JP2010169346A - 冷却貯蔵庫 - Google Patents

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Masayuki Nishio
正行 西尾
Etsuo Sugiyama
悦男 杉山
Takayoshi Kato
貴芳 加藤
Daisuke Hiraki
大輔 平木
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Abstract

【課題】外気の導入をスムーズに行って庫内外の圧力均衡を迅速に行う。
【解決手段】冷蔵庫本体10の上面には、下端が冷却器室31の天井面に開口した外気導入管41が立てられ、その上端が下向きに屈曲されて形成された導入口58に逆止弁60が設けられる。逆止弁60は、筒状の弁本体61内にダイヤフラム65が上下動可能に嵌装され、弁本体61の内周の下部位置に弁座62が形成されるとともに、弁本体61の内周の弁座62から所定寸法上方位置に、ダイヤフラム65の上動を規制する複数枚のストッパリブ67が間隔を開けて放射状に設けられる。弁本体61の内周における弁座62からストッパリブ67の形成位置までの高さ領域に、ダイヤフラム65の外周に略緊密に嵌るべく複数枚のガイドリブ68が間隔を開けて放射状に設けられる。
【選択図】図10

Description

本発明は、貯蔵庫本体内が負圧に傾くことを回避する手段を備えた冷却貯蔵庫に関する。
冷蔵庫等の冷却貯蔵庫では、貯蔵物を出し入れするべく扉を開閉した場合に、以下のような現象を呈する。扉を開けると庫内に外気が流入し、そののち扉を閉めると、庫内の空気が急速に冷却されることで体積が収縮して庫内が負圧に傾く。そうすると、扉が庫内に向けて吸引されたような状態となって、扉の開放がし難くくなる。
そこで従来、上記の不具合を回避するための対策として、特許文献1に記載されたものが知られている。このものは、冷却器が収容された冷却器室から庫外に突設された除霜水の排水管から、必要に応じて外気を導入するようにしている。具体的には、上記した排水管の突出端が、冷却貯蔵庫の背面側に縦向きに配された排水ホースに突入され、排水管から排出された除霜水が排水ホースを流下して庫外に排水されるようになっている一方、同排水ホースの上端が機械室内に延出されて、その延出端が、逆止弁を備えた外気の導入口とされている。
そして、庫内が負圧に傾いたときには、逆止弁を開放しつつ導入口から外気が導入され、排水ホースの上端部から排水管を通って冷却器室に流入し、さらに庫内に回されることで、庫内外の圧力均衡を図るようになっている。
特開平11−325704号公報
しかしながら上記方法では、外気を導入口から冷却器室に導入する導入路が入り組んでいるため、流路抵抗が大きくて外気の導入速度が遅く、結果、庫内外の圧力均衡を取るまでに時間が掛かるという問題があった。
本発明は上記のような事情に基づいて完成されたものであって、その目的は、外気の導入をスムーズに行って庫内外の圧力均衡の迅速化を図るところにある。
本発明は、開閉扉が装備された断熱性の貯蔵庫本体を備え、同貯蔵庫本体内に冷却器で生成された冷気が流通されることで庫内が冷却される冷却貯蔵庫において、前記貯蔵庫本体の上面には外気導入管が立設され、この外気導入管は、下端が前記貯蔵庫本体内の天井面に開口する一方、上端が下向きに屈曲されて外気の導入口が形成され、この導入口に逆止弁が設けられており、この逆止弁は、筒状の弁本体内にダイヤフラムが上下動可能に嵌装され、前記弁本体の内周の下部位置には前記ダイヤフラムで開閉される弁座が形成されているとともに、前記弁本体の内周の前記弁座から所定寸法上方位置には、前記ダイヤフラムの上動を規制する複数枚のストッパリブが間隔を開けて放射状に設けられ、かつ、前記弁本体の内周における前記弁座から前記ストッパリブの形成位置までの高さ領域には、前記ダイヤフラムの外周に略緊密に嵌るべく複数枚のガイドリブが間隔を開けて放射状に設けられているところに特徴を有する。
