JP2010171817A - 通信端末装置 - Google Patents

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Junji Koyama
純司 故山
Shoji Seta
渉二 瀬田
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Toshiba Corp
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Abstract

【課題】表示一体型入力部の傷や汚れを抑制可能な通信端末装置を提供する。
【解決手段】片手で固定ができる大きさの筐体11と、筐体11の一方の面に配設された液晶パネル部16、及び液晶パネル部16の上で押された位置情報を出力するタッチスクリーン部17を有する表示一体型入力部15と、表示一体型入力部15の周辺外側にあり、矩形の4つの角部をなすように配設され、筐体11の一方の面側の光を検出する光センサ部31、32、33、34と、筐体11の外側から接触して、光センサ部31、32、33、34を受光可能な状態に切換える光センサ切換部37と、一定時間内に起こる光センサ部31、32、33、34の入射光量の変化に対応し、内蔵された命令を実行する制御部(51)とを備える。
【選択図】図1

Description

本発明は、表示一体型入力部を有する携帯電話機等の通信端末装置に関する。
従来、通信端末装置の一形態である携帯電話機は、4行3列に配置されたダイヤルキーで、数字、文字、記号等のキャラクタが入力される場合が多い。この携帯電話機はダイヤルキー配列の操作部とは別に液晶またはEL(Electroluminescence)等からなる表示部を有している。
表示部と操作部とが別の場合、表示部と操作部とを重ならないように配置した上で、一定の大きさに収納しようとすると、表示部の大きさ、操作部の大きさのどちらか一方を小さめにして全体の大きさを確保するか、厚さ等を大きめにして、使用時に大きくなるように折りたたみやスライドの機構を設ける工夫がなされることが多い。
一方、表示部と操作部とを一体的に配置したタッチスクリーンまたはタッチパネルを利用する通信端末装置が開発されている。表示一体型入力部は、下側の表示部の上に、表示部が透けて見える入力部を配置し、表示部に対応させた入力部を表面側から押圧または接触することにより、入力が可能になっている。
この表示一体型入力部は、表面を押圧または表面上を擦る等のために、表面が汚れたり、繰り返し使用すると傷が付くことは避けられない。汚れや傷を避けるために、例えば、表示部のある同一面に、別に情報を入力するための複数の操作キーを配置する操作部を置き、複数の操作キーが取り付けられている面上かつ表示部とは異なる位置に、物体の接触した位置を検出し、その接触した位置の軌跡にもとづいて情報を入力するための座標情報入力手段一体状に形成させた情報端末装置が開示されている(例えば、特許文献1参照。)。
この開示された情報端末装置は、表示一体型入力部をやめてしまっているので、表示部が汚れや傷により見にくくなることは避けられるが、表示部と操作部を別々に同一面に配置するために、操作部を置く分だけ表示部が小さくなることは避けられない。手になじむ大きさの情報端末装置の表示部をより大きくして、つまり見易くして、なお且つ表示部が傷や汚れにより見にくくなることを避けるという問題は残されている。
特開2004−110175号公報
本発明は、表示一体型入力部の傷や汚れを抑制可能な通信端末装置を提供する。
本発明の一態様の通信端末装置は、筐体と、前記筐体の一方の面に配設された表示部、及び前記表示部の上で押された位置情報を出力する入力部を有する表示一体型入力部と、前記筐体の一方の面に配設され、前記表示一体型入力部の周辺外側にあり、前記表示一体型入力部の少なくとも一部にかかる凸四角形の四つの角部の少なくとも1つを占めるように配設され、前記筐体の一方の面側の光を検出する光センサ部と、前記筐体の外側から接触して、前記光センサ部を受光可能な状態に切換える光センサ切換部と、一定時間内に起こる前記光センサ部の入射光の変化に対応し、内蔵された命令を実行する制御部とを備えていることを特徴とする。
