JP2010169684A - 歪みゲージによる面外検出を用いた表面技術におけるジャイロメーター - Google Patents

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Abstract

【課題】それ自体の平面に位置する軸の周りにおける検出を遂行することを可能にする、新規なタイプのジャイロメータータイプの装置を提案することを目的とする。
【解決手段】本発明は、基板に含まれ、−使用されていない平面を画定する少なくとも1つの塊(3、3’、31、32、33)であって、この平面に含まれる回転の第2の軸(Z、H、H’)から所定の距離に配置され、前記回転の軸(Z)に垂直なこの平面において振動することが引き起こされることができる塊と、−前記回転の軸に前記塊を接続するための少なくとも2つの接続アームと、−前記アームの少なくとも1つのために、前記回転の軸の周りにおける回転のための前記基板との少なくとも1つの接続部を形成する手段と、−前記回転運動を検出するための少なくとも1つの歪みゲージと、を含むことを特徴とするジャイロメータータイプの装置である。
【選択図】図1A

Description

本発明は、特にシリコンのマイクロセンサーの分野、例えば不活性センサーユニット、特にジャイロメーターに関する。
それは、自動車、携帯電話通信及び航空電子工学の分野を含む様々な分野に適用可能である。
周知の方法において、湿式エッチングを用いることによってセンサーの高感度素子がシリコンまたは石英基板の総厚内に作られる場合、共振センサーは、大きな塊の技術で実現することができる;このような技術は、文献FR2763694に記載されている。
文献EP−1626282は、装置の平面に垂直な平面に沿った運動を検出することができるジャイロメーターを記載する。
このような装置は、それ自体の平面に位置する軸の周りにおける回転を検出することができない。
仏国特許発明第2763694号明細書 欧州特許第1626282号明細書
従って、本発明は、それ自体の平面に位置する軸の周りにおける検出を遂行することを可能にする、新規なタイプのジャイロメータータイプの装置を提案することを目的とする。
本発明は、プレーナー技術を用いて実現される、自由にされた機械的な塊に加えられる面外圧力を検出することを可能にし、1つ又は幾つかの吊るされたゲージを用いて検出を実施する、例えばピエゾ抵抗又は共振器タイプ(ビームまたは音叉)の新規なタイプのセンサーを提案する。
本発明によるセンサーは、ジャイロメーターを実現することを可能にする。特に、それは、差動検出を可能にする。
それは、歪みを検出し測定するために使用される可動部分(慣性質量)及びゲージの形状、材料及び厚さを別個に最適化することを可能にする。
より正確には、本発明の対象は、第1の軸(Z)の周りにおける回転を検出するための、ジャイロメータータイプの装置であって、この装置は、基板から実現され、または、基板にあるいは基板の表面若しくは表面領域に実現され、又は、基板に含まれ、
(a)第1の厚さを有し、
−使用されていない時に、平面を画定する少なくとも1つの塊であって、この平面に含まれる回転の第2の軸から所定の距離に配置され、前記回転の第1の軸に垂直なこの平面において振動することが引き起こされることができる塊と、
−前記回転の第2の軸に、または、前記回転の第2の軸に少なくとも部分的に位置合わせされる手段に、前記塊を接続するための少なくとも2つの接続アームと、
を含む、厚い領域と呼ばれる第1の領域と、
(b)その平面において前記塊が振動することを引き起こす手段と、
(c)前記回転の第2の軸の周りにおける回転のための前記基板との少なくとも1つの接続を形成する、前記アームの少なくとも1つのための、第2の厚さを有する第2の領域であって、前記第1の領域の厚さ以下の厚さを有する第2の領域であって、前記基板に形成される接続部が前記ピビットまたはヒンジタイプであり得る第2の領域と、
(d)前記回転の第2の軸の周りにおける前記回転運動を検出するために、少なくとも1つの吊るされたタイプの歪みゲージを形成し、前記第2の領域の厚さより小さい厚さを有する、薄い領域と呼ばれる第3の領域と、を含む。
好ましくは、この第3の領域は、
−前記基板の平面に平行な平面に延長し、前記回転の軸を含まず、
−前記回転の第2の軸に垂直な平面に延長し、
−一方で前記第1及び第2の領域の一方に、他方で前記基板に接続される。
前記第2の領域は、前記回転の第2の軸が、前記ゲージの歪みの印加の点以上または以下に位置するように、前記第3の領域より厚い。
前記第2の領域が前記第1の領域より小さい厚さを有するという事実は、回転を助け、歪みの印加の点に近い回転の軸をもたらす低い剛性を保証することを可能にし、それは、レバーアーム効果を助けることを可能にする。
前記第3の領域は、好ましくは、最適な感度を保証するために十分に薄い(この領域が薄くなればなるほど、所定の幅において歪みが最上位になる)。
前記第1及び/又は第2の領域は、半導体及び/又は導電体及び/又は絶縁材料によって形成され得る。前記第1及び第2の領域は、等しい又は異なる材料によって形成され得る。
前記第1の領域は、前記第2の領域の厚さより厳密に大きい厚さを有し、それ自体は、前記第3の領域の厚さより厳密に大きい厚さを有し、歪みゲージを含む。
前記第3の領域の厚さは、前記第2の領域の厚さの半分以下であり得る。
このような装置は、その装置自体の平面に位置する、前記第1の軸の周りに与えられる回転を検出することを可能にする。行われるこの検出は、前記回転の第2の軸の周りにおける、この平面の外側の運動の検出である。この回転の第2の軸の周りにおけるこの運動は、コリオリ力に起因し、それ自体は、その装置全体に与えられる初期の回転と、それ自体の平面における各々の塊の振動との組み合わせによって引き起こされる。
このような装置は、表面タイプのMEMSセンサーの形態で実現されることができ、有利には例えばシリコンである半導体材料である基板に形成される。従って、この装置自体は、ここで再び例えばシリコンまたはSiGeである半導体材料で作られることができる。
第1の特定の実施形態において、前記第1の領域は、2つの塊を含み、各々は回転の第2の軸から所定の距離にある。
これらの2つの塊は、回転の第1の軸と結合される又は共通である、それらが共有する回転の第2の軸を有することができる。特に、2つのアームの各々は、前記回転の第2の共通の軸に前記2つの塊の各々を接続することができる。
このような装置において、少なくとも2つのゲージは、回転運動を検出するために提供されることができ、これらの2つのゲージは、差動的に載置される(diferential-mounted)。このタイプの差動的な組立体は、本発明の他の実施形態に適用されることもできる。
あるいは、2つの塊は、互いに異なり、互いに平行であり、及び、前記回転の第1の軸に平行である回転の第2の軸(H、H’)を有し、前記第1の領域は、その回転の第2の軸に各々の塊を接続するための2つのアームを含む少なくとも4つのアームを含む。
このような装置は、励起モードに依存して、逆位相の2つの塊を結合するための手段を含み得る。
この変形例による装置は、各々の塊の前記回転運動を検出するための少なくとも1つのゲージを含み得る。
例えば、前記歪みゲージは、単結晶若しくは多結晶シリコンなどのピエゾ抵抗材料で作られ、あるいは、シリコンナノワイヤ若しくはカーボンナノチューブ、または、単結晶若しくは多結晶SiGeを含む。
ナノワイヤー、特にシリコンナノワイヤーは、一方向に細長い形状を有し、その方向に従う長さを有する構造体である。この方向に垂直な断面における横方向の寸法は、この長さより非常に短い。これらの横方向の寸法は、一般的に100nm未満であり、好ましくは50nmまたは40nm未満、有利には20nm未満である。X方向に沿って方向付けられたナノワイヤーは、横軸方向のY及びZ方向に沿ったシリコンビームをエッチングすることによって、又は、例えば触媒SLV堆積によるナノワイヤーの成長によって得ることができる。
前記歪みゲージは、少なくとも1つの振動ストリップ、励起手段及び振動を検出するための手段を含む検出共振器を備え得る。
前記振動ストリップの励起及び/又は前記共振の検出は、前記振動ストリップに対して、前記振動の方向において配置された少なくとも1つの電極を用いて静電手段を使用することによって行われ得る。
前記共振の検出は、振動ストライプに配置されるピエゾ抵抗手段を用いて行われ得る。
本発明の実施形態に関わらず、前記歪みゲージ及び前記第1の領域の両方は、前記基板に対する前記第1の領域の下部平面である共通の平面に対して同一の側に位置することができる。前記第1の領域は、上部平面と下部平面との間に位置することができ、前記回転の軸(Z、H、H’)は、これらの2つの平面に平行な平面にある。