上記構成によれば、貯蔵庫本体内が負圧に傾くと、外気導入管の導入口に設けられた逆止弁のダイヤフラムが上動して弁座が開口されつつ、外気が各ガイドリブの間、さらには各ストッパリブの間を通って外気導入管に導入され、同外気導入管の下端から貯蔵庫本体内に打ち込まれることにより庫内外の圧力均衡が図られる。圧力均衡がなされると、逆止弁のダイヤフラムが自重で下動して弁座が閉じられ、冷気洩れが阻止される。その後は、開閉扉の開放操作がスムーズに行えるようになる。
外気は、逆止弁を介するものの、比較的単純な流路構造の外気導入管を通って庫内に導入されるのであるから、導入速度が早く、庫内外の圧力均衡を迅速に取ることができる。ダイヤフラム型の逆止弁において、弁座とストッパリブとの間に、ダイヤフラムの外周に略緊密に嵌るガイドリブが設けられているから、ダイヤフラムがほぼ水平姿勢を保ちつつスムーズに上下動でき、ひいては弁座の開閉が迅速にかつ正確に行われる。
また、以下のような構成としてもよい。
(1)前記貯蔵庫本体内の天井部には冷却器が収容された冷却器室が設けられ、前記冷却器で生成された冷気が庫内に循環流通されるようになっており、前記外気導入管の下端が前記冷却器室の天井面に開口されている。外気は一旦冷却器室に取り込まれて冷却されたのちに庫内に回されるのであるから、外気が直接に庫内に取り込まれる場合と比べると、庫内壁に霜付きが生じ難い。
(2)前記外気導入管は、上端が下向きに屈曲された管本体の前記屈曲端部に筒体が嵌合接続されることで形成され、前記管本体の屈曲端部と前記筒体とによって前記逆止弁の前記弁本体が形成されており、前記管本体の屈曲端部に前記ストッパリブが、前記筒体に前記弁座と前記ガイドリブとが、それぞれ設けられている。管本体の屈曲端部に筒体が嵌合接続されることにより、ダイヤフラム型の逆止弁を備えた外気の導入口が形成される。
(3)前記ストッパリブと前記ガイドリブとは同数枚ずつ設けられ、かつ各ストッパリブとガイドリブとが縦一列に繋がって配されている。
例えば、ストッパリブとガイドリブとの枚数が比較的少なく、かつストッパリブとガイドリブとが円周方向にずれて配されていると、ダイヤフラムが傾いて上動してストッパリブに当たった場合に、ダイヤフラムの最も高位置にある周縁部がガイドリブ上に乗り上げて、同周縁部付近がストッパリブの下面との間に挟まり、庫内外の圧力均衡が達成されたのちにも、傾いた姿勢に保持された状態となって弁座を閉じれなかったり、そうでないまでも弁座を閉じるまでに時間が掛かってしまうおそれがあった。
それに対して本構成では、各ストッパリブの直下にガイドリブが配されているから、仮にダイヤフラムが傾いてストッパリブに当たった場合にも、ダイヤフラムの周縁部がガイドリブに乗り上げる余地がなく、ダイヤフラムがストッパリブとガイドリブとの間に挟まれることがなくて、ひいては閉弁動作が迅速にかつ正確に行われる。
(4)前記管本体の屈曲端部と前記筒体との間には、それぞれに同枚数ずつ設けられた各ストッパリブとガイドリブ同士が縦一列に繋がった形態で前記管本体の屈曲端部と前記筒体とを接続可能とした位置決め手段が設けられている。位置決め手段を介して管本体の屈曲端部に筒体を嵌合接続した場合に、逆止弁は、各ストッパリブとガイドリブ同士が縦一列に繋がった形態に形成される。
(5)前記管本体の屈曲端部と前記筒体とは、前記筒体の上端が、前記管本体の屈曲端部の下端の外側または内側に嵌合されて接続されるようになっており、前記管本体の屈曲端部と前記筒体とのうち内側に嵌合されるものの外周面には突部が、外側に嵌合されるものの内周面には前記突部が嵌る凹部が形成されることで、前記位置決め手段が形成されている。管本体の屈曲端部と筒体との嵌合周面に設けられた突部と凹部とが嵌ることで、管本体の屈曲端部と筒体の回転方向の位置決めがなされる。
