JP2010168031A - 乗物のメータ取付構造及び自動二輪車 - Google Patents

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Abstract

【課題】乗物のメータ取付構造及び自動二輪車において、メータ取付用の部品点数を削減すると共に、コンパクトにメータを取り付けられるようにする。
【解決手段】操舵軸5と共に回動する回動部材、たとえばアッパーブラケット2に、ハンドルバーホルダー12によりハンドルバー11を固定してあり、前記ハンドルバーホルダー12に、メータ13を取り付けてある。好ましくは、ハンドルバーホルダー12は、アッパーブラケット2と一体的に設けられた下側ホルダー部材22と、該下側ホルダー部材22との間で前記ハンドルバー11を挟持する上側ホルダー部材21と、両ホルダー部材21,22を回動自在に連結するヒンジ軸25から構成され、該ヒンジ軸25に、メータ13を傾動可能に支持するためのメータ支軸部35が設けてある。さらに、好ましくは、ヒンジ軸25とメータ支軸部35とは、同一の軸芯O1上に位置する。
【選択図】図1

Description

本発明は、自動二輪車、パーソナルウォータークラフト又はスノーモービル等の騎乗型乗物あるいは他の乗物のメータ取付構造及び自動二輪車に関する。
一般に、自動二輪車では、前車輪を支持する左右一対のフロントフォークの上端部が、上下一対のブラケット、いわゆるアッパーブラケット(ハンドルクラウン)及びロワーブラケットにより連結されており、両ブラケットの左右幅の中間部に操舵軸が設けられ、該操舵軸が、車体フレームの前端部に設けられたヘッドパイプ部に回動自在に支持されている。
操舵用のハンドルバーは、前記アッパーブラケットの上面にハンドルバーホルダーにより固定されており、速度表示部等を有する計器盤であるメータは、車体フレームのヘッドパイプ部に、前方に延びるメータ用ステーを介して取り付けられていたり(特許文献1)、前記アッパーブラケットに、メータ用ステー又はメータ用ブラケットを介して取り付けられていたりしている(特許文献2)。
特開2001−163281号公報 特開2002−337777号公報
車体フレームのヘッドパイプ部にメータを取り付ける構造では、メータ専用のメータ用ステーが必要になり、メータ取付用の部品点数が増える。しかも、メータは、アッパーブラケットの前方位置に配置されることになるので、広い取付スペースが必要になると共に、ライダーの眼の位置からメータまでの距離が遠くなる。そのため、メータの指標や数字等の表示部を大きくして、視認性を確保しなければならず、メータが大形化する。さらに、メータを傾動可能に支持する場合には、メータ専用のメータ支軸部を新たに設けなければならず、部品点数が増加する。
アッパーブラケットにメータを取り付ける構造でも、メータ取付専用のブラケットが必要になり、部品点数が増えると共に、アッパーブラケットにメータ取付用の取付部を新たに設けなければならず、さらに、メータを傾動可能に支持する場合には、メータ専用のメータ支軸部等を設けなければならず、部品点数が増加する。
[発明の目的]
本発明の目的は、メータ取付専用の新たな取付部あるいは取付部品を設けることなく、メータをコンパクトに取り付けることができ、かつ、ライダーの眼の位置から短い距離に配置できる乗物のメータ取付構造を提供することである。本発明の他の目的は、新たなメータ支軸部等を設けることなく、メータを傾動可能に取り付けることができる乗物のメータ取付構造を提供することである。
上記課題を解決するために本発明は、操舵軸と共に回動する回動部材に、ハンドルバーホルダーによりハンドルバーを固定してある乗物のメータ取付構造において、前記ハンドルバーホルダーに、メータを取り付けてある。
上記構成によると、メータ取付用の取付部及び取付部材を新たに設けることなく、ハンドルバー近傍にメータを配置することができるので、メータ取付用の部品点数を減らすことができると共にメータをコンパクトに配置できる。しかも、ライダーの眼の位置からメータまでの距離を短くすることができ、メータの表示部が視認し易くなる。
本発明は、上記構成に加え、次のような各種構成を具備することができる。
(1)前記メータは、前記ハンドルバーホルダーに傾動可能に取り付けられている。
上記構成によると、ライダーの運転姿勢あるいは体格に応じて、ライダーが見やすい角度にメータの傾斜角度を設定できる。
(2)前記ハンドルバーホルダーは、前記回動部材と一体的に設けられた下側ホルダー部材と、該下側ホルダー部材との間で前記ハンドルバーを挟持する上側ホルダー半割部材と、前記上側ホルダー部材を前記下側ホルダー部材に回動自在に連結するヒンジ軸と、を含んでおり、前記メータは、前記ヒンジ軸のメータ支軸部に傾動可能に支持されている。
上記構成によると、メータを傾動可能に支持するメータ支軸部を、新たに設置することなく、アッパーブラケット等の回動部材上に傾動可能にメータを配置することができる。
(3)前記メータ支軸部の外周に、弾撥性を有する部材を介して前記メータをしまり嵌めで嵌合している。
上記構成によると、アッパーブラケットの振動がメータに伝達されるのを抑制できる。
(4)前記メータには、係合部及び指当て部を有するメータ係止用のレバーが設けられ、前記回動部材には、前記係合部が、選択的に係合可能な複数の被係合部を有するガイド部が設けられ、前記レバーは、前記係合部が前記被係合部と係合する係止位置と、前記係合部が前記被係合部から離脱する非係止位置と、の間で位置変更自在に前記メータに支持されると共に、付勢手段により係止位置に付勢され、前記指当て部を前記付勢手段に抗して操作することにより、前記レバーを前記非係止位置に変位させる。この構成において、好ましくは、前記レバーは、レバー長さ方向の中間部が、前記メータに回動自在に支持され、一方の端部に前記係合部が形成され、他方の端部に前記指当て部が形成されている。
上記構成によると、ライダーは、工具を使用することなく、片手で前記レバーを操作するだけで、メータの傾動位置調節作業を行うことができる。
