JP2010172826A - 整列選別装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】
作物を整列しながら搬送し、一本ずつ姿勢を整えて選別装置に排出し、作物を等級毎に選別する整列選別装置を提供する。
【解決手段】
作物を貯留する貯留部材2と、貯留された作物を搬送する汲上搬送装置16と、作物を受けて搬送する第1搬送無端帯35i,35oを備えた第1整列搬送装置37と、作物を引き継いで搬送する第2搬送無端帯46i,46oを備えた第2整列搬送装置48とを設け、第1整列搬送装置37の搬送始端部から第2整列搬送装置48の搬送始端部に亘る第3搬送無端帯49を備えた整列搬送部Cを設け、整列搬送部Cの搬送方向下手側に作物を選別する選別装置70を設けて構成する。
【選択図】 図3

Description

本発明は、作物を整列しながら搬送し、一本ずつ姿勢を整えて選別装置に排出し、作物を等級毎に選別する整列選別装置に関するものである。
従来の整列選別装置としては、汲上コンベアから排出された作物を搬送する搬送コンベアと、搬送コンベアから作物を引き継いで一本ずつ姿勢を整えるとともに間隔を空けて選別装置に排出する整列コンベアを設ける技術が存在する。(特許文献1)
特開2008−183539号公報
しかしながら、特許文献1に記載された整列選別装置は、搬送コンベアと整列コンベアとの前後間に隙間を有するため、小さい作物や細長い作物がこの隙間に詰まり、後続の作物の移送を妨げたり整列選別装置を停止させてしまうという問題がある。
そして、搬送コンベアから整列コンベアに作物が引き継がれる際、この隙間には搬送力がかかっていないので、作物同士の間隔が広がりにくく、選別装置の選別精度が低下してしまうという問題がある。
また、大きな作物が連続して整列コンベアに搬送されると、いっそう作物同士の間隔が開きにくくなり、選別装置の選別精度がさらに低下してしまうという問題がある。
本発明は、これらの問題を解消しようとするものである。
請求項1の発明は、作物を貯留する貯留部材(2)と、該貯留部材(2)に貯留された作物を上方に搬送する汲上搬送装置(16)と、該汲上搬送装置(16)から作物を受けて搬送する第1搬送無端帯(35i,35o)を備えた第1整列搬送装置(37)と、該第1整列搬送装置(37)から作物を引き継いで搬送する第2搬送無端帯(46i,46o)を備えた第2整列搬送装置(48)とを設け、前記第1整列搬送装置(37)の搬送始端部から第2整列搬送装置(48)の搬送始端部に亘る第3搬送無端帯(49)を備えた整列搬送部(C)を設け、該整列搬送部(C)の搬送方向下手側に作物を選別する選別装置(70)を設けたことを特徴とする整列選別装置とした。
請求項2記載の発明は、前記第1搬送無端帯(35i,35o)を搬送終端側の第1駆動回転体(31)と搬送始端側の第1従動回転体(33)とに巻回して前記第1整列搬送装置(37)を構成し、前記第2搬送無端帯(46i,46o)を搬送始端側の第2駆動回転体(43)と搬送終端側の第2従動回転体(44)とに巻回して前記第2整列搬送装置(48)を構成し、前記第1駆動回転体(31)と第1従動回転体(33)と第2駆動回転体(43)とに亘り第3搬送無端帯(49)を巻回したことを特徴とする請求項1記載の整列選別装置とした。
請求項3記載の発明は、前記第2搬送無端帯(46i,46o)を巻回する左右の第3駆動回転体(41i,41o)と、該第3駆動回転体(41i,41o)とは独立して回転可能な第3搬送無端帯(49)を巻回する受回転体(42)とから第2駆動回転体(43)を構成したことを特徴とする請求項2記載の整列選別装置とした。
請求項4記載の発明は、前記第1搬送無端帯(35i,35o)と第2搬送無端帯(46i,46o)の上下幅を第3搬送無端帯(49)の上下幅よりも大きくしたことを特徴とする請求項1記載の整列選別装置とした。
請求項5記載の発明は、前記汲上搬送装置(16)に作物を搬送する多数の搬送体(14)を左右の伝動無端帯(12,12)の間に設け、該多数の搬送体(14)同士の間隔を広い間隔部(S1)と狭い間隔部(S2)とが交互に形成される間隔に設定したことを特徴とする請求項1記載の整列選別装置とした。
請求項1記載の発明によれば、第3搬送無端帯(49)を第1整列搬送装置(37)の搬送始端部から第2整列搬送装置(48)の搬送始端部に亘って備えたことによって、第1整列搬送装置(37)の搬送終端部と第2整列搬送装置(48)の搬送始端部との間の隙間がなくなるので、小さい作物や細長い作物が第1整列搬送装置(37)搬送終端部と第2整列搬送装置(48)搬送始端部との間の隙間に詰まり、後続の作物の移送を妨げたり整列搬送部(C)を停止させてしまうことが防止され、作業能率が向上する。
また、作物が第1整列搬送装置(37)から第2整列搬送装置(48)に引き継がれる際、作物は第3搬送無端帯(49)に搬送されて搬送方向下手側に確実に移動することができるので、作物同士の前後間隔が広がった状態で選別搬送装置(70)に排出され、作物の誤選別が減少し、選別精度が向上する。
