JP2010172775A - スロットマシン - Google Patents
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Abstract
【課題】遊技媒体の精算処理中、遊技媒体投入中や貯留遊技媒体投入中において遊技媒体の貸し出しを確実に禁止することができるスロットマシンを提供する。
【解決手段】遊技媒体を払い出す遊技媒体払出手段22と、遊技媒体貸出装置80から受ける貸出信号に基づいて遊技媒体払出手段22を制御して遊技者に遊技媒体を貸し出す貸出処理手段と、貸出処理手段による遊技媒体の貸し出しを禁止する貸出禁止手段と、遊技媒体を払い出して精算する精算処理手段とを備え、貸出禁止手段は、精算処理手段による遊技媒体の精算処理中において遊技媒体の貸し出しを禁止する。
【選択図】図18
【解決手段】遊技媒体を払い出す遊技媒体払出手段22と、遊技媒体貸出装置80から受ける貸出信号に基づいて遊技媒体払出手段22を制御して遊技者に遊技媒体を貸し出す貸出処理手段と、貸出処理手段による遊技媒体の貸し出しを禁止する貸出禁止手段と、遊技媒体を払い出して精算する精算処理手段とを備え、貸出禁止手段は、精算処理手段による遊技媒体の精算処理中において遊技媒体の貸し出しを禁止する。
【選択図】図18
Description
本発明はスロットマシンに関し、特に、遊技者が所有の有価価値記録媒体に記録された有価価値に応じた数の遊技媒体をスロットマシンを介して遊技者に貸し出し可能な遊技媒体貸出装置に並設され且つ電気的に接続されるスロットマシンに関するものである。
従来、スロットマシンは、遊技者が所定枚数(例えば、3枚)のメダルを投入してリールを回転させてゲームを行い、停止したリールの表示入賞図柄に応じた枚数のメダルを遊技者に付与する。スロットマシンにおいて、付与されたメダルは、その枚数が内部メモリに記憶されて貯留され、或いは、実際に払い出されて、今後のゲームに使用可能になるが、遊技者が所有のメダルが無い又は少ない場合には、メダル貸出装置により、遊技者が所有の有価価値(現金等)と引き換えにメダルが貸し出される。
複数のスロットマシンが設置された遊技ホールでは、一般に、各スロットマシンに並設されたメダル貸出装置が複数設置されているが、このメダル貸出装置として、独自にメダル払出機構を備えてメダルの貸し出しを行う装置が主流である。ここで、例えば、20円で1枚のメダルが貸し出される場合に、スロットマシンにおいて、1回のゲームを行うのに3枚のメダルが必要な場合、1000円で貸し出された50枚のメダルで最低16回のゲームを行うことができ、連続して行うゲームのゲーム開始間時間が最低で約4.1秒である場合、16回のゲームを行うのに最低で1分5秒程度かかる。
また、スロットマシンは、前側を開閉可能なドアを有する筐体を備え、メダルを払い出すメダル払出機構が筐体の内部に設けられ、メダル払出機構により払い出されたメダルを貯留する皿がドアに取り付けられている。ドアが閉じられた状態で、メダル払出機構から皿へ至るメダル払出通路が形成されるが、ドアが開けられるとメダル払出通路が分断され、このとき、不用意にメダル払出機構によりメダルが払い出されると、そのメダルが床へ落下してしまう。ドアの開放は、メダル払出機構が正常に機能しない、メダル投入通路にメダルが詰まる、等のエラーを解消するために行われる。
一方、パチンコ機は、遊技者が遊技球を遊技領域に発射投入してゲームを行い、遊技球が遊技領域に設けられた入賞口を通過すると、その入賞に応じた個数の遊技球を遊技者に付与する。パチンコ機において、付与された遊技球は実際に払い出されて、今後のゲームに使用可能になるが、遊技者が所有の遊技球が無い又は少ない場合には、遊技媒体貸出装置により、遊技者が所有の有価価値と引き換えに遊技球が貸し出される。
複数のパチンコ機が設置された遊技ホールでは、スロットマシンの場合と同様、一般に、各パチンコ機に並設された遊技媒体貸出装置が複数設置されているが、この遊技媒体貸出装置としては、パチンコ機に電気的に接続され、遊技者が所有のプリペイドカードに記録された有価度数を読み込んで、その有価度数に応じた個数の遊技球をパチンコ機を介して貸し出し可能な装置、つまりパチンコ機と協働(パチンコ機に既存の遊技球払出機構を制御利用)して貸し出し可能な装置が主流である。
ここで、例えば、4円で1個の遊技球が貸し出され、有価度数;1度数が100円に相当する場合、5度数分の125個の遊技球が貸し出された場合には、パチンコ機において、最低で125個の遊技球を遊技領域に発射させることができ、連続して発射する遊技球の遊技球発射間時間が最低で約0.6秒である場合、125個の遊技球を遊技領域に発射させるのに最低で1分15秒程度かかる。
ところで、特許文献1には、筐体の本体にメイン基板を設けて、そのメイン基板に発光部を設け、筐体のドアにサブ基板を設けて、そのサブ基板に受光部を設け、ドアが閉じている場合に、受光部が発光部からの光を受光するようにして、受光部が発光部からの光を受けない時間が一定時間になると、サブ基板のコンピュータが、ドアが開いたと判定して、その旨を液晶ディスプレイに表示させて報知するスロットマシンが開示されている。
また、特許文献2には、筐体の本体に設けられた複数の受光部と、筐体のドアに設けられた複数の発光部とからなる複数組のドア開放センサを備え、ドア開放センサに不正工作が加えられて、内部設定変更等の不正が行われること(所謂、ゴト行為)を防止するため、複数のドア開放センサを移動可能に設けたスロットマシンが開示されている。
スロットマシンと協働してメダルを貸し出し可能な遊技媒体貸出装置に電気的に接続されるスロットマシンでは、メダルの精算処理中、メダル投入処理中、クレジットメダル投入処理中に不用意にメダルの貸し出しが行われるという問題が発生することがある。
本発明の目的は、遊技媒体の精算処理中、遊技媒体投入中や貯留遊技媒体投入中において遊技媒体の貸し出しを確実に禁止できるスロットマシンを提供することである。
請求項1のスロットマシンは、遊技者が所定数の遊技媒体を投入してリールを回転させてゲームを行い、停止したリールの表示入賞図柄に応じた数の遊技媒体を遊技者に付与するスロットマシンであって、有価価値記録媒体に記録された遊技者が所有の有価価値を読み込んで、その有価価値に応じた数の遊技媒体をスロットマシンを介して遊技者に貸し出し可能な遊技媒体貸出装置に並設され且つ電気的に接続されるスロットマシンにおいて、前記遊技媒体を払い出す遊技媒体払出手段と、前記遊技媒体貸出装置から受ける貸出信号に基づいて遊技媒体払出手段を制御して遊技者に遊技媒体を貸し出す貸出処理手段と、前記貸出処理手段による遊技媒体の貸し出しを禁止する貸出禁止手段と、前記遊技媒体を払い出して精算する精算処理手段とを備え、前記貸出禁止手段は、精算処理手段による遊技媒体の精算処理中において遊技媒体の貸し出しを禁止することを特徴としている。
請求項2のスロットマシンは、請求項1の発明において、前記遊技媒体を投入可能な遊技媒体投入口と、前記遊技媒体投入口に遊技媒体が投入された場合に、遊技媒体の投入処理を実行する遊技媒体投入検出処理手段とを備え、前記貸出禁止手段は、前記遊技媒体投入検出処理手段による処理実行中において遊技媒体の貸し出しを禁止することを特徴としている。
請求項3のスロットマシンは、請求項1の発明において、前記遊技媒体の貯留数が記憶される記憶手段と、前記記憶手段に記憶されている遊技媒体の貯留数に基づいて貯留遊技媒体の投入処理を実行する貯留遊技媒体投入検出処理手段とを備え、前記貸出禁止手段は、前記貯留遊技媒体投入検出処理手段による処理実行中において遊技媒体の貸し出しを禁止することを特徴としている。
