JP2010175651A - ディスプレイ用付加装置 - Google Patents

ディスプレイ用付加装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2010175651A
JP2010175651A JP2009015950A JP2009015950A JP2010175651A JP 2010175651 A JP2010175651 A JP 2010175651A JP 2009015950 A JP2009015950 A JP 2009015950A JP 2009015950 A JP2009015950 A JP 2009015950A JP 2010175651 A JP2010175651 A JP 2010175651A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
display device
wall
display
mounting hole
connection
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2009015950A
Other languages
English (en)
Other versions
JP5180856B2 (ja
Inventor
Keisuke Yoshikawa
啓介 吉川
Katsuhiko Kimura
克彦 木村
Akihiko Hiroishi
昭彦 廣石
Hideo Sakamoto
英雄 阪本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Electric Works Co Ltd
Original Assignee
Panasonic Electric Works Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Panasonic Electric Works Co Ltd filed Critical Panasonic Electric Works Co Ltd
Priority to JP2009015950A priority Critical patent/JP5180856B2/ja
Publication of JP2010175651A publication Critical patent/JP2010175651A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5180856B2 publication Critical patent/JP5180856B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Abstract

【課題】ディスプレイ装置を壁に取り付ける場合に、ディスプレイ装置から壁に作用する荷重の一部を受けるようにしながらも、接続線にて接続部をディスプレイ装置と接続できるディスプレイ用付加装置を提供する。
【解決手段】ディスプレイ装置2の背面側に取着される器体10は、薄箱状に形成された埋込部11と、埋込部11の前端部の周縁から延設された取付片12とを有する。ディスプレイ装置2を壁に取り付けた状態では、埋込部11の後部は取付穴8内に収まり、取付片12は取付穴8と重なる部位を残して背面の外周部が壁面の取付穴8の開口周縁に当接する。埋込部11のうち取付穴8内に収まる部位には、ディスプレイ装置2に対して接続線20にて接続される接続部14が配置される。取付片12のうち取付穴8と重なる部位には、接続線20を通す大きさの挿通口16が貫設される。
【選択図】図1