本発明によれば、表示一体型入力部の傷や汚れを抑制可能な通信端末装置を提供することが可能である。
本発明の実施例に係る通信端末装置の構成を模式的に示す正面図。 本発明の実施例に係る通信端末装置の構成を示すブロック図。 本発明の実施例に係る通信端末装置の光センサ部を利用して信号を入力する動作を模式的に示す正面から見た図。 本発明の実施例に係る通信端末装置の光センサ部を利用して入力した信号を説明するための図。 本発明の実施例に係る通信端末装置の光センサ部を利用して入力する信号の例を模式的に示す図。 本発明の実施例に係る通信端末装置の光センサ部を利用して入力する信号の例を模式的に示す図。 本発明の実施例に係る通信端末装置の光センサ部を利用して入力する信号の例を示す図。 本発明の実施例に係る通信端末装置の光センサ部を利用して入力する信号の例を示す図。 本発明の実施例に係る通信端末装置の光センサ部を利用して入力する信号の例を示す図。
以下、本発明の実施例について、図面を参照しながら説明する。以下に示す図では、同一の構成要素には同一の符号を付す。
本発明の実施例に係る通信端末装置について、図1乃至図8を参照しながら説明する。
図1に示すように、通信端末装置である電話機能を有する携帯端末1は、片手で固定ができる大きさの筐体11と、筐体11の一方の面に配設された表示部である液晶パネル部16、及び液晶パネル部16の上で押された位置情報を出力する入力部であるタッチスクリーン部17を有する表示一体型入力部15と、表示一体型入力部15の周辺外側にあり、凸四角形の内の矩形の4つの角部をなすように配設され、筐体11の一方の面側の光を検出する光センサ部31、32、33、34と、筐体11の外側から接触して、光センサ部31、32、33、34を受光可能な状態に切換える光センサ切換部37と、一定時間内に起こる光センサ部31、32、33、34の入射光量の変化に対応し、内蔵された命令を実行する制御部51とを備えている。
筐体11は、例えば、プラスチック製で、大人の左手に載せて楽に固定、右手で操作ができる大きさ、例えば、高さ約11cm、幅約6cm、奥行き約1.3cmの角の取れた概ね直方体に近い形状である。
携帯端末1のほぼ平面をなす表面には、筐体11の中心部の大きな面積、例えば、50〜70%程度を占めて、筐体11の長手(長辺)方向に長辺を有する矩形をなす表示一体型入力部15が配設されている。筐体11の表面と表示一体型入力部15の表面は、ほぼ面一である。
表示一体型入力部15は、液晶パネル16とその上側(タッチされる側)に重ね合わされたタッチスクリーン部17で構成されている。タッチスクリーン部17は、例えば、タッチ面への接触の検出を押圧検出信号として出力し、また、タッチ面の検出座標値を押圧座標信号として、XY座標で出力するように構成されている。タッチスクリーン部17の検出機構は、周知の抵抗膜式を使用しているが、他に静電容量式、超音波式、光電式等によるものが可能である。タッチスクリーン部17は、下側に配置される液晶パネル16の画面に重ねて配置されるため、透明または半透明の材料で構成されている。
表示一体型入力部15の長辺方向下部、すなわち紙面下側にボタン操作部21が配置されている。ボタン操作部21は、例えば、1つのボタンが配置されて、押圧することにより携帯端末1が起動、つまりオン状態となって初期画面(ホーム画面、メインメニュー等)を表示する。従って、ボタン操作部21は、携帯端末1の使用開始時、クリア時、リセット時等に使用される。なお、ボタン操作部21は、他にボタンとしてあった方がよいと判断される場合、1つに限定されるものではない。
ボタン操作部21の下部、すなわち表示一体型入力部15とは反対側には、マイクロフォン43が配置されている。マイクロフォン43は、電話をかける際の音声の入力用である。表示一体型入力部15の長辺方向上部外側、すなわち紙面上側にスピーカ41が配置されている。スピーカ41は、電話をかける際の音声の出力用である。スピーカ41とマイクロフォン43は、それぞれ、筐体11の上側及び下側の周辺部、且つ左右側のほぼ中央部に、筐体11の表面から突出することなく配設されている。