本願のスロットマシンによれば、遊技媒体払出手段と、貸出処理手段と、貸出禁止手段と、精算処理手段とを備え、貸出禁止手段は、精算処理手段による遊技媒体の精算処理中において遊技媒体の貸し出しを禁止するので、精算処理中において遊技媒体の貸し出しを確実に禁止することができる。
以下、本発明を実施するための形態について実施例に基づいて説明する。
図1に示すように、遊技ホールには、遊技台設置ゾーン(所謂、島)毎に、複数のスロットマシン1が一定間隔おきに設置され、各スロットマシン1に並設された遊技媒体貸出装置80が複数設置されている。遊技媒体貸出装置80は正面視にて上下に細長い矩形状に形成され、各遊技媒体貸出装置80は、対応するスロットマシン1の左側に並設され、隣り合うスロットマシン1は遊技媒体貸出装置80を挟み込むように並設されている。
スロットマシン1について説明する。
図1〜図6に示すように、スロットマシン1は筐体2を有し、その筐体2は、前方へ開口する筐体本体3と、筐体本体3の前側を開閉可能なドア4とを有する。尚、図4はドア4が取り外された筐体本体3側の図、図5は取り外されたドア4側の図である。ドア4は、その左端部が筐体本体3の前左端部に鉛直軸心回りに回動自在にヒンジ結合され、その右端部が筐体本体3の前右端部にドアキー5を介して連結解除可能に連結されている。
図1〜図6に示すように、スロットマシン1は筐体2を有し、その筐体2は、前方へ開口する筐体本体3と、筐体本体3の前側を開閉可能なドア4とを有する。尚、図4はドア4が取り外された筐体本体3側の図、図5は取り外されたドア4側の図である。ドア4は、その左端部が筐体本体3の前左端部に鉛直軸心回りに回動自在にヒンジ結合され、その右端部が筐体本体3の前右端部にドアキー5を介して連結解除可能に連結されている。
ドアキー5に所定のキーを差し込み回動させることで、筐体本体3とドア4との連結を解除してドア4を開けることができ、このキー操作を検出するドアSW6が設けられている。また、ドア4の開閉を検出するドア開放センサ7(ドア開閉検出手段)が設けられ、このドア開放センサ7は、例えば、筐体本体3とドア4とに取り付けられた発光部と受光部とを有するフォトインタラプタからなる。筐体本体3の内部には、上下方向中央部分にリール装置10が設置され、下部にメダル払出装置20が設置されている。
リール装置10は、リール装置機枠11と、この機枠11に回転自在に支持された第1〜第3リール12a〜12cと、第1〜第3リール12a〜12cを夫々回転駆動する第1〜第3リールモータ13a〜13cと、第1〜第3リール12a〜12cの前部を前側から照らすリールフロントランプ14と、第1〜第3リール12a〜12cの前部を内部後側から照らすリールバックランプ15とを有する。第1〜第3リール12a〜12cの外周面には、夫々、複数種類の図柄が複数印されている。
メダル払出装置20は、メダルホッパ21と、メダルホッパ21内のメダルを払い出すメダル払出モータ23を有するメダル払出機構22(遊技媒体払出手段)と、メダル払出機構22により払い出されたメダルを検出するメダル払出センサ24とを有する。メダル払出機構22は、メダルを前方へ飛ばして払い出すように構成されている。
ここで、ドア4の下部前面側に、メダル払出機構22により払い出されたメダルを貯留する皿8が取り付けられ、ドア4の下部後面側に、メダル払出機構22から前方へ飛ばされたメダルを受け止めて皿8に案内する払出案内部材9が取り付けられている。ドア4が閉じられた状態で、メダル払出機構22から皿へ至るメダル払出通路が形成されるが、ドア4が開けられるとメダル払出通路が分断され、このとき、不用意にメダル払出機構22によりメダルが払い出されると、そのメダルが床へ落下してしまう。
また、筐体本体3の内部には、下部に電源装置25が設置され、上部に内部操作装置26が設置されている。電源装置25は、このスロットマシン1の各装置や機構や基板(コンピュータ)等へ電力を供給する。内部操作装置26は、内部操作SW27、履歴表示SW28を有し、これらSW27,28を介して各種内部操作を行うことができる。
ドア4には、その中央部分に矩形の主表示面部4aが形成され、主表示面部4aの下側に主表示面部4aの下端から前方へ張り出して垂下する操作部材取付部4bが形成され、主表示面部4aの左右両側に主表示面部4aよりも前方へ張り出す表示側部4cが形成されている。主表示面部4aには矩形の表示窓4dが形成され、透明板で覆われている。
表示窓4dからは、第1〜第3リール12a〜12cの前部が表示され、回転停止状態の各リール12a〜12cについては、例えば、その外周面に印された3つの図柄が上段中段下段に表示される。回転停止した第1〜第3リール12a〜12cの表示窓4dからの停止表示図柄が、予め決められた図柄の組み合わせの表示入賞図柄になった場合、その表示入賞図柄に応じた枚数のメダルが遊技者に付与される。
主表示面部4aには、表示窓4dの下側に、インサート表示器30、マックスベッド表示器31、スタート表示器32、貯留メダル枚数表示器33、付与メダル枚数表示器34が取り付けられ、例えば、表示器30〜32は、夫々、1つのLEDからなり、表示器33,34は、夫々、2桁の数字を表示可能な7セグメントのLEDからなる。
操作部材取付部4bには、その上面から上方へ操作部が突出する、第1貯留メダル投入SW40a、第2貯留メダル投入SW40b、精算SW41が取り付けられ、その前面から前方へ操作部が突出する、スタートSW42、第1〜第3リール停止SW43a〜43cが取り付けられ、操作部材取付部4bの右上面部にはメダル投入口44を形成する部材が取り付けられている。
また、操作部材取付部4bの右前面部には、メダル貸出可否表示器45、カード度数残高表示器46が取り付けられるとともに、その前面から前方へ操作部が突出する、メダル貸出SW47、カード返却SW48が取り付けられ、例えば、表示器45は、1つのLEDからなり、表示器46は、3桁の数字を表示可能な7セグメントのLEDからなる。
ここで、操作部材取付部4bの裏側にメダル投入装置50が設置され、このメダル投入装置50は、メダル投入口44に入れられたメダルをホッパ21と払出案内部材9(皿8)に択一的に案内するメダル案内部材51と、メダル案内部材51によりホッパ21に案内されて投入されるメダルを検出するメダル投入センサ52と、メダル案内部材51の一部を駆動してメダルの案内先をホッパ21と払出案内部材9の何れかに択一的に切り換えるブロッカーソレノイド53とを有する。
ドア4の上部には、ゲームの演出を表示する大型の液晶ディスプレイ55(演出表示手段)が、その画面を前面に露出させて取り付けられ、また、左右1対のスピーカ56が前方へ向けて取り付けられ、ドア4の下部には、左右1対のスピーカ57が前方へ向けて取り付けられている。ドア4には、液晶ディスプレイ55の後側に演出制御基板70が取り付けられ、演出制御基板70の後側に主制御基板60が取り付けられ、これら基板60,70はカバーケースにより覆われている。
図6に示すように、主制御基板60、演出制御基板70には、夫々、CPU62,72、ROM63,73、RAM64,74、記憶装置65,75を有するコンピュータ61,72が設けられ、これらコンピュータ61,71は電気的に接続されている。主制御基板60のコンピュータ61がゲームの主要制御を実行する主制御手段に相当し、演出制御基板70のコンピュータ71がゲームの演出制御を実行する演出制御手段に相当する。
