JP2010172709A - 穿刺針カートリッジ - Google Patents

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Abstract

【課題】ランセット本体をより適切に直進させることができる穿刺針カートリッジを提供する。
【解決手段】穿刺針カートリッジは、一端に穿刺針を有し他端に穿刺器具に把持される部分を有する細長い形状のランセット本体203および穿刺針を保護する穿刺針保護キャップを有するランセット204と、ランセット本体203をその内部にて移動可能なように収納する筒状の穿刺針ホルダー201と、を備え、穿刺針ホルダー201には、ランセット本体203に形成されたアーム手段または第1の凸部と移動可能に係合し、ランセット本体を、穿刺針の延びる方向に沿って移動するようにガイドする直線状の溝が、穿刺針ホルダー201内でのランセット本体203の移動方向を中心とする円周方向において90°の間隔で形成されている。
【選択図】図5

Description

本発明は、採血などに用いる穿刺器具の交換用の穿刺針カートリッジに関するものである。
従来、血液を採取するための穿刺器具が種々提案されており、この穿刺器具において穿刺針のみを廃棄交換するものがあったが、これは、直接皮膚に触れる先端キャップの部分が使い回しになり衛生上の問題があった。また、穿刺針を穿刺器具に取り付けるときや、穿刺針を廃棄するときに穿刺針を誤って手などに刺してしまう危険があった。さらに、患者によっては穿刺針に恐怖心を感じる人もいた。
上述の問題点を受け、穿刺針を囲むホルダーを有し、穿刺針に触れることなく穿刺器具本体に対して穿刺針の着脱が可能な穿刺針カートリッジが提案されている(例えば特許文献1参照)。以下、従来の穿刺針カートリッジについて図7を用いて説明する。
図7に示すように、穿刺針カートリッジ701は、穿刺針ホルダー706と、穿刺針703を有するランセット本体704と、穿刺針703を保護する穿刺針保護キャップ702とからなる。穿刺針ホルダー706はランセット本体704を収納する。なお、ランセット本体704は穿刺針ホルダー706内部を軸心方向に移動可能なように収納されている。また、ランセット本体704に大径部705を設けることで、所定の力が加わらないとランセット本体704が穿刺針ホルダー706の開口部側、すなわち、先端方向に移動しないようにする。
以上のように構成される穿刺針カートリッジ701は、穿刺器具本体(図示せず)に取り付けられるとともに、ランセット本体704が穿刺器具本体のプランジャーに嵌入される。そして、穿刺の際には、このプランジャーを付勢手段で移動させることで、先端方向にランセット本体704が射出し、穿刺針ホルダー706の開口部から穿刺針703が突出することにより、穿刺部位に対して穿刺が行われる。穿刺後、穿刺針703が穿刺部位から抜かれると、ランセット本体704が穿刺器具本体の付勢手段によって先端方向と逆方向(後端方向)に移動し、穿刺針703が再び穿刺針ホルダー706内に収納される。
以上のように、図7に示す穿刺針カートリッジ701を用いれば、穿刺時のみ穿刺針が突出するため、誤って刺すことがなく、また患者に恐怖心を与えることもない。また、穿刺針カートリッジごと交換が可能であるため、穿刺針を安全に交換でき、かつ、穿刺針の他に直接皮膚に触れる部分まで廃棄できることから、衛生上の問題も解決できる。
特開2000−245717号公報
上記した穿刺針カートリッジ701は、ランセット本体704に大径部705を設けることで、所定の力が加わらないとランセット本体704が先端方向に移動しないようにしておき、穿刺の際には、先端方向に所定の力を加えることによって、大径部705と穿刺針ホルダー706との係合を解除して、ランセット本体704を先端方向に移動させる。この動作において、ランセット本体704の進行方向が穿刺針ホルダー706に対し、傾く可能性があった。
本発明は、ランセット本体をより直進運動させることができる穿刺針カートリッジを提供することを目的とする。