請求項2記載の発明によれば、請求項1記載の発明の効果に加えて、第1整列搬送装置(37)では作物は第1搬送無端帯(35i,35o)と第3搬送無端帯(49)とで整列搬送されるので、作物の搬送姿勢を第1整列搬送装置(37)の搬送方向に沿わせながら搬送することができる。
そして、第2整列搬送装置(48)の搬送始端側では作物は第2搬送無端帯(46i,46o)と第3搬送無端帯(49)とで引継搬送されるので、作物が第1整列搬送装置(37)と第2整列搬送装置(48)との間で停滞したり、隙間に挟まって後続の作物の移送を妨げたり整列搬送部(C)を停止させてしまうことが防止され、作業能率が向上する。
請求項3記載の発明によれば、請求項2記載の発明の効果に加えて、第2駆動回転体(43)を左右の駆動回転体(41i,41o)と、左右の駆動回転体(41i,41o)から独立して回転する中央の受回転体(42)とから構成したことにより、第3搬送無端帯(49)は第1整列搬送装置(37)の第1搬送無端帯(35i,35o)と略同じ搬送速度で回転するため、第1整列搬送装置(37)と第2整列搬送装置(48)とで異なる搬送速度を設定することができるので、第2整列搬送装置(48)の搬送速度を第1整列搬送装置(37)の速さよりも速く設定すると、作物が第1整列搬送装置(37)の搬送終端部から第2整列搬送装置(48)の搬送始端部に引き継がれる際に作物同士の前後間隔が広がるため、選別搬送装置(70)での作物の誤選別が減少し、選別精度が向上する。
請求項4記載の発明によれば、請求項1記載の発明の効果に加えて、第1搬送無端帯(35i,35o)の上下幅を第2搬送無端帯(46i,46o)の上下幅よりも大きくしたことによって、第1整列搬送装置(37)と第2整列搬送装置(48)が正面視(背面視)で凹形状になるので、作物が第1整列搬送装置(37)及び第2整列搬送装置(48)に載り易く、姿勢の整えられた作物が第1整列搬送装置(37)及び第2整列搬送装置(48)から落下しにくくなり、作業能率が向上する。
請求項5記載の発明によれば、請求項1記載の発明の効果に加えて、汲上搬送装置(16)で搬送される作物のうち、左右伝動無端帯(12,12)間に設けた複数の搬送体(14)同士の間隔を広い間隔部(S1)と狭い間隔部(S2)とが交互に形成される配置としたことによって、大径の作物は広い間隔部(S1)で搬送され、小径の作物は広い間隔部(S1)と狭い間隔部(S2)とで搬送されるので、大径の作物が複数連続して整列装置(50)に投入されることが防止でき、作物同士の前後間隔が第1整列搬送装置(37)と第2整列搬送装置(48)との間で広げられてから選別搬送装置(70)に投入されることにより、選別搬送装置(70)の選別精度が向上する。
整列搬送部の側面図 整列搬送部の平面図 選別コンベアの平面図 選別コンベアの側面図 (a) 第1整列搬送コンベアの部分拡大正面図 (b) 第2整列搬送コンベアの部分拡大正面図 整列搬送部の伝動機構図 選別搬送部の平面図 選別搬送部の側面図 選別コンベアの別実施例の側面図 整列選別装置の全体平面図 (a) 整列搬送部と選別搬送部の引き継ぎ部の拡大平面図 (b) 引継シュータの正面図 搬送ローラの別実施例の平面図 選別コンベアの別実施例の平面図 搬送ローラの別実施例の平面図 選別コンベアの別実施例の平面図
本発明の実施の形態について、一実施例としてホッパ2に貯留された人参を汲上搬送コンベア16で汲上搬送し、整列コンベア50で1本ずつ人参を整列させながら選別搬送部Dへと搬送する整列選別装置について説明する。
図1〜図8に示すように、整列選別装置は、洗浄された人参を貯留する貯留部Aと、貯留部Aから人参を上方に搬送する汲上搬送部Bと、上方搬送装置Bから人参を引き継いで人参を一本ずつ整列させる整列搬送部Cと、整列搬送部Cから人参を受けて搬送し、設定した条件に応じた人参を排出する選別搬送部Dとから構成される。
まず、貯留部Aについて説明する。
図1、図2及び図10で示すように、メインフレーム1の搬送方向上手側前部に人参を貯留するホッパ2を取り付け、該ホッパ2の搬送方向上手側の前端部に下り傾斜姿勢の傾斜板2aを取り付けると共に、ホッパ2の左右両側端部に夫々下り傾斜姿勢の左右傾斜板2b,2bを取り付けることによって、貯留部Aが構成される。
次に、汲上搬送部Bについて説明する。
図1、図2及び図10に示すように、前記ホッパ2の内側下部に左右側板3,3を取り付けると共に、該左右側板3,3の後端部に左右汲上側板4,4を後上り傾斜姿勢に取り付ける。また、該左右汲上側板4,4の後端部左右間に左右駆動スプロケット5,5を左右両端に軸着した駆動シャフト6を回転自在に取り付け、左右側板3,3と左右汲上側板4,4の境目に左右テンションスプロケット8,8を軸着した左右中間シャフト9を回転自在に取り付けると共に、左右側板3,3の前端部に左右従動スプロケット10,10を軸着した従動シャフト11を回転自在に取り付ける。