Description

本発明は、ディスプレイ装置に対して接続線で接続されることによりディスプレイ装置と共に所定の機能を実現するディスプレイ用付加装置に関するものである。
従来から、テレビ受像機としての機能を有したディスプレイ装置や、コンピュータのモニタとしての機能を有したディスプレイ装置などの分野においては、液晶ディスプレイやプラズマディスプレイ等のフラットパネルディスプレイの登場により、本体の薄型化が進んでいる。このような薄型のディスプレイ装置としては、専用の取付金具等を用いて壁に取り付けられる(壁掛け設置される)ものが知られている。ディスプレイ装置を壁に取り付けることで、床面上(あるいは卓上)にディスプレイ装置を置くためのスペースが不要となり、床面上(あるいは卓上)のスペースを有効に利用できるという利点がある。
ところで、ディスプレイ装置には様々な機能が要求されており、たとえばテレビ受像機として使用されるディスプレイ装置に、宅内の機器(監視カメラ、電気錠など)の監視・制御を行う監視制御装置としての機能が要求される場合がある。この場合、ディスプレイ装置とは別体であって、宅内の機器との通信機能を備えたディスプレイ用付加装置を用い、当該ディスプレイ用付加装置に設けた接続部をディスプレイ装置に対して接続線で接続することにより、ディスプレイ用付加装置とディスプレイ装置とで監視制御装置としての機能を実現することができる。他に、たとえばテレビ用チューナを内蔵していないディスプレイ装置に対して、テレビ用チューナを内蔵したディスプレイ用付加装置を接続線で接続することにより、テレビ受像機としての機能を実現することができる。
この種のディスプレイ用付加装置はディスプレイ装置と別体であるから、ディスプレイ用付加装置の設置場所がディスプレイ装置とは別に必要となる。そこで、ディスプレイ用付加装置をディスプレイ装置に取着可能とし、ディスプレイ装置とディスプレイ用付加装置とを併せて用いる場合に、その設置スペースを極力小さく抑えることが考えられる。ディスプレイ用付加装置や接続線が前方から見えると見映えが悪くなるので、ディスプレイ用付加装置はディスプレイ装置の背面側に取着される(たとえば特許文献1参照)。
ここで、ディスプレイ装置の背面側にディスプレイ用付加装置が取着されていると、ディスプレイ装置を壁に取り付ける場合、ディスプレイ用付加装置が壁と干渉してしまう。そのため、特許文献1に記載の構成では、ディスプレイ装置(平面状表示部)を床面上に置く場合にはディスプレイ用付加装置(チューナボックス)をディスプレイ装置の背面側に取り付け、ディスプレイ装置を壁に取り付ける場合にはディスプレイ用付加装置を取り外すようにしてある。
ただし、ディスプレイ用付加装置を取り外した状態でディスプレイ装置を壁に取り付けると、結局、床面上(あるいは卓上)にディスプレイ用付加装置を置くためのスペースを確保する必要があり、有効に利用できる床面上(あるいは卓上)のスペースが狭くなる。そこで、ディスプレイ装置を取り付ける壁のディスプレイ用付加装置に対応する位置に取付穴を設けて、当該取付穴にディスプレイ用付加装置が挿入される構造とすることで、ディスプレイ用付加装置が背面に取着された状態のディスプレイ装置を壁に取り付けることが考えられる。この場合、壁面からのディスプレイ装置の突出量を小さく抑えるため、接続線が接続される接続部は、ディスプレイ用付加装置のうちディスプレイ装置を壁に取り付けた状態で取付穴内に収まる位置に設けられ、取付穴内で接続線が接続されるようにする。
特開平9−6250号公報
ところで、取付穴を設けた壁に対して、ディスプレイ用付加装置が取着されたディスプレイ装置を取り付ける場合、ディスプレイ用付加装置の全体が取付穴内に収まるようにすると、ディスプレイ装置から壁に作用する荷重をディスプレイ用付加装置で受けることはできない。そこで、ディスプレイ用付加装置の前端部の周縁から取付穴より一回り大きい取付片を延設し、取付片の背面の外周部を壁面における取付穴の開口周縁に当接させる構成が考えられる。この構成では、ディスプレイ装置から壁に作用する荷重の一部をディスプレイ用付加装置で受けることができるため、ディスプレイ装置の支持強度が増しディスプレイ装置のぐらつきの抑制などの効果が期待できる。
しかし、上記構成では、取付穴の開口面がディスプレイ用付加装置で覆われることになるため、取付穴内の接続部に接続された接続線を取付穴内から引き出すことができず、接続部をディスプレイ装置に接続できないという問題がある。
本発明は上記事由に鑑みて為されたものであって、ディスプレイ装置を壁に取り付ける場合に、ディスプレイ装置から壁に作用する荷重の一部を受けるようにしながらも、接続線にて接続部をディスプレイ装置と接続することができるディスプレイ用付加装置を提供することを目的とする。
請求項1の発明は、一部に取付穴が開口した壁に対して取付穴を覆う形で取り付けられるディスプレイ装置の背面側に取着される器体と、ディスプレイ装置に対して接続線で接続される接続部とを備え、ディスプレイ装置と共に所定の機能を実現するディスプレイ用付加装置であって、器体が、ディスプレイ装置を壁に取り付けた状態で取付穴内に後部が収まる埋込部と、埋込部の前面に沿う面内で埋込部の前端部の周縁から延設されディスプレイ装置に対して機械的に結合される取付片とを有し、接続部が、埋込部のうちディスプレイ装置を壁に取り付けた状態で取付穴内に収まる部位に配置され、取付片が、ディスプレイ装置を壁に取り付けた状態で取付穴と重なる部位を残して背面の外周部を壁面における取付穴の開口周縁に当接させ、取付穴と重なる部位には前後方向に貫通し接続部に接続された接続線を通す大きさの挿通口が形成されていることを特徴とする。
