JP2010177873A - 撮像装置、固体撮像素子の駆動方法 - Google Patents

撮像装置、固体撮像素子の駆動方法 Download PDF

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Abstract

【課題】画質劣化を防ぐことが可能な撮像装置を提供する。
【解決手段】複数の光電変換素子と、複数の光電変換素子で発生した電荷を転送する電荷転送部(垂直電荷転送部、水平電荷転送部)と、水平電荷転送部を転送されてきた電荷をその電荷量に応じた信号に変換して出力するフローティングディフュージョンアンプFDAとを含む固体撮像素子を有するデジタルカメラであって、FDAが、フローティングディフュージョンFDと、FDに蓄積された電荷の電荷量に応じた信号を出力するAMPと、FDに蓄積された電荷をドレインRDに排出してリセットするリセットトランジスタとを備え、撮像素子駆動部が、リセットトランジスタのリセットゲートに印加する電圧を制御することで、リセットトランジスタによる非リセット時のFDに蓄積できる電荷量を調整する。
【選択図】図1

Description

本発明は、撮像装置及び固体撮像素子の駆動方法に関する。
近年、固体撮像素子では、画素数増加による信号読み出し時間増加を抑えるために、その駆動周波数が高くなってきている。図15は、駆動周波数によるCCD型固体撮像素子の出力波形の違いを示した図である。図15(a)は駆動周波数が高い場合、(b)は駆動周波数が低い場合である。CCD型の固体撮像素子の出力信号には、リセット部と、フィードスルー部と、データ部とがあり、フィードスルー部の安定している部分(フィードスルーレベル)をサンプリングパルスSHPでサンプリングし、データ部の安定している部分(データレベル)をサンプリングパルスSHDでサンプリングし、データレベルからフィードスルーレベルを減算する相関二重サンプリング(CDS)処理を行い、このCDS処理後の信号を、実際の撮像信号として出力するようにしている。
図15に示すように、駆動周波数が高い場合は、信号波形が全体的に縮まるため、フィードスルー部も狭くなっており、サンプリングパルスSHPを打つタイミングの設計にも余裕がなくなってきている。
また、広ダイナミックレンジや高感度化により、微小信号から大信号まで幅広いレンジの信号量を取り扱うようになってきた。このため、駆動周波数が高い場合に、発生信号量があまりにも大きくなると、図16に示すように、データレベル部が下がるのに引きずられてフィードスルー部も変形してしまう。上述したように、サンプリングパルスSHPを打つタイミングの設計には余裕がなくなってきているため、このような変形が起こると、フィードスルーレベルを正確にサンプリングすることができず、画質が劣化してしまう。
特に、高感度撮影時等のように、暗い被写体を撮影しているときに高輝度部が存在すると、固体撮像素子からは図17に示すように、大信号が連続して出力された後、小信号が出力されてくることになる。大信号が出力されたとき、図16に示したように、フィードスルー部は変形してしまうが、この変形は、大信号の出力が終わった後もしばらくは続いてしまい、フィードスルー部が安定するまでには時間がかかってしまう。このため、大信号出力後の所定期間は、小信号のレベルが下がることになる。
この結果、撮影画像には、図18に示すように、高輝度信号部を中心に水平方向にレベルが沈んだ“沈み込み”が発生してしまい、画質が劣化する。
従来では、光電変換素子の飽和容量を調整することで、固体撮像素子から非常に大きな信号が出力されないようにしている(例えば、特許文献1,2参照)。図19は、光電変換素子(PD)とOFD電圧による飽和容量との関係を示した図であり、光電変換素子(PD)と基板との間のバリアの高さをOFD電圧によって変更し、余剰電荷を基板側に排出することで、上述した沈み込みの発生を抑制している。
特開平6−261254号公報 特開2007−201710号公報
しかし、OFD電圧は、固体撮像素子全体で均一に加わるわけではなく、周辺と中心で異なる等、光電変換素子の飽和容量にもムラが生じてしまうのが現状である。このため、上記従来技術では、画質劣化を充分に抑えることができない。また、スミアや暗電流により、光電変換素子に蓄積される電荷量よりも、光電変換素子から電荷転送路に読み出された後の電荷量の方が多くなることもある。スミアや暗電流は主に電荷転送路で発生するため、このスミアや暗電流等による信号量増加はOFD電圧の制御では抑えることができない。
本発明は、上記事情に鑑みてなされたものであり、今後更に駆動周波数の高周波化が進み、画質劣化が懸念される場合でも、その画質劣化を防ぐことが可能な撮像装置を提供することを目的とする。
本発明の撮像装置は、複数の光電変換素子と、前記複数の光電変換素子で発生した電荷を転送する電荷転送部と、前記電荷転送部を転送されてきた電荷をその電荷量に応じた信号に変換して出力する出力部とを含む固体撮像素子を有する撮像装置であって、前記出力部が、前記電荷を蓄積する電荷蓄積部と、前記電荷蓄積部に蓄積された電荷の電荷量に応じた信号を出力するアンプ部と、前記電荷蓄積部に蓄積された前記電荷をドレインに排出してリセットするリセットトランジスタとを備え、前記リセットトランジスタによる非リセット動作時に前記リセットトランジスタのリセットゲートに印加すべき電圧を可変制御することで、前記非リセット時の前記電荷蓄積部に蓄積できる電荷量を可変制御する電荷量制御部を備える。