本発明の穿刺針カートリッジは、一端に穿刺針を有し他端に穿刺器具に把持される部分を有する細長い形状のランセット本体および前記穿刺針を保護する穿刺針保護キャップを有するランセットと、前記ランセット本体をその内部にて移動可能なように収納する筒状の穿刺針ホルダーと、を備え、前記穿刺針ホルダーには、前記ランセット本体に形成されたアーム手段または凸部と移動可能に係合し、前記ランセット本体を、前記穿刺針の延びる方向に沿って移動するようにガイドする直線状の溝が、前記穿刺針ホルダー内でのランセット本体の移動方向を中心とする円周方向において90°の間隔で形成されている。
本発明によれば、前記ランセット本体は前記穿刺針ホルダー内で、より直進運動を行い、痛みの軽減に効果がある。
本実施の形態1に係る穿刺針カートリッジを装着して穿刺を行う穿刺器具の一例を示す図である。 本実施の形態1に係る穿刺針カートリッジを示す構成図である。 本実施の形態1に係る穿刺針カートリッジのランセットを示す構成図である。 本発明の実施の形態1に係る穿刺針カートリッジの穿刺針ホルダーを示す断面図である。 本発明の実施の形態1に係る穿刺針カートリッジにおいて、ランセットと穿刺針ホルダーとの組み込みを示す図である。 本発明の実施の形態1に係る穿刺針カートリッジを装着した穿刺器具の穿刺前の内部構成を示す断面図である。 本発明の実施の形態1に係る穿刺針カートリッジを装着した穿刺器具の穿刺待機状態の内部構成を示す断面図である。 本発明の実施の形態1に係る穿刺針カートリッジを装着した穿刺器具の穿刺時の内部構成を示す断面図である。 本発明の実施の形態1に係る穿刺針カートリッジを装着した穿刺器具の穿刺後の内部構成を示す断面図である。 本発明の実施の形態1に係る穿刺針カートリッジを廃棄する時の穿刺器具の断面図である。 本発明の実施の形態1に係る穿刺針カートリッジにおいて、1度使用し穿刺針保護キャップを外した穿刺針カートリッジを穿刺器具本体に装着させたときの穿刺器具の内部構成を示す断面図である。 従来の穿刺針カートリッジの断面図である。
以下、本発明の実施の形態を、図面を参照しながら説明する。
(実施の形態1)
以下、本発明の実施の形態1に係る穿刺針カートリッジについて図1〜図6を用いて説明する。
図1は、本実施の形態1に係る穿刺針カートリッジを装着して穿刺を行う穿刺器具の一例を示す図である。図1に示すように、本実施の形態1に係る穿刺針カートリッジ102は穿刺器具本体101に装着させる。穿刺針を突出させる方向(図1においては矢印方向)を先端方向とし、先端方向の逆方向(図1においては矢印と反対方向)を後端方向とする。
次に、図2、図3、図4を用いて、本実施の形態1に係る穿刺針カートリッジ102の詳細な構成について説明する。
図2は、本実施の形態1に係る穿刺針カートリッジを示す構成図である。図2において、穿刺針カートリッジ102は、穿刺針ホルダー201と、穿刺針保護キャップ202とランセット本体203とを有する。穿刺針保護キャップ202はランセット本体203の穿刺針を覆い、該穿刺針保護キャップ202とランセット本体203とからなるランセット204として筒状の穿刺針ホルダー201の内径部205に収納される。なお、本実施
の形態1に係る穿刺針カートリッジ102は、穿刺針が突出できるようにランセット本体203がその軸心方向に穿刺針ホルダー201内を移動可能なように収納されている。
次に、図3、図4を用いて図2における穿刺針カートリッジ102を構成する穿刺針ホルダー201及びランセット204を詳細に説明する。
図3はランセット204の構成図である。図3において、ランセット204は、穿刺針301を有するランセット本体203と穿刺針301を保護する穿刺針保護キャップ202とを有しており、穿刺針301は、穿刺針保護キャップ202に有するランセット本体203の胴部と同形状の穿刺針保護部307により保護される。さらに、ランセット本体203はアーム手段302と、ランセット本体第1の凸部303とランセット本体第2の凸部304とを有する。
アーム手段302は、その一端である係止部305がランセット本体203に接続され、その他端である先端部306がランセット本体203の先端側にテーパ状に広がって開放している。また、アーム手段302は、ランセット本体203の中心方向または外方向へ弾性変形する。
第1の凸部303は、長尺状に構成されたものであり、ランセット本体の胴部に軸心方向に向かって左右2ヶ所設けられている。また、第2の凸部はランセット本体の胴部後端に軸心方向に向かって左右2ヶ所設けられている。
図4は穿刺針ホルダー201を示す断面図である。