そして、該左右駆動スプロケット5,5と左右テンションスプロケット8,8と左右従動スプロケット10,10とに左右伝動チェーン12,12を無端状に巻き掛ける。さらに、該左右伝動チェーン12,12の左右間に人参を搬送方向下手側へ搬送する複数の搬送ローラ14…を回転自在に取り付け、該搬送ローラ14…同士の前後間隔を広い間隔部S1と狭い間隔部S2が交互に形成されるよう配置し、前記左右汲上側板4,4の終端部に人参を排出する排出シュータ15を取り付けて、汲上搬送コンベア16を構成する。該汲上搬送コンベア16の伝動構成は、図6に示している。
なお、この排出シュータ15は金属、プラスチック等の硬質部材で構成すると排出位置が安定しやすく、塩化ビニルやスポンジ等の軟質部材で構成すると汲上搬送コンベア16の搬送終端部の直下の、左右第1整列搬送コンベア37,37の搬送始端部に乗せることができ、効率よく人参を整列搬送させることができると共に、排出シュータ15の端部に人参が接触して傷付くことが防止できるので、人参の商品価値が向上する。
そして、前記メインフレーム1の前後方向の略中央部で且つ上側に支持台17を取り付け、該支持台17の上部に汲上搬送コンベア16に駆動力を供給する駆動モータ18を取り付ける。また、前記左右汲上側板4,4の左右一側に汲上伝動ケース19を取り付け、該汲上伝動ケース19の内側上部に出力スプロケット20を前記駆動シャフト6の左右一側の端部に軸着して配置し、汲上伝動ケース19の内部下部に入力スプロケット21を駆動モータ18の入力軸に軸着して取り付けると共に、該出力スプロケット20と入力スプロケット21との間に汲上伝動チェーン22を無端状に巻き掛けることによって、汲上搬送部Bが構成される。
上記構成によれば、搬送ローラ14…同士の前後方向の間隔を、広い間隔部S1と狭い間隔部S2とが交互に形成されるよう配置したことによって、広い間隔部S1ではS〜Lサイズの人参が混在して搬送されるか、あるいは2L、3Lサイズの人参が一本ずつ搬送されるとともに、狭い間隔部ではS〜Lサイズの人参が搬送され、2L、3Lサイズの人参はその後側の広い間隔部S1に移動させられるので、後述する左右第1整列搬送コンベア37,37の搬送始端部に2L、3Lの人参が一度に大量に投入されることを防止でき、人参の整列制度が向上するので、後述する選別搬送部Dでの選別精度も向上する。
なお、前記搬送ローラ14…同士の前後間隔のうち、広い間隔部S1の幅は2L、3Lサイズの人参の平均的な直径である80mm〜100mm前後とし、狭い間隔部の幅はS〜Lサイズの人参の平均的な直径である60〜80mm前後とすると、上記の効果がいっそう発揮されやすくなるので、整列装置の整列精度及び選別搬送部Dの選別精度をさらに向上させることができる。
次に、整列搬送部Cについて説明する。
図1〜図5及び図10に示すように、前記メインフレーム1の後側上部に整列搬送フレーム23を取り付け、該整列搬送フレーム23の上部左右両側に左右側板24,24を取り付ける。そして、該左右側板24,24の左右間の略中央部に、汲上搬送コンベア16の搬送終端部から排出される人参を後述する左右第1整列搬送コンベア37,37の左右いずれか一方に振り分ける山型の振分板25を取り付け、該振分板25の後側で且つ後述する左右第2整列搬送コンベア48,48の側方に姿勢の整っていない人参を落下させ、該左右第2整列搬送コンベア48,48の下方空間部を通過して機体左右外側方向に移動させる左右開口部26,26を形成する。
なお、該振分板25の上面に平坦な塩化ビニル板等を敷設すると人参が滑り落ちやすくなるため、振分板25の上に人参が停滞してしまい、手作業で左右第1整列搬送コンベア37,37に戻す作業が必要なくなるので、作業能率が向上するとともに、大径の人参が連続して搬送されることを防止できるので、整列精度及び選別精度が向上する。
また、前記汲上搬送コンベア16から人参が振分板25に落下する位置、即ち振分板25の前部に3〜5mm程度の厚みのクッション部材27を山型形状に沿わせて敷設しておくと、落下の衝撃で人参が傷付くことを防止できるので、人参の商品価値が向上する。
さらに、左右開口部26,26の長さは240mm〜400mm程度に設定しておくと、平均的な長さ(120〜200mm)の人参が2本同時に左右開口部26,26に入り込んできても左右開口部26,26に詰まることが防止されるので、作業者が詰まった人参を取り除く必要がなくなり、作業能率が向上する。
そして、前記整列搬送フレーム23に左右第1整列搬送コンベア37,37及び左右第2整列搬送コンベア48,48に駆動力を供給する整列駆動モータ28を取り付け、該整列駆動モータ28の出力軸に出力スプロケット29を軸着する。また、前記左右側板24,24の前後方向の中央部近傍に入力スプロケット30と左右端部に三本の搬送ベルトを巻き掛ける溝部を形成した左右第1駆動プーリ31,31を軸着した第1駆動軸32を回転自在に取り付けとともに、前記左右側板24,24の搬送方向の前端部近傍に三本の搬送ベルトを巻き掛ける溝部を形成した左右第1従動プーリ33,33を軸着した第1従動軸34を回転自在に取り付ける。
さらに、前記左右第1駆動プーリ31,31と左右第1従動プーリ33,33の機体外側と内側の溝に左右第1搬送ベルト35i,35oを無端状に巻回するとともに、前記出力スプロケット29と入力スプロケット30とに整列伝動チェーン36を無端状に巻回することにより、左右第1整列搬送コンベア37,37が構成される。該左右第1整列搬送コンベア37,37の伝動構成は、図6に示している。