表示一体型入力部15の4つの角の近傍外側に、例えば、角に接触した位置から約3mm程度離れた位置の範囲に、それぞれ1つずつ、光センサ部31、32、33、34が配置されている。光センサ部31、32、33、34を符号の順に直線で結ぶとほぼ矩形をなす。光センサ部31、32、33、34は、筐体11に穴が開けられて、携帯端末1の表面側に当たる光が入射可能に配設されている。光センサ部31、32、33、34の受光面は、筐体11の外側の表面から少なくとも筐体11の厚みだけ内部側に入っているが、入射する光の方向を絞るために、筐体11の厚みより深い位置に配設することは可能である。
表示一体型入力部15の4つの角の近傍外側は、外観的に分かり易く、光センサ部31、32、33、34が小さくても間違えることの少ない位置である。その他、外観的に分かり易い位置として、表示一体型入力部15の4つの辺の中点の外側等があり、4つの辺の中点の外側の4つの光センサ部を結ぶとほぼひし形となる。
光センサ部31、32、33、34は、例えば、フォトトランジスタまたはフォトダイオード等を有する構成をなして、外部から入射する光を検出し、この検出した光に応じて信号を出力する。例えば、外部から入射する光を、携帯端末1の使用者の指、手等で遮って、入射光量を減少させることにより、光電流を減少させて、信号とすることが可能である。遮る光センサ部31、32、33、34の順番を変えることにより、異なる信号を形成することが可能となる。
使用者が左手でスピーカ41を上にして持って、表示一体型入力部15に対面すると、筐体11の左側、つまり左手の親指の位置(紙面左側)に光センサ切換部37をなす押し込み型のスイッチが配設されている。光センサ切換部37を押すことにより、光センサ部31、32、33、34は光の検出を開始する。光センサ切換部37を押している間、または、押すことを止めてから一定の時間経過までの間、光センサ部31、32、33、34は光の検出を継続する。
光センサ切換部37は、ボタン操作部21による起動とは別に、携帯端末1を起動して、光センサ部31、32、33、34を稼働することができる。また、ボタン操作部21による起動中においても、光センサ部31、32、33、34を稼働することが可能である。一方、標準動作条件の初期設定では、ボタン操作部21による起動だけでは、光センサ部31、32、33、34を稼働することはできないが、例えば、初期設定を変更して、ボタン操作部21による起動と同時に光センサ部31、32、33、34を稼働する設定は可能である。
次に、携帯端末1の構成及び機能等を説明する。図2に示すように、携帯端末1は、制御部51を備え、この制御部51には、上述の表示一体型入力部15、ボタン操作部21、光センサ部31、32、33、34、光センサ切換部37、スピーカ41及びマイクロフォン43等からなる音声入出力部61が接続され、その他、高周波送受信部53、データ入出力部55等が接続され、各種機能部57等が接続され、配設され、または、組み込まれている。ここで、電源供給部等の一部の構成は図示を省略してある。
制御部51は、中央演算処理装置(CPU)の他に、表示部、操作部、入出力部、機能部等を動作させるための駆動部の全部または一部、信号処理部の全部または一部、各種プログラム及び各種データを一時的または不揮発的に保存するメモリ(RAM及びROM)等を含んでいる。つまり、制御部51は、選択して与えられた命令に従って、上述及び後述の動作を実行するための処理回路を処理部の中に有している。命令は、光センサ部31、32、33、34を使用しなければ、ボタン操作部21による起動で始まり、アイコンの選択によりなされる。
高周波送受信部53は、制御信号に基づき、受信または送信の切換を行い、アンテナ(図示略)を介して基地局からの信号を受信または基地局へ信号を送信する。高周波送受信部53と接続するベースバンド信号の処理は制御部51側で行う。