本発明の撮像方法は、複数の光電変換素子と、前記複数の光電変換素子で発生した電荷を転送する電荷転送部と、前記電荷転送部を転送されてきた電荷をその電荷量に応じた信号に変換して出力する出力部とを含む固体撮像素子を用いた撮像方法であって、前記出力部が、前記電荷を蓄積する電荷蓄積部と、前記電荷蓄積部に蓄積された電荷の電荷量に応じた信号を出力するアンプ部と、前記電荷蓄積部の電荷をリセットするリセットトランジスタとを備え、前記リセットトランジスタによる非リセット動作時に前記リセットトランジスタのリセットゲートに印加する電圧を可変制御することで、前記非リセット時の前記電荷蓄積部に蓄積できる電荷量を制御する制御ステップを備える。
本発明によれば、画質劣化を防ぐことが可能な撮像装置を提供することができる。
本発明の一実施形態を説明するための撮像装置の一例であるデジタルカメラの概略構成を示す図 図1に示すデジタルカメラのCCD型の固体撮像素子の概略構成例を示す平面模式図 図2に示す固体撮像素子の部分詳細図 非リセット電圧の制御によるFDA容量の変化を説明するための図 リセット電源電圧RSを可変制御してFDA容量を調整することによる固体撮像素子の出力信号の変化を説明するための図 リセットパルスの位相を可変制御する例を示した図 リセットパルスの位相を可変制御してFDA容量を調整することによる固体撮像素子の出力信号の変化を説明するための図 リセットパルスの位相を可変制御してFDA容量を調整した際にSHPを打つ位置を変化させることを説明するための図 図1に示すデジタルカメラで設定可能な撮影感度と各撮影感度において設定される駆動パターンの一例を示した図 図1に示すデジタルカメラの撮影時の動作を説明するためのフローチャート 駆動周波数の違いによるフィードスルー部の変動の違いを説明するための図 図1に示すデジタルカメラで設定可能な撮影感度と各撮影感度において設定される駆動パターンの別の例を示した図 画素混合モードと通常モードでのフローティングディフュージョンに蓄積される電荷量の違いを説明するための図 固体撮像素子の感度の個体差を説明するための図 駆動周波数によるCCD型固体撮像素子の出力波形の違いを示した図 固体撮像素子から出力される信号量によりフィードスルー部が変動することを示した図 固体撮像素子から出力される信号量によりフィードスルー部が変動することを示した図 沈み込みによる画質劣化を説明するための図 OFD電圧とPD飽和容量との関係を示した図
以下、本発明の一実施形態を説明するための撮像装置について図面を参照して説明する。以下に説明する撮像装置は、デジタルカメラやデジタルビデオカメラそのものや、携帯電話機等の電子機器や電子内視鏡に搭載する撮像モジュールである。
図1は、本発明の一実施形態を説明するための撮像装置の一例であるデジタルカメラの概略構成を示す図である。
図示するデジタルカメラの撮像系は、撮影レンズ1と、CCD型の固体撮像素子5と、この両者の間に設けられた絞り2と、赤外線カットフィルタ3と、光学ローパスフィルタ4とを備える。
デジタルカメラの電気制御系全体を統括制御するシステム制御部11は、フラッシュ発光部12及び受光部13を制御し、レンズ駆動部8を制御して撮影レンズ1の位置をフォーカス位置に調整したりズーム調整を行ったりし、絞り駆動部9を介し絞り2の開口量を制御して露光量調整を行う。
システム制御部11は、撮像素子駆動部10を介して固体撮像素子5を駆動し、撮影レンズ1を通して撮像した被写体画像を撮像信号として出力させる。システム制御部11には、操作部14を通してユーザからの指示信号が入力される。
デジタルカメラの電気制御系は、更に、固体撮像素子5の出力に接続された所定のアナログ信号処理を行うアナログ信号処理部6と、このアナログ信号処理部6から出力されたRGBの撮像信号をデジタル信号に変換するA/D変換回路7とを備え、これらはシステム制御部11によって制御される。アナログ信号処理部6には、固体撮像素子5から出力される撮像信号に対して相関二重サンプリング(CDS)処理を行うCDS6aと、CDS6aの出力信号を可変のゲインで増幅する自動利得制御回路(AGC)6bとを含んでいる。
更に、このデジタルカメラの電気制御系は、メインメモリ16と、メインメモリ16に接続されたメモリ制御部15と、補間演算やガンマ補正演算,RGB/YC変換処理等を行って画像データを生成するデジタル信号処理部17と、デジタル信号処理部17で生成された画像データをJPEG形式に圧縮したり圧縮画像データを伸張したりする圧縮伸張処理部18と、測光データを積算しデジタル信号処理部17が行うホワイトバランス補正のゲインを求める積算部19と、着脱自在の記録媒体21が接続される外部メモリ制御部20と、カメラ背面等に搭載された液晶表示部23が接続される表示制御部22とを備え、これらは、制御バス24及びデータバス25によって相互に接続され、システム制御部11からの指令によって制御される。