なお、左右第1整列搬送コンベア37,37の左右側板24,24に上下方向に長穴を形成し、この長穴に第1従動軸34を取り付けて左右従動プーリ33,33の上下位置を変更可能に構成すると、人参の大きさや生育条件等に応じて左右第1整列搬送コンベア37,37の傾斜角度を変更することができるので、人参が左右第1整列搬送コンベア37,37で停滞することが防止され、作業能率が向上する。
また、人参の平均的なサイズが小さめである場合や割れ易い品種である場合、左右第1整列搬送コンベア37,37の搬送始端部を上昇させて汲上搬送コンベア16の搬送終端部と左右第1整列搬送コンベア37,37との落差を小さくすることによって、落下の衝撃で人参が傷付くことが防止されて人参の商品価値が向上する。逆に、人参の平均的なサイズが大きい場合には、左右第1整列搬送コンベア37,37の搬送始端部を下降させて汲上搬送コンベア16の搬送終端部と左右第1整列搬送コンベア37,37との落差を大きくし、空間部を広く確保することによって、汲上搬送コンベア16と左右第1整列搬送コンベア37,37との間に人参が詰まって搬送作業が中断されることが防止されて作業能率が向上すると共に、左右第1整列搬送コンベア37,37の搬送始端部に人参を多く乗せることができる。
さらに、第1駆動軸32が左右第1整列搬送コンベア37,37の回動支点となることによって、左右第1整列搬送コンベア37,37の搬送始端側を上下方向に移動させても、左右第1整列搬送コンベア37,37と左右第2整列搬送コンベア48,48との高さ関係が殆ど変化しないので、人参が左右第1整列搬送コンベア37,37と左右第2整列搬送コンベア48,48との間で停滞することが防止され、人参の整列搬送が円滑に行われるので、作業能率が向上する。
そして、前記第1駆動軸32の左右方向の略中央部に出力スプロケット38を軸着し、第1駆動軸32よりも搬送方向後側で且つ左右方向の略中央部に入力スプロケット39を軸着した第2駆動軸40を回転自在に取り付ける。さらに、該第2駆動軸40の左右両側部に、左右一対の第3駆動プーリ41i,41oの間に受プーリ42を独立して回転自在に設けて構成する左右第2駆動プーリ43,43を取り付ける。また、前記左右側板24,24の搬送方向下手側の端部近傍に二本の搬送ベルトを巻き掛ける溝部を形成した左右一対の第2従動プーリ44,44を第2従動軸の左右両側部に軸着する。
そして、前記第2駆動プーリ43,43の内外両側に左右第2駆動プーリ43,43よりも大径のフランジ45,45を夫々取り付け、該左右第2駆動プーリ43,43と左右第2従動プーリ44,44とに第2整列搬送ベルト46i,46oを無端状に巻き掛ける。さらに、前記出力スプロケット38と入力スプロケット39とに中継伝動チェーン47を無端状に巻き掛けて、左右第2整列搬送コンベア48,48が構成される。該左右第2整列搬送コンベア48,48の伝動構成は、図6に示している。
また、左右第1搬送ベルト35i,35oと左右第2整列搬送ベルト46i,46oとの左右間で且つ前記左右第1駆動プーリ31,31と左右第1従動プーリ33,33と左右受プーリ42,42とに中央搬送ベルト49,49を無端状に巻き掛けることによって、整列コンベア50が構成される。
なお、左右第1搬送ベルト35i,35o及び左右第2整列搬送ベルト46i,46oの厚み(上下高さ)を中央搬送ベルト49,49の厚み(上下高さ)よりも厚く構成する。具体的には、左右第1搬送ベルト35i,35oと左右第2整列搬送ベルト46i,46oとを断面視六角形の六角ベルトで構成し、中央搬送ベルト49,49を断面視台形の台形ベルト(Vベルト)で構成するとよい。
そして、前記左右開口部26,26の前側で且つ左右第2整列搬送コンベア48,48の搬送経路上方に、人参の搬送姿勢を整えて左右開口部26,26の上方を移動させると共に、左右第2整列搬送コンベア48,48に複数の人参が載っているときには余分な人参を左右開口部26,26に落下させる左右一対の第1ガイドプレート51,51を搬送方向下手側ほど左右第2整列搬送コンベア48,48の上方に向かわせて取り付ける。
なお、該第1ガイドプレート51,51の搬送下手側端部の第1間隔51aは、人参が一本通過可能な間隔である60〜80mm程度に設定するとよい。
そして、前記左右開口部26,26の後側で且つ左右第2整列搬送コンベア48,48の搬送経路上方に、左右開口部26,26の上方を通過する際に姿勢の乱れた人参の姿勢を修正すると共に、姿勢が乱れて左右第2選別搬送コンベア48,48から大幅にはみ出した人参が接触すると左右開口部26,26に落下させる左右の第2ガイドプレート52,52を搬送方向下手側ほど左右間隔が狭くなるように取り付ける。
なお、該第2ガイドプレート52,52の搬送下手側端部の第2間隔52aは、前記第1ガイドプレート51,51の搬送下手側端部の第1間隔51aよりも大きい、左右第2整列搬送コンベア48,48の搬送方向に対して横向きになった人参が姿勢を修正されながら通過可能な間隔である80〜100mm程度に設定するとよい。
