JP2010178901A - 可搬型放射線画像撮影装置、撮影制御装置及び放射線画像撮影システム - Google Patents

可搬型放射線画像撮影装置、撮影制御装置及び放射線画像撮影システム Download PDF

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Abstract

【課題】ケーブルによる患者の汚染を防ぐと共に安定して放射線画像の撮影を行なうことができる可搬型放射線画像撮影装置を提供する。
【解決手段】ケーブル43が着脱可能とされた接続端子32Aにケーブル43が接続されているか否かを検出し、接続端子32Aにケーブル43が接続されていることが検出された場合に放射線画像の撮影が禁止する。
【選択図】図2

Description

本発明は、可搬型放射線画像撮影装置、撮影制御装置及び放射線画像撮影システムに関する。
近年、TFT(Thin Film Transistor)アクティブマトリクス基板上に放射線感応層を配置し、放射線を直接デジタルデータに変換できるFPD(Flat Panel Detector)等の放射線検出器が実用化されており、このFPD等を用いて照射された放射線により表わされる放射線画像を示す画像情報を生成し、生成した画像情報を記憶する可搬型放射線画像撮影装置(以下、「電子カセッテ」ともいう。)が実用化されている。
電子カセッテは可搬性を有するのでストレッチャーやベッドに載せたまま患者を撮影でき、電子カセッテの位置を変更することで撮影部位の調整も容易である。
この電子カセッテには、電力供給あるいはデータ転送などの点から、放射線画像撮影を制御する撮影制御装置(所謂、コンソール)とケーブルで接続して使用される有線接続タイプのものがある。このよう有線接続タイプの電子カセッテにおいて、電子カセッテとコンソールとの接続の操作性を向上させる技術として、特許文献1には、電子カセッテに所定の長さ(撮影の際に電子カセッテを撮影部位に置いた際に端部が患者より外側に位置する程度の長さ)の接続用ケーブルを設け、当該接続用ケーブルの端部をケーブルと接続して電子カセッテに電力を供給すると共に、コンソールで電子カセッテによる放射線画像の撮影を制御する技術が開示されている。
特開2004−44968号公報
この特許文献1の技術は、電子カセットとコンソールをケーブルで接続するため、電子カセットとコンソールとの間のデータ転送が安定するものの、電子カセットとコンソールをケーブルで接続した状態としなければ放射線画像を撮影できない。このケーブルは、床面に触れるなどして汚れが付着する場合があるため、患者に触れないことが好ましい。また、患者に引っかかり電子カセットが動いてしまい安定して放射線画像の撮影を行なうことができない場合がある。
本発明は上記事実に鑑みてなされたものであり、ケーブルによる患者の汚染を防ぐと共に安定して放射線画像の撮影を行なうことができる可搬型放射線画像撮影装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、請求項1に記載の発明の可搬型放射線画像撮影装置は、ケーブルが着脱可能な接続端子と、前記接続端子に前記ケーブルが接続されているか否かを検出する検出手段と、照射された放射線により表わされる放射線画像を撮影し、当該撮影した放射線画像を示す画像情報を生成する生成手段と、前記検出手段により前記接続端子に前記ケーブルが接続されていることが検出された場合に放射線画像の撮影を禁止する制御を行なう制御手段と、を備えている。
請求項1に記載の発明によれば、接続端子にケーブルが着脱可能とされ、検出手段により、接続端子にケーブルが接続されているか否かが検出される。
また、本発明によれば、生成手段により、照射された放射線により表わされる放射線画像が撮影され、当該撮影された放射線画像を示す画像情報が生成される。
そして、本発明によれば、制御手段により、検出手段により接続端子にケーブルが接続されていることが検出された場合に放射線画像の撮影が禁止される。
このように、請求項1に記載の発明によれば、ケーブルが着脱可能とされた接続端子にケーブルが接続されているか否かを検出し、接続端子にケーブルが接続されていることが検出された場合に放射線画像の撮影が禁止することにより、撮影の際に接続端子からケーブルを外して撮影を行なうようになるため、ケーブルによる患者の汚染を防ぐことができる。また、撮影の際に接続端子からケーブルを外して撮影が行なわれるため、撮影時に技師や患者によるケーブルの引っ掛けなどの誤操作を防ぐことができ、安定して放射線画像の撮影を行なうことができる。
なお、請求項1記載の発明は、請求項2に記載の発明のように、放射線画像の撮影指示を受付ける受付手段をさらに備え、前記制御手段が、前記検出手段により前記接続端子に前記ケーブルが接続されていないと検出され且つ前記受付手段により撮影指示を受付けた場合に前記生成手段により放射線画像を撮影する制御を行なってもよい。
また、請求項2記載の発明は、請求項3に記載の発明のように、前記制御手段が、放射線画像の撮影後に前記接続端子に前記ケーブルが接続された場合に当該ケーブルを介して前記画像情報を外部へ伝送する制御を行なってもよい。
また、請求項2記載の発明は、請求項4に記載の発明のように、他の機器と無線通信を行う無線通信手段をさらに備え、前記制御手段が、放射線画像の撮影後に前記接続端子に前記ケーブルが接続された場合に前記無線通信手段による無線通信により前記画像情報を外部へ伝送する制御を行なってもよい。
また、請求項4記載の発明は、請求項5に記載の発明のように、人体と一体となって用いられる医療機器から発生する所定周波数範囲の電波を検出する電波検出手段をさらに備え、前記制御手段が、前記電波検出手段により前記所定周波数範囲の電波が検出された場合に前記無線通信手段による無線通信を禁止してもよい。
また、本発明は、請求項6に記載の発明のように、前記制御手段が、前記検出手段により前記接続端子から前記ケーブルが外されたことが検出された場合に放射線画像の撮影が可能な撮影準備状態に前記生成手段を移行させる制御を行ってもよい。