本発明によれば、外気の導入をスムーズに行って庫内外の圧力均衡を迅速に行うことができる。
<実施形態>
本発明の一実施形態を図1ないし図11によって説明する。この実施形態では業務用の縦型冷蔵庫に適用した場合を例示している。
図1に概略を示すように、冷蔵庫本体10は前面開口の縦長の断熱箱体から構成され、内部が貯蔵室11とされており、貯蔵室11の前面開口部には断熱扉12が開閉可能に装着されている。冷蔵庫本体10の上面には、回りがパネルで囲まれた機械室13が形成され、その中に冷凍装置23が設けられている。
冷凍装置23は、図2及び図3にも示すように、圧縮機24、凝縮器ファン25Aを後面に付設した空冷式の凝縮器25等を備え、断熱性の基台21の上面において、前端側に凝縮器25が、その後方に圧縮機24が載置されている。一方、基台21の下面におけるやや後端寄りの位置には、冷却器26が後端側を若干下げた斜め姿勢で取り付けられ、同冷却器26と冷凍装置23とが冷媒配管27で循環接続されることで、周知の冷凍サイクルを構成する冷却ユニット20が形成されている。この冷却ユニット20の基台21が、貯蔵室11の天井壁における後端寄りの位置に開口された窓孔15を塞いで取り付けられることにより、冷凍装置23が機械室13内に設けられ、かつ冷却器26が冷蔵庫本体10の天井部に臨んで配されている。
貯蔵室11の天井部分における窓孔15の下面側には、ドレンパンを兼ねたエアダクト30が張設され、その上方に冷却器室31が形成されている。エアダクト30は、奥縁(図1の右側)に向けて下り勾配となるように形成され、手前側の領域に吸込口32が開口されているとともに、奥縁側には吹出口33が切り欠き形成されている。
冷却器室31内には、上記した冷却器26と、吸込口32に臨んで左右2個の庫内ファン35が装備されている(図5参照)。
そして、冷凍装置23(圧縮機24)を運転しつつ庫内ファン35を駆動すると、貯蔵室11の室内空気が吸込口32から冷却器室31内に吸引され、その空気が冷却器26を流通する間に熱交換により冷気が生成され、その冷気が吹出口33から貯蔵室11の奥面に沿うようにして吹き出され、貯蔵室11内に冷気が循環供給されて冷却されるようになっている。
なお、圧縮機24の運転に伴って凝縮器ファン25Aも運転され、機械室13の前面パネル13Aに設けられた吸気口14から外気が吸い込まれて、凝縮器25さらには圧縮機24を通過することでこれらを冷却し、冷却に供した後の排熱は、機械室13の後面パネル13Bや天面パネル13Cに設けられた排気口(図示せず)から主に背面側に向けて排出されるようになっている。
一方、冷却器26等に付着した霜を除去するために、適宜に除霜運転が行われる。除霜運転は、冷却器26の下面に配された除霜ヒータ28に通電して冷却器26を加熱することで行われ、溶融された除霜水はエアダクト30で受けられたのち、奥縁に突設された排水パイプ37により、冷蔵庫本体10の背面側に設けられた蒸発ボックス38に導かれて溜められ、引き続き加熱されることで強制的に蒸発させられて排出されるようになっている。なお、詳しい説明は省略するが、加熱されて生じた高温の蒸気が排水パイプ37を通って冷却器室31内に逆流しないように、排水パイプ37の先端を覆う手段が設けられており、したがって排水パイプ37による外気の導入はほとんど無い。
本実施形態では、庫内外の圧力均衡を図るべく新たな手段が講じられている。そのため、上記した冷却ユニット20の基台21の上面には、逆止弁60を備えた外気導入管41が立てられている。
外気導入管41は、図6に示すように、共に合成樹脂製の管本体42と、同管本体42の先端に接続される筒状のキャップ55(本発明の筒体に相当)とから構成され、管本体42はさらに、上端に横向きの接続部43Aが形成された縦管43と、接続部43Aに嵌合接続される90°エルボ50(以下、単にエルボ50という)とからなる。