(5)メータの係止機構の別の例として、前記レバー及びガイド部の代わりに、前記メータ及び前記回動部材の一方に、前記メータ支軸部の軸芯を中心とする同一円周上に配置された複数の係合孔を有するガイド板を設け、他方に、前記メータ支軸部の軸芯と略平行に移動自在であると共に付勢ばねにより前記ガイド板側に付勢されて前記係合孔に選択的に係合する係止ピンを設けることができる。好ましくは、前記係止ピンの前記ガイド板側の先端部は、丸みを有する形状、たとえば半球状に形成されている。また、好ましくは、前記係止ピンには、該係止ピンの径よりも拡径する抓みが設けられている。
上記構成によると、ライダーは、工具を使用することなく、片手で前記係止ピンを引っ張り操作するだけで、メータの係止状態を解除することができる。しかも、係止ピンは、メータ支軸部(ヒンジ軸)の軸芯と略平行に移動自在であると共に付勢ばねにより前記ガイド板側に付勢されているので、メータの回動方向の反力が、付勢ばねを直接押し戻す方向に掛かることはない。したがって、弱いばね力のばねを使用しても、メータにかかる回動方向への外力により、係止ピンが抜けたり、がたつくことはなく、係止状態が安定する。しかも、弱いばねを使用することにより、解除操作が楽に行える。
また、係止ピンの先端部を、丸みを有する形状としていると、係止ピンの挿入前、係合孔と係止ピンとの位置が多少ずれていても、丸みを有する先端部がガイドの役目を果たし、速やかに係止ピンを係合孔に挿入することができる。さらに、係止ピンの基端部に抓みを設けているので、ライダーがグローブを付けている状態でも、片手で簡単に抓みを把持し、係止解除操作が行える。
本発明は、また、自動二輪車をも提供するものであり、本発明による自動二輪車は、操舵軸と共に回動する回動部材に、ハンドルバーホルダーによりハンドルバーを固定してある自動二輪車において、前記ハンドルバーホルダーに、メータを取り付けてあり、車両の走行始動開始操作または駐輪時の施錠操作のための操作装置を、前記ハンドルバーホルダーとは別の部材に固定してあり、前記ハンドルバーホルダーは、ヒンジ軸を回動支点として角変位する上側ホルダー部材と下側ホルダー部材とを有し、前記ヒンジ軸に形成されるメータ支軸部に、角変位可能に前記メータが支持されている。
これによると、前記乗物のメータ取付構造と同様、メータ取付用の取付部及び取付部材を新たに設けることなく、ハンドルバー近傍にメータを配置することができるので、メータ取付用の部品点数を減らすことができると共にメータをコンパクトに配置できる。しかも、ライダーの眼の位置からメータまでの距離を短くすることができ、メータの表示部が視認し易くなる。
また、操作装置を、メータの表示画面の視認作業に邪魔にならない箇所に配置でき、メータの視認作業がし易くなる。
さらに、メータを傾動可能に支持するメータ支軸部を、新たに設置することなく、アッパーブラケット上に傾動可能にメータを配置することができる。
要するに本発明によると、乗物のメータ取付構造及び自動二輪車において、メータ取付用の新たな取付部及び取付部材を設けることなく、ハンドルバー近傍にコンパクトにメータを設けることができ、しかも、ライダーの眼の位置から短い距離にメータを配置でき、メータの表示部の視認性が向上する。
本発明に係る自動二輪車のメータ近傍を後上方から見た斜視図である。 図1の右側面図である。 図1の左側面図である。 図2のIV-IV断面図である。 図2のV-V断面拡大図である。 図5と同じ切断面の分解断面図である。 はメータ、アッパーブラケット及びその近傍を右前方から見た斜視図である。 図2のVIII-VIII断面拡大図である。 係止レバー及びガイド板の拡大正面図である。 係止レバーの爪支持部の拡大断面図である。 メータの係止機構の変形例を示す斜視図である。 図11の係止機構の分解拡大斜視図である。 メータの係止機構の別の変形例を示す斜視図である。 図13の要部の拡大側面図である。 メータの係止機構の別の変形例を示す斜視図である。 メータの係止機構の別の変形例を示す分解斜視図である。 メータの係止機構の別の変形例を示す斜視図である。 メータの係止機構の別の変形例を示す斜視図である。 メータの係止機構の別の変形例を示す斜視図である。 図19の係止機構の拡大斜視図である。 メータの係止機構の別の変形例を示す分解斜視図である。 図21の係止機構の拡縦断面図である。 メータの係止機構の別の変形例を示す斜視図である。 図23の係止機構の正面図である。 図23の係止機構の左側面図である。 図24のXXVI-XXVI断面拡大図である。
[発明の第1の実施の形態]
図1乃至図10は、本発明の実施の形態に係る自動二輪車のメータ取付構造であり、図1は、自動二輪車のメータ近傍を後上方から見た斜視図であって、乗車姿勢のライダーの眼の位置から見た図に略相当し、図2は図1の右側面図、図3は図1の左側面図、図4は図2のIV-IV断面図である。
図1において、左右一対のフロントフォーク1、1の下端部には、図示しない前車輪が支持され、フロントフォーク1,1の上部は、上下一対の操舵用のブラケット(回動部材)2,3により、相互に連結されている。一般に、上側の操舵用のブラケット2はアッパーブラケット又はハンドルクラウンと呼ばれ、下側のブラケット3はロアーブラケットと呼ばれている。両ブラケット2,3は左右に長く延びており、両ブラケット2,3の左右幅の中央部には操舵軸5が固着され、該操舵軸5は、車体フレーム7の前端部に設けられたヘッドパイプ部8に、回動自在に支持されている。
ハンドルバー11の左端部には左グリップ15が設けられると共にクラッチレバー16が支持されており、ハンドルバー11の右端部にはアクセルグリップ17が設けられると共にブレーキレバー18が支持されている。ハンドルバー11の左右幅の中央部は、ハンドルバーホルダー12により、アッパーブラケット2の上方位置に固定されている。前記ハンドルバーホルダー12の前端部に、メータ13が、車幅方向に延びる軸線O1回り回動自在に支持されている。該実施形態において、メータ13とは、走行状態に関する情報を表示する計器盤であって、たとえば、走行速度、エンジン回転数、走行に使用されている減速歯車の変速段位、走行距離、走行燃費及び時間の少なくとも一つを表示部に表示する。本実施の形態のメータ13は、液晶表示装置を有し、該液晶表示装置に、走行状態に関する情報の少なくとも一つを表示する。