データ入出力部55は、メモリカード、赤外線通信、Bluetooth(R)等を介して、テキストデータ、画像データ、オーディオデータ等を入出力可能である。
各種機能部57は、主なものとして、例えば、オーディオ、TV(1セグメント部分受信)、インターネット、無線LAN、電子メール、着発信履歴、GPS、カメラ、カレンダ、時計、電卓、辞書、バーコードリーダ、リンガ、振動、ショートカット、アップデート等を含んでいる。
次に、携帯端末1の動作について説明する。携帯端末1は、光センサ部31、32、33、34を使用しない状態で、通常の携帯端末と同様に使用することが可能である。つまり、使用者は、左手で携帯端末1を持って、右手の指で、ボタン操作部21を押して起動する。
以下、表示一体型入力部15を指で押して選択する通常の使用法による例を説明する。図示を省略するが、携帯端末1は、オン状態となって、初期画面(ホーム画面)を表示一体型入力部15に表示する。初期画面として、例えば、数個から十数個の最も上位のアイコンが表示される。所望のアイコンを、表示一体型入力部15の表面のタッチスクリーン部17面上から、例えば、右の指で押すことにより選択され、次に、選ばれたアイコンの下位のアイコンが幾つか表示される。以下、次々に、アイコンを指で選択することにより、例えば、最終的に欲しい赤外線送信機能に到達する。そして、例えば、撮って、携帯端末1のメモリに保存してあった画像データを、赤外線受信機能を有し保存機能を有するパーソナルコンピュータまたは画像データ保存器に送信し、送信完了後に表示される終了のアイコンを押して、赤外線送信機能を終了する。
なお、上述の赤外線送信機能は、ショートカット機能を利用すると、例えば、初期画面を表示して、次に、最終的に欲しい赤外線送信機能に到達することが可能である。
一方、図3に示すように、光センサ部31、32、33、34を使用する場合、携帯端末1を左手で持って、親指71で光センサ切換部37を押す。次に、光センサ部31、32に影を作るように、右手の人差し指と中指を隙間がない程度に接近させた指73を、光センサ部31から光センサ部32の方向に走査する。この走査により、赤外線送信機能に到達し、表示一体型入力部15に表示される。以下は、上述の赤外線送信手順と同様に進めて、送信完了後に表示される終了のアイコンを押して、赤外線送信機能を終了する。
走査時、指73は、光センサ部31、32の受光の穴を有する筐体11から数mm〜10mm位離れている。なお、光を遮って影を作る指は、必要な明暗差が得られれば、2本に限らず、1本でも、3本以上でもよい。また、右手の人差し指で、表示一体型入力部15の縁に沿って、筐体11上に接触して走査することは可能であるし、右手の親指で光センサ部31の筐体11上に接触し、次に、右手の人差し指で光センサ部32の筐体11上に接触するように、指を替えることは可能である。
図4に示すように、光センサ部31に影を作るように指73を走査させた時、光センサ部31から凹形の光電流の波形が出力される。縦軸は光センサ部31の光電流であり、横軸は時間である。光センサ31がオフ状態の時は、光電流Ioffは実質的にゼロである。光センサ切換部37を押して、光センサ部31を稼働状態にすると、光センサ部31は外からの光を感じて、光電流Ionとなる。光電流Ionは、携帯端末1の向きにより変化する場合がある。光センサ部31に影を作ると光電流Idとなる。光電流Idは、光電流Ioffより大きく、光電流Ionより小さくなる。
そして、光電流Idが信号として検知されるように、基準となる光電流Ithを決めておく。光電流Ithは、光電流Idより大きく、光電流Ionより小さくなる。光電流Ion及び光電流Idは、携帯端末1の置かれた環境により異なるので、光電流Ithは、光電流Ionに対する割合、例えば、10〜50%、で決めておくと都合がよい。ここで、光センサ31にかかる影が継続する時間T1は、影を作る指の数及び走査の速さで決まる。そこで、使用者にとって好適な操作条件に合わせて影を作る時間T1を設定して、信号として検知する条件に加えると、影が作る信号を誤認識することが少なくなる。なお、光センサ部31の筐体11上に接触して影を作る場合は、接触している時間で影を作る時間T1がほぼ決まる。