図4に示すように、穿刺針ホルダー201は、開口部401が形成された皮膚接触部402を先端に有し、さらに、その内部が凸部により形成され、該凸部とアーム手段302とが協働する被係止手段403を有する。さらに、穿刺針ホルダー201はランセット本体203の第1の凸部303と係合し、ランセット本体203をより直進運動させるためのガイドとしての穿刺針ホルダー溝404を軸心方向に有している。そして、穿刺針ホルダー201は、ランセット本体203の先端方向への抜けを防止するため、ランセット本体203のランセット本体第2の凸部304と協働する穿刺針ホルダー後端面405を有する。
なお、本実施の形態1において、第1、及び第2の凸部をそれぞれ2ヶ所設けた構成としているが、その数に限りはなく、例えば、それぞれ1ヶ所だけ設ける構成としてもよい。
また、第1の凸部の形状を長尺状のものとしたが、これに限るものではなく、穿刺針ホルダー溝404のガイドによりランセット本体203をより直進運動させる形状であればよい。
また、本実施の形態1では、ランセット本体203が第1、第2の凸部を有し、穿刺針ホルダー201がそれぞれの凸部に係合する溝を有する構成を示したが、それとは反対に、ランセット本体203に溝を、穿刺針ホルダー201内に凸部をそれぞれ軸心方向に有するように構成し、前記溝と前記凸部とを係合させて、ランセット本体203をより直進運動させるようにしても良い。
また、図2に示す穿刺針カートリッジ102は、ランセット204を穿刺針ホルダー201の内径部205に組み込むことにより構成されている。このとき、図5に示すように、ランセット本体203の後端を、穿刺針ホルダー201の開口部401からはめ込む。また、第2の凸部304は、樹脂等の弾性変形可能な素材からなるものとし、さらに、例えば、第2の凸部304の形状をランセット本体の胴部後端に向けて傾斜するように構成
し、穿刺針ホルダー201にはめ込みやすい形状にすることにより、ランセット本体203は該第2の凸部304を弾性変形させながら、容易にランセット204を図2に示す位置まで押し込むことができる。これにより、容易にランセット本体を穿刺針ホルダーに組み込むことができ、穿刺針カートリッジの組立工数を削減することができる。なお、本実施の形態1では、図2に示すような、ランセット204と穿刺針ホルダー201との組み込みが完了したランセット本体203の位置をランセット本体203の初期位置(以下第1の位置とする)とする。
このように、図2に示すような、ランセット204と穿刺針ホルダー201との組み込みが完了したランセット本体203の第1の位置では、ランセット本体203が穿刺方向と反対方向へ移動した場合、アーム手段302の後端及び/または第1の凸部303が穿刺針ホルダーの後端部405と当接することにより、ランセット本体203の穿刺方向と反対方向への移動が係止され、さらに、ランセット本体203が穿刺方向へ移動した場合でも、ランセット本体のアーム手段302と被係止手段403とが協働し、アーム手段302がランセット本体203の外方向へ広がるように弾性変形するとともに、アーム手段の係止部305と被係止手段403とが当接することにより、ランセット本体203の穿刺方向への移動が係止される。これにより、本実施の形態1に係る穿刺針カートリッジ102は、穿刺器具に非装着の状態で、かつ前記第1の位置から穿刺方向へ移動する際、穿刺針が突出しない構造とすることができる。
以上のように構成される穿刺針カートリッジによる穿刺動作について図6(a)〜図6(f)を用いて説明する。
図6(a)は、本実施の形態1に係る穿刺針カートリッジ102を装着した穿刺器具の穿刺前の内部構成を示す断面図である。図6(b)は、穿刺針保護キャップ202をはずし穿刺待機状態の穿刺器具の内部構成を示す断面図である。図6(c)は、穿刺時において穿刺針が突出した位置の穿刺器具の内部構成を示す断面図である。図6(d)は、穿刺後の穿刺器具の内部構成を示す断面図である。図6(e)は、穿刺器具から穿刺針カートリッジ102を廃棄する際の構成を示す断面図である。
まず、図6(a)に示すように、穿刺針カートリッジ102を、穿刺器具本体101に差し込むことにより装着し、図6(b)に示すように、図6(a)の状態から穿刺針保護キャップ202を取り外し、穿刺器具本体のチャージスプリング(図示せず)等により付勢力を蓄えた状態で穿刺準備状態とする。