ハンドルバー11は、図2乃至図4及び図7に示すように、ハンドルバーホルダー12に支持されている左右幅の中央部が、左右のグリップ15,17部分よりも前下方に延びており、このような形状のハンドルバー11に対し、図1に示すように、ハンドルバー11の上記低い中央部に対応する位置に、前記メータ13が傾動可能に配置されている。これにより、ハンドルグリップ15,17とメータ13との高さ及び前後方向の位置を相互に近づけることができる。
(ハンドルバーの固定構造)
図2において、ハンドルバーホルダー12は、上側ホルダー部材21と下側ホルダー部材22とに、上下二分割されており、上側ホルダー部材21の下面には、ハンドルバー11が嵌り込む形状、たとえば、該実施の形態では半円形の把持凹部21aが形成され、下側ホルダー部材22の上面には、前記上側ホルダー部材21と同様に、ハンドルバー11が嵌り込む形状、たとえば、該実施の形態では半円形の把持凹部22aが形成されており、上側及び下側の把持凹部21a,22aの深さは、ハンドルバー11の半径よりも小さく設定され、両凹部21a,22aの内周面でハンドルバー11を把持している。上下のホルダー部材21,22の前端部同士は、略水平に左右方向に延びる左右一対のヒンジ軸25により、その軸芯O1回りに回動自在に連結されており、上下のホルダー部材21,22の後端部同士は、左右一対のボルト26(図1)により締結されている。前記ボルト26によって上下のホルダー部材21,22を近接させることで、両ホルダー部材21,22間に挟持したハンドルバー11を支持している。
図1において、上側ホルダー部材21は、上方から見て前開きのコの字状に形成されており、下側ホルダー部材22は、左右方向に間隔を置いて左右一対配置されている。
各下側ホルダー部材22は、図4に示すように、アッパーブラケット2を下方に貫通するボルト部22bを有しており、各ボルト部22bにナット29を螺着することにより、各下側ホルダー部材22(図2及び図3)はアッパーブラケット2の上面に固定されている。
図5は図2のV-V断面拡大図、図6は図5と同じ切断面の分解断面図である。図5において、上側ホルダー部材21の前方側部分の左右両端部(左端部のみを表示)には、前方に突出して左右方向に並ぶ二股状の第1のボス部21cがそれぞれ形成され、各下側ホルダー部材22の前方側部分には、前方に突出する第2のボス部22cがそれぞれ形成されている。各下側ホルダー部材22の第2のボス部22cが、上側ホルダー部材21の二股状の左方の第1ボス部21cの間に挿入され、前記ヒンジ軸25を車幅方向の外方から両ボス部21c、22cの軸挿通孔27,28内に挿通することにより、下側ホルダー部材22に対し、上側ホルダー部材21をヒンジ軸25の軸芯O1回り回動自在に連結している。ハンドルバー11を上下のホルダー部材21,22の凹部21a,22aに嵌め込み、ボルト26を締め、上下のホルダー部材21,22の後端部を近接させることで、ハンドルバー11を固定でき、ヒンジ軸25が抜けなくなる。
[メータ13の取付構造]
図4において、メータ13の表面には、速度表示部の他に、ウインカの点滅表示部及びニュートラル表示部等、各種表示部が設けられており、メータケース31の裏面には、樹脂製のメータブラケット32が複数のボルト33により固着されている。メータブラケット32の下端部でメータケース31から下方に露出した部分には、メータ取付部として、左右一対の第3のボス部34がメータブラケット32と一体に成形されている。
図5において、前記ヒンジ軸25の先端には、該ヒンジ軸25より小径のメータ支軸部35が、ヒンジ軸25と一体に、かつ、同一軸芯O1上に形成されており、前記メータ支軸部35は、上側ホルダー部材21の第1のボス部21cから車幅中央側に突出している。該メータ支軸部35の外周には、鍔部36aを有するゴム等の弾撥性を有する筒状部材36が一定の圧力で嵌着しており、該筒状部材36の外周面には、前記メータブラケット32の第3のボス部34が一定の圧力でしまり嵌め状態で嵌合している。
筒状部材36の鍔部36aは、上側ホルダー部材21の第1のボス部21cの車幅方向の中央側の端面とメータブラケット32の第3のボス部34の車幅方向の外方側の端面との間で挟持されている。
上記のように、弾撥性を有する筒状部材36を介してメータブラケット32の第3のブラケット34をメータ支軸部35に圧力嵌合しているので、筒状部材36と第3のボス部34の内周面又はメータ支軸部35の外周面との間で発生する摩擦力により、後述する係止レバー41によるメータ13の係止作業が行われない場合でも、メータ13を所定の傾動位置で停止保持できるようになっている。また、筒状部材36は、ヒンジ軸25の抜け止め機能も果たしている。また、筒状部材36が衝撃吸収性を有することで、ハンドルバーホルダー12の振動がメータ13に伝わるのを防ぐことができる。
[メータ13の傾動位置の係止機構]
図7はメータ13、アッパーブラケット2及びその近傍を右前方から見た斜視図、図8は図2のVIII-VIII断面拡大図である。図8において、メータ13を、メータ支軸部35の軸芯(ヒンジ軸25の軸芯)O1回りの所望の傾動位置(回動)で固定するために、樹脂製の係止レバー41及び金属製のガイド板42を有する係止機構が備えられている。
ガイド板42は、左右一対のボルト51によりアッパーブラケット2の下面の前端部に固着されると共に、前上方に向けて延びており、ガイド板42には、ガイド板42の長さ方向に所定間隔を置いて複数の係合溝53が形成されている。各係合溝53は左右方向に細長く形成されている。ガイド板42は、図3に示すように、側方から見て、前記ヒンジ軸25(メータ支軸部35)の軸芯O1を中心とする円周に沿った円弧状に形成されている。また、係合溝53は、メータ13の左右方向の中心線上に並ぶように配置されている。
図8において、係止レバー41は、メータ13の左右幅の略中央位置の後端部からメータ13の左前端部に至るように、左右方向に対して傾斜した状態で配置されており、係止レバー41の左前端部には、左後方に折れ曲がる指当て部41aが一体に成形され、係止レバー41の右端部には、ガイド板42に対応する位置に、略後方に折れ曲がる爪支持部41bが一体に成形されている。
