JP2010167501A - 鋼板の冷却装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】鋼板4の移動方向及び幅方向に沿って複数配列されたスプレーノズル3cから水噴流を噴射させて鋼板4を冷却させる冷却装置において、水噴流の最大広がり角度が10°〜30°、スプレーノズル先端から一面までの距離が200m〜700m、一面上における水噴流の水量密度が2m3/m2/分以上であり、一面上における各水噴流の噴流衝突領域が鋼板の幅方向に沿って相互に少なくとも接するとともに幅方向に対する傾斜方向に沿って相互に少なくとも接し、かつ幅方向に沿って配列される噴流衝突領域同士が各噴流衝突領域の半径の0%以上100%以下の範囲の重なり幅をもって重なり合わされるように、複数のスプレーノズルが配置され、熱伝達率が6000(W/m2・K)以上である冷却装置を採用する。
【選択図】図3
Description
例えば、特許文献1(特開2001−240915号公報)には、鋼板上に複数の冷却ノズルを配置し、各冷却ノズルから棒状の水噴流を噴射させて鋼板を冷却する技術が開示されている。この特許文献1に記載の技術によれば、鋼板上における棒状の水噴流の噴流衝突領域が相互に離間しており、鋼板に対する噴流衝突領域の面積率が数%程度と低くなっている。またこの特許文献1に記載の技術は、仕上げ圧延後という記載から、表面温度900℃以下の鋼板に適用されるものであり、仕上げ圧延前の1000℃程度の高温の鋼板に適用されるものではない。1000℃程度の鋼板に対し,本技術を適用して棒状の水噴流を噴射させると、鋼板上の水噴流の衝突領域では水が直接鋼板に当たって効率よく冷却が行なわれるものの、衝突領域の周辺では水流が鋼板表面に沿って流れるため、950℃以上の高温鋼板を冷却する際には水流と鋼板との境界で水の蒸発による蒸気膜が発生し、この蒸気膜の影響によって効率よく冷却が行なわれなくなる。このように、特許文献1に記載の技術を高温の鋼板に適用しても、冷却能力を高めることができない問題があった。
仕上げ圧延前の高温の鋼板に対して特許文献1に記載の技術を適用するためには、冷却能力を補うために冷却ノズルを何台も設置する必要が生じるが、上述のように粗圧延装置と仕上げ圧延装置の間のスペースが限られているので、設置台数が制限され、結果的に冷却能力が不足してしまう。
本発明の鋼板の冷却装置は、一方向に移動される20mm厚以上の鋼板の一面に対し、鋼板の移動方向及び鋼板の幅方向に沿って複数配列されたスプレーノズルから各々略充錐体形状の水噴流を噴射させて前記鋼板を冷却させる鋼板の冷却装置において、前記冷却装置の下流側に少なくとも1台以上の圧延スタンドを有し、前記一面上における前記水噴流の水量密度が2m3/m2/分以上であるとともに、前記水噴流の形状が充円錐形状、充楕円錐形状、長円錐形状のいずれかまたはこれらが混在したものであり、前記一面上における前記各水噴流の噴流衝突領域が鋼板の幅方向に沿って少なくとも相互に連続するとともに、鋼板の幅方向に対する傾斜方向に沿って少なくとも相互に連続するように、前記複数のスプレーノズルが前記鋼板の上面及び下面の両側に配置されており、熱伝達率が最大で6000(W/m2・K)以上であり、冷却停止してから復熱した時の表面温度が950℃以上に制御するものであることを特徴とする。
また、本発明の鋼板の冷却装置においては、前記略充錐体形状の水噴流の最大広がり角度が10°以上30°以下の範囲であり、前記スプレーノズル先端から前記一面までの距離が200mm以上700mm以下の範囲であることが好ましい。
なお、噴流衝突領域が連続するとは、噴流衝突領域が相互に接していることを含み、また噴流衝突領域が相互に重なり合わされていることも含む。
また本発明の鋼板の冷却装置においては、前記一面上における前記水噴流の水量密度が8m3/m2/分以上であることが好ましい。
また本発明の鋼板の冷却装置においては、前記一面上における前記各水噴流の噴流衝突領域が鋼板の移動方向に沿って相互に稠密に接するように前記複数のスプレーノズルが配置されていることが好ましい。
また本発明の鋼板の冷却装置においては、前記鋼板の幅方向に対する傾斜方向に沿って配列される噴流衝突領域同士が各噴流衝突領域の半径の0%以上100%以下の範囲の重なり幅をもって重なり合わされるように、前記複数のスプレーノズルが配置されていることが好ましい。
また本発明の鋼板の冷却装置においては、前記鋼板の幅方向に沿って配列される噴流衝突領域同士が各噴流衝突領域の半径の0%以上100%以下の範囲の重なり幅をもって重なり合わされるように、前記複数のスプレーノズルが配置されていることが好ましい。