図6(a)および図6(b)に示すように、穿刺前と穿刺待機状態とでは、穿刺針カートリッジ102のランセット本体203と穿刺針ホルダー201との位置関係は同じであり、すなわち、図2に示すランセット本体203の第1の位置と同様、アーム手段302が被係止手段403よりも後端側に位置している。このように、本実施の形態1に係る穿刺針カートリッジ102はアーム手段302が被係止手段403よりも後端側に位置する第1の位置を穿刺準備位置として穿刺針カートリッジ102が穿刺器具本体101に装着されており、装着時には、穿刺器具本体のハウジング602が穿刺針ホルダー201の後端部分を、さらにプランジャー601がランセット本体203の後端部分を把持している。
さらに、このとき、アーム手段302は穿刺器具本体のハウジング602によりランセット本体の中心方向へ弾性変形して穿刺待機している。すなわち、図6(a),(b)における穿刺針カートリッジは、アーム手段302と穿刺器具本体のハウジング602とが係合して、図2と比べてランセット本体のアーム手段302の位置が穿刺針本体の中心方向に弾性変形する。
また、穿刺針保護キャップ202は、穿刺器具本体101に穿刺針カートリッジ102を装着する際に該保護キャップを持ち易くするために穿刺針ホルダーカバー603を設け、穿刺針保護キャップ202をツイストオフする際に手にフィットさせ、回し易くするために回転時保持する部分をローレット形状604としている。
なお、本実施の形態1では、穿刺針保護キャップを手にフィットさせ易いようにローレット形状604にしたが、これに限るものではなく、八角形や指形状にしても良い。
また、穿刺針保護キャップ202は、穿刺針を保護するとともに、該ランセット本体203が穿刺針ホルダー内を移動しないようにするために、穿刺針ホルダーカバー603を持ちながら穿刺針カートリッジの装着を行うことにより、穿刺針ホルダー201とランセット本体203とが相互に移動することなく、アーム手段302と穿刺器具本体のハウジング602とを係合させることができる。すなわち、穿刺針ホルダー201の内径部205内において、穿刺針保護キャップ202の穿刺針保護部307とランセット本体203の先端部分とが当接していることにより、ランセット本体203が穿刺針ホルダー内を移動しないよう、ランセット本体203を固定することができる。
そして、図6(b)に示すような第1の位置において、使用者が穿刺針ホルダー201の皮膚接触部402に指等をあて、穿刺器具本体101の穿刺ボタン(図示せず)を押圧する等の動作により穿刺動作を行う。
このとき、図6(c)に示すように、穿刺時の穿刺針カートリッジ102は、穿刺器具のチャージスプリング(図示せず)の付勢力によりプランジャー601が前記第1の位置からランセット本体203を射出し、ランセット本体203及びプランジャー601が先端方向に移動することにより、ランセット本体203は穿刺針が突出した位置(以下第2の位置とする)に移動する。このとき、図6(a),図6(b)に示したように、ランセット本体のアーム手段302がランセット本体の中心方向に弾性変形していることにより、ランセット本体203が先端方向に移動する際、ランセット本体のアーム手段302が被係止手段403と協働することがなく、穿刺可能となる。これにより、穿刺針ホルダー201の開口部401から穿刺針301が突出して穿刺部位を刺通する。この穿刺の際には、ランセット本体第1の凸部303と穿刺針ホルダー溝404とが係合するため、ランセット本体203はその軸心方向に直進運動が可能になる。
なお、穿刺針ホルダーの被係止手段403の内径605は、該穿刺針カートリッジを装着する穿刺器具のハウジングの内径606に応じて構成すればよく、ランセット本体203が前記第1の位置から前記第2の位置へ移動する際、アーム手段302が被係止手段403と協働しないような構成、すなわち、被係止手段403の内径605が穿刺器具のハウジング602の内径606と同じ、あるいはより広くなる構成であればよい。
また、プランジャー601がランセット本体203を把持しなかった場合には、ランセット本体第2の凸部304と穿刺針ホルダー後端面405とが当接することにより、穿刺針ホルダー201からランセット本体203が抜けるのを防止する。