図9は、係止レバー41及びガイド板42の拡大正面図、図10は、係止レバー41の爪支持部41bの拡大断面図である。図9において、係止レバー41の爪支持部41bには、ガイド板42の係合溝53に係合可能な複数の係止爪46が、係合溝53間の間隔と同じ間隔で形成されている。係止レバー41の長さ方向の中間部には、軸部43が係止レバー41と一体成形されており、前記軸部43は、メータブラケット32に一体成形された円弧状のボス部44内に回動自在に嵌合支持されると共に、抜け止め用の押さえ片47の先端部により、ボス部44から抜け落ちないように係止されている。さらに、係止レバー41には、該係止レバー41を係止位置側(矢印L方向側)に付勢する板ばね45が、一体成形されている。
前記板ばね45は、片持ち状に係止レバー41に一体成形されており、板ばね45の先端部(右端部)は、係止レバー41よりも前方に張り出すと共に、メータブラケット32の後面に圧接しており、これにより、係止レバー41を、軸部43回りに係止位置側(矢印L方向側)に付勢し、各係止爪46をガイド板42の係合溝53に係合させている。
前記抜け止め用の押さえ片47は、メータブラケット32に前後方向撓み自在に片持ち状に形成され、右端部(自由端部)が、ボス部44の開口近傍位置で後方に張り出している。すなわち、ボス部44に係止レバー41の軸部43を嵌合する場合には、軸部43により押さえ片47を前方に撓ませつつ、ボス部44の開口部から軸部43をボス部44内に挿入する。挿入後、押さえ片47はその弾性力で元の状態まで後方に起き上がり、軸部43を脱落不能に係止する。
図10において、各係止爪46の断面形状は先細りの楔形状になっており、これにより、各係止爪46の位置が各係合溝53と多少ずれていても、各係止爪46は円滑に各係合溝53に係合し、かつ、係合後は、がたつくことなく、係止状態を維持することができる。
[メータ取付作業]
図6において、メータ13をハンドルバーホルダー12に取り付ける作業は、上側ホルダー部材21をヒンジ軸25により下側ホルダー部材22に締結してハンドルバー11を固定する作業と同時に、次のように実施される。
(1)まず、図6において、上側ホルダー部材21の二股状の第1のボス部21c内に下側ホルダー部材22の第2のボス部22cを嵌め、メータブラケット32の第3のボス部34の軸挿通孔38内に筒状部材36を圧入嵌合し、メータブラケット34の第3のボス部34を左右の第1のボス部21c間に配置する。
(2)次に、メータ支軸部35を一体に有するヒンジ軸25を車幅方向の外方から第1のボス部21c及び第2のボス部22cの軸挿通孔27,28に挿通し、同時に、メータ支軸部35をメータブラケット32の第3のボス部34の軸挿通孔38内に圧入する。
(3)最後に、図1において、上側ホルダー部材21の後端部と下側ホルダー部材22の後端部とを、左右のボルト26により結合する。これにより、ヒンジ軸25は、第1のボス部21cと第2のボス部22cとの接触部分にかかるせん断力と、図10の筒状部材36の弾性力により、軸方向に抜けることなく保持される。
[メータ13の傾動位置の調節]
1)車輛を停止し、ライダーが乗車した状態で、メータ13の傾動位置を調節する場合には、たとえば、図7において、左手の親指をメータ13の左端部の前面(表面)に当て、残りの任意の指(たとえば人差し指と中指)を係止レバー41の指当て部41aに当て、板ばね45の弾性力に抗して、指当て部41aをメータ13側に引き寄せることにより、係止爪46を係合溝53から外す。すなわち、係止爪46を係止位置から非係止位置に移動し、係止状態を解除する。この係止解除状態において、メータ13は、図5の筒状部材36と第3のボス部36の軸挿通孔28の内周面又はメータ支軸部35との間の摩擦力により、ぐらつくことなく、保持される。
(2)上記のように係止を解除した状態で、メータ13をメータ支軸部35の軸芯O1回りに回動し、所望の傾動位置(回動位置)にて、係止レバー41の指当て部41aから指を離すと、板ばね45の弾性作用により、係止レバー41は自動的に係止位置側(矢印L1方向側)に回動し、係止爪46が対応する係合溝53に係合する。これにより、メータ13の所望の傾動位置に係止される。係止爪46が係合溝53に係合する際、係止爪46の位置と係合溝53の位置が多少ずれていても、係止爪46が楔状に形成されていることにより、円滑に係合溝53内に係止爪46が入り込む。
[実施の形態の効果]
(1)ハンドルバー11をアッパーブラケット2に固定するためのハンドルバーホルダー12に、メータ13を傾動可能(回動自在)に支持しているので、メータ取付用の新たな取付部及び取付部材を、アッパーブラケット2又はヘッドパイプ部8に設ける必要がなく、メータ取付用の部品点数を減らすことができる共に、コンパクトにメータ13を配置することができる。また、乗車姿勢のライダーの眼の位置からメータ13までの距離を短くでき、メータ13の指標及び数字等が視認し易くなり、それらの表示を大きくする必要が無くなる。
(2)ハンドルバー11の低い中央部に対応する位置に、前記メータ13が配置されているので、前記係止レバー41の指当て部41aは、左グリップ17の近傍に位置することになり、これにより、ライダーは、左グリップ17を握った状態から、左手を大きく移動させることなく、メータ13及び係止レバー41の指当て部41aを掴むことができ、乗車状態でのメータ13の傾動操作が容易になる。
(3)メータ13を傾動可能に支持するメータ支軸部35を、ハンドルバーホルダー12の上下のホルダー部材21,22のヒンジ軸25と一体に、かつ同一軸芯O1に形成しているので、メータ支軸部を新たに設置する必要がなく、メータ13を、アッパーブラケット2上にコンパクトに配置することができる。
(4)メータ支軸部35の外周に、弾撥性を有する筒状部材36を介してメータ13の第3のボス部34を嵌合しているので、アッパーブラケット2の振動がメータ13に伝達されるのを抑制できると共に、筒型部材36と第3のボス部34又はメータ支軸部35との間の摩擦力により、メータ13をがたつかせることなく、メータ13の傾動位置調節作業を行い、所望の傾動位置に固定できる。
(5)係止レバー41を、メータ13の左右幅の中央部から左前端部に延びるように配置し、板ばね45により、係止レバー41を係止位置に付勢しているので、ライダーは、工具を使用せず、片手(左手)の操作だけで、メータ13の係止状態を解除し、傾動位置を調節し、所望の傾動位置に係止することができる。すなわち、メータ13の傾動位置の調節作業を、片手で簡単に行える。