また、本発明は、請求項7に記載の発明のように、患者に対する1回の放射線画像の撮影で必要とされる所定撮影枚数だけ撮影可能な電力を蓄積する電力蓄積手段をさらに備えてもよい。
さらに、請求項7記載の発明は、請求項8に記載の発明のように、前記所定撮影枚数を1枚としてもよい。
一方、請求項9に記載の発明の撮影制御装置は、照射された放射線により表わされる放射線画像を撮影し、当該撮影した放射線画像を示す画像情報を生成する可搬型放射線画像撮影装置の接続端子に対して着脱可能とされたケーブルが前記接続端子に接続されているか否かを検出する検出手段と、前記検出手段により前記接続端子に前記ケーブルが接続されていることが検出された場合に放射線画像の撮影を禁止する制御を行なう制御手段と、を備えている。
よって、請求項9に記載の発明は、請求項1記載の発明と同様に作用するので、ケーブルによる患者の汚染を防ぐと共に撮影時に技師や患者によるケーブルの引っ掛けなどの誤操作を防ぐことができ安定して放射線画像の撮影を行なうことができる。
一方、請求項10に記載の発明の放射線画像撮影システムは、ケーブルが着脱可能な接続端子を有し、照射された放射線により表わされる放射線画像を撮影し、当該撮影した放射線画像を示す画像情報を生成する可搬型放射線画像撮影装置と、前記可搬型放射線画像撮影装置に対して放射線を照射する放射線源と、前記接続端子に前記ケーブルが接続されているか否かを検出する検出手段と、前記検出手段により前記接続端子に前記ケーブルが接続されていることが検出された場合に放射線画像の撮影を禁止する制御を行なう制御手段と、を備えている。
よって、請求項10に記載の発明は、請求項1記載の発明と同様に作用するので、ケーブルによる患者の汚染を防ぐと共に撮影時に技師や患者によるケーブルの引っ掛けなどの誤操作を防ぐことができ安定して放射線画像の撮影を行なうことができる。
なお、上記検出手段や制御手段を可搬型放射線画像撮影装置に設けてもよい。また、上記検出手段や制御手段を放射線画像撮影を制御する撮影制御装置に設け、放射線源を放射線発生装置に設けてもよい。また、上記検出手段と制御手段と放射線源を一体として1つの装置に設けてもよい。
本発明によれば、ケーブルが着脱可能とされた接続端子にケーブルが接続されているか否かを検出し、接続端子にケーブルが接続されていることが検出された場合に放射線画像の撮影が禁止することにより、撮影の際に接続端子からケーブルを外して撮影を行なうようになるため、ケーブルによる患者の汚染を防ぐと共に撮影時に技師や患者によるケーブルの引っ掛けなどの誤操作を防ぐことができ安定して放射線画像の撮影を行なうことができる、という効果が得られる。
実施の形態に係る放射線情報システムの構成を示すブロック図である。 実施の形態に係る放射線画像撮影システムが設置された放射線撮影室の様子を示す図である。 実施の形態に係る電子カセッテの内部構成を示す透過斜視図である。 (A)は接続端子にケーブルが未接続である場合のスイッチの状態を示す図であり、(B)は接続端子にケーブルを接続させた場合のスイッチの状態を示す図である。 実施の形態に係る放射線画像撮影システムの詳細な構成を示すブロック図である。 ベッド上に横臥した患者の患部の放射線画像の撮影を行う場合の様子を示す図である。 実施の形態に係る無線通信禁止処理プログラムの処理の流れを示すフローチャートである。 実施の形態に係る撮影禁止判定処理プログラムの処理の流れを示すフローチャートである。 実施の形態に係る画像情報転送制御処理プログラムの処理の流れを示すフローチャートである。 (A)(B)は他の形態に係るベッドの天板の上面で電子カセッテと接続する場合の状態を示す側面図である。 (A)〜(C)は他の形態に係るベッドの天板の上面で電子カセッテと接続する場合の状態を示す側面図である。 (A)は他の形態に係る接続端子に反射型のセンサを設けた状態を示す図であり、(B)は他の形態に係る反射型のセンサの等価回路図である。 他の形態に係るケーブルに内臓されたシールド線の抵抗値を測定する測定回路の一例を示す回路図である。
以下、図面を参照して本発明を実施するための最良の形態について詳細に説明する。
先ず、実施の形態に係る放射線情報システム10の構成について説明する。
図1には、本実施の形態に係る放射線情報システム10{以下、「RIS10」(RIS:Radiology Information System)とも称する。)の各構成要素を示すブロック図が示されている。
RIS10は、放射線科部門内における、診療予約、診断記録等の情報管理を行うためのシステムであり、病院情報システム(HIS:Hospital Information System)の一部を構成する。
RIS10は、複数台の撮影依頼端末装置12(以下、「端末装置12」とも称する。)、RISサーバ14、病院内の個々の放射線撮影室(或いは手術室)に設置された放射線画像撮影システム18が、有線又は無線のLAN(Local Area Network)から成る病院内ネットワーク16に各々接続されて構成されている。この病院内ネットワーク16にはHIS全体を管理するHISサーバ(図示省略)も接続されている。
端末装置12は、医師や放射線技師が、診断情報や施設予約の入力・閲覧をするためのものであり、放射線画像の撮影依頼(撮影予約)もこの端末装置12からなされる。各端末装置12は、表示装置付きのパーソナルコンピュータから構成され、RISサーバ14と病院内ネットワーク16により接続されて相互通信が可能となっている。
RISサーバ14は、各端末装置12からの撮影依頼を受け付け、撮影システム18における放射線画像の撮影スケジュールを管理するものであり、データベース14Aを含んで構成されている。
データベース14Aは、患者の属性情報(氏名、性別、生年月日、年齢、血液、患者ID等)、病歴、受診歴、過去に撮影した放射線画像等、患者に関する情報、撮影システム18の電子カセッテ32の識別番号、型式、サイズ、感度、使用可能な撮影部位(対応可能な撮影依頼の内容)、使用開始年月日、使用回数等、電子カセッテ32に関する情報、及び電子カセッテ32を用いて放射線画像を撮影する環境、すなわち、電子カセッテ32を使用する環境(一例として、手術室や放射線画像の撮影専用に設置された撮影室など)を示す環境情報を含んで構成されている。
