JP2010175115A - 空気調和機 - Google Patents

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Abstract

【課題】室温センサを用いた室温の検知温度の精度(分解能)に対応して、室内機での設定温度の温度設定単位や室温の表示温度の精度を切り替えて操作者に違和感を与えないと共に、高精度の室温センサを使用時に、細かい温度管理ができる空気調和機を提供する。
【解決手段】空気調和機は、外部室温センサ28又は内部室温センサ27と、室内機20と室外機30とリモコン10とを備えている。リモコン10は各室温センサでの室温検知精度に対応して室温の単位温度を設定する単位温度設定機能を備えており、操作者が指示する設定温度を予め設定された単位温度に従って入力して室内機20へ送信する。また、室内機20では、受信した設定温度で室温を制御すると共に、各室温センサでの室温検知精度に対応して室温を室内機表示部29で表示する。
【選択図】図1

Description

本発明は、空気調和機に係わり、より詳細には、室温センサで検知した室温の精度に対応して制御する空調制御に関する。
従来、空気調和機は、室温センサが室内機内に配置されている場合、室内機が設置される高さにより、室温センサで検知された検知温度を補正して空調運転を行っている(例えば、特許文献1参照。)。
これは、暖かい室内の空気は上方向、つまり、天井付近に集中し、冷たい空気は下方向、つまり、床付近に集中するためである。このため、例えば家庭用の室内機では室温センサで検知された検知温度を4℃だけ減じて補正し空調運転を行っている。また、業務用の天井埋込型空気調和機の室内機では、店によって天井高がまちまちであり、設置時に天井高を指定し、室内機ではこの指定された高さに対応する補正値を用いて空調運転を行っている。なお、天井高が高くなるほど操作者の位置と室温センサとの距離が離れ、また、天井付近に滞留する暖かい空気の層に影響され、高い位置に設置された室内機で室温を検知する場合、これに対応して室温の検知精度も悪くなる。
これは室温センサの精度自体が悪化するのでなく、本来検知すべき室内にいる人の周囲の室温を基本とした場合に、この人から離れた位置にある室温センサで検知した検知温度は、前述のように補正を加えたとしても、素早い温度変化に追従できないことを意味している。この追従性の悪さによる人の周囲の室温と、室温センサで検知して温度補正を行って算出した室温(室温センサと対応する室温)との差の大小を「室温センサで検知した室温の精度」と呼称する。
一方、リモコンに室温センサを備えたものや、室内の任意の位置に室温センサのみを配置できるものも存在する。これらの室温センサは操作者が存在する高さに設置されているため、温度補正を行わなくても、ほぼ正確な室温制御が可能である。
一般的に、室内機の吸込口には室温センサが標準で装備されており、他の室温センサを追加しなくても、前述した天井高を考慮した補正を行うことにより、ある程度の精度で空調温度制御を行うことができる。これは人の出入りが激しいロビーやレストランなどでは十分に使用できる。一方、病院の待合室や老人ホームなど、冷やしすぎや、逆に温度が高すぎると体調を崩すような弱者がいる場所では、ある程度厳密な温度管理が求められる。このため、精度の高い温度センサをワイヤードリモコン内部に備えたり、後付の温度センサを複数設置する場合がある。また、室内機には現在の室温を表示し、操作者の温度管理に便宜を図る機能を付加しているものもある。
前述したように、室内機の設置時に天井高を指定し、室内機ではこの指定された高さに対応する補正値を用いて空調運転を行うようになっているが、温度設定と室温の表示に関する精度については固定になっている。このため、高い精度の設定温度や室温表示で、かつ、高い位置に設置された室内機で室温を検知する場合、設定温度を0.5℃刻みで設定し、この高精度の設定温度で運転しても、室温制御の精度は室温センサの精度で決定される。
このため、例えば、設定温度を0.5℃刻みで設定しても設定温度±2℃よりも大きく設定しないと、実際の室温や室温の温度表示が変化しない場合があり、操作者から見ると違和感があった。特にカラオケルームやレンタル会議室などの不特定多数の人が使用する場所に設置された空気調和機では操作者が毎回変わるため、設定温度を変更しても室温の変化がないなど、操作者によっては店側にクレームをつける場合があった。