コンピュータ61,71には、図示のように、メダル貸出可否表示器45、カード度数残高表示器46、メダル貸出SW47、カード返却SW48以外の、前記のSW、センサ、表示器やモータ等の被制御機器が、基板60,70を介して電気的に接続されている。
遊技媒体貸出装置80について説明する。
図1、図6に示すように、遊技媒体貸出装置80は、ケーシング80aを有し、そのケーシング80aの内部にコンピュータ81とカードライトリーダ82とを設置し、ケーシング80aの前面にカード利用可否表示器83を取り付けて構成されている。
図1、図6に示すように、遊技媒体貸出装置80は、ケーシング80aを有し、そのケーシング80aの内部にコンピュータ81とカードライトリーダ82とを設置し、ケーシング80aの前面にカード利用可否表示器83を取り付けて構成されている。
コンピュータ81は、CPU81a、ROM81b、RAM81c、記憶装置81dを有し、カードライトリーダ82、カード利用可否表示器83に電気的に接続されている。ケーシング80aの前壁にはカードスロットル80bが形成され、このカードスロットル80bから、プリペイドカードのカードライトリーダ82への挿入、プリペイドカードのカードライトリーダ82からの排出を行うことができる。
コンピュータ81とスロットマシン1の主制御基板60のコンピュータ61とは、互いに情報の送受信を可能に電気的に接続され、また、コンピュータ81は、スロットマシン1に設けられた、メダル貸出可否表示器45、カード度数残高表示器46、メダル貸出SW47、カード返却SW48に電気的に接続されている。尚、これら表示器45,46と表示器46,47を主制御基板60を介してコンピュータ81に接続してもよい。
尚、図6に示すように、遊技ホールに設けられたホールコンピュータ90に複数のスロットマシン1(主制御基板60のコンピュータ61)が電気的に接続されており、このホールコンピュータ90において、複数のスロットマシン1から各種情報を受けて処理、管理できるようになっている。尚、ホールコンピュータ90に複数の遊技媒体貸出装置80(コンピュータ81)を電気的に接続し、ホールコンピュータ90において、複数の遊技媒体貸出装置80から各種情報を受けて処理、管理するようにしてもよい。
次に、遊技者がスロットマシン1でゲームを行う場合の主要な手順、その際のスロットマシン1、遊技媒体貸出装置80の動作について概略説明し、続いて、スロットマシン1のコンピュータ61,71が実行する、前記手順や動作を実現する為の処理、制御を含む処理、制御について詳細に説明する。
遊技者がスロットマシン1でゲームを行う前に、先ず、遊技ホールに設置された複数のスロットマシン1の中から、他の遊技者によって確保されていない1台のスロットマシン1を選ぶことになり、次に、遊技者が所有のメダルが無い場合、そのスロットマシン1の左側の遊技媒体貸出装置80を利用してメダルの貸し出しを受けることになる。この場合、遊技者が現金で購入し所有している所定のプリペイドカードが必要になる。
ここで、プリペイドカードには、遊技者が所有の有価度数が記録されており、有価度数;1度数が100円に相当し、有価度数;1度数(100円)で5枚のメダルが貸し出される。例えば、遊技者が現金1万円でプリペイドカードを購入した当初は、そのプリペイドカードに有価度数;100度数が記録されている。
メダルの貸し出しを受ける場合、カード利用可否表示器83が点灯していると、プリペイドカードをカードスロットル80bに挿入することができ、このプリペイドカードに記録された有価度数が0度数でない場合、メダル貸出可否表示器45が点灯し、プリペイドカードに記録された有価度数(度数残高)がカード度数残高表示器46に表示されて、メダルの貸し出しが可能になる。
次に、メダル貸出SW47を操作すると、その1回の操作で、例えば、10度数分の50枚のメダルが皿8に払い出されて貸し出され、その際、プリペイドカードに記録された有価度数が、貸し出されたメダルの枚数分の度数を減算した有価度数(例えば、100度数の場合に90度数)に書き換えられる。カード返却SW48を操作すると、プリペイドカードがカードスロットル80bから排出される。
スロットマシン1でゲームを行う場合、先ず、リール12a〜12cが回転停止してメダルが投入されていない状態で、インサート表示器30が点灯して、メダルの投入が促される。メダルを投入する場合、メダルをメダル投入口44から投入する、又は、メダルがその枚数が内部メモリ(記憶装置65)に記憶されて貯留されている場合には、メダル投入SW40a,40bを操作して投入することができる。
メダルが内部メモリに貯留されている場合、そのメダルの貯留枚数が貯留メダル枚数表示器33に表示される。第1メダル投入SW40aの1回の操作で、3枚のメダルを一括して投入することができ、第2メダル投入SW40bの1回の操作で、1枚のメダルを投入することができる。メダル投入SW40a,40bを操作してメダルを投入した場合、内部メモリに記憶されるメダル枚数、貯留メダル枚数表示器33に表示される貯留枚数が、その投入されたメダルの枚数を減算したものに更新される。
メダルを投入すると、インサート表示器30が消灯し、メダルを3枚投入すると、マックスベッド表示器31、スタート表示器32が点灯して、ゲームの開始が促される。ゲームの開始前に、メダルを3枚投入した状態で、メダル投入口44からメダルを投入すると、内部メモリに記憶されるメダル枚数、貯留メダル枚数表示器33に表示される貯留枚数が、その投入されたメダルの枚数を加算したものに更新される。但し、内部メモリに記憶されるメダル枚数の上限は50枚であり、そうなった場合に、ブロッカーソレノイド53が駆動され、メダル投入口44から投入されたメダルは皿8に返却される。
メダルを3枚投入した状態で、スタートSW42を操作すると、ゲームが開始され、マックスベッド表示器31、スタート表示器32が消灯し、リール12a〜12cが回転を開始する。次に、リール停止SW43a〜43cを順次操作して、その操作順にリール12a〜12cを停止させることができるが、スタートSW42の操作後に一定時間経過しても回転しているリール12a〜12cは自動的に停止する。
リール12a〜12cが回転を停止して、リール12a〜12cの表示窓4dからの停止表示図柄が表示入賞図柄になった場合には、その表示入賞図柄に応じた枚数のメダルが付与されて、今回のゲームが終了する。付与された枚数のメダルは、内部メモリに記憶されたメダル枚数が上限(50枚)になっていない場合には、内部メモリに記憶され、内部メモリに記憶されたメダル枚数が上限になった場合には、皿8に払い出される。
こうしたゲームを続けて行うことで、遊技者が所有のメダルが増加したり減少したりするが、遊技者が所有のメダルが無くなった又は少なくなった場合には、ゲーム間において、前記同様にメダルの貸し出しを受けることができる。
スロットマシン1の主制御基板60のコンピュータ61が実行する処理、制御について説明する。図7は主制御基板60のコンピュータ61が実行するメイン処理を示し、図8は主制御基板60のコンピュータ61がメイン処理と並行して実行するタイマ割込処理を示し、これらの処理はスロットマシン1の電源投入と共に開始される。