撮影システム18は、RISサーバ14からの指示に応じて医師や放射線技師の操作により放射線画像の撮影を行う。撮影システム18は、放射線源130(図5参照。)から曝射条件に従った線量からなる放射線Xを被写体に照射する放射線発生装置34と、患者を透過した放射線Xを吸収して電荷を発生し、発生した電荷量に基づいて放射線画像を示す画像情報を生成する放射線検出器60(図3及び図5参照。)を内蔵する電子カセッテ32と、不使用時に電子カセッテ32が収納されるクレードル40と、電子カセッテ32、放射線発生装置34、及びクレードル40を制御するコンソール42と、を備える。
図2には、本実施の形態に係る撮影システム18を放射線撮影室44に配置した様子の一例が示されている。
同図に示すように、放射線撮影室44には、臥位での放射線撮影を行う際に患者が横臥するためのベッド46が設置されている。ベッド46の上方空間は臥位での放射線撮影を行う際の患者の撮影位置とされている。
ベッド46の上方には、放射線源130を内蔵した放射線発生装置34が設けられている。放射線発生装置34は、不図示の自在アームに連結され、患者の撮影部位に応じた所望の位置に移動可能とされている。
ベッド46は、患者が横臥するための天板48を備えており、天板48の一部(例えば、角部)にコンソール42と接続された通信用のケーブル43が設けられている。
電子カセッテ32はケーブル43が着脱可能され、撮影待機時、ケーブル43が接続されて内蔵されるバッテリに充電が行われ、撮影時、ケーブル43が外されてベッド46上の患者の撮影部位に応じた位置へ移動・位置決めされる。
なお、電子カセッテ32は、放射線撮影室44で使用される場合に限られるものではなく、例えば、検診や病院内での回診にも適用することができる。
図3には、本実施の形態に係る電子カセッテ32の内部構成が示されている。
同図に示すように、電子カセッテ32は、放射線Xを透過させる材料からなる筐体54を備えており、防水性、密閉性を有する構造とされている。電子カセッテ32は、手術室等で使用されるとき、血液やその他の雑菌が付着するおそれがある。そこで、電子カセッテ32を防水性、密閉性を有する構造として、必要に応じて殺菌洗浄することにより、1つの電子カセッテ32を繰り返し続けて使用することができる。この筐体54の側面にはケーブル43を接続するための接続端子32Aが設けられている。
この接続端子32Aには接続端子32Aとケーブル43との接続状態を検出するため、メカニカルなスイッチ33を設けている。
図4(A)(B)には、接続端子32Aにスイッチ33を設けた一例が示されている。なお、図4(A)は接続端子32Aにケーブル43が未接続である場合のスイッチ33の状態を示しており、図4(B)は接続端子32Aにケーブル43を接続させた場合のスイッチ33の状態を示している。
スイッチ33は、ケーブル43の端子43Bが接続端子32Aに未接続状態の場合、オフとなっており、端子43Bが接続端子32Aに接続されると振動してオンなる。
一方、筐体54(図3参照。)の内部には、放射線Xが照射される筐体54の照射面56側から、患者による放射線Xの散乱線を除去するグリッド58、患者を透過した放射線Xを検出する放射線検出器60、及び、放射線Xのバック散乱線を吸収する鉛板62が順に配設される。なお、筐体54の照射面56をグリッド58として構成してもよい。
また、筐体54の内部の一端側には、マイクロコンピュータを含む電子回路及び充電可能な二次電池を収容するケース31が配置されている。放射線検出器60及び電子回路は、ケース31に配置された二次電池から供給される電力によって作動する。ケース31内部に収容された各種回路が放射線Xの照射に伴って損傷することを回避するため、ケース31の照射面22側には鉛板等を配設しておくことが望ましい。
図5には、本実施の形態に係る放射線画像撮影システム18の詳細な構成を示すブロック図が示されている。
放射線発生装置34には、コンソール42と通信を行うための接続端子34Aが設けられている。コンソール42には、放射線発生装置34と通信を行うための接続端子42A、電子カセッテ32と通信を行うための接続端子42Bが設けられている。
放射線発生装置34はケーブル35を介してコンソール42に接続されている。電子カセッテ32は、放射線画像の撮影時に、接続端子32Aにケーブル43が接続され、当該ケーブル43を介してコンソール42に接続される。
電子カセッテ32に内蔵された放射線検出器60は、TFTアクティブマトリクス基板66上に、放射線Xを吸収し、電荷に変換する光電変換層が積層されて構成されている。光電変換層は例えばセレンを主成分(例えば含有率50%以上)とする非晶質のa−Se(アモルファスセレン)から成り、放射線Xが照射されると、照射された放射線量に応じた電荷量の電荷(電子−正孔の対)を内部で発生することで、照射された放射線Xを電荷へ変換する。なお、放射線検出器60は、アモルファスセレンのような放射線Xを直接的に電荷に変換する放射線-電荷変換材料の代わりに、蛍光体材料と光電変換素子(フォトダイオード)を用いて間接的に電荷に変換してもよい。蛍光体材料としては、ガドリニウム硫酸化物(GOS)やヨウ化セシウム(CsI)が良く知られている。この場合、蛍光材料によって放射線X−光変換を行い、光電変換素子のフォトダイオードによって光−電荷変換を行なう。
また、TFTアクティブマトリクス基板66上には、光電変換層で発生された電荷を蓄積する蓄積容量68と、蓄積容量68に蓄積された電荷を読み出すためのTFT70を備えた画素部74(図5では個々の画素部74に対応する光電変換層を光電変換部72として模式的に示している)がマトリクス状に多数個配置されており、電子カセッテ32への放射線Xの照射に伴って光電変換層で発生された電荷は、個々の画素部74の蓄積容量68に蓄積される。これにより、電子カセッテ32に照射された放射線Xに担持されていた画像情報は電荷情報へ変換されて放射線検出器60に保持される。