有利には、前記ゲージの各々において生成される前記歪みの印加の点(P)は、前記回転の軸(Z、H、H’)を含む平面に平行で、前記上部平面(N1)及び前記下部平面(N2)の各々に垂直である平面にある。
このような装置は、接続アーム毎に単一のゲージを含み、このゲージにおける前記歪みの印加の点は、前記回転の軸を通る平面に等しい平面又はこの平面と異なる平面にある。
あるいは、このような装置は、接続アーム毎に幾つかのゲージを含むことができ、これらのゲージにおける前記歪みの印加の点は、前記回転の軸を含む平面と異なる平行な平面にある。
本発明の他の対象は、上記に定義される第1の領域、第2の領域及び第3の領域の実現を含む、本発明による装置を製造する方法である。
この組立体は、半導体材料である基板のエッチングによって得ることができる。好ましくは、この基板は、SOIタイプでありえ、このエッチングは、この基板の表面層で行われる。
エッチングされた歪みゲージを有する、本発明による平面的なジャイロメータータイプのセンサーの正面図を示す。 エッチングされた歪みゲージを有する、本発明による平面的なジャイロメータータイプのセンサーの断面図を示す。 エッチングされた歪みゲージを有する、本発明による平面的なジャイロメータータイプのセンサーの断面図を示す。 エッチングされた歪みゲージを有する、本発明による平面的なジャイロメータータイプのセンサーの断面図を示す。 エッチングされた歪みゲージを有する、本発明による平面的なジャイロメータータイプのセンサーの断面図を示す。 エッチングされた歪みゲージを有する、本発明による平面的なジャイロメータータイプのセンサーの断面図を示す。 差動的に載置された又は互いに対向して載置された歪みゲージを有する、本発明による平坦なタイプのジャイロメーターを示す。 ホイートストーンブリッジの図を示す。 図2Aの装置の断面図を示す。 図2Aの装置の変形例の一部を示す。 その平面に感知可能な軸を有し、高い励起結合を有する、本発明による装置の他の変形例を正面図で示す。 その平面に感知可能な軸を有し、高い励起結合を有する、本発明による装置の他の変形例を平面図で示す。 図3A及び図3Bの装置の一部の変形例を示す。 図3A及び図3Bの装置の一部の変形例を示す。 本発明による装置を実現する方法を示す。 本発明による装置を実現する方法を示す。 本発明による装置を実現する方法を示す。 本発明による装置を実現する方法を示す。 本発明による装置を実現する方法を示す。 本発明による装置を実現する方法を示す。 本発明による装置を実現する方法を示す。
様々な実施形態が、同一の要素に対する符号が異なる図面において共用される図1Aから図3Dに示される。
本発明の第1実施形態は、図1A(上面図)及び図1Bから図1F(断面図)で示されるジャイロメータータイプの装置に関する。
それは、回転を測定するために位置付けられるゲージと共振するジャイロメータータイプのセンサーを含む。このセンサーは、平坦であり(平面XZ)、その平面において、プレーナー励磁を経る。もしこの装置が、Z軸の周りにおける回転にさらされ、その平面に配置された場合、コリオリ力が、この軸の周りの回転においてそれにコリオリ力が働くが、この回転に対応する運動Jは、センサーのその平面の外側に位置付けられる。
図1Aは、このセンサーが、2つの塊3、3’の組立体、及び、接続アーム8、8’、19、19’、29、29’、190、190’、290、290’の組立体を備えることを示す。使用されていないアーム及び塊は全てこの装置の平面に位置する。アーム8、8’は、それらが位置合わせされるZ軸の周りにピボットを形成する領域5、5’に接続される。この軸は、2つの塊3、3’の平面に位置する。それは、そのセンサーの平面の外側における回転に対応する運動Jが周囲で起こる軸である。これらの塊のこの面外の運動Jの検出は、歪みゲージ4によって実現される。実際、このピボット接続部は、一方でアーム8、8’に接続され、他方で装置の固定部50に固定される。この固定部50は、装置が実現される基板であり得る。
図1B(図1Aの矢印A、A’に沿った、図1Aの断面において見られる)は、このセンサーが、平坦であり、震動性の塊(seismic mass)を形成する、厚さTを有する第1の領域を備えることを示し、Tは、数百nmから数十μmであり、例えば5μmである。センサーが延長し、Z軸を含む平面において、Z軸に垂直な第2の軸Xを定義する。第3の軸Yは、センサーの平面の外側に選択され、X及びZによって定義される平面に垂直である。
この厚さTは、この明細書で言及される厚さの全てのように、センサーのXZ平面に垂直に測定される。
さらに、この装置は、そのXZ平面において、数十から数百μm、例えば10μmまたは50μmから100μm、200μmまたは500μmであり得る、Z軸に沿った延長部L、及び、数十から数百μm、例えば10μmまたは50μmから100μm、200μmまたは500μmであり得る、Z軸に沿った幅lを有する。
この第1の領域は、Z軸とセンサーのXZ平面に垂直な平面Sと(この平面Sとセンサーのこの平面との交点は、方向Zの軸に対応する)に関して互いに対称的な2つの塊3、3’を含む。また、この第1の領域は、接続アーム8、8’、19、19’、29、29’、190、190’、290、290’の組立体を含む。
この第2の領域は、第1の領域の要素(塊及び接続アーム)に対するピボットを形成する装置の領域または部分5、5’を含む。塊3、3’の各々は、接続アームによって、ピボットを形成するこれらの領域または部分に接続され、それらは、Z軸の周りの回転用に、Z軸に沿って方向付けられる。図1Aの例では、ピボットを形成する部分は、アーム8、8’の各々において基本的に中ほどに位置する。
一方の震動性の塊3、3’と他方のピボット領域5、5’との間の接続部は、2つの主たる接続アーム8、8’を含む。これらのアームの各々は、Z軸に基本的に垂直であるようにX軸方向に沿って引き延ばされる。これらのアームの各々は、後者の部品が使用されていないとき、塊のXZ平面に配置される。一方のアーム8は、図1Aの図において両方の塊3、3’上に配置され、他方のアーム8’は、これらの同一の塊の下に配置される。
アーム8、8’に垂直な第2のアーム19、19’、190、190’、29、29’、290、290’は、アーム8、8’を塊3、3’に接続する。従って、これらのアームの各々は、X軸に基本的に垂直であるようにZ軸方向に沿って引き延ばされる。また、これらの第2のアームは、これらの塊が使用されないとき、これらの塊の平面にある。各々のアームは、ピボット軸Zに垂直な方向Xにおいて、弾力性及び可撓性を有し、その同一の軸Xに沿った、従って図1Aの平面に沿ったバネ機構をそれに与え、これらのアームの各々は、この方向Xに沿って圧力を加えられた後に、図1Aで示される、すなわちZ軸に基本的に平行である、その使用されていない位置に戻る。
使用されていない第1及び第2のアームの組立体は、図1AのXZ平面である同一平面にある。第2のアーム19、19’の2つは、下部の第1のアーム8’を塊3に接続し、他の2つの第2のアーム190、190’は、上部の第1のアーム8を同一の塊3に接続する。他の4つの第2のアーム29、29’、290、290’は、塊3’に対して同一の機能を果たす。言い換えると、塊の各々は、有利には、4つの第2のアームによって第1のアーム8、8’に接続される。2つの第2のアームは、各々の第1のアームに接続される。示された実施形態では、各々の塊に対して4つの第2のアームがある。第2のアームの数は、様々であり得る:それは、4を超えることもあるが、4未満であることもある。例えば、塊3’及び第1のアーム8、8’(各々の第1のアームと塊3’との間の単一の第2のアーム)において同等の配置を有して、塊3に上部の第1のアーム8を接続する単一のアーム、及び、同一の塊3に下部の第1のアーム8’を接続する単一のアームを有することが可能である。
従って、厚さTの第1の領域は、塊、第1の接続アーム及び第2の接続アームであるこれらの部分を含む。第1のアーム8’、検出手段4、及び、塊3、3’の部分、及び、励起櫛状部10、11’(以下に記載される)のみが視認できる図1Bによって理解されるように、この組立体は、基板の平面に位置する。好ましくは、塊、第1のアーム及び第2のアームは全て、同一の厚さTを有する。これは、測定を歪めるだろう接続アーム8、8’の屈曲(示された使用されていない位置における図1Aの平面に垂直な屈曲)を避けながら、塊3、3’の面外運動(J、J’)(実際:ピボット軸Zの周りの回転Ω)を可能にする。
また、本発明によるこのような装置は、塊3.3’に、XZ平面における動き又は振動を起こさせる手段を備える。