図2は、図1に示すデジタルカメラの固体撮像素子の概略構成例を示す平面模式図である。図3は、図2に示す固体撮像素子の部分詳細図である。
固体撮像素子5は、半導体基板上の水平方向とこれに直交する垂直方向に二次元アレイ状(図2では正方格子状)に配列された複数の光電変換素子51と、各光電変換素子51で発生し、各光電変換素子51に隣接する電荷読み出し領域53を介して読み出された電荷を垂直方向に転送する複数の垂直電荷転送部52と、複数の垂直電荷転送部52を転送されてきた電荷を水平方向に転送する水平電荷転送部54と、水平電荷転送部54を転送されてきた電荷を、その電荷量に応じた電圧信号に変換して出力するフローティングディフュージョンアンプ(以下、FDAという)とを備える。
FDAは、水平電荷転送部54の最終段に接続されたフローティングディフュージョンFDと、フローティングディフュージョンFDに蓄積された電荷の電荷量に応じた電圧信号を出力するソースフォロアアンプ等のアンプAMPと、フローティングディフュージョンFDに蓄積された電荷をリセットするためのリセットトランジスタRTとを備える。
図3に示すように、水平電荷転送部54の最終段にはアウトプットゲートOGが設けられ、ここに転送パルスが供給されると、水平電荷転送部54の最終段に転送されてきていた電荷がフローティングディフュージョンFDへと転送される。
フローティングディフュージョンFDは、水平電荷転送部54を転送されてきた電荷を蓄積する電荷蓄積部として機能し、半導体基板がN型である場合には、例えばそこに形成されたPウェル層内に形成されたN型不純物層で構成される。フローティングディフュージョンFDは、AMPに接続され、フローティングディフュージョンFDに電荷が蓄積されたことによるフローティングディフュージョンFDの電位変動が、電圧信号に変換されて固体撮像素子5外部へと出力される。
リセットトランジスタRTは、フローティングディフュージョンFDとリセットドレインRDとの間の領域上方にリセットゲートRGを有している。そして、このリセットゲートRGには抵抗R2の一端が接続され、抵抗R2の他端には、コンデンサCと抵抗R1の各々の一端が接続されている。コンデンサCの他端には端子が接続され、この端子には、撮像素子駆動部10からリセットパルスが印加されるようになっている。リセットパルスは、リセットトランジスタRTによるリセット動作と非リセット動作の切り替えを行うためにリセットゲートに供給すべきパルスであり、ハイレベルとローレベルの2値で構成されている。
抵抗R1の他端にも端子が接続されており、この端子には撮像素子駆動部10からリセット電源電圧RSが供給されるようになっている。
このように構成されたリセットトランジスタRTでは、リセット電源電圧RSが供給された状態でローレベルのリセットパルスが供給されているときは、リセットゲートRGに印加される電圧レベルがローレベルとなり、フローティングディフュージョンFDに蓄積されている電荷をリセットしない非リセット動作が実施される。リセット電源電圧RSが供給された状態でハイレベルのリセットパルスが供給されると、リセットゲートRGに印加される電圧レベルがハイレベルとなり、フローティングディフュージョンFDに蓄積されている電荷がリセットドレインRDへと排出されるリセット動作が実施される。
図1に示したデジタルカメラでは、非リセット動作時にリセットゲートRGに印加する電圧(以下、非リセット電圧という)を可変制御することにより、図2,3に示したフローティングディフュージョンFDの非リセット動作時に蓄積することのできる最大電荷量(電荷蓄積容量、以下、FDA容量とも言う)を可変制御することで、上述した沈み込みによる画質劣化の防止を可能にしている。
図4は、非リセット電圧の制御によるFDA容量の変化を説明するための図である。図4に示すパターンAとパターンBは、いずれもリセットトランジスタRTが非リセット動作時の基板内のポテンシャルを示している。パターンBは、パターンAに対し、非リセット電圧が高くなっているため、リセットゲートRG下のバリアがパターンAよりも低くなっている。これにより、パターンBのFDA容量は、パターンAよりも小さくなり、パターンBでAMPから出力させられる最大信号量は、パターンAでAMPから出力させられる最大信号量よりも小さくなる。しがたって、パターンBによれば、高輝度被写体を撮影した場合でも、図16に示したようなフィードスルー部の変動が小さくなるため、安定して信号を取得することができるようになる。
非リセット電圧を制御する方法としては、リセット電源電圧RSを変更する方法と、リセットパルスの位相を変更する方法との2つがあり、図1のデジタルカメラでは、これらの方法のいずれかを撮像素子駆動部10が行うものとしている。
リセット電源電圧RSを変更する場合には、例えば撮像素子駆動部10内に、可変のリセット電源電圧RSを生成する電源を設け、撮像素子駆動部10が端子に供給すべきリセット電源電圧RSの値を制御する構成とすれば良い。