また、逆に低い精度の設定温度や室温表示で、かつ、低い位置に設置された室内機で室温を検知する場合、設定温度を2.0℃刻みで設定し、この設定温度の精度で運転する場合、室温制御の精度は温度制御の精度で決定される。このため、実質的に2.0℃刻みでしか室温を制御できなくなる。また、温度センサの検知精度や設定温度の精度に関係なく室内機の表示部に室温表示を行っており、この表示温度と実際の室温とが食い違う場合があり、操作者に違和感を与えていた。
このため、通常の室内機では、室温センサでの温度検知精度に関わらず、設定温度や室温表示における精度を、高精度と低精度との中間の精度、例えば設定温度と室温表示温度を1℃単位で取り扱うように制御する構成にし、制御における妥協を図っていた。
しかしながら、前述したように操作者にとっては室温の温度管理に関しては違和感が残り、また、高精度の温度制御が望まれる病院などでは細かい設定ができないという問題があった。
特開昭63−204051号公報(第2頁、図1)
本発明は以上述べた問題点を解決し、室温センサを用いた室温の検知温度の精度(分解能)に対応して、室内機での設定温度の温度設定単位や室温の表示温度の精度を切り替えて操作者に違和感を与えないと共に、高精度の室温センサを使用時に、細かい温度管理ができる空気調和機を提供することを目的とする。
本発明は上述の課題を解決するため、室内の温度を検知する室温センサを備え、同室温センサでの検知温度に対応して予め設定された設定温度になるように空調制御を行う空気調和機であって、同空気調和機には、操作者が指示した前記設定温度を含む運転指示を入力して送信すると共に、前記設定温度を表示するリモコン表示部を設けたリモコン装置が備えられており、
同リモコン装置は、前記室温センサの設置場所による室温の検知精度に対応して、前記室温の温度設定単位を予め設定する単位温度設定機能を備え、
操作者が指示する前記設定温度を前記単位温度設定機能で設定された前記室温の温度設定単位で空調温度制御を行うことを特徴とする。
また、室内の温度を検知する室温センサを備え、同室温センサでの検知温度に対応して予め設定された設定温度になるように空調制御を行うと共に、前記室温センサでの検知温度に対応して室温を表示する室温表示部を備えた空気調和機であって、
同空気調和機には、前記室温センサの設置場所による室温の検知精度に対応して前記室温の温度設定単位を予め設定する単位温度設定機能を備え、
前記空気調和機は前記表示部に、前記単位温度設定機能で設定された単位温度に対応して前記室温を表示すると共に、前記室温センサでの室温の検知精度を示す補助表示を表示することを特徴とする。
また、前記リモコン表示部は、表示される温度情報と共に、前記室温センサでの室温の検知精度を示す補助表示が表示されることを特徴とする。
以上の手段を用いることにより、本発明による空気調和機によれば、
請求項1に係わる発明は、操作者が設定温度をリモコンへ入力するとき、室温センサでの室温検知精度に対応する室温の単位温度で入力できるため、室温センサでの温度検知精度で制御される室温と操作者が設定した設定温度との乖離が少ないので、室温制御における操作者の違和感を低減できる。また、室温の温度検知精度が高い場合は操作者が細かい温度設定ができる。
請求項2に係わる発明は、室温センサでの室温検知精度に対応して室温を表示するため、温度検知精度が高い場合は詳細に、また、温度検知精度が低い場合は大雑把にそれぞれ表示して、室温制御における操作者の違和感を低減できる。また、温度検知精度が高い場合は操作者が細かい温度管理ができる。
請求項3に係わる発明は、リモコンで温度表示を行う場合、室温センサでの室温検知精度を同時に表示するため、表示されている温度の精度も操作者に知らせることができ、室温制御における操作者の違和感を低減できる。
本発明による空気調和機の実施例を示すブロック図であり、(A)は室内機を、(B)はリモコンを示している。 本発明による実施例を示す(A)はリモコンの正面図を、(B)は室内機の表示部を説明する説明図である。 室内機と室温センサとの位置関係を示す室内の模式図である。 室温精度テーブルを示す説明図である。 本発明によるリモコン表示と室内機の表示例を示す説明図であり、(A)は3桁の温度表示例、(B)は2桁で3桁の表示を行う場合の表示例である。 本発明による制御を説明するフローチャートであり、(A)はリモコン制御部を、(B)は室内機制御部の処理を示す。
以下、本発明の実施の形態を、添付図面に基づいた実施例として詳細に説明する。