示された実施形態によれば、これらの手段は、塊と連携して動く静電手段を備える。塊は、導電性であり得る。もしそれらが例えばSiである場合、この材料の導電率は、櫛状部との静電相互作用を保証するために十分である。好ましくは、Siドーピングは、1015at/cmである。
例えば、このような静電手段には、塊の各々に接続された1つ又は幾つかの容量性の櫛状部10、10’、11、11’が含まれる。各々の櫛状部は、各々の歯がX方向に沿って延びる複数の歯を有する。また、1つ又は幾つかの櫛状部、または、側歯100の1つ又は幾つかの列は、各々の塊3、3’上に実現され、各々の歯100は、装置の使用されていない位置においてX方向に沿ってそこに延びる。これらの櫛状部または列の各々は、Z軸に平行に延長する。容量性の櫛状部の歯が塊の各々の櫛状部の2つに隣接する歯の間に配置されるように、各々の塊3、3’の歯の各々の列は、容量性の櫛状部10、11、10’、11’の1つに接続される。図1Aは、各々の塊において2つの櫛状部を示し、あるいは、塊毎に単一の櫛状部が十分であり得る。
図1Aの例では、2つの塊3、3’の各々は、各々がZに平行に配置された側歯100の2つの列を備える。XZ平面において、各々の塊の何れかの側に、2つの容量性の櫛状部10、11(塊3)、10’、11’(塊3’)が配置され、その容量性の櫛状部は、方向Xに沿った振動運動(図1Aにおける“V”、“V’”によって示される運動)をそれに与えるためにこの塊と協力する。それで、第2のアームは、この運動を案内することを可能にするものであるが、この運動を妨げないように塊の振動の軸Xに沿って十分に微細なものである。
有利には、2つの塊の振動は、逆位相である、すなわち、塊は、同時にセンサーの外側に向かって位置する。言い換えると、2つの塊は、同時に軸Zから同一距離dsupにあり、dsupは、それらが使用されていない場合にこの軸に対してそれらが有する距離よりも大きい。
逆に、これらの2つの塊は、同時にセンサーの内側にある。言い換えると、2つの塊は、同時に、Z軸から距離dinfの位置に見出され、dinfは、それらが使用されていない場合にこの軸に対してそれらが有する距離よりも小さい。
動作中、塊3、3’は、上記の手段を用いてX軸に沿って振動V、V’が行われる。この装置がピボット軸5、5’の各々によって接続される、Z軸の周りの基板50の回転Ωにおいて、コリオリ力(F=Ω∧Vなどの)が発生し、これらの塊の各々に加えられる振動の運動の方向Xに垂直で回転の軸Zの方向に垂直なY軸に沿った塊の各々をもたらす。
2つの塊の振動運動が逆位相である場合、2つの塊は、Y軸に沿った反対の方向の運動を有する。
Y軸に沿って塊3、3’に動きを与えることによって、第2及び第1のアームが動き、特に第1のアームがピボット領域5、5’の周囲を回転する。それは、センサーを形成する手段4によって検出することができるこの回転である。
実際、ピボット領域と呼ばれる、第2の領域の各々の部分5、5’は、一方ではアーム8、8’に接続され、他方では装置50の固定部に接続される。従って、コリオリ力の作用の下で塊がY軸に沿って動いたとき、これらの部分5、5’の各々は、ねじれを経る。この平面に垂直な軸に沿った加速の場合、2つの塊3及び3’の各々は、この接続アーム8に同一方向の力を与える;それで、ピボット領域5、5’のねじれはない。従って、2つの対称的な塊の組立体を有することは、Z軸の周りの回転とY軸に沿った加速とを区別することを可能にする。
第2の領域において、各々のピボット5、5’は、例えば、第1の領域の厚さより小さい厚さを有することができる。また好ましくは、ピボット軸Zの周りの回転運動を容易にするために第2のアームの幅以下の幅(X軸に沿って測定された)がある。これらの寸法は、寄生モードの出現を避け、十分な感度を得るために、シミュレーションによって決定され得る。
図1Aのアーム8’である第1のアームの少なくとも1つは、それが接続されるピボット領域5の延長部において、延長部81を有する。この延長部の厚さは、ゲージ40の厚さ以上である。この厚さは、アーム8の厚さ及び塊3、3’の厚さと同一であり得る。この延長部は、塊及びアームと同一平面に配置され、好ましくは、それは、アーム8’に関してピボット5に対称的に配置され、言い換えると、それは、ピボット5に接続される側部に対向するアーム8’の側部において、図1Aの平面に位置する。それは、Z軸の周りの塊3、3’の回転が、Z軸の周りのアーム8の回転及び延長部81の回転を引き起こすように、ピボット軸Zに沿って方向付けられる。ピボット領域が一方でアーム8、8’に接続され、他方で基板50に接続されるので、それは、ねじれ状態にある。
延長部81の位置は、同一のアームに固定されるピボット5に対称的でなくてもよい。例えば、この延長部の少なくとも一部がこのZ軸の接線であるかそれに近くなるように、Z軸に関してオフセットされるが、それに平行である延長部81を示す、図1Eの配置のような配置を有してもよい。これにより、以下に説明されるように、ゲージとの接触の点をZ軸の高さに位置させることが可能になる。
少なくとも1つのゲージ4は、延長部81の少なくとも1つを接触して位置し、この部分の回転が、センサーのXZ平面において、歪みゲージ4に力Fを与えるようになる。あるいは、歪んでいるピボットに、従って5又は5’に直接ゲージを接続することも可能である。
ゲージは、ピボット領域5、5’の厚さより厳密に小さい第3の厚さを有する第3の領域を形成する。
これは、好ましくは、吊るされたゲージを伴う。“吊るされた”ゲージは、端部部分と呼ばれる2つの部分に保持される。これらの2つの端部部分間に配置され、中心部分と呼ばれるゲージの部分は、ゼロではない長さを有し、あらゆる他の材料、特にセンサーを構成する材料の何れにも接触しない。
一般的に、このようなゲージは、一方向に沿った細長い形状、及び、ゲージ長さと呼ばれる長さを有し、それは、この方向において非常に大きい(前記方向に垂直な断面で測定される各々の寸法と比較して)。それは、各々が、そのゲージ又はその中心部分の長さと比較して小さい又は非常に小さい長さを有する2つの端部部分において保持される。
このような歪みゲージは、センサーの平面に平行であり、延長部81の軸Zに垂直になるような、X軸に沿ってここで方向付けされる。従って、歪みゲージ4の方向は、Z軸を含む平面Sに垂直である。
図1Bから分かるように、この装置の可動部分におけるゲージの接触の点Pは、ピボット軸Zに近い。
好ましくは、図1E及び図1Fに示されるように、それは、この軸、すなわち、この軸を通過する平面S内で、この装置が使用されていない位置に含まれるXZ平面に垂直な軸と同一レベルにある(実際:図1Aの平面)。それで、点Pは、ピボット接続5の回転の軸Zの“直下”であると考えられ、それは、第1の順序で、ゲージにおいて軸歪みのみを有することを可能にする。このゲージにおける歪みの印加の点のこの配置は、特に、既に上記で説明したように、Z軸に関して延長部81のオフセットを有して得られ得る。図1E及び図1Fは、この装置の一部のみを示し、残部は、図1A及び図1Bの装置と同一または類似である。
塊3、3’の重心G、G’、回転の軸Z、及び、歪みゲージ4における歪みの印加の点P間におけるレバーアーム効果は、点G、G’が軸Zから遠く、点Pがこの軸Zに近い場合、より重要でさえある。しかしながら、もしこの点PがZ軸と結合すると、もはやレバーアーム効果はない。
Z軸の周りの震動性の塊の回転Ωは、歪みゲージ4に与えられる、X軸に沿った力Fの印加に変わる(図1A参照)。
好ましくは、ゲージの厚さe(Z方向に沿うが、好ましくはYにも沿う)は、数十nmから数マイクロメートルの間、例えば、1μm、2μmまたは10μmである。厚さの例は、ナノワイヤータイプの歪みゲージにおいて40nmであり、又は、多結晶シリコンの吊るされた歪みゲージまたは検出共振器において200nmである。好ましくは、eは、dと比較して非常に小さく(e<<d、又は、e<d/10、又は、e<d/20)、dは、Z軸と、この装置の下部平面N2(以下に説明され、図1A、図1B、図1E、図1Fに記載されるように)との間の距離である。
図1A、図1B、図1E及び図1Fに記載される本発明の実施形態において、歪みゲージ4は、センサーのXZ平面において共振で振動することができる共振器を含む。
この共振器は、振動ストリップ40、励起手段41及び測定手段42を含む。振動ストリップの励起を生成する手段は、振動ストリップ40を有するコンデンサを形成する電極でありえ、図に示されていない交流発電機に接続され得る。それで、この共振器は、XZ平面で振動する。関連する電極は、基板2の平面に平行な平面において相互に関連して位置する。電極間の間隙は、例えば、50nmから数μm程度であり、例えば、1μmまたは5μmである。それは、数十nmまたは数十nm(例えば:10nmまたは50nm)から百nmまたは数百nm(例えば:100nmまたは500nm)の精度で、制御された間隙幅を有するフォトリソグラフィを用いて形成され得る。