図5に示すように、4つの光センサ部31、32、33、34を使用して、矩形をなす表示一体型入力部15の短辺方向に並行に指を走査させると、1組の信号を形成することが可能である。図5は、図3に示した指73の走査によって、光センサ部31、32に影を作る場合に相当する。
図5(a)、(b)に示すように、光センサ部31から光センサ部32の方向に、つまりX軸のプラス方向(X+と表示する)に走査し、光センサ部31に影がかかり始めてから、次に、光センサ部32に影がかかり始めるまでに時間T2を要している。そこで、時間T2を越えない時間枠を作り、つまり時間ブロックA、Bを設定して、時間差による2つの信号を分けて入力可能とする。影のかかった光電流Idが光電流Ithを超えた凹部に記号「1」を与え、光電流が光電流Ithを超えない場合記号「0」を与えると、時間ブロックAの4つの光センサ部31、32、33、34に対応する信号(1000)、時間ブロックBの4つの光センサ部31、32、33、34に対応する信号(0100)が得られる。光センサ部31、32、33、34を縦方向に並べ、時間を横方向にとると、これらの信号は、図5(c)のように表わされる。
図6に示すように、4つの光センサ部31、32、33、34を使用して、矩形をなす表示一体型入力部15の長辺方向に並行に、指を含む手を走査させると、別の1組の信号を形成することが可能である。
図6(a)に示すように、光センサ部33、34から光センサ部32、31の方向に、つまりY軸のマイナス方向(Y−と表示する)に走査する。図6(b)に示すように、時間ブロックAの4つの光センサ部31、32、33、34に対応する信号(0011)、時間ブロックBの4つの光センサ部31、32、33、34に対応する信号(1100)が得られる。光センサ部31、32、33、34を縦方向に並べ、時間を横方向にとると、これらの信号は、図6(c)のように表わされる。
ここで、手が作る影は、凹凸を有する形状となるために、例えば、光センサ部33、34への影のかかり始めが、同時とは限らない。また、携帯端末1に対する手の関係によっても、光センサ部33、34への影のかかり始めに時差が生じることが普通である。時間ブロックA、Bで区切って、その中の信号を同時信号と見なすことが必要となる。
図7に示すように、指または手で影を作って、同じ時間ブロックA、B中に、光センサ部31、32、33、34の内の1つまたは2つに影がかかるように走査すると、例えば、X方向、Y方向に沿った単純な操作で12種類の信号が得られる。最初の8種類(信号種類1番〜8番)は、左手に筐体11を固定したままで、比較的簡単に右手で影を作ることができる。例えば、図5に示した信号が1番目にあたり、図6に示した信号が8番目にあたる。また、左手に筐体11を持ち、向きを左右に回転して右手の影がかかるように走査すると、比較的楽に、更に4種類の信号(信号種類9番〜12番)が得られる。
1番目にある(1000)、(0100)の信号を、例えば、赤外線送信機能へのショートカットであると、制御部51に予め登録しておくことにより、4つの光センサ部31、32、33、34からの入力により、容易に赤外線送信機能へ到達できる。ここまでの操作においては、表示一体型入力部15の表面に触れる必要はない。なお、この(1000)、(0100)の信号を発生させる指の操作から、例えば、「次曲スキップ」や「ページめくり」に近いと感じれば、これらのいずれかの機能に設定することは可能である。
影を形成する指は、人差し指、中指に限らず、例えば、図7に示す5番目及び7番目の信号は、右手親指を走査して形成することが可能である。
光センサ部31、32、33、34からどのような「1」「0」を組み合わせた信号を作成するか、作成された信号を、携帯端末1が有するどの機能に結び付けるかは、使用者の好みによって、如何様にも変更可能である。
