JP2010169610A - 表面検査装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 照明系や受光系を構成する光学素子(凹面鏡)の検査精度を向上させることができる表面検査装置を提供する。
【解決手段】 ウェハWの表面を検査するための表面検査装置であって、ウェハWを支持するステージ10と、ウェハWを検査するための光を射出する光源22と、ステージ10に支持されたウェハWの表面を光源22からの光で照明する照明系20と、照明されたウェハWの表面からの光を所定の撮像面上に結像させる受光系30と、前記撮像面上に結像した像を撮像する撮像部32と、撮像部32で撮像された像に基づいてウェハW表面の検査を行う検査部(画像処理部45、中央制御部50及び表示部60)と、照明系20を構成する照明側凹面鏡26及び受光系30を構成する受光側凹面鏡31の少なくとも一方を観察する観察部40とを有する。
【選択図】図1

Description

本発明は、半導体製造工程において半導体ウェハ等の基板表面を検査する表面検査装置に関する。
上述のような表面検査装置として、光源で発光した照明光を照明側凹面鏡で平行光とし、このテレセントリックな照明光でシリコンウェハの表面を照明し、このとき当該シリコンウェハの表面に形成された繰り返しパターンから発生するテレセントリックな回折光を受光側凹面鏡で集光して撮像し、撮像面内における輝度変化から繰り返しパターンの良否判断を行う表面検査装置が知られている(例えば、特許文献1及び2を参照)。このような表面検査装置では、繰り返しパターンのピッチの微細化に伴って、回折光を発生させるために照明光の波長が紫外線の領域まで短波長化している。
特開2008−14768号公報 特開2007−142292号公報
ところで、光学素子は、有機系のガスに触れるとその表面に有機系の物質が留まる性質を持っている。特に、硫安(硫化アンモニウム)等の有機物質は、光学素子表面に付着するとその剥離は非常に困難であり、例えば照明光として使用する紫外線を照射し続けるとさらに光学素子表面に固着して、所謂曇りを生じてしまう。このような曇りが照明側凹面鏡や受光側凹面鏡に発生すると、上述のようなテレセントリックな光(受光光や回折光)の一部について反射率が変わってしまい、撮像面内における輝度に影響を与え、ひいては基板の繰り返しパターンについて良否の判断精度が低下するおそれがあった。
本発明は、このような問題に鑑みてなされたものであり、照明系や受光系を構成する光学素子(凹面鏡)の検査精度を向上させることができる表面検査装置を提供することを目的とする。
このような目的達成のため、基板の表面を検査するための表面検査装置であって、前記基板を支持するステージと、前記基板を検査するための光を射出する光源と、前記ステージに支持された前記基板の表面を前記光源からの光で照明する照明系と、前記照明された前記基板の表面からの光を所定の撮像面上に結像させる受光系と、前記撮像面上に結像した像を撮像する撮像部と、前記撮像部で撮像された像に基づいて前記基板表面の検査を行う検査部と、前記照明系及び前記受光系の少なくとも一方を構成する光学素子を観察する観察部とを有する。
なお、前記光学素子は、凹面鏡であることが好ましい。
また、前記光学素子は、前記光源からの光により照明され、前記観察部は、前記照明された前記光学素子の表面からの光に基づき、該素子を観察することが好ましい。
また、前記光学素子は、前記ステージに載置したミラー基板で正反射させた前記光源からの光により照明されていることが好ましい。
また、前記観察部は、少なくとも観察方向を、前記照明系を観察する方向と前記受光系を観察する方向とに切り替え可能な方向切替部に保持されていることが好ましい。
また、前記観察部は、焦点位置を調節する焦点調節部を有し、該焦点調節部により焦点位置を調整しながら前記光学素子を観察することが好ましい。
本発明によれば、照明系や受光系を構成する光学素子(凹面鏡)の劣化を検出でき検査信頼性の低下を抑制可能な表面検査装置を提供することができる。
以下、図面を参照して本発明の好ましい実施形態について説明する。