そして、図6(d)に示すように、穿刺後の穿刺針カートリッジ102は、穿刺器具本体のチャージスプリングが元の状態に戻ることで、ランセット本体203が前記第2の位置から後端方向に移動し、装着時よりは先端側であるが穿刺針ホルダー201の開口部401から穿刺針301が突出しない位置で止まり、この位置が穿刺終了位置(以下第3の位置とする)となる。
なお、本実施の形態1に係る穿刺針カートリッジ102では、ランセット本体203の初期位置を第1の位置とし、該第1の位置を穿刺準備位置とする構成にしたが、これに限
るものではなく、例えば、穿刺準備の際、一旦、付勢力を蓄えるためにプランジャ601及びランセット本体203を穿刺方向と反対方向へ移動させるような穿刺器具に対応するために、前記初期位置より後方の位置を穿刺準備位置とする構成にしてもよく、このとき、該穿刺準備位置を第1の位置として、以後同様の動作を行うとよい。
図6(e)は、穿刺動作後、廃棄時における穿刺針カートリッジ102を示す図である。
穿刺終了後、穿刺針カートリッジ102を取り外す際に、使用者は、まず、穿刺針カートリッジ102が図6(d)の状態から、穿刺針ホルダー201を持ち、該穿刺針カートリッジ102の引き抜き動作を行うと、穿刺針ホルダー201とランセット本体203とが相互に遠ざかるように移動することにより、ランセット本体203は、前記第3の位置からランセット本体のアーム手段302が被係止手段403よりも後端側に位置する第1の位置まで戻り、ランセット本体のアーム手段302の係止部305が穿刺針ホルダーの後端405に、及び/または第1の凸部303が穿刺針ホルダー溝404に当接し、さらに引き抜く動作を行うと、ランセット本体203と穿刺器具本体のプランジャ601との係合、及びアーム手段303と穿刺器具本体のハウジング602との係合が解除されるとともに、アーム手段302のランセット本体の中心方向への弾性変形が解除される。このように、図6(e)に示すような取り外し後の状態では、ランセット本体が前記第3の位置から前記第1の位置へ移動し、さらにランセット本体の中心方向へ弾性変形していたアーム手段302が元の位置に戻るため、穿刺針ホルダー内において、ランセット本体203を穿刺方向に移動させてもアーム手段302が被係止手段403と協働することにより穿刺針が突出することがない。これにより、廃棄時において、穿刺針保護キャップを要することなく安全に廃棄することが可能である。
次に、図6(f)を用いてランセット本体のアーム手段302と被係止手段403とが協働したときについて説明する。図6(f)は、ランセット本体のアーム手段302と被係止手段403とが協働したときの内部構成を示した図であり、例えば、1度使用し穿刺針保護キャップ202を外した穿刺針カートリッジ102を穿刺器具本体101に再度装着させようとしたときの穿刺器具の内部構成図である。図6(f)に示すように、1度使
用し穿刺針保護キャップ202を外した穿刺針カートリッジ102を穿刺器具本体101に差し込もうとすると、穿刺針ホルダー201とランセット本体203とが相互に近づくように移動するとともに、アーム手段302と被係止手段403とが協働し、該アーム手段302が外側に弾性変形する。これにより、外方向へ広がったアーム手段302と穿刺器具の挿入口あるいはハウジングとが当接することにより、穿刺針カートリッジ102を完全には穿刺器具本体101に装着できないため、再度穿刺することができない。すなわち、一度穿刺動作を行った後、穿刺器具から取り外した穿刺針カートリッジは、再使用ができないとともに穿刺針301が突出することがない構造とすることができる。
なお、穿刺針を一度も使用していない状態においても、穿刺針保護キャップを外した状態では、図6(f)と同様、穿刺針カートリッジを穿刺器具本体に装着することができないのはいうまでもなく、すなわち、穿刺針保護キャップ202を外している場合、穿刺器具本体に穿刺針カートリッジの装着ができない構造を有するため、より安全な穿刺針カートリッジを提供することが可能になる。
このように、本発明の実施の形態1に係る穿刺針カートリッジは、穿刺針301が突出するのを穿刺時のみにすることができ、穿刺時以外に穿刺針ホルダーの開口部401から穿刺針301を突出するのを防ぐことができる。