また本発明の鋼板の冷却装置においては、前記上面側に配置されるスプレーノズルの水量密度と、前記下面側に配置されるスプレーノズルの水量密度との比(下面側/上面側)が、1以上2以下の範囲であることが好ましい。
また本発明の鋼板の冷却装置においては、各スプレーノズルにおける水量密度が同一の値に設定されていることが好ましい。
また本発明の鋼板の冷却装置においては、前記鋼板の移動方向の上流側及び下流側に一対の水切り用スプレーノズルを配置させ、これら水切り用スプレーノズルの間に前記複数のスプレーノズルが配置されていることが好ましい。
本発明の冷却装置においては、水噴流による噴流衝突領域が鋼板の幅方向及び幅方向に対する傾斜方向に沿って少なくとも相互に連続しているので、これにより鋼板の表面温度が連続的に低下される。上記の熱伝達率は、図22に示すように鋼板の表面温度により、膜沸騰域、遷移沸騰域、核沸騰域と異なっており、950℃以上の高温鋼板では一般に膜沸騰域であり、熱伝達率は低くなっている。冷却対象である鋼板の温度が低くなると遷移沸騰域に入り、冷却能力が向上する傾向にあるので、鋼板に水噴流が衝突している間に鋼板一面の温度が徐々に低下することにより熱伝達率が次第に高まり、冷却能力を向上させることが可能になる。
更に、水量密度が2m3/m2/分以上、より好ましくは8m3/m2/分以上に設定されているので、冷却能力を大幅に向上できる。
また、本発明の冷却装置によれば、鋼板の幅方向に沿って配列される噴流衝突領域同士が上記の重なり幅をもって重なり合わされるので、鋼板の幅方向の冷却能力にバラツキが生じるおそれがなく、鋼板を均一に冷却することが可能になる。
また、鋼板の幅方向に対する傾斜方向に沿って配列される噴流衝突領域同士が上記の重なり幅をもって重なり合わされることによって、鋼板の移動方向の冷却能力にバラツキが生じるおそれがなく、鋼板を均一に冷却することが可能になる。
また本発明の冷却装置によれば、複数のスプレーノズルが鋼板の両面側に配置されていることによって、冷却能力をより向上できる。
また、本発明の冷却装置は、表面温度が950℃以上の鋼板に対して好適に適用できる。
本発明は、仕上げ圧延前または仕上げ圧延中の温度が950℃以上の圧延鋼板または厚みが20〜150mm程度の厚鋼板(以下、鋼板と総称する)を冷却対象とし、主として粗圧延後、鋼板の上面側と下面側に対してスプレーノズルからの水(例えば、水、または水と空気の混合体などの冷却媒体で、本発明では「水」という)噴流によって冷却を行なう場合に適用されるものである。
図3に示すように、スプレーノズル3cは、鋼板4の幅方向に沿って4列に配列されるとともに鋼板4の幅方向に対する傾斜方向に沿って4列に配列されており、合計で16個が配置されている。図3における鋼板の幅方向に対する傾斜方向とは、幅方向に対して60°傾斜した方向である。また、各スプレーノズル3cはほぼ等間隔に配置されている。このように配列されたスプレーノズル3cの各中心点を線で結ぶと、図3に示すように略正三角形となる。
距離を200mm以上にすることで、ノズルの直下に変形された鋼板が送られた場合でもノズルと鋼板とが干渉するおそれがない。更に距離を700mm以下に設定することで、ノズルが鋼板の下面側に設置された場合であってもノズルと鋼板との距離が離れすぎずに、水噴流を鋼板に確実に衝突させることができる。
更に、鋼板の上面側と下面側の両側から水噴流を噴射させる場合には、上面側と下面側の水量密度を一致させても良く、異なる値に設定しても良い。異なる値に設定する場合には、水量密度の比(下面側/上面側)を1以上2以下の範囲にすることが好ましい。上面側においては、水噴流として鋼板に衝突した後の水が、鋼板上を水流となって流れる際に、ある程度の冷却効果が期待できるため、下面側の水量密度に対する上面側の水量密度を小さくすることができる。
また、噴流衝突領域Mの半径は、水噴流の最大広がり角度とノズル先端から鋼板までの距離で決まるが、60mm以上180mm以下の範囲が良く、80mm以上140mm以下の範囲がより良い。
高温の鋼板をスプレーノズルからの水噴流によって冷却する際においては、水が高温の鋼板に接したときに沸騰現象を起こすために、鋼板を効率よく冷却できない場合がある。例えば、鋼板上面側においては、各スプレーノズルから大量の水噴流を衝突させると、噴流衝突領域では冷却されるが、衝突後に板上水となった冷却水は、この冷却水と鋼板間に発生する水蒸気の存在もあり、冷却に充分寄与しないで排出される懸念がある。また板上水が多い場合には、各スプレーノズルからの水噴流が鋼板表面に充分に到達できず、充分な冷却効率が得られないおそれもある。