また、TFTアクティブマトリクス基板66には、一定方向(行方向)に延設され個々の画素部74のTFT70をオンオフさせるための複数本のゲート配線76と、ゲート配線76と直交する方向(列方向)に延設されオンされたTFT70を介して蓄積容量68から蓄積電荷を読み出すための複数本のデータ配線78が設けられている。個々のゲート配線76はゲート線ドライバ80に接続されており、個々のデータ配線78は信号処理部82に接続されている。個々の画素部74の蓄積容量68に電荷が蓄積されると、個々の画素部74のTFT70は、ゲート線ドライバ80からゲート配線76を介して供給される信号により行単位で順にオンされ、TFT70がオンされた画素部74の蓄積容量68に蓄積されている電荷は、アナログの電気信号としてデータ配線78を伝送されて信号処理部82に入力される。従って、個々の画素部74の蓄積容量68に蓄積されている電荷は行単位で順に読み出される。
図示は省略するが、信号処理部82は、個々のデータ配線78毎に設けられた増幅器及びサンプルホールド回路を備えており、個々のデータ配線78を伝送された電荷信号は増幅器で増幅された後にサンプルホールド回路に保持される。また、サンプルホールド回路の出力側にはマルチプレクサ、A/D変換器が順に接続されており、個々のサンプルホールド回路に保持された電荷信号はマルチプレクサに順に(シリアルに)入力され、A/D変換器によってデジタルの画像情報へ変換される。
信号処理部82には画像メモリ90が接続されており、信号処理部82のA/D変換器から出力された画像情報は画像メモリ90に順に記憶される。画像メモリ90は放射線画像を示す画像情報を所定枚数分記憶可能な記憶容量を有しており、1ラインずつ電荷の読み出しが行われる毎に、読み出された1ライン分の画像情報が画像メモリ90に順次記憶される。
画像メモリ90は電子カセッテ32全体の動作を制御するカセッテ制御部92と接続されている。カセッテ制御部92はマイクロコンピュータによって実現されており、CPU92A、ROM及びRAMを含むメモリ92B、HDDやフラッシュメモリ等から成る不揮発性の記憶部92Cを備えている。
このカセッテ制御部92には無線通信部94及び有線通信部95が接続されている。無線通信部94は、IEEE(Institute of Electrical and Electronics Engineers)802.11a/b/g等に代表される無線LAN(Local Area Network)規格に対応しており、無線通信による外部機器との間で各種情報の伝送を制御する。有線通信部95は、接続端子32Aに接続され、接続端子32A及びケーブル43を介してコンソール42との間で各種情報の伝送を制御する。カセッテ制御部92は、無線通信部94又は有線通信部95を介してコンソール42との間で各種情報の送受信を行なう。
また、カセッテ制御部92には電波検出部98が接続されている。本実施の形態では、心臓ペースメーカー等の医療機器から発生する電波の周波数を求め、当該周波数を含んだ検出対象とする周波数範囲を定めている。電波検出部98は、検出される電波の周波数に検出対象とする所定周波数範囲内のものが含まれるか否かを検出する。カセッテ制御部92は、電波検出部98による検出結果を判別することにより、所定周波数範囲の電波を検出することが可能とされている。
さらに、カセッテ制御部92はスイッチ33と接続されている。カセッテ制御部92は、スイッチ33のオン、オフ状態を判別することにより、接続端子32Aにケーブル43が接続されているか否かを検出することが可能とされている。
また、電子カセッテ32には電源部96が設けられており、上述した各種回路や各素子(スイッチ33、ゲート線ドライバ80、信号処理部82、画像メモリ90、無線通信部94、有線通信部95、カセッテ制御部92として機能するマイクロコンピュータや電波検出部98)は、電源部96から供給された電力によって作動する。電源部96は、接続端子32Aにケーブル43が接続された場合にケーブル43を介して供給される電力により充電が行なわれる。電源部96は、電子カセッテ32の可搬性を損なわないように、バッテリ(充電可能な二次電池)を内蔵しており、充電されたバッテリから各種回路・素子へ電力を供給する。なお、図5では、電源部96と各種回路や各素子を接続する配線を省略している。
一方、コンソール42は、サーバ・コンピュータとして構成されており、操作メニューや撮影された放射線画像等を表示するディスプレイ100と、複数のキーを含んで構成され、各種の情報や操作指示が入力される操作パネル102と、を備えている。
また、本実施の形態に係るコンソール42は、装置全体の動作を司るCPU104と、制御プログラムを含む各種プログラム等が予め記憶されたROM106と、各種データを一時的に記憶するRAM108と、各種データを記憶して保持するHDD110と、ディスプレイ100への各種情報の表示を制御するディスプレイドライバ112と、操作パネル102に対する操作状態を検出する操作入力検出部114と、接続端子42Aに接続され、接続端子42A及びケーブル35を介して放射線発生装置34との間で後述する曝射条件等の各種情報の送受信を行う通信I/F部116と、電子カセッテ32との間で無線通信により曝射条件等の各種情報の送受信を行う無線通信部118と、接続端子42Bに接続され、接続端子42B及びケーブル43を介して電子カセッテ32との間で画像情報等の各種情報の送受信を行う有線通信部120と、を備えている。
CPU104、ROM106、RAM108、HDD110、ディスプレイドライバ112、操作入力検出部114、通信I/F部116、無線通信部118、及び有線通信部120は、システムバスBUSを介して相互に接続されている。従って、CPU104は、ROM106、RAM108、HDD110へのアクセスを行うことができると共に、ディスプレイドライバ112を介したディスプレイ100への各種情報の表示の制御、通信I/F部116を介した放射線発生装置34との各種情報の送受信の制御、無線通信部118を介した電子カセッテ32との各種情報の送受信の制御、及び有線通信部120を介した電子カセッテ32との各種情報の送受信の制御、を行うことができる。また、CPU104は、操作入力検出部114を介して操作パネル102に対するユーザの操作状態を把握することができる。