図1は空気調和機の要部ブロックを示しており、図1(A)は室内機20と室外機30を、図1(B)はリモコン10をそれぞれ示している。なお、室内機20と室外機30とを空気調和機本体、また、これにリモコン10や後述する外部室温センサ28を含めた構成を空気調和機と呼称する。
図1(A)に示すように室内機20は、リモコン10から送信される赤外線信号を受信するリモコン受信部21と、室内の温度を検知する内部室温センサ27と、室温センサ27の検知信号を入力する室温センサ入力部25と、室外機30と通信を行う通信部22と、送風ファンモータ23と、上下風向板の角度調節を行うステッピングモータ24と、室温の表示や空気調和機のエラー情報などを表示する室内機表示部29と、これらを制御する室内機制御部26とを備えている。
また、この実施例では、室温センサ入力部25に、操作者が存在する付近の室温を検知する外部室温センサ28が追加設置されている。前述した内部室温センサ27は標準的に備えられたものであり、室内機20の図示しない吸込口付近の温度を検知するようになっている。外部室温センサ28が追加設置されると室温センサ入力部25では、内部室温センサ27に代替して外部室温センサ28の検出値を室内機制御部26へ出力するようになっている。なお、外部室温センサ28は信号線を用いて接続されるのが一般的であるが、ワイヤレスで室温情報を室内機制御部26へ送信するものや、リモコン10に内蔵されているものもある。
一方、図1(B)に示すようにリモコン10は、操作者によって操作されたキーの状態を入力するキー入力部2と、赤外線信号を送信するリモコン送信部14と、設定温度や運転モードなどのいろいろな情報を表示するリモコン表示部1と、これらを制御するリモコン制御部15とを備えている。
図2は空気調和機の要部説明図であり、(A)はリモコン10の、(B)は室内機20に備えられた室内機表示部29の、それぞれ正面図である。
図2(A)に示すようにリモコン10は、上部にリモコン表示部1を、また下部にはキー入力部2をそれぞれ備えている。キー入力部2には、空気調和機に指示する「電源」、「運転」、「設定」、温度上昇キー「+」、温度下降キー「−」が配置されている。
「電源」キーはキーの押下毎に空気調和機の電源をオン/オフし、「運転」キーはキーの押下毎に暖房運転モード/冷房運転モード/除湿運転モードを切り換える。「設定」キーは設定モードへの切換えを行う。「設定」キーはキーの押下毎に設定モード/非設定モード(実際に空気調和機を制御するモード)を切り換える。温度上昇キー「+」や温度下降キーは、非設定モード時に設定温度を現在の値から所定の温度ステップ毎に上昇/下降させるキーである。なお、設定モード時にこのキーを押下すると後述する精度レベル:0〜2を選択することができる。本実施例ではこの精度レベルに関連する情報を選択・設定する機能を単位温度設定機能と呼称する。
リモコン表示部1は、温度を表示する3桁の7セグメント表示部1aと、小数点表示部1eとを備えており、さらに、「設定」を表示する設定表示部1b、「付近」を表示する付近表示部1d、「前後」を表示する前後表示部1cを備えており、それぞれ点灯/消灯が可能になっている。設定表示部1bは前述した設定モード中に表示され、設定モード/非設定モードを区別するようになっている。なお、付近表示部1d、前後表示部1cは7セグメント表示部1aで表示される温度の精度を表す補助表示である。この補助表示については後で詳細に説明する。
一方、室内機表示部29は図2(B)に示すように、温度を表示する3桁の7セグメント表示部29aと、小数点表示部29bとを備えており、エラー表示を行う場合以外は現在の室温を常時表示するようになっている。なお、小数点表示部29bは表示温度の精度を表す補助表示も兼用している。この補助表示については後で詳細に説明する。
図3は天井埋込型の室内機20が天井に設置された室内を説明する説明図である。室内機20には、リモコン受信部21と、室内機表示部29と、内部室温センサ27とが室内機20のパネル面に設けられている。また、外部室温センサ28が壁に設置され、外部室温センサ28と室内機20とが配線で接続されている。また、空気調和機に指示を与えるリモコン10が室内に配置されている。
次に図1〜図3を用いてリモコン10、及び室内機20の動作について説明する。
リモコン10のリモコン制御部15は、操作者が操作したキーをキー入力部2を介して入力し、この操作されたキーに対応して、設定温度や運転モード切り換えなどの赤外線信号をリモコン送信部14を介して室内機20へ送信する。