光センサ部31、32、33、34から入力する他の信号の例を図8に示す。図8に示すように、移動方向+−は、X軸、Y軸にとらわれることなく、指または手を1つの方向に動かして、光センサ部31、32、33、34に影を作り、一定時間後、逆に動かして、光センサ部31、32、33、34に影を作ることを意味している。例えば、1番目の信号は、光センサ部31に、右手人差し指を動かして影を作り、一定時間後、人差し指を逆方向に戻すように動かして影を作ることにより得られる。図8に示す4種類の信号は、いずれも、光センサ部31、32、33、34の内の1つだけに、影を2回形成している例である。
また、光センサ部31、32、33、34から入力する他の信号の例を図9に示す。時間ブロックBの後ろに、時間ブロックCを加えて、3つの時間ブロックA、B、Cを設定して、時間差による3つの信号を分けて入力する。図9に示すように、左回り(反時計回り)、右回り(時計回り)に、指または手を動かして、光センサ部31、32、33、34に影を作る。例えば、1番目の信号は、光センサ部31に、右手の指を動かして影を作り、一定時間後、光センサ部32に、右手の指を動かして影を作り、次に、一定時間後、光センサ部33に、右手の指を動かして影を作る。図9に示す8種類の信号は、光センサ部31、32、33、34を順に接続した矩形の辺に沿った方向に回転移動して得られる例である。右手の指の移動だけでは、うまく行かない場合、左手に筐体11を持ち、筐体11の向きを適宜回転して右手の影がかかるように走査することは可能である。
光センサ部31、32、33、34は、表示一体型入力部15の表面に外部から当たる光を遮って、影が作る受光量の減少を光電流減少の凹形のパルスと捉えて信号としている。従って、日中及び照明された環境等で機能させる設定である。そのため、受光量の変化の少ない環境、例えば、照明のない夜間等においては、光センサ部31、32、33、34を使用しない使い方で携帯端末1を使用することは可能である。
一方、夜間等の周囲が暗い環境においては、指が作る反射光を利用することが可能である。光源は、表示一体型入力部15である。表示一体型入力部15を点灯させて、指等を点灯した表示一体型入力部15の上に離間して置くことにより、表示一体型入力部15からの光が反射して、光センサ部31、32、33、34に入射可能となる。受光量の増加は、光電流が上に凸な形状のパルスを発することに等しく、上述の凹形のパルス形成と、向きは逆であるが、同様な手順で信号化するが可能である。
上述したように、携帯端末1は、筐体11の表面に配設された液晶パネル部16、及び液晶パネル部16の上で押された位置情報を出力するタッチスクリーン部17を有する表示一体型入力部15、表示一体型入力部15の周辺外側にあり、矩形の4つの角部をなすように配設され、筐体11の表面側に入射する光、または、表示一体型入力部15で発する光の反射光を検出する光センサ部31、32、33、34、筐体11の外側から接触して、光センサ部31、32、33、34を受光可能な状態に切換える光センサ切換部37、及び一定時間内に起こる光センサ部31、32、33、34の入射光量の変化に対応し、内蔵された命令を実行する制御部51を備えている。
その結果、光センサ切換部37を切替えて、光センサ部31、32、33、34からの命令に必要な光を、例えば、指または手により形成された影を介して遮断、または、指または手により形成された反射により入射することにより、素早く所望の処理を実行することが可能となる。所望の処理に達するまで、表示一体型入力部15のタッチスクリーン部17に接触または押圧する必要はない。そのため、携帯端末1は、表示一体型入力部15の表面、すなわち、タッチスクリーン部17のタッチされる部分への接触頻度が少なくなり、傷や汚れを抑制可能となる。高精細に突き進んでいる表示一体型入力部15は、クリアに見えることがますます要求され、表面の汚れや傷が使用者に強く嫌われて来ているので、表示一体型入力部の表面への接触頻度を下げることによって、携帯端末1はより長く、快適に使うことが可能となる。
以上、本発明の実施例を説明したが、本発明は上記実施例に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内で種々変形して実施することができる。