本実施の形態1に係る穿刺針カートリッジ102は、穿刺針301を有するランセット本体203と、穿刺針ホルダー201とを備え、さらに、ランセット本体203はアーム手段302を有し、穿刺針ホルダー201はアーム手段302と協働する被係止手段403を有するようにし、該アーム手段302と被係止手段403とが協働したときにランセット本体203の穿刺方向への移動が係止される構成としたので、穿刺針の突出が穿刺時のみとすることができ、穿刺針カートリッジの安全性を高めることができ、さらに、1度使用し穿刺針保護キャップ202を外した穿刺針カートリッジ102を穿刺器具本体101に装着させるときに、ランセット本体203のアーム手段302とホルダー201の被係止手段403とが協働するようにしたことにより、1度使用した穿刺針を再使用することを防止できる。
本実施の形態の穿刺針カートリッジ102は、穿刺針ホルダー201はランセット本体203の第1の凸部303と係合するガイドとしての穿刺針ホルダー溝404を軸心方向に有しているので、ランセット本体203をより直進運動させることができる。
本発明に係る穿刺針カートリッジは、採血などに用いる穿刺器具の交換用の穿刺針と、その内部に前記穿刺針を移動可能なように収納し、かつ、前記穿刺針と同時に交換可能な穿刺針ホルダーとを有する、使い捨て穿刺針カートリッジとして有用である。
101 穿刺器具本体
102 穿刺針カートリッジ
201 穿刺針ホルダー
202 穿刺針保護キャップ
203 ランセット本体
204 ランセット
205 穿刺針ホルダー内径部
301 穿刺針
302 アーム手段
303 ランセット本体第1の凸部
304 ランセット本体第2の凸部
305 係止部
306 先端部
307 穿刺針保護部
401 開口部
402 皮膚接触部
403 被係止手段
404 穿刺針ホルダー溝
405 穿刺針ホルダー後端面
601 プランジャー
602 ハウジング
603 穿刺針ホルダーカバー
604 ローレット形状
605 被係止手段の内径
606 ハウジングの内径
701 穿刺針カートリッジ
702 穿刺針保護キャップ
703 穿刺針
704 ランセット本体
705 大径部
706 穿刺針ホルダー

Claims (8)

  1. 一端に穿刺針を有し他端に穿刺器具に把持される部分を有する細長い形状のランセット本体および前記穿刺針を保護する穿刺針保護キャップを有するランセットと、
    前記ランセット本体をその内部にて移動可能なように収納する筒状の穿刺針ホルダーと、
    を備え、
    前記穿刺針ホルダーには、前記ランセット本体に形成されたアーム手段または凸部と移動可能に係合し、前記ランセット本体を、前記穿刺針の延びる方向に沿って移動するようにガイドする直線状の溝が、前記穿刺針ホルダー内でのランセット本体の移動方向を中心とする円周方向において90°の間隔で形成されている穿刺針カートリッジ。
  2. 前記アーム手段は、前記穿刺針ホルダーから外に出た状態でランセット本体の移動を規制する請求項1に記載の穿刺針カートリッジ。
  3. 前記アーム手段または前記凸部を複数備え、複数の前記アーム手段または前記凸部は、穿刺針を有しない側への前記ランセットの移動を規制する際に、前記穿刺針ホルダーに形成された当接部に同時に当接する請求項1または2に記載の穿刺針カートリッジ。
  4. 前記アーム手段は、前記穿刺針を有する側の端部に向けて、前記ランセットの中心軸からの高さが高くなるような傾斜を有する請求項1〜3のいずれかに記載の穿刺針カートリッジ。
  5. 前記ランセット本体には、前記ランセット本体を挟んで配置された2つのアーム手段と、前記アーム手段から90°回転した位置で前記ランセット本体を挟んで配置された2つの凸部とを有する請求項1〜4のいずれかに記載の穿刺針カートリッジ。
  6. 前記穿刺針ホルダーの皮膚接触側端部の外周は円状である請求項1〜5のいずれかに記載の穿刺針カートリッジ。
  7. 前記穿刺針ホルダーは、皮膚接触側端部の方が、もう一方の端部より外径が大きい請求項1〜6のいずれかに記載の穿刺針カートリッジ。
  8. 前記穿刺針ホルダーは、第1の外径を有する部分と前記第1の外径より小さい第2の外径を有する部分を有し、前記第1の外径を有する部分と前記第2の外径を有する部分の間に段差がある請求項1〜7のいずれかに記載の穿刺針カートリッジ。
JP2010057993A 2010-03-15 2010-03-15 穿刺針カートリッジ Active JP4585041B2 (ja)

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