上記した管本体42の縦管43の下端には、取付板となる方形状のフランジ44が形成されている。このフランジ44における上記した接続部43Aの開口方向と90°をなす領域、詳細には、接続部43Aの開口の下方に対応する領域から、上方から見て時計回り方向に90°回動した領域では、縦管43内の下端部から外部に達する下面開放のトンネル状をなす通路45が隆起して形成されている。このフランジ44における通路45を挟んだ2隅部と、同フランジ44の通路45が開口された側と反対側の端縁部における幅方向の中央位置との都合3箇所には、取付用のねじ46の挿通孔47が形成されている。
エルボ50の一端は、上記した縦管43の上端の接続部43Aに外嵌される円筒状の接続部51となっているとともに、他端の接続部52は、下部に向けて次第に拡径されたテーパ部52Aと、同テーパ部52Aの下端と同径の等径部52Bとが上下に連設された形状となっている。図9に示すように、上記した縦管43の接続部43Aの上面には位置決め突部48が形成される一方、エルボ50の接続部51の上面には、上記の位置決め突部48を嵌めるべく位置決め溝53が、開口縁から長さ方向に沿って切り込み形成されている。したがって、位置決め突部48を位置決め溝53に挿入しつつ、接続部51を接続部43Aに外嵌することにより、エルボ50は、接続部52を下方に向けた姿勢で縦管43の上端に連通接続されるようになっている。
このように接続されたエルボ50の下向きの接続部52に、キャップ55が嵌合されることによって、外気の導入口58が形成され、併せてダイヤフラム式の逆止弁60が形成されるようになっている。
逆止弁60の構造をさらに説明する。キャップ55は、上記したエルボ50の下向きの接続部52における等径部52Bの外周に緊密に嵌合する等径部56Bの下側に、下部に向けて次第に縮径されたテーパ部56Aが形成されている。キャップ55の等径部56Bの上縁には、エルボ50の下向きの接続部52におけるテーパ部52Aの裾に係止する係止突部57が全周に亘って形成されている。上記したエルボ50の下向きの接続部52と、これに嵌められたキャップ55により、逆止弁60の弁本体61が形成されている。
キャップ55のテーパ部56Aの下縁部では、その内面が所定寸法内方に突出されることにより、環形の弁座62が形成され、この弁座62の内周によって弁口63が形成されている。上記した弁座62の上面には、金属製の薄円盤からなるダイヤフラム65が弁口63を開閉可能に載置されている。ダイヤフラム65は、同弁座62の外径と内径の間の外径寸法を有する。
一方、エルボ50の下向きの接続部52の内面には、上記したダイヤフラム65の上動を規制する6枚のストッパリブ67が、等角度間隔を開けて形成されている。各ストッパリブ67は、接続部52の内面の全高から、中心に向けて放射状をなすように突出形成され、各ストッパリブ67の突出縁は鉛直姿勢に形成されている。各ストッパリブ67は、比較的薄肉ではあるが、基端側に向けて若干厚肉となるテーパ状に形成されている。そして、各ストッパリブ67の突出縁の内接円の径は、接続部52におけるテーパ部52Aの上縁の径よりもやや小さく、すなわちダイヤフラム65の外径よりも小さく形成されている。
キャップ55のテーパ部56Aの内面には、上記したダイヤフラム65の上下動を案内する同じく6枚のガイドリブ68が、等角度間隔を開けて形成されている。各ガイドリブ68は、上記したストッパリブ67よりも少し厚肉であって、テーパ部56Aの内面の全高、言い換えると、弁座62の上面からストッパリブ67の下面に達する高さ領域において、同じく中心に向けて放射状をなすように突出形成されている。各ガイドリブ68の突出縁は同じく鉛直姿勢をなすが、ストッパリブ67よりも突出長さは小さく、詳細には図8に示すように、各ガイドリブ68の突出縁の内接円の径は、ダイヤフラム65の外径よりも僅かに大きく形成されている。