要するに、メータ13を把持する位置に係止レバー41の端部が配置されているので、係止レバー41の移動とメータ13の把持とを片手でできる。これによって、別途工具を用いることなく、メータ13の角度調節を片手で容易に行うことができる。
(6)係止レバー41の軸部43を係止レバー41と一体に成形し、前記軸部43を支持するボス部44を、樹脂製のメータブラケット32と一体に成形しているので、係止レバー支持用の部品点数を削減できる。
(7)係止レバー41を係止位置に付勢する板ばね45を係止レバー41に一体成形しているので、この点でも部品点数を削減できる。さらに、ばね45は板ばねであるので、構造が簡単でコンパクトに配置できる。
(8)係止レバー41は、左右方向に対して傾斜するように配置されているので、係止爪46が係合溝53に係合する際には、係合爪46の左端部から右側へと順次係合溝53に入り込み、係合爪46と係合溝53との係合作用が円滑に行える。
(9)自動二輪車では、ブレーキ配管は、一般にメータ13の右側を通過するように配置されているが、係止レバー41の指当て部41aを、メータ13の左端部近傍に位置させているので、ブレーキ用配管が邪魔になることなく、傾動位置調節作業を行うことができる。言い換えると、係止レバー41は、メータ13の左右方向の中央から左側に配置されているので、メータ13の裏面のうちで、右側においてメータ13に接続される配線を配置することで、係止レバー41と配線との干渉を防ぐことができる。
(10)ガイド板42は、メータ支軸部35の軸芯O1を中心とする円周に沿った円弧状に形成されているので、メータ13をいずれの傾動位置に固定する場合でも、係止爪46と係合溝53とは同様に係合し、傾動位置調節作業時におけるレバー操作感覚が一定する。
(11)係止レバー41の軸部43を保持するボス部44は、メータブラケット32に一体成形されると共に、開口部を有する円弧状に形成され、かつ、ボス部44内の軸部43が抜けないように保持する撓み自在な押さえ片47を、メータブラケット32に一体成形しているので、係止レバー支持用の部品点数を減らすことができると共に、軸部43を簡単にボス部44内に取り付けることができる。
(12)メータ13は、左右に間隔を置いて形成された左右一対のボス部34により支持されているので、メータ13の支持の安定性が向上する。
(13)係合部として係止レバー41に係止爪46を係止し、被係合部として係合溝53を形成しているので、レバー係止用の係止構造を簡単に構成することができる。
(14)メータ13は樹脂製のメータブラケット32を有しており、該メータブラケット32に、メータ支軸部35に嵌合する44ボス部が一体成形されているので、メータ13を支持する部分をメータブラケット32と一体成形していることになり、部品点数が削減できると共に、製造も容易になる。
(15)該実施の形態では、メータ13が液晶表示部を有しており、この場合、表示可能な視野角範囲から外れた位置で表示部を見ると、表示が見えにくくなるが、メータ13を傾動可能に支持しているので、ライダーの運転姿勢又は体格に合わせて、表示可能な視野角範囲内に入り、表示部をはっきりと視認できる状態に傾動調節できる。
(本実施の形態における変形例)
(1)本実施の形態では、ハンドルバーホルダー12のうち、ハンドルバー11との接触部分よりの前方部分にヒンジ軸25が配置され、ハンドルバー11との接触部分よりも後方部分に、上下のホルダー部材21,22の締結用のボルト孔が形成されているが、ハンドルバー11との接触部分よりの前方部分にホルダー部材21,22の締結用のボルト孔を形成し、ハンドルバー11との接触部分よりも後方部分に、ヒンジ軸52を配置することもできる。
(2)ゴム又はウレタン等の合成樹脂から成る衝撃吸収部材を介して、メータ13とハンドルバーホルダー11とを接続することで、ハンドルバーホルダー11からの振動がメータ13に伝わるのを防ぐことができる。
(3)本実施の形態では、メータ支軸部35が円柱状に形成され、メータ13の嵌合部(ボス部34)が円筒状に形成されていたが、メータ支軸部35とメータ13の嵌合部とが回動可能に嵌合する構造であれは、他の嵌合状態によってメータ支軸部35とメータ13の嵌合部とを連結してもよい。たとえば、メータ支軸部35が円筒状に形成され、メータ13の嵌合部が円柱状に形成されてもよい。
(4)本実施の形態では、メータ13は、メータ支軸部35の軸芯O1回りに角変位可能に支持されたが、角変位されない状態で支持することもできる。この場合であっても、ライダーとメータ13との距離を短くして、表示内容を見やすくするという効果を達成することができる。
(5)本実施の形態では、係止レバー41の係合部41bに形成した係止爪46がガイド部42のガイド溝53に係合する構造としているが、係止レバー41とガイド部42との間で凹凸の関係を逆にしてもよい。すなわち、係止レバー41の係止部41bにガイド溝又は凹部を形成し、ガイド部42に前記ガイド溝又は凹部に係合する係止爪等の突起を形成することもできる。
[その他の実施の形態]
図11乃至図22は、それぞれメータ13を所定傾動位置で係止するための係止機構の変形例を示しており、以下、それらの構造を順次説明する。
(1)図11及び図12に示す係止機構は、メータ13のケース31の裏面に設けられた両翼形(シーソー形)のレバー101と、アッパーブラケット2に設けられたガイド体102とから構成されている。
図12において、ガイド体102には、多数の係合歯103を有する円弧状係合面が形成されている。一方、レバー101は、メータ13のケース31の裏面に設けられた軸支持部104に、軸105を介して回動自在に支持されており、レバー101の一方の翼部101aの前面には、前記ガイド体102の係合歯103に係合可能な複数の係合歯106が形成され、他方の翼部101bは指当て部となっている。また、レバー101はコイルばね109により、係止位置側(矢印L1方向側)に付勢され、これにより、両係合歯103,106が係合し、メータ13を所定の傾動位置に係止している。
メータ13の傾動位置を調節する場合には、レバー101の他方の翼部101bを指でケース31側に引き寄せることにより、係合歯103,106同士の係合を解除し、メータ13を所望の傾動位置まで傾動する。そして、他方の翼部101bから指を離す。
(2)図13及び図14に示す係止機構は、メータ13のケース31の裏面に設けられたガイド体111と、アッパーブラケット2の前面に設けられたV字形の係合爪112とから構成されている。