例えば、実施例では、光センサ部が4個配置されている例を示したが、4個の内の幾つかを機能しないように止めた状態で、使い易い、つまり、影の作り易い位置の光センサ部を選択して使用することは可能である。また、配置される光センサ部は、表示一体型入力部の少なくとも一部にかかる矩形及びひし形等の四つの角部の1つ乃至3つの内のいずれかであっても差し支えない。
また、実施例では、通信端末装置として携帯電話機の例を示したが、通話機能を必ずしも備えてない手のひらサイズの小型コンピュータ、電子手帳、PDA(Personal Digital Assistance)等の情報端末機器であっても差し支えない。
また、実施例では、通信端末装置はボタン操作部が少ない構成の例を示したが、文字及び数字等を入力するための入力ボタン(ダイヤルキー)を備えていても差し支えない。
本発明は、以下の付記に記載されるような構成が考えられる。
(付記1) 筐体と、前記筐体の一方の面に配設された表示部、及び前記表示部の上で押された位置情報を出力する入力部を有する表示一体型入力部と、前記筐体の一方の面に配設され、前記表示一体型入力部の周辺外側にあり、前記表示一体型入力部の少なくとも一部にかかる凸四角形の四つの角部の少なくとも1つを占めるように配設され、前記筐体の一方の面側の光を検出する光センサ部と、前記筐体の外側から接触して、前記光センサ部を受光可能な状態に切換える光センサ切換部と、一定時間内に起こる前記光センサ部の入射光の変化に対応し、内蔵された命令を実行する制御部とを備えている通信端末装置。
(付記2) 前記光センサ部は、フォトダイオードまたはフォトトランジスタを有する付記1に記載の通信端末装置。
(付記3) 前記光センサ部は、時間をおいて、前記入射光の変化を少なくとも2回検出する付記1に記載の通信端末装置。
(付記4) 前記入射光の変化は、指または手によって形成される付記1に記載の通信端末装置。
1 携帯端末
11 筺体
15 表示一体型入力部
16 液晶パネル部
17 タッチスクリーン部
21 ボタン操作部
31、32、33、34 光センサ部
37 光センサ切換部
41 スピーカ
43 マイクロフォン
51 制御部
53 高周波送受信部
55 データ入力部
57 各種機能部
61 音声入出力部
71、73 指
81 走査方向

Claims (5)

  1. 筐体と、
    前記筐体の一方の面に配設された表示部、及び前記表示部の上で押された位置情報を出力する入力部を有する表示一体型入力部と、
    前記筐体の一方の面に配設され、前記表示一体型入力部の周辺外側にあり、前記表示一体型入力部の少なくとも一部にかかる凸四角形の四つの角部の少なくとも1つを占めるように配設され、前記筐体の一方の面側の光を検出する光センサ部と、
    前記筐体の外側から接触して、前記光センサ部を受光可能な状態に切換える光センサ切換部と、
    一定時間内に起こる前記光センサ部の入射光の変化に対応し、内蔵された命令を実行する制御部と、
    を備えていることを特徴とする通信端末装置。
  2. 前記筐体の一方の面上の前記表示一体型入力部の近傍にボタン入力部を更に有することを特徴とする請求項1に記載の通信端末装置。
  3. 前記表示一体型入力部は矩形であり、前記凸四角形は矩形またはひし形であることを特徴とする請求項1または2に記載の通信端末装置。
  4. 前記入射光の変化は、前記光センサ部に影を形成することによりなされることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載の通信端末装置。
  5. 前記入射光の変化は、前記光センサ部に前記表示一体型入力部からの光を反射して形成されることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載の通信端末装置。
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