上記したように、エルボ50の下向きの接続部52にキャップ55が嵌合されることで、逆止弁60の弁本体61が形成されるが、キャップ55は所定の回動姿勢に位置決めされて嵌合される。そのため、エルボ50の接続部52における等径部52Bの上部側の外周面には、例えば、横向きの接続部51の開口面とは反対側の位置に、縦向きの位置決めリブ70が立てられている。一方、キャップ55の等径部56Bの外周面の所定位置には、上記した位置決めリブ70が嵌合される上面開口の位置決め凹部71が膨出形成されている。
位置決めリブ70と位置決め凹部71との嵌合によって、キャップ55の回動姿勢が特定され、このとき、エルボ50の接続部52側に設けられた各ストッパリブ67と、キャップ55側に設けられた対応するガイドリブ68とが、それぞれ縦一列に繋がる設定となっている。
冷却ユニット20の基台21には、上記した外気導入管41の下端と冷却器室31とを連通するべく上下方向の貫通孔75が形成されている。この貫通孔75は、管本体42(縦管43)の内径とほぼ等しい径寸法を持った円形孔であって、図5に示すように、冷却器室31内に収容された冷却器26の上面における後端側でかつ正面から見た左側の隅部の直上に対応した位置に形成されている。
この貫通孔75の上面側の口縁部における所定位置には、上記した外気導入管41のフランジ44に開口された挿通孔47と対応する都合3個のねじ孔76(図7)が形成されている。この実施形態では、外気導入管41が、導入口58(逆止弁60)が正面から見た左側に張り出した姿勢を取って、そのフランジ44が貫通孔75の上側の口縁部に当てられた場合に、フランジ44の挿通孔47とねじ孔76とが整合するようになっている。
冷却器26における正面から見た左側後方の角部26Aを覆うようにして遮蔽板80が設けられている。この角部26Aは、上記した基台21に形成された貫通孔75の直下に位置する領域である。遮蔽板80は金属板製であって、図3ないし図5に示すように、後面板81と側面板82とが直交した平面L形をなし、冷却器26のほぼ全高に匹敵する高さ寸法を有している。後面板81の先端縁には、内方に向けて直角曲げされた屈曲部81Aが形成されている。また、例えば側面板82の下縁には、前方に向けて直角曲げされた取付板(図示せず)が形成されている。
遮蔽板80は、後面板81の先端縁の屈曲部81Aを冷却器26の後面に当てつつ、冷却器26の左側後方の角部26Aを若干のクリアランスを持って覆うように配され、下面の取付板が冷却器26の下面にねじ止めされることで固定されている。
冷却ユニット20の組み立て手順の一例を示すと、以下のようである。まず予め外気導入管41が組み付けられる。それには、縦管43の上端の接続部43Aに、エルボ50の接続部51が位置決めされて嵌合されて管本体42が形成される。次に、キャップ55内にダイヤフラム65が入れられ、位置決め凹部71を位置決めリブ70の位置に合わせつつ、キャップ55の等径部56Bが、エルボ50の下向きの接続部52の等径部52Bの外側に嵌められ、完全に嵌ると、図10に示すように、キャップ55の係止突部57がエルボ50の接続部52におけるテーパ部52Aの裾の係止して、外れ止めされる。このとき、エルボ50側の各ストッパリブ67と、キャップ55側のガイドリブ68同士が、それぞれ縦一列に繋がった状態となる。また、ダイヤフラム65が自重により下動して、弁口63を閉じた状態となる。
これにより、上端に下向きに屈曲された導入口58が設けられ、併せて導入口58に逆止弁60が設けられた外気導入管41が完成される。
一方、基台21の上下の面には、冷凍装置23と冷却器26とがそれぞれ取り付けられて、冷媒配管27により循環接続される。冷却器26の下面には除霜ヒータ28が装着され、このとき図3に示すように、同除霜ヒータ28から引き出されたリード線28Aの接続部(モールド部29)が、冷却器26の左側後方の角部26Aの左側面側に配される。この除霜ヒータ28のリード線28Aは、図7に参照して示すように、基台21の貫通孔75を通して上面に引き出される。