一方、放射線発生装置34は、放射線Xを出力する放射線源130と、コンソール42との間で曝射条件等の各種情報を送受信する通信I/F部132と、受信した曝射条件に基づいて放射線源130を制御する線源制御部134と、を備えている。
線源制御部134もマイクロコンピュータによって実現されており、受信した曝射条件を記憶する。このコンソール42から受信する曝射条件には管電圧、管電流、照射期間等の情報が含まれている。線源制御部134は、受信した曝射条件に基づいて放射線源130から放射線Xを照射させる。
次に、本実施の形態に係る撮影システム18の作用について説明する。
本実施の形態に係る電子カセッテ32は、曝射条件や指示情報などのデータ量の小さい情報を無線通信で送受信するものとしており、撮影された放射線画像を示す画像情報などのデータ量の大きい情報を有線通信で送受信するものとしている。
電子カセッテ32は、撮影待機時、ケーブル43が接続されて内蔵されるバッテリに充電が行われる。
ここで、本実施の形態に係る電子カセッテ32では、電源部96に内蔵されたバッテリーを、充電終了から1枚の放射線画像の撮影の終了までに必要な電力を蓄積することが可能な容量のものとしている。これにより本実施の形態に係る電子カセッテ32は、1枚撮影する毎にケーブル43を接続してバッテリに充電を行なう必要があるが、バッテリーの容量を少なくすることができるため、軽量化することができる。なお、バッテリーの容量を、患者に対する1回の放射線画像の撮影で必要とされる所定撮影枚数(例えば、3枚)だけ撮影可能な電力を蓄積可能な容量としてもよい。これにより、バッテリーの充電を行なうことなく患者に対する1回の放射線画像の撮影を行なうことができる。
放射線画像の撮影する場合、端末装置12(図1参照。)は、医師又は放射線技師からの撮影依頼を受け付ける。当該撮影依頼では、電子カセッテ32を使用する環境、撮影の日時、撮影対象とする部位、撮影姿勢、管電圧及び照射する放射線の線量が指定される。
端末装置12は、受け付けた撮影依頼の内容をRISサーバ14に通知する。RISサーバ14は、端末装置12から通知された撮影依頼の内容をデータベース14Aに記憶する。
コンソール42は、RISサーバ14にアクセスすることにより、RISサーバ14から撮影依頼の内容を取得し、撮影依頼の内容をディスプレイ100に表示する。
医師や放射線技師がディスプレイ100に表示された撮影依頼の内容に基づいて放射線画像の撮影を開始する。
例えば、図6に示すように、ベッド46上に横臥した患者150の患部の放射線画像の撮影を行う場合、医師や放射線技師は、電子カセッテ32からケーブル43を外し、患者150の撮影部位、角度に応じてベッド46と患者150の患部との間に電子カセッテ32を配置すると共に、患部上方に放射線発生装置34を配置する。
電子カセッテ32は、接続端子32Aにからケーブル43が外されたことが検出された場合に放射線画像の撮影が可能な撮影準備状態に放射線検出器60を移行させ、例えば、放射線検出器60への電力供給を開始する。この放射線検出器60は、電力が供給されると、暗電流等のノイズによって発生する電荷が各画素部74の蓄積容量68に蓄積される。このため、撮影準備状態では、各ゲート配線76に接続された各TFT70を1ラインずつ順にONさせて各画素部74の蓄積容量68に蓄積された電荷を除去するノイズ除去処理を定期的に繰り返し行う。
ところで、患者150は、心臓ペースメーカなどの医療機器を装着している場合がある。本実施の形態に係る電子カセッテ32では、電波検出部98により、心臓ペースメーカなどの医療機器から発生する所定周波数範囲の電波を検出している。カセッテ制御部92は、電波検出部98により所定周波数範囲の電波が検出された場合に、以下の無線通信禁止処理プログラムを実行してコンソール42との無線通信を禁止している。
図7にはCPU92Aにより実行される無線通信禁止処理プログラムの処理の流れを示すフローチャートが示されている。なお、当該プログラムはメモリ92B(ROM)の所定の領域に予め記憶されている。
同図のステップ200では、コンソール42へ無線通信の禁止を求める情報を無線通信部94から無線通信により送信する。
次のステップ202では、無線通信部94からの無線通信を禁止し、処理終了となる。
コンソール42では、無線通信の禁止を求める情報を受信した場合、無線通信部118による無線通信を禁止する共に、患者から無線通信で影響を受ける心臓ペースメーカなどの医療機器が検出されたため、有線通信への切り替えを促す警告メッセージをディスプレイ100に表示する。
医師26や放射線技師は、ディスプレイ100に警告メッセージが表示された場合、電子カセッテ32とコンソール42をケーブル43によって接続して有線通信により撮影を行なう。
医師や放射線技師は、患者150の撮影部位や撮影条件に応じてコンソール42の操作パネル102に対して放射線Xを照射する際の管電圧、管電流、及び照射期間を指定する曝射条件指定操作を行う。
コンソール42は、操作パネル102に対して曝射条件指定操作が行なわれると、指定された曝射条件を放射線発生装置34へ通信I/F部116から送信する。これにより、線源制御部134は、受信した曝射条件での曝射準備を行なう。また、コンソール42は、無線通信が禁止されていない場合、曝射条件を無線通信部118から無線通信で電子カセッテ32へ送信し、無線通信が禁止されている場合、曝射条件を有線通信部120から有線通信で電子カセッテ32へ送信する。
カセッテ制御部92は、無線通信部94又は有線通信部95で曝射条件が受信された場合に、以下の撮影禁止判定処理プログラムを実行して放射線画像の撮影が可能か否かを判定している。
図8にはCPU92Aにより実行される撮影禁止判定処理プログラムの処理の流れを示すフローチャートが示されている。なお、当該プログラムはメモリ92B(ROM)の所定の領域に予め記憶されている。