また、前記左右の第1ガイドプレート51,51及び第2ガイドプレート52,52は、軟質ゴム、塩化ビニル等の軟質材で構成すると、人参が傷付くことを防止できるので人参の商品価値が向上すると共に、人参が接触した際に柔軟に屈曲するので、搬送中の人参を停滞させることが防止され、作業能率が向上する。
さらに、前記整列搬送フレーム23の後端部で且つ左右第2整列搬送コンベア48,48の搬送終端部に人参を一本ずつ排出する左右整列排出シュータ53,53を下り傾斜姿勢で取り付け、前記左右開口部26,26の排出口の外側に人参をホッパ2に流下させる左右フィードバックシュータ54,54を搬送方向上手側に向かって下方傾斜させて、且つ着脱自在に取り付けることによって、整列搬送部Cが構成される。
なお、前記左右開口部26,26及び左右フィードバックシュータ54,54の表面に、平坦な塩化ビニル板等を敷設しておくと、人参に加わる落下の衝撃が吸収されるので、人参が傷付くことが防止されて商品価値が向上する。また、平坦な塩化ビニル板等を敷設することにより、人参が左右開口部26,26や左右フィードバックシュータ54,54から滑り落ちやすくなるので、左右開口部26,26や左右フィードバックシュータ54,54上で停止した人参を人手でホッパ2に戻す作業が省略されるので、作業者の労力が軽減されると共に、整列搬送作業の自動化を計ることができるので、作業能率が向上する。
上記構成によれば、汲上搬送コンベア16の搬送終端部の下方に山型形状の振分板30を設けたことによって、汲上搬送コンベア16の終端部から排出された人参を左右第1整列搬送コンベア37,37の左右いずれか一側に送ることができるので、整列作業の自動化を計ることができ、作業能率が向上する。
そして、振分板30に左右開口部26,26を形成したことによって、左右第2整列搬送コンベア48,48に不安定な姿勢のまま乗った人参や、複数本同時に乗った人参を落下させることができるので、左右第2整列搬送コンベア48,48から排出される人参は安定した姿勢で且つ1本ずつ排出されるため、排出時に人参同士がぶつかって傷付くことが防止されて人参の商品価値が向上すると共に、整列搬送部Cの後部に人参のサイズや形状に応じて選別作業を行う選別搬送部Dを設置する場合、一本ずつ人参を投入することにより、誤選別を減少させることができる。
さらに、左右開口部26,26の排出口の外側に、落下した人参をホッパ2に流下させる左右フィードバックシュータ54,54を搬送方向上手側ほど下方傾斜させて設けたことによって、左右第2整列搬送コンベア48,48から落下した人参を自動的にホッパ2に戻して汲上搬送コンベア16で再び搬送させることができるので、作業の無人化を計られて作業者の労力が軽減されるとともに、作業能率が向上する。
また、左右第1整列搬送コンベア37,37を左右第1整列搬送ベルト35i,35oと、該左右第1整列搬送ベルト35i,35oの左右間に設ける左右第1整列搬送ベルト35i,35oよりも薄い(上下幅の短い)中央搬送ベルト49の三本のベルトで構成したことによって、左右第1整列搬送コンベア37,37が正面視(背面視)で凹形状になるので、人参がこの凹部に沿った姿勢で左右第1整列搬送コンベア37,37に載りやすくなるので、人参の長尺方向を整列コンベア50の搬送方向に沿って搬送することができ、左右第2整列搬送コンベア48,48に一本ずつ姿勢の整った人参を送りやすく、整列制度が向上する。
そして、中央搬送ベルト37,37を左右第1整列搬送コンベア37,37と左右第2整列搬送コンベア48,48の搬送始端側の第2駆動プーリ43,43に亘って巻回したことによって、左右第1整列搬送コンベア37,37と左右第2整列搬送コンベア48,48との間に隙間が生じなくなるので、この隙間に先端部の細い人参や生育不良等の極小サイズの人参が詰まることが防止でき、作業者が手作業で詰まった人参を取り除く必要がなくなるので作業の自動化が図られるとともに、人参の整列搬送が停滞することを防止できるので、作業能率が向上する。
さらに、左右第2駆動プーリ43,43を、左右一対の第3駆動プーリ41i,41oの間に受プーリ42を独立して回転自在に設けて構成したことによって、左右第3駆動プーリ41i,41oが第2駆動軸40の回転により左右第2整列搬送コンベア38,38を駆動させる際、受プーリ42は中央搬送ベルト49,49の回転により左右第1整列搬送コンベア37,37と同速で回転することができるので、左右第1整列搬送コンベア37,37と左右第2整列搬送コンベア48,48との搬送速度に速度差をつけると、左右第1整列搬送コンベア37,37から左右第2整列搬送コンベア48,48に人参を引き継ぐ際に人参同士の間隔を大きく開けることができる。
また、左右第1整列搬送コンベア37,37と左右第2整列搬送コンベア48,48との隙間を中央搬送ベルト49,49が塞ぐので、先端部の細い人参や生育不良等の極小サイズの人参が詰まることが防止でき、作業者が手作業で詰まった人参を取り除く必要がなくなるので作業の自動化が図られるとともに、人参の整列搬送が停滞することを防止できるので、作業能率が向上する。