一方、厚鋼板の下面側においては、各スプレーノズルから大量の水噴流を衝突させた場合、噴流衝突領域は冷却されるが、衝突後の冷却水は、高温の鋼板表面上で発生した水蒸気及び重力によって鋼板から離脱し冷却に寄与しないため、充分な冷却効率が得られない場合がある。
すなわち、加熱炉によって1200℃ないし1250℃程度に加熱された鋼スラブは、図1に示す粗圧延装置によって圧延されるとともにデスケーリング処理等が施されることによって、粗圧延後の時点で1050℃ないし1150℃程度の温度まで冷却される。そして、上記の冷却装置によって鋼板の上面側及び下面側から水噴流を噴射させて鋼板を冷却することにより、短時間のうちに鋼板が50℃ないし100℃程度に降温させることができ、鋼板の温度を1000℃ないし1050℃程度にすることができる。このようにして1050℃以下に冷却された鋼板を、直ちに次の仕上げ圧延工程に送ることができるので、圧延工程の生産性を向上させることができる。また鋼板の温度が最高でも1050℃程度であるので、仕上げ圧延工程内では1000℃以下となり、スケールの発生を防止することができる。
図5には、スプレーノズルの配置の別の例を示す。この例におけるスプレーノズル3cは、図3の場合と同様に、鋼板4の幅方向に沿って配列されるとともに鋼板の幅方向に対する傾斜方向に沿って4列に配列されている。なお、配置列数は設置スペースに応じて変化するものである。図5における鋼板の幅方向に対する傾斜方向とは、幅方向に対して60°を越えて75°以下の範囲まで傾斜された方向である。各スプレーノズル3cは、鋼板の幅方向に沿って等間隔に配置されるとともに、幅方向に対する傾斜方向に沿って等間隔に配置されている。このように配列されたスプレーノズルの各中心点を線で結ぶと、図5に示すように略二等辺三角形となる。
図9に示す試験装置を用いて冷却能力の確認実験を行なった。
図9に示す試験装置11は、基台12と、この基台12上において図中左右方向に往復移動するとともに試験片Sを載せる試験片ステージ13と、基台12の上方に固定されたノズルボックス14とから概略構成されている。ノズルボックス14には、フルコーン型スプレーノズル15が23基設置されている。スプレーノズル15は、試験片ステージ13の移動方向に沿って4列に配列され、当該移動方向と直交する方向に沿って4ないし5列に配列されている。また、スプレーノズル15の配列は、図3に示した配列と同じ配列とされている。鋼板の幅方向のノズルピッチを100mmとし、圧延方向のノズルピッチを120mmとした。
図11には、図10の拡大図を示す。図11に示すように、水噴流が衝突した瞬間に、1mm深さの温度が一旦急激に低下するが、再び温度が上昇していることがわかる。また、9.5mm深さの温度は、水噴流が衝突してから温度の減少量が大きくなり、徐々に減少量が一定になることがわかる。このときの温度減少幅はおよそ43℃である。なお、9.5mm深さの温度が水噴流の衝突前後で一定の速度で減少しているのは空冷の影響によるものである。
図11から明らかなように、鋼板表面(深さ1mm)の温度が急激に減少すると、鋼板内部(深さ9.5mm)における熱が鋼板表面に伝熱され、表面近くの温度がある程度回復するとともに、鋼板内部の温度が若干低下し、鋼板全体として温度が徐々に低下することがわかる。
図15、16より、この試験例により,1回の冷却で40℃/秒以上の冷却速度を確保しており,仕上げ圧延前では,たとえば,1〜2テーブルロール間程度の非常に短い区間に冷却装置を設置するだけで温度調整が可能であることを示している。
図19の条件でも、40℃以上の温度降下をほぼ達成していることがわかる。従って、ノズル先端から鋼板までの距離を490mm程度にしても、ノズルの広がり角度を調整することで十分な冷却能力が得られることが判明した。
上記実験例1で使用した試験装置を実施例1の冷却装置とした。
また、圧延方向のノズルピッチを200mmとしたこと以外は実施例1の冷却装置と同様にして、比較例1の冷却装置を組み立てた。
ピーク同士の間の谷間の部分で熱伝達率の落ち込みが大きいのは、噴流衝突領域が鋼板の圧延方向に沿って離間しているために、水噴流が衝突しない時間が発生し、この時間内において、一旦冷却された鋼板の表面温度が鋼板内部の熱によって再び上昇してしまい、結果的に熱伝達率が低くなったためと考えられる。
