法によって得た歯ブラシ躯体を植毛機により、中央2列に3ミル位のフィラメントを長さ露出部を5粍位に植毛し、次いで外側列に太さ5乃至7.5ミル位の1端を先端極細加工したフィラメントを先端極細加工した側は12粍位、他端は8粍位になるように植毛し、次いで2次成型用金型に移し、左右の両植毛面が1平面の図3になるように、1次成型と同材料か、これと相熔性のある軟質プラスチックで2次成型を行えば、1平面上に8°乃至10°内側に傾いた植毛列を有する歯列を跨いで磨く歯ブラシが量産可能に得られる。
本発明実施形態を示す1次成型後、植毛前の躯体の平面図 図1のA−A断面図 完成品の歯ブラシ先端から見た側面図
1 1´ 植毛基台
2 2´ 植毛面
3 植毛束

Claims (1)

  1. 手磨きの歯ブラシ及び電動歯ブラシにおいて、把持部からネック部を経て左右に連設する2つの植毛基材1、1´は、完成時に要求される植毛面2、2´の垂直線と植毛束3のなす角θを予め水平面と夫々の植毛面2、2´との間に付与して、植毛用ピンが垂直に抜けるようにし、硬質熱可塑性合成樹脂で1次成型した後、中央2列は短く、外側各列は長く植毛した後、両植毛面が1平面になるよう、両植毛基台1、1´間及びネック部の空隙を1次成型と同材質又は相熔性のある軟質熱可塑性合成樹脂によって充填成型してなる歯ブラシ。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5898362B1 (ja) * 2015-07-17 2016-04-06 禎 鈴木 歯周ポケット清掃用ブラシ

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