なお、第1整列搬送コンベア37の搬送速度V1を0.2〜0.3m/s、第2整列搬送コンベア48の搬送速度V2を0.4〜0.5m/s、即ち第2整列搬送コンベア48の搬送速度V2を第1整列搬送コンベア37の搬送速度V1の約二倍に設定すると、左右第1整列搬送コンベア37,37から左右第2整列搬送コンベア48,48に人参が引き継がれる際に、人参同士の間隔を大きく取ることができるので、選別装置 の選別精度がいっそう向上する。
そして、左右第2駆動プーリ43,43の内外両側に左右第2駆動プーリ43,43よりも大径のフランジ45,45を取り付けたことによって、左右第1整列搬送コンベア37,37と左右第2整列搬送コンベア48,48の引継部での高低差が小さくなるので、人参の引継ぎが円滑に行われるようになり、作業能率が向上する。
なお、左右第1整列搬送コンベア37,37と左右第2整列搬送コンベア48,48の引継部での高低差は10〜15mm前後に設定すると、引き継ぎの際に人参の姿勢がぶれにくくなるので、人参が円滑に左右第2整列搬送コンベア48,48に引き継がれるので、作業能率がいっそう向上する。
加えて、図9で示すように、フランジ45,45の円周面に凹凸部を形成すると、この凹凸部により人参が水に濡れていても滑ることなく左右第1整列搬送コンベア37,37から左右第2整列搬送コンベア48,48に引き継がれるので、円滑な人参の引き継ぎが行われて作業能率が向上する。
上記左右第1整列搬送コンベア37,37と左右第2整列搬送コンベア48,48、及び汲上搬送コンベア16の搬送速度は、汲上搬送部Bに設ける操作装置(図示せず)によって行うものとする。
さらに、左右開口部26,26の前端部に第1ガイドプレート51,51を設けたことによって、左右第1整列搬送コンベア37,37から左右第2整列搬送コンベア48,48に引き継がれる人参の搬送姿勢が乱れていたり、複数の人参が積み重なって引き継がれてきても、第1ガイドプレート51,51が一本の人参の搬送姿勢を整えるとともに重なり合った余分な人参を左右開口部26,26に落下させるので、引き継ぎの際に全ての人参が落下し、整列搬送され終わった人参と整列搬送中の人参との間隔が開き過ぎることが防止されるので、作業能率が向上する。
また、左右開口部26,26の後端部に左右の第2ガイドプレート52,52を設けたことによって、左右第2整列搬送コンベア48,48で搬送中に人参の姿勢が乱れることがあっても、第2ガイドプレート52,52によって搬送姿勢を正されるので、整列コンベア50から排出される前に全ての人参が左右開口部26,26から落下し、整列搬送され終わった人参と整列搬送中の人参との間隔が開き過ぎることが防止されるので、作業能率が向上する。
そして、第2ガイドプレート52,52の搬送下手側端部間に形成する第2間隔52aを第1ガイドプレート51,51の第1間隔51aよりも大きく設定したことによって、人参の搬送姿勢が左右第2整列搬送コンベア48,48の搬送方向に対して横方向に向いていても、左右の第2ガイドプレート52,52が人参の姿勢を左右第2整列搬送コンベア48,48の搬送方向に沿った姿勢に修正することができるので、左右第2整列搬送コンベア48,48に一本載った人参を落としてしまうことが防止され、ホッパ2に戻る人参の数が減少するため、作業能率が向上する。
さらに、左右開口部26,26の外側に左右フィードバックシュータ54,54を設けたことによって、左右開口部26,26から落下した人参が自動的にホッパ2に流下するので、作業者が人参をホッパ2に戻す必要が無くなり、作業能率が向上する。
次に、選別搬送部Dについて説明する。
図7、図8及び図10で示すように、整列搬送部Cの後方に選別フレーム55を配置し、該選別フレーム55の左右両側に前記左右第2整列搬送コンベア48,48から人参を引き継いで搬送方向下手側に向かって搬送する左右選別搬送コンベア56,56を配置する。そして、該左右選別搬送コンベア56,56の巻回域内に設けた複数の重量検出装置57…で人参の重量を検出し、検出した重量が作業前に設定した重量以上の重量であれば選別板57を回動させて左右選別搬送コンベア56,56で搬送中の人参を跳ね出す複数の選別跳出装置58…を左右選別搬送コンベア56,56の搬送始端部から終端部に亘って配置する。このとき、選別跳出装置58…を人参の重量が重い順に選別するように並べておくと、重量検出の設定が容易になる。
また、前記左右選別搬送コンベア56,56の左右間に選別跳出装置58…によって跳ね出された人参が落下する落下シュータ59を複数の選別跳出装置58…と略同じ長さに亘って配置し、該落下シュータ59を人参のサイズ別に仕切る、左右両端部を搬送方向下手側に向けて屈曲させた複数の仕切部材60…を取り付ける。さらに、該仕切部材60…の左右両端部に落下シュータ59側に移動する人参を左右選別搬送コンベア56,56に戻り移動させる左右ガイド板61,61を左右選別搬送コンベア56,56の搬送面の上方に向けて夫々取り付ける。