この構成によれば、取付片が、ディスプレイ装置を壁に取り付けた状態で背面の外周部を壁面の取付穴の開口周縁に当接させるので、ディスプレイ装置を壁に取り付けた状態で、ディスプレイ装置から壁に作用する荷重の一部を取付片にて受けることができる。したがって、壁面に対してディスプレイ用付加装置の器体を当接させない場合に比べて、ディスプレイ装置の支持強度が増し、ディスプレイ装置のぐらつきの抑制などの効果を期待できる。しかも、取付片のうち取付穴と重なる部位に挿通口が形成されているので、取付穴内で接続部に接続された接続線を取付穴から挿通口を通して引き出し可能となり、当該接続線にて接続部をディスプレイ装置と接続することが可能になる。
請求項2の発明は、請求項1の発明において、前記接続部には前記接続線を複数本接続可能であって、前記取付片が、接続線間を仕切る仕切壁を前記挿通口内に具備することを特徴とする。
この構成によれば、複数の接続線間は挿通口内において仕切壁によって仕切られることになるので、たとえば信号系の接続線と電源系の接続線とを分離して配線することで互いのノイズの影響を抑制することができる。また、接続線間を仕切ることにより接続線同士が絡まることを防止できるという利点もある。
本発明は、壁面の取付穴の開口周縁に対して背面の外周部を当接させる取付片のうち、取付穴と重なる部位に挿通口が形成されているので、ディスプレイ装置を壁に取り付ける場合に、ディスプレイ装置から壁に作用する荷重の一部を受けながらも、接続線にて接続部をディスプレイ装置と接続できるという利点がある。
本発明の実施形態1を示し壁にディスプレイ装置を取り付けた状態の概略断面図である。 同上を用いた宅内ネットワークシステムの構成を示す図である。 同上のディスプレイ用付加装置を示し、(a)は前面側から見た斜視図、(b)は背面側から見た斜視図である。 本発明の実施形態2を示す前面側から見た斜視図である。
以下の実施形態では、宅内の通信網(以下、宅内網という)を通して複数の機器の監視や制御を可能とした宅内ネットワークシステムに用いられるディスプレイ用付加装置(以下、「付加装置」と略称する)を例示する。以下に、宅内ネットワークシステムについて図2を参照して簡単に説明する。
宅内に設けられる統合管理装置3は、宅内網を構築する主装置であり、宅内網において機器が構築するサブシステム4などと通信を行う。サブシステム4としては、来客対応などを行う機器からなるインターホンシステム、侵入者の監視などを行う機器からなるセキュリティシステム、照明器具や空調設備等からなる設備システムなどがある。各サブシステム4は、自立分散システムを構成しており、サブシステム4単独でも動作が可能になっている。
統合管理装置3は、宅内網に接続されるだけではなく、インターネットを構築する広域網NEに接続される接続口を有している。統合管理装置3が広域網NEに接続されている場合には、広域網NEに接続されたセンタサーバ(図示せず)によるサービスを享受することができる。センタサーバが提供するサービスには、広域網NEを通して宅内網に接続された機器の監視や制御を可能にするサービスがある。このサービスにより、パーソナルコンピュータ、移動体電話機などのブラウザ機能を備える通信端末(図示せず)を用いて、宅外からでも宅内網に接続された機器の監視や制御が可能になる。
統合管理装置3は、広域網NEに接続されたセンタサーバとの間の通信と、宅内網に接続された機器との間の通信との両方の機能を備え、センタサーバとの通信機能を用いることにより、広域網NEに接続された通信端末からセンタサーバを通して宅内の機器の監視や制御を可能にする。センタサーバは、宅内の機器と広域網NE上の通信端末とを仲介する。
通信端末から宅内の機器の監視や制御を行う場合は、監視や制御の要求をセンタサーバに記憶させ、宅内の機器が定期的に片方向のポーリング通信を行うことにより、通信端末からの監視や制御の要求を受信する。この動作により、通信端末から宅内の機器の監視や制御が可能になる。
また、宅内の機器において侵入者を検知したことによる発報など通信端末に通知すべきイベントが生じたときには、宅内の機器からセンタサーバに通知し、センタサーバから通信端末に対して電子メールによる通知を行う。
付加装置1は、統合管理装置3との通信を行う通信機能部1aと、テレビ受像機として使用されるディスプレイ装置2を接続するためのインタフェース部1bと、少なくともブラウザ機能を有する処理部1cとを備えている。処理部1cは、通信機能部1aにて統合管理装置3から受け取った情報をディスプレイ装置2に表示させるとともに、ディスプレイ装置2に表示された選択肢の中から所望の内容を選択する操作がディスプレイ装置2のリモコン送信機(図示せず)で行われた際に、当該操作に対応する情報を統合管理装置3に送信する。したがって、ディスプレイ装置2のユーザは、ディスプレイ装置2の画面上で機器の監視ないし制御が可能になる。
ここで、付加装置1は上述した機能を実現するために、接続線20が接続される接続部をインタフェース部1bに有し、映像、音声、制御用の各接続線20にてディスプレイ装置2と接続されている。さらに、付加装置1とディスプレイ装置2とは電源用の接続線20でも接続されており、住宅分電盤5から付加装置1に電源供給することで、ディスプレイ装置2にも電源供給されるようにしてある。
このように、以下の実施形態で例示する付加装置1は、ディスプレイ装置2と共に、宅内ネットワークシステムにおいて宅内の機器の監視・制御を行う監視制御装置6としての機能を実現する。
(実施形態1)
本実施形態の付加装置1は、図3に示すようにディスプレイ装置2の背面側に取着される器体10を備えている。器体10は、図3(b)のように前面が横長の長方形となる薄箱状に形成された埋込部11と、図3(a)のように埋込部11の前面に沿う面内で埋込部11の前端部の周縁から延設された取付片12とで構成されている。