図14において、ガイド体111には、多数の係合歯113を有する円弧状の係合面が設けられている。一方、係合爪112は、板ばね部材をV字状に折り曲げ成形したものであり、係合爪112の弾性力により、V字先端部112aがガイド体111の係合歯113に係合している。
メータ13の傾動位置を調節する場合には、メータ13のケース31を、係合爪112の弾性力に抗して回動し、所定の傾動位置で停止する。停止位置では、係合爪112の弾性力により、自動的にガイド体111は係止される。
(3)図15に示す係止機構は、メータ13のケース31の裏面に設けられた円弧状のガイド体121と、アッパーブラケット2に設けられたピニオン122とから構成されている。
ガイド体121の左側面には、前記ピニオン122が噛み合う多数の係合歯123が形成されている。ピニオン122は回動軸125の下端部に固着されている。この回動軸125は、アッパーブラケット2に設けられた軸支持部128に回動自在に支持されており、回動軸125の上端部には抓み127が固着されている。
メータ13の傾動位置を調節する場合には、抓み127を回動することにより、ピニオン125を回動し、これにより、ガイド体121を介してメータ13を所望の傾動位置まで傾動させる。
(4)図16に示す係止機構は、アッパーブラケット2の前面に設けられた円弧状のガイド体131と、メータ13のケース31の裏面に設けられた係止爪132とから構成されている。
円弧状のガイド体131には多数の係合歯133が形成されている。係止爪132は、ガイド体131の係合歯133に噛み合う複数の係合歯134を有し、支持板137の一対の支持部138に摺動自在に支持され、調節ボルト139が螺挿されている。
メータ13の傾動位置を調節する場合には、調節ボルト136を回動することにより、係合爪132の摺動位置を調節し、これにより、爪体132を係止位置と非係止位置との間で変位させる。
(5)図17に示す係止機構は、アッパーブラケット2に設けられた円弧状のガイド体141と、メータ13のケース31の裏面に回動軸143を介して回動自在に支持された係止爪145とから構成されている。
円弧状のガイド体141の左側面には多数の係合歯142が形成されている。回動軸143の上端部には、指当て部144が固着されている。係止爪145は、ガイド体141の係合歯145に噛み合う係合歯(図示せず)を有すると共に、図示しないコイルばねにより、回動軸143回りに係止位置側(矢印L1方向側)に付勢され、ガイド体141の係合歯145に係合している。
メータ13の傾動位置を調節する場合には、ばねの弾性力に抗して指当て部144をメータ13のケース31側に引き寄せることより、係止爪145をガイド体141の係合歯145から外し、メータ13を所望の傾動位置まで傾動させる。
(6)図18に示す係止機構は、アッパーブラケット2の前面に設けられた円弧状のガイド体151と、メータ13のケース31の裏面に回動軸156を介して回動自在に支持された係止爪152とから構成されている。
円弧状のガイド体151には、多数の係合溝153が所定間隔を置いて形成されている。回動軸156には、指当て部155を有する回動板157が固着されており、該回動板157は、図示しないばねにより、係止位置側(矢印L1方向側)に付勢され、係止爪152の係合歯154をガイド体151の係合溝153に係合している。
メータ13の傾動位置を調節する場合には、回動板157の指当て部155に指を当て、ばねの弾性力に抗して回動板157をメータ13のケース31側に引き寄せることより、係止爪152をガイド体151の係合溝153から外し、メータ13を所望の傾動位置まで傾動させる。
(7)図19及び図20に示す係止機構は、アッパーブラケット2又はハンドルバーホルダー12に雄ねじ161と、メータ13のケース31に設けられたナット162とから構成されている。
ナット162は、前記雄ねじ161に螺挿されると共にU字ブラケット163に回動自在に支持されており、U字ブラケット163はメータ13のケース31に固着されている。雄ねじ161の後端部は、図示しないが回動可能にアッパーブラケット2に支持されている。
メータ13の傾動位置を調節する場合には、雄ねじ161を回動することにより、ナット162を雄ねじ161上で移動し、これにより、メータ13をナット162と共に所望の傾動位置まで傾動させる。
(8)図21及び図22に示す係止機構は、アッパーブラケット2の前面に設けられた円弧状のガイド体171と、メータ13のケース31の裏面に設けられたボルト支持部172に挿通される係止ボルト173とから構成されている。
円弧状のガイド体171には、ガイド体171の長さ方向に延びる係合長孔175が形成されている。係止ボルト173は、ボルト支持部172のボルト挿通孔178及び前記長孔175に挿通され、前方からカラー部材176が嵌合すると共にロックナット174が螺着されている。
メータ13の傾動位置を調節する場合には、ナット174を緩め、メータ13を所望の傾動位置まで傾動させる。そして、所望の傾動位置で、再度ナット174を締め付けることにより、メータ13を固定する。
本発明のメータ取付構造は、自動二輪車に限定されるものではなく、自動二輪車以外の三輪車あるいは四輪車等の車両、パーソナルウォータークラフト等の小形滑走艇あるいはスノーモービル等の小形雪上車のメータ取付構造にも適用できる。
ハンドルバーホルダー12の上下のホルダー部材21,22が、ヒンジ軸を介して連結されていない構造でも、本発明を採用することができる。
(9)図23乃至図26は、係止機構の更に別の例を示しており、図23は前右方から見た斜視図、図24は正面図、図25は左側面図、図26は図24のXXVI-XXVI断面拡大図であり、前記各実施の形態と同じ部品には、同じ符号を附してある。また、乗車状態のライダーから見た左右方向を、車輌の左右方向として説明する。
図23において、該実施の形態の係止機構は、メータブラケット32に一体に形成されたガイド板201と、アッパーブラケット2に固着された取付金具210及び筒体212に支持された係止ピン213と、から構成されている。