フルコーン型スプレーノズルを用意し、このスプレーノズルをAないしDの配置パターンに配置させた。また、ノズル先端から鋼板上面までの距離を150mmないし800mmの範囲とし、水量密度を3m3/m2/分ないし8m3/m2/分の範囲とし、水噴流の最大広がり角度を5°ないし35°の範囲に設定した。このようにして実施例2〜10及び比較例2〜5の冷却装置を組み立てた。
また配置パターンCは、図7に示した配置パターンと同様の配置であって、幅方向に対する傾斜方向の角度を45°とし、噴流衝突領域の半径を50mmとし、傾斜方向の重なり幅を噴流衝突領域の半径の60%とした配置である。
また配置パターンDは、図6に示した配置パターンと同様の配置であって、噴流衝突領域の半径を50mmとし、幅方向の重なり幅を噴流衝突領域の半径の20%とし、幅方向に対する傾斜方向の角度を45°とし、傾斜方向の重なり幅を噴流衝突領域の半径の70%とした配置である。
4a…上面(一面)
4b…下面(一面)
3c…スプレーノズル
M…噴流衝突領域
Claims (9)
- 一方向に移動される20mm厚以上の鋼板の一面に対し、鋼板の移動方向及び鋼板の幅方向に沿って複数配列されたスプレーノズルから各々略充錐体形状の水噴流を噴射させて前記鋼板を冷却させる鋼板の冷却装置において、
前記冷却装置の下流側に少なくとも1台以上の圧延スタンドを有し、
前記一面上における前記水噴流の水量密度が2m3/m2/分以上であるとともに、
前記水噴流の形状が充円錐形状、充楕円錐形状、長円錐形状のいずれかまたはこれらが混在したものであり、
前記一面上における前記各水噴流の噴流衝突領域が鋼板の幅方向に沿って少なくとも相互に連続するとともに、
鋼板の幅方向に対する傾斜方向に沿って少なくとも相互に連続するように、前記複数のスプレーノズルが前記鋼板の上面及び下面の両側に配置されており、
熱伝達率が最大で6000(W/m2・K)以上であり、
冷却停止してから復熱した時の表面温度が950℃以上に制御するものであることを特徴とする鋼板の冷却装置。 - 前記略充錐体形状の水噴流の最大広がり角度が10°以上30°以下の範囲であり、冷却停止してから復熱した時の表面温度が950℃以上に制御するものであることを特徴とする請求項1に記載の鋼板の冷却装置。
- 前記スプレーノズル先端から前記一面までの距離が200mm以上700mm以下の範囲であり、冷却停止してから復熱した時の表面温度が950℃以上に制御するものであることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の鋼板の冷却装置。
- 前記一面上における前記各水噴流の噴流衝突領域が鋼板の移動方向に沿って相互に稠密に接するように前記複数のスプレーノズルが配置されており、冷却停止してから復熱した時の表面温度が950℃以上に制御するものであることを特徴とする請求項1乃至請求項3の何れかに一項に記載の鋼板の冷却装置。
- 前記鋼板の幅方向に沿って配列される噴流衝突領域同士が各噴流衝突領域の半径の0%以上100%以下の範囲の重なり幅をもって重なり合わされるように、前記複数のスプレーノズルが配置されており、冷却停止してから復熱した時の表面温度が950℃以上に制御するものであることを特徴とする請求項1ないし請求項4のいずれか一項に記載の鋼板の冷却装置。
- 前記鋼板の幅方向に対する傾斜方向に沿って配列される噴流衝突領域同士が各噴流衝突領域の半径の0%以上100%以下の範囲の重なり幅をもって重なり合わされるように、前記複数のスプレーノズルが配置されており、冷却停止してから復熱した時の表面温度が950℃以上に制御するものであることを特徴とする請求項1ないし請求項5のいずれか一項に記載の表面温度が950℃以上の鋼板の冷却装置。
- 前記上面側に配置されるスプレーノズルの水量密度と、前記下面側に配置されるスプレーノズルの水量密度との比(下面側/上面側)が、1以上2以下の範囲であり、冷却停止してから復熱した時の表面温度が950℃以上に制御するものであることを特徴とする請求項6に記載の鋼板の冷却装置。
- 各スプレーノズルにおける水量密度が同一の値に設定されており、冷却停止してから復熱した時の表面温度が950℃以上に制御するものであることを特徴とする請求項1ないし請求項7のいずれか一項に記載の鋼板の冷却装置。
- 前記鋼板の移動方向の上流側及び下流側に一対の水切り用スプレーノズルを配置させ、
これら水切り用スプレーノズルの間に前記複数のスプレーノズルが配置されており、冷却停止してから復熱した時の表面温度が950℃以上に制御するものであることを特徴とする請求項1ないし請求項8のいずれか一項に記載の鋼板の冷却装置。
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