取付片12は、埋込部11の前面の全周に亘って形成されており、4隅に設けた取着孔13を通してねじ7(図1参照)を締め付けることにより、ディスプレイ装置2に対して機械的に結合されるものである。すなわち、器体10は、ディスプレイ装置2に対して取付片12をねじ固定することにより、取付片12の前面をディスプレイ装置2の背面に当接させた状態で、ディスプレイ装置2の背面側に取着されることとなる。
埋込部11は、その前面を取付片12の前面と略面一にしており、器体10がディスプレイ装置2に取着された状態では前面がディスプレイ装置2の背面に当接する。埋込部11のうち、背面側において取付片12よりも後方に突き出た部分の下面には、ディスプレイ装置2に接続された接続線を接続するための接続部が設けられ、また、埋込部11の背面には、ディスプレイ装置2に接続された接続線以外の配線を接続するための各種端子が設けられている。接続部は複数(ここでは14A〜14Fの6つ)設けられているが、以下、各接続部を区別しないときには接続部14と呼び、これに接続される各接続線を区別しないときには接続線20と呼ぶ。同様に、端子も複数(ここでは15A〜15Dの4つ)設けられているが、各端子を区別しないときには端子15と呼び、これに接続される各配線を区別しないときには配線21と呼ぶ。
具体的に説明すると、接続部14として、同軸ケーブル20Aを接続するための接続端子14Aと、HDMIケーブル20Bを接続するためのHDMIポート14Bと、LANケーブル20Cを接続するためのモジュラジャック14Cと、電源線(図示せず)を接続するためのコンセント14Dと、その他の信号線(図示せず)を接続するための接続端子14E,14Fとを少なくとも具備している。これらの接続部14は左右方向に並べて配置される。各接続部14に接続された接続線20(同軸ケーブル20A、HDMIケーブル20B、LANケーブル20Cを含む)の他端は、それぞれディスプレイ装置2の背面側の適所に設けられたディスプレイ側端子(図示せず)に接続される。
なお、図3の例では、ディスプレイ装置2の電源線を接続するためのコンセント14Dとして交流用のコンセントを示しており、付加装置1に供給されている商用電源等の交流電源をコンセント14Dからディスプレイ装置2に供給するものとする。ただしこの例に限らず、ディスプレイ装置2が直流電力により駆動される直流機器である場合、付加装置1に商用電源等の交流電源を直流電源に変換するAC/DCコンバータを設け、接続部14としての直流コンセントから電源線を介してディスプレイ装置2に電源供給するようにしてもよい。さらに、付加装置1に対して交流電源ではなく直流電源が供給される場合、DC/DCコンバータを付加装置1に設け、電圧変換後の直流電源を接続部14としての直流コンセントからディスプレイ装置2に供給することも考えられる。
一方、接続線20以外の配線21を接続する端子15としては、図示しないアンテナに接続された同軸ケーブルを接続するための接続端子15Aと、統括管理装置3に接続されたLANケーブルを接続するためのモジュラジャック15Bと、住宅分電盤5からの電源ケーブルを接続するための速結端子15Cと、その他の信号線を接続するための接続端子15Dとを具備している。これらの端子15に接続される配線21は、いずれも壁パネルWP(図1参照)の背面側(壁裏)を通して引き回される。
なお、接続部14および各種端子15は、埋込部11のうち取付片12よりも後方に突き出た部分に配置されていればよく、上述したように埋込部11の下面および背面にそれぞれ配置されるものに限らない。ただし、器体10をディスプレイ装置2に取着した状態では、器体10の前面がディスプレイ装置2の背面に当接するので、埋込部11の前面に接続部14や各種端子15を配置することはできない。
上記構成の付加装置1が背面側に取着されたディスプレイ装置2は、図1に示すように取付穴8が開口した壁に対して取り付けられる。すなわち、壁を構成する壁パネルWPの背面側(壁裏)には前面開口の薄箱状に形成された埋込ボックスSBが配設されており、壁パネルWPのうち埋込ボックスSBに対応する部分には矩形状の施工孔が開設されている。この施工孔と埋込ボックスSBの内部空間とで、付加装置1との干渉を避けるための取付穴8が構成される。取付穴8の開口面は、ディスプレイ装置2の外形に比べて十分に小さく、ディスプレイ装置2を壁に取り付けた状態ではディスプレイ装置2によりその全面が覆われる。壁裏を通した配線21は、埋込ボックスSBの上壁に設けた孔(図示せず)を通して埋込ボックスSB内に引き込まれ、各種端子15に接続される。
ここにおいて、ディスプレイ装置2の壁への取り付けには専用の取付金具9を用いるものとする。この取付金具9は、ディスプレイ装置2の背面側において付加装置1と干渉しない形状に形成されており、少なくとも取付穴8の上方と下方との2箇所にてディスプレイ装置2と壁とを機械的に結合する。なお、取付金具9は壁に対してねじ止めされ、ディスプレイ装置2を引っ掛けることにより支持するものであって、ディスプレイ装置2を壁に取り付ける際には、予め取付金具9を壁に取り付けた状態で、ディスプレイ装置2を取付金具9に掛け止める手順で施工される。