図5は、リセット電源電圧RSを可変制御してFDA容量を調整することによる固体撮像素子の出力信号の変化を説明するための図である。図5(a)はFDA容量を調整する前の出力信号を示し、図5(b)はFDA容量を(a)のときよりも小さくしたときの出力信号を示している。
図5(b)に示したように、FDA容量を小さくすることで、データ部が浅くなるため、大信号出力時でも、フィードスルー部の変動が小さくなる。これにより、フィードスルーレベルを正確にサンプリングすることができるようになる。
図6は、リセットパルスの位相を変更する例を示した図である。図6のリセットパルスのパターンB’は、パターンA’よりもローレベルの期間が短くなっている。つまり、パターンA’とパターンB’とでは、リセットパルスのハイとローの期間のデューティー比が異なっている。リセットゲートRGに印加される電圧は、DCレベルとリセットパルスとで構成される。DCレベルは、図6の破線で示したように、リセットパルスを定常的に与えた場合にハイとローの期間の電圧が等しくなる部分(破線と破線より上にあるパルスとで囲まれる面積に近似できる値と、破線と破線よりも下にあるパルスとで囲まれる面積に近似できる値とが同じになる部分)である。リセットパルスのデューティー比を変化させると、図6に示すように、ハイレベルの期間が短いとき(パターンB’)の方が、DCレベルがよりローレベルに近づく。このため、パターンB’の方がローレベル時の電圧が高くなる。したがって、パターンB’のときには、パターンA’のときよりもリセットパルスがローレベルとなったときのリセットゲートRGに印加される電圧が高くなり、フローティングディフュージョンFDのバリアを低くしてFDA容量を小さくすることができる。
図7は、リセットパルスの位相を可変制御してFDA容量を調整することによる固体撮像素子の出力信号の変化を説明するための図である。図7(a)はFDA容量を調整する前の出力信号を示し、図7(b)はFDA容量を(a)のときよりも小さくしたときの出力信号を示している。
図7(b)に示したように、FDA容量を小さくすることで、データ部が浅くなるため、大信号出力時でも、フィードスルー部の変動が小さくなる。これにより、フィードスルーレベルを正確にサンプリングすることができるようになる。
なお、リセットパルスの位相変更によりFDA容量を調整した場合には、図7(b)に示したように、図5(b)に示す出力信号よりもフィードスルー部の安定している部分の幅が広くなり、SHPを打つタイミングの設計に余裕が生まれる。このため、図6のパターンBを採用した場合には、より正確にフィードスルーレベルをサンプリングできるように、図8(b)に示すように、CDS6aにおいて、SHPの打つ位置を変更(フィードスルー部のより安定している部分に変更、図中の破線から実線に移動)するようにしても良い。
図1に示すデジタルカメラの撮像素子駆動部10では、固体撮像素子5から信号を出力させるときの駆動パターンを、FDA容量を基準値に設定した駆動パターンA(図4のパターンA)と、FDA容量を基準値よりも少なく設定した駆動パターンB(図4のパターンB)とを設定可能となっており、デジタルカメラに設定された撮影感度(ISO感度)に応じてこれらのうちから最適なものを設定して固体撮像素子5を駆動するようにしている。
図9は、図1に示すデジタルカメラで設定可能な撮影感度と各撮影感度において設定される駆動パターンの一例を示した図である。図9に示すように、デジタルカメラにはISO感度50,100,200,400が設定可能であり、ISO感度50とISO感度100に設定されたときは駆動パターンAが設定され、ISO感度200とISO感度400に設定されたときは駆動パターンBが設定される。なお、図1に示すデジタルカメラでは、AGC6bで設定されるゲインを変更することで撮影感度を変更する構成となっている。
以下、図1に示すデジタルカメラの撮影時の動作について説明する。図10は、図1に示すデジタルカメラの撮影時の動作を説明するためのフローチャートである。
操作部14に含まれるレリーズボタンが全押しされて撮影指示がなされると(ステップS1:YES)、システム制御部11では、設定された撮影感度が閾値(ここでは100とする)以下であるかを判定する(ステップS2)。設定感度がISO100、ISO50のいずれかであった場合(ステップS2:YES)、システム制御部11は撮像素子駆動部10に駆動パターンAで固体撮像素子5を駆動するよう指示し、駆動パターンAに基づくFDA容量にしたがって信号が出力される。一方、設定感度がISO200、ISO400のいずれかであった場合(ステップS2:NO)、システム制御部11は撮像素子駆動部10に駆動パターンBで固体撮像素子5を駆動するよう指示し、駆動パターンBに基づくFDA容量にしたがって信号が出力される。