同図のステップ250では、無線通信が禁止されているか否かを判定し、無線通信が禁止されている場合はステップ252へ移行し、無線通信が禁止されていない場合はステップ254へ移行する。
ステップ252では、曝射許可を示す指示情報をコンソール42へ有線通信部95から送信し、処理終了となる。
一方、ステップ254では、スイッチ33のオン、オフ状態を判別することにより、接続端子32Aにケーブル43が接続されているか否かを判定し、接続されている場合はステップ256へ移行し、接続されていない場合はステップ258へ移行する。
ステップ256では、曝射禁止を示す指示情報をコンソール42へ無線通信部94から送信し、処理終了となる。
一方、ステップ258では、曝射許可を示す指示情報をコンソール42へ無線通信部94から送信し、処理終了となる。
コンソール42は、無線通信部118で曝射禁止を示す指示情報を受信すると、ディスプレイ100にケーブル43が接続されていることによる曝射禁止された旨を示すメッセージを表示させ、放射線発生装置34の放射線源130からの放射線の照射を禁止することにより放射線画像の撮影を禁止する。
一方、コンソール42は、無線通信部118又は有線通信部120で曝射許可を示す指示情報を受信すると、ディスプレイ100に曝射が許可された旨を示すメッセージを表示させる。
医師や放射線技師は、ディスプレイ100に曝射が許可された旨を示すメッセージが表示されて撮影準備が完了すると、コンソール42の操作パネル102に対して撮影を指示する撮影指示操作を行う。コンソール42は、操作パネル102に対して撮影指示操作が行なわれると、曝射開始を指示する指示情報を放射線発生装置34及び電子カセッテ32へ送信する。なお、コンソール42は、電子カセッテ32へ指示情報を、無線通信が禁止されていない場合は無線通信部118から無線通信で送信し、無線通信が禁止されている場合は有線通信部120から有線通信で送信する。
これにより、放射線源130は、放射線発生装置34がコンソール42から受信した曝射条件に応じた管電圧、管電流、及び照射期間で放射線を発生・射出する。
放射線源130から照射された放射線Xは、患者を透過した後に電子カセッテ32に到達する。これにより、電子カセッテ32に内蔵された放射線検出器60の各画素部74の蓄積容量68には電荷が蓄積される。
電子カセッテ32のカセッテ制御部92は、無線通信部94又は有線通信部95で曝射開始を指示する指示情報を受信してから曝射条件で指定された照射期間の経過後にゲート線ドライバ80を制御してゲート線ドライバ80から1ラインずつ順に各ゲート配線76にON信号を出力させ、各ゲート配線76に接続された各TFT70を1ラインずつ順にONさせる。
放射線検出器60は、各ゲート配線76に接続された各TFT70を1ラインずつ順にONされると、1ラインずつ順に各蓄積容量68に蓄積された電荷が電気信号として各データ配線78に流れ出す。各データ配線78に流れ出した電気信号は信号処理部82に入力されてデジタルの画像情報へ変換されて、画像メモリ90に記憶される。
医師や放射線技師は、無線通信が禁止されておらず、電子カセッテ32からケーブル43を外して撮影した場合、撮影終了後、電子カセッテ32にケーブル43を接続する。これにより、ケーブル43を介して電力が供給されて電子カセッテ32に内蔵されたバッテリに充電が行われる。
カセッテ制御部92は、撮影終了後、以下の画像情報転送制御処理プログラムを実行して画像情報の転送が可能か否かを判定している。
図9にはCPU92Aにより実行される画像情報転送制御処理プログラムの処理の流れを示すフローチャートが示されている。なお、当該プログラムはメモリ92B(ROM)の所定の領域に予め記憶されている。
同図のステップ300では、スイッチ33のオン、オフ状態を判別することにより、接続端子32Aへのケーブル43の接続待ちを行なう。
次のステップ302では、画像メモリ90に記憶された画像情報を有線通信部120から有線通信で送信し、処理終了となる。
これにより、無線通信が禁止されて接続端子32Aにケーブル43を接続して撮影した場合は、撮影後すぐにコンソール42に画像情報が転送される。また、無線通信が禁止されておらず、電子カセッテ32からケーブル43を外して撮影した場合は、撮影後、接続端子32Aにケーブル43が接続されたタイミングでコンソール42に画像情報が転送される。
コンソール42は、受信した画像情報に対してシェーディング補正などの各種の補正する画像処理を行ない、補正後の画像情報をHDD110に記憶する。HDD110に記憶された画像情報は、撮影した放射線画像の確認等のためにディスプレイ100に表示されると共に、RISサーバ14に転送されてRISデータベースにも格納される。これにより、撮影された放射線画像を端末装置12のディスプレイに表示させ、医師が放射線画像の読影や診断等を行うことが可能となる。
以上のように、本実施の形態によれば、ケーブル43が着脱可能とされた接続端子32Aにケーブル43が接続されているか否かを検出し、接続端子32Aにケーブル43が接続されていることが検出された場合に放射線画像の撮影が禁止することにより、撮影の際に接続端子32Aからケーブル43を外して撮影を行なうようになるため、ケーブル43による患者の汚染を防ぐことができる。また、撮影の際に接続端子32Aからケーブル43を外して撮影が行なわれるため、安定して放射線画像の撮影を行なうことができる。
また、本実施の形態によれば、放射線画像の撮影後に接続端子32Aにケーブル43が接続された場合に当該ケーブル43を介して画像情報をコンソール42へ伝送する制御を行なうので、画像情報を転送するための別途操作を行なう必要がなく、簡単に画像情報を転送することができる。
なお、上記実施の形態では、画像情報を有線通信で転送する場合について説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、無線通信で転送するようにしてもよい。この無線通信においても接続端子32Aにケーブル43が接続されたことをトリガとして転送を開始するようにしてもよい。画像情報を有線通信で転送した場合、安定して高速で画像情報を転送できる。また、画像情報を無線通信で転送した場合、ケーブルを接続する必要がないため、電子カセッテ32に対する取り回し操作を簡易になる。また、データ送信用の電源はケーブル43を介して電子カセッテ32に供給されるようになるので、無線通信用のための電源容量を電子カセッテ32で用意する必要がない。