それとともに、冷却器26の左側後方の角部26Aに遮蔽板80が既述した要領で取り付けられる。遮蔽板80の取り付けに伴い、上記した除霜ヒータ28のリード線28Aや接続部であるモールド部29が遮蔽板80の裏側に隠された状態となる。
続いて、基台21における貫通孔75の上面に、外気導入管41が立てられる。それに先立ち、貫通孔75を通して上面に引き出されたリード線28Aは、貫通孔75の上縁から後方に向けて折り曲げられて基台21上に配線される。
外気導入管41は、フランジ44に設けられた通路45が後方に開口した姿勢とされ、同通路45に貫通孔75の上縁から後方に屈曲配線されたリード線28Aを収めつつ、同フランジ44が貫通孔75の上側の口縁部に当てられる。このとき、フランジ44に設けられた3個の挿通孔47が基台21側のねじ孔76と整合するから、各挿通孔47に上方から通したねじ46をねじ孔76にねじ込むことでフランジ44が固定され、ひいては外気導入管41が貫通孔75の上面に立てられることになる。
このように外気導入管41が立てられると、管本体42(縦管43)の下端開口が、貫通孔75の上端開口と同心に整合して連通した状態となる。
一方、外気導入管41のフランジ44に設けられた通路45の下面が、基台21における貫通孔75の上側の口縁部で塞がれた状態となり、結果、外気導入管41における管本体42(縦管43)の基端から、電線の取出口85が後方を向いて突設された構造となる。その結果、除霜ヒータ28のリード線28Aは、基台21の貫通孔75を上方に通されたのち、外気導入管41の下端において後向きに突設された取出口85を通って、後方に引き出された状態となる。
以上によって冷却ユニット20の組み立てが完了し、既述したように、同冷却ユニット20の基台21が、貯蔵室11の天井壁の窓孔15を塞いで取り付けられることにより、冷凍装置23が機械室13内に設けられ、かつ冷却器26が冷却器室31に収容された状態となる。なおリード線28Aは、機械室13に設置された電装箱に接続される。
続いて、本実施形態の作用を説明する。
貯蔵物を出し入れするべく断熱扉12を開けると庫内に外気が流入し、そののち断熱扉12を閉めると、庫内の空気が急速に冷却されることで体積が収縮して庫内が負圧に傾く。そうすると、図11に示すように、外気導入管41の導入口58に設けられた逆止弁60のダイヤフラム65が、最大ストッパリブ67に当たるまで上動して弁座62(弁口63)が開口されつつ、同図の矢線Bに示すように、外気が縦に繋がった各ガイドリブ68とストッパリブ67の組の間を通って外気導入管41に導入され、さらに外気導入管41の下端から冷却ユニット20の基台21の貫通孔75を通って冷却器室31内に打ち込まれたのち、貯蔵室11に回されることで庫内外の圧力均衡が図られる。圧力均衡がなされると、図10に示すように、逆止弁60のダイヤフラム65が自重で下動して弁座62(弁口63)が閉じられ、冷気洩れが阻止される。その後は、断熱扉12の開放操作がスムーズに行えるようになる。
外気の導入に際し、外気は一旦冷却器室31に取り込まれるのであるから冷却された状態で貯蔵室11に回され、外気が相対的に高温の状態で直接に貯蔵室11に取り込まれる場合と比べると、貯蔵された貯蔵物や庫内壁に霜付きが生じ難い。
また、外気が冷却器室31内に吹き込まれた際に水分が霜となる可能性があるが、貫通孔75が冷却器26における左側後方の角部26Aの直上に開口されていて、外気は冷却器26の同角部26Aに向けて吹き込まれるのであるから、仮に霜が生成されたとしても、その霜は冷却器26のフィンや、冷却器室31の底面すなわちエアダクト30に付着し、図1及び図5に示す冷気の循環流Aに乗って貯蔵室11に送られることが回避される。