取付穴8の開口面は、上下寸法と左右寸法とのいずれもが取付片12を含む器体10全体の背面に比べて小さく、且つ埋込部11の背面に比べて大きく設定されている。取付穴8の深さ寸法は、埋込部11のうち取付片12よりも後方に突き出た部分の前後方向の寸法よりも大きく設定されている。そして、付加装置1を背面に取着したディスプレイ装置2は、取付穴8内に付加装置1の埋込部11の後部(取付片12よりも後方に突き出た部分)が収まるように、取付穴8と付加装置1との相対的な位置を合わせて壁に取り付けられる。このとき、付加装置1の取付片12は取付穴8と前後方向に重なる部位を残して背面の外周部が壁面における取付穴8の開口周縁に当接する。
ところで、本実施形態の付加装置1は、取付片12のうち取付穴8と前後方向に重なる部位に、接続線20を通す大きさであって前後方向に貫通する挿通口16が形成されている。この挿通口16は、取付片12のうち埋込部11の前面の下辺から下方に突出した部分の一部が、少なくとも取着孔13を設けた部位(左右方向の両端部)を残すよう切り欠かれることによって形成されている。本実施形態では、左右方向に連通した横長形状の挿通口16とする。なお、挿通口16は切欠に限るものではなく、接続線20を通す大きさの孔でもよい。
以上説明した構成によれば、付加装置1が取着されたディスプレイ装置2を壁に取り付けた状態において、付加装置1の取付片12は背面の外周部を壁面における取付穴8の開口周縁に当接させるので、ディスプレイ装置2から壁に作用する荷重の一部を付加装置1で受けることができる。結果的に、付加装置1を壁面に当接させない場合に比べると、ディスプレイ装置2の支持強度が増してディスプレイ装置2のぐらつきを抑制できるなどの効果が期待できる。しかも、取付片12のうち取付穴8と重なる部位には挿通口16が貫設されているので、取付穴8の開口が器体10によって完全に塞がれることはなく、接続部14に接続された接続線20を挿通口16を通して取付穴8の外側に引き出すことができる。そのため、接続線20にて接続部14とディスプレイ装置2とを接続することが可能になる。
また、取付穴8の開口面を器体10全体の背面より小さく形成しているため、取付穴8を器体10より大きく形成する場合に比べ、壁パネルWPの強度を高く保つことができるという効果も期待できる。
さらにまた、本実施形態では、埋込部11の下面に接続部14を配置し、その近傍となる取付片12の下部に挿通口16を形成してあるので、接続部14に接続された接続線20を最短経路で取付穴8の外側に引き出すことができ、接続線20に必要な長さを比較的短くすることができる。ここで、接続線20の余長分に関しては、取付穴8内の空きスペースに収めることが可能である。
ところで、本実施形態のように付加装置1をディスプレイ装置2に取着する構成では、ディスプレイ装置2と付加装置1とを合わせた設置スペースを極力小さく抑えることができ、且つ接続線20を極力短くできるという利点がある。ただし、ディスプレイ装置2が大き過ぎてディスプレイ装置2を壁に取り付けることができないような場合には、付加装置1をディスプレイ装置2に取着することなく壁に直接取り付けることも可能である。この場合、付加装置1は、取付片12の取着孔13を用いて埋込ボックスSBに対してねじ固定される。すなわち、取付片12の取着孔13を、付加装置1のディスプレイ装置2への取り付けと、壁への取り付けとで兼用することができる。接続線20は、挿通口16を通して取付穴8から引き出され、別に設置されたディスプレイ装置2に接続される。
なお、取付片12に対してたとえばゴム材料からなるシート部材(図示せず)を挿通口16を覆うように取り付け、シート部材と取付穴8の開口周縁との隙間から接続線20を引き出し可能としながらも、壁パネルWPの前面側(室内空間)と背面側(壁裏空間)とをシート部材にて分離する構成としてもよい。これにより、挿通口16を通じて室内空間と壁裏空間とがつながることによる不具合(たとえば室内の冷暖房効率の低下など)を回避できる。
(実施形態2)
本実施形態の付加装置1は、図4に示すように接続線20間を仕切る仕切壁17を挿通口16内に設けた点が実施形態1の付加装置1と相違する。
すなわち、挿通口16は、取付片12が仕切壁17となる部位を残して切り欠かれることにより形成されている。ここに、仕切壁17は複数(ここでは3つ)設けられている。挿通口16は左右方向において仕切壁17によって複数(ここでは4つ)に分断される。
この構成では、接続線20間が挿通口16内において仕切壁17によって仕切られることになるので、接続線20同士を互いに分離して接続線20間の混触を防ぐことができる。特に、信号系の接続線20と電源系の接続線20との間を分離することで、電源系から信号系へのノイズの影響を低減することができる。さらに、挿通口16内において接続線20間が仕切られていることで、接続線20同士が絡まることを防止できるという利点もある。
その他の構成および機能は実施形態1と同様である。
ところで、本発明に係る付加装置1は、上述した監視制御装置6としての機能を実現するものに限らず、ディスプレイ装置2と共に何らかの機能を実現するものであればよい。たとえば、テレビ用チューナを内蔵した付加装置1であって、テレビ用チューナを内蔵していないディスプレイ装置2に対して接続されることにより、ディスプレイ装置2と共にテレビ受像機としての機能を実現するものや、宅内網あるいは広域網に接続されたコンテンツ配信サーバから配信されるAVコンテンツ(映像・音声)をディスプレイ装置2に再生する機能を有するものなどであってもよい。また、ワイヤレス受信機としての機能を内蔵し、ワイヤレス送信機から送信される信号を受信してディスプレイ装置2に映像を表示させる付加装置1とすることも考えられる。接続部14の形態などは、付加装置1やディスプレイ装置2の機能に応じて適宜変更される。
1 ディスプレイ用付加装置
2 ディスプレイ装置
8 取付穴
10 器体
11 埋込部
12 取付片
14 接続部
16 挿通口
17 仕切壁
20 接続線