ストリップを励起する手段がどのようなものであっても、ストリップ40の振動の方向に垂直な、歪みゲージ4の長さに沿った歪みの印加後に、ストリップの振動周波数は変化する。この変化は、測定手段42によって測定される。
測定手段は、ピエゾ抵抗タイプのもの(1つは、抵抗変化を測定する)でありえ、又は、電極42であり得る。後者の場合、電極は、振動ストリップと測定電極との間に形成される容量の変化の測定を用いて振動ストリップの変化周波数を測定することを可能にする。次いで、電極42が振動ストリップの振動の方向において、振動ストリップに対して位置する。
図1A(または図1E)に記載された本発明の実施形態において、励起手段41及び測定手段42は、共に容量性である。
図1A及び図1B、又は、図1E及び図1Fに示されるように、歪みゲージが検出共振器を有する本発明の一実施形態において、このゲージは、有利にはエッチングによって形成され、この装置の一般的な平面に平行な平面に配置されるが、ねじり軸Zの下を通過する。このゲージがこの装置の一般的な平面に平行な平面に配置され、ねじり軸Zの上を通過する場合において、堆積による実現も実現可能である。
あるいは、以下に記載されるように、歪みゲージは、ピエゾ抵抗タイプであり得る。
図1Cは、図1Aの矢印BB’に沿って、断面図で図式的に、本発明によるこの実施形態の機械的原理を示す。塊3、3’及び櫛状部10、11’の一部を除いて、装置のアーム8’及び他の部分を隠すアーム8のみが見える。ピボット5、5’も隠される。アーム8の端部に印加される力F、F’及び回転Ωも示される。力F、F’は、この装置の平面に垂直であり、従って、この装置は、実際、その平面外で機械的破砕を経る。その破砕は、センサーを形成する手段によって検出される。
図1Dは、図1Bと同様に、図Aの矢印A、A’に沿った図1Aの底面図である。しかしながら、本発明による装置が、一方でピボットを形成する領域5、5’によって及び他方でゲージ4の端部によって接続される基板50がこの図1Dにも示される。
この図において、上部表面110(または第1の表面)及び下部表面120(または第2の表面)を含むことが実際に分かる。上部表面110は、平面N1にあり、下部表面120は、平面N2にある。N1及びN2は共に、基板50の表面によって定義される平面N21に平行である。従って、平面N2は、プレートの上部表面N1と平面N21との間にあることが分かる。形容詞“下部の”及び“上部の”は、便宜上選択されるが、一方に対して平面の他方の限定的な相対的位置を表すものではない。それぞれ“第1の表面”及び“第2の表面”または“第1の平面”及び“第2の平面”という表現を使用することもできる。この明細書の残りの部分において、装置の“平面”とは、2つの下部平面N2と上部平面N1との間に位置する中央平面を指し;この中央平面は、塊が使用されていない位置にあるとき、塊の各々を通過する。
第1及び第2のアームに加えて塊3、3’は、平面N1及びN2の間に配置される。
また、回転の軸Zは、それらの各々に平行なこれらの2つの平面間に配置される。
また、実際にピボット5、5’を形成する位置にある、第2の領域を構成する部分は、これらの2つの平面間に配置される。有利には、Z軸と、2つの塊3、3’の重心G、G’は、それ自体も2つの平面N1及びN2に平行である同一平面に配置される。この配置は、それが、横軸の加速度に対する敏感性を避けるので、有利である。
最後に、このゲージ4が下部表面N2の付近に配置されることが分かる。好ましくは、このゲージまたは塊3、3’は、基板50に対して、下部平面N2の同一側に配置される。
言い換えると、図1Dにおいて、ゲージ及び塊3、3’は、平面N2に接触して配置されるが、この平面上にある。特に、ゲージ及び塊はそれぞれ、共に基板の平面に平行に配置され、軸Yに沿って異なる高さにおいて下部平面及び上部平面を有する;塊3、3’において、これらの下部及び上部平面は、平面N1及びN2に結合される。図1Dに示される実施形態において、平面N2はまた、ゲージ4の下部平面にある。N1及びN2は、それ自体、図1Dの平面に垂直であり、基板50は、平面N2の下に配置される。このような配置は、ゲージの実現に適合し、エッチングによって、さらにこの装置の他の部分に適合する。もし複数のゲージが使用されると、同一の意見が当てはまる。あるいは、ゲージは、その下部平面を構成する平面N1の付近に堆積され得る。
本発明による装置は、シリコンまたは他のガラスタイプの材料で作られる基板に堆積される、半導体材料、例えば、単結晶または多結晶シリコンで、又は、SiGe層で、実現され得る。
図1Dによれば、本発明による装置が基板またはプレート50に含まれ又は実現され得ることが理解される。それは、基板またはプレート50として、例えば、以上に示されたものの1つなどの半導体タイプの材料である同一の材料で実現される。
本発明による装置を実現するために使用される1つの技術は、適切なマスク工程を用いた、基板またはプレート50のエッチング技術である。装置の部品の全ては、ゲージ4が定義される第3の領域を含んで、エッチングによって実現され得る。あるいは、ゲージは、堆積によって実現され得る。
本発明による装置を実現するために選択され得る材料、この装置を実現するために基板50を用いる可能性、及び、実現化技術におけるこれらの注目は、それが、それが上記されたか、又は、それらが他の図面と関連して以下に記載されるかに関わらず、実施形態に関わらず有効である。
本発明の第2実施形態は、図2A及び図2Bに関連して記載されるだろう。それは、繰り返しになるが、前の実施形態と同じタイプのジャイロメータータイプのセンサーに関連し、その差異は、主として歪みゲージに関連する。
この実施形態において、異なって配置される4つの歪みゲージがあり、2つは、各々のピボット領域用であり、または、ピボットを形成する各々の領域の各々の延長部81、82用である。延長部82及びピボット5’は、アーム8’に対するピボット5及び延長部81と同一の、アーム8に対する相対配置を有する。図2Aに示された例では、2つのゲージ6、6’は、上部の第1のアーム8用のピボット5’の延長部82に直接付けられる。これらの2つのゲージの各々はまた、基板50に固定される。従って、アーム8の運動は、センサーの平面においてゲージ6、6’の各々に力を与える。これらの2つのゲージは、平面Sに対して及びZ軸に対して互いに対称的に配置される。2つのゲージ4、4’は、下部の第1のアーム8’用のピボットを形成する領域の延長部81に付けられる。これらの2つのゲージの各々はまた、基板50に固定される。下部の第1のアーム8’は、センサーの平面においてゲージ4、4’の各々に力を与える。これらの2つのゲージ4、4’は、平面Sに対して及びZ軸に対して互いに対称的に配置され、同様のことが2つのゲージ6、6’に当てはまる。
各々のゲージは、例えば、印加される歪みに従って抵抗が変化するタイプのものである。それで、このようなゲージは、有利には、例えば単結晶または多結晶シリコンであるピエゾ抵抗材料で作られ、又は、それは、カーボンナノチューブまたはシリコンナノワイヤなどで構成される。
使用されていない4つのゲージは、震動性の塊3、3’及びアーム8、8’によって形成される平面の近くに配置される。それらの正確な配置は、図2Cの配置でありえ、平面N2は、ゲージ及び塊3、3’の下部平面を構成する。あるいは、ゲージは、平面N1の付近に配置され、それは、その底部部分を構成する。
ゲージの各々の対において、歪みゲージは、基板に垂直な平面に対して相互に関連して対称的に載置され、ねじれ軸Zを通過し得る。しかしながら、図2Dに示されるように、その平面の何れかの側に配置され、基板に垂直で、ねじれ軸Zを通過するが、この平面に相互に関連して非対称的である、2つのゲージ4、4’のみを示す他の配置が可能である。図2Dのこの配置も、ゲージ6、6’に適用可能である。装置の回転Ω及び塊3、3’に加えられるコリオリ力は、ゲージ6、6’及び4、4’の各々の対の2つのゲージの1つにおける牽引力f及びゲージのこの同一の対の他のゲージにおける圧縮をもたらす。従って、歪みは、差動的に測定されることができる:すなわち、センサーは、各々の対のゲージの1つに加えられる歪みと、この同一の対のゲージの他の1つに加えられる歪みと、の間の差を測定するように載置されるだろう。
従って、各々の対における両方のゲージにおいて等しい、差動測定法においてそれらを相殺する寄生歪みの変化(例えば温度によって)からそれ自体を開放することが可能である;従って、2つの測定点によって、良好な測定精度を得ることが可能になる。2つのゲージが差動的に載置されるということもできる。