また、操作されたキーと対応する表示内容は、逐次、リモコン表示部1に表示されると共に、キー操作で指定された冷暖房モードや、設定温度、後述する精度レベルなどをリモコン制御部15内に記憶する。一方、リモコン10からの赤外線信号でこれらの運転指示情報を受け取った室内機20は、指示に従って空気調和機を運転する。なお、温度の制御に関しては、リモコン10で設定された設定温度と、内部室温センサ27、又は外部室温センサ28のいずれかで検知した値と対応する現在の室温とが同じになるような制御を行う。
背景技術で説明したように、内部室温センサ27は床面からの距離によって室温の検知精度が変化し、また、内部室温センサ27と外部室温センサ28とでは室温の検知精度が異なる。従って本発明ではこれらを精度レベル毎に区別して管理し、室温の検知精度と設定温度の単位温度とを対応させるようにしている。
図4はこの精度レベルによって異なるリモコンの設定温度表示と設定温度単位と、室内機20の室温表示単位とを説明する説明図である。この情報は室温精度テ−ブルとしてリモコン制御部15と室内機制御部26とにそれぞれ記憶されている。なお、室内機での温度制御自体は0.5℃単位で行われるが、室温センサでの室温の検知精度により、室内機20の室温表示精度を規定している。一方、リモコン10では設定温度入力時の単位温度を室温センサでの室温検知精度により制限している。これに従ってリモコン10での設定温度表示の単位温度も、室温センサでの室温検知精度により制限される。この制限内容を決定する機能が前述した単位温度設定機能であり、次に説明する室温精度テ−ブルの中から1つの精度レベルを選択・設定するものである。
図4の室温精度テーブルの横方向の項目は左から、精度レベル、補正温度、設定温度表示と設定単位温度(リモコン)、室温表示(室内機)となっている。さらに右の項目はテーブルの補足説明であり、実際にはテーブル化されない。また、設定温度表示と設定単位温度と、室温表示との項目は、それぞれ補助表示の項目も記載さている。補助表示はリモコン表示部1や室内機表示部29で表示さるデジタル温度値と共に表示され、表示値の精度を示すものである。
精度レベル「0」は最高の精度レベルであり、リモコンの温度設定、室温表示共に0.5℃単位で設定、表示できる。これは外部室温センサ28を設置したときに設定するレベルである。精度レベル「1〜2」は内部室温センサ27の取り付け位置、つまり、室内の床面からの内部室温センサ27の高さに対応して1.0℃、2.0℃の単位で温度設定と室温表示とが行われる。床面から内部室温センサ27の取り付け位置までの距離が大きいほど精度レベルの値が大きくなるように室温精度テーブルを構成しており、補正温度と設定温度表示と室温表示の精度もこれに対応させている。
また、精度レベル「1〜2」は小数点以下の温度表示を行わないため、補助表示を表示させて操作者に認識させる。精度レベル「1」において、リモコン10では前後表示部1c、また、室温表示では小数点表示部29bを点灯させ、表示されている値、例えば28℃前後(±1.0℃以内)の温度精度であることを示す。一方、精度レベル「2」において、リモコン10では「付近」、また、室温表示では「小数点」を点滅させ、表示されている値、例えば28℃付近(±2.0℃以内)の温度精度であることを示す。
図4の室温精度テーブルの「補正温度」の項目は、内部室温センサ27の取り付け位置、つまり、室内の床面からの内部室温センサ27の高さに対応して、検知した温度値を補正する値であり、室内機制御部26が入力する検知温度の値に加算する値である。前述のように室内の床面からの内部室温センサ27の高さが高くなるにつれて「補正温度」の値は−1〜−2の値に規定されている。なお、外部室温センサ28の場合は補正の必要がないため、「補正温度」の値は−0になっている。
図5は以上説明した室温精度テーブルに従って表示されるリモコン10の表示内容と室内機20の表示内容を説明する説明図である。図5(A)は温度表示を3桁の数字を使って表現した場合、図5(B)は温度表示を2桁の数字を使って表現した場合の表示内容である。一般的に3桁よりも2桁の表示コストが安価であるため、3桁表示に代替して、このような2桁表示で行ってもよい。