第1の実施形態に係る表面検査装置は、被検基板である半導体ウェハW(以下、ウェハWと称する)の表面を検査するものであり、図1に示すように、略円盤形のウェハWを支持するステージ10を備える。ウェハWは、不図示の搬送装置によって不図示の収納部から搬送されてステージ10の上に載置されるとともに、不図示のステージ10に設けられた保持機構によって真空吸着により固定保持される。ステージ10は、ウェハWの回転対称軸(ステージ10の中心軸)を回転軸として、ウェハWを回転(ウェハWの表面内での回転)可能に支持する。また、ステージ10は、ウェハWの表面を通る軸を中心に、ウェハWをチルト(傾動)させることが可能であり、照明光の入射角を調整できるようになっている。
そして、表面検査装置は、ステージ10に支持されたウェハWの表面に照明光(紫外光・白色光)を平行光として照射する照明系20と、照明光の照射を受けたときのウェハWからの回折光及び正反射光を集光する受光系30と、受光系30により集光された光を受けてウェハWの表面の像を撮像する撮像部32と、照明系20を構成する凹面鏡26及び受光系30を構成する凹面鏡31の観察を行う観察部40と、これを観察方向自在に保持する雲台44と、画像処理部45と、中央制御部50と、表示部60とを有して構成される。
なお、中央制御部50は、照明系20、受光系30、観察部40、雲台44、画像処理部45、表示部60等に電気的に接続されており、これらに対して信号の通信及び電力の供給を行っている。
照明系20は、照明光を射出する照明ユニット21と、照明ユニット21から射出された照明光をウェハWの表面に向けて反射させる照明側凹面鏡26とを有して構成される。照明ユニット21は、メタルハライドランプや水銀ランプ等の光源部22と、光源部22の光から紫外領域の波長を有する光及び白色光を抽出する波長選択部23と、波長選択部23を通過した光の強度を調節するニュートラルデンシティーフィルタ等からなる調光部24と、調光部24からの光を照明光として照明側凹面鏡26へ導く導光ファイバ25とを有して構成される。このような構成の照明系20によれば、光源部22からの光は波長選択部23と調光部24を通過し、紫外領域の波長(例えば、248mmの波長)を有する紫外光が照明光として導光ファイバ25から照明側凹面鏡26へ射出される。ここで、導光ファイバ25の射出部は照明側凹面鏡26の焦点面に配置されているため、照明光は照明側凹面鏡26により平行光束となって、ステージ10に保持されたウェハWの表面に照射される。なお、ウェハWに対する照明光の入射角と射出角との関係は、ステージ10をチルト(傾動)させてウェハWの載置角度を変化させることにより、調整可能である。
受光系30は、ウェハWの表面からの射出光(回折光・正反射光)を集光するものであり、ステージ10に対向して配設された受光側凹面鏡31を主体に構成され、受光側凹面鏡31により集光された射出光(回折光・正反射光)を撮像部32の撮像面上へと導き、該面上にてウェハWの像(回折像・正反射像)を結像する。
観察部40は、照明系20を構成する凹面鏡26及び受光系30を構成する凹面鏡31の少なくとも一方における、曇りの発生の有無を観察するものである。観察部40は、照明系20や受光系30からの光が入らない位置に設けられ、焦点位置が調節可能(つまり異なる距離の対象物に合焦可能)なフォーカス部42と、フォーカス部42によって所定の撮影面上に結像させた像を受光する受光部43とを有して構成されている。また、観察部40は、観察方向を自由に切り替え可能な(すなわち、少なくとも観察方向を、照明系20を観察する方向及び受光系30を観察する方向に切り替え可能な)雲台44に保持されている。雲台44は、観察部40を装着可能な台座(不図示)と、前記台座を水平方向軸周り及び垂直方向軸周りに回動自在に駆動する駆動部(不図示)とを有し、中央制御部50により前記駆動部を制御して前記台座を回動駆動することにより、観察部40の観察方向を自在に切り替えている。
なお、観察部40として、CCDやCMOSを受光素子(受光部43)として備える、所謂デジタルカメラを用いることができる。
次に、実際の回折検査について説明する。回折検査では、まず、不図示のウェハ搬送機構によりステージ10の上に搬送する。なお、本実施形態においては、搬送の途中で、不図示のアライメント機構によりウェハW上に形成されているパターンの位置情報を取得しているため、ウェハWをステージ10上の所定位置に、所定方向を向けて置くことができる。
次に、ウェハWの表面上における照明方向とパターンの繰り返し方向とが一致するようにステージ10を回転(チルト)させる。このとき、パターンのピッチPとし、ウェハWの表面に照射する照明光の波長をλとし、照明光の入射角をθ1とし、n次回折光の射出角をθ2としたとき、ホイヘンスの原理より、次式(1)を満足するように、ステージ10のチルトの設定を行う。