図7に示すように、メイン処理では、先ず、1ゲームごとのRAMクリア処理(S1)が実行され、続いて、メダル投入処理(S2)、乱数抽出処理(S3)、図柄決定処理(S4)、リール回転開始処理(S5)、リール回転停止処理(S6)、入賞判定処理(S7)、メダル付与処理(S8)が順次実行され、これらの処理により、前記のように、各ゲームが行われ、回転停止したリール12a〜12cの停止表示図柄が表示入賞図柄になった場合には、その表示入賞図柄に応じた枚数のメダルが付与される。
S2のメダル投入処理は、後でサブルーチンを示して詳細に説明するが、このメダル投入処理において、メダルが3枚投入された状態でスタートSW42が操作されるとS3へ移行する。S3の乱数抽出処理では、微小時間間隔で更新される乱数値がスタートSW42の操作タイミングで抽出され、S4の図柄決定処理では、S3で抽出された乱数値に基づいて、表示許可する図柄が決定される。
S5のリール回転開始処理では、リール12a〜12cの回転を開始させる為の処理が行われ、S6のリール回転停止処理では、リール12a〜12cの回転を停止させる為の処理が行われ、その際、リール12a〜12cの停止表示図柄として、S4で決定された図柄が表示可能に設定される。S7の入賞判定処理では、リール12a〜12cの停止表示図柄が入賞図柄か否か、また、入賞図柄の場合にその種類が判定され、S8のメダル付与処理では、S7で判定された表示入賞図柄に応じたメダルが付与される。
ここで、リール12a〜12cの停止表示図柄となり得る、リプレイ図柄、RB図柄、BB図柄が予め決められており、S8の後、リプレイ図柄か否か判定され(S9)、S9;Yes の場合、再遊技作動開始処理(S10)が実行されて、S1へリターンし、S9;Noの場合、RB図柄か否か判定され(S11)、S11;Yes の場合、RB作動開始処理(S12)が実行されて、S1へリターンし、S11;Noの場合、BB図柄であるか否か判定され(S13)、S13;Yes の場合、BB作動開始処理(S14)が実行されて、S1へリターンする。
S13;Noの場合、RB作動中か否か判定され(S15)、S15;Yes の場合、RB作動処理(S16)が実行され、その後、RB作動終了か否か判定され(S17)、S17;Noの場合、S1へリターンし、S17;Yes の場合、このRBに関するRAMクリア処理(S18)が実行されて、S2へリターンする。S15;Noの場合、BB作動中か否か判定され(S19)、S19;Noの場合、S1へリターンし、S19;Yes の場合、BB作動処理(S20)が実行され、その後、BB作動終了か否か判定され(S21)、S21;Noの場合、S1へリターンし、S21;Yes の場合、このBBに関するRAMクリア処理(S22)が実行されて、S2へリターンする。
ここで、リプレイ図柄になった場合、次回のゲームを新たにメダルを投入することなく行うことができ、これに関連する処理がS10である。RB図柄になった場合、RB終了条件が成立するまで、メダルが付与される確率が高くなるRBゲームを行うことができ、これに関連する処理がS12、S16である。BB図柄になった場合、RB終了条件よりも有利なBB終了条件が成立するまで、メダルが付与される確率が高くなるBBゲームを行うことができ、これに関連する処理がS14、S20である。
一方、図8に示すように、タイマ割込処理は、例えば、1.49ms毎の割り込みで繰り返し開始され、このタイマ割込処理が開始されると、入力処理(S30)、リール回転制御処理(S31)、定期更新処理(S32)、コマンド出力処理(S33)、セキュリティチェック処理(S34)、表示出力処理(S35)、情報外部出力処理(S36)が順次実行される。
S30の入力処理では、コンピュータ61に電気的に接続された、前記のSW、センサからの信号、遊技媒体貸出装置80のコンピュータ81からの信号等の各種信号の入力処理が行われる。S31のリール回転制御処理では、メイン処理のS5、S6の処理(スタートSW42、リール停止SW43a〜43cからの信号等)に基づいて、リールモータ13a〜13cの制御が行われる。S32の定期更新処理では、メイン処理のS3の処理で抽出対象とする乱数値や各種タイマ等の定期更新が行われる。
S33のコマンド出力処理では、演出制御基板70のコンピュータ71への各種情報の出力が行われる。S34のセキュリティチェック処理は、後でサブルーチンを示して詳細に説明するが、このS34では各種セキュリティチェックが行われる。S35の表示出力処理では、インサート表示器30、マックスベッド表示器31、スタート表示器32、貯留メダル枚数表示器33、付与メダル枚数表示器34を制御して、これら表示器31〜34に前記のような表示の出力が行われる。S36の情報外部出力処理では、ホールコンピュータ90への各種情報の出力が行われる。
S2のメダル投入処理について詳細に説明する。
図9に示すように、メダル投入処理では、先ず、メイン処理のS10の処理を受けて、前回のゲームが再遊技か否か判定され(S40)、S40;Yes の場合、前回のゲームで投入されたメダル枚数が今回の投入枚数として設定される(S41)。
図9に示すように、メダル投入処理では、先ず、メイン処理のS10の処理を受けて、前回のゲームが再遊技か否か判定され(S40)、S40;Yes の場合、前回のゲームで投入されたメダル枚数が今回の投入枚数として設定される(S41)。
次に、エラーか否か判定され(S42)、S42;Yes の場合、エラー処理(S43)が実行される。ここで、S42で対象となるエラーは、メダル払出装置20の異常、メダル投入装置50の異常、ドア4の開放等であるが、ドア開放エラーについては、後述のセキュリティチェック処理で判断される。
S43のエラー処理では、図10に示すように、先ず、エラー表示(S60)が行われ、このエラー表示は、例えば、貯留メダル枚数表示器33や付与メダル枚数表示器34を用いて行われる。次に、PRDY(貸出許可信号)がオフにされ(S61)、次に、エラー復帰か否か判定され(S62)、S62;Yes の場合、エラー復帰処理(S63)が行われて、リターンし、S62;Noの場合、エラー復帰の条件が成立するまで待機する。ここで、PRDYがオフの場合、メダルの貸し出しが不可能になり、PRDYがオンの場合、メダルの貸し出しが可能になる。
図9に示すように、次に、CHK(遊技媒体貸出装置接続確認信号)確認処理(S44)が行われ、CHKが確認されない場合、遊技媒体貸出装置80と接続なし(S45;No)と判定されて、S42へリターンし、CHKが確認されるまでS46へは移行しない。CHKが確認された場合、遊技媒体貸出装置80と接続あり(S45;Yes )と判定されて、S46へ移行する。次に、再遊技中か否か判定され(S46)、つまり、S41が行われたか否か判定され、S46;Yes の場合、S56へ移行し、S46;Noの場合、貸出可能判定処理(S47)が実行される。
S47の貸出可能判定処理では、図11に示すように、メダルの投入枚数が最大の3枚か否か判定され(S65)、S65;Noの場合、メダルのクレジット枚数(内部メモリに記憶されたメダルの貯留枚数)が所定枚数(例えば、10枚)以上か否か判定され(S66)、S66;Noの場合、貸出可能に設定されて(S67)、リターンし、S65;Yes 又はS66;Yes の場合、貸出不可に設定されて(S68)、リターンする。
図9に示すように、次に、S47の処理を受けて、貸出可能か否か判定され(S48)、S48;Yes の場合には、PRDYがオンにされる(S49)。次に、内部操作SW27(例えば、設定キーSW)がオンか否か判定され(S50)、S50;Yes の場合には、設定確認処理(S51)が実行される。