図5(A)は横方向に、「精度レベル」、「リモコン表示」、「室内機での表示」、「設定・表示単位」の項目が記載されている。例えば「精度レベル」が0の場合、「28.5℃」と0.5℃単位で表示され、「精度レベル」が1の場合、「28. ℃」と1.0℃単位で表示され、さらに、これに加えて「前後」又は「小数点」が表示され、「精度レベル」が2の場合、「28. ℃」と、2.0℃単位で表示され、さらに、これに加えて「前付近」又は「小数点」が点滅表示される。
一方、図5(B)に示すように温度表示を2桁の数字を使って3桁の温度表示を表現した場合、小数点以上の桁と、小数点の前後1桁の表示とを交互に切り替えて表示する。例えば28.3℃を表示する場合、「28.」と「8.3」を2秒間隔で交互に表示する。従って3桁表示だけの場合に比較してコストを低減できる。
次に図6で示すフローチャートを用いて、各制御部での処理の流れを説明する。図6(A)はリモコン制御部15の処理ルーチン、図6(B)は室内機制御部26の処理ルーチンをそれぞれ示している。また、これらのフローチャートにおいて、STはステップを表し、これに続く数字はステップ番号を、また、YはYesを、NはNoをそれぞれ表している。
図6(A)においてリモコン制御部15は、まず最初に、精度レベルの設定キーの押下か確認する(ST1)。これは、前述のように、設定キーが押下されて設定モード中に温度上昇キー「+」や温度下降キー「−」が押下されたかを確認することである。精度レベルの設定キーである場合(ST1−Y)、現在の精度レベル値に対して温度上昇キー「+」なら+1を、温度下降キー「−」なら−1を加算して、これを現在の精度レベル値としてリモコン制御部15内に記憶する(ST4)。そしてST1へジャンプする。
精度レベルの設定キーでない場合(ST1−N)、押下されたキーが設定温度キーの入力か確認する(ST2)。これは、前述のように、設定キーが押下されおらず、非設定モード中に温度上昇キー「+」や温度下降キー「−」が押下されたかを確認することである。押下されたキーが設定温度キーの入力でない場合(ST2−N)、入力されたキー(押下されたキー)に対応したデータをリモコン送信部14を介して室内機20へ赤外線信号で送信する(ST3)。これは例えば「運転」キーや「電源」キーなどを示す。なお、これらに対応してリモコン表示部1の表示内容も更新する。そしてST1へジャンプする。
一方、押下されたキーが設定温度キーの入力である場合(ST2−Y)、リモコン制御部15内に記憶している室温精度テーブルを参照し、現在設定されている精度レベル値に対応して、設定温度入力のスキップを行って、現在の設定温度値を更新してリモコン制御部15内に記憶する(ST5)。
これは、押下されたキーが設定温度キーである場合、つまり、温度上昇キー「+」や温度下降キー「−」が1回押下された場合、「精度レベル」が0なら0.5℃刻みで現在の設定温度値を更新して表示し、この更新された設定温度値を記憶する。同様に「精度レベル」が1なら1.0℃刻みで現在の設定温度値を、「精度レベル」が2なら2.0℃刻みで現在の設定温度値を更新して表示・記憶する。
次に、この更新された設定温度値に精度レベル値のデータを付加してリモコン送信部14を介して室内機20へ赤外線信号で送信する(ST6)。そしてST1へジャンプする。
一方、図6(B)において室内機制御部26は、まず最初に、リモコン受信部21を介してのリモコン10からの受信データがあるか確認する(ST11)。リモコン10からの受信データがある場合(ST11−Y)、設定温度のデータか確認する(ST12)。設定温度のデータである場合(ST12−Y)、この設定温度のデータと、これに付加されている精度レベルのデータとを室内機制御部26内に記憶する(ST14)。そしてST11へジャンプする。
また、設定温度のデータでない場合(ST12−N)、受信したデータに従って室内機20を制御する(ST13)。この制御とは、例えば「運転」キーや「電源」キーなどのデータである場合、これらに対応して運転モードを切り替えたり、室内機20と室外機30との電源をオン/オフ制御することである。そしてST11へジャンプする。
一方、リモコン10からの受信データがない場合(ST11−N)、室温センサ、つまり、内部室温センサ27、もしくは、外部室温センサ28のいずれかの検出値を入力し、現在の精度レベルに対応した補正温度を室温精度テーブルから読み出して、この補正温度値と入力した室温センサの検出値を加算して現在の室温を算出する(ST15)。