撮影感度が閾値を越えていた場合には撮影に必要な露光量が少なくなるため、被写体に高輝度部が存在すると、沈み込みが発生してしまう可能性が高い。しかも、高感度時にはAGC6bで設定されるゲインも高くなるため、沈み込みによる画質劣化が目立ち易い。そこで、図1に示すデジタルカメラでは、沈み込みが発生してしまう可能性の高い高感度撮影時には駆動パターンBで駆動を行うことで、沈み込みを抑制して、高画質化を図っている。一方、撮影感度が閾値以下のときには撮影に必要な露光量が多くなり、高輝度部以外の被写体からの信号が大きくなるため、高輝度部があったとしてもフィードスルー部の変動は小さく、沈み込みは発生しにくい。しかも、低感度撮影時にはAGC6bでの設定ゲインが小さくなるため、沈み込みが発生したとしても画質への影響は少ない。そこで、図1に示すデジタルカメラでは、沈み込みが発生してしまう可能性の低い低感度撮影時には駆動パターンAで駆動を行うことで、必要な信号量を確保してダイナミックレンジを確保している。
このように、図1に示すデジタルカメラによれば、撮影感度に応じてFDA容量を変更して出力信号量を調整することができるため、高感度撮影時の画質向上、低感度撮影時のレンジ確保を実現することができ、広ダイナミックレンジ且つ高画質の撮影が可能となる。
また、図1に示すデジタルカメラによれば、全ての光電変換素子51から読み出された電荷が通るフローティングディフュージョンFDにおいて出力信号量を調整しているため、全ての光電変換素子51からの信号量を同条件で制御することができる。また、スミアや暗電流によって電荷量が増大した場合でも、フローティングディフュージョンFDでこの増大分を一律に調整することができる。この結果、OFD電圧の調整では不十分であった沈み込みの抑制と、OFD電圧の調整では不可能であったスミアや暗電流に起因する沈み込みの抑制とを実現することができ、十分な画質向上を図ることができる。
また、図1に示すデジタルカメラによれば、FDA容量の変更を、リセット電源電圧RSの制御又はリセットパルスの位相制御により実現しているため、既存の撮像装置に大きな変更を加えることなく画質向上を図ることができる。リセット電源電圧RSは、通常、AMPの電源電圧を分圧して作ることが多い。このため、リセット電源電圧RSを可変制御するためには、通常の固体撮像素子の構成とは異なり、AMPの電源電圧とは別にリセット電源電圧RSを生成する回路を追加する必要がある。一方、リセットパルスの位相は既存の固体撮像素子への入力を変更するだけで済むため、より低コストでの画質向上が可能となる。
なお、固体撮像素子5の駆動周波数が低い場合と高い場合とでは、大信号出力時のフィードスルー部の変動に差が生じる。図11は、駆動周波数の違いによるフィードスルー部の変動の違いを説明するための図である。図11(a)は駆動周波数が高い場合、(b)は駆動周波数が低い場合である。
図11(b)に示したように、駆動周波数が低い場合には、大信号が出力されてフィードスルー部がデータ部に引きずられて下がってしまっても、フィードスルー部が安定している幅が広いため、フィードスルーレベルを問題なくサンプリングすることができる。これに対し、駆動周波数が高いと、フィードスルー部が安定している幅が元々狭いため、フィードスルー部がデータ部に引きずられて下がってしまうと、フィードスルーレベルを正確にサンプリングできなくなってしまう。
このように、固体撮像素子の駆動周波数の違いによっても、画質には変化が生じる。そこで、固体撮像素子5が駆動周波数のそれぞれ異なる複数パターンで駆動可能なものである場合には、撮像素子駆動部10が、その駆動周波数毎に、上述した駆動パターンA,Bの選択方法を変更することで、駆動周波数を考慮した駆動を行うようにしても良い。
図12は、図1に示すデジタルカメラで設定可能な撮影感度と各撮影感度において設定される駆動パターンの別の例を示した図である。図12に示すように、固体撮像素子5の駆動周波数が高いモード(例えば高速動作が求められる動画撮影モード)では、ISO感度50とISO感度100に設定されたときは駆動パターンAを設定し、ISO感度200とISO感度400に設定されたときは駆動パターンBを設定する。また、固体撮像素子5の駆動周波数が低いモード(例えば高速動作がそれほど求められない静止画撮影モード)では、ISO感度50とISO感度100とISO200に設定されたときは駆動パターンAを設定し、ISO感度400に設定されたときは駆動パターンBを設定する。
即ち、図10に示したステップS2において、システム制御部11が駆動パターンA,Bのどちらを設定するかを判定する際の閾値を、駆動周波数が高いときよりも、駆動周波数が低いときの方が大きくなるようにしている。駆動周波数が低いときには、沈み込みが目立ち難いが、それでも、撮影感度が高くなると、ゲインが大きくなって沈み込みが目立つようになる。この沈み込みが目立ち始める撮影感度は、駆動周波数が高い場合よりも高い。このため、上記閾値を駆動周波数に応じて変更することで、最適な画質を得ることが可能となる。
例えば、図12に示した設定例によれば、ISO感度200において、高い駆動周波数のときには画質向上のためにFDA容量を減らしていたのを、低い駆動周波数のときには減らさずにすむようになるため、静止画撮影モード時には被写体により忠実な画像を得ることができるようになる。