Claims (2)

  1. 一部に取付穴が開口した壁に対して取付穴を覆う形で取り付けられるディスプレイ装置の背面側に取着される器体と、ディスプレイ装置に対して接続線で接続される接続部とを備え、ディスプレイ装置と共に所定の機能を実現するディスプレイ用付加装置であって、器体は、ディスプレイ装置を壁に取り付けた状態で取付穴内に後部が収まる埋込部と、埋込部の前面に沿う面内で埋込部の前端部の周縁から延設されディスプレイ装置に対して機械的に結合される取付片とを有し、接続部は、埋込部のうちディスプレイ装置を壁に取り付けた状態で取付穴内に収まる部位に配置され、取付片は、ディスプレイ装置を壁に取り付けた状態で取付穴と重なる部位を残して背面の外周部を壁面における取付穴の開口周縁に当接させ、取付穴と重なる部位には前後方向に貫通し接続部に接続された接続線を通す大きさの挿通口が形成されていることを特徴とするディスプレイ用付加装置。
  2. 前記接続部には前記接続線を複数本接続可能であって、前記取付片は、接続線間を仕切る仕切壁を前記挿通口内に具備することを特徴とする請求項1記載のディスプレイ用付加装置。
JP2009015950A 2009-01-27 2009-01-27 ディスプレイ用付加装置 Expired - Fee Related JP5180856B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2009015950A JP5180856B2 (ja) 2009-01-27 2009-01-27 ディスプレイ用付加装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2009015950A JP5180856B2 (ja) 2009-01-27 2009-01-27 ディスプレイ用付加装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2010175651A true JP2010175651A (ja) 2010-08-12
JP5180856B2 JP5180856B2 (ja) 2013-04-10