次に、現在の精度レベルに対応した室温の表示単位を室温精度テーブルから読み出して、この表示単位を用いて算出した現在の室温を室内機表示部29に表示する(ST16)。なお、この表示単位とは室温表示の形式であり、補助表示を含んだ室温の表示を意味する。例えば図5(A)での表示形式を示す。次に、現在の室温が設定温度になるように空調制御を実施する。そして、ST11へジャンプする。
以上説明したように、操作者が設定温度をリモコンへ10入力するとき、外部や内部の室温センサでの室温検知精度に対応する室温の単位温度で入力できるため、室温センサでの温度検知精度で制御される室温と操作者が設定した設定温度との乖離が少ないので、室温制御における操作者の違和感を低減できる。また、室温の温度検知精度が高い場合は操作者が細かい温度設定ができる。
また、外部や内部の室温センサでの室温検知精度に対応して室内機表示部29で室温を表示するため、温度検知精度が高い場合は詳細に、また、温度検知精度が低い場合は大雑把にそれぞれ表示して、室温制御における操作者の違和感を低減できる。また、温度検知精度が高い場合は操作者が細かい温度管理ができる。
また、リモコン10で温度表示を行う場合、使用される室温センサでの室温検知精度を同時に表示するため、表示されている温度の精度も操作者に知らせることができ、室温制御における操作者の違和感を低減できる。さらに、室温検知精度が高い場合は操作者が細かい温度管理ができる。
なお、本実施例では補助表示を固有の文字や小数点の表示形態で現しているが、これに限るものでなく、温度表示自体の色で区別するようにしてもよい。例えば図5(A)において、精度レベル0と1とは数字をグリーンで、精度レベル2は数字をイエローでそれぞれ表示することで、操作者に現在の精度レベルを確実に認識させ室温制御における操作者の違和感を低減できる。
本実施例では天井埋込型の空気調和機を用いて説明しているが、これに限るものでなく、スプリット型の空気調和機でもよいし、集中型の空調システムにおける室内機や個別リモコン、集中リモコンなどの組み合わせで使用してもよい。
また、本実施例では単位温度設定機能をリモコン10に備えているがこれに限るものでなく、例えば、室内機20にスライドスイッチの状態読み込み機能を設け、このスライドスイッチの状態で単位温度を指定するようにしてもよい。
1 リモコン表示部
1a 7セグメント表示部
1b 設定表示部
1c 前後表示部
1d 付近表示部
1e 小数点表示部
2 キー入力部
10 リモコン
14 リモコン送信部
15 リモコン制御部
20 室内機
21 リモコン受信部
22 通信部
23 送風ファンモータ
24 ステッピングモータ
25 室温センサ入力部
26 室内機制御部
27 室温センサ
27 内部室温センサ
28 外部室温センサ
29 室内機表示部
29a 7セグメント表示部
29b 小数点表示部
30 室外機

Claims (3)

  1. 室内の温度を検知する室温センサを備え、同室温センサでの検知温度に対応して予め設定された設定温度になるように空調制御を行う空気調和機であって、同空気調和機には、操作者が指示した前記設定温度を含む運転指示を入力して送信すると共に、前記設定温度を表示するリモコン表示部を設けたリモコン装置が備えられており、
    同リモコン装置は、前記室温センサの設置場所による室温の検知精度に対応して、前記室温の温度設定単位を予め設定する単位温度設定機能を備え、
    操作者が指示する前記設定温度を前記単位温度設定機能で設定された前記室温の温度設定単位で空調温度制御を行うことを特徴とする空気調和機。
  2. 室内の温度を検知する室温センサを備え、同室温センサでの検知温度に対応して予め設定された設定温度になるように空調制御を行うと共に、前記室温センサでの検知温度に対応して室温を表示する室温表示部を備えた空気調和機であって、
    同空気調和機には、前記室温センサの設置場所による室温の検知精度に対応して前記室温の温度設定単位を予め設定する単位温度設定機能を備え、
    前記空気調和機は前記表示部に、前記単位温度設定機能で設定された単位温度に対応して前記室温を表示すると共に、前記室温センサでの室温の検知精度を示す補助表示を表示することを特徴とする空気調和機。
  3. 前記リモコン表示部は、表示される温度情報と共に、前記室温センサでの室温の検知精度を示す補助表示が表示されることを特徴とする請求項1記載の空気調和機。
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