P=n×λ/{sin(θ1)−sin(θ2)} …(1)
上記条件設定後、ウェハWの表面に照明光を照射すると、照明ユニット21における光源部22からの光は、波長選択部23と調光部24を通過し、紫外領域の波長(例えば、248nmの波長)を有する光(紫外光)が照明光として、導光ファイバ25から照明側凹面鏡26へ射出され、照明側凹面鏡26で反射した照明光が平行光束となって、ウェハWの表面に照射される。
ウェハWの表面から射出された回折光は、受光側凹面鏡31により集光され、撮像部32の結像レンズ34により撮像素子36の撮像面上にウェハWの表面の像として結像され、撮像素子36により撮像される。このとき撮像素子36は、前記撮像面上に形成されたウェハWの像を光電変換して画像信号を生成し、この画像信号を画像処理部45に出力する。画像処理部45は、画像信号に基づいてウェハWの検査像を形成し、これを中央制御部50に送る。中央制御部50は、予め記憶している良品像と検査像とを比較して所定の輝度差以上の画素を検出し、表示部60にウェハWの外周を示す線と共に、検出された所定の輝度差以上の画素に対応する部分に異常を示す表示を行う。
続いて、照明側凹面鏡26と受光側凹面鏡31の曇り(汚れ)を検査するメンテナンスモード1について説明する。なお、図2は、メンテナンスモード1の手順を示すフローチャートである。中央制御部50はメンテナンスモード1の実行指示を受けると、図2に示すように、ステップS12(以下、ステップをSと略する)でステージ10上にウェハWがあるかを確認する。なお、ステージ10上におけるウェハWの有無を、シーケンス的に確認してもよいし、ステージ10上でウェハWが真空吸着により固定保持されているかを不図示の真空度センサで検出することにより確認してもよい。S12でステージ10上にウェハWがあると確認された場合は、S14に進んでウェハWをステージ10上から降ろして不図示の収納部に収納し(アンロードし)、S16に進む。また、S12でステージ10上にウェハWがないとされた場合は、S16に進む。S16では、ミラー基板M(図1参照)を収納部からステージ10上に不図示の搬送機構を用いて搬送し、S18に進む。
ここで、凹面鏡観察に用いるミラー基板Mとは、ウェハWよりも若干大きな径を有した円盤であり、一方の面が高い平面度を有する面に高精度な反射膜が施された所謂ミラー面で構成され、他方の面が前記ミラー面に対して平行度の高い面で構成されている。なお、ミラー基板Mは、平行な円盤状のガラス基板の片面に、銀やアルミニウムといった反射精度の高い物質を蒸着等の手法により薄膜状に設けることで作製できる。また、ミラー基板Mの径をウェハWの系よりも大きくしたのは、観察対象の凹面鏡26,31のウェハWの観察に用いる領域より広い範囲に照明光を当てて、観察範囲を広げるためである。
S18では、ステージ10を正反射像を検査する状態にする。なお、正反射像を検査する状態とは、ステージ10上のミラー基板Mから見た照明側凹面鏡26の中央部への角度(入射角)と、受光側凹面鏡31の中央部への角度(射出角)とを同じにすることである。続いて、S20に進み、波長選択部23で白色光を透過する選択をし、調光部24で透過光量を100%に設定した後、不図示のシャッタを開状態にして、照明側凹面鏡26,ミラー基板M及び受光側凹面鏡31を照明する。なお、光源部22は、光の供給を安定化させるために常時点灯している。
次に、S22に進み、雲台44を回転駆動させ、観察部40の観察方向を照明側凹面鏡26に向けて、該凹面鏡26の観察を行う。ここで、照明側凹面鏡26の観察手順を、図3のフローチャートに示す。照明側凹面鏡26の観察が開始されると、まずS102で観察部40の観察中心、すなわちフォーカス部42の光軸と照明側凹面鏡26の中央部とを一致させる。続いてS104で照明側凹面鏡26の中央部表面に焦点位置を合わせる。ここで、照明側凹面鏡26に汚れ等が付着していない場合は、反射光が観察部40に達しないため、オートフォーカス機能を使うことはできない。そのため、照明側凹面鏡26の中央部表面に焦点位置を合わせる焦点位置情報を、予め観察部40内の不図示の記憶部に記憶しておく。次に、S106に進み、合焦範囲の像を受光部43で受けて光電変換した後に、画像処理部45に記憶する。