S51の設定確認処理では、図12に示すように、先ず、PRDYがオフにされ(S70)、次に、設定表示(S71)が行われ、この設定表示は、例えば、貯留メダル枚数表示器33又は付与メダル枚数表示器34を用いて行われる。次に、内部操作SW27がオフか否か判定され(S72)、S72;Yes の場合、リターンし、S72;Noの場合、内部操作SW27がオフになるまで待機する。ここで、前記設定として、例えば、1〜6の何れかが設定され、計算上、高設定程、遊技者に付与するメダルの枚数が多くなるように構成され、この設定については、内部操作SW27(設定キーSW)をオンした状態で、設定変更SW(図示略)を操作して変更することができる。
図9に示すように、次に、貸出管理処理(S52)が実行されるが、このS52の貸出管理処理では、図13に示すように、遊技媒体貸出装置80から受けるBRDY(貸出要求信号)がオンか否か判定され(S80)、S80;Noの場合には、リターンする。S80;Yes の場合、貸出開始コマンドがセットされ(S81)、この貸出開始コマンドは、タイマ割込処理のS33の処理により、演出制御基板70のコンピュータ71へ送信出力される。次に、S82において、インサート表示器30、マックスベッド表示器31、スタート表示器32の通常表示が中断されるとともに、ブロッカーソレノイド53が駆動され、メダル投入口44から入れられるメダルは皿8に返却される。
次に、メダル貸出処理(S83)が実行され、その後、貸出終了コマンドがセットされ(S84)、この貸出終了コマンドは、タイマ割込処理のS33の処理により、演出制御基板70のコンピュータ71へ送信出力される。次に、S85において、インサート表示器30、マックスベッド表示器31、スタート表示器32が通常表示に復帰されるとともに、ブロッカーソレノイド53がオンにされる。
S83のメダル貸出処理では、図14に示すように、遊技媒体貸出装置80から受けるBRQ(貸出指示信号)がオンか否か判定され(S90)、S90;Yes の場合、EXS(貸出完了信号)がオンにされ(S91)、次に、BRQがオフか否か判定され(S92)、S92;Yes の場合、メダル払出モータ23が駆動制御されて、1度数分のメダル(10枚)が払い出され(S93)、1度数分のメダルの払い出しが完了すると、EXSがオフにされる(S94)。次に、BRQがオンか否か判定され(S95)、S95;Yes の場合、S91へ移行し、S95;Noの場合、BRDYがオフか否か判定され(S96)、S96;Yes の場合、リターンし、S95;Noの場合、S95へ移行する。
ここで、スロットマシン1(コンピュータ61)と共に遊技媒体貸出装置80(コンピュータ81)が実行するメダルの貸出処理について、図15のタイムチャートに基づいて詳細に説明する。図15に示すように、先ず、スロットマシン1と遊技媒体貸出装置80とが接続されて、スロットマシン1がPRDYオンの場合、遊技媒体貸出装置80は、そのPRDYオンを受けて、カードライトリーダ82にプリペイドカードを挿入可能にして、カード利用可否表示器83を点灯させる。
プリペイドカードがカードライトリーダ82に挿入され、カードライトリーダ82に記録されている有価度数が0でない場合、遊技媒体貸出装置80が、メダル貸出可否表示器33を点灯させるとともに、その有価度数(有価残高)をカード度数残高表示器46に表示させる。ここで、メダルの貸し出し行う場合には、遊技者がメダル貸出SW47を操作してメダルの貸し出しを受けることができるが、ここでは、メダル貸出SW47の1回の操作で、2度数分の10枚のメダルが貸し出されるものとする。
即ち、遊技媒体貸出装置80がメダル貸出SW47の操作信号(オン)を受けてから、直ちにBRDYをオンにするとともに、微小時間A後にBRQをオンにする。スロットマシン1は、PRDYオンの場合に、遊技媒体貸出装置80のBRDYオンを受けてメダル貸出処理を開始するが、そのメダル貸出処理において、先ず、遊技媒体貸出装置80のBRQを受けてから、微小時間B後にEXSをオンにする。
次に、遊技媒体貸出装置80は、スロットマシン1のEXSオンを受けてから、微小時間C後にBRQをオフにし、スロットマシン1は、遊技媒体貸出装置80のBRQオフを受けてメダルの払い出しを開始し、1度数分の5枚のメダルの払い出しが完了すると、EXSをオフにし、遊技媒体貸出装置80では、カードライトリーダ82により、プリペイドカードに記憶される有価度数が、貸し出されたメダルの枚数分の度数を減算した有価度数に書き換えられる。尚、Dは1度数分のメダルの払い出しに要する時間である。
EXSのオフ後、2度数分のメダルの払い出しが完了していない場合には、遊技媒体貸出装置80は、スロットマシン1のEXSオフを受けてから、微小時間E後に再度BRQをオンにして、その後は上記同様の処理が行われる。EXSのオフ後、2度数分のメダルの払い出しが完了している場合、遊技媒体貸出装置80は、スロットマシン1のEXSオフを受けてから、微小時間F後にBRDYをオフにして、貸出処理が終了する。
図9に示すように、S52の貸出管理処理の後、メダル投入検出処理(S53)、クレジットメダル投入検出処理(S54)、精算処理(S55)が順次実行される。
S53のメダル投入検出処理では、図16に示すように、メダル投入センサ52がオンか否か判定され(S100)、S100;Noの場合には、リターンする。S100;Yes
の場合、PRDYがオフにされ(S101)、次に、メダル投入エラーか否か判定され(S102)、S102;Yes の場合、メダル投入エラーに設定され(S103)、前記のS43のエラー処理が実行される。次に、メダル投入完了か否か判定され(S104)、S104;Yes の場合、メダル投入枚数が3枚のときには、内部メモリに記憶されたメダルの貯留枚数が1加算され、メダル投入枚数が3枚未満のときには、メダル投入枚数が1加算され、リターンする。S104;Noの場合、S102へ移行して、メダル投入が完了するまで投入エラーの監視が行われる。このメダル投入検出処理は、メダル投入口44から投入されるメダル1枚毎に行われる。尚、S101を実行する処理が貸出禁止手段に相当する。
の場合、PRDYがオフにされ(S101)、次に、メダル投入エラーか否か判定され(S102)、S102;Yes の場合、メダル投入エラーに設定され(S103)、前記のS43のエラー処理が実行される。次に、メダル投入完了か否か判定され(S104)、S104;Yes の場合、メダル投入枚数が3枚のときには、内部メモリに記憶されたメダルの貯留枚数が1加算され、メダル投入枚数が3枚未満のときには、メダル投入枚数が1加算され、リターンする。S104;Noの場合、S102へ移行して、メダル投入が完了するまで投入エラーの監視が行われる。このメダル投入検出処理は、メダル投入口44から投入されるメダル1枚毎に行われる。尚、S101を実行する処理が貸出禁止手段に相当する。
S54のクレジットメダル投入検出処理では、図17に示すように、貯留メダル投入SW40a,40bがオンか否か判定され(S110)、S110;Noの場合には、リターンする。S110;Yes の場合、PRDYがオフにされ(S111)、クレジットメダルが投入され(S112)、メダル投入枚数が1加算され、リターンする。尚、S111を実行する処理が貸出禁止手段に相当する。S55の精算処理では、図18に示すように、精算SW41がオンか否か判定され(S115)、S115;Noの場合には、リターンする。S115;Yes の場合、PRDYがオフにされ(S116)、投入メダル、クレジットメダルが払い出されて精算され(S117)、リターンする。尚、S116を実行する処理が貸出禁止手段に相当する。