なお、該左右ガイド板61,61は、ゴムや塩化ビニル、ウレタン等の軟質材で構成すると、弾力で人参を左右選別搬送コンベア56,56上に戻しやすいので、人参の選別精度が向上するとともに作業能率が向上する。また、人参が接触しても傷付きにくいので、人参の商品価値が向上する。
さらに、前記落下シュータ59の下部に、落下した人参を機体の左右一側または左右他側に流下し排出させる傾斜姿勢の排出シュータ62を、左右選別搬送コンベア56,56の左右一側または左右他側の下方を通過させてサイズ毎に取り付ける。該排出シュータ62は着脱自在に構成すると、排出方向を容易に変更することができる。
そして、前記選別フレーム55の搬送方向下手側端部で且つ上下方向の略中間部に折り畳み自在な左右載置台63,63を設けることによって選別装置70が構成され、選別搬送部Dが構成される。
なお、該載置台63,63上には、いずれの選別跳出装置58の選別条件にも該当せず、前記左右選別搬送コンベア56,56の搬送終端部から排出される人参を収容するための箱や袋からなる終端部収容部材65を配置する。
また、前記排出シュータ62の排出端部の下方に、排出される人参を回収する箱や袋からなる収容部材64をサイズ別に配置する。
加えて、排出シュータ62の表面に、塩化ビニルやウレタン等で構成する平滑で弾力のある板体62aを設置しておくと、人参が排出シュータ62を流下中に停滞することが防止されるので、手作業で人参を収容部材64に移動させる必要がなくなり作業能率が向上するとともに、停滞中の人参に落下してきた人参が衝突して傷付くことを防止できるので、人参の商品価値を向上させることができる。
上記構成によれば、落下シュータ59を人参のサイズ別に仕切る仕切部材60…の左右両端部に左右ガイド板61,61を取り付けたことによって、選別跳出装置58…で選別されていない人参が振動等により落下シュータ59に向かって転がっても、左右ガイド板61,61が人参を選別搬送コンベア56,56上に押し戻すので、サイズの異なる人参が一つのサイズの収容部材64に混入することを防止できるので、選別精度が向上するとともに、混入した人参を取り除いて適切なサイズの箱に移動させる作業が省略されるので、作業能率が向上する。
また、落下シュータ59から人参を受けて選別搬送部Dの左右一側または左右他側に流下させる排出シュータ62を着脱自在に構成したことによって、作業場所のスペースや作業者の移動範囲等の条件に応じて人参の排出方向、及び回収容器64の配置場所を変更することができるので、様々な作業条件に対応することが可能となる。
そして、排出シュータ62を左右選別搬送コンベア56,56の左右一側または左右他側を通過させて取り付けたことによって、左右選別搬送コンベア56,56の下方の空間部を利用して排出シュータ62を傾斜姿勢で配置することができるので、整列搬送部Dの上下長さを抑えることができるので、コンパクトな構成となり、天井の低い場所にも配置することができる。
以下、本件人参の整列選別装置の別実施例を説明する。
図11(a)及び(b)で示すように、整列搬送フレーム23の搬送下手側端部で且つ左右第2整列搬送コンベア48,48の終端部下方に、選別搬送部Dの左右選別搬送コンベア56,56に人参を案内する、正面視で略凹形状の左右案内シュータ66,66を取り付けてもよい。
上記構成によれば、左右第2整列搬送コンベア48,48と左右選別搬送コンベア56,56との間に凹形状の左右案内シュータ66,66を設けたことによって、左右第2整列搬送コンベア48,48で姿勢を搬送方向に沿った姿勢に整えられた人参の姿勢を乱すことなく左右選別搬送コンベア56,56に引き継ぐことができるので、選別跳出装置58…で人参を一本ずつ適確に選別することができるので、選別精度が向上する。
また、左右案内シュータ66,66が配置されていることによって、左右第2整列搬送コンベア48,48の終端部から人参が搬送の勢いによって飛び出し、左右選別搬送コンベア56,56を先行する別の人参に衝突することを防止できるので、人参同士の間隔が狭くなりすぎず選別精度が向上するとともに、人参同士がぶつかって傷付くことが防止され、人参の商品価値が向上する。
図12及び図13で示すように、汲上搬送コンベア16に、左右一側から左右他側に向かうにつれて小径になるテーパ形状の第1搬送テーパローラ67aと左右一側から左右他側に向かうにつれて大径になるテーパ形状の第2搬送テーパローラ67bとを、第1搬送テーパローラ67a,67a、第2搬送テーパローラ67b,67bと、同じ搬送ローラを等間隔を空けて二本並べた後側に、他の搬送ローラを等間隔に二本並べて配置する構成としてもよい。