ガイド板201は、メータ13のケース31の下面に対応する位置から下方に延びると共に、ヒンジ軸25(メータ支軸部35)の軸芯O1と垂直な回動面P(図24参照)内に配置されており、前記ガイド板201には、側方から見て、ヒンジ軸25の軸芯O1を中心とする同一円周上に、複数(たとえば3個)の係合孔202が形成されている。
図24において、前記取付金具210には、車幅中心線C1よりも左側に、前方に延びる延長部210aが取付金具210と一体に形成され、前記延長部210aの左端部には、略垂直上方に折れ曲がるピン支持部211が延長部210aと一体に形成されている。前記ピン支持部211の右面には、前記筒体212が、ヒンジ軸25の軸芯O1と略平行に右方に延びるように溶着されており、該筒体212内に、前記係止ピン213が、ヒンジ軸25の軸芯O1と略平行に移動可能に支持されている。言い換えると、係止ピン213は前記回動面Pと略直角な方向に移動自在となっている。メータ13のケース31の下面には、前記係止ピン213の配置側と反対側、すなわち前記車幅中心線C1の右側に、メータ類のハーネスを取り出すための取出口230が形成されている。また、係止ピン213及び筒体212の後方には、ハーネス配置に利用できる空間部S2(図25)が設けられている。回動面Pは、左右のヒンジ軸25の間に配置されることで、安定してメータ13を係止できる。
図26において、係止ピン213の右端部(先端部)213bは、半球状に形成されており、該半球状右端部213bの左隣の位置には、筒体213の内周面に摺動自在に嵌合する外向きつば部213aが形成されている。
係止ピン213の左半部はピン支持部211から左方に突出しており、該突出部分の外周面にはおねじ部213cが形成されている。該おねじ部213cには、係止ピン213の右方最大移動量を規制するための規制ナット218が螺着されると共に、内周にめねじ部を有する筒状の抓み保持部216が螺着されており、該抓み保持部216の左端部に、漏斗状あるいはキノコ状であって残余の部分から径方向に膨張した抓み214が圧入あるいは接着により固着されている。抓み214は、メータ外周部より内側に配置されているので、すなわち、メータ13の前後及び左右幅の範囲内に配置されているので、抓み214が目立つことを防ぐと共に、抓み214の誤操作を防ぐことができる。
筒体212内には、前記つば部213aとピン支持部211の右側面との間にコイルばね217が縮設されており、このコイルばね217の弾性力により、係止ピン213を右方(ガイド板201側)に付勢している。このように、コイルばね217による右方への付勢によって、係止ピン213の右端部213bを所望の係合孔202内に突入させ、これにより、ガイド板201の回動面P内の回動を阻止し、メータ13を所望の傾動位置に係止させている。
図25において、メータ13の上下の回動量(傾動量)を規制するために、メータブラケット32の後端部には、略下方に突出するメータ側ストッパー片221がメータブラケット32と一体に形成され、取付金具210には、前記メータ側ストッパー片221に前上方から当接可能に対向して、メータ13の上限位置を規制するL字状のストッパー片222が形成されている。
すなわち、メータ13をヒンジ軸25の軸芯O1回りに上方に回動した時には、両ストッパー片221、222同士が係合することにより、メータ13の上限界位置が規制され、メータ13を下方に回動した時には、メータ側ストッパー片221がアッパーブラケット2の前面2aに当接することにより、メータ13の下限位置が規制される。
ストッパー片221により規制されるメータ13の上限位置は、3つの係合孔202のうち、最下位の係合孔202に係止ピン213が係合する時のメータ13の傾動位置よりも上方に設定され、また、メータ13の下限位置は、最上位の係合孔202に係止ピン213が係合する時のメータ13の傾動位置よりも下方に設定されている。ただし、ストッパー片221により規制される上限位置を、最下位の係合孔202に係止ピン213が係合する時のメータ13の傾斜位置に合わせ、下限位置を、最上位の係合孔202に係止ピン213が係合する時のメータ13の傾動位置に合わせることも可能である。
また、該実施の形態において、係合孔202を有するガイド板201は、メータブラケット32と一体にプレス成形されており、プレス成形時、前記係合孔202は、プレス型の打ち抜き用の突起部により、係止ピン213が挿入される左方に対応する側から打ち抜かれている。これにより、係合孔202の左端部は、面取りを施したようにテーパー状に開き、係止ピン213がスムースに突入できるようになっている。
メータ13の傾動位置を調節する場合、乗車状態のライダーは、図26において、左手で抓み214を抓み、コイルばね217の弾性力に抗して抓み214を左方に引っ張り、係止ピン213の右端部213aを係合孔202から外す。
次に、係止ピン213を係合孔202から外した状態で、右手によりメータ13を上方あるいは下方に回動し、所望の傾動角で抓み214から手を離し、さらにメータ13の傾動角を微調節する。これにより、係止ピン213の右端部213bは、半球状の外周面によりガイドされると共に、コイルばね217の弾性力により、自動的に対応する係合孔202に係合する。
筒体212への係止ピン213及びコイルばね217の組付作業は、図26において、係止ピン213から抓み保持体216及び規制ナット218を外した状態で行う。
すなわち、コイル217が装着された係止ピン213を、右方から筒体212内に挿入すると共につば部213aを筒体212の内周面に嵌合し、その後、係止ピン213の左部分に、規制ナット218及び抓み214の抓み保持体216を螺着する。分解する際は、上記組立時と反対の手順で行うことができる。
該実施の形態による作用効果を説明する。
(a)係止ピン213は、ガイド板201の回動面Pと略直交する方向(ヒンジ軸25の軸芯O1と略平行な軸芯O2方向)に移動可能となっており、コイルばね217によりガイド板201側に付勢され、係合孔202に係合するので、メータ13の回動方向の反力が、コイルばね217を直接押し戻す方向に掛かることはない。したがって、弱いばね力のコイルばね217を使用しても、メータ13にかかる回動方向への外力により、係止ピン213が抜けたり、がたつくことはなく、係止状態が安定する。しかも、弱いコイルばね217を使用することにより、解除操作が楽に行える。