また、光電変換素子51から読み出した電荷を垂直電荷転送部52や水平電荷転送部54で混合して転送する画素混合モードで固体撮像素子5を駆動する場合、この場合には、図13に示すように、光電変換素子51に蓄積される電荷量が少なくても、フローティングディフュージョンFDに蓄積される電荷量は多くなる。このため、沈み込みによる画質劣化が目立ち難い撮影感度や駆動周波数であっても、沈み込みが顕著となりやすい。そこで、撮像素子駆動部10は、画素混合モードで固体撮像素子5が駆動されるときには、撮影感度や駆動周波数に関わらず、FDA容量を少なくする駆動パターンBを設定することが好ましい。
また、固体撮像素子5の特性には個体差があり、図14に示すように、同じ2つの製品であっても、ある露光量で露光したときに得られる信号レベルはそれぞれ異なる。このため、駆動パターンAを採用したときに必要なFDA容量と、駆動パターンBを採用したときに必要なFDA容量にも、固体撮像素子毎に個体差が存在する。そこで、固体撮像素子5の製造時には、この個体差を考慮して駆動パターンAを採用したときに必要なFDA容量と、駆動パターンBを採用したときに必要なFDA容量を決めておくことが好ましい。
以上説明したように、本明細書には次の事項が開示されている。
開示された撮像装置は、複数の光電変換素子と、前記複数の光電変換素子で発生した電荷を転送する電荷転送部と、前記電荷転送部を転送されてきた電荷をその電荷量に応じた信号に変換して出力する出力部とを含む固体撮像素子を有する撮像装置であって、前記出力部が、前記電荷を蓄積する電荷蓄積部と、前記電荷蓄積部に蓄積された電荷の電荷量に応じた信号を出力するアンプ部と、前記電荷蓄積部に蓄積された前記電荷をドレインに排出してリセットするリセットトランジスタとを備え、前記リセットトランジスタによる非リセット動作時に前記リセットトランジスタのリセットゲートに印加すべき電圧を可変制御することで、前記非リセット時の前記電荷蓄積部に蓄積できる電荷量を可変制御する電荷量制御部を備える。
この構成により、全ての光電変換素子から読み出された電荷は電荷蓄積部を通り、この電荷蓄積部において信号に変換すべき電荷量が調整される。このため、全ての光電変換素子からの信号量を同条件で制御することができる。また、スミアや暗電流によって電荷量が増大した場合でも、全ての電荷は電荷蓄積部を通るため、ここで電荷量の調整を行うことができる。この結果、沈み込み等を防いで画質向上を図ることができる。
開示された撮像装置は、前記電荷量制御部が、前記リセットゲートに供給する電源電圧の変更により、前記リセットゲートに印加する電圧を変更する。
この構成により、電源電圧を変更するだけで、沈み込みを防いで画質向上を図ることができる。
開示された撮像装置は、前記電荷量制御部が、前記リセットトランジスタによるリセット動作と非リセット動作の切り替えを行うために前記リセットゲートに供給するリセットパルスの位相の変更により、前記リセットゲートに印加する電圧を変更する。
この構成により、電源電圧は一定のままリセットパルスの位相変更により、電荷量を調整することができる。このため、電源電圧を変更するための専用の端子を設けることなく、画質向上を図ることができ、コストを削減することができる。
開示された撮像装置は、前記固体撮像素子から出力される信号に相関二重サンプリング処理を行うCDS処理部を備え、前記CDS処理部が、前記リセットパルスの位相の変更に応じて、前記信号のフィードスルー部におけるサンプリング位置を変更する。
この構成により、よりレベルが安定した位置でフィードスルーレベルをサンプリングすることができ、更なる画質向上を図ることができる。
開示された撮像装置は、前記電荷量制御部が、設定された撮影感度に応じて前記非リセット動作時の前記電荷蓄積部に蓄積できる電荷量を変更する。
開示された撮像装置は、前記固体撮像素子から出力される信号を所定のゲインで増幅する信号増幅手段を備え、前記ゲインが前記撮影感度に応じて変更される。
開示された撮像装置は、前記電荷量制御部が、前記撮影感度が閾値よりも高いときの前記非リセット動作時の前記電荷蓄積部に蓄積できる電荷量を、前記撮影感度が前記閾値以下のときの前記非リセット動作時の前記電荷蓄積部に蓄積できる電荷量よりも少なくする。
この構成により、相対的に低い撮影感度のときには電荷量を確保してダイナミックレンジを確保することができ、相対的に高い撮影感度のときには電荷量を少なくし、沈み込みを抑えて画質を向上させることができる。
開示された撮像装置は、前記固体撮像素子をそれぞれ駆動周波数の異なる複数の駆動パターンで駆動可能な駆動手段を備え、前記閾値は、前記駆動周波数が相対的に高い前記駆動パターンで前記固体撮像素子が駆動されるときの方が、前記駆動周波数が相対的に低い前記駆動パターンで前記固体撮像素子が駆動されるときよりも小さく設定されている。
この構成により、ある撮影感度において、相対的に高い駆動周波数のときには画質向上のために電荷量を減らしていたのを、相対的に低い駆動周波数のときには減らさずにすむようになる。このため、低い駆動周波数で固体撮像素子を駆動するときには、被写体により忠実な画像を得ることができるようになる。