ここで、合焦範囲について、図5(A)及び(B)を用いて説明する。例えば、図5(A)に示すように、照明側凹面鏡26の中央部に焦点が合っているときに、観察部40を構成するフォーカス部42の焦点深度がΔである場合、凹面鏡26の中央部から深さΔの範囲Aに焦点が合っている。この状態を照明側凹面鏡26の正面から見たとき、鏡面のどの範囲に焦点が合っているかを示したものが図5(B)であり、市松模様の部分A´である。なお、実際には、観察部40は照明側凹面鏡26を斜めの角度から観察するので合焦範囲は円形とならないが、理解を容易にするために便宜上、図5(B)では照明側凹面鏡26を正面から観察した図を用いて説明した。
次に、S108に進み、焦点位置が観察終了位置に達しているかを判断する。初回では焦点位置が観察終了位置に達していないため、S110でフォーカス部42は焦点位置を焦点深度分Δだけ観察部40側に近づけ、S106に戻る。S106では前述の通り、合焦範囲の像を受光部43で受けて光電変換した後に、画像処理部45に記憶する。S106〜S110を繰り返し、S108で焦点位置が観察終了位置に達したときに、照明側凹面鏡26の観察(すなわちS22)を終了する。なお、観察終了位置とは、観察部40に最も近い位置にある照明側凹面鏡26の外周部が合焦範囲内に入る位置である(図5(A)で示す範囲B及び図5(B)で示す斜線範囲B´が焦点範囲となったときである)。
上記のようにS22の照明側凹面鏡26の観察が終了すると、図2に示すメンテナンスモード1のメインルーチンに戻り、続いてS24で受光側凹面鏡31の観察を行う。受光側凹面鏡31の観察手順を図4のフローチャートに示す。なお、受光側凹面鏡31の観察の流れは、上述した照明側凹面鏡26の観察の流れと同様であるため、重複する説明は適宜省略する。雲台44を回転駆動させ、観察部40の観察方向を受光側凹面鏡31に向けて、該凹面鏡31の観察が開始されると、まずS132で観察部40の観察中心、すなわちフォーカス部42の光軸と受光側凹面鏡31の中央部とを一致させる。続いてS134で照明側凹面鏡26の中央部表面に焦点位置を合わせる。そして、受光側凹面鏡31の中央部表面に焦点位置を合わせる焦点位置情報を予め観察部40内の不図示の記憶部に記憶し、S136で合焦範囲の像を受光部43で受けて光電変換した後に、画像処理部45に記憶する。続いて、S138に進み、焦点位置が観察終了位置に達しているかを判断する。初回では焦点位置が観察終了位置に達していないため、S140でフォーカス部42は焦点位置を焦点深度分Δだけ観察部40側に近づけ、S136に戻る。S136〜S140を繰り返し、S138で焦点位置が観察終了位置に達したときに、受光側凹面鏡31の観察を終了する。
上記のようにS24の受光側凹面鏡31の観察が終了すると、図2に示すメンテナンスモード1のメインルーチンに戻り、続いてS26に進み、照明側凹面鏡26について得られた合焦範囲の像を画像処理部45により合成して1枚の合成画像とする。受光側凹面鏡31についても、同様に合成画像を作成する。そして、これら合成画像は中央制御部50に送られる。中央制御部50では、各合成画像において所定輝度以上である画素を検出するとともに、所定輝度以上であると検出された画素を異常、すなわち曇りが発生しているとみなして、その旨を表示部60に表示させる。本実施形態では、表示部60において、照明側凹面鏡26又は受光側凹面鏡31の輪郭を示す線と共に、この輪郭線に対する相対的な異常画素の発生位置を表示する。続いて、S28に進み、ミラー基板Mをステージ10上から降ろして収納し(アンロードし)、メンテナンスモード1の処理を終了する。
次に、図6を用いて、上述のメンテナンスモード1とは異なる、照明側凹面鏡26と受光側凹面鏡31の曇り(汚れ)を観察するメンテナンスモード2を行う、第2の実施形態に係る表面検査装置について説明する。但し、装置構成は、上述の第1の実施形態と同様であるため、説明は省略する。
メンテナンスモード1とメンテナンスモード2との違いは、照明側凹面鏡26の観察と受光側凹面鏡31の観察とをそれぞれ1回ずつ終えた後に、ミラー基板Mを90度回転させて再び、照明側凹面鏡26の観察と受光側凹面鏡31の観察を行う点にある。
以下、メンテナンスモード2の手順を、図6に示すフローチャートを用いて説明する。なお、メンテナンスモード2の手順において、メンテナンスモード1の手順と重複するものについては、適宜説明を省略する。