この差動的な組立体は、2つの共振器の2つの周波数をそれらの間で減じることを可能にする電気装置をその組立体に取り付けることによって、特に検出共振器タイプの歪みゲージを用いて可能である;それで、この測定された周波数変化は、ゲージによって見られる歪みに比例する。
可変抵抗を有する材料の歪みゲージの場合において、差動測定法は、ホイートストーンブリッジを用いて、各々の対のゲージにおいて行われ得る。
図2Bは、4つのブランチの各々が抵抗値Rを有する作動ホイートストーンブリッジの概略図を示す。ブリッジに対向する2つの点A及びB間の電圧測定VABは、値R(1+α)及びR(1−α)である、これらの2つの点の一方の何れかの側に配置され、互いに反比例して変化する抵抗器間の差2αRを測定することを可能にする。
図2Aの2つのゲージ4、4’はそれぞれ、差動ホイートストーンブリッジのアームを形成する。これらの2つのゲージの各々は、既知の値の抵抗Rに関連する。
この差動ホイートストーンブリッジを形成するために、電圧測定点Bは、ここでは、ピボット領域5’を延長する第1の領域の材料の部分81上において、2つのゲージ4及び4’間で選択される。2つのゲージ4、4’(延長部81の各々の側において)の位置のために、ピボット領域5’のねじれは、対向するこれらの2つのゲージに加えられる力をもたらす。
ホイートストーンブリッジは、図2Aに示されるように、2つの他の抵抗器140、140’を用いて形成される。測定の他の点Aは、これらの2つの抵抗器の間に位置する。
このように形成されたブリッジは、抵抗器間の抵抗変化2αRに戻ることを可能にし、その抵抗変化は、ピボット領域5のねじれによって引き起こされる、Z軸の周囲における延長部81の回転によって、歪みゲージ4、4’に与えられる。この方法は、例えば加速度または熱膨張のために、歪みゲージの他の抵抗変化からそれ自体を開放することができる。電流は、例えばゲージ4の1つによって供給され、この電流は、第2の歪みゲージ4’を通って出る。
図2Aに示されるような、2つのゲージ4、4’、6、6’の場合において、2つの抵抗変化測定を得ることができ、各々の対のゲージは、同一のホイートストーンブリッジ(フルブリッジと呼ばれる)に接続されることができる。有利には、例えば対4、4’または対6、6’である、1対のゲージのみが使用され得る。実際、ゲージの増加は、各々のゲージに加えられる歪みの対応する分割をもたらす。
本発明の第1の2つの実施形態において、回転軸に沿った延長部81、82の存在に加えて接続アーム8及び8’の存在は、Y軸に沿った加速度とZ軸の周囲におけるセンサーの回転との間を区別することを可能にする。両方の場合において、Yに沿った力は、塊に与えられる。
しかしながら、装置の全てに与えられる、Yに沿った加速度の場合において、塊3及び3’に与えられる力は、等しく、同一の値及び方向である。それで、第2の厚さの領域のねじれはなく、従って、歪みゲージにねじれは加わらない。実際には:−アーム8及び8’の何れかは、Y軸に沿ったそれらの剛性によって、Yに沿った運動の不存在を保証し、従って、塊の回転の不存在を保証する。−または、アーム8及び8’の剛性は不十分であるが、塊に与えられる力は等しく、塊3の回転運動は、塊3’のそれと反対であり;従って、ピボット領域におけるこれらの運動によって与えられる歪みは、それらを相殺し、それで、そのピボットに伝達される回転がない。
図2Cは、図2Aの矢印A、A’に沿った、図2Aの底面図である。しかしながら、一方でピボットを形成する領域5、5’によって及び他方でゲージ4、4’の端部によって本発明による装置が接続される基板50も図2Cに示される。実際には、基板との接続は、基板のN21表面に対して突出し、そのエッチングによって得られるピンまたはブロック501、501’、501’’を用いて行われる。
この図は、この装置が再び上部表面110(又は第1の表面)及び下部表面120(または第2の表面)を含むことを明確に示す。上部表面110は、平面N1にあり、下部表面120は、平面N2にある。図1Dに関連して並びに様々な部品の相対位置及びこれらの2つの平面に対してこの装置のZ軸の相対位置に関連して以上で行われた意見の全ては、ここで適用可能である。
しかしながら、この図2Cは、2つのゲージ4、4’が平面N2の付近に共に配置されることを示す。好ましくは、これらのゲージ及び塊3、3’は、基板50に対して、下部平面N2の同一側に配置される。ここで再び、このような配置は、エッチングによって、さらにこの装置の他の部品のようなゲージの実現に適合する。同一の意見は、他のアーム8’の付近に配置される一対のゲージ6、6’に当てはまる。
ゲージにおける圧力の印加の点の各々の位置に対する、図1Bに関連した上記の意見の全てがここで適用できる。特に、適用されるゲージの印加の様々な点を、互いに平行な異なる平面における同一の第1のアームと、回転軸Zを含み、この装置の第1の平面N1及び第2の平面N2(これらの2つの平面は、図2Cに示される)の各々に垂直である平面と、に対して配置することに関心がある。
本発明による装置の第3の実施形態は、図3Aの前面図に示される。
本発明の前の実施形態に記載された装置のようなこの装置は、3つの領域から構成される。それは、基本的に、XZ平面における寸法L及びlに加えて厚さTで上記に示されるものと同一の寸法を有する。
第1の領域は、この基板の平面に垂直な平面Sに相互に関連して対称的な2つの塊3、3’を含む。この平面と基板の平面との交点は、Z方向の軸を形成する。X軸及びY軸は、第1の実施形態で定義される。この第1の領域の厚さTは、数百nmから数十μmであり、例えば1μmである。
第1の領域は、X軸に沿って方向付けられる第1の接続アーム80、80’及び81、81’と、Z軸に沿って方向付けられる第2のアーム19、19’、190、190’、29、29’、290、290’とに加えて2つの塊を含む。
第1のアーム80、80’、81、81’の各々は、基本的にZ軸に垂直であるように、X方向に沿って細長い。塊の部品が使用されない場合に、これらのアームの各々は、塊の平面XZに配置される。これらのアームのうちの2つは、図3Aの正面図において、2つの塊3、3’の上(一方のアームが各々の塊の上)に配置され、他の2つのアームは、これらの同一の塊の下(一方のアームが各々の塊の下)に配置される。
第1のアームに垂直な第2のアーム19、19’、190、190’、29、29’、290、290’は、第1のアームの部品を塊3、3’に接続する。従って、これらの第2のアームの各々は、基本的にX軸に垂直になるように、Z軸に沿って細長い。これらの第2のアームはまた、塊の部品が使用されていない場合に、塊の平面にある。各々のアームは、ピボット軸Zに垂直なX方向において及びセンサーの平面において、図3Aの平面において、この同一の方向Xに沿ってそれにバネ機構を与える弾力性または可撓性を有する:これらのアームの各々は、この方向Xに沿って圧力が加えられた後に、図1Aに示されるような、すなわち基本的にZ方向に垂直である、その使用されていない位置に戻る。
使用されていない、第1及び第2のアームの組立体は、同一の平面、すなわち図3AのXZ平面にある。第2のアーム19、19’の2つは、第1の下部の第1のアーム8を塊3に接続し、2つの他の第2のアーム190、190’は、第1の上部の第1のアーム80をこの同一の塊3に接続する。他の4つの第2のアーム29、29’、290、290’は、塊3’と第2のアーム8’及び80’に対する同一の機能を保証する。示された実施形態において、各々の塊に4つの第2のアームがある。第2のアームの数は、異なり得る:それは、4よりも大きくあり得るが、それは、4未満でもあり得る。
第1の厚さTの、この装置の第1の領域は、塊、第1の接続アーム及び第2の接続アームである3つの部品を含む。この組立体は、基板のXZ平面に位置する。好ましくは、塊、第1のアーム及び第2のアームは全て、同一の厚さTを有する。これは、塊3、3’の面外運動(J、J’)において、その回転軸の周りにおける各々の塊の回転Ωをもたらし、測定を歪めるだろう、第1の接続アーム8、8’の屈曲を避けることを可能にする。
この装置は、塊3、3’がX軸に沿って振動することを引き起こす手段も含む。この手段の詳細については、第1の実施形態の上記の説明を参照されたい。ここで、この手段は、各々の塊3、3’の一側において、実際にはZ軸に対して最外側において、櫛状部を形成する、Z方向に平行な歯の列を含み得る。これらの櫛状部の対向する各々は、他の櫛状部10、11である。これらの櫛状部のフィンガーは、塊3、3’の端部に形成される歯にインターデジタルである。