また、上記実施の形態では、ベッド46の天板48にコンソール42と接続されたケーブル43を設けた場合について説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、例えば、図10(A)(B)に示すように、ケーブル43の端子43Bを天板48の上面と略同一平面となるように天板12内に収納して設けると共に、接続端子32Aを電子カセッテ32の裏面に設けて端子43Bと接続端子32Aとを接続するようにしてもよい。
また、図11(A)〜(C)に示すように、ケーブル43の端子43Bを天板48に収納可能に設け、接続する際に端子43Bを天板48から突出させて端子43Bと接続端子32Aとを接続するようにしてもよい。
また、上記実施の形態では、接続端子32Aにメカニカルなスイッチ33を設けてケーブル43の着脱の検出を行なう場合について説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、例えば、センサを設けてケーブル43の着脱の検出を行なうものとしてもよい。図12(A)には、接続端子32Aにセンサとして反射型のセンサ166を設けた一例が示されている。センサ166は、発光部167から光を照射し、受光部168で反射光を受光する。図12(B)には、センサ166の等価回路図が示されている。発光部167は発光ダイオード167Aを備えており、受光部168はフォトダイオード168Aを備えている。このフォトダイオード168Aを介して流れる電流又は電圧を検出することにより、ケーブル43の着脱を検出することができる。
また、例えば、ケーブル43がデータが伝送される信号線をノイズや外傷等から保護するためのシールド線を有する場合、シールド線の抵抗値を測定することにより、ケーブル43の着脱を検出するようにしてもよい。図13には、ケーブル43のシールド線43Cの抵抗値を測定する測定回路の一例が示されている。
また、上記実施の形態では、電子カセッテ32において接続端子32Aへのケーブル43の着脱を検出し、接続端子32Aにケーブル43が接続されていることが検出された場合に放射線画像の撮影が禁止する場合について説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、例えば、コンソール42において接続端子32Aへのケーブル43の着脱を検出して、接続端子32Aにケーブル43が接続されていることが検出された場合に放射線画像の撮影が禁止する制御を行なうようにしてもよい。コンソール42は、例えば、上述のようにケーブル43のシールド線の抵抗値を測定したり、またはケーブル43の端子43B側にメカニカルなスイッチやセンサを設けることにより、接続端子32Aへのケーブル43の着脱を検出できる。
また、上記実施の形態では、コンソール42と放射線発生装置34を別な装置として設けた場合について説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、例えば、コンソール42と放射線発生装置34を一体の装置としてもよい。
また、上記実施の形態では、電子カセッテ32が無線通信や有線通信により曝射開始を指示する指示情報(放射線画像の撮影指示)を受付ける場合について説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、例えば、コンソール42が放射線発生装置34へ撮影用の曝射の所定時間前に曝射開始を通知するためのプレ曝射を行い、電子カセッテ32において放射線検出器60でプレ曝射の検出することにより放射線画像の撮影指示を受付けるようにしてもよい。電子カセッテ32は、コンソール42から、例えば、有線通信により曝射条件と共に曝射タイミングの情報を受信したり、プレ曝射などの他の通知方式で曝射開始の指示を受信するようにした場合、無線通信は必須ではない。
また、上記実施の形態では、医療機器として心臓ペースメーカから発生する電波を検出する場合について説明したが、本発明はこれに限定されるものではない。例えば、近年、医療機器として超小型撮像素子を内蔵したカプセル内視鏡が実用化されている。このカプセル内視鏡は撮影された画像情報を無線通信で送信しており、口から飲み込んだ後、人体に電波を受信する受信機を装着してカプセル内視鏡からの電波を受信する。このような医療機器は電波が微弱であるため、電子カセッテ32とコンソール42間の無線通信によって影響を受ける場合がある。このため、カプセル内視鏡から発生する電波を検出した場合に電子カセッテ32とコンソール42間の無線通信を禁止するものとしてもよい。また、ペースメーカー以外にも生体情報(脈拍、心拍数、体温、心電、脳波、血糖など)を無線で逐次送信する医療機器が考えられる。このような医療機器から発生する電波を検出した場合に電子カセッテ32とコンソール42間の無線通信を禁止するものとしてもよい。
このような医療機器で用いられる電波の周波数としては、例えば、京相 雅樹氏らの「生体信号の処理と無線伝送に関する研究」(2003年3月)の8頁から10頁に記載のように、特定小電力医用テレメータ周波数(400MHz帯)、ISM(Industrial, Scientific and Medical)バンド(900MHz帯、2.4GHz帯、5.7GHz帯)などがある。
また、上記実施の形態では、電子カセッテ32とコンソール42間の有線通信を可能とし、無線通信を禁止した場合に有線通信への切り替えを促す場合について説明したが、本発明はこれに限定されるものではない。例えば、電子カセッテ32とコンソール42間を赤外線通信、可視光通信、超音波などの電波(電磁波)を発しない通信モードでの通信を可能とし、無線通信を禁止した場合に当該通信モードの通信への切り替えを促すようにしてもよい。
また、電子カセッテ32は、曝射前に医療機器から発生する電波を検出した場合、放射線の照射の禁止を求める情報を無線通信で送信した後に無線通信を禁止してもよい。
また、上記実施の形態では、ディスプレイ100に警告を表示することにより、医師26や放射線技師に警告を行う場合について説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、例えば、スピーカ等の音声再生装置を用いて音声出力を行ったり、印字出力を行っても良い。また、ディスプレイ100への警告の表示、スピーカからの音声出力及び印字出力の複数を組み合わせてもよい。
また、上記実施の形態では、ケーブル43を介して電子カセッテ32とコンソール42を接続した場合について説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、ケーブルを介して電子カセッテ32を他の機器と接続するようにしてもよい。
また、上記実施の形態では、ケーブル43を介して電子カセッテ32とコンソール42間の通信及び電子カセッテ32の電源部96に内蔵されたバッテリへの充電を行う場合について説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、通信及び充電の何れの一方のみを行うようにしてもよい。また、電子カセッテ32の電源部96にバッテリに変えて、例えば、燃料電池を搭載し、コンソール42等から電子カセッテ32へケーブル43を介して燃料電池の駆動エネルギとなる水素を含む液体(アルコール水、アンモニア水)・気体を供給してもよい。
その他、上記実施の形態で説明した放射線情報システム10の構成(図1参照。)、撮影システム18の構成(図2、図5、図10、図11参照。)及び電子カセッテ32の構成(図3、図4、図12、図13参照。)は一例であり、本発明の主旨を逸脱しない範囲内において状況に応じて変更可能であることは言うまでもない。
また、上記実施の形態で説明した無線通信禁止処理プログラム、撮影禁止判定処理プログラム、及び画像情報転送制御処理プログラムの処理の流れ(図7〜図9参照。)も一例であり、本発明の主旨を逸脱しない範囲内において状況に応じて変更可能であることは言うまでもない。
32A 接続端子
32 電子カセッテ
33 スイッチ(検出手段)
42 コンソール(撮影制御装置)
43 ケーブル
60 放射線検出器(生成手段)
82 信号処理部(生成手段)
92 カセッテ制御部(制御手段)
92A CPU(制御手段)
94 無線通信部(受付手段、無線通信手段)
95 有線通信部(受付手段)
96 電源部(電力蓄積手段)
98 電波検出部(電波検出手段)

Claims (10)

  1. ケーブルが着脱可能な接続端子と、
    前記接続端子に前記ケーブルが接続されているか否かを検出する検出手段と、
    照射された放射線により表わされる放射線画像を撮影し、当該撮影した放射線画像を示す画像情報を生成する生成手段と、
    前記検出手段により前記接続端子に前記ケーブルが接続されていることが検出された場合に放射線画像の撮影を禁止する制御を行なう制御手段と、
    を備えた可搬型放射線画像撮影装置。
  2. 放射線画像の撮影指示を受付ける受付手段をさらに備え、
    前記制御手段は、前記検出手段により前記接続端子に前記ケーブルが接続されていないと検出され且つ前記受付手段により撮影指示を受付けた場合に前記生成手段により放射線画像を撮影する制御を行なう
    請求項1記載の可搬型放射線画像撮影装置。
  3. 前記制御手段は、放射線画像の撮影後に前記接続端子に前記ケーブルが接続された場合に当該ケーブルを介して前記画像情報を外部へ伝送する制御を行なう
    請求項2記載の可搬型放射線画像撮影装置。
  4. 他の機器と無線通信を行う無線通信手段をさらに備え、
    前記制御手段は、放射線画像の撮影後に前記接続端子に前記ケーブルが接続された場合に前記無線通信手段による無線通信により前記画像情報を外部へ伝送する制御を行なう
    請求項2記載の可搬型放射線画像撮影装置。
  5. 人体と一体となって用いられる医療機器から発生する所定周波数範囲の電波を検出する電波検出手段をさらに備え、
    前記制御手段は、前記電波検出手段により前記所定周波数範囲の電波が検出された場合に前記無線通信手段による無線通信を禁止する
    請求項4記載の可搬型放射線画像撮影装置。
  6. 前記制御手段は、前記検出手段により前記接続端子から前記ケーブルが外されたことが検出された場合に放射線画像の撮影が可能な撮影準備状態に前記生成手段を移行させる制御を行なう
    請求項1〜請求項5の何れか1項記載の可搬型放射線画像撮影装置。
  7. 患者に対する1回の放射線画像の撮影で必要とされる所定撮影枚数だけ撮影可能な電力を蓄積する電力蓄積手段をさらに備えた
    請求項1〜請求項6の何れか1項記載の可搬型放射線画像撮影装置。
  8. 前記所定撮影枚数を1枚とした
    請求項7記載の可搬型放射線画像撮影装置。
  9. 照射された放射線により表わされる放射線画像を撮影し、当該撮影した放射線画像を示す画像情報を生成する可搬型放射線画像撮影装置の接続端子に対して着脱可能とされたケーブルが前記接続端子に接続されているか否かを検出する検出手段と、
    前記検出手段により前記接続端子に前記ケーブルが接続されていることが検出された場合に放射線画像の撮影を禁止する制御を行なう制御手段と、
    を備えた撮影制御装置。
  10. ケーブルが着脱可能な接続端子を有し、照射された放射線により表わされる放射線画像を撮影し、当該撮影した放射線画像を示す画像情報を生成する可搬型放射線画像撮影装置と、
    前記可搬型放射線画像撮影装置に対して放射線を照射する放射線源と、
    前記接続端子に前記ケーブルが接続されているか否かを検出する検出手段と、
    前記検出手段により前記接続端子に前記ケーブルが接続されていることが検出された場合に放射線画像の撮影を禁止する制御を行なう制御手段と、
    を備えた放射線画像撮影システム。
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