メンテナンスモード2が開始されると、メンテナンスモード1と同様に、照明側凹面鏡26の観察と受光側凹面鏡31の観察を行う。但し、S202とS12、S204とS14、S206とS16、S208とS18、S210とS20、S212とS22、S214とS24は同じ工程であるため、説明を省略する。S216で、ステージ10にミラー基板Mを保持したまま、ステージ10を90度回転させる。ステージ10の回転方向は時計回りでも反時計回りでも構わないが、その方向は中央制御部50に予め記憶される。そして、再び、S218で照明側凹面鏡26の観察を行い、S220で受光側凹面鏡31の観察を行う。但し、S218とS22、S220とS24は同じ工程であるため、説明を省略する。
次に、S222に進み、照明側凹面鏡26と受光側凹面鏡31のそれぞれについて、得られた合焦範囲の像を画像処理部45で合成して1枚の合成画像とする。すなわち、メンテナンスモード2においては、ミラー基板Mの回転前における照明側凹面鏡26の合成画像及び受光側凹面鏡31の合成画像と、ミラー基板Mの回転後における照明側凹面鏡26の合成画像及び受光側凹面鏡31の合成画像との、計4枚の合成画像が得られる。これら4枚の合成画像は画像処理部45から中央制御部50に送られる。中央制御部50では画像処理部45から送られた4枚の合成画像を記憶部(不図示)に保管するとともに、受光側凹面鏡31についてミラー基板Mの回転前の合成画像と回転後の合成画像とを比較する。ここで、ミラー基板Mに問題がなければ、同じ受光側凹面鏡31を観察しているので、同じ合成画像が得られるはずである。しかしながら、ミラー基板Mに問題があると、一方の合成画像では輝度異常がある部分が、他方の合成画像では輝度異常が検出されないという現象が発生する。このような場合、ミラー基板Mの一部に反射が低い部分があることが予想されるため、いずれかの合成画像に所定閾値以上の輝度異常がある部分を、第1の実施形態と同様に表示部60で表示するとともに、ミラー基板Mに異常がある旨の表示を行う。照明側凹面鏡26についても、受光側凹面鏡31と同様に観察し、観察結果に応じて表示部60に表示する。そして、S224に進み、ミラー基板Mをステージ10上から降ろして収納し(アンロードし)、メンテナンスモード2の処理を終了する。
このように、第2の実施形態(メンテナンスモード2)では、ミラー基板Mを回転させた前後で照明側凹面鏡26及び受光側凹面鏡31を観察しているため、ミラー基板Mの異常をより正確に検出することができる。さらに、照明側及び受光側それぞれの凹面鏡26,31を2回ずつ観察しているので、観察精度をより上げることができる。
続いて、図7を用いて、上述のメンテナンスモード1とは異なる、照明側凹面鏡26と受光側凹面鏡31の曇り(汚れ)を観察するメンテナンスモード3を行う、第3の実施形態に係る表面検査装置について説明する。但し、装置構成は、上述の第1の実施形態と同様であるため、説明は省略する。
メンテナンスモード1とメンテナンスモード3との違いは、照明側凹面鏡26の観察と受光側凹面鏡31の観察をそれぞれ1回ずつ終えた後に、ステージ10をチルト駆動(傾動)して、照明側凹面鏡26で反射した光をミラー基板Mで反射させて再び照明側凹面鏡26を照明する点にある。
以下、メンテナンスモード3の手順を、図7に示すフローチャートを用いて説明する。なお、メンテナンスモード3の手順において、メンテナンスモード1の手順と重複するものについては、適宜説明を省略する。
メンテナンスモード3が開始されると、メンテナンスモード1と同様に、照明側凹面鏡26の観察と受光側凹面鏡31の観察を行う。但し、S302とS12、S304とS14、S306とS16、S308とS18、S310とS20、S312とS22、S314とS24は同じ工程であるため、説明を省略する。S316で、ミラー基板Mを保持するステージ10をチルト駆動(傾動)して、照明側凹面鏡26からのテレセントリックな光がミラー基板Mに対して垂直に入射するように調整する。つまり、照明側凹面鏡26からのテレセントリックな光で、再び照明側凹面鏡26を照明する。