第1の領域の厚さ以下である第2の厚さを有する第2の領域は、一方で第1の厚さの領域に接続され、他方で参照符号50によって全体的に示される基板に接続される。この領域は、塊3、3’が接続される第1のアーム80、80’、81、81’のヒンジ15、15’、25、25’を形成する。各々の塊は、この塊が接続される第1のアームを接続するヒンジによって定義された回転軸の周りで回転され得る。このために、各々の塊3、3’の回転軸は、既に記載された実施形態と異なり、Z軸に結合されない、又は、Z軸に全く一致しない。塊3、3’の2つの回転軸は、それぞれH及びH’によって示される。これらの軸は、Z軸に平行である。それらは、これらの層又は可動性の塊の平面に含まれる。
接続アーム80及び81を用いて震動性の塊3に接続されたヒンジ15及び25は、位置合わせされる:ヒンジ15によって可能となる回転の軸は、ヒンジ25の回転の軸と同じであり、それは、震動性の塊3においてZに平行な回転軸Hを含む。ヒンジ15’及び25’はまた、同様に位置合わせされ、震動性の塊3’においてZに平行な回転軸H’を形成する。
第2の厚さのヒンジまたは領域は、それらが、第1の接続アーム80、80’、81、81’に、軸H、H’の周りにおける回転以外のあらゆる運動を可能にしないようなものである。記載された実施形態において、各々のヒンジは、2つの部分から構成され、各々は、一方で接続アームに接続され、他方で基板50に接続され、X及びZに沿った運動を防止し、HまたはH’の周りにおける回転のみを可能にする。2つの平行な位置におけるこの実施形態の利点は、2つの部分25、25’、15、15’間に接続されるゲージ4を実現し位置合わせすることを可能にすることである。さらに、従って、図3Aに記載されるように、領域50におけるヒンジの固定点P、P’に関してゲージ4から固定点Pを電気的に絶縁することが可能である(実際、ヒンジは、点に縮小されない領域50における固定領域を有するが、“固定点”という表現は、ここでは短縮形で使用される)。この絶縁は、この装置の実現中に適切なエッチングを用いて得ることができる。単一のゲージ及び1つのヒンジ領域用にそこに記載されているものは、この装置の全てのヒンジ領域及び全てのゲージに適用することができる。
図3Cは、ゲージ4が2つのヒンジ25の組立体に関して側方にオフセットされた他の実施形態を示す;従って、このゲージは、もはや2つのヒンジの間に含まれない。ここで再び、例えば領域50を適切にエッチングすることによって、ヒンジの固定点P、P’に関して、基板50のゲージ4から固定点P4の電気絶縁を得る。ここで再び、これは、ゲージ及びヒンジ領域の全てに適用することができる。
あるいは、Zに沿った幅広いピボットを形成することによって、X及びZに沿った第1の接続アームの運動を制限することが可能であり、それにより、Zに沿った接続アームの全ての運動を防止する:例えば、単一のヒンジによって固定領域50にアーム81’を接続する2つのヒンジ15、15’を、Z軸における突起物において測定されるアーム81’の幅l81’に基本的に等しいZ軸に沿った長さに置き換える。それらは、図3D(アーム80の場合を示す)に示されるような、ゲージの位置合わせを考慮して若干小さい長さを有することができる。この場合、単一のヒンジに対するゲージ4の位置合わせは、ゲージを側方にオフセットすることによって得ることができる。ここで再び、例えば領域50の適切なエッチングによって、ヒンジの固定点Pに対する、基板50におけるゲージ4の固定点Pの電気絶縁を得る。ここで再び、この全ては、ゲージ及びヒンジ領域の全てに適用することができる。
より一般的には、この実施形態において、固定部分50におけるゲージの固定点は、この同一の固定部分におけるヒンジの固定点または固定領域から電気的に絶縁される。これは、以下によって得ることができる:
−図3Aの場合のように、ヒンジの固定部から絶縁される、固定部分における各々のゲージの固定部の中心位置合わせによるか;
−図3C及び図3Dの場合のように、ヒンジから電気的に絶縁され、固定部分における各々のゲージの固定分の中心を外れた位置合わせによって。
好ましくは、対応するゲージにおける第1のアーム(例えばアーム80)の支持点は、Z軸を含む平面Sに平行で、軸HまたはH’を含む、平面N1及びN2に垂直な平面(すなわち図3A、図3B、図3Cの各々に垂直な平面)に配置される。図3C及び図3Dの実施形態において、これは、領域50に向かうアーム80の端部の適切なエッチングによって得られ、それは、H軸の略上又は直上のゲージ4にアーム80の支持点P80を位置合わせすることを可能にする。
この実施形態において、軸H及びH’は、センサーの“内側”にあり、すなわち、これらの軸は、重心G及びG’を通るZに平行な2つの軸の間に配置される。有利には、震動性の塊が振動中でないとき、軸H及びH’は、結合構造体70の点C及びC’を通過し、それは、後に記載される。
第2の領域の厚さより厳密に小さい第3の厚さを有する領域は、X軸に沿って方向付けられ、一方で基板50に固定され、他方で第1の領域に、実際にはここでは2つの第1のアーム(アーム80及び80’)に固定される1つ又は幾つかの歪みゲージ4、4’を形成する。
使用することができるゲージのタイプは、既に上記されたものである。ホイートストーンブリッジによる測定は、図2A及び図2Bに関連して上記されたように、潜在的に実施し得る。しかしながら、好ましくは平面Sに対して対照的に配置される2つの歪みゲージ4、4’がある;少なくとも1つの歪みゲージは、各々の震動性の塊の歪みを測定するために割り当てられる。実際には、回転の軸H、H’は結合されず、ヒンジ領域は2つの塊の各々において異なる2つの塊の回転を可能にし、2つの塊の各々の運動は、後に記載される2つの塊の結合メカニズムにもかかわらず、好ましくは別個に測定される。
この実施形態において、歪みゲージは、好ましくは可変抵抗であり、及び、有利には、差動的な載置を容易にするためにピエゾ抵抗性である。全ての場合において、差動的な組立体は、既に上記に説明された利点を有する。検出モードの他の例は、第1の実施形態に関して提供された。
有利には、2つの塊3、3’の振動は、逆位相であり、すなわち、2つの塊は、同時にセンサーの外側に向かって共に位置する。言い換えると、2つの塊は、それらが使用されていないとき、Z軸に対してそれらが有する距離よりも大きい、Z軸からの距離に同時にある。
逆に、これらの2つの塊は、同時にセンサーの内側にある。言い換えると、2つの塊は、それらが使用されていないとき、Z軸に対してそれらが有する距離よりも小さい、Z軸からの距離に同時にある。
この逆位相振動を生成する手段は、2つの震動性の塊3、3’を結合するための構造体70を含む。この構造体は、2つの震動性の塊3または3’の第2の部分の、平面Sに対する対称的な運動をもたらす2つの塊3または3’の第1の部分のX軸に沿った運動を可能にする。このような基板70は、図3A及び以下の実施形態の枠組みにおいて記載されるが、構造体内に静電櫛状部10’、11がないのであるが、以前に記載された実施形態(図1Aから図2D)に適用することができる。
この結合構造体70は、センサーの対称性の平面Sに対して対称的である。
この構造体70は、さらに、平面S’に対して対称的であると共に、正規直交の符号XYZの方向Xを含み、2つの震動性の塊3、3’の重心を通過するセンサーの平面に垂直である。それは、特に、X軸に沿って方向付けられ、Z軸に沿って所定の可撓性を有する、平面S’に関して対称的な2つの固定アーム75及び75’を含む。これらの固定構造体75及び75’は、平面Sにおけるそれらの各々の中心D及びD’を有し、例えば基板50に埋め込まれた接続部によって、基板50に接続される。
平面S及びS’に対して対称的に、X軸及びZ軸に沿って弾力性のあり、X軸及びZ軸に対して傾斜して方向付けられた(例えばこれらの軸に対して45°において)4つの伝達アーム71、72、71’、72’は、塊の内縁の交点である点C及びC’を、固定アームの点D及びD’において、平面Sを有する塊3及び3’の側方櫛状部を支持する対向する内縁に連結する。これらの4つの伝達アームは、ダイアモンド形または菱形を形成する。有利には、点D、D’間の距離は、点C、C’間の距離に等しく、従って伝達アームは、正方形を形成する。
結合構造は、塊3の運動が、点Cにおいて結合構造体に力Iを与え、アーム71及び72の点CにおいてX軸に沿った運動を与えるように設計される。このような動作は、伝達アーム71及び72の方向付け並びにX及びZに沿ったそれらの可撓性と比較すると、それぞれの固定アーム75、75’に、Z軸の沿った力K及びK’を与える。これらのアームは、Z軸に沿って可撓性であり、力K及びK’は、固定アームの中心D及びD’における屈曲を与え、力K及びK’の方向に依存して(及び、従って、塊3、3’の運動の初期の方向に従って)、それらをより近づける又は遠ざけるようにする。この操作を示すために使用される例では、固定アームは、共に近づく。