図9に示すように、S55の精算処理の後、或いは、S46;Yes の場合、メダル投入枚数が最大の3枚か否か判定され(S56)、S56;Noの場合、S40へ移行する。S56;Yes の場合、スタートSW42がオンか否か判定され(S57)、S57;Noの場合、S40へ移行する。S57;Yes の場合、PRDYがオフにされて(S111)、リターンし、その後、S3の乱数抽出処理が実行される。
次に、図8のタイマ割込処理において、S34のセキュリティチェック処理では、図19に示すように、ドア開放センサ7がオンか否か判定され(S120)、S120;Yes の場合、ドア開放時間が計時され(S121)、次に、S121で計時されたドア開放時間が所定時間(例えば1秒)経過か否か判定される(S122)。
S122;Yes の場合、ドア開放エラーに設定され(S123)、前記のS43のエラー処理が実行される。次に、ドア開放エラーコマンドがセットされて(S124)、リターンし、このドア開放エラーコマンドは、タイマ割込処理のS33の処理により、演出制御基板70のコンピュータ71へ送信出力され、そのコンピュータ71により、その旨が液晶ディスプレイ55等に表示される。
スロットマシン1の演出制御基板70のコンピュータ71が実行する処理、制御について説明する。このコンピュータ71は、リールフロントランプ14、リールバックランプ15、液晶ディスプレイ55、スピーカ56,57を制御してゲームの演出制御を実行する他、次の、貸出履歴管理処理、貸出履歴表示処理、貸出監視報知処理を実行する。
貸出履歴管理処理では、図20に示すように、主制御基板60のコンピュータ61からから貸出終了コマンドを受信か否か判定され(S130)、S130;Noの場合、リターンする。ここで、前記のように、S83のメダル貸出処理において、S83のメダル貸出処理後に貸出終了コマンドがセットされ送信されるが、この貸出終了コマンドには、そのメダル貸出処理により貸し出されたメダルの枚数相当の有価度数と日時を含む貸出履歴の情報が含まれている。そして、S130;Yes の場合、この貸出終了コマンドから得られる貸出履歴が記憶装置75に記憶され(S131)、リターンする。
貸出履歴表示処理では、図21に示すように、内部操作SW27がオンか否か主制御基板60のコンピュータ61からの情報に基づいて判定され(S135)、S135;Noの場合、リターンし、S135;Yes の場合、履歴表示SW25がオンか否か判定される(S136)。S136;Noの場合、リターン、S136;Yes の場合、記憶装置75に記憶された貸出履歴が読み出されて、液晶ディスプレイ55に、例えば、図23、図24のように表示されて(S137)、リターンする。尚、S135を省略し、履歴表示SW25の操作のみで貸出履歴を表示させるようにしてもよい。
貸出監視報知処理では、図22に示すように、主制御基板60のコンピュータ61からから貸出終了コマンドを受信か否か判定され(S140)、S140;Yes の場合、監視ゲーム数Gnに所定数GN(例えば、GN=17)が設定される(S141)。次に、1ゲーム終了か否か判定され(S142)、S142;Yes の場合、GnがGn−1にディクリメントされる(S143)。
次に、Gn=0か否か判定され(S144)、S144;Yes の場合、リターンし、S144;Noの場合、主制御基板60のコンピュータ61からから貸出開始コマンドを受信か否か判定される(S145)。S145;Noの場合には、リターンし、S145;Yes の場合、警告表示(S146)が行われ、リターンする。
S146の警告表示については、例えば、図25に示すように、貸出開始コマンドを受信した時点で、液晶ディスプレイ55に「メダル貸出中」等の警告表示を行ってもよいし、図26に示すように、前記のように貸出履歴を液晶ディスプレイ55に表示させた際に、S145;Yes となる貸出開始コマンドに対応する貸出履歴に付随させて「警告」を表示させてもよい。この場合、この「警告」を表示する情報を貸出履歴に付随させて記憶装置75に記憶させてもよい。
以上説明したスロットマシン1の作用・効果について説明する。
遊技媒体払出手段(メダル払出機構22)、貸出処理手段(コンピュータ61;コンピュータ61が実行するS52の貸出管理処理(S83のメダル貸出処理))を備えたので、このスロットマシン1に並設され且つ電気的に接続された遊技媒体貸出装置80によりメダルを遊技者に貸し出す場合、遊技媒体貸出装置80から受ける貸出信号(BRDY、BRQ)に基づいてメダル払出機構22を制御し、このメダル払出機構22によりメダルを払い出して遊技者に貸し出すことができる。
遊技媒体払出手段(メダル払出機構22)、貸出処理手段(コンピュータ61;コンピュータ61が実行するS52の貸出管理処理(S83のメダル貸出処理))を備えたので、このスロットマシン1に並設され且つ電気的に接続された遊技媒体貸出装置80によりメダルを遊技者に貸し出す場合、遊技媒体貸出装置80から受ける貸出信号(BRDY、BRQ)に基づいてメダル払出機構22を制御し、このメダル払出機構22によりメダルを払い出して遊技者に貸し出すことができる。
先ず、スロットマシン1は、貸し出されたメダルの枚数相当の有価度数と日時を含む貸出履歴を記憶させる貸出履歴記憶手段(記憶装置75)を有する貸出履歴記憶処理手段(コンピュータ71;コンピュータ71が実行する貸出履歴管理処理(S130、S131)を含む)と、記憶装置75に記憶された貸出履歴を読み出して演出表示手段(液晶ディスプレイ55)に表示させる貸出履歴表示制御手段(コンピュータ71;コンピュータ71が実行する貸出履歴表示処理(S135〜S137)とを備えた。
従って、スロットマシン1に設けられたゲームの演出を表示する液晶ディスプレイ55を有効利用し、その液晶ディスプレイ55に貸出履歴を表示させることができ、この貸出履歴を見てメダルの貸し出し状況を把握し、図23は正常な貸し出しを示したものであるが、図24のように、短時間に必要以上の枚数のメダルの貸し出しが行われている場合、その事実をとらえることで、偽造カードゴトが行われた事実を発見し易くすることができ、こうした偽造カードゴト対策を、既存の遊技媒体貸出システムを複雑化することなくそのまま適用して、遊技ホールの設備費用の追加が伴わないようにして実現できる。
ゲームの主要制御を実行する主制御手段(コンピュータ61)と、この主制御手段に電気的に接続されてゲームの演出制御を実行する演出制御手段(コンピュータ71)とを備えたので、これらコンピュータ61,71により遊技性が高いゲームの全体的な制御を円滑に行うことができ、コンピュータ71によりゲームの演出効果を確実に高め、コンピュータ61が、遊技媒体貸出装置80から受ける貸出信号に基づいてメダル払出機構22を制御して、メダルの貸し出しをコンピュータ71と独立に滞りなく行うことができる。