さらに、吹き込まれた外気中に生成された霜が、冷却器26等に付着せずに冷気の循環流Aに乗って貯蔵室11に回ろうとしても、外気の吹き出し領域の後方と左側方とが遮蔽板80で覆われているから、霜が遮蔽板80に当たって付着し、貯蔵室11に送られることが回避される。結果、貯蔵室11内での霜付きの発生が極力抑えられる。
以上のように本実施形態によれば、外気は、逆止弁60を介するものの、比較的単純な流路構造の外気導入管41を通って庫内に導入されるのであるから、外気導入速度が早く、庫内外の圧力均衡を迅速に取ることができる。従来のように、排水パイプ37から外気導入を図っていたものでは、15秒程度待たないと開扉できなかったのに対して、本実施形態のような外気導入管41を用いた場合には、5秒程度の待ち時間で開扉できるようになることが確認されている。
また、外気は一旦冷却器室31に取り込まれて冷却されたのちに貯蔵室11に回されるのであるから、外気が直接に貯蔵室11に取り込まれる場合と比べると、貯蔵室11内での霜付きが生じ難い。
外気導入管41の導入口58に設けられたダイヤフラム型の逆止弁60において、弁座62とストッパリブ67との間に、ダイヤフラム65の外周に略緊密に嵌るガイドリブ68が設けられているから、ダイヤフラム65がほぼ水平姿勢を保ちつつスムーズに上下動でき、ひいては弁座62の開閉が迅速にかつ正確に行われる。
なお、図12に参照して示すように、ストッパリブxとガイドリブyとの枚数が比較的少なく(図示4枚)、かつストッパリブxとガイドリブyとが円周方向にずれて配されていると、ダイヤフラム65が傾いて上動してストッパリブxに当たった場合に、ダイヤフラム65の最も高位置にある周縁部zがガイドリブy上に乗り上げて、同周縁部z付近がストッパリブxの下面との間に挟まり、庫内外の圧力均衡が達成されたのちにも、傾いた姿勢に留められた状態となって弁座62を閉じられなかったり、そうでないまでも弁座62を閉じるまでに時間が掛かってしまうことが懸念される。
それに対して本実施形態では、各ストッパリブ67の直下にガイドリブ68が配されているから、仮にダイヤフラム65が傾いてストッパリブ67に当たった場合にも、ダイヤフラム65の周縁部がガイドリブ68に乗り上げる余地がなく、ダイヤフラム65がストッパリブ67とガイドリブ68との間に挟まれることがなくて、ひいては閉弁動作が迅速にかつ正確に行われる。
なお、外気導入管41は、冷却器26の直上の比較的近い位置にあって冷却されやすいために、表面に結露が生じる可能性があるが、同外気導入管41は凝縮器25の後方位置に立てられて、凝縮器25を冷却したのちの排熱が当たるようになっているから、仮に結露が生じたとしても、排熱によって蒸発させることができる。
<他の実施形態>
本発明は上記記述及び図面によって説明した実施形態に限定されるものではなく、例えば次のような実施形態も本発明の技術的範囲に含まれる。
(1)ストッパリブとガイドリブの枚数は、上記実施形態に例示した6枚には限らない。ただし、ダイヤフラムの上動をバランス良く停止させ、また上下動をスムーズに案内するために、少なくとも3枚以上ずつ設けることが望ましい。
(2)ストッパリブとガイドリブとは、必ずしも上下に繋がって設けられる必要はなく、円周方向にずれて設けられていてもよい。その場合、両リブの枚数がある程度多ければ、ダイヤフラムの挟み込みの問題は生じない。
(3)上記実施形態では、逆止弁の弁本体を形成するに当たり、エルボの下向きの接続部の外側にキャップを嵌着した構造を例示したが、これとは逆に、キャップがエルボの下向きの接続部の内側に嵌着されてもよい。
(4)さらに、逆止弁の弁本体が一体的に形成されていてもよい。