(b)係合孔202に係合する係止ピン213の右端部(先端部)213bの形状を半球状にしているので、係止ピン213の挿入前、係合孔202と係止ピン213の位置が多少ずれていても、半球状の右端部213bがガイドの役目を果たし、速やかに係止ピン213を係合孔202に挿入することができる。なお、係止ピン213の右端部(先端部)213bの形状は、前記半球状に限らず、先端に丸みを帯びた円錐形とすることも可能である。
(c)係止ピン213の左端部に、係止ピン213の径よりも大きな径の漏斗形あるいはきのこ形の抓み214を設けているので、ライダーは、グローブを付けている状態でも、片手で簡単に抓み214を把持し、係止解除操作が行える。
(d)車幅中心線C1に対し、メータ13のハーネス類の取出し口230と、係止ピン213及びガイド板201等からなる係止機構とを、左右に振り分け配置しているので、メータ13の下側の限られた空間を、前記ハーネス配線及び係止機構の配置に、有効に利用できる。
(e)係止機構を構成する係止ピン213、筒体212及びガイド体201の後側に空間部S2を設けているので、該空間部S2を例えばメータ13のハーネス類の配置に利用できる。
(f)係止ピン213が固定側(車体側)に配置されているので、係止ピン213がメータ13側に配置される構造と比べ、メータ1が軽量化できる。
(10)前記図23乃至図26に示すような係止機構において、係合孔202を有するガイド体201をアッパーブラケット2等に設け、係止ピン213及び筒体212等をメータ13側に設ける構造を採用することも可能である。
(11)本発明は、特許請求の範囲に記載された本発明の精神及び範囲から逸脱することなく、各種変形及び変更を行うことも可能である。
2 アッパーブラケット(回動部材の一例)
11 ハンドルバー
12 ハンドルバーホルダー
13 メータ
21 上側ホルダー部材
22 下側ホルダー部材
25 ヒンジ軸
31 メータのケース
35 メータ支軸部
36 筒状部材(弾撥性を有する部材の一例)
41 係止レバー
42 ガイド体(ガイド部)
43 係止レバーの軸部
44 係止レバーの軸部用のボス部
45 板ばね
101、102 係止レバー、ガイド体(係止機構)
111、112 ガイド体、係止爪(係止機構)
121、122 ガイド体、ピニオン(係止機構)
131、132 ガイド体、係止爪(係止機構)
141、145 ガイド体、係止爪(係止機構)
151、152 ガイド体、係止爪(係止機構)
161,162 雄ねじ、ナット(係止機構)
171,173 ガイド体、ボルト(係止機構)
201 ガイド板
202 係合孔
210 取付金具
212 筒体
213 係止ピン
214 抓み

Claims (10)

  1. 操舵軸と共に回動する回動部材に、ハンドルバーホルダーによりハンドルバーを固定してある乗物のメータ取付構造において、
    前記ハンドルバーホルダーに、メータを取り付けてあることを特徴とする、乗物のメータ取付構造。
  2. 請求項1記載の乗物のメータ取付構造において、
    前記メータは、前記ハンドルバーホルダーに傾動可能に取り付けてある、乗物のメータ取付構造。
  3. 請求項1又は2に記載の乗物のメータ取付構造において、
    前記ハンドルバーホルダーは、前記回動部材と一体的に設けられた下側ホルダー部材と、該下側ホルダー部材との間で前記ハンドルバーを挟持する上側ホルダー部材と、前記上側ホルダー部材を前記下側ホルダー部材に回動自在に連結するヒンジ軸と、を含んでおり、
    前記メータは、前記ヒンジ軸のメータ支軸部に傾動可能に支持されている、乗物のメータ取付構造。
  4. 請求項3に記載の乗物のメータ取付構造において、
    前記メータ支軸部の外周に、弾撥性を有する部材を介して前記メータをしまり嵌めで嵌合している、乗物のメータ取付構造。
  5. 請求項2乃至4のいずれか一つに記載の乗物のメータ取付構造において、
    前記メータには、係合部及び指当て部を有するメータ係止用のレバーが設けられ、
    前記回動部材には、前記係合部が、選択的に係合可能な複数の被係合部を有するガイド部が設けられ、
    前記レバーは、前記係合部が前記被係合部と係合する係止位置と、前記係合部が前記被係合部から離脱する非係止位置と、の間で位置変更自在に前記メータに支持されると共に、付勢手段により係止位置に付勢され、
    前記指当て部を前記付勢手段に抗して操作することにより、前記レバーを前記非係止位置に変位させる、乗物のメータ取付構造。
  6. 請求項5に記載の乗物のメータ取付構造において、
    前記レバーは、レバー長さ方向の中間部が、前記メータに回動自在に支持され、一方の端部に前記係合部が形成され、他方の端部に前記指当て部が形成されている、乗物のメータ取付構造。
  7. 請求項2乃至4のいずれか一つに記載の乗物のメータ取付構造において、
    前記メータ及び前記回動部材の一方に、前記メータ支軸部の軸芯を中心とする同一円周上に配置された複数の係合孔を有するガイド板が設けられ、他方に、前記メータ支軸部の軸芯と略平行に移動自在であると共に付勢ばねにより前記ガイド板側に付勢されて前記係合孔に選択的に係合する係止ピンが設けられている、乗物のメータ取付構造。
  8. 請求項7に記載の乗物のメータ取付構造において、
    前記係止ピンの前記ガイド板側の先端部は、丸みを有する形状に形成されている、乗物のメータ取付構造。
  9. 請求項7又は8に記載の乗物のメータ取付構造において、
    前記係止ピンには、該係止ピンの径よりも拡径する抓みが設けられている、乗物のメータ取付構造。
  10. 操舵軸と共に回動する回動部材に、ハンドルバーホルダーによりハンドルバーを固定してある自動二輪車において、
    前記ハンドルバーホルダーに、メータを取り付けてあり、
    車両の走行始動開始操作または駐輪時の施錠操作のための操作装置を、前記ハンドルバーホルダーとは別の部材に固定してあり、
    前記ハンドルバーホルダーは、ヒンジ軸を回動支点として角変位する上側ホルダー部材と下側ホルダー部材とを有し、前記ヒンジ軸に形成されるメータ支軸部に、角変位可能に前記メータが支持されていることを特徴とする自動二輪車。
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