コンピュータ61が、一定数(10度数分の50枚)のメダルが貸し出される毎にその貸出履歴の情報(貸出終了コマンド)をコンピュータ71に送信する貸出履歴送信手段(S84、S33)を備え、コンピュータ71がコンピュータ61により送信された貸出履歴の情報を受ける毎にその情報に基づいて貸出履歴記憶処理を行うので、貸出履歴の主要な処理をコンピュータ71で実行させることができ、故に、コンピュータ61の処理負荷の増大を抑え、また、コンピュータ71は当初より液晶ディスプレイ55を制御するようになっているので、この液晶ディスプレイ55に貸出履歴を表示させるうえでも有利になり、既存のスロットマシン1への適用も容易になる。
コンピュータ71に対して貸出履歴の表示を指令する為の貸出履歴表示操作手段(内部操作SW27、履歴表示SW28)を、ゲーム可能な通常状態で遊技者が操作不可能な位置(筐体本体3の内部)に設けたので、遊技者に貸出履歴を不用意に見せないようにして、つまり、遊技ホールの管理者や従業者だけが、偽造カードゴトが行われた事実を発見するために、この貸出履歴を見ることができるようにして、この貸出履歴の情報管理を行うことができる。
メダルが貸し出されてから所定数のゲームが行われていない場合に、メダルが貸し出された場合には、その旨を報知する貸出監視報知手段(コンピュータ71;コンピュータが実行する貸出監視報知処理(S140〜S146))を備えたので、前記所定数について、メダルが貸し出されてからそのメダルが消費される想定の値(50枚のメダルで行うことができる最低のゲーム数に1プラスした17)を設定することで、貸し出されたメダルを殆どゲームに使用しないで必要以上の枚数のメダルの貸し出しが行われていることを自動的に検出し、図25、図26のように、その事実を自動的に報知できるので、偽造カードゴトが行われた事実をより一層発見し易くすることができる。
また、スロットマシン1は、投入されたメダルの枚数を検出する投入遊技媒体数検出手段(貯留メダル投入SW40a,40b、メダル投入センサ52)と、検出されたメダルの投入枚数がゲームを開始可能な最大投入数(3枚)になった場合に、メダルの貸し出しを禁止する貸出禁止手段(コンピュータ61、コンピュータが実行するS47の貸出可能判定処理(S65、S67)、S48、S49)とを備えた。このように、メダルの貸し出し可能な期間を制限することで、メダルの投入枚数が最大投入枚数になっているにも関わらず、遊技者により誤って又は故意にメダル貸出SW47が操作されて、メダルの貸し出しが行われることを防止することができる。
この場合、コンピュータ61が、メダルの貸し出しを許可する場合に遊技媒体貸出装置80に貸出許可信号(PRDY)を送信するので、遊技媒体貸出装置80では、メダルの貸し出しが許可されたスロットマシン1の状態に基づく処理を確実に実行させて、コンピュータ61が、メダルの貸し出しを禁止する場合に遊技媒体貸出装置80への貸出許可信号の送信を停止させて、メダルの貸し出しを確実に禁止することができる。
また、スロットマシン1は、ドア4の開閉を検出するドア開閉検出手段(ドア開放センサ7)と、ドア開放センサ7によりドア4が開いたことが検出された場合に、メダルの貸し出しを禁止する貸出禁止手段(コンピュータ61;コンピュータ61が実行するS34のセキュリティチェック処理(S120〜S123)、S48、S49)とを備えた。つまり、ドア4を開放して、メダル払出機構22からドア4に取り付けられた皿8へ至るメダル払出通路が分断された場合、メダル払出機構22により払い出され貸し出されたメダルが床へ落下することを確実に防止できる。
この場合、前記同様、コンピュータ61が、メダルの貸し出しを許可する場合に遊技媒体貸出装置80に貸出許可信号(PRDY)を送信するので、遊技媒体貸出装置80では、メダルの貸し出しが許可されたスロットマシン1の状態に基づく処理を確実に実行させて、コンピュータ61が、メダルの貸し出しを禁止する場合に遊技媒体貸出装置80への貸出許可信号の送信を停止させて、メダルの貸し出しを確実に禁止することができる。
実施例2は、実施例1のコンピュータ71が実行する貸出履歴管理処理、貸出履歴表示処理を変更したものである。この貸出履歴管理処理、貸出履歴表示処理では、貸出履歴において、実施例1の貸し出されたメダルの枚数相当の有価度数の代わりに、貸し出されたメダルの枚数が採用され、図27、図28に示すように、液晶ディスプレイ55に貸出履歴が表示さる。尚、コンピュータ61からコンピュータ71に送信される貸出終了コマンドには、貸し出されたメダルの枚数と日時を含む貸出履歴の情報が含まれることになる。
実施例3は、実施例1のコンピュータ71が実行する貸出監視報知処理を変更したものである。図29に示すように、この貸出監視報知処理では、実施例1の貸出監視報知処理と同ステップについては同ステップ番号を付して説明を省略するが、S140;Yes の場合、監視ゲーム時間Gtに所定時間GT(例えば、GT=1分)が設定され(S141A)、次に、Gtが減算計時される(S143A)。次に、Gt=0か否か判定され(S144A)、S144A;Yes の場合、リターンし、S144;Noの場合、S145へ移行する。
このように、メダルが貸し出されてから所時間経過していない場合に、メダルが貸し出された場合には、その旨を報知する貸出監視報知手段(コンピュータ71;コンピュータが実行する図29の貸出監視報知処理)を備えたので、前記所定時間について、メダルが貸し出されてからそのメダルが消費される想定の値を設定することで、貸し出されたメダルを殆どゲームに使用しないで必要以上の枚数のメダルの貸し出しが行われていることを自動的に検出し、その事実を自動的に報知できる。
実施例4は、実施例1のコンピュータ71が実行する貸出監視報知処理を変更したものである。図30に示すように、この貸出監視報知処理では、先ず、メダル付与か否か判定され(S150)、S150;Yes の場合には、監視ゲーム数Gnが変更され(S151)、それ以降は、実施例1の貸出監視報知処理と同様である。
S143では、前記のように、メダルが貸し出されてからそのメダルが消費される想定の値(50枚のメダルで行うことができる最低のゲーム数に1プラスした17)を設定するが、メダルが付与された場合、メダルが貸し出されてからそのメダルが消費される想定の値が増加し、S151では、そのメダル付与に応じてGnを増加させるように自動的に変更する。例えば、15枚のメダル付与があった場合、Gnを5(=15÷3)増加させる。これにより、偽造カードゴトが行われた事実を精度良く発見することが可能になる。
尚、実施例3においても、メダル付与か否か判定し、肯定判断した場合には、監視ゲーム時間Gtを、Gnの変更と同じように変更してもよい。
実施例5は、実施例1のメダル投入処理、貸出管理処理、貸出可能判定処理を変更したものである。但し、この実施例5を採用する場合、実施例1のコンピュータ71が実行する貸出履歴管理処理、貸出履歴表示処理、貸出監視報知処理を省略してもよい(省略しても問題はない)。
先ず、図31に示すように、この貸出管理処理では、実施例1の貸出管理処理と同ステップについては同ステップ番号を付して説明を省略するが、S83の後、貸出禁止ゲーム数GPnに所定数GPN(例えば、GPN=17)が設定され(S160)、S84へ移行する。尚、実施例1のコンピュータ71が実行する貸出履歴管理処理、貸出履歴表示処理、貸出監視報知処理を省略する場合、S84でセットされる貸出終了コマンドが貸出履歴の情報を含むようにしなくてもよいし、S84を省略してもよい。
次に、図32に示すように、このメダル投入処理では、実施例1のメダル投入処理と同ステップについては同ステップ番号を付して説明を省略するが、S57;Yes の場合に、S58の後、GPnがGPn−1にディクリメントされ(S161)、リターンする。