固定アーム71’、72’の運動は、平面Sに対してアーム71、72の運動に対称的であろう。従って、Z軸に沿った運動を点D及びD’に伝達することによって、この運動は、伝達アーム71’及び72’に運動を与える。後者の部品の方向付け並びに軸X及びZに沿ったそれらの可撓性を考えると、それらは、塊3の運動によって点Cにおいて与えられる、X軸に沿った力I及び運動に対向するX軸に沿った力I’及び運動を、点C’において塊3’に与える。
その塊3を平面Sから離す運動の場合に示される、結合構造体70の操作は、この運動が塊3を平面Sに近づける又は元の運動が塊3’に加えられる場合、同一の論理に従う。
好ましくは、震動性の塊は、所定の例においてこの端部、容量性の櫛状部30及び11に提供される手段を用いてX軸に沿って対称的に振動することを引き起こされる。構造体70は、2つの塊の振動間の同期を保証する。結合構造体の厚さは、第1及び第2の領域のそれより小さいものであり得るが、必ずしも小さくはない。この厚さは、長さ、幅及び厚さの全てが寄生共振モードを考慮して、長さ、幅及び厚さ間の妥協に起因する。
操作中、塊3、3’は、上記の手段を用いて、X軸に沿って振動することが引き起こされる。この装置がヒンジの各々によって接続される基板50の回転Ω中に、コリオリ力(F=Ω∧Vなど)が生じ、これらの塊の各々に加えられる振動運動の方向Xに垂直で、回転軸Zの方向に垂直な、Y軸に沿った塊の各々をもたらす。
2つの塊の振動運動が逆位相であるとき、2つの塊は、Y軸に沿って反対の方向の運動を有する。
塊3、3’をY軸に沿って動かすことを引き起こすことは、第2及び第1のアームを動かすことを引き起こし、特にヒンジ5、5’、15、15’の周りで後者の部品が回転することを引き起こす。それは、センサーを形成する手段4、4’によって検出可能であるこの回転である。
図3Bは、図3Aの矢印A、A’に沿った図3Aの底面図である。しかしながら、一方でヒンジ25を形成する領域25、25’によって及び他方でゲージ4、4’の端部によって本発明による装置が接続される基板50が、この図3Bにも示される。
この装置が上部表面110(または第1表面)及び底部表面(第2表面)を含むことがこの図において実際に見ることができる。上部表面110は、平面N1にあり、下部表面120は、平面N2にある。図1Dに関連し、及び、この装置の異なる部品の相対位置及びこれらの2つの平面に対するこれらの軸の相対位置に対して以上で行われた意見の全ては、ここで適用可能である。特に、軸H及びH’の両方は、2つの平面N1及びN2に平行であってそれらの間のZ軸のように配置される。
また、基板の表面N21に対して突出し、元の基板のエッチングによって定義され得る、基板50の2つのピンまたはブロック500、500’が、この図に示される。一方でヒンジ25、25’及び他方で2つのゲージ4、4’は、これらのピンまたはブロックに接続される。また、この図は、このアーム80、80’が、回転が停止されることができる2つの軸H、H’の輪郭を示す。基板50に2つのアーム72、72’を接続するアーム75’がこの図で見られる(図3Aの構造体を参照)。このアーム75’は、ピンまたはブロック500、500’と同様の2つのピンまたはブロックに固定され得るが、図3Bでは見ることができない。
図2Cのように、2つのゲージ4、4’は、平面N2の近くに共に配置される。好ましくは、これらのゲージ及び塊3,3’は、基板50に対して下部平面N2の同一側に配置される。ここで再び、このような配置は、さらにこの装置の他の部品のように、エッチングによるゲージの実現に適合する。同一の意見が、他のアーム8’の付近に配置されるゲージ6、6’の対に当てはまる。
このゲージは、この固定点においてヒンジから電気的に絶縁される;これらは、配置される:
−固定部の中心領域においてヒンジから絶縁されるか(例えばエッチングによって);
−固定部の中心から外れた領域においてヒンジから絶縁される(例えばエッチングによって)。
図3Bと同様の視界は、図3Aの矢印B、B’に沿ってこの装置上から得ることができる。
本発明の実施形態にかかわらず、電圧供給装置は、塊の各々にその各々の平面における運動を与える櫛状部に電力供給することを可能にする。
さらに、使用されるセンサーは、例えばマイクロコンピューターである処理手段に接続され、それは、データを処理し、Z軸の周囲の装置によって経られる回転運動に関する情報を提供することを可能にする。
本発明による装置を実現する第1の方法は、図4Aから図4Gに関して記載されるだろう。それは、エッチングされたゲージの場合に対応する。ここでのゲージは、共振器タイプのものである。
この方法は、半導体材料(ここではシリコンであるが、この方法は、SiGeに適用することもできる)のエピタキシャル成長を実行する。
SOI基板200は、第1に選択される(図4A)。例えば、それは、1μmの厚さのSiO酸化物の層240に対して0.5μmの厚さのSiの層220を含む。
リソグラフィー、次いでSiの層220のエッチングは、検出共振器の部分300を画定するために行われる(図4A)。従って、この部分は、小さな厚さの表面半導体層に画定される。あるいは、この段階は、ピエゾ抵抗ゲージの一部を画定する。
このエッチングは、SiOの層240上で停止される。次いで、例えば0.5μmの厚さのSiOの層(図示されない)の堆積を進め、続いてSiの層220における停止を伴って平坦化を行い、次いで、例えば約0.4μmの厚さでSiOの堆積320を行う(図4B)。
次いで、SiOの層320において、電極の少なくとも一部を覆う、共振器上の突出部340のエッチングによってリソグラフィーを行う(図4C)。
次いで、シリコンエピタキシャル350は、初期の表面半導体層220上に形成される(図4D)。エピタキシャル成長された層の厚さは、層320の厚さより大きくありえ、例えば4μmである。
Ti/Ni/Au金属堆積、次いでエッチングによるリソグラフィーは、コンタクト360を形成するために行われる(図4E)。
次いで、機械的な構造体のリソグラフィー及び異方性のエッチング(例えば:DREE)が行われ(図4F)、SiOである二酸化物の層240上で停止する。この段階は、同一の操作中に、塊3、3’及びピボットまたはヒンジ5、5’、15、15’、25、25’35、35’、52、52’を形成する領域、同一の厚さの材料における第1及び第2アームを実現することを可能にする。また、可動性の塊3の歯100を認識する。
この装置は、この層240のHFエッチング(湿式または蒸気)によって最後に取り外され、同時に停止する。また、図6Gにおいて、装置の底部に位置するゲージを明確に見ることができる。
本発明による装置のあらゆる形状は、丁度記載されたような方法を調整することによって得てもよい。一般的に、−そこにある検出手段の少なくとも一部を実現するための、SOIの表面層のエッチング;次いで、このエッチングは、SOIの埋め込まれた絶縁層上で停止される;−場合によっては検出手段用の保護の前の形成を有する、エッチングされた表面層におけるSiのエピタキシャル成長された層の形成;−このエピタキシャル成長された層におけるコンタクトの起り得る形成、次いで、機械的構造体のエッチング(可動性の塊、軸、アーム;など);−埋め込まれた酸化物層のエッチングによる組立体の取り外し;を行う。
この方法は、励起及び検出電極の形成用の段階を取り除くことによってピエゾ抵抗性のゲージの場合に適合され得る。また、それは、堆積によって得られるゲージに適合され得る。
本発明の装置は、塊の寄生性の運動を制限するための手段を含み得る。この手段は、回転軸の外側の運動を妨げるスプリング要素を特に含み得る。
他の側面によれば、本発明による装置(図3の装置を除いて)は、この層若しくは可動性の塊の平面に含まれる回転軸に又はヒンジに基本的に垂直な、歪みゲージを形成する第3の領域を含む。さらに、実施形態の全てにおいて、これらのゲージは、構造体の平面に含まれ、第2の回転軸に対応する回転の軸に、又は、固定された部品に可動性の部品を接続する領域に垂直である。これは、ゲージの固定部に対してオフセットされる回転の軸を引き起こし、面外運動に対するこの装置の感度を許容する、第2及び第3領域間の異なる厚さの使用によって可能である。
3、3’ 塊
4 歪みゲージ
5、5’ 領域
8、8’、19、19’、29、29’、190、190’、290、290’ 接続アーム
10、10’、11、11’ 櫛状部
40 ゲージ
42 測定手段
50 固定部
81 延長部
100 歯

Claims (19)

  1. 第1の軸(Z)の周りの回転を検出するための、ジャイロメータータイプの装置であって、この装置は、基板から実現され、