開示された撮像装置は、前記光電変換素子から読み出した電荷を混合して転送する画素混合モードと、前記光電変換素子から読み出した電荷を混合せずに転送する通常モードとで前記固体撮像素子を駆動可能な駆動手段を備え、前記電荷量制御部が、前記画素混合モードで前記固体撮像素子が駆動されるときの前記非リセット動作時の前記電荷蓄積部に蓄積できる電荷量を、前記通常モードで前記固体撮像素子が駆動されるときの前記非リセット動作時の前記電荷蓄積部に蓄積できる電荷量よりも少なくする。
この構成により、画素混合モードのときには電荷量を少なくし、沈み込みを抑えて画質を向上させることができる。
開示された撮像方法は、複数の光電変換素子と、前記複数の光電変換素子で発生した電荷を転送する電荷転送部と、前記電荷転送部を転送されてきた電荷をその電荷量に応じた信号に変換して出力する出力部とを含む固体撮像素子を用いた撮像方法であって、前記出力部が、前記電荷を蓄積する電荷蓄積部と、前記電荷蓄積部に蓄積された電荷の電荷量に応じた信号を出力するアンプ部と、前記電荷蓄積部の電荷をリセットするリセットトランジスタとを備え、前記リセットトランジスタによる非リセット動作時に前記リセットトランジスタのリセットゲートに印加する電圧を可変制御することで、前記非リセット時の前記電荷蓄積部に蓄積できる電荷量を制御する制御ステップを備える。
開示された撮像方法は、前記制御ステップでは、前記リセットゲートに供給する電源電圧の変更により、前記リセットゲートに印加する電圧を変更する。
開示された撮像方法は、前記制御ステップでは、前記リセットトランジスタによるリセット動作と非リセット動作の切り替えを行うために前記リセットゲートに供給するリセットパルスの位相の変更により、前記リセットゲートに印加する電圧を変更する。
開示された撮像方法は、前記固体撮像素子から出力される信号に相関二重サンプリング処理を行うCDS処理ステップを備え、前記CDS処理ステップでは、前記リセットパルスの位相の変更に応じて、前記信号のフィードスルー部におけるサンプリング位置を変更する。
開示された撮像方法は、前記制御ステップでは、設定された撮影感度に応じて前記非リセット動作時の前記電荷蓄積部に蓄積できる電荷量を変更する。
開示された撮像方法は、前記固体撮像素子から出力される信号を所定のゲインで増幅する信号増幅ステップを備え、前記ゲインを前記撮影感度に応じて変更する。
開示された撮像方法は、前記制御ステップでは、前記撮影感度が閾値よりも高いときの前記非リセット動作時の前記電荷蓄積部に蓄積できる電荷量を、前記撮影感度が前記閾値以下のときの前記非リセット動作時の前記電荷蓄積部に蓄積できる電荷量よりも少なくする。
開示された撮像方法は、前記閾値は、駆動周波数が相対的に高い駆動パターンで前記固体撮像素子が駆動されるときの方が、駆動周波数が相対的に低い駆動パターンで前記固体撮像素子が駆動されるときよりも小さく設定されている。
開示された撮像方法は、前記制御ステップでは、前記光電変換素子から読み出した電荷を混合して転送する画素混合モードで前記固体撮像素子が駆動されるときの前記非リセット動作時の前記電荷蓄積部に蓄積できる電荷量を、前記光電変換素子から読み出した電荷を混合せずに転送する通常モードで前記固体撮像素子が駆動されるときの前記非リセット動作時の前記電荷蓄積部に蓄積できる電荷量よりも少なくする。
5 固体撮像素子
10 撮像素子駆動部
51 光電変換素子
52 垂直電荷転送部
54 水平電荷転送部
FD フローティングディフュージョン
AMP ソースフォロアアンプ
RD リセットドレイン
RG リセットゲート
RT リセットトランジスタ

Claims (18)

  1. 複数の光電変換素子と、前記複数の光電変換素子で発生した電荷を転送する電荷転送部と、前記電荷転送部を転送されてきた電荷をその電荷量に応じた信号に変換して出力する出力部とを含む固体撮像素子を有する撮像装置であって、
    前記出力部が、前記電荷を蓄積する電荷蓄積部と、前記電荷蓄積部に蓄積された電荷の電荷量に応じた信号を出力するアンプ部と、前記電荷蓄積部に蓄積された前記電荷をドレインに排出してリセットするリセットトランジスタとを備え、
    前記リセットトランジスタによる非リセット動作時に前記リセットトランジスタのリセットゲートに印加すべき電圧を可変制御することで、前記非リセット時の前記電荷蓄積部に蓄積できる電荷量を可変制御する電荷量制御部を備える撮像装置。
  2. 請求項1記載の撮像装置であって、
    前記電荷量制御部が、前記リセットゲートに供給する電源電圧の変更により、前記リセットゲートに印加する電圧を変更する撮像装置。
  3. 請求項1記載の撮像装置であって、
    前記電荷量制御部が、前記リセットトランジスタによるリセット動作と非リセット動作の切り替えを行うために前記リセットゲートに供給するリセットパルスの位相の変更により、前記リセットゲートに印加する電圧を変更する撮像装置。
  4. 請求項3記載の撮像装置であって、
    前記固体撮像素子から出力される信号に相関二重サンプリング処理を行うCDS処理部を備え、
    前記CDS処理部が、前記リセットパルスの位相の変更に応じて、前記信号のフィードスルー部におけるサンプリング位置を変更する撮像装置。