次に、図33に示すように、この貸出可能判定処理では、実施例1の貸出可能判定処理と同ステップについては同ステップ番号を付して説明を省略するが、S66;Noの場合、GPn=0か否か判定され(S162)、S162;Yes の場合、S67へ移行し、S162;Noの場合、S68へ移行する。
このように、メダルが貸し出されてから、その貸し出された枚数のメダルがゲームに消費される想定の所定数のゲームが行われていない場合に、メダルの貸し出しを禁止する貸出禁止手段(コンピュータ61;コンピュータ61が実行するS160、S161、S162、S67、S68、S48、S49等)を備えた。つまり、偽造カードゴトを行う者は、貸し出されたメダルを殆どゲームに使用しないで必要以上の枚数のメダルの貸し出しを行うことが多い、という事実に着眼し、この偽造カードゴトが行われることを、メダルの新たな貸し出しを禁止することで未然に防ぐことができる。
この場合、前記同様、コンピュータ61が、メダルの貸し出しを許可する場合に遊技媒体貸出装置80に貸出許可信号(PRDY)を送信するので、遊技媒体貸出装置80では、メダルの貸し出しが許可されたスロットマシン1の状態に基づく処理を確実に実行させて、コンピュータ61が、メダルの貸し出しを禁止する場合に遊技媒体貸出装置80への貸出許可信号の送信を停止させて、メダルの貸し出しを確実に禁止することができる。
実施例6は、図34〜図36に示すように、実施例5のS160、S161、S162を、S160A、S161A、S162Aに変更したもので、S160Aでは、貸出禁止時間GPtに所定時間GPT(例えば、GPT=1分)が設定され、S161Aでは、GPtが減算計時され、S162Aでは、GPt=0か否か判定される。
このように、メダルが貸し出されてから、その貸し出された枚数のメダルがゲームに消費される想定の所定時間経過していない場合、メダルの貸し出しを禁止する貸出禁止手段(コンピュータ61;コンピュータ61が実行するS160A、S161A、S162A、S67、S68、S48、S49等)を備えたので、実施例5と同様の効果を奏する。
尚、実施例5、6において、前記所定数又は所定時間からなる貸出禁止継続値を変更可能な変更手段を備え、この変更手段は、貸出禁止継続値を変更するために操作する変更操作手段を有し、この変更操作手段を遊技可能な通常状態で遊技者が操作不可能な位置に設けてもよい。例えば、変更手段は、コンピュータ61と、このコンピュータ61に電気的に接続された変更操作SWからなり、変更操作SWは筐体本体3の内部に設置される。
実施例5、6において、例えば、S2のメダル投入処理において、前回のゲームでメダル付与か否か判定し、或いは、S8のメダル付与処理において、メダル付与か否か判定し、肯定判定した場合に、前記所定数又は所定時間からなる貸出禁止継続値を自動的に変更するようにしてもよい。
この場合、メダル付与に応じて貸出禁止継続値を増加させるように自動的に変更し、例えば、15枚のメダル付与があった場合、GPnを5(=15÷3)増加させる。これにより、偽造カードゴトが行われることを、精度よくメダルの新たな貸し出しを禁止することで未然に確実に防ぐことができる。
尚、実施例1〜7においては、遊技者が遊技球を遊技領域に発射投入してゲームを行い、その遊技球が入賞口へ入る入賞に応じた個数の遊技球を遊技者に付与するパチンコ機であって、遊技者が所有のプリペイドカードに記録された有価度数を読み込んで、その有価度数に応じた個数の遊技球をパチンコ機を介して遊技者に貸し出し可能な遊技媒体貸出装置に並設され且つ電気的に接続されるパチンコ機に適用可能である。
この場合、例えば、4円で1個の遊技球が貸し出され、有価度数;1度数が100円に相当する場合、5度数分の125個の遊技球が貸し出された場合には、パチンコ機において、最低で125個の遊技球を遊技領域に発射させることができ、連続して発射する遊技球の遊技球発射間時間が最低で約0.6秒である場合、125個の遊技球を遊技領域に発射させるのに最低で1分15秒程度かかる、ものとし、各種設定を行うことになる。
尚、プリペイドカードの代わりに、ICカードや携帯端末等を採用し、そのICカードや携帯端末等に記録された有価価値を読み込んで、その有価価値に応じた数の遊技媒体を遊技機を介して遊技者に貸し出し可能に構成してもよい。その他、本発明の趣旨を逸脱しない範囲において、前記開示事項以外の種々の変更を負荷して実施可能である。例えば、スロットマシンの遊技媒体として、メダルの代わり遊技球を使用してもよい。
1 スロットマシン
22 メダル払出機構
55 液晶ディスプレイ
61 コンピュータ
71 コンピュータ
80 遊技媒体貸出装置
22 メダル払出機構
55 液晶ディスプレイ
61 コンピュータ
71 コンピュータ
80 遊技媒体貸出装置
Claims (3)
- 遊技者が所定数の遊技媒体を投入してリールを回転させてゲームを行い、停止したリールの表示入賞図柄に応じた数の遊技媒体を遊技者に付与するスロットマシンであって、有価価値記録媒体に記録された遊技者が所有の有価価値を読み込んで、その有価価値に応じた数の遊技媒体をスロットマシンを介して遊技者に貸し出し可能な遊技媒体貸出装置に並設され且つ電気的に接続されるスロットマシンにおいて、
前記遊技媒体を払い出す遊技媒体払出手段と、
前記遊技媒体貸出装置から受ける貸出信号に基づいて遊技媒体払出手段を制御して遊技者に遊技媒体を貸し出す貸出処理手段と、
前記貸出処理手段による遊技媒体の貸し出しを禁止する貸出禁止手段と、
前記遊技媒体を払い出して精算する精算処理手段とを備え、
前記貸出禁止手段は、精算処理手段による遊技媒体の精算処理中において遊技媒体の貸し出しを禁止することを特徴とするスロットマシン。 - 前記遊技媒体を投入可能な遊技媒体投入口と、
前記遊技媒体投入口に遊技媒体が投入された場合に、遊技媒体の投入処理を実行する遊技媒体投入検出処理手段とを備え、
前記貸出禁止手段は、前記遊技媒体投入検出処理手段による処理実行中において遊技媒体の貸し出しを禁止することを特徴とする請求項1に記載のスロットマシン。 - 前記遊技媒体の貯留数が記憶される記憶手段と、
前記記憶手段に記憶されている遊技媒体の貯留数に基づいて貯留遊技媒体の投入処理を実行する貯留遊技媒体投入検出処理手段とを備え、
前記貸出禁止手段は、前記貯留遊技媒体投入検出処理手段による処理実行中において遊技媒体の貸し出しを禁止することを特徴とする請求項1に記載のスロットマシン。
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JP2003010391A (ja) * | 2001-06-29 | 2003-01-14 | Takasago Electric Ind Co Ltd | スロットマシン及び遊技媒体貸出機 |
JP2005270411A (ja) * | 2004-03-25 | 2005-10-06 | Kpe Inc | スロットマシン |
JP2006034860A (ja) * | 2004-07-30 | 2006-02-09 | Sanyo Product Co Ltd | 遊技機 |
-
2010
- 2010-05-20 JP JP2010116423A patent/JP2010172775A/ja active Pending
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