次に、S318に進み、S312と同様に照明側凹面鏡26を観察する(すなわち、S22を実行する)。そして、S320に進み、照明側凹面鏡26と受光側凹面鏡31のそれぞれについて得られた合焦範囲の像を画像処理部45で合成して1枚の合成画像とする。すなわち、メンテナンスモード3においては、照明側凹面鏡26の合成画像2枚と、受光側凹面鏡31の合成画像1枚との、計3枚の合成画像が得られる。これら3枚の合成画像は中央制御部50に送られる。中央制御部50は、画像処理部45から送られた3枚の合成画像を記憶部(不図示)に保管するとともに、これら3枚の画像についてそれぞれ所定の閾値以上の輝度を有する輝度異常画素を検出する。そして、照明側凹面鏡26については2枚の合成画像に基づいていずれか輝度異常のある部分を、受光側凹面鏡31については1枚の合成画像に基づいて輝度以上のある部分を、それぞれ第1の実施形態と同様に表示部60に表示する。そして、S322に進み、ミラー基板Mをステージ10上から降ろして収納し(アンロードし)、メンテナンスモード3の処理を終了する。
このように、第3の実施形態(メンテナンスモード3)では、照明側凹面鏡26を異なる方向から同時に照明した状態で観察できるため、1方向からの照明よりも異常検出精度を高くすることができる。また、受光側凹面鏡31よりも強い紫外線を受けるため、劣化(曇りの発生)が速いと考えられる照明側凹面鏡26をより精密に観察できる。
なお、上述の各実施形態に係る表面検査装置においては、ウェハWの表面で生じた回折光を利用して該ウェハWの表面を検査しているが、これに限られるものではなく、例えばウェハWの表面で生じた散乱光や正反射光を利用してウェハWの表面を検査する表面検査装置においても、本発明を適用可能である。
また、上述の各実施形態に係る表面検査装置においては、ウェハWの表面を検査しているが、これに限られるものではなく、例えばガラス基板の表面を検査することも可能である。
本発明に係る表面検査装置の全体構成を示す図である。 メンテナンスモード1の手順を示すフローチャートである。 照明側凹面鏡の観察の手順を示すフローチャートである。 受光側凹面鏡の観察の手順を示すフローチャートである。 照明側凹面鏡における合焦範囲を説明するための図であり、図5(A)は照明側凹面鏡の中央部に観察部の焦点が合っている状態を示す概念図であり、図5(B)は前記状態における照明側凹面鏡を正面から観察した図である。 メンテナンスモード2の手順を示すフローチャートである。 メンテナンスモード3の手順を示すフローチャートである。
W ウェハ(基板)
M ミラー基板
10 ステージ
20 照明系
22 光源
26 照明側凹面鏡(光学素子)
30 受光系
31 受光側凹面鏡(光学素子)
32 撮像部
40 観察部
42 フォーカス部(焦点調節部)
43 受光部
44 雲台(方向切替部)
45 画像処理部(検査部)
50 中央制御部(検査部)
60 表示部(検査部)

Claims (6)

  1. 基板の表面を検査するための表面検査装置であって、
    前記基板を支持するステージと、
    前記基板を検査するための光を射出する光源と、
    前記ステージに支持された前記基板の表面を前記光源からの光で照明する照明系と、
    前記照明された前記基板の表面からの光を所定の撮像面上に結像させる受光系と、
    前記撮像面上に結像した像を撮像する撮像部と、
    前記撮像部で撮像された像に基づいて前記基板表面の検査を行う検査部と、
    前記照明系及び前記受光系の少なくとも一方を構成する光学素子を観察する観察部とを有することを特徴とする表面検査装置。
  2. 前記光学素子は、凹面鏡であることを特徴とする請求項1に記載の表面検査装置。
  3. 前記光学素子は、前記光源からの光により照明され、
    前記観察部は、前記照明された前記光学素子の表面からの光に基づき、該素子を観察することを特徴とする請求項1又は2に記載の表面検査装置。
  4. 前記光学素子は、前記ステージに載置したミラー基板で正反射させた前記光源からの光により照明されていることを特徴とする請求項1〜3のいずれか一項に記載の表面検査装置。
  5. 前記観察部は、少なくとも観察方向を、前記照明系を観察する方向と前記受光系を観察する方向とに切り替え可能な方向切替部に保持されていることを特徴とする請求項1〜4のいずれか一項に記載の表面検査装置。
  6. 前記観察部は、焦点位置を調節する焦点調節部を有し、該焦点調節部により焦点位置を調整しながら前記光学素子を観察することを特徴とする請求項1〜5のいずれか一項に記載の表面検査装置。
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