  5. 請求項1〜4のいずれか1項記載の撮像装置であって、
    前記電荷量制御部が、設定された撮影感度に応じて前記非リセット動作時の前記電荷蓄積部に蓄積できる電荷量を変更する撮像装置。
  6. 請求項5記載の撮像装置であって、
    前記固体撮像素子から出力される信号を所定のゲインで増幅する信号増幅手段を備え、
    前記ゲインが前記撮影感度に応じて変更される撮像装置。
  7. 請求項5又は6記載の撮像装置であって、
    前記電荷量制御部が、前記撮影感度が閾値よりも高いときの前記非リセット動作時の前記電荷蓄積部に蓄積できる電荷量を、前記撮影感度が前記閾値以下のときの前記非リセット動作時の前記電荷蓄積部に蓄積できる電荷量よりも少なくする撮像装置。
  8. 請求項7記載の撮像装置であって、
    前記固体撮像素子をそれぞれ駆動周波数の異なる複数の駆動パターンで駆動可能な駆動手段を備え、
    前記閾値は、前記駆動周波数が相対的に高い前記駆動パターンで前記固体撮像素子が駆動されるときの方が、前記駆動周波数が相対的に低い前記駆動パターンで前記固体撮像素子が駆動されるときよりも小さく設定されている撮像装置。
  9. 請求項1〜4のいずれか1項記載の撮像装置であって、
    前記光電変換素子から読み出した電荷を混合して転送する画素混合モードと、前記光電変換素子から読み出した電荷を混合せずに転送する通常モードとで前記固体撮像素子を駆動可能な駆動手段を備え、
    前記電荷量制御部が、前記画素混合モードで前記固体撮像素子が駆動されるときの前記非リセット動作時の前記電荷蓄積部に蓄積できる電荷量を、前記通常モードで前記固体撮像素子が駆動されるときの前記非リセット動作時の前記電荷蓄積部に蓄積できる電荷量よりも少なくする撮像装置。
  10. 複数の光電変換素子と、前記複数の光電変換素子で発生した電荷を転送する電荷転送部と、前記電荷転送部を転送されてきた電荷をその電荷量に応じた信号に変換して出力する出力部とを含む固体撮像素子を用いた撮像方法であって、
    前記出力部が、前記電荷を蓄積する電荷蓄積部と、前記電荷蓄積部に蓄積された電荷の電荷量に応じた信号を出力するアンプ部と、前記電荷蓄積部の電荷をリセットするリセットトランジスタとを備え、
    前記リセットトランジスタによる非リセット動作時に前記リセットトランジスタのリセットゲートに印加する電圧を可変制御することで、前記非リセット時の前記電荷蓄積部に蓄積できる電荷量を制御する制御ステップを備える撮像方法。
  11. 請求項10記載の撮像方法であって、
    前記制御ステップでは、前記リセットゲートに供給する電源電圧の変更により、前記リセットゲートに印加する電圧を変更する撮像方法。
  12. 請求項10記載の撮像方法であって、
    前記制御ステップでは、前記リセットトランジスタによるリセット動作と非リセット動作の切り替えを行うために前記リセットゲートに供給するリセットパルスの位相の変更により、前記リセットゲートに印加する電圧を変更する撮像方法。
  13. 請求項12記載の撮像方法であって、
    前記固体撮像素子から出力される信号に相関二重サンプリング処理を行うCDS処理ステップを備え、
    前記CDS処理ステップでは、前記リセットパルスの位相の変更に応じて、前記信号のフィードスルー部におけるサンプリング位置を変更する撮像方法。
  14. 請求項10〜13のいずれか1項記載の撮像方法であって、
    前記制御ステップでは、設定された撮影感度に応じて前記非リセット動作時の前記電荷蓄積部に蓄積できる電荷量を変更する撮像方法。
  15. 請求項14記載の撮像方法であって、
    前記固体撮像素子から出力される信号を所定のゲインで増幅する信号増幅ステップを備え、
    前記ゲインを前記撮影感度に応じて変更する撮像方法。
  16. 請求項14又は15記載の撮像方法であって、
    前記制御ステップでは、前記撮影感度が閾値よりも高いときの前記非リセット動作時の前記電荷蓄積部に蓄積できる電荷量を、前記撮影感度が前記閾値以下のときの前記非リセット動作時の前記電荷蓄積部に蓄積できる電荷量よりも少なくする撮像方法。
  17. 請求項16記載の撮像方法であって、
    前記閾値は、駆動周波数が相対的に高い駆動パターンで前記固体撮像素子が駆動されるときの方が、駆動周波数が相対的に低い駆動パターンで前記固体撮像素子が駆動されるときよりも小さく設定されている撮像方法。
  18. 請求項10〜13のいずれか1項記載の撮像方法であって、
    前記制御ステップでは、前記光電変換素子から読み出した電荷を混合して転送する画素混合モードで前記固体撮像素子が駆動されるときの前記非リセット動作時の前記電荷蓄積部に蓄積できる電荷量を、前記光電変換素子から読み出した電荷を混合せずに転送する通常モードで前記固体撮像素子が駆動されるときの前記非リセット動作時の前記電荷蓄積部に蓄積できる電荷量よりも少なくする撮像方法。
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