本発明の一実施形態に係る冷蔵庫の概略縦断面図 機械室内の構造を示す一部切欠斜視図 冷却ユニット並びにエアダクトの側面図 冷却ユニットの背面図 冷却器室の概略底面図 外気導入管の分解斜視図 リード線の取出口付近の構造を示す部分断面図 キャップの平面図 外気導入管の導入口側の構造を示す断面図 逆止弁の閉弁状態の断面図 逆止弁の開弁状態の断面図 ストッパリブとガイドリブとの配置の参照例を示す斜視図
10…冷蔵庫本体(貯蔵庫本体) 11…貯蔵室 12…断熱扉(開閉扉) 26…冷却器 30…エアダクト 31…冷却器室 32…庫内ファン 41…外気導入管 42…管本体 50…エルボ(屈曲端部) 55…キャップ(筒体) 58…導入口 60…逆止弁 61…弁本体 62…弁座 65…ダイヤフラム 67…ストッパリブ 68…ガイドリブ 70…位置決めリブ(突部;位置決め手段) 71…位置決め凹部(凹部;位置決め手段) 75…貫通孔

Claims (6)

  1. 開閉扉が装備された断熱性の貯蔵庫本体を備え、同貯蔵庫本体内に冷却器で生成された冷気が流通されることで庫内が冷却される冷却貯蔵庫において、
    前記貯蔵庫本体の上面には外気導入管が立設され、この外気導入管は、下端が前記貯蔵庫本体内の天井面に開口する一方、上端が下向きに屈曲されて外気の導入口が形成され、この導入口に逆止弁が設けられており、
    この逆止弁は、筒状の弁本体内にダイヤフラムが上下動可能に嵌装され、前記弁本体の内周の下部位置には前記ダイヤフラムで開閉される弁座が形成されているとともに、前記弁本体の内周の前記弁座から所定寸法上方位置には、前記ダイヤフラムの上動を規制する複数枚のストッパリブが間隔を開けて放射状に設けられ、
    かつ、前記弁本体の内周における前記弁座から前記ストッパリブの形成位置までの高さ領域には、前記ダイヤフラムの外周に略緊密に嵌るべく複数枚のガイドリブが間隔を開けて放射状に設けられていることを特徴とする冷却貯蔵庫。
  2. 前記貯蔵庫本体内の天井部には冷却器が収容された冷却器室が設けられ、前記冷却器で生成された冷気が庫内に循環流通されるようになっており、前記外気導入管の下端が前記冷却器室の天井面に開口されていることを特徴とする請求項1記載の冷却貯蔵庫。
  3. 前記外気導入管は、上端が下向きに屈曲された管本体の前記屈曲端部に筒体が嵌合接続されることで形成され、前記管本体の屈曲端部と前記筒体とによって前記逆止弁の前記弁本体が形成されており、前記管本体の屈曲端部に前記ストッパリブが、前記筒体に前記弁座と前記ガイドリブとが、それぞれ設けられていることを特徴とする請求項1または請求項2記載の冷却貯蔵庫。
  4. 前記ストッパリブと前記ガイドリブとは同数枚ずつ設けられ、かつ各ストッパリブとガイドリブとが縦一列に繋がって配されていることを特徴とする請求項1ないし請求項3のいずれか一項に記載の冷却貯蔵庫。
  5. 前記管本体の屈曲端部と前記筒体との間には、それぞれに同枚数ずつ設けられた各ストッパリブとガイドリブ同士が縦一列に繋がった形態で前記管本体の屈曲端部と前記筒体とを接続可能とした位置決め手段が設けられていることを特徴とする請求項3記載の冷却貯蔵庫。
  6. 前記管本体の屈曲端部と前記筒体とは、前記筒体の上端が、前記管本体の屈曲端部の下端の外側または内側に嵌合されて接続されるようになっており、前記管本体の屈曲端部と前記筒体とのうち内側に嵌合されるものの外周面には突部が、外側に嵌合されるものの内周面には前記突部が嵌る凹部が形成されることで、前記位置決め手段が形成されていることを特徴とする請求項5記載の冷却貯蔵庫。
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DE102021124960B3 (de) 2021-09-27 2022-10-27 Binder Gmbh Belüftungseinheit für einen Kälteschrank

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