Family

ID=42706716

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2009015950A Expired - Fee Related JP5180856B2 (ja) 2009-01-27 2009-01-27 ディスプレイ用付加装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5180856B2 (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2018170398A (ja) 2017-03-30 2018-11-01 Smk株式会社 複合ケーブル
JP6423930B1 (ja) 2017-07-28 2018-11-14 Smk株式会社 光電気複合ケーブル

Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH01171182U (ja) * 1988-11-22 1989-12-04
JPH05174277A (ja) * 1991-12-24 1993-07-13 Matsushita Electric Works Ltd 制御部一体型ロビーインターホン
JPH062787U (ja) * 1992-06-09 1994-01-14 沖電気工業株式会社 電子装置キャビネットのケーブルホール構造
JP2004320202A (ja) * 2003-04-14 2004-11-11 Matsushita Electric Ind Co Ltd 電子機器

Patent Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH01171182U (ja) * 1988-11-22 1989-12-04
JPH05174277A (ja) * 1991-12-24 1993-07-13 Matsushita Electric Works Ltd 制御部一体型ロビーインターホン
JPH062787U (ja) * 1992-06-09 1994-01-14 沖電気工業株式会社 電子装置キャビネットのケーブルホール構造
JP2004320202A (ja) * 2003-04-14 2004-11-11 Matsushita Electric Ind Co Ltd 電子機器

Also Published As

Publication number Publication date
JP5180856B2 (ja) 2013-04-10

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US7667968B2 (en) Air-cooling system configuration for touch screen
JP4740127B2 (ja) デュアル配線システム用ベースユニット
US8803669B2 (en) User station for healthcare communication system
KR101749302B1 (ko) 디스플레이 장치
EP2175433B1 (en) Fire alarm system
US6628510B2 (en) Method and apparatus for computer integral with wall
JP2011181564A (ja) 電子機器の壁掛け構造
WO2013171174A2 (en) Improvements in or relating to presentation and display equipment
US20170208290A1 (en) Videoconferencing Equipment Assembly and Related Methods
KR20160008895A (ko) 디스플레이 장치
JP5180856B2 (ja) ディスプレイ用付加装置
JP2012149781A (ja) 空気調和機
KR101343385B1 (ko) 걸이형 셋톱박스
WO2013047463A1 (ja) 表示装置
JP6259939B1 (ja) 無線通信システム
JP4569574B2 (ja) インターホン装置
JP5033023B2 (ja) 情報通信装置
JP5149834B2 (ja) 監視制御装置
TW201244520A (en) Wireless access point
JP5452341B2 (ja) インターホン
CN109313088A (zh) 用于将声音掩蔽装置安装在酒店房间中的设备和方法
US20120146883A1 (en) Display apparatus
JP4650739B2 (ja) 配線システム
KR101726638B1 (ko) 평판형 디스플레이장치
KR200451431Y1 (ko) 홈씨어터의 케이블 통합 연결장치

Legal Events

Date Code Title Description
RD04 Notification of resignation of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424

Effective date: 20100715

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20111122

A711 Notification of change in applicant

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A712

Effective date: 20120113

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20121207

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20121218

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20130111

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees