JP2010178681A - 焼菓子の製造方法 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】卵、砂糖、油脂などを主要構成要素とする菓子生地を生成する工程と、前記菓子生地を焼成装置の回転軸240に対し同芯状に多層に積層しながら焼成し、年輪形の断面を有する棒状焼き菓子母体20を形成する焼成工程と、前記棒状焼き菓子母体をスライスして所定の厚さを有する焼き菓子母体26とする切断工程と、スライスされた前記焼き菓子母体を加熱することによって、該焼き菓子母体中の含有する水分を飛ばす乾燥工程とを具備する。
【選択図】図1
Description
バウムクーヘンの製造工程においては、まず、生地が必要となるが、一般的には全卵、砂糖、小麦(または薄力粉等の穀粉)、油脂などが主成分として用いられる。
たとえば、その成分比率は以下のように構成されている。
−配合比率の例(A)−
組成物
重量比率(%)
全卵
32.0
砂糖
24.0
小麦粉
11.0
油脂
15.0
コーンスターチ(澱粉)
7.0
その他
11.0
(なお、ショートニング、バター、牛乳、みりん、洋酒、膨張剤、香料などを適宜配合する。ただし、製造の際の湿度、温度等によって増減する。)
かかる配合比率の場合、卵黄に含まれるレシチンといった乳化促進作用を備えた物質が存在するため、卵など生地材料に含まれる水分を油脂が包み込んで乳化するのを助けるため、全体として生地が安定し、ふんわりとした食感を達成することが容易となる。
以下、図1から図6を用いて、バウムクーヘンを製造する装置および工程を説明する。
図1は、 本実施形態の製造方法のバウムクーヘンの焼成工程の概略を示した説明図である。
図2は、本実施形態における焼き菓子の製造方法に使用されるバウムクーヘンの焼成装置全体の外観を示した正面図である。
図3は、バウムクーヘンの焼成装置の側面断面図である。
図4は、バウムクーヘンの焼成装置の心棒にバウムクーヘンの生地を絡み付ける際の概略を示す概略斜視図である。
図5は、バウムクーヘンの焼成装置における心棒を回転させる機構の一部を示す説明図である。
図6は、バウムクーヘンの焼成装置の心棒に生地が絡み付いていく際の様子を示す説明図である。
図7は、バウムクーヘンの乾燥工程にて使用される加熱装置の概略構成を示した概略斜視図である。
図8は、図7の加熱装置を使用して焼き菓子母体に対し乾燥工程を行う場合の概略を示した説明図である。
図4に示されるように、焼成装置100の心棒240は、その両側の端部242において、左右一対の回転ドラム200,200の受部250,250により支持され、回転ドラム200とともに回転することができるようになっている。
また、生地用容器140にはバウムクーヘン用の生地10が収容されており、 生地用容器140の下部にはローラー142が備え付けられ、別途設けられた制御部(図示せず)と駆動部(図示せず)により、所定のタイミングで、ガイド144を滑るように斜め上下方向に移動できるようになっている。
ここで、チェーン(ないしベルト)は、これに限定されるものではなく、心棒240、回転ドラム200を回転させる機構であれば足り、別途、ギヤ等も、適宜選択することができる。
図4及び図6に示されるように、心棒240は、回転しながら生地10を心棒240の表面(何層か焼成済みの場合にはその表面)に絡みつけていく、絡み付いた生地は、水分含有量が多いため、余分なものは重力の作用によって、生地用容器140に落下しつつ戻される。
心棒240の表面(何層か焼成済みの場合にはその表面)に絡み付く生地の量は、生地の水分含有量および心棒の回転速度、生地10に含浸させている時間で調整される。ここで、生地用容器140の下部にはローラー142が備え付けられ、別途設けられた制御部(図示せず)と駆動部(図示せず)により、ガイド144を滑るように斜め上下方向に移動できるようになっており、心棒240を生地10に含浸させるタイミングおよび含浸時間を調整することができる。
そして、焼成された生地は、焼成バーナー130から離れたあと、回転ドラム200の回転に従って製造装置内の焼成ゾーン120から移動し、再び開口部122付近に戻されて生地用容器140内の生地10に含浸させられ、所定の層数(現状では20層前後)になるまで、同様の動作を繰り返すことによって、棒状焼き菓子母体20を得る。
図1に示されるように、焼成工程が完了すると、棒状焼き菓子母体20(バウムクーヘン)は心棒240から抜き取られて取り外された状態となる。次いで、焼成された棒状焼き菓子母体20につき、例えば一昼夜放置することによって、焼きあがった直後の菓子内部から蒸発する蒸気を取りさって熟成させた後、カッターまたはナイフ、スライサー(例えば、ハクラ精機株式会社製)によって1cm前後の厚みにスライスし、小片化された複数の焼き菓子母体26とする。
次いで、焼き菓子母体26の内部に含まれている水分を飛ばす乾燥工程では、加熱装置として、図7に示されるトンネルオーブン30を使用する。トンネルオーブン30には、トンネル状に形成された焼き窯32の内部に、ニクロム線やIH(電磁誘導加熱)、ガスなどを熱源とする加熱手段(不図示)が設けられている。また、焼き窯32の内部にはスチール製のベルトコンベア34が水平方向に移動可能に取り付けられ、図示しない電動モータによって焼き窯32内を移動することができるとともに、焼き窯32の内側の上部及び下部に設けられている加熱手段によってベルトコンベア34上の被加熱物を加熱できるようになっている。つまり、トンネルオーブン30は、焼き窯32内を設定した加熱温度に保持することができ、又、ベルトコンベア34を設定した移動速度に、それぞれ制御可能であり、図8に示されるように、ベルトコンベア34上に載置された焼き菓子母体(本実施形態ではバウムクーヘン)26を上下から加熱することができようになっている。また、焼き窯32内は、入口、中央、出口と例えば3つの区画において、それぞれ加熱温度の設定が可能である。
20 棒状焼き菓子母体(焼成段階のバウムクーヘン)
26 焼き菓子母体(カット後のバウムクーヘン)
30 トンネルオーブン(加熱装置)
32 焼き窯
34 ベルトコンベア
40 透明な容器
100 バウムクーヘンの製造装置
120 製造装置内の焼成ゾーン
122 開口部
130 焼成バーナー
140 生地用容器
142 ローラー
144 ガイド
200 回転ドラム
220〜226 心棒用スプロケット
230〜233 テンション用スプロケット
240 心棒
242 心棒の端部
250
回転ドラム200の軸受部
Claims (6)
- 卵、砂糖、油脂などを主要構成要素とする菓子生地を生成する工程と、
前記菓子生地を焼成装置の回転軸に対し同芯状に多層に積層しながら焼成し、年輪形の断面を有する棒状焼き菓子母体を形成する焼成工程と、
前記棒状焼き菓子母体をスライスして所定の厚さを有する焼き菓子母体とする切断工程と、
スライスされた前記焼き菓子母体を加熱することによって、該焼き菓子母体中の含有する水分を飛ばす乾燥工程とを具備することを特徴とする焼き菓子の製造方法。 - 前記乾燥工程における加熱温度は80°C〜130°Cの範囲内にて行うことを特徴とする請求項1に記載の焼き菓子の製造方法。
- 前記乾燥工程における加熱時間は30分〜90分の範囲内にて行うことを特徴とする請求項1〜2のうち、いずれか1項に記載の焼き菓子の製造方法。
- 前記乾燥工程における加熱温度は80°C〜130°Cの範囲内にて、段階的に変化させることを特徴とする請求項1〜3のうち、いずれか1抗に記載の焼き菓子の製造方法。
- 前記乾燥工程における加熱装置として、スライスされた前記焼き菓子母体が載置され、且つ移動可能なベルトコンベアを有し、トンネル状の窯を備えたオーブン内に該ベルトコンベアに載置された焼き菓子を通過させることによって、乾燥工程を行うことを特徴とする請求項1〜4のうち、いずれか1項に記載の焼き菓子の製造方法。
- 前記乾燥工程の最終段階にて、加熱温度を上昇させることによって、前記焼き菓子母体に焼き色を付けることを特徴とする請求項1〜5のうち、いずれか1項に記載の焼き菓子の製造方法。
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