上記構成によれば、第1搬送テーパローラ67a,67a及び第2搬送テーパローラ67b,67bの大径部が隣接する側は間隔が狭く(狭い間隔部S4)小径部が隣接する側は間隔が広くなり(広い間隔部S3)、第1搬送テーパローラ67aと第2搬送テーパローラ67bが等間隔を空けて隣接する箇所では左右両側ともに略同じ間隔(等間隔部S5)が空くため、第1搬送テーパローラ67a,67a及び第2搬送テーパローラ67b,67bの広い間隔部S3で2L、3Lサイズの人参を一本、あるいはS〜Lサイズの人参を一または複数本搬送すると同時に、狭い間隔部S4でS、Mサイズの人参を一または複数本搬送することができるので、左右第1整列搬送コンベア37,37の左右一側には大径の人参が投入されると共に左右他側には小径の人参が投入される、左右一側に小径の人参が投入されるとともに左右他側に大径の人参が投入される、あるいは左右ともに小径の人参が投入されるので、左右第1整列搬送コンベア37,37と左右第2整列搬送コンベア48,48での人参の整列が適正に行われるので、整列精度が向上すると共に選別搬送部Dでの選別精度も向上する。
また、第1搬送テーパローラ67aと第2搬送テーパローラ67bの等間隔部S5では、S〜Lサイズの人参を一または複数本搬送することができるので、上記同様2L,3Lといった大径の人参が一度に複数本左右第1整列搬送コンベア37,37に投入されることを防止できるので、左右第1整列搬送コンベア37,37と左右第2整列搬送コンベア48,48での人参の整列が適正に行われ、整列精度が向上すると共に選別搬送部Dでの選別精度も向上する。
図14及び図15で示すように、汲上搬送コンベア16に、中央部が最も小径であり左右両側ほど大径となる鼓形状の鼓型搬送ローラ68と、中央部が最も台形であり左右両側ほど小径となる樽型搬送ローラ69とを交互に等間隔に配置する構成としてもよい。
上記構成によれば、搬送方向の前側の鼓型搬送ローラ68の凹部と後側の樽型搬送ローラ69の凸部との間には狭い間隔部S7が構成されるので、S〜Lサイズの人参を一または複数本搬送することができるとともに、搬送方向の前側の樽型搬送ローラ69の凸部と後側の鼓型搬送ローラ68の凹部との間には広い間隔部S6が構成されるので、2L、3Lサイズの大径の人参を一本、あるいはS〜Lサイズの人参を一または複数本搬送することができるので、左右第1整列搬送コンベア37,37に一度に大量に大径の人参が投入されることを防止できるので、左右第1整列搬送コンベア37,37と左右第2整列搬送コンベア48,48での人参の整列が適正に行われ、整列精度が向上すると共に選別搬送部Dでの選別精度も向上する。
2 ホッパ(貯留部材)
12 伝動チェーン(伝動無端帯)
14 搬送ローラ(搬送体)
16 汲上搬送コンベア(汲上搬送装置)
31 第1駆動プーリ(第1駆動回転体)
33 第1従動プーリ(第1従動回転体)
35i,35o 第1整列搬送ベルト(第1搬送無端帯)
37 第1整列搬送コンベア(第1整列搬送装置)
41i,41o 第3駆動プーリ(第3駆動回転体)
42 受プーリ(受回転体)
43 第2駆動プーリ(第2駆動回転体)
46i,46o 第2整列搬送ベルト(第2搬送無端帯)
48 第2整列搬送コンベア(第2整列搬送装置)
49 中央搬送ベルト(第3搬送無端帯)
70 選別装置
C 整列搬送部
S1 広い間隔部
S2 狭い間隔部

Claims (5)

  1. 作物を貯留する貯留部材(2)と、該貯留部材(2)に貯留された作物を上方に搬送する汲上搬送装置(16)と、該汲上搬送装置(16)から作物を受けて搬送する第1搬送無端帯(35i,35o)を備えた第1整列搬送装置(37)と、該第1整列搬送装置(37)から作物を引き継いで搬送する第2搬送無端帯(46i,46o)を備えた第2整列搬送装置(48)とを設け、前記第1整列搬送装置(37)の搬送始端部から第2整列搬送装置(48)の搬送始端部に亘る第3搬送無端帯(49)を備えた整列搬送部(C)を設け、該整列搬送部(C)の搬送方向下手側に作物を選別する選別装置(70)を設けたことを特徴とする整列選別装置。
  2. 前記第1搬送無端帯(35i,35o)を搬送終端側の第1駆動回転体(31)と搬送始端側の第1従動回転体(33)とに巻回して前記第1整列搬送装置(37)を構成し、前記第2搬送無端帯(46i,46o)を搬送始端側の第2駆動回転体(43)と搬送終端側の第2従動回転体(44)とに巻回して前記第2整列搬送装置(48)を構成し、前記第1駆動回転体(31)と第1従動回転体(33)と第2駆動回転体(43)とに亘り第3搬送無端帯(49)を巻回したことを特徴とする請求項1記載の整列選別装置。
  3. 前記第2搬送無端帯(46i,46o)を巻回する左右の第3駆動回転体(41i,41o)と、該第3駆動回転体(41i,41o)とは独立して回転可能な第3搬送無端帯(49)を巻回する受回転体(42)とから第2駆動回転体(43)を構成したことを特徴とする請求項2記載の整列選別装置。
  4. 前記第1搬送無端帯(35i,35o)と第2搬送無端帯(46i,46o)の上下幅を第3搬送無端帯(49)の上下幅よりも大きくしたことを特徴とする請求項1記載の整列選別装置。
  5. 前記汲上搬送装置(16)に作物を搬送する多数の搬送体(14)を左右の伝動無端帯(12,12)の間に設け、該多数の搬送体(14)同士の間隔を広い間隔部(S1)と狭い間隔部(S2)とが交互に形成される間隔に設定したことを特徴とする請求項1記載の整列選別装置。
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