    (a)第1の厚さを有し、
    −使用されていない平面を画定する少なくとも1つの塊であって、この平面に含まれる回転の第2の軸(Z、H、H’)から所定の距離に配置され、前記回転の第1の軸(Z)に垂直なこの平面において振動することが引き起こされることができる塊と、
    −前記回転の第2の軸(Z、H、H’)に前記塊を接続するための少なくとも2つの接続アームと、
    を含む、厚い領域と呼ばれる第1の領域と、
    (b)その平面において前記塊が振動することを引き起こす手段と、
    (c)前記回転の第2の軸(Z、H、H’)の周りの回転のための前記基板との少なくとも1つの接続を形成する、前記アームの少なくとも1つのための、第2の厚さの第2の領域であって、前記第1の領域の厚さ以下の厚さを有する第2の領域と、
    (d)前記回転の第2の軸の周りの前記回転運動を検出するための、少なくとも1つの吊るされたタイプの歪みゲージを形成し、前記第2の領域の厚さより小さい厚さを有する、薄い領域と呼ばれる第3の領域であって、
    −前記基板の平面に平行な平面に延長し、前記回転の軸を含まず、
    −前記回転の第2の軸に垂直な平面に延長し、
    −一方で前記第1及び第2の領域の一方に、他方で前記基板に接続される第3の領域と、
    を備える装置。
  2. 前記第1の領域が2つの塊を含み、各々の塊が、この塊の回転の第2の軸(Z、H、H’)から所定の距離に使用されていない状態で配置され、これらの2つの塊の各々とその回転の第2の軸(Z、H、H’)との間の2つの距離が等しい、請求項1に記載の装置。
  3. 前記2つの塊が、前記回転の第1の軸と共通の回転の第2の共通の軸(Z)を有し、前記2つのアームの各々が、前記2つの塊の各々を前記回転の第2の共通の軸に接続する、請求項2に記載の装置。
  4. 回転運動を検出するための少なくとも2つのゲージを備え、これらの2つのゲージが差動的に載置される、請求項3に記載の装置。
  5. 回転の第2の軸(H、H’)を有する前記2つの塊が、互いに異なり、互いに平行であり、及び、前記回転の第1の軸に平行であり、前記第1の領域が、その回転の第2の軸に各々の塊を接続するための2つのアームを含む少なくとも4つのアームを含む、請求項2に記載の装置。
  6. 逆位相の前記2つの塊を結合する結合装置を含む、請求項5に記載の装置。
  7. 各々の塊の前記回転運動を検出するための少なくとも1つのゲージを含む、請求項5に記載の装置。
  8. 前記少なくとも1つの歪みゲージが、単結晶若しくは多結晶シリコンなどのピエゾ抵抗材料で作られ、あるいは、シリコンナノワイヤ、単結晶若しくは多結晶SiGe、または、カーボンナノチューブで作られる、請求項1に記載の装置。
  9. 前記少なくとも1つの歪みゲージが、少なくとも1つの振動ストリップ、励起手段及び振動検出器を含む検出共振器を備える、請求項1に記載の装置。
  10. 前記振動ストリップの励起及び/又は前記共振の検出が、前記振動ストリップに対して、前記振動の方向において配置された少なくとも1つの電極を用いて静電的に行われる、請求項9に記載の装置。
  11. 前記振動ストリップ上に配置される、前記共振を検出するためのピエゾ抵抗装置を含む、請求項9に記載の装置。
  12. 前記少なくとも1つの歪みゲージ及び前記第1の領域が、前記基板に対する前記第1の領域の下部平面(N2)である共通の平面に対して同一の側に位置する、請求項1に記載の装置。
  13. 前記第1の領域が、上部平面(N1)と下部平面(N2)との間に位置し、前記回転の軸(Z、H、H’)が、これらの2つの平面に平行な平面にある、請求項1に記載の装置。
  14. 前記ゲージの各々において生成される前記歪みの印加(P)の点が、前記回転の軸(Z、H、H’)を含む平面に平行で、前記上部平面(N1)及び前記下部平面(N2)の各々に垂直である平面にあり、または、前記回転の軸(Z、H、H’)を含む平面に平行で、前記上部平面(N1)及び前記下部平面(N2)の各々に垂直である平面にある、請求項13に記載の装置。
  15. 接続アーム毎に単一のゲージを含み、このゲージにおける前記歪みの印加の点が、前記回転の軸を通る平面に結合され又はその平面と異なる、前記回転の軸(Z、H、H’)を含む平面に平行で、前記上部平面(N1)及び前記下部平面(N2)の各々に垂直な平面にある、請求項14に記載の装置。
  16. 接続アーム毎に幾つかのゲージを含み、これらのゲージにおける前記歪みの印加の点が、前記回転の軸を含む平面と異なる、前記回転の軸(Z、H、H’)を含む平面に平行で、前記上部平面(N1)及び前記下部平面(N2)の各々に垂直な平面にある、請求項15に記載の装置。
  17. 前記第3の領域の厚さが、前記第2の領域の厚さの半分以下である、請求項1に記載の装置。
  18. 第1の軸(Z)の周りの回転を検出するための、ジャイロメータータイプの装置であって、この装置は、基板から実現され、
    (a)第1の厚さを有し、使用されていない平面を画定する2つの塊であって、前記2つの塊の各々が使用されていない状態で、この塊の回転の第2の軸(Z、H、H’)から所定の距離に配置されると共に前記平面に含まれ、これらの2つの塊の各々とその回転の第2の軸(Z、H、H’)との間の前記2つの距離が等しく、前記2つの塊の各々が、前記回転の第1の軸(Z)に垂直なこの平面において振動することが引き起こされることができる2つの塊であって、前記回転の第1の軸と共通の回転の第2の共通の軸(Z)を有し、前記2つのアームの各々が、前記2つの塊の各々を前記回転の第2の共通の軸に接続する2つの塊と、
    −前記回転の第2の軸(Z、H、H’)に前記2つの塊を接続するための少なくとも2つの接続アームと、
    を含む、厚い領域と呼ばれる第1の領域と、
    (e)それらの平面において前記塊が振動することを引き起こす静電性の櫛状部と、
    (f)前記回転の第2の軸(Z、H、H’)の周りの回転のための前記基板との少なくとも1つの接続を形成する、前記アームの少なくとも1つのための、第2の厚さの第2の領域であって、前記第1の領域の厚さ以下の厚さを有する第2の領域と、
    (g)前記回転の第2の軸の周りの前記回転運動を検出するための、少なくとも1つの吊るされたタイプの歪みゲージを形成し、前記第2の領域の厚さより小さい厚さを有する、薄い領域と呼ばれる第3の領域であって、
    −前記基板の平面に平行な平面に延長し、前記回転の軸を含まず、
    −前記回転の第2の軸に垂直な平面に延長し、
    −一方で前記第1及び第2の領域の一方に、他方で前記基板に接続される第3の領域と、
    を備える装置。
  19. 第1の軸(Z)の周りの回転を検出するための、ジャイロメータータイプの装置であって、この装置は、基板から実現され、
    (a)第1の厚さを有し、使用されていない平面を画定する2つの塊であって、前記2つの塊の各々が使用されていない状態で、この塊の回転の第2の軸(Z、H、H’)から所定の距離に配置されると共に前記平面に含まれ、これらの2つの塊の各々とその回転の第2の軸(Z、H、H’)との間の前記2つの距離が等しく、前記2つの塊の各々が、前記回転の第1の軸(Z)に垂直なこの平面において振動することが引き起こされることができる2つの塊であって、互いに異なる回転の第2の軸(H、H’)を有し、前記第1の領域が、その回転の第2の軸に各々の塊を接続するための2つのアームを含む少なくとも4つのアームを含む、2つの塊と、
    −前記回転の第2の軸(Z、H、H’)に前記2つの塊を接続するための少なくとも2つの接続アームと、
    を含む、厚い領域と呼ばれる第1の領域と、
    (h)それらの平面において前記塊が振動することを引き起こす静電性の櫛状部と、
    (i)前記回転の第2の軸(Z、H、H’)の周りの回転のための前記基板との少なくとも1つの接続を形成する、前記アームの少なくとも1つのための、第2の厚さの第2の領域であって、前記第1の領域の厚さ以下の厚さを有する第2の領域と、
    (j)前記回転の第2の軸の周りの前記回転運動を検出するための、少なくとも1つの吊るされたタイプの歪みゲージを形成し、前記第2の領域の厚さより小さい厚さを有する、薄い領域と呼ばれる第3の領域であって、
    −前記基板の平面に平行な平面に延長し、前記回転の軸を含まず、
    −前記回転の第2の軸に垂直な平面に延長し、
    −一方で前記第1及び第2の領域の一方に、他方で前記基板に接続される第3の領